JPH1165975A - 共同作業支援システム - Google Patents

共同作業支援システム

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JPH1165975A
JPH1165975A JP21650097A JP21650097A JPH1165975A JP H1165975 A JPH1165975 A JP H1165975A JP 21650097 A JP21650097 A JP 21650097A JP 21650097 A JP21650097 A JP 21650097A JP H1165975 A JPH1165975 A JP H1165975A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のアプリケーションウインドウにまたが
った情報間の関係を使って複数のユーザが議論ができる
アプリケーション共有システムにおいて、ユーザ毎に、
表示するウインドウと、表示しないウインドウの選択を
可能にする。 【構成】 1台のコンピュータが備えるアプリケーショ
ンを、ネットワーク1を通じて接続される複数台のコン
ピュータで共有し、前記アプリケーションにより生成さ
れる表示画面を共有するシステムである。共有するアプ
リケーションを備えるコンピュータでは、他のコンピュ
ータと共有する画面表示中に表示するウインドウの、ユ
ーザ毎の表示または非表示を表示・非表示制御手段18
により制御する。ウインドウ毎に、その表示と非表示を
ユーザ毎に設定したユーザ情報を管理するユーザ情報管
理手段21を設ける。表示・非表示制御手段18は、こ
のユーザ情報管理手段21でのユーザ情報を用いて、ユ
ーザ毎に、表示・非表示を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のユーザの
それぞれが有するコンピュータの画面に、複数のユーザ
間で、共通の画面を表示し、その画面表示を通じて行う
共同作業を支援する共同作業支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より会議を行うときに、コンピュー
タネットワークを介して、各会議参加者が所有するコン
ピュータの表示画面に、共有データを共有ウインドウと
して表示して、会議参加者間でリアルタイムなメッセー
ジ交換を行うえるシステムが知られている。
【0003】この種のシステムの例としては、例えば、
ゼロックス社のパロ・アルト研究所によるColab
System(M.Stefik,D.G.Bobrow,G.Foster,S.La
nning ,and D.Tatar Xerox Palo Alto ,Research Cen
ter ”WYSIWIS Revised:Early
Experiences with Multiuse
r Interfaces”,ACM Transaction on
Office Information Systems, Vol.5,No.2,April 1987,
Pages 147-167 参照)や、日本電気株式会社のMERM
AID(特開平3−58658号参照)などが知られて
いる。
【0004】この種のシステムでは、例えば遠隔地で複
数人で打合せを行う場合、打合せを行う人が使っている
ワークステーションなどのコンピュータのアドレスを指
定して、打合せを行うグループを形成し、複数人での使
用を前提に作られた打合せに必要なアプリケーションプ
ログラムを各人のコンピュータで起動する。そして、ア
プリケーションプログラム間でデータの交換を行い、各
人のコンピュータに表示されているアプリケーションの
画面表示を全く同じものにし、かつ、その共有ウインド
ウ内で行われた操作の結果、変化する表示も同じにす
る。その結果、複数のコンピュータのそれぞれで、各作
業者が操作を行っても、1つのアプリケーション(例え
ば、ホワイトボードツール)を共有して議論を進めるこ
とが可能となる。
【0005】このように、複数人での使用を前提に作成
したアプリケーション単位で、画面への表示と、マウ
ス、キーボードなどの入力操作手段を通じての複数人の
操作を共有し、ネットワークを介して、コミュニケーシ
ョンを複数人で行うシステムを、この明細書では、画面
共有システムと呼ぶこととする。
【0006】これに対して、前記のようにアプリケーシ
ョン単位で、画面への表示と、マウス、キーボード等に
よる入力操作を行うのではなく、複数のアプリケーショ
ンが表示されているウインドウシステムの画面表示と、
ウインドウシステムを介して行われるマウス、キーボー
ド等による操作を共有して、コミュニケーションを複数
人で行うシステムも知られている。
【0007】この種のシステムとしては、例えば、日本
電信電話株式会社のTeamWorkstation
(Ishii,Hiroshi.”TeamWorkstation:
Towards a Seamless Share
d Workspace” CSCW 90 Proceedi
ngs ,October 1990,pp.13-26や特開平3−11947
6号参照)や、Timbuktu、Look@Me(Lo
ok@Me Release Notes 、Farallon Computing, Inc.)、
さらには複数ワークステーションでの共同作業システム
(例えば特開平3−273443号参照)などが知られ
ている。この明細書では、この仕組みのシステムをアプ
リケーション共有システムと呼ぶ。
【0008】前述した画面共有システムと、アプリケー
ション共有システムとを、図を用いてさらに説明する。
【0009】図15は、画面共有システムを説明するた
めの図である。すなわち、このシステムにおいては、各
コンピュータA,Bに、複数人での使用を前提に作られ
た必要なアプリケーションプログラムMを搭載し、これ
らアプリケーションプログラムMの間は、通信ネットワ
ークNにより接続する。各コンピュータA,Bは、それ
ぞれマウスやキーボードなどのユーザ入力手段Ca,C
bと、表示装置Va,Vbとが接続される。
【0010】この画面共有システムにおいては、コンピ
ュータAのユーザ入力手段Caからの入力イベントは、
そのコンピュータAのアプリケーションMで処理され
て、その処理結果が表示装置Vaに表示されるととも
に、通信ネットワークNを通じてコンピュータBのアプ
リケーションMに転送されて、処理され、その処理結果
がコンピュータBの表示装置Vbに表示される。
【0011】この結果、コンピュータAおよびBの表示
画面には、アプリケーションMによる同一内容のウイン
ドウが表示される。つまり、ユーザ入力手段Ca,Cb
の入力イベントのそれぞれが、コンピュータAおよびB
に共通に反映される。したがって、コンピュータA,B
の所有者は、その共有ウインドウを通じて、各ユーザ入
力手段Ca,Cbを用いながらの共同作業が行える。
【0012】次に、図16は、アプリケーション共有シ
ステムを説明するための図である。すなわち、このシス
テムにおいては、複数のコンピュータで共有して利用す
るウインドウを管理するアプリケーションを含む複数個
のアプリケーションMは、いずれかのユーザの1台のコ
ンピュータが備える。このアプリケーションMは、複数
人での使用を前提に作られた特殊なものではなく、通
常、各個のコンピュータで使用される汎用アプリケーシ
ョンが使用できる。
【0013】そして、このアプリケーション共有システ
ムでは、この汎用アプリケーションには変更を加えず
に、各コンピュータには共有化装置(共有化モジュー
ル)を設け、この共有化装置の間を通信ネットワークN
により接続する。
【0014】このシステムにおいては、アプリケーショ
ンMは、汎用アプリケーションであるので、ユーザ入力
手段は1個しか対応しないが、共有化装置で複数のコン
ピュータA,Bのユーザ入力手段Ca,Cbの操作入力
を、アプリケーションMに対して単一のユーザ入力手段
の操作であるかのように制御する。そして、すべてのユ
ーザ入力手段Ca,Cbによる入力イベントを、コンピ
ュータAのアプリケーションMが処理し、その処理結果
を、コンピュータAの表示装置Vaだけでなく、コンピ
ュータBの表示装置Vbにも表示する。
【0015】こうして、このアプリケーション共有シス
テムでは、複数のコンピュータA,B間で、複数個のア
プリケーションMを共有するようになり、表示画面V
a,Vbには、アプリケーションMによるウインドウ画
面が共通に表示される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画面共有システムでは、前述もしたように、複数人で
の使用を前提に作られた特殊なアプリケーションを用い
なければならない。すなわち、複数人で共有するための
特殊なアプリケーションで書いたものでなければ、複数
人で共有することができないという問題があった。
【0017】また、アプリケーション単位で画面を共有
しているため、マウスカーソルが画面から外れた場合、
マウスカーソルを共有することができなくなる。このた
め、複数のアプリケーションを使って、複数人で議論す
る場合に、複数のアプリケーションの複数のウインドウ
間にまたがった情報をもとに議論や説明をしずらいとい
う問題があった。さらに、同一のアプリケーションにお
いても、異なった情報を開く場合には異なったウインド
ウとして表示されることがあり、この場合でも複数のア
プリケーションウインドウ間にまたがって情報が存在す
る。
【0018】これに対して、アプリケーション共有シス
テムによれば、汎用のアプリケーションが使用でき、し
かも、1台のコンピュータのアプリケーション(ウイン
ドウを管理するアプリケーションを含む)が、複数のコ
ンピュータのユーザ入力手段および表示画面の情報を管
理するので、マウスカーソルの管理も容易であり、複数
のアプリケーションウインドウにまたがった情報間の関
係を使って議論ができる。
【0019】しかしながら、このアプリケーション共有
システムでは、全ての開いているウインドウの情報が皆
に見えてしまい、他人には見られたくない情報を個人的
に開いてみるということができないという問題がある。
上述の画面共有システムも、同様に、会議参加者等は、
全員同じ画面を見ることになり、各参加者毎に、異なっ
た画面を見ることはできなかった。しかし、会議中や打
ち合わせ時には、特定の人には見せたいが、他の人には
見せたくない状況が存在する。
【0020】この発明は、上記の問題点にかんがみ、複
数のアプリケーションウインドウにまたがった情報間の
関係を使って複数のユーザが議論ができるアプリケーシ
ョン共有システムにおいて、表示するウインドウと、表
示しないウインドウの選択を可能にすることを目的とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明においては、少なくとも他のコンピ
ュータと通信するための通信手段と、ユーザの入力操作
を受け付け、入力操作に応じたイベントを発生するため
のユーザ入力手段と、自己のコンピュータで発生した前
記イベントまたは前記通信手段を通じた他のコンピュー
タからのイベントを判別するとともに、当該イベントを
受け取るアプリケーションを判別し、判別されたアプリ
ケーションにイベントを伝達するイベント判別振り分け
手段と、前記イベント判別振り分け手段によりイベント
が伝達されたアプリケーションの実行結果を表示画面に
表示するための表示手段と、前記表示画面の表示内容を
制御する表示画面制御手段と、他のコンピュータと共有
する画面表示中に表示するウインドウの、表示または非
表示を制御する表示・非表示制御手段と、前記アプリケ
ーションの実行結果により画面表示情報を更新するとき
に、前記表示・非表示制御手段の制御に基づいて、他の
コンピュータに渡す共有する画面の表示情報を計算する
共有画面計算手段と、前記ユーザ入力手段での入力操作
に応じて発生するイベントを前記通信手段を通じて他の
コンピュータに渡す機能と、前記ユーザ入力手段でのユ
ーザ入力操作に応じて発生するイベントまたは前記通信
手段を通じた他のコンピュータからのイベントを前記イ
ベント判別振り分け手段に渡す機能と、前記共有画面計
算手段で計算された前記共有する画面の表示情報を前記
通信手段を通じて他のコンピュータに渡す機能と、前記
通信手段を通じて他のコンピュータから到来する前記共
有する画面の表示情報を前記表示画面制御手段に渡す機
能とを備える共有化手段と、を備えることを特徴とする
共同作業支援システムを提供する。
【0022】また、請求項2の発明においては、請求項
1の発明において、ウインドウ毎に、その表示と非表示
をユーザ毎に設定したユーザ情報を管理するユーザ情報
管理手段を備え、前記表示・非表示制御手段は、前記ユ
ーザ情報管理手段の前記ユーザ情報に基づいて、ユーザ
毎に各ウインドウの表示・非表示を決定することを特徴
とする共同作業支援システムを提供する。
【0023】
【作用】上述の構成の請求項1の発明においては、ユー
ザ入力手段を通じて入力操作がなされ、イベントが発生
すると、自己のコンピュータにアプリケーションがある
場合には、そのイベントが共有化手段およびイベント判
別振り分け手段を通じて当該アプリケーションに渡さ
れ、そのイベントに応じたアプリケーション処理が実行
される。
【0024】また、自己のコンピュータにアプリケーシ
ョンがなければ、共有化手段および通信手段を通じて、
アプリケーションが搭載されているコンピュータにネッ
トワークを通じて送られ、そのコンピュータの共有化手
段およびイベント判別振り分け手段を通じて当該アプリ
ケーションに渡され、そのイベントに応じたアプリケー
ション処理が実行される。
【0025】アプリケーションの実行結果により、画面
表示情報を更新するときには、表示・非表示制御手段の
ウインドウ毎の表示・非表示の制御に応じて、他のコン
ピュータに渡す共有する画面の表示情報が、共有画面計
算手段で計算される。すなわち、表示されるウインドウ
と表示されないウインドウがあるときに、それに応じた
画面表示情報が他のコンピュータに渡す共有画面の表示
情報として生成される。そして、生成された共有画面の
表示情報が、共有化手段および通信手段を通じて、他の
コンピュータに送られる。
【0026】以上により、請求項1の発明によれば、ウ
