JPH1163220A - インヒビタスイッチのシャフト結合構造 - Google Patents

インヒビタスイッチのシャフト結合構造

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JPH1163220A
JPH1163220A JP22563697A JP22563697A JPH1163220A JP H1163220 A JPH1163220 A JP H1163220A JP 22563697 A JP22563697 A JP 22563697A JP 22563697 A JP22563697 A JP 22563697A JP H1163220 A JPH1163220 A JP H1163220A
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貢 田沢
Tsuneo Hiramatsu
恒雄 平松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インヒビタスイッチを組付けるマニュアルシ
ャフトのサイズ増大を招かず、加工が容易なものとす
る。 【解決手段】 バルブカバー2からのマニュアルシャフ
ト10の突出端部に2面巾部13が形成され、インヒビ
タスイッチ20およびレンジセレクトレバー30には、
それぞれ上記2面巾部に整合する矩形穴が形成され、各
矩形穴を2面巾部13に嵌合させるとともに、2面巾部
13の先端とレンジセレクトレバー30にそれぞれ形成
されたピン孔にまたがって固定ピン38を差し込んで、
レンジセレクトレバー30が抜け止めされる。マニュア
ルシャフトには抜け止めナットのためのねじ加工が不要
であるとともに、キー溝やキー突起を設けないので加工
性がよく、またマニュアルシャフトを太くする必要もな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の操作
系におけるインヒビタスイッチのシャフト結合構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】インヒビタスイッチは自動変速機の操作
系に取り付けられるロータリースイッチであって、運転
者が操作するシフトレバーによって設定される変速モー
ドに対応した電気信号を出力する。すなわち、例えば自
動変速機ケースを貫通して、外部側の端部にレンジセレ
クトレバーを取り付け、内部側端部に油圧コントロール
バルブユニットのマニュアルバルブに連結されるマニュ
アルプレートを取り付けたマニュアルシャフトが設けら
れ、このマニュアルシャフトにインヒビタスイッチを組
み付けて内部の回動部材がマニュアルシャフトと一体に
回動することにより接点を切り替えるようになってい
る。
【0003】このようなインヒビタスイッチとマニュア
ルシャフトの結合構造として、従来、図5に示すような
マニュアルシャフトを用いたものがある。図5はマニュ
アルシャフトの自動変速機ケース外部側端部構造を示
し、図の(a)は側面図、(b)は端面図である。マニ
ュアルシャフト50はその最先端部にレンジセレクトレ
バー60取り付け用の所定間隔の平行面52、52を備
える2面巾部51が形成され、また、2面巾部51にお
ける平行面を除く周面には、雄ねじ53が形成されてい
る。この2面巾部51に続いて、インヒビタスイッチ6
5組み付け用に2面巾部51の雄ねじ径よりも太い径を
有する大径部55が形成されている。この大径部55の
外周には軸心を挟んで対称位置に軸と平行に延びるキー
溝56、56が設けられ、とくに図の(b)に示される
ように2つのキー溝56、56を結ぶ線は2面巾部51
の平行面52と平行になっている。
【0004】インヒビタスイッチ65内部の回動部材に
は上記キー溝56に整合する軸方向のキー突起66が形
成されており、インヒビタスイッチ65をマニュアルシ
ャフト50の先端側から挿入し、回動部材のキー突起6
6をキー溝56に嵌合させて押し込むことにより、イン
ヒビタスイッチ65が組み付けられ、その回動部材はマ
ニュアルシャフト50と一体に回動することになる。板
材から成形されたレンジセレクトレバー60の回動中心
には、マニュアルシャフトの2面巾部51と整合する形
状の矩形穴が設けられ、この矩形穴を上記2面巾部51
に嵌合させたうえマニュアルシャフト50先端の雄ねじ
53にナット58を締め込むことにより、レンジセレク
トレバー60がマニュアルシャフト50に固定される。
【0005】なお、上述のほか、先に本出願人が提案
し、特開平8−329782号公報に開示されたような
インヒビタスイッチの結合構造もある。図6の(a)は
そのマニュアルシャフトの側面図、(b)は端面図であ
る。このマニュアルシャフト70は、上述のマニュアル
シャフト50と同様に、インヒビタスイッチ組み付け部
に、軸心を挟んで対称位置にキー溝76、76を設ける
ものである。ここでは、レンジセレクトレバー取り付け
用の2面巾部71の径とインヒビタスイッチ組み付け部
の径が同一となっており、キー溝76、76を結ぶ線が
2面巾部71と平行の方向ではなく、直角方向となるよ
うに形成されたものである。その他は上述のマニュアル
シャフト50と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインヒビタスイッチの結合構造のうち、前者のもの
では、2つのキー溝56、56が2面巾部51と平行の
方向に並んでいるので、これらのキー溝56と嵌合する
インヒビタスイッチ側のキー突起66が2面巾部の雄ね
じ53と干渉することを避けるため、キー溝56を形成
するインヒビタスイッチ組み付け部分は必然的に2面巾
部51より大きい大径部55とせざるを得ない。したが
ってマニュアルシャフト50がインヒビタスイッチおよ
びレンジセレクトレバーの取り付け部分において少なく
とも2段径の太いものとなってしまい、インヒビタスイ
ッチのサイズにも影響するという問題がある。また、レ
ンジセレクトレバー60の矩形穴は板材に形成されたも
のであるため、マニュアルシャフト50の2面巾部51
との接触面積が十分に確保できない場合もあり、耐久性
に不安がある。
【0007】一方、後者の結合構造では、キー突起と2
面巾部の雄ねじとの干渉の問題はないから、とくに大径
部を形成して2段にする必要はない。しかし、2面巾部
71に直角にキー溝76を形成するため、加工時のマニ
ュアルシャフト70の位置決め固定に2面巾部71の利
用が困難で、キー溝の加工性が良くないという不都合が
あり、コスト増大の懸念がある。したがって本発明は、
上記の問題点に鑑み、マニュアルシャフトのサイズ増大
を招かず、また加工が容易で、さらには耐久性の一層向
上したインヒビタスイッチのシャフト結合構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、自
動変速機のケーシングから突出し先端にレンジセレクト
レバーを固定するマニュアルシャフトに、レンジセレク
トレバーに隣接してインヒビタスイッチを組付けるイン
ヒビタスイッチのシャフト結合構造であって、マニュア
ルシャフトの突出端部には2面巾部が形成され、インヒ
ビタスイッチおよびレンジセレクトレバー側には、それ
ぞれ上記2面巾部に整合する矩形穴が形成され、各矩形
穴を2面巾部に嵌合させるとともに、マニュアルシャフ
トの先端とレンジセレクトレバーにそれぞれ形成された
ピン孔にまたがって固定ピンを差し込んで、レンジセレ
クトレバーが抜け止めされているものとした。
【0009】上記マニュアルシャフトのピン孔は、2面
巾部の平行面に対して直角に形成するのが好ましい。ま
た、2面巾部は、インヒビタスイッチおよびレンジセレ
クトレバーに対応して同寸法で連続して形成することが
できる。さらに、レンジセレクトレバーの矩形穴および
ピン孔はレンジセレクトレバーの取り付けボスに形成す
るのが好ましい。
【0010】
【作用】マニュアルシャフトの突出端部の2面巾部にイ
ンヒビタスイッチの矩形穴を嵌合させて押し込み、次い
でレンジセレクトレバーの矩形穴を嵌合させて押し込ん
で、マニュアルシャフトとレンジセレクトレバーを固定
ピンで固定する。各矩形穴と2面巾部の嵌合により、イ
ンヒビタスイッチとレンジセレクトレバーはそれぞれマ
ニュアルシャフトと一体に回動可能となる。マニュアル
シャフトとインヒビタスイッチの間にキー溝やキー突起
を設けないので、マニュアルシャフトを太くする必要が
なく、加工性もよい。
【0011】また、マニュアルシャフトのピン孔を2面
巾部の平行面に対して直角に形成することにより、平行
面と平行に形成するよりピン孔の径を大きくでき、太い
固定ピンを使用できるから、強固な抜け止めが確保され
る。さらに、2面巾部をインヒビタスイッチおよびレン
ジセレクトレバーに対応して同寸法で連続して形成する
ことにより、一括して加工することができる。さらにま
た、レンジセレクトレバーの矩形穴およびピン孔をレン
ジセレクトレバーの取り付けボスに形成することによ
り、マニュアルシャフトの2面巾部との接触面積が大き
くでき、耐久性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、実
施例により説明する。図1は実施例の構成を示す全体組
付け図である。ここでは、自動変速機のケーシングがケ
ース本体1とこれに組付けられるバルブカバー2とを含
んでいる。ケース本体1からバルブカバー2にわたっ
て、マニュアルシャフト10が配置されている。マニュ
アルシャフト10の一端は、ケース本体1に設けられた
支持ボス3のシャフト受け穴4に挿入され、シャフト受
け穴4内に位置してマニュアルシャフト10に形成され
たリング溝11に、支持ボス3にねじ込んだストッパボ
ルト5の先端が係合して、マニュアルシャフト10の抜
け止めとなっている。支持ボス3の近傍においてマニュ
アルシャフト10にはマニュアルプレート40が取り付
けられている。
【0013】マニュアルシャフト10の他端側は、バル
ブカバー2を貫通してケース外部へ突出している。ケー
ス外部へのマニュアルシャフト10の突出部分には、順
次インヒビタスイッチ20とレンジセレクトレバー30
が組付けられ、インヒビタスイッチ20はさらにそのカ
バーケース21がバルブカバー2にボルト7によって固
定されている。なお、8はシールリングである。
【0014】以下、各部の詳細を説明する。 図2はマ
ニュアルシャフトを示す図で、(a)は側面図、(b)
は端面図である。マニュアルシャフト10は、マニュア
ルプレート40取り付け側の一端からバルブカバー2を
貫通するまで単一径で、バルブカバー2より外部におい
て2面巾部13が形成されている。一端側のリング溝1
1の近くにはマニュアルプレート40取り付け用のピン
孔12が設けられ、2面巾部13の先端部には平行面1
4、14に開口してレンジセレクトレバー30取り付け
用のピン孔15が直角に設けられている。2面巾部13
の外周にはねじは形成されていない。なお、17はシー
ルリング用のリング溝である。
【0015】マニュアルプレート40には、図1に示さ
れるように、プレート41の回動中心部に取り付けボス
42を備え、この取り付けボス42に形成されたピン孔
43とマニュアルシャフト10のピン孔12とを整合さ
せ、両者にまたがって固定ピン9が差し込まれて、マニ
ュアルシャフト10にマニュアルプレート40が固定さ
れる。
【0016】図3はレンジセレクトレバー30を示し、
図の(a)は平面図、(b)は側面図である。レンジセ
レクトレバー30は、端部にシフトレバーとの図示しな
いリンケージと連結される連結ピン33を備える第1ア
ーム31と、回動中心を挟んで反対側へ延びて第2アー
ム32を有し、回動中心に取り付けボス34を備えてい
る。取り付けボス34には、とくに(a)に示されるよ
うに、マニュアルシャフト10の2面巾部13と整合す
る形状の矩形穴35が設けられ、この矩形穴35を横切
ってピン孔36が形成されている。レンジセレクトレバ
ー30はその矩形穴35をマニュアルシャフト10の2
面巾部13に嵌合させ、ピン孔36をマニュアルシャフ
トのピン孔15に整合させて、両ピン孔にまたがって固
定ピン38が差し込まれ、マニュアルシャフト10に固
定される。
【0017】インヒビタスイッチ20も、レンジセレク
トレバー30の取り付けボス34と同様に、図4に示す
ように、その回動部材22がマニュアルシャフト10の
2面巾部13と整合する形状の矩形穴23を備え、レン
ジセレクトレバー30を取り付けるよりも先に、その矩
形穴23をマニュアルシャフトの2面巾部13に嵌合さ
せて挿入して、マニュアルシャフト10に組付けられ
る。そして、図示しないマニュアルバルブに連結された
マニュアルプレート40を所定の回動位置にして、イン
ヒビタスイッチ20のカバーケース21に設けられた位
置合わせ基準マークMをレンジセレクトレバー30の第
2アーム32先端と合致させた状態で、図1に示された
ようにカバーケース21をボルト7でバルブカバー2に
固定する。
【0018】本実施例は以上のように構成され、インヒ
ビタスイッチ20とマニュアルシャフト10の結合を、
マニュアルシャフト10に形成した2面巾部13とこれ
に整合するインヒビタスイッチ側に形成した矩形穴23
との嵌合によって行なうものとしたので、加工性の悪い
キー溝が不要で、しかも細いマニュアルシャフトとする
ことができる。とくに、ケース本体1とバルブカバー2
の間に図示省略のコントロールバルブ類が配設され、ケ
ース本体とバルブカバーの間の距離が長くなるような場
合には、マニュアルシャフト10が細くできることによ
って材料費としてのコストも低減する。
【0019】また、マニュアルシャフト10とレンジセ
レクトレバー30の結合も、マニュアルシャフトの2面
巾部13にレンジセレクトレバーの矩形穴35を嵌合さ
せ固定ピン38で結合するから、組付け作業が簡単であ
る。そして、従来のようなナット用のねじを形成する必
要がないうえ、インヒビタスイッチおよびレンジセレク
トレバー取付用に2面巾部13は同一寸法で一括して加
工されているので、加工コストが低減する。さらに、レ
ンジセレクトレバー30は取り付けボス34を備え、取
り付けボスに矩形穴35が形成されているから、マニュ
アルシャフト10の2面巾部13との接触面積が大き
く、耐久性が向上する。
【0020】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、マニュアルシ
ャフトの突出端部に2面巾部を形成し、インヒビタスイ
ッチおよびレンジセレクトレバー側には、それぞれ2面
巾部に整合する矩形穴を形成して、各矩形穴を2面巾部
に嵌合させるとともに、マニュアルシャフトの先端とレ
ンジセレクトレバーにそれぞれ形成されたピン孔にまた
がって固定ピンを差し込んで、レンジセレクトレバーを
抜け止めするものとしたので、マニュアルシャフトには
抜け止めナットのためのねじ加工が不要であるととも
に、キー溝やキー突起を設けないので加工性がよく、ま
たマニュアルシャフトを太くする必要もないという効果
を有する。
【0021】また、マニュアルシャフトのピン孔を2面
巾部の平行面に対して直角に形成することにより、平行
面と平行に形成するよりピン孔の径を大きくでき、太い
固定ピンを使用できるから、強固な抜け止めが確保され
る。さらに、2面巾部をインヒビタスイッチおよびレン
ジセレクトレバーに対応して同寸法で連続して形成する
ことにより、一括して加工することができ、加工コスト
が一層低減する。さらにまた、レンジセレクトレバーの
矩形穴およびピン孔をレンジセレクトレバーの取り付け
ボスに形成することにより、マニュアルシャフトの2面
巾部との接触面積が大きくでき、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す全体組付け図である。
【図2】マニュアルシャフトの構成を示す図である。
【図3】レンジセレクトレバーの構成を示す図である。
【図4】インヒビタスイッチの正面図である。
【図5】従来例を示す図である。
【図6】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 バルブカバー 3 支持ボス 4 シャフト受け穴 5 ストッパボルト 8 シールリング 9、38 固定ピン 10 マニュアルシャフト 11 リング溝 12、15、36、43 ピン孔 13 2面巾部 14 平行面 17 リング溝 20 インヒビタスイッチ 21 カバーケース 22 回動部材 23、35 矩形穴 30 レンジセレクトレバー 31 第1アーム 32 第2アーム 33 連結ピン 34、42 取り付けボス 40 マニュアルプレート 41 プレート M 基準マーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のケーシングから突出し先端
    にレンジセレクトレバーを固定するマニュアルシャフト
    に、前記レンジセレクトレバーに隣接してインヒビタス
    イッチを組付けるインヒビタスイッチのシャフト結合構
    造であって、マニュアルシャフトの端部には2面巾部が
    形成され、インヒビタスイッチおよびレンジセレクトレ
    バー側には、それぞれ前記2面巾部に整合する矩形穴が
    形成され、各矩形穴を前記2面巾部に嵌合させるととも
    に、前記マニュアルシャフトの先端とレンジセレクトレ
    バーにそれぞれ形成されたピン孔にまたがって固定ピン
    を差し込んで、レンジセレクトレバーが抜け止めされて
    いることを特徴とするインヒビタスイッチのシャフト結
    合構造。
  2. 【請求項2】 前記マニュアルシャフトのピン孔は、2
    面巾部の平行面に対して直角に形成されていることを特
    徴とする請求項1記載のインヒビタスイッチのシャフト
    結合構造。
  3. 【請求項3】 前記2面巾部は、インヒビタスイッチお
    よびレンジセレクトレバーに対応して同寸法で連続して
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のインヒビタスイッチのシャフト結合構造。
  4. 【請求項4】 前記レンジセレクトレバーの矩形穴およ
    びピン孔はレンジセレクトレバーの取り付けボスに形成
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    のインヒビタスイッチのシャフト結合構造。
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