JPH1159307A - エアバッグの折畳方法およびエアバッグの折畳装置 - Google Patents

エアバッグの折畳方法およびエアバッグの折畳装置

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JPH1159307A
JPH1159307A JP9229869A JP22986997A JPH1159307A JP H1159307 A JPH1159307 A JP H1159307A JP 9229869 A JP9229869 A JP 9229869A JP 22986997 A JP22986997 A JP 22986997A JP H1159307 A JPH1159307 A JP H1159307A
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airbag
outer peripheral
folding
peripheral portion
folded
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JP9229869A
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Masami Tonooka
正美 殿岡
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグを円滑に膨出展開する。折り畳み
作業を容易にして製造コストを低減する 【解決手段】 平面状に拡げたエアバッグ15の内側に複
数のスペーサ47を配置する。スペーサ47は、エアバッグ
15の内側に中央のガス流入口34から外周側に放射状に挿
入する。外周部から集積帯53でエアバッグ15を中心側に
押圧するとともに、スペーサ47を後退する。スペーサ47
により、エアバッグ15の上側基布31と下側基布42とを分
離し、互いに混ざらずに波状に折り畳む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車な
どのエアバッグ装置に備えられて膨出展開するエアバッ
グを折り畳むエアバッグの折畳方法およびエアバッグの
折畳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のステアリングホ
イールのボス部に備えられて乗員を保護するエアバッグ
装置が用いられている。そして、このエアバッグ装置
は、ステアリングホイール本体に取り付けられるベース
プレートと、このベースプレートに取り付けられたイン
フレータと、このインフレータを覆うようにして折り畳
まれて収納された袋状のエアバッグと、このエアバッグ
を覆ってベースプレートに取り付けられたカバー体とな
どから構成されている。そして、このエアバッグ装置
は、制御装置が車両の衝突などを検出した状態で、イン
フレータを起動し、このインフレータから瞬時に大量の
不活性ガスをエアバッグの内部に放出して、エアバッグ
を膨出展開させる。そして、このエアバッグが膨出する
圧力によりカバー体を開裂させ、エアバッグを乗員の前
方に広く展開させて乗員を受け止め、乗員に加わる衝撃
を緩和するようになっている。
【0003】そして、このようなエアバッグ装置に折り
畳んで収納されるエアバッグは、迅速に所定の形状に膨
出展開するとともに、折り畳み作業が容易で製造コスト
を低減できることが望まれている。
【0004】この点、例えば、特開平5−254379
号公報に記載されているように、平面状に拡げたエアバ
ッグを所定の複数の折線で折り返す構成が知られてい
る。しかしながら、この構成では、エアバッグを正確な
位置で多数回折り返す作業が必要で、製造コストの低減
が困難になる。また、エアバッグは、このエアバッグを
構成する基布を2枚重ねた状態で密に折り重ねられるた
め、円滑な展開のために出力の大きなインフレータが用
いられ、また、このインフレータの出力に対応するた
め、エアバッグに補強などが施されると、装置全体が大
形化し、製造コストが上昇するなどの問題を備えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、平
面状に拡げたエアバッグを所定の複数の折線で折り返す
構成では、エアバッグを正確な位置で多数回折り返す作
業が必要で、製造コストの低減が困難になり、また、エ
アバッグは、このエアバッグを構成する基布を2枚重ね
た状態で密に折り重ねられるため、円滑な展開のために
出力の大きなインフレータが用いられ、また、このイン
フレータの出力に対応するため、エアバッグに補強など
が施されると、装置全体が大形化し、製造コストが上昇
するなどの問題を備えている。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、エアバッグを円滑に膨出展開できるとともに、折
り畳み作業を容易にして製造コストを低減できるエアバ
ッグの折畳方法およびエアバッグの折畳装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グの折畳方法は、互いに対向する第1の基布部と第2の
基布部とが外周部で接続された袋状のエアバッグを折り
畳むエアバッグの折畳方法であって、前記第1の基布部
と第2の基布部との間に外周部に向かって挿入部材を挿
入するとともに、これら基布部を面状に拡げ、前記挿入
部材を後退させながら、前記エアバッグを外周部から面
方向に沿って押圧するものである。
【0008】そして、この構成では、面状に拡げた基布
部を外周部から押圧することにより、エアバッグが容易
に折り畳まれ、製造コストが低減される。また、第1の
基布部と第2の基布部との間に挿入部材を挿入したの
で、エアバッグを外周部から押圧して折り畳む際に、第
1の基布部と第2の基布部とが互いに分離した状態でそ
れぞれ折り畳まれ、エアバッグの内側にガスを導入した
際に、ガスが外周側まで迅速に導入され、エアバッグが
小さい出力で円滑に展開する。このため、インフレータ
の出力を小さくし、あるいはエアバッグの補強を簡略化
することが可能になり、製造コストが低減される。さら
に、エアバッグの外周側にガスが迅速に導入されるの
で、エアバッグを外周側に向かい広く偏平に展開させる
ことが容易になる。
【0009】請求項2記載のエアバッグの折畳方法は、
請求項1記載のエアバッグの折畳方法において、挿入部
材は、エアバッグの略中央部に設けられた開口から外周
側に向かって複数放射方向に挿入されるものである。
【0010】そして、この構成では、エアバッグの略中
央部に設けた開口を用いて、エアバッグを略中央部に向
かって押圧し折り畳むことが容易になる。
【0011】請求項3記載のエアバッグの折畳装置は、
エアバッグの外周部を外側から押圧する集積手段と、前
記エアバッグの内側に外周部に向かって進退可能に挿入
され、前記集積手段の前進に従い外周部から後退する挿
入部材とを具備したものである。
【0012】そして、この構成では、集積手段によりエ
アバッグの外周部を外側から押圧することにより、エア
バッグが容易に折り畳まれ、製造コストが低減される。
このとき、集積手段の前進に従い、エアバッグの内側で
外周部から挿入部材を後退させることにより、エアバッ
グを構成する基布の相対向する部分が互いに分離した状
態でそれぞれ折り畳まれ、エアバッグの内側にガスを導
入した際に、ガスが外周側まで迅速に導入され、エアバ
ッグが小さい出力で円滑に展開する。このため、インフ
レータの出力を小さくし、あるいはエアバッグの補強を
簡略化することが可能になり、製造コストが低減され
る。さらに、エアバッグの外周側にガスが迅速に導入さ
れるので、エアバッグを外周側に向かい広く偏平に展開
させることが容易になる。
【0013】請求項4記載のエアバッグの折畳装置は、
請求項3記載のエアバッグの折畳装置において、エアバ
ッグが平面状に拡げられる支持面を設けたテーブルを備
え、挿入部材は、可撓性を有し、エアバッグの外周部に
対向する先端部が、テーブルの支持面に沿って移動する
とともに、基端側は、支持面と交差する方向に移動する
ものである。
【0014】そして、この構成では、エアバッグをテー
ブルの支持面上に拡げることにより作業が容易になると
ともに、挿入部材の進退の際にテーブルの外周側に大き
な空間を必要とせず、また、複数の挿入部材を同時に進
退させることが容易になり、製造装置が小形化される。
【0015】請求項5記載のエアバッグの折畳装置は、
請求項3または4記載のエアバッグの折畳装置におい
て、集積手段は、略環状をなす押圧片部を備え、この押
圧片部の少なくとも一か所には、この押圧片部の周方向
の寸法を変更可能な長さ調整部が設けられたものであ
る。
【0016】そして、この構成では、長さ調整部で押圧
片部の長さ寸法を縮めることにより、略環状をなす押圧
片部にてエアバッグが略全周から押圧され折り畳まれ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグの折畳
方法およびエアバッグの折畳装置の第1の実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0018】図2において、1はエアバッグ装置で、こ
のエアバッグ装置1は、図示しない自動車のステアリン
グホイール本体のボス部に装着され、乗員を衝突の衝撃
から保護するようになっている。なお、ステアリングホ
イール本体は、適宜調節可能に傾斜したステアリングシ
ャフトに取り付けられ、通常傾斜した状態で用いられる
ものであるが、以下、エアバッグ装置1が取り付けられ
る乗員側を上側あるいは正面側、車体側を下側あるいは
底部側として説明する。
【0019】そして、エアバッグ装置1は、支持部材と
してのベースプレート11と、このベースプレート11に取
り付けられるカバー体12、エアバッグ15、リテーナ16、
および図示しないインフレータなどから構成されてい
る。
【0020】そして、ベースプレート11は、金属板をプ
レス成形などして形成され、平面略多角形状をなす基板
部21と、この基板部21の外周部から下方に折曲された周
板部22とが一体に形成されている。また、この基板部21
には、図示しない円孔状のインフレータ用通孔が形成さ
れているとともに、このインフレータ用通孔の周囲に位
置して、複数のリテーナ取付孔が形成されている。さら
に、周板部22には、所定間隔でカバー取付孔24が形成さ
れているとともに、この周板部22の両側部には、ステア
リングホイール本体に固定されるブラケット部25が形成
されている。
【0021】また、カバー体12は、ステアリングホイー
ル本体のボス部およびリム部の一部を覆う被覆部26と、
この被覆部26の下面から下方に突設された筒状の取付片
部とが合成樹脂により一体に形成されている。そして、
これら被覆部26の下側と取付片部の内側とに囲まれた部
分が、エアバッグ15の収納空間になっているとともに、
この収納空間に面して、被覆部26の下面に、平面略H字
状などをなし、脆弱なテアラインが形成されている。ま
た、取付片部は、ベースプレート11の周板部22の外周部
に嵌合し、カバー取付孔24に挿入される複数のリベット
などにより固着され、カバー体12がベースプレート11に
固着されている。
【0022】また、エアバッグ15は、それぞれ円形状を
なす第1の基布部としての上側基布31と第2の基布部と
しての下側基布32との外周部33同士を縫い合わせるなど
して接合し、偏平な袋状に形成されている。そして、下
側基布32には、中央部に、円孔状をなす開口としてのガ
ス流入口34が形成されているとともに、このガス流入口
34の周囲に位置して、図7に示すように複数のリテーナ
取付孔35が形成されている。さらに、この下側基布32に
は、複数の図示しない円孔状のベントホールが開口形成
され、エアバッグ15の内側から外側にガスを排気可能に
なっている。
【0023】そして、リテーナ16は、環状をなすリテー
ナ本体部36を備えるとともに、このリテーナ本体部36か
らは、下側に向かい例えば4本のボルトが突設されてい
る。
【0024】また、インフレータは、略円柱状をなす本
体部を備え、この本体部の外周部にフランジ部が突設さ
れているとともに、このフランジ部の上側に位置して、
ガスを噴射する複数のガス噴射口が形成されている。
【0025】次に、図1ないし図5を参照して、エアバ
ッグ15の折り畳み工程を説明する。
【0026】まず、この折り畳み方法に用いる折畳装置
は、テーブル41を備え、このテーブル41の上面には、平
面状の支持面42が形成されているとともに、中央部に
は、下方に向かって円孔状に開口した中央開口43が形成
されている。そして、この中央開口43には、管状などを
なす偏向部材45が嵌合され、この偏向部材45の内側の中
央に、円柱状をなす中央スペーサ46が貫通しているとと
もに、これら偏向部材45の内側と中央スペーサ46との間
には、挿入部材としての複数のスペーサ47が配置されて
いる。そして、中央スペーサ46と各スペーサ47は基端部
49で連結され、この基端部49が上下方向に駆動されるよ
うになっている。また、各スペーサ47は、中央スペーサ
46よりも長手寸法が大きいとともに、ステンレスワイヤ
ー、ポリフッ化エチレン系繊維で被覆をしたステンレス
ワイヤー、フレキシブルチューブ、あるいはチェーンな
どの可撓性を有する部材で構成され、少なくとも先端部
50が支持面42に沿って放射方向に同時に進退可能になっ
ている。
【0027】また、このテーブル41の上側には、支持面
42を囲むようにして、集積手段としての集積装置52が設
けられている。そして、この集積装置52は、略多角形
状、本実施の形態では6角形状の環状をなす押圧片部と
しての集積帯53を備え、この集積帯53は、可撓性を有す
る複数、本実施の形態では6本の帯体54を有している。
そして、互いに隣接する帯体54は、長さ調整部としての
締め付けガイドであるガイド部材56により、先端部が互
いに沿うように、かつ、放射方向に外方に向かって屈曲
されるとともに、端部が端部接続体57で接続されてい
る。
【0028】そして、各ガイド部材56は、図示しないエ
アシリンダなどの駆動手段により放射方向に沿って同時
に進退駆動されるとともに、図5に示すように、内側に
向かう2箇所の開口61と、外側に向かう一か所の開口62
とが内部で滑らかに湾曲して連通され、平面略Y字状の
案内路64が形成されている。
【0029】さらに、図1および図4に示すように、こ
の集積装置52の上側には、蓋部となる上プレート66が設
けられている。そして、この上プレート66は、例えばテ
ーブル41と同様の形状で、下面に支持面67が形成されて
いるとともに、図示しないエアシリンダなどの駆動手段
により上下方向に進退駆動され、下降した状態で、支持
面67が集積帯53の上側に微小な間隔を有するようになっ
ている。
【0030】また、上記の各部材は、手動により操作さ
れ、あるいは、必要に応じて、CPU、ROM、RAM
などを備えた制御装置が設けられ、全体が制御される。
【0031】そして、この折畳装置を用いた折り畳み工
程は、まず、集積装置52のガイド部材56を外周側に後退
させ、上プレート66を上側に後退させた状態で、エアバ
ッグ15のガス流入口34をテーブル41の中央開口43に合わ
せて、このガス流入口34の周囲をテーブル41に固定す
る。また、この固定には、例えば常用の保持手段が用い
られ、例えば、クランプなどの治具を用い、あるいは、
あらかじめリテーナ16をエアバッグ15の内側に挿入し、
このリテーナ16のボルトをエアバッグ15のリテーナ取付
孔から外部に引き出してテーブル41に締結し、あるい
は、テーブル41にエアバッグ15の開口周縁を保持する保
持部を設けることもできる。
【0032】そして、このエアバッグ15をテーブル41の
支持面42上に平面状に拡げて置き、上プレート66を下降
させた状態で、エアバッグ15が、テーブル41、上プレー
ト66、および集積装置52で区画される空間部に収容され
る。
【0033】さらに、この状態で、スペーサ47の基端部
49を上方に駆動し、各スペーサ47を偏向部材45で偏向さ
せて、図4に示すように、これらスペーサ47をエアバッ
グ15内に放射状に伸ばす。
【0034】続いて、ガイド部材56を中央Cに向かう方
向(図1に示す矢印F方向)に前進させ、集積装置52の
集積帯53を絞る。すると、エアバッグ15の上下の基布3
1,32は、外周部33から押圧され、それぞれ中央側に寄
せ集められるように波状に折り畳まれる。このとき、エ
アバッグ15の内側すなわち上下の基布31,32の間には、
スペーサ47が配置されているため、上下の基布31,32は
互いに混ざり合わないように波状に折り畳まれる。ま
た、各スペーサ47は、ガイド部材56が前進する際には、
エアバッグ15を介して集積帯53に押圧されて同時に後退
し、これらスペーサ47の基端側は、偏向部材45で方向が
変えられ下降する。
【0035】なお、ガイド部材56が移動する際には、帯
体54の端末の端部接続体57は、ガイド部材56の動きに合
せ、集積帯53の張りを調節するように微小な範囲で移動
する。
【0036】そして、ガイド部材56すなわち集積帯53が
所定の位置まで前進した状態で、エアバッグ15は、いわ
ば放射方向すなわち径方向を伸縮方向とする蛇腹状に折
り畳まれ、この形状を保持するため、例えば、破断可能
な帯にて包むラッピング処理を行った上でカバー体12の
内側に挿入し、あるいは、この折畳装置から直接的にカ
バー体12の内側に挿入する。
【0037】そして、エアバッグ装置1の組み立ては、
折り畳んだエアバッグ15を挿入したカバー体12の取付片
部の内側にベースプレート11の周板部22を嵌合し、カバ
ー取付孔24に挿入される図示しないリベットでこれら取
付片部と周板部22とを固着する。さらに、ベースプレー
ト11の下側から、ベースプレート11のインフレータ用通
孔およびエアバッグ15のガス流入口34を介して、エアバ
ッグ15の内側にインフレータの本体部を挿入する。この
状態で、インフレータのガス噴射口がエアバッグ15の内
側に位置するとともに、リテーナ16のボルトがエアバッ
グ15、ベースプレート11およびインフレータのフランジ
部に設けたリテーナ取付孔を挿通し、このボルトにナッ
トを螺合することにより、これらの部材が互いに固定さ
れ、エアバッグ装置1が構成される。
【0038】そして、このエアバッグ装置1は、ベース
プレート11のブラケット部25がボルトを用いてステアリ
ングホイール本体に取り付けられる。そして、このエア
バッグ装置1を備えた車両に衝突の衝撃が加わると、図
示しない制御装置が衝撃を検出してインフレータを起動
させ、エアバッグ15の内側に急速にガスを噴射する。す
ると、このエアバッグ15はガスの圧力により膨出展開
し、カバー体12の被覆部26をテアラインに沿って破断し
てカバー体から突出し、乗員の前方に広く膨出展開する
ようになっている。
【0039】そして、本実施の形態によれば、エアバッ
グ15は、テーブル41の支持面42上に平面状に拡げるのみ
で、このエアバッグ15の上下の基布31,32を外周部33か
ら集積帯53で押圧し、エアバッグ15を折り畳むことがで
きる。そこで、所定の折線に沿って手作業で折り畳む構
成に比べ、折り畳み作業を容易にして、製造コストを低
減できる。
【0040】また、エアバッグ15を折り畳む際は、上下
の基布31,32の間に放射状にスペーサ47を挿入し、エア
バッグ15の寄せ集めにしたがってスペーサ47を後退させ
ることにより、エアバッグ15を外周部から押圧して折り
畳む際に、上下の基布31,32が互いに分離した状態でそ
れぞれ折り畳むことができ、また、折り波形は横方向の
圧縮による縦波となる。そこで、インフレータの起動初
期に発生するガスは、1枚の上側基布31を介しカバー体
12の被覆部26の扉状に開く部分(扉部)に直接的に作用
して、円滑にテアラインを破断し、エアバッグ15を突出
させることができる。さらに、エアバッグ15がカバー体
12から突出した後は、縦波状に寄せ集められたエアバッ
グ15は、ガスが外周側まで迅速に導入され、放射方向す
なわち外周側に向かって広く膨出展開する指向性を有
し、速やかに必要な投影面積を得ることができる。そこ
で、インフレータの出力を小さくし、あるいは、インフ
レータのガスの噴射特性につき、初期ピークを低くした
マイルドな特性とすることができる。このため、エアバ
ッグ15の展開時の衝撃を緩和でき、エアバッグ15につい
て、必要以上の厳重な補強や厚手の基布を要しないた
め、製造コストを低減し、あるいはエアバッグ装置を小
形化することができる。
【0041】また、折畳装置のスペーサ47は、可撓性を
有する部材で形成したため、基端側を一括して上下すな
わち支持面42と交差する方向に移動させることにより、
先端側をエアバッグ15のガス流入口34から挿入して支持
面42と平行に放射状に進退させることができる。そこ
で、テーブル41の外周側に大きな空間を必要とせず、ま
た、複数のスペーサ47を同時に進退させることが容易に
なり、製造装置を小形化、簡略化できる。また、各スペ
ーサ47は、ガス流入口34から放射状に挿入されるため、
エアバッグ15に挿入用の開口を設ける必要もない。
【0042】さらに、折畳装置の集積装置52は、帯体54
を周方向に連結してなる閉ループ状の集積帯53を備えて
おり、ガイド部材56を前進させ、この集積帯53を絞るこ
とにより、この集積帯53で拡げたエアバッグ15を略全周
から押圧して折り畳みできる。
【0043】なお、上記の図3に示す実施の形態では、
折畳装置の集積装置52の集積帯53は、6個の帯体54およ
びガイド部材56を用いた略6角形状としたが、その他8
角形などの多角形状としても良く、あるいは、1個ある
いは2個の帯体54およびガイド部材56を用いるととも
に、この帯体54を円弧状に湾曲させて、略円形状の集積
帯53を形成することもできる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態を図6な
いし図8を参照して説明する。なお、エアバッグ装置1
およびエアバッグ15については第1の実施の形態と同一
であり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】そして、この実施の形態の折畳装置では、
テーブル71は、厚さ寸法が小さく形成され、上面に支持
面72が形成され、中央に中央開口73が形成されていると
ともに、この中央開口73には下方に向かって拡開しテー
ブル71の下面74に連続する傾斜面73a が形成されてい
る。
【0046】また、集積手段としての集積装置75は、支
持面72の外周部に放射状に配置された複数の集積ブロッ
ク76を備え、各集積ブロック76は、エアシリンダなどの
駆動手段により中央部に向かって進退駆動されるように
なっている。
【0047】また、挿入部材としてのスペーサ77は、薄
肉の鋼材など可撓性、あるいは可撓性および弾性を有す
る部材からなり、上下方向(図8に示すY方向)には、
極めて柔軟である一方、周方向(図8に示すX方向)に
は曲がりにくく形成されている。また、エアバッグ15の
内側に当接する先端部78は、エアバッグ15に影響を与え
ないように丸みをおびて形成されている。
【0048】さらに、この集積装置75の上側には、蓋部
となる上プレート80が、上下に進退可能に、あるいは単
に載置可能に設けられ、下降した状態で、集積ブロック
76の上側に微小の間隔を介して保持されるようになって
いる。
【0049】そして、この折畳装置を用いた折り畳み工
程は、まず、集積装置75の各集積ブロック76外周側に後
退させ、上プレート80を上側に後退させた状態で、エア
バッグ15のガス流入口34をテーブル71の中央開口73に合
わせて、このガス流入口34の周囲をテーブル71に固定す
る。また、この固定には、例えば常用の保持手段が用い
られ、例えば、クランプなどの治具を用い、あるいは、
あらかじめリテーナ16をエアバッグ15の内側に挿入し、
このリテーナ16のボルトをエアバッグ15のリテーナ取付
孔から外部に引き出してテーブル71に締結する。
【0050】そして、このエアバッグ15をテーブル71の
支持面72上に平面状に拡げて置き、各スペーサ77の先端
部78から、エアバッグ15のガス流入口34からエアバッグ
15の内側に差し込み、上プレート80を置いた状態で、エ
アバッグ15が、テーブル71、上プレート80、および集積
ブロック75で区画される空間部に収納される。
【0051】続いて、集積ブロック75を中央Cに向かう
方向(図6に示す矢印F方向)に前進させ、エアバッグ
15の上下の基布31,32を外周部33から押圧して中央Cに
寄せながら、それぞれ中央側に寄せ集められるように波
状に折り畳む。このとき、エアバッグ15の内側すなわち
上下の基布31,32の間には、スペーサ77が配置されてい
るため、上下の基布31,32は互いに混ざり合わないよう
に波状に折り畳まれる。また、各スペーサ77は、集積ブ
ロック76が前進する際には、エアバッグ15を介して集積
ブロック76に押圧されて同時に後退し、すなわち、スペ
ーサ77の先端部78と集積ブロック76との間にエアバッグ
15の外周部33を挟持した状態で、これらスペーサ77は、
テーブル71の下面74に沿って引き抜かれる。
【0052】そして、集積ブロック76が所定の位置まで
前進した状態で、エアバッグ15を回転させるなどして、
これら集積ブロック76同士の間からはみ出した耳状の部
分(耳部)を折り畳んだ部分の外周に巻き付けるなどす
ることにより、所定の状態に折り畳まれる。
【0053】そして、この構成においても、エアバッグ
15は、いわば放射方向すなわち径方向を伸縮方向とする
蛇腹状に折り畳まれ、この形状を保持するため、例え
ば、破断可能な帯にて包むラッピング処理を行った上で
カバー体12の内側に挿入し、あるいは、この折畳装置か
ら直接的にカバー体12の内側に挿入し、折り畳み工程を
完了する。
【0054】そして、この第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態の効果に加え、折畳装置を簡略化
でき、製造コストを低減することができる。
【0055】なお、上記の各実施の形態において、各ス
ペーサは、集積装置の集積帯54および集積ブロック76に
押動されて後退する構成のほか、駆動手段を用いあるい
は手動により集積装置と連動して進退させることもでき
る。また、各スペーサの先端部は、エアバッグ15の外周
部と離間させても良く、あるいはわずかに付勢力か加わ
るように当接させることもできる。例えば、スペーサ77
の内挿量(自然長)において先端部78が集積ブロック76
の位置より外側に位置するように設定すれば、集積ブロ
ック76によりスペーサ77が圧縮され、付勢力を生じるこ
とになる。
【0056】また、エアバッグが平面円形状でない場合
には、各種エアバッグの形状に対応して、各スペーサの
長さを変更し、あるいは進退する範囲をそれぞれ設定す
ることもできる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグの折畳方法に
よれば、面状に拡げた基布部を外周部から押圧すること
により、エアバッグが容易に折り畳まれ、製造コストを
低減できる。また、第1の基布部と第2の基布部との間
に挿入部材を挿入したため、エアバッグを外周部から押
圧して折り畳む際に、第1の基布部と第2の基布部とが
互いに分離した状態でそれぞれ折り畳まれ、エアバッグ
の内側にガスを導入した際に、ガスが外周側まで迅速に
導入され、エアバッグを小さい出力で円滑に展開でき
る。このため、インフレータの出力を小さくし、あるい
はエアバッグの補強を簡略化することが可能になり、製
造コストを低減できる。さらに、エアバッグの外周側に
ガスが迅速に導入されるため、エアバッグを外周側に向
かい広く偏平に展開させることが容易にできる。
【0058】請求項2記載のエアバッグの折畳方法によ
れば、請求項1記載の効果に加え、挿入部材を、エアバ
ッグの略中央部に設けられた開口から外周側に向かって
複数放射方向に挿入することにより、エアバッグの略中
央部に設けた開口を用いて、エアバッグを略中央部に向
かって押圧し折り畳むことを容易にできる。
【0059】請求項3記載のエアバッグの折畳装置によ
れば、集積手段によりエアバッグの外周部を外側から押
圧することにより、エアバッグが容易に折り畳まれ、製
造コストを低減できる。このとき、集積手段の前進に従
い、エアバッグの内側で外周部から挿入部材を後退させ
ることにより、エアバッグを構成する基布の相対向する
部分が互いに分離した状態でそれぞれ折り畳まれ、エア
バッグの内側にガスを導入した際に、ガスが外周側まで
迅速に導入され、エアバッグを小さい出力で円滑に展開
できる。このため、インフレータの出力を小さくし、あ
るいはエアバッグの補強を簡略化することが可能にな
り、製造コストを低減できる。さらに、エアバッグの外
周側にガスが迅速に導入されるため、エアバッグを外周
側に向かい広く偏平に展開させることが容易にできる。
【0060】請求項4記載のエアバッグの折畳装置によ
れば、請求項3記載の効果に加え、エアバッグが平面状
に拡げられる支持面を設けたテーブルを備えたため、エ
アバッグをこの支持面上に拡げることにより作業を容易
にできる。また、挿入部材は、可撓性を有し、エアバッ
グの外周部に対向する先端部は、テーブルの支持面に沿
って移動させるとともに、基端側は、支持面と交差する
方向に移動させることにより、挿入部材の進退の際にテ
ーブルの外周側に大きな空間を必要とせず、また、複数
の挿入部材を同時に進退させることが容易になり、製造
装置を小形化できる。
【0061】請求項5記載のエアバッグの折畳装置によ
れば、請求項3または4記載の効果に加え、集積手段
は、長さ調整部で略環状をなす押圧片部の長さ寸法を縮
めることにより、この押圧片部にてエアバッグを略全周
から押圧して折り畳みできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグの折畳装置の一実施の形態
を示す断面図である。
【図2】同上エアバッグを備えたエアバッグ装置の一部
の斜視図である。
【図3】同上エアバッグの折畳装置の平面図である。
【図4】同上エアバッグの折畳装置の図3のA−A断面
図である。
【図5】同上エアバッグの折畳装置の一部の断面図であ
る。
【図6】本発明のエアバッグの折畳装置の第2の実施の
形態を示す断面図である。
【図7】同上エアバッグの折畳装置の折り畳み動作の説
明図である。
【図8】同上エアバッグの折畳装置の一部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
15 エアバッグ 31 第1の基布部としての上側基布 32 第2の基布部としての下側基布 33 外周部 34 開口としてのガス流入口 41,71 テーブル 42,72 支持面 47,77 挿入部材としてのスペーサ 52,75 集積手段としての集積装置 53 押圧片部としての集積帯 56 長さ調整部としてのガイド部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する第1の基布部と第2の基
    布部とが外周部で接続された袋状のエアバッグを折り畳
    むエアバッグの折畳方法であって、 前記第1の基布部と第2の基布部との間に外周部に向か
    って挿入部材を挿入するとともに、これら基布部を面状
    に拡げ、 前記挿入部材を後退させながら、前記エアバッグを外周
    部から面方向に沿って押圧することを特徴とするエアバ
    ッグの折畳方法。
  2. 【請求項2】 挿入部材は、エアバッグの略中央部に設
    けられた開口から外周側に向かって複数放射方向に挿入
    されることを特徴とする請求項1記載のエアバッグの折
    畳方法。
  3. 【請求項3】 エアバッグの外周部を外側から押圧する
    集積手段と、 前記エアバッグの内側に外周部に向かって進退可能に挿
    入され、前記集積手段の前進に従い外周部から後退する
    挿入部材とを具備したことを特徴とするエアバッグの折
    畳装置。
  4. 【請求項4】 エアバッグが平面状に拡げられる支持面
    を設けたテーブルを備え、 挿入部材は、可撓性を有し、エアバッグの外周部に対向
    する先端部が、テーブルの支持面に沿って移動するとと
    もに、基端側は、支持面と交差する方向に移動すること
    を特徴とする請求項3記載のエアバッグの折畳装置。
  5. 【請求項5】 集積手段は、略環状をなす押圧片部を備
    え、この押圧片部の少なくとも一か所には、この押圧片
    部の周方向の寸法を変更可能な長さ調整部が設けられた
    ことを特徴とする請求項3または4記載のエアバッグの
    折畳装置。
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