インドウ毎に、表示する、表示しないの選択が可能にな
り、会議中や打ち合わせ時に、ウインドウ毎に、他の人
には見せない状況を作ることが可能になる。
【0027】請求項2の発明においては、ユーザ毎に各
ウインドウの表示・非表示を設定するためのユーザ情報
がユーザ情報管理手段で管理されているので、表示・非
表示制御手段は、このユーザ情報管理手段のユーザ情報
を参照することにより、ユーザ毎の各ウインドウの表示
・非表示を決定する。したがって、このユーザ情報管理
手段のユーザ情報を用いて、特定の参加者には見せ、他
の参加者には見せない状況を作ることができると共に、
前記ユーザ情報を設定変更するだけで、ユーザ毎の各の
表示・非表示を容易に管理することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による共同作業支援システムの実施の形態について説
明する。
【0029】図2は、この実施の形態の共同作業支援シ
ステムを、いわゆる在席会議として利用した場合の構成
と、利用中の画面のイメージの例を表した図である。こ
の場合、ネットワーク1を介して接続された複数の、こ
の例では4台のパーソナルコンピュータ2A,2B,2
C,2Dによりシステムが構成され、共同作業の作業者
としての会議参加者A,参加者B,参加者C,参加者D
が、それぞれ自分用のパーソナルコンピュータ2A,2
B,2C,2Dを自分の席で操作して、共同作業として
の会議を行うものである。
【0030】この実施の形態のシステムは、基本的に
は、前述したアプリケーション共有システムと同様の構
成を有するが、特に、各パーソナルコンピュータ2A〜
2Dのディスプレイ3の画面に表示される共有の画面表
示情報中の各ウインドウ毎に、各会議参加者について表
示するか非表示にするかを管理することができるように
している。
【0031】すなわち、例えば、4人の会議参加者A〜
Dで共有する、ウインドウを管理するアプリケーション
を含む複数個のアプリケーションは、4台のパーソナル
コンピュータ2A〜2Dのいずれか、例えばコンピュー
タ2Aに搭載されている。そして、各会議参加者が共有
する表示画面の情報は、ウインドウを管理するアプリケ
ーションが搭載されているパーソナルコンピュータで生
成されて、他のパーソナルコンピュータにネットワーク
1を通じて送られて、そのディスプレイ3にそれぞれ表
示される。
【0032】そして、各会議参加者A,B,C,Dが、
自席において、自分用のパーソナルコンピュータ2A,
2B,2C,2Dを通じて会議のための書き込み等の入
力操作を、マウスやキーボード等の操作入力手段4を用
いて行うと、その操作入力の情報は、ネットワーク1を
通じて、あるいは、当該コンピュータ内の、その操作入
力がなされたウインドウを管理するアプリケーションで
受け付けられ、操作入力に応じた処理が実行される。
【0033】そして、そのアプリケーションによる実行
処理の結果が、対応する表示ウインドウに反映される。
この場合、後述するように、ウインドウを管理するアプ
リケーションが搭載されているコンピュータで、各ウイ
ンドウ毎に、各会議参加者のそれぞれで表示するか非表
示にするか管理しており、この管理情報を元にして、前
記コンピュータで、各会議参加者が他の会議参加者と共
有する表示画面でいずれのウインドウを表示するかを決
定して、各会議参加者について、前記の共有する画面表
示情報を生成する。そして、この画面表示情報は、各会
議参加者毎に生成されて、前記アプリケーションを有し
ない他の会議参加者のコンピュータにネットワーク1を
通じて送られる。
【0034】こうして、複数のパーソナルコンピュータ
2A,2B,2C,2Dでは、ネットワーク1を介して
データの交換を行い、その各ディスプレイ3には、会議
参加者A〜Dが共有する画面が、いわゆるマルチウイン
ドウ表示の状態の表示されるが、まったく同じ内容の共
通の画面が表示されるわけではなく、会議参加者ごとに
ウインドウの表示・非表示が制御されて表示されるもの
である。
【0035】図2の例においては、例えば会議参加者A
のパーソナルコンピュータ2Aが備えるアプリケーショ
ンを4人の会議参加者A〜Dで共有して会議を行ってい
る状態であり、パーソナルコンピュータ2Aで、会議参
加者Bにはすべてのウインドウを表示するが、他の会議
参加者CおよびDには、一部のウインドウWiは表示し
ないように制御している場合である。
【0036】[第1の実施の形態]以上のような処理を
行うため、各パーソナルコンピュータ2A,2B,2
C,2Dは、図1に示すような各種の処理機能部を、そ
れぞれ備える。なお、図1の各処理機能ブロックは、実
際には各パーソナルコンピュータのソフトウエアで実現
されるものである。
【0037】すなわち、図1は、パーソナルコンピュー
タ2A,2B,2C,2Dの内の一つ、例えばパーソナ
ルコンピュータ2Aの処理機能のブロック図を示してお
り、他のパーソナルコンピュータも全く同様の処理機能
を備えるものである。
【0038】この実施の形態では、パーソナルコンピュ
ータは、その処理機能部として、図1に示すように、通
信部11、ユーザ入力部12、イベント判別振り分け部
13、表示画面制御部14、表示部15、共有化部1
6、共有画面計算部17、表示・非表示制御部18、再
計算部19、再計算実行判別手段20、ユーザ情報管理
部21を備えている。また、パーソナルコンピュータ
は、ウインドウを管理するアプリケーションを含む複数
個のアプリケーション(プログラム)を搭載している。
【0039】通信部11は、ネットワーク1を通じて、
他のパーソナルコンピュータ2B〜2Dとの間で、ユー
ザ操作入力データや画面表示情報などを、相互に通信す
るためのものである。この通信部11は、イーサネット
につながっていても、電話回線で構成されたネットワー
クにつながっていても、コンピュータ内部のバスにつな
がっていても構わない。また、他のコンピュータとRS
232Cなどのシリアルポートや、パラレルポート、赤
外線などで接続されていても構わない。
【0040】ユーザ入力部12は、図2に示したキーボ
ードやマウス、タブレットなどパーソナルコンピュータ
に対する操作入力手段4からのユーザ入力データを取り
込み、マウスイベントやキーボードイベントなどのイベ
ント情報を出力する処理部である。マウスイベントは、
マウスの左ボタンが押された、右ボタンが離された、左
ボタンを押したままマウスが移動された、マウスが移動
した、ことにより発生するイベントである。また、キー
ボードイベントは、キーボードの、例えば「s」という
キーが押されたなどにより発生するイベントである。
【0041】イベント判別振り分け部13は、ユーザ入
力部12や通信部11から入力されたマウスイベントや
キーボードイベントなどによるイベント情報を、どのア
プリケーションソフトに伝達するかを決める処理部であ
る。ユーザ入力部12や通信部11から入力されたイベ
ント情報は、共有化部16を通じてこのイベント判別振
り分け部13に入力される。
【0042】アプリケーションは、このイベント判別振
り分け部13から伝達されたユーザ入力に応じて発生し
たイベント情報について演算処理を実行し、その演算結
果を表示画面制御部14に送るようにする。
【0043】表示画面制御部14は、入力イベント情報
に応じて行われたアプリケーションの演算結果を表示す
るために、表示部15を制御して、アプリケーションに
対応づけられたウインドウの内容や、デスクトップ上の
ウインドウの位置などを制御する。そして、表示画面制
御部14は、表示画面内容が更新されたときに、共有画
面計算部17に画面更新信号を送る。
【0044】表示部15は、表示画面制御部14の制御
を受けて、ユーザにパーソナルコンピュータの計算結果
を見せるためのものであり、デスクトップ(表示画面)
上にウインドウがあり、ウインドウの中にアプリケーシ
ョンソフトの演算結果が表示される。
【0045】共有化部16は、図16に示した共有化装
置に相当する処理部であり、ユーザ入力部12からのイ
ベント情報を受けて、そのイベントが発生するウインド
ウを管理するアプリケーションが自己のパーソナルコン
ピュータにないときには、通信部11を通じて、そのイ
ベント情報を前記アプリケーションを備えるパーソナル
コンピュータに転送するようにする。また、ユーザ入力
部12からのイベント情報を処理するアプリケーション
が、自己のパーソナルコンピュータにあるときには、そ
のイベント情報を、イベント判別振り分け部13に供給
するようにする。このため、共有化部16は、複数人の
会議参加者が共有するアプリケーションが存在するパー
ソナルコンピュータがいずれであるかを認識しており、
また、そのコンピュータのネットワーク1上のアドレス
を有している。
【0046】共有化部16は、また、他のコンピュータ
と画面表示を共有するために、後述するように、共有画
面計算部17においてユーザ毎に計算された共有画面の
表示情報を各ユーザが使っているコンピュータに配信す
る情報に変換して、通信部11に伝達する機能を備え
る。このため、共有化部16は、各会議参加者の識別子
(ユーザ識別子)と、対応するパーソナルコンピュータ
のネットワーク1のアドレスとの対応テーブルを備えて
いる。
【0047】共有化部16は、さらに、ネットワーク1
および通信部11を通じて、他のパーソナルコンピュー
タから伝達されてきた情報を判別し、それが画面表示情
報ならば、表示画面制御部14に伝達し、それがマウス
イベントやキーボードイベントなどのイベント情報の場
合は、イベント判別振り分け部13に伝達する機能を備
えている。
【0048】共有画面計算部17は、表示画面制御部1
4から画面更新信号が到来し、かつ、再計算実行判別部
20に、共有画面の画面イメージを再計算するか否かを
問い合わせ、実行するという判定が出た場合にのみ以下
の処理を行って、他の会議参加者が共有するそれぞれの
画面イメージを更新するための処理を実行する。
【0049】すなわち、共有画面計算部17は、表示画
面制御部14で演算された画面表示情報を元に、表示・
非表示制御部18に非表示のウインドウ情報を問い合わ
せる。そして、その問い合わせに応じて到来する表示・
非表示制御部18の指示により、会議参加者のコンピュ
ータのそれぞれが、他のコンピュータと共有するための
画面を計算する。そして、共有画面計算部17は、計算
した各会議参加者ごとの共有画面の表示情報を共有化部
16に送る。
【0050】表示・非表示制御部18は、共有画面計算
部17の問い合わせに基づき、ユーザ情報管理部21に
問い合わせを行って、各ユーザ毎に、表示しないウイン
ドウを決めると共に、表示画面制御部14に問い合わせ
を行い、表示しないウインドウの位置と大きさを求め、
求めた表示しないウインドウの位置と大きさを共有画面
計算部17に返す。
【0051】さらに、表示・非表示制御部18は、再計
算部19に、非表示ウインドウの位置と大きさの情報を
送って再計算要求をし、この要求に応じて再計算部19
から送られてくるウインドウを非表示にした場合のその
ウインドウが存在していた部分の画面表示のビットマッ
プ情報を受け取り、それを共有画面計算部17に送る。
【0052】再計算部19は、表示・非表示制御部18
の再計算要求に基づき、表示・非表示制御部8から与え
られた非表示ウインドウの位置と大きさの情報を用い
て、表示画面制御部14から情報を入手し、非表示にす
るウインドウが存在しない場合の当該ウインドウ領域の
画面情報を計算する。
【0053】再計算実行判別部20は、ユーザからの指
示に基づいて共有画面の画面イメージを計算するか否か
を判定する処理部である。この再計算実行判別部20
は、ユーザ指示により新しいアプリケーションを立ち上
げたときに、それを非表示にするべき会議参加者に対し
て、実際に非表示にするまでの間、その会議参加者にウ
インドウが見えてしまって、秘密にすることができない
問題を解決するためのものである。このため、再計算実
行判別部20は、新たなウインドウが既に立上がってお
り、しかも、そのウインドウに対する、各会議参加者毎
の表示または非表示が設定されていて、再計算する環境
が整っているか否かを判別し、整っていれば、実行可能
を共有画面計算部17に返すようにする。
【0054】ユーザ情報管理部21は、各ユーザ毎に表
示するウインドウと、非表示にするウインドウの情報を
管理する装置である。
【0055】図3は、ユーザ情報管理部21が持つユー
ザ毎およびウインドウ毎の表示・非表示の管理テーブル
TBLのデータ構成図であり、ウインドウIDは、共有
画面に表示されているウインドウの識別子である。図3
に示すように、各参加者毎に各ウインドウの表示と、非
表示とが設定されており、このテーブルTBLを参照す
ることにより、各参加者毎に各ウインドウを表示する
か、非表示にするかがわかるようになっている。
【0056】次に、以上説明した図1の各機能ブロック
のうちの主要な各部の処理動作を、それぞれフローチャ
ート用いて、さらに説明する。
【0057】図4は、共有画面計算部17の処理の概略
を示すフローチャートである。まず、表示画面制御部1
4からの画面更新信号の到来を待ち(ステップS1)、
画面更新信号が到来した場合には、再計算実行判別部2
0に、共有画面の画面イメージを再計算の実行を開始で
きるか否かを問い合わせる(ステップS2)。そして、
再計算実行判別部20からの問い合わせの結果を判別し
(ステップS3)、再計算実行判別部20から実行可能
という判定結果が返って来なかった場合には、ステップ
S1に戻り、表示画面制御部14からの画面更新信号の
到来を待つ。
【0058】一方、再計算実行判別部20から実行可能
という判定結果が返って来た場合には、表示・非表示制
御部18に非表示情報を問い合わせる(ステップS
4)。そして、表示・非表示制御部18からの返事を待
ち(ステップS5)、返事が戻ってきたら、その返事に
含まれる座標値と、ビットマップ情報とにより、各会議
参加者毎の共有画面の画面イメージを置き換える(ステ
ップS6)。そして、でき上がった共有画面の画面イメ
ージに、この画面イメージを会議参加者の識別子(ユー
ザ識別子)を付けて共有化部16に送る(ステップS
7)。その後、ステップS1に戻り、以上の処理を繰り
返す。
【0059】図5は、表示・非表示制御部18の処理の
概略を示すフローチャートである。この実施の形態で
は、非表示にするウインドウの表示領域を埋めるビット
マップ情報の作成方法として再計算方法を採用してい
る。
【0060】表示・非表示制御部18は、共有画面計算
部17からの問い合わせ要求が到来したか否か判別し
(ステップS11)、問い合わせ要求が来たときには、
ユーザ情報管理部21に、会議参加者毎の非表示ウイン
ドウの問い合わせを行う(ステップS12)。そして、
ユーザ情報管理部21から送られてくる非表示ウインド
ウのウインドウIDを、各会議参加者毎に記憶する(ス
テップS13)。
【0061】次に、再計算部19に、各会議参加者毎の
表示しないウインドウのウインドウIDを送り、その結
果として再計算部19から送られてくる、そのウインド
ウを表示しない場合に、そのウインドウがあった位置の
ビットマップ情報と、そのビットマップ情報を張り付け
る位置の情報を受け取る(ステップS14)。
【0062】次に、各会議参加者毎に、ビットマップ情
報とビットマップ情報を貼り付ける位置情報をまとめ、
共有画面計算部17に送る(ステップS15)。その
後、ステップS11に戻り、以上の処理を順次に繰り返
す。
【0063】図6は、再計算部19の処理の概略を示す
フローチャートである。
【0064】まず、表示・非表示制御部18からの再計
算要求があるか否か判断し、再計算要求が到来するまで
待つ(ステップS21)。再計算要求が到来すると、そ
の要求に含まれる非表示ウインドウの位置と大きさの情
報を用いて、非表示ウインドウの位置と大きさを特定す
る(ステップS22)。
【0065】次に、表示画面制御部14から情報を入手
し、非表示の領域と交わった領域を表示領域として持つ
アプリケーションの表示イメージを再計算する(ステッ
プS23)。そして、計算した表示イメージのビットマ
ップ情報と、これを貼り付ける位置の情報とを、表示・
非表示制御部14に送る(ステップS24)。その後、
ステップS21に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0066】次に、図7は、再計算実行判別部20の処
理の概略を示すフローチャートである。
【0067】まず、共有画面計算部17からの問い合わ
せがあるか判別し、問い合わせがあるまで待つ(ステッ
プS31)。そして、前述したように、共有画面の再計
算を開始する環境が整っているか否かの状態を調べる
(ステップS32)。そして、状態判別(ステップS3
3)の結果、共有画面の再計算が実行可能な状態であれ
ば、共有画面計算部17に実行可能を送り(ステップS
34)、共有画面の再計算を実行する環境がまだ整って
いなければ、共有画面計算部17に実行不可を送る(ス
テップS35)。その後、ステップS31に戻り、以上
の処理を繰り返す。
【0068】図8は、共有化部16の処理の概略を示す
フローチャートである。まず、通信部11からネットワ
ーク1を通じての入力情報があるか否かが判別される
(ステップS40)。通信部11からの入力情報がない
と判別されたときには、共有画面計算部17からの入力
があるか否か判別される(ステップS41)。そして、
ここでも入力がないと判別されたときには、ユーザ入力
部12を通じたユーザ入力があるか否か判別され(ステ
ップS42)、ユーザ入力もないと判別されると、ステ
ップS40に戻り、通信部11からの入力の有無の判別
から処理を繰り返す。
【0069】ステップS40で、通信部11からの入力
情報があったと判別されたときには、それが他のパーソ
ナルコンピュータの使用者のユーザ入力に基づくイベン
ト情報であるか、共有するアプリケーションを備えるパ
ーソナルコンピュータからの共有画面の表示情報である
かを判別する(ステップS43)。
【0070】そして、イベント情報であれば、その送ら
れてきたイベント情報をイベント判別振り分け部13に
送り(ステップS44)、その後、ステップS40に戻
る。また、通信部11からの入力情報が、共有画面の表
示情報であると判別されたときには、その送られてきた
共有画面の表示情報を、表示画面制御部14に伝達し、
表示部15の画面に表示させるようにする(ステップS
45)。その後、ステップS40に戻る。
【0071】また、ステップS41で共有画面計算部1
7からの更新された共有画面の表示情報の入力があった
と判別されたときには、その入力情報に含まれるユーザ
識別子から、該当するユーザのパーソナルコンピュータ
のネットワーク1上のアドレスを調べ、通信部11を通
じて該当ユーザのパーソナルコンピュータに、その共有
画面の表示情報を送る(ステップS46)。その後、ス
テップS40に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0072】また、ステップS42で、ユーザ入力部1
