JPH1160306A - 難剥落性軽量表装材及び難燃性軽量表装材 - Google Patents
難剥落性軽量表装材及び難燃性軽量表装材Info
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- JPH1160306A JPH1160306A JP9214223A JP21422397A JPH1160306A JP H1160306 A JPH1160306 A JP H1160306A JP 9214223 A JP9214223 A JP 9214223A JP 21422397 A JP21422397 A JP 21422397A JP H1160306 A JPH1160306 A JP H1160306A
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
- C04B38/08—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by adding porous substances
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Abstract
(57)【要約】
【目的】非常に軽量で、かつ、難剥落性あるいは難燃性
の表装材の提供。 【構成】発泡材を使用して軽量性を実現し、熱可塑性樹
脂バインダを用いて若干の可塑的変形性を付与し、難燃
性骨材と前記発泡材との実験的組成比調整で軽量性と難
燃性を両立させる。
の表装材の提供。 【構成】発泡材を使用して軽量性を実現し、熱可塑性樹
脂バインダを用いて若干の可塑的変形性を付与し、難燃
性骨材と前記発泡材との実験的組成比調整で軽量性と難
燃性を両立させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表装材に関し、更
に詳しくは、建築物の屋内外の壁面等において、例えば
コンクリートやモルタル等の下地上に施工するための、
軽量であってしかも難剥落性あるいは難燃性を併せ持つ
と言うユニークな表装材に関する。
に詳しくは、建築物の屋内外の壁面等において、例えば
コンクリートやモルタル等の下地上に施工するための、
軽量であってしかも難剥落性あるいは難燃性を併せ持つ
と言うユニークな表装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表装材として、例えば比重が2未
満と言う比較的軽量の、ガラス廃材を利用したタイルが
提供されている。一方、例えば骨材として水酸化アルミ
ニウム等の難燃性骨材を多量に使用し、難燃性を高めた
表装材も提供されている。軽量表装材は建材としての運
搬コストの低廉化や施工の容易さの面から有利であり、
難燃性表装材は防火対策等の面から有効である。
満と言う比較的軽量の、ガラス廃材を利用したタイルが
提供されている。一方、例えば骨材として水酸化アルミ
ニウム等の難燃性骨材を多量に使用し、難燃性を高めた
表装材も提供されている。軽量表装材は建材としての運
搬コストの低廉化や施工の容易さの面から有利であり、
難燃性表装材は防火対策等の面から有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近、表装材
に関しては更にレベルの高い要求が施工現場からなされ
ており、上記従来の表装材のように単に軽量であると
か、単に難燃性であるとかでは、その要求を満足できな
くなって来ている。
に関しては更にレベルの高い要求が施工現場からなされ
ており、上記従来の表装材のように単に軽量であると
か、単に難燃性であるとかでは、その要求を満足できな
くなって来ている。
【0004】その第一の要求は、壁面等に施工した表装
材が往々にして剥落する事例がある点に鑑み、表装壁面
の耐久性や人体に対する安全性のために、「難剥落性の
表装材を提供して欲しい。」と言うものである。難剥落
性であるためには、少なくとも非常に軽量であることが
前提になる、と考えられるが、追試の結果、そのための
実験的な指標とした比重1.5以下の表装材でも、必ず
しも十分な難剥落性を実現できないことを発見した。こ
の結果、低比重は必要条件であるが、十分条件ではな
い、と言うことが判明し、更に試行錯誤を重ねた結果、
コンクリート、モルタル等の表装材下地の凝集力が問題
解決のキーポイントであることを突き止めた。
材が往々にして剥落する事例がある点に鑑み、表装壁面
の耐久性や人体に対する安全性のために、「難剥落性の
表装材を提供して欲しい。」と言うものである。難剥落
性であるためには、少なくとも非常に軽量であることが
前提になる、と考えられるが、追試の結果、そのための
実験的な指標とした比重1.5以下の表装材でも、必ず
しも十分な難剥落性を実現できないことを発見した。こ
の結果、低比重は必要条件であるが、十分条件ではな
い、と言うことが判明し、更に試行錯誤を重ねた結果、
コンクリート、モルタル等の表装材下地の凝集力が問題
解決のキーポイントであることを突き止めた。
【0005】第二の要求は、「十分な軽量性と難燃性と
を両立させた表装材が欲しい」と言う、多面的な特徴を
備えた表装材の要求である。一般的に、良く知られた水
酸化アルミニウム等の難燃材を表装材に多量に混入させ
れば、難燃性は十分であるが、軽量性が犠牲になる。前
記従来の難燃性表装材などは、比重が優に3を超えてい
る。即ち、従来の常識では、十分な軽量性と十分な難燃
性とはトレード・オフの関係にあると考えられる。この
点に関しても、本件発明者は、試行錯誤の結果、軽量骨
材と難燃性骨材とを併用し、かつ、両者の組成比をある
一定の範囲内に調整することに問題解決のキーポイント
があることを突き止めた。
を両立させた表装材が欲しい」と言う、多面的な特徴を
備えた表装材の要求である。一般的に、良く知られた水
酸化アルミニウム等の難燃材を表装材に多量に混入させ
れば、難燃性は十分であるが、軽量性が犠牲になる。前
記従来の難燃性表装材などは、比重が優に3を超えてい
る。即ち、従来の常識では、十分な軽量性と十分な難燃
性とはトレード・オフの関係にあると考えられる。この
点に関しても、本件発明者は、試行錯誤の結果、軽量骨
材と難燃性骨材とを併用し、かつ、両者の組成比をある
