JPH1158622A - 化粧紙、該化粧紙を用いた化粧板及び該化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧紙、該化粧紙を用いた化粧板及び該化粧板の製造方法

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JPH1158622A
JPH1158622A JP23045497A JP23045497A JPH1158622A JP H1158622 A JPH1158622 A JP H1158622A JP 23045497 A JP23045497 A JP 23045497A JP 23045497 A JP23045497 A JP 23045497A JP H1158622 A JPH1158622 A JP H1158622A
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paper
decorative paper
thermosetting resin
resin
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Shuji Matsumoto
修治 松本
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SASHIHIRO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、耐水性、耐熱性、紙間強度
等に優れるとともに、低コストかつ高い生産性で化粧板
を製造することのできる化粧紙及びそれを用いた化粧板
を提供することである。 【解決手段】 裏面から熱硬化性樹脂を塗布し、表面ま
で達しない熱硬化性樹脂層を形成した化粧紙、及び該化
粧紙と基板とを積層し、加熱プレスしてなる化粧板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の内装や家具等
に用いられる化粧板に使用する化粧紙、及び該化粧紙を
使用した化粧板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の化粧板は、合板、パーティクル
ボード、中密度繊維板等の木質系基板、あるいは石膏
板、珪酸カルシウム板、ロックウール板、木質繊維補強
セメント板等の無機系基板の表面に化粧紙を貼着したも
のである。従来、該基板に化粧紙を貼着するには、該基
板表面に尿素樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂等の接着剤を
塗布して、その上に化粧紙を重ねて圧着養生する方法が
一般的であるが、化粧紙裏面にエチレン−酢酸ビニル共
重合体等のホットメルト接着剤を塗布して基板表面に重
ね熱圧する方法、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂を含浸した化粧紙を基板表面に重ね
熱圧する方法等が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記基板に接着剤を塗
布して化粧紙を貼着する方法では、化粧面は紙自体の特
性しか有していないので、紙間剥離強度、耐水性、耐汚
染性、耐薬品性、耐熱性等に問題があり、従ってこの方
法による化粧板は使用部位が限られてしまう。これを改
良するために該化粧紙の表面に保護塗装を施すことも行
われているが、このような保護塗装は化粧紙の表面のみ
を保護するものであるから、紙間剥離強度や耐水性まで
も向上させるものではなく、単にコスト高を招くのみで
ある。一方、熱硬化性樹脂を含浸した化粧紙は、内部ま
でも該熱硬化性樹脂によって補強されるが、該化粧紙に
対する該熱硬化性樹脂の含浸量が多くなり、それにした
がって該熱硬化性樹脂を硬化させるための熱圧時間が長
くなって生産性が悪くなり、また材料コストも高くな
る。従って、本発明の課題は、耐水性、耐熱性、紙間強
度等において、接着剤を単に塗布しただけの化粧紙と比
較して優れ、樹脂を含浸した化粧紙と比較して同等以上
の性質を有するとともに、低コストかつ高い生産性で化
粧板を製造することのできる化粧紙及びそれを用いた化
粧板を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決する手段として、裏面から熱硬化性樹脂を塗布
し、表面まで達しない熱硬化性樹脂含浸層を形成したこ
とを特徴とする化粧紙を提供するものであり、更には該
化粧紙と基板とを積層し、加熱プレスしてなることを特
徴とする化粧板を提供するものである。該熱硬化性樹脂
は、ジアリルフタレート樹脂、アミノ樹脂及びフェノー
ル樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であるの
が好ましく、該熱硬化性樹脂の含浸量は、乾燥重量で15
〜50g/m2であるのが好ましい。上記化粧板は、好ましく
は、上記化粧紙と基板とを積層し、加熱プレスして化粧
板を製造する方法であって、該加熱プレスする直前に該
化粧紙を冷却することを特徴とする方法により製造する
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 〔1〕化粧紙 (1) 基材 本発明における化粧紙の基材となる紙(原紙)として
は、一般的に家具、建材用に使用される薄葉紙(23〜60
g/m2)が好ましい。該原紙の表面には所定の色彩、模様
等が施される。
【0006】(2) 熱硬化性樹脂 上記基材には裏面から熱硬化性樹脂が塗布される。該熱
硬化性樹脂としては、例えばジアリルフタレート樹脂、
アミノ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられ、それぞれの
樹脂は単独で又は混合して使用することができる。
【0007】ジアリルフタレート樹脂としては、ジアリ
ルテレフタレートモノマー、ジアリルオルソフタレート
モノマー、ジアリルテレフタレートプレポリマー、ジア
リルオルソフタレートプレポリマー等のジアリルフタレ
ートモノマー若しくはプレポリマー、又は上記ジアリル
フタレートモノマー若しくはプレポリマーと不飽和ポリ
エステルとの混合物が挙げられる。上記ジアリルフタレ
ートモノマー若しくはプレポリマーと不飽和ポリエステ
ルとの混合物の場合、該不飽和ポリエステルは該混合物
に対して通常70重量%以下の量で添加される。上記ジア
リルフタレート樹脂は2種以上混合して使用してもよ
い。
【0008】そして上記ジアリルフタレート樹脂には、
例えば過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ
ベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキ
サナート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチ
ルパーオキシネオデカノエート、3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド
及びジクミルパーオキサイド等の過酸化物系硬化剤、
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−ア
ゾビス−2−メチルブチロニトロニトリル、2,2’−
アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’
−アゾビス−2−シクロプロピルプロピオニトリル、
2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチル
バレロニトリル、1,1’−アゾビスシクロヘキサン−
1−カルボニトリル、2−フェニルアゾ−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビ
ス−N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン等アゾ系
硬化剤等の硬化剤及び所望なれば硬化促進剤が通常5重
量%以下の量で添加される。
【0009】上記アミノ樹脂としては、尿素、メラミ
ン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、アニリン等
のアミノ基を含有する化合物の一種又は二種以上とホル
ムアルデヒドとの付加縮合反応により得られるものを用
いることができる。該アミノ樹脂は、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、n−ブタノール等で変性さ
れてもよく、所望なれば塩化アンモニウム、パラトルエ
ンスルホン酸等の硬化触媒が添加されてもよい。
【0010】上記フェノール樹脂としては、フェノール
単量体、即ち一価フェノール及び/又は多価フェノール
の初期縮合物を用いることができる。一価フェノールと
しては、フェノールや、ナフトール等の多環式のフェノ
ール、あるいはo−クレゾール、m−クレゾール、p−
クレゾール、エチルフェノール、イソプロピルフェノー
ル、キシレノール、3,5−キシレノール、ブチルフェ
ノール、t−ブチルフェノール、ノニルフェノール等の
アルキルフェノール、o−フルオロフェノール、m−フ
ルオロフェノール、p−フルオロフェノール、o−クロ
ロフェノール、m−クロロフェノール、p−クロロフェ
ノール、o−ブロモフェノール、m−ブロモフェノー
ル、p−ブロモフェノール、o−ヨードフェノール、m
−ヨードフェノール、p−ヨードフェノール、o−アミ
ノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェ
ノール、o−ニトロフェノール、m−ニトロフェノー
ル、p−ニトロフェノール、2,4−ジニトロフェノー
ル、2,4,6−トリニトロフェノール等の一価フェノ
ール置換体が挙げられる。
【0011】多価フェノールとしては、例えばレゾルシ
ン、アルキルレゾルシン、ピロガロール、カテコール、
アルキルカテコール、ハイドロキノン、アルキルハイド
ロキノン、フロログルシン、ビスフェノール、ジヒドロ
キシナフタリン等が挙げられる。いずれのフェノール単
量体も単独で又は2種以上混合して使用することができ
る。
【0012】フェノール単量体の縮合は常法によって行
えばよく、該フェノール単量体とアルデヒド及び/又は
アルデヒド供与体とを、アルカリ性縮合触媒の存在下
で、又は縮合触媒を存在させることなく、加熱下で若し
くは常温で縮合反応させればよい。このとき、アルデヒ
ド及び/又はアルデヒド供与体は、多価フェノールに対
するモル比が0.1 〜0.8 、一価フェノールに対するモル
比が0.2 〜3になるように添加するのが好ましい。
【0013】上記アルカリ性縮合触媒としては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、
水酸化カルシウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸
化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化鉛、酸
化ニッケル、酸化アルミニウム等の金属の水酸化物や酸
化物、炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、酢酸ナトリ
ウム、リン酸ナトリウム等のアルカリ金属の弱酸塩類、
アンモニア、トリメチルアミン、トリエタノールアミ
ン、ヘキサメチレンテトラミン、ピリジン等のアミン類
が挙げられる。
【0014】(3) 熱硬化性樹脂の塗布・含浸 上記熱硬化性樹脂を上記基材の裏面から塗布するには、
該化粧紙の裏面に該熱硬化性樹脂の溶液をロールコータ
ー、ナイフコーター、フローコーター、スプレー等によ
って塗布すればよい。この場合の塗布量は、乾燥重量で
15〜50g/m2とするのが好ましい。該熱硬化性樹脂の塗布
量が15g/m2未満では、硬化後の化粧紙の紙間強度を向上
させることが困難であり、また基板との接着力も十分に
発揮することができず、更には基材への塗布も機械的に
困難な場合がある。一方、該熱硬化性樹脂の塗布量が50
g/m2を超えると、材料コストが高くなるだけでなく、該
樹脂の硬化及び基板との接着のための加熱プレスに長時
間を要し、生産性が悪くなる。以上のようにして該熱硬
化性樹脂溶液を上記基材の裏面から塗布すると、図1に
示すように化粧紙1の裏面から表面には達しない熱硬化
性樹脂含浸層4が形成される。
【0015】(4) 保護塗装 該化粧紙の表面には、更に保護塗装を施してもよい。こ
の保護塗装は、例えばウレタン樹脂若しくは表面に種々
の機能を付与するために該ウレタン樹脂にフッ素樹脂、
抗菌剤等を混合したもの、又はアミノアルキド樹脂等を
該化粧紙の化粧表面の上に塗布し、硬化させることによ
り行うことができる。
【0016】〔2〕化粧板 (1) 基板 本発明において使用される化粧板の基板としては、多孔
質な材料が好ましく、該多孔質な材料としては合板、ハ
ードボード、パーティクルボード、中密度繊維板(MD
F)等の木質系基板、石膏板、珪酸カルシウム板、繊維
セメント板、炭酸マグネシウム板、炭酸カルシウム板等
の無機質系基板、木毛セメント板、パルプセメント板等
の複合系基板などがある。
【0017】(2) 化粧板の製造 本発明の化粧板は、上記化粧紙を該基板の片面又は両面
に積層し、加熱プレスすることにより得られる。加熱プ
レスの条件は、通常温度100 〜250 ℃、プレス圧8〜20
kg/cm2、プレス時間10〜60秒程度である。該加熱プレス
を行うには、ベルトコンベア式の連続プレス成形装置、
一段平板プレス装置等を用いることができる。該加熱プ
レスによって上記化粧紙1中の熱硬化性樹脂含浸層4の
熱硬化性樹脂は溶融し、次いで硬化するが、該熱硬化性
樹脂は溶融状態ではプレス圧によって化粧紙1の全体に
浸透し、更に該化粧紙1の基板6に接する裏面にも浸出
し、該化粧紙1は該熱硬化性樹脂によって基板6に接着
される(図2参照)。従って、該化粧紙1の耐水性及び
紙間強度は、該化粧紙1全体に浸透し硬化した該熱硬化
性樹脂によって補強され、基板6側に浸出して硬化した
樹脂は化粧紙1と基板6とを接着する役割を果たすと同
時に、該樹脂の密度の高い硬化樹脂層40が耐水耐熱強化
層を形成する。本発明の化粧板においては、化粧紙に含
浸させている熱硬化性樹脂の量を最小限に抑えているた
め、該化粧板を製造するにあたり加熱プレスに要する時
間も短くて済む。
【0018】ところで、本発明で使用する化粧紙は、裏
面から熱硬化性樹脂を塗布し、表面まで達しない熱硬化
性樹脂含浸層を形成したものであるため、化粧紙自体の
表裏における引張応力の差異により、表面を内側に若干
該化粧紙がカールする傾向にある。このような化粧紙を
加熱プレス機に近づけると、該加熱プレス機から発せら
れる輻射熱により、該化粧紙の表裏における応力の差異
が増長されてバランスが崩れ、カール現象が極端にな
る。このように化粧紙がカールすると、基板に積層・接
着される際に皺等ができ易くなり、見栄えの良い化粧板
を得ることが困難となる。従って本発明では、加熱プレ
スを行う直前に化粧紙を冷却するのが好ましい。冷却温
度は、低ければ低いほど好ましい。この冷却は、例えば
該加熱プレス機の導入部に冷媒を介して冷却し得る装置
を設置し、該冷却装置間に該化粧紙を通すことにより行
うことができる。このようにして化粧紙を冷却すること
より、該化粧紙は表裏の応力バランスを比較的保持しな
がら素早く加熱プレス機に投入されることとなり、カー
ル現象を抑制して見栄えの良い化粧板を得ることができ
る。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。 〔実施例1〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・建材用薄葉
紙)の表面に単色印刷した後、該表面に対して耐熱ウレ
タン樹脂を7〜10g/m2となるようにコーティングした。
また、該化粧紙原紙の裏面から、ロールコーターによっ
てジアリルフタレート樹脂35g/m2を塗布・含浸して乾燥
し、これを化粧紙とした。該化粧紙において、該ジアリ
ルフタレート樹脂は表面には達していなかった。
【0020】次に、図3に示される化粧板製造装置を使
用して、化粧板を製造した。該化粧板製造装置11は、基
板6を連続的に搬送する搬送ロール12と、連続プレス成
形装置13と、化粧紙ロール15から化粧紙を引き出す上下
一対のガイドロール16,17と、該連続プレス成形装置13
及び該ガイドロール16,17の間で該連続プレス成形装置
13の直前に設けられ該化粧紙1を冷却する冷却装置14と
から構成される。該連続プレス成形装置13は、前後一対
の回転加熱ドラム18,19と、該回転加熱ドラム18,19に
差渡された無端スチールベルト20とを有し、該スチール
ベルト20は加圧クッション21によって押圧されている。
該冷却装置14は、上下一対の冷却板22,23からなり、該
冷却板22,23の内部には水路が設けられ、該水路の中を
冷却水(本実施例では常温水を使用)が循環するように
なっている。上記化粧板製造装置11において、基板6
は、搬送ロール12によって図3矢印方向に搬送される。
化粧紙1は、化粧紙ロール15からガイドロール16,17に
よって引き出され、冷却板22,23の間に導入され冷却さ
れた後、上記基板6の上に積層される。該化粧紙1と該
基板6とのの積層物は、搬送ロール12によって連続プレ
ス成形装置13に送り込まれ、該連続プレス成形装置13の
回転加熱ドラム18,19で加熱されたスチールベルト20に
よって加熱プレスが施される。
【0021】上記化粧板製造装置を使用して、先に得ら
れた化粧紙を30℃以下に冷却しながら15mm厚のパーティ
クルボード(13タイプ相当品)に積層して温度180 ℃、
圧力20kg/cm2で20秒間加熱プレスを施し、化粧板Aを得
た。
【0022】〔実施例2〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・
建材用薄葉紙)の表面に単色印刷した後、該表面に対し
て耐熱ウレタン樹脂を7〜10g/m2となるようにコーティ
ングした。また、該化粧紙原紙の裏面から、ロールコー
ターによってメラミンホルムアルデヒド樹脂35g/m2を塗
布・含浸して乾燥し、これを化粧紙とした。該化粧紙に
おいて、該メラミンホルムアルデヒド樹脂は表面には達
していなかった。図3に示される装置を使用して、得ら
れた化粧紙を30℃以下に冷却しながら15mm厚のパーティ
クルボード(13タイプ相当品)に積層して温度180 ℃、
圧力20kg/cm2で15秒間加熱プレスを施し、化粧板Bを得
た。
【0023】〔比較例1〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・
建材用薄葉紙)の表面に単色印刷した後、該表面に対し
て耐熱ウレタン樹脂を7〜10g/m2となるようにコーティ
ングし、これを化粧紙とした。15mm厚のパーティクルボ
ード(13タイプ相当品)の表面に尿素系接着剤を約5g/
m2塗布した後、該接着面上に上記化粧紙を積層して、温
度180 ℃、圧力20kg/cm2で20秒間加熱プレスを施し、化
粧板Cを得た。
【0024】〔比較例2〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・
建材用薄葉紙)にアクリル系紙間強化剤を全体的に含浸
させ、乾燥架橋させた。該化粧紙原紙の表面に単色印刷
した後、該表面上に耐熱ウレタン樹脂を7〜10g/m2とな
るようにコーティングし、これを化粧紙とした。15mm厚
のパーティクルボード(13タイプ相当品)の表面に尿素
系接着剤を約5g/m2塗布した後、該接着面上に上記化粧
紙を積層して、温度180 ℃、圧力20kg/cm2で20秒間加熱
プレスを施し、化粧板Dを得た。
【0025】〔試験例1〕実施例1,2及び比較例1,
2で得られた化粧板の物性(平面引張強度,接着力,耐
水性)について試験を行った。平面引張強度については
JIS A5908に準拠して、接着力についてはJI
S K5400に準拠して碁盤目剥離試験により、耐水
性についてはJASのI類に準拠して試験を行った。結
果を表1に示す。
【0026】
【表1】 表1から明らかなように、化粧板A及びBは、化粧板D
よりも各物性に優れ、かつ化粧板Dを改良した化粧板E
と同等以上の良好な物性を有するものであった。
【0027】〔実施例3〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・
建材用薄葉紙)の表面に単色印刷した後、該表面に対し
て耐熱ウレタン樹脂を7〜10g/m2となるようにコーティ
ングした。また、該化粧紙原紙の裏面から、ロールコー
ターによってジアリルフタレート樹脂15g/m2を塗布・含
浸して乾燥し、これを化粧紙とした。該化粧紙におい
て、該ジアリルフタレート樹脂は表面には達していなか
った。図3に示される装置を使用して、得られた化粧紙
を30℃以下に冷却しながら15mm厚のパーティクルボード
(13タイプ相当品)に積層して温度180 ℃、圧力20kg/c
m2で20秒間加熱プレスを施し、化粧板Eを得た。
【0028】〔実施例4〕30g/m2の化粧紙原紙(家具・
建材用薄葉紙)の表面に単色印刷した後、該表面に対し
て耐熱ウレタン樹脂を7〜10g/m2となるようにコーティ
ングした。また、該化粧紙原紙の裏面から、ロールコー
ターによってジアリルフタレート樹脂35g/m2を塗布・含
浸して乾燥し、これを化粧紙とした。該化粧紙におい
て、該ジアリルフタレート樹脂は表面には達していなか
った。図3に示される装置を使用して、得られた化粧紙
を30℃以下に冷却しながら15mm厚のパーティクルボード
(13タイプ相当品)に積層して温度180 ℃、圧力20kg/c
m2で20秒間加熱プレスを施し、化粧板Fを得た。
【0029】〔試験例2〕実施例3,4で得られた化粧
板の物性について、試験例1と同様にして試験を行っ
た。結果を表2に示す。
【表2】 化粧板Eと化粧板Fとはジアリルフタレート樹脂の含浸
量のみに違いがあるものであるが、表2から明らかなよ
うに、両者は物性的には大幅な差異はない。但し、ジア
リルフタレート樹脂を化粧紙原紙に含浸させるには、機
械的な問題から15g/m2が下限であると考えられた。
【0030】
【発明の効果】本発明の化粧紙によれば、耐水性、耐熱
性、紙間強度等に優れる化粧板を、低コストかつ高い生
産性で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例による化粧紙を示す概略断面図で
ある。
【図2】本発明の一例による化粧板を示す概略断面図で
ある。
【図3】本発明の化粧板を製造することのできる装置の
一例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1…化粧紙 2…化粧 3…基材 4…熱硬化性樹脂含浸層 40…硬化樹脂層 5…化粧板 6…基板 11…化粧板製造装置 12…搬送ロール 13…連続プレス成形装置 14…冷却装置 15…化粧紙ロール 16,17…ガイドロール 18,19…回転加熱ドラム 20…スチールベルト 21…加圧クッション 22,23…冷却板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面から熱硬化性樹脂を塗布し、表面ま
    で達しない熱硬化性樹脂含浸層を形成したことを特徴と
    する化粧紙。
  2. 【請求項2】 該熱硬化性樹脂が、ジアリルフタレート
    樹脂、アミノ樹脂、及びフェノール樹脂からなる群から
    選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の化粧紙。
  3. 【請求項3】 該熱硬化性樹脂の含浸量が、乾燥重量で
    15〜50g/m2である請求項1又は2記載の化粧紙。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化粧紙と基板とを積層
    し、加熱プレスしてなることを特徴とする化粧板。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の化粧紙と基板とを積層
    し、加熱プレスして化粧板を製造する方法であって、該
    加熱プレスする直前に該化粧紙を冷却することを特徴と
    する化粧板の製造方法。
JP23045497A 1997-08-11 1997-08-11 化粧紙、該化粧紙を用いた化粧板及び該化粧板の製造方法 Pending JPH1158622A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006010788A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-02 Laminating Papers Oy Moisture-barrier coating material, a sheet-like product coated with this and methods of manufacturing these

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WO2006010788A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-02 Laminating Papers Oy Moisture-barrier coating material, a sheet-like product coated with this and methods of manufacturing these

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