JPH116521A - 転がり軸受およびその製造方法 - Google Patents
転がり軸受およびその製造方法Info
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- JPH116521A JPH116521A JP16251797A JP16251797A JPH116521A JP H116521 A JPH116521 A JP H116521A JP 16251797 A JP16251797 A JP 16251797A JP 16251797 A JP16251797 A JP 16251797A JP H116521 A JPH116521 A JP H116521A
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- bearing
- rolling
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- rolling element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 希薄潤滑下などの悪環境下でも優れた耐焼付
性および耐摩耗性を有し、結果的に寿命の長い転がり軸
受およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 シェル型針状ころ軸受は、外輪(シェ
ル)1ところ2と保持器3とを有している。外輪1とこ
ろ2と保持器3との少なくとも1つの軸受部品の表面に
浸硫層が形成されている。
性および耐摩耗性を有し、結果的に寿命の長い転がり軸
受およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 シェル型針状ころ軸受は、外輪(シェ
ル)1ところ2と保持器3とを有している。外輪1とこ
ろ2と保持器3との少なくとも1つの軸受部品の表面に
浸硫層が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受および
その製造方法に関し、より特定的には、軸受鋼などより
なる転がり軸受およびその製造方法に関するものであ
る。
その製造方法に関し、より特定的には、軸受鋼などより
なる転がり軸受およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、軸受鋼などよりなる転がり軸受の軸受部品には一般
に、無芯焼入、浸炭焼入もしくは浸炭窒化焼入を行なう
ことによって、軸受部品の耐摩耗性および長寿命化が図
られていた。
来、軸受鋼などよりなる転がり軸受の軸受部品には一般
に、無芯焼入、浸炭焼入もしくは浸炭窒化焼入を行なう
ことによって、軸受部品の耐摩耗性および長寿命化が図
られていた。
【0003】ところが、最近の軸受用途は、希薄潤滑化
などの傾向にあり、転がり軸受の軸受部品には、このよ
うな悪環境下での耐焼付性、耐摩耗性および寿命の向上
面での改善が要求されている。
などの傾向にあり、転がり軸受の軸受部品には、このよ
うな悪環境下での耐焼付性、耐摩耗性および寿命の向上
面での改善が要求されている。
【0004】それゆえ、本発明の目的は、希薄潤滑下な
どの悪環境下でも、優れた耐焼付性、耐摩耗性を有する
とともに、寿命の長い転がり軸受およびその製造方法を
提供することである。
どの悪環境下でも、優れた耐焼付性、耐摩耗性を有する
とともに、寿命の長い転がり軸受およびその製造方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の転がり軸受は、
軌道輪と転動体とを有する転がり軸受において、軌道輪
と転動体との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成
されていることを特徴とする。
軌道輪と転動体とを有する転がり軸受において、軌道輪
と転動体との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成
されていることを特徴とする。
【0006】本発明の転がり軸受では、軌道輪と転動体
との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成されてい
るため、軸受部品の表面の摩擦係数を低くでき、かつ潤
滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果的に長寿命
を得ることができる。
との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成されてい
るため、軸受部品の表面の摩擦係数を低くでき、かつ潤
滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果的に長寿命
を得ることができる。
【0007】本発明の転がり軸受は、軌道輪と、転動体
と、前記転動体同士を保持する保持器とを有する転がり
軸受において、軌道輪と転動体と保持器との少なくとも
1つの軸受部品に浸硫層が形成されていることを特徴と
する。
と、前記転動体同士を保持する保持器とを有する転がり
軸受において、軌道輪と転動体と保持器との少なくとも
1つの軸受部品に浸硫層が形成されていることを特徴と
する。
【0008】本発明の転がり軸受では、軌道輪と転動体
と保持器との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成
されているため、軸受部品の表面の摩擦係数を低くで
き、かつ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果
的に長寿命を得ることができる。
と保持器との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成
されているため、軸受部品の表面の摩擦係数を低くで
き、かつ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果
的に長寿命を得ることができる。
【0009】上記局面において好ましくは、浸硫層の表
面硬度はHRC57以上である。これにより、軸受とし
て必要な硬度が得られる。
面硬度はHRC57以上である。これにより、軸受とし
て必要な硬度が得られる。
【0010】上記局面において好ましくは、浸硫層には
窒素が含まれている。このように窒素を含むことによっ
て、表面硬度を高くすることが可能である。
窒素が含まれている。このように窒素を含むことによっ
て、表面硬度を高くすることが可能である。
【0011】上記局面において好ましくは、浸硫層は軸
受部品の表面に形成されている。これにより、軌道輪と
転動体との表面において固体潤滑の効果が得られる。
受部品の表面に形成されている。これにより、軌道輪と
転動体との表面において固体潤滑の効果が得られる。
【0012】上記局面において好ましくは、浸硫層が形
成された軌道輪は鋼板製プレス製品である。つまり、鋼
板製プレス製品などのような製品に有効に適用されう
る。
成された軌道輪は鋼板製プレス製品である。つまり、鋼
板製プレス製品などのような製品に有効に適用されう
る。
【0013】上記局面において好ましくは、軌道輪、転
動体または保持器は、高炭素クロム軸受鋼、肌焼鋼、機
械構造用炭素鋼およびステンレス鋼よりなる群から選ば
れた少なくとも1種の鋼材よりなっている。このように
材料を選択することにより、表面の摩擦係数が低く、か
つ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくい転がり軸受を
得ることができる。
動体または保持器は、高炭素クロム軸受鋼、肌焼鋼、機
械構造用炭素鋼およびステンレス鋼よりなる群から選ば
れた少なくとも1種の鋼材よりなっている。このように
材料を選択することにより、表面の摩擦係数が低く、か
つ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくい転がり軸受を
得ることができる。
【0014】上記局面において好ましくは、転がり軸受
を軸およびハウジングに取付けた状態において、転動体
は、軸の外周面およびハウジングの内周面のいずれかに
直接接触可能な構成を有している。転動体の表面に浸硫
層を形成することにより、このような用途に用いられた
場合でも、耐摩耗性および耐焼付性に優れ、結果的に長
寿命が得られる。
を軸およびハウジングに取付けた状態において、転動体
は、軸の外周面およびハウジングの内周面のいずれかに
直接接触可能な構成を有している。転動体の表面に浸硫
層を形成することにより、このような用途に用いられた
場合でも、耐摩耗性および耐焼付性に優れ、結果的に長
寿命が得られる。
【0015】上記局面において好ましくは、転動体同士
を保持する保持器がさらに備えられており、その保持器
の表面には浸硫層が形成されている。これにより、表面
の摩擦係数が低く、かつ潤滑条件が悪くても焼付を起こ
しにくい保持器を得ることができる。
を保持する保持器がさらに備えられており、その保持器
の表面には浸硫層が形成されている。これにより、表面
の摩擦係数が低く、かつ潤滑条件が悪くても焼付を起こ
しにくい保持器を得ることができる。
【0016】本発明の転がり軸受の製造方法は、軌道輪
と転動体とを有する転がり軸受の製造方法において、軌
道輪と転動体との少なくとも1つの軸受部品に硫黄を含
む雰囲気下で熱処理を施し、浸硫層を形成することを特
徴とする。
と転動体とを有する転がり軸受の製造方法において、軌
道輪と転動体との少なくとも1つの軸受部品に硫黄を含
む雰囲気下で熱処理を施し、浸硫層を形成することを特
徴とする。
【0017】これにより、耐摩耗性および耐焼付性に優
れ、結果的に長寿命の転がり軸受を製造することができ
る。
れ、結果的に長寿命の転がり軸受を製造することができ
る。
【0018】本発明の転がり軸受の製造方法は、軌道輪
と、転動体と、転動体同士を保持する保持器とを有する
転がり軸受の製造方法において、軌道輪と転動体と保持
器との少なくとも1つの軸受部品に硫黄を含む雰囲気下
で熱処理を施し、浸硫層を形成することを特徴とする。
と、転動体と、転動体同士を保持する保持器とを有する
転がり軸受の製造方法において、軌道輪と転動体と保持
器との少なくとも1つの軸受部品に硫黄を含む雰囲気下
で熱処理を施し、浸硫層を形成することを特徴とする。
【0019】これにより、耐摩耗性および耐焼付性に優
れ、結果的に長寿命の転がり軸受を製造することができ
る。
れ、結果的に長寿命の転がり軸受を製造することができ
る。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
【0021】本願発明者は、浸硫層形成の効果について
調べるため以下の実験を行なった。まず図1に示すシェ
ル型針状ころ軸受を準備した。ここで、このシェル型針
状ころ軸受は、略筒状の形状を有する外輪となるシェル
1と、そのシェル1の内周面に接する複数個のころ2
と、そのころ2を保持する保持器3とを有している。こ
のシェル型針状ころ軸受では、軸4の外周にころ2が直
接接するよう構成されている。
調べるため以下の実験を行なった。まず図1に示すシェ
ル型針状ころ軸受を準備した。ここで、このシェル型針
状ころ軸受は、略筒状の形状を有する外輪となるシェル
1と、そのシェル1の内周面に接する複数個のころ2
と、そのころ2を保持する保持器3とを有している。こ
のシェル型針状ころ軸受では、軸4の外周にころ2が直
接接するよう構成されている。
【0022】この図1の構成を有し、かつシェル型針状
ころ軸受の外輪1、ころ2および保持器3を以下の表1
に示す材質、浸硫層の深さおよび表面硬度で形成したも
のを本発明例とした。また、図1に示すシェル型針状こ
ろ軸受において保持器を除き、外輪1およびころ2を以
下の表2に示す材質、浸硫層の深さおよび表面硬度で形
成したものを従来例とした。
ころ軸受の外輪1、ころ2および保持器3を以下の表1
に示す材質、浸硫層の深さおよび表面硬度で形成したも
のを本発明例とした。また、図1に示すシェル型針状こ
ろ軸受において保持器を除き、外輪1およびころ2を以
下の表2に示す材質、浸硫層の深さおよび表面硬度で形
成したものを従来例とした。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】また、外輪1およびころ2の表面には、窒
素が含まれていることも確認された。
素が含まれていることも確認された。
【0026】ここで本発明例のシェル型針状ころ軸受を
構成する外輪1、ころ2および保持器3の各部材は、表
3に示す熱処理条件を経て得たものである。つまり、外
輪1は、Rxガスに2%のブタンと3〜5%のアンモニ
アと0.02%の硫化水素を含めたガス雰囲気下で90
0℃の温度で90分保持した後、850℃の温度から焼
入を行なって作製した。また、ころ2は、Rxガスに
0.5%のブタンと3〜5%のアンモニアと0.02%
の硫化水素を含めたガス雰囲気下で900℃の温度で9
0分保持した後、850℃の温度から焼入を行なって作
成した。また保持器3については熱処理を施さなかっ
た。
構成する外輪1、ころ2および保持器3の各部材は、表
3に示す熱処理条件を経て得たものである。つまり、外
輪1は、Rxガスに2%のブタンと3〜5%のアンモニ
アと0.02%の硫化水素を含めたガス雰囲気下で90
0℃の温度で90分保持した後、850℃の温度から焼
入を行なって作製した。また、ころ2は、Rxガスに
0.5%のブタンと3〜5%のアンモニアと0.02%
の硫化水素を含めたガス雰囲気下で900℃の温度で9
0分保持した後、850℃の温度から焼入を行なって作
成した。また保持器3については熱処理を施さなかっ
た。
【0027】
【表3】
【0028】また従来例のシェル型針状ころ軸受を構成
する外輪1およびころ2は、表4に示す熱処理条件を経
て得たものである。つまり、外輪1はRxガスに2%の
ブタンを含むガス雰囲気下で880℃の温度にて60分
保持した後、840℃の温度から焼入を行なって作成し
た。また、ころ2はRxガス雰囲気下で、840℃の温
度にて30分保持した後、840℃の温度から焼入を行
なって作成した。
する外輪1およびころ2は、表4に示す熱処理条件を経
て得たものである。つまり、外輪1はRxガスに2%の
ブタンを含むガス雰囲気下で880℃の温度にて60分
保持した後、840℃の温度から焼入を行なって作成し
た。また、ころ2はRxガス雰囲気下で、840℃の温
度にて30分保持した後、840℃の温度から焼入を行
なって作成した。
【0029】
【表4】
【0030】このようにして得られた本発明例と従来例
とのシェル型針状ころ軸受については、以下の表5に示
す試験条件1および試験条件2にて転送疲労寿命試験を
行ない、内部起点型破損までの時間とピーリング損傷が
発生するまでの時間を測定した。その結果を以下の表6
に示す。
とのシェル型針状ころ軸受については、以下の表5に示
す試験条件1および試験条件2にて転送疲労寿命試験を
行ない、内部起点型破損までの時間とピーリング損傷が
発生するまでの時間を測定した。その結果を以下の表6
に示す。
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】表6は、従来例の転動疲労寿命およびピー
リング寿命を各々1としたときの本発明例の各寿命の比
を表わしたものである。この結果より明らかなとおり、
本発明例は、比較的潤滑条件の良い試験条件1において
も、また比較的潤滑条件の悪い試験条件2においても従
来例よりも長い寿命が得られることが判明した。また本
発明例では特に潤滑条件の悪い試験条件2において従来
例よりも格段に長い寿命の得られることが判明した。
リング寿命を各々1としたときの本発明例の各寿命の比
を表わしたものである。この結果より明らかなとおり、
本発明例は、比較的潤滑条件の良い試験条件1において
も、また比較的潤滑条件の悪い試験条件2においても従
来例よりも長い寿命が得られることが判明した。また本
発明例では特に潤滑条件の悪い試験条件2において従来
例よりも格段に長い寿命の得られることが判明した。
【0034】これは、本発明例では硫化水素を含む雰囲
気ガス中で熱処理を行なうことにより、外輪1およびこ
ろ2の表面に浸硫層が形成され、この浸硫層が固体潤滑
の役割をなしたためであると考えられる。また、表1に
示すように、浸硫層が形成された場合でも、転がり軸受
に必要な表面硬度が得られたのは、硫化水素とともに窒
素を雰囲気ガスに含んでいたため、この窒素が外輪1も
しくはころ2の表面に効果的に取込まれたからと考えら
れる。
気ガス中で熱処理を行なうことにより、外輪1およびこ
ろ2の表面に浸硫層が形成され、この浸硫層が固体潤滑
の役割をなしたためであると考えられる。また、表1に
示すように、浸硫層が形成された場合でも、転がり軸受
に必要な表面硬度が得られたのは、硫化水素とともに窒
素を雰囲気ガスに含んでいたため、この窒素が外輪1も
しくはころ2の表面に効果的に取込まれたからと考えら
れる。
【0035】なお、外輪1およびころ2が、高炭素クロ
ム軸受鋼、肌焼鋼、機械構造用炭素鋼およびステンレス
鋼のいずれの鋼材よりなっていた場合でも、上記のよう
に浸硫窒化処理を施すことで、表面の摩擦係数を低くで
き、かつ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果
的に長寿命を得ることができることも確認された。
ム軸受鋼、肌焼鋼、機械構造用炭素鋼およびステンレス
鋼のいずれの鋼材よりなっていた場合でも、上記のよう
に浸硫窒化処理を施すことで、表面の摩擦係数を低くで
き、かつ潤滑条件が悪くても焼付が起こりにくく、結果
的に長寿命を得ることができることも確認された。
【0036】また、本実施例では、外輪1、ころ2およ
び保持器3よりなるシェル型針状ころ軸受について説明
したが、保持器3はなくてもよく、また内輪がさらに備
えられていてもよく、また外輪1がなく内輪だけであっ
てもよい。外輪1がなく内輪ところ2とから針状ころ軸
受が構成されている場合には、ころ2は、軸受の取付状
態においてハウジングの内周面と直接接することにな
る。
び保持器3よりなるシェル型針状ころ軸受について説明
したが、保持器3はなくてもよく、また内輪がさらに備
えられていてもよく、また外輪1がなく内輪だけであっ
てもよい。外輪1がなく内輪ところ2とから針状ころ軸
受が構成されている場合には、ころ2は、軸受の取付状
態においてハウジングの内周面と直接接することにな
る。
【0037】また、本実施例では、シェル型針状ころ軸
受について説明したが、この軸受のみならず、深溝玉軸
受など他の転がり軸受にも同様に適用することができ
る。
受について説明したが、この軸受のみならず、深溝玉軸
受など他の転がり軸受にも同様に適用することができ
る。
【0038】また、本実施例では、保持器3には浸硫窒
化処理が施されてはいないが、保持器3に浸硫窒化処理
が施されてもよい。この場合、表面の摩擦係数が低く、
かつ潤滑条件が悪くても焼付の起こりにくい保持器3を
得ることができる。
化処理が施されてはいないが、保持器3に浸硫窒化処理
が施されてもよい。この場合、表面の摩擦係数が低く、
かつ潤滑条件が悪くても焼付の起こりにくい保持器3を
得ることができる。
【0039】また、本実施例では、針状ころ軸受に浸硫
窒化処理を施した場合について説明したが、浸硫窒化処
理は、ころ軸受だけでなく、転動体が球形をした一般の
玉軸受に適用することもできる。
窒化処理を施した場合について説明したが、浸硫窒化処
理は、ころ軸受だけでなく、転動体が球形をした一般の
玉軸受に適用することもできる。
【0040】今回開示された実施例はすべての点で例示
であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およ
び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およ
び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の転がり軸受では、軌道輪と転動
体との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成されて
いるので、表面の摩擦係数を低くでき、かつ潤滑条件が
悪くても焼付が起こりにくく、結果的に長寿命を得るこ
とができる。
体との少なくとも1つの軸受部品に浸硫層が形成されて
いるので、表面の摩擦係数を低くでき、かつ潤滑条件が
悪くても焼付が起こりにくく、結果的に長寿命を得るこ
とができる。
【0042】また本発明の転がり軸受の製造方法では、
軌道輪と転動体との少なくとも1つの軸受部品に、硫黄
を含む雰囲気下で熱処理を施して浸硫層を形成するた
め、表面の摩擦係数が低く、かつ潤滑条件が悪くても焼
付が起こりにくく、結果的に長寿命の転がり軸受を製造
することができる。
軌道輪と転動体との少なくとも1つの軸受部品に、硫黄
を含む雰囲気下で熱処理を施して浸硫層を形成するた
め、表面の摩擦係数が低く、かつ潤滑条件が悪くても焼
付が起こりにくく、結果的に長寿命の転がり軸受を製造
することができる。
【図1】シェル型針状ころ軸受の構成を示す概略断面図
である。
である。
1 外輪(シェル) 2 ころ 3 保持器 4 軸
Claims (10)
- 【請求項1】 軌道輪と転動体とを有する転がり軸受に
おいて、 前記軌道輪と前記転動体との少なくとも1つの軸受部品
に浸硫層が形成されていることを特徴とする、転がり軸
受。 - 【請求項2】 軌道輪と、転動体と、前記転動体同士を
保持する保持器とを有する転がり軸受において、 前記軌道輪、前記転動体および前記保持器の少なくとも
1つの軸受部品に浸硫層が形成されていることを特徴と
する、転がり軸受。 - 【請求項3】 前記浸硫層の表面硬度はHRC57以上
である、請求項1または2に記載の転がり軸受。 - 【請求項4】 前記浸硫層には窒素が含まれている、請
求項1または2に記載の転がり軸受。 - 【請求項5】 前記浸硫層は、前記軸受部品の表面に形
成されている、請求項1または2に記載の転がり軸受。 - 【請求項6】 前記浸硫層が形成された前記軌道輪は鋼
板製プレス製品である、請求項1または2に記載の転が
り軸受。 - 【請求項7】 前記軌道輪、前記転動体または前記保持
器は、高炭素クロム軸受鋼、肌焼鋼、機械構造用炭素鋼
およびステンレス鋼よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の鋼材よりなっている、請求項1または2に記載の
転がり軸受。 - 【請求項8】 前記転がり軸受を軸およびハウジングに
取付けた状態において、前記転動体は前記軸の外周面お
よび前記ハウジングの内周面のいずれかに直接接触可能
な構成を有していることを特徴とする、請求項1または
2に記載の転がり軸受。 - 【請求項9】 軌道輪と転動体とを有する転がり軸受の
製造方法であって、 前記軌道輪と前記転動体との少なくとも1つの軸受部品
に硫黄を含む雰囲気下で熱処理を施し、浸硫層を形成す
ることを特徴とする、転がり軸受の製造方法。 - 【請求項10】 軌道輪と、転動体と、前記転動体同士
を保持する保持器とを有する転がり軸受の製造方法であ
って、 前記軌道輪と前記転動体と前記保持器との少なくとも1
つの軸受部品に硫黄を含む雰囲気下で熱処理を施し、浸
硫層を形成することを特徴とする、転がり軸受の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16251797A JPH116521A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 転がり軸受およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16251797A JPH116521A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 転がり軸受およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116521A true JPH116521A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15756135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16251797A Withdrawn JPH116521A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 転がり軸受およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH116521A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001158955A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Nippon Techno:Kk | 浸硫焼入処理、浸硫浸炭処理および浸硫浸炭窒化処理方法 |
| CN103486132A (zh) * | 2013-10-23 | 2014-01-01 | 江苏万达特种轴承有限公司 | 侧滚轮组件 |
| US8661686B2 (en) | 2003-09-16 | 2014-03-04 | Ntn Corporation | Method of manufacturing a shell type needle roller bearing including drawing and ironing operations |
| WO2019022010A1 (ja) * | 2017-07-27 | 2019-01-31 | Ntn株式会社 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
| CN114055190A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-02-18 | 冈田精机丹阳有限公司 | 凸轮式滚子转台结构及其制造方法 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP16251797A patent/JPH116521A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001158955A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Nippon Techno:Kk | 浸硫焼入処理、浸硫浸炭処理および浸硫浸炭窒化処理方法 |
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