JPH1162099A - 化粧alcパネル及びその製造方法 - Google Patents
化粧alcパネル及びその製造方法Info
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- JPH1162099A JPH1162099A JP22767297A JP22767297A JPH1162099A JP H1162099 A JPH1162099 A JP H1162099A JP 22767297 A JP22767297 A JP 22767297A JP 22767297 A JP22767297 A JP 22767297A JP H1162099 A JPH1162099 A JP H1162099A
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- Japan
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- panel
- water
- layer
- panel surface
- pattern
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面に気孔の窪みや凹凸があるALCパネル
のパネル面であっても、簡単な設備と操作によって、下
地処理せずに模様を施すことができる方法、及びその方
法によって製造される化粧ALCパネルを提供する。 【解決手段】 台紙2上に少なくとも水溶性離型層3、
模様層4、及び接着剤層5がこの順に形成された水転写
紙1の該接着剤層5をALCパネル9のパネル面に貼着
し、台紙2上から水を含浸したローラー10で転圧して
模様層4をパネル面に水転写した後、パネル面から台紙
2を剥離する。パネル面に水転写により固着された模様
層4を備える化粧ALCパネルが得られる。
のパネル面であっても、簡単な設備と操作によって、下
地処理せずに模様を施すことができる方法、及びその方
法によって製造される化粧ALCパネルを提供する。 【解決手段】 台紙2上に少なくとも水溶性離型層3、
模様層4、及び接着剤層5がこの順に形成された水転写
紙1の該接着剤層5をALCパネル9のパネル面に貼着
し、台紙2上から水を含浸したローラー10で転圧して
模様層4をパネル面に水転写した後、パネル面から台紙
2を剥離する。パネル面に水転写により固着された模様
層4を備える化粧ALCパネルが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ート(以下ALCという)パネルのパネル面に、種々な
模様を施した化粧ALCパネル、及びその製造方法に関
する。
ート(以下ALCという)パネルのパネル面に、種々な
模様を施した化粧ALCパネル、及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ALCパネルは建築物などの外壁
として使用されているが、その外観をより良くするため
に、ALCパネルの表面に模様を切削加工したり、表面
に着色塗料を塗布することが行われている。しかし、A
LCパネルの表面に模様を切削加工する方法は手数がか
かり、模様の種類も限られている。また、塗料を塗布す
る方法では、単色又は複数の色を塗り分ける程度で、複
雑な模様などを描くことは困難であるため、意匠性が極
めて限定される。更に、塗布時の天候に左右されたり、
塗料の乾燥に長時間かかるという問題もある。
として使用されているが、その外観をより良くするため
に、ALCパネルの表面に模様を切削加工したり、表面
に着色塗料を塗布することが行われている。しかし、A
LCパネルの表面に模様を切削加工する方法は手数がか
かり、模様の種類も限られている。また、塗料を塗布す
る方法では、単色又は複数の色を塗り分ける程度で、複
雑な模様などを描くことは困難であるため、意匠性が極
めて限定される。更に、塗布時の天候に左右されたり、
塗料の乾燥に長時間かかるという問題もある。
【0003】他の方法として、ALCパネルの表面に、
大理石などの石材模様や、風景、複雑な幾何学模様を熱
転写する方法も提案されている。熱転写とは、合成樹脂
シートや上質紙の基材フィルム面に、塗料で所望の模様
を印刷した熱転写シートを使用し、この熱転写シートの
印刷面をパネル面に当接させた状態で、基材フィルム面
