JPH116064A - 光学薄膜の製造方法及び製造装置 - Google Patents
光学薄膜の製造方法及び製造装置Info
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- JPH116064A JPH116064A JP16093497A JP16093497A JPH116064A JP H116064 A JPH116064 A JP H116064A JP 16093497 A JP16093497 A JP 16093497A JP 16093497 A JP16093497 A JP 16093497A JP H116064 A JPH116064 A JP H116064A
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Landscapes
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属フッ化物をターゲット材料としてスパッ
タリングする際に一定の膜厚の薄膜を良好な再現性を形
成する。 【解決手段】 金属フッ化物を含むターゲット材料を載
置した電極に放電ガスの存在下で高周波電力を印加して
ターゲット材料上にプラズマを発生させ、このプラズマ
中のイオンによりターゲット材料をスパッタリングして
ターゲット材料の一部を分子又は原子の状態で跳び出さ
せ、基板上に薄膜を形成する際に、プラズマ中の金属フ
ッ化物を構成する分子の発光強度を検出して積算し、こ
の積算結果に基づいて薄膜の形成を終了する。スパッタ
リングを行うプラズマ中の分子の発光鏡を監視して、成
膜を制御するため、一定の膜厚の薄膜を良好な再現性で
作製できる。
タリングする際に一定の膜厚の薄膜を良好な再現性を形
成する。 【解決手段】 金属フッ化物を含むターゲット材料を載
置した電極に放電ガスの存在下で高周波電力を印加して
ターゲット材料上にプラズマを発生させ、このプラズマ
中のイオンによりターゲット材料をスパッタリングして
ターゲット材料の一部を分子又は原子の状態で跳び出さ
せ、基板上に薄膜を形成する際に、プラズマ中の金属フ
ッ化物を構成する分子の発光強度を検出して積算し、こ
の積算結果に基づいて薄膜の形成を終了する。スパッタ
リングを行うプラズマ中の分子の発光鏡を監視して、成
膜を制御するため、一定の膜厚の薄膜を良好な再現性で
作製できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリング法
により金属フッ化物薄膜等の光学薄膜を製造する方法お
よび装置に関し、特に光学薄膜の膜厚制御を良好に行う
ことが可能な製造方法および装置に関する。
により金属フッ化物薄膜等の光学薄膜を製造する方法お
よび装置に関し、特に光学薄膜の膜厚制御を良好に行う
ことが可能な製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタ薄膜に関する一般的な文献(例
えば、「スパッタ薄膜」,小林春洋著,1993年,日
本工業新聞社発行)に記されているように、スパッタリ
ング法により薄膜を製造する際においては、薄膜の膜厚
制御は、通常の場合、時間制御で十分である。スパッタ
時の成膜速度が、スパッタ電力にほぼ比例し、非常に安
定しているためである。
えば、「スパッタ薄膜」,小林春洋著,1993年,日
本工業新聞社発行)に記されているように、スパッタリ
ング法により薄膜を製造する際においては、薄膜の膜厚
制御は、通常の場合、時間制御で十分である。スパッタ
時の成膜速度が、スパッタ電力にほぼ比例し、非常に安
定しているためである。
【0003】しかし、金属ターゲットを用いたリアクテ
ィブスパッタのように、ターゲット表面の状態によりス
パッタ率が変化する場合などでは、必ずしもスパッタ電
力と成膜速度が比例するとは限らず、時間制御だけでは
十分な膜厚精度を得ることができない。しかも、電源か
ら投入した電力の一部は電極の電気抵抗などによりジュ
ール熱に変換されるため、正確には投入された電力がす
べてプラズマに供給されているわけではなく、投入した
電力と成膜速度の間の比例関係は完全なものではない。
このため、極端に精度よく膜厚を制御する必要のある場
合には、時間制御だけでは不十分である。
ィブスパッタのように、ターゲット表面の状態によりス
パッタ率が変化する場合などでは、必ずしもスパッタ電
力と成膜速度が比例するとは限らず、時間制御だけでは
十分な膜厚精度を得ることができない。しかも、電源か
ら投入した電力の一部は電極の電気抵抗などによりジュ
ール熱に変換されるため、正確には投入された電力がす
べてプラズマに供給されているわけではなく、投入した
電力と成膜速度の間の比例関係は完全なものではない。
このため、極端に精度よく膜厚を制御する必要のある場
合には、時間制御だけでは不十分である。
【0004】これに対して、精度良い膜厚を得る方法と
して、何らかの制御を行うことにより成膜速度を一定と
し、これにより時間制御を行って所要の膜厚を得る方法
と、真空蒸着法などで行われているように、膜厚をモニ
タリングすることにより、成膜時間を制御し、所要の膜
厚を得る方法とがある。
して、何らかの制御を行うことにより成膜速度を一定と
し、これにより時間制御を行って所要の膜厚を得る方法
と、真空蒸着法などで行われているように、膜厚をモニ
タリングすることにより、成膜時間を制御し、所要の膜
厚を得る方法とがある。
【0005】真空蒸着法でのモニタリングは、水晶振動
子を用いる方法又は、成膜中の基板の反射率を測定する
方法があるが、水晶振動子をスパッタリング法に用いる
場合は、水晶振動子がプラズマに関連する電磁ノイズに
影響されるため、正確な測定ができず、基板の反射率を
測定する方法では、プラズマからの光によって正確に測
定することができない。このためスパッタリングに対し
ては、真空蒸着法などで用いられている膜厚のモニタリ
ングをそのまま用いることは、問題が生じることが多
く、しかも簡単でないため、前者の方法を使用すること
が多い。
子を用いる方法又は、成膜中の基板の反射率を測定する
方法があるが、水晶振動子をスパッタリング法に用いる
場合は、水晶振動子がプラズマに関連する電磁ノイズに
影響されるため、正確な測定ができず、基板の反射率を
測定する方法では、プラズマからの光によって正確に測
定することができない。このためスパッタリングに対し
ては、真空蒸着法などで用いられている膜厚のモニタリ
ングをそのまま用いることは、問題が生じることが多
く、しかも簡単でないため、前者の方法を使用すること
が多い。
【0006】前者の方法による成膜方法として、プラズ
マの発光強度を分光計でモニターし、この結果を成膜電
力にフィードバックすることにより、一定の成膜速度に
制御し、これにより、一定の成膜時間でも十分に膜厚の
再現性を可能とすることがなされている。
マの発光強度を分光計でモニターし、この結果を成膜電
力にフィードバックすることにより、一定の成膜速度に
制御し、これにより、一定の成膜時間でも十分に膜厚の
再現性を可能とすることがなされている。
【0007】この方法は適用範囲が広く、効果も高いた
め、一般によく利用されている。例えば、特公平7−7
4444号公報では、プラズマの発光強度を分光モニタ
ーし、これを成膜電力にフィードバックする方法だけで
は十分な膜厚の再現性が得られない場合があることを指
摘し、この場合に、プラズマ発光強度に加え、プラズマ
放電の放電電流値、あるいは放電電力値をモニターし、
これらの値を演算し、その演算結果を成膜電力などの成
膜パラメーターにフィードバックすることが記載されて
いる。この方法では、プラズマ発光強度のみをモニター
し、成膜電力にフィードバックする方法よりも、膜質の
再現性、膜厚の再現性の双方共、向上し、歩留まりを向
上させることができる。
め、一般によく利用されている。例えば、特公平7−7
4444号公報では、プラズマの発光強度を分光モニタ
ーし、これを成膜電力にフィードバックする方法だけで
は十分な膜厚の再現性が得られない場合があることを指
摘し、この場合に、プラズマ発光強度に加え、プラズマ
放電の放電電流値、あるいは放電電力値をモニターし、
これらの値を演算し、その演算結果を成膜電力などの成
膜パラメーターにフィードバックすることが記載されて
いる。この方法では、プラズマ発光強度のみをモニター
し、成膜電力にフィードバックする方法よりも、膜質の
再現性、膜厚の再現性の双方共、向上し、歩留まりを向
上させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
は、原理的にはスパッタ率を一定とするものであり、成
膜を行う膜の種類や成膜手法によっては必ずしも成膜速
度は一定とならない。成膜速度はスパッタ率のみで決定
されるものではなく、ターゲットをたたく放電ガスイオ
ンの数や、成膜雰囲気の真空度にも大きく依存するから
である。このため例えば成膜中に放電領域の圧力が基板
の動作などにより不安定となる場合や、積極的に成膜雰
囲気の真空圧を変更する場合には、必ずしも成膜速度が
一定とならず、時間制御では膜厚を一定に制御すること
ができない。
は、原理的にはスパッタ率を一定とするものであり、成
膜を行う膜の種類や成膜手法によっては必ずしも成膜速
度は一定とならない。成膜速度はスパッタ率のみで決定
されるものではなく、ターゲットをたたく放電ガスイオ
ンの数や、成膜雰囲気の真空度にも大きく依存するから
である。このため例えば成膜中に放電領域の圧力が基板
の動作などにより不安定となる場合や、積極的に成膜雰
囲気の真空圧を変更する場合には、必ずしも成膜速度が
一定とならず、時間制御では膜厚を一定に制御すること
ができない。
【0009】また、上述した方法では、発光強度のみか
らフィードバックを行う方法に比べて、フィードバック
のためにモニターしなければならない値の数が増え、必
然的にこれらをモニターするための機器が多く必要とな
り、装置及びシステムの全体が複雑になる。これに加え
て、モニターした値で成膜条件が決まるため、モニター
機器の信頼性を常に確保しなくてはならず、装置全体と
しての信頼性が低下している
らフィードバックを行う方法に比べて、フィードバック
のためにモニターしなければならない値の数が増え、必
然的にこれらをモニターするための機器が多く必要とな
り、装置及びシステムの全体が複雑になる。これに加え
て、モニターした値で成膜条件が決まるため、モニター
機器の信頼性を常に確保しなくてはならず、装置全体と
しての信頼性が低下している
【0010】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、スパッタリング法、特に金属フッ化物を含む材料
をターゲットとするスパッタリングによる薄膜の製造に
おいて、膜厚の再現性を向上させることが可能な光学薄
膜の製造方法および製造装置を提供することを目的とす
る。
ので、スパッタリング法、特に金属フッ化物を含む材料
をターゲットとするスパッタリングによる薄膜の製造に
おいて、膜厚の再現性を向上させることが可能な光学薄
膜の製造方法および製造装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の製造方法は、 少なくとも金属フ
ッ化物を含むターゲット材料を載置した電極に放電ガス
の存在下で高周波電力を印加して上記ターゲット材料に
プラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンによりタ
ーゲット材料をスパッタリングしてターゲット材料の一
部を分子又は原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を
形成する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中
の少なくとも金属フッ化物を構成する分子の発光強度を
検出して積算し、この積算結果に基づいて薄膜の形成を
終了することを特徴とする。
め、請求項1の発明の製造方法は、 少なくとも金属フ
ッ化物を含むターゲット材料を載置した電極に放電ガス
の存在下で高周波電力を印加して上記ターゲット材料に
プラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンによりタ
ーゲット材料をスパッタリングしてターゲット材料の一
部を分子又は原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を
形成する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中
の少なくとも金属フッ化物を構成する分子の発光強度を
検出して積算し、この積算結果に基づいて薄膜の形成を
終了することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明の製造方法は、高周波スパ
ッタリング法による薄膜の製造方法において、膜形成に
関わる分子又は原子のプラズマ発光強度を検出して積算
し、この積算結果に基づいて膜厚の制御を行うことを特
徴とする。
ッタリング法による薄膜の製造方法において、膜形成に
関わる分子又は原子のプラズマ発光強度を検出して積算
し、この積算結果に基づいて膜厚の制御を行うことを特
徴とする。
【0013】請求項3の発明の製造装置は、真空槽と、
この真空槽内に放電ガスを導入するガス導入手段と、真
空槽内に配置するターゲット材料が載置される電極と、
この電極に高周波電力を供給して前記ターゲット材料上
に前記放電ガスのプラズマを発生させる高周波電源と、
基板への成膜中にプラズマ発光強度を検出する検出手段
と、この検出手段によって検出されたプラズマ発光強度
を演算して積算する演算/積算手段と、この演算/積算
手段の出力値を所定値と比較し、比較結果に基づいて成
膜を終了する制御手段とを備えていることを特徴とす
る。
この真空槽内に放電ガスを導入するガス導入手段と、真
空槽内に配置するターゲット材料が載置される電極と、
この電極に高周波電力を供給して前記ターゲット材料上
に前記放電ガスのプラズマを発生させる高周波電源と、
基板への成膜中にプラズマ発光強度を検出する検出手段
と、この検出手段によって検出されたプラズマ発光強度
を演算して積算する演算/積算手段と、この演算/積算
手段の出力値を所定値と比較し、比較結果に基づいて成
膜を終了する制御手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0014】スパッタ装置の放電領域内において、放電
電界をE、電子密度をne 、放電気体のガス密度をN
gas 、放電気体のガスイオン密度をNgasion、ターゲッ
ト材料(膜材料)を構成する分子(原子)の放電領域に
おける分子(原子)密度をNm(E,Ngasion)、放電
気体の発光の強度をIgas 、ターゲットを構成する分子
(原子)の発光の強度をIm 、このときのスパッタ率を
Ym 、成膜速度をVとし、放電電圧は一定とし、スパッ
タされた分子(原子)はすべて基板に到達するとしたと
き、粗い近似ではあるが、これらの間には、数1、数
2、数3、数4および数5の関係が成り立つ。
電界をE、電子密度をne 、放電気体のガス密度をN
gas 、放電気体のガスイオン密度をNgasion、ターゲッ
ト材料(膜材料)を構成する分子(原子)の放電領域に
おける分子(原子)密度をNm(E,Ngasion)、放電
気体の発光の強度をIgas 、ターゲットを構成する分子
(原子)の発光の強度をIm 、このときのスパッタ率を
Ym 、成膜速度をVとし、放電電圧は一定とし、スパッ
タされた分子(原子)はすべて基板に到達するとしたと
き、粗い近似ではあるが、これらの間には、数1、数
2、数3、数4および数5の関係が成り立つ。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】
【0018】
【数4】
【0019】
【数5】
【0020】これにより、スパッタ率Ym 及び成膜速度
Vを求めると、数6および数7が求められる。
Vを求めると、数6および数7が求められる。
【0021】
【数6】
【0022】
【数7】
【0023】ここで、放電領域の電子密度(ne )が一
定とすると、数8および数9が導かれる。
定とすると、数8および数9が導かれる。
【0024】
【数8】
【0025】
【数9】
【0026】あるいは、放電領域の放電ガスの圧力(N
gas )が一定とすると、数10および数11が導かれ
る。
gas )が一定とすると、数10および数11が導かれ
る。
【0027】
【数10】
【0028】
【数11】
【0029】以上の数6、数7、数8、数9、数10、
数11の内のどの式が成膜状態の制御に適当であるか
は、それぞれの成膜により異なるため、どれを選択する
かは、実験的に決定する。そして、その成膜に適当な式
が選択できれば、発光光量、放電電流などの値を演算す
ることにより、スパッタ率、成膜速度を知ることができ
るし、これらの値が一定となるように成膜パラメーター
の制御を行うことにより、スパッタ率や成膜速度を一定
とすることもできる。加言すると、スパッタ率を一定と
することと、成膜速度を一定とすることは別であり、一
方を一定としても、必ずしも他方が一定になるとは限ら
ない。
数11の内のどの式が成膜状態の制御に適当であるか
は、それぞれの成膜により異なるため、どれを選択する
かは、実験的に決定する。そして、その成膜に適当な式
が選択できれば、発光光量、放電電流などの値を演算す
ることにより、スパッタ率、成膜速度を知ることができ
るし、これらの値が一定となるように成膜パラメーター
の制御を行うことにより、スパッタ率や成膜速度を一定
とすることもできる。加言すると、スパッタ率を一定と
することと、成膜速度を一定とすることは別であり、一
方を一定としても、必ずしも他方が一定になるとは限ら
ない。
【0030】膜品質、膜厚を共に一定とするには、膜品
質と相関の高い適当な式により、発光光量などのモニタ
ー値を演算し、この値が一定となるように成膜パラメー
ターを制御してスパッタ率を安定させ、このときの成膜
速度と相関の高い式を利用して成膜時間を決定すると良
い。ここで、スパッタ率はターゲット表面の状態と高い
相関があり、ひいては膜の品質とも相関が高いためスパ
ッタ率を一定(ターゲット表面の状態を一定)とするこ
とにより、膜品質を安定化させるこができることを前提
としている。実際上では、ここまでの処理を行う必要の
ある場合は非常に限られており、通常の場合は、成膜速
度が一定となるようにパラメーターの制御を行うことに
より、必要十分な程度まで膜品質も安定させることがで
きる。
質と相関の高い適当な式により、発光光量などのモニタ
ー値を演算し、この値が一定となるように成膜パラメー
ターを制御してスパッタ率を安定させ、このときの成膜
速度と相関の高い式を利用して成膜時間を決定すると良
い。ここで、スパッタ率はターゲット表面の状態と高い
相関があり、ひいては膜の品質とも相関が高いためスパ
ッタ率を一定(ターゲット表面の状態を一定)とするこ
とにより、膜品質を安定化させるこができることを前提
としている。実際上では、ここまでの処理を行う必要の
ある場合は非常に限られており、通常の場合は、成膜速
度が一定となるようにパラメーターの制御を行うことに
より、必要十分な程度まで膜品質も安定させることがで
きる。
【0031】上記のように膜品質を安定させながら膜厚
の制御を同時に行う必要のある場合として、金属フッ化
物を含む材料をターゲットとしたスパッタリングがあ
る。この場合には、適当な成膜条件によって成膜を行わ
ないと、膜に吸収が発生したり、膜の強度が十分でなく
なる。また、膜質が一定となる場合でも、成膜速度が変
化するため、必要な膜品質と膜厚を同時に得るために
は、膜品質を確保できる条件での成膜を行った上で、膜
厚についても別個に制御する必要がある。この膜厚の制
御方法として、実験的に決定した成膜速度と相関の高い
式を利用して成膜時間を決定する方法が有効であること
が実験により確認されている。
の制御を同時に行う必要のある場合として、金属フッ化
物を含む材料をターゲットとしたスパッタリングがあ
る。この場合には、適当な成膜条件によって成膜を行わ
ないと、膜に吸収が発生したり、膜の強度が十分でなく
なる。また、膜質が一定となる場合でも、成膜速度が変
化するため、必要な膜品質と膜厚を同時に得るために
は、膜品質を確保できる条件での成膜を行った上で、膜
厚についても別個に制御する必要がある。この膜厚の制
御方法として、実験的に決定した成膜速度と相関の高い
式を利用して成膜時間を決定する方法が有効であること
が実験により確認されている。
【0032】成膜速度を推測するのに適当である演算
は、上述した式の展開結果からも分かるように一つであ
るとは限らず、実験的に決定すべき性質のものである。
このため、本発明では、その演算を特に規定しなくても
良い。ここで、多くの場合においては、ある適当なター
ゲット材料の構成分子(原子)の波長の発光強度をモニ
ターし、積算することで必要な精度で膜厚を推測するこ
とが可能となる。
は、上述した式の展開結果からも分かるように一つであ
るとは限らず、実験的に決定すべき性質のものである。
このため、本発明では、その演算を特に規定しなくても
良い。ここで、多くの場合においては、ある適当なター
ゲット材料の構成分子(原子)の波長の発光強度をモニ
ターし、積算することで必要な精度で膜厚を推測するこ
とが可能となる。
【0033】このことから、本発明では、特に演算を必
要とせず、特定励起種の発光強度(ある決まった波長を
有する)を積算しても良い。また、以上のようにして膜
厚の制御を行うと共に、プラズマ中の金属フッ化物を構
成する分子の発光強度、金属フッ化物を構成する金属原
子の発光強度、放電ガスの発光強度を組み合わせて演算
することによってフィードバック信号を得、これが一定
となるように成膜パラメーターを変化させることも可能
で、これにより、膜質を一定にすることができる点で有
効である。
要とせず、特定励起種の発光強度(ある決まった波長を
有する)を積算しても良い。また、以上のようにして膜
厚の制御を行うと共に、プラズマ中の金属フッ化物を構
成する分子の発光強度、金属フッ化物を構成する金属原
子の発光強度、放電ガスの発光強度を組み合わせて演算
することによってフィードバック信号を得、これが一定
となるように成膜パラメーターを変化させることも可能
で、これにより、膜質を一定にすることができる点で有
効である。
【0034】
(実施の形態1)図1はMgF2 を成膜するためのスパ
ッタ装置の成膜系の構成を示す。電極としてのマグネト
ロンスパッタリングカソード1上には、スパッタリング
材料としての顆粒状フッ化マグネシウムがガラス製の皿
に載せられて設置されている。このマグネトロンスパッ
タリングカソード1及びターゲット材料2の周囲には、
ターゲットシールド3が配置されている。このターゲッ
トシールド3は常に電位がグラウンドレベルとなってい
る。ターゲットシールド3の上方には、開閉制御された
シャッター4が配置されている。
ッタ装置の成膜系の構成を示す。電極としてのマグネト
ロンスパッタリングカソード1上には、スパッタリング
材料としての顆粒状フッ化マグネシウムがガラス製の皿
に載せられて設置されている。このマグネトロンスパッ
タリングカソード1及びターゲット材料2の周囲には、
ターゲットシールド3が配置されている。このターゲッ
トシールド3は常に電位がグラウンドレベルとなってい
る。ターゲットシールド3の上方には、開閉制御された
シャッター4が配置されている。
【0035】成膜を行うガラス基板5は、基板ホルダー
6により保持される。基板ホルダー6の回転中心は、マ
グネトロンスパッタリングカソード1の直上に位置せ
ず、偏心した位置にある。成膜中はこの基板ホルダー6
が回転する。この回転と、マグネトロンスパッタリング
カソード1からの偏心とにより、膜をガラス基板5上に
均一に成膜することができる。図中、7は1のマグネト
ロンスパッタリングカソード1の上に発生する放電領域
を示す。
6により保持される。基板ホルダー6の回転中心は、マ
グネトロンスパッタリングカソード1の直上に位置せ
ず、偏心した位置にある。成膜中はこの基板ホルダー6
が回転する。この回転と、マグネトロンスパッタリング
カソード1からの偏心とにより、膜をガラス基板5上に
均一に成膜することができる。図中、7は1のマグネト
ロンスパッタリングカソード1の上に発生する放電領域
を示す。
【0036】以上のマグネトロンスパッタリングカソー
ド1、ターゲット材料2、ターゲットシールド3、シャ
ッター4、ガラス基板5及び基板ホルダー6は真空槽1
0内に配置されている。この真空槽10の外部には、放
電領域7におけるプラズマの発光を監視するための発光
強度プローブ8が配置されている。このプローブ8は、
放電領域の情報を効率よく取り出すためのコリメーター
レンズを内蔵している。また、プローブ8で得られた光
は、光ファイバー9を通して分光光度計に送られ、必要
な波長の光の強度が取り出される。なお、真空槽10の
側壁部分には、石英ガラスからなる窓部11が設けら
れ、プローブ8による発光強度の監視は窓部1を通して
行われる。以上の構成に加え、取り出された光の強度を
演算する手段算機、積算を行う積算手段、これらが算出
した結果から成膜条件、シャッター4の開閉を制御する
制御手段を備えるものである(いずれも図示省略)。
ド1、ターゲット材料2、ターゲットシールド3、シャ
ッター4、ガラス基板5及び基板ホルダー6は真空槽1
0内に配置されている。この真空槽10の外部には、放
電領域7におけるプラズマの発光を監視するための発光
強度プローブ8が配置されている。このプローブ8は、
放電領域の情報を効率よく取り出すためのコリメーター
レンズを内蔵している。また、プローブ8で得られた光
は、光ファイバー9を通して分光光度計に送られ、必要
な波長の光の強度が取り出される。なお、真空槽10の
側壁部分には、石英ガラスからなる窓部11が設けら
れ、プローブ8による発光強度の監視は窓部1を通して
行われる。以上の構成に加え、取り出された光の強度を
演算する手段算機、積算を行う積算手段、これらが算出
した結果から成膜条件、シャッター4の開閉を制御する
制御手段を備えるものである(いずれも図示省略)。
【0037】次に、この装置を用いた成膜を説明する。
表面が清浄なガラス基板5を基板ホルダ6に取り付け
る。その後、直ちにスパッタ装置の真空槽10を排気す
る。10-4Pa以上の真空度となったとき、基板ホルダ
ー6を回転させると同時に、真空槽10内にO2 ガスを
導入し、0.4Paの圧力とする。
表面が清浄なガラス基板5を基板ホルダ6に取り付け
る。その後、直ちにスパッタ装置の真空槽10を排気す
る。10-4Pa以上の真空度となったとき、基板ホルダ
ー6を回転させると同時に、真空槽10内にO2 ガスを
導入し、0.4Paの圧力とする。
【0038】そして、真空槽10内の圧力が安定した状
態で、カソード1に540Wの高周波電力を印加して、
ターゲット材料2の上にプラズマを発生させる。このと
きシャッター4は閉じており、いわゆるプレスパッタの
状態となる。電力を印加してから200秒経過した時点
で、MgFの発光強度とOの発光強度の比が、5.0と
なるように成膜電力を制御する。
態で、カソード1に540Wの高周波電力を印加して、
ターゲット材料2の上にプラズマを発生させる。このと
きシャッター4は閉じており、いわゆるプレスパッタの
状態となる。電力を印加してから200秒経過した時点
で、MgFの発光強度とOの発光強度の比が、5.0と
なるように成膜電力を制御する。
【0039】さらに、プラズマの状態が安定し、上述し
た発光強度の比が5.0に安定した時点でシャッター4
を開ける。このとき、プレスパッタ開始から、320秒
経過している。
た発光強度の比が5.0に安定した時点でシャッター4
を開ける。このとき、プレスパッタ開始から、320秒
経過している。
【0040】成膜中についても発光強度比が一定となる
ように制御を継続するが、放電の状態は安定しているの
で成膜電力は成膜中ほとんど変化しない。また、成膜中
はMgFの発光強度を監視し、更にこの値を積算する。
この積算した値があらかじめ定めた値となった時点で、
シャッター4を閉め、成膜を終了する。
ように制御を継続するが、放電の状態は安定しているの
で成膜電力は成膜中ほとんど変化しない。また、成膜中
はMgFの発光強度を監視し、更にこの値を積算する。
この積算した値があらかじめ定めた値となった時点で、
シャッター4を閉め、成膜を終了する。
【0041】シャッター4を閉めてから、徐々にカソー
ドに印加していたRF電圧を低減させてプラズマを消失
させる。同時に、基板ホルダー6の回転も止め、真空槽
10をリークする。
ドに印加していたRF電圧を低減させてプラズマを消失
させる。同時に、基板ホルダー6の回転も止め、真空槽
10をリークする。
【0042】取り出したガラス基板5上に形成された膜
の物理的膜厚を、段差計により測定したところ、105
nmの膜厚であった。同様の実験を10回繰り返したと
ころ、成膜される膜の物理的膜厚は97nm〜103n
mの間であった。これらの得られた膜には可視光で吸収
がなく(400nmで0.6%以下)、擦傷性も実用十
分な程度の強度があった。ここで「実用十分」とは、I
SO国際規格(ISO/DIS 9211−3)で定め
られた光学コーティング耐環境性試験の区分Cの試験で
合格となったことを指す。
の物理的膜厚を、段差計により測定したところ、105
nmの膜厚であった。同様の実験を10回繰り返したと
ころ、成膜される膜の物理的膜厚は97nm〜103n
mの間であった。これらの得られた膜には可視光で吸収
がなく(400nmで0.6%以下)、擦傷性も実用十
分な程度の強度があった。ここで「実用十分」とは、I
SO国際規格(ISO/DIS 9211−3)で定め
られた光学コーティング耐環境性試験の区分Cの試験で
合格となったことを指す。
【0043】なお、同様の成膜において、発光強度を積
算することによる膜厚の制御を行わず、成膜時間を12
0秒と一定にして成膜を10回繰り返し行ったところ、
物理的膜厚のバラツキが92〜115nmと大きくなっ
た。なお、膜には可視光の吸収もなく擦傷性も十分であ
り、膜品質は一定であった。
算することによる膜厚の制御を行わず、成膜時間を12
0秒と一定にして成膜を10回繰り返し行ったところ、
物理的膜厚のバラツキが92〜115nmと大きくなっ
た。なお、膜には可視光の吸収もなく擦傷性も十分であ
り、膜品質は一定であった。
【0044】以上のように発光強度を積算して、その結
果を膜厚の制御に利用することにより、膜厚の安定性を
大きく向上させることができる。
果を膜厚の制御に利用することにより、膜厚の安定性を
大きく向上させることができる。
【0045】(実施の形態2)この実施の形態では、シ
ャッター4の制御に適用する演算を除き、実施の形態1
と共通である。実施の形態1においては、MgFの発光
強度のみを積算したが、本実施の形態においては(Mg
Fの発光強度)+0.2×(Mgの発光強度)の演算を
行い、これを積算し、積算した結果によって成膜時間を
制御した。これは、膜を構成するのは、基板5上に飛来
するMgF2 とMgであることを考慮したものである。
ャッター4の制御に適用する演算を除き、実施の形態1
と共通である。実施の形態1においては、MgFの発光
強度のみを積算したが、本実施の形態においては(Mg
Fの発光強度)+0.2×(Mgの発光強度)の演算を
行い、これを積算し、積算した結果によって成膜時間を
制御した。これは、膜を構成するのは、基板5上に飛来
するMgF2 とMgであることを考慮したものである。
【0046】このように演算の後に積算する方法によ
り、成膜を10回繰り返したところ、成膜される膜の物
理的膜厚は99nm〜102nmの間であった。これら
の得られた膜には可視光で吸収がなく(400nmで
0.6%以下)、擦傷性も実用十分な程度の強度であっ
た。
り、成膜を10回繰り返したところ、成膜される膜の物
理的膜厚は99nm〜102nmの間であった。これら
の得られた膜には可視光で吸収がなく(400nmで
0.6%以下)、擦傷性も実用十分な程度の強度であっ
た。
【0047】この実施の形態では、膜厚の制御に、Mg
Fの発光強度に加えてMgの発光強度も演算するため、
膜厚制御の精度が向上している。
Fの発光強度に加えてMgの発光強度も演算するため、
膜厚制御の精度が向上している。
【0048】(実施の形態3)この実施の形態では、タ
ーゲット材料2として板状のフッ化アルミニウム(Al
F3 )を用いたことを除き、実施の形態1と同様であ
る。又、この実施の形態では、成膜時の成膜条件の制御
を行わないことと、成膜時間の制御のためにモニターす
る発光強度がAlFの発光強度のみであることを除き、
実施の形態1と同様である。又、実施の形態1において
は、MgFの発光強度を積算したが、本実施の形態にお
いては、AlFの発光強度を積算して、その結果を成膜
時間の制御に用いた。
ーゲット材料2として板状のフッ化アルミニウム(Al
F3 )を用いたことを除き、実施の形態1と同様であ
る。又、この実施の形態では、成膜時の成膜条件の制御
を行わないことと、成膜時間の制御のためにモニターす
る発光強度がAlFの発光強度のみであることを除き、
実施の形態1と同様である。又、実施の形態1において
は、MgFの発光強度を積算したが、本実施の形態にお
いては、AlFの発光強度を積算して、その結果を成膜
時間の制御に用いた。
【0049】本実施の形態により、成膜を10回繰り返
したところ、成膜される膜の物理的膜厚は105nm〜
112nmの間であった。これらの得られた膜には可視
光で吸収がなく(400nmで0.6%以下)、擦傷性
も実用十分な程度の強度であった。
したところ、成膜される膜の物理的膜厚は105nm〜
112nmの間であった。これらの得られた膜には可視
光で吸収がなく(400nmで0.6%以下)、擦傷性
も実用十分な程度の強度であった。
【0050】なお、同様の成膜において、発光強度を積
算することによる膜厚の制御を行わず、成膜時間を20
0秒と一定にして成膜を10回繰り返し行ったところ、
物理的膜厚のバラツキが99〜132nmと大きくなっ
た。この場合、膜には可視光の吸収がなく、擦傷性も十
分であり、膜品質は一定であった。
算することによる膜厚の制御を行わず、成膜時間を20
0秒と一定にして成膜を10回繰り返し行ったところ、
物理的膜厚のバラツキが99〜132nmと大きくなっ
た。この場合、膜には可視光の吸収がなく、擦傷性も十
分であり、膜品質は一定であった。
【0051】以上の説明から本発明は、以下の発明を包
含している。 (1) 真空槽内に放電ガスを導入し、金属フッ化物を
少なくとも含む材料をターゲットとし、制御手段により
制御される高周波電力により前記ターゲット上に放電ガ
スのプラズマを発生させてターゲットをスパッタリング
する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中にお
ける金属フッ化物を構成する分子の発光強度又は金属フ
ッ化物を構成する金属原子の発光強度の内、いずれかを
含む1つ以上の発光強度を監視すると共に、監視した発
光強度を積算し、この積算値によって薄膜の膜厚の制御
を行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
含している。 (1) 真空槽内に放電ガスを導入し、金属フッ化物を
少なくとも含む材料をターゲットとし、制御手段により
制御される高周波電力により前記ターゲット上に放電ガ
スのプラズマを発生させてターゲットをスパッタリング
する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中にお
ける金属フッ化物を構成する分子の発光強度又は金属フ
ッ化物を構成する金属原子の発光強度の内、いずれかを
含む1つ以上の発光強度を監視すると共に、監視した発
光強度を積算し、この積算値によって薄膜の膜厚の制御
を行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
【0052】(2) 真空槽内に放電ガスを導入し、金
属フッ化物を少なくとも含む材料をターゲットとし、制
御手段により制御される高周波電力により前記ターゲッ
ト上に放電ガスのプラズマを発生させてターゲットをス
パッタリングする光学薄膜の製造方法において、前記プ
ラズマ中における金属フッ化物を構成する分子の発光強
度、金属フッ化物を構成する金属原子の発光強度又は放
電ガスの発光強度の内、少なくとも金属フッ化物を構成
する分子の発光強度又は金属フッ化物を構成する金属原
子の発光強度を含む2つ以上の発光強度を監視し、監視
した発光強度を組み合わせて演算すると共に、演算した
結果を積算し、この積算値によって薄膜の膜厚の制御を
行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
属フッ化物を少なくとも含む材料をターゲットとし、制
御手段により制御される高周波電力により前記ターゲッ
ト上に放電ガスのプラズマを発生させてターゲットをス
パッタリングする光学薄膜の製造方法において、前記プ
ラズマ中における金属フッ化物を構成する分子の発光強
度、金属フッ化物を構成する金属原子の発光強度又は放
電ガスの発光強度の内、少なくとも金属フッ化物を構成
する分子の発光強度又は金属フッ化物を構成する金属原
子の発光強度を含む2つ以上の発光強度を監視し、監視
した発光強度を組み合わせて演算すると共に、演算した
結果を積算し、この積算値によって薄膜の膜厚の制御を
行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
【0053】(3) 前記プラズマ中の金属フッ化物を
構成する分子の発光強度、金属フッ化物を構成する金属
原子の発光強度及び放電ガスの発光強度を組み合わせて
演算してフィードバック信号とし、このフィードバック
信号が一定となるように成膜パラメータを変化させなが
ら、上記(1)項又は(2)項の発光強度の監視及び積
算を行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
構成する分子の発光強度、金属フッ化物を構成する金属
原子の発光強度及び放電ガスの発光強度を組み合わせて
演算してフィードバック信号とし、このフィードバック
信号が一定となるように成膜パラメータを変化させなが
ら、上記(1)項又は(2)項の発光強度の監視及び積
算を行うことを特徴とする光学薄膜の製造方法。
【0054】(4) 真空槽に放電ガスを導入するガス
導入手段と、少なくとも金属フッ化物を含む材料からな
るターゲットが載置される電極と、この電極に高周波電
力を供給し、前記ターゲット上に放電ガスのプラズマを
発生させる高周波電源と、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子の発光強度と、金属フッ化物を構成す
る金属原子又は前記放電ガスの内、いずれか1つ以上の
発光強度とを監視する監視手段と、これらの内の1つ以
上の発光強度を積算し、又は発光強度に演算を行い演算
結果を積算する演算する演算/積算手段と、この演算/
積算手段からの値を所定値と比較し、比較結果を出力す
る比較手段と、この比較手段からの比較結果に基づいて
成膜を終了する制御手段とを備えていることを特徴とす
る光学薄膜の製造装置。
導入手段と、少なくとも金属フッ化物を含む材料からな
るターゲットが載置される電極と、この電極に高周波電
力を供給し、前記ターゲット上に放電ガスのプラズマを
発生させる高周波電源と、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子の発光強度と、金属フッ化物を構成す
る金属原子又は前記放電ガスの内、いずれか1つ以上の
発光強度とを監視する監視手段と、これらの内の1つ以
上の発光強度を積算し、又は発光強度に演算を行い演算
結果を積算する演算する演算/積算手段と、この演算/
積算手段からの値を所定値と比較し、比較結果を出力す
る比較手段と、この比較手段からの比較結果に基づいて
成膜を終了する制御手段とを備えていることを特徴とす
る光学薄膜の製造装置。
【0055】(5) 少なくとも金属フッ化物を含むタ
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料にプラズマを発生
させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料を
スパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は原
子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学薄
膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化物
を構成する分子の発光強度を検出して積算し、この積算
値が所定値に達した時点で薄膜の形成を終了することを
特徴とする光学薄膜の製造方法。
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料にプラズマを発生
させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料を
スパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は原
子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学薄
膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化物
を構成する分子の発光強度を検出して積算し、この積算
値が所定値に達した時点で薄膜の形成を終了することを
特徴とする光学薄膜の製造方法。
【0056】(6) 少なくとも金属フッ化物を含むタ
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料にプラズマを発生
させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料を
スパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は原
子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学薄
膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化物
を構成する分子のプラズマ発光強度と、金属フッ化物を
構成する金属原子のプラズマ発光強度とを少なくとも検
出し、これらのプラズマ発光強度を組み合わせて演算
し、この演算値を積算した積算値が所定値の達した時点
で薄膜の形成を終了することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料にプラズマを発生
させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料を
スパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は原
子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学薄
膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化物
を構成する分子のプラズマ発光強度と、金属フッ化物を
構成する金属原子のプラズマ発光強度とを少なくとも検
出し、これらのプラズマ発光強度を組み合わせて演算
し、この演算値を積算した積算値が所定値の達した時点
で薄膜の形成を終了することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の製
造方法によれば、金属フッ化物を構成する分子の発光強
度を検出して積算し、積算結果によって薄膜の形成を終
了するため、再現性が良好で、一定の膜厚の光学薄膜を
形成することができる。
造方法によれば、金属フッ化物を構成する分子の発光強
度を検出して積算し、積算結果によって薄膜の形成を終
了するため、再現性が良好で、一定の膜厚の光学薄膜を
形成することができる。
【0058】請求項2の発明の製造方法によれば、膜形
成に関わる分子又は原子の発光強度を検出して膜厚の制
御を行うため、再現性の良好な光学薄膜を形成すること
ができる。
成に関わる分子又は原子の発光強度を検出して膜厚の制
御を行うため、再現性の良好な光学薄膜を形成すること
ができる。
【0059】請求項3の発明の製造装置によれば、検出
したプラズマ発光強度を演算し、積算する演算/積算手
段と、演算/積算手段の結果に基づいて成膜を終了する
制御手段を有しているため、一定の膜厚の光学薄膜を良
好な再現性で製造することができる。
したプラズマ発光強度を演算し、積算する演算/積算手
段と、演算/積算手段の結果に基づいて成膜を終了する
制御手段を有しているため、一定の膜厚の光学薄膜を良
好な再現性で製造することができる。
【図1】本発明の一実施形態の製造装置の部分断面図で
ある。
ある。
1 マグネトロンスパッタリングカソード 2 ターゲット材料 3 ターゲットシールド 4 シャッター 5 ガラス基板 6 基板ホルダー 7 放電領域 8 発光強度プローブ 9 光ファイバー 10 真空槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の製造方法は、少なくとも金属フッ
化物を含むターゲット材料を載置した電極に放電ガスの
存在下で高周波電力を印加して上記ターゲット材料上に
プラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンによりタ
ーゲット材料をスパッタリングしてターゲット材料の一
部を分子又は原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を
形成する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中
の少なくとも金属フッ化物を構成する分子の発光強度を
検出して積算し、この積算結果に基づいて薄膜の形成を
終了することを特徴とする。
め、請求項1の発明の製造方法は、少なくとも金属フッ
化物を含むターゲット材料を載置した電極に放電ガスの
存在下で高周波電力を印加して上記ターゲット材料上に
プラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンによりタ
ーゲット材料をスパッタリングしてターゲット材料の一
部を分子又は原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を
形成する光学薄膜の製造方法において、前記プラズマ中
の少なくとも金属フッ化物を構成する分子の発光強度を
検出して積算し、この積算結果に基づいて薄膜の形成を
終了することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】(5) 少なくとも金属フッ化物を含むタ
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料上にプラズマを発
生させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料
をスパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は
原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学
薄膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子の発光強度を検出して積算し、この積
算値が所定値に達した時点で薄膜の形成を終了すること
を特徴とする光学薄膜の製造方法。
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料上にプラズマを発
生させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料
をスパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は
原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学
薄膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子の発光強度を検出して積算し、この積
算値が所定値に達した時点で薄膜の形成を終了すること
を特徴とする光学薄膜の製造方法。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】(6) 少なくとも金属フッ化物を含むタ
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料上にプラズマを発
生させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料
をスパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は
原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学
薄膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子のプラズマ発光強度と、金属フッ化物
を構成する金属原子のプラズマ発光強度とを少なくとも
検出し、これらのプラズマ発光強度を組み合わせて演算
し、この演算値を積算した積算値が所定値の達した時点
で薄膜の形成を終了することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。
ーゲット材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周
波電力を印加して上記ターゲット材料上にプラズマを発
生させ、このプラズマ中のイオンによりターゲット材料
をスパッタリングしてターゲット材料の一部を分子又は
原子の状態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学
薄膜の製造方法において、前記プラズマ中の金属フッ化
物を構成する分子のプラズマ発光強度と、金属フッ化物
を構成する金属原子のプラズマ発光強度とを少なくとも
検出し、これらのプラズマ発光強度を組み合わせて演算
し、この演算値を積算した積算値が所定値の達した時点
で薄膜の形成を終了することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高尾 潔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 豊原 延好 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 生水 利明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも金属フッ化物を含むターゲッ
ト材料を載置した電極に放電ガスの存在下で高周波電力
を印加して上記ターゲット材料にプラズマを発生させ、
このプラズマ中のイオンによりターゲット材料をスパッ
タリングしてターゲット材料の一部を分子又は原子の状
態で跳び出させ、基板上に薄膜を形成する光学薄膜の製
造方法において、 前記プラズマ中の少なくとも金属フッ化物を構成する分
子の発光強度を検出して積算し、この積算結果に基づい
て薄膜の形成を終了することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。 - 【請求項2】 高周波スパッタリング法による薄膜の製
造方法において、 膜形成に関わる分子又は原子のプラズマ発光強度を検出
して積算し、この積算結果に基づいて膜厚の制御を行う
ことを特徴とする光学薄膜の製造方法。 - 【請求項3】 真空槽と、この真空槽内に放電ガスを導
入するガス導入手段と、真空槽内に配置するターゲット
材料が載置される電極と、この電極に高周波電力を供給
して前記ターゲット材料上に前記放電ガスのプラズマを
発生させる高周波電源と、基板への成膜中にプラズマ発
光強度を検出する検出手段と、この検出手段によって検
出されたプラズマ発光強度を演算して積算する演算/積
算手段と、この演算/積算手段の出力値を所定値と比較
し、比較結果に基づいて成膜を終了する制御手段とを備
えていることを特徴とする光学薄膜の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16093497A JPH116064A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 光学薄膜の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16093497A JPH116064A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 光学薄膜の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116064A true JPH116064A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15725410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16093497A Withdrawn JPH116064A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 光学薄膜の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH116064A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212720A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Canon Inc | スパッタリング方法およびスパッタリング装置 |
| JP2006219753A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Shincron:Kk | 薄膜形成装置 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16093497A patent/JPH116064A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212720A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Canon Inc | スパッタリング方法およびスパッタリング装置 |
| JP2006219753A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Shincron:Kk | 薄膜形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |