JPH1164528A - 放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法及び装置 - Google Patents
放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法及び装置Info
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- JPH1164528A JPH1164528A JP23141597A JP23141597A JPH1164528A JP H1164528 A JPH1164528 A JP H1164528A JP 23141597 A JP23141597 A JP 23141597A JP 23141597 A JP23141597 A JP 23141597A JP H1164528 A JPH1164528 A JP H1164528A
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Abstract
よって廃棄物毎に内臓される核分裂性物質の量を確認
し、その量を位置依存による感度差を低減すると共に、
中心部の微量核分裂性物質の測定検出を可能にする方法
である。 【解決手段】 アクティブ中性子法で得られた測定デー
タの解析において、中性子発生管より放出された高速中
性子が測定対象物である廃棄物固体中で散乱し減速して
熱中性子化し、その熱中性子が当該廃棄物固体中の核分
裂性物質を核分裂させたときに放出される核分裂中性子
の計数成分を選択的に抽出してその成分の計数値総和を
求め、その計数値総和を測定対象物である廃棄物固体中
に内蔵されている核分裂性物質の総量を示す値とする方
法とそのための測定検出装置である。
Description
核分裂性物質を含有する廃棄物を処分するに当たり、非
破壊的方法によって、廃棄物に内臓される核分裂物質の
含有量を測定する方法である。
として知られている非破壊測定法において、高速中性子
が廃棄物固体中で散乱し減速して熱中性子化し、その近
傍に存在する核分裂性物質を核分裂させたときに発生す
る核分裂中性子を選択的に弁別測定することを特徴とす
る放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法で
あり、またこの測定の感度を向上させるための測定体系
に関するものである。
壊的測定法によって測定検出する方法として、従来、ア
クティブ中性子法(中性子問い掛け法)が知られてい
る。この方法は、中性子発生用加速器から発生した14
MeVの高速中性子を検出体系の中性子減速反射体のグ
ラファイトに衝突させて熱中性子と化するまでに減速
し、その減速した熱中性子を廃棄物に浸透させ、その廃
棄物中の核分裂性核種に対して核分裂反応を誘発させ、
その結果発生する核分裂中性子を測定検出することによ
り、廃棄物中の核種の含有量を測定する方法である。
系を示す。従来のアクティブ中性子法においては、放射
性廃棄物固体を内蔵するドラム缶101の周囲をグラフ
ァイト中性子減速体102及びポリエチレン中性子反射
体103で取り囲んだ体系内で、中性子発生管104か
ら放出される14MeVの高速中性子をたとえば経路1
05を経由させながら前記グラファイト減速体内で減速
して熱中性子にし、この熱中性子を前記ドラム缶内に浸
透させてこのドラム缶内の放射性廃棄物固体内に含まれ
る核分裂性物質の原子核106に衝突させ、その結果発
生する核分裂中性子をたとえば経路107を通して3H
e検出器108で検出し測定していた。
中性子の一部はたとえば経路109を通って3He検出
器108に到達し検出されるので、3He検出器108
の出力信号には前記核分裂中性子の検出成分とこの中性
子発生管104から来た中性子の検出成分の両方が含ま
れる。そこで、これらの2つの信号成分を分離し、前記
核分裂中性子の検出成分のみを取り出して分離評価でき
るように、測定の時間的制御と検出信号の処理が行われ
る。
性子発生管電源111に高圧パルス電圧発生を指示する
トリガ信号を送り、この中性子発生管電源から約100
kVx10μsの高圧パルス電圧を中性子発生管に加え
る。これによって、この10μsの時間内で約100万
個の14MeVの高速中性子が中性子発生管から外部に
放出される。この放出された高速中性子は前記の過程を
取ってドラム缶内の核分裂性物質を核分裂させ、この時
に放出せれる核分裂中性子の一部が3He検出器108
で検出されると共に、中性子発生管から放出された高速
中性子の一部も前記の核分裂に寄与することなしに3H
e検出器108に到達し、検出される。
号増幅波形整形電子回路112に送られ、信号の増幅と
信号波形の整形が行われ、この増幅整形後の信号は時間
計数計測集積部113に送られる。時間計数計測集積部
113では、測定システム制御装置110より中性子発
生管電源111に高圧パルス電圧発生を指示するトリガ
信号が送られると同時に計数開始のトリガ信号を受け、
その時刻よりたとえば約20μsの時間間隔毎に信号増
幅波形整形電子回路112から出力されて送られてきた
中性子検出信号を計数し、この20μsの時間間隔毎の
計数値として蓄積する。
の割合で中性子発生管を作動させて繰り返し、これをド
ラム缶内の核分裂性物質の量に応じて1分から10分ほ
ど継続し、この間、前記の場合の約20μsの時間間隔
毎の計数値をすべて加算集積し、それを測定データとす
る。このような測定により、図2に示すように、20μ
sの時間間隔毎の計数値の加算集積値(全計数値)20
1を20μsの時間刻みの時間経過に対するグラフとし
て、202に示すような包絡曲線データが得られる。
物質の核分裂で放出された核分裂中性子の成分を分離す
るために、図3(a)に示すように、測定データ202
を、中性子発生管から放出されて核分裂に寄与すること
なしに3He検出器108に到達して検出された高速中
性子成分301と、バックグラウンド成分302と、中
性子発生管から放出された高速中性子が前記の中性子減
速反射体系内で熱中性子に減速しドラム缶内に侵入して
ドラム缶内の核分裂性物質の原子核を核分裂させた時に
放出される核分裂中性子が3He検出器108に到達し
て検出された高速中性子成分303に分解する。
同図(b)に示すようなデータが得られ、このデータより
高速中性子成分303の計数値総和304を求める。こ
の総和304は、中性子発生管から放出された高速中性
子が前記の中性子減速反射体系内で熱中性子に減速し、
ドラム缶内に侵入してドラム缶内の核分裂性物質に衝突
し、核分裂を起こした数に比例している。
核分裂性物質の量に従って、最終的に求めた計数値の総
和は304a及び304bのように変化する。したがっ
て、従来の方法では、これら304a及び304bなど
の値から、逆にドラム缶内にどれだけの量の核分裂性物
質が含まれているかを評価している。
裂性物質で汚染された金属、焼却灰、廃液スラッジ等を
含む廃棄物は一般にコンクリートで固化され、ドラム缶
内に充填されて貯蔵保管されている。このコンクリート
の充填量は80%以上となるために、主要な廃棄物内容
物はコンクリートである。また、コンクリートはSi、
Ca、O、Hを主体とする元素で構成されているので、
これらの元素の原子核に熱中性子が衝突すると熱中性子
はさらに減速されたり、これに吸収される。この元素の
中で熱中性子を特に吸収するのはHであるので、水を1
5%程度含むコンクリートは熱中性子をよく吸収する。
生管から放出した高速中性子を検出体系の中性子減速体
内で熱中性子になるまで減速させ、この熱中性子を廃棄
物に浸透させて核分裂性物質の原子核に衝突させるが、
前述の理由で、廃棄物に浸透した熱中性子は核分裂性物
質に出会う前にコンクリート内の水などの物質に吸収さ
れる現象も生じている。そのため、ドラム缶に浸透した
熱中性子が実際に核分裂を引き起こすかどうかは、核分
裂性物質がドラム缶内のどの位置に存在するかで位置的
な差が生ずる。
トニュウム試料のドラム缶内の位置と、前記の従来のア
クティブ中性子法で実際に測定評価して得られた計数値
総和との関係を示す。この測定で用いたドラム缶内には
実際の廃棄物を模擬したコンクリートが充填されてい
る。ドラム缶の中心部と表面部とでは、熱中性子の吸収
効果の差によって核分裂性物質から発生する核分裂中性
子の検出割合は、約120倍程度の差が生じていること
を示している。従来方法では、このような核分裂発生割
合の大きな位置依存性により、核分裂性物質の定量精度
及びその信頼性を悪化させるという問題点があった。こ
の問題が本発明が解決しようとする課題である。
性子法で得られた測定データの解析において、中性子発
生管より放出された高速中性子が測定対象物である廃棄
物固体中で散乱し減速して熱中性子化し、その熱中性子
が当該廃棄物固体中の核分裂性物質を核分裂させたとき
に放出される核分裂中性子の計数成分を選択的に抽出
し、その成分の計数値総和を求め、その計数値総和を測
定対象物である廃棄物固体中に内蔵されている核分裂性
物質の総量を示す値とする、ものである。
段(1)」においては、アクティブ中性子法において得ら
れた測定データより、中性子発生管から放出された高速
中性子が中性子減速反射体系内で減速され熱中性子とな
って測定対象物の廃棄物固体内に侵入して廃棄物固体内
の核分裂性物質を核分裂させて放出された核分裂中性子
の計数成分と、中性子発生管から放出された高速中性子
の計数成分が廃棄物固体内の核分裂に寄与することなく
検出されて計数された計数成分と、バックグラウンド計
数成分とを取り除き、残された計数データを、中性子発
生管より放出された高速中性子が測定対象物である廃棄
物固体中で散乱し減速して熱中性子化しその熱中性子が
当該廃棄物固体中の核分裂性物質を核分裂させたときに
放出される核分裂中性子の計数成分とする。
(2)」においては、アクティブ中性子法の測定体系の中
性子減速反射体系より、グラファイト中性子減速体を除
去した測定体系を使用する。
(3)」においては、アクティブ中性子法の測定体系の中
性子減速反射体系より、グラファイト中性子減速体を除
去したあとのポリエチレン中性子反射体を中性子吸収物
質入りポリエチレンとした測定体系を使用する。
(4)」においては、アクティブ中性子法の測定体系よ
り、中性子減速反射体系を除去し、その代替として中性
子吸収遮蔽体を設置した測定体系を使用する。
(5)」においては、従来のアクティブ中性子法で使用さ
れていた中性子減速反射体系を除去し、その代替として
中性子吸収遮蔽体である適当な厚さのコンクリートを設
置する。
中性子の検出に至る経路のほかに、図6に示すように、
アクティブ中性子法の測定体系において、中性子発生管
より放出された高速中性子が測定対象物である放射性廃
棄物固体を内蔵するドラム缶101に侵入し、たとえば
経路601を通りながら廃棄物固体内で散乱し減速して
熱中性子化し、その熱中性子が当該廃棄物固体中の核分
裂性物質の原子核106に衝突して核分裂させたときに
放出される核分裂中性子がたとえば経路602を通って
3He検出器108に検出されという経路が存在するの
で、このような経路を通って検出された廃棄物固体内で
熱中性子化し廃棄物固体中の核分裂性物質を核分裂させ
たときに放出される核分裂中性子の計数成分を計測デー
タの中から選択的に抽出してその成分の計数値総和を求
める。
られた図5に示した計数値総和に比べて、図7に示され
るとおりトラム缶内半径方向位置における位置依存性が
なく、従来方法における核分裂発生割合の大きな位置依
存性による核分裂性物質の定量精度及びその信頼性を悪
化するという課題を解決する。その理由は、本発明で計
数する中性子は、中性子発生管から放出された高速中性
子が直接に測定対象物の放射性廃棄物固体に侵入して引
き起こした核分裂によるものであり、またこの侵入する
中性子は、従来の放射性廃棄物固体の外側で減速して熱
中性子となってから侵入する中性子に比べて、被測定対
象物である廃棄物固体内のより中心部まで容易に到達し
得る中性子であるので、本発明で評価する計数値総和は
従来のものに比べて、解決すべき課題である位置依存性
は少ない。本発明による計数値総和の位置依存性を図5
で示した実測例と同じ測定体系条件で実測した例を図7
に示す。位置依存性が75分の1に低減している。
に、アクティブ中性子法において得られた測定データ2
02より、中性子発生管から放出された高速中性子の計
数成分が廃棄物固体内の核分裂に寄与することなく検出
されて計数された計数成分301と、バックグラウンド
計数成分302と、中性子発生管から放出された高速中
性子が中性子減速反射体系内で減速され熱中性子となっ
て測定対象物の廃棄物固体内に侵入して廃棄物固体内の
核分裂性物質を核分裂させて放出された核分裂中性子の
計数成分303とを取り除き、同図(b)に示す残された
成分801を得て、この計数データ801を中性子発生
管より放出された高速中性子が測定対象物である廃棄物
固体中で散乱し減速して熱中性子化しその熱中性子が当
該廃棄物固体中の核分裂性物質を核分裂させたときに放
出される核分裂中性子の計数成分とする。
されるように、グラファイト減速体を使用せずにポリエ
チレン中性子反射体103のみで内装された検出体系内
に測定対象の放射性廃棄物固体を内蔵したドラム缶10
1を設置する。このドラム缶に中性子発生管104から
放出される14MeVの高速中性子を照射し侵入させ、
ドラム缶内の放射性廃棄物固体内で散乱減速させて熱中
性子にし、この熱中性子を当該廃棄物固体内の核分裂性
物質の原子核に衝突させ、その結果発生する核分裂中性
子を3He検出器で検出する。グラファイト減速体がな
いので、本発明で不要なものとして除去するところの当
該廃棄物固体の外部から熱中性子となって侵入して核分
裂を起こすことによる中性子計数成分が非常に少ない。
その結果、本発明で必要とする放射性廃棄物固体内で散
乱減速して熱中性子となって測定対象の廃棄物固体内の
核分裂性物質を核分裂させたときの核分裂中性子計数成
分が測定データの中の主要成分となって精度良く測定で
きる。
10に示されるように、グラファイト減速体を使用せず
に中性子吸収物質入りポリエチレン中性子吸収体100
1のみで内装された検出体系内に測定対象の放射性廃棄
物固体を内蔵したドラム缶101を設置する。このドラ
ム缶に中性子発生管104から放出される14MeVの
高速中性子を照射し侵入させ、ドラム缶内の放射性廃棄
物固体内で散乱減速させて熱中性子にし、この熱中性子
を当該廃棄物固体内の核分裂性物質の原子核に衝突さ
せ、その結果発生する核分裂中性子を3He検出器で検
出する。グラファイト減速体がないので、本発明で不要
なものとして除去するところの当該廃棄物固体の外部か
ら熱中性子となって侵入して核分裂を起こすことによる
中性子計数成分が非常に少ない。また、中性子吸収物質
入りポリエチレン中性子吸収体に侵入した中性子発生管
からの高速中性子はその中で散乱減速する過程で中性子
吸収物質に捕獲されるので、熱中性子となってドラム缶
101内に侵入することが少なくなり、故に、本発明で
不要なものとして除去するところの当該廃棄物固体の外
部から熱中性子となって侵入して核分裂を起こすことに
よる中性子計数成分が非常に少ない。
て、図11に示されるように、従来のアクティブ中性子
法で使用されていた中性子減速反射体系を除去し、その
代替として中性子吸収遮蔽体1101を設置する。中性
子減速反射体系を除去したので、この中で中性子発生管
からの中性子が減速して熱中性子となってドラム缶10
1に侵入することはなく、本発明で不要なものとして除
去するところの当該廃棄物固体の外部から熱中性子とな
って侵入して核分裂を起こすことによる中性子計数成分
がない。また、中性子吸収遮蔽体1101に侵入した中
性子はその中の中性子吸収物質により吸収されるので、
再びその中から熱中性子となって外へ漏れ出ることはな
い。したがって、中性子吸収遮蔽体1101を設置する
ことにより、中性子減速反射体系を除去したことによる
中性子の測定体系外への漏れの心配がなくなると共に、
本発明で不要なものとして除去するところの当該廃棄物
固体の外部から熱中性子となって侵入して核分裂を起こ
すことによる中性子計数成分が発生しない。
よび(2)」を実行し、その有効性を示すための測定実験
体系例であり、図1に示したアクティブ中性子法の測定
体系の縦中心部の横断面図に相当する図面である。ただ
し、本実施例では中性発生管を2本採用し、また28本
の3He検出器108a、108bを14本づつの2組
に分け、それらを異なる2箇所に配置している。測定実
験では、測定対象の放射性廃棄物に含まれる核分裂性物
質を模擬したプルトニウム線源1201をコンクリート
の充填されたドラム缶101の中を、その中心1203
から表面部まで2.5cm間隔で移動した。その各位置
において、中性子発生管104a及び104bから高速
中性子を発生させ、全3He検出器に検出される中性子
総数を20msの時間経過毎に測定し、この測定を1秒
に100回繰り返しながら100秒間測定を継続し、図
2で説明した全計数値の時間経過による変化の測定デー
タを取得した。
ニウム線源1201をコンクリートの充填されたドラム
缶101の中心1203に置いたときの測定データを図
13(a)の1300に示す。この測定データ1300
を、図3(a)で説明したごとく、中性子発生管から放出
された高速中性子の計数成分が廃棄物固体内の核分裂に
寄与することなく検出されて計数された計数成分130
1と、バックグラウンド計数成分1302と、中性子発
生管から放出された高速中性子が中性子減速反射体系内
で減速され熱中性子となって測定対象物の廃棄物固体内
に侵入して廃棄物固体内の核分裂性物質を核分裂させて
放出された核分裂中性子の計数成分1303の、3つの
成分に分解し、計数成分1303のみを抽出するとデー
タ1303’が得られる。これより従来のアクティブ中
性子法で得ていた計数値総和1304が得られる。
1300より、中性子発生管から放出された高速中性子
の計数成分が廃棄物固体内の核分裂に寄与することなく
検出されて計数された計数成分1301と、バックグラ
ウンド計数成分1302と、中性子発生管から放出され
た高速中性子が中性子減速反射体系内で減速され熱中性
子となって測定対象物の廃棄物固体内に侵入して廃棄物
固体内の核分裂性物質を核分裂させて放出された核分裂
中性子の計数成分1303とを取り除くと、同図(c)に
示す残された成分1305が得られる。
しようとしたところの、中性子発生管より放出された高
速中性子が測定対象物である廃棄物固体中で散乱し減速
して熱中性子化し、その熱中性子が当該廃棄物固体中の
核分裂性物質を核分裂させたときに放出される核分裂中
性子の計数成分である。この成分の計数値総和として1
306が得られる。
得られた1304と比較して示すと、図14の1304
及び1306のようになる。これより、本発明で得られ
た値が約100倍ほど大きく、従って、本発明はドラム
缶内の放射性廃棄物の中心部にある核分裂性物質の検出
測定において、従来法に比べ検出測定感度が2桁ほど大
きく、従って測定における統計誤差も小さく、高い精度
の測定ができることが確認できた。
料の位置に対する測定値の依存性を図14の1401及
び1402に示す。1401は従来法の結果で、140
2は本発明による結果である。すべての位置に対して、
本発明による測定結果は従来法に比べて大きな検出測定
感度を有すると共に、中心部と表面部との位置依存性が
75分の1に低減することを実証している。
(3)」の実施例である。アクティブ中性子法の測定体系
の中性子減速反射体系よりグラファイト中性子減速体1
02を除去し、ポリエチレン中性子反射体のみで被測定
ドラム缶101及び中性子発生管104,及び3He検
出器108を囲んでいる。グラファイト減速体がないの
で、本発明で不要なものとして除去するところの当該廃
棄物固体の外部から熱中性子となって侵入して核分裂を
起こすことによる中性子計数成分が非常に少ない。その
結果、本発明で必要とする放射性廃棄物固体内で散乱減
速して熱中性子となって測定対象の廃棄物固体内の核分
裂性物質を核分裂させたときの核分裂中性子計数成分が
測定データの中の主要成分となって精度良く測定でき
る。
(4)」の実施例である。被測定ドラム缶101、中性子
発生管104,及び3He検出器108を、中性子吸収
物質であるボロンを含有するボロン入りポリエチレン中
性子吸収体1601で囲んでいる。ボロン入りポリエチ
レン中性子吸収体1601に侵入した中性子発生管から
の高速中性子はその中で散乱減速する過程でボロンに捕
獲されるので、当該中性子吸収体1601より熱中性子
となってドラム缶101内に侵入する中性子が少なくな
り、故に、本発明で不要なものとして除去するところの
当該廃棄物固体の外部から熱中性子となって侵入して核
分裂を起こすことによる中性子計数成分が少なく、故
に、本発明で必要とする放射性廃棄物固体内で散乱減速
して熱中性子となって測定対象の廃棄物固体内の核分裂
性物質を核分裂させたときの核分裂中性子計数成分が測
定データの中の主要成分となって更に精度良く測定でき
る。
(5)」の実施例である。従来のアクティブ中性子法で使
用されていた中性子減速反射体系を除去し、その代替と
して中性子吸収遮蔽体である適当な厚さのコンクリート
1701を設置している。中性子減速反射体系を除去し
たので、この中で中性子発生管からの中性子が減速して
熱中性子となってドラム缶101に侵入することはな
く、本発明で不要なものとして除去するところの当該廃
棄物固体の外部から熱中性子となって侵入して核分裂を
起こすことによる中性子計数成分がない。また、コンク
リート1701に侵入した中性子はその中で吸収される
ので、再びその中から熱中性子となって外へ漏れ出るこ
とはない。
クリート1701を設置することにより、中性子減速反
射体系を除去したことによる中性子の測定体系外への漏
れの心配がなくなると共に、本発明で不要なものとして
除去するところの当該廃棄物固体の外部から熱中性子と
なって侵入して核分裂を起こすことによる中性子計数成
分が発生しない。コンクリート1701として、その効
果を高めるために、ボロン入りコンクリートを用いても
良い。
発生管から放出した高速中性子を検出体系の中性子減速
体内で熱中性子になるまで減速させ、この熱中性子を測
定対象の廃棄物固体に浸透させて核分裂性物質の原子核
に衝突させるが、廃棄物固体に浸透した熱中性子は核分
裂性物質に出会う前に廃棄物固体中の水分などの物質に
吸収され測定感度を低下させると共に核分裂性物質がド
ラム缶内のどの位置に存在するかで測定感度の位置依存
性が大きい。従来方法では、このような核分裂発生割合
の大きな位置依存性により、核分裂性物質の定量精度及
びその信頼性を悪化させるという問題点があると共に、
中心部に存在する微量核分裂性物質の測定検出が不可能
になると言う問題点があった。
的とする放射性廃棄物の非破壊測定の定量精度及び信頼
性が大幅に向上すると共に、中心部に存在する微量核分
裂性物質の高感度測定が可能となるという効果を有す
る。又、本発明においては、直接又は間接的に廃棄物固
体に侵入した中性子発生管からの高速中性子は、廃棄体
固体中での散乱により、熱中性子領域にまで減速して近
傍に存在する核分裂核種との反応機会を増大するので、
核分裂発生確率が高まり、核分裂応答性が飛躍的に向上
するという効果が生じる。
図である。
(全計数値)の時間経過による変化を示す図である。
質の核分裂で放出された核分裂中性子の成分を分離する
方法を示す図である。
裂性物質の量によって変化することを示す図である。
ら表面部へプルトニウムを移動させて測定したときの位
置による測定値の変化を示す図である。
体中の核分裂性物質に核分裂をおこさせその核分裂中性
子を検出する過程を示した図である。
缶の中心部から表面部へプルトニウムを移動させて測定
したときの位置による測定値の変化を示す図である。
分裂性物質の核分裂で放出された核分裂中性子の成分を
分離する方法を示す図である。
エチレン中性子反射体のみで内装されたアクティブ中性
子法の検出体系を示す図である。
性子吸収物質入りポリエチレン中性子吸収体のみで内装
されたアクティブ中性子法の検出体系を示す図である。
中性子減速反射体系を除去し、その代替として中性子吸
収遮蔽体を設置したアクティブ中性子法の検出体系を示
す図である。
の断面図およびコンクリートの充填されたドラム缶の中
心部からプルトニウム線源を移動させて測定した状態を
示す図である。
たドラム缶の中心に置いたときの実測定データの解析法
を示す図である。
プルトニュウム試料の位置に対する測定値と依存性の比
較を示す図である。
グラファイト中性子減速体を除去したアクティブ中性子
法の検出体系を示す図である。
吸収体で囲んだアクティブ中性子法の検出体系を示す図
である。
遮蔽体である適当な厚さのコンクリートを設置したアク
ティブ中性子法の検出体系を示す図である。
核分裂を起こす経路 106 :核分裂性物質の原子核 107 :核分裂中性子が検出される経路 108 :中性子検出器 108a:中性子検出器 108b:中性子検出器 109 :中性子発生管から放出される中性子が検出さ
れる経路 110 :測定システム制御装置 111 :中性子発生管電源 112 :中性子信号増幅波形整形電子回路 113 :時間計数計測集積部 201 :20μsの時間間隔毎の計数値の加算集積値 202 :包絡曲線データ 301 :中性子発生管からの高速中性子計数成分 302 :バックグラウンド計数成分 303 :熱中性子による核分裂中性子計数成分 303a:熱中性子による核分裂中性計数子成分 303b:熱中性子による核分裂中性計数子成分 304 :熱中性子による核分裂中性子計数値の総和 304a:熱中性子による核分裂中性子計数値の総和 304b:熱中性子による核分裂中性子計数値の総和 601 :発生管からの中性子が廃棄物固体で減速して
核分裂を起こす経路 602 :核分裂中性子が検出される経路 801 :廃棄物固体で減速した中性子による核分裂中
性子の計数成分 1001:中性子吸収物質入りポリエチレン中性子吸収
体 1101:1001以外の中性子吸収遮蔽体 1201:プルトニウム線源 1202:プルトニウム線源の移動位置 1203:ドラム缶の中心 1300:プルトニウム線源をコンクリートの充填され
たドラム缶の中心に置いたときの測定データ(包絡曲線
データ) 1301:中性子発生管からの高速中性子計数成分 1302:バックグラウンド計数成分 1303:グラファイトで減速した中性子より発生した
核分裂中性子の計数成分 1303’:グラファイトで減速した中性子より発生し
た核分裂中性子の計数成分のみを抽出したデータ 1304:従来のアクティブ中性子法で得ていた廃棄物
固体中心部における計数値総和 1305:本発明に係る核分裂中性子の計数成分 1306:本発明に係る廃棄物固体中心部における核分
裂中性子計数成分の計数値総和 1401:従来法によるプルトニュウム試料の位置に対
する測定値の依存性 1402:本発明によるプルトニュウム試料の位置に対
する測定値の依存性 1601:ボロン入りポリエチレン中性子吸収体 1701:コンクリート,ボロン入りコンクリート
ータの解析において、中性子発生管より放出された高速
中性子が測定対象物である廃棄物固体中で散乱し減速し
て熱中性子化し、その熱中性子が当該廃棄物固体中の核
分裂性物質を核分裂させたときに放出される核分裂中性
子の計数成分を選択的に抽出し、その成分の計数値総和
を求め、その計数値総和を測定対象物である廃棄物固体
中に内蔵されている核分裂性物質の総量を示す値とする
放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊的測定法で
ある。
おいて、アクティブ中性子法において得られた測定デー
タより、中性子発生管から放出された高速中性子が中性
子減速反射体系内で減速され熱中性子となって測定対象
物の廃棄物固体内に侵入して廃棄物固体内の核分裂性物
質を核分裂させて放出された核分裂中性子の計数成分
と、中性子発生管から放出された高速中性子の計数成分
が廃棄物固体内の核分裂に寄与することなく検出されて
計数された計数成分と、バックグラウンド計数成分とを
取り除き、残された計数データを、中性子発生管より放
出された高速中性子が測定対象物である廃棄物固体中で
散乱し減速して熱中性子化しその熱中性子が当該廃棄物
固体中の核分裂性物質を核分裂させたときに放出される
核分裂中性子の計数成分とする方法である。
子減速反射体系よりグラファイト中性子減速体を除去し
たものである。
(3)において、アクティブ中性子法の測定体系の中性子
減速反射体系より、グラファイト中性子減速体を除去し
たあとのポリエチレン中性子反射体を中性子吸収物質入
りポリエチレンとしたものである。
定体系より中性子減速反射体体系を除去し、その代替と
して中性子吸収遮蔽体(例えば、適当な厚さのコンクリ
ート)を設置したものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 アクティブ中性子法で得られた測定デー
タの解析において、中性子発生管より放出された高速中
性子が測定対象物である廃棄物固体中で散乱し減速して
熱中性子化し、その熱中性子が当該廃棄物固体中の核分
裂性物質を核分裂させたときに放出される核分裂中性子
の計数成分を選択的に抽出し、その成分の計数値総和を
求め、その計数値総和を測定対象物である廃棄物固体中
に内蔵されている核分裂性物質の総量を示す値とする放
射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法。 - 【請求項2】 アクティブ中性子法において得られた測
定データより、中性子発生管から放出された高速中性子
が中性子減速反射体系内で減速され熱中性子となって測
定対象物の廃棄物固体内に侵入して廃棄物固体内の核分
裂性物質を核分裂させて放出された核分裂中性子の計数
成分と、中性子発生管から放出された高速中性子の計数
成分が廃棄物固体内の核分裂に寄与することなく検出さ
れて計数された計数成分と、バックグラウンド計数成分
を取り除き、残された計数データを、中性子発生管より
放出された高速中性子が測定対象物である廃棄物固体中
で散乱し減速して熱中性子化しその熱中性子が当該廃棄
物固体中の核分裂性物質を核分裂させたときに放出され
る核分裂中性子の計数成分とする請求項1に記載の放射
性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法。 - 【請求項3】 アクティブ中性子法の測定体系の中性子
減速反射体系よりグラファイト中性子減速体を除去した
放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法の装
置。 - 【請求項4】 アクティブ中性子法の測定体系の中性子
減速反射体系よりグラファイト中性子減速体を除去した
あとのポリエチレン中性子反射体を中性子吸収物質入り
ポリエチレンとした放射性廃棄物固体内の核分裂性物質
の非破壊測定法の装置。 - 【請求項5】 アクティブ中性子法の測定体系より中性
子減速反射体系を除去し、その代替として中性子吸収遮
蔽体を設置した放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非
破壊測定法の装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23141597A JPH1164528A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法及び装置 |
| FR9810784A FR2767926B1 (fr) | 1997-08-27 | 1998-08-27 | Procede et appareil de mesure non destructrice de materiaux fissiles dans des dechets solides radioactifs |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23141597A JPH1164528A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1164528A true JPH1164528A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16923241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23141597A Pending JPH1164528A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 放射性廃棄物固体内の核分裂性物質の非破壊測定法及び装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1164528A (ja) |
| FR (1) | FR2767926B1 (ja) |
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1997
- 1997-08-27 JP JP23141597A patent/JPH1164528A/ja active Pending
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1998
- 1998-08-27 FR FR9810784A patent/FR2767926B1/fr not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| FR2767926A1 (fr) | 1999-03-05 |
| FR2767926B1 (fr) | 2003-08-29 |
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