JPH116299A - 鉄筋結束機の針金捩り装置 - Google Patents

鉄筋結束機の針金捩り装置

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JPH116299A
JPH116299A JP9161643A JP16164397A JPH116299A JP H116299 A JPH116299 A JP H116299A JP 9161643 A JP9161643 A JP 9161643A JP 16164397 A JP16164397 A JP 16164397A JP H116299 A JPH116299 A JP H116299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋結束機において、針金捩り装置のストロ
ークを延長し、動作の確実性を向上させる。 【解決手段】 針金捩り装置31の軸33の後端面に形
成したシリンダ部33aに、圧縮ばね34と、ねじ軸3
2に取付けた鍔付ピン35を挿入し、抜止めリング36
によりねじ軸32と軸33とを連結する。軸33は回転
自在、且つ鍔付ピン35の軸長範囲で前後移動可能とな
っている。スリーブナット37に結合したスリーブ38
の前部に、一対のフックレバー39を枢着し、軸33の
前部ガイドピン41に、フックレバー39のガイド溝3
9aを係合させる。スリーブ38の前進行程で軸33も
一定距離前進し、フックレバー39は拡開状態を維持し
て一定距離前進した後に閉鎖行程に入るので針金捕捉可
能範囲が拡大される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋結束機の針
金捩り装置に関するものであり、特に、安定性を向上さ
せた鉄筋結束機の針金捩り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄筋コ
ンクリート建築工事の鉄筋配設工程において、鉄筋の交
差箇所等で鉄筋を結束するための工具として鉄筋結束機
が知られている。図3は従来の鉄筋結束機1を示し、ハ
ウジング2に針金送り装置3と針金捩り装置4を内蔵
し、ハウジング2の後部側面(図3において紙面の奥)
には、針金リールを装着するリール台(図示せず)が回
転自在に枢着されている。
【0003】針金送り装置3の送りローラ5は、図示し
ないモータによって回転駆動され、針金リールに巻回し
た針金を、案内管6を通じて前方の円弧形ノーズ部7へ
供給する。
【0004】針金捩り装置4は、針金送り装置3によっ
て鉄筋Rに巻回された針金Wを結縛する装置であり、モ
ータ8に減速歯車装置9を介して連結されたねじ軸10
を正逆両方向に回転駆動する。
【0005】図4に示すように、ねじ軸10の先端に
は、ねじ軸と軸心が一致するすり割り付の軸11が、鍔
付ピン12と抜止めリング13とによって回転自在に連
結され、軸11のすり割り11aの先端部位に軸心と直
交するガイドピン14が架設されている。
【0006】ねじ軸10にはスリーブナット15が外装
され、スリーブナット15の外周にさらにスリーブ16
が固定されている。スリーブ16の後部外周面には軸方
向に長い回転止めフィン17が放射状に配列されてい
る。スリーブ16の前部のすり割り16aの先端部近傍
には、一対のフックレバー18が軸11を挟んで両側に
枢着されて対向し、フックレバー18の内側部分にはフ
ックレバーの回動軸からみて放射方向のガイド溝18a
が成形され、軸11のガイドピン14にガイド溝18a
が係合している。
【0007】一対のフックレバー18の先端フック部1
8bは、待機状態で拡開して前方を向いており、スリー
ブナット15及びスリーブ16が軸11上を前方へスラ
イドすると、ガイドピン14がスリーブ16に対して相
対的に後退することにより、フックレバー18の内側部
分が後方へ引かれ、一対のフックレバー18の先端フッ
ク部18bは接近方向へ回動して交差する。
【0008】尚、針金捩り装置4は、図3に示した位置
からスリーブナット15及びスリーブ16が90度回転
して一対のフックレバー18が水平となった状態が待機
位置であり、針金ループWを左右から掴むように構成さ
れている。
【0009】針金送り装置3と針金捩り装置4は、制御
回路(図示せず)によってシーケンス制御され、図3に
示すハウジング2のグリップ部2aに配置したトリガ1
9を引くことにより、針金送り工程と捩り工程とからな
る1サイクルの動作を実行する。
【0010】トリガ19を引くと、先ず針金送りモータ
(図示せず)が起動し、送りローラ5の回転によりノー
ズ部7へ繰り出された針金Wは、ノーズ部7の内周の案
内溝形状に沿って円弧状に曲がり、鉄筋Rへループ状に
巻回される。所定のターン数の巻付けが終わると、針金
送りモータが停止し、続いて針金捩り装置4のモータ8
が起動する。
【0011】図4は捩り動作を示し、(a)に示す待機
位置では、ハウジングに設けた回転止めの爪20がスリ
ーブ16の回転止めフィン17に係合しており、スリー
ブナット15、スリーブ16及び軸11は回転不能な状
態にある。
【0012】そして、ねじ軸10がモータ8側(図にお
いて右)から見て反時計方向に回転駆動されると、スリ
ーブナット15とスリーブ16が一体的に前進し、同図
(b)(c)(d)に示すように、スリーブ16が前進
を開始すると同時に、フックレバー18はガイドピン1
4とガイド溝18aのカム作用により閉鎖方向へ回動し
て針金ループを掴み、同図(e)に示すように完全に交
差する。そして、スリーブ16の前進によりスリーブ1
6のフィン17は回り止めの爪20から離脱し、スリー
ブナット15、スリーブ16及び軸11はねじ軸10と
ともに回転し、フックレバー18に把持された針金ルー
プが捩じられて結縛される。
【0013】続いて、図3に示すノーズ部7の針金経路
に設けた回動形剪断装置21が駆動されてノーズ部7内
で針金を切断するとともに、モータ8が逆転してスリー
ブナット15とスリーブ16が後退し、フックレバー1
8が拡開して針金を開放し、針金捩り装置4は待機位置
に戻る。
【0014】ところで、上述した鉄筋結束機に使用する
針金Wはリールに巻かれているので、外周部と内周部と
では巻きの曲率が相違し、この残留歪みが原因となって
ノーズ部7から繰り出されたときの曲率が変化する。即
ち、使用開始時はより大径のループが形成され、針金の
消費にともなってループ径が順次縮小していく。また、
針金自体の抗張力の偏差によってもループ径が変化し、
抗張力の高い針金ではループ径が大きくなる。
【0015】針金捩り装置4は、ある程度ループ径が変
化してもフックレバー18が針金ループを把持できる前
後ストロークが与えられているが、上述したループ径変
動の原因が重畳した場合は、ノーズ部7から繰り出され
た針金の曲率が過大となって、軸11の先端部に針金の
先端が衝突することがあり、衝突した場合は針金の進路
が逸れてループが形成されないことがある。
【0016】一方、針金と軸11の先端面との衝突を防
止するために、針金捩り装置4全体を後方へオフセット
させて配置すると、針金のループ径が縮小したときに、
フックレバー18の先端が針金に届かず、針金ループを
掴めないことになる虞れがある。
【0017】そこで、針金の巻き径や抗張力の偏差にか
かわらず、確実に鉄筋に巻回できるようにして鉄筋結束
機の安定性を向上するために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、軸にスリーブを遊
嵌して前記軸とスリーブの先端部にそれぞれすり割りを
形成し、前記軸のすり割り内にガイドピンを設け、前記
スリーブのすり割り内にフックレバーを枢着し、前記フ
ックレバーに設けたガイド溝を前記ガイドピンに係合さ
せてフックレバー開閉機構を構成し、前記スリーブを前
進駆動してフックレバーを閉鎖方向へ回動し、針金送り
装置により鉄筋の周囲に巻回した針金を前記フックレバ
ーにより把持した後に、前記スリーブと軸とを一体的に
回転駆動して針金を結縛する鉄筋結束機の針金捩り装置
において、ねじ軸とスリーブナットとからなる送りねじ
機構のねじ軸の先端に、前記ガイドピンを有する前記軸
を回転自在、且つ一定範囲スライド自在に取り付け、且
つ、バネにより伸長方向へ付勢し、前記軸に遊嵌した前
記スリーブを前記スリーブナットに結合し、前記スリー
ブナット、スリーブ、フックレバーとからなるスライド
部分に前記軸の伸長規制手段を設けて、前記スライド部
分が後方待機位置へ後退したときに前記軸を収縮位置に
規制するとともに、回転止め機構により前記スリーブ及
びスリーブナットを回転不能状態として前記ねじ軸を回
転駆動することにより、前記スライド部分を前後移動さ
せ、前記スライド部分を前進駆動する際に、前記軸が位
置規制を解除されて一定距離前進することにより前記フ
ックレバーの閉鎖行程開始タイミングを遅延させ、針金
把持後に前記スリーブ及びスリーブナットの回転止めを
解除し、ねじ軸と前記スライド部分とを一体的に回転さ
せて針金を結縛することを特徴とする鉄筋結束機の針金
捩り装置を提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は鉄筋結束機の針金捩り装置
31を示し、針金捩り装置31のねじ軸32とすり割り
付軸33との連結構造が、前述した従来の針金捩り装置
4とは異なっている。
【0020】連結部分の構成は、軸33の後部に成形し
たシリンダ部33aに、圧縮コイルばね34と、ねじ軸
32の先端面に固着した鍔付ピン35の頭部を後方から
挿入し、軸33の後部に抜止めリング36を嵌着してね
じ軸32と軸33とを連結している。
【0021】ここに用いた鍔付ピン35は、従来形より
も軸長を3.5mm延長しており、ねじ軸32に連結し
た軸33は回転自在、且つ3.5mmの範囲でねじ軸3
2に対して前後移動可能となっている。同図に示す待機
状態では、軸33は可動範囲の後端にあり、図3の従来
形の軸11よりも3.5mm後退した位置にある。
【0022】ねじ軸32と軸33の連結部分以外の構成
は、図3に示した鉄筋結束機1と同一であり、図2に示
すように、ねじ軸32にスリーブナット37を外装し、
スリーブナット37の外周にさらにスリーブ38を固定
している。スリーブ38の後部外周面には回り止めのフ
ィン40を放射状に配列し、スリーブ38の前部のすり
割り38aの先端部近傍に、一対のフックレバー39を
軸33を挟んで対向する位置に枢着し、軸33のすり割
り33bに架設したガイドピン41に、フックレバー3
9の内側部分に設けた放射方向のガイド溝39aを係合
させている。
【0023】また、図1において下側のフックレバー3
9の背面部39cは、ガイド溝39aの部分よりも肉厚
になっており、上下のフックレバー39を待機状態まで
拡開させたときに、背面部39cが上側のフックレバー
の背面部に当接して拡開を停止し、フックレバー39の
開き角度を制限する。
【0024】尚、針金捩り装置31は、図1に示す位置
からスリーブナット37及びスリーブ38が90度回転
して一対のフックレバー39が水平となった状態が待機
位置であることも、従来形の針金捩り装置4と同様であ
る。
【0025】次に、針金捩り装置31の動作を説明す
る。先ず、針金送り装置42により針金が送られてノー
ズ部43から繰り出されるが、針金捩り装置31は従来
形よりも3.5mm後退した位置にあるので、針金Wの
曲率が設定範囲を或る程度超えても、針金Wの先端が軸
33の先端部に衝突することがなく、一対のフックレバ
ー39の間を通過して鉄筋Rの周囲を所定のターン数周
回し、確実に針金ループが形成される。
【0026】針金ループを形成した後に針金送り装置4
2が停止し、図2(a)に示す待機位置で針金捩り装置
31のモータ(図示せず)が起動し、ねじ軸32がモー
タ側(図において右)から見て反時計方向に回転駆動さ
れる。これにより、同図(b)に示すように、スリーブ
ナット37とスリーブ38が前進し、軸33も圧縮コイ
ルバネ34の付勢によってスリーブナット37及びスリ
ーブ38と連動して前進する。したがって、スリーブ3
8に枢着されたフックレバー39と軸33のガイドピン
41との位置関係は変化しないので、フックレバー39
は拡開状態を維持したまま前進する。
【0027】軸33は、3.5mm前進したときに、同
図(b)に示すように抜止めリング36が鍔付ピン35
の鍔に当接して停止するが、ねじ軸32は回転を継続
し、同図(c)(d)に示すように、スリーブナット3
7とスリーブ38がさらに前進する。このとき、軸33
のガイドピン41に係合しているフックレバー39が、
ガイドピン41とガイド溝39aのカム作用により閉鎖
方向へ回動を開始し、同図(e)に示すように、最終的
にフックレバー39の先端フック部39bが完全に交差
して針金のループを掴む。これと同時に、従来の捩り装
置と同じくスリーブ38のフィン40と回転止めの爪4
4との係合が解除され、スリーブナット37、スリーブ
38及び軸33はねじ軸32とともに回転し、フックレ
バー39に把持された針金が捩じられて結縛される。
【0028】結縛後は、モータが逆転してスリーブナッ
ト37とスリーブ38は後退行程に入り、図2(e)
(d)(c)の順にフックレバー39が開いていくが、
(b)に示す位置に至ったときに、下側のフックレバー
39の背面部39cが上側フックレバー39の背面部に
当接してフックレバー39は拡開方向への回動を停止
し、さらにスリーブナット37とスリーブ38が後退す
る。これにより、軸33のガイドピン41がフックレバ
ー39によって後方へ押され、軸33が圧縮コイルバネ
34を圧縮して後退し、(a)に示す待機位置に復帰す
る。
【0029】このように、フックレバー39を枢着した
スリーブ38が待機位置から前進する際に、フックレバ
ー39を開閉する軸33がスリーブ38とともに一定距
離前進し、フックレバー39が拡開状態で一定距離前進
した後に閉鎖行程に入るように形成したので、スリーブ
38を大径化したりフックレバー39を延長することな
く、針金捩り装置31の前後ストロークが延長される。
そして、ストロークが延長された分、待機位置を従来の
針金捩り装置よりも後方へシフトさせたことによって、
ノーズ部から繰り出される針金の先端が軸の先端部に衝
突して結束不能となる事故を防止できる。
【0030】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄筋結束
機の針金捩り装置は、前後ストロークを延長して針金ル
ープの捕捉可能範囲を拡大し、待機位置を後方へシフト
したので、ノーズ部から繰り出される針金の曲率が規定
範囲をある程度超えた場合であっても、針金が針金捩り
装置の軸に衝突することがなく、針金の巻き径や抗張力
の偏差にかかわらず、確実に針金を鉄筋に巻回してルー
プを形成することができ、結束動作の安定性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、鉄筋結束機の要部断
面図。
【図2】図1の針金捩り装置の動作行程図である。
【図3】従来例を示し、鉄筋結束機の断面図。
【図4】従来の針金捩り装置の動作行程図である。
【符号の説明】
31 針金捩り装置 32 ねじ軸 33 軸 34 圧縮コイルバネ 35 鍔付ピン 36 抜止めリング 37 スリーブナット 38 スリーブ 39 フックレバー 39a ガイド溝 40 回転止めフィン 41 ガイドピン 42 針金送り装置 43 ノーズ部 44 回転止め爪 W 針金 R 鉄筋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸にスリーブを遊嵌して前記軸とスリー
    ブの先端部にそれぞれすり割りを形成し、前記軸のすり
    割り内にガイドピンを設け、前記スリーブのすり割り内
    にフックレバーを枢着し、前記フックレバーに設けたガ
    イド溝を前記ガイドピンに係合させてフックレバー開閉
    機構を構成し、前記スリーブを前進駆動してフックレバ
    ーを閉鎖方向へ回動し、針金送り装置により鉄筋の周囲
    に巻回した針金を前記フックレバーにより把持した後
    に、前記スリーブと軸とを一体的に回転駆動して針金を
    結縛する鉄筋結束機の針金捩り装置において、 ねじ軸(32)とスリーブナット(37)とからなる送
    りねじ機構のねじ軸(32)の先端に、前記ガイドピン
    (41)を有する前記軸(33)を回転自在、且つ一定
    範囲スライド自在に取り付け、且つ、バネ(34)によ
    り伸長方向へ付勢し、前記軸(33)に遊嵌した前記ス
    リーブ(38)を前記スリーブナット(37)に結合
    し、前記スリーブナット、スリーブ、フックレバーとか
    らなるスライド部分に前記軸の伸長規制手段(39c)
    を設けて、前記スライド部分が後方待機位置へ後退した
    ときに前記軸(33)を収縮位置に規制するとともに、 回転止め機構(40,44)により前記スリーブ及びス
    リーブナットを回転不能状態として前記ねじ軸(32)
    を回転駆動することにより、前記スライド部分を前後移
    動させ、前記スライド部分を前進駆動する際に、前記軸
    (33)が位置規制を解除されて一定距離前進すること
    により前記フックレバー(39)の閉鎖行程開始タイミ
    ングを遅延させ、針金把持後に前記スリーブ及びスリー
    ブナットの回転止めを解除し、ねじ軸と前記スライド部
    分とを一体的に回転させて針金を結縛することを特徴と
    する鉄筋結束機の針金捩り装置。
JP16164397A 1997-06-18 1997-06-18 鉄筋結束機の針金捩り装置 Expired - Lifetime JP3496463B2 (ja)

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