の上からロール転写機で100〜200℃に加熱したロ
ールを転動させることにより、熱転写シートの模様をパ
ネル面上に熱転写した後、パネル面から基材フィルムを
剥離する方法である。
大理石などの石材模様や、風景、複雑な幾何学模様を熱
転写する方法も提案されている。熱転写とは、合成樹脂
シートや上質紙の基材フィルム面に、塗料で所望の模様
を印刷した熱転写シートを使用し、この熱転写シートの
印刷面をパネル面に当接させた状態で、基材フィルム面
の上からロール転写機で100〜200℃に加熱したロ
ールを転動させることにより、熱転写シートの模様をパ
ネル面上に熱転写した後、パネル面から基材フィルムを
剥離する方法である。
【0004】しかし、ALCパネルの表面には大小多数
の開放気泡の窪みがあり、吸水性もあるため、パネル面
に模様が剥離しないように直接熱転写することは困難で
あった。また、熱転写でパネル面に貼着された模様は、
パネル面の凹凸に沿って表面が凹凸になりやすく、平坦
な模様面を得ることが難しかった。そのため、熱転写に
先立ってALCパネルの表面に下地処理を施して平滑化
したり、非透水性を付与したりする必要があった。
の開放気泡の窪みがあり、吸水性もあるため、パネル面
に模様が剥離しないように直接熱転写することは困難で
あった。また、熱転写でパネル面に貼着された模様は、
パネル面の凹凸に沿って表面が凹凸になりやすく、平坦
な模様面を得ることが難しかった。そのため、熱転写に
先立ってALCパネルの表面に下地処理を施して平滑化
したり、非透水性を付与したりする必要があった。
【0005】例えば、特公平5−27593号公報に
は、ALC製品の表面に非透水層を形成し、これを平滑
化した後、模様を熱転写する方法が記載されている。
又、特公平7−113258号公報には、防水目止め材
層を設けたALC板の表面に熱転写を行い、その上に耐
候性プラスチックの保護層を形成することが記載されて
いる。更に、特公平8−18398号公報には、ALC
パネル面にプライマー層と非透水性の塗膜層を形成し、
その上に熱転写により模様を形成する方法が開示されて
いる。
は、ALC製品の表面に非透水層を形成し、これを平滑
化した後、模様を熱転写する方法が記載されている。
又、特公平7−113258号公報には、防水目止め材
層を設けたALC板の表面に熱転写を行い、その上に耐
候性プラスチックの保護層を形成することが記載されて
いる。更に、特公平8−18398号公報には、ALC
パネル面にプライマー層と非透水性の塗膜層を形成し、
その上に熱転写により模様を形成する方法が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、従来の
熱転写による方法では、ALCパネルの表面の凹凸を少
なくするために下地処理が必要であった。また、熱転写
用のロール転写機を備える必要があるので、設備費と施
工費が高くなるという欠点があった。更に、加熱したロ
ールで熱転写シート全体を均一に加熱するためには、転
写シートの寸法も幅0.6m×長さ10m程度以下に制
約されるので、大きい面積の壁面パネルに熱転写する場
合には多数の転写シートを組み合わせる必要があり、そ
の施工に熟練と多くの工数を要するという問題もあっ
た。
熱転写による方法では、ALCパネルの表面の凹凸を少
なくするために下地処理が必要であった。また、熱転写
用のロール転写機を備える必要があるので、設備費と施
工費が高くなるという欠点があった。更に、加熱したロ
ールで熱転写シート全体を均一に加熱するためには、転
写シートの寸法も幅0.6m×長さ10m程度以下に制
約されるので、大きい面積の壁面パネルに熱転写する場
合には多数の転写シートを組み合わせる必要があり、そ
の施工に熟練と多くの工数を要するという問題もあっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の事情に鑑み、
表面に気孔の窪みや凹凸があるALCパネルのパネル面
であっても、簡単な設備と操作によって、下地処理せず
に直接所望の模様を施すことができる方法、及びその方
法によって製造される化粧ALCパネルを提供すること
を目的とする。
表面に気孔の窪みや凹凸があるALCパネルのパネル面
であっても、簡単な設備と操作によって、下地処理せず
に直接所望の模様を施すことができる方法、及びその方
法によって製造される化粧ALCパネルを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する化粧ALCパネルの製造方法は、
台紙上に少なくとも水溶性離型層、模様層、接着剤層が
この順に形成された水転写紙の該接着剤層をALCパネ
ルのパネル面に貼着し、台紙上から水を含浸したローラ
ーで転圧して模様層をパネル面に水転写した後、パネル
面から台紙を剥離することを特徴とする。
め、本発明が提供する化粧ALCパネルの製造方法は、
台紙上に少なくとも水溶性離型層、模様層、接着剤層が
この順に形成された水転写紙の該接着剤層をALCパネ
ルのパネル面に貼着し、台紙上から水を含浸したローラ
ーで転圧して模様層をパネル面に水転写した後、パネル
面から台紙を剥離することを特徴とする。
【0009】本発明の化粧ALCパネルの製造方法にお
いては、前記水転写紙の接着剤層を貼着する前に、パネ
ル面に、研磨、プライマー塗布、又はプラスター塗布の
少なくとも1種の下地処理を施すこともできる。また、
パネル面に模様層を水転写した後、その上に透明な保護
膜を設けることもできる。
いては、前記水転写紙の接着剤層を貼着する前に、パネ
ル面に、研磨、プライマー塗布、又はプラスター塗布の
少なくとも1種の下地処理を施すこともできる。また、
パネル面に模様層を水転写した後、その上に透明な保護
膜を設けることもできる。
【0010】上記本発明方法により製造される化粧AL
Cパネルは、パネル面に水転写された模様層を備えるこ
とを特徴とするものである。また、水転写された模様層
が接着剤層によりパネル面に固着され、その接着剤層の
厚みは0.02〜0.1mmであることが好ましい。
Cパネルは、パネル面に水転写された模様層を備えるこ
とを特徴とするものである。また、水転写された模様層
が接着剤層によりパネル面に固着され、その接着剤層の
厚みは0.02〜0.1mmであることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】水転写紙そのものは陶磁器への絵
付けなどに使用されており、その基本的構造は既に良く
知られている。かかる水転写紙のうち本発明で使用する
水転写紙は、例えば図1に示すように、台紙2上に少な
くとも水溶性離型層3、模様層4、接着剤層5がこの順
に形成されたものであり、必要に応じてこれら以外の層
を各層間に設けることもできる。また、搬送や保管の便
のために、通常は接着剤層5の上に更に剥離紙6が貼着
されており、この剥離紙6を取り除いて使用する。
付けなどに使用されており、その基本的構造は既に良く
知られている。かかる水転写紙のうち本発明で使用する
水転写紙は、例えば図1に示すように、台紙2上に少な
くとも水溶性離型層3、模様層4、接着剤層5がこの順
に形成されたものであり、必要に応じてこれら以外の層
を各層間に設けることもできる。また、搬送や保管の便
のために、通常は接着剤層5の上に更に剥離紙6が貼着
されており、この剥離紙6を取り除いて使用する。
【0012】上記水転写紙1の各層を構成する物質は、
従来から知られているものであって良い。例えば、台紙
2には吸水性があり、湿潤強度の大きな紙が使用され
る。水溶性離型層3としては、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、水溶性樹
脂、水溶性ワックスなどが用いられる。模様層4には一
般の印刷インキなどを使用できるが、アクリル樹脂など
のビヒクルに顔料を分散させた耐候性のインキを用いる
ことが好ましい。剥離紙6も、表面に各種剥離層の形成
されたものが知られている。
従来から知られているものであって良い。例えば、台紙
2には吸水性があり、湿潤強度の大きな紙が使用され
る。水溶性離型層3としては、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、水溶性樹
脂、水溶性ワックスなどが用いられる。模様層4には一
般の印刷インキなどを使用できるが、アクリル樹脂など
のビヒクルに顔料を分散させた耐候性のインキを用いる
ことが好ましい。剥離紙6も、表面に各種剥離層の形成
されたものが知られている。
【0013】接着剤層5については、従来から水転写紙
や各種の粘着ラベル又はシート等に使用されてるゴム系
接着剤やアクリル系接着剤などであっても良いが、気泡
による凹凸が現れているALCパネルの表面に確実に貼
着するためには、アクリル系粗面用接着剤、例えばポリ
アクリル酸アルキルエステル系接着剤等が好ましい。ま
た、接着剤層5の厚さは、0.02mm未満では粘りが
損なわれてパネル面の凹凸に模様層4を確実に貼着する
ことができず、0.1mmを越えると接着剤層5が厚す
ぎるためパネルとの一体感が損なわれるので、0.02
〜0.1mmの範囲とすることが好ましい。
や各種の粘着ラベル又はシート等に使用されてるゴム系
接着剤やアクリル系接着剤などであっても良いが、気泡
による凹凸が現れているALCパネルの表面に確実に貼
着するためには、アクリル系粗面用接着剤、例えばポリ
アクリル酸アルキルエステル系接着剤等が好ましい。ま
た、接着剤層5の厚さは、0.02mm未満では粘りが
損なわれてパネル面の凹凸に模様層4を確実に貼着する
ことができず、0.1mmを越えると接着剤層5が厚す
ぎるためパネルとの一体感が損なわれるので、0.02
〜0.1mmの範囲とすることが好ましい。
【0014】水転写紙1は、剥離紙6を取り除いた後、
図2に示すように、その接着剤層5によってALCパネ
ル9のパネル面に貼着される。次に、この水転写紙1の
台紙2上から水を含浸したローラー10で転圧すること
により、水転写紙1の模様層4がパネル面に水転写され
固着される。その後、パネル面から台紙2を剥離するこ
とによって、パネル面には接着剤層5で固着された模様
層4が残り、所望の模様を有する化粧ALCパネルが得
られる。
図2に示すように、その接着剤層5によってALCパネ
ル9のパネル面に貼着される。次に、この水転写紙1の
台紙2上から水を含浸したローラー10で転圧すること
により、水転写紙1の模様層4がパネル面に水転写され
固着される。その後、パネル面から台紙2を剥離するこ
とによって、パネル面には接着剤層5で固着された模様
層4が残り、所望の模様を有する化粧ALCパネルが得
られる。
【0015】この水転写法を用いた本発明方法によれ
ば、気泡による凹凸が現れているALCパネルのパネル
面に、下地処理を施すことなく、確実に模様層を固着す
ることができる。しかも、その模様層は平坦であって、
下地であるALCパネルの凹凸が殆ど表面に現れること
がない。更に、模様層はパネル面に強固に固着されてお
り、容易に剥離することがなく、長期間の使用に耐える
ことができる。
ば、気泡による凹凸が現れているALCパネルのパネル
面に、下地処理を施すことなく、確実に模様層を固着す
ることができる。しかも、その模様層は平坦であって、
下地であるALCパネルの凹凸が殆ど表面に現れること
がない。更に、模様層はパネル面に強固に固着されてお
り、容易に剥離することがなく、長期間の使用に耐える
ことができる。
【0016】尚、水転写された模様をより鮮明にするた
めに、予めALCパネルのパネル面を研磨し、又はプラ
スターやプライマーを塗布して平滑化したり、合成樹脂
などを塗布して非透水性を付与するなど、各種の下地処
理を施すこともできる。また、模様に白色部がある場合
などには、パネル面に予め白色塗料を塗装してから水転
写することが好ましい。更に、パネル面に固着された模
様層の耐久性を向上させるため、模様層の上に透明で耐
候性のあるシリコン樹脂やフッ素樹脂などの塗料を塗布
して、保護膜を形成することも可能である。
めに、予めALCパネルのパネル面を研磨し、又はプラ
スターやプライマーを塗布して平滑化したり、合成樹脂
などを塗布して非透水性を付与するなど、各種の下地処
理を施すこともできる。また、模様に白色部がある場合
などには、パネル面に予め白色塗料を塗装してから水転
写することが好ましい。更に、パネル面に固着された模
様層の耐久性を向上させるため、模様層の上に透明で耐
候性のあるシリコン樹脂やフッ素樹脂などの塗料を塗布
して、保護膜を形成することも可能である。
【0017】このようにして、建築物の壁面を形成する
ALCパネルの全面又は一部分に、各種の模様をローラ
ーを用いるだけで形成できるので、吹き付け塗装や熱転
写による従来の方法に比べて、簡単な設備と操作で短時
間に施工でき、加熱設備なども必要ないので建築現場で
も施工可能であり、建築物の意匠性を向上させることが
できる。また、加熱ローラーを必要としない水転写紙
は、熱転写紙に比較して広い面積への施工が可能である
から、施工性と経済性に一層優れている。
ALCパネルの全面又は一部分に、各種の模様をローラ
ーを用いるだけで形成できるので、吹き付け塗装や熱転
写による従来の方法に比べて、簡単な設備と操作で短時
間に施工でき、加熱設備なども必要ないので建築現場で
も施工可能であり、建築物の意匠性を向上させることが
できる。また、加熱ローラーを必要としない水転写紙
は、熱転写紙に比較して広い面積への施工が可能である
から、施工性と経済性に一層優れている。
【0018】しかも、パネル面に平行な溝加工を施した
アートパネルや、パネルの小口面あるいは面取り部にも
施工できうえ、屋内や屋外の既設の古いパネル面や、古
い転写印刷面上にも施工することができるなど、多様な
ニーズに対応することができる。更に、水転写紙の接着
剤層の種類や厚さ、模様層のインキ種類とその膜厚を適
宜選定することにより、パネル面への模様層の付着強度
や耐久性を向上させることができる。
アートパネルや、パネルの小口面あるいは面取り部にも
施工できうえ、屋内や屋外の既設の古いパネル面や、古
い転写印刷面上にも施工することができるなど、多様な
ニーズに対応することができる。更に、水転写紙の接着
剤層の種類や厚さ、模様層のインキ種類とその膜厚を適
宜選定することにより、パネル面への模様層の付着強度
や耐久性を向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。この実施例で使用する水転写紙1は、図1に示す
ように、吸水性の台紙2に、水溶性ワックスからなる水
溶性離型層3、インキで所望の模様を厚さ10〜20μ
mに静電印刷した模様層4、及び接着剤層5の順に積層
されており、この接着剤層5の表面には剥離紙6が貼着
されている。尚、接着剤層5に使用される接着剤は、や
や親水性であり、模様層4のインキと反応しない水性ア
クリル酸系エマルジョンからなる接着剤であって、接着
剤層5の厚さは約0.04mm程度である。
する。この実施例で使用する水転写紙1は、図1に示す
ように、吸水性の台紙2に、水溶性ワックスからなる水
溶性離型層3、インキで所望の模様を厚さ10〜20μ
mに静電印刷した模様層4、及び接着剤層5の順に積層
されており、この接着剤層5の表面には剥離紙6が貼着
されている。尚、接着剤層5に使用される接着剤は、や
や親水性であり、模様層4のインキと反応しない水性ア
クリル酸系エマルジョンからなる接着剤であって、接着
剤層5の厚さは約0.04mm程度である。
【0020】上記水転写紙1を用いて、図2に示すよう
に、下地処理を施していないALCパネル9のパネル面
に模様層4を有する化粧ALCパネルを製造した。即
ち、下地処理を施していないパネル面に、剥離紙6を取
り除いた水転写紙1の接着剤層5を貼着し、次に水を含
ませた硬質スポンジ製のローラー10で台紙2の表面を
押圧しながら転動させた。これにより、模様層4は接着
剤層5によりパネル面に接着転写され、水溶性離型層3
が模様層4から分離する。その後、台紙2を引き剥がす
ことにより、パネル面に模様層4が水転写により固着さ
れた化粧ALCパネル2が得られた。
に、下地処理を施していないALCパネル9のパネル面
に模様層4を有する化粧ALCパネルを製造した。即
ち、下地処理を施していないパネル面に、剥離紙6を取
り除いた水転写紙1の接着剤層5を貼着し、次に水を含
ませた硬質スポンジ製のローラー10で台紙2の表面を
押圧しながら転動させた。これにより、模様層4は接着
剤層5によりパネル面に接着転写され、水溶性離型層3
が模様層4から分離する。その後、台紙2を引き剥がす
ことにより、パネル面に模様層4が水転写により固着さ
れた化粧ALCパネル2が得られた。
【0021】また、図3に示すように、ALCパネル9
のパネル面に予めプライマーを塗布して下地処理するこ
とにより、表面がほぼ平坦なプライマー層7を設け、そ
の後は上記水転写紙1を用いて上記の場合と同様にし
て、このプライマー層7上に模様層4を水転写した。更
に、台紙2を引き剥がして得られた模様層4の上に、フ
ッ素樹脂を吹き付け塗装して保護膜8を形成した。
のパネル面に予めプライマーを塗布して下地処理するこ
とにより、表面がほぼ平坦なプライマー層7を設け、そ
の後は上記水転写紙1を用いて上記の場合と同様にし
て、このプライマー層7上に模様層4を水転写した。更
に、台紙2を引き剥がして得られた模様層4の上に、フ
ッ素樹脂を吹き付け塗装して保護膜8を形成した。
【0022】かくして得られた図2及び図3の各化粧A
LCパネルについて、水転写された模様層4の付着性試
験をJIS K 5400,8.5に準拠する方法で測定
した結果、いずれも模様層4は全く剥離しなかった。ま
た、JIS K 5400,19.8に準拠する方法によ
り、2000時間の耐久性を測定した結果、いずれの模
様層4にも亀裂や剥離は発生しなかった。しかしなが
ら、下地としてのプライマー層7及び最上層としての保
護膜8を設けた図3の化粧ALCパネルの方が、試験後
も劣化が少なく、模様層4が鮮明であった。
LCパネルについて、水転写された模様層4の付着性試
験をJIS K 5400,8.5に準拠する方法で測定
した結果、いずれも模様層4は全く剥離しなかった。ま
た、JIS K 5400,19.8に準拠する方法によ
り、2000時間の耐久性を測定した結果、いずれの模
様層4にも亀裂や剥離は発生しなかった。しかしなが
ら、下地としてのプライマー層7及び最上層としての保
護膜8を設けた図3の化粧ALCパネルの方が、試験後
も劣化が少なく、模様層4が鮮明であった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、気孔の窪みや凹凸があ
るALCパネルのパネル面に、下地処理せずに、簡単な
方法によって、所望の模様を施すことができる。また、
加熱設備などが要らないので、工場は勿論、建築現場な
どでも簡単に、しかも短時間で施工でき、建築物の意匠
性を容易に向上させることができる。更に、水転写紙を
用いるため、熱転写紙に比べて広い面積を一度に施工で
き、水転写紙の単価も安価なので、施工性と経済性に一
層優れている。
るALCパネルのパネル面に、下地処理せずに、簡単な
方法によって、所望の模様を施すことができる。また、
加熱設備などが要らないので、工場は勿論、建築現場な
どでも簡単に、しかも短時間で施工でき、建築物の意匠
性を容易に向上させることができる。更に、水転写紙を
用いるため、熱転写紙に比べて広い面積を一度に施工で
き、水転写紙の単価も安価なので、施工性と経済性に一
層優れている。
【0024】その上、通常のALCパネルの外にも、表
面に平行な溝をストライブ加工したアートパネルや、A
LCパネルの小口面及び面取り部にも施工でき、更には
屋内や屋外の既設の古いALCパネル面や、古い転写印
刷面上にも施工することができるなど、多様なニーズに
対応することができる。
面に平行な溝をストライブ加工したアートパネルや、A
LCパネルの小口面及び面取り部にも施工でき、更には
屋内や屋外の既設の古いALCパネル面や、古い転写印
刷面上にも施工することができるなど、多様なニーズに
対応することができる。
【図1】本発明で用いる水転写紙の一具体例を示す概略
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明の化粧ALCパネルの製造例を示す概略
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明の化粧ALCパネルの一具体例を示す概
略の断面図である。
略の断面図である。
1 水転写紙 2 台紙 3 水溶性離型層 4 模様層 5 接着剤層 6 剥離紙 7 プライマー層 8 保護膜 9 ALCパネル 10 ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 文彦 神奈川県横浜市瀬谷区五貫目町14−10 住 友金属鉱山株式会社住宅・建材事業本部建 材技術センター内 (72)発明者 西野 恵三 大阪市中央区安堂寺町2丁目1番16号 株 式会社にしの工芸内
Claims (6)
- 【請求項1】 パネル面に水転写された模様層を備える
ことを特徴とする化粧ALCパネル。 - 【請求項2】 前記水転写された模様層が接着剤層によ
りパネル面に固着され、該接着剤層の厚みが0.02〜
0.1mmであることを特徴とする、請求項1に記載の
化粧ALCパネル。 - 【請求項3】 水転写された模様層の上に透明な保護膜
を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化
粧ALCパネル。 - 【請求項4】 台紙上に少なくとも水溶性離型層、模様
層、接着剤層がこの順に形成された水転写紙の該接着剤
層をALCパネルのパネル面に貼着し、台紙上から水を
含浸したローラーで転圧して模様層をパネル面に水転写
した後、パネル面から台紙を剥離することを特徴とする
化粧ALCパネルの製造方法。 - 【請求項5】 前記水転写紙の接着剤層を貼着する前
に、パネル面に、研磨、プライマー塗布、又はプラスタ
ー塗布の少なくとも1種の下地処理を施すことを特徴と
する、請求項4に記載の化粧ALCパネルの製造方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5の方法によりパネル面に
模様層を水転写した後、更にその上に透明な保護膜を設
けることを特徴とする化粧ALCパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22767297A JPH1162099A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 化粧alcパネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22767297A JPH1162099A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 化粧alcパネル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1162099A true JPH1162099A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16864530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22767297A Pending JPH1162099A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 化粧alcパネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1162099A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100883614B1 (ko) | 2007-02-28 | 2009-02-16 | 김봉식 | 가구용 고광택 패널의 제조방법, 그에 의한 패널 및제조장치 |
| JP5791134B1 (ja) * | 2014-10-15 | 2015-10-07 | フレキシースクラム株式会社 | 加工物の製造方法およびそのための加工装置 |
| CN113733725A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-03 | 安庆永大体育文化有限公司 | 一种防起皱的滑板表面转印加工方法及转印装置 |
| KR20230070115A (ko) * | 2021-11-12 | 2023-05-22 | 전재석 | 인조 대리석 및 인조 대리석 제조 방법 |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP22767297A patent/JPH1162099A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100883614B1 (ko) | 2007-02-28 | 2009-02-16 | 김봉식 | 가구용 고광택 패널의 제조방법, 그에 의한 패널 및제조장치 |
| JP5791134B1 (ja) * | 2014-10-15 | 2015-10-07 | フレキシースクラム株式会社 | 加工物の製造方法およびそのための加工装置 |
| CN113733725A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-03 | 安庆永大体育文化有限公司 | 一种防起皱的滑板表面转印加工方法及转印装置 |
| KR20230070115A (ko) * | 2021-11-12 | 2023-05-22 | 전재석 | 인조 대리석 및 인조 대리석 제조 방법 |
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