JPH1164086A - 計量装置 - Google Patents

計量装置

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JPH1164086A
JPH1164086A JP24470097A JP24470097A JPH1164086A JP H1164086 A JPH1164086 A JP H1164086A JP 24470097 A JP24470097 A JP 24470097A JP 24470097 A JP24470097 A JP 24470097A JP H1164086 A JPH1164086 A JP H1164086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載台上に載置された被計量物の重心と計量セ
ルの風袋の重心の真の合成重心位置における振動成分を
算出して被計量物の計量信号に含まれている振動成分を
正確に除去し、被計量物の質量を正確に計量すること。 【解決手段】 振動する床F上に設置されダミー信号u
d(j)を生成する複数のダミーセル21 〜2n と、床
F上に設置され被計量物Xの計量信号up(j)を生成
する計量セル3と、ダミー信号ud(j)より床Fの振
動モードを算出する床振動モード算出手段21と、振動
モードと計量信号up(j)とに基づいて被計量物Xの
重心と計量セル3の載台1aの重心の合成重心位置を表
す座標と被計量物Xの質量mとが含まれているパラメー
タ、及び質量mが含まれているパラメータcを算出する
パラメータ算出手段22と、パラメータcに基づいて床
Fの振動に基づく振動成分を除去した質量mを算出する
質量算出手段23と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計量用荷重変換
手段と補正用荷重変換手段を備える計量装置に関し、詳
しくは、例えば船上のように振動する床に設置されても
正確な重量又は質量の計量を可能にする計量装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記従来の計量装置として本願出願に係
る出願人が先に出願している計量装置がある(特願平8
−209319号)。その計量装置は、図9に示すよう
に、計量器1を構成する計量セル3と複数のダミーセル
1 〜2n を備えており、これら計量セル3とダミーセ
ル21 〜2n は振動する同一の床Fに異なる高さ位置に
設けられている。これら複数のダミーセル21 〜2n
ら出力される各アナログダミー信号は、増幅器51 〜5
n で増幅されてアナログ・デジタル変換器(A/D変換
器)61 〜6n でデジタル信号に変換され、そして、デ
ジタルフィルタ101 〜10n を通過してデジタルダミ
ー信号ud1 (j)〜udn (j)となり床振動算出手
段11に入力する。床振動算出手段11は、ダミー信号
ud1 〜udn に含まれている振動成分に基づいて床F
の振動モードを検出して計量セル3が設置されている位
置における上下方向の振動成分を算出し、その算出した
振動成分を床振動補正手段12に出力する。
【0003】一方、計量セル3から出力されるアナログ
計量信号は、増幅器4で増幅されてA/D変換器60で
デジタル信号に変換され、そして、デジタルフィルタ9
を通過してデジタル計量信号up(j)となり床振動補
正手段12に入力する。床振動補正手段12は、計量セ
ル3から出力される計量信号up(j)から床振動算出
手段11が算出した計量セル3が設置されている位置に
おける上下方向の振動成分を除去し、これによって、床
Fの振動に基づく計量誤差を除去した補正済み計量信号
である被計量物Xの質量mを出力する。
【0004】なお、上記従来の計量装置の床振動算出手
段11は、計量セル3が設置されている位置、例えば被
計量物Xの重心と計量セル3に設けられている載台(風
袋)30の重心の合成重心位置が予め記憶されており、
この予め決められて記憶されている合成重心位置におけ
る上下方向の振動成分を算出して、この振動成分を計量
信号up(j)に含まれている振動成分とみなしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、載台30上に
載置された被計量物Xの重心と計量セル3に設けられて
いる載台30の重心の真の合成重心位置は、被計量物X
の大きさ、形状、及び載台30上の被計量物Xの載置位
置によって変わるので、被計量物Xを計量するごとにそ
の真の合成重心位置が変動する。このように、計量の際
のその真の合成重心位置が、床振動算出手段11に記憶
されている所定の合成重心位置と相違することとなる
と、真の合成重心位置における床振動に基づく振動成分
と記憶部に記憶されている合成重心位置における床振動
に基づく振動成分とが相違することとなり、これによっ
て、計量セル3から出力される計量信号up(j)に含
まれている振動成分と床振動算出手段11が算出した振
動成分とが一致せず、その結果、計量信号up(j)に
含まれている床振動に基づく振動成分を精度良く除去す
ることができないので、被計量物Xの質量mを精度良く
計量することができないという問題がある。
【0006】本発明は、床振動に基づく計量誤差を排除
する計量装置において、載台上に載置された被計量物の
重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心の真の合成重心
位置又は真の合成重心位置に近い位置における振動成分
を算出して被計量物の質量又は重量を正確に計量するこ
とができる計量装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る計量装
置は、振動する物体上に設置され既知の補正用質量に基
づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号を生成す
る複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に設置され
被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計量信号を
生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補正用荷重
変換手段から生成される上記補正信号に基づいて上記物
体の振動モードを算出する振動モード算出手段と、この
算出された上記振動モードと上記計量信号とに基づいて
当該計量信号に対応する被計量物の重心と当該計量用荷
重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す座標と当
該被計量物の質量とが含まれているパラメータ、及び当
該被計量物の質量が含まれているパラメータを算出する
パラメータ算出手段と、当該被計量物の質量が含まれて
いるパラメータに基づいて上記合成重心位置を表す座標
が算出された当該被計量物の、上記物体の振動に基づく
振動成分を除去した質量を算出する質量算出手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0008】第2の発明に係る計量装置は、振動する物
体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けて
この重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷
重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を
受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷
重変換手段と、上記複数の補正用荷重変換手段から生成
される上記補正信号に基づいて上記物体の振動モードを
算出する振動モード算出手段と、この算出された上記振
動モードと既知の質量の標本を上記計量用荷重変換手段
に負荷したときの計量信号とに基づいて当該計量信号を
出力した上記計量用荷重変換手段の風袋の重心と当該計
量用荷重変換手段に負荷されている上記標本の重心の合
成重心位置の座標を算出する座標算出手段と、上記振動
モードと上記合成重心位置の座標を使用して当該合成重
心位置の座標における被計量物の計量信号に含まれてい
