JPH1164570A - 原子炉内機器昇降装置 - Google Patents

原子炉内機器昇降装置

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JPH1164570A
JPH1164570A JP9225021A JP22502197A JPH1164570A JP H1164570 A JPH1164570 A JP H1164570A JP 9225021 A JP9225021 A JP 9225021A JP 22502197 A JP22502197 A JP 22502197A JP H1164570 A JPH1164570 A JP H1164570A
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JP
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equipment
reactor
lifting
jack
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JP9225021A
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English (en)
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Kenjiro Fukamichi
建次郎 深道
Atsushi Akimoto
淳 秋元
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原子力発電施設において、沸騰水形原子炉の定
期点検時や燃料交換時に、原子炉内機器を原子炉圧力容
器内から取り出し、移送するための原子炉内機器昇降装
置の支持機能をより確実なものにし、安全で信頼性の高
い昇降装置を提供することを目的とする。 【解決手段】原子炉の上方から原子炉内機器を吊り上
げ、機器貯蔵プール等に移動させる原子炉内機器昇降装
置において、天井クレーン等によって吊り上げられる上
部ビーム59と、原子炉内機器の着脱を行う下部ビーム
と、これらの上部ビーム59と下部ビームとを上下方向
に沿って接離動作させる接離動作手段と、上部ビーム5
9と下部ビームとを一定の接近位置で停止させる当接手
段とを備え、当接手段は、下部ビームの上面側に設置さ
れ昇降動作を行うジャッキ体70と、上部ビーム59の
下面側に設けられ、ジャッキ体70を受止めるジャッキ
受体71とから構成され、上部ビーム59と下部ビーム
との間で接近位置の調整が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、燃料沸騰
水形原子炉(BWR)の原子炉内機器を定期点検時また
は交換時等に昇降させる原子炉内機器昇降装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉の定期点検時や燃料交換
時には、炉心を構成するシュラウドヘッドなどの原子炉
内機器を原子炉圧力容器内から取り外し、機器貯蔵プー
ルへ移送する作業が行われる。
【0003】図4は、沸騰水形原子炉の原子炉圧力容器
の炉心部を構成する炉心シュラウド、シュラウドヘッド
等を示す断面図である。
【0004】図4に示すように、原子炉圧力容器内の炉
心1は炉心支持板2、上部格子板3により多数本の燃料
集合体(図示せず)を支持し、その周囲を炉心シュラウ
ド4によって囲んだ構成となっている。炉心シュラウド
4の頂部はシュラウドヘッド5で覆われ、シュラウドヘ
ッド5には多数のスタンドパイプ6が林立され、各スタ
ンドパイプ6の頂部には気水分離器7が接続され、これ
らのシュラウドヘッド5から気水分離器7までが、数1
0本のシュラウドヘッドボルト8により炉心シュラウド
4に締結されて、一体に構成されている。
【0005】シュラウドヘッドの吊り上げ吊り下げ作業
は、シュラウドヘッドなどの原子炉内機器を着脱できる
昇降装置を用いる。昇降装置は、天井クレーンのワイヤ
ーロープの下端に接続されたフックによって吊下げら
れ、天井クレーンの操作は人間によって行われる。その
ため、操作を行っている人間が放射能に汚染されないよ
うに、原子炉圧力容器内に水を張って放射能汚染を防止
するとともに、昇降装置を吊している天井クレーンフッ
クおよびクレーンのワイヤロープが炉水による濡れを防
止する必要がある。
【0006】天井クレーンフックおよびクレーンのワイ
ヤロープを炉水に濡らさないように、従来一般的には、
昇降装置が上下するのと同時に、原子炉ウェル内の水位
を上下させることにより昇降作業を行っていた。このた
め、移送作業には大変長時間を要していた。
【0007】そこで、最近では原子炉ウェル内の水位を
上下させる作業時間を短縮するために、原子炉ウェルの
水位が満水状態であっても天井クレーンフックを濡らさ
ず、水中でシュラウドヘッドを取扱える原子炉内機器昇
降装置が提案されている。この原子炉内機器昇降装置に
ついて、図5および図6を用いて説明する。
【0008】図5は、従来の原子炉内機器昇降装置を示
す図である。
【0009】原子炉内機器昇降装置9は、天井クレーン
下部の先端に設けられたフック10を介して吊り上げら
れる上部ビーム11と、原子炉内機器の着脱を行う下部
ビーム12と、これらの上部ビーム11と下部ビーム1
2とを上下方向に沿って接離動作させる接離動作手段1
3と、上部ビーム11と下部ビーム12とを一定の接近
位置で停止させる当接手段14とから構成されている。
【0010】上部ビーム11は、天井クレーン下部の先
端に設けられたフック10を掛止するためのフックボッ
クス15と、このフックボックス15下部に設けられる
ブラケット16と、ブラケット16下部に一端が接続さ
れている多数本の吊りワイヤ17と、吊りワイヤ17の
他端が接続されている水平な上部ビーム本体18とから
構成されている。
【0011】接離動作手段13は、回転動力伝達手段1
9と、変換手段20と、昇降手段21とから構成されて
いる。回転動力伝達手段19は、モータおよびウォーム
減速機からなり上部ビーム本体18の上部中央に設けら
れた駆動部ユニット22と、この駆動部ユニット22か
ら上部ビーム本体18の両端まで回転動力を伝達する伝
達軸23とから構成されている。変換手段20は、上部
ビーム本体18の両端に設置され、伝達軸23により伝
達された回転動力を昇降動作に変換するギアボックス2
4により構成され、このギアボックス24により回転動
作が昇降動作に変換される。昇降手段21は、上部ビー
ム本体18に対して垂直な状態でギアボックス24に挿
入された昇降ネジ25と、この昇降ネジ25の下端に設
けられ下部ビーム12に連結される連結軸26とから構
成されている。
【0012】下部ビーム12は、水平な下部ビーム本体
27と、下部ビーム本体27の両端下部に設置される吊
り装置28とから構成されている。
【0013】この下部ビーム12の上部ビーム11に対
する昇降動作は、昇降ネジ25を上下させることによっ
て行われる。昇降ネジ25の昇降は、ギアボックス24
内に内蔵されたナットがモータおよび伝達軸23により
回転させられ、その回転が昇降ネジ25に伝えられるこ
とによって行われる。
【0014】当接手段14は、原子炉内機器昇降装置9
の床置き時に上部ビーム11と下部ビーム12との近接
位置で当接する対向部材からなり、上部ビーム本体18
の下部周側面に設けられた座台29に対向して下部ビー
ム本体27上に設けられた支柱30とから構成されてい
る。これらの座台29と支柱30とは、例えば上下部ビ
ーム11、12の中心部の回りに、間隔的に4セット配
置されている。
【0015】図6は、原子炉内機器昇降装置の動作を示
す説明図である。
【0016】図6(a)に示すように、原子炉圧力容器
の側方には機器貯蔵プール31が設けられ、原子炉圧力
容器の上方には原子炉ウェル32が設けられている。原
子炉ウェル32内には水張りを満水状態で行っておく。
【0017】そして、シュラウドヘッド5などの原子炉
内機器の着脱に際しては、図示しない専用のレンチを用
いて、予め原子炉圧力容器の上方からの操作によりシュ
ラウドヘッドボルト8を締結状態から解除する。この状
態で天井クレーンのフック10によって吊下げた原子炉
内機器昇降装置9を原子炉ウェル32内に導き、フック
10が炉水の水面よりも少し上方となる下降位置で停止
する。この位置で昇降ネジ25を最大ストロークまで延
ばして下部ビーム12を下降させ、吊り装置28をシュ
ラウドヘッド5に接続する。
【0018】次に、図6(b)に示すように、昇降ネジ
25の回転により下部ビーム12を上昇させ、これによ
って、シュラウドヘッド5を吊り上げる。
【0019】その後、図6(c)に示すように、天井ク
レーンによって原子炉内機器昇降装置9の全体を上昇さ
せ、これにより、シュラウドヘッド5を吊り上げて原子
炉内から取り出し、機器貯蔵プール31に移送する。
【0020】以上の操作により、天井クレーンのワイヤ
およびフック10等を炉水に浸すことなく、満水状態の
ままで原子炉内機器の昇降作業を行うことができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】全ての原子炉内機器の
搬出入が終了した後は、原子炉内機器昇降装置9を所定
の保管場所、例えば機器貯蔵プール31内に床置き等に
より収納する。この場合、昇降ネジ25に装置自体の重
さが負荷されると、ねじ部の疲労、損傷等により装置の
機能を損う可能性がある。そこで従来では上述したよう
に、上部ビーム11と下部ビーム12との間に当接手段
14として座台29と支柱30とを設け、これらの座台
29と支柱30とを上下部ビーム11、12の近接位置
で当接させることにより、装置自体の重さを支える構造
としていた。
【0022】しかしながら、従来の原子炉内機器昇降装
置9では以下の問題点があった。
【0023】即ち、モータの停止タイミングにより支柱
30を座台29に接触させる構成となっているので、モ
ータの停止タイミングがわずかに早いと支柱30と座台
29との間に隙間が生じ、装置自重を支柱30で支える
ことができなくなる。この場合には、原子炉内機器昇降
装置9の収納床置き時に、昇降ネジ25に装置自重が過
負荷されてしまうという問題が生じる。逆に、モータの
停止タイミングがわずかに遅いと、支柱30が座台29
に衝突してしまい、機器の損傷やモータの過負荷が発生
してしまうという問題も生じる。
【0024】さらに、上述した原子炉内機器昇降装置9
では、支柱30と座台29とからなる当接手段14が上
下部ビーム11、12の中心部を囲んで、例えば4セッ
ト配置されているが、各セット毎に製作上の誤差等によ
って寸法にばらつきがあるため、たとえ、1セットの支
柱30と座台29との接触に成功したとしても、他の3
セットにおいては間隔のばらつきによって、隙間の発生
や衝突の問題がそれぞれ個別に発生してしまうという問
題も生じる。
【0025】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、原子炉内機器昇降装置の使用後
および保管等の際に、上下ビームを当接停止させるため
の支持機能をより確実なものにし、ビーム間動作を行う
ための昇降ネジに過負荷が作用しないようにして、安全
で信頼性の高い原子炉内機器昇降装置を提供することを
目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の原子炉内
機器昇降装置は、原子炉の上方から原子炉内機器を吊り
上げ、機器貯蔵プール等に移動させる原子炉内機器昇降
装置において、天井クレーン等によって吊り上げられる
上部ビームと、原子炉内機器の着脱を行う下部ビーム
と、これらの上部ビームと下部ビームとを上下方向に沿
って接離動作させる接離動作手段と、前記上部ビームと
前記下部ビームとを一定の接近位置で停止させる当接手
段とを備え、前記当接手段は、前記上部ビームと前記下
部ビームとの間で当接位置の調整が可能な構成としたこ
とを特徴とする。
【0027】請求項2記載の原子炉内機器昇降装置は、
請求項1記載の原子炉内機器昇降装置において、当接手
段は、下部ビームの上面側に設置されて昇降動作を行う
ジャッキ体と、上部ビームの下面側に設けられ、前記ジ
ャッキ体を受止めるジャッキ受体とから構成されている
ことを特徴とする。
【0028】請求項3記載の原子炉内機器昇降装置は、
請求項2記載の原子炉内機器昇降装置において、ジャッ
キ体は、下部ビームに垂直に立設され、その上端部内周
面にネジ部が刻設された筒状基部と、この筒状基部のネ
ジ部に螺合され、上下方向に移動可能なジャッキロッド
とを有し、かつ、ジャッキ受体はブロック状で上部ビー
ムに固定され、前記ジャッキロッドの上端部を挿入し得
る凹部を下面に有することを特徴とする。
【0029】請求項4記載の原子炉内機器昇降装置は、
請求項3記載の原子炉内機器昇降装置において、前記ジ
ャッキロッドの上端がジャッキ受体の凹部に挿入し得る
昇降ストロークの範囲にあることを検出する当接位検出
手段を設けたことを特徴とする。
【0030】請求項5記載の原子炉内機器昇降装置は、
請求項4記載の原子炉内機器昇降装置において、当接位
置検出手段は、ジャッキ体またはジャッキ受体のいずれ
か一方に設けられ、他方から突出する可動子の位置を検
出する接触式スイッチもしくは近接式スイッチのいずれ
か一方、または両方であることを特徴とする。
【0031】請求項6記載の原子炉内機器昇降装置は、
請求項1から5までのいずれかに記載の原子炉内機器昇
降装置において、当接手段の当接状態を検出する当接代
検出手段を設けたことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
および図2を参照して説明する。
【0033】図2は、本実施形態の原子炉内機器昇降装
置の全体構成を示し、図1は要部構成を示している。
【0034】図2に示すように、本実施形態の原子炉内
機器昇降装置50は、天井クレーン下部の先端に設けら
れたフック51を介して吊り上げられる上部ビーム52
と、原子炉内機器の着脱を行う下部ビーム53と、これ
らの上部ビーム52と下部ビーム53とを上下方向に沿
って接離動作させる接離動作手段54と、上部ビーム5
2と下部ビーム53とを一定の接近位置で停止させる当
接手段55とから構成され、当接手段55は、上部ビー
ム52と下部ビーム53との間で当接位置の調整が可能
な構成となっている。
【0035】上部ビーム52は、天井クレーン下部の先
端に設けられたフック51を掛止するためのフックボッ
クス56と、このフックボックス56下部に設けられる
ブラケット57と、ブラケット57下部に一端が接続さ
れている多数本の吊りワイヤ58と、吊りワイヤ58の
他端が接続されている水平な上部ビーム本体59とから
構成されている。
【0036】接離動作手段54は、回転動力伝達手段6
0と、変換手段61と、昇降手段62とから構成されて
いる。回転動力伝達手段60は、モータおよびウォーム
減速機からなり上部ビーム本体59の上部中央に設けら
れる駆動部ユニット63と、この駆動部ユニット63か
ら上部ビーム本体59の両端まで回転動力を伝達する伝
達軸64とから構成されている。変換手段61は、上部
ビーム本体59の両端に設置され、伝達軸64により伝
達された回転動力を昇降動作に変換するギアボックス6
5により構成され、このギアボックス65により回転動
作が昇降動作に変換される。昇降手段62は、上部ビー
ム本体59に対して垂直な状態でギアボックス65に挿
入された昇降ネジ66と、この昇降ネジ66の下端に設
けられ下部ビーム53に連結される連結軸67とから構
成されている。
【0037】下部ビーム53は、水平な下部ビーム本体
68と、下部ビーム本体68の両端下部に設置される吊
り装置69とから構成されている。
【0038】当接手段55は、下部ビーム本体68の上
面側に設置されて昇降動作を行うジャッキ体70と上部
ビーム本体59の下面側に設けられ、ジャッキ体70を
受止めるジャッキ受体71とから構成されている。
【0039】ジャッキ体70は、図1に示すように、下
部ビーム本体68に垂直に立設され、その上端部内周面
にネジ部が刻設された筒状基部72と、この筒状基部7
2のネジ部に螺合され、上下方向に移動可能なジャッキ
ロッド73とを有する。ジャッキロッド73の周側部下
部にはハンドル74が設けられ、ハンドル74を利用し
て回転させることにより、ジャッキロッド73が上下方
向に移動可能である。
【0040】ジャッキ受体71はブロック状で上部ビー
ム本体59に固定され、ジャッキロッド73の上端部を
挿入し得る凹部を下面に有する。
【0041】図1において、ジャッキロッド73を実線
で示す位置はジャッキロッド73の上昇前の位置であ
り、二点鎖線で示す位置は最上昇位置である。最上昇位
置ではジャッキロッド73上部はジャッキ受体71内に
挿入され、上部ビーム52の荷重がジャッキ体70を介
して下部ビーム53で受け止められ、この状態で不使用
時の収納等が行われる。
【0042】また本実施形態においては、原子炉内機器
昇降装置の停止位置を確実にする当接位置検出手段75
およびジャッキロッド73の下げ忘れを防止するための
当接代検出手段76が設けられている。
【0043】当接位置検出手段75は、図1に示すよう
に、ジャッキロッド73の上端がジャッキ受体71の穴
に嵌合する昇降ストローク範囲に来たことを検出する。
即ち、この当接位置検出手段75は、ジャッキ受体71
からリミットスイッチブラケット77を介してビーム間
隔検出用の直動式リミットスイッチ78を設置し、ジャ
ッキ体70の筒状基部72の上端に位置検出用のストラ
イカ80を設けることにより構成している。このストラ
イカ80が、直動式リミットスイッチ78に当接する
と、検出信号が検出信号ケーブル79により制御盤(図
示しない)に伝えられる。これにより、ジャッキロッド
73を回転させた場合にジャッキ受体71に当接するま
で上昇できることがわかる。
【0044】当接代検出手段76は、ジャッキロッド7
3側面に位置して、調整位置確保位置戻し忘れ防止用の
近接スイッチ81をジャッキ受体71にリミットスイッ
チブラケット82を介して固定した構成とされ、近接ス
イッチ81は信号ケーブル83により制御盤(図示しな
い)に接続されている。
【0045】次に、原子炉内機器昇降時の動作について
説明する。
【0046】まず、シュラウドヘッドなどの原子炉内機
器の着脱に際し、予め準備操作として、原子炉内機器昇
降装置50の昇降動作開始前に、ジャッキロッド73を
回転させて昇降ストロークの範囲内の下端位置まで下げ
ておく(以下、この位置を調整代確保位置と称す
る。)。ジャッキロッド73が下端位置にあれば、近接
スイッチ81から信号ケーブル82を介して検出信号が
制御盤(図示せず)に発信され昇降動作が可能となる。
万一、ジャッキロッド73を調整代確保位置に下げ忘れ
た場合(図1の二点鎖線位置)には、近接スイッチ81
から検出信号が信号ケーブル82を介して制御盤へ発信
されず、インタロックが作用して昇降動作をすることが
できなくなる。
【0047】この状態で、図6に示した従来例と同様に
専用のレンチを用いて、シュラウドヘッドボルトを解除
する。そして、天井クレーンから懸架された原子炉内機
器昇降装置50の昇降ネジ66を最大ストロークまで延
ばし、シュラウドヘッドと接続する。次に、昇降ネジ6
6を上昇させてシュラウドヘッドを吊り上げる。その
後、天井クレーンによって原子炉内機器昇降装置50を
吊り上げることにより、シュラウドヘッドを吊り上げて
シュラウドヘッドを原子炉内から取り出し、機器貯蔵プ
ールにシュラウドヘッドの移送を行う。
【0048】以上の操作によって、原子炉内機器の搬出
入が全て終了したら、原子炉内機器昇降装置50を収納
場所へ保管する。
【0049】この保管時の床置きに際しては、ジャッキ
ロッド73がジャッキ受体71に挿入される直前でモー
タを停止させる必要があるが、この停止動作は、直動式
リミットスイッチ78にストライカ80が当接すること
により、直動式リミットスイッチ78から検出信号が信
号ケーブル79を介して制御盤に伝えられるので、自動
的に正確な位置でモータを停止させることができる(図
1、図2の実線で示す位置)。この位置からハンドル7
4を回転させることによりジャッキロッド73を上昇さ
せ、ジャッキ受体71に挿入嵌合させる(図1、図2の
二点鎖線で示す位置)。
【0050】上記の操作により、モータの停止タイミン
グによる停止位置のばらつき、もしくは、4セットのジ
ャッキ体70のレベルのばらつきがあっても、確実に上
部ビーム52の荷重を下部ビーム53に伝えることが可
能となる。即ち、ジャッキロッド73の上端位置と下端
位置との距離を調整代として使うことが可能である。本
実施形態によれば、上部ビーム52の荷重を確実に4本
のジャッキ体70を介して下部ビーム53に伝達するこ
とができ、原子炉内機器昇降装置50を収納床置きする
際に、昇降ネジ66に過度の荷重を負荷することがな
く、天井クレーンから切り離すことができる。
【0051】また、調整位置確保位置戻し忘れ防止用近
接スイッチ81などの当接代検出手段76を設けること
により、ジャッキロッド73の調整代確保位置への下げ
忘れを防止することができ、信頼性の高い昇降装置およ
び荷重支持機構が得られる。
【0052】さらに、直動式リミットスイッチ78など
の当接位置検出手段75を設けることにより、昇降装置
の停止位置を確実に決めることができ、位置調整機能お
よび戻し忘れ防止機能をより確実なものとすることがで
きる。
【0053】なお、本発明の当接位置検出手段は上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、図1に示す
直動式リミットスイッチ78の代わりに、図3に示すよ
うに、ビーム間隔を非接触で検出する近接式リミットス
イッチ81を設けてもよい。
【0054】また、直動式リミットスイッチ78と近接
式リミットスイッチ84とを併用してもよい。その場合
には、図1に示す直動式リミットスイッチ78の当接位
置検出手段75とは異なる位置に設置することが望まし
い。また、直動式リミットスイッチ78あるいは近接式
リミットスイッチ84の個数についても特に限定され
ず、直動式リミットスイッチ78と近接式リミットスイ
ッチ84を複数適用しても良い。
【0055】このように、直動式リミットスイッチ78
と近接式リミットスイッチ84を複数設置することによ
り、万一、一方のリミットスイッチが故障した場合にお
いても、他方のリミットスイッチが作動するために、昇
降装置の支持機構を確実なものとすることができる。
【0056】また、リミットスイッチの検出方式を直動
式および近接式と、異なる方式を適用することにより、
リミットスイッチが1種類の場合よりも、昇降装置の停
止位置を確実なものとすることができるため、安全で信
頼性の高い昇降装置を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明による原
子炉内機器昇降装置によれば、上部ビームの荷重を確実
に下部ビームに伝達することが可能であり、原子炉内機
器昇降装置を収納床置きする際に、昇降ネジに荷重を負
荷することなく天井クレーンから切り離すことが可能で
ある。また、原子炉内機器昇降装置の停止位置を確実に
決めることができるため、位置調整機能を確実なものと
することができる。さらに、調整代確保位置への下げ忘
れを防止することができる。従って、支持機能がより確
実であり、安全で信頼性の高い支持機構を有する原子炉
内機器昇降装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における原子炉内機器昇降装置の要部構
成を示す図。
【図2】本発明における原子炉内機器昇降装置の全体構
成を示す図。
【図3】本発明における原子炉内機器昇降装置の要部構
成を示す図。
【図4】従来における原子炉内機器昇降装置の全体構成
を示す図。
【図5】従来における原子炉内機器昇降装置の動作を説
明する図。
【図6】原子炉圧力容器内構造を示す断面図。
【符号の説明】
59 上部ビーム 70 ジャッキ体 71 ジャッキ受体 72 筒状基部 73 ジャッキロッド 74 ハンドル 75 当接位置検出手段 76 当接代検出手段 77 リミットスイッチブラケット 78 直動式リミットスイッチ 79 信号ケーブル 80 ストライカ 81 近接スイッチ 82 リミットスイッチブラケット 83 信号ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66C 17/04 B66C 17/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の上方から原子炉内機器を吊り上
    げ、機器貯蔵プール等に移動させる原子炉内機器昇降装
    置において、天井クレーン等によって吊り上げられる上
    部ビームと、原子炉内機器の着脱を行う下部ビームと、
    これらの上部ビームと下部ビームとを上下方向に沿って
    接離動作させる接離動作手段と、前記上部ビームと前記
    下部ビームとを一定の接近位置で停止させる当接手段と
    を備え、前記当接手段は、前記上部ビームと前記下部ビ
    ームとの間で当接位置の調整が可能な構成としたことを
    特徴とする原子炉内機器昇降装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原子炉内機器昇降装置に
    おいて、当接手段は、下部ビームの上面側に設置されて
    昇降動作を行うジャッキ体と、上部ビームの下面側に設
    けられ、前記ジャッキ体を受止めるジャッキ受体とから
    構成されていることを特徴とする原子炉内機器昇降装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の原子炉内機器昇降装置に
    おいて、ジャッキ体は、下部ビームに垂直に立設され、
    その上端部内周面にネジ部が刻設された筒状基部と、こ
    の筒状基部のネジ部に螺合され、上下方向に移動可能な
    ジャッキロッドとを有し、かつ、ジャッキ受体はブロッ
    ク状で上部ビームに固定され、前記ジャッキロッドの上
    端部を挿入し得る凹部を下面に有することを特徴とする
    原子炉内機器昇降装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の原子炉内機器昇降装置に
    おいて、ジャッキロッドの上端がジャッキ受体の凹部に
    挿入し得る昇降ストロークの範囲にあることを検出する
    当接位置検出手段を設けたことを特徴とする原子炉内機
    器昇降装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の原子炉内機器昇降装置に
    おいて、当接位置検出手段は、ジャッキ体またはジャッ
    キ受体のいずれか一方に設けられ、他方から突出する可
    動子の位置を検出する接触式スイッチもしくは近接式ス
    イッチのいずれか一方、または両方であることを特徴と
    する原子炉内機器昇降装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    原子炉内機器昇降装置において、当接手段の当接状態を
    検出する当接代検出手段を設けたことを特徴とする原子
    炉内機器昇降装置。
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