JPH1157911A - 仕切り付パイプの製造方法 - Google Patents

仕切り付パイプの製造方法

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JPH1157911A
JPH1157911A JP5053598A JP5053598A JPH1157911A JP H1157911 A JPH1157911 A JP H1157911A JP 5053598 A JP5053598 A JP 5053598A JP 5053598 A JP5053598 A JP 5053598A JP H1157911 A JPH1157911 A JP H1157911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パイプの中間部に仕切り部が一体
形成される仕切り付パイプの製造方法に関し、半割り仕
切り部と連結部との間に形成される間隙を従来より大幅
に小さくすることを目的とする。 【解決手段】 切除工程で形成される逃げ穴71の形状
を、間隔を置いて対向され連結部73を横切る方向の第
1および第2の横方向線75と、第1および第2の横方
向線75の同一側の端点を連結する第1および第2の長
手方向線77により形成される形状にするとともに、第
1および第2の長手方向線77の間隔を長手方向線77
の中央Oに向けて小さくしてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプの中間部に
仕切り部が一体形成される仕切り付パイプの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のコンデンサ等の熱交換器
では、例えば、実開平4−63982号公報に開示され
るように、ヘッダー内に仕切りを設けて、流体流路を変
更することが行なわれている。そして、従来、この種の
仕切り付熱交換器用ヘッダーは、以下述べるようにして
製造されている。
【0003】先ず、図19の(a)に示すように、外表
面にろう材をクラッドしたアルミニウム合金のパイプ材
が所定の寸法に切断され、ヘッダー用のパイプ11が得
られる。この後、(b)に示すように、パイプ11にチ
ューブ差し込み孔13、ディバイド用スリット15、流
体流入口17,流体流出口19が形成される。
【0004】次に、(c)に示すように、ディバイド用
スリット15に、両面にろう材をクラッドしたアルミニ
ウム合金のデバイド21が挿入され、また、パイプll
の両端に、アルミニウム合金のパッチ23が圧入され
る。しかしながら、このような従来の仕切り付熱交換器
用ヘッダーでは、予め円筒状に形成された高価なパイプ
材を使用しているため、材料コストが増大するという問
題がある。
【0005】また、パイプllとデバイド21とのろう
付け不良が発生する虞があるという問題がある。従来、
このような問題を解決したものとして、本出願人が先に
出願した、特開平7−314035号公報に開示される
仕切り付パイプの製造方法が知られている。
【0006】この仕切り付パイプの製造方法では、図2
0および図21に示すように、円筒状のパイプ部31の
中央に、一対の半割り仕切り部32からなる仕切り部3
3が形成される仕切り付パイプが製造される。そして、
この仕切り付パイプは、以下述べるようにして製造され
る。先ず、図22に示す成形工程により、アルミニウム
からなる板材を成形し一対の半割り円筒部35が形成さ
れる。
【0007】これ等一対の半割り円筒部35は、円弧状
の連結部37を介して並列に形成されている。そして、
一対の半割り円筒部35には、内側に突出するU字状の
仕切り成形部39が形成されている。一対の半割り円筒
部35の半径は、形成すべきパイプ部31の半径より2
mm程度小さくされ、半割り円筒部35の外側には、縁部
41が形成されている。
【0008】上述した成形工程は、所定の金型の間に平
板を挟持し、プレス成形することにより行われる。次
に、図23に示す切除工程により、図の(a)に斜線で
示す仕切り成形部39の間に位置する連結部37、およ
び、仕切り成形部39の両側に位置する縁部41が肉余
り部41aとともに切除される。
【0009】この切除工程は、プレス機械によりトリム
ピアスすることにより行われる。この後、図24に示す
圧縮工程により、仕切り成形部39が両側から圧縮され
半割り仕切り部32が形成される。この圧縮工程は、図
25に示すように、半割り円筒部35の外側を、スプリ
ング49により付勢されるワーク押さえ51により押さ
え、一方、半割り円筒部35の内側の仕切り成形部39
の両側に、圧縮部材53を配置し、圧縮部材53により
仕切り成形部39を圧縮成形することにより行われる。
【0010】この圧縮成型では、圧縮部材53の間に、
寸法矯正ブロック55が配置され、この寸法矯正ブロッ
ク55により半割り仕切り部32の内側への突出長Hが
矯正される。次に、図26に示す縁部成形工程により、
一対の半割り円筒部35の両側の縁部41が成形され、
図の(b)に示すように、縁部41が半割り円筒部35
に続く円弧状に形成される。
【0011】この縁部成形工程は、所定の金型の間に一
対の半割り円筒部35を挟持し、プレス成形することに
より行われる。この後、図27に示す対向工程により、
連結部37が内側から突出され、一対の半割り円筒部3
5が対向配置される。この対向工程は、半割り円筒部3
5の外側を金型57内に収容し、連結部37を、ポンチ
59により金型57の円弧部61に押圧することにより
行われる。
【0012】次に、図28に示す突き合わせ工程によ
り、対向状態の一対の半割り円筒部35が突き合わせら
れる。この突き合わせ工程は、半割り円筒部35の外側
を、一対の図示しない金型内に収容し、金型を移動する
ことにより行われ、この時に、半割り円筒部35がパイ
プ形状に成形される。
【0013】この後、接合工程が行われ、一対の半割り
円筒部35、および、一対の半割り仕切り部32が相互
に接合され、図20および図21に示した仕切り付パイ
プが製造される。この接合工程は、例えば、非腐食性フ
ラックスを使用したろう付けにより行われる。
【0014】図29は、このような仕切り付パイプの製
造方法により製造された仕切り付熱交換器用ヘッダーを
示すもので、この仕切り付熱交換器用ヘッダーは、円筒
状のパイプ部31Aの中央に仕切り部33が形成されて
いる。また、パイプ部31Aの外周の一側に、所定間隔
を置いて、チューブ差し込み孔63が形成されている。
【0015】そして、さらに、パイプ部31Aの両端開
口が、蓋部材65により閉塞されている。この仕切り付
熱交換器用ヘッダーの製造方法では、図26に示した縁
部成形工程の後、図30に示すように、一方の半割り円
筒部35にチューブ差し込み孔63が所定間隔を置いて
形成され、また、同時に、熱媒体が流入,流出される流
体流入口67および流体流出口69が形成される。
【0016】この工程は、プレス機械によりスリット・
ピアス成形することにより行われる。このような仕切り
付熱交換器用ヘッダーでは、一枚の板材から仕切り部3
3の一体形成されたパイプ部31Aを得ることが容易に
可能になるため、予め円筒状に形成された高価なパイプ
材を使用する必要がなくなり、材料コストを従来より大
幅に低減することが可能になる。
【0017】また、円筒状パイプでの製作に比べて、仕
切りを一体に作るため部品点数を減らすことができコス
ト低減が可能になる。さらに、チューブ差し込み孔63
を半円状態で加工できるため、チューブ差し込み孔63
の成形型の強度を十分に取り、加工時間を短くでき、コ
スト低減が可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の仕切り付パイプの製造方法では、図28に示
した突き合わせ工程により、対向状態の一対の半割り円
筒部35を突き合わせてパイプ形状に成形すると、実際
には、図31に示すように、半割り仕切り部32と連結
部37との間に比較的大きな間隙Sが形成されるという
問題があった。
【0019】本発明者は、かかる問題を解決すべく鋭意
研究した結果、このような間隙Sが発生するのは、図2
3に示した切除工程において、仕切り成形部39の間に
位置する連結部37を矩形状に切除して、矩形状の逃げ
穴37aを形成しているためであることを見出した。す
なわち、このように、逃げ穴37aを矩形状に形成する
と、図24に示した圧縮工程を経た後の縁部成形工程の
後には、図32に示すように、半割り仕切り部32の連
結部37側の縁部が、図に点線で示すように、半割り円
筒部35の中心線に対して平行になることが予想され
る。
【0020】しかしながら、実際には、図22に示した
成形工程において、仕切り成形部39の連結部37側の
板厚の減少が、仕切り成形部39の他の部分に比較して
小さく、従って、図24に示した圧縮工程により仕切り
成形部39を押圧して半割り仕切り部32を形成する
と、板厚の大きい仕切り成形部39の連結部37側が、
図32に示したように、連結部37側に台形状に突出し
突出部32aが形成される。
【0021】そして、このように突出部32aが形成さ
れると、図28に示した突き合わせ工程において、連結
部37を円弧状に形成することが困難になり、図31に
示したように、半割り仕切り部32と連結部37との間
に比較的大きな間隙Sが形成される。なお、半割り仕切
り部32の突出部32aと反対側には、半割り円筒部3
5の中心線に対して平行な部分32bが形成されるが、
この部分32bには、図28に示した突き合わせ工程に
おいて、半割り円筒部35の縁部35aが変形して密着
するため大きな間隙が形成されることはない。
【0022】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
もので、半割り仕切り部と連結部との間に形成される間
隙を従来より大幅に小さくすることができる仕切り付パ
イプの製造方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の仕切り付パイ
プの製造方法は、平板を成形し一対の半割り円筒部を連
結部を介して並列に形成するとともに前記一対の半割り
円筒部に内側に突出するU字状の仕切り成形部を形成す
る成形工程と、前記仕切り成形部の間に位置する前記連
結部を少なくとも切除して逃げ穴を形成する切除工程
と、前記仕切り成形部を両側から圧縮し半割り仕切り部
を形成する圧縮工程と、前記連結部を内側から突出させ
前記一対の半割り円筒部を対向させる対向工程と、この
対向状態の一対の半割り円筒部を突き合わせる突き合わ
せ工程と、前記一対の半割り円筒部を相互に接合する接
合工程とを有する仕切り付パイプの製造方法において、
前記切除工程で形成される前記逃げ穴の形状を、間隔を
置いて対向され前記連結部を横切る方向の第1および第
2の横方向線と、前記第1および第2の横方向線の同一
側の端点を連結する第1および第2の長手方向線により
形成される形状にするとともに、前記第1および第2の
長手方向線の間隔を長手方向線の中央に向けて小さくし
てなることを特徴とする。
【0024】請求項2の仕切り付パイプの製造方法は、
請求項1記載の仕切り付パイプの製造方法において、前
記第1および第2の横方向線は、前記連結部の長手方向
に垂直に形成されていることを特徴とする。請求項3の
仕切り付パイプの製造方法は、請求項1または請求項2
記載の仕切り付パイプの製造方法において、前記第1お
よび第2の長手方向線は、前記連結部の長手方向の中心
線の両側に対称に形成されていることを特徴とする。
【0025】請求項4の仕切り付パイプの製造方法は、
請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の仕切り付
パイプの製造方法において、前記第1および第2の長手
方向線の少なくとも一方の長手方向線は、前記半割り円
筒部の内周半径と同一半径の円弧状をしていることを特
徴とする。
【0026】(作用)請求項1の仕切り付パイプの製造
方法では、切除工程で形成される逃げ穴の形状が、間隔
を置いて対向され連結部を横切る方向の第1および第2
の横方向線と、第1および第2の横方向線の同一側の端
点を連結する第1および第2の長手方向線により形成さ
れる形状にされ、第1および第2の長手方向線の間隔が
長手方向線の中央に向けて小さくなるようにされる。
【0027】そして、圧縮工程により半割り仕切り部を
形成すると、半割り仕切り部の連結部側の縁部が、先端
から半割り円筒部側に向けて傾斜して形成され、これに
より、半割り円筒部の突き合わせ工程において、半割り
仕切り部の連結部側の縁部に沿って連結部が成形される
ようになる。請求項2の仕切り付パイプの製造方法で
は、第1および第2の横方向線が、連結部の長手方向に
垂直に形成される。
【0028】そして、圧縮工程により半割り仕切り部を
形成すると、第1の横方向線と第2の横方向線とが重な
って位置される。請求項3の仕切り付パイプの製造方法
では、第1および第2の長手方向線が、連結部の長手方
向の中心線の両側に対称に形成される。そして、圧縮工
程により半割り仕切り部を形成すると、第1の長手方向
線と第2の長手方向線とが重なって位置される。
【0029】請求項4の仕切り付パイプの製造方法で
は、長手方向線が、半割り円筒部の内周半径と同一半径
の円弧状にされ、圧縮工程により半割り仕切り部を形成
すると、半割り仕切り部の連結部側の縁部が、先端から
半割り円筒部側に向けて傾斜する円弧状になり、これに
より、半割り円筒部の突き合わせ工程において、半割り
仕切り部の連結部側の縁部に沿って、半割り円筒部と同
一半径の連結部が形成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の実施形態を図
面を用いて説明する。図1は、本発明の仕切り付パイプ
の製造方法の一実施形態の切除工程後の状態を示すもの
で、この実施形態では、切除工程で仕切り成形部69に
形成された逃げ穴71の形状が、間隔を置いて対向され
連結部73の長手方向に垂直な一対の垂直線75と、一
対の垂直線75の同一側の端点を連結する一対の長手方
向線77により形成される形状とされている。
【0031】また、図2に示すように、長手方向線77
が、半割り円筒部79の内周半径Rと同一半径Rの円弧
状にされ、一対の長手方向線77の間隔が、長手方向線
77の中点Oに向けて小さくなるようにされている。そ
して、このような形状の逃げ穴71を形成した後、圧縮
工程を行うと、図2に示した、逃げ穴71の長手方向線
77の中点Oを結んだ中線81を中心にして、逃げ穴7
1が対称に折曲され、図3に示すような半割り仕切り部
83が形成される。
【0032】この半割り仕切り部83の連結部73側の
縁部は、図4に拡大して示すように、先端から半割り円
筒部79側に向けて傾斜する円弧状の円弧部85とな
る。この後、対向工程が行われ、対向工程の後の突き合
わせ工程において、図5に示すように、半割り仕切り部
83の連結部73側の縁部の円弧部85に沿って、半割
り円筒部79と同一半径の連結部73が形成される。
【0033】なお、この実施形態では、図4に示したよ
うに、円弧部85の円弧の長さABは、連結部73の円
弧ACが、対向工程および突き合わせ工程により収縮し
た時の長さと同一寸法AC’とされ、また、円弧部85
の半径Rは、半割り円筒部79の内周半径と同一半径R
とされる。
【0034】そして、このように寸法設定することによ
り、円弧部85のA点位置が決定され、円弧部の突出寸
法aが決定される。図2に示した寸法aは、この突出寸
法aであり、また、逃げ穴71に内接する幅bの四角形
が従来の穴形状である。この実施形態の仕切り付パイプ
の製造方法では、切除工程で形成される逃げ穴71の形
状を、間隔を置いて対向され連結部73の長手方向に垂
直な一対の垂直線75と、一対の垂直線75の同一側の
端点を連結する一対の長手方向線77により形成される
形状にし、一対の長手方向線77の間隔を長手方向線7
7の中点Oに向けて小さくしたので、圧縮工程により半
割り仕切り部83を形成すると、半割り仕切り部83の
連結部73側の縁部である円弧部85が、先端から半割
り円筒部79側に向けて傾斜して形成され、これによ
り、半割り円筒部79の突き合わせ工程において、半割
り仕切り部83の連結部73側の縁部である円弧部85
に沿って連結部73が成形されるようになり、半割り仕
切り部83と連結部73との間に形成される間隙を従来
より大幅に小さくすることができる。
【0035】また、上述した仕切り付パイプの製造方法
では、逃げ穴71を形成する第1および第2の横方向線
を、連結部73の長手方向に垂直な垂直線75により形
成したので、連結部73を内側から突出させ一対の半割
り円筒部79を対向させる対向工程において、垂直線7
5と垂直線75とが重なる部分を確実に折曲することが
できる。
【0036】さらに、上述した仕切り付パイプの製造方
法では、逃げ穴71を形成する第1および第2の長手方
向線77を、連結部73の長手方向の中心線の両側に対
称に形成したので、圧縮工程により半割り仕切り部83
を形成すると、連結部73の両側の半割り仕切り部83
において、連結部73側の縁部が、先端から半割り円筒
部79側に向けて傾斜して形成され、これにより、半割
り仕切り部83と連結部73との間に形成される間隙を
より小さくすることができる。
【0037】また、この実施形態では、長手方向線77
を、半割り円筒部79の内周半径Rと同一半径Rの円弧
状にしたので、圧縮工程により半割り仕切り部83を形
成すると、半割り仕切り部83の連結部73側の縁部
が、先端から半割り円筒部79側に向けて傾斜する円弧
部85になり、これにより、半割り円筒部79の突き合
わせ工程において、半割り仕切り部83の連結部73側
の円弧部85に沿って、半割り円筒部79と同一半径の
連結部73を容易に形成することができる。
【0038】なお、上述した実施形態では、逃げ穴71
の長手方向線77を、半割り円筒部79の内周半径Rと
同一半径Rの円弧状にした例について説明したが、本発
明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、図6の(a)に示すように、逃げ穴71の長手方向
線77の中央部における半割り仕切り部83の板厚2t
に対応する部分を直線状に形成し、この両側に半径rの
円弧部87を形成するようにしても良い。
【0039】また、この円弧部87を直線により形成し
ても良い。さらに、上述した実施形態では、逃げ穴71
を形成する第1および第2の横方向線を、連結部73の
長手方向に垂直な一対の垂直線75により形成した例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、例えば、図6の(b)に示すように、
第1の横方向線75Aに逃げ穴71A側に突出する凸形
状部71aを形成し、第2の横方向線75Bに凸形状部
71aに対応する形状の凹形状部75bを形成するよう
にしても良い。
【0040】また、第1および第2の横方向線を円弧形
状,三角形状等の形状に形成しても良い。
【0041】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例を図面を用いて
説明する。
【0042】この実施例では、アルミニウムの平板から
仕切り付のヘッダーパイプが製造される。この仕切り付
のヘッダーパイプは、以下述べるようにして製造され
る。先ず、図7に示す成形工程により、両面にろう材層
の形成されるアルミニウムの板材が成形され、一対の半
割り円筒部101が形成される。
【0043】これ等一対の半割り円筒部101は、円弧
状の連結部103を介して並列に形成されている。そし
て、一対の半割り円筒部101には、内側に突出するU
字状の仕切り成形部105が形成されている。半割り円
筒部101の外側には、縁部107が形成されている。
【0044】次に、図8に示す第2成形工程により、仕
切り成形部105の根元部が所定の半径の円弧状に成形
される。次に、図9に示す切除工程により、仕切り成形
部105の間に位置する連結部103、および、仕切り
成形部105の両側に位置する縁部107aが、縁部1
07の肉余り部とともに切除される。
【0045】この切除工程は、プレス機械によりトリム
ピアスすることにより行われる。そして、この実施例で
は、仕切り成形部105の間に位置する連結部103に
形成される逃げ穴103aの形状が、上述した実施形態
で図2に示した形状と同一の形状に形成される。この
後、図10に示す圧縮工程により、仕切り成形部105
が両側から圧縮され半割り仕切り部109が形成され
る。
【0046】この圧縮工程は、上述した第1の実施形態
の一対のポンチ73を用いて行われる。次に、図11に
示す縁部成形工程により、一対の半割り円筒部101の
両側の縁部107が成形され、図の(b)に示すよう
に、縁部107が半割り円筒部101に続く円弧状に形
成される。
【0047】また、後述するカシメ用爪部が形成される
側の縁部107に段部111が形成され、同時にカシメ
用爪部をカシメ固定するための係止用凹部113、およ
び、押圧用凹部115がエンボス加工される。この縁部
成形工程は、所定の金型の間に一対の半割り円筒部10
1を挟持し、プレス成形することにより行われる。
【0048】この後、図12に示す第2の切除工程によ
り、カシメ用爪部117となる部分を除いて縁部107
の不要部分がトリム加工され、カシメ用爪部117が形
成される。次に、図13に示す第3の切除工程により、
係止用凹部113側の縁部107の不要部分がトリム加
工により切除される。
【0049】次に、図14に示すリストライク工程によ
り、カシメ用爪部117が直角になるようにリストライ
ク加工される。この後、図15に示す第1のチューブ差
し込み孔形成工程により、一対の半割り円筒部101の
うち一方の半割り円筒部101の中央部にチューブ差し
込み孔119が所定間隔を置いて形成され、また、両側
にサイドプレート用の差し込み孔121が形成される。
【0050】この工程は、プレス機械によりスリット・
ピアス成形することにより行われる。次に、図16に示
す第2のチューブ差し込み孔形成工程により、半割り円
筒部101の中央部に形成されたチューブ差し込み孔1
19の両側に所定間隔を置いてチューブ差し込み孔11
9が形成される。この工程は、プレス機械によりスリッ
ト・ピアス成形することにより行われる。
【0051】この後、図17に示す対向工程により、連
結部103が内側から突出され、一対の半割り円筒部1
01が対向配置される。次に、図18に示す突き合わせ
工程により、対向状態の一対の半割り円筒部101が突
き合わせられる。
【0052】この後、図示しないカシメ工程によりカシ
メ用爪部117が係止用凹部113にカシメ固定され、
この状態で接合工程が行われ、一対の半割り円筒部10
1、および、一対の半割り仕切り部109が相互に接合
される。なお、この実施形態では、接合工程は、非腐食
性フラックスを使用したろう付けにより行われる。
【0053】上述したようにして製造された仕切り付の
ヘッダーパイプでは、切除工程における逃げ穴103a
の形状を、上述した実施形態の逃げ穴71の形状と同一
の形状にしたので、半割り円筒部101の突き合わせ工
程において、半割り仕切り部109の連結部103側の
縁部に沿って連結部103が成形されるようになり、半
割り仕切り部109と連結部103との間に形成される
間隙を従来より大幅に小さくすることができ、半割り仕
切り部109と連結部103とを確実にろう付けするこ
とができた。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の仕切り付
パイプの製造方法では、切除工程で形成される逃げ穴の
形状を、間隔を置いて対向され連結部を横切る方向の第
1および第2の横方向線と、第1および第2の横方向線
の同一側の端点を連結する第1および第2の長手方向線
により形成される形状にするとともに、第1および第2
の長手方向線の間隔を長手方向線の中央に向けて小さく
したので、圧縮工程により半割り仕切り部を形成する
と、半割り仕切り部の連結部側の縁部が、先端から半割
り円筒部側に向けて傾斜して形成され、これにより、半
割り円筒部の突き合わせ工程において、半割り仕切り部
の連結部側の縁部に沿って連結部が成形されるようにな
り、半割り仕切り部と連結部との間に形成される間隙を
従来より大幅に小さくすることができる。
【0055】請求項2の仕切り付パイプの製造方法で
は、第1および第2の横方向線を、連結部の長手方向に
垂直に形成したので、連結部を内側から突出させ一対の
半割り円筒部を対向させる対向工程において、第1の横
方向線と第2の横方向線とが重なる部分を確実に折曲す
ることができる。請求項3の仕切り付パイプの製造方法
では、第1および第2の長手方向線を、連結部の長手方
向の中心線の両側に対称に形成したので、圧縮工程によ
り半割り仕切り部を形成すると、連結部の両側の半割り
仕切り部において、連結部側の縁部が、先端から半割り
円筒部側に向けて傾斜して形成され、これにより、半割
り仕切り部と連結部との間に形成される間隙をより小さ
くすることができる。
【0056】請求項4の仕切り付パイプの製造方法で
は、長手方向線を、半割り円筒部の内周半径と同一半径
の円弧状にしたので、圧縮工程により半割り仕切り部を
形成すると、半割り仕切り部の連結部側の縁部が、先端
から半割り円筒部側に向けて傾斜する円弧状になり、こ
れにより、半割り円筒部の突き合わせ工程において、半
割り仕切り部の連結部側の縁部に沿って、半割り円筒部
と同一半径の連結部を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕切り付パイプの製造方法の一実施形
態の切除工程後の状態を示す説明図である。
【図2】図1の切除工程により形成された逃げ穴を示す
説明図である。
【図3】本発明の仕切り付パイプの製造方法の一実施形
態の圧縮工程により形成された半割り仕切り部を示す説
明図である。
【図4】図3の半割り仕切り部の連結部側を拡大して示
す説明図である。
【図5】本発明の仕切り付パイプの製造方法の一実施形
態の突き合わせ工程後の状態を示す説明図である。
【図6】本発明の仕切り付パイプの製造方法の切除工程
により形成される逃げ穴の他の形状を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例の
成形工程を示す説明図である。
【図8】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例の
第2の成形工程を示す説明図である。
【図9】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例の
切除工程を示す説明図である。
【図10】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の圧縮工程を示す説明図である。
【図11】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の縁部成形工程を示す説明図である。
【図12】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の第2の切除工程を示す説明図である。
【図13】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の第3の切除工程を示す説明図である。
【図14】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
のリストライク工程を示す説明図である。
【図15】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の第1のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図16】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の第2のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図17】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の対向工程を示す説明図である。
【図18】本発明の仕切り付パイプの製造方法の実施例
の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図19】従来の仕切り付パイプの製造方法を示す説明
図である。
【図20】従来の仕切り付パイプの製造方法により製造
された仕切り付パイプを示す断面図である。
【図21】図20のII−II線に沿う断面図である。
【図22】従来の成形工程を示す説明図である。
【図23】従来の切除工程を示す説明図である。
【図24】従来の圧縮工程を示す説明図である。
【図25】図24の圧縮工程を行っている状態を示す説
明図である。
【図26】従来の縁部成形工程を示す説明図である。
【図27】従来の対向工程を示す説明図である。
【図28】従来の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図29】従来のチューブ差し込み孔が形成された仕切
り付ヘッダーパイプを示す側面図である。
【図30】従来のチューブ差し込み孔形成工程を示す説
明図である。
【図31】従来の突き合わせ工程後の状態を示す説明図
である。
【図32】従来の圧縮工程後の半割り仕切り部の状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
69,105 仕切り成形部 71,103a 逃げ穴 73,103 連結部 75 垂直線 77 長手方向線 79,101 半割り円筒部 83,109 半割り仕切り部 85 円弧部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板を成形し一対の半割り円筒部(7
    9,101)を連結部(73,103)を介して並列に
    形成するとともに前記一対の半割り円筒部(79,10
    1)に内側に突出するU字状の仕切り成形部(69,1
    05)を形成する成形工程と、 前記仕切り成形部(69,105)の間に位置する前記
    連結部(73,103)を少なくとも切除して逃げ穴
    (71,103a)を形成する切除工程と、 前記仕切り成形部(69,105)を両側から圧縮し半
    割り仕切り部(83,109)を形成する圧縮工程と、 前記連結部(73,103)を内側から突出させ前記一
    対の半割り円筒部(79,101)を対向させる対向工
    程と、 この対向状態の一対の半割り円筒部(79,101)を
    突き合わせる突き合わせ工程と、 前記一対の半割り円筒部(79,101)を相互に接合
    する接合工程と、 を有する仕切り付パイプの製造方法において、 前記切除工程で形成される前記逃げ穴(71,103
    a)の形状を、間隔を置いて対向され前記連結部(7
    3,103)を横切る方向の第1および第2の横方向線
    (75)と、前記第1および第2の横方向線(75)の
    同一側の端点を連結する第1および第2の長手方向線
    (77)により形成される形状にするとともに、前記第
    1および第2の長手方向線(77)の間隔を長手方向線
    (77)の中央(O)に向けて小さくしてなることを特
    徴とする仕切り付パイプの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仕切り付パイプの製造方
    法において、 前記第1および第2の横方向線(75)は、前記連結部
    (73,103)の長手方向に垂直に形成されているこ
    とを特徴とする仕切り付パイプの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の仕切り付
    パイプの製造方法において、 前記第1および第2の長手方向線(77)は、前記連結
    部(73,103)の長手方向の中心線の両側に対称に
    形成されていることを特徴とする仕切り付パイプの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載の仕切り付パイプの製造方法において、 前記第1および第2の長手方向線(77)の少なくとも
    一方の長手方向線(77)は、前記半割り円筒部(7
    9,101)の内周半径(R)と同一半径の円弧状をし
    ていることを特徴とする仕切り付パイプの製造方法。
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