JPH1162537A - 船外機用エンジンの潤滑装置 - Google Patents
船外機用エンジンの潤滑装置Info
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- JPH1162537A JPH1162537A JP9219490A JP21949097A JPH1162537A JP H1162537 A JPH1162537 A JP H1162537A JP 9219490 A JP9219490 A JP 9219490A JP 21949097 A JP21949097 A JP 21949097A JP H1162537 A JPH1162537 A JP H1162537A
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Abstract
溜まることがない構造を採りながら、エンジン全高を可
及的低く抑える。 【解決手段】 シリンダボディ9の軸受部分64のシリ
ンダ孔側の上面に断面円弧状の凹部67を形成する。こ
の凹部67からシリンダ軸線とは直交する横方向に延び
る凹溝69を形成する。この凹溝69を介して前記凹部
67を軸受部分の64横のクランク室に連通させた。
Description
部分にオイルポンプによってオイルを圧送する船外機用
エンジンの潤滑装置に関するものである。
ジン全高を可及的低く抑えるために、上下方向に並ぶシ
リンダどうしの間隔を、シリンダボディにおけるシリン
ダ間でクランクケース側へ延びるクランク軸用軸受部分
の厚みより狭くしたものがある(例えば特開平8−10
0618号公報参照)。この構造を採ると、シリンダ孔
を形成するときに前記軸受部分の上下方向の面の一部が
シリンダ孔の孔壁面を延長させたように凹み、この面に
断面円弧状の凹部が形成される。
部分にオイルをオイルポンプによって圧送してクランク
軸との摺接面を潤滑するとともに、この軸受部分からク
ランク軸内のオイル通路にオイルが流れるようにしてピ
ストンピンやコンロッドの大端部およびピストンの裏側
にオイルが供給されるようにしている。これら各部を潤
滑したオイルの一部は、軸受部分の前記凹部に集まる。
をしてシリンダヘッドが下がるように船外機を傾斜させ
たときに、オイルが前記凹部内からシリンダ孔内へ流れ
て燃焼し、白煙が生じることがある。このため、このエ
ンジンは、軸受部分にこれを上下方向に貫通するオイル
排出穴を形成し、このオイル排出穴を通してオイルを凹
部から下方へ流すようにしている。すなわち、複数設け
た軸受部分を通過して下方にオイルが流れる構造を採っ
ている。
分の下方には、円盤状の空間を形成するとともに、この
空間の外周部からシリンダ軸線と平行に延びてオイル戻
り通路に連通する横方向のオイル通路を形成している。
このため、最も下の軸受部分に流れ落ちたオイルは、こ
の軸受部分のオイル排出穴から前記円盤状の空間と、横
方向のオイル通路とを通ってオイル戻り通路に排出され
る。
うに最も下の軸受部分の下方に円盤状の空間を形成する
と、この空間の上下寸法だけエンジン全高が高くなって
しまう。本発明はこのような問題点を解消するためにな
されたもので、前記軸受部分の凹部にオイルが溜まるこ
とがない構造を採りながら、エンジン全高を可及的低く
抑えることができるようにすることを目的とする。
に本発明に係る船外機用エンジンの潤滑装置は、シリン
ダボディの軸受部分のシリンダ孔側の上面に形成した断
面円弧状の凹部から横方向に延びる凹溝を形成し、この
凹溝を介して前記凹部を軸受部分の横のオイル戻り通路
に連通させたものである。
分の凹部に流れたオイルは、凹溝を通ってオイル戻り通
路に排出される。このため、凹部内からオイルをクラン
ク室に排出させる通路を軸受部分の厚みを利用して形成
することができる。
置は、上述した発明に係る潤滑装置において、エンジン
を多気筒型とし、最も下側の軸受部分に凹溝を形成する
とともに、この軸受部分より上側の軸受部分に凹部を上
下方向に貫通する貫通穴を穿設したものである。
ら重力によってオイルが最も下の軸受部分に流下し、最
も下の軸受部分の凹部から凹溝を通ってオイル戻り通路
に排出される。他の発明に係る船外機用エンジンの潤滑
装置は、上述した発明に係る潤滑装置において、貫通穴
を、シリンダ孔側の一端からクランク室側の他端へ延び
るように斜めに形成したものである。
ンダ孔側から機械加工によって穿設することができる。
ジンの潤滑装置を図1ないし図11によって詳細に説明
する。図1は本発明に係るエンジンの潤滑装置を採用し
た船外機の側面図、図2はエンジンの概略構成を示す平
面図、図3は同じく側面図で、同図は船外機右側から見
た状態で描いてある。図4はエンジンを船外機の後方か
ら見た状態を示す後面図、図5は図4におけるV−V線断
面図、図6はシリンダボディを船外機の前方から見た状
態を示す正面図、図7は図6におけるVII−VII線断面
図、図8は図7における要部のVIII−VIII線断面図であ
る。
見た状態を示す後面図、図10はシリンダヘッドの断面
図で、図10(a)は図9におけるX−X線断面図、図1
0(b)は図9におけるXI−XI線断面図である。図11
はイグニッションコイルを示す側面図である。
形態による船外機を示し、2はこの船外機1を取付ける
船尾板を示す。船外機1は、前記船尾板2を把持するク
ランプ機構3を有するアッパーケーシング4と、このア
ッパーケーシング4の下端に取付けたロアケーシング5
と、前記アッパーケーシング4上に、マウント(図示せ
ず)を収容するガイドエキゾースト6を介して搭載した
エンジン7などから構成している。エンジン7はカウリ
ング1aで覆っている。
ジンで、図2および図3に示すように、船外機前側にク
ランク軸8を軸線が上下方向を指向するように支架する
とともに、シリンダを上下方向に並べた構造を採ってい
る。図2および図3において矢印Fは船外機1の前方を
示す。前記クランク軸8は、シリンダボディ9とクラン
クケース10とによって回転自在に支持し、上端部に動
弁装置11および図示してないフライホイールなどを連
結するとともに、下端部にドライブシャフト12を連結
している。また、クランク軸8のクランクピンにコンロ
ッド13を介してピストン14を連結している。
ように、前記アッパーケーシング4およびロアケーシン
グ5内を下方へ延び、下端部に前後進切替機構15を介
してプロペラシャフト16を連結している。このプロペ
ラシャフト16にプロペラ17を取付けている。
に軸線が上下方向を指向するように回転自在に支持させ
た吸気カム軸19および排気カム軸20と、これらのカ
ム軸19,20をクランク軸8に連結するタイミングベ
ルト21と、カム軸19,20が駆動する気筒毎の吸気
弁22および排気弁23などから構成している。なお、
この動弁装置11における両カム軸19,20の支持構
造や、吸・排気弁22,23の支持構造は、従来周知の
自動二輪車用DOHC型エンジンと同等の構造を採って
いるので、ここにおいて詳細な説明は省略する。
船外機左側(図中矢印Fの方向が船外機の前方である)
に配設し、排気カム軸20および排気弁23は船外機右
側に配設している。また、吸気弁22および排気弁23
は、1気筒当たり2本ずつ設け、弁体を燃焼室24の周
囲に配設している。燃焼室24の中央には点火プラグ2
5(図3参照)を配設している。
示すようにエンジン1の船外機左側に設けた吸気装置2
6に連通し、排気弁23が開閉する排気通路は、エンジ
ン1の船外機右側に設けた排気通路27に連通してい
る。吸気装置26は、吸気サイレンサー26aと、気化
器26bと、吸気マニホールド26cとから構成してい
る。前記排気通路27は、各気筒の排気通路がシリンダ
側部で集合するように形成し、エンジン1の下端から下
方へ延びる排気管(図示せず)に連通している。吸気系
および排気系の構成は、従来の船外機と同じである。
22,23は、シリンダヘッド18に取付けたヘッドカ
バー28で覆っている。このヘッドカバー28は、図4
に示すように、船外機1の後方から見て下方に向って開
くコ字状に形成するとともに、シリンダヘッド18との
間に後述するカム室が形成されるように、シリンダヘッ
ド18から外方に膨出するように形成している。吸気カ
ム軸19などを収容する吸気カム軸側カム室を図におい
て符号29で示し、排気カム軸20などを収容する排気
カム軸側カム室を符号30で示す。これらのカム室2
9,30は、ヘッドカバー28の上端部に形成した連通
室31(図4参照)を介して互いに連通している。ま
た、ヘッドカバー28における前記吸気カム軸側カム室
29を形成する吸気カム軸側カバー本体を符号28aで
示し、排気カム軸側カム室30を形成する排気カム軸側
カバー本体を符号28bで示す。なお、ヘッドカバー2
8の周縁とシリンダヘッド18との間には図5中に符号
28cで示すシール部材を介装している。
室カバー本体28aには、吸気カム軸19が駆動する構
造の燃料ポンプ32を取付けるとともに、オイル注入口
33を形成している。また、排気カム軸側カバー本体2
8bには、プラグコード34を2本係止するホルダー3
5を二つ取付けるとともに、オイルセパレータ36を設
けている。
の側部に取付けたイグニッションコイル37から延びる
プラグコード34が図4に示す後方視においてU字状に
屈曲するように、ヘッドカバー28の下部に配設してい
る。このようにプラグコード34を屈曲させることによ
って、プラグコード34に付着した水滴が前記屈曲部の
頂部から下方へ滴下するようになり、点火プラグ25に
プラグコード34を伝って流れることを阻止することが
できる。
おける前記ホルダー35を取付ける部分は、図11に示
すように、シリンダヘッド18からの突出高さが相対的
に低くなるようにしている。ホルダー35をこのように
低い部分に取付けることによって、ヘッドカバー28の
排気カム軸側カバー本体28bを跨ぐようにして配線す
るプラグコード34がヘッドカバー28から突出するこ
とがない。
に示すように、プラグコード34の導出方向が斜め下方
を指向するようにシリンダヘッド18に固定している。
この取付構造を採ることにより、プラグコード34に付
着した水滴がイグニッションコイル37にプラグコード
34を伝って流れることをも阻止することができる。な
お、この実施の形態では、2個のイグニッションコイル
37を上下方向に並べて上述したようにプラグコード3
4をU字状に屈曲させているため、プラグコード34ど
うしが接触し易いが、上側のイグニッションコイル37
を相対的にシリンダヘッド18から大きく突出するよう
に配設してプラグコード34どうしの接触を阻止してい
る。プラグコード34どうしが容易に接触する構造であ
ると、エンジン振動などで接触部が摩耗し、漏電を起こ
すおそれがある。
で生じるブローバイガスからオイルを分離させるための
もので、図5に示すように、ヘッドカバー28における
排気カム軸側カバー本体28b内を図5の左右方向に画
成するようにヘッドカバー28に一体に形成した第1の
仕切り板36aと、排気カム軸側カバー本体28b内を
第1の仕切板36a側とシリンダヘッド18側とに画成
する第2の仕切板36bとを有している。
うに排気カム軸側カバー本体28b中を上下方向に延
び、カバー本体28b内にU字状に屈曲したブローバイ
ガス用通路を形成している。このブローバイガス用通路
は、前記第2の仕切板36bの上部に形成した貫通穴3
8を介して排気カム軸側カム室30のシリンダヘッド1
8側に連通するとともに、ヘッドカバー28の側部に取
付けたブローバイガス用ホース39を介して吸気サイレ
ンサー26b内の吸気通路に連通している。排気カム軸
側カム室30と吸気カム軸側カム室29は連通室31を
介して互いに連通しているので、これらのカム室内のブ
ローバイガスは、前記オイルセパレータ36でオイルが
分離されて吸気サイレンサー26aに吸込まれる。
うに、シリンダヘッド18およびシリンダボディ9を貫
通するように延びるブローバイガス通路40を介してク
ランク室41に連通している。前記ブローバイガス通路
40は、上下方向に並ぶ4つのシリンダどうしの間とな
るシリンダ側部にシリンダ軸線と平行になるように形成
している。すなわち、このブローバイガス通路40は、
上下方向の3箇所に、船外機1の前後方向に延びるよう
形成している。ブローバイガス通路40におけるシリン
ダヘッド18側の開口を図9中に符号40aで示す。こ
の実施の形態では、クランク軸8が回転することによっ
て飛散するオイルがブローバイガス通路40に吹込むこ
とがないように、クランク軸8の回転方向を上方から見
て時計方向に設定している。詳述すると、ピストン14
が上死点から下死点へ向かうときにクランクピンが移動
する方向の側部にブローバイガス通路40を形成してい
る。クランク軸8の回転方向を図2および図5中に矢印
Rで示す。
設けた仕切壁42,43の連通穴44を介して全ての気
筒のシリンダ孔が連通するように形成している。このた
め、各気筒で生じるブローバイガスは、クランク室41
から前記ブローバイガス通路40を通って吸気カム軸側
カム室29に流れ、ここから上述したようにオイルセパ
レータ36とブローバイガス用ホース39を介して吸気
サイレンサー26aに吸込まれる。
説明する。このエンジン7の潤滑は、図3に示すように
エンジン下部に設けたオイルポンプ51がオイルパン5
2からオイルを汲み上げ、シリンダボディ9内のオイル
供給通路53に圧送することによって実施される。オイ
ルポンプ51はドライブシャフト12が駆動する構造の
ものである。前記オイル供給通路53は、図3に示すよ
うにシリンダボディ9の下端から上方に延び、オイルフ
ィルター54の外周部のオイル入口に連通している。
入したオイルを濾過して中心部からシリンダボディ9の
メインギャラリー55に供給する構造を採っている。メ
インギャラリー55は、シリンダボディ9内をオイルフ
ィルター54から下方と上方とに延びている。このメイ
ンギャラリー55に図5に示すようにクランク軸側オイ
ル通路56を連通させている。また、メインギャラリー
55の上端部には、吸気カム軸19側へ延びるオイル通
路57と、排気カム軸20側へ延びるオイル通路58と
を連通させている。これらのオイル通路57,58の下
流端は、シリンダヘッド18内を吸気カム軸19や排気
カム軸20に沿って下方へ延びるカム軸側オイル通路5
9,60に連通している。吸気カム軸19および排気カ
ム軸20の軸受部分には、前記カム軸側オイル通路5
9、排気カム軸側オイル通路60から横方向に延びる分
岐通路61を介してオイルを供給する。この分岐通路6
1のシリンダヘッド18側の開口を図9中に符号61a
で示す。
記クランク軸側オイル通路56は、シリンダボディ9内
の前記仕切壁42や、図6中に符号62,63で示すシ
リンダボディ上壁、シリンダボディ底壁に穿設し、これ
らの壁に一体に形成した軸受部分64の摺接面に開口し
ている。この開口を図6中に符号56aで示す。この開
口から流出するオイルは、前記摺接面を潤滑するととも
に、クランク軸8内に形成したオイル通路65(図3参
照)に流入してコンロッド13の大端部やピストン14
を潤滑する。
されたオイルは、一部を前記軸受部分64に残して前記
仕切壁42,43の連通穴44を通ってクランク室41
内の底部に流れる。このエンジン7は、エンジン全高を
可及的低く抑えるために、上下方向に並ぶシリンダどう
しの間隔を、前記軸受部分64の厚みより狭くしてい
る。このため、シリンダ孔66を形成するときに前記軸
受部分64の上下方向の面の一部がシリンダ孔66の孔
壁面を延長させたように凹み、図6および図7に示すよ
うに、この面に断面円弧状の凹部67が形成される。
したように軸受部分64上に残るオイルがここに集ま
る。このエンジン7では、図7に示すように、シリンダ
間に位置する軸受部分64にここを斜めに貫通するオイ
ル抜き用の貫通穴68を穿設し、前記凹部67に流入し
たオイルがこの貫通穴68を通って下方へ流れて凹部6
7内に溜まることがないようにしている。すなわち、シ
リンダ間に位置する3個の軸受部分64に適下したオイ
ルは、前記貫通穴68を通ってクランク室41の底に流
れる。
に示すように、凹部67からシリンダ軸線とは直交する
横方向に延びる凹溝69を形成している。この凹溝69
は、一端が凹部67内に開口するとともに他端が軸受部
分の横のクランク室41に連通している。このため、上
方の軸受部分64から流下したオイルや、最も下のピス
トン14およびこのピストン駆動系を潤滑して最下部の
軸受部分64上に流れたオイルは、凹部67から前記凹
溝69を通ってクランク室41の底に流下する。クラン
ク室41の底には図8に示すように、下端がオイルパン
52内に連通するクランク室側オイル戻り通路70を形
成し、クランク室41の底に流れたオイルがこのオイル
戻り通路70を通ってオイルパン52に戻るようにして
いる。
軸受部分に供給されたオイルは、この軸受部分を潤滑す
るとともに、両カム軸のカムや吸・排気弁22,23の
摺動部を潤滑し、吸気カム軸側カム室29および排気カ
ム軸側カム室30内を下方へ流れる。図9において吸・
排気弁22,23を装着する穴を符号22a,23aで
示し、ヘッドボルト71(図5参照)を挿通させる穴を
符号71aで示す。また、点火プラグ25を装着する穴
を符号25aで示す。なお、点火プラグ用穴25aの間
に形成した符号72で示す二つの穴は、図4、図5およ
び図10に示すようにアノードAをシリンダヘッド18
に取付けるための取付穴である。点火プラグ25および
アノードAは、吸気カム軸側カム室29と排気カム軸側
31の間の開放部分に取付けるようにしているので、メ
ンテナンスが容易である。しかも、この部分にはオイル
が流れないので、点火プラグ25やアノードA側にオイ
ル用シール部材を設けなくてよい。
ダヘッド18の下端部には、図9中に符号73で示すオ
イル通路を形成し、前記オイルをこのオイル通路73か
らシリンダボディ9側のカム室側オイル戻り通路74
(図3および図7参照)に排出するようにしている。
4と対応する中央部を両側より下方へ突出するように形
成している。この突出部を図9中に符号75で示す。こ
の突出部75内に前記オイル通路73を下方に凸となる
断面円弧状に形成している。このオイル通路73の一端
は吸気カム軸側カム室29に開口し、他端は排気カム軸
側カム室30に開口している。また、前記カム室側オイ
ル戻り通路74は、上流端が前記オイル通路73に連通
し下流端がオイルパン52内に連通している。
ッド18の吸気カム軸側カム室29に開口するヘッドボ
ルト用の穴71aと、排気カム軸側カム室30に開口す
るヘッドボルト用の穴71aとの間に位置するように形
成している。言い換えれば、このオイル通路73は、ヘ
ッドボルト71よりシリンダヘッド18の中央側に形成
している。なお、この実施の形態では一つのオイル通路
73で両カム室29,30を連通する例を示したが、各
カム室29,30にそれぞれシリンダボディ9側へ延び
るオイル通路を形成し、これらのオイル通路をシリンダ
ボディ9内で連通させる構造を採ることもできる。
ム室29,31の間で外方に開放される部分は、図10
に示すようにヘッドカバー取付面18aより凹むように
形成している。このため、船外機1を大きくチルトアッ
プさせて係留する場合のように、ヘッドカバーが相対的
に上になるようにエンジン7が傾斜すると、カウリング
1a内に浸入した水が前記開放部分の底に溜まることが
ある。このエンジン7は、図10に示すように凹部76
と水抜き穴77をシリンダヘッド18に形成することに
よって、上述したように水が溜まることを阻止してい
る。
潤滑装置は、オイルポンプ51がエンジン7で駆動され
ることによってオイルがメインギャラリー55からクラ
ンク軸8、コンロッド13、ピストン14、吸気・排気
カム軸19,20および吸・排気弁22,23の被潤滑
部に供給される。クランク軸8側に供給されたオイル
は、クランク室41の底からオイル戻り通路70を通っ
てオイルパン52に戻り、吸気・排気カム軸19,20
側へ供給されたオイルはカム室29,30の底からオイ
ル通路73とカム室側オイル戻り通路74とを通ってオ
イルパン52に戻る。
ンダ間に位置する軸受部分64に供給されたオイルは、
貫通穴68を通って最も下の軸受部分64に供給され
る。最も下の軸受部分64に導かれたオイルは、凹部6
7から凹溝69に入り、この凹溝69を通って軸受部分
64の横のクランク室41の底に排出される。
ンク室41に排出させる通路(凹溝69)を軸受部分6
4の厚みを利用して形成することができるから、従来の
ように軸受部分の下に円盤状の空間を形成してオイルを
排出させる構成を採る場合に較べてエンジンの全高を相
対的に低くすることができる。
は、吸気カム軸側カム室29と排気カム軸側カム室30
の底に下方に凸となるオイル通路73の一端と他端とを
開口させ、このオイル通路73から両カム室29,30
内のオイルが排出される構造を採っているので、両カム
室29,30内のオイルをシリンダヘッド18の中央部
に寄せ集めて排出することができる。このため、両カム
室29,30から大量のオイルを円滑にしかもカム室2
9,30内に溜まることがないように排出することがで
きる。
スをクランク室41から吸気カム軸側カム室29に導入
し、このカム室29から排気カム軸側カム室30へ連通
室31を介して流してから吸気系に吸込まれるようにし
ているので、ブローバイガス中に含まれるオイルは、ブ
ローバイガスがカム室内を流れるときにカム室内の部品
や凸部に付着する。このため、エンジン7のカム室がブ
ローバイガスからオイルを分離させるオイルセパレータ
として機能するようになり、ブローバイガスからオイル
を確実に分離させることができる。なお、この実施の形
態ではヘッドカバー28の排気カム軸側カバー本体28
b内にもオイルセパレータ36を設けているので、オイ
ルを分離する効率が高くなる。
から吸気カム軸側カム室29に導くブローバイガス通路
40を、ピストン14が上死点から下死点へ向かうとき
にクランクピンが移動する方向のシリンダ側部に形成し
ているので、クランク軸8が回転することによって飛散
するオイルがブローバイガス通路40に吹込むのを阻止
することができる。
リンダボディの軸受部分の凹部に流れたオイルは、凹溝
を通ってオイル戻り通路に排出されるから、凹部内から
オイルをクランク室に排出させる通路を軸受部分の厚み
を利用して形成することができる。したがって、従来の
ように軸受部分の下に円盤状の空間を形成してオイルを
排出させる構成を採る場合に較べてエンジンの全高を相
対的に低くすることができる。
もに上側の軸受部分の凹部に貫通穴を穿設する他の発明
によれば、上側の軸受部分の凹部から重力によってオイ
ルが最も下の軸受部分に流下し、最も下の軸受部分の凹
部から凹溝を通ってオイル戻り通路に排出される。この
ため、全ての軸受部分の凹部から重力によってオイルを
排出することができる。
ば、貫通穴を軸受部分にシリンダ孔側から機械加工によ
って穿設することができるから、エンジンの製造が容易
である。すなわち、貫通孔を上下方向に穿設する場合に
はシリンダボディの底部分にも穴が穿設されてしまい、
この穴を埋栓で閉塞しなければならないが、本発明の構
成を採ることにより、埋栓が不要になる。
船外機の側面図である。
後面図である。
を示す正面図である。
る。
を示す後面図である。
る。
ンダボディ、51…オイルポンプ、64…軸受部分、6
6…シリンダ孔、67…凹部、69…凹溝。
Claims (3)
- 【請求項1】 クランク軸用軸受部分にオイルポンプに
よってオイルを圧送する船外機用エンジンの潤滑装置に
おいて、シリンダボディに設けたクランク軸用軸受部分
のシリンダ孔側の上面に、シリンダ孔をクランクケース
側へ延長させてなる断面円弧状のオイル排出用凹部を形
成するとともに、この凹部から横方向に延びる凹溝を形
成し、この凹溝を介して前記凹部を軸受部分の横のオイ
ル戻り通路に連通させたことを特徴とする船外機用エン
ジンの潤滑装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の船外機用エンジンの潤滑
装置において、エンジンを多気筒型とし、最も下側の軸
受部分に凹溝を形成するとともに、この軸受部分より上
側の軸受部分に凹部を上下方向に貫通する貫通穴を穿設
したことを特徴とする船外機用エンジンの潤滑装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の船外機用エンジンの潤滑
装置において、貫通穴を、シリンダ孔側の一端からクラ
ンク室側の他端へ延びるように斜めに形成したことを特
徴とする船外機用エンジンの潤滑装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219490A JPH1162537A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 船外機用エンジンの潤滑装置 |
| US09/131,969 US6099374A (en) | 1997-08-14 | 1998-08-11 | Lubrication and oil drain system for 4 cycle outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219490A JPH1162537A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 船外機用エンジンの潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1162537A true JPH1162537A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16736271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219490A Pending JPH1162537A (ja) | 1997-08-14 | 1997-08-14 | 船外機用エンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1162537A (ja) |
-
1997
- 1997-08-14 JP JP9219490A patent/JPH1162537A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040806 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060629 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060704 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060901 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |