JPH1163076A - 電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置 - Google Patents
電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置Info
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- JPH1163076A JPH1163076A JP9223399A JP22339997A JPH1163076A JP H1163076 A JPH1163076 A JP H1163076A JP 9223399 A JP9223399 A JP 9223399A JP 22339997 A JP22339997 A JP 22339997A JP H1163076 A JPH1163076 A JP H1163076A
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Abstract
力特性制御を行うことができるショックアブソーバの減
衰力特性制御用電磁弁制御装置の提供。 【解決手段】ソレノイドコイル68に対する駆動電流の
オンデューティ比(%)に対する発生減衰力特性の非線
形性を、制御信号Vに対するオンデューティ比(%)可
変特性の非線形性補償マップにより補正するようにし
た。
Description
電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性
制御用電磁弁制御装置に関する。
を可変制御するためのソレノイド駆動による電磁弁制御
装置としては、例えば、特開平3−153412号公報
「減衰力特性を連続的に変化させる懸架制御方法」に記
載されたようなものが知られている。
換弁の切換えを行う電磁弁に対し、PWM制御を行い、
高減衰力状態と低減衰力状態とを高速で切換え、高減衰
力状態である時間と低減衰力状態である時間との割合
(オンデューティ比)を調節することにより中間的な減
衰力状態を構成するようにしたものであった。
の懸架制御方法では、車体動揺値に対し、オンデューテ
ィ比を比例的(線形的)に可変設定するものであったた
めに、以下に述べるような問題点があった。即ち、一般
的に、電磁弁によって変化する減衰力は、ソレノイドに
対する駆動電流のオンデューティ比に対し非線形的に発
生するため、車体挙動に適した減衰力制御が行えない。
なされたもので、所定の制御信号に対し、任意の特性の
開度制御を行うことができる電磁弁制御装置、および、
減衰力特性制御用信号に対し任意の特性の減衰力特性制
御を行うことができるショックアブソーバの減衰力特性
制御用電磁弁制御装置を提供することを目的とするもの
である。
めに、本発明請求項1記載の電磁弁制御装置では、PW
M制御により電磁弁に対する駆動電流のオンデューティ
比を可変制御することにより電磁弁の開度制御を行うよ
うに構成された電磁弁制御装置において、開度制御信号
に対する駆動電流のオンデューティ比を非線形的に変化
させるようにした手段とした。
力特性制御用電磁弁制御装置では、PWM制御により減
衰力特性可変制御用電磁弁に対する駆動電流のオンデュ
ーティ比を可変制御することにより減衰力特性可変制御
用電磁弁の開度制御を行うように構成されたショックア
ブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置において、
減衰力特性制御用信号に対する駆動電流のオンデューテ
ィ比を非線形的に変化させるようにした手段とした。
度制御信号に対する駆動電流のオンデューティ比を非線
形的に変化させることにより、所定の制御信号に対し、
任意の特性の開度制御を行うことができるようになる。
の減衰力特性制御用電磁弁制御装置では、減衰力特性制
御用信号に対する駆動電流のオンデューティ比を非線形
的に変化させるようにしたことで、減衰力特性制御用信
号に対し任意の特性の減衰力特性制御を行うことができ
るようになる。
いて説明する。図1は、ショックアブソーバの減衰力特
性制御用電磁弁制御装置が適用された本発明の実施の形
態の車両懸架装置を示す構成説明図であり、車体と4つ
の車輪との間に介在されて、4つのショックアブソーバ
SAFL,SAFR,SARL,SARR(なお、ショックアブ
ソーバを説明するにあたり、これら4つをまとめて指す
場合、およびこれらの共通の構成を説明する時にはただ
単にSAと表示する。また、右下の符号は車輪位置を示
すもので、FLは前輪左,FRは前輪右,RLは後輪左,RRは
後輪右をそれぞれ示している。)が設けられている。そ
して、各車輪位置には、上下方向の加速度G(GFL,G
FR,GRL,GRR)を検出するばね上上下加速度センサ
(以後、上下Gセンサという)1(1FL,1FR,1RL,
1RR)が設けられ、また、運転席の近傍位置には、各上
下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)からの信号を
入力し、各ショックアブソーバSAFL,SAFR,S
ARL,SARRの後述する各伸行程側減衰力可変機構31
および圧行程側減衰力可変機構33に駆動信号を出力す
るコントロールユニット4が設けられている。
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記上下Gセンサ1(1
FL,1FR,1RL,1RR)からのばね上上下加速度G(G
FL,GFR,GRL,GRR)信号が入力され、コントロール
ユニット4では、これらの入力信号に基づいて各ショッ
クアブソーバSA(SAFL,SAFR,SARL,SARR)
の減衰力特性制御が行なわれる。
前記各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)から
のばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
に基づいて、各ショックアブソーバSAの減衰力特性制
御に用いられる制御信号Vを求める信号処理回路(図1
0)が設けられている。なお、この信号処理回路の詳細
については後述する。
を図3〜図5に基づいて説明する。図3は、ショックア
ブソーバSAを示す全体断面図、図4は後述の伸側減衰
力可変機構部分を示す拡大断面図、図5は後述のピスト
ン部分を示す拡大断面図である。
すように、作動液が充填されたシリンダ21と、該シリ
ンダ21内を上部室21aと下部室21bとに画成して
摺動自在に設けられたピストン22と、シリンダ21の
外周にリザーバ室23aを形成する外筒23と、下部室
21bとリザーバ室23aとの間をシリンダ21の下端
部において画成したベース24と、該ベース24に設け
られリザーバ室23aから下部室21b方向への流通の
みを許容するチェック流路24aおよび下部室21bか
らリザーバ室23a方向への流通のみを許容するチェッ
ク流路24cと、下端にピストン22が固定されたピス
トンロッド25と、ピストンロッド25の摺動をガイド
すると共に上部室21aとリザーバ室23aとの間をシ
リンダ21の上端部において画成するガイド部材26
と、シリンダ21と外筒23との間に設けられていてシ
リンダ21の上部外周面との間に上部室21aと上部連
通孔21cを経由して連通する上部環状流路28aを形
成する上部連通筒28と、シリンダ21と外筒23との
間に設けられていてシリンダ21の下部外周面との間に
下部連通溝24bを経由して下部室21bと連通する下
部環状流路29aを形成する下部連通筒29と、図4に
もその詳細を示すように、上部環状流路28aとリザー
バ室23aとの間を連通する伸側連通流路31aを形成
すると共に該伸側連通流路31aの流通量を可変制御す
る伸行程側減衰力可変機構31と、該伸行程側減衰力可
変機構31をバイパスしてリザーバ室23aから上部環
状流路28a方向への流通のみを許容するチェック流路
32と、同じく図2にその詳細を示すように、下部環状
流路29aとリザーバ室23aとの間を連通する圧側連
通流路33aを形成すると共に該圧側連通流路33aの
流通量を可変制御する圧行程側減衰力可変機構33と、
該圧行程側減衰力可変機構33をバイパスしてリザーバ
室23aから下部環状流路29a方向への流通のみを許
容するチェック流路34と、を備えている。
の詳細を示すように、伸側ディスクバルブ(伸側高減衰
バルブ)22aにより上部室21aから下部室21b方
向への流通のみを制限的に許容することで高い減衰力を
発生させる伸側連通孔22bと、圧側ディスクバルブ
(圧側高減衰バルブ)22cにより下部室21bから上
部室21a方向への流通のみを制限的に許容することで
高い減衰力を発生させる圧側連通孔22dとが設けられ
ている。
