JPH1159488A - 乗用型電動車両 - Google Patents

乗用型電動車両

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JPH1159488A
JPH1159488A JP9230756A JP23075697A JPH1159488A JP H1159488 A JPH1159488 A JP H1159488A JP 9230756 A JP9230756 A JP 9230756A JP 23075697 A JP23075697 A JP 23075697A JP H1159488 A JPH1159488 A JP H1159488A
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electric motor
case
differential
body frame
drive unit
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JP9230756A
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Jun Hosaka
潤 保坂
Takao Kobayashi
隆夫 小林
Koji Yasuda
興次 安田
Shuhei Imai
周平 今井
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アップ、ダウンの激しい地面でも、効率の良
い走行を可能にする乗用型電動車両を提供する。 【解決手段】 左右の後輪Wrを支持するアクスルケー
ス38と、それに一体に結合して差動装置36を収容す
るデフケース37と、このデフケース37にステータ4
2を一体に結合する電動モータ1と、この電動モータ1
の出力軸44及び差動装置36の入力軸45間を連結す
る自動変速機46とから駆動ユニットDを構成し、この
駆動ユニットDを、車体フレームFに上下揺動可能に懸
架される後部スイングアーム59に支持させ、これによ
り、負荷変動に拘らず電動モータ1を高効率の領域で作
動させると共に、駆動ユニットDによる車体フレーム上
の乗員室の縮小を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場で使用す
る乗用型電動ゴルフカート、遊園地等で使用する乗用型
電動管理作業車、その他の乗用型電動車両に関し、特
に、車体フレームの前部に左右一対の前輪を、またその
後部に、電動モータ及びそれにより駆動される左右一対
の後輪を備える駆動ユニットをそれぞれ懸架し、車体フ
レーム上に乗員室を形成したものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる乗用型電動車両としては、電動モ
ータの出力軸を後輪に直結した電動式ゴルフカートが公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電動モ
ータの出力軸を後輪に直結した乗用型電動車両は、比較
的平坦な地面では支障なく走行し得るが、アップ、ダウ
ンの激しい地面では、負荷変動に電動モータの出力特性
が対応しきれず、非効率的な走行となり、バッテリの電
力消費が著しくなる。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、アップ、ダウンの激しい地面でも、効率の良い走
行を可能にする前記乗用型電動車両を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体フレームの前部に左右一対の前輪
を、またその後部に、電動モータ及びそれにより駆動さ
れる左右一対の後輪を備える駆動ユニットをそれぞれ懸
架し、車体フレーム上に乗員室を形成した、乗用型電動
車両において、左右の後輪を支持するアクスルケース
と、このアクスルケースに一体に結合して、左右の後輪
を連結した差動装置を収容するデフケースと、このデフ
ケースにケーシングを一体に結合する電動モータと、こ
の電動モータの出力軸及び差動装置の入力軸間を連結す
る自動変速機とから駆動ユニットを構成し、この駆動ユ
ニットを、車体フレームに上下揺動可能に懸架されるス
イングアームに支持させたことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば、ゴルフカートが
アップ、ダウンの激しいカート道を走行する場合でも、
負荷変動に伴い電動モータの回転数が変化すると、それ
に応じた自動変速機の変速作動により、電動モータは出
力効率の良好な回転域を維持できて、バッテリの電力を
有効に消費することができる。しかも、スイングアーム
に電動モータ及び自動変速機がデフケースと共に支持さ
れることから、車体フレームに電動モータ及び自動変速
機の設置スペースを特別用意する必要がなく、それだけ
車体フレーム上の乗員用スペースを広く確保することが
でき、のみならず電動モータ及び差動装置間の動力伝導
系にカルダンシャフトを設ける必要もないから、動力伝
導系の簡素化をもたらすことができる。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、電動モ
ータのケーシング及びデフケースをマウントケースの一
側面に固着して相互に一体に結合し、このマウントケー
スとアクスルケースとをスイングアームに連結したこと
を第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば、マウントケース
が電動モータ及びデフケース間を結合すること、及び駆
動ユニットをスイングアームに支持することの二様の役
割を果たし、構造の簡素化を図ることができる。
【0009】さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加
えて、車体フレームに駆動ユニットを覆う後部フレーム
を設け、この後部フレーム上にキャリヤを設けたことを
第3の特徴とする。
【0010】この第3の特徴によれば、キャリヤを支持
する後部フレームにより、駆動ユニットを保護すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】図1及び図2において、本発明を適用した
乗用型電動ゴルフカートCは、車体フレームFの前部に
左右一対の前輪Wfを前部懸架装置Sfを介して取付
け、また車体フレームFの後部に、左右一対の後輪Wr
及び電動モータ1を含む駆動ユニットDを後部懸架装置
Srを介して取付け、さらに車体フレームF上に左右側
面を開放した乗員室2と、その後部でゴルフ用具3を搭
載するキャリヤ4とを設けて構成される。乗員室2には
操縦席5及び補助席6が並設されると共に、操縦席5の
前部に操向ハンドル7が配設される。
【0013】乗員室2は、前輪Wfの上方で車体フレー
ムFの前部に取付けられた前部隔壁体8と、車体フレー
ムFの後部に立設された支柱9と、この支柱9に後端を
結合したルーフ10と、このルーフ10の前端と前部隔
壁体8と連結するウインドシールド11とで形成され
る。
【0014】図3及び図4に示すように、前部隔壁体8
は合成樹脂製の中空体で、ウインドシールド取付面12
より前方へ突出したバンパ部8aと、該取付面12を有
して乗員室2側に膨出したインストルメントパネル部8
bとからなり、ウインドシールド取付面12に埋設され
た複数のナット13と、これらに螺合するボルト14と
によりウインドシールド11の下端がウインドシールド
取付面12に取付けられる。
【0015】インストルメントパネル部8bの上面に
は、前部隔壁体8の中空部を利用して小物入れ用の凹部
15が形成され、ゴルフボールやグローブの収納に供さ
れる。またバンパ部8a及びインストルメントパネル部
8bの下面にも複数のナット16が埋設されており、前
部隔壁体8は、車体フレームFの後述する前部起立枠2
1fに連なるブラケット21f1 ,21f2 に上記ナッ
ト16に螺合するボルト17により固着される。
【0016】図1、図2及び図5において、車体フレー
ムFは、前後方向に延びる左右一対のメインフレーム1
8と、両メインフレーム18を、その前後で連結する前
部クロスメンバ19f及び後部クロスメンバ19rと、
メインフレーム18の左右両外側に配置される一対のサ
イドシル20と、これらサイドシル20及びメインフレ
ーム18の前端を相互に連結しつゝ斜め前方へ起立する
前部起立枠21fと、サイドシル20及びメインフレー
ム18の後端を相互に連結しつゝ斜め後方へ起立する後
部起立枠21rと、この前部起立枠21fの上端から後
方へ延びると共に、後端部が下方へ屈曲した後部フレー
ム23とから構成され、操縦席5及び補助席6の前方に
おいて、車体フレームFの前半部上面に床板22が張ら
れる。前記キャリヤ4は後部フレーム23に取付けられ
る。またこの後部フレーム23は前記駆動ユニットDを
覆って保護するようになっている。
【0017】車体フレームF上には、バッテリBを収容
するバッテリ室24を形成する箱形のシートフレーム2
5が結合され、その上面で操縦席5及び補助席6が支持
される。シートフレーム25の前面には、バッテリ室2
4を開閉する蓋体26が設けられ、バッテリBの着脱、
点検等の作業ができるようになっている。
【0018】前部懸架装置Sfは、左右の前記メインフ
レーム18間に架設される前部枢軸27に上下揺動可能
に支持されると共に、ナックル28を介して左右の前輪
Wfを個別に転向可能に支持する左右一対の前部スイン
グアーム29を備えており、これら前部スイングアーム
29を個別に弾性支持すべく、各前部スイングアーム2
9と車体フレームFの前部起立枠21fとの間に前部ク
ッションユニット30が取付けられる。
【0019】また上記前部起立枠21fに操向ギヤボッ
クス31が取付けられ、その一端からは、前記操向ハン
ドル7の回転に連動して左右動するタイロッド32が延
出し、その先端は片側の前輪Wfのナックル28に連結
される。またそのナックル28は、反対側の前輪Wfの
ナックル28に連動ロッド33を介して連結される。し
たがって、操向ハンドル7の回転により、左右の前輪W
fの操舵を行うことができる。
【0020】図6ないし図8において、前記駆動ユニッ
トDは、左右の後輪Wrのリアアクスル35間に介裝さ
れる差動装置(36)を収容したデフケース37と、こ
のデフケース37の左右両端に一体に結合して、上記リ
アアクスル35を支承するアクスルケース38と、デフ
ケース37の一端面に後部をボルト39で結合されるマ
ウントケース40と、デフケース37の前方に位置して
おり、ステータを含むケーシング42がマウントケース
40の前部にボルト41で結合される電動モータ1と、
この電動モータ1のロータ43に連なる出力軸44及び
差動装置36の入力軸45間を連結する自動変速機46
と、この自動変速機46を覆うようにマウントケース4
0にボルト48で接合されるミッションカバー47とか
ら構成される。
【0021】図9に示すように、前記自動変速機46は
公知のベルト式のもので、電動モータ1の出力軸44に
取付けられた、固定プーリ半体49a及び可動プーリ半
体49bからなる駆動プーリ49と、差動装置36の入
力軸45に取付けられた固定プーリ半体50a及び可動
プーリ半体50bからなる被動プーリ50と、これらプ
ーリ49,50に巻掛られるベルト51と、駆動プーリ
49の可動プーリ半体49bに設けられて、前記出力軸
44の回転数の上昇に応じて駆動プーリ49の有効半径
を拡大するように可動プーリ半体49bを作動する遠心
機構52と、被動プーリ50の可動プーリ半体60b
を、被動プーリ50の有効半径を拡大する方向に常時付
勢する戻しばね53とから構成される。したがって、電
動モータ1の回転数の上昇に応じて前記出力軸44及び
入力軸45間の変速比が減少するようになっている。
【0022】図8に示すように、前記差動装置36にお
いて、その入力軸45とリングギヤ54との間には中間
軸55が配設され、入力軸45に形成された小径ギヤ5
6が中間軸55に固着された大径ギヤ57に噛合され、
また中間軸55に形成された小径ギヤ58がリングギヤ
54に噛合され、入力軸45からリングギヤ74を大な
る減速比をもって駆動するようになっている。こうする
ことにより、入力軸45及びアクスルケース38の軸間
距離を充分確保して、自動変速機46とアクスルケース
38との干渉を回避することができる。
【0023】前記駆動ユニットDは、後部懸架装置Sr
の主体をなす後部スイングアーム59に支持される。即
ち、後部スイングアーム59は、両自由端を後方へ向け
たV又はU字状をなしており、その両端に溶接された支
持台60に、アクスルケース38を上下から挟んで対向
する一対の挟持部材61がボルト62で固着される。一
方、マウントケース40の前端には、支持ボス40aが
一体に形成されており、これが後部スイングアーム59
の前端上面に突設されたブラケット59aにボルト63
で固着され、こうして、一体に結合されたデフケース3
7及びマウントケース40は、後部スイングアーム59
に3点で安定良く支持される。
【0024】図7及び図8に示すように、前記後部スイ
ングアーム59の前面には、前記後部クロスメンバ19
rの透孔65を回転及び揺動可能に緩く貫通する後部枢
軸66が一体に形成されており、この後部枢軸66に、
後部クロスメンバ19rを前後から挟む一対のマウント
ゴム67と、後側のマウントゴム67を支承するストッ
パ板68と、前側のマウントゴム67を押圧する押さえ
板69とが設けられる。そして、一対のマウントゴム6
7により後部クロスメンバ19rを挟んだ状態で、後部
枢軸66に螺合したナット70により押さえ板69は後
部枢軸66の段部66aまで締め付けられる。こうして
マウントゴム67には、後部クロスメンバ19rに対す
る一定の挟持力が付与され、その挟持力を越える外力が
マウントゴム67に加わると、マウントゴム67は弾性
変形して後部スイングアーム59の上下方向の揺動を許
容する。また後部枢軸66及びマウントゴム67は相対
回転が可能であり、これにより後部スイングアーム59
は後部枢軸66周りに回動することができる。
【0025】一方、車体フレームFの後部起立枠21r
とアクスルケース38との間に左右一対の後部クッショ
ンユニット71(図6及び図7参照)が介装される。ま
た前記後部フレーム23の左右方向一側部に固設された
ブラケット72と、アクスルケース38の左右方向他側
部に挟持部材61と共に固着されたブラケット73と
に、左右方向に延びるラテラルロッド74の両端が、軸
線を前後に向けたピボット軸75,76によりそれぞれ
連結される。これにより、左右の後輪Wrの上下動は許
容するが、左右方向の変位を拘束することができる。以
上により、後部懸架装置Srが構成される。
【0026】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0027】電動モータ1を作動すれば、その出力トル
クは、出力軸44から自動変速機46の駆動プーリ4
9、ベルト51、被動プーリ50を順次経て差動装置3
6に伝達し、さらにリアアクスル35を経て左右の後輪
Wrに伝達し、それらを駆動してゴルフカートCを走行
させることができる。
【0028】而して、電動モータ1の設定値以下の低回
転域では、自動変速機46において、遠心機構52の発
生する遠心力が弱いので、戻しばね53の付勢力が勝っ
て被動プーリ50の有効半径を拡大させ、Lowの変速
状態が保持される。電動モータ1の回転数が設定値を越
えて上昇すると、遠心機構52の発生する遠心力の増大
に応じて駆動プーリ49の有効半径が拡大し、Top側
へ向けて自動的に変速が行われ、また電動モータ1の回
転数が低下すると、反対にLow側へ向けて自動的に変
速が行われる。したがって、ゴルフカートCがアップ、
ダウンの激しいカート道を走行する場合でも、負荷変動
に伴い電動モータ1の回転数が変化すると、それに応じ
た自動変速機46の変速作動により、電動モータ1は出
力効率の良好な回転域を維持し、バッテリBの電力を有
効に消費することができる。これにより、ゴルフカート
Cのドライバビリティが向上すると共に、走行距離を延
ばすことができる。
【0029】図10及び図11は、本発明の乗用型電動
ゴルフカートCと従来の乗用型電動ゴルフカートとの走
行性能を比較する線図であり、これらから明らかよう
に、本発明によれば、同一勾配の登坂時の消費電力の減
少と、登坂能力の向上をもたらすことができる。
【0030】ゴルフカートCの走行中、路面の凹凸によ
り左右の後輪Wrが同時に上下動すれば、後部スイング
アーム59がマウントゴム67を変形させながら後部枢
軸66を上下に揺動させると共に、左右の後部クッショ
ンユニット71を伸縮させて、路面からの衝撃を吸収す
ることができる。また左右一方の後輪Wrが上下動する
場合は、後部スイングアーム59が後部枢軸66周りに
回動しながら該一方の後輪Wr側の後部クッションユニ
ット71を伸縮させるので、車体の傾きを極力抑えつ
ゝ、路面からの衝撃を吸収することができる。
【0031】このように作動する後部スイングアーム5
9に電動モータ1及び自動変速機46がデフケース37
と共に支持されるので、車体フレームFに電動モータ1
及び自動変速機46の設置スペースを特別用意する必要
がなく、それだけ車体フレームF上の乗員用スペースを
広く確保することができ、のみならず電動モータ1及び
差動装置36間の動力伝導系にカルダンシャフトを設け
る必要もないから、動力伝導系の簡素化をもたらすこと
ができる。
【0032】また、電動モータ1のケーシング42及び
デフケース37をマウントケース40の一側面に固着し
て相互に一体に結合し、このマウントケース40とアク
スルケース38とを後部スイングアーム59に連結した
ので、マウントケース40が電動モータ1及びデフケー
ス37間を結合すること、及び駆動ユニットDを後部ス
イングアーム59に支持させることの二様の役割を果た
し、構造の簡素化を図ることができる。
【0033】さらに、駆動ユニットDは、キャリヤ4を
支持する後部フレーム23に覆われ、保護されるように
なっているので、駆動ユニットDのための特別な保護部
材が不要であり、構造の簡素化に寄与し得る。
【0034】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。例えば、本発明を遊園地等で使用される乗用
型電動管理作業車にも適用が可能であり、この場合、後
部フレーム23上には、管理作業用具の搭載に適したキ
ャリヤが設けられる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、左右の後
輪を支持するアクスルケースと、このアクスルケースに
一体に結合して、左右の後輪間を連結した差動装置を収
容するデフケースと、このデフケースにケーシングを一
体に結合する電動モータと、この電動モータの出力軸及
び差動装置の入力軸間を連結する自動変速機とから駆動
ユニットを構成し、この駆動ユニットを、車体フレーム
に上下揺動可能に懸架されるスイングアームに支持させ
たので、負荷変動に伴い電動モータの回転数が変化する
と、それに応じた自動変速機の変速作動により、電動モ
ータは出力効率の良好な回転域を維持でき、電動車両が
アップ、ダウンの激しい地面を走行する場合でも、バッ
テリの電力を有効に消費して、ドライバビリティの向上
と走行距離の延長を図ることができる。しかも、スイン
グアームに電動モータ及び自動変速機がデフケースと共
に支持されることから、車体フレームに電動モータ及び
自動変速機の設置スペースを特別用意する必要がなく、
それだけ車体フレーム上の乗員用スペースを広く確保す
ることができ、のみならず電動モータ及び差動装置間の
動力伝導系にカルダンシャフトを設ける必要もないか
ら、動力伝導系の簡素化をもたらすことができる。
【0036】また本発明の第2の特徴によれば、電動モ
ータのケーシング及びデフケースをマウントケースの一
側面に固着して相互に一体に結合し、このマウントケー
スとアクスルケースとをスイングアームに連結したの
で、マウントケースが電動モータ及びデフケース間を結
合すること、及び駆動ユニットをスイングアームに支持
することの二様の役割を果たし、構造の簡素化を図るこ
とができる。
【0037】さらに本発明の第3の特徴によれば、車体
フレームに駆動ユニットを覆う後部フレームを設け、こ
の後部フレーム上にキャリヤを設けたので、キャリヤを
支持する後部フレームにより、駆動ユニットを保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る乗用型電動ゴルフカート
の平面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図2の前部隔壁体周りの拡大断面図。
【図4】上記前部隔壁体の斜視図。
【図5】車体フレームの斜視図。
【図6】駆動ユニット及び後部懸架装置の平面図。
【図7】図6の7−7線断面図。
【図8】図7の8矢視図。
【図9】図7の9−9線断面図。
【図10】本発明の乗用型電動ゴルフカートと従来の乗
用型電動ゴルフカートとの走行距離当たりの消費電力比
較線図。
【図11】本発明の乗用型電動ゴルフカートと従来の乗
用型電動ゴルフカートとの登坂限界比較線図。
【符号の説明】
C・・・・乗用型電動車両としての電動式ゴルフカート D・・・・駆動ユニット F・・・・車体フレーム Sf・・・前部懸架装置 Sr・・・後部懸架装置 Wf・・・前輪 Wr・・・後輪 1・・・・電動モータ 2・・・・乗員室 4・・・・キャリヤ 35・・・リアアクスル 36・・・差動装置 37・・・デフケース 38・・・アクスルケース 40・・・マウントケース 42・・・ケーシング 43・・・ロータ 44・・・電動モータの出力軸 45・・・差動装置の入力軸 46・・・自動変速機 59・・・後部スイングアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 周平 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(F)の前部に左右一対の
    前輪(Wf)を、またその後部に、電動モータ(1)及
    びそれにより駆動される左右一対の後輪(Wr)を備え
    る駆動ユニット(D)をそれぞれ懸架し、車体フレーム
    (F)上に乗員室(2)を形成した、乗用型電動車両に
    おいて、 左右の後輪(Wr)を支持するアクスルケース(38)
    と、このアクスルケース(38)に一体に結合して、左
    右の後輪(Wr)間を連結した差動装置(36)を収容
    するデフケース(37)と、このデフケース(37)に
    ケーシング(42)を一体に結合する電動モータ(1)
    と、この電動モータ(1)の出力軸(44)及び差動装
    置(36)の入力軸(45)間を連結する自動変速機
    (46)とから駆動ユニット(D)を構成し、この駆動
    ユニット(D)を、車体フレーム(F)に上下揺動可能
    に懸架される後部スイングアーム(59)に支持させた
    ことを特徴とする、乗用型電動車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 電動モータ(1)のケーシング(42)及びデフケース
    (37)をマウントケース(40)の一側面に固着して
    相互に一体に結合し、このマウントケース40とアクス
    ルケース(38)とを後部スイングアーム(59)に連
    結したことを特徴とする、乗用型電動車両。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 車体フレーム(F)に駆動ユニット(D)を覆う後部フ
    レーム(23)を設け、この後部フレーム(23)上に
    キャリヤ(4)を設けたことを特徴とする、乗用型電動
    車両。
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