JPH1160736A - アミン残基含有ポリシラザン及びその製造方法 - Google Patents
アミン残基含有ポリシラザン及びその製造方法Info
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- JPH1160736A JPH1160736A JP9227420A JP22742097A JPH1160736A JP H1160736 A JPH1160736 A JP H1160736A JP 9227420 A JP9227420 A JP 9227420A JP 22742097 A JP22742097 A JP 22742097A JP H1160736 A JPH1160736 A JP H1160736A
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Abstract
なしに、ポリシラザンをアミン残基含有ヒドロキシル化
合物で変性する方法及びそれにより得られるアミン残基
含有ポリシラザンを提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるシラザン
構造を分子鎖中に含有する数平均分子量が100〜10
0,000のアミン残基含有ポリシラザン。 一般式(1): 【化1】 (式中、R1及びR2は水素、炭化水素基又は炭化水素基
含有シリル基を示し、Aは2価炭化水素基を示し、Bは
N−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミン残基を示
し、pは1又は0を示し、BがN−炭化水素基置換アミ
ン残基を示す場合にはpは1を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す)
Description
リシラザン及びその製造方法に関するものである。
リカ又はシリカ質物質(以下、単にSiO2質物とも言
う)に転換される。このようにして形成されるSiO2
質物は絶縁性にすぐれていることから、絶縁膜として電
気・電子分野において利用されている。しかしながら、
ポリシラザンは、未変性の状態では、そのSiO2質物
ヘの転換速度が小さかったり、そのSiO2への転換に
高い焼成温度を必要とする等の問題があった。これまで
にもポリシラザンに見られる前記問題を解決するため
に、ポリシラザンに各種の反応性化合物を変性剤として
反応させてポリシラザン変性物とすることが提案されて
いる。特開平6−128529号公報によれば、ポリシ
ラザンに、一般式NHn(ROH)3−n(R:アルキル
基、n:0〜2の整数)で表わされるアルカノールアミ
ンを反応させて変性したポリシラザン変性物が提案され
ている。しかしながら、このポリシラザン変性物の場
合、変性剤として用いるアミノアルコールが親水性の強
いものであることから、ポリシラザンにそのアミノアル
コールを反応させる場合、そのアミノアルコールはメタ
ノール溶液やエタノール溶液として反応に供する必要が
ある。一方、メタノールやエタノールはポリシラザンに
対しては高い反応性を有し、ポリシラザンを容易に分解
反応させる。従って、ポリシラザンに対する多量のアル
コールの添加は、ポリシラザン膜を燃成して得られるシ
リカ質膜の密度を低下させる等の不都合を生じる。
やエタノール等の低級アルコールを反応溶媒として用い
ることなしに、ポリシラザンをアミン残基含有ヒドロキ
シル化合物で変性する方法及びそれにより得られるアミ
ン残基含有ポリシラザンを提供することをその課題とす
る。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、下記一般式(1)及
び/又は(2)で表わされるシラザン構造を分子鎖中に
含有する数平均分子量が100〜100,000のアミ
ン残基含有ポリシラザンが提供される。 一般式(1):
含有シリル基を示し、Aは2価炭化水素基を示し、Bは
N−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミン残基を示
し、pは1又は0を示し、BがN−炭化水素基置換アミ
ン残基を示す場合にはpは1を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す) 一般式(2):
含有シリル基を示し、A及びA2は2価炭化水素基を示
し、B2は2価鎖状アミン残基又は2価環状アミン残基
を示し、p及びqは1又は0を示し、B2が2価鎖状ア
ミン残基を示す場合にはp及びqは1を示し、B2が2
価環状アミン残基を示す場合にはp及びqは1又は0を
示す)が提供される。また、本発明によれば、下記一般
式(1)
含有シリル基を示し、Aは2価炭化水素基を示し、Bは
N−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミン残基を示
し、pは1又は0を示し、BがN−炭化水素基置換アミ
ン残基を示す場合にはpは1を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す)で表わされるシ
ラザン構造を分子鎖中に含有する数平均分子量が100
〜100,000のアミン残基含有ポリシラザンを製造
する方法において、分子鎖中に下記一般式(3)
水素基含有シリル基を示し、R1及びR3の少なくとも一
方は水素を示す。)で表わされる構造を含有するポリシ
ラザンに対し、下記一般式(4)
わされるアミン残基含有1価ヒドロキシル化合物を、活
性水素原子を有しない不活性有機溶媒中で反応させるこ
とを特徴とするアミン残基含有ポリシラザンの製造方法
が提供される。さらに、本発明によれば、下記一般式
(2)
含有シリル基を示し、A及びA2は2価炭化水素基を示
し、B2は2価鎖状アミン残基又は2価環状アミン残基
を示し、p及びqは1又は0を示し、B2が2価鎖状ア
ミン残基を示す場合にはp及びqは1を示し、B2が2
価環状アミン残基を示す場合にはp及びqは1又は0を
示す)で表わされるシラザン構造を分子鎖中に含有する
数平均分子量が100〜100,000のアミン残基含
有ポリシラザンを製造する方法において、分子鎖中に下
記一般式(3)
水素基含有シリル基を示し、R1及びR3の少なくとも一
方は水素を示す。)で表わされる構造を含有するポリシ
ラザンに対し、下記一般式(5)
る)で表わされるアミン残基含有2価ヒドロキシル化合
物を、活性水素原子を有しない不活性有機溶媒中で反応
させることを特徴とするアミン残基含有ポリシラザンの
製造方法が提供される。
いるポリシラザンは、その分子鎖中に、前記一般(3)
で表されるシラザン構造を含有する従来公知のものであ
る。前記一般式(3)において、R1〜R3は水素、炭化
水素基又は炭化水素基含有シリル基であり、R1及びR3
の一方又は両方は水素原子を示す。この場合の炭化水素
基には、脂肪族炭化水素基及び芳香族炭化水素基が包含
され、脂肪族炭化水素基には、鎖状のものと環状のもの
が包含される。このような炭化水素基としては、アルキ
ル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケ
ニル基、アリール基、アリールアルキル基等が挙げられ
る。これらの炭化水素基における炭素数は特に制約され
ないが、通常は20以下、好ましくは10以下である。
本発明においては、特に、炭素数1〜6、好ましくは1
〜2のアルキル基であることが好ましい。炭化水素含有
シリル基において、好ましい炭化水素基は炭素数1〜1
0、好ましくは1〜6のアルキル基である。また、その
炭化水素基がSiに結合する数は、1〜3である。
状又は架橋構造を有するポリシラザンであることがで
き、また、それらの混合物であることもできる。さら
に、本発明で用いるポリシラザンは、通常の末変性ポリ
シラザンの他、有機酸や、イソシアネート、アミン、パ
ラジウム化合物、白金化合物等の変性剤で変性したポリ
シラザン変性物であってもよい。ポリシラザンの数平均
分子量は100〜100,000、好ましくは300〜
5000である。
(4)又は(5)で表されるアミン残基含有ヒドロキシ
ル化合物である。一般式(4)で表されるアミン残基含
有モノヒドロキシル化合物において、Aは2価炭化水素
基及びBはN−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミ
ン残基を示し、pは1又は0を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す。前記2価炭化水
素A基には、2価脂肪族炭化水素基及び2価芳香族炭化
水素基が包含され、2価脂肪族炭化水素基には鎖状のも
のと環状のものが包含される。このような2価炭化水素
基としては、アルキレン基、アルケニレン基、シクロア
ルキレン基、シクロアルケニレン基、アリーレン基、ア
リールアルキレン基等が挙げられる。これらの2価炭化
水素基における炭素数は特に制約されないが、通常は2
0以下、好ましくは10以下である。本発明において
は、特に、炭素数2〜10、好ましくは2〜8のアルキ
レン基であることが好ましい。前記N−炭化水素基置換
アミン残基Bには、モノ置換アミン残基及びジ置換アミ
ン残基が包含される。また、このN−置換アミン残基は
鎖状アミン残基又は環状アミン残基であることができ
る。鎖状置換アミン残基において、その炭化水素基に
は、脂肪族炭化水素基及び芳香族炭化水素基が包含さ
れ、脂肪族炭化水素基には鎖状のものと環状のものが包
含される。このような炭化水素基としては、アルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基、アリール基、アリールアルキル基等が挙げられ
る。の炭化水素基における炭素数は特に制約されない
が、通常は20以下、好ましくは1〜10、より好まし
くは1〜3である。前記環状アミン残基において、その
含窒素脂環に含まれている炭素数は3〜20、好ましく
は4〜8である。含窒素脂環中に含まれる窒素原子は1
〜3である。このような環状アミン残基としては、各種
の環状アミンから誘導されたものを示すことができる。
このような環状アミンとしては、例えば、ピロリジン、
イミダゾリジン、3−N−メチルイミダゾリジン、イミ
ダゾリン、ピラゾリジン、2−N−メチルピラゾリジ
ン、ピペリジン、ピペラジン、4−N−メチルピペラジ
ン、インドリン、イソインドリン等が挙げられる。この
環状アミン残基において、その結合手は、窒素原子から
の結合手(−N)でもよいし、炭素原子からの結合手
(−C)であってもよい。
シル化合物において、そのBがN−炭化水素置換アミン
残基を示す場合、そのヒドロキシル化合物は次式で表す
ことができる。
びR5炭化水素基又は水素であるが、その少なくとも一
方は炭化水素基である。この場合の炭化水素基として
は、前記したものを示すことができる。前記一般式
(6)で表される1価ヒドロキシル化合物中に含まれる
炭素数は3以上、好ましくは4以上、より好ましくは6
以上であり、その上限値は30程度である。このような
1価ヒドロキシル化合物としては、N−メチル(又は
N,N−ジメチル)プロパノールアミン、N−メチル
(又はN,N−ジメチル)ヘキサノールアミン、N−メ
チル(又はN,N−ジメチル)オクタノールアミン、N
−メチル(又はN,N−ジメチル)ドデカノールアミ
ン、N−メチル(又はN,N−ジメチル)オクタデカノ
ールアミン、N−メチル(又はN,N−ジメチル)オレ
イルアルコールアミン、N−メチル(又はN,N−ジメ
チル)シクロヘキサノールアミン、N−メチル(又は
N,N−ジメチル)ベンジルアルコールアミン、N−メ
チル(又はN,N−ジメチル)フェノールアミン、N−
メチル(又はN,N−ジメチル)ナフトールアミン、N
−エチル(又はN,N−ジエチル)エタノールアミン、
N−プロピル(又はN,N−ジプロピル)エタノールア
ミン、N−シクロヘキシルエタノールアミン、N−ベン
ジルエタノールアミン等が挙げられる。前記一般式
(4)で表される1価ヒドロキシル化合物において、そ
のBが環状アミン残基を示す場合の化合物としては、2
−イミダゾリジニルエタノール、4−イミダゾリニルエ
タノール、1−ピラゾリジニルエタノール、2−ピラゾ
リジニルエタノール、1−ピペリジニルエタノール、2
−ピペリジニルエタノール、N−メチル−2−ピペリジ
ニルエタノール、N−メチル−4−ピペリジニルエタノ
ール、1−ピペラジニルエタノール、4−N−メチル−
1−ピペラジニルエタノール、インドリニルエタノー
ル、イソインドリニルエタノール、N−メチルピロリジ
ノール、N−メチルピラゾリジノール、2−ピペリジノ
ール、N,N−ジメチル−2−ピペラジノール等が挙げ
られる。
キシル化合物において、その2価鎖状アミン残基は式−
NR−(式中、Rは水素又は炭化水素基を示す)で表わ
されるものである。また、その2価環状アミン残基とし
ては、前記した各種の環状アミンから誘導される各種の
ものを示すことができる。この場合の環状アミン残基に
おける2つの結合手は、窒素原子からの結合手(−N)
であってもよく、また炭素原子からの結合手(−C)で
あってもよい。
ポリシラザンに対して、反応溶媒中において、前記一般
式(4)で表される1価ヒドロキシル化合物又は前記一
般式(5)で表される2価ヒドロキシル化合物を反応さ
せることによって得ることができる。この場合、反応溶
媒としては、活性水素原子を有しない不活性有機溶媒が
用いられる。前記不活性有機溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、トリメチルベンゼン、トリエチルベンゼン等の芳香
族炭化水素;シクロヘキサン、シクロヘキセン、デカヒ
ドロナフタレン、エチルシクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、p−メンタン、ジペンテン(リモネン)等の
脂環式炭化水素;n−ペンタン、i−ペンタン、n−ヘ
キサン、i−ヘキサン、n−ヘプタン、i−ヘプタン、
n−オクタン、i−オクタン、n−ノナン、i−ノナ
ン、n−デカン,i−デカン等の飽和炭化水素等が挙げ
られる。前記反応は、0〜200℃、好ましくは0〜5
0℃の温度及び0〜10kg/cm2G、好ましくは0〜
2kg/cm2Gの条件下で実施される。反応溶媒中のポ
リシラザン濃度は0.1〜50重量%、好ましくは1〜
10重量%である。前記1価又は2価ヒドロキシル化合
物の使用割合は、ポリシラザンに対して0.01〜50
重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。
(5)で表されるヒドロキシル化合物は、疎水性を有
し、前記炭化水素系溶媒に溶解し、ポリシラザンと円滑
かつ均質に反応させることができる。従って、本発明の
アミン残基含有ポリシラザンは、反応溶媒として低級ア
ルコールを用いる従来法によって得られたものとは異な
り、その低級アルコールとポリシラザンとの反応による
ポリシラザンの分解を生じないことから、そのポリシラ
ザン膜を焼成した場合に、高密度の焼成膜を与える。本
発明のポリシラザン膜から形成されるシリカ質膜は、通
常、1.5〜2.3g/cm3、好ましくは1.8〜
2.3g/cm3の密度を有する。本発明のアミン残基
含有ポリシラザンは、これを成膜し大気中で焼成するこ
とにより、高純度シリカ質膜とすることができる。この
場合、その焼成温度は、50〜700℃、好ましくは5
0〜100℃と非常に低い温度を採用することができ
る。従って、本発明のポリシラザンを用いる場合には、
プラスチック、木材、紙等の耐熱性の低い材料に対して
も、緻密なシリカ質薄膜を形成することができる。ポリ
シラザン薄膜を高純度シリカ質薄膜に転化させるには、
水蒸気の存在が必要とされるが、半導体や液晶に対して
その高純度シリカ質薄膜を形成する場合、200℃以上
の高温の水蒸気はそれらの半導体や液晶に対して悪影響
を与えることから、好ましいことではない。本発明のポ
リシラザンから形成された薄膜は、シリカ転化速度が速
いために、極めて低い水蒸気分圧下でシリカに転化させ
ることができる。本発明の場合、200℃以下の低い温
度の大気雰囲気(水蒸気を含む)下でいったん前焼成を
行った後、引続き200℃以上の乾燥雰囲気下で本焼成
を行うことにより、効率よく高純度シリカ質膜とするこ
とができる。本発明のポリシラザンは、その変性反応特
に低分子化反応を伴わないため、低分子量のポリシラザ
ン成分を含む割合が少ない上、そのシリカへの転化速度
が速いために、成膜後、焼成してシリカ質薄膜とする場
合に、その低分子量成分の高分子量化が迅速に進み、焼
成特にポリシラザン蒸気の発生を生じない。これによ
り、得られるシリカ薄膜の収率は大きいものとなる。ま
た、ポリシラザン蒸気の発生がないことから、そのポリ
シラザン蒸気が原因となって起こる各種の不都合を回避
することができる。
する。
成] 内容積2Lの四つ口フラスコにガス吹き込み管、メカニ
カルスターラー、ジュワーコンデンサーを装着した。反
応器内部を乾燥窒素で置換した後、四つ口フラスコに乾
燥ピリジンを1500ml入れ、これを氷冷した。次に
ジクロロシラン100gを加えると白色固体状のアダク
ト(SiH2Cl2・2C5H5N)が生成した。反応混合
物を氷冷し、撹拌しながらアンモニア70gを吹き込ん
だ。引き続き乾燥窒素を液層に30分間吹き込み、余剰
のアンモニアを除去した。得られた生成物をブッフナー
ロートを用いて乾燥窒素雰囲気下で減圧濾過し、濾液1
200mlを得た。エバポレーターを用いてピリジンを
留去したところ、40gのペルヒドロポリシラザンを得
た。得られたペルヒドロポリシラザンの数平均分子量を
GPC(展開液:CDC13)により測定したところ、
ポリスチレン換算で800あった。そのIR(赤外吸
収)スペクトルを測定すると、波数(cm-1)335
0、及び1200付近のN−Hに基づく吸収:2170
のSi−Hに基づく吸収:1020〜820のSi−N
−Siに基づく吸収を示すことが確認された。
たペルヒドロポリシラザン20gとキシレン80gを導
入しポリシラザン溶液を調製した。次に、N−メチルエ
タノールアミン1.0gをキシレン20gに混合してよ
く撹拌した。これを、前記ポリシラザン溶液にスターラ
ーでよく撹拌しながら、ゆっくりと約5分かけて滴下し
た。反応は穏やかな発熱とガスの発生を伴って進行し
た。得られたポリシラザンの数平均分子量をポリスチレ
ンを基準とするGPC法により測定したところ、100
0であった。IR(赤外吸収)スペクトルには、ポリシ
ラザンの吸収、すなわち波数(cm-1)3370、及び
1180のN−Hに基づく吸収:2170及び840の
Si−Hに基づく吸収:1060〜800のSi−N−
Siに基づく吸収に加えて、波数(cm-1)2800〜
3100のN−Hに基づく吸収が観測された。1H−N
MRスペクトル(溶媒:乾燥キシレンとCDC13の1
/2(wt比)混合物;ペルヒドロポリシラザンの濃
度:10wt%)を測定したところ、ポリシラザン、す
なわち4.5〜5.3ppmのSi−H1基およびSi
−H2基に帰属される1H、4.3〜4,5ppmのS
i−H3基に帰属される1H0.4〜1.9ppmのN
−H基に帰属される1Hに加えて、2.5ppmの−N
−CH3に帰属される1H、及び2.7〜2.8ppm
のCH3−NH−CH2−CH2−基に帰属される1H、
及び3.7〜4.0ppmのCH3−NH−CH2−CH
2−基に帰属される1Hが観測された。なお、2.0〜
2.6ppmのスペクトルは溶媒のキシレンに起因する
ものである。
たペルヒドロポリシラザン20gとキシレン80gを導
入しポリシラザン溶液を調製した。次に、N,N−ジメ
チルエタノールアミン1.0gをキシレン20gに混合
してよく撹拌した。これを、上記のポリシラザン溶液に
スターラーでよく撹拌しながら、ゆっくりと約5分かけ
て滴下した。反応は穏やかな発熱とガスの発生を伴って
進行した。得られたポリシラザンの数平均分子量をポリ
スチレンを基準とするGPC法により測定したところ、
950であった。IR(赤外吸収)スペクトルには、ポ
リシラザンの吸収、すなわち波数(cm-1)3370、
及び1180のN−Hに基づく吸収:2170及び83
0のSi−Hに基づく吸収:1060〜800のSi−
N−Siに基づく吸収に加えて、波数(cm-1)270
0〜3100のC−Hに基づく吸収が観測された。
したペルヒドロポリシラザン20gとキシレン80gを
導入し、ポリシラザン溶液を調製した。次に、N−メチ
ルピペリジノール1.0gを、キシレン20gに混合し
てよく撹拌した。これを、上記のポリシラザン溶液にス
ターラーでよく撹拌しながら、ゆっくりと約5分かけて
滴下した。反応は、穏やかな発熱とガスの発生を伴って
進行した。得られたポリシラザンの数平均分子量を、ポ
リスチレンを基準とするGPC法により測定したとこ
ろ、950であった。IR(赤外吸収)スペクトルに
は、ポリシラザンの吸収、すなわち波数(cm-1)33
70、及び1180のN−Hに基づく吸収:2160及
び830のSi−Hに基づく吸収:1060〜800の
Si−N−Siに基づく吸収に加えて、波数(cm-1)
2700〜3100のC−Hに基づく吸収が観測され
た。
したペルヒドロポリシラザン20gとキシレン80gを
導入し、ポリシラザン溶液を調製した。次に、N−メチ
ルピペリジンエタノール1.0gを、キシレン20gに
混合してよく撹拌した。これを、上記のポリシラザン溶
液にスターラーでよく撹拌しながら、ゆっくりと約5分
かけて滴下した。反応は、穏やかな発熱とガスの発生を
伴って進行した。 得られたポリシラザンの数平均分子
量を、ポリスチレンを基準とするGPC法により測定し
たところ、950であった。IR(赤外吸収)スペクト
ルには、ポリシラザンの吸収、すなわち波数(cm-1)
3370、及び1180のN−Hに基づく吸収:217
0および830のSi−Hに基づく吸収:1060〜8
00のSi−N−Siに基づく吸収に加えて、波数(c
m-1)2700〜3100のC−Hに基づく吸収が観測
された。
したペルヒドロポリシラザン20gとキシレン80gを
導入し、ポリシラザン溶液を調製した。次に、N−メチ
ルピロリジノール1.0gを、キシレン20gに混合し
てよく撹拌した。これを、上記のポリシラザン溶液にス
ターラーでよく撹拌しながら、ゆっくりと約5分かけて
滴下した。反応は、穏やかな発熱とガスの発生を伴って
進行した。 得られたポリシラザンの数平均分子量を、
ポリスチレンを基準とするGPC法により測定したとこ
ろ、950であった。IR(赤外吸収)スペクトルに
は、ポリシラザンの吸収、すなわち波数(cm-1)33
70、及び1180のN−Hに基づく吸収:2170及
び830のSi−Hに基づく吸収:1060〜800の
Si−N−Siに基づく吸収に加えて、波数(cm-1)
2700〜3100のC−Hに基づく吸収が観測され
た。
得られたアミン残基含有ポリシラザンを以下の方法でシ
リカ質膜に転化し、その膜物性を以下のようにして調べ
た。その結果を表1に示す。
ザン及びアミン残基含有ポリシラザンをキシレンに溶解
させて20wt%の溶液を調製した。これを直径4イン
チ、厚さ0.5mmのシリコンウェハー上にスピンコー
ターを用いて塗布した(1000rpm 20秒)。こ
れを以下の3種の条件でシリカに転化した。 (1)90℃、相対湿度80%の恒温恒湿器中で10分
間保持 (2)大気雰囲気(25℃、相対湿度40%)中200
℃のホットプレートで3分間保持後、乾燥空気雰囲気中
400℃で焼成 (3)大気雰囲気(25℃、相対湿度40%)中で24
時間放置 (シリカ転化率)IRスペクトルにより判定 ◎:実質的に完全転化 ○:ほぼ完全転化 ×:不仁全転化 (膜密度)直径4インチ、厚さ0.5mmのシリコンウ
ェハーの重量を電子天秤で測定した。これにポリシラザ
ン溶液又はアミン残基含有ポリシラザン溶液を上記のス
ピンコート法で製膜した後、シリカへ転化し、再び膜付
きのシリコンウェハーの重量を電子天秤で測定した。膜
重量はこれらの差とした。膜厚は触針式膜厚測定器(S
loan社製、Dektak IIA)を用いて測定し
た。膜密度は下式により計算した。 膜密度[g/cm3]=(膜重量[g])/(膜厚[μm]/
0.008 (エッチングレート[緻密性])シリカ転化後の膜付き
シリコンウェハーを、60wt%、硝酸100mlと5
0wt%、フッ酸1mlを混合した腐食液に2分間浸漬
し、浸漬前後の膜厚をエリプソメーターで測定して1分
あたりの腐食速度を得る(単位:Å/min)。 (発煙)上記のシリカ転化条件(2)において、200
℃のホットプレートに載せた直後に目視にて発煙の有無
を観察する。
は、その製造に際し、エタノール等の反応性の高い低級
アルコールを反応溶媒として用いないことから、ポリシ
ラザンと低級アルコールとの反応に起因するポリシラザ
ンの劣化の防止されたものである。従って、本発明のポ
リシラザンを焼成して得られるシリカ質膜は、高密度を
示すとともに、その焼成に際しては、低分子量ポリシラ
ザンの蒸発を生じることもない。本発明のアミン残基含
有ポリシラザンは、400℃以下、特に、100℃以下
の低温度の焼成によりシリカ質に迅速に転化させること
ができる。しかもこの場合、その焼成雰囲気は特に制約
されず、低い水蒸気分圧を採用することができる。本発
明のアミン残基含有ポリシラザンは、従来のポリシラザ
ンの場合と同様に各種の用途、好ましくは半導体の層間
絶縁膜形成材料として使用し得る他、液晶ガラスのアン
ダーコート層(絶縁平坦化膜)形成材料、フィルム液晶
のガスバリア層形成材料等の電気・電子分野における絶
縁膜形成材料として有利に用いられる。また、本発明の
ポリシラザンは、金属、ガラス、プラスチック、木材等
の固体表面に対するハードコーティング、耐熱、耐酸コ
ーティング、防汚コーティング、撥水コーティング等に
適用することができる。さらに、プラスチックフィルム
のガスバリアコーティングや、ガラス、プラスチックの
紫外線カットコーティング及び着色コーティング等にも
適用することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1)及び/又は(2)で表
わされるシラザン構造を分子鎖中に含有する数平均分子
量が100〜100,000のアミン残基含有ポリシラ
ザン。 一般式(1): 【化1】 (式中、R1及びR2は水素、炭化水素基又は炭化水素基
含有シリル基を示し、Aは2価炭化水素基を示し、Bは
N−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミン残基を示
し、pは1又は0を示し、BがN−炭化水素基置換アミ
ン残基を示す場合にはpは1を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す) 一般式(2): 【化2】 (式中、R1及びR2は水素、炭化水素基又は炭化水素基
含有シリル基を示し、A及びA2は2価炭化水素基を示
し、B2は2価鎖状アミン残基又は2価環状アミン残基
を示し、p及びqは1又は0を示し、B2が2価鎖状ア
ミン残基を示す場合にはp及びqは1を示し、B2が2
価環状アミン残基を示す場合にはp及びqは1又は0を
示す) - 【請求項2】下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は水素、炭化水素基又は炭化水素基
含有シリル基を示し、Aは2価炭化水素基を示し、Bは
N−炭化水素基置換アミン残基又は環状アミン残基を示
し、pは1又は0を示し、BがN−炭化水素基置換アミ
ン残基を示す場合にはpは1を示し、Bが環状アミン残
基を示す場合にはpは1又は0を示す)で表わされるシ
ラザン構造を分子鎖中に含有する数平均分子量が100
〜100,000のアミン残基含有ポリシラザンを製造
する方法において、分子鎖中に下記一般式(3) 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は水素、炭化水素基又は炭化
水素基含有シリル基を示し、R1及びR3の少なくとも一
方は水素を示す。)で表わされるシラザン構造を含有す
るポリシラザンに対し、下記一般式(4) 【化4】 (式中、A、B及びpは前記と同じ意味を有する)で表
わされるアミン残基含有1価ヒドロキシル化合物を、活
性水素原子を有しない不活性有機溶媒中で反応させるこ
とを特徴とするアミン残基含有ポリシラザンの製造方
法。 - 【請求項3】下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1及びR2は水素、炭化水素基又は炭化水素基
含有シリル基を示し、A及びA2は2価炭化水素基を示
し、B2は2価鎖状アミン残基又は2価環状アミン残基
を示し、p及びqは1又は0を示し、B2が2価鎖状ア
ミン残基を示す場合にはp及びqは1を示し、B2が2
価環状アミン残基を示す場合にはp及びqは1又は0を
示す)で表わされるシラザン構造を分子鎖中に含有する
数平均分子量が100〜100,000のアミン残基含
有ポリシラザンを製造する方法において、分子鎖中に下
記一般式(3) 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は水素、炭化水素基又は炭化
水素基含有シリル基を示し、R1及びR3の少なくとも一
方は水素を示す。)で表わされる構造を含有するポリシ
ラザンに対し、下記一般式(5) 【化5】 (式中、A、B2、p及びqは前記と同じ意味を有す
る)で表わされるアミン残基含有2価ヒドロキシル化合
物を、活性水素原子を有しない不活性有機溶媒中で反応
させることを特徴とするアミン残基含有ポリシラザンの
製造方法。
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