一定の範囲内に調整することに問題解決のキーポイント
があることを突き止めた。
【0006】
【着眼点】表装材の剥落に関して、本件発明者は、まず
表装材の比重が過大であることが問題の前提にあり、し
かも、表装材の下地がコンクリート、モルタル等のよう
に凝集力の強いものである場合、これによって下地と表
装材の接着面に平面方向のズレを生じさせる強い応力が
発生し、その結果、接着面が剥離し易くなる、と言う作
用メカニズムがある事に気付いた。
表装材の比重が過大であることが問題の前提にあり、し
かも、表装材の下地がコンクリート、モルタル等のよう
に凝集力の強いものである場合、これによって下地と表
装材の接着面に平面方向のズレを生じさせる強い応力が
発生し、その結果、接着面が剥離し易くなる、と言う作
用メカニズムがある事に気付いた。
【0007】そして仮に、下地の凝集力に耐えるために
強力な接着剤を用いるとか、あるいは表装材の裏面(接
着面)に剥離防止用の凹凸を形成しておくとかの対策を
講じても、応力自体が残留する以上、いずれは接着面の
破壊等に基づく剥離を生ずるのであり、従って問題を本
質的に解決し得る表装材とは、十分に軽量で、かつ上記
の応力を解消もしくは緩和させるような性質を持つもの
でなければならない事に想到し、下記の第1発明を完成
した。
強力な接着剤を用いるとか、あるいは表装材の裏面(接
着面)に剥離防止用の凹凸を形成しておくとかの対策を
講じても、応力自体が残留する以上、いずれは接着面の
破壊等に基づく剥離を生ずるのであり、従って問題を本
質的に解決し得る表装材とは、十分に軽量で、かつ上記
の応力を解消もしくは緩和させるような性質を持つもの
でなければならない事に想到し、下記の第1発明を完成
した。
【0008】十分な軽量性と難燃性との両立に関して
は、特に軽量性が優れ、耐熱性でもある無機質の発泡材
に着目した。そして、無機質の発泡材と、優れた難燃材
である水酸化アルミニウム等との両者を骨材として選択
的に併用し、かつその重量組成比をある範囲に限定する
と、十分な軽量性と難燃性とを両立し得る事を実験事実
に基づいて究明し、下記の第2発明を完成した。
は、特に軽量性が優れ、耐熱性でもある無機質の発泡材
に着目した。そして、無機質の発泡材と、優れた難燃材
である水酸化アルミニウム等との両者を骨材として選択
的に併用し、かつその重量組成比をある範囲に限定する
と、十分な軽量性と難燃性とを両立し得る事を実験事実
に基づいて究明し、下記の第2発明を完成した。
【0009】
(第1発明の構成)上記課題を解決するための本願第1
発明(請求項1に記載の発明)の構成は、骨材の少なく
とも10容量部が下記Aの軽量骨材であり、バインダと
して下記Bの成分が用いられており、かつ、比重が1.
5未満で、可塑的変形が可能である難剥落性軽量表装材
である。 A.無機質又は有機質の発泡材。 B.熱可塑性合成樹脂。
発明(請求項1に記載の発明)の構成は、骨材の少なく
とも10容量部が下記Aの軽量骨材であり、バインダと
して下記Bの成分が用いられており、かつ、比重が1.
5未満で、可塑的変形が可能である難剥落性軽量表装材
である。 A.無機質又は有機質の発泡材。 B.熱可塑性合成樹脂。
【0010】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
骨材の10〜50容量部が下記Cの軽量骨材であり、骨
材の30〜90容量部が下記Dの難燃性骨材であって、
バインダとして下記Eの成分が用いられており、かつ、
比重が1.5未満で、JIS−A1321に規定する難
燃3級以上の難燃度を示す難燃性軽量表装材である。 C.無機質の発泡材。 D.高吸熱性無機骨材。 E.無機質の難燃性バインダ。
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
骨材の10〜50容量部が下記Cの軽量骨材であり、骨
材の30〜90容量部が下記Dの難燃性骨材であって、
バインダとして下記Eの成分が用いられており、かつ、
比重が1.5未満で、JIS−A1321に規定する難
燃3級以上の難燃度を示す難燃性軽量表装材である。 C.無機質の発泡材。 D.高吸熱性無機骨材。 E.無機質の難燃性バインダ。
【0011】
(第1発明の作用・効果)第1発明に係る難剥落性軽量
表装材は、比重が1.5未満と言う軽量である。骨材の
少なくとも10容量部を無機質又は有機質の発泡材が占
めているために、このような低比重を実現することがで
きる。このため、運搬コストの低廉化や、施工者の肉体
的負担の低減を実現できると共に、難剥落性の前提条件
である軽量性を実現できる。
表装材は、比重が1.5未満と言う軽量である。骨材の
少なくとも10容量部を無機質又は有機質の発泡材が占
めているために、このような低比重を実現することがで
きる。このため、運搬コストの低廉化や、施工者の肉体
的負担の低減を実現できると共に、難剥落性の前提条件
である軽量性を実現できる。
【0012】また、第1発明に係る難剥落性軽量表装材
は、バインダとして熱可塑性合成樹脂を用いている。こ
のバインダは、難剥落性軽量表装材の製造時、熱溶融可
能なバインダ用合成樹脂粉末として添加されたものであ
っても、あるいは表装材製造用原料であるエマルション
の合成樹脂として用いられたものであっても良い。この
ようなバインダを用いた表装材は、必要な剛性を保ちつ
つも、表装材全体としてある程度の可塑的変形が可能で
ある。
は、バインダとして熱可塑性合成樹脂を用いている。こ
のバインダは、難剥落性軽量表装材の製造時、熱溶融可
能なバインダ用合成樹脂粉末として添加されたものであ
っても、あるいは表装材製造用原料であるエマルション
の合成樹脂として用いられたものであっても良い。この
ようなバインダを用いた表装材は、必要な剛性を保ちつ
つも、表装材全体としてある程度の可塑的変形が可能で
ある。
【0013】従って、例えば第1発明に係る難剥落性軽
量表装材が、コンクリート、モルタル等のように凝集力
の強い下地に対して施工された場合、下地と表装材の接
着面に平面方向のズレを生じさせる強い応力が発生して
も、表装材がその応力の作用方向へ僅かな可塑的変形を
起こすことにより、応力が解消もしくは緩和され、接着
面の剥離を生じ難い。このような可塑的変形の例とし
て、表装材が全体として僅かに湾曲する状態に変形する
場合や、表装材が僅かにその面積を縮小すると共に厚み
を増す状態に変形する場合が考えられる。
量表装材が、コンクリート、モルタル等のように凝集力
の強い下地に対して施工された場合、下地と表装材の接
着面に平面方向のズレを生じさせる強い応力が発生して
も、表装材がその応力の作用方向へ僅かな可塑的変形を
起こすことにより、応力が解消もしくは緩和され、接着
面の剥離を生じ難い。このような可塑的変形の例とし
て、表装材が全体として僅かに湾曲する状態に変形する
場合や、表装材が僅かにその面積を縮小すると共に厚み
を増す状態に変形する場合が考えられる。
【0014】そして、前記のように表装材が非常に軽量
であるために、表装材の自重に起因する剥離圧力も小さ
いので、一層剥離し難いのである。以上の作用・効果の
結果として、本発明の表装材は難剥落性である。なお、
若し仮に、施工の不備等に起因して表装材の剥落が起き
てしまい、運悪く下方を通過中の人体に命中した場合で
も、タイルや石材等の通常の表装材と異なり、非常に軽
量でかつ可塑的変形可能であるため、人体の損傷を最小
限に止めることができる。
であるために、表装材の自重に起因する剥離圧力も小さ
いので、一層剥離し難いのである。以上の作用・効果の
結果として、本発明の表装材は難剥落性である。なお、
若し仮に、施工の不備等に起因して表装材の剥落が起き
てしまい、運悪く下方を通過中の人体に命中した場合で
も、タイルや石材等の通常の表装材と異なり、非常に軽
量でかつ可塑的変形可能であるため、人体の損傷を最小
限に止めることができる。
【0015】(第2発明の作用・効果)第2発明にかか
る難燃性軽量表装材は、比重が1.5未満と言う軽量で
ある。骨材の10〜50容量部が無機質の発泡材である
ために、このような低比重を実現することができる。こ
のため、運搬コストの低廉化や、施工者の肉体的負担の
低減を実現できる。
る難燃性軽量表装材は、比重が1.5未満と言う軽量で
ある。骨材の10〜50容量部が無機質の発泡材である
ために、このような低比重を実現することができる。こ
のため、運搬コストの低廉化や、施工者の肉体的負担の
低減を実現できる。
【0016】また、第2発明にかかる難燃性軽量表装材
は、JIS−A1321に規定する難燃3級以上の難燃
度を示す。骨材の30〜90容量部が難燃性骨材である
高吸熱性無機骨材で占められているため、このような難
燃度を実現することができる。そして、上記のように、
特殊な軽量骨材が10〜50容量部で、優れた難燃性骨
材が30〜90容量部であると言う兼ね合いが、十分な
軽量性と難燃性との両立を可能にしている。
は、JIS−A1321に規定する難燃3級以上の難燃
度を示す。骨材の30〜90容量部が難燃性骨材である
高吸熱性無機骨材で占められているため、このような難
燃度を実現することができる。そして、上記のように、
特殊な軽量骨材が10〜50容量部で、優れた難燃性骨
材が30〜90容量部であると言う兼ね合いが、十分な
軽量性と難燃性との両立を可能にしている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、第1発明及び第2発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0018】〔本願発明の表装材〕第1発明及び第2発
明において、「表装材」とは、あらゆる建築物の壁部、
床面、天井面等の表装に使用される材料を限定なく含む
ものであり、例えば、タイル、サイディング、化粧パネ
ル等はいずれも含まれる。
明において、「表装材」とは、あらゆる建築物の壁部、
床面、天井面等の表装に使用される材料を限定なく含む
ものであり、例えば、タイル、サイディング、化粧パネ
ル等はいずれも含まれる。
【0019】〔第1発明の軽量骨材〕第1発明における
軽量骨材、即ちA組成分は、無機質又は有機質の発泡材
である。これらの2種類以上を併用したものでも良い。
これらは、その材料形態からして比重が非常に小さく、
表装材の軽量化に大きく貢献する。無機質又は有機質の
発泡材の内、特に好ましいものは、無機質又は有機質の
中空球状発泡材である。発泡材の粒子径については、軽
量骨材としての使用目的に明らかに反しない限り、特に
限定されない。
軽量骨材、即ちA組成分は、無機質又は有機質の発泡材
である。これらの2種類以上を併用したものでも良い。
これらは、その材料形態からして比重が非常に小さく、
表装材の軽量化に大きく貢献する。無機質又は有機質の
発泡材の内、特に好ましいものは、無機質又は有機質の
中空球状発泡材である。発泡材の粒子径については、軽
量骨材としての使用目的に明らかに反しない限り、特に
限定されない。
【0020】無機質の発泡材あるいは中空球状発泡材の
例として、いわゆるシラスバルーンや、黒曜石あるいは
真珠岩を粉砕して加熱発泡させたパーライト、膨張バー
ミキュライト、膨張頁岩、軽石、ガラス廃材を造粒し発
泡させたG−ライト(商品名)、マイクロバルーン、シ
リカゲル発泡物、スラグの造粒発泡物、粘土粉体を利用
した造粒発泡物等の天然鉱物の発泡又は膨張した物質あ
るいは人工軽量骨材が挙げられるが、これらに限定され
ない。有機質の発泡材あるいは中空球状発泡材として、
例えばEVA(エチレンビニルアセテート)ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン−酢酸
ビニル共重合物、ポリ塩化ビニル、天然もしくは合成ゴ
ム等の粉末を発泡させたものがあるが、これらに限定さ
れない。
例として、いわゆるシラスバルーンや、黒曜石あるいは
真珠岩を粉砕して加熱発泡させたパーライト、膨張バー
ミキュライト、膨張頁岩、軽石、ガラス廃材を造粒し発
泡させたG−ライト(商品名)、マイクロバルーン、シ
リカゲル発泡物、スラグの造粒発泡物、粘土粉体を利用
した造粒発泡物等の天然鉱物の発泡又は膨張した物質あ
るいは人工軽量骨材が挙げられるが、これらに限定され
ない。有機質の発泡材あるいは中空球状発泡材として、
例えばEVA(エチレンビニルアセテート)ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン−酢酸
ビニル共重合物、ポリ塩化ビニル、天然もしくは合成ゴ
ム等の粉末を発泡させたものがあるが、これらに限定さ
れない。
【0021】以上の無機質又は有機質の発泡材は、その
1種類のみを単独で用いても良く、あるいは2種類以上
を一緒に用いても良い。これらの発泡材は、表装材に含
まれる全ての骨材の内、少なくとも10容量部、より好
ましくは、30容量部以上を占めている。
1種類のみを単独で用いても良く、あるいは2種類以上
を一緒に用いても良い。これらの発泡材は、表装材に含
まれる全ての骨材の内、少なくとも10容量部、より好
ましくは、30容量部以上を占めている。
【0022】〔第1発明のバインダ〕第1発明における
バインダ、即ちB組成分は、表装材製造時における熱可
塑性樹脂系エマルションあるいはバインダ用熱可塑性樹
脂粉末に由来する熱可塑性合成樹脂である。このバイン
ダは、熱硬化性樹脂からなるバインダやセメントのよう
な無機質系バインダとは異なり、表装材に多少の可塑的
変形性を与える。
バインダ、即ちB組成分は、表装材製造時における熱可
塑性樹脂系エマルションあるいはバインダ用熱可塑性樹
脂粉末に由来する熱可塑性合成樹脂である。このバイン
ダは、熱硬化性樹脂からなるバインダやセメントのよう
な無機質系バインダとは異なり、表装材に多少の可塑的
変形性を与える。
【0023】熱可塑性合成樹脂の代表的なものとして、
アクリル樹脂が挙げられるが、その他にも、ビニル樹
脂、熱可塑性のウレタン樹脂、エポキシ樹脂等があり、
かつ、これらに限定されない。熱可塑性樹脂粉末の代表
的なものとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、EVA(エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類
(例えばエチルメチルアクリレート)等の軟質熱可塑性
樹脂の粉末の他、ブタジエンゴム、EPM(エチレン−
プロピレンゴム)、EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエンゴム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、
NBR(ニトリルゴム)、オレフィン系ゴム、ポリエス
テル系ゴム等の熱可塑性ゴムの粉末が挙げられるが、こ
れらに限定されない。熱可塑性樹脂粉末は、表装材の他
の原料と共に非水状態で混合され、次いで加熱により溶
融されて、骨材等を結合する通常のバインダの状態にな
る。
アクリル樹脂が挙げられるが、その他にも、ビニル樹
脂、熱可塑性のウレタン樹脂、エポキシ樹脂等があり、
かつ、これらに限定されない。熱可塑性樹脂粉末の代表
的なものとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、EVA(エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類
(例えばエチルメチルアクリレート)等の軟質熱可塑性
樹脂の粉末の他、ブタジエンゴム、EPM(エチレン−
プロピレンゴム)、EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエンゴム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、
NBR(ニトリルゴム)、オレフィン系ゴム、ポリエス
テル系ゴム等の熱可塑性ゴムの粉末が挙げられるが、こ
れらに限定されない。熱可塑性樹脂粉末は、表装材の他
の原料と共に非水状態で混合され、次いで加熱により溶
融されて、骨材等を結合する通常のバインダの状態にな
る。
【0024】第1発明のバインダの選択に当たっては、
熱可塑性樹脂のTg(ガラス転位温度)が一つの指標に
なる。即ち、Tgが低ければ、表装材の通常の環境温度
においてその樹脂バインダが若干軟化した状態にあり、
結果的に表装材に可塑的変形性を与えることになるから
である。
熱可塑性樹脂のTg(ガラス転位温度)が一つの指標に
なる。即ち、Tgが低ければ、表装材の通常の環境温度
においてその樹脂バインダが若干軟化した状態にあり、
結果的に表装材に可塑的変形性を与えることになるから
である。
【0025】〔第1発明の表装材の比重〕第1発明の表
装材の比重は1.5未満である。より好ましくは、比重
は1.0程度、更に好ましくは、それ以下である。比重
が1.0程度以下であれば、運搬コストの低廉化や施工
の容易性、あるいは難剥落性の向上に対する貢献が特に
顕著になる。
装材の比重は1.5未満である。より好ましくは、比重
は1.0程度、更に好ましくは、それ以下である。比重
が1.0程度以下であれば、運搬コストの低廉化や施工
の容易性、あるいは難剥落性の向上に対する貢献が特に
顕著になる。
【0026】理論的には、表装材の比重は各組成分の比
重と組成比とにより相対的に決定するものであり、発泡
材や膨張物質が骨材中の所定容量部以上を占めれば必ず
上記の比重が実現される、と言うものではない。しかし
現実問題としては、表装材として実際に使用されている
骨材やバインダ、増量材その他の添加材の比重及び組成
比を検討した時、発泡材や膨張物質、特に中空球状発泡
材が骨材中の10容量部以上(最大で100容量部であ
る。)を占めることにより、上記の比重が実現される。
重と組成比とにより相対的に決定するものであり、発泡
材や膨張物質が骨材中の所定容量部以上を占めれば必ず
上記の比重が実現される、と言うものではない。しかし
現実問題としては、表装材として実際に使用されている
骨材やバインダ、増量材その他の添加材の比重及び組成
比を検討した時、発泡材や膨張物質、特に中空球状発泡
材が骨材中の10容量部以上(最大で100容量部であ
る。)を占めることにより、上記の比重が実現される。
【0027】従って、発泡材以外の骨材も併せて使用す
る場合や、それ以外の組成分の選択についても、表装材
の品質を損なわない限りにおいて、なるべく低比重のも
のを用いた方が良いことは言うまでもない。なお、多量
の発泡材、特に中空球状発泡材を使用することにより、
若し吸水性が懸念される場合には、適宜な撥水剤等を添
加すれば良い。
る場合や、それ以外の組成分の選択についても、表装材
の品質を損なわない限りにおいて、なるべく低比重のも
のを用いた方が良いことは言うまでもない。なお、多量
の発泡材、特に中空球状発泡材を使用することにより、
若し吸水性が懸念される場合には、適宜な撥水剤等を添
加すれば良い。
【0028】〔第1発明の表装材の可塑的変形〕第1発
明の表装材は、上記B組成分のバインダを用いているの
で、可塑的変形性がある。第1発明の目的から要求され
る表装材の変形量はごく僅かなもので足りるから、実質
的には可撓的変形性を示すもの(若干の弾性的変形を示
すもの)も第1発明の表装材に含まれる。
明の表装材は、上記B組成分のバインダを用いているの
で、可塑的変形性がある。第1発明の目的から要求され
る表装材の変形量はごく僅かなもので足りるから、実質
的には可撓的変形性を示すもの(若干の弾性的変形を示
すもの)も第1発明の表装材に含まれる。
【0029】〔第1発明の表装材における他の組成分〕
第1発明の表装材は、発明の作用・効果に矛盾しない限
りにおいて、一般的に表装材に添加されることがある周
知又は公知の任意の組成分を任意の量だけ添加すること
ができる。その2,3の例として、炭カル(炭酸カルシ
ウム)やケイ砂等の骨材、可塑剤や乳化剤等の各種添加
剤等を挙げることができる。
第1発明の表装材は、発明の作用・効果に矛盾しない限
りにおいて、一般的に表装材に添加されることがある周
知又は公知の任意の組成分を任意の量だけ添加すること
ができる。その2,3の例として、炭カル(炭酸カルシ
ウム)やケイ砂等の骨材、可塑剤や乳化剤等の各種添加
剤等を挙げることができる。
【0030】〔第2発明の軽量骨材〕第2発明における
軽量骨材、即ちC組成分は、無機質の発泡材、特に好ま
しくは中空球状発泡材であり、有機質のものは使用が不
可能ではないが難燃性を損なう恐れがあるために多量に
用いることは好ましくない。無機質の発泡材は、その材
料形態からして比重が非常に小さく、表装材の軽量化に
大きく貢献する。無機質の発泡材、無機質の中空球状発
泡材の種類や粒径に関しては、前記第1発明の場合と同
様である。無機質の発泡材は、その1種類のみを単独で
用いても良く、あるいは2種類以上を一緒に用いても良
い。そしてこれらの発泡材は、表装材に含まれる全ての
骨材の内、10〜50容量部、より好ましくは、20〜
40容量部を占めている。
軽量骨材、即ちC組成分は、無機質の発泡材、特に好ま
しくは中空球状発泡材であり、有機質のものは使用が不
可能ではないが難燃性を損なう恐れがあるために多量に
用いることは好ましくない。無機質の発泡材は、その材
料形態からして比重が非常に小さく、表装材の軽量化に
大きく貢献する。無機質の発泡材、無機質の中空球状発
泡材の種類や粒径に関しては、前記第1発明の場合と同
様である。無機質の発泡材は、その1種類のみを単独で
用いても良く、あるいは2種類以上を一緒に用いても良
い。そしてこれらの発泡材は、表装材に含まれる全ての
骨材の内、10〜50容量部、より好ましくは、20〜
40容量部を占めている。
【0031】〔第2発明の難燃性骨材〕第2発明の難燃
性骨材、即ちD組成分は、一つには水化度の大きな高吸
熱性無機骨材であり、その選択の1つの基準として、例
えば、「100°Cの恒温時点を100重量部とし、6
00°C加熱によりその内の約15重量部以上が脱水、
減少する物質」であること、とすることができる。かか
る骨材は難燃性の向上に対する貢献が特に大きい。しか
し、このような水化度のものに限定される訳ではなく、
例えば、難燃性試験のうちの600°C以上の加熱雰囲
気下において分解吸熱反応を示す物質も含めることがで
きる。
性骨材、即ちD組成分は、一つには水化度の大きな高吸
熱性無機骨材であり、その選択の1つの基準として、例
えば、「100°Cの恒温時点を100重量部とし、6
00°C加熱によりその内の約15重量部以上が脱水、
減少する物質」であること、とすることができる。かか
る骨材は難燃性の向上に対する貢献が特に大きい。しか
し、このような水化度のものに限定される訳ではなく、
例えば、難燃性試験のうちの600°C以上の加熱雰囲
気下において分解吸熱反応を示す物質も含めることがで
きる。
【0032】第2発明の難燃性骨材は、例えば酸化アル
ミニウムの水和物(水酸化アルミニウム、ギブサイトミ
ネラル、ボーマイト、ジアスポール、ダイアスポア
等)、沸石系物質(チャパザイト、斜方沸石、ヒューラ
ンダイト、モルデナイト等)、シリカ−アルミナ物質
(アロフェン、ハロイサイト、未膨張バーミキュライ
ト、非発泡又は発泡ひる石等)、マグネシア物質(ブル
サイト、アタパルジャイト等)、サテンホワイト、エト
リンジャイト、硼酸等の水化度の大きな物質、他に炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム(マグネサイト)、ドロ
マイトプラスター等を代表例とするが、これらに限定さ
れない。難燃性骨材は、表装材に含まれる全ての骨材の
内、30〜90容量部、より好ましくは、50〜90容
量部を占めている。
ミニウムの水和物(水酸化アルミニウム、ギブサイトミ
ネラル、ボーマイト、ジアスポール、ダイアスポア
等)、沸石系物質(チャパザイト、斜方沸石、ヒューラ
ンダイト、モルデナイト等)、シリカ−アルミナ物質
(アロフェン、ハロイサイト、未膨張バーミキュライ
ト、非発泡又は発泡ひる石等)、マグネシア物質(ブル
サイト、アタパルジャイト等)、サテンホワイト、エト
リンジャイト、硼酸等の水化度の大きな物質、他に炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム(マグネサイト)、ドロ
マイトプラスター等を代表例とするが、これらに限定さ
れない。難燃性骨材は、表装材に含まれる全ての骨材の
内、30〜90容量部、より好ましくは、50〜90容
量部を占めている。
【0033】〔第2発明のバインダ〕第2発明における
バインダ、即ちE組成分は、セメント(特に、ポルトラ
ンドセメント等の水硬性セメント)、水ガラス等を代表
例とする無機質の難燃性バインダである。第1発明のバ
インダと異なり、表装材に可塑的変形性などは与えない
が、表装材の難燃性の向上に寄与する。
バインダ、即ちE組成分は、セメント(特に、ポルトラ
ンドセメント等の水硬性セメント)、水ガラス等を代表
例とする無機質の難燃性バインダである。第1発明のバ
インダと異なり、表装材に可塑的変形性などは与えない
が、表装材の難燃性の向上に寄与する。
【0034】〔第2発明の表装材の比重〕第2発明の表
装材の比重は1.5未満である。より好ましくは、比重
は1.0程度、更に好ましくは、それ以下である。相対
的に言えば、第2発明の表装材においては、第1発明の
表装材と異なり、骨材中の所定容量部以上を難燃性骨材
が占めるので、第1発明の表装材よりは比重が大きくな
る傾向がある。しかし、軽量骨材を所定の容量部含むの
で、上記の比重を実現可能である。
装材の比重は1.5未満である。より好ましくは、比重
は1.0程度、更に好ましくは、それ以下である。相対
的に言えば、第2発明の表装材においては、第1発明の
表装材と異なり、骨材中の所定容量部以上を難燃性骨材
が占めるので、第1発明の表装材よりは比重が大きくな
る傾向がある。しかし、軽量骨材を所定の容量部含むの
で、上記の比重を実現可能である。
【0035】第2発明の表装材においても、C〜E組成
分以外の組成分の選択について、表装材の品質を損なわ
ない限りにおいて、なるべく低比重のものを用いた方が
良いこと、多量の発泡材、とりわけ中空球状発泡材を使
用することにより吸水性が懸念される場合には適宜な撥
水剤等を添加すれば良いことは、第1発明と同様であ
る。
分以外の組成分の選択について、表装材の品質を損なわ
ない限りにおいて、なるべく低比重のものを用いた方が
良いこと、多量の発泡材、とりわけ中空球状発泡材を使
用することにより吸水性が懸念される場合には適宜な撥
水剤等を添加すれば良いことは、第1発明と同様であ
る。
【0036】〔第2発明の表装材の難燃性〕第2発明の
表装材は、JIS−A1321に規定する難燃3級以上
の難燃度を示す。この難燃度は、上記のように主として
難燃性骨材が30〜90容量部を占めていることによる
が、C、E組成分がいずれも無機質のものであること
も、補助的に貢献している。
表装材は、JIS−A1321に規定する難燃3級以上
の難燃度を示す。この難燃度は、上記のように主として
難燃性骨材が30〜90容量部を占めていることによる
が、C、E組成分がいずれも無機質のものであること
も、補助的に貢献している。
【0037】〔第2発明の表装材における他の組成分〕
第2発明の表装材も、第1発明の表装材と同様に、発明
の作用・効果に矛盾しない限りにおいて、一般的に表装
材に添加されることがある周知又は公知の任意の組成分
を任意の量だけ添加することができる。その2,3の例
として、ケイ砂等の骨材、可塑剤や乳化剤等の各種添加
剤等を挙げることができる。
第2発明の表装材も、第1発明の表装材と同様に、発明
の作用・効果に矛盾しない限りにおいて、一般的に表装
材に添加されることがある周知又は公知の任意の組成分
を任意の量だけ添加することができる。その2,3の例
として、ケイ砂等の骨材、可塑剤や乳化剤等の各種添加
剤等を挙げることができる。
【0038】
【実施例】次に、第1発明、第2発明に係る実施例、比
較例について説明する。
較例について説明する。
【0039】〔実施例、比較例で用いた骨材のかさ比
重〕以下の各実施例、比較例で用いた骨材の種類と、そ
れらの嵩比重とを、一覧にして示す。 ガラス廃材の発泡体 嵩比重 0.5 シラスバルーン 嵩比重 0.2 ケイ砂 嵩比重 1.5 炭酸カルシウム 嵩比重 1.3 水酸化アルミニウム 嵩比重 1.3 EVA発泡粉砕品 嵩比重 0.2 パーライト粉砕品 嵩比重 0.3
重〕以下の各実施例、比較例で用いた骨材の種類と、そ
れらの嵩比重とを、一覧にして示す。 ガラス廃材の発泡体 嵩比重 0.5 シラスバルーン 嵩比重 0.2 ケイ砂 嵩比重 1.5 炭酸カルシウム 嵩比重 1.3 水酸化アルミニウム 嵩比重 1.3 EVA発泡粉砕品 嵩比重 0.2 パーライト粉砕品 嵩比重 0.3
【0040】〔第1発明の実施例、比較例〕第1発明の
実施例、比較例として、次の実施例1〜実施例5及び比
較例1〜比較例2を行った。その各例について、原料配
合割合(重量部表示−エマルションにおいては、含水状
態の重量部)、及び骨材成分の容量部表示を示す。な
お、以下において「添加剤」とあるのは粘性調整剤又は
分散剤であり、「可塑剤」とあるのはDBP(フタル酸
ジブチル)又はDOP(フタル酸ジオクチル)である。
実施例、比較例として、次の実施例1〜実施例5及び比
較例1〜比較例2を行った。その各例について、原料配
合割合(重量部表示−エマルションにおいては、含水状
態の重量部)、及び骨材成分の容量部表示を示す。な
お、以下において「添加剤」とあるのは粘性調整剤又は
分散剤であり、「可塑剤」とあるのはDBP(フタル酸
ジブチル)又はDOP(フタル酸ジオクチル)である。
【0041】 (実施例1) アクリル樹脂エマルション 250.0重量部 添加剤 5.0重量部 ガラス廃材発泡体 75.0重量部 150.0容量部 シラスバルーン 30.0重量部 150.0容量部 ケイ砂 225.0重量部 150.0容量部 炭酸カルシウム 195.0重量部 150.0容量部
【0042】 (実施例2) アクリル樹脂粉末 100.0重量部 可塑剤 20.0重量部 ガラス廃材発泡体 75.0重量部 150.0容量部 シラスバルーン 45.0重量部 150.0容量部 ケイ砂 225.0重量部 150.0容量部 炭酸カルシウム 195.0重量部 150.0容量部
【0043】 (実施例3) アクリル樹脂エマルション 250.0重量部 添加剤 5.0重量部 ガラス廃材発泡体 75.0重量部 150.0容量部 EVA発泡粉砕品 30.0重量部 150.0容量部 ケイ砂 225.0重量部 150.0容量部 炭酸カルシウム 195.0重量部 150.0容量部
【0044】 (実施例4) アクリル樹脂エマルション 250.0重量部 添加剤 5.0重量部 ガラス廃材発泡体 75.0重量部 150.0容量部 パーライト粉砕品 45.0重量部 150.0容量部 ケイ砂 225.0重量部 150.0容量部 炭酸カルシウム 195.0重量部 150.0容量部
【0045】 (実施例5) アクリル樹脂エマルション 250.0重量部 添加剤 5.0重量部 シラスバルーン 12.0重量部 60.0容量部 ケイ砂 405.0重量部 270.0容量部 炭酸カルシウム 350.0重量部 270.0容量部
【0046】(比較例1)本例には、市販されているニ
ッタイ工業(株)製の「軽量陶磁器質内外装タイル パ
フブリック」を用いた。本品は「比重が1.1であり、
裏面にあり状の裏足があるために剥離し難い。」とされ
ている。
ッタイ工業(株)製の「軽量陶磁器質内外装タイル パ
フブリック」を用いた。本品は「比重が1.1であり、
裏面にあり状の裏足があるために剥離し難い。」とされ
ている。
【0047】 (比較例2) アクリル樹脂エマルション 250.0重量部 添加剤 5.0重量部 ケイ砂 450.0重量部 300.0容量部 炭酸カルシウム 390.0重量部 300.0容量部
【0048】(上記各例の乾燥比重及び可塑的変形性試
験)上記の実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例2の
配合例につき、それぞれ常法により配合物を混ぜ合わ
せ、金属製の型に流し込み、乾燥させ、脱型することに
よって200mm×60mm×15mmの表装材を試作
し、その乾燥比重を測定すると共に、直径450mmの
塩化ビニル製パイプに沿って表装材の長片方向を曲げる
と言う可塑的変形性試験を行った。
験)上記の実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例2の
配合例につき、それぞれ常法により配合物を混ぜ合わ
せ、金属製の型に流し込み、乾燥させ、脱型することに
よって200mm×60mm×15mmの表装材を試作
し、その乾燥比重を測定すると共に、直径450mmの
塩化ビニル製パイプに沿って表装材の長片方向を曲げる
と言う可塑的変形性試験を行った。
【0049】その結果、乾燥比重はそれぞれ、実施例1
が0.8、実施例2が1.0、実施例3が0.8、実施
例4が0.8、実施例5が1.0、比較例1が1.1、
比較例2が1.5であった。可塑的変形性試験について
は、実施例1〜実施例5がいずれも割れることなく曲げ
ることができ、比較例1は曲げに耐えられずに割れた。
比較例2は曲げることができたが、配合表に示すように
軽量骨材を含まないものであるため、上記の如く乾燥比
重が1.5と、過大である。
が0.8、実施例2が1.0、実施例3が0.8、実施
例4が0.8、実施例5が1.0、比較例1が1.1、
比較例2が1.5であった。可塑的変形性試験について
は、実施例1〜実施例5がいずれも割れることなく曲げ
ることができ、比較例1は曲げに耐えられずに割れた。
比較例2は曲げることができたが、配合表に示すように
軽量骨材を含まないものであるため、上記の如く乾燥比
重が1.5と、過大である。
【0050】(上記各例の剥落試験)実施例1〜実施例
5、比較例1〜比較例2にかかる試作表装材につき、表
装材の剥落現象をシミュレートして、次の剥落試験を行
った。
5、比較例1〜比較例2にかかる試作表装材につき、表
装材の剥落現象をシミュレートして、次の剥落試験を行
った。
【0051】即ち、まず図1に示すように、3個の直方
体形状のALCブロック1,2,3(横幅200mm×
縦幅450mm×奥行50mm)を準備し、これらを中
央のALCブロック1が50mm程度浮き上がった状態
で手前側の面を面一に並べて、シーリングで固定した。
次に、図2に示すように、ALCブロック1,2間の目
地又はALCブロック1,3間の目地をまたいで計8枚
の表装材4を貼付けた。各表装材4の裏面はいずれも、
本件出願人である菊水化学工業製の変性シリコーン系接
着剤MAボンドSを用いて、2個のALCブロック1〜
2間又は1〜3間にわたり全面を接着させた。
体形状のALCブロック1,2,3(横幅200mm×
縦幅450mm×奥行50mm)を準備し、これらを中
央のALCブロック1が50mm程度浮き上がった状態
で手前側の面を面一に並べて、シーリングで固定した。
次に、図2に示すように、ALCブロック1,2間の目
地又はALCブロック1,3間の目地をまたいで計8枚
の表装材4を貼付けた。各表装材4の裏面はいずれも、
本件出願人である菊水化学工業製の変性シリコーン系接
着剤MAボンドSを用いて、2個のALCブロック1〜
2間又は1〜3間にわたり全面を接着させた。
【0052】以上の設定の後、中央のALCブロック1
に対して毎分1mmの加圧速度で垂直下方への圧力を加
え、このALCブロック1を10分間で10mmだけ下
方変位させた後、圧力を解除した。このような操作を1
サイクルとして、合計3サイクルを行い、その途中で表
装材4が1枚でも剥落した時点で試験を終了した。
に対して毎分1mmの加圧速度で垂直下方への圧力を加
え、このALCブロック1を10分間で10mmだけ下
方変位させた後、圧力を解除した。このような操作を1
サイクルとして、合計3サイクルを行い、その途中で表
装材4が1枚でも剥落した時点で試験を終了した。
【0053】その結果、実施例1,3,4は最後の第3
サイクル終了に到るまで1枚も剥落しなかった。バイン
ダであるアクリル樹脂粉末の使用量がやや少ない実施例
2(乾燥比重1.0)は第3サイクルの5mm下方変位
時点で剥落を生じ、軽量骨材の使用量がやや少ない実施
例5(乾燥比重1.0)は、第2サイクルの9mm下方
変位時点で剥落を生じた。しかし、可塑的変形性を有し
ない比較例1(乾燥比重1.1)は第1サイクルの僅か
3mm下方変位時点で剥落を生じ、可塑的変形性に優れ
るが軽量骨材を使用していない比較例2(乾燥比重1.
5)は第2サイクルの5mm下方変位時点で剥落を生じ
たので、いずれの実施例も比較例より優れた難剥落性を
示した。
サイクル終了に到るまで1枚も剥落しなかった。バイン
ダであるアクリル樹脂粉末の使用量がやや少ない実施例
2(乾燥比重1.0)は第3サイクルの5mm下方変位
時点で剥落を生じ、軽量骨材の使用量がやや少ない実施
例5(乾燥比重1.0)は、第2サイクルの9mm下方
変位時点で剥落を生じた。しかし、可塑的変形性を有し
ない比較例1(乾燥比重1.1)は第1サイクルの僅か
3mm下方変位時点で剥落を生じ、可塑的変形性に優れ
るが軽量骨材を使用していない比較例2(乾燥比重1.
5)は第2サイクルの5mm下方変位時点で剥落を生じ
たので、いずれの実施例も比較例より優れた難剥落性を
示した。
【0054】〔第2発明の実施例、比較例〕第2発明の
実施例、比較例として、次の実施例6及び比較例3〜比
較例5を行った。その各例について、原料配合割合(重
量部表示−エマルションにおいては、含水状態の重量
部)、及び骨材成分の容量部表示を示す。なお、「添加
剤」、「可塑剤」の意味は前記と同様である。
実施例、比較例として、次の実施例6及び比較例3〜比
較例5を行った。その各例について、原料配合割合(重
量部表示−エマルションにおいては、含水状態の重量
部)、及び骨材成分の容量部表示を示す。なお、「添加
剤」、「可塑剤」の意味は前記と同様である。
【0055】 (実施例6) ポルトランドセメント 125.0重量部 水 75.0重量部 塩化ビニル樹脂エマルション 50.0重量部 ガラス廃材発泡体 50.0重量部 100.0容量部 シラスバルーン 20.0重量部 100.0容量部 水酸化アルミニウム 390.0重量部 300.0容量部 ケイ砂 150.0重量部 100.0容量部
【0056】 (比較例3) ポルトランドセメント 125.0重量部 水 75.0重量部 塩化ビニル樹脂エマルション 50.0重量部 ガラス廃材発泡体 15.0重量部 30.0容量部 シラスバルーン 4.0重量部 20.0容量部 水酸化アルミニウム 195.0重量部 150.0容量部 ケイ砂 600.0重量部 400.0容量部
【0057】 (比較例4) ポルトランドセメント 125.0重量部 水 75.0重量部 塩化ビニル樹脂エマルション 50.0重量部 水酸化アルミニウム 390.0重量部 300.0容量部 ケイ砂 450.0重量部 300.0容量部
【0058】 (比較例5) ポルトランドセメント 125.0重量部 水 75.0重量部 塩化ビニル樹脂エマルション 50.0重量部 ガラス廃材発泡体 50.0重量部 100.0容量部 シラスバルーン 20.0重量部 100.0容量部 ケイ砂 600.0重量部 400.0容量部
【0059】(上記各例の乾燥比重及び難燃性試験)上
記の実施例6及び比較例3〜比較例5の配合例につき、
それぞれ常法により配合物を混ぜ合わせ、金属製の型に
流し込み、乾燥させ、脱型することにより、200mm
×60mm×15mmの表装材を試作し、その乾燥比重
を測定すると共に、JIS A1321に準じた難燃性
試験を行って難燃度を判定した。難燃性試験の内容につ
いては説明を省略する。
記の実施例6及び比較例3〜比較例5の配合例につき、
それぞれ常法により配合物を混ぜ合わせ、金属製の型に
流し込み、乾燥させ、脱型することにより、200mm
×60mm×15mmの表装材を試作し、その乾燥比重
を測定すると共に、JIS A1321に準じた難燃性
試験を行って難燃度を判定した。難燃性試験の内容につ
いては説明を省略する。
【0060】その結果、乾燥比重はそれぞれ、実施例6
が1.2、比較例3が1.5、比較例4が2.0、比較
例5が1.2であった。難燃性試験については、実施例
3が難燃3級に合格した。比較例については、難燃性骨
材の使用量が過少である比較例3と、難燃性骨材を使用
していない比較例5とが難燃3級に不合格であった。ま
た、軽量骨材を使用せず、難燃性骨材を過剰に使用した
比較例4は、難燃3級に合格したが、本例は上記のよう
に乾燥比重が2.0と過大である。
が1.2、比較例3が1.5、比較例4が2.0、比較
例5が1.2であった。難燃性試験については、実施例
3が難燃3級に合格した。比較例については、難燃性骨
材の使用量が過少である比較例3と、難燃性骨材を使用
していない比較例5とが難燃3級に不合格であった。ま
た、軽量骨材を使用せず、難燃性骨材を過剰に使用した
比較例4は、難燃3級に合格したが、本例は上記のよう
に乾燥比重が2.0と過大である。
【図1】表装材の剥落性試験の実施要領を示す図であ
る。
る。
【図2】表装材の剥落性試験の実施要領を示す図であ
る。
る。
1〜3 ALCブロック 4 表装材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 14:02 16:08) 111:40
Claims (2)
- 【請求項1】 骨材の少なくとも10容量部が下記Aの
軽量骨材であり、バインダとして下記Bの成分が用いら
れており、かつ、比重が1.5未満で、可塑的変形が可
能であることを特徴とする難剥落性軽量表装材。 A.無機質又は有機質の発泡材。 B.熱可塑性合成樹脂。 - 【請求項2】 骨材の10〜50容量部が下記Cの軽量
骨材であり、骨材の30〜90容量部が下記Dの難燃性
骨材であって、バインダとして下記Eの成分が用いられ
ており、かつ、比重が1.5未満で、JIS−A132
1に規定する難燃3級以上の難燃度を示すことを特徴と
する難燃性軽量表装材。 C.無機質の発泡材。 D.高吸熱性無機骨材。 E.無機質の難燃性バインダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21422397A JP3190288B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 難剥落性軽量表装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21422397A JP3190288B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 難剥落性軽量表装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1160306A true JPH1160306A (ja) | 1999-03-02 |
| JP3190288B2 JP3190288B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=16652249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21422397A Expired - Fee Related JP3190288B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 難剥落性軽量表装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3190288B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100335448B1 (ko) * | 1999-11-29 | 2002-05-04 | 김대유 | 비철거용 단열재 거푸집 패널 및 그의 제조 방법 |
| JP2002177877A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-25 | Aica Kogyo Co Ltd | 塗装仕上げ方法 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP21422397A patent/JP3190288B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100335448B1 (ko) * | 1999-11-29 | 2002-05-04 | 김대유 | 비철거용 단열재 거푸집 패널 및 그의 제조 방법 |
| JP2002177877A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-25 | Aica Kogyo Co Ltd | 塗装仕上げ方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3190288B2 (ja) | 2001-07-23 |
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