構造を、図4に基づいて詳細に説明する。前記外筒23
に開設された開口部には、環状のベース51の一端が溶
接固定され、他端開口端面側には該開口端面を閉塞する
状態でバルブボディ52がボルト53により締結固定さ
れている。
上部連通筒28に開設された開口部には、ジョイント5
4の一端が溶接固定され、該ジョイント54の他端内周
側にはシールリング55を介してガイドチューブ56の
一端小径側が圧入接続され、さらに、該ガイドチューブ
56の他端大径側には、前記バルブボディ52の内面側
突出部52aが圧入固定され、これにより、上部環状流
路28aとリザーバ室23aとの間がバルブボディ52
を介して画成された状態となっている。
ボルト53により、ケーシング57の一端開口部が締結
固定され、このケーシング57内とリザーバ室23aと
の間がバルブボディ52の外周側に穿設された連通孔5
2bにより常時連通された状態となっている。
は、外方から内方に向けてステータ58の一端小径部が
挿通されている。即ち、ステータ58の一端小径部に
は、大径部側から、コイルケース59、カラー60、
(伸側)減衰力可変ディスクバルブ61、バルブボディ
52、(伸側)チェックバルブ62、カラー63が順次
装着され、最後にナット64で締結されることにより各
部材の組み付けが行われている。そして、前記バルブボ
ディ52には、連通孔52bを介してリザーバ室23a
と常時連通状態にあるケーシング57内から前記(伸
側)チェックバルブ62を開弁することで上部環状流路
28a方向への流通を確保する(伸側)チェック流路3
2と、上部環状流路28aから(伸側)減衰力可変ディ
スクバルブ61を開弁することでケーシング57内方向
への流通を確保する(伸側)連通流路31aとが形成さ
れている。
する状態でパイロット圧力室65が形成され、該パイロ
ット圧力室65の下端開口部には、上部環状流路28a
からパイロット圧力室65への作動液の流入流量を規制
するための小孔66aが穿設されたパイロットブッシュ
66が圧入されている。また、前記ナット64にはパイ
ロット圧力室65内への異物(コンタミ等)の侵入を阻
止するフィルタ67が組み込まれている。
ケース59との間にはソレノイドコイル68および非磁
性体よりなるコイルアシストプレート69が収容され、
コイルケース59の先端側外周面とケーシング57との
間にはハーネス70の固定を兼ねて樹脂等の非磁性体で
一体形成されたモールド材71が収容され、また、ケー
シング57の先端開口部内には、モールド材71および
コイルケース59の先端開口端面に当接する状態でカバ
ー72が収容され、ケーシング57の先端開口縁部を内
側に折曲げてかしめることにより固定されている。
ロット弁73が当接する弁座58aが突出形成されてい
る。このパイロット弁73は、図6にもその詳細を示す
ように、硬質なばね鋼からなる一枚の薄い板材を打ち抜
くことにより、外周固定部73aと内周可動部73bと
の間を一つの接続部73cで接続した構造に形成されて
いる。そして、このパイロット弁73は、その外周固定
部73aをコイルアシストプレート69とカバー72と
の間に挟持固定することにより、無負荷状態で内周可動
部73bが弁座58aに当接する状態で組み込まれてい
る。
対面するカバー72の内面側には、窪み72aが形成さ
れ、該窪み72a内には、内周可動部73bに積層され
た状態で、円板状の磁束補強プレート74が浮動自在に
収容されている。この磁束補強プレート74は、図6に
もその詳細を示すように、パイロット弁73の構成材よ
りも炭素含有量の少ない鉄材(強磁性体)で構成され、
その外周部には、窪み72a内での移動がスムーズに行
えるように作動液の流通路を形成する切欠部74aが形
成されている。
記パイロット弁73、ステータ58、コイルケース59
およびカバー72と共にソレノイドコイル68への通電
時における磁路を形成する。
ルケース59と、モールド材71には、窪み72a内と
ケーシング57内との間を連通する戻り流路75が形成
されている。
は、閉弁力をアシストすると共に背圧室77を形成する
ためのアシストリング76が摺動シール材76aを介し
て摺動自在に設けられている。このアシストリング76
は、内方に向け突出した内側開口端面を減衰力可変ディ
スクバルブ61の背面外周縁部に当接させることによ
り、減衰力可変ディスクバルブ61における受圧側とは
反対の背面側にケーシング57内とは画成された背圧室
77を形成している。そして、前記アシストリング76
の外側開口端面とモールド材71との間には、アシスト
リング76を減衰力可変ディスクバルブ61方向に所定
の軽いセット荷重を与える方向に付勢するアシストスプ
リング78が装着されている。
ケース59における背圧室77形成面には、パイロット
圧力室65内と背圧室77との間を連通するパイロット
圧導入路79が形成されている。なお、図において、8
0は固定シール部材、50はグロメットを示す。
は、前記伸行程側減衰力可変機構31と同一構造である
ため同一の構成部分には同一の符号を用いてその説明を
省略する。
ように構成されるため、伸行程時に流体が流通可能な流
路としては、上部室21aから伸側連通孔22bを経由
し伸側ディスクバルブ22aを開弁して下部室21bに
流入する伸側主流路(図5参照)と、上部室21aから
上部連通孔21c、上部環状流路28a、伸側連通流路
31a、リザーバ室23a、チェック流路24aを経由
して下部室21bに流入する伸側バイパス流路との2つ
の流路があり、また、圧行程時に流体が流通可能な流路
としては、下部室21bから圧側連通孔22dを経由し
圧側ディスクバルブ22cを開弁して上部室21aに流
入する圧側主流路(図3参照)と、下部室21bから下
部連通溝24b、下部環状流路29a、圧側連通流路3
3a、リザーバ室23a、チェック流路34、上部環状
流路28a、上部連通孔21cを経由して上部室21a
に流入する圧側バイパス流路との2つの流路がある。
イパス流路を閉じるとハード特性、開くとソフト特性と
なり、さらに、伸側バイパス流路の絞り開度を可変制御
することにより、ハード特性とソフト特性との間で任意
の特性に可変制御することができる。
パス流路を閉じるとハード特性、開くとソフト特性とな
り、さらに、圧側バイパス流路の絞り開度を可変制御す
ることにより、ハード特性とソフト特性との間で任意の
特性に可変制御することができる。
積は、伸行程側減衰力可変機構31のソレノイドコイル
68に対する駆動信号を可変制御することにより任意の
流路断面積に可変制御することができる。また、前記圧
側バイパス流路の流路断面積は、圧行程側減衰力可変機
構33のソレノイドコイル68に対する駆動信号を可変
制御することにより任意の流路断面積に可変制御するこ
とができる。
を解除した(無通電)状態では、パイロット圧力室65
内にはパイロットブッシュ66の小孔66aを経由し、
ピストン22で画成されたシリンダ21の一方の室の加
圧液圧が供給される一方、パイロット弁73の背圧室側
となる窪み72a内は、戻り流路75等を経由して連通
されたリザーバ室23a内の液圧と同圧となっているた
め、差圧によりパイロット弁73の内周可動部73bが
弁座58aから押し離されて開弁し、これにより、パイ
ロット圧力室65内の作動液が流出するため、パイロッ
ト圧力室65および背圧室77内の液圧がリザーバ室2
3a内の液圧と同圧状態まで低下する。従って、減衰力
可変ディスクバルブ61は、アシストスプリング78の
軽いセット荷重に抗して容易に開弁し、作動液のほぼ全
流量がバイパス流路側を流れピストン22側やベース2
4側を流れることはないため、この時の発生減衰力は減
衰力可変ディスクバルブ61で決定されるソフト特性と
なる。
た状態では、符号を省略した図7の矢印で示すように、
ソレノイドコイル68、コイルケース59、カバー7
2、磁束補強プレート74、パイロット弁73、およ
び、ステータ58を巡る磁路が形成され、パイロット弁
73が弁座58aに吸着されるため、パイロット弁73
が閉弁状態に維持され、これにより、パイロット圧力室
65内の圧力が維持された状態となる。
受圧側とパイロット圧力室65内の圧力が導入される背
圧室77とが同圧となるため、アシストスプリング78
のセット荷重により減衰力可変ディスクバルブ61が閉
弁状態に維持され、バイパス流路が完全に閉じられた状
態となるため、作動液のほぼ全流量がピストン22側を
流れ、伸側ディスクバルブ22aまたは圧側ディスクバ
ルブ22cを開弁して流通するため、この時の発生減衰
力は伸側ディスクバルブ22aまたは圧側ディスクバル
ブ22cで決定されるハード特性となる。
ワイズモジュレーション)制御によりソレノイドコイル
68に対する通電電流のON−OFFを所定の高周波周
期Tsで繰り返して与え、この時のある単位時間T内の
ON状態の時間の割合、即ち、オンデューティ比(ON
Duty)を0%〜100%の間で任意に可変制御する
ことにより、図9に示すように、ソフト特性(0%)と
ハード特性(100%)の間で、その割合(%)に応じ
た減衰力特性に可変制御することができる。
ように車両挙動(ばね上上下加速度G信号)から求めら
れた制御信号Vに応じて可変制御される。
開閉が高周波周期で繰り返されることから、パイロット
弁73における弁座58a当接部の摩耗による耐久性が
問題になるが、この発明の実施の形態では、弁座58a
に当接するパイロット弁73自体は硬質なばね鋼からな
る一枚の薄い板材で構成することにより摩耗による耐久
性の問題を解消させている。
鋼は、炭素含有量が多く最大飽和磁束密度が低いため、
ソレノイドコイル68通電時における弁座58aに対す
る吸着力が低下し、これにより、最大減衰力設定値を低
下させてしまうという問題が生じるが、この発明の実施
の形態では、炭素含有量の少ない鉄材(強磁性体)で構
成される磁束補強プレート74をパイロット弁73の内
周可動部73bに積層した状態で浮動自在に設けること
により、ソレノイドコイル68通電時における弁座58
aに対するパイロット弁73の吸着力が高められ、これ
により、最大減衰力設定値を高めて、減衰力チューニン
グの自由度を高めることができる。
のうち、各上下Gセンサ1で検出された各ばね上上下加
速度G信号から、各ショックアブソーバSAの減衰力特
性制御に用いられる制御信号Vを求めるための信号処理
回路の構成を、図10のブロック図に基づいて説明す
る。
各上下Gセンサ1(1FL,1FR,1RL,1RR)で検出さ
れた各ばね上上下加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)
を、各タワー位置のばね上上下速度信号に変換する。な
お、位相遅れ補償の一般式は、次の伝達関数式(1) で表
わすことができる。
Hz )において積分(1/S)する場合と同等の位相お
よびゲイン特性を有し、低周波(〜0.05 Hz )側でのゲ
インを下げるための位相遅れ補償式として、次の伝達関
数式(2) が用いられる。
信号とゲイン特性を合わせるためのゲインであり、この
発明の実施の形態ではγ=10に設定されている。その
結果、図11の(イ) における実線のゲイン特性、およ
び、図11の(ロ) における実線の位相特性に示すよう
に、減衰力特性制御に必要な周波数帯(0.5 Hz〜 3 Hz
)における位相特性を悪化させることなく、低周波側
のゲインだけが低下した状態となる。なお、図11の
(イ),(ロ) の点線は、積分(1/S)により速度変換され
たばね上上下速度信号のゲイン特性および位相特性を示
している。
以外の成分を遮断するためのバンドパスフィルタ処理を
行なう。即ち、このバンドパスフィルタBPFは、2次
のハイパスフィルタHPF(0.3 Hz)と2次のローパス
フィルタLPF(4 Hz)とで構成され、車両のばね上共
振周波数帯を目標としたばね上上下速度Δx(ΔxFL,
ΔxFR,ΔxRL,ΔxRR)信号を求める。
各ばね上上下加速度からばね上−ばね下間相対速度まで
の伝達関数Gu(S) を用い、各上下Gセンサ1で検出さ
れた上下方向加速度G(GFL,GFR,GRL,GRR)信号
から、各タワー位置のばね上−ばね下間相対速度(Δx
−Δx0 )[(Δx−Δx0 )FL,(Δx−Δx
0 )FR,(Δx−Δx0 )RL,(Δx−Δx0 )RR]信
号を求める。 Gu(S) =−ms/(cs+k)・・・・・・・・(3) なお、mはばね上マス、cはサスペンションの減衰係
数、kはサスペンションのばね定数である。
(4) に基づき、各ショックアブソーバSAの減衰力特製
制御に用いられる制御信号Vを求める。 V=α・Δx・Ku・・・・・・・・・・・・・・・・(4) なお、αは、定数、Kuは、図12に示すばね上−ばね
下間相対速度に対する制御ゲイン可変特性マップに基づ
き、ばね上−ばね下間相対速度(Δx−Δx0 )に反比
例した値に可変設定される制御ゲインである。
るショックアブソーバSAの減衰力特性制御作動の内容
を図13のフローチャートに基づいて説明する。なお、
この制御は各ショックアブソーバSAFL,SAFR,SA
RL,SARRごとに行なわれる。
に基づく制御信号Vが正の値であるか否かを判定し、Y
ES(V>0)であれば、伸行程側の減衰力特性のみを
ハード特性に可変制御するためにステップ102に進
み、各ショックアブソーバSAにおける伸行程側減衰力
可変機構31のソレノイドを駆動する駆動電流のオンデ
ューティ比(%)を、図14に示す制御信号−オンデュ
ーティ比補償マップに基づいて可変設定する。
03に進む。このステップ103では、制御信号Vが負
の値であるか否かを判定し、YES(V<0)であれ
ば、圧行程側の減衰力特性のみをハード特性に可変制御
するためにステップ104に進み、各ショックアブソー
バSAにおける圧行程側減衰力可変機構33のソレノイ
ドを駆動する駆動電流のオンデューティ比(%)を、図
14に示す制御信号−オンデューティ比補償マップに基
づいて可変設定する。なお、この場合は、制御信号Vが
負の値であるため、絶対値が用いられる。
よび圧行程の減衰力特性を共にソフト特性に固定するた
め、ステップ105に進み、伸行程側減衰力可変機構3
1のソレノイドを駆動する駆動電流のオンデューティ比
(%)および圧行程側減衰力可変機構33のソレノイド
を駆動する駆動電源のオンデューティ比(%)を共に0
%に設定する。
ンデューティ比(%)に対する発生減衰力特性の非線形
性を補償するためのものである。即ち、ソレノイドコイ
ル68に対する駆動電源のオンデューティ比(%)に対
する発生減衰力特性は、図15の実線で示すように線形
特性とはならないため、制御信号Vの値に比例してオン
デューティ比(%)を設定すると、制御信号Vに対しシ
ョックアブソーバSAの減衰力が非線形的に発生し、こ
のため、車両挙動(制御信号V)に適した減衰力特性制
御が行えなくなるからである(図16の点線参照)。
デューティ比(%)に対する発生減衰力特性の非線形性
を、制御信号Vに対するオンデューティ比(%)可変特
性の非線形性補償マップにより補正することにより、制
御信号Vに対する減衰力可変特性の線形性を確保できる
ようにしたものである(図16の実線参照)。
イムチャートにより説明する。ばね上上下速度Δxに基
づく制御信号Vが、この図に示すように変化した場合、
図に示すように、制御信号Vの値が0である時には、シ
ョックアブソーバSAの伸行程および圧行程の減衰力特
性を共にソフト特性に固定制御(SS)する。また、制
御信号Vの値が正の値になると、伸行程側を制御信V号
の値に応じたハード特性に可変制御する一方で、圧行程
側をソフト特性に固定制御(HS)する。
圧行程側を制御信号Vの値に応じたハード特性に可変制
御する一方で、伸行程側をソフト特性に固定制御(S
H)する。
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図17のタイムチャートに基
づいて説明する。
は、ばね上上下速度Δxに基づく制御信号Vが負の値
(下向き)から正の値(上向き)に逆転した状態であ
る、この時はまだ相対速度(Δx−Δx0 )は負の値
(ショックアブソーバSAの行程は圧行程側)となって
いる領域であるため、この時は、制御信号V(ばね上上
下速度Δx)の方向に基づいてショックアブソーバSA
は伸行程側がハード特性で、圧行程側がソフト特性とな
る。
向き)のままで、相対速度(Δx−Δx0 )は負の値か
ら正の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
に切り換わった領域であるため、この時は、制御信号V
(ばね上上下速度Δx)の方向に基づいてショックアブ
ソーバSAは伸行程側がハード特性で、圧行程側がソフ
ト特性となっており、かつ、ショックアブソーバの行程
も伸行程であり、従って、この領域ではその時のショッ
クアブソーバSAの行程である伸行程側が、制御信号V
の値に応じたハード特性となる。
向き)から負の値(下向き)に逆転した状態であるが、
この時はまだ相対速度(Δx−Δx0 )は正の値(ショ
ックアブソーバSAの行程は伸行程側)となっている領
域であるため、この時は、制御信号V(ばね上上下速度
Δx)の方向に基づいてショックアブソーバSAは圧行
程側がハード特性で、伸行程側がソフト特性に制御され
ており、従って、この領域ではその時のショックアブソ
ーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
向き)のままで、相対速度(Δx−Δx0 )は正の値か
ら負の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)
になる領域であるため、この時は、制御信号V(ばね上
上下速度Δx)の方向に基づいてショックアブソーバS
Aは圧行程側がハードで、伸行程側がソフト特性に制御
されており、かつ、ショックアブソーバの行程も圧行程
であり、従って、この領域ではその時のショックアブソ
ーバSAの行程である圧行程側が、制御信号Vの値に比
例したハード特性となる。
は、ばね上上下速度Δxに基づく制御信号Vと相対速度
(Δx−Δx0 )とが同符号の時(領域b,領域d)
は、その時のショックアブソーバSAの行程側をハード
特性に制御し、異符号の時(領域a,領域c)は、その
時のショックアブソーバSAの行程側をソフト特性に制
御するという、スカイフック理論に基づいた減衰力特性
制御と同一の制御が行なわれることになる。そして、さ
らに、この発明の実施の形態では、ショックアブソーバ
SAの行程が切り換わった時点、即ち、領域aから領域
b,および領域cから領域d(ソフト特性からハード特
性)へ移行する時には、切り換わる行程側の減衰力特性
ポジションは前の領域a,cで既にハード特性側への切
り換えが行なわれているため、ソフト特性からハード特
性への切り換えが時間遅れなく行なわれることになる。
実施の形態の車両懸架装置では、以下に列挙する効果が
得られる。ソレノイドコイル68に対する駆動電流のオ
ンデューティ比(%)に対する発生減衰力特性の非線形
性を、制御信号Vに対するオンデューティ比(%)可変
特性の非線形性補償マップにより補正するようにしたこ
とで、制御信号Vに対する減衰力可変特性の線形性を確
保できるようになり、これにより、制御効果を高めるこ
とが可能となる。
ソレノイドコイル68通電時における吸着性を低下させ
ることなく、かつ、パイロット弁73を硬質なばね鋼か
らなる一枚の薄い板材で構成することにより、パイロッ
ト弁73の耐久性を向上させることができるという効果
が得られる。
多く流れるため、同じ断面積でも薄板を重ね合わせたも
のの方が、一体のものよりもトータル磁束量が多く流れ
るもので、このため、本発明の実施の形態におけるよう
に、所定厚さの磁束補強プレー74を所定枚数重ねて使
用することにより、パイロット弁74における内周可動
部74bの軽量化が図れ、これにより、減衰力可変機構
31の応答性が向上し、ひいてはサスペンションシステ
ムの応答性を向上させることができる。
きたが、具体的な構成はこの発明の実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。
プレートを1枚のみで構成したが、複数枚を積層した状
態で用いることができる。
レートの外周に作動液の流通路を形成するための切欠部
を形成したが、外周に複数の突起部を形成してもよい
し、また、全体または一部に1つまたは複数の貫通穴を
形成するようにしてもよい。
弁の構成として、外周固定方式のものを示したが、固定
部と可動部との位置関係は任意に設定することができ
る。
記載の電磁弁制御装置では、開度制御信号に対する駆動
電流のオンデューティ比を非線形的に変化させるように
構成したことにより、所定の制御信号に対し、任意の特
性の開度制御を行うことができるようになるという効果
が得られる。
の減衰力特性制御用電磁弁制御装置では、減衰力特性制
御用信号に対する駆動電流のオンデューティ比を非線形
的に変化させるように構成したことで、減衰力特性制御
用信号に対し任意の特性の減衰力特性制御を行うことが
できるようになるという効果が得られる。
衰力特性可変用電磁弁制御装置が適用された車両懸架装
置を示す構成説明図である。
衰力特性可変用電磁弁制御装置が適用された車両懸架装
置を示すシステムブロック図である。
分を示す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
束補強プレートを示す拡大斜視図である。
る。
するPM制御状態を示すタイムチャートである。
減衰力可変特性図である。
制御信号を求める信号処理回路を示すブロック図であ
る。
下速度信号のゲイン特性(イ) および位相特性(ロ) を示す
図である。
速度に対する制御ゲイン可変特性マップである。
の減衰力特性制御作動を示すフローチャートである。
ティ比補償マップである。
ティ比に対する発生減衰力特性図である。
力特性可変状態を示すタイムチャートである。
の減衰力特性制御作動を示すタイムチャートである。
装置としては、例えば、特開平3−153412号公報
「減衰力特性を連続的に変化させる懸架制御方法」に記
載されたようなものが知られている。
衰力特性を切り換え制御するための手段としてソレノイ
ド駆動による電磁弁制御装置が用いられたもので、作動
液流路の開口面積を可変制御することにより減衰力特性
の切換えを行う常開の電磁弁に対し、駆動電流のPWM
制御を行い、高減衰力状態(オンデューティ比100
%)と低減衰力状態(オンデューティ比0%)とを高速
で切換え、高減衰力状態(通電オン)である時間と低減
衰力状態(通電オフ)である時間との割合(オンデュー
ティ比)を調節することにより中間的な減衰力状態を構
成するようにしたものであった。
に記載のソレノイド駆動による電磁弁制御装置では、車
体動揺値(制御信号)に対し、オンデューティ比を比例
的(線形的)に可変設定するものであったために、以下
に述べるような問題点があった。即ち、一般的に、ソレ
ノイドに対する駆動電流をPWM制御することによって
流体流通流路の開口面積(流体流量)を可変制御する形
式の電磁弁においては、駆動電流のオンデューティ比が
0%の時は開口面積が全開状態(流量0%)、でオンデ
ューティ比が100%の時は全閉状態(流量100%)
となるが、それ以外の中間帯においては、通電オン状態
とオフ状態を高速で切り換えることにより、中間の開口
面積(中間の流量)を得ようとするものであるため、理
論的には、通電オンの時間の比率が50%であれば、単
位時間内における平均開口面積も全開状態の50%(流
量50%)となるはずである。しかしながら、弁が開い
ても、流通が停止した状態から実際に流体が流れ始める
までには所定の遅れ(タイムラグ)が生じると共に、高
速で弁の開閉が繰り返えされることから応答性も悪くな
る関係上、その分だけ計算値(流量50%)を下回るこ
とになる。従って、ソレノイドに対する駆動電流のオン
デューティ比に対し流体流量が非線形的に発生するた
め、制御信号(車体動揺値)に対し、オンデューティ比
を比例的(線形的)に可変設定すると流体流通量(減衰
力)も非線形的に変化してしまうことになる。
Claims (2)
- 【請求項1】PWM制御により電磁弁に対する駆動電流
のオンデューティ比を可変制御することにより電磁弁の
開度制御を行うように構成された電磁弁制御装置におい
て、 開度制御信号に対する駆動電流のオンデューティ比を非
線形的に変化させるようにしたことを特徴とする電磁弁
制御装置。 - 【請求項2】PWM制御により減衰力特性可変制御用電
磁弁に対する駆動電流のオンデューティ比を可変制御す
ることにより減衰力特性可変制御用電磁弁の開度制御を
行うように構成されたショックアブソーバの減衰力特性
制御用電磁弁制御装置において、 減衰力特性制御用信号に対する駆動電流のオンデューテ
ィ比を非線形的に変化させるようにしたことを特徴とす
るショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9223399A JPH1163076A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9223399A JPH1163076A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163076A true JPH1163076A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16797549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9223399A Pending JPH1163076A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 電磁弁制御装置およびショックアブソーバの減衰力特性制御用電磁弁制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163076A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223399A patent/JPH1163076A/ja active Pending
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