JPH1161285A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
焼結鉱の製造方法Info
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- JPH1161285A JPH1161285A JP22898197A JP22898197A JPH1161285A JP H1161285 A JPH1161285 A JP H1161285A JP 22898197 A JP22898197 A JP 22898197A JP 22898197 A JP22898197 A JP 22898197A JP H1161285 A JPH1161285 A JP H1161285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼結鉱の製造において、クロロベンゼン類を
含む有機塩素化合物の排出を抑制し、排ガス量を低減す
る。 【解決手段】 ドワイトロイド式焼結機で配合原料を層
状に装入し、上面から点火し下方に吸引して焼結鉱を製
造する方法において、点火部から排鉱部までのストラン
ド長さの点火部から70〜100%の範囲のウインドボ
ックス9から排出される排ガス中のクロロベンゼン類濃
度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が200ng/
Nm3 以上であるウインドボックスから排出される排ガ
スを、ストランド長さの点火部から70%未満、ス
トランド長さの点火部から30%未満、または、スト
ランド長さの点火部から30%以上70%未満の原料層
上面に供給、吸引して焼結する。
含む有機塩素化合物の排出を抑制し、排ガス量を低減す
る。 【解決手段】 ドワイトロイド式焼結機で配合原料を層
状に装入し、上面から点火し下方に吸引して焼結鉱を製
造する方法において、点火部から排鉱部までのストラン
ド長さの点火部から70〜100%の範囲のウインドボ
ックス9から排出される排ガス中のクロロベンゼン類濃
度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が200ng/
Nm3 以上であるウインドボックスから排出される排ガ
スを、ストランド長さの点火部から70%未満、ス
トランド長さの点火部から30%未満、または、スト
ランド長さの点火部から30%以上70%未満の原料層
上面に供給、吸引して焼結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドワイトロイド式焼
結機により焼結鉱を製造する方法に関するものである。
結機により焼結鉱を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業界では、通常ドワイトロイド式焼結
機が広く用いられている。この形式の焼結機では点火炉
内で配合原料の表面層に点火し、下向きに吸気すること
により原料層内の燃焼帯は漸次上層部から中層部、下層
部に移行してゆき、焼結ベッドの層厚が600mm前後
であれば、全焼結過程は30〜35分程度で完了する。
機が広く用いられている。この形式の焼結機では点火炉
内で配合原料の表面層に点火し、下向きに吸気すること
により原料層内の燃焼帯は漸次上層部から中層部、下層
部に移行してゆき、焼結ベッドの層厚が600mm前後
であれば、全焼結過程は30〜35分程度で完了する。
【0003】焼結鉱製造に際して重要なことは、焼結鉱
の品質を維持して生産率を最大とし、燃料原単位と点火
燃料原単位は最小とする方法を採ることである。従っ
て、実操業では焼結鉱の品質を維持する範囲内で、燃料
として添加しているコークスや無煙炭等の量、点火時の
燃料であるコークス炉ガスや微粉炭等の量は少なくする
方が良い。
の品質を維持して生産率を最大とし、燃料原単位と点火
燃料原単位は最小とする方法を採ることである。従っ
て、実操業では焼結鉱の品質を維持する範囲内で、燃料
として添加しているコークスや無煙炭等の量、点火時の
燃料であるコークス炉ガスや微粉炭等の量は少なくする
方が良い。
【0004】ところが、いたずらに焼結原料への燃料の
配合割合や点火燃料の量を下げても良い結果は得られる
ものではなく、それらを大幅に低下させると焼結鉱品質
を悪化させたり、返鉱が多くなってむしろ燃料原単位や
点火燃料原単位の悪化を引き起こすことになる。また、
焼結層内の300℃以上の高温部から生成すると考えら
れるクロロベンゼン類を含む有機塩素化合物は、燃料の
配合割合や点火燃料の量を下げても抑制することは困難
である。
配合割合や点火燃料の量を下げても良い結果は得られる
ものではなく、それらを大幅に低下させると焼結鉱品質
を悪化させたり、返鉱が多くなってむしろ燃料原単位や
点火燃料原単位の悪化を引き起こすことになる。また、
焼結層内の300℃以上の高温部から生成すると考えら
れるクロロベンゼン類を含む有機塩素化合物は、燃料の
配合割合や点火燃料の量を下げても抑制することは困難
である。
【0005】特公昭54−130403号公報には、
「ドワイトロイド式焼結機に於いて、焼結機風箱群を1
〜0.3対1の割合で前半部風箱群と後半部風箱群とに
分け、前半部風箱群より排出される排ガスを、後半部風
箱群上を蓋被するフードに焼結用吸引ガスの一部として
供給し、このフード内に空気または酸素を流量調整可能
に送風または吸引せしめ、上記フード内焼結用吸引ガス
の酸素濃度をコントロールすることを特徴とする鉄鉱石
焼結鉱の製造方法」が記載されている。同方法はコーク
ス配合量の増加によらず、パレット上焼結鉱の上層部お
よび下層部の別なく一様に耐還元粉化性を向上すること
ができると記載されている。また、排ガス量が従来の焼
結法に比して約30〜40%削減できるので、排ガス処
理に要する設備費および運転費が極めて安くなり、公害
対策上極めて有利となると記載されている。
「ドワイトロイド式焼結機に於いて、焼結機風箱群を1
〜0.3対1の割合で前半部風箱群と後半部風箱群とに
分け、前半部風箱群より排出される排ガスを、後半部風
箱群上を蓋被するフードに焼結用吸引ガスの一部として
供給し、このフード内に空気または酸素を流量調整可能
に送風または吸引せしめ、上記フード内焼結用吸引ガス
の酸素濃度をコントロールすることを特徴とする鉄鉱石
焼結鉱の製造方法」が記載されている。同方法はコーク
ス配合量の増加によらず、パレット上焼結鉱の上層部お
よび下層部の別なく一様に耐還元粉化性を向上すること
ができると記載されている。また、排ガス量が従来の焼
結法に比して約30〜40%削減できるので、排ガス処
理に要する設備費および運転費が極めて安くなり、公害
対策上極めて有利となると記載されている。
【0006】たしかに、特公昭54−130403号公
報の方法では、パレット上焼結鉱の下層部の耐還元粉化
性を向上することができ、排ガス量も削減することはで
きるが、焼結機の排鉱部に近い後半部のウインドボック
スに排出される多くの有機塩素化合物は何ら抑制される
ことなく集塵機を通して主排気ブロワー、煙突の方に排
出されることになる。また循環させる排ガスの量が多く
なり、排ガス処理設備等が大型化する欠点がある。
報の方法では、パレット上焼結鉱の下層部の耐還元粉化
性を向上することができ、排ガス量も削減することはで
きるが、焼結機の排鉱部に近い後半部のウインドボック
スに排出される多くの有機塩素化合物は何ら抑制される
ことなく集塵機を通して主排気ブロワー、煙突の方に排
出されることになる。また循環させる排ガスの量が多く
なり、排ガス処理設備等が大型化する欠点がある。
【0007】特開昭49−109204号公報には、
「ドワイトロイド式焼結装置において、それぞれのウイ
ンドボックスを給鉱側と排鉱側との二つのグループに分
け、排鉱側のウインドボックス群から排出される排ガス
を、点火装置の燃焼エヤーと、保熱用エヤーに利用した
ことを特徴とする焼結装置」が記載されている。焼結反
応が完了した排鉱部付近のウインドボックスから排出さ
れる排ガスは、比較的SOxやNOx濃度の低い排ガス
であり、しかも多量の粗粒ダストを含有しているが、排
ガス温度が極めて高く、しかも水分の含有量が極めて低
いので除塵が容易で、点火装置の燃焼用エヤーと点火装
置以降の鉱石燃焼用エヤーに利用することができるとし
ている。しかし、点火装置の燃焼用エヤーと点火装置以
降の鉱石燃焼用エヤーの両方に利用するので循環させる
排ガス量が多くなり、排ガス処理設備等が大型化する欠
点がある。また、点火装置の燃焼用エヤーに利用しても
有機塩素化合物を分解することは難しいと思われる。
「ドワイトロイド式焼結装置において、それぞれのウイ
ンドボックスを給鉱側と排鉱側との二つのグループに分
け、排鉱側のウインドボックス群から排出される排ガス
を、点火装置の燃焼エヤーと、保熱用エヤーに利用した
ことを特徴とする焼結装置」が記載されている。焼結反
応が完了した排鉱部付近のウインドボックスから排出さ
れる排ガスは、比較的SOxやNOx濃度の低い排ガス
であり、しかも多量の粗粒ダストを含有しているが、排
ガス温度が極めて高く、しかも水分の含有量が極めて低
いので除塵が容易で、点火装置の燃焼用エヤーと点火装
置以降の鉱石燃焼用エヤーに利用することができるとし
ている。しかし、点火装置の燃焼用エヤーと点火装置以
降の鉱石燃焼用エヤーの両方に利用するので循環させる
排ガス量が多くなり、排ガス処理設備等が大型化する欠
点がある。また、点火装置の燃焼用エヤーに利用しても
有機塩素化合物を分解することは難しいと思われる。
【0008】特開昭50−18302号公報には、「点
火、焼結及び灼熱の各帯域を有しかつ少なくとも部分的
に覆われた移動火格子を具備する焼結装置から発生する
排ガスを浄化するようにした焼結装置から発生する排ガ
スの浄化方法において、前記灼熱帯において生じかつ少
なくとも16%の酸素を含有するガスを前記焼結帯に供
給し、かつ前記焼結帯の終端部とこの終端部から前記焼
結帯の全長の少なくとも約1/3の地点との間の領域か
ら発生する排ガスを浄化するようにしたことを特徴とす
る焼結装置から発生する排ガスの浄化方法」が記載され
ている。この方法も、最低でも排ガス全量の1/4以上
に相当する排ガスの集塵および洗浄処理が必要になるの
で、排ガス処理設備等が大型化する欠点がある。
火、焼結及び灼熱の各帯域を有しかつ少なくとも部分的
に覆われた移動火格子を具備する焼結装置から発生する
排ガスを浄化するようにした焼結装置から発生する排ガ
スの浄化方法において、前記灼熱帯において生じかつ少
なくとも16%の酸素を含有するガスを前記焼結帯に供
給し、かつ前記焼結帯の終端部とこの終端部から前記焼
結帯の全長の少なくとも約1/3の地点との間の領域か
ら発生する排ガスを浄化するようにしたことを特徴とす
る焼結装置から発生する排ガスの浄化方法」が記載され
ている。この方法も、最低でも排ガス全量の1/4以上
に相当する排ガスの集塵および洗浄処理が必要になるの
で、排ガス処理設備等が大型化する欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、クロロベン
ゼン類を含む有機塩素化合物の排出抑制と排ガス量削減
を同時に実現することを目的とする。
ゼン類を含む有機塩素化合物の排出抑制と排ガス量削減
を同時に実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドワイトロイ
ド式焼結機で配合原料を層状に装入し、上面から点火し
下方に吸引して焼結鉱を製造する方法において、点火
部から排鉱部までのストランド長さの点火部から70〜
100%の範囲のウインドボックスから排出される排ガ
ス中のクロロベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベン
ゼン類濃度が200ng/Nm3 以上であるウインドボ
ックスから排出される排ガスをストランド長さの点火部
から70%未満の原料層上面に供給、吸引して焼結する
ことを特徴とする焼結鉱の製造方法、点火部から排鉱
部までのストランド長さの点火部から70〜100%の
範囲のウインドボックスから排出される排ガス中のクロ
ロベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度
が200ng/Nm3 以上であるウインドボックスから
排出される排ガスをストランド長さの点火部から30%
未満の原料層上面に供給、吸引して焼結することを特徴
とする焼結鉱の製造方法、および、点火部から排鉱部
までのストランド長さの点火部から70〜100%の範
囲のウインドボックスから排出される排ガス中のクロロ
ベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が
200ng/Nm3 以上であるウインドボックスから排
出される排ガスをストランド長さの点火部から30%以
上70%未満の原料層上面に供給、吸引して焼結するこ
とを特徴とする焼結鉱の製造方法である。
ド式焼結機で配合原料を層状に装入し、上面から点火し
下方に吸引して焼結鉱を製造する方法において、点火
部から排鉱部までのストランド長さの点火部から70〜
100%の範囲のウインドボックスから排出される排ガ
ス中のクロロベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベン
ゼン類濃度が200ng/Nm3 以上であるウインドボ
ックスから排出される排ガスをストランド長さの点火部
から70%未満の原料層上面に供給、吸引して焼結する
ことを特徴とする焼結鉱の製造方法、点火部から排鉱
部までのストランド長さの点火部から70〜100%の
範囲のウインドボックスから排出される排ガス中のクロ
ロベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度
が200ng/Nm3 以上であるウインドボックスから
排出される排ガスをストランド長さの点火部から30%
未満の原料層上面に供給、吸引して焼結することを特徴
とする焼結鉱の製造方法、および、点火部から排鉱部
までのストランド長さの点火部から70〜100%の範
囲のウインドボックスから排出される排ガス中のクロロ
ベンゼン類濃度を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が
200ng/Nm3 以上であるウインドボックスから排
出される排ガスをストランド長さの点火部から30%以
上70%未満の原料層上面に供給、吸引して焼結するこ
とを特徴とする焼結鉱の製造方法である。
【0011】焼結鉱製造において、クロロベンゼン類を
含む有機塩素化合物の排出抑制と排ガス量削減を同時に
実現するには、有機塩素化合物を含有する排ガスを焼結
ベッドに循環させることが有効である。有機塩素化合物
の多くは焼結過程の排鉱部に近い後半部でウインドボッ
クスに排出されるので、その排ガスを焼結過程前半〜中
間に循環すれば、1000℃以上の赤熱帯を通過させる
時に分解させることができ、また焼結完了後のシンター
ケーキに有機塩素化合物を吸着させることができること
も分かった。すなわち、本発明法は、有機塩素化合物を
焼結過程に循環させて分解あるいはシンターケーキに吸
着させるもので、有機塩素化合物排出量の抑制と排ガス
量削減を同時に実現するものである。
含む有機塩素化合物の排出抑制と排ガス量削減を同時に
実現するには、有機塩素化合物を含有する排ガスを焼結
ベッドに循環させることが有効である。有機塩素化合物
の多くは焼結過程の排鉱部に近い後半部でウインドボッ
クスに排出されるので、その排ガスを焼結過程前半〜中
間に循環すれば、1000℃以上の赤熱帯を通過させる
時に分解させることができ、また焼結完了後のシンター
ケーキに有機塩素化合物を吸着させることができること
も分かった。すなわち、本発明法は、有機塩素化合物を
焼結過程に循環させて分解あるいはシンターケーキに吸
着させるもので、有機塩素化合物排出量の抑制と排ガス
量削減を同時に実現するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、点火部から排鉱部まで
のストランド長さを100とした場合に、ストランド長
さの点火部から70〜100%の範囲から排出される排
ガスの中でクロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3
以上の排ガスを排出するウインドボックスを選定し、そ
のウインドボックスの排ガスをストランド長さの点火部
から30%の範囲、またはストランド長さの点火部から
30〜70%の範囲に設けたフードに吹き込んで焼結す
る方法である。本方法はクロロベンゼンを含む有機塩素
化合物の排出量抑制と排ガス量の削減をもたらす。ここ
で、クロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3 以上と
したのは、この濃度以上になるとダイオキシンなどの環
境有害物質が検出され始めるからである。
のストランド長さを100とした場合に、ストランド長
さの点火部から70〜100%の範囲から排出される排
ガスの中でクロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3
以上の排ガスを排出するウインドボックスを選定し、そ
のウインドボックスの排ガスをストランド長さの点火部
から30%の範囲、またはストランド長さの点火部から
30〜70%の範囲に設けたフードに吹き込んで焼結す
る方法である。本方法はクロロベンゼンを含む有機塩素
化合物の排出量抑制と排ガス量の削減をもたらす。ここ
で、クロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3 以上と
したのは、この濃度以上になるとダイオキシンなどの環
境有害物質が検出され始めるからである。
【0013】焼結ベッドの上層部分は全層厚を100と
して表層から20%以下の部分で、ストランド長さでい
えば点火部からみてほぼ30%以下の範囲である。焼結
ベッド内の上層部分の特定ゾーンのみに有機塩素化合物
を含有する排ガスを吸引して焼結すると、赤熱帯は10
00℃超の高温ゾーンであるので、吸引された多くの有
機塩素化合物は赤熱帯を通過するときに容易に分解でき
る。
して表層から20%以下の部分で、ストランド長さでい
えば点火部からみてほぼ30%以下の範囲である。焼結
ベッド内の上層部分の特定ゾーンのみに有機塩素化合物
を含有する排ガスを吸引して焼結すると、赤熱帯は10
00℃超の高温ゾーンであるので、吸引された多くの有
機塩素化合物は赤熱帯を通過するときに容易に分解でき
る。
【0014】焼結ベッドの中層部分は全層厚を100と
して表層から20%以上60%以下の部分と定義する。
その部分の焼結反応(粉コークスが燃焼したのち、融液
が生成して凝固する反応)は、ストランド長さでいえば
点火部から30%の位置からほぼ開始し、70%の位置
でほぼ完了する。赤熱帯が焼結ベッドの中層部にあると
きは、その上に存在するシンターケーキの気孔内に有機
塩素化合物を吸着させることができる。
して表層から20%以上60%以下の部分と定義する。
その部分の焼結反応(粉コークスが燃焼したのち、融液
が生成して凝固する反応)は、ストランド長さでいえば
点火部から30%の位置からほぼ開始し、70%の位置
でほぼ完了する。赤熱帯が焼結ベッドの中層部にあると
きは、その上に存在するシンターケーキの気孔内に有機
塩素化合物を吸着させることができる。
【0015】したがって、クロロベンゼン類濃度が20
0ng/Nm3 以上である排ガスをストランド長さの点
火部から70%未満の原料層上面に供給すれば、焼結機
からの有機塩素化合物の排出量を抑制できる。ストラン
ド長さの点火部から30%未満の原料層に有機塩素化合
物を含有するガスを吸引する場合は、1000℃超の高
温ゾーンで有機塩素化合物を分解することが主体とな
る。一方、ストランド長さの点火部から30%以上70
%未満の原料層に有機塩素化合物を含有するガスを吸引
する場合は、シンターケーキの気孔内に有機塩素化合物
を吸着させることが主体となるので、有機塩素化合物を
含有した焼結鉱が高炉内に装入されてから吸着した有機
塩素化合物が分解されることになる。ストランドの原料
層を覆うフードを小さくして設備費を下げるためには、
これらのいずれかの方法を選択するのが良い。
0ng/Nm3 以上である排ガスをストランド長さの点
火部から70%未満の原料層上面に供給すれば、焼結機
からの有機塩素化合物の排出量を抑制できる。ストラン
ド長さの点火部から30%未満の原料層に有機塩素化合
物を含有するガスを吸引する場合は、1000℃超の高
温ゾーンで有機塩素化合物を分解することが主体とな
る。一方、ストランド長さの点火部から30%以上70
%未満の原料層に有機塩素化合物を含有するガスを吸引
する場合は、シンターケーキの気孔内に有機塩素化合物
を吸着させることが主体となるので、有機塩素化合物を
含有した焼結鉱が高炉内に装入されてから吸着した有機
塩素化合物が分解されることになる。ストランドの原料
層を覆うフードを小さくして設備費を下げるためには、
これらのいずれかの方法を選択するのが良い。
【0016】また、このように焼結機の有機塩素化合物
を含有するウインドボックス排ガスを焼結ベッドに循環
して焼結すれば、有機塩素化合物の発生量の低減に加え
て焼結機から排出される排ガス量を削減できるので、主
排ガス処理のために設置されている電気集塵機などの環
境対策設備を小型化することも可能になる。
を含有するウインドボックス排ガスを焼結ベッドに循環
して焼結すれば、有機塩素化合物の発生量の低減に加え
て焼結機から排出される排ガス量を削減できるので、主
排ガス処理のために設置されている電気集塵機などの環
境対策設備を小型化することも可能になる。
【0017】図1は本発明を実施する装置の例を示す図
である。配合原料1はサージホッパー2からドラムフィ
ーダー3、シュート等の原料装入装置を介してパレット
4上に連続的に供給され、パレット4内に層状に積層さ
れる。この間、原料給鉱側のスプロケット16を回転さ
せてパレット4を所定の速度で移動させると共に、パレ
ット4の下側に複数個設けたウインドボックス9、メイ
ンダクト、排ガス集塵機10を経て吸引ブロワー11に
より吸気し、煙突12より排気する。点火炉5はパレッ
ト4上の積層原料6の上面に点火し、積層原料6が排鉱
部に達する間に全層にわたって焼結反応を完了させるよ
うに速度制御された連続運転が実施される。
である。配合原料1はサージホッパー2からドラムフィ
ーダー3、シュート等の原料装入装置を介してパレット
4上に連続的に供給され、パレット4内に層状に積層さ
れる。この間、原料給鉱側のスプロケット16を回転さ
せてパレット4を所定の速度で移動させると共に、パレ