る振動成分を算出する振動算出手段と、上記合成重心位
置が算出された上記計量用荷重変換手段が被計量物の重
量を受けて生成した計量信号から当該合成重心位置の上
記振動成分を除去した補正済み計量信号を生成する振動
補正手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】第3の発明に係る計量装置は、振動する物
体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けて
この重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷
重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を
受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷
重変換手段と、上記複数の補正用荷重変換手段から生成
される上記補正信号に基づいて上記物体の振動モードを
算出する振動モード算出手段と、この算出された上記振
動モードと既知の質量の標本を上記計量用荷重変換手段
に負荷したときの計量信号とに基づいて当該計量信号を
出力した上記計量用荷重変換手段の風袋の重心と当該計
量用荷重変換手段に負荷されている上記標本の重心の合
成重心位置の座標を算出する座標算出手段と、上記振動
モードと上記合成重心位置の座標を使用して当該合成重
心位置における被計量物の計量信号に含まれている振動
成分を算出する振動算出手段と、上記合成重心位置が算
出された上記計量用荷重変換手段が被計量物の重量を受
けて生成した計量信号を当該合成重心位置の上記振動成
分で除算して当該略合成重心位置にある被計量物の、上
記物体の振動に基づく振動成分を除去した質量と対応す
る値を算出する質量算出手段と、を具備することを特徴
とするものである。
【0010】第4の発明に係る計量装置は、振動する物
体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けて
この重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷
重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を
受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷
重変換手段と、上記複数の補正用荷重変換手段から生成
される上記補正信号に基づいて上記物体の振動モードを
算出する振動モード算出手段と、この算出された上記振
動モードと上記計量信号とに基づいて当該計量信号に対
応する被計量物の重心と当該計量用荷重変換手段の風袋
の重心の合成重心位置を表す座標と当該被計量物の質量
とが含まれているパラメータ、及び当該被計量物の質量
が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手
段と、上記パラメータに基づいて被計量物の重心と当該
被計量物が負荷されている計量用荷重変換手段の風袋の
重心の合成重心位置を表す座標を算出する座標算出手段
と、上記振動モードと上記合成重心位置の座標を使用し
て当該合成重心位置の座標における振動成分を算出する
振動算出手段と、上記合成重心位置が算出された上記計
量用荷重変換手段が生成した計量信号から当該合成重心
位置の上記振動成分を除去した補正済み計量信号を生成
する振動補正手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
【0011】第5の発明に係る計量装置は、振動する物
体上に設置され既知の補正用質量に基づく重量を受けて
この重量に対応する補正信号を生成する複数の補正用荷
重変換手段と、上記物体上に設置され被計量物の重量を
受けてこの重量に対応する計量信号を生成する計量用荷
重変換手段と、上記複数の補正用荷重変換手段から生成
される上記補正信号に基づいて上記物体の振動モードを
算出する振動モード算出手段と、この算出された上記振
動モードと上記計量信号とに基づいて当該計量信号に対
応する被計量物の重心と当該計量用荷重変換手段の風袋
の重心の合成重心位置を表す座標と当該被計量物の質量
とが含まれているパラメータ、及び当該被計量物の質量
が含まれているパラメータを算出するパラメータ算出手
段と、上記パラメータに基づいて被計量物の重心と当該
被計量物が負荷されている計量用荷重変換手段の風袋の
重心の合成重心位置を表す座標を算出する座標算出手段
と、上記振動モードと上記合成重心位置の座標を使用し
て当該合成重心位置の座標における振動成分を算出する
振動算出手段と、上記合成重心位置が算出された上記計
量用荷重変換手段が生成した計量信号を当該合成重心位
置の上記振動成分で除算して当該合成重心位置にある被
計量物の、上記物体の振動に基づく振動成分を除去した
質量と対応する値を算出する質量算出手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0012】第6の発明に係る計量装置は、第1、第
2、第3、第4、又は第5の発明において、上記振動モ
ード算出手段は、上記複数の補正用荷重変換手段から生
成される上記補正信号のZ軸方向の振動成分に基づい
て、夫々が互いに直交するX軸、Y軸及び上記Z軸を座
標軸としてX軸回りの回転運動の加速度B(t)、Y軸
回りの回転運動の加速度A(t)、Z軸方向の直線運動
の加速度C(t)、及びX軸回りの回転運動の速度とY
軸回りの回転運動の速度に基づいて決まる速度D(t)
を含む振動モードを算出することを特徴とするものであ
る。
【0013】第1の発明に係る計量装置によると、計量
用荷重変換手段が被計量物を計量してその重量に対応し
た計量信号を出力し、その計量用荷重変換手段と同一の
物体上に設置されている複数の補正用荷重変換手段が既
知の補正用質量の重量に対応した補正信号を出力する。
振動モード算出手段は、補正用荷重変換手段から出力さ
れる補正信号を使用して振動する物体の振動モードを算
出する。パラメータ算出手段は、この算出された振動モ
ードと計量信号とに基づいて、その計量信号に対応する
被計量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心の合
成重心位置を表す座標と当該被計量物の質量とが含まれ
ているパラメータ、及び当該被計量物の質量が含まれて
いるパラメータを算出し、質量算出手段は、被計量物の
質量が含まれているパラメータに基づいて被計量物の、
振動成分を除去した質量を求めることができる。
【0014】第2の発明に係る計量装置の計量用荷重変
換手段、補正用荷重変換手段、及び振動モード算出手段
は、第1の発明に係る計量装置のものと同様に作用す
る。第2の発明に係る計量装置によると、計量の準備段
階で、既知の質量の標本を計量用荷重変換手段に負荷し
たときの計量信号と振動モードとに基づいてその計量信
号を出力した計量用荷重変換手段の風袋の重心と標本の
重心の合成重心位置の座標を座標算出手段が算出し、計
量段階で、被計量物の計量時に算出した振動モードを使
用して上記算出した合成重心位置の座標における被計量
物の計量信号に含まれている振動成分を振動算出手段が
算出する。そして、振動補正手段が、その合成重心位置
が算出された計量用荷重変換手段が被計量物の重量を受
けて生成した計量信号からこの合成重心位置の振動成分
を除去して補正済み計量信号を生成することができる。
【0015】第3の発明に係る計量装置の計量用荷重変
換手段、補正用荷重変換手段、振動モード算出手段、及
び座標算出手段は、第2の発明に係る計量装置のものと
同様に作用する。第3の発明に係る計量装置によると、
被計量物の計量時に算出して得られた振動モードと標本
についての合成重心位置の座標を使用して、その合成重
心位置の座標における被計量物の計量信号に含まれてい
る振動成分を振動算出手段が算出し、質量算出手段が、
その合成重心位置が算出された計量用荷重変換手段が生
成する被計量物の計量信号をその合成重心位置の上記振
動成分で除算して、略合成重心位置にある被計量物の、
振動成分を除去した質量と対応する値を算出することが
できる。
【0016】第4の発明に係る計量装置の計量用荷重変
換手段、補正用荷重変換手段、振動モード算出手段、及
びパラメータ算出手段は、第1の発明に係る計量装置の
ものと同様に作用する。第4の発明に係る計量装置によ
ると、パラメータ算出手段が算出したパラメータに基づ
いて被計量物の重心と当該被計量物が負荷されている計
量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す座
標を座標算出手段が算出し、上記振動モードを使用して
この算出した合成重心位置の座標における振動成分を振
動算出手段が算出する。そして、振動補正手段が、その
合成重心位置が算出された計量用荷重変換手段が生成し
た計量信号からこの合成重心位置の振動成分を除去して
補正済み計量信号を生成することができる。
【0017】第5の発明に係る計量装置の計量用荷重変
換手段、補正用荷重変換手段、振動モード算出手段、パ
ラメータ算出手段、及び座標算出手段は、第4の発明に
係る計量装置のものと同様に作用する。第5の発明に係
る計量装置によると、算出して得られた振動モードと合
成重心位置の座標を使用してその合成重心位置の座標に
おける振動成分を振動算出手段が算出し、質量算出手段
が、その合成重心位置が算出された計量用荷重変換手段
が生成した計量信号をその合成重心位置の上記振動成分
で除算して、振動成分を除去した被計量物の質量と対応
する値を算出することができる。
【0018】第6の発明に係る計量装置によると、振動
モード算出手段は、補正用荷重変換手段から出力される
補正信号を使用して振動する物体の振動モードA
(t)、B(t)、C(t)、及びD(t)を算出する
ことができる。そして、計量用荷重変換手段の出力する
計量信号からその計量用荷重変換手段に対して算出され
た物体の振動に基づくZ軸方向の振動成分を除去する。
即ち、物体の振動モードとしてA(t)、B(t)、C
(t)に加えて、X軸回りの回転運動の速度とY軸回り
の回転運動の速度に基づいて決まる速度D(t)を求め
ているから、補正用荷重変換手段と計量用荷重変換手段
どうし、補正用荷重変換手段どうし、又は計量用荷重変
換手段どうしを、Z軸方向の振動方向に対して互いに離
れた位置に設けた場合であっても、計量信号を正確に補
正することが可能である。しかも、補正用荷重変換手段
と計量用荷重変換手段どうし、補正用荷重変換手段どう
し、又は計量用荷重変換手段どうしを、X軸方向、又は
Y軸方向に対して互いに離れた位置に設けた場合であっ
ても、計量信号を正確に補正することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態(請求項1
に係る発明と対応する実施形態)を図1、図7及び図8
を参照して説明する。図1は、この実施形態に係る計量
装置の信号処理系の概略構成を示すブロック図である。
同図において、1は計量器であり、21 〜2n は補正用
荷重変換手段(以下、「ダミーセル」という。)であ
る。計量器(計量用荷重変換手段)1は、重量検出部
(以下、「計量セル」という。)3を有している。計量
セル3は、図1に示すように、一方の端部が床Fに固定
され、他方の端部には被計量物Xが載置される載台1a
が取り付けられており、載台1aに載置された被計量物
Xの重量を計量して、その重量に応じたアナログ計量信
号Wを出力する。
【0020】ダミーセル21 〜2n は、床Fの振動を検
出するためのものであり、4台以上設けてある。各ダミ
ーセル21 〜2n の一方の端部が計量セル3が取り付け
られている床Fに固定され、他方の端部には既知質量M
0 の分銅(補正用質量)33を取り付けて自由端として
ある。各ダミーセル21 〜2n は、床Fからの振動を受
ける状態で分銅33の既知質量M0 に基づく重量を受け
てこの重量と対応するアナログ補正信号(ダミー信号)
1 〜Dn を出力する。質量M0 は、各ダミーセル21
〜2n の風袋質量を含むものとする。
【0021】なお、計量セル3は、床Fから高さH1
位置に設置してある。そして、ダミーセル21 〜2n-1
は、床Fから所定の同一の高さH2 (H2 <H1 )の位
置であって同一平面上に設置してあり、ダミーセル2n
は、床Fから所定の高さH3(H3 <H2 )の位置に設
置してある。ここで、計量セル3の設置位置とは、載台
1aに載置されている被計量物Xの質量mと計量セル3
の風袋質量M1 との合成質点(合成重心)の位置の近傍
をいう。このように、計量セル3の設置位置を合成重心
の位置の近傍としたのは、合成重心の位置が被計量物X
の大きさや形状により変わるし、載台1a上の被計量物
Xの載置位置が計量のたびに変わるからである。ダミー
セル2の設置位置とは、ダミーセル2に設けられている
分銅33の質量M0 (この質量M0 は、ダミーセル2自
体の風袋質量を含む質量である。)の質点(重心)の位
置をいう。ただし、所定の複数の計量セルを使用して1
つの被計量物を計量する場合は、これら所定の複数の計
量セルによって計量される被計量物の質量m、及びこれ
ら複数の計量セルの風袋質量M1 、M1 、・・・・の合
成重心の近傍をこれら複数の計量セルの設置位置とい
う。
【0022】図1に示す70は、CPUの内部構造を示
すブロック図である。このCPU70は、デジタルフィ
ルタ9、101 〜10n 、床振動モード算出手段21、
パラメータ算出手段22、質量算出手段23を備えてい
る。計量セル3から出力されるアナログ計量信号Wは、
増幅器4で増幅されてアナログ・デジタル変換器(A/
D変換器)60でデジタル信号に変換され、そして、デ
ジタルフィルタ(ローパスフィルタ)9を通過してデジ
タル計量信号up(j)となりパラメータ算出手段22
に入力するように構成されている。デジタルフィルタ9
は、主として被計量物Xを載台1a上に載置した際に生
じる比較的高周波数の振動成分を除去することができ
る。一方、ダミーセル21 〜2n から出力される各アナ
ログダミー信号D1 〜Dnは、増幅器51 〜5n でそれ
ぞれ増幅されて対応する各A/D変換器61 〜6nでデ
ジタル信号に変換され、そして、各デジタルフィルタ1
1 〜10n を通過してデジタルダミー信号ud
1 (j)〜udn (j)となり床振動モード算出手段2
1に入力するように構成されている。
【0023】床振動モード算出手段21は、デジタルフ
ィルタ101 〜10n を通過したデジタルダミー信号u
1 (j)〜udn (j)の振動成分に基づいて床Fの
振動モードA(j)、B(j)、(g(j)+C
(j))、D(j)を検出して、床Fの計量セル3が設
置されている位置における上下方向(Z軸方向)の振動
成分を算出する手段である。振動モードA(j)、B
(j)、(g(j)+C(j))、D(j)について
は、後述する。
【0024】パラメータ算出手段22は、床振動モード
算出手段21によって算出された上記振動モードと計量
信号up(j)とに基づいて当該計量信号up(j)に
対応する被計量物Xの重心と計量器1の載台1aの重心
の合成重心位置を表す各座標xp 、yp 、及びzp と当
該被計量物Xの質量mとが含まれているパラメータa、
b、d、並びに当該被計量物Xの質量mが含まれている
パラメータcを算出する手段である。パラメータa、
b、c、dについては、後述する。
【0025】質量算出手段23は、被計量物Xの質量m
が含まれているパラメータcに基づいて、この被計量物
Xに係る合成重心位置を表す座標Pp が算出された当該
被計量物Xの、床Fの振動に基づく振動成分を除去した
質量mを算出する手段である。このように、低周波数の
床振動成分を除去する補正により、デジタルフィルタ9
のカットオフ周波数を高く設定することを可能にして、
高速、高精度計量を実現することができる。
【0026】上記構成の計量装置によると、計量セル3
が被計量物Xを計量してその重量に対応した計量信号u
p(j)を出力し、その計量セル3と同一の床F上に設
置されている複数のダミーセル21 〜2n が分銅33の
既知の質量M0 の重量に対応したダミー信号ud
1 (j)〜udn (j)を出力する。床振動モード算出
手段21は、ダミーセル21 〜2n から出力されるダミ
ー信号ud1 (j)〜udn(j)を使用して振動する
床Fの振動モードを算出する。パラメータ算出手段22
は、この算出された振動モードと計量信号up(j)と
に基づいて、その計量信号up(j)に対応する被計量
物Xの重心と計量セル3の載台1aの重心の合成重心位
置を表す各座標xp 、yp 、及びzp と当該被計量物X
の質量mとが含まれているパラメータa、b、d、並び
に当該被計量物Xの質量mが含まれているパラメータc
を算出し、質量算出手段23は、被計量物Xの質量mが
含まれているパラメータcに基づいて被計量物Xの、振
動成分を除去した質量mを求めることができる。
【0027】そして、この計量装置によると、計量のた
びに、例えば計量セル3の載台1a上に載置される被計
量物Xの載置位置が変わり、更に、被計量物Xの大き
さ、形状等が変わることによって、被計量物Xの重心と
計量セル3の載台1aの重心の合成重心位置の座標Pp
(xp 、yp 、zp )が変動しても、パラメータ算出手
段22が、被計量物Xの重心と計量セル3の載台1aの
重心の合成重心位置を表す各座標xp 、yp 、及びzp
と当該被計量物Xの質量mとが含まれているパラメータ
a、b、d、並びに当該被計量物Xの質量mが含まれて
いるパラメータcを算出する構成であるので、計量信号
up(j)からその変動した合成重心位置の座標P
p (xp 、yp 、zp )における振動成分を除去した被
計量物Xの質量mを生成することができる。従って、こ
の計量装置によると、合成重心位置Pp(xp 、yp
p )の変動に基づく計量誤差が発生せず、これによっ
て被計量物Xの質量mを精度良く計量することができ
る。なお、被計量物Xの質量mに重力加速度gを乗算す
ることにより、被計量物Xの重量を生成する構成とする
ことができる。
【0028】次に、上記計量装置に設けられているCP
U70が、計量信号up(j)から振動成分を除去して
被計量物Xの質量mを表す補正済み計量信号を出力する
理論について説明する。上記計量装置において使用する
計量セル3及びダミーセル21 〜2n (以下、「ロード
セル」という。)を図7に示す。このタイプのロードセ
ル3(2)は、4箇所のノッチ部31の夫々の外側表面
に張り付けられた歪ゲージ32によって、ロードセル3
(2)の変形状態を歪み量として検出するものである。
更に、これら4枚の歪ゲージ32はホイートストンブリ
ッジを構成しており、ロードセル3(2)が破線で示す
ようにロバーバル(平行四辺形)状態に変形した場合の
み出力が変化し、それ以外の変形状態では、出力は変化
しないようになっている。従って、ロードセル3(2)
の固定(床F)側3a(2a)と荷重(分銅33)側3
b(2b)の相対変位のうち、変形の成分のみが検出さ
れるから、床振動に対して垂直方向成分(Z軸方向成
分)のみを考慮すればよいことがわかる。
【0029】今、図8に示すように、床Fと結合する
X’Y’平面上の点Pp (xp 、yp、zp )に計量セ
ル3の上記合成重心が位置し、床Fと結合するXY平面
上とこのXY平面と平行する他の平面上の4つの各点P
d1(xd1、yd1、zd1)〜Pd4(xd4、yd4、zd4)に
4台の各ダミーセル2の分銅33の重心が位置している
とする。XY平面の振動は、X軸回りの回転θ
x (t)、Y軸回りの回転θy (t)、及びXY平面に
垂直なZ軸方向の運動dz (t)から成る。それ以外の
運動は、ここで使用するロードセル3(2)では検出し
ないので、ここでは論じない。なお、XY平面とX’
Y’平面は、互いに平行し、両平面の距離をzp とす
る。また、両平面の間には、相対的な変位がないとす
る。ここで、計量セル3が出力する計量信号up(j)
は、
【0030】 up(j)=k1 (m+M1 )〔g(j)+Vp (j)〕 =k1 (m+M1 )〔xp ・θy ”(j)+yp ・θx ”(j)+ g(j)+dz ”(j)+zp ・(θx ’(j)2 +θy ’(j)2 )〕 ・・・・(1)
【0031】と表すことができる。ただし、jは、デジ
タル計量信号up(j)の時間における順番(j=1、
2、3、・・・)を表す。k1 は計量セル3のばね定
数、mは被計量物Xの質量、M1 は載台1aの質量、g
(j)は重力加速度のX’Y’平面に対して垂直方向の
成分、Vp (j)はg(j)を除く計量信号up(j)
に含まれている床振動の成分である。そして、各θy
(j)、θx ”(j)、dz ”(j)は、各θ
y (j)、θx (j)、dz (j)を時間で夫々二階微
分したものであり、各θx ’(j)、θy ’(j)は、
各θx (j)、θy (j)を時間で夫々一階微分したも
のである。ここで、
【0032】 θy ”(j)=A(j)、θx ”(j)=B(j)、dz ”(j)=C(j) 、θx ’(j)2 +θy ’(j)2 =D(j) ・・・・(2) と置くと、(1)式を
【0033】 up(j)=k1 (m+M1 )〔xp ・A(j)+yp ・B(j)+ (g(j)+C(j))+zp ・D(j)〕 ・・・・(3)
【0034】と書き直すことができる。同様に、床Fと
結合するXY平面上とこのXY平面と平行する他の平面
上に設置されている例えば4台ダミーセル21 〜24
ダミー信号ud1 (j)〜ud4 (j)は、
【0035】 ud(j)=k2 0 〔g(j)+Vd (j)〕 =k2 0 〔xd ・A(j)+yd ・B(j)+(g(j)+ C(j))+zd ・D(j)〕 ・・・・(4) より、ud1 (j)〜ud4 (j)は、 ud1 (j)=k2 0 〔xd1・A(j)+yd1・B(j)+(g(j)+ C(j))+zd1・D(j)〕 ・・・・・・・・・・・・・・ ud4 (j)=k2 0 〔xd4・A(j)+yd4・B(j)+(g(j)+ C(j))+zd4・D(j)〕 ・・・・(5)
【0036】と表すことができる。ただし、k2 は各ダ
ミーセル2のばね定数、M0 は各分銅33の質量、g
(j)は重力加速度のXY平面に対する垂直成分、Vd
(j)はg(j)を除く各ダミー信号ud(j)に含ま
れている床振動の成分である。次に、4台の各ダミーセ
ル21 〜24 から出力されるダミー信号ud1 (j)〜
ud4 (j)と各座標Pd1(xd1、yd1、zd1)〜Pd4
(xd4、yd4、zd4)を(5)式に代入して4元1次連
立方程式を解くことにより床Fの振動モードA(j)、
B(j)、(g(j)+C(j))、D(j)を求める
ことができる。なお、jは、1、2、3、・・・であ
る。そして、k2 0 の影響は、各ダミー信号ud
1 (j)〜ud4 (j)をk2 0 で予め割っておくこ
とにより除去することができる。また、実際には、各ダ
ミーセル21 〜24 のダミー信号ud1(j)〜ud4
(j)は、誤差を含んでいるので、4台以上のダミーセ
ル21 〜2n を設けて、ダミー信号ud1 (j)〜ud
n (j)と各座標Pd1(xd1、yd1、zd1)〜Pdn(x
dn、ydn、zdn)を用いて例えば最小自乗法等を使用し
て振動モードA(j)、B(j)、(g(j)+C
(j))、D(j)を求めるのが良い。本実施形態で
は、4台以上のダミーセル21 〜2n を設けてある。こ
の振動モードA(j)、B(j)、(g(j)+C
(j))、D(j)を求めるのが床振動モード算出手段
21である(図1参照)。次に、(3)式のup(j)
【0037】 up(j)=a・A(j)+b・B(j)+c・(g(j)+C(j)) +d・D(j) ・・・・(6)
【0038】の式に変形する。ただし、 a=k1 (m+M1 )・xp b=k1 (m+M1 )・yp c=k1 (m+M1 ) d=k1 (m+M1 )・zp
【0039】である。そこで、計量セル3から出力され
る計量信号up(j)と(5)式によって求めた振動モ
ードA(j)、B(j)、(g(j)+C(j))、D
(j)を用いて、例えば4元1次連立方程式を解いて
(6)式のパラメータa、b、c、dを求める。ただ
し、パラメータa、b、c、dを最小自乗法を使用して
求めてもよい。このパラメータa、b、c、dを求める
のがパラメータ算出手段22である(図1参照)。パラ
メータ算出手段22は、パラメータcを質量算出手段2
3に出力する。この求められたパラメータcは、c=k
1 (m+M1 )であるので、被計量物の質量mを m=(c/k1 )−M1 ・・・・(7) により求めることができる。この(7)式を演算して被
計量物の質量mを出力するのが質量算出手段23であ
る。この質量mは、計量信号up(j)から床振動成分
を除去した補正済みの計量信号である。
【0040】次に、第2実施形態(請求項2に係る発明
と対応する実施形態)を図2を参照して説明する。第2
実施形態の計量装置は、第1実施形態の図1に示すCP
U70に変えて、図2に示すCPU71を設けた構成と
したところである。これ以外は、第1実施形態と同等で
あるので同等部分の詳細な説明を省略する。第2実施形
態の計量装置は、計量ごとに被計量物Xの合成重心位置
が殆ど変化しないが、その合成重心位置が不明である場
合や、被計量物の大きさが変更してその合成重心位置が
不明である場合、に適用すると都合のよい装置である。
例えば、自動重量選別装置や組合せ秤に適用することが
できる。
【0041】自動重量選別装置に適用したこの計量装置
のCPU71は、図2に示すように、デジタルフィルタ
9、101 〜10n 、床振動モード算出手段21、座標
算出手段14、座標位置の振動算出手段15、及び床振
動補正手段12を備えている。デジタルフィルタ9、1
1 〜10n と床振動モード算出手段21は、第1実施
形態のものと同等であるので説明を省略する。座標算出
手段14は、被計量物Xの標本(被計量物Xの平均的な
形状と重量を備えるもの。)を使用して、この標本を計
量セル3に設けられている例えば計量コンベア(図示せ
ず)上に供給したときの計量信号up(j)と振動モー
ドA(j)、B(j)、(g(j)+C(j))、D
(j)を(3)式に代入して最小自乗法を使用して、標
本の重心と計量コンベア(風袋)の重心の合成重心位置
を表す座標Pp (xp 、yp 、zp )を算出する手段で
ある。振動モードA(j)、B(j)、(g(j)+C
(j))、D(j)は、床振動モード算出手段21によ
り算出されている。ただし、mは標本の質量、M1 は計
量コンベアの質量とする。そして、この合成重心位置を
表す座標Pp (xp 、yp 、zp )を最小自乗法を使用
して求めたが、これ以外にも従来公知の例えば4元1次
連立方程式を解いて求めてもよい。
【0042】座標位置の振動算出手段15は、座標算出
手段14が求めた座標Pp (xp 、yp 、zp )と計量
段階で床振動モード算出手段21が求めた振動モードA
(j)、B(j)、g(j)+C(j)、D(j)を使
用して、この座標Pp (xp、yp 、zp )における被
計量物Xの計量信号up(j)に含まれている床振動に
基づく振動成分(g(j)+Vp (j))=Kp を算出
する手段である。つまり、座標Pp (xp 、yp
p )における計量信号up(j)に含まれている床振
動の振動成分Kp (j)は、(3)式より、
【0043】 Kp (j)=(g(j)+Vp (j)) =〔xp ・A(j)+yp ・B(j)+(g(j)+C(j)) +zp ・D(j)〕 ・・・・(8)
【0044】と表すことができる。この(8)式に座標
p (xp 、yp 、zp )と計量段階で床振動モード算
出手段21が求めた床振動モードA(j)、B(j)、
(g(j)+C(j))、D(j)を代入することによ
り、この座標Pp (xp 、yp、zp )における床振動
に基づく振動成分Kp (j)を算出することができる。
【0045】床振動補正手段12は、計量セル3から出
力される計量信号up(j)から振動算出手段15が算
出した座標位置における上下方向の振動成分Kp (j)
を除去し、床Fの振動に基づく計量誤差を除去した補正
済み計量信号である被計量物Xの質量mを出力する手段
である。なお、計量信号up(j)から振動成分K
p(j)を除去して質量mを求める方法は、従来公知の
方法を使用すればよい。例えば、計量信号up(j)は
(3)式より、 up(j)=k1 (m+M1 )〔xp ・A(j)+yp ・B(j)+ (g(j)+C(j))+zp ・D(j)〕 ・・・・(3) で表され、この質量mに近い質量信号m’が床振動補正
手段12より出力されているので、 G(j)=k1 (m’+M1 )・(Kp (j)−g) ・・・・(9) を算出して、up(j+1)からG(j)を減算する。
これにより(3)式からKp (j)を除去することがで
きるので、上記演算を繰り返し行うことにより質量mを
正確に演算することができる。ただし、gは、重力加速
度の9.8m/s2 である。
【0046】上記構成の計量装置は、計量の準備段階に
おいて、座標算出手段14が、振動モードと質量が既知
の被計量物の標本の計量信号up(j)に基づいてその
合成重心位置の座標Pp (xp 、yp 、zp )を算出
し、計量段階において、振動算出手段15が、計量状態
における振動モードを使用して、その標本についての合
成重心位置の座標Pp における振動成分Kp (j)を算
出し、床振動補正手段12が、計量セル3が生成した被
計量物Xの計量信号up(j)からこの合成重心位置P
p の振動成分Kp (j)を除去して補正済み計量信号m
を生成することができる。従って、被計量物Xの重心と
計量セル3の計量コンベアの風袋の重心の合成重心位置
の座標Pp (xp 、yp 、zp )が不明確であったり、
被計量物Xの変更等により合成重心位置が変動する場合
であっても、被計量物の標本により算出された合成重心
位置Pp における計量信号up(j)に含まれている振
動成分Kp (j)を、その被計量物Xの計量信号up
(j)から除去して被計量物Xの質量mを生成すること
ができる。これによって、合成重心位置の変動に基づく
計量誤差を低減させることができ、その結果、被計量物
Xの質量mを従来よりも精度良く計量することができ
る。
【0047】次に、第3実施形態(請求項3に係る発明
と対応する実施形態)を図3を参照して説明する。第3
実施形態の計量装置は、第2実施形態の図2に示すCP
U71の床振動補正手段12に代えて、図3に示すよう
に、質量算出手段17を設けた構成としたところであ
る。これ以外は、第2実施形態と同等であるので同等部
分の詳細な説明を省略する。第3実施形態の計量装置
は、第2実施形態と同様に、計量ごとに被計量物Xの合
成重心位置が殆ど変化しないが、その合成重心位置が不
明である場合や、被計量物の変更によりその大きさが変
更してその合成重心位置が変動する場合に適用すると都
合のよい装置である。例えば、自動重量選別装置や組合
せ秤に適用することができる。
【0048】質量算出手段17は、計量セル3が被計量
物Xの重量を受けて生成した(3)式で表される計量信
号up(j)を、振動算出手段15が(8)式を演算し
て求めた当該合成重心位置の座標Pp (xp 、yp 、z
p )での振動成分Kp (j)と計量セル3のばね定数k
1 とで除算して、その除算値から計量コンベアの質量M
1 を減算して当該略合成重心位置にある被計量物Xの、
振動成分を除去した質量mを算出する手段である。即
ち、質量mは、
【0049】 m=〔up(j)/(Kp (j)・k1 )〕−M1 ・・・(10)
【0050】により求めることができる。この(10)
式の演算を行うのが質量算出手段17である。従って、
第2実施形態と同様に、被計量物Xの重心と計量セル3
の計量コンベアの重心の合成重心位置の座標P
p (xp 、yp 、zp )が不明確であったり、被計量物
の変更により変動する場合であっても、被計量物Xの計
量信号up(j)から、被計量物の標本に基づいて算出
された合成重心位置Pp における振動成分Kp (j)を
除去して被計量物Xの質量mを生成することができる。
【0051】次に、第4実施形態(請求項4に係る発明
と対応する実施形態)を図4を参照して説明する。第4
実施形態の計量装置は、第1実施形態の図1に示すCP
U70に変えて、図4に示すCPU72を設けた構成と
したところである。これ以外は、第1実施形態と同等で
あるので同等部分の詳細な説明を省略する。第4実施形
態の計量装置は、第1実施形態の計量装置と同様に、計
量ごとに被計量物Xの形状、大きさが変わり、合成重心
位置が変動する場合でも、その変動する合成重心位置の
座標を計算してその合成重心位置における振動成分を計
量振動から除去することができ、これによって、被計量
物Xの質量mを正確に計量することができる装置であ
る。この計量装置のCPU72は、図4に示すように、
デジタルフィルタ9、101 〜10n 、床振動モード算
出手段21、パラメータ算出手段19、座標算出手段1
8、座標位置の振動算出手段15、床振動補正手段12
を備えている。デジタルフィルタ9、101 〜10n
床振動モード算出手段21、及びパラメータ算出手段2
2は第1実施形態のものと同等であり、座標位置の振動
算出手段15、及び床振動補正手段12は第2実施形態
のものと同等であるので説明を省略する。上記各実施形
態と相違するところは、パラメータ算出手段19と座標
算出手段18である。
【0052】第1実施形態のパラメータ算出手段22と
第4実施形態のパラメータ算出手段19が相違するとこ
ろは、第1実施形態のパラメータ算出手段22がパラメ
ータa、b、c、dを算出してパラメータcを質量算出
手段23に出力するのに対して、第4実施形態のパラメ
ータ算出手段19がパラメータa、b、c、dを算出し
てこれらパラメータa、b、c、dを座標算出手段18
に出力するところである。
【0053】座標算出手段18は、パラメータ算出手段
19が(6)式によって算出した各パラメータa、b、
dをcで除算することにより、被計量物Xの重心と当該
被計量物Xが負荷されている計量セル3の載台1aの重
心の合成重心位置を表す座標Pp (xp 、yp 、zp
を算出する手段である。
【0054】第4実施形態の計量装置によると、第1実
施形態の計量装置と同様に、計量のたびに、例えば計量
セル3の載台1a上に載置される被計量物Xの載置位置
が変わり、更に、被計量物Xの大きさ、形状等が変わる
ことによって、被計量物Xの重心と計量セル3の載台1
aの重心の合成重心位置の座標Pp (xp 、yp
p )が変動しても、パラメータ算出手段22が、被計
量物Xの重心と計量セル3の載台1aの重心の合成重心
位置を表す各座標xp 、yp 、及びzp と当該被計量物
Xの質量mとが含まれているパラメータa、b、d、並
びに当該被計量物Xの質量mが含まれているパラメータ
cを算出することができる。そして、座標算出手段18
は、
【0055】 a=k1 (m+M1 )・xp b=k1 (m+M1 )・yp d=k1 (m+M1 )・zp ・・・・(11)
【0056】の各式をc=k1 (m+M1 )で除算する
ことにより、各座標xp 、yp 、zpを、
【0057】 xp =a/c yp =b/c zp =d/c ・・・・(12)
【0058】の演算により算出することができる。次
に、第2実施形態と同様にして、座標位置の振動算出手
段15が、(8)式に各座標xp 、yp 、zp と振動モ
ードA(j)、B(j)、g(j)+C(j)、D
(j)を代入することによって座標Pp (xp 、yp
p )における床振動に基づく振動成分Kp (j)を算
出することができる。そして、床振動補正手段12は、
第2実施形態と同様に、計量セル3から出力される計量
信号up(j)から計量セル3が設置されている位置P
p における上下方向の振動成分Kp (j)を除去し、こ
れによって、床Fの振動に基づく計量誤差を除去した補
正済み計量信号である被計量物Xの質量mを出力するこ
とができる。
【0059】次に、第5実施形態(請求項5に係る発明
と対応する実施形態)の計量装置を説明する。第5実施
形態の計量装置は、第4実施形態の図4に示す床振動補
正手段12に代えて、図5に示すように、質量算出手段
17を設けたものであり、これ以外は、第4実施形態の
計量装置と同等であり、同等部分の詳細な説明を省略す
る。そして、この質量算出手段17は、第3実施形態の
図3に示すものと同等であり、その詳細な説明も省略す
る。
【0060】つまり、第5実施形態と第4実施形態とが
相違するところは、第4実施形態の計量装置では、床振
動補正手段12が、(9)式を演算してG(j)を求め
て、(3)式の計量信号up(j)からG(j)を減算
することにより計量信号up(j)から合成重心位置の
座標位置Pp の上下方向の振動成分Kp (j)を除去
し、これによって、床Fの振動に基づく計量誤差を除去
した被計量物Xの質量mを出力するのに対して、第5実
施形態の計量装置によると、質量算出手段17が、(1
0)式に示す演算を行うことにより、計量セル3から出
力される計量信号up(j)から振動成分Kp (j)を
除去し、これによって、床Fの振動に基づく計量誤差を
除去した被計量物Xの質量mを出力するところである。
【0061】第6実施形態を図6を参照して説明する。
第6実施形態は、第1実施形態の計量装置を組合せ秤に
適用した例である。即ち、第1実施形態の図1に示す計
量装置において、計量器1、増幅器4、A/D変換器6
0、デジタルフィルタ9、パラメータ算出手段22、及
び質量算出手段23からなる計量部と同等の計量部を、
計量器11 〜1m 、増幅器41 〜4m 、A/D変換器6
1 〜60m 、デジタルフィルタ91 〜9m 、パラメー
タ算出手段221 〜22m 、及び質量算出手段231
23m のm組設け(図6参照、ただし、図6はCPU7
3の構造を示す。)、床振動モード算出手段21が算出
した床振動モードA(j)、B(j)、〔g(j)+C
(j)〕、及びD(j)を各パラメータ算出手段221
〜22mに出力するように接続し、各質量算出手段23
1 〜23m は各パラメータ算出手段221 〜22m から
入力するパラメータc1 〜cm に基づいて、各計量器1
1〜1m (計量セル31 〜3m )で計量した被計量物X
1 〜Xm の各質量m1 〜m m を算出して組合せ演算手段
24に出力し、組合せ演算手段24が組合せに選択した
選択信号OSを出力する構成である。
【0062】計量器11 〜1m 、ダミーセル21
n 、増幅器41 〜4m 、51 〜5n 、A/D変換器6
1 〜60m 、61 〜6n (図示せず)、図6に示すデ
ジタルフィルタ91 〜9m 、101 〜10n 、パラメー
タ算出手段221 〜22m 、床振動モード算出手段2
1、及び質量算出手段231 〜23m は、第1実施形態
のそれぞれと対応するものと同等の機能を果たすもので
あるので、それらの詳細な説明を省略する。そして、図
には示さないが、各デジタルフィルタ91 〜9m には、
第1実施形態と同様に、対応する各計量器11 〜1m
各増幅器41 〜4m 、及び各A/D変換器601 〜60
m が直列に接続している。
【0063】組合せ演算手段24は、質量信号m1 〜m
m のうちから、合計重量値が予め設定されている目標重
量値に等しいか若しくは最も近い組合せを構成するもの
を選択し、その選択した質量信号mと対応する被計量物
Xが投入されている計量ホッパの排出ゲートを開放する
ための選択信号OSを出力することができるものであ
る。なお、図には示さないが、各計量ホッパは夫々計量
セル31 〜3m に設けられており、各計量ホッパの質量
は各計量セルの風袋質量となっている。
【0064】上記組合せ秤は、床Fに据え付けられてい
る組合せ秤の同一の剛性フレームに各計量セル31 〜3
m 、及び各ダミーセル41 〜4n が設けられている構成
であり、各ダミーセル41 〜4n から出力されるダミー
信号ud1 〜udn の振動成分に基づいて床Fの振動モ
ードを検出して、ダミーセル41 〜4n-1 が設置されて
いる水平面(高さH2 )と高さが異なる水平面(高さH
1 )に設置されている各計量セル31 〜3m の各々の合
成重心位置の座標Pp1(xp1、yp1、zp1)〜Ppm(x
pm、ypm、zpm)における上下方向(鉛直方向)の振動
成分Kp1(j)〜Kpm(j)を、各振動成分と対応する
各計量信号up1 (j)〜upm (j)から除去するこ
とによって床振動による影響を除去した補正済み計量信
号である各被計量物X1 〜Xm の質量信号m1 〜mm
組合せ演算手段24に出力し、組合せ演算手段24がこ
れら質量信号m1 〜mm に基づいて組合せ演算を行うこ
とができる。
【0065】ただし、第6実施形態では、第1実施形態
の計量装置にm組の計量部(計量器11 〜1m 等)を設
けて、第1実施形態の計量装置を組合せ秤に適用した例
を示したが、これと同様に、第2〜第5の各実施形態の
計量装置にm組の計量部(計量器11 〜1m 等)を設け
て、第2〜第5の各実施形態の計量装置を組合せ秤に適
用することができる。即ち、第2〜第5の各実施形態の
座標算出手段が各計量セル11 〜1m の合成重心位置の
座標Pp1(xp1、yp1、zp1)〜Ppm(xpm、ypm、z
pm)を算出し、各々の合成重心位置の座標Pp1〜Ppm
おける上下方向の振動成分Kp1(j)〜Kpm(j)を、
各振動成分と対応する各計量信号up1(j)〜upm
(j)から除去することによって床振動による影響を除
去した補正済み計量信号である各被計量物X1 〜Xm
質量信号m1 〜mm を組合せ演算手段24に出力する構
成としてもよい。
【0066】そして、上記各実施形態において、計量セ
ル3、31 〜3m 、及びダミーセル41 〜4n のセル感
度の補正、並びに計量セル3、31 〜3m の質量感度の
補正は、従来公知の方法により必要に応じて行うとよ
い。
【0067】更に、上記各実施形態において、床振動が
小さい場合、各CPU70〜74による床振動補正を行
うことによって却って計量精度が低下する場合がある。
そこで、振動検出用のダミーセルが出力するダミー信号
の振動成分が一定基準以下であるか否かを判定して、一
定基準以下であると判定した場合は、自動的に床振動補
正を停止して精度の劣化を防ぐ構成としてもよい。
【0068】そして、上記各実施形態において、振動補
正済み計量信号として被計量物の質量mを生成する構成
としたが、この質量mに重力加速度gを乗算して被計量
物の重量を生成する構成としてもよい。
【0069】また、上記各実施形態において、計量セル
3、31 〜3m 及びダミーセル21〜2n から出力され
る計量信号W、W1 〜Wm 、及びダミー信号D1 〜Dn
を、夫々対応するA/D変換器によりアナログ・デジタ
ル変換を行う構成としたが、各増幅器4、41 〜4m
1 〜5n で増幅された計量信号W、W1 〜Wm 、及び
ダミー信号D1 〜Dn をマルチプレクサ(図示せず)に
入力させ、このマルチプレクサが上記各実施形態のCP
Uからの切り換え信号により計量信号W、W1〜Wm
びダミー信号D1 〜Dn を選択的に出力して1台のA/
D変換器に供給する構成としてもよい。勿論、CPU内
には切換回路(図示せず)を設けて、A/D変換器から
入力してきた信号を対応するデジタルフィルタ9、91
〜9m 、101 〜10n に入力させる構成とする。
【0070】
【発明の効果】第1、第4、及び第5の各発明に係る計
量装置によると、計量のたびに、例えば計量用荷重変換
手段に負荷される被計量物の負荷位置が変わり、更に、
被計量物の形状、大きさ等が変わることによって、被計
量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重
心位置の座標が変動しても、パラメータ算出手段が、被
計量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成
重心位置を表す座標と当該被計量物の質量とが含まれて
いるパラメータ、及び当該被計量物の質量が含まれてい
るパラメータを算出する構成であるので、計量信号から
その変動した合成重心位置における振動成分を除去した
被計量物の質量又は補正済み計量信号を生成することが
できる。従って、この計量装置によると、合成重心位置
の変動に基づく振動成分の誤差を解消することができ、
これによって従来よりも精度良く被計量物の質量又は重
量を計量することができる。
【0071】第2の発明に係る計量装置は、計量の準備
段階において、座標算出手段が、振動モードと被計量物
の標本の計量信号に基づいてその合成重心位置の座標を
算出し、計量段階において、振動算出手段が、被計量物
の計量時に算出した振動モードを使用して、その標本に
ついての合成重心位置の座標における被計量物の計量信
号に含まれている振動成分を算出し、振動補正手段が、
その合成重心位置が算出された計量用荷重変換手段の生
成する被計量物の計量信号からこの合成重心位置の振動
成分を除去して補正済み計量信号を生成する構成であ
る。従って、被計量物の重心と計量用荷重変換手段の風
袋の重心の合成重心位置の座標が不明確であったり、被
計量物の変更により合成重心位置が変動する場合であっ
ても、被計量物の標本に基づいて算出された合成重心位
置における被計量物の計量信号に含まれている振動成分
を、その被計量物の計量信号から除去して被計量物の質
量又は重量を精度良く算出することができる。
【0072】第3の発明に係る計量装置は、振動算出手
段が、被計量物の計量時に算出した振動モードを使用し
て標本についての合成重心位置の座標における被計量物
の計量信号に含まれている振動成分を算出し、質量算出
手段が、その合成重心位置が算出された計量用荷重変換
手段が生成する被計量物の計量信号をこの合成重心位置
の振動成分で除算して、被計量物の振動成分を除去した
質量と対応する値を算出する構成である。従って、被計
量物の重心と計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重
心位置の座標が不明確であったり、被計量物の変更によ
り合成重心位置が変動する場合であっても、被計量物の
標本に基づいて合成重心位置を予め算出しておくことに
より、被計量物の計量信号から、その合成重心位置にお
けるその被計量物の計量信号に含まれている振動成分を
除去した被計量物の質量又は重量を精度良く算出するこ
とができる。
【0073】第6の発明に係る計量装置によると、物体
の振動モードA(t)、B(t)、C(t)、及びD
(t)を算出する構成であるから、補正用荷重変換手段
と計量用荷重変換手段を、X軸方向、又はY軸方向に対
して互いに離れた位置に設けた場合であっても、計量信
号を正確に補正することが可能であるし、Z軸方向に対
して互いに離れた位置に設けた場合であっても、計量信
号を正確に補正することが可能である。また、複数の計
量用荷重変換手段がXY平面と平行し、Z軸方向に対し
て互いに離れた複数の各平面に設けられている場合で
も、各平面ごとに補正用荷重変換手段を設ける必要がな
く、1組の補正用荷重変換手段を使用して各平面に設置
されている計量用荷重変換手段の計量信号を補正するこ
とができる。これにより、補正用荷重変換手段の台数が
少なくて済むという効果がある。また、複数の補正用荷
重変換手段をZ軸方向に対して互いに離れた複数の各平
面(XY平面と平行する平面)に設けることができるの
で、この点でも補正用荷重変換手段の設置場所の自由度
を大きくとれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る計量装置の信号
処理系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同発明の第2実施形態のCPUの内部構成を示
すブロック図である。
【図3】同発明の第3実施形態のCPUの内部構成を示
すブロック図である。
【図4】同発明の第4実施形態のCPUの内部構成を示
すブロック図である。
【図5】同発明の第5実施形態のCPUの内部構成を示
すブロック図である。
【図6】同発明の第6実施形態のCPUの内部構成を示
すブロック図である。
【図7】同発明の各実施形態のロードセルのモデルを示
す図である。
【図8】同発明の各実施形態のロードセルの配置を示す
図である。
【図9】従来の計量装置の信号処理系の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
3、31 〜3m 計量セル 2、21 〜2n ダミーセル 70〜74 CPU 22、221 〜22m パラメータ算出手段 23、231 〜23m 質量算出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動する物体上に設置され既知の補正用
    質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号
    を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に
    設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計
    量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補
    正用荷重変換手段から生成される上記補正信号に基づい
    て上記物体の振動モードを算出する振動モード算出手段
    と、この算出された上記振動モードと上記計量信号とに
    基づいて当該計量信号に対応する被計量物の重心と当該
    計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す
    座標と当該被計量物の質量とが含まれているパラメー
    タ、及び当該被計量物の質量が含まれているパラメータ
    を算出するパラメータ算出手段と、当該被計量物の質量
    が含まれているパラメータに基づいて上記合成重心位置
    を表す座標が算出された当該被計量物の、上記物体の振
    動に基づく振動成分を除去した質量を算出する質量算出
    手段と、を具備することを特徴とする計量装置。
  2. 【請求項2】 振動する物体上に設置され既知の補正用
    質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号
    を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に
    設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計
    量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補
    正用荷重変換手段から生成される上記補正信号に基づい
    て上記物体の振動モードを算出する振動モード算出手段
    と、この算出された上記振動モードと既知の質量の標本
    を上記計量用荷重変換手段に負荷したときの計量信号と
    に基づいて当該計量信号を出力した上記計量用荷重変換
    手段の風袋の重心と当該計量用荷重変換手段に負荷され
    ている上記標本の重心の合成重心位置の座標を算出する
    座標算出手段と、上記振動モードと上記合成重心位置の
    座標を使用して当該合成重心位置の座標における被計量
    物の計量信号に含まれている振動成分を算出する振動算
    出手段と、上記合成重心位置が算出された上記計量用荷
    重変換手段が被計量物の重量を受けて生成した計量信号
    から当該合成重心位置の上記振動成分を除去した補正済
    み計量信号を生成する振動補正手段と、を具備すること
    を特徴とする計量装置。
  3. 【請求項3】 振動する物体上に設置され既知の補正用
    質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号
    を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に
    設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計
    量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補
    正用荷重変換手段から生成される上記補正信号に基づい
    て上記物体の振動モードを算出する振動モード算出手段
    と、この算出された上記振動モードと既知の質量の標本
    を上記計量用荷重変換手段に負荷したときの計量信号と
    に基づいて当該計量信号を出力した上記計量用荷重変換
    手段の風袋の重心と当該計量用荷重変換手段に負荷され
    ている上記標本の重心の合成重心位置の座標を算出する
    座標算出手段と、上記振動モードと上記合成重心位置の
    座標を使用して当該合成重心位置における被計量物の計
    量信号に含まれている振動成分を算出する振動算出手段
    と、上記合成重心位置が算出された上記計量用荷重変換
    手段が被計量物の重量を受けて生成した計量信号を当該
    合成重心位置の上記振動成分で除算して当該略合成重心
    位置にある被計量物の、上記物体の振動に基づく振動成
    分を除去した質量と対応する値を算出する質量算出手段
    と、を具備することを特徴とする計量装置。
  4. 【請求項4】 振動する物体上に設置され既知の補正用
    質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号
    を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に
    設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計
    量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補
    正用荷重変換手段から生成される上記補正信号に基づい
    て上記物体の振動モードを算出する振動モード算出手段
    と、この算出された上記振動モードと上記計量信号とに
    基づいて当該計量信号に対応する被計量物の重心と当該
    計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す
    座標と当該被計量物の質量とが含まれているパラメー
    タ、及び当該被計量物の質量が含まれているパラメータ
    を算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータに基
    づいて被計量物の重心と当該被計量物が負荷されている
    計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す
    座標を算出する座標算出手段と、上記振動モードと上記
    合成重心位置の座標を使用して当該合成重心位置の座標
    における振動成分を算出する振動算出手段と、上記合成
    重心位置が算出された上記計量用荷重変換手段が生成し
    た計量信号から当該合成重心位置の上記振動成分を除去
    した補正済み計量信号を生成する振動補正手段と、を具
    備することを特徴とする計量装置。
  5. 【請求項5】 振動する物体上に設置され既知の補正用
    質量に基づく重量を受けてこの重量に対応する補正信号
    を生成する複数の補正用荷重変換手段と、上記物体上に
    設置され被計量物の重量を受けてこの重量に対応する計
    量信号を生成する計量用荷重変換手段と、上記複数の補
    正用荷重変換手段から生成される上記補正信号に基づい
    て上記物体の振動モードを算出する振動モード算出手段
    と、この算出された上記振動モードと上記計量信号とに
    基づいて当該計量信号に対応する被計量物の重心と当該
    計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す
    座標と当該被計量物の質量とが含まれているパラメー
    タ、及び当該被計量物の質量が含まれているパラメータ
    を算出するパラメータ算出手段と、上記パラメータに基
    づいて被計量物の重心と当該被計量物が負荷されている
    計量用荷重変換手段の風袋の重心の合成重心位置を表す
    座標を算出する座標算出手段と、上記振動モードと上記
    合成重心位置の座標を使用して当該合成重心位置の座標
    における振動成分を算出する振動算出手段と、上記合成
    重心位置が算出された上記計量用荷重変換手段が生成し
    た計量信号を当該合成重心位置の上記振動成分で除算し
    て当該合成重心位置にある被計量物の、上記物体の振動
    に基づく振動成分を除去した質量と対応する値を算出す
    る質量算出手段と、を具備することを特徴とする計量装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の計
    量装置において、上記振動モード算出手段は、上記複数
    の補正用荷重変換手段から生成される上記補正信号のZ
    軸方向の振動成分に基づいて、夫々が互いに直交するX
    軸、Y軸及び上記Z軸を座標軸としてX軸回りの回転運
    動の加速度B(t)、Y軸回りの回転運動の加速度A
    (t)、Z軸方向の直線運動の加速度C(t)、及びX
    軸回りの回転運動の速度とY軸回りの回転運動の速度に
    基づいて決まる速度D(t)を含む振動モードを算出す
    ることを特徴とする計量装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016017888A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社イシダ 計量装置

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