JPH1164717A - カメラのレンズ駆動装置 - Google Patents

カメラのレンズ駆動装置

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JPH1164717A
JPH1164717A JP9216584A JP21658497A JPH1164717A JP H1164717 A JPH1164717 A JP H1164717A JP 9216584 A JP9216584 A JP 9216584A JP 21658497 A JP21658497 A JP 21658497A JP H1164717 A JPH1164717 A JP H1164717A
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focus lens
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正 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラマンのマニュアル操作によるピント調整
の後、自動ピント補正を行うカメラにおいて、自動ピン
ト補正により生じたレンズコントローラのフォーカス指
示位置と実際のフォーカスレンズ位置とのずれを、次に
カメラマンがマニュアル操作する際に徐々に減少させる
ことにより、カメラマンのマニュアル操作に対してフォ
ーカスレンズを違和感なく移動させるとともに、レンズ
コントローラのフォーカス指示位置と実際のフォーカス
レンズ位置とのずれによる不具合を防止するフォーカス
指示装置を提供する。 【解決手段】本発明に係るフォーカス指示装置は、カメ
ラマンによってフォーカスリングがマニュアル操作され
ると、自動ピント補正により生じたフォーカスリングの
フォーカス指示位置と実際のフォーカスレンズの位置と
にずれ量を徐々にに減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのレンズ駆動
装置に係り、特にマニュアル操作部材の操作と焦点評価
値に基づきフォーカスレンズを移動させるカメラのレン
ズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビカメラ等においては、カメ
ラマンがビューファインダーの被写体像を見ながら、フ
ォーカスデマントと呼ばれるレンズコントローラ等を用
いてマニュアル操作によりフォーカスレンズを移動させ
てピント調整を行っている。しかし、長焦点レンズでフ
ォーカシングの感度が高い場合や、カメラの解像力の割
にビューファインダが小さくピントが確認しにくい場合
には、マニュアル操作で常に満足するようなピント調整
を行うのは難しいという問題があった。
【0003】そこで、特開平8−36129号公報にお
いて次のようなピント調整方法が提案されている。これ
によれば、カメラマンがレンズコントローラ(フォーカ
スデマンド)をマニュアル操作してピント調整を行って
いる際に、撮影されている画像から焦点評価値を順次検
出し、カメラマンがフォーカス操作を終了した時点で、
前記検出した焦点評価値が最大となった位置にフォーカ
スレンズを自動で移動させてピント補正(自動ピント補
正)を行う。これにより、カメラマンのマニュアル操作
では調整できない高精度のピント調整ができるようにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カスデマンド等の多くのレンズコントローラは、カメラ
マンが操作する操作部材の位置(フォーカスリングの回
転角度)をポテンショメータによって絶対位置で検出
し、カメラ側では、レンズコントローラから入力される
前記絶対位置に対応する位置にフォーカスレンズを移動
させるようにしている。そこで、このようなカメラに上
記特開平8−36129号公報に記載のピント調整方法
を適用すると、次のような問題があった。
【0005】例えば、カメラマンがフォーカスデマンド
によりフォーカスレンズを所望位置に移動させた後、カ
メラ側が自動で焦点評価値が最大となる位置にフォーカ
スレンズを移動させると、フォーカスデマンドの操作部
材の位置(回転角度)に対応しない位置にフォーカスレ
ンズが移動し停止することになる。この場合に、次にカ
メラマンがフォーカスデマンドの操作部材を操作する
と、フォーカスレンズは、操作部材の位置に対応する位
置に即座に移動しようとするため、カメラマンの意図す
る方向にフォーカスレンズが移動しなかったり、フォー
カスレンズの移動が不自然になるといった不具合が発生
する。
【0006】これを解消するためには、フォーカスデマ
ンドの操作部材の位置の変動分に対応する量だけフォー
カスレンズを移動させるといったように、フォーカスレ
ンズを停止位置からの相対位置によって制御することが
考えられる。しかし、この場合、フォーカスレンズの制
止端(無限遠端と至近端)と操作部材の位置を検出する
ポテンショメータの制止端が一致しなくなり、ポテンシ
ョメータが制止端でないにもかかわらずフォーカスレン
ズが制止端にあるために、操作部材を操作してもフォー
カスレンズが移動しなかったり、フォーカスレンズが制
止端に到達していないにもかかわらずポテンショメータ
が制止端にあるために、それ以上操作部材を操作するこ
とができずフォーカスレンズを移動させることができな
いといった不具合が発生する。
【0007】また、フォーカスデマンドの操作部材の位
置の変動分を例えばインクリメンタル型のロータリーエ
ンコーダで検出し、フォーカスレンズを上述のように相
対位置で制御すれば、ロータリーエンコーダには制止端
がないため、上述のような問題は起こらないが、現在テ
レビカメラで使用されているフォーカスデマンドはポテ
ンショメータを使用したもの、即ち、絶対位置でフォー
カスレンズを制御するものが主流であり、これを相対位
置で制御するロータリーエンコーダとするのは、互換性
上好ましくなく、また、操作部材に制止端がないとカメ
ラマンにはフォーカスレンズの制止端を認識することが
困難なため操作性上好ましくないという問題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラマンのマニュアル操作に基づくピント調
整と、自動によるピント調整とを行うカメラにおいて、
自動のピント調整により生じたマニュアル操作部材のフ
ォーカス指示位置と実際のフォーカス位置とのずれによ
る操作上の不具合を解消し、カメラマンのマニュアル操
作に対してフォーカスレンズを違和感なく移動させるカ
メラのレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、マニュアル操作部材の操作に基づいてモー
ターを制御してフォーカスレンズを駆動する手動合焦手
段と、自動で前記モーターを制御して前記フォーカスレ
ンズを駆動する自動合焦手段とを備え、前記手動合焦手
段による第1のピント合わせが終了した後、前記自動合
焦手段によって第2のピント合わせを行うカメラのレン
ズ駆動装置において、前記手動合焦手段によって指示さ
れるフォーカスレンズの位置と、フォーカスレンズの現
在位置とのずれ量を求めるずれ量算出手段と、前記手動
合焦手段が再駆動されると、前記ずれ量が徐々に減じら
れるように前記フォーカスレンズを駆動させる制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、カメラマンによってマニ
ュアル操作部材が操作されると、この操作部材の操作に
基づいてモーターを制御してフォーカスレンズを移動さ
せ(第1のピント合わせ)、操作部材の操作が終了する
と、自動合焦手段によりフォーカスレンズを駆動して第
2のピント合わせを行う。この場合に、自動合焦手段に
よるフォーカスレンズの移動に起因して、前記手動合焦
手段によって指示されるフォーカスレンズの位置とフォ
ーカスレンズの現在位置とにずれが生じるため、次にマ
ニュアル操作部材が操作された場合に、このずれが徐々
に減じられるように前記フォーカスレンズを駆動させ
る。これにより、操作部材が操作された際にフォーカス
レンズは段階的に操作部材が指示する位置に近づくこと
になり、カメラマンにとって違和感のないフォーカス操
作を行うことができ、また、フォーカスレンズの制止端
とフォーカス操作部材の制止端が一致しないことの不具
合を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラのレンズ駆動装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は本発明に係るカメラのレンズ駆動装
置が適用されるテレビカメラの内部構成を示すブロック
図である。同図に示すように撮影光学系10は、フォー
カスレンズ12、変倍レンズ14、マスターレンズ1
6、絞り18等から構成され、被写体像はこれらのレン
ズ、絞り18を介して撮像素子であるCCD20の結像
面に結像される。
【0012】上記撮影光学系10のフォーカスレンズ1
2はモーター36によって移動され、その制御はCPU
32によって行われる。CPU32は、フォーカスレン
ズ12を移動させる目標位置(以下、フォーカス目標位
置という。)を後述するフォーカスリング42の操作や
画像信号から得られる焦点評価値に基づいて求めるとと
もに、フォーカスレンズ12の位置(以下、フォーカス
レンズ位置という。)をポテンショメータ40によって
検出し、A/D変換器38を介して入力する。そして、
上記フォーカスレンズ位置とフォーカス目標位置の差を
検出し、この差に応じた電圧信号をフォーカス制御信号
としてD/A変換器33を介してモーター駆動回路34
に逐次出力する。
【0013】モーター駆動回路34は、このフォーカス
制御信号の電圧を増幅させてフォーカスレンズ位置とフ
ォーカス目標位置の差が0となるようにモーター36を
駆動し、フォーカスレンズ12を移動させる。これによ
り、フォーカスレンズ12はフォーカス目標位置に移動
される。尚、CPU32は、上記フォーカスレンズ位置
やフォーカス目標位置を数値で認識しており、フォーカ
スレンズ位置を示す値P(以下、この値をフォーカスレ
ンズ値Pという。)は、ポテンショメータ40から入力
される電圧信号の電圧値で与えられ、フォーカス目標位
置を示す値Pa(以下、この値をフォーカス目標値Pa
という。)は、フォーカスレンズ位置がフォーカス目標
位置と一致した場合に、フォーカスレンズ値Pとの和が
0となるように与えられる。
【0014】従って、フォーカス目標位置とフォーカス
レンズ位置とが一致していない場合は、フォーカスレン
ズ値Pとフォーカス目標値Paとの和は0とはならず、
この和の値をフォーカス制御信号(以下、フォーカス制
御信号の示す値をフォーカス制御値という。)としてモ
ーター駆動回路34に出力して、このフォーカス制御値
の正負,大小に応じた回転方向、回転速度でモーター3
6を駆動させることにより、フォーカスレンズ12をフ
ォーカス目標位置に移動させる。
【0015】カメラマンがマニュアルによりフォーカス
操作を行う場合、カメラマンは同図に示すフォーカスデ
マンド(レンズコントローラ)のフォーカスリング42
を回転操作する。これにより、フォーカスリング42の
回転角度がポテンショメータ44によって検出され、回
転角度に比例した電圧信号がフォーカスリング位置を示
す信号(以下、フォーカスリング位置信号、或いは、フ
ォーカス指示信号という。)としてポテンショメータ4
4から出力される。そして、ポテンショメータ44から
出力されたフォーカスリング位置信号はA/D変換器4
6によってデジタル信号に変換されてCPU32に入力
される。
【0016】CPU32は、このようにポテンショメー
タ44から入力されるフォーカスリング位置信号に基づ
いて上記フォーカス目標位置を求め(尚、フォーカス目
標位置を求める手順については後述する。)、上述のよ
うにフォーカスレンズ位置をフォーカス目標位置に移動
させる。これにより、カメラマンのフォーカス操作によ
りフォーカスレンズ12が移動し、カメラマンによるピ
ント調整が行われる。
【0017】尚、CPU32は、上記フォーカス目標位
置、フォーカスレンズ位置と同様にフォーカスリング位
置をフォーカスリング位置信号の電圧値で認識してお
り、この値を、以下、フォーカスリング値Pc、又は、
フォーカス指示値Pcという。また、フォーカスリング
42の回転角度とフォーカスレンズ12の位置とは適切
な対応関係があり、例えば、フォーカスリング12の正
転・逆転方向の制止端の位置とフォーカスレンズ12の
無限遠端・至近端の位置とが一致するように設定され
る。フォーカスリング値Pcは、フォーカスリング42
の回転角度とフォーカスレンズ12の位置とがその対応
する関係にある場合にフォーカスレンズ値Pとの和が0
となるように設定されている。
【0018】また、上記CPU32は、オートフォーカ
スによりピント調整を行う場合や、上記カメラマンのマ
ニュアル操作によるピント調整を自動補正する場合に、
画像信号から得られる焦点評価値に基づいてフォーカス
目標位置を求め、このフォーカス目標位置にフォーカス
レンズ12を移動させる。同図に示すCCD20は、結
像面に結像された被写体像を光電変換し、画像信号とし
て撮像回路22に入力する。撮像回路22は入力した画
像信号から例えばNTSCの映像信号を生成し、この映
像信号をビューファインダ48やモニタTV等の外部映
像表示装置50に出力する。これにより、ビューファイ
ンダ48や外部映像表示装置50には撮影中の映像が表
示される。
【0019】一方、撮像回路22には、焦点評価値を求
めるためのハイパスフィルタ(HPF)24、A/D変
換器26、ゲート28、加算器30が順に接続され、撮
像回路22は、画像信号から生成した輝度信号をHPF
24に出力するとともに、映像信号に合わせて同期信号
をフォーカスエリア選択ゲート28、加算器30、CP
U32に出力する。
【0020】HPF24は上記輝度信号に含まれる高周
波成分を抽出する。この抽出された高周波成分は、画像
の鮮鋭度が高い程、多く含まれるため、この高周波成分
を積分することによって積分範囲での平均的な画像の鮮
鋭度の高低を数値化することができる。そして、HPF
24を通過した高周波成分は、A/D変換器26によっ
てデジタル信号に変換され、フォーカスエリア選択ゲー
ト28に入力される。このフォーカスエリア選択ゲート
28は、撮像画面上の中央部のフォーカスエリアに対応
する信号のみを抽出する回路であり、このフォーカスエ
リアに写された被写体(主要被写体)に関する情報のみ
を抽出する。
【0021】フォーカスエリア選択ゲート28によって
抽出されたデジタル信号は加算器30に入力され、1フ
ィールド分の前記デジタル信号が積算される。この積算
された値は画像の鮮鋭度を示す焦点評価値としてCPU
32に入力される。CPU32は、通常のオートフォー
カスを行う場合には、フォーカスレンズ12を山登り動
作させるとともに、上記加算器30から焦点評価値を入
力し、焦点評価値が最大となる位置を検出して、その位
置をフォーカス目標位置としてフォーカスレンズをフォ
ーカス目標位置に移動させる。
【0022】一方、カメラマンのマニュアル操作による
ピント調整を自動補正(自動ピント補正)する場合に
は、具体的な手順については後述するが、カメラマンが
フォーカスリング42を操作している際に、CPU32
はこのフォーカスリング位置に基づいてフォーカスレン
ズ12を移動させるとともに、この移動の際にポテンシ
ョメータ40から入力されるフォーカスレンズ位置と加
算器30から入力される焦点評価値をCPU32内部の
図示しない記憶部に記録していく。そして、カメラマン
のフォーカス操作が終了し、フォーカスリング位置が停
止すると、記憶部に記憶したフォーカスレンズ位置と焦
点評価値とに基づいて焦点評価値が最大となるフォーカ
スレンズ位置Pmaxを求め、これをフォーカス目標位
置としてフォーカスレンズ12をその位置Pmaxに移
動させる。
【0023】これにより、カメラマンのマニュアル操作
によるピント調整が自動で補正され、カメラマンのマニ
ュアル操作では困難な高精度のピント調整が行われる。
次に上記CPU32の制御内容について詳説する。尚、
以下においては、カメラマンのフォーカス調整後、自動
ピント補正を行う場合の制御内容について説明する。図
2、図3は、CPU32によって制御内容の概要を示す
説明図であり、CPU32によって制御されるフォーカ
スレンズ12の移動軌跡の一例が示されている。図2に
示すように、上記フォーカスリング位置(フォーカス指
示位置)と、フォーカスレンズ位置との対応関係は、フ
ォーカスリング位置をx、フォーカスレンズ位置をyと
すると、直線x=yで示される。これは便宜上フォーカ
スリング位置をxで表した場合に、これに対応するフォ
ーカスレンズ位置を直線y=x上の点として表したもの
である。まず、カメラマンのフォーカス操作によりフォ
ーカスリング位置及びフォーカスレンズ位置が同図で
示す位置に移動した場合、次に、上記焦点評価値の最大
位置の検出(自動ピント補正)により、フォーカスレン
ズ12がで示す位置に移動したとする。この状態にお
いて、次にカメラマンのフォーカス操作によってフォー
カスリング位置が変化した場合、CPU32はフォーカ
スレンズ12を上記直線y=x上に即座に戻すのではな
く、同図からの直線、又は、から’の直線に示
すように少しづつ直線y=xとの差を縮めながら移動さ
せる。即ち、CPU32は、の位置からフォーカスリ
ング位置が小さくなる方向に変化するのを検知した場
合、フォーカスレンズ12を直線y=ax+mに沿って
移動させ、で示す直線y=xとの交点まで移動させ
る。そしての位置に到達すると、その後は、直線y=
xに沿ってフォーカスレンズ12を移動させる。
【0024】逆に、の位置からフォーカスリング位置
が大きくなる方向に変化するのを検知した場合、フォー
カスレンズ12を直線y=bx+nに沿って移動させ、
’で示す直線y=xとの交点まで移動させる。そして
’の位置に到達すると、その後は、直線y=xに沿っ
てフォーカスレンズ12を移動させる。尚、同図に示す
直線の傾きa、bの条件は、a<1(好ましくは0<a
<1)、b>1であり、aは直線y=xの傾きより小さ
く、bは直線y=xの傾きより大きくなるように設定さ
れる。一例を挙げればa=1/2、b=2が好適であ
る。また、m、nは、の位置により決まる値である。
【0025】また、図2に示した場合と異なり、フォー
カスリング位置がで示す位置から直線y=xに到達す
る前に方向を変えた場合については、図3に示すよう
に、フォーカスリング位置の変化する方向に応じて上記
傾きaとbの直線を連結して直線y=xに到達させる。
即ち、フォーカスリング位置が小さくなる方向に変化す
るのを検知した場合には、図2に示した場合と同様に、
フォーカスレンズ12を傾きaの直線(からで示す
位置までの直線y=ax+m、又は,’から’で示
す位置までの直線y=ax+m)に沿って移動させ、逆
に、フォーカスリング位置が大きくなる方向に変化した
のを検知した場合にはフォーカスレンズ12を傾きbの
直線(から’で示す位置までの直線y=bx+n、
又は,からで示す位置までの直線y=bx+p)に
沿って移動させる。
【0026】以上、図2、図3に示したように、自動ピ
ント補正したことにより生じたフォーカスリング位置に
対するフォーカスレンズ位置のずれがフォーカスリング
42の操作とともに少しずつ減少されることにより、カ
メラマンにとっては違和感なくフォーカス操作を行うこ
とができるとともに、フォーカスレンズ12の制止端と
フォーカスリング42(ポテンショメータ44)の制止
端に大きなずれが生じる不具合を防止することができ
る。もし制止端にずれが生じると判断される場合は、強
制的に減少量を大きくしても良い。
【0027】図4は上記CPU32の演算内容を示した
図である。同図に示すようにCPU32は、ポテンショ
メータ40からフォーカスレンズ値Pを入力するととも
に、ポテンショメータ44からフォーカスリング値(フ
ォーカス指示値)Pcを入力する。尚、図1に示したA
/D変換器38及びA/D変換器46は省略されてい
る。ここで示すフォーカスレンズ値P及びフォーカスリ
ング値Pcは上述したように各ポテンショメータから入
力される電圧信号の電圧値であり、フォーカスレンズ1
2がフォーカスリング42の回転角度が示す位置にある
場合、即ち、上記図2、図3に示したようにフォーカス
レンズ位置とフォーカスリング位置とが直線y=x上に
ある場合には、フォーカスレンズ値Pとフォーカスリン
グ値Pcの符号の正負が逆となり、P+Pc=0とな
る。
【0028】また、CPU32は、フォーカスリング値
Pcを補正する補正量Peを算出する。この補正量Pe
の内容は後述するとしてCPU32は、同図に示すよう
にフォーカスリング値Pcと補正量Peを加算し、フォ
ーカス目標値Paを求める。即ち、Pa=Pc+Peを
求める。そして、このフォーカス目標値Paにフォーカ
スレンズ値Pを加算した値Pa+Pをフォーカス制御値
として上記モーター駆動回路34に出力する。これによ
り、フォーカスレンズ12は、Pa+P=0となる位
置、即ち、フォーカス目標位置に移動する。尚、結果的
に補正量Pe=−Pc−Pとなり、補正量Peはフォー
カスリング値Pcと、フォーカスレンズ位置Pとのずれ
量を示している。
【0029】上記補正量Peの内容について説明する
と、カメラマンによるフォーカス操作が終了した時点で
は、CPU32は次にフォーカスレンズ位置を焦点評価
値の最大位置Pmax(正確には、Pmaxは焦点評価
値が最大となるフォーカスレンズ値P)に移動させるピ
ント補正を行うため、補正量Peとして、フォーカスリ
ング値Pc、即ち、現在のフォーカスレンズ値Pと、上
記焦点評価値の最大位置Pmaxとのずれ量Pe=−P
c−Pmax=P−Pmaxを算出する。この場合、フ
ォーカス目標値Paは、上記フォーカスリング値Pcに
補正量Peを加算した値Pa=Pc+Pe=−Pmax
となり、このフォーカス目標値Paにフォーカスレンズ
位置Pを加算した値Pa+Pをフォーカス制御値として
上記モーター駆動回路34に出力する。これにより、フ
ォーカスレンズ12は、−Pmax+P=0となる位
置、即ち、焦点評価値の最大位置Pmaxに移動する。
【0030】一方、既に何らかの補正量Peが与えられ
ている場合、即ち、フォーカスリング値Pcとフォーカ
スレンズ値Pにずれがある場合、このときの補正量Pe
はフォーカスリング値Pcとフォーカスレンズ値Pのず
れ量であり、Pe=−Pc−Pである。上記焦点評価値
による自動ピント補正が終了した時点では、Pe=−P
c−Pmaxである。このときカメラマンがフォーカス
リング42を操作した場合、CPU32は、フォーカス
リング42が所定角度回転する毎に、補正量Peの絶対
値を一定量ずつ減少させる。例えば、フォーカスリング
値Pcが前回のフォーカス目標値Pa=−P(即ち、現
在のフォーカスレンズ位置)に近づく方向に単位量移動
した場合には、補正量Peを単位量の2分の1減じ、フ
ォーカスリング値Pcが前回のフォーカス目標値Pa=
−Pから離れる方向に単位量移動した場合には、補正量
Peを単位量の減じることにより、上記図2、図3に示
した傾きa=1/2、b=2の直線上にそってフォーカ
スレンズ12を移動させることができる。
【0031】次に、図5、図6のフローチャートを用い
て上記CPU32の処理手順を説明する。図5に示すフ
ローチャートから説明すると、まず、CPU32はカメ
ラマンによってフォーカス操作が行われているか否かを
判定する(ステップS10)。即ち、フォーカスリング
42が回転操作されてポテンショメータ44の回転角度
を示す電圧信号に変化があったか否かを判定する。NO
の場合には、ステップS10の処理を繰り返し、フォー
カス操作されてYESとなった場合には、CPU32内
部の記憶部のアドレスを示すカウンタを0にセットする
(ステップS12)。そして、加算器30から焦点評価
値を読み込み、カウンタの示すCPU32の記憶部のア
ドレスに記録する(ステップS14)。次いで、上記カ
ウンタを1増加させ(ステップS16)、フォーカスレ
ンズ12の位置、即ち、フォーカスレンズ値Pを読み込
み、このフォーカスレンズ値Pをそのカウンタの示すア
ドレスに記憶する(S18)。
【0032】次に、図6に示すフローチャートに移り、
フォーカス操作が行われているか否かを判定する(ステ
ップS20)。即ち、ここではフォーカス操作が継続し
ているか否かを判定する。フォーカス操作が継続してい
る場合には、上記補正量Pe(=−Pc−P)が0か否
かを判定する(ステップS22)。ここで、YESの場
合には、フォーカス指示位置Pcと、フォーカスレンズ
位置Pが一致しているため、以下のステップS24、2
6をとばしてステップS28に移る。一方、NOの場合
には、フォーカス指示位置(フォーカスリング位置)、
即ち、フォーカス指示値Pcを検出し、フォーカス指示
値Pcが前回検出時から単位移動量移動したか否かを判
定する(ステップS24)。NOの場合には、次の処理
をとばしてステップS28に移り、YESの場合には、
上述したように補正量Peを所定量減じて(S26)、
その値を新たな補正量Peとする。そして、フォーカス
目標値Pa=Pc+Peを算出した後、このフォーカス
目標値Paとフォーカスレンズ値Pとを加算した値Pa
+Pをフォーカス制御値としてモーター駆動回路34に
出力する。
【0033】次いで、上記カウンタを1増加し(S2
8)、このカウンタが記憶部の最大アドレスm(mは奇
数)を越えているか否かを判断する(S30)。もし、
最大アドレスmを越えている場合は、カウンタを0にリ
セットし(S32)、ステップS14に戻る。尚、カウ
ンタを0にリセットするのは古いデータから順に新しい
データに書き換えるためである。
【0034】以上のステップS14からステップS32
までの処理を、CPU32はカメラマンによってフォー
カス操作が行われている間繰り返し行い、垂直ブランキ
ング期間において上記フォーカス制御値Pa+Pをモー
ター駆動回路34に出力してフォーカスレンズ12をフ
ォーカス目標位置に移動させる。これにより、フォーカ
スレンズ12は、自動ピント補正により生じたずれ量を
少しずつ減少させながらフォーカスリング42によるフ
ォーカス指示位置に近づくように移動する。
【0035】次に、上記ステップS20において、NO
と判定された場合、即ち、カメラマンによるフォーカス
操作が終了した場合、上記ステップS14からステップ
S32までの処理によってCPU32の記憶部に記憶さ
れた焦点評価値の中から最大の焦点評価値を検出する
(ステップS34)。そして、最大の焦点評価値を検出
すると、この最大の焦点評価値が記録されたアドレスの
次のアドレスに記録されているフォーカスレンズ位置
(即ち、最大の焦点評価値を検出した時のフォーカスレ
ンズ値P)をPmaxに代入する(ステップS36)。
次いで、このPmaxの値がCPU32の記憶部に記録
されているフォーカスレンズ位置の中で最端位置である
か否かを判定する(ステップS38)。YESの場合、
Pmaxのフォーカスレンズ位置以外に焦点評価値が最
大となるフォーカスレンズ位置が存在する可能性がある
ため、CPU32の記憶部に記録してあるフォーカスレ
ンズ位置と焦点評価値に基づいて焦点評価値が最大とな
る位置を例えばラグランジュの補間法を用いて算出す
る。そして、この算出したフォーカスレンズ位置をPm
axに代入する(ステップS40)。
【0036】焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ
位置Pmaxを得ると、CPU32は、フォーカス指示
値Pcとこの焦点評価値の最大位置Pmaxとから補正
量Pe=−Pc−Pmaxを算出する(ステップS4
2)。そして、フォーカス指示値Pcに補正量Peを加
算してフォーカス指示値Pcをフォーカス目標値Pa=
Pc+Pe=−Pmaxに変更して(ステップS4
4)、この変更したフォーカス指示位置、即ち、フォー
カス目標値Pa=−Pmax(焦点評価値が最大となる
位置)にフォーカスレンズ12を移動させる。
【0037】以上の処理の後、図5のステップS10に
戻り再度カメラマンによるフォーカス操作が行われるま
で待機し、カメラマンによるフォーカス操作が行われた
場合には、上記処理を繰り返し実行する。以上、上記実
施の形態では、カメラマンによるフォーカス操作が行わ
れている際に得られる焦点評価値に基づいて、フォーカ
ス操作後の自動ピント補正を行う場合について説明した
が、本発明はこれに限らず、カメラマンのフォーカス操
作後に、他の方法によってピント補正、或いは、ピント
調整を行うようなカメラにおいて使用できる。即ち、本
発明は、カメラマンが操作する操作部材(フォーカスリ
ング42)によって指示されるフォーカスレンズ位置
と、他のフォーカス手段によって指示されるフォーカス
レンズ位置とにずれが生じるような場合に、このずれを
違和感なく段階的に減少させていく場合に適用できる。
【0038】また、上記実施の形態では、カメラマンに
よるフォーカス操作終了後、自動でピント補正を行うよ
うにしたが、これに限らずスイッチ等でピント補正を開
始するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
のレンズ駆動装置によれば、カメラマンによってマニュ
アル操作部材が操作されると、この操作部材の操作に基
づいてモーターを制御してフォーカスレンズを移動させ
(第1のピント合わせ)、操作部材の操作が終了する
と、自動合焦手段によりフォーカスレンズを駆動して第
2のピント合わせを行う。この場合に、自動合焦手段に
よるフォーカスレンズの移動に起因して、前記手動合焦
手段によって指示されるフォーカスレンズの位置とフォ
ーカスレンズの現在位置とにずれが生じるため、次にマ
ニュアル操作部材が操作された場合に、このずれが徐々
に減じられるように前記フォーカスレンズを駆動させ
る。これにより、操作部材が操作された際にフォーカス
レンズは段階的に操作部材が指示する位置に近づくこと
になり、カメラマンにとって違和感のないフォーカス操
作を行うことができ、また、フォーカスレンズの制止端
とフォーカス操作部の操作部材の制止端(ポテンショメ
ータの制止端)が一致しないことの不具合を防止するこ
とができる。
【0040】また、テレビカメラ等のマニュアル操作部
材は、操作部材の位置をポテンショメータによって検出
するものが主流であるため、本発明を適用することによ
り、他のテレビカメラと同様のコントローラを使用でき
るという点でも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラのレンズ駆動装置
が適用されるテレビカメラの内部構成を示すブロック図
である。
【図2】図2は、図1に示したCPUの制御内容の概要
を示した説明図である。
【図3】図3は、図1に示したCPUの制御内容の概要
を示す説明図である。
【図4】図4は、図1に示したCPUの演算内容を示し
た説明図である。
【図5】図5は、図1に示したCPUの処理手順を示し
たフローチャートである。
【図6】図6は、図1に示したCPUの処理手順を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
10…撮影光学系 12…フォーカスレンズ 14…変倍レンズ 16…マスターレンズ 18…絞り 20…CCD 22…撮像回路 24…HPF 28…フォーカスエリア選択ゲート 30…加算器 32…CPU 34…モーター駆動回路 36…モーター 42…フォーカスリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニュアル操作部材の操作に基づいてモ
    ーターを制御してフォーカスレンズを駆動する手動合焦
    手段と、自動で前記モーターを制御して前記フォーカス
    レンズを駆動する自動合焦手段とを備え、前記手動合焦
    手段による第1のピント合わせが終了した後、前記自動
    合焦手段によって第2のピント合わせを行うカメラのレ
    ンズ駆動装置において、 前記手動合焦手段によって指示されるフォーカスレンズ
    の位置と、フォーカスレンズの現在位置とのずれ量を求
    めるずれ量算出手段と、 前記手動合焦手段が再駆動されると、前記ずれ量が徐々
    に減じられるように前記フォーカスレンズを駆動させる
    制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラのレンズ駆動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209124A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Fuji Photo Optical Co Ltd レンズ制御システム
US7365789B2 (en) 2002-09-03 2008-04-29 Canon Kabushiki Kaisha Autofocus method and apparatus
KR101065657B1 (ko) * 2011-02-08 2011-09-19 주식회사 한국씨씨에스 렌즈 제어 컨버터 및 이를 갖는 렌즈 제어 시스템
JP5941209B1 (ja) * 2015-10-15 2016-06-29 株式会社シーアイエス 撮像装置
JP2018036628A (ja) * 2016-08-24 2018-03-08 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体

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