JPH1164280A - 測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置 - Google Patents
測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置Info
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- JPH1164280A JPH1164280A JP9222191A JP22219197A JPH1164280A JP H1164280 A JPH1164280 A JP H1164280A JP 9222191 A JP9222191 A JP 9222191A JP 22219197 A JP22219197 A JP 22219197A JP H1164280 A JPH1164280 A JP H1164280A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定液を計り取ることなくこれを電解液と
混合し得る酸度測定装置の測定容器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 電解液10が収容された電解液収容部1
1と、一方端が電解液に浸漬され他方端が外部に突出し
て設けられた作用電極8、対極7および比較電極部9
と、電解液収容部11を密封する仕切り部12と、仕切
り部12に隣接して測定容器33内に設けられ、被測定
液が充填される被測定液貯蔵部13と、被測定液貯蔵部
13の容積を変化させる容積可変部材14と、被測定液
貯蔵部13に開口して形成され、容積可変部材14によ
り容積が縮小される被測定液貯蔵部13内の被測定液を
排出し、容積可変部材14に閉塞されて被測定液貯蔵部
13内の被測定液を所定量に調整する余剰液排出孔15
と、液量調整後に仕切り部12を開放して電解液10と
被測定液とを混合可能にする開放部材16とで構成す
る。
混合し得る酸度測定装置の測定容器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 電解液10が収容された電解液収容部1
1と、一方端が電解液に浸漬され他方端が外部に突出し
て設けられた作用電極8、対極7および比較電極部9
と、電解液収容部11を密封する仕切り部12と、仕切
り部12に隣接して測定容器33内に設けられ、被測定
液が充填される被測定液貯蔵部13と、被測定液貯蔵部
13の容積を変化させる容積可変部材14と、被測定液
貯蔵部13に開口して形成され、容積可変部材14によ
り容積が縮小される被測定液貯蔵部13内の被測定液を
排出し、容積可変部材14に閉塞されて被測定液貯蔵部
13内の被測定液を所定量に調整する余剰液排出孔15
と、液量調整後に仕切り部12を開放して電解液10と
被測定液とを混合可能にする開放部材16とで構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食用油に含まれる
遊離脂肪酸、果実飲料に含まれるリンゴ酸や酒石酸、ア
ルコール飲料に含まれる酸、あるいはコーヒーの中のコ
ーヒー酸等の酸度を測定する酸度測定装置に取り付けら
れた測定容器に関するものである。
遊離脂肪酸、果実飲料に含まれるリンゴ酸や酒石酸、ア
ルコール飲料に含まれる酸、あるいはコーヒーの中のコ
ーヒー酸等の酸度を測定する酸度測定装置に取り付けら
れた測定容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、食品は健康や安全面から一定の水
準以上の品質が要求されるようになってきている。中で
も食品中に含有された酸は食品の品質に大きな影響を与
えるものである。また最近では酸度の低い食品が専ら嗜
好される傾向にある。
準以上の品質が要求されるようになってきている。中で
も食品中に含有された酸は食品の品質に大きな影響を与
えるものである。また最近では酸度の低い食品が専ら嗜
好される傾向にある。
【0003】このように各種食品の酸度は食品の消費に
大きな影響を及ぼすが、その影響する程度や測定法は食
品によってそれぞれ異なるものである。そこで、以下、
こうした食品の代表例として食用油,ジュース等の
果実飲料,ウィスキーや酒、ワイン等のアルコール飲
料,コーヒーについて、それぞれの酸がどのようなも
ので従来どのようにして測定されていたのかを説明をす
る。
大きな影響を及ぼすが、その影響する程度や測定法は食
品によってそれぞれ異なるものである。そこで、以下、
こうした食品の代表例として食用油,ジュース等の
果実飲料,ウィスキーや酒、ワイン等のアルコール飲
料,コーヒーについて、それぞれの酸がどのようなも
ので従来どのようにして測定されていたのかを説明をす
る。
【0004】先ず、食用油に含まれる酸について説明す
る。わが国の食生活は急速に変化しつつあるが、その流
れをみると、第1にインスタント化という大きな流れが
あり、第2に手作り嗜好などに代表される多様化の流れ
があるように思われる。特にインスタント指向は時代を
映し出しているともいえるもので、多くの加工食品が増
大傾向にある。中でもフライ食品の増加は著しい。とい
うのはフライ食品は嗜好的にも好まれ、比較的腐敗を受
けにくいという性質があるからである。
る。わが国の食生活は急速に変化しつつあるが、その流
れをみると、第1にインスタント化という大きな流れが
あり、第2に手作り嗜好などに代表される多様化の流れ
があるように思われる。特にインスタント指向は時代を
映し出しているともいえるもので、多くの加工食品が増
大傾向にある。中でもフライ食品の増加は著しい。とい
うのはフライ食品は嗜好的にも好まれ、比較的腐敗を受
けにくいという性質があるからである。
【0005】しかし、このフライ食品も、温度や光の影
響を受ける環境に長時間さらすと、空気中の酸素により
油脂が自動酸化して、変敗臭が生じたり、その他品質の
劣化がもたらされる。こうした理由から食用油脂および
油脂加工品などの変敗、劣化に関して一般的に関心が高
まり、例えば、油揚げの地域食品認証制度が発足した
り、あるいは油菓子の規制が行われたりしており、また
弁当や惣菜の指導要項などでも油脂の劣化について法規
制が検討されている。
響を受ける環境に長時間さらすと、空気中の酸素により
油脂が自動酸化して、変敗臭が生じたり、その他品質の
劣化がもたらされる。こうした理由から食用油脂および
油脂加工品などの変敗、劣化に関して一般的に関心が高
まり、例えば、油揚げの地域食品認証制度が発足した
り、あるいは油菓子の規制が行われたりしており、また
弁当や惣菜の指導要項などでも油脂の劣化について法規
制が検討されている。
【0006】ところで、こうした油脂の傷み具合、特に
加熱された油脂の劣化度を知る方法としては、酸度、過
酸化物価、粘度、ヨウ素価などを測定するいくつかの分
析方法がある。ここで、上記したように食品の劣化に大
きな影響を与えるのが温度や光であることを考慮する
と、これらの中で酸化の程度を直接測る酸度の測定が熱
劣化の判定を行うために適当であり、また通常これが多
く用いられている。
加熱された油脂の劣化度を知る方法としては、酸度、過
酸化物価、粘度、ヨウ素価などを測定するいくつかの分
析方法がある。ここで、上記したように食品の劣化に大
きな影響を与えるのが温度や光であることを考慮する
と、これらの中で酸化の程度を直接測る酸度の測定が熱
劣化の判定を行うために適当であり、また通常これが多
く用いられている。
【0007】次に、飲料水の酸について説明する。ジュ
ース等の果実飲料は原料果実を搾汁機にかけて得た汁液
であるが、果実飲料の多くは、新鮮な果実の搾汁をその
まま用いるよりも、濃縮果汁または冷凍果汁を原料とし
て製品を作る場合が多い。例えばオレンジジュースの場
合、みかんの病害果や未熟果を除去した後に、表皮を洗
浄し、これを圧搾して果肉と果汁を取り出し、さらに果
汁から果皮、じょうのう膜等を取り除いている。そして
この時点で日本農林規格に適合するように糖度や酸度な
どを調合し、その際に酸度を測定している。また、濃縮
果汁や冷凍果汁からオレンジジュースを作る場合は、濃
縮果汁や冷凍果汁に水を加えてオレンジジュースを作る
際に酸度を測定している。
ース等の果実飲料は原料果実を搾汁機にかけて得た汁液
であるが、果実飲料の多くは、新鮮な果実の搾汁をその
まま用いるよりも、濃縮果汁または冷凍果汁を原料とし
て製品を作る場合が多い。例えばオレンジジュースの場
合、みかんの病害果や未熟果を除去した後に、表皮を洗
浄し、これを圧搾して果肉と果汁を取り出し、さらに果
汁から果皮、じょうのう膜等を取り除いている。そして
この時点で日本農林規格に適合するように糖度や酸度な
どを調合し、その際に酸度を測定している。また、濃縮
果汁や冷凍果汁からオレンジジュースを作る場合は、濃
縮果汁や冷凍果汁に水を加えてオレンジジュースを作る
際に酸度を測定している。
【0008】続いて、アルコール飲料について説明す
る。ウィスキーや焼酎に代表される蒸留を何度も繰り返
してエタノールの収率を上げる蒸留酒、あるいは酒やワ
インに代表される素材そのものを発酵させて濾過するこ
とで得られる醸造酒、そしてその他果実酒やビール等の
発泡酒等、アルコール飲料には色々と種類があってその
製造過程もまちまちである。しかし、いずれのアルコー
ル飲料の製造においても、工程の中で製品の品質確保の
ために酸度の測定を行っている。
る。ウィスキーや焼酎に代表される蒸留を何度も繰り返
してエタノールの収率を上げる蒸留酒、あるいは酒やワ
インに代表される素材そのものを発酵させて濾過するこ
とで得られる醸造酒、そしてその他果実酒やビール等の
発泡酒等、アルコール飲料には色々と種類があってその
製造過程もまちまちである。しかし、いずれのアルコー
ル飲料の製造においても、工程の中で製品の品質確保の
ために酸度の測定を行っている。
【0009】最後に、コーヒーの酸について説明する。
コーヒーの味を左右する酸味を与える物質は以下に述べ
るように多種類にわたるが、酸含有量がコーヒーの酸味
評価の指標として重要である。コーヒー中に含まれる酸
の代表としてはクロロゲン酸類が挙げられる。その含有
量はコーヒー豆の焙煎の過程でも変動する。その他に
も、コーヒーの酸味に関与する物質は、コーヒー酸、キ
ナ酸、更にはクエン酸など多くの化合物がある。そし
て、それぞれの酸の含有量は微量でありながら、微妙な
バランスとその総量が酸味の決め手になっていると考え
られる。
コーヒーの味を左右する酸味を与える物質は以下に述べ
るように多種類にわたるが、酸含有量がコーヒーの酸味
評価の指標として重要である。コーヒー中に含まれる酸
の代表としてはクロロゲン酸類が挙げられる。その含有
量はコーヒー豆の焙煎の過程でも変動する。その他に
も、コーヒーの酸味に関与する物質は、コーヒー酸、キ
ナ酸、更にはクエン酸など多くの化合物がある。そし
て、それぞれの酸の含有量は微量でありながら、微妙な
バランスとその総量が酸味の決め手になっていると考え
られる。
【0010】このように各種の食品において、その製造
工程上でそれぞれの酸度を測定することが行われている
が、その測定方法には様々なものがある。
工程上でそれぞれの酸度を測定することが行われている
が、その測定方法には様々なものがある。
【0011】従来の酸測定方法の一例としては、基準油
脂分析法,日本農林規格,JIS,日本薬局方油脂試験
法,衛生試験法飲食物試験法,上水試験方法などで定め
られた方法があるが、いずれも測定の基本はフェノール
フタレインを指示薬とした中和滴定法である。そこで、
この中和滴定方法を説明するため、上水試験方法と基準
油脂分析法で規定されている中和滴定法を以下説明す
る。
脂分析法,日本農林規格,JIS,日本薬局方油脂試験
法,衛生試験法飲食物試験法,上水試験方法などで定め
られた方法があるが、いずれも測定の基本はフェノール
フタレインを指示薬とした中和滴定法である。そこで、
この中和滴定方法を説明するため、上水試験方法と基準
油脂分析法で規定されている中和滴定法を以下説明す
る。
【0012】上水試験方法での酸度は、試料1リットル
中に含まれている炭酸カルシウムに酸を換算したときの
mg数として定義される。具体的には試験水100mL
を採り、これにフェノールフタレイン指示薬を約0.2
mL加え、さらに0.02モル/Lの水酸化ナトリウム
溶液を加える。そして、密栓して軽く揺り動かし、紅色
が消えたならば、さらに微紅色が消えずに残るまで滴定
を続けたときを中和の終点としその水酸化ナトリウムの
mL数aを求める。そのときの酸度は 酸度(炭酸カルシウム換算mg/L)=a×0.02×
10 で与えられる。
中に含まれている炭酸カルシウムに酸を換算したときの
mg数として定義される。具体的には試験水100mL
を採り、これにフェノールフタレイン指示薬を約0.2
mL加え、さらに0.02モル/Lの水酸化ナトリウム
溶液を加える。そして、密栓して軽く揺り動かし、紅色
が消えたならば、さらに微紅色が消えずに残るまで滴定
を続けたときを中和の終点としその水酸化ナトリウムの
mL数aを求める。そのときの酸度は 酸度(炭酸カルシウム換算mg/L)=a×0.02×
10 で与えられる。
【0013】次に基準油脂分析法で規定されている中和
滴定法を説明する。基準油脂分析法での酸度の定義は、
試料1g中に含まれている遊離脂肪酸を中和するに要す
る水酸化カリウムのmg数をいう。液体試料の場合、試
料をその推定酸度(例えば酸度1以下は20gを採取、
酸度1を越えて4以下は10gを採取、酸度が4を越え
て15以下は2.5gを採取)に応じて採取して三角フ
ラスコに正しく計り取る。これに中性溶剤100mLを
加え、試料が完全に溶けるまで充分に振る。但し、ここ
でいう中性溶剤とはエチルエーテル、エタノール1:1
の混合溶剤100mLにフエノールフタレイン指示薬約
0.3mLを加え、使用直前に1/10規定(N)水酸
化カリウム−エタノール溶液で中和したものである。
滴定法を説明する。基準油脂分析法での酸度の定義は、
試料1g中に含まれている遊離脂肪酸を中和するに要す
る水酸化カリウムのmg数をいう。液体試料の場合、試
料をその推定酸度(例えば酸度1以下は20gを採取、
酸度1を越えて4以下は10gを採取、酸度が4を越え
て15以下は2.5gを採取)に応じて採取して三角フ
ラスコに正しく計り取る。これに中性溶剤100mLを
加え、試料が完全に溶けるまで充分に振る。但し、ここ
でいう中性溶剤とはエチルエーテル、エタノール1:1
の混合溶剤100mLにフエノールフタレイン指示薬約
0.3mLを加え、使用直前に1/10規定(N)水酸
化カリウム−エタノール溶液で中和したものである。
【0014】固体試料の場合は水浴上で加温溶融したの
ち溶剤を加えて溶解する。これを、1/10規定(N)
水酸化カリウム−エタノール標準液で滴定し、指示薬の
色変化が30秒続いたときを中和の終点と定める。そし
てこのときの水酸化カリウムのmg数を計算するもので
ある。
ち溶剤を加えて溶解する。これを、1/10規定(N)
水酸化カリウム−エタノール標準液で滴定し、指示薬の
色変化が30秒続いたときを中和の終点と定める。そし
てこのときの水酸化カリウムのmg数を計算するもので
ある。
【0015】ところで、脂肪酸の測定については、この
ような中和滴定法によらず、ボルタンメトリーによって
酸度を測定する方法がある。
ような中和滴定法によらず、ボルタンメトリーによって
酸度を測定する方法がある。
【0016】これは特開平5−264503号公報で開
示されたもので、遊離脂肪酸とナフトキノン誘導体が共
存する測定電解液を電位規制法によるボルタンメトリー
によって測定するものである。ナフトキノン誘導体の還
元前置波の電流値の大きさが、蟻酸のような低級脂肪酸
からオレイン酸やリノール酸のような高級脂肪酸まで全
ての脂肪酸について、遊離脂肪酸の濃度に比例し、各脂
肪酸の電流値を重ね合わせた値が脂肪酸の総濃度に対応
することを利用している。すなわち、ナフトキノン誘導
体の還元前置波の電流値の大きさを測ることにより酸濃
度を測定するものである。
示されたもので、遊離脂肪酸とナフトキノン誘導体が共
存する測定電解液を電位規制法によるボルタンメトリー
によって測定するものである。ナフトキノン誘導体の還
元前置波の電流値の大きさが、蟻酸のような低級脂肪酸
からオレイン酸やリノール酸のような高級脂肪酸まで全
ての脂肪酸について、遊離脂肪酸の濃度に比例し、各脂
肪酸の電流値を重ね合わせた値が脂肪酸の総濃度に対応
することを利用している。すなわち、ナフトキノン誘導
体の還元前置波の電流値の大きさを測ることにより酸濃
度を測定するものである。
【0017】しかしこのボルタンメトリーを行うために
は、電解液と被測定液を所定の比率で混合する必要があ
り、測定者が電解液と被測定液とを高精度の計量器具で
計り取って混合するという面倒な準備を行っていた。し
かも、この混合した共存電解液に溶存酸素が残っている
と、溶存酸素の還元波形のためボルタモグラムの還元前
置波が乱され、プレピークを示す電流値を測定できない
事態が生じる。
は、電解液と被測定液を所定の比率で混合する必要があ
り、測定者が電解液と被測定液とを高精度の計量器具で
計り取って混合するという面倒な準備を行っていた。し
かも、この混合した共存電解液に溶存酸素が残っている
と、溶存酸素の還元波形のためボルタモグラムの還元前
置波が乱され、プレピークを示す電流値を測定できない
事態が生じる。
【0018】ここで、図14は従来のナフトキノン誘導
体が共存する測定電解液のボルタンメトリーによる酸度
測定の電流−電位の関係を示す図である。
体が共存する測定電解液のボルタンメトリーによる酸度
測定の電流−電位の関係を示す図である。
【0019】図14において、横軸は比較電極に銀−塩
化銀、作用電極にφ3のグラッシーカーボンを用いたと
きの比較電極に対する作用電極の電位を、縦軸はこのと
き対極に流れる電流値をそれぞれ示す。但し、電流値は
作用電極の表面積の大きさや酸の濃度といった条件によ
って変わるものである。これに対して横軸の電圧値は酸
の濃度によって若干の変動はあるものの、無視できる程
度のものである。
化銀、作用電極にφ3のグラッシーカーボンを用いたと
きの比較電極に対する作用電極の電位を、縦軸はこのと
き対極に流れる電流値をそれぞれ示す。但し、電流値は
作用電極の表面積の大きさや酸の濃度といった条件によ
って変わるものである。これに対して横軸の電圧値は酸
の濃度によって若干の変動はあるものの、無視できる程
度のものである。
【0020】図14において、Aが酸濃度に比例した還
元前置波を示すプレピークであり、Cがナフトキノン誘
導体の本ピークである。ただし図14における実線のデ
ータは溶存酸素を除いて得られたものである。これは、
もし溶存酸素の除去をしないと、溶存酸素の還元のため
の電流が流れて、還元前置波の電流値の大きさが判別し
にくくなり、図14の破線で示すようにプレピークがほ
とんど判別できなくなるからである。
元前置波を示すプレピークであり、Cがナフトキノン誘
導体の本ピークである。ただし図14における実線のデ
ータは溶存酸素を除いて得られたものである。これは、
もし溶存酸素の除去をしないと、溶存酸素の還元のため
の電流が流れて、還元前置波の電流値の大きさが判別し
にくくなり、図14の破線で示すようにプレピークがほ
とんど判別できなくなるからである。
【0021】そして、特開平5−264503号公報で
開示された技術では、この溶存酸素を除くためにガスボ
ンベが必要で、大掛かりな装置となってしまう。
開示された技術では、この溶存酸素を除くためにガスボ
ンベが必要で、大掛かりな装置となってしまう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の酸度測定装置は、上水試験方法では試験水100
mLを、基準油脂分析法では指定酸価に応じた重量の試
料を、特開平5−264503号公報で開示された技術
では電解液と被測定液を正確に計り取ならければならな
いため、正確な試料採取のための手間と時間または定量
採取用の高価な器具が必要であった。
従来の酸度測定装置は、上水試験方法では試験水100
mLを、基準油脂分析法では指定酸価に応じた重量の試
料を、特開平5−264503号公報で開示された技術
では電解液と被測定液を正確に計り取ならければならな
いため、正確な試料採取のための手間と時間または定量
採取用の高価な器具が必要であった。
【0023】しかも特開平5−264503号公報で開
示された技術では、精度の高い酸度を測定するためには
大掛かりな装置が必要であった。
示された技術では、精度の高い酸度を測定するためには
大掛かりな装置が必要であった。
【0024】そこで、本発明は、被測定液を計り取るこ
となく、短時間で高精度の酸度測定を行うことのできる
測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置を提
供することを目的とする。
となく、短時間で高精度の酸度測定を行うことのできる
測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置を提
供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、電解液が収容された電解液収容部と、一
方端が電解液に浸漬されるとともに他方端が外部に突出
してそれぞれ設けられた作用電極、対極および比較電極
部と、電解液収容部を密封する仕切り部と、仕切り部に
隣接して測定容器内に設けられ、被測定液が充填される
被測定液貯蔵部と、測定容器内を摺動自在に設けられ、
被測定液貯蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、被
測定液貯蔵部に開口して形成され、容積可変部材により
容積が縮小される被測定液貯蔵部内の被測定液を排出
し、容積可変部材に閉塞されて被測定液貯蔵部内の被測
定液を所定量に調整する余剰液排出部と、被測定液の液
量が調整された後に仕切り部を開放して電解液と被測定
液とを混合可能にする開放部材とを備えた酸含有の被測
定液と電解液とを混合する測定容器である。
に、本発明は、電解液が収容された電解液収容部と、一
方端が電解液に浸漬されるとともに他方端が外部に突出
してそれぞれ設けられた作用電極、対極および比較電極
部と、電解液収容部を密封する仕切り部と、仕切り部に
隣接して測定容器内に設けられ、被測定液が充填される
被測定液貯蔵部と、測定容器内を摺動自在に設けられ、
被測定液貯蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、被
測定液貯蔵部に開口して形成され、容積可変部材により
容積が縮小される被測定液貯蔵部内の被測定液を排出
し、容積可変部材に閉塞されて被測定液貯蔵部内の被測
定液を所定量に調整する余剰液排出部と、被測定液の液
量が調整された後に仕切り部を開放して電解液と被測定
液とを混合可能にする開放部材とを備えた酸含有の被測
定液と電解液とを混合する測定容器である。
【0026】これにより、余剰液排出部を閉塞する位置
まで容積可変部材を移動すれば、被測定液貯蔵部内の被
測定液が所定量に調整されるので、あらためて被測定液
を計り取る必要がなく、短時間で高精度の酸度測定を行
うことができる。
まで容積可変部材を移動すれば、被測定液貯蔵部内の被
測定液が所定量に調整されるので、あらためて被測定液
を計り取る必要がなく、短時間で高精度の酸度測定を行
うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電解液が収容された電解液収容部と、一方端が電解
液に浸漬されるとともに他方端が外部に突出してそれぞ
れ設けられた作用電極、対極および比較電極部と、電解
液収容部を密封する仕切り部と、仕切り部に隣接して測
定容器内に設けられ、被測定液が充填される被測定液貯
蔵部と、測定容器内を摺動自在に設けられ、被測定液貯
蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、被測定液貯蔵
部に開口して形成され、容積可変部材により容積が縮小
される被測定液貯蔵部内の被測定液を排出し、容積可変
部材に閉塞されて被測定液貯蔵部内の被測定液を所定量
に調整する余剰液排出部と、被測定液の液量が調整され
た後に仕切り部を開放して電解液と被測定液とを混合可
能にする開放部材とを有する酸含有の被測定液と電解液
とを混合する測定容器であり、余剰液排出部を閉塞する
位置まで容積可変部材を移動すれば、被測定液貯蔵部内
の被測定液が所定量に調整されるので、あらためて被測
定液を計り取る必要がなく、短時間で高精度の酸度測定
を行うことができるという作用を有する。
は、電解液が収容された電解液収容部と、一方端が電解
液に浸漬されるとともに他方端が外部に突出してそれぞ
れ設けられた作用電極、対極および比較電極部と、電解
液収容部を密封する仕切り部と、仕切り部に隣接して測
定容器内に設けられ、被測定液が充填される被測定液貯
蔵部と、測定容器内を摺動自在に設けられ、被測定液貯
蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、被測定液貯蔵
部に開口して形成され、容積可変部材により容積が縮小
される被測定液貯蔵部内の被測定液を排出し、容積可変
部材に閉塞されて被測定液貯蔵部内の被測定液を所定量
に調整する余剰液排出部と、被測定液の液量が調整され
た後に仕切り部を開放して電解液と被測定液とを混合可
能にする開放部材とを有する酸含有の被測定液と電解液
とを混合する測定容器であり、余剰液排出部を閉塞する
位置まで容積可変部材を移動すれば、被測定液貯蔵部内
の被測定液が所定量に調整されるので、あらためて被測
定液を計り取る必要がなく、短時間で高精度の酸度測定
を行うことができるという作用を有する。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、仕切り部が、開放部材により破損可能な
膜部材よりなる測定容器であり、仕切り部の構造を簡単
にすることができるという作用を有する。
発明において、仕切り部が、開放部材により破損可能な
膜部材よりなる測定容器であり、仕切り部の構造を簡単
にすることができるという作用を有する。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、容積可変部材と開放部材とが相
互に一体化された測定容器であり、仕切り部の破損を簡
単に行うことができるという作用を有する。
2記載の発明において、容積可変部材と開放部材とが相
互に一体化された測定容器であり、仕切り部の破損を簡
単に行うことができるという作用を有する。
【0030】請求項4に記載の発明は、電解液が収容さ
れた電解液収容部と、一方端が電解液に浸漬されるとと
もに他方端が外部に突出してそれぞれ設けられた作用電
極、対極および比較電極部と、電解液収容部を密封する
仕切り部と、仕切り部に隣接して測定容器内に設けら
れ、被測定液が充填される被測定液貯蔵部と、測定容器
内を摺動自在に設けられ、被測定液貯蔵部の容積を変化
させる容積可変部材と、被測定液貯蔵部に開口して形成
され、容積可変部材により容積が縮小される被測定液貯
蔵部内の被測定液を排出し、容積可変部材に閉塞されて
被測定液貯蔵部内の被測定液を所定量に調整する余剰液
排出部と、被測定液の液量が調整された後に容積可変部
材によりこの被測定液を介して仕切り部を押圧してこれ
を開放し、電解液と被測定液とを混合可能にする酸含有
の被測定液と電解液とを混合する測定容器であり、短時
間で高精度の酸度測定を行うことができるという作用に
加えて、容積可変部材により仕切り部が開放されるの
で、構造が単純になり、操作も簡単になるという作用を
有する。
れた電解液収容部と、一方端が電解液に浸漬されるとと
もに他方端が外部に突出してそれぞれ設けられた作用電
極、対極および比較電極部と、電解液収容部を密封する
仕切り部と、仕切り部に隣接して測定容器内に設けら
れ、被測定液が充填される被測定液貯蔵部と、測定容器
内を摺動自在に設けられ、被測定液貯蔵部の容積を変化
させる容積可変部材と、被測定液貯蔵部に開口して形成
され、容積可変部材により容積が縮小される被測定液貯
蔵部内の被測定液を排出し、容積可変部材に閉塞されて
被測定液貯蔵部内の被測定液を所定量に調整する余剰液
排出部と、被測定液の液量が調整された後に容積可変部
材によりこの被測定液を介して仕切り部を押圧してこれ
を開放し、電解液と被測定液とを混合可能にする酸含有
の被測定液と電解液とを混合する測定容器であり、短時
間で高精度の酸度測定を行うことができるという作用に
加えて、容積可変部材により仕切り部が開放されるの
で、構造が単純になり、操作も簡単になるという作用を
有する。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか一項に記載の発明において、電解液収容部内は仕
切り部で密封されるときに除酸素されている測定容器で
あり、溶存酸素を除去するための大掛かりな装置が不要
になるので、測定容器ひいては酸度測定装置の小型化を
図ることができるという作用を有する。
何れか一項に記載の発明において、電解液収容部内は仕
切り部で密封されるときに除酸素されている測定容器で
あり、溶存酸素を除去するための大掛かりな装置が不要
になるので、測定容器ひいては酸度測定装置の小型化を
図ることができるという作用を有する。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
何れか一項に記載の発明において、余剰液排出部に連通
して、被測定液貯蔵部から排出される余剰の被測定液を
回収する余剰液回収部が設けられた測定容器であり、余
剰の被測定液の飛散が防止されるという作用を有する。
何れか一項に記載の発明において、余剰液排出部に連通
して、被測定液貯蔵部から排出される余剰の被測定液を
回収する余剰液回収部が設けられた測定容器であり、余
剰の被測定液の飛散が防止されるという作用を有する。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
何れか一項に記載の発明において、仕切り部と電解液収
容部とにより、測定容器に対して着脱自在な電解セルが
構成された測定容器であり、測定容器の洗浄および電解
液の補充が簡単になるという作用を有する。
何れか一項に記載の発明において、仕切り部と電解液収
容部とにより、測定容器に対して着脱自在な電解セルが
構成された測定容器であり、測定容器の洗浄および電解
液の補充が簡単になるという作用を有する。
【0034】そして、請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7の何れか一項に記載の測定容器が取り付けられた
酸度測定装置である。
1〜7の何れか一項に記載の測定容器が取り付けられた
酸度測定装置である。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図13を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
から図13を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0036】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態における酸度測定装置を示す外観斜視図、図2は図
1の酸度測定装置において上蓋を開放した状態を示す外
観斜視図、図3(a)は図1の酸度測定装置における測
定容器を示す断面図、図3(b)は図3(a)の測定容
器において被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面
図、図4は図1の酸度測定装置における比較電極部を詳
しく示す説明図である。
形態における酸度測定装置を示す外観斜視図、図2は図
1の酸度測定装置において上蓋を開放した状態を示す外
観斜視図、図3(a)は図1の酸度測定装置における測
定容器を示す断面図、図3(b)は図3(a)の測定容
器において被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面
図、図4は図1の酸度測定装置における比較電極部を詳
しく示す説明図である。
【0037】図1において、酸度測定装置Aの本体部2
1には、測定容器33(図2)のセットされる内部空間
を覆う上蓋1が取り付けられている。この上蓋1に隣接
して、上蓋1のロックを開放するための開放ボタン2が
設けられている。また、本体部21には、測定酸度を表
示する表示手段であるLCD3が設けられ、さらに、酸
度の大きさによって領域を切り替えるための切り替えボ
タン4、測定を開始するためのスタート・ストップボタ
ン5および本装置の電源をON,OFFする電源ボタン
6が配列されている。そして、図1に示す開放ボタン2
を押すと、図2に示すように上蓋1が開放され、セット
された測定容器33が露出される。なお、測定容器33
は着脱自在になっている。
1には、測定容器33(図2)のセットされる内部空間
を覆う上蓋1が取り付けられている。この上蓋1に隣接
して、上蓋1のロックを開放するための開放ボタン2が
設けられている。また、本体部21には、測定酸度を表
示する表示手段であるLCD3が設けられ、さらに、酸
度の大きさによって領域を切り替えるための切り替えボ
タン4、測定を開始するためのスタート・ストップボタ
ン5および本装置の電源をON,OFFする電源ボタン
6が配列されている。そして、図1に示す開放ボタン2
を押すと、図2に示すように上蓋1が開放され、セット
された測定容器33が露出される。なお、測定容器33
は着脱自在になっている。
【0038】図3に示すように、測定容器33の容器カ
バー33aには、対極7、作用電極8および比較電極部
9が取り付けられている。また、測定容器33には電解
液収容部11が設けられており、この電解液収容部11
には、オルトベンゾキノン誘導体もしくはパラベンゾキ
ノン誘導体,またはナフトキノン誘導体、有機溶媒,電
解質を混合した電解液10がたとえば10mL収容され
ている。そして、対極7,作用電極8,比較電極部9の
一方端は外部に突出され、他方端は電解液収容部11を
貫通して電解液10に浸漬されている。ここで、対極7
の材料としては電解液10および被測定液中でも腐食せ
ず化学的に安定な白金、黒鉛、金が望ましいが、腐食し
ないステンレス、アルミニウム及び白金含有合金等であ
ってもよい。作用電極8の材料としては、炭素もしくは
グラッシーカーボンと呼ばれるガラス状炭素や、PFC
と呼ばれるプラスチックフォームを1000℃〜200
0℃で焼結した炭素が適当である。なお、図示はしない
が、対極7,作用電極8,比較電極部9と後述する制御
回路を接続するコネクタが設けられている。
バー33aには、対極7、作用電極8および比較電極部
9が取り付けられている。また、測定容器33には電解
液収容部11が設けられており、この電解液収容部11
には、オルトベンゾキノン誘導体もしくはパラベンゾキ
ノン誘導体,またはナフトキノン誘導体、有機溶媒,電
解質を混合した電解液10がたとえば10mL収容され
ている。そして、対極7,作用電極8,比較電極部9の
一方端は外部に突出され、他方端は電解液収容部11を
貫通して電解液10に浸漬されている。ここで、対極7
の材料としては電解液10および被測定液中でも腐食せ
ず化学的に安定な白金、黒鉛、金が望ましいが、腐食し
ないステンレス、アルミニウム及び白金含有合金等であ
ってもよい。作用電極8の材料としては、炭素もしくは
グラッシーカーボンと呼ばれるガラス状炭素や、PFC
と呼ばれるプラスチックフォームを1000℃〜200
0℃で焼結した炭素が適当である。なお、図示はしない
が、対極7,作用電極8,比較電極部9と後述する制御
回路を接続するコネクタが設けられている。
【0039】測定容器33の内部には、注入された被測
定液を貯蔵する被測定液貯蔵部13が形成されており、
この被測定液貯蔵部13に面した電解液収容部11の開
口には、電解液収容部11を密封する仕切り部12が設
けられている。この仕切り部12は、可動型の扉や、電
解液収容部11に固着された薄いフィルム・ビニール・
ゴム・軟質プラスチック・金属箔等によって構成される
破損型の膜部材や、電解液収容部11内に挿入されて外
部から力が加わったときに直径方向を軸として回転する
ことにより電解液収容部11の密封を解く円盤状の部材
などを用いることができる。
定液を貯蔵する被測定液貯蔵部13が形成されており、
この被測定液貯蔵部13に面した電解液収容部11の開
口には、電解液収容部11を密封する仕切り部12が設
けられている。この仕切り部12は、可動型の扉や、電
解液収容部11に固着された薄いフィルム・ビニール・
ゴム・軟質プラスチック・金属箔等によって構成される
破損型の膜部材や、電解液収容部11内に挿入されて外
部から力が加わったときに直径方向を軸として回転する
ことにより電解液収容部11の密封を解く円盤状の部材
などを用いることができる。
【0040】被測定液貯蔵部13をはさんで電解液収容
部11の反対側には、測定容器33の外部に設けてある
操作ツマミを押すことにより円形の測定容器33の内壁
に沿って電解液収容部11方向に摺動する円形のピスト
ン部14aを有する容積可変部材14が取り付けられて
いる。また、測定容器33の側壁には、摺動する容積可
変部材14によって閉塞される余剰液排出部15が被測
定液貯蔵部13に開口して形成されている。そして、こ
の余剰液排出部15からは、被測定液貯蔵部13内の被
測定液量を調整する際に発生する余剰の被測定液と空気
とが容積可変部材14に押されて排出される。
部11の反対側には、測定容器33の外部に設けてある
操作ツマミを押すことにより円形の測定容器33の内壁
に沿って電解液収容部11方向に摺動する円形のピスト
ン部14aを有する容積可変部材14が取り付けられて
いる。また、測定容器33の側壁には、摺動する容積可
変部材14によって閉塞される余剰液排出部15が被測
定液貯蔵部13に開口して形成されている。そして、こ
の余剰液排出部15からは、被測定液貯蔵部13内の被
測定液量を調整する際に発生する余剰の被測定液と空気
とが容積可変部材14に押されて排出される。
【0041】ここで、余剰液排出部15は、容積可変部
材14を電解液収容部11方向に移動させてこれが余剰
液排出部15を完全に塞いだ位置になったとき、すなわ
ち密閉空間が形成されたときに、被測定液貯蔵部13内
の被測定液が重量換算で0.5gとなる位置に形成され
ている。したがって、被測定液を被測定液貯蔵部13内
に適当量入れ、余剰液排出部15が塞がれるまで容積可
変部材14を被測定液貯蔵部13方向に摺動させるだけ
で、余剰の比測定液と空気とが余剰液排出部15から排
出されて、被測定液貯蔵部13内に重量換算0.5gの
被測定液が得られる。なお、本発明において被測定液の
液量は0.5gに限定されるものではなく、自由に設定
することができる。
材14を電解液収容部11方向に移動させてこれが余剰
液排出部15を完全に塞いだ位置になったとき、すなわ
ち密閉空間が形成されたときに、被測定液貯蔵部13内
の被測定液が重量換算で0.5gとなる位置に形成され
ている。したがって、被測定液を被測定液貯蔵部13内
に適当量入れ、余剰液排出部15が塞がれるまで容積可
変部材14を被測定液貯蔵部13方向に摺動させるだけ
で、余剰の比測定液と空気とが余剰液排出部15から排
出されて、被測定液貯蔵部13内に重量換算0.5gの
被測定液が得られる。なお、本発明において被測定液の
液量は0.5gに限定されるものではなく、自由に設定
することができる。
【0042】容積可変部材14には、仕切り部12を開
放させ、被測定液貯蔵部13内の重量換算0.5gの被
測定液と電解液収容部11内の電解液10とを混合させ
る棒状の開放部材16が取り付けられている。この開放
部材16は、正確に重量換算で0.5gの被測定液が電
解液10と混合されるよう、図3(b)に示すように、
容積可変部材14により余剰液排出部15が閉塞されて
被測定液貯蔵部13が密封されるより前に仕切り部12
を開放しない位置に調整されている。
放させ、被測定液貯蔵部13内の重量換算0.5gの被
測定液と電解液収容部11内の電解液10とを混合させ
る棒状の開放部材16が取り付けられている。この開放
部材16は、正確に重量換算で0.5gの被測定液が電
解液10と混合されるよう、図3(b)に示すように、
容積可変部材14により余剰液排出部15が閉塞されて
被測定液貯蔵部13が密封されるより前に仕切り部12
を開放しない位置に調整されている。
【0043】なお、開放部材16は、本実施の形態では
テーパ状に裁頭されてエッジが形成された棒体である
が、削った鉛筆の先端のような形状等でもよい。これ
は、仕切り部12が破損型の膜部材であるためであり、
仕切り部12が可動型の扉や円盤状の部材の場合には、
開放部材16の先端は任意の形状にすることができる。
また、開放部材16は単独で動作できるものでも、本実
施の形態に示すように容積可変部材14に固定されて一
体となって動作できるものでもよい。後者の場合には、
被測定液貯蔵部13が密閉された後も、開放部材16に
より仕切り部12が開放されるまでさらに容積可変部材
14が移動される。一体化することにより、仕切り部1
2の破損を簡単に行うことができる。
テーパ状に裁頭されてエッジが形成された棒体である
が、削った鉛筆の先端のような形状等でもよい。これ
は、仕切り部12が破損型の膜部材であるためであり、
仕切り部12が可動型の扉や円盤状の部材の場合には、
開放部材16の先端は任意の形状にすることができる。
また、開放部材16は単独で動作できるものでも、本実
施の形態に示すように容積可変部材14に固定されて一
体となって動作できるものでもよい。後者の場合には、
被測定液貯蔵部13が密閉された後も、開放部材16に
より仕切り部12が開放されるまでさらに容積可変部材
14が移動される。一体化することにより、仕切り部1
2の破損を簡単に行うことができる。
【0044】さらに、開放部材16を設けずに、容積可
変部材14を移動させることにより発生する被測定液貯
蔵部13内の圧縮された被測定液の圧力により仕切り部
12を開放するようにしてもよい。このようにすれば、
開放部材16がなくなって構造がより単純になり、ま
た、仕切り部12の破損も一層簡単に行える。
変部材14を移動させることにより発生する被測定液貯
蔵部13内の圧縮された被測定液の圧力により仕切り部
12を開放するようにしてもよい。このようにすれば、
開放部材16がなくなって構造がより単純になり、ま
た、仕切り部12の破損も一層簡単に行える。
【0045】ところで、仕切り部12が破損型の膜部材
の場合には、図3(a),(b)のように、開放部材1
6の先端形状を仕切り部12の一部に集中応力をかけて
破損しやすくする必要がある。また、仕切り部12にも
開放部材16の先端形状に合わせて肉厚を変化させ、集
中応力がかかりやすくしたり、残留応力を残して電解液
収容部11に固着させる等、破損しやすくしておくのが
好ましい。そして、このようにすることにより、仕切り
部12の構造を簡単にすることができる。
の場合には、図3(a),(b)のように、開放部材1
6の先端形状を仕切り部12の一部に集中応力をかけて
破損しやすくする必要がある。また、仕切り部12にも
開放部材16の先端形状に合わせて肉厚を変化させ、集
中応力がかかりやすくしたり、残留応力を残して電解液
収容部11に固着させる等、破損しやすくしておくのが
好ましい。そして、このようにすることにより、仕切り
部12の構造を簡単にすることができる。
【0046】余剰液排出部15に連通して、被測定液量
を調整する際に余剰液排出部15から排出される余剰の
被測定液を回収する余剰液回収部17が設けられてい
る。この余剰液回収部17には、余剰被測定液を回収す
る際に同時に排出される空気を抜くための孔が設けられ
ている。
を調整する際に余剰液排出部15から排出される余剰の
被測定液を回収する余剰液回収部17が設けられてい
る。この余剰液回収部17には、余剰被測定液を回収す
る際に同時に排出される空気を抜くための孔が設けられ
ている。
【0047】なお、本実施の形態では、各電極7,8,
9および容器カバー33aは電解液収容部11に装着さ
れ、電解液収容部11と仕切り部12と容器カバー33
aとで測定容器33に対して着脱自在な電解セルを構成
しているが、電解液収容部11と仕切り部12とで電解
セルを構成してもよい。但し、電解液収容部11と仕切
り部12とで電解セルを構成した場合には、各電極7,
8,9は被測定溶液収容部13内に設けられるが、何れ
の構成を採用した場合においても、測定容器33を本体
部21にセットしたときに各電極7,8,9が被測定液
と電解液10との混合液に浸漬されていればよい。な
お、電解セルを用いる場合には、測定容器33と電解液
収容部11との間に隙間が生じないように、仕切り部1
2と測定容器33とを、または電解液収容部11と測定
容器33とを密封する必要がある。
9および容器カバー33aは電解液収容部11に装着さ
れ、電解液収容部11と仕切り部12と容器カバー33
aとで測定容器33に対して着脱自在な電解セルを構成
しているが、電解液収容部11と仕切り部12とで電解
セルを構成してもよい。但し、電解液収容部11と仕切
り部12とで電解セルを構成した場合には、各電極7,
8,9は被測定溶液収容部13内に設けられるが、何れ
の構成を採用した場合においても、測定容器33を本体
部21にセットしたときに各電極7,8,9が被測定液
と電解液10との混合液に浸漬されていればよい。な
お、電解セルを用いる場合には、測定容器33と電解液
収容部11との間に隙間が生じないように、仕切り部1
2と測定容器33とを、または電解液収容部11と測定
容器33とを密封する必要がある。
【0048】次に、比較電極部9について説明する。図
4に示すように、比較電極部9は、ガラス容器9a内に
突出された比較電極18と、ガラス容器9a内に収容さ
れた緩衝溶液19と、ガラス容器9aの端面を形成する
液絡部20から構成されている。
4に示すように、比較電極部9は、ガラス容器9a内に
突出された比較電極18と、ガラス容器9a内に収容さ
れた緩衝溶液19と、ガラス容器9aの端面を形成する
液絡部20から構成されている。
【0049】ここで、比較電極18の材料としては銀−
塩化銀が望ましいが、飽和カロメル、飽和塩化カロメ
ル、銀−銀イオン、水銀−飽和硫酸水銀、銅−飽和硫酸
銅でもよい。なお、例えば銀−塩化銀などの表示は、銀
からなる比較電極18の表面を塩化銀で被覆しているこ
とを示す。緩衝溶液19の材料としては、塩化銀、塩化
ナトリウム、塩化リチウム等の塩素化合物、アセトニト
リル、硫酸銅その他の比較電極18の酸化還元反応にお
いて緩衝作用を示す溶液が適当である。また、液絡部2
0は緩衝溶液19と電解液10との間に位置され、これ
らの溶液および被測定液は通過させないが電子もしくは
イオンは通過させる作用を有するものであり、多孔質の
セラミックスや多孔質のバイコールガラス等から構成さ
れている。
塩化銀が望ましいが、飽和カロメル、飽和塩化カロメ
ル、銀−銀イオン、水銀−飽和硫酸水銀、銅−飽和硫酸
銅でもよい。なお、例えば銀−塩化銀などの表示は、銀
からなる比較電極18の表面を塩化銀で被覆しているこ
とを示す。緩衝溶液19の材料としては、塩化銀、塩化
ナトリウム、塩化リチウム等の塩素化合物、アセトニト
リル、硫酸銅その他の比較電極18の酸化還元反応にお
いて緩衝作用を示す溶液が適当である。また、液絡部2
0は緩衝溶液19と電解液10との間に位置され、これ
らの溶液および被測定液は通過させないが電子もしくは
イオンは通過させる作用を有するものであり、多孔質の
セラミックスや多孔質のバイコールガラス等から構成さ
れている。
【0050】続いて、電解液収容部11に収容される電
解液10について説明する。本実施の形態では、電解質
として過塩素酸リチウムが使用されている。本実施の形
態の電解液10は、溶媒としてエタノール65%にイソ
オクタン35%を混合して10mLとし、オルトベンゾ
キノン10mモル/L、過塩素酸リチウム50mモル/
Lを溶融したもので、この溶媒に被測定液を混合して測
定を行う。エタノールは電解質を容易に溶融することが
でき、同時に電極表面を洗浄する作用効果も合わせもっ
ている。また、イソオクタンは熱劣化した油であっても
溶融させることができ、エタノールとの溶解性も相性が
よいものである。但し、熱劣化した油はイソオクタンの
含有率が35%以上でないと溶融しないため、イソオク
タンを最低でも35%混合することが必要である。そし
て、油の熱劣化度が大きくなった場合には、これに対応
してイソオクタンの含有率を増加させる必要がある。こ
のようにイソオクタンを35%以上混合しているので、
プロトン性の有機溶媒であるエタノールに劣化油を溶融
させることができ、酸度の測定が可能になる。
解液10について説明する。本実施の形態では、電解質
として過塩素酸リチウムが使用されている。本実施の形
態の電解液10は、溶媒としてエタノール65%にイソ
オクタン35%を混合して10mLとし、オルトベンゾ
キノン10mモル/L、過塩素酸リチウム50mモル/
Lを溶融したもので、この溶媒に被測定液を混合して測
定を行う。エタノールは電解質を容易に溶融することが
でき、同時に電極表面を洗浄する作用効果も合わせもっ
ている。また、イソオクタンは熱劣化した油であっても
溶融させることができ、エタノールとの溶解性も相性が
よいものである。但し、熱劣化した油はイソオクタンの
含有率が35%以上でないと溶融しないため、イソオク
タンを最低でも35%混合することが必要である。そし
て、油の熱劣化度が大きくなった場合には、これに対応
してイソオクタンの含有率を増加させる必要がある。こ
のようにイソオクタンを35%以上混合しているので、
プロトン性の有機溶媒であるエタノールに劣化油を溶融
させることができ、酸度の測定が可能になる。
【0051】ところで、本発明の実施の形態では、電解
液10にはオルトベンゾキノン誘導体もしくはパラベン
ゾキノン誘導体、またはナフトキノン誘導体が混合され
いる。
液10にはオルトベンゾキノン誘導体もしくはパラベン
ゾキノン誘導体、またはナフトキノン誘導体が混合され
いる。
【0052】先ず、オルトベンゾキノン誘導体もしくは
パラベンゾキノン誘導体を混合した電解液を用いて酸度
を測定した場合について説明する。
パラベンゾキノン誘導体を混合した電解液を用いて酸度
を測定した場合について説明する。
【0053】図5はオルトベンゾキノン誘導体を混合し
た酸含有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測
定の電流−電位の関係を示すグラフである。
た酸含有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測
定の電流−電位の関係を示すグラフである。
【0054】図5において、横軸は比較電極に銀−塩化
銀、作用電極にφ2のプラスチックフォームカーボンを
用いたときの比較電極に対する作用電極の電位であり、
縦軸はこのとき対極に流れる電流値である。但し、電流
値は作用電極の表面積の大きさや酸の濃度といった条件
によって変わるものである。これに対して横軸の電圧値
は酸の濃度によって若干変動はあるものの無視できる程
度のものである。なお、実線がオルトベンゾキノン誘導
体のボルタンメトリー電流波形であり、破線が溶存酸素
の還元波形を示すものである。
銀、作用電極にφ2のプラスチックフォームカーボンを
用いたときの比較電極に対する作用電極の電位であり、
縦軸はこのとき対極に流れる電流値である。但し、電流
値は作用電極の表面積の大きさや酸の濃度といった条件
によって変わるものである。これに対して横軸の電圧値
は酸の濃度によって若干変動はあるものの無視できる程
度のものである。なお、実線がオルトベンゾキノン誘導
体のボルタンメトリー電流波形であり、破線が溶存酸素
の還元波形を示すものである。
【0055】図5に示すように、ベンゼン環に側鎖をも
つオルトベンゾキノン誘導体のボルタンメトリー電流波
形(以下、「ボルタモグラム」という。)は、溶存酸素
の還元波形が出現する領域から大きくシフトして出現し
ている。図5によれば、プレピーク波形は0mV付近か
ら正電位側にかけて存在し、溶存酸素の還元波形が存在
する負電位側から約400mVの幅でシフトされてい
る。そして、本ピークの位置でも溶存酸素の還元の影響
はほとんどない。
つオルトベンゾキノン誘導体のボルタンメトリー電流波
形(以下、「ボルタモグラム」という。)は、溶存酸素
の還元波形が出現する領域から大きくシフトして出現し
ている。図5によれば、プレピーク波形は0mV付近か
ら正電位側にかけて存在し、溶存酸素の還元波形が存在
する負電位側から約400mVの幅でシフトされてい
る。そして、本ピークの位置でも溶存酸素の還元の影響
はほとんどない。
【0056】このように溶存酸素の影響のない領域でプ
レピーク値を測定できるので、予め溶存酸素を除去しな
くても、溶存酸素の影響を受けることなく、従ってバラ
つきもなく酸度を正確に測ることができる。
レピーク値を測定できるので、予め溶存酸素を除去しな
くても、溶存酸素の影響を受けることなく、従ってバラ
つきもなく酸度を正確に測ることができる。
【0057】図6はパラベンゾキノン誘導体を混合した
酸含有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定
の電流−電位の関係を示すグラフである。図6におい
て、実線がパラベンゾキノン誘導体のボルタモグラムで
あり、破線が溶存酸素の還元波形を示す。
酸含有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定
の電流−電位の関係を示すグラフである。図6におい
て、実線がパラベンゾキノン誘導体のボルタモグラムで
あり、破線が溶存酸素の還元波形を示す。
【0058】図6に示すように、パラベンゾキノン誘導
体のボルタモグラムのプレピークは、溶存酸素の還元波
形が出現する領域に若干掛かる程度にシフトして出現し
ている。
体のボルタモグラムのプレピークは、溶存酸素の還元波
形が出現する領域に若干掛かる程度にシフトして出現し
ている。
【0059】図6によれば、プレピーク波形は溶存酸素
の還元波形が存在する負電位側から約200mVの幅で
シフトされている。そして、本ピークの位置では溶存酸
素の還元の影響が若干認められるが、酸の測定には影響
はほとんどない。
の還元波形が存在する負電位側から約200mVの幅で
シフトされている。そして、本ピークの位置では溶存酸
素の還元の影響が若干認められるが、酸の測定には影響
はほとんどない。
【0060】このように溶存酸素の影響の少ない領域で
プレピーク値を測定できるので、予め溶存酸素を除去し
なくても、溶存酸素の影響は無視できるものであり、従
ってバラつきもなく酸度を正確に測ることができるもの
である。もちろん溶存酸素が除去されていれば一層正確
に測ることができることは言うまでもない。
プレピーク値を測定できるので、予め溶存酸素を除去し
なくても、溶存酸素の影響は無視できるものであり、従
ってバラつきもなく酸度を正確に測ることができるもの
である。もちろん溶存酸素が除去されていれば一層正確
に測ることができることは言うまでもない。
【0061】次に、ナフトキノン誘導体を混合した電解
液を用いて酸度を測定した場合について説明する。
液を用いて酸度を測定した場合について説明する。
【0062】図7はナフトキノン誘導体を混合した酸含
有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電
流−電位の関係を示すグラフである。図7において、実
線がナフトキノン誘導体のボルタモグラムであり、破線
が溶存酸素の還元波形を示す。
有の共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電
流−電位の関係を示すグラフである。図7において、実
線がナフトキノン誘導体のボルタモグラムであり、破線
が溶存酸素の還元波形を示す。
【0063】図7に示すように、ナフトキノン誘導体の
ボルタモグラムのプレピークは、溶存酸素の還元波形が
出現する領域に掛かるように出現している。もし溶存酸
素の除去をしないと還元前置波の電流値の大きさが判別
しにくくなるため、ナフトキノン誘導体を混合した電解
液を用いた場合、溶存酸素の除去が前提となる。
ボルタモグラムのプレピークは、溶存酸素の還元波形が
出現する領域に掛かるように出現している。もし溶存酸
素の除去をしないと還元前置波の電流値の大きさが判別
しにくくなるため、ナフトキノン誘導体を混合した電解
液を用いた場合、溶存酸素の除去が前提となる。
【0064】さて、本実施の形態の酸度測定装置を操作
するときにおける装置の動作について説明する。
するときにおける装置の動作について説明する。
【0065】まず電解液収容部11と仕切り部12と容
器カバー33aにより構成された電解セルを測定容器3
3に装着する。次に余剰液排出部15を上にして、余剰
液排出部15より被測定液である劣化油を被測定液貯蔵
部13内に、少なくとも余剰液排出部15内に溜まるま
で注入し、被測定液貯蔵部13内の空気を全て抜いた
後、余剰液排出部15に余剰液回収部17を取り付け
る。
器カバー33aにより構成された電解セルを測定容器3
3に装着する。次に余剰液排出部15を上にして、余剰
液排出部15より被測定液である劣化油を被測定液貯蔵
部13内に、少なくとも余剰液排出部15内に溜まるま
で注入し、被測定液貯蔵部13内の空気を全て抜いた
後、余剰液排出部15に余剰液回収部17を取り付け
る。
【0066】その後、容積可変部材14を電解液収容部
11方向に移動させる。このとき、余剰液排出部15が
開放されているため、余剰被測定液は容積可変部材14
により押し出されて余剰液排出部15を通って余剰液回
収部17に入り、余剰被測定液に押し出されて余剰液回
収部17内の空気が外部に放出される。なお、余剰液排
出部15内に空気が存在する場合には、この空気は余剰
被測定液よりも早く余剰液回収部17に入る。そして、
このような余剰液回収部17により、余剰の被測定液が
飛散することがない。
11方向に移動させる。このとき、余剰液排出部15が
開放されているため、余剰被測定液は容積可変部材14
により押し出されて余剰液排出部15を通って余剰液回
収部17に入り、余剰被測定液に押し出されて余剰液回
収部17内の空気が外部に放出される。なお、余剰液排
出部15内に空気が存在する場合には、この空気は余剰
被測定液よりも早く余剰液回収部17に入る。そして、
このような余剰液回収部17により、余剰の被測定液が
飛散することがない。
【0067】さらに容積可変部材14を電解液収容部1
1方向に移動させ、少なくとも容積可変部材14の測定
容器33の内壁との摺動面が余剰液排出部15を完全に
塞いだ位置、すなわち被測定液貯蔵部13が密封される
位置まで移動させる。前述のように、このときの被測定
液貯蔵部13内の被測定液は0.5gである。なお、図
3(b)に示すように、この時点では開放部材16は仕
切り部12に当接していない。
1方向に移動させ、少なくとも容積可変部材14の測定
容器33の内壁との摺動面が余剰液排出部15を完全に
塞いだ位置、すなわち被測定液貯蔵部13が密封される
位置まで移動させる。前述のように、このときの被測定
液貯蔵部13内の被測定液は0.5gである。なお、図
3(b)に示すように、この時点では開放部材16は仕
切り部12に当接していない。
【0068】以上の一連の動作は、被測定液貯蔵部13
への空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15を上にし
たままで行われる。
への空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15を上にし
たままで行われる。
【0069】被測定液貯蔵部13が密封された後、さら
に開放部材16を電解液収容部11方向に移動させる。
すると、電解液収容部11を密閉していた仕切り部12
の一部が開放部材16により破断される。これにより、
電解液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通され、
電解液10と被測定液とが混合される。
に開放部材16を電解液収容部11方向に移動させる。
すると、電解液収容部11を密閉していた仕切り部12
の一部が開放部材16により破断される。これにより、
電解液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通され、
電解液10と被測定液とが混合される。
【0070】このように、本測定装置33によれば、余
剰液排出部15を閉塞する位置まで容積可変部材14を
移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が所定量
に調整されるので、あらためて被測定液を計り取る必要
がなく、短時間で高精度の酸度測定を行うことが可能に
なる。
剰液排出部15を閉塞する位置まで容積可変部材14を
移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が所定量
に調整されるので、あらためて被測定液を計り取る必要
がなく、短時間で高精度の酸度測定を行うことが可能に
なる。
【0071】なお、被測定液貯蔵部13内から空気が除
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。そして、溶存酸素を除去するための大掛かりな装置
が不要になるので、測定容器33ひいては酸度測定装置
Aを小型化することができる。
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。そして、溶存酸素を除去するための大掛かりな装置
が不要になるので、測定容器33ひいては酸度測定装置
Aを小型化することができる。
【0072】上記動作終了後、測定容器33の全体を振
り、電解液10と被測定液とをなじませる。
り、電解液10と被測定液とをなじませる。
【0073】このようにして測定容器33の準備が終わ
ったならば、測定容器33を酸度測定装置A内にセット
して上蓋1を閉じ、測定可能状態となる。
ったならば、測定容器33を酸度測定装置A内にセット
して上蓋1を閉じ、測定可能状態となる。
【0074】そして、電源ボタン6とスタート・ストッ
プボタン5とを押して測定開始すると、後記するコント
ローラ22が、作用電極8の電位を銀−塩化銀電極であ
る比較電極18の電位に対して+200mV〜−200
mVの範囲で3〜20mV/sの掃引速度で掃引するよ
うに、作用電極8と対極7の間に電圧を印加する。この
+200mV〜−200mVの範囲というのは、上述し
た溶存酸素の影響のほとんどない領域であってプレピー
ク値を正確に測定できる領域である。また、掃引速度3
〜20mV/sで所定の電位差を掃引すると、後記する
ように、図5に示すような安定したボルタンメトリー電
流波形を得ることができる。
プボタン5とを押して測定開始すると、後記するコント
ローラ22が、作用電極8の電位を銀−塩化銀電極であ
る比較電極18の電位に対して+200mV〜−200
mVの範囲で3〜20mV/sの掃引速度で掃引するよ
うに、作用電極8と対極7の間に電圧を印加する。この
+200mV〜−200mVの範囲というのは、上述し
た溶存酸素の影響のほとんどない領域であってプレピー
ク値を正確に測定できる領域である。また、掃引速度3
〜20mV/sで所定の電位差を掃引すると、後記する
ように、図5に示すような安定したボルタンメトリー電
流波形を得ることができる。
【0075】このような掃引を行うことで、酸の還元電
流のピークが0mV付近の電位で出現する。これがプレ
ピークであり、この電位は酸の濃度が上がると負側へシ
フトしていく。しかしシフトがあっても+200mV〜
−200mVの範囲に設定しておけば、どのような濃度
の酸度であっても測定することができる。
流のピークが0mV付近の電位で出現する。これがプレ
ピークであり、この電位は酸の濃度が上がると負側へシ
フトしていく。しかしシフトがあっても+200mV〜
−200mVの範囲に設定しておけば、どのような濃度
の酸度であっても測定することができる。
【0076】次に、本実施の形態の酸度測定装置Aの制
御部について説明する。図8は本実施の形態における酸
度測定装置Aの制御部を示すブロック図である。
御部について説明する。図8は本実施の形態における酸
度測定装置Aの制御部を示すブロック図である。
【0077】図8に示すように、スタート・ストップボ
タン5によって動作するスタート・ストップスイッチ
5’および電源ボタン6を押すと動作する電源スイッチ
6’が接続され、マイクロコンピュータ等から構成され
るコントローラ22には、所定のデータをやり取りして
被測定液の酸度を算出する酸度算出手段32、および算
出された酸度を表示するLCD3が接続されている。ま
た、所定の周期で発振する発振子23、この発振子23
の信号からクロックを生成する分周回路24、分周回路
24のクロックで計時を行うタイマー(計時手段)25
が接続されている。さらに、コントローラ22の出力側
から入力側に向かって、D/Aコンバータ26、オペア
ンプ27、モニタリング回路28、抵抗器29、差動ア
ンプ30、A/Dコンバータ31が順次電気的に接続さ
れている。
タン5によって動作するスタート・ストップスイッチ
5’および電源ボタン6を押すと動作する電源スイッチ
6’が接続され、マイクロコンピュータ等から構成され
るコントローラ22には、所定のデータをやり取りして
被測定液の酸度を算出する酸度算出手段32、および算
出された酸度を表示するLCD3が接続されている。ま
た、所定の周期で発振する発振子23、この発振子23
の信号からクロックを生成する分周回路24、分周回路
24のクロックで計時を行うタイマー(計時手段)25
が接続されている。さらに、コントローラ22の出力側
から入力側に向かって、D/Aコンバータ26、オペア
ンプ27、モニタリング回路28、抵抗器29、差動ア
ンプ30、A/Dコンバータ31が順次電気的に接続さ
れている。
【0078】このような制御部によれば、図1の電源ボ
タン6を押すとLCD3が動作可能となる。次にスター
ト・ストップボタン5を押すと、コントローラ22は発
振子23により発生される信号を基に分周回路24によ
って内部でクロックを作り、そのクロックをカウントし
てタイマー25が計時を開始する。このタイマー25は
1秒単位で計時を行う。
タン6を押すとLCD3が動作可能となる。次にスター
ト・ストップボタン5を押すと、コントローラ22は発
振子23により発生される信号を基に分周回路24によ
って内部でクロックを作り、そのクロックをカウントし
てタイマー25が計時を開始する。このタイマー25は
1秒単位で計時を行う。
【0079】タイマー25に同期してコントローラ22
はD/Aコンバータ26へ所定の電圧のデジタル信号
(パルス)を送る。D/Aコンバータ26ではそのデジ
タル信号をアナログ信号に変換し、オペアンプ27へ出
力する。
はD/Aコンバータ26へ所定の電圧のデジタル信号
(パルス)を送る。D/Aコンバータ26ではそのデジ
タル信号をアナログ信号に変換し、オペアンプ27へ出
力する。
【0080】ここで、図9は本実施の形態における酸度
測定装置Aの制御回路のオペアンプからの出力電圧を示
すグラフ、図10は本実施の形態における酸度測定装置
Aの制御回路の積分回路からの出力電圧を示すグラフで
ある。
測定装置Aの制御回路のオペアンプからの出力電圧を示
すグラフ、図10は本実施の形態における酸度測定装置
Aの制御回路の積分回路からの出力電圧を示すグラフで
ある。
【0081】図9に示すように、横軸に時間、縦軸に電
圧をとった場合、時間が1秒,2秒,3秒,・・・と計
時される毎に、電圧が5mV,10mV,15mV,・
・・段階的に変化して行く。そしてオペアンプ27から
出力されるこのような信号はRC積分回路を通ることに
より積分され、図10に示したアナログ信号となり、モ
ニタリング回路28に入力される。
圧をとった場合、時間が1秒,2秒,3秒,・・・と計
時される毎に、電圧が5mV,10mV,15mV,・
・・段階的に変化して行く。そしてオペアンプ27から
出力されるこのような信号はRC積分回路を通ることに
より積分され、図10に示したアナログ信号となり、モ
ニタリング回路28に入力される。
【0082】モニタリング回路28においては、モニタ
リング回路を構成するオペアンプ27のイマジナリショ
ートを利用して、出力端側の対極7の電圧Cをアナログ
信号に従って制御し、入力端側の比較電極18の電圧R
がアナログ信号と同じになるようにする。これにより比
較電極18と作用電極8との間の電位差は所定の値+2
00mV〜−200mVの範囲となる。一方、対極7に
流れる電流は、抵抗器29の両端の電圧を差動アンプ3
0を通すことにより電圧へ変換され、A/Dコンバータ
31を介してアナログ信号からディジタル信号へ変換さ
れてコントローラ22へ入力される。
リング回路を構成するオペアンプ27のイマジナリショ
ートを利用して、出力端側の対極7の電圧Cをアナログ
信号に従って制御し、入力端側の比較電極18の電圧R
がアナログ信号と同じになるようにする。これにより比
較電極18と作用電極8との間の電位差は所定の値+2
00mV〜−200mVの範囲となる。一方、対極7に
流れる電流は、抵抗器29の両端の電圧を差動アンプ3
0を通すことにより電圧へ変換され、A/Dコンバータ
31を介してアナログ信号からディジタル信号へ変換さ
れてコントローラ22へ入力される。
【0083】ここで、コントローラ22は、図10に示
すように、所定の掃引速度で掃引される電圧に対して入
力された電流をそれぞれ比較することにより、図5のA
で表したプレピークを与える電流値を検出する。ここ
で、本実施の形態においてはオルトベンゾキノンを混合
した電解液が用いられている。そこで、この電流のプレ
ピーク値を基に酸度算出手段32で被測定液の酸度を計
算し、その値をLCD3で表示する。
すように、所定の掃引速度で掃引される電圧に対して入
力された電流をそれぞれ比較することにより、図5のA
で表したプレピークを与える電流値を検出する。ここ
で、本実施の形態においてはオルトベンゾキノンを混合
した電解液が用いられている。そこで、この電流のプレ
ピーク値を基に酸度算出手段32で被測定液の酸度を計
算し、その値をLCD3で表示する。
【0084】ここで、本実施の形態における酸度測定装
置Aの酸度と還元電流との関係を図11に示す。図5に
おいて、電圧Eは作用電極8と比較電極18の間の電位
差であり、電流Iは対極7に流れる電流である。この波
形においてAで示したプレピーク値を与える電流値Iと
被測定液に混入した酸の酸度θは、図11に示すように
比例の関係にある。すなわち、プレピークの電流値と劣
化度にはI=Kθの関係がある。そこでプレピークAで
の電流値Iを測定することで酸度θを測定することがで
きる。
置Aの酸度と還元電流との関係を図11に示す。図5に
おいて、電圧Eは作用電極8と比較電極18の間の電位
差であり、電流Iは対極7に流れる電流である。この波
形においてAで示したプレピーク値を与える電流値Iと
被測定液に混入した酸の酸度θは、図11に示すように
比例の関係にある。すなわち、プレピークの電流値と劣
化度にはI=Kθの関係がある。そこでプレピークAで
の電流値Iを測定することで酸度θを測定することがで
きる。
【0085】コントローラ22は作用電極8と比較電極
18の間の電位差をモニタリングしながら、作用電極8
と対極7の間に電圧を印加する。そのとき作用電極8と
比較電極18の間の電位差を約20mV/s以上で掃引
すると、電極が反応する速度よりも電位を掃引する速度
の方が速いために、安定した電流波形が得られない。ま
た、逆に掃引速度を3mV/s未満にすると、電極表面
での反応が過剰に起こってしまい安定した電位が得られ
ない。従って、電位の掃引速度は3〜20mV/sとな
るようにする必要がある。
18の間の電位差をモニタリングしながら、作用電極8
と対極7の間に電圧を印加する。そのとき作用電極8と
比較電極18の間の電位差を約20mV/s以上で掃引
すると、電極が反応する速度よりも電位を掃引する速度
の方が速いために、安定した電流波形が得られない。ま
た、逆に掃引速度を3mV/s未満にすると、電極表面
での反応が過剰に起こってしまい安定した電位が得られ
ない。従って、電位の掃引速度は3〜20mV/sとな
るようにする必要がある。
【0086】そして測定値を酸度に変換するためには、
予め酸度が分かっている標準試薬を作成し、例えば酸度
1,2,3に対する電流は何μAで、このとき比例常数
Kはいくらといった具合に酸度算出手段32中のメモリ
に比例常数Kを記憶設定しておけばよい。
予め酸度が分かっている標準試薬を作成し、例えば酸度
1,2,3に対する電流は何μAで、このとき比例常数
Kはいくらといった具合に酸度算出手段32中のメモリ
に比例常数Kを記憶設定しておけばよい。
【0087】このように比例常数Kを記憶しておけば、
任意の酸度を測定したい場合、マイクロコンピュータか
ら構成される酸度算出手段32によって測定電流値Iを
酸度θに変換することができる。なお、標準試薬以外の
酸度の場合には、対応する電流値Iと比例常数Kをそれ
ぞれ補完処理して酸度を算出するのが望ましい。
任意の酸度を測定したい場合、マイクロコンピュータか
ら構成される酸度算出手段32によって測定電流値Iを
酸度θに変換することができる。なお、標準試薬以外の
酸度の場合には、対応する電流値Iと比例常数Kをそれ
ぞれ補完処理して酸度を算出するのが望ましい。
【0088】(実施の形態2)図12(a)は本発明の
他の実施の形態における酸度測定装置の測定容器を示す
断面図、図12(b)は図12(a)の測定容器におい
て被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面図であ
る。
他の実施の形態における酸度測定装置の測定容器を示す
断面図、図12(b)は図12(a)の測定容器におい
て被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面図であ
る。
【0089】本実施の形態の測定容器33では、ピスト
ン部14’aとこのピストン部14’aの押圧方向後方
に形成されて測定容器33に密着して移動するフランジ
部14’bとの間に位置する容積可変部材14’の外周
と測定容器33の内壁とで形成される密封空間が余剰液
回収部17’とされている。したがって、余剰液排出部
15から排出された被測定液貯蔵部13内の余剰の被測
定液は、余剰液排出部15を通って容積可変部材14’
の周囲に形成された余剰液回収部17’に流れ込むよう
になっている。なお、本測定容器33のその他の箇所に
ついては、前述した実施の形態1におけるものと同様に
なっている。
ン部14’aとこのピストン部14’aの押圧方向後方
に形成されて測定容器33に密着して移動するフランジ
部14’bとの間に位置する容積可変部材14’の外周
と測定容器33の内壁とで形成される密封空間が余剰液
回収部17’とされている。したがって、余剰液排出部
15から排出された被測定液貯蔵部13内の余剰の被測
定液は、余剰液排出部15を通って容積可変部材14’
の周囲に形成された余剰液回収部17’に流れ込むよう
になっている。なお、本測定容器33のその他の箇所に
ついては、前述した実施の形態1におけるものと同様に
なっている。
【0090】このような測定容器33によれば、まず電
解液収容部11と仕切り部12と容器カバーにより構成
された電解セルを測定容器33に装着する。このとき測
定容器33と電解液収容部11との間に隙間が生じない
ように、仕切り部12と測定容器33とは密封されてい
る。
解液収容部11と仕切り部12と容器カバーにより構成
された電解セルを測定容器33に装着する。このとき測
定容器33と電解液収容部11との間に隙間が生じない
ように、仕切り部12と測定容器33とは密封されてい
る。
【0091】次に余剰液排出部15’を上にして、余剰
液排出部15’より被測定液である劣化油を被測定液貯
蔵部13に、少なくとも余剰液排出部15’内に溜まる
まで注入し、被測定液貯蔵部13内の空気を全て抜いた
後、容積可変部材14’を電解液収容部11方向に挿入
すると、容積可変部材14’に設けられたピストン部1
4’aにより押し出された余剰液排出部15’内の空気
と余剰の被測定液が溢れ出し、余剰の被測定液は余剰液
排出部15’の周囲に設けられた余剰液回収部17’に
回収される。なお、このとき容積可変部材14’により
余剰液回収部17’は密封されている。
液排出部15’より被測定液である劣化油を被測定液貯
蔵部13に、少なくとも余剰液排出部15’内に溜まる
まで注入し、被測定液貯蔵部13内の空気を全て抜いた
後、容積可変部材14’を電解液収容部11方向に挿入
すると、容積可変部材14’に設けられたピストン部1
4’aにより押し出された余剰液排出部15’内の空気
と余剰の被測定液が溢れ出し、余剰の被測定液は余剰液
排出部15’の周囲に設けられた余剰液回収部17’に
回収される。なお、このとき容積可変部材14’により
余剰液回収部17’は密封されている。
【0092】余剰液回収部17’が密封された状態で容
積可変部材14’を電解液収容部11方向にさらに挿入
して行くと、容積可変部材14’により余剰液排出部1
5’が密封される。そして、このときの被測定液貯蔵部
13内の被測定液は0.5gである。なお、図12
(b)に示すように、この状態での開放部材16は仕切
り部12に接していない。
積可変部材14’を電解液収容部11方向にさらに挿入
して行くと、容積可変部材14’により余剰液排出部1
5’が密封される。そして、このときの被測定液貯蔵部
13内の被測定液は0.5gである。なお、図12
(b)に示すように、この状態での開放部材16は仕切
り部12に接していない。
【0093】ここまでの動作は、被測定液貯蔵部13へ
の空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15’を上にし
たままで行われる。
の空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15’を上にし
たままで行われる。
【0094】開放部材16をさらに電解液収容部11方
向に移動させる。すると、電解液収容部11を密封して
いた仕切り部12が開放部材16により開放され、電解
液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通されて電解
液と被測定液とが混合される。
向に移動させる。すると、電解液収容部11を密封して
いた仕切り部12が開放部材16により開放され、電解
液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通されて電解
液と被測定液とが混合される。
【0095】なお、本実施の形態においては、容積可変
部材14’と余剰液排出部15’および余剰液回収部1
7’の位置関係は、余剰液排出部15’が被測定液貯蔵
部13につながるようになっている限り自由に設定でき
る。但し、この場合、開放部材16は単独で動作できる
ようになっている。
部材14’と余剰液排出部15’および余剰液回収部1
7’の位置関係は、余剰液排出部15’が被測定液貯蔵
部13につながるようになっている限り自由に設定でき
る。但し、この場合、開放部材16は単独で動作できる
ようになっている。
【0096】このように、本測定装置33においても、
余剰液排出部15’を閉塞する位置まで容積可変部材1
4を移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が所
定量に調整されるので、あらためて被測定液を計り取る
必要がなく、短時間で高精度の酸度測定を行うことが可
能になる。
余剰液排出部15’を閉塞する位置まで容積可変部材1
4を移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が所
定量に調整されるので、あらためて被測定液を計り取る
必要がなく、短時間で高精度の酸度測定を行うことが可
能になる。
【0097】また、被測定液貯蔵部13内から空気が除
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。
【0098】上記動作終了後、測定容器33の全体を振
り、電解液10と被測定液とをなじませる。その後、測
定容器33を図1に示すような酸度測定装置A内にセッ
トして実施の形態1において説明した手順で酸度の測定
を行う。
り、電解液10と被測定液とをなじませる。その後、測
定容器33を図1に示すような酸度測定装置A内にセッ
トして実施の形態1において説明した手順で酸度の測定
を行う。
【0099】(実施の形態3)図13(a)は本発明の
実施の形態3における酸度測定装置の測定容器を示す断
面図、図13(b)は図13(a)の測定容器において
被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面図である。
実施の形態3における酸度測定装置の測定容器を示す断
面図、図13(b)は図13(a)の測定容器において
被測定液貯蔵部が密封された状態を示す断面図である。
【0100】本実施の形態の測定容器33では、被測定
液貯蔵部13の上部に、外方に向かって広がるテーパ部
の形成された余剰液排出部15’’がこの被測定液貯蔵
部13と連通され且つ同軸的に形成されている。また、
余剰液排出部15’’の周囲には余剰液排出部15’’
を通って排出された被測定液貯蔵部13内の被測定液が
回収される余剰液回収部17’’が形成されている。
液貯蔵部13の上部に、外方に向かって広がるテーパ部
の形成された余剰液排出部15’’がこの被測定液貯蔵
部13と連通され且つ同軸的に形成されている。また、
余剰液排出部15’’の周囲には余剰液排出部15’’
を通って排出された被測定液貯蔵部13内の被測定液が
回収される余剰液回収部17’’が形成されている。
【0101】一方、容積可変部材14’’には、この容
積可変部材14’’の中心を貫通する開放部材16を囲
むようにして、余剰液排出部15’’の内壁と非接触と
なる先端の小径部14’’aと、余剰液排出部15’’
のテーパ部に当接する大径部14’’bとが形成されて
いる。また、容積可変部材14’’を挿入した際に余剰
液回収部17’’を密封して回収された被測定液が漏出
しないように、容積可変部材14’’の外周には、余剰
液回収部17’’に蓋をする密封部14’’cが形成さ
れている。
積可変部材14’’の中心を貫通する開放部材16を囲
むようにして、余剰液排出部15’’の内壁と非接触と
なる先端の小径部14’’aと、余剰液排出部15’’
のテーパ部に当接する大径部14’’bとが形成されて
いる。また、容積可変部材14’’を挿入した際に余剰
液回収部17’’を密封して回収された被測定液が漏出
しないように、容積可変部材14’’の外周には、余剰
液回収部17’’に蓋をする密封部14’’cが形成さ
れている。
【0102】なお、本測定容器33のその他の箇所につ
いては、前述した実施の形態1におけるものと同様にな
っている。
いては、前述した実施の形態1におけるものと同様にな
っている。
【0103】このような測定容器33によれば、まず電
解液収容部11と仕切り部12と容器カバーにより構成
された電解セルを測定容器33に装着する。
解液収容部11と仕切り部12と容器カバーにより構成
された電解セルを測定容器33に装着する。
【0104】次に余剰液排出部15’’を上にして、余
剰液排出部15’’より被測定液である劣化油を被測定
液貯蔵部13に、少なくとも余剰液排出部15’’のテ
ーパ部に溜まるまで注入し、被測定液貯蔵部13内の空
気を全て抜く。ここで、容積可変部材14’’を電解液
収容部11の方向に挿入すると、開放部材16および容
積可変部材14’’の小径部14’’aと大径部1
4’’bにより押し出された余剰液排出部15’’内の
空気と余剰の被測定液が溢れ出し、余剰の被測定液は余
剰液排出部15’’の周囲に設けられた余剰液回収部1
7’’に回収される。なお、このとき余剰液回収部1
7’’は容積可変部材14’’の密封部14’’cによ
り密封されている。
剰液排出部15’’より被測定液である劣化油を被測定
液貯蔵部13に、少なくとも余剰液排出部15’’のテ
ーパ部に溜まるまで注入し、被測定液貯蔵部13内の空
気を全て抜く。ここで、容積可変部材14’’を電解液
収容部11の方向に挿入すると、開放部材16および容
積可変部材14’’の小径部14’’aと大径部1
4’’bにより押し出された余剰液排出部15’’内の
空気と余剰の被測定液が溢れ出し、余剰の被測定液は余
剰液排出部15’’の周囲に設けられた余剰液回収部1
7’’に回収される。なお、このとき余剰液回収部1
7’’は容積可変部材14’’の密封部14’’cによ
り密封されている。
【0105】容積可変部材14’’を電解液収容部11
方向にさらに挿入して行くと、やがて容積可変部材1
4’’の大径部14’’bのエッジがテーパ部に当接し
て余剰液排出部15’’が密封される。そして、このと
きの被測定液貯蔵部13内の被測定液は0.5gであ
る。なお、図13(b)に示すように、この状態での開
放部材16は仕切り部12に接していない。
方向にさらに挿入して行くと、やがて容積可変部材1
4’’の大径部14’’bのエッジがテーパ部に当接し
て余剰液排出部15’’が密封される。そして、このと
きの被測定液貯蔵部13内の被測定液は0.5gであ
る。なお、図13(b)に示すように、この状態での開
放部材16は仕切り部12に接していない。
【0106】ここまでの動作は、被測定液貯蔵部13へ
の空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15’’を上に
したままで行われる。
の空気の混入を防ぐため、余剰液排出部15’’を上に
したままで行われる。
【0107】次に、開放部材16をさらに電解液収容部
11方向に移動させて仕切り部12を開放すると、電解
液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通されて電解
液と被測定液とが混合される。
11方向に移動させて仕切り部12を開放すると、電解
液収容部11と被測定液貯蔵部13とが連通されて電解
液と被測定液とが混合される。
【0108】なお、本実施の形態にあっても、容積可変
部材14’’と余剰液排出部15’’および余剰液回収
部17’’の位置関係は、余剰液排出部15’’が被測
定液貯蔵部13につながるようになっている限り自由に
設定できる。但し、この場合、開放部材16は単独で動
作できるようになっている。
部材14’’と余剰液排出部15’’および余剰液回収
部17’’の位置関係は、余剰液排出部15’’が被測
定液貯蔵部13につながるようになっている限り自由に
設定できる。但し、この場合、開放部材16は単独で動
作できるようになっている。
【0109】このように、本測定装置33においても、
余剰液排出部15’’を閉塞する位置まで容積可変部材
14を移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が
自動的に所定量に調整されるので、短時間で高精度の酸
度測定を行うことが可能になる。
余剰液排出部15’’を閉塞する位置まで容積可変部材
14を移動すれば、被測定液貯蔵部13内の被測定液が
自動的に所定量に調整されるので、短時間で高精度の酸
度測定を行うことが可能になる。
【0110】また、被測定液貯蔵部13内から空気が除
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。
去されているので被測定液との混合時において電解液1
0に外部の酸素が混じることがなく、また、電解液収容
部11を仕切り部12で密封する際に除酸素しておけば
電解液10は溶存酸素の影響を受けることもないので、
ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可能とな
る。
【0111】上記動作終了後、測定容器33の全体を振
り、電解液10と被測定液とをなじませる。その後、測
定容器33を図1に示すような酸度測定装置A内にセッ
トして実施の形態1において説明した手順で酸度の測定
を行う。
り、電解液10と被測定液とをなじませる。その後、測
定容器33を図1に示すような酸度測定装置A内にセッ
トして実施の形態1において説明した手順で酸度の測定
を行う。
【0112】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、余剰液
排出部を閉塞する位置まで容積可変部材を移動すれば、
被測定液貯蔵部内の被測定液が所定量に調整されるの
で、あらためて被測定液を計り取る必要がなく、短時間
で高精度の酸度測定を行うことができるという有効な効
果が得られる。
排出部を閉塞する位置まで容積可変部材を移動すれば、
被測定液貯蔵部内の被測定液が所定量に調整されるの
で、あらためて被測定液を計り取る必要がなく、短時間
で高精度の酸度測定を行うことができるという有効な効
果が得られる。
【0113】また、開放部材により破損可能な膜部材に
より仕切り部を構成することにより、仕切り部の構造を
簡単にすることができるという有効な効果が得られる。
より仕切り部を構成することにより、仕切り部の構造を
簡単にすることができるという有効な効果が得られる。
【0114】容積可変部材と開放部材とを相互に一体化
することにより、仕切り部の破損を簡単に行うことがで
きるという有効な効果が得られる。
することにより、仕切り部の破損を簡単に行うことがで
きるという有効な効果が得られる。
【0115】容積可変部材により仕切り部を押圧してこ
れを開放するようにすれば、開放部材が不要になって構
造が単純になり、操作も簡単になるという有効な効果が
得られる。
れを開放するようにすれば、開放部材が不要になって構
造が単純になり、操作も簡単になるという有効な効果が
得られる。
【0116】仕切り部で密封するときに電解液収容部内
を除酸素することにより、溶存酸素を除去するための大
掛かりな装置が不要になるので、測定容器ひいては酸度
測定装置の小型化を図ることができるという有効な効果
が得られる。また、溶存酸素の影響を受けることがない
ので、ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可
能になるという有効な効果が得られる。
を除酸素することにより、溶存酸素を除去するための大
掛かりな装置が不要になるので、測定容器ひいては酸度
測定装置の小型化を図ることができるという有効な効果
が得られる。また、溶存酸素の影響を受けることがない
ので、ナフトキノン誘導体を混合した電解液の使用も可
能になるという有効な効果が得られる。
【0117】余剰液排出部に連通して、被測定液貯蔵部
から排出される余剰の被測定液を回収する余剰液回収部
が設けることにより、余剰の被測定液の飛散が防止され
るという有効な効果が得られる。
から排出される余剰の被測定液を回収する余剰液回収部
が設けることにより、余剰の被測定液の飛散が防止され
るという有効な効果が得られる。
【0118】仕切り部と電解液収容部とにより、測定容
器に対して着脱自在な電解セルを構成することにより、
測定容器の洗浄および電解液の補充が簡単になるという
有効な効果が得られる。
器に対して着脱自在な電解セルを構成することにより、
測定容器の洗浄および電解液の補充が簡単になるという
有効な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1における酸度測定装置を
示す外観斜視図
示す外観斜視図
【図2】図1の酸度測定装置において上蓋を開放した状
態を示す外観斜視図
態を示す外観斜視図
【図3】(a)は図1の酸度測定装置における測定容器
を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
【図4】図1の酸度測定装置における比較電極部を詳し
く示す説明図
く示す説明図
【図5】オルトベンゾキノン誘導体を混合した酸含有の
共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−
電位の関係を示すグラフ
共存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−
電位の関係を示すグラフ
【図6】パラベンゾキノン誘導体を混合した酸含有の共
存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電
位の関係を示すグラフ
存電解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電
位の関係を示すグラフ
【図7】ナフトキノン誘導体を混合した酸含有の共存電
解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の
関係を示すグラフ
解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の
関係を示すグラフ
【図8】本実施の形態1における酸度測定装置の制御部
を示すブロック図
を示すブロック図
【図9】本実施の形態1における酸度測定装置の制御回
路のオペアンプからの出力電圧を示すグラフ
路のオペアンプからの出力電圧を示すグラフ
【図10】本実施の形態1における酸度測定装置の制御
回路の積分回路からの出力電圧を示すグラフ
回路の積分回路からの出力電圧を示すグラフ
【図11】本実施の形態1における酸度測定装置の酸度
と還元電流との関係を示すグラフ
と還元電流との関係を示すグラフ
【図12】(a)は本発明の実施の形態2における酸度
測定装置の測定容器を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
測定装置の測定容器を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
【図13】(a)は本発明の実施の形態3における酸度
測定装置の測定容器を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
測定装置の測定容器を示す断面図 (b)は(a)の測定容器において被測定液貯蔵部が密
封された状態を示す断面図
【図14】従来のナフトキノン誘導体が共存する測定電
解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の
関係を示すグラフ
解液のボルタンメトリーによる酸度測定の電流−電位の
関係を示すグラフ
7 対極 8 作用電極 9 比較電極部 10 電解液 11 電解液収容部 12 仕切り部 13 被測定液貯蔵部 14 容積可変部材 14’ 容積可変部材 14’’ 容積可変部材 15 余剰液排出部 15’’ 余剰液排出部 16 開放部材 16’ 開放部材 16’’ 開放部材 17 余剰液回収部 17’ 余剰液回収部 17’’ 余剰液回収部 33 測定容器 A 酸度測定装置
Claims (8)
- 【請求項1】酸含有の被測定液と電解液とを混合する測
定容器であって、 前記電解液が収容された電解液収容部と、 一方端が前記電解液に浸漬されるとともに他方端が外部
に突出してそれぞれ設けられた作用電極、対極および比
較電極部と、 前記電解液収容部を密封する仕切り部と、 前記仕切り部に隣接して前記測定容器内に設けられ、前
記被測定液が充填される被測定液貯蔵部と、 前記測定容器内を摺動自在に設けられ、前記被測定液貯
蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、 前記被測定液貯蔵部に開口して形成され、前記容積可変
部材により容積が縮小される前記被測定液貯蔵部内の前
記被測定液を排出し、前記容積可変部材に閉塞されて前
記被測定液貯蔵部内の前記被測定液を所定量に調整する
余剰液排出部と、 前記被測定液の液量が調整された後に前記仕切り部を開
放して前記電解液と前記被測定液とを混合可能にする開
放部材とを有することを特徴とする測定容器。 - 【請求項2】前記仕切り部は、前記開放部材により破損
可能な膜部材よりなることを特徴とする請求項1記載の
測定容器。 - 【請求項3】前記容積可変部材と前記開放部材とは相互
に一体化されていることを特徴とする請求項1または2
記載の測定容器。 - 【請求項4】酸含有の被測定液と電解液とを混合する測
定容器であって、 前記電解液が収容された電解液収容部と、 一方端が前記電解液に浸漬されるとともに他方端が外部
に突出してそれぞれ設けられた作用電極、対極および比
較電極部と、 前記電解液収容部を密封する仕切り部と、 前記仕切り部に隣接して前記測定容器内に設けられ、前
記被測定液が充填される被測定液貯蔵部と、 前記測定容器内を摺動自在に設けられ、前記被測定液貯
蔵部の容積を変化させる容積可変部材と、 前記被測定液貯蔵部に開口して形成され、前記容積可変
部材により容積が縮小される前記被測定液貯蔵部内の前
記被測定液を排出し、前記容積可変部材に閉塞されて前
記被測定液貯蔵部内の前記被測定液を所定量に調整する
余剰液排出部と、 前記被測定液の液量が調整された後に前記容積可変部材
によりこの被測定液を介して前記仕切り部を押圧してこ
れを開放し、前記電解液と前記被測定液とを混合可能に
することを特徴とする測定容器。 - 【請求項5】前記電解液収容部内は、前記仕切り部で密
封されるときに除酸素されていることを特徴とする請求
項1〜4の何れか一項に記載の測定容器。 - 【請求項6】前記余剰液排出部に連通して、前記被測定
液貯蔵部から排出される余剰の前記被測定液を回収する
余剰液回収部が設けられていることを特徴とする請求項
1〜5の何れか一項に記載の測定容器。 - 【請求項7】前記仕切り部と前記電解液収容部とによ
り、前記測定容器に対して着脱自在な電解セルが構成さ
れていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に
記載の測定容器。 - 【請求項8】請求項1〜7の何れか一項に記載の測定容
器が取り付けられていることを特徴とする酸度測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9222191A JPH1164280A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9222191A JPH1164280A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164280A true JPH1164280A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16778587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9222191A Pending JPH1164280A (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | 測定容器およびそれが取り付けられた酸度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1164280A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016035377A1 (ja) | 2014-09-04 | 2016-03-10 | オリンパス株式会社 | 電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサ |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP9222191A patent/JPH1164280A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016035377A1 (ja) | 2014-09-04 | 2016-03-10 | オリンパス株式会社 | 電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサ |
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