JPH1163871A - 除湿空調システム - Google Patents
除湿空調システムInfo
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Abstract
き、かつペリメータゾーンの結露防止能力が高く、かつ
省エネルギな除湿空調システムを提供する。 【解決手段】 処理空気中の水分を吸着し再生空気によ
って再生されるデシカント102と、処理空気を低熱
源、再生空気を高熱源として動作するヒートポンプとを
備え、室内空気を取り入れて、処理空気と再生空気とに
分岐し、処理空気をヒートポンプの低熱源240によっ
て冷却除湿したのちデシカントで吸着除湿して室内に供
給するとともに、再生空気をヒートポンプの高熱源22
0で加熱したのちデシカントを通過させてデシカントを
再生する。
Description
ム、特に室内プール施設などのように高湿度の空間を除
湿するための除湿空調システムに係り、ヒートポンプに
よる冷却除湿とデシカントによる吸着除湿を併せて行
い、かつヒートポンプからの放熱によってデシカントの
再生処理を連続的に行えるようにした空調システムに関
する。
除湿装置として米国で普及している従来技術であり、こ
れは、圧縮機260と凝縮器220と蒸発器240と膨
張弁250を主な構成機器として蒸気圧縮式冷凍サイク
ルをなす冷媒経路Aと、蒸発器240で前記冷媒経路A
と熱交換し送風機101と顕熱交換器150を主な構成
機器として室内空気を取り入れて冷却除湿して室内に戻
す処理空気経路Bと、凝縮器220で前記冷媒経路Aと
熱交換しプール水を取り入れて加熱してプールに戻す水
経路Cとによって構成されている。
取り入れて処理空気とし、顕熱交換器150で除湿後の
処理空気と熱交換して予冷却したのち蒸発器240で露
点温度以下に冷却して除湿し、除湿後の処理空気を前記
顕熱交換器150で除湿前の処理空気と熱交換してレヒ
ート加熱して室内に供給するとともに、凝縮器220に
おいて処理空気の冷却によって生じる蒸気圧縮式冷凍サ
イクルの放熱でプール水を加熱してプールに戻すことに
よって、室内の除湿と、プール水の加熱を同時に行って
いた。そして、除湿した処理空気は主に、ペリメータ部
分の窓や壁が結露しないように窓や壁に沿って、スリッ
トダクトから室内に還流させていた。
術においては、処理空気の状態変化は図8の湿り空気線
図に示すようになる。すなわち、平均的なプール室内の
環境である気温28〜30℃、相対湿度80〜90%の
高湿度の室内から取り入れた処理空気(状態K)は、顕
熱交換器150で除湿後の処理空気(状態M)と熱交換
して予冷却(状態L)されたのち蒸発器240で露点温
度以下に冷却除湿され(状態M)、除湿後の処理空気は
前記顕熱交換器150で除湿前の処理空気と熱交換しレ
ヒート加熱されて(状態N)室内に供給されている。従
って、室内空気(状態K)と給気(状態N)との間には、
ヒートバランスから、冷凍サイクルによって蒸発器24
0で状態Lから状態Mに冷却されるエンタルピ落差ΔQに
等しいエンタルピ落差が生じる。すなわちエンタルピ落
差ΔQだけ室内空間は冷房される。従って、ペリメータ
部分のスリットダクトからは室内気温よりも低い気温の
空気が供給されることになり、この部分にプールから上
がった人が入ると肌寒く感じる問題があった。
の窓や壁の結露を防止するためには、外気の気温が低下
するほど給気の露点温度(T1)を下げる必要があり、
そのためには蒸発器240の冷却能力ΔQを外気温が低
下するほど増加させることが必要になる。従って、外気
温が下がるほど、室内(状態K)と給気(状態N)のエン
タルピ落差即ち冷房効果が大きくなってペリメータ部分
の肌寒く感じる不快感がさらに増す欠点があった。さら
に、厳冬季に外気温が特に低くて露点温度を0℃近くま
で下げる必要がある場合には、冷凍サイクルの蒸発温度
が氷点下まで下がって、蒸発器240の伝熱面に霜が付
いて連続運転が不能になる欠点があった。
ので、冷房が不適当な状況下では、高湿度の室内から取
り入れた空気を、処理空気と再生空気とに分岐し、処理
空気はヒートポンプで冷却除湿したのちデシカントでさ
らに吸着除湿を行って乾球温度を室温よりも上げ、露点
温度をさらに低下させた後、室内に供給するとともに、
冷房が適当な状況下では、デシカントの作用を弱める
か、停止させつつ、冷房効果と除湿効果を発生させるこ
とによって、年間を通じて快適な環境を提供することが
でき、かつペリメータゾーンの結露防止能力が高く、か
つ省エネルギな除湿空調システムを提供することを目的
とする。
するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、
処理空気中の水分を吸着し再生空気によって再生される
デシカントと、処理空気を低熱源、再生空気を高熱源と
して動作するヒートポンプとを備え、室内空気を取り入
れて、処理空気と再生空気とに分岐し、処理空気をヒー
トポンプの低熱源によって冷却除湿したのちデシカント
で吸着除湿して室内に供給するとともに、再生空気をヒ
ートポンプの高熱源で加熱したのちデシカントを通過さ
せてデシカントを再生することを特徴とする除湿空調シ
ステムである。
空気を、処理空気と再生空気とに分岐し、処理空気はヒ
ートポンプで冷却除湿したのちデシカントでさらに吸着
除湿を行って乾球温度を室温よりも上げた後、室内に供
給することによって冷房作用による不快感がなくなり、
かつ除湿能力が高くなり、かつ再生空気をヒートポンプ
からの放熱を再利用して加熱してデシカントを再生する
ことによって省エネルギ効果が得られる。
後の再生空気を乾燥用の温風として特定の箇所に供給す
ることを特徴とする請求項1に記載の除湿空調システム
である。このように、デシカント再生後であっても相対
湿度が高くなく、しかも乾球温度が高い再生空気を温風
として特定の箇所に供給することによって、乾燥用途に
有効に活用できる。
後の再生空気を屋外に排気することを特徴とする請求項
1に記載の除湿空調システムである。このように、絶対
湿度が室内及び室外よりも高いデシカント再生後の再生
空気を屋外に排気することによって、室内の除湿作用を
高くすることができる。
分を吸着し再生空気によって再生されるデシカントと、
圧縮機と、処理空気と熱交換する蒸発器と、デシカント
再生前の再生空気と熱交換する第1の凝縮器と、再生空
気以外の熱媒体と熱交換する第2の凝縮器とを有するヒ
ートポンプとを備え、室内空気を取り入れて、少なくと
もその一部を処理空気として蒸発器で冷却除湿したのち
デシカントを通過させて室内に供給するとともに、ヒー
トポンプの圧縮機によって圧縮した冷媒の一部を前記第
1の凝縮器に導いて再生空気を加熱するとともに、圧縮
した冷媒の他の一部を前記第2の凝縮器に導いて再生空
気以外の熱媒体を加熱することを特徴とする除湿空調シ
ステムである。
分を吸着し再生空気によって再生されるデシカントと、
圧縮機と、処理空気と熱交換する蒸発器と、デシカント
再生前の再生空気と熱交換する第1の凝縮器と、再生空
気以外の熱媒体と熱交換する第2の凝縮器とを有するヒ
ートポンプとを備え、室内空気を取り入れて、少なくと
もその一部を処理空気として蒸発器で冷却除湿するとと
もに、ヒートポンプの圧縮機によって圧縮した冷媒を前
記第1の凝縮器に導いて再生空気を加熱してデシカント
を再生し、冷却除湿した処理空気をデシカントで除湿し
たのち室内に供給する第1の運転形態と、圧縮した冷媒
を前記第2の凝縮器に導いて再生空気以外の熱媒体を加
熱することによって再生空気を加熱せず、冷却除湿した
処理空気をデシカントで除湿せずに室内に供給する第2
の運転形態と、ヒートポンプの圧縮機によって圧縮した
冷媒の一部を前記第1の凝縮器に導いて再生空気を加熱
して冷却除湿した処理空気をデシカントで除湿したのち
室内に供給するするとともに、圧縮した冷媒の他の一部
を前記第2の凝縮器にも導いて再生空気以外の熱媒体を
加熱する第3の運転形態とを選択的に運転可能であるこ
とを特徴とする除湿空調システムである。
形態の際に、再生空気の送風機を停止することを特徴と
する請求項5に記載の除湿空調システムである。このよ
うに、冷房運転の際には再生空気の送風機を停止するこ
とによって省エネルギな運転ができる。
室内プールの空間内の空気であり、前記第2の凝縮器で
熱交換する再生空気以外の熱媒体はプール水であること
を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の除湿
空調システムである。このように、ヒートポンプからの
放熱をプール水などの加熱にも用いることによって、デ
シカントの除湿能力を調節して処理空気の吸着熱による
温度上昇を変化させ、必要に応じて冷房効果を発生させ
ることができ、夏期においても空調空間を快適に保つこ
とができる。
湿後の処理空気を建物のペリメータゾーンに供給するこ
とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の除
湿空調システムである。このように、最も湿度が下がり
かつ乾球温度が高くなった処理空気をペリメータゾーン
に送ることで、ペリメータゾーンの結露防止と不快感を
防止することができる。
して蒸気圧縮式ヒートポンプを用いることを特徴とする
請求項1ないし8のいずれかに記載の除湿空調システム
である。請求項10に記載の発明は、ヒートポンプとし
て吸収式ヒートポンプを用いることを特徴とする請求項
1ないし9のいずれかに記載の除湿空調システムであ
る。
テムの実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明に係る除湿空調システムの第1の実施の形態の設
置状況を示す図である。図1において、室内プール40
を囲む空調空間1には、図2に基本構成を示すような内
部にデシカントを有する除湿空調機10を設置し、該除
湿空調機10は空気取り入れ口12から室内空気を取り
入れるようになっている。取り入れられた室内空気は、
この除湿空調機10の内部では、処理空気と再生空気に
分岐し、処理空気をデシカントで除湿し、除湿を行った
処理空気の出口はダクト50を介して、窓20,25に
隣接するペリメータに設置されたスリットダクト30,
35に接続している。一方、該除湿空調機10のデシカ
ントの再生を行った再生空気の出口14は、乾燥用の温
風として空調空間に局所的に吹き出すよう構成してい
る。また、該除湿空調機10の内部で冷却除湿によって
発生するドレンは経路16を介して、排水溝60に接続
するよう構成している。
構成を示す説明図である。図2において、除湿空調機1
0は蒸気圧縮式ヒートポンプ及び処理空気と再生空気の
2種類の空気系統とから構成されている。このうち蒸気
圧縮式ヒートポンプの部分は、圧縮機260、低熱源熱
交換器(蒸発器)240、高熱源熱交換器(凝縮器)2
20、膨張弁250を構成機器として蒸気圧縮式冷凍サ
イクルを構成したものである。そして低熱源熱交換器
(蒸発器)240において低圧の冷媒蒸気がデシカント
102通過前の処理空気と熱交換関係をなし、かつ高熱
源熱交換器(凝縮器)220において高圧の冷媒蒸気が
デシカント通過前の再生空気と熱交換関係をなすよう構
成したものである。
る。デシカントロータ102は、デシカントが、処理空
気経路Aと再生空気経路Bの双方に跨がってアクチュエ
ータ103の作用によって所定のサイクルで回転するよ
う構成されている。処理空気経路Aは、空調空間1と低
熱源熱交換器(蒸発器)240と経路110を介して接
続し、低熱源熱交換器(蒸発器)240の処理空気の出
口は室内空気導入用の送風機101の吸い込み口と経路
111を介して接続し、送風機102の吐出口はデシカ
ントロータ102の水分吸着工程を行う第1の区画と経
路112を介して接続し、デシカントロータ102の処
理空気の出口は給気口(図1中の符号50で示す)とな
る処理空気出口と経路113を介して接続して形成す
る。
熱源熱交換器(凝縮器)220とを経路120を介して
接続し、再生空気の高熱源熱交換器(凝縮器)220の
出口は室内空気導入用の送風機140の吸い込み口と経
路121を介して接続し、送風機140の吐出口はデシ
カントロータ102の再生空気の再生工程を行う第2の
区画と経路122を介して接続し、デシカントロータ1
02の再生空気の再生工程を行う第2の区画の再生空気
の出口は室内空間の局所的吹き出し口(図1中の符号1
4で示す)と経路123を介して接続して再生空気の経
路を形成する。なお図中、丸で囲ったアルファベットK
〜Sは、図3と対応する空気の状態を示す記号である。
蒸気圧縮式冷凍サイクル部分のサイクルを次に説明す
る。冷媒は低熱源熱交換器(蒸発器)240で処理空気
から蒸発潜熱を奪って蒸発し(状態a:約10℃、4.2
kg/cm2)、経路206を経て圧縮機260に吸引され圧
縮される。圧縮された冷媒(状態b:約80℃、19.3
kg/cm2)は経路202を経て高熱源熱交換器(凝縮器)
220に流入し冷媒の過熱蒸気の顕熱および凝縮潜熱を
デシカント102に流入前の再生空気に放出して凝縮し
た(状態c:約65℃、19.3kg/cm2)のち経路203
を経て膨張弁250に至りそこで減圧膨張した(状態
d:約10℃、4.2kg/cm2)後、経路205を経て低熱
源熱交換器(蒸発器)240に還流する。このように蒸
気圧縮式冷凍サイクル部分のサイクルは、従来ルームエ
アコン等の空調分野で通常行われているものと技術上大
きな差異はなく、作用温度と圧力のみが異なる。
プを熱源とする除湿空調機10の動作を図3の湿り空気
線図を参照して説明する。室内空気から導入され分岐さ
れた処理空気(状態K)は経路110を経て低熱源熱交
換器(蒸発器)240に至り、ヒートポンプの作用によ
り冷却除湿され乾球温度および絶対湿度が低下する(状
態L)。冷却除湿された処理空気は送風機101に吸引
され昇圧され、経路112 を経てデシカントロータ1
02の水分吸着工程を行う第1の区画 に送られ、デシ
カントロータ102の吸湿剤で空気中の水分を吸着され
て更に絶対湿度が低下するとともに吸着熱によって空気
は温度上昇する(状態M)。絶対湿度が下がり温度が上
昇した空気は、経路113を経て給気として空調空間の
ペリメータに送られる。なお、低熱源熱交換器(蒸発
器)で冷却除湿される際に処理空気から分離された結露
水(ドレン)は、ドレンパン245に集められ、図1に
示した経路16を経て、排水溝60に捨てられる。
のように行われる。室内空気から導入され分岐された再
生空気(状態K)は経路120を経て高熱源熱交換器
(凝縮器)220に至り、ここで冷媒蒸気によって加熱
されて温度上昇し(状態R)、経路121を経て送風機
140 に吸引され昇圧され、経路122を経てデシカ
ントロータ102の再生工程を行う第2の区画を通過し
てデシカントロータ102の水分を除去し再生作用を行
い(状態S)、経路123を経て、室内空間1の局所的
吹き出し口(図1中の符号14で示す)から室内に戻さ
れる。
びデシカントによる吸着除湿とデシカントの再生をくり
かえし行うことによって、除湿運転を行うことができる
が、この際、室内に供給される空気の状態は、従来技術
と比べて大きく異なる。この点について以下に説明す
る。
〜30℃、相対湿度80〜90%の高湿度の室内から取
り入れた処理空気(状態K)は、蒸発器240で露点温
度(24〜28℃)以下に冷却除湿され(状態L)、乾
球温度が低下し(15〜20℃)、絶対湿度が低下する
(11〜15 g/kg)。この状態では処理空気の露点温
度はヒートポンプの低熱源温度(蒸発温度)よりも高く
なるが、さらにデシカントロータ102の除湿剤によっ
て吸着除湿することにより、湿り空気線図では、ほぼ等
エンタルピ線上を移動して乾球温度が上昇する(35〜
40℃)とともに、絶対湿度も低下(3.5〜6g/kg)
する。
室内よりも高く、また露点温度は蒸発温度より大幅に低
くなり(0〜6℃)かつ露点と乾球温度との温度差が大
きい。従って、このように除湿された空気を、図1に示
すようなペリメータのスリットダクトから吹き出すこと
によって、外気温度が低くても、窓等の外壁部に結露を
生じにくくなり、また、スリットダクトから吹き出す空
気の噴流内にプールから上がった人が入っても、乾球温
度が高いため肌寒く感じないで済む。また、厳冬季に外
気温が特に低くて露点温度を0℃近くまで下げる必要が
ある場合でも、冷凍サイクルの蒸発温度を氷点下まで下
げる必要がなく、従って蒸発器240の伝熱面に霜が付
かず連続運転が可能になる。
絶対湿度は上昇する(25〜30g/kg)ものの、乾球温
度が高い(40〜45℃)ため、相対湿度が50%前後
となり、乾燥用の温風としても利用できるので、プール
から上がった人のためにスポット風として、局所的に供
給してもよく、また室内からの除湿能力を高めたい場合
には外部に排気し、代りに絶対湿度の低い外気を取り入
れても差し支えない。また図4の設置形態のように、デ
シカントを出た再生空気をダクト14、給気口71を介
して、乾燥用の部屋70に供給したのち、排気口72か
ら外部に排気しても差し支えない。また、排気と取り入
れる外気との間に顕熱熱交換器を用いても差し支えな
い。このように再生空気も乾燥用として利用することが
できる。
て説明する。本実施の形態では、図3において、冷却除
湿して処理空気から取り出した熱量(ΔQ)は外部にそ
のまま捨てずに、ヒートポンプで昇温して再生空気の加
熱に用いるため、熱の多重効用化が図れる。すなわち、
ヒートポンプの駆動エネルギ(圧縮機入力)はまず冷却
除湿効果を発生させ、その時取り出した熱とヒートポン
プの駆動エネルギ(圧縮機入力)は熱エネルギとして再
生空気の加熱に再度用いられて、デシカントによる吸着
除湿効果を発生する。従って、ヒートポンプの駆動エネ
ルギ(圧縮機入力)が少なくて済み、省エネルギ効果が
ある。本実施の形態ではヒートポンプとして蒸気圧縮式
ヒートポンプを事例として示したが、吸収ヒートポンプ
を用いても同様の省エネルギ効果が得られる。
2の実施の形態の設置形態を示す図であり、図6は図5
中に示した除湿空調機10の基本構成を示す説明図であ
る。この実施の形態では、除湿空調機10は、圧縮機2
60と、処理空気と熱交換する蒸発器240と、デシカ
ント再生前の再生空気と熱交換する第1の凝縮器220
と、プール水と熱交換する第2の凝縮器230とを有す
るヒートポンプとを備えている。これにより、室内空気
を取り入れて、少なくともその一部を処理空気として蒸
発器240で冷却除湿したのちデシカントを通過させて
室内に供給するとともに、ヒートポンプの圧縮機260
によって圧縮した冷媒の一部を前記第1の凝縮器220
に導いて再生空気を加熱するとともに、圧縮した冷媒の
他の一部を前記第2の凝縮器230にも導いてプール水
を加熱するようにしている。そして、図5に示すよう
に、除湿空調機10の第2の凝縮器230には経路1
7,18を介してプール水が流動して冷媒と熱交換する
ようになっている。
コントローラ301を設け、該コントローラ301は、
室内空間の温度湿度の状態や外気温度を検出して、冷房
または暖房の負荷状況を判断している。これにより、冷
媒の流量調節用の3方弁270及びデシカントロータ1
02のアクチュエータ103及び各送風機101、14
0を制御して、第1の実施の形態で示した、冷房効果が
なく肌寒さを感じない運転形態のみでなく、状況に応じ
て、適度な冷房効果を発生させることができるようにな
っている。
テムの作用について説明する。まず、第1の運転形態に
おいては、冷媒の流量調節用の3方弁270の経路20
7側を閉じて、全ての冷媒を第1の凝縮器220に導く
ようにするが、この場合には、第1の実施の形態と同じ
になるので、説明を省略する。
経路202側を閉じて、全ての冷媒を第2の凝縮器24
0に導く第2の運転形態について説明する。この場合、
第1の凝縮器220は作用せず、従って再生空気が加熱
されないので、デシカントを再生することができないた
め、デシカントの除湿作用がなくなり、処理空気は吸着
除湿されない。従って、図3の湿り空気線図の状態Mと
状態Lが等しくなって、給気が室温よりも低くなり、図
7に示した従来例と同様に冷房作用が得られる。このよ
うな第2の運転形態は、夏期など冷房することが適当な
時期に用いる。なお、プール水の温度が上昇して好まし
くない場合には、冷却水を用いて外部のクーリングタワ
ーに第2の凝縮器240の熱を排出しても差し支えな
く、また第2の凝縮器を空冷式として、外部に設置して
も差し支えない。また、再生空気を流動させる必要がな
い場合には、省エネルギのためコントローラ301によ
って、送風機140およびデシカントロータ102のア
クチュエータ103を停止させても差し支えない。
経路202側および経路207側を両方開けて、第1の
凝縮器220および第2の凝縮器240を共に作用させ
る第3の運転形態について説明する。この場合、第1の
凝縮器220における再生空気への加熱作用が弱くな
り、従ってデシカントの除湿能力が低下し、処理空気の
吸着除湿作用が低下して図3における状態Mが状態Lに近
づき、処理空気の出口の乾球温度が第1の運転形態より
も低くなる。従って、第1の運転形態と第2の運転形態
の中間的な冷房効果を抑制した運転が可能である。従っ
て、中間期にも、快適な室内環境が得られる。
ントを作動させて乾球温度を室温よりも上げた後、室内
に供給することによって冷房作用を防止しかつ省エネル
ギな運転形態ができるほか、冷房が必要な時期にはヒー
トポンプからの放熱をプール水の加熱に用いることによ
って、デシカントの除湿能力を停止して処理空気の吸着
熱による温度上昇を止め、冷房効果を発生させる運転形
態を採ることができ、またその中間的運転形態も採るこ
とができるので、年間を通じて室内プール施設の空調空
間を快適に保つことができる。
冷房が不適当な状況下では、高湿度の室内から取り入れ
た空気を、処理空気と再生空気とに分岐し、処理空気は
ヒートポンプで冷却除湿したのちデシカントでさらに吸
着除湿を行って乾球温度を室温よりも上げ、露点温度を
さらに低下させた後、室内に供給するとともに、冷房が
適当な状況下では、デシカントの作用を弱めるか、停止
させつつ、冷房効果と除湿効果を発生させることによっ
て、年間を通じて、快適で、かつペリメータゾーンの結
露防止能力が高く、かつ省エネルギな除湿空調システム
を提供することができる。
の基本構成を示す説明図である。
図である。
説明する湿り空気線図である。
明図である。
形態を示す説明図である。
図である。
気線図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 処理空気中の水分を吸着し再生空気によ
って再生されるデシカントと、処理空気を低熱源、再生
空気を高熱源として動作するヒートポンプとを備え、 室内空気を取り入れて、処理空気と再生空気とに分岐
し、処理空気をヒートポンプの低熱源によって冷却除湿
したのちデシカントで吸着除湿して室内に供給するとと
もに、再生空気をヒートポンプの高熱源で加熱したのち
デシカントを通過させてデシカントを再生することを特
徴とする除湿空調システム。 - 【請求項2】 デシカント再生後の再生空気を乾燥用の
温風として特定の箇所に供給することを特徴とする請求
項1に記載の除湿空調システム。 - 【請求項3】 デシカント再生後の再生空気を屋外に排
気することを特徴とする請求項1に記載の除湿空調シス
テム。 - 【請求項4】 処理空気中の水分を吸着し再生空気によ
って再生されるデシカントと、圧縮機と、処理空気と熱
交換する蒸発器と、デシカント再生前の再生空気と熱交
換する第1の凝縮器と、再生空気以外の熱媒体と熱交換
する第2の凝縮器とを有するヒートポンプとを備え、 室内空気を取り入れて、少なくともその一部を処理空気
として蒸発器で冷却除湿したのちデシカントを通過させ
て室内に供給するとともに、ヒートポンプの圧縮機によ
って圧縮した冷媒の一部を前記第1の凝縮器に導いて再
生空気を加熱するとともに、圧縮した冷媒の他の一部を
前記第2の凝縮器に導いて再生空気以外の熱媒体を加熱
することを特徴とする除湿空調システム。 - 【請求項5】 処理空気中の水分を吸着し再生空気によ
って再生されるデシカントと、圧縮機と、処理空気と熱
交換する蒸発器と、デシカント再生前の再生空気と熱交
換する第1の凝縮器と、再生空気以外の熱媒体と熱交換
する第2の凝縮器とを有するヒートポンプとを備え、 室内空気を取り入れて、少なくともその一部を処理空気
として蒸発器で冷却除湿するとともに、ヒートポンプの
圧縮機によって圧縮した冷媒を前記第1の凝縮器に導い
て再生空気を加熱してデシカントを再生し、冷却除湿し
た処理空気をデシカントで除湿したのち室内に供給する
第1の運転形態と、 圧縮した冷媒を前記第2の凝縮器に導いて再生空気以外
の熱媒体を加熱することによって再生空気を加熱せず、
冷却除湿した処理空気をデシカントで除湿せずに室内に
供給する第2の運転形態と、 ヒートポンプの圧縮機によって圧縮した冷媒の一部を前
記第1の凝縮器に導いて再生空気を加熱して冷却除湿し
た処理空気をデシカントで除湿したのち室内に供給する
するとともに、圧縮した冷媒の他の一部を前記第2の凝
縮器にも導いて再生空気以外の熱媒体を加熱する第3の
運転形態とを選択的に運転可能であることを特徴とする
除湿空調システム。 - 【請求項6】 前記第2の運転形態の際に、再生空気の
送風機を停止することを特徴とする請求項5に記載の除
湿空調システム。 - 【請求項7】 前記室内空気は室内プールの空間内の空
気であり、前記第2の凝縮器で熱交換する再生空気以外
の熱媒体はプール水であることを特徴とする請求項1な
いし6のいずれかに記載の除湿空調システム。 - 【請求項8】 デシカントで除湿後の処理空気を建物の
ペリメータゾーンに供給することを特徴とする請求項1
ないし7のいずれかに記載の除湿空調システム。 - 【請求項9】 ヒートポンプとして蒸気圧縮式ヒートポ
ンプを用いることを特徴とする請求項1ないし8のいず
れかに記載の除湿空調システム。 - 【請求項10】 ヒートポンプとして吸収式ヒートポン
プを用いることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
かに記載の除湿空調システム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22751097A JP3933264B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 除湿空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22751097A JP3933264B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 除湿空調システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163871A true JPH1163871A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3933264B2 JP3933264B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=16862040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22751097A Expired - Fee Related JP3933264B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 除湿空調システム |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3933264B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001221471A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-08-17 | Denso Corp | 加湿装置 |
| JP2002243226A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-08-28 | Daikin Ind Ltd | 加湿装置、除加湿機および除湿機 |
| CN100373101C (zh) * | 2004-12-15 | 2008-03-05 | 三星电子株式会社 | 除加湿装置 |
| JP2008256307A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
| JP2009115379A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Sasakura Engineering Co Ltd | 水冷媒冷凍装置およびこれを備える冷暖房システム |
| CN112984649A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-06-18 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 转轮除湿设备的再生系统以及转轮除湿设备 |
| CN117858446A (zh) * | 2023-12-14 | 2024-04-09 | 广东同方瑞风节能科技股份有限公司 | 一种内置高温热泵装置的恒温恒湿空调系统 |
| CN117956747A (zh) * | 2023-12-14 | 2024-04-30 | 广东同方瑞风节能科技股份有限公司 | 一种恒温恒湿空调系统 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP22751097A patent/JP3933264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3933264B2 (ja) | 2007-06-20 |
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