ット4の下側に複数個設けたウインドボックス9、メイ
ンダクト、排ガス集塵機10を経て吸引ブロワー11に
より吸気し、煙突12より排気する。点火炉5はパレッ
ト4上の積層原料6の上面に点火し、積層原料6が排鉱
部に達する間に全層にわたって焼結反応を完了させるよ
うに速度制御された連続運転が実施される。
【0018】上記ドワイトロイド式焼結機において、点
火部から排鉱部までのストランド長さを100とした場
合に、ストランド長さ点火部から30%未満の範囲に排
ガス吹き込みフード7を設け、または同時にストランド
長さの点火部から30〜70%の範囲に排ガス吹き込み
フ−ド8を設ける。焼結機後半のストランド長さ70〜
100%から発生するウインドボックスの排ガスの中
で、クロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3 以上の
排ガスを選定して流量調整弁13を介して排ガス集塵機
14、吸引ブロワー15を経て排ガス吹き込みフード
7、8に供給する。排ガス吹き込みフード7、8内の吸
引ガス成分(酸素、水蒸気濃度など)組成の調整のため
に、流量調整弁17を介して空気やその他ガスと混合す
ることも可能である。
火部から排鉱部までのストランド長さを100とした場
合に、ストランド長さ点火部から30%未満の範囲に排
ガス吹き込みフード7を設け、または同時にストランド
長さの点火部から30〜70%の範囲に排ガス吹き込み
フ−ド8を設ける。焼結機後半のストランド長さ70〜
100%から発生するウインドボックスの排ガスの中
で、クロロベンゼン類濃度が200ng/Nm3 以上の
排ガスを選定して流量調整弁13を介して排ガス集塵機
14、吸引ブロワー15を経て排ガス吹き込みフード
7、8に供給する。排ガス吹き込みフード7、8内の吸
引ガス成分(酸素、水蒸気濃度など)組成の調整のため
に、流量調整弁17を介して空気やその他ガスと混合す
ることも可能である。
【0019】
【実施例】表1に本実験に供した焼結原料の配合割合を
示す。焼結原料の配合割合は比較例、実施例とも同じと
し、種々の鉄鉱石および石灰石、蛇紋岩、珪石を焼結鉱
中のSiO2 が5.6%、Al2 O3 が1.8%になる
ように調整し、塩基度は1.8になるように配合した。
なおコークス原単位は50±1.0kg/t−sの範囲
を推移した。
示す。焼結原料の配合割合は比較例、実施例とも同じと
し、種々の鉄鉱石および石灰石、蛇紋岩、珪石を焼結鉱
中のSiO2 が5.6%、Al2 O3 が1.8%になる
ように調整し、塩基度は1.8になるように配合した。
なおコークス原単位は50±1.0kg/t−sの範囲
を推移した。
【0020】
【表1】
【0021】図1に示すような焼結面積480m2 の実
機焼結機で実機試験を21日間(7日間/水準)行っ
た。試験期間中は焼結原料の配合条件および生産条件な
どは一定とし、操業変動は極力起こらないように努め
た。層厚は500mm、負圧は1500mmAq一定と
した。比較例は通常の操業方法で、点火直後から空気を
吸引して焼結し、排鉱側ウインドボックスの排ガスはす
べて吸引ブロワー11で吸引して煙突12から排出し
た。
機焼結機で実機試験を21日間(7日間/水準)行っ
た。試験期間中は焼結原料の配合条件および生産条件な
どは一定とし、操業変動は極力起こらないように努め
た。層厚は500mm、負圧は1500mmAq一定と
した。比較例は通常の操業方法で、点火直後から空気を
吸引して焼結し、排鉱側ウインドボックスの排ガスはす
べて吸引ブロワー11で吸引して煙突12から排出し
た。
【0022】実施例1では、クロロベンゼン類濃度を2
00ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱側ウインド
ボックスを選択し、流量調整弁13から吸引ブロワー1
5を介して排ガス吹き込みフード7、8内に供給しなが
ら焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部から7
0%の位置までクロロベンゼン類を含む有機塩素化合物
を含有するガスと空気の混合ガスを吸引しながら焼結し
た。
00ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱側ウインド
ボックスを選択し、流量調整弁13から吸引ブロワー1
5を介して排ガス吹き込みフード7、8内に供給しなが
ら焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部から7
0%の位置までクロロベンゼン類を含む有機塩素化合物
を含有するガスと空気の混合ガスを吸引しながら焼結し
た。
【0023】実施例2では、同じようにクロロベンゼン
類濃度を200ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱
側ウインドボックスを選択し、流量調整弁13から吸引
ブロワー15を介して排ガス吹き込みフード7内に供給
しながら焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部
から30%の位置までクロロベンゼン類を含む有機塩素
化合物を含有するガスと空気の混合ガスを吸引しながら
焼結した。
類濃度を200ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱
側ウインドボックスを選択し、流量調整弁13から吸引
ブロワー15を介して排ガス吹き込みフード7内に供給
しながら焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部
から30%の位置までクロロベンゼン類を含む有機塩素
化合物を含有するガスと空気の混合ガスを吸引しながら
焼結した。
【0024】実施例3では、同じくクロロベンゼン類を
200ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱側ウイン
ドボックスを選択し、流量調整弁13から吸引ブロワー
15を介して排ガス吹き込みフード8内に供給しながら
焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部から30
%の位置から70%の位置までクロロベンゼン類を含む
有機塩素化合物を含有するガスと空気の混合ガスを吸引
しながら焼結した。
200ng/Nm3 以上含有する排ガスの排鉱側ウイン
ドボックスを選択し、流量調整弁13から吸引ブロワー
15を介して排ガス吹き込みフード8内に供給しながら
焼結した。すなわち、ストランド長さの点火部から30
%の位置から70%の位置までクロロベンゼン類を含む
有機塩素化合物を含有するガスと空気の混合ガスを吸引
しながら焼結した。
【0025】すべての試験水準において、排ガス集塵機
10と吸引ブロワー11の間の位置で排ガスをサンプリ
ングし、クロロベンゼン類濃度の変化を測定した。
10と吸引ブロワー11の間の位置で排ガスをサンプリ
ングし、クロロベンゼン類濃度の変化を測定した。
【0026】図2に比較例と実施例1〜3で得られた焼
結鉱1トン当たりの排ガス量原単位、NOx排出量原単
位、クロロベンゼン類排出量比を示す。
結鉱1トン当たりの排ガス量原単位、NOx排出量原単
位、クロロベンゼン類排出量比を示す。
【0027】本発明法を実施した場合、従来法に対して
NOx排出量原単位に変化は見られないものの、焼結鉱
1トン当たりの排ガス量原単位を低下させ、クロロベン
ゼン類を含む有機塩素化合物の排出量を大幅に低減でき
た。すなわち、ダイオキシンなどの環境有害物質の排出
量も大幅に低減できたと考えられる。
NOx排出量原単位に変化は見られないものの、焼結鉱
1トン当たりの排ガス量原単位を低下させ、クロロベン
ゼン類を含む有機塩素化合物の排出量を大幅に低減でき
た。すなわち、ダイオキシンなどの環境有害物質の排出
量も大幅に低減できたと考えられる。
【0028】
【発明の効果】本発明は有機塩素化合物の排出量と排ガ
ス量削減の両立し難い改善効果を同時にもたらしてお
り、その効果は非常に大きい。
ス量削減の両立し難い改善効果を同時にもたらしてお
り、その効果は非常に大きい。
【図1】本発明を実施する装置の例を示す図である。
【図2】実施例の排ガス量原単位、NOx排出量原単
位、クロロベンゼン類排出量比を示す図である。
位、クロロベンゼン類排出量比を示す図である。
1 配合原料 2 サージホッパー 3 ドラムフィーダー 4 パレット 5 点火炉 6 積層原料 7、8 排ガス吹き込みフード 9 ウインドボックス 10、14 排ガス集塵機 11、15 吸引ブロワー 12 煙突 16 スプロケット 13、17 流量調整弁
Claims (3)
- 【請求項1】 ドワイトロイド式焼結機で配合原料を層
状に装入し、上面から点火し下方に吸引して焼結鉱を製
造する方法において、点火部から排鉱部までのストラン
ド長さの点火部から70〜100%の範囲のウインドボ
ックスから排出される排ガス中のクロロベンゼン類濃度
を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が200ng/N
m3 以上であるウインドボックスから排出される排ガス
をストランド長さの点火部から70%未満の原料層上面
に供給、吸引して焼結することを特徴とする焼結鉱の製
造方法。 - 【請求項2】 ドワイトロイド式焼結機で配合原料を層
状に装入し、上面から点火し下方に吸引して焼結鉱を製
造する方法において、点火部から排鉱部までのストラン
ド長さの点火部から70〜100%の範囲のウインドボ
ックスから排出される排ガス中のクロロベンゼン類濃度
を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が200ng/N
m3 以上であるウインドボックスから排出される排ガス
をストランド長さの点火部から30%未満の原料層上面
に供給、吸引して焼結することを特徴とする焼結鉱の製
造方法。 - 【請求項3】 ドワイトロイド式焼結機で配合原料を層
状に装入し、上面から点火し下方に吸引して焼結鉱を製
造する方法において、点火部から排鉱部までのストラン
ド長さの点火部から70〜100%の範囲のウインドボ
ックスから排出される排ガス中のクロロベンゼン類濃度
を各々測定し、クロロベンゼン類濃度が200ng/N
m3 以上であるウインドボックスから排出される排ガス
をストランド長さの点火部から30%以上70%未満の
原料層上面に供給、吸引して焼結することを特徴とする
焼結鉱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22898197A JPH1161285A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 焼結鉱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22898197A JPH1161285A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 焼結鉱の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1161285A true JPH1161285A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16884906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22898197A Withdrawn JPH1161285A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 焼結鉱の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1161285A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008292154A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Jfe Steel Kk | 焼結機およびその運転方法 |
| WO2018155368A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | スチールプランテック株式会社 | 焼結鉱の焼結機 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP22898197A patent/JPH1161285A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008292154A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Jfe Steel Kk | 焼結機およびその運転方法 |
| WO2018155368A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | スチールプランテック株式会社 | 焼結鉱の焼結機 |
| CN110249194A (zh) * | 2017-02-27 | 2019-09-17 | 钢铁普蓝特克股份有限公司 | 烧结矿的烧结机 |
| JPWO2018155368A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2019-12-19 | スチールプランテック株式会社 | 焼結鉱の焼結機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |