JPH1165313A - 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置 - Google Patents
転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置Info
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- JPH1165313A JPH1165313A JP22480197A JP22480197A JPH1165313A JP H1165313 A JPH1165313 A JP H1165313A JP 22480197 A JP22480197 A JP 22480197A JP 22480197 A JP22480197 A JP 22480197A JP H1165313 A JPH1165313 A JP H1165313A
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録シートの種類やサイズ等の条件が異なっ
たりしても、コストアップを招くことなく、常に安定し
た転写性能が得られ、また、転写後における記録シート
の転写ベルトからの優れた分離性能も得られる転写装置
を提供するとともに、その転写装置を有する画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト20のすべての支持ローラ
(21,22)を無接地の状態にし、かつ、電荷供給手
段を支持ローラの少なくとも1つと接続する定電流電源
23にて構成した。また、転写ベルト20から転写後の
記録シートPを分離する位置に配設される支持ローラ
(21)の外径を、記録シートが自力で転写ベルトから
分離しかつ転写ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に
設定した。
たりしても、コストアップを招くことなく、常に安定し
た転写性能が得られ、また、転写後における記録シート
の転写ベルトからの優れた分離性能も得られる転写装置
を提供するとともに、その転写装置を有する画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト20のすべての支持ローラ
(21,22)を無接地の状態にし、かつ、電荷供給手
段を支持ローラの少なくとも1つと接続する定電流電源
23にて構成した。また、転写ベルト20から転写後の
記録シートPを分離する位置に配設される支持ローラ
(21)の外径を、記録シートが自力で転写ベルトから
分離しかつ転写ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に
設定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像が形成さ
れる像担持体を有する複写機、プリンター等の画像形成
装置における転写装置に係り、特に、無端状ベルトに電
荷を供給して前記像担持体上のトナー像をそのベルトに
より搬送される記録シートに転写する、いわゆるベルト
形式の転写装置とその転写装置を有する画像形成装置に
関するものである。
れる像担持体を有する複写機、プリンター等の画像形成
装置における転写装置に係り、特に、無端状ベルトに電
荷を供給して前記像担持体上のトナー像をそのベルトに
より搬送される記録シートに転写する、いわゆるベルト
形式の転写装置とその転写装置を有する画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の転写装置としては、例えば、図
3に示されるタイプのものが知られている。この転写装
置は、複数の支持ローラa,bに張架した無端状ベルト
からなる転写ベルトcを、トナー像が形成される感光ド
ラム等の像担持体dに当接又は近接させて転写部位eを
形成するように配設するとともに、その像担持体dと同
期して回転走行するように構成し、しかも、その転写ベ
ルトcに対して転写用電源fから所定の電荷(転写バイ
アス)を電極ローラgを介して供給するように構成した
ものである。
3に示されるタイプのものが知られている。この転写装
置は、複数の支持ローラa,bに張架した無端状ベルト
からなる転写ベルトcを、トナー像が形成される感光ド
ラム等の像担持体dに当接又は近接させて転写部位eを
形成するように配設するとともに、その像担持体dと同
期して回転走行するように構成し、しかも、その転写ベ
ルトcに対して転写用電源fから所定の電荷(転写バイ
アス)を電極ローラgを介して供給するように構成した
ものである。
【0003】そして、この転写装置では、記録シートh
を転写ベルトcに保持した状態で転写部位eに搬送し、
電子写真方式等により像担持体d上に形成されるトナー
像をその転写部位eにおいて記録シートh側に静電的に
転写するようになっている。なお、この転写が終了した
後の記録シートhは、転写ベルトcから分離され、その
下流側に配置される定着装置iに送りこまれるようにな
っている。
を転写ベルトcに保持した状態で転写部位eに搬送し、
電子写真方式等により像担持体d上に形成されるトナー
像をその転写部位eにおいて記録シートh側に静電的に
転写するようになっている。なお、この転写が終了した
後の記録シートhは、転写ベルトcから分離され、その
下流側に配置される定着装置iに送りこまれるようにな
っている。
【0004】ところで、このようなベルト形式の転写装
置においては、一般に、記録シートhが転写ベルトcに
対して静電吸着力により保持されている関係上、転写後
においてそのベルトcから分離しにくいという課題があ
る。また、使用する記録シートhの種類(厚さや材質)
やサイズが異なると、その転写部位eにおける電気抵抗
が変化するため、転写ベルトcに供給される電荷の条件
も変化して転写性能が不安定になるという課題がある。
置においては、一般に、記録シートhが転写ベルトcに
対して静電吸着力により保持されている関係上、転写後
においてそのベルトcから分離しにくいという課題があ
る。また、使用する記録シートhの種類(厚さや材質)
やサイズが異なると、その転写部位eにおける電気抵抗
が変化するため、転写ベルトcに供給される電荷の条件
も変化して転写性能が不安定になるという課題がある。
【0005】そこで、従来においては、前者の課題を解
消するため、図3に示すように支持ローラa,bを接地
し、転写ベルトcの記録シートhに対する静電吸着力を
低減させることが知られている。また、後者の課題を解
決するため、例えば前記転写用電源fとして定電流電源
を使用して対処することが提案されている(特開昭57
−27286号公報)。
消するため、図3に示すように支持ローラa,bを接地
し、転写ベルトcの記録シートhに対する静電吸着力を
低減させることが知られている。また、後者の課題を解
決するため、例えば前記転写用電源fとして定電流電源
を使用して対処することが提案されている(特開昭57
−27286号公報)。
【0006】ところが、特に支持ローラa,bを接地し
た転写装置の場合には、その転写用電源fから供給する
電荷が転写ベルトcから支持ローラa,bをそれぞれ通
してアースされるように流れる電流経路j,kが形成さ
れることとなる(図3参照)。このため、このような状
況下で電気抵抗値の高い記録シートhが使用されると、
その記録シートhが存在する転写位置eにおける抵抗値
が高くなり、その分、転写用電源fから供給される電荷
のうち前記した電流経路j,kを通して流れてアースさ
れるものが増加するため、転写位置eにおいて像担持体
d側に流れる電流(転写電流)が減少してしまい、結果
的に、転写に必要な電荷を転写ベルトcに十分に供給で
きなくなるという問題がある。
た転写装置の場合には、その転写用電源fから供給する
電荷が転写ベルトcから支持ローラa,bをそれぞれ通
してアースされるように流れる電流経路j,kが形成さ
れることとなる(図3参照)。このため、このような状
況下で電気抵抗値の高い記録シートhが使用されると、
その記録シートhが存在する転写位置eにおける抵抗値
が高くなり、その分、転写用電源fから供給される電荷
のうち前記した電流経路j,kを通して流れてアースさ
れるものが増加するため、転写位置eにおいて像担持体
d側に流れる電流(転写電流)が減少してしまい、結果
的に、転写に必要な電荷を転写ベルトcに十分に供給で
きなくなるという問題がある。
【0007】しかも、このように支持ローラa,bを接
地した転写装置において、さらに前記したように転写用
電源fとして定電流電源を使用するように構成したとし
ても(図3)、記録シートhの種類やサイズが異なって
電気抵抗値の条件が変われば、やはり、その定電流電源
fから電流経路j,kを通して流れる電流が増加して転
写ベルトcへの本来の電荷供給が不十分になる場合が発
生し得るため、異なる種類やサイズの記録シートhに対
しての安定した転写性能が得られなくなるという問題が
ある。
地した転写装置において、さらに前記したように転写用
電源fとして定電流電源を使用するように構成したとし
ても(図3)、記録シートhの種類やサイズが異なって
電気抵抗値の条件が変われば、やはり、その定電流電源
fから電流経路j,kを通して流れる電流が増加して転
写ベルトcへの本来の電荷供給が不十分になる場合が発
生し得るため、異なる種類やサイズの記録シートhに対
しての安定した転写性能が得られなくなるという問題が
ある。
【0008】このような状況下、特開平3−23127
4号公報において、環境の変化に左右されることなく、
良好な転写性能と記録シートの転写ベルトからの分離性
能を兼備する転写装置が提案されている。これは、図4
に示すように、複数の支持ローラ(a,b,m)のうち
少なくとも1つ(図示のものでは支持ローラa)に流れ
こむ電流量を検知し、その電流量に応じて転写用電源f
の電流値を制御する制御手段nを設け、環境の変化に関
係なく像担持体d側へ流れる電流量を適正な値にするよ
うにしたものである。図中において符号qは転写電極を
示す。
4号公報において、環境の変化に左右されることなく、
良好な転写性能と記録シートの転写ベルトからの分離性
能を兼備する転写装置が提案されている。これは、図4
に示すように、複数の支持ローラ(a,b,m)のうち
少なくとも1つ(図示のものでは支持ローラa)に流れ
こむ電流量を検知し、その電流量に応じて転写用電源f
の電流値を制御する制御手段nを設け、環境の変化に関
係なく像担持体d側へ流れる電流量を適正な値にするよ
うにしたものである。図中において符号qは転写電極を
示す。
【0009】しかしながら、この提案の転写装置は、異
なる種類やサイズの記録シートhに対しての安定した転
写性能が確保し得る利点があるものの、制御手段nとし
ての制御回路が必要になるためコストアップになる。し
かも、転写用電源fから供給される電荷が接地された支
持ロールを通して流れて損失する分、常に、その転写部
位eで本来必要な電荷以上の電荷を供給しなければなら
ないため、転写用電源fとして出力容量の大きなものが
必要になり、これによってもコストアップとなる。ま
た、転写ベルトcの回転移動方向に対する電気抵抗値が
低かったり或いはそのベルトcの抵抗むらが大きい場合
には、制御手段nによる制御性が低下してしまうという
難点がある。
なる種類やサイズの記録シートhに対しての安定した転
写性能が確保し得る利点があるものの、制御手段nとし
ての制御回路が必要になるためコストアップになる。し
かも、転写用電源fから供給される電荷が接地された支
持ロールを通して流れて損失する分、常に、その転写部
位eで本来必要な電荷以上の電荷を供給しなければなら
ないため、転写用電源fとして出力容量の大きなものが
必要になり、これによってもコストアップとなる。ま
た、転写ベルトcの回転移動方向に対する電気抵抗値が
低かったり或いはそのベルトcの抵抗むらが大きい場合
には、制御手段nによる制御性が低下してしまうという
難点がある。
【0010】なお、特開昭57−100456号公報に
は、転写ベルトcの2つの支持ローラa,bを接地しな
いで使用するベルト形式の転写装置が示されている。こ
れは、図5に示すように、転写ベルトcとして特殊な物
性からなる絶縁層を有する無端状ベルトを使用し、この
転写ベルトcを帯電装置r1 により帯電させて転写を行
い、その帯電装置r1 により転写ベルトcに付与した電
荷を剥離用の帯電装置r2 により除電するようにしたも
のであり、これにより人体が転写ベルトcに接触しても
不快感がなく、また転写ベルトcからの記録シートhの
剥離が容易になるようにしたものである。しかし、この
転写装置の場合には、転写ベルトcを帯電装置r1 によ
り帯電させるものであるため、その転写ベルトc上にお
いて電荷の移動が起きると転写されるトナー像が乱れる
等の不具合が発生する。このため、転写ベルトcの表面
抵抗を高く保たなければならず、この場合には、何回も
転写動作を繰り返すと転写ベルトcの表面に電荷が集積
する不具合が生じやすいので、その集積した電荷を除去
するための除電装置などが更に必要になってしまうとい
う難点がある。
は、転写ベルトcの2つの支持ローラa,bを接地しな
いで使用するベルト形式の転写装置が示されている。こ
れは、図5に示すように、転写ベルトcとして特殊な物
性からなる絶縁層を有する無端状ベルトを使用し、この
転写ベルトcを帯電装置r1 により帯電させて転写を行
い、その帯電装置r1 により転写ベルトcに付与した電
荷を剥離用の帯電装置r2 により除電するようにしたも
のであり、これにより人体が転写ベルトcに接触しても
不快感がなく、また転写ベルトcからの記録シートhの
剥離が容易になるようにしたものである。しかし、この
転写装置の場合には、転写ベルトcを帯電装置r1 によ
り帯電させるものであるため、その転写ベルトc上にお
いて電荷の移動が起きると転写されるトナー像が乱れる
等の不具合が発生する。このため、転写ベルトcの表面
抵抗を高く保たなければならず、この場合には、何回も
転写動作を繰り返すと転写ベルトcの表面に電荷が集積
する不具合が生じやすいので、その集積した電荷を除去
するための除電装置などが更に必要になってしまうとい
う難点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、記録
シートの種類やサイズ等の条件が異なったり環境変化に
より転写ベルトの電気抵抗特性が変化しても、コストア
ップを招くことなく、常に安定した転写性能が得られる
ベルト形成の転写装置を提供するとともに、その転写装
置を有する画像形成装置を提供することにある。
シートの種類やサイズ等の条件が異なったり環境変化に
より転写ベルトの電気抵抗特性が変化しても、コストア
ップを招くことなく、常に安定した転写性能が得られる
ベルト形成の転写装置を提供するとともに、その転写装
置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0012】また、他の目的は、転写後における記録シ
ートの転写ベルトからの分離性能にも優れたベルト形成
の転写装置やその転写装置を有する画像形成装置を提供
することにある。
ートの転写ベルトからの分離性能にも優れたベルト形成
の転写装置やその転写装置を有する画像形成装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する、
請求項1に係る発明は、トナー像が形成される像担持体
に、複数の支持ローラに張架された状態で当接又は近接
して転写部位を形成するように走行する無端状ベルト
と、この無端状ベルトに電荷を供給する電荷供給手段と
を備え、前記無端状ベルトにより記録シートを転写部位
に搬送してその記録シート側に前記像担持体上のトナー
像を転写させる転写装置において、前記無端状ベルトの
すべての支持ローラを無接地の状態にし、かつ、前記電
荷供給手段をその支持ローラの少なくとも1つと接続す
る定電流電源にて構成したものである。
請求項1に係る発明は、トナー像が形成される像担持体
に、複数の支持ローラに張架された状態で当接又は近接
して転写部位を形成するように走行する無端状ベルト
と、この無端状ベルトに電荷を供給する電荷供給手段と
を備え、前記無端状ベルトにより記録シートを転写部位
に搬送してその記録シート側に前記像担持体上のトナー
像を転写させる転写装置において、前記無端状ベルトの
すべての支持ローラを無接地の状態にし、かつ、前記電
荷供給手段をその支持ローラの少なくとも1つと接続す
る定電流電源にて構成したものである。
【0014】この手段によれば、無端状ベルトの支持ロ
ーラがすべて無接地の状態にあるため、電荷供給手段で
ある定電流電源から供給される電荷が支持ローラを通し
てアースされるような電流経路が形成されることはな
く、電荷供給手段からの電荷を転写位置の無端状ベルト
に損失なく供給することができる。また、電荷供給手段
が定電流電源であるため、記録シートの種類やサイズ等
が異なったり、環境変化により転写ベルトの電気抵抗特
性が変化しても、無端状ベルトには常に一定の電荷(電
流)を供給することができる。さらに、制御回路が不要
である。なお、この手段において無端状ベルトの抵抗を
適正な範囲に設定することにより、従来の無接地状態で
使用する転写ベルトにおいて発生する前述した不具合を
回避することができ、また、その無端状ベルト上に対し
て記録シートを良好に吸着させることができる。具体的
には、無端状ベルトの抵抗については、その体積抵抗値
が108 〜1010.5Ω・cm、その表面抵抗が105 〜
1010.5Ωの範囲におさまるように設定するとよい。こ
のように無端状ベルトの抵抗を設定することにより、転
写後の記録シートは支持ローラに張架されている無端状
転写ベルトの曲面部分においてそのシート自身のもつ腰
のつよさにより無端状ベルトから分離する作用が生じ
る。
ーラがすべて無接地の状態にあるため、電荷供給手段で
ある定電流電源から供給される電荷が支持ローラを通し
てアースされるような電流経路が形成されることはな
く、電荷供給手段からの電荷を転写位置の無端状ベルト
に損失なく供給することができる。また、電荷供給手段
が定電流電源であるため、記録シートの種類やサイズ等
が異なったり、環境変化により転写ベルトの電気抵抗特
性が変化しても、無端状ベルトには常に一定の電荷(電
流)を供給することができる。さらに、制御回路が不要
である。なお、この手段において無端状ベルトの抵抗を
適正な範囲に設定することにより、従来の無接地状態で
使用する転写ベルトにおいて発生する前述した不具合を
回避することができ、また、その無端状ベルト上に対し
て記録シートを良好に吸着させることができる。具体的
には、無端状ベルトの抵抗については、その体積抵抗値
が108 〜1010.5Ω・cm、その表面抵抗が105 〜
1010.5Ωの範囲におさまるように設定するとよい。こ
のように無端状ベルトの抵抗を設定することにより、転
写後の記録シートは支持ローラに張架されている無端状
転写ベルトの曲面部分においてそのシート自身のもつ腰
のつよさにより無端状ベルトから分離する作用が生じ
る。
【0015】また、この構成の転写装置においては、複
数の支持ローラのうち、無端状ベルトから転写後の記録
シートが分離される位置に配設される支持ローラの外径
を、記録シートが自力で無端状ベルトから分離しかつ無
端状ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に設定するこ
とが好ましい。
数の支持ローラのうち、無端状ベルトから転写後の記録
シートが分離される位置に配設される支持ローラの外径
を、記録シートが自力で無端状ベルトから分離しかつ無
端状ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に設定するこ
とが好ましい。
【0016】このように構成した場合には、外径が特定
された支持ローラの外周面の曲率により転写後の記録シ
ートが自力で無端状ベルトから良好に分離するようにな
る。また、この支持ローラにより無端状ベルトが平滑な
張架状態に保たれるため、記録シートが転写位置に平滑
な状態で搬送される結果、転写むらが発生することがな
い。
された支持ローラの外周面の曲率により転写後の記録シ
ートが自力で無端状ベルトから良好に分離するようにな
る。また、この支持ローラにより無端状ベルトが平滑な
張架状態に保たれるため、記録シートが転写位置に平滑
な状態で搬送される結果、転写むらが発生することがな
い。
【0017】さらに、請求項3に係る発明は、上記した
ような各構成の転写装置を具有する画像形成装置であ
る。
ような各構成の転写装置を具有する画像形成装置であ
る。
【0018】この手段によれば、記録シートの種類やサ
イズ等が変化しても転写装置による良好な転写が安定し
て行われるため、得られる画像もその画質が安定したも
のとなる。
イズ等が変化しても転写装置による良好な転写が安定し
て行われるため、得られる画像もその画質が安定したも
のとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した画像形成装置の
一実施形態を示すものである。図1において、符号1は
像担持体としての感光ドラムであり、矢印a方向に回転
するようになっている。そして、この感光ドラム1の周
囲には、そのドラム表面(感光層)を一様に帯電する帯
電器11、帯電された感光ドラム1に画像情報に応じた
光学像を露光して静電潜像を形成する像露光装置12、
感光ドラム1の表面に現像剤(トナー)を供給して静電
潜像を現像してトナー像とする現像装置13、トナー像
を記録シートPに転写させるベルト形式の転写装置2、
転写後の感光ドラム1に残留付着するトナー等を除去す
るクリーニング装置14等が配設されている。
一実施形態を示すものである。図1において、符号1は
像担持体としての感光ドラムであり、矢印a方向に回転
するようになっている。そして、この感光ドラム1の周
囲には、そのドラム表面(感光層)を一様に帯電する帯
電器11、帯電された感光ドラム1に画像情報に応じた
光学像を露光して静電潜像を形成する像露光装置12、
感光ドラム1の表面に現像剤(トナー)を供給して静電
潜像を現像してトナー像とする現像装置13、トナー像
を記録シートPに転写させるベルト形式の転写装置2、
転写後の感光ドラム1に残留付着するトナー等を除去す
るクリーニング装置14等が配設されている。
【0021】また、符号15は記録シートPを積層して
収容する給紙トレイ、15aは給紙トレイ15から記録
シートPを1枚ずつ送り出すフィードローラ、16は給
紙トレイ15から送り出された記録シートPを感光ドラ
ム1と転写装置2の間(後述する転写位置に相当する)
に所定のタイミングで送り出すレジストローラ、17は
転写されたトナー像を記録シートPに定着させるロール
方式の定着装置である。図中の1点鎖線は記録シートP
の搬送経路を示す。
収容する給紙トレイ、15aは給紙トレイ15から記録
シートPを1枚ずつ送り出すフィードローラ、16は給
紙トレイ15から送り出された記録シートPを感光ドラ
ム1と転写装置2の間(後述する転写位置に相当する)
に所定のタイミングで送り出すレジストローラ、17は
転写されたトナー像を記録シートPに定着させるロール
方式の定着装置である。図中の1点鎖線は記録シートP
の搬送経路を示す。
【0022】転写装置2は、無端状ベルトからなる転写
ベルト20と、この転写ベルト20を張架した状態で感
光ドラム1と同期して走行するように支持する支持ロー
ラ21,22と、転写ベルト20に転写に必要な電荷
(転写バイアス)を一定電流となるように供給する定電
流電源23と、転写ベルト20に付着するトナー等を除
去するクリーニングブレード24とでその主要部が構成
されている。転写ベルト20は、2本の支持ローラ2
1,22により張架された状態で感光ドラム1に当接又
は近接させて転写部位(ニップ)Nを形成するように配
設されている。2本の支持ローラのうちローラ22が駆
動ロールになっている。また、定電流電源23は、2本
の支持ローラ21,22のうち転写部位Nよりもベルト
移動方向上流側に配設された支持ローラ21側に接続さ
れている。
ベルト20と、この転写ベルト20を張架した状態で感
光ドラム1と同期して走行するように支持する支持ロー
ラ21,22と、転写ベルト20に転写に必要な電荷
(転写バイアス)を一定電流となるように供給する定電
流電源23と、転写ベルト20に付着するトナー等を除
去するクリーニングブレード24とでその主要部が構成
されている。転写ベルト20は、2本の支持ローラ2
1,22により張架された状態で感光ドラム1に当接又
は近接させて転写部位(ニップ)Nを形成するように配
設されている。2本の支持ローラのうちローラ22が駆
動ロールになっている。また、定電流電源23は、2本
の支持ローラ21,22のうち転写部位Nよりもベルト
移動方向上流側に配設された支持ローラ21側に接続さ
れている。
【0023】このような構成からなる画像形成装置で
は、以下のようにして画像形成が行われる。
は、以下のようにして画像形成が行われる。
【0024】まず、回転する感光ドラム1の感光層が帯
電器11により一様に帯電された後、その帯電面に像露
光装置12により原稿からの反射光を収束した光学像も
しくは画像変調されたレーザビームからなる光学像が照
射されて静電潜像が形成される。続いて、現像装置13
からトナーが供給されて静電潜像に付着することにより
トナー像Tが形成される。このトナー像Tの形成タイミ
ングにあわせて、給紙トレイ15からは所定の記録シー
トPが1枚単位で送りされ、レジストローラ16により
転写位置Nにむけて送り出される。この記録シートPの
供給と同時に、定電流電源23から所定の転写バイアス
が支持ローラ21を介して転写ベルト20に印加され
る。
電器11により一様に帯電された後、その帯電面に像露
光装置12により原稿からの反射光を収束した光学像も
しくは画像変調されたレーザビームからなる光学像が照
射されて静電潜像が形成される。続いて、現像装置13
からトナーが供給されて静電潜像に付着することにより
トナー像Tが形成される。このトナー像Tの形成タイミ
ングにあわせて、給紙トレイ15からは所定の記録シー
トPが1枚単位で送りされ、レジストローラ16により
転写位置Nにむけて送り出される。この記録シートPの
供給と同時に、定電流電源23から所定の転写バイアス
が支持ローラ21を介して転写ベルト20に印加され
る。
【0025】これにより、記録シートPは、転写ベルト
20に静電的に吸着された状態で転写位置Nに送り込ま
れ、転写位置Nにおいて感光ドラム1からトナー像Tが
静電的に転写される。トナー像Tが転写された記録シー
トPは、支持ローラ22により支持される転写ベルト2
の部分でそのベルトから分離して剥離された後、定着装
置17に送り込まれてトナー像Tの定着処理が施され、
最後に装置外部に排出される。以上により画像が形成さ
れる。
20に静電的に吸着された状態で転写位置Nに送り込ま
れ、転写位置Nにおいて感光ドラム1からトナー像Tが
静電的に転写される。トナー像Tが転写された記録シー
トPは、支持ローラ22により支持される転写ベルト2
の部分でそのベルトから分離して剥離された後、定着装
置17に送り込まれてトナー像Tの定着処理が施され、
最後に装置外部に排出される。以上により画像が形成さ
れる。
【0026】転写後の感光ドラム1は、クリーニング装
置14によりクリーニングされる。また、転写装置2に
おける転写ベルト20についても、記録シートPが分離
された後、クリーニングブレード24によりクリーニン
グされる。この転写ベルト20のクリーニングを行うこ
とにより、転写ベルト20に残留して付着するトナーに
よって次の転写時に転写ベルトに吸着される記録シート
の裏面を汚してしまうことを防止することができる。
置14によりクリーニングされる。また、転写装置2に
おける転写ベルト20についても、記録シートPが分離
された後、クリーニングブレード24によりクリーニン
グされる。この転写ベルト20のクリーニングを行うこ
とにより、転写ベルト20に残留して付着するトナーに
よって次の転写時に転写ベルトに吸着される記録シート
の裏面を汚してしまうことを防止することができる。
【0027】次に、この画像形成装置を使用して次のよ
うな試験を行った。
うな試験を行った。
【0028】すなわち、定電流電源23から所定の電流
を印加し、記録シートPとしてA4版普通紙、トレーシ
ングペーパーおよびOHPシートをそれぞれ転写ベルト
2に吸着させた状態で転写位置Nを通過させた際に、感
光ドラム1に流れ込む電流(転写電流に相当する)を電
流計で測定するとともに、トナー像の転写性と記録シー
トの分離性とについて調べた。また、この条件下で、同
じ濃度のトナー像を転写したときの各記録シート上に形
成された画像の画質について調べた。
を印加し、記録シートPとしてA4版普通紙、トレーシ
ングペーパーおよびOHPシートをそれぞれ転写ベルト
2に吸着させた状態で転写位置Nを通過させた際に、感
光ドラム1に流れ込む電流(転写電流に相当する)を電
流計で測定するとともに、トナー像の転写性と記録シー
トの分離性とについて調べた。また、この条件下で、同
じ濃度のトナー像を転写したときの各記録シート上に形
成された画像の画質について調べた。
【0029】そして、この試験では、感光ドラム1とし
て、その外径が84mmの有機感光体を使用し、プロセ
ススピードを250mm/sに設定した。転写ベルト2
0としては、クロロプレンゴムにカーボンブラックを添
加して体積抵抗率を108.9Ω・cmに調製した厚さ
0.5mm、幅300〜330mmのチューブ状のベル
ト基材からなり、その基材の感光ドラム1と接する側の
表面にスプレーコート法によりフッ素皮膜からなる低摩
擦層(表面抵抗109.4 Ω)を約5μmの厚さに形成し
たものを使用した。支持ローラ21としては外径が16
mmのアルミニウム製ローラを、支持ローラ22として
は外径が12mmのアルミニウム製ローラをそれぞれ使
用した。転写ベルト20は、この支持ローラ21,22
に伸長状態で支持し、そのベルト20自身の弾性のみで
張架されるようにした。このときのベルトの伸び率
[{(張架状態時のベルト周長−張架前のベルト周長)
/張架状態時のベルト周長}×100]は、約2%とし
た。定電流電源23からは、+20μAおよび+40μ
Aの2種の電流を印加した。
て、その外径が84mmの有機感光体を使用し、プロセ
ススピードを250mm/sに設定した。転写ベルト2
0としては、クロロプレンゴムにカーボンブラックを添
加して体積抵抗率を108.9Ω・cmに調製した厚さ
0.5mm、幅300〜330mmのチューブ状のベル
ト基材からなり、その基材の感光ドラム1と接する側の
表面にスプレーコート法によりフッ素皮膜からなる低摩
擦層(表面抵抗109.4 Ω)を約5μmの厚さに形成し
たものを使用した。支持ローラ21としては外径が16
mmのアルミニウム製ローラを、支持ローラ22として
は外径が12mmのアルミニウム製ローラをそれぞれ使
用した。転写ベルト20は、この支持ローラ21,22
に伸長状態で支持し、そのベルト20自身の弾性のみで
張架されるようにした。このときのベルトの伸び率
[{(張架状態時のベルト周長−張架前のベルト周長)
/張架状態時のベルト周長}×100]は、約2%とし
た。定電流電源23からは、+20μAおよび+40μ
Aの2種の電流を印加した。
【0030】また、比較のために、図3に示すような従
来の転写装置を使用して同様の試験を行った。この比較
例については、支持ローラk,jを共に接地状態にし、
また、定電流電源23からの電流印加を外径が10mm
のアルミニウム製電極ローラgを介して行った以外は上
記本例と同じ条件で行った。従って、転写ベルトcと支
持ローラk,jについては、本実施例の転写ベルト20
と支持ローラ21,22を使用した。
来の転写装置を使用して同様の試験を行った。この比較
例については、支持ローラk,jを共に接地状態にし、
また、定電流電源23からの電流印加を外径が10mm
のアルミニウム製電極ローラgを介して行った以外は上
記本例と同じ条件で行った。従って、転写ベルトcと支
持ローラk,jについては、本実施例の転写ベルト20
と支持ローラ21,22を使用した。
【0031】この試験における転写電流の測定結果につ
いて表1に示す。表中、普通紙はA4版普通紙(縦送り
したもの)、トレペはトレーシングペーパー、OHPは
OHPシートをそれぞれ示す。
いて表1に示す。表中、普通紙はA4版普通紙(縦送り
したもの)、トレペはトレーシングペーパー、OHPは
OHPシートをそれぞれ示す。
【0032】
【表1】
【0033】この表の結果から、本例の場合には、定電
流電源23から印加した電流(20μA,40μA)に
対していずれも同じ数値の転写電流が得られ、比較例の
場合には、印加した電流に対していずれも減少した数値
の転写電流が得られたことが確認された。しかも、比較
例の場合、その転写電流の減少量は、記録シートの種類
によって異なり、特にOHPシートでは半減している。
この比較例の印加電流に対する転写電流の減少分は、支
持ローラを接地状態にしている結果、その支持ローラを
通してアースされる電流の量に相当するものと推測され
る。
流電源23から印加した電流(20μA,40μA)に
対していずれも同じ数値の転写電流が得られ、比較例の
場合には、印加した電流に対していずれも減少した数値
の転写電流が得られたことが確認された。しかも、比較
例の場合、その転写電流の減少量は、記録シートの種類
によって異なり、特にOHPシートでは半減している。
この比較例の印加電流に対する転写電流の減少分は、支
持ローラを接地状態にしている結果、その支持ローラを
通してアースされる電流の量に相当するものと推測され
る。
【0034】また、本例の場合には、いずれの記録シー
トでも安定して転写ベルト20に平滑に吸着された状態
で搬送され、良好な転写が行われた。また、その転写後
も、記録シートはそのいずれも感光ドラム1に巻きつか
ないで転写ベルト20に吸着された状態のまま搬送され
続けることはもちろんのこと、転写ベルト20の下流側
(支持ロール22の位置)においてベルト側に吸着され
ることなく、自力でベルト面からスムーズに分離した。
さらに、各記録シート上に得られた画像について観察し
たところ、いずれも一定の濃度の画像として得られ、画
質上の不具合は認められなかった。
トでも安定して転写ベルト20に平滑に吸着された状態
で搬送され、良好な転写が行われた。また、その転写後
も、記録シートはそのいずれも感光ドラム1に巻きつか
ないで転写ベルト20に吸着された状態のまま搬送され
続けることはもちろんのこと、転写ベルト20の下流側
(支持ロール22の位置)においてベルト側に吸着され
ることなく、自力でベルト面からスムーズに分離した。
さらに、各記録シート上に得られた画像について観察し
たところ、いずれも一定の濃度の画像として得られ、画
質上の不具合は認められなかった。
【0035】これに対し、比較例の場合には、特に転写
性については本例の場合に比べて劣化しており、各記録
シート上に得られた画像について観察してみても濃度低
下が認められた。また、この比較例の転写装置の転写ベ
ルトcとして、ベルト面内の抵抗むらが2倍以上ある転
写ベルトを使用して比較的濃度の高い画像を各記録シー
トに両面形成したところ、得られた両面画像は、転写電
流の変化(低下)に相応して著しい濃度むらが認められ
た。ちなみに、この抵抗むらのある同じ転写ベルトを前
記本例に適用したところ、濃度むらのない良質な画像が
得られた。
性については本例の場合に比べて劣化しており、各記録
シート上に得られた画像について観察してみても濃度低
下が認められた。また、この比較例の転写装置の転写ベ
ルトcとして、ベルト面内の抵抗むらが2倍以上ある転
写ベルトを使用して比較的濃度の高い画像を各記録シー
トに両面形成したところ、得られた両面画像は、転写電
流の変化(低下)に相応して著しい濃度むらが認められ
た。ちなみに、この抵抗むらのある同じ転写ベルトを前
記本例に適用したところ、濃度むらのない良質な画像が
得られた。
【0036】続いて、本例の転写装置における下流側の
支持ロール22の外径を14mmに変更した以外は前記
本例と同じ条件で同様の試験を行ったところ、転写性に
ついては本例の場合と同様に良好な結果が得られたが、
記録シートの分離性については唯一トレーシングペーパ
ーが転写ベルト20の下流側で分離することなく、ベル
トに巻きついた状態のままであった。
支持ロール22の外径を14mmに変更した以外は前記
本例と同じ条件で同様の試験を行ったところ、転写性に
ついては本例の場合と同様に良好な結果が得られたが、
記録シートの分離性については唯一トレーシングペーパ
ーが転写ベルト20の下流側で分離することなく、ベル
トに巻きついた状態のままであった。
【0037】また、本例の転写装置における下流側の支
持ロール22の外径を9mmに変更した以外は前記本例
と同じ条件で同様の試験を行ったところ、その支持ロー
ル22が転写ベルト20の張架により撓った状態にな
り、そのため転写ベルト20にしわやたるみが発生して
いるのが確認された。この状態下で転写を行ったとこ
ろ、記録シートが転写ベルト20に十分に吸着されず、
しかも、その転写後には感光ドラム1の表面に巻きつい
てしまった。
持ロール22の外径を9mmに変更した以外は前記本例
と同じ条件で同様の試験を行ったところ、その支持ロー
ル22が転写ベルト20の張架により撓った状態にな
り、そのため転写ベルト20にしわやたるみが発生して
いるのが確認された。この状態下で転写を行ったとこ
ろ、記録シートが転写ベルト20に十分に吸着されず、
しかも、その転写後には感光ドラム1の表面に巻きつい
てしまった。
【0038】さらに、図2に示すように、本例の転写装
置における定電流電源23を支持ローラ21に加えて支
持ローラにも同時に接続して構成した以外は前記本例と
同じ条件で同様の試験を行ったところ、前記した本例と
同じ結果(効果)が得られることを確認することができ
た。
置における定電流電源23を支持ローラ21に加えて支
持ローラにも同時に接続して構成した以外は前記本例と
同じ条件で同様の試験を行ったところ、前記した本例と
同じ結果(効果)が得られることを確認することができ
た。
【0039】本発明において、転写ベルト20は、ベル
トに要求される機械的強度を満たすものであれば、その
材質や厚み等については特に制約されるものではない。
例えば、その材質については、前記試験に使用した転写
ベルトの材質以外にも、EPDMゴム、NBRゴム、シ
リコンゴム、ウレタンゴム等のゴム材や、ナイロン、テ
フロン等からなる合成樹脂フィルム等を使用することが
できる。ただし、ベルト駆動時のスリップがなく駆動系
の構成を簡素化できる観点からは、ゴム材が好ましい。
この転写ベルト20は、前記したように、その体積抵抗
率が108 〜1010.5Ω・cm、その表面抵抗が105
〜1010.5Ωの範囲に設定されていることが好ましい
が、この体積抵抗率や表面抵抗が上記の各範囲の上限値
を超える場合には、転写ベルトが過剰に帯電されること
になって、それを除電するための除電手段を設ける必要
があるため好ましくない。
トに要求される機械的強度を満たすものであれば、その
材質や厚み等については特に制約されるものではない。
例えば、その材質については、前記試験に使用した転写
ベルトの材質以外にも、EPDMゴム、NBRゴム、シ
リコンゴム、ウレタンゴム等のゴム材や、ナイロン、テ
フロン等からなる合成樹脂フィルム等を使用することが
できる。ただし、ベルト駆動時のスリップがなく駆動系
の構成を簡素化できる観点からは、ゴム材が好ましい。
この転写ベルト20は、前記したように、その体積抵抗
率が108 〜1010.5Ω・cm、その表面抵抗が105
〜1010.5Ωの範囲に設定されていることが好ましい
が、この体積抵抗率や表面抵抗が上記の各範囲の上限値
を超える場合には、転写ベルトが過剰に帯電されること
になって、それを除電するための除電手段を設ける必要
があるため好ましくない。
【0040】また、転写ベルト20は、長期の使用にお
いてベルト表面のトナー付着による汚れを防止する観点
からは、低摩擦表面層を形成することが望ましい。この
低摩擦表面層は、トナーが付着しにくいことに加え、支
持ロールを通過する際の屈曲やクリーニングブレード2
4による摺擦に対して剥離やクラックが発生しにくい材
料により形成される。具体的には、前記した試験におけ
る低摩擦表面層のフッ素以外にも、シリコン、ナイロ
ン、高密度ポリエチレン等により形成することも可能で
ある。この低摩擦表面層の厚さについては、転写ベルト
本来の機能を損なわない範囲内であれば、特に限定され
ない。また、この低摩擦表面層の形成方法も特に限定さ
れるものでなく任意であるが、例えば、前記したスプレ
ーコート法の他に、静電塗装法、ディップコート法、ロ
ールコート法、2層成膜法等を適用することができる。
いてベルト表面のトナー付着による汚れを防止する観点
からは、低摩擦表面層を形成することが望ましい。この
低摩擦表面層は、トナーが付着しにくいことに加え、支
持ロールを通過する際の屈曲やクリーニングブレード2
4による摺擦に対して剥離やクラックが発生しにくい材
料により形成される。具体的には、前記した試験におけ
る低摩擦表面層のフッ素以外にも、シリコン、ナイロ
ン、高密度ポリエチレン等により形成することも可能で
ある。この低摩擦表面層の厚さについては、転写ベルト
本来の機能を損なわない範囲内であれば、特に限定され
ない。また、この低摩擦表面層の形成方法も特に限定さ
れるものでなく任意であるが、例えば、前記したスプレ
ーコート法の他に、静電塗装法、ディップコート法、ロ
ールコート法、2層成膜法等を適用することができる。
【0041】さらに、本発明において、複数の支持ロー
ルは、前記態様例の2本に限定されず、それ以上であっ
てもよい。また、複数の支持ロールのうち、転写ベルト
から転写後の記録シートを分離する位置に配設される支
持ローラの外径は、記録シートが剥離つめ等の剥離手段
を要せず自力で転写ベルトから分離し、かつ、転写ベル
トがしわやたるみがなく平滑に張架される範囲の寸法で
あることが必要である。例えば、本態様例における支持
ローラ22の外径は、転写ベルト20の張架時における
伸び率によっても多少異なるが、10〜13mmの範囲
内で設定すればよい。
ルは、前記態様例の2本に限定されず、それ以上であっ
てもよい。また、複数の支持ロールのうち、転写ベルト
から転写後の記録シートを分離する位置に配設される支
持ローラの外径は、記録シートが剥離つめ等の剥離手段
を要せず自力で転写ベルトから分離し、かつ、転写ベル
トがしわやたるみがなく平滑に張架される範囲の寸法で
あることが必要である。例えば、本態様例における支持
ローラ22の外径は、転写ベルト20の張架時における
伸び率によっても多少異なるが、10〜13mmの範囲
内で設定すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の転写装
置によれば、無端状ベルトのすべての支持ローラを無接
地の状態にし、かつ、電荷供給手段をその支持ローラの
少なくとも1つと接続する定電流電源にて構成している
ため、記録シートの種類やサイズ等の条件が異なったり
環境変化により転写ベルトの電気抵抗特性が変化して
も、常に安定した転写性能を得ることができる。また、
このような良好な転写性能を得ることができるようにす
るために従来技術のような制御回路を必要としないた
め、不要なコストアップを招くこともない。また、無端
状ベルトの抵抗を適正な範囲に設定した場合には、その
ベルトを除電する除電手段を設ける必要がないため、こ
れによっても不要なコストアップを防ぐことができる。
置によれば、無端状ベルトのすべての支持ローラを無接
地の状態にし、かつ、電荷供給手段をその支持ローラの
少なくとも1つと接続する定電流電源にて構成している
ため、記録シートの種類やサイズ等の条件が異なったり
環境変化により転写ベルトの電気抵抗特性が変化して
も、常に安定した転写性能を得ることができる。また、
このような良好な転写性能を得ることができるようにす
るために従来技術のような制御回路を必要としないた
め、不要なコストアップを招くこともない。また、無端
状ベルトの抵抗を適正な範囲に設定した場合には、その
ベルトを除電する除電手段を設ける必要がないため、こ
れによっても不要なコストアップを防ぐことができる。
【0043】また、無端状ベルトから転写後の記録シー
トが分離される位置に配設される支持ローラの外径を、
記録シートが自力で無端状ベルトから分離しかつ無端状
ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に設定した場合に
は、転写後における記録シートの転写ベルトからの良好
な分離性能が得られるとともに、記録シートが平滑な状
態でベルト上を搬送されることにより転写むらが発生す
ることがない。これにより、記録シートの剥離手段を設
ける必要もないため、これによっても不要なコストアッ
プを防ぐことができる。
トが分離される位置に配設される支持ローラの外径を、
記録シートが自力で無端状ベルトから分離しかつ無端状
ベルトが平滑に張架される範囲の寸法に設定した場合に
は、転写後における記録シートの転写ベルトからの良好
な分離性能が得られるとともに、記録シートが平滑な状
態でベルト上を搬送されることにより転写むらが発生す
ることがない。これにより、記録シートの剥離手段を設
ける必要もないため、これによっても不要なコストアッ
プを防ぐことができる。
【0044】さらに、この発明の画像形成装置によれ
ば、上記したような効果が得られる転写装置を具有して
いるため、記録シートの種類やサイズの違いや、環境条
件に違いによる画質劣化のない良好な画像を得ることが
できる。
ば、上記したような効果が得られる転写装置を具有して
いるため、記録シートの種類やサイズの違いや、環境条
件に違いによる画質劣化のない良好な画像を得ることが
できる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び
転写装置の構成を示す概略図である。
転写装置の構成を示す概略図である。
【図2】 本発明の他の実施形態に係る転写装置の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図3】 従来の転写装置の一例を示す概要図である。
【図4】 従来の転写装置の他例を示す概要図である。
【図5】 従来の転写装置の他例を示す概要図である。
1…感光ドラム(像担持体)、2…転写装置、20…転
写ベルト(無端状ベルト)、21,22…支持ローラ、
23…定電流電源(電荷供給手段)、T…トナー像、N
…転写部位、P…記録シート。
写ベルト(無端状ベルト)、21,22…支持ローラ、
23…定電流電源(電荷供給手段)、T…トナー像、N
…転写部位、P…記録シート。
Claims (3)
- 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体に、複数
の支持ローラに張架された状態で当接又は近接して転写
部位を形成するように走行する無端状ベルトと、この無
端状ベルトに電荷を供給する電荷供給手段とを備え、前
記無端状ベルトにより記録シートを転写部位に搬送して
その記録シート側に前記像担持体上のトナー像を転写さ
せる転写装置において、 前記無端状ベルトのすべての支持ローラを無接地の状態
にし、かつ、前記電荷供給手段をその支持ローラの少な
くとも1つと接続する定電流電源にて構成したことを特
徴とする転写装置。 - 【請求項2】 前記複数の支持ローラのうち、無端状ベ
ルトから転写後の記録シートを分離する位置に配設され
る支持ローラの外径を、記録シートが自力で無端状ベル
トから分離しかつ無端状ベルトが平滑に張架される範囲
の寸法に設定したことを特徴とする請求項1記載の転写
装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の転写装置を具有
することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22480197A JPH1165313A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22480197A JPH1165313A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1165313A true JPH1165313A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16819425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22480197A Pending JPH1165313A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 転写装置及びその転写装置を有する画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1165313A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139923A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Bando Chem Ind Ltd | 電子写真装置用導電性部材 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22480197A patent/JPH1165313A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002139923A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Bando Chem Ind Ltd | 電子写真装置用導電性部材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |