JPH1161103A - シンクロナイザーリング用摩擦材及びその製造方法 - Google Patents

シンクロナイザーリング用摩擦材及びその製造方法

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JPH1161103A
JPH1161103A JP23337497A JP23337497A JPH1161103A JP H1161103 A JPH1161103 A JP H1161103A JP 23337497 A JP23337497 A JP 23337497A JP 23337497 A JP23337497 A JP 23337497A JP H1161103 A JPH1161103 A JP H1161103A
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JP
Japan
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friction material
weight
synchronizer ring
resin
parts
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JP23337497A
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Tomoji Kawai
智士 川合
Ryuichi Saito
隆一 斉藤
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Dynax Corp
Original Assignee
Dynax Corp
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Publication date
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    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/025Compositions based on an organic binder
    • F16D69/026Compositions based on an organic binder containing fibres
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐摩耗性、耐焼き付き性、多孔性を
兼ね具えたシンクロナイザーリング用の摩擦材を提供す
る。及びこのシンクロナイザーリング用摩擦材からなる
摩擦材層を有するシンクロナイザーリングを提供する。 【解決手段】 リング状本体1は、その内周側に摩擦材
層2を有する。摩擦材は、30〜70重量%の炭素材
と、10〜40重量%の熱硬化性樹脂と、5〜30重量
%の金属繊維及び/又は金属粒子と、5〜40重量%の
無機繊維及び/又は無機粒子と、必要に応じてさらに、
10重量%までの有機繊維及び/又は10重量%までの
カシューダストとを含み、気孔率が10〜50%であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクロナイザー
リング用摩擦材及びその製造方法に関する。また、本発
明は、このようなシンクロナイザーリング用摩擦材から
なる摩擦材層を有するシンクロナイザーリングにも関す
る。
【0002】
【従来の技術】シンクロナイザーリングは、自動車の変
速機等に組み込まれて、変速機の歯車切換え作動時に、
切換え噛合させられる2つの歯車同士が円滑に噛合する
ことができるように、2つの歯車を同期回転させるリン
グ状の部材である。
【0003】シンクロナイザーリングは、リング状本体
に摩擦材層を有している。摩擦材層は、リング状本体の
内周側のみに設けられている場合と、外周側のみに設け
られている場合と、内周側及び外周側の双方に設けられ
ている場合とがある。これらいずれの場合であっても、
摩擦材層は、変速歯車のテーパー状部(円錐状部)に摩
擦係合させられる。
【0004】従来、摩擦材層の摩擦材としては、銅合
金、例えば、MBA−2及びMBA−5が多く使用され
ている。また、少数ではあるが、ペーパー材も使用され
ている。その他としては、溶射によってリング状本体に
モリブデンを固着させる場合もある。
【0005】一方、シンクロナイザーリングには、主と
して次の特性が求められる。 (1) 相手部材であるテーパー状部に摩擦係合して2つの
歯車を同期させるため、相手部材に対する動摩擦係数が
大きいこと。 (2) 相手の歯車に噛合する際の衝撃を少なくするため
に、ゼロに近い相対速度での摩擦係数(以下、「静摩擦
係数」という。)が小さいこと。 (3) 相手部材に制動を加えたときの制動摩擦熱によっ
て、焼き損じないこと。 特に、クラッチ・シフトレバーのミス操作時に発生する
制動摩擦熱によって、焼き損じないこと。
【0006】クラッチ・シフトレバーのミス操作とは、
クラッチペダルを確実に踏み込まずに、クラッチ・シフ
トレバーを動かすことをいい、このミス操作時には、エ
ンジントルクが他方の歯車に伝達され、クラッチが完全
に切れて空転するときのトルクよりも大きなトルクで他
方の歯車が回転させられるため、シンクロナイザーリン
グには大きな熱負荷(通常の十数倍に達する。)が発生
する。この結果、摩擦材が制動摩擦熱によって高温にな
り、炭化・異常摩耗が起き同期機能が損なわれる恐れが
ある。
【0007】従来より、上記3つの特性のうち、(3) の
特性が優先される傾向にあるため、摩擦材としては、銅
合金が多く使用されている。しかし、銅合金は、他の部
材よりも動摩擦係数が小さいため、上記(1) 及び(2) の
特性が劣るという問題点を有している。
【0008】そこで、銅合金の摩擦面を2重、3重の複
層構成として、制動摩擦熱を吸収するための容量を増や
して動摩擦係数を大きくすることによって、(1) の特性
の向上を図っている。しかしながら、このように摩擦面
を複層構成とすると、変速機の機構が複雑、大型かつ高
価になるという別の問題点が生じる。
【0009】一方、ペーパー材は、上記(1) 及び(2) の
特性を具えているが、クラッチ・シフトレバーのミス操
作時の制動摩擦熱によって、焼き損じる恐れがあるとい
う問題点を有している。また、モリブデンは、銅合金よ
りもクラッチ・シフトレバーのミス操作時の制動摩擦熱
に耐えることができるが、上記(1) 及び(2) の特性が劣
るという問題点を有している。
【0010】ところで、シンクロナイザーリングが良好
な摩擦特性を具えるためには、摩擦材に多数の微小孔が
形成されている必要がある。摩擦材に多数の微小孔が形
成されていると、シンクロナイザーリングが相手部材に
接触したときに、摩擦界面に油膜が形成されにくく、動
摩擦係数を大きくすることができるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解決し、耐熱性、耐摩耗
性、耐焼き付き性、多孔性を兼ね具えたシンクロナイザ
ーリング用の摩擦材を提供することにある。また、本発
明の目的は、このようなシンクロナイザーリング用摩擦
材の製造方法を提供することにある。さらに、本発明の
目的は、このようなシンクロナイザーリング用摩擦材か
らなる摩擦材層を有するシンクロナイザーリングを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、炭素材と、熱硬化性樹脂と、金属繊維及び/
又は金属粒子と、無機繊維及び/又は無機粒子とを特定
の配合割合で含む、特定の気孔率の材料によって、上記
目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0013】すなわち、本発明のシンクロナイザーリン
グ用摩擦材は、30〜70重量%の炭素材と、10〜4
0重量%の熱硬化性樹脂と、5〜30重量%の金属繊維
及び/又は金属粒子と、5〜40重量%の無機繊維及び
/又は無機粒子とを含み、気孔率が10〜50%である
ものである。
【0014】また、本発明のシンクロナイザーリング用
摩擦材の製造方法は、30〜70重量部の炭素材と、1
0〜40重量部の熱硬化性樹脂と、5〜30重量部の金
属繊維及び/又は金属粒子と、5〜40重量部の無機繊
維及び/又は無機粒子とを混合し、気孔率10〜50%
の摩擦材とする方法である。
【0015】なお、本発明において「気孔」とは、表面
に向かって開いている孔のことであり、「気孔率」と
は、摩擦材に形成された気孔が摩擦材に対して占める容
積割合を意味する。「気孔率」の値の測定は、JIS
Z−2506「焼結含油金属の有効多孔率試験方法」に
準じて行った。
【0016】さらに、本発明のシンクロナイザーリング
は、リング状本体と、該リング状本体の内周側及び/又
は外周側に設けられた摩擦材層とからなるシンクロナイ
ザーリングにおいて、該摩擦材層が、本発明のシンクロ
ナイザーリング用摩擦材又は本発明の方法により得られ
たシンクロナイザーリング用摩擦材から形成されている
ことを特徴とするものである。
【0017】以下、本発明について、詳しく説明する。
本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材は、30〜7
0重量%の炭素材を含む。炭素材は耐熱性に優れてお
り、摩擦材の耐熱性を向上させる。このため、シンクロ
ナイザーリングは、例えば、クラッチ・シフトレバーの
ミス操作時の制動摩擦熱に耐えることができ、相手部材
に対して焼き付くことが少なくなる。
【0018】炭素材の配合量が30重量%未満になる
と、摩擦材の耐熱性が低下し、一方、炭素材の配合量が
70重量%を超えると、摩擦材の剛性が低下する。好ま
しい炭素材の配合量は40〜65重量%である。
【0019】炭素材としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば多孔質の黒鉛粒子が好ましい。特に、全
粒数の50%以上が44〜250μmの粒直径を有する
多孔質黒鉛粒子が好ましい。このような多孔質黒鉛粒子
を摩擦材成分として使用すると、摩擦材としての所望の
気孔率が得られると共に、摩擦材に形成される気孔の径
を所望の値とすることができる。このことから、摩擦材
の動摩擦係数を、従来の金属からなる摩擦材より大きく
することができる。なお、多孔質黒鉛粒子の粒直径は、
ふるい震盪法により測定した値である(60メッシュ〜
325メッシュ)。
【0020】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、10〜40重量%の熱硬化性樹脂を含む。熱硬化性
樹脂は、摩擦材の各構成成分のバインダーとしての役目
をし、摩擦材の剛性を高める。
【0021】熱硬化性樹脂の配合量が10重量%未満と
なると、摩擦材の剛性が低下する。一方、熱硬化性樹脂
の配合量が40重量%を超えると、熱によって軟化する
熱硬化性樹脂の量が多くなり、所望の気孔率が得られに
くくなり、摩擦材の動摩擦係数を大きくすることができ
ない。好ましい熱硬化性樹脂の配合量は15〜35重量
%である。
【0022】熱硬化性樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、メ
ラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾグアナミ
ン−メラミン樹脂、シリコーン樹脂及びポリイミド樹脂
からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いることが
できる。これらはいずれも、シンクロナイザーリング使
用時における十分な耐熱性を有する。これらのうち、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
等が好ましい。
【0023】上記フェノール樹脂としては、例えば、ノ
ボラック型フェノール樹脂、エポキシ変性フェノール樹
脂、メラミン変性フェノール樹脂、カシュー変性フェノ
ール樹脂、炭化水素樹脂変性フェノール樹脂及びクレゾ
ール変性フェノール樹脂からなる群から選ばれる少なく
とも1種を用いることができる。これらのうち、ノボラ
ック型フェノール樹脂が、摩擦材の成形が容易になる点
からより好ましい。また、摩擦材の製造コストを下げる
こともできるので好ましい。熱硬化性樹脂は、1種のみ
を用いても良いが、2種以上を併用しても良い。
【0024】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、5〜30重量%の金属繊維及び/又は金属粒子を含
む。金属繊維や金属粒子は、熱フェード現象を抑えて、
制動摩擦熱によって摩擦材の動摩擦係数が小さくなるこ
とを防止する。
【0025】熱フェード現象とは、シンクロナイザーリ
ングを相手部材に長時間押し続けたとき、摩擦材層と相
手部材との間の油が切れ、摩擦熱によって摩擦材の動摩
擦係数が小さくなる現象をいう。摩擦材層に熱フェード
現象が発生すると、シンクロナイザーリングの作動に長
時間を要するようになる。
【0026】金属繊維及び/又は金属粒子の配合量が5
重量%未満となると、摩擦材の動摩擦係数が小さくな
る。一方、金属繊維及び/又は金属粒子の配合量が30
重量%を超えると、シンクロナイザーリングが相手部材
に凝着する恐れが生じる。好ましい金属繊維及び/又は
金属粒子の配合量は7〜25重量%である。
【0027】金属繊維及び/又は金属粒子としては、特
に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム、
銅、鉄、ニッケル、亜鉛及び/又は鉛を主成分とする合
金からなるものが挙げられる。このような金属繊維、金
属粒子としては、例えば、ステンレス繊維、スチール繊
維、銅繊維、黄銅繊維、アルミニウム繊維、鉄−ニッケ
ル繊維、ニッケル繊維、亜鉛粒子等が挙げられる。金属
繊維及び/又は金属粒子は、1種のみを用いても良い
が、2種以上を併用しても良い。
【0028】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、5〜40重量%の無機繊維及び/又は無機粒子を含
む。無機繊維及び/又は無機粒子は、バインダーとして
の熱硬化性樹脂を補強し、所望の気孔率が得られるよう
にする。
【0029】無機繊維及び/又は無機粒子の配合量が5
重量%未満となると、熱硬化性樹脂の補強作用が弱くな
る。一方、無機繊維及び/又は無機粒子の配合量が40
重量%を超えると、摩擦材の柔軟性が損なわれ、摩擦材
層が相手部材を擦り減らす。好ましい無機繊維及び/又
は無機粒子の配合量は10〜35重量%である。
【0030】無機繊維及び/又は無機粒子としては、特
に限定されるものではないが、例えば、硫酸バリウム、
チタン酸カリウム、アルミナ、炭化珪素、窒化珪素、ム
ライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、ウオラ
ストナイト、ゾノトライト、ガラス又はロックウールか
らなるものが挙げられる。
【0031】より具体的には、例えば、硫酸バリウム粒
子、チタン酸カリウムウイスカー、アルミナウイスカ
ー、アルミナ繊維、炭化珪素ウイスカー、窒化珪素ウイ
スカー、ムライトウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイ
スカー、炭酸カルシウムウイスカー、ウオラストナイ
ト、ゾノトライト、ガラス繊維、ロックウール等が挙げ
られる。無機繊維及び/又は無機粒子は、1種のみを用
いても良いが、2種以上を併用しても良い。
【0032】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、上記各構成成分の他にさらに、10重量%までの有
機繊維及び/又は10重量%までのカシューダストを含
むこともできる。
【0033】有機繊維を摩擦材に配合すると、摩擦材の
動摩擦係数をペーパー並みに大きくすることができると
共に、摩擦材の気孔率を30%以上にして、摩擦材に柔
軟性を与えることができる。
【0034】このような有機繊維としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、アラミド繊維、メタフェ
ニレンジアミン繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、フ
ェノール繊維、アクリル繊維及びフッ素繊維等の耐熱性
の有機合成繊維から選ばれる少なくとも1種を用いるこ
とができる。より具体的には、アラミドパルプ、アラミ
ドチョップ、アクリルパルプ、アクリルチョップ等が挙
げられる。有機繊維は、1種のみを用いても良いが、2
種以上を併用しても良い。
【0035】有機繊維を用いる場合の配合量は、通常1
0重量%までが適当である。10重量%を超えると、他
の構成成分が均一に分散されなくなり、シンクロナイザ
ーリングの成形時における摩擦材の流動性が低下して、
シンクロナイザーリングの成形が困難になる。また、摩
擦材層の耐熱性も低下する。
【0036】また、カシューダストを摩擦材に配合する
と、摩擦材の柔軟性を向上させて、動摩擦係数を大きく
することができる。カシューダストを用いる場合の配合
量は、通常10重量%までが適当である。10重量%を
超えると、摩擦材の動摩擦係数が大きくなりすぎて、摩
擦材層が相手部材に焼付く傾向になる。
【0037】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、気孔率が10〜50%である。このような気孔率と
することにより、シンクロナイザーリングと相手部材と
の摩擦界面に油膜が形成されにくくなり、摩擦材の動摩
擦係数が大きいものとなる。
【0038】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
は、30〜70重量部の炭素材と、10〜40重量部の
熱硬化性樹脂と、5〜30重量部の金属繊維及び/又は
金属粒子と、5〜40重量部の無機繊維及び/又は無機
粒子と、さらに必要に応じて10重量部までの有機繊維
及び/又は10重量部までのカシューダストとを混合
し、気孔率10〜50%とすることにより得ることがで
きる。
【0039】この混合法は、特に限定されるものではな
いが、例えば、ヘンシェル型ミキサー、ダブルコーン型
ミキサー、リボン型ミキサー等の公知の混合機を用いて
行うことができる。
【0040】次に、本発明のシンクロナイザーリング用
摩擦材を用いてシンクロナイザーリングを製造する方法
について、図面を参照して説明する。図1は、シンクロ
ナイザーリングの径方向に沿う断面図であり、図2は、
図1の一部拡大図である。図1において、シンクロナイ
ザーリング(3) は、リング状本体(1) の内周側に摩擦材
層(2) を有している。
【0041】シンクロナイザーリングの製造方法には、
例えば次のような方法があり、本発明のシンクロナイザ
ーリング用摩擦材を用いて、いずれの方法も適用可能で
ある。
【0042】(第1の製造方法)リング状本体の材料
(例えば、黄銅)と摩擦材とを、成形型内に充填して1
80〜300℃に加熱し、リング状本体と摩擦材層とを
一体化成形する。その後、一体化されたリング状本体と
摩擦材層とを20〜30分間、230〜500℃に保
つ。最後に、摩擦材層(2) の内周をテーパー状(円錐
状)に切削し、内周に溝(4) 及びトップランド(5) を形
成する。
【0043】(第2の製造方法)リング状本体の材料と
摩擦材とを、成形型内に充填して、電流を流して200
〜350℃に加熱し、リング状本体と摩擦材層とを一体
化成形する。その後、摩擦材層(2) の内周をテーパー状
(円錐状)に切削し、内周に溝(4) 及びトップランド
(5) を形成する。
【0044】(第3の製造方法)リング状本体の材料と
摩擦材とを、成形型内に充填して、プラズマ放電によっ
て1200℃に加熱し、還元雰囲気又は減圧雰囲気の下
でリング状本体と摩擦材層とを一体化成形する。その
後、摩擦材層(2) の内周をテーパー状(円錐状)に切削
し、内周に溝(4) 及びトップランド(5) を形成する。
【0045】(第4の製造方法)摩擦材に少量のバイン
ダー(例えば、メチルセルロース)を添加し、ロールに
よる加圧、プレスによる加圧、あるいは抄造と同じよう
な製法により、摩擦材をシート状に成形し、このシート
を所望の形状に打ち抜いた後に、リング状本体と一体化
させる。
【0046】(その他の製造方法)摩擦材をリング状に
予備成形し、これをリング状本体と一体化させる。
【0047】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦材
によれば、炭素材と、熱硬化性樹脂と、金属繊維及び/
又は金属粒子と、無機繊維及び/又は無機粒子とを特定
の配合割合で含み、特定の気孔率を有するので、耐熱
性、耐摩耗性、耐焼き付き性、多孔性を兼ね備えたもの
である。また、本発明のシンクロナイザーリングによれ
ば、上記シンクロナイザーリング用摩擦材からなる摩擦
材層を有するので、(1) 相手部材に対する動摩擦係数が
大きく、(2) 静摩擦係数が小さく、かつ(3) 相手部材に
制動を加えたときの制動摩擦熱によって、焼き損じな
い。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 [実施例1]多孔質黒鉛粒子(全粒数の50%以上が4
4〜250μmの粒直径を有するもの)55重量部と、
熱硬化性樹脂としてノボラック型フェノール樹脂20重
量部と、金属繊維としてステンレス繊維10重量部と、
無機粒子として硫酸バリウム15重量部とを、ヘンシェ
ル型ミキサーにて5分間混合して、摩擦材組成物を得
た。
【0049】この摩擦材組成物とリング状本体材料とし
ての黄銅とを、前述した第1製造方法に従って、所定形
状の成形型内に充填して300℃に加熱し、リング状本
体と摩擦材層とを一体化成形した。ここでの摩擦材の気
孔率は、JIS Z−2506「焼結含油金属の有効多
孔率試験方法」に準じて測定したところ、25%であっ
た。
【0050】その後、一体化されたリング状本体(1) と
摩擦材層(2) とを30分間、300℃に保った。その
後、摩擦材層(2) の内周をテーパー状に切削し、内周に
溝(4)及びトップランド(5) を形成した。このようにし
て、シンクロナイザーリングを製作した。
【0051】[実施例2]配合量をそれぞれ、多孔質黒
鉛粒子65重量部、ノボラック型フェノール樹脂15重
量部、ステンレス繊維10重量部、硫酸バリウム10重
量部とした以外は実施例1と同様にして、摩擦材組成物
を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の操作
で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0052】[実施例3]配合量をそれぞれ、多孔質黒
鉛粒子40重量部、ノボラック型フェノール樹脂35重
量部、ステンレス繊維10重量部、硫酸バリウム15重
量部とした以外は実施例1と同様にして、摩擦材組成物
を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の操作
で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0053】[実施例4]配合量をそれぞれ、多孔質黒
鉛粒子40重量部、ノボラック型フェノール樹脂15重
量部、ステンレス繊維25重量部、硫酸バリウム20重
量部とした以外は実施例1と同様にして、摩擦材組成物
を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の操作
で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0054】[実施例5]配合量をそれぞれ、多孔質黒
鉛粒子40重量部、ノボラック型フェノール樹脂15重
量部、ステンレス繊維25重量部、硫酸バリウム20重
量部とした以外は実施例1と同様にして、摩擦材組成物
を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の操作
で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0055】[実施例6]前記多孔質黒鉛粒子55重量
部、前記ノボラック型フェノール樹脂20重量部、金属
粒子として亜鉛粒子10重量部、前記硫酸バリウム15
重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、摩擦材組
成物を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の
操作で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0056】[実施例7]前記多孔質黒鉛粒子55重量
部、前記ノボラック型フェノール樹脂20重量部、前記
ステンレス繊維10重量部、無機繊維としてアルミナ繊
維15重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、摩
擦材組成物を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と
同様の操作で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0057】[実施例8]前記多孔質黒鉛粒子55重量
部、前記ノボラック型フェノール樹脂20重量部、前記
ステンレス繊維10重量部、無機繊維として前記アルミ
ナ繊維10重量部、有機繊維としてアクリルチョップ5
重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、摩擦材組
成物を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の
操作で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0058】[実施例9]前記多孔質黒鉛粒子50重量
部、前記ノボラック型フェノール樹脂20重量部、前記
ステンレス繊維10重量部、前記硫酸バリウム15重量
部、カシューダスト5重量部を用いた以外は実施例1と
同様にして、摩擦材組成物を得た。この摩擦材組成物か
ら、実施例1と同様の操作で、シンクロナイザーリング
を製作した。
【0059】[実施例10]前記多孔質黒鉛粒子50重
量部、前記ノボラック型フェノール樹脂15重量部、前
記ステンレス繊維10重量部、前記硫酸バリウム15重
量部、有機繊維として前記アクリルチョップ2重量部、
前記カシューダスト8重量部を用いた以外は実施例1と
同様にして、摩擦材組成物を得た。この摩擦材組成物か
ら、実施例1と同様の操作で、シンクロナイザーリング
を製作した。
【0060】[比較例1]多孔質黒鉛粒子20重量部、
ノボラック型フェノール樹脂50重量部、ステンレス繊
維10重量部、硫酸バリウム15重量部とした以外は実
施例1と同様にして、摩擦材組成物を得た。この摩擦材
組成物から、実施例1と同様の操作で、シンクロナイザ
ーリングを製作した。
【0061】[比較例2]前記多孔質黒鉛粒子80重量
部、前記ノボラック型フェノール樹脂10重量部、前記
硫酸バリウム10重量部を用いた以外は実施例1と同様
にして、摩擦材組成物を得た。この摩擦材組成物から、
実施例1と同様の操作で、シンクロナイザーリングを製
作した。
【0062】[比較例3]多孔質黒鉛粒子10重量部、
ノボラック型フェノール樹脂20重量部、ステンレス繊
維50重量部、硫酸バリウム30重量部とした以外は実
施例1と同様にして、摩擦材組成物を得た。この摩擦材
組成物から、実施例1と同様の操作で、シンクロナイザ
ーリングを製作した。
【0063】[比較例4]前記多孔質黒鉛粒子20重量
部、レゾール型フェノール樹脂30重量部、前記硫酸バ
リウム50重量部を用いた以外は実施例1と同様にし
て、摩擦材組成物を得た。この摩擦材組成物から、実施
例1と同様の操作で、シンクロナイザーリングを製作し
た。
【0064】[比較例5]前記多孔質黒鉛粒子50重量
部、前記レゾール型フェノール樹脂20重量部、前記硫
酸バリウム15重量部、前記カシューダスト20重量部
を用いた以外は実施例1と同様にして、摩擦材組成物を
得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同様の操作
で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0065】[比較例6]粉砕グラファイト55重量
部、前記レゾールノボラック型フェノール樹脂20重量
部、前記ステンレス繊維10重量部、前記硫酸バリウム
15重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、摩擦
材組成物を得た。この摩擦材組成物から、実施例1と同
様の操作で、シンクロナイザーリングを製作した。
【0066】[比較例7〜10]また、従来例として、
摩擦材としてそれぞれ、黄銅[比較例7]、ペーパー系
摩擦材[比較例8]、リング状本体に溶射されたMo
[比較例9]、樹脂系摩擦材[比較例10]を用いて、
シンクロナイザーリングを製作した。以上の各摩擦材組
成物の配合成分及び気孔率について、表1にまとめて示
す。
【0067】
【表1】
【0068】次に、製作された各シンクロナイザーリン
グについて、以下に示す各種のテストを行った。
【0069】(単体摩擦摩耗テスト)80℃のギヤオイ
ル中で、慣性量0.010kgf・m/sec2 、回転
数1,600rpmで回転する材質SCM420のテー
パー状の相手部材に、シンクロナイザーリングを70k
gfの力で押付けて相手部材を停止させることを、1万
回繰り返して行った。このテストにおいて、200回目
と1万回目の、シンクロナイザーリングの摩擦材層の動
摩擦係数及び静摩擦係数を測定した。また、単体摩擦摩
耗テストにおいて、シンクロナイザーリングの摩擦材層
が軸方向に摩耗した長さを測定し、この値を摩擦材摩耗
量とした。
【0070】さらに、単体摩擦摩耗テストにおいて、磨
かれた相手部材の表面が摩擦材層によって損傷を受けた
度合いを目視により調べ、この度合いを相手部材ダメー
ジとした。相手部材ダメージの度合いは、次のように表
した: 「曇」:曇る程度に、相手部材表面が摩耗させられた。 「摺動痕」:表面に痕が残る程度に、相手部材表面が摩
耗させられた。 「黒変」:摩擦材層に焼付かれ、相手部材表面が黒く変
色させられた。 「段差摩耗」:表面に段差が生じる程度に、相手部材表
面が摩耗させられた。
【0071】(過酷条件テスト)回転数1,600rp
mで回転する材質SCM420のテーパー状の相手部材
に、シンクロナイザーリングを100kgfの力で2秒
間押付け、30秒間離すことを1サイクルとして、これ
を20サイクル行う間に、摩擦材層が相手部材に焼付い
たり、損傷を受けたりしないかを調べた。 「背面当」:シンクロナイザーリングの摩擦材層摩耗
し、黄銅製のリング状本体(1) の内周面が、相手部材の
歯車に当接した状態を表す。
【0072】(圧縮疲労テスト)停止している材質SC
M420のテーパー状の相手部材に、シンクロナイザー
リングを250kgfの力で4秒間押付け、2秒間離す
ことを1サイクルとして、これを1万サイクル繰り返し
た後、押圧力を250kgf刻みで増加させ、押圧力を
増加させる毎に、相手部材にシンクロナイザーリングを
1万回押付け(4秒間押付け、2秒間離すことを1サイ
クル)、最終的に摩擦材層が何kgfの押圧力に耐えら
れるかを調べた。以上の各テストの結果について、表2
にまとめて示す。
【0073】
【表2】
【0074】表2より、実施例1〜10のシンクロナイ
ザーリングは比較例1〜10のシンクロナイザーリング
よりも、相手部材に与える損傷が少ないことが分かる
(相手部材ダメージの欄参照)。また、過酷条件テス
ト、圧縮疲労テストの各値も高いことが分かる。すなわ
ち、本発明による実施例1〜10のシンクロナイザーリ
ングの摩擦材は、耐熱性、耐摩耗性、耐焼き付き性を兼
ね具え、さらに優れた剛性も具えており、実用上十分な
性能を有することが明らかである。
【0075】特に、有機繊維が摩擦材に配合された実施
例8及び10のシンクロナイザーリングでは、摩擦材の
動摩擦係数がペーパー並みに大きくなっている共に、摩
擦材の気孔率が30%以上となり、柔軟性のある摩擦材
となっている。また、カシューダストが摩擦材に配合さ
れた実施例9及び10のシンクロナイザーリングでは、
摩擦材の柔軟性が向上し摩擦材の動摩擦係数が大きくな
っている。
【0076】一方、比較例1では、炭素材が20重量%
と少ないため、摩擦材の耐熱性が不十分で、過酷条件テ
スト欄に示すように、摩擦材層が相手部材に焼付く。ま
た、熱硬化性樹脂が50重量%と多いため、熱によって
軟化する熱硬化性樹脂量が多くなりすぎ、所望の気孔率
が得られない。従って、摩擦材の動摩擦係数が小さい。
【0077】比較例2では、炭素材が80重量%と多い
ため、摩擦材の剛性が不十分で、圧縮疲労テスト欄に示
すように、摩擦材層が耐えられる押圧力が小さい。ま
た、金属繊維又は金属粒子が含まれていないので、摩擦
材の動摩擦係数が小さい。比較例3では、金属繊維又は
金属粒子が50重量%と多いため、相手部材を摩耗させ
る。比較例4では、無機繊維又は無機粒子が50重量%
と多いため、摩擦材の柔軟性が損なわれ、相手部材を摩
耗させる。また、金属繊維又は金属粒子が含まれていな
いので、摩擦材の動摩擦係数が小さい。比較例5では、
金属繊維又は金属粒子が含まれておらず本発明から除外
されるが、カシューダストが20重量%も含まれている
ため、摩擦材の動摩擦係数が大きくなりすぎて、摩擦材
層が相手部材に焼付く傾向になる。比較例6では、摩擦
係数が小さくなり、期待した性能が得られなかった。な
お、比較例7〜10の従来例では、いずれも実用上不十
分である。
【0078】
【発明の効果】本発明のシンクロナイザーリング用摩擦
材は、上述のように、耐熱性、耐摩耗性、耐焼き付き
性、及び多孔性に優れている。従って、摩擦材層の焼き
付きを防止できると共に、摩耗量を少なくして、シンク
ロナイザーリングの耐用年数を延ばすことができる。ま
た、シンクロナイザーリングを短時間で作動させること
ができる。
【0079】また、上記シンクロナイザーリング用摩擦
材からなる摩擦材層を有する本発明のシンクロナイザー
リングは、相手部材に対する動摩擦係数が大きく、静摩
擦係数が小さく、かつ相手部材に制動を加えたときの制
動摩擦熱によって焼き損じることがなく、実用上非常に
優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシンクロナイザーリングの径方向に
沿う断面図である。
【図2】 図1の一部拡大図である。
【符号の説明】
(1) :リング状本体 (2) :摩擦材層 (3) :シンクロナイザーリング (4) :溝 (5) :トップランド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 30〜70重量%の炭素材と、10〜4
    0重量%の熱硬化性樹脂と、5〜30重量%の金属繊維
    及び/又は金属粒子と、5〜40重量%の無機繊維及び
    /又は無機粒子とを含み、気孔率が10〜50%であ
    る、シンクロナイザーリング用摩擦材。
  2. 【請求項2】 炭素材が多孔質黒鉛粒子である、請求項
    1に記載のシンクロナイザーリング用摩擦材。
  3. 【請求項3】 多孔質黒鉛粒子が、全粒数の50%以上
    が44〜250μmの粒直径を有するものである、請求
    項2に記載のシンクロナイザーリング用摩擦材。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポ
    キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹
    脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾグ
    アナミン−メラミン樹脂、シリコーン樹脂及びポリイミ
    ド樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、
    請求項1〜3項のうちのいずれか1項に記載のシンクロ
    ナイザーリング用摩擦材。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂が、ノボラック型フェノー
    ル樹脂、エポキシ変性フェノール樹脂、メラミン変性フ
    ェノール樹脂、カシュー変性フェノール樹脂、炭化水素
    樹脂変性フェノール樹脂及びクレゾール変性フェノール
    樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請
    求項1〜4項のうちのいずれか1項に記載のシンクロナ
    イザーリング用摩擦材。
  6. 【請求項6】 金属繊維及び/又は金属粒子が、アルミ
    ニウム、銅、鉄、ニッケル、亜鉛及び/又は鉛を主成分
    とする合金からなる、請求項1〜5項のうちのいずれか
    1項に記載のシンクロナイザーリング用摩擦材。
  7. 【請求項7】 無機繊維及び/又は無機粒子が、硫酸バ
    リウム、チタン酸カリウム、アルミナ、炭化珪素、窒化
    珪素、ムライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウ
    ム、ウオラストナイト、ゾノトライト、ガラス又はロッ
    クウールからなる、請求項1〜6項のうちのいずれか1
    項に記載のシンクロナイザーリング用摩擦材。
  8. 【請求項8】 さらに、10重量%までの有機繊維及び
    /又は10重量%までのカシューダストを含む、請求項
    1〜7項のうちのいずれか1項に記載のシンクロナイザ
    ーリング用摩擦材。
  9. 【請求項9】 有機繊維が、アラミド繊維、メタフェニ
    レンジアミン繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、フェ
    ノール繊維、アクリル繊維及びフッ素繊維からなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種である、請求項8に記載のシ
    ンクロナイザーリング用摩擦材。
  10. 【請求項10】 30〜70重量部の炭素材と、10〜
    40重量部の熱硬化性樹脂と、5〜30重量部の金属繊
    維及び/又は金属粒子と、5〜40重量部の無機繊維及
    び/又は無機粒子とを混合し、気孔率10〜50%の摩
    擦材を得る、シンクロナイザーリング用摩擦材の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 リング状本体と、該リング状本体の内
    周側及び/又は外周側に設けられた摩擦材層とからなる
    シンクロナイザーリングにおいて、該摩擦材層が、請求
    項1〜9項のうちのいずれか1項に記載のシンクロナイ
    ザーリング用摩擦材又は請求項10に記載の方法により
    得られたシンクロナイザーリング用摩擦材から形成され
    ていることを特徴とする、シンクロナイザーリング。
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