JPH1156996A - 医療用脱臭被覆材 - Google Patents

医療用脱臭被覆材

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JPH1156996A
JPH1156996A JP9225981A JP22598197A JPH1156996A JP H1156996 A JPH1156996 A JP H1156996A JP 9225981 A JP9225981 A JP 9225981A JP 22598197 A JP22598197 A JP 22598197A JP H1156996 A JPH1156996 A JP H1156996A
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JP
Japan
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carbon fiber
active carbon
medical
deodorized
covering material
Prior art date
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Pending
Application number
JP9225981A
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English (en)
Inventor
Masaya Yoshimura
昌也 吉村
Nobuyuki Tanimoto
信行 谷本
Ryoichi Tsuruya
良一 鶴谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 褥瘡、潰瘍などの感染創による悪臭を除去で
きるのはもちろんのこと、人工肛門、人工膀胱などの装
具の袋(パウチ)のカバー用として使用すれば、糞尿な
どの悪臭を除去することが可能で、患者のQOLを向上
できる医療用脱臭被覆材を提供する。 【解決手段】 活性炭繊維を主成分とする成形体からな
ることを特徴とする医療用脱臭被覆材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性炭繊維を主成分と
する医療用脱臭被覆材に関するものであり、特に褥瘡、
潰瘍などの感染創や、人工肛門、人工膀胱の袋(パウ
チ)のカバー用として好適な医療用脱臭被覆材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】褥瘡や潰瘍を有する患者は回復力が減退
していることが多く、各種の細菌による感染を引き起こ
しやすく、一旦感染すると、治癒に難渋する。また、感
染は悪臭を伴うため患者の苦痛となり、在宅看護の場合
には患者自身のみならず家族全体の負担にもなる。しか
しながら、これまでは創傷の治癒のみに注力され、臭い
の対策については、ほとんどとられていないのが現状で
ある。
【0003】昨今では、単に創傷を治療するするだけで
なく、患者の生活品質QOL(Quality of life)の向上
も大きな課題となっており、QOLを向上させるために
は創傷を治療するすと同時に感染創による悪臭を除去す
る必要があるが、従来は、これらの悪臭を有効に取り除
くことができる消臭被覆材はなかった。
【0004】また、人工肛門や人工膀胱を装着した患者
は、健常人と同様の日常生活をおくることができる人も
少なくないが、それだけに糞便などの臭いには敏感であ
り、できれば完全に抑えたいという要望をもっている。
特に、日本人は臭いに対して非常に敏感であり、便臭は
他人が気にする以上に自分自身が気になるものである。
このため、人工肛門や人工膀胱では、臭いが外に漏れな
い材質を使った装具や、袋(パウチ)の中に入れる消臭
剤(粉末、錠剤、液体など)、消臭剤入りパットを装具
の上にあてる消臭パットなどが提案されている。しか
し、臭いが外に漏れない材質を使った装具や袋(パウ
チ)の中に入れる消臭剤では、溜まったガスの臭いまで
消臭できるものではなく、ガスを抜くときには効力を発
揮しないものであった。また、消臭剤入りパットを装具
の上にあてる消臭パットは、ガスを抜くときには効果が
あるが、これまで使用されている消臭剤は糞尿などの臭
いを十分に消臭できるものではなかった。
【0005】一方、活性炭繊維は、その脱臭効果がよく
知られたものであり、有害ガス吸着フィルター(特開平
1-32725号公報)や抗菌・吸着フィルター(特開平7-16
3640号公報) などが提案されているが、いずれも臭いの
種類が生体の感染創からの悪臭や糞便の臭いとは異な
り、これらの臭いが効果的に除去できることは知られて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み
てなされたものであり、褥瘡、潰瘍などの感染創による
悪臭を除去できるのはもちろんのこと、人工肛門、人工
膀胱などの装具の袋(パウチ)のカバー用として使用す
れば、糞尿などの悪臭を除去することが可能で、患者の
QOLを向上できる医療用脱臭被覆材を提供することを
技術的な課題とするものである。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、活性炭繊維をを
主成分とする成形体を使用すれば、褥瘡、潰瘍などの感
染創による悪臭や糞尿などの悪臭を有効に除去できるこ
とを見い出して本発明に到達した。すなわち、本発明
は、活性炭繊維を主成分とする成形体からなることを特
徴とする医療用脱臭被覆材を要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0009】本発明の医療用脱臭被覆材は、活性炭繊維
を主成分とする成形体で形成されたものである。活性炭
繊維は、粒状活性炭に比べて悪臭成分に対する吸着速度
が著しく速く、少量でも十分な脱臭効果を発揮すること
ができる。また、繊維状であるため、種々の形状に成形
することができ、例えばクッション性にも優れ、創傷を
被覆する材量としては適した形に成形することも可能で
ある。
【0010】活性炭繊維は、例えばピッチ系、アクリル
系、セルロース系、フェノール系などの繊維を原料とし
て通常の方法で不融、賦活処理することにより微細孔を
形成したものであり、比表面積は大きいほうが悪臭成分
に対する吸着量が増大するため好ましく、500m2/g 以
上、特に900m2/g のものが好ましい。また、銀成分を添
着した活性炭繊維を用いれば、医療用脱臭被覆材に抗菌
性を付与できるので好ましい。なお、比表面積の測定
は、窒素ガスの吸着によりBETの理論式により求める
ものである。
【0011】本発明の医療用脱臭被覆材は、活性炭繊維
をそのままシート状やフェルト状に成形して使用するこ
ともできるが、織物や不織布の間に挟んだり、シート状
又はフェルト状の少なくとも一面に合成繊維、天然繊維
などの不織布、織物、編物などを積層したもの、あるい
はこれらをニードルパンチにより交絡させるか熱融着さ
せて被覆材に成形したものでもよい。
【0012】また、活性炭繊維と一定量の熱可塑性合成
繊維を乾式又は湿式で混合してフェルト状物に成形した
もの、あるいはこのフェルト状物を加熱処理して、熱可
塑性合成繊維の一部又は全部を熱溶融させたもの、さら
には、これらのフェルト状物の少なくとも一面に合成繊
維、天然繊維などの不織布、織物、編物などを積層した
ものなども用いられる。
【0013】上記で使用する熱可塑性合成繊維として
は、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、
ポリプロピレン、共重合ポリエステルなどからなる単成
分繊維、あるいは芯部にポリエステル、鞘部にポリエチ
レン、ポリプロピレン、共重合ポリエステルなどを用い
た芯鞘複合繊維などがある。
【0014】活性炭繊維と熱可塑性合成繊維を混合する
場合、その混合重量比は98:2〜40:60、特に95:5〜
50:50の範囲が好ましい。活性炭繊維の割合が大きすぎ
ると、フェルト状物の成形性が低下しやすく、逆に少な
くなると、悪臭物質の吸着性が低下する。
【0015】活性炭繊維と熱可塑性合成繊維の混合方法
は、例えば活性炭繊維と熱可塑性合成繊維を所定の割合
でローラカード機に投入し、カードをかけながら混繊し
た後、ニードルパンチにより一体化し、フェルト状物と
する方法を採用することができる。また、活性炭繊維と
熱可塑性合成繊維を混繊しながら抄紙法により湿式でフ
ェルト状物を得る方法でもよい。さらに、これらに麻、
綿などの天然繊維を混合することもできる。
【0016】本発明の医療用脱臭被覆材は、褥瘡、潰瘍
などの感染創用として用いる場合には、感染創の部分に
直接当てるか、あるいは生理的食塩水を含ませたガーゼ
(生食ガーゼ)を介して当てて使用し、また、人工肛
門、人工膀胱の袋(パウチ)のカバー用とし用いる場合
には、袋状に成形した脱臭被覆材で人工肛門などの袋
(パウチ)を被覆して使用し、悪臭を除去するものであ
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0018】実施例1 石炭ピッチを原料として溶融紡糸及び不融化したピッチ
繊維を、賦活温度850℃で30分間水蒸気賦活して活
性炭繊維を得た。この活性炭繊維をスチーム中で温度95
0 ℃、内圧0.002kg/cm2 、酸素濃度0.5 体積%の条件で
処理時間を5分として酸化処理を実施し、比表面積1020
m2/g、細孔容積0.43ml/g、平均細孔直径17Å、繊維径15
μm、温度25℃、相対湿度60%における平衡水分率が10
%の活性炭繊維を得た。
【0019】得られた活性炭繊維をトラベロンFS-5(金
井重要工業社製ポリエステル不織布)でサンドイッチ状
に挟み込み、ニードルパンチにより一体化して活性炭目
付け40g/m2のフェルト状物を得た。このフェルト状物を
20cm×20cmの大きさに切り取り、温度121 ℃、圧力15気
圧の条件で15分間の加熱滅菌処理を施し、脱臭被覆材を
得た。
【0020】次に、兎の背部に皮膚全層欠損創を2個所
作成し、緑膿菌を植え付けて人工的に感染創を作製し
た。これを二日間放置すると菌が増殖し、悪臭を放つよ
うになった。この創傷を上記で得たシートにより被覆し
その性能を検討するため、各々の創傷を生食ガーゼで被
覆し、片方を生食ガーゼの上から脱臭被覆材で創傷を完
全に被覆し、生食ガーゼを1週間に2回の割合で交換し
ながら観察した。その結果、創傷の状況は2個所とも経
時的な変化はほとんどなかったが、脱臭被覆材で上から
被覆した側は、被覆直後から悪臭が減少し、優れた脱臭
効果を示した。
【0021】実施例2 実施例1で得られた活性炭繊維とメルティー3380(ユニ
チカ社製ポリエステル芯鞘複合繊維)とを重量比が70:
30となる割合でローラカード機に投入してカードをかけ
ながら混繊し、ついでニードルパンチで一体化した後、
メルティーと活性炭繊維を温度85℃で熱融着させてフェ
ルト状物を得た。そして、このフェルト状物を袋状に作
製し、エチレンオキサイドガスで滅菌処理を施して脱臭
被覆材とした。
【0022】得られた袋状の脱臭被覆材を人工肛門を有
する患者の袋(パウチ)の全体を覆うように被覆して使
用したところ、糞尿が蓄積しても臭いを感じることはな
くなり、患者の外出の自由度が高まり、患者のQOLが
向上した。
【0023】実施例3 実施例2で得られたフェルト状物を3cm×3cmの大きさ
に切断し、脱臭被覆材を得た。次いで、線香で上記の袋
(パウチ)に小さな穴をあけ、溜まったガスを抜くと
き、穴の部分に上記脱臭被覆材をあてがいフェルト状物
を通過させる形でガスを抜いたところ、ガスの臭いは脱
臭被覆材に吸収され、臭いの離散は認められなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明の医療用脱臭被覆材は、褥瘡、潰
瘍などの感染創や人工肛門、人工膀胱用の袋(パウチ)
のカバー用として用いれば、有効に悪臭を除くことがで
きるものであり、患部の悪臭の除去による患者のQOL
の改善と、看護及び治療にあたる人の負担軽減などが期
待できる被覆材として有効である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭繊維を主成分とする成形体からな
    ることを特徴とする医療用脱臭被覆材。
  2. 【請求項2】 褥瘡、潰瘍などの感染創や、人工肛門、
    人工膀胱の袋(パウチ)のカバー用である請求項1記載
    の医療用脱臭被覆材。
JP9225981A 1997-08-22 1997-08-22 医療用脱臭被覆材 Pending JPH1156996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033196A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha 創傷被覆材
CN114569368A (zh) * 2022-03-21 2022-06-03 北京倍舒特妇幼用品有限公司 一种碳纤维医用护理垫产品及其制备方法

Cited By (3)

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WO2006033196A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha 創傷被覆材
JPWO2006033196A1 (ja) * 2004-09-22 2008-05-15 シナノケンシ株式会社 創傷被覆材
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