2からのユーザ入力があったと判別したときには、入力
されたイベントが対象としているアプリケーションを特
定し(ステップS47)、それが自分のコンピュータ上
で動作しているアプリケーションである場合には、その
イベント情報をイベント判別振り分け部13に送る(ス
テップS48)。また、対象アプリケーションが、他の
パーソナルコンピュータ上で動作しているアプリケーシ
ョンである場合には、該当するパーソナルコンピュータ
のネットワーク1上のアドレスを付けて通信部11に送
る。その後、ステップS40に戻り、以上の処理を繰り
返す。
【0073】以上の構成の共同作業支援システムにおけ
る共有画面の表示例について、図9〜図11を参照して
説明する。この例では、共有するアプリケーションを搭
載するパーソナルコンピュータが参加者Aのパーソナル
コンピュータ2Aであり、そのユーザ情報管理部の21
の表示・非表示管理テーブルTBLが、図3に示すよう
に設定されている場合とする。
【0074】今、いずれかの会議参加者の入力指示によ
り、ウインドウW1(ウインドウID=1),W2(ウ
インドウID=2)の2つのウインドウが開かれたとす
ると、これら2つのウインドウW1(ウインドウID=
1),W2(ウインドウID=2)については、すべて
の会議参加者A〜Dで「表示」に設定されているので、
共有画面としては、図9に示す2つのウインドウW1お
よびW2の画面が、すべての会議参加者A〜Dのパーソ
ナルコンピュータ2A〜2Dの画面に共通に表示され
る。
【0075】次に、この2つのウインドウW1に加えて
ウインドウW3(ウインドウID=3)を開く指示が、
いずれかの会議参加者からなされた場合には、その指示
を受けた共有するアプリケーションを搭載するパーソナ
ルコンピュータ2Aの表示画面制御部14は、自己のパ
ーソナルコンピュータ2Aの表示画面に、図10に示す
ように、2つのウインドウW1,W2に加えて、3つ目
のウインドウW3を表示する。
【0076】そして、このウインドウW3については、
参加者Bは「表示」に設定されているので、参加者Bの
パーソナルコンピュータ2Bには、図10と同じ表示画
面の情報が、共有画面の表示情報として共有化部16お
よび通信部11を通じて、送られる。
【0077】しかし、参加者CおよびDについては、ウ
インドウW3は「非表示」に設定されているので、前述
したように、再計算部9で、図10の画面表示において
ウインドウW3が除かれた場合に、このウインドウW3
の下にある画像のビットマップ情報が求められ、その位
置および大きさの情報と共に、表示・非表示制御部を通
じて共有画面計算部17に供給される。そして、共有画
面計算部17では、このビットマップ情報と位置および
大きさの情報を用いて、図9とまったく同じ画面の表示
情報を生成し、それを共有画面の表示情報として、会議
参加者C,Dのコンピュータ2Cおよび2Dに送る。
【0078】ウインドウW3が開かれた状態で、ウイン
ドウW2やウインドウW1、さらには、ウインドウW3
に対するユーザ入力があって、共有画面が更新される場
合にも、まったく同様にして、会議参加者C,Dのコン
ピュータ2Cおよび2Dの画面では、ウインドウW3が
非表示となる。
【0079】以上のようにして、会議参加者C,Dのコ
ンピュータ2Cおよび2Dの画面では、ウインドウW3
が非表示となり、ウインドウW3の内容を会議参加者
C,Dに対しては、秘匿して、会議参加者A,Bでウイ
ンドウW3に表示されている内容についての議論をする
ことができる。しかも、この実施の形態の場合には、会
議参加者C,Dには、ウインドウW3が他の参加者A,
Bに表示されていることも秘匿できる。
【0080】例えば、ウインドウW3の内容を隠す方法
としては、図11に示すように、ウインドウW3が表示
される領域の画像内容として、黒など、一色を表示する
ことで隠すようにすることも考えられるが、この方法で
あると、内容を秘匿しようとする会議参加者に、秘匿さ
れるウインドウW3の存在は知られてしまうため、好ま
しくない。この点、上述の実施の形態の場合には、再計
算部19により、開かれたウインドウがあたかも存在し
ないように画面情報を再計算するので、秘匿されるウイ
ンドウW3の存在も秘匿できるものである。
【0081】[第2の実施の形態]第1の実施の形態で
は、非表示のウインドウがあるときには、そのウインド
ウを非表示としたときに、そのウインドウにより隠れて
いた部分を再計算部19で再計算して表示情報を形成す
るようにしたが、再計算には時間がかかり、ユーザ入力
によるイベントが発生してから共有画面が更新するまで
の待ち時間が長くなるおそれがある。
【0082】第2の実施の形態は、この点を改善したも
ので、図12に、この第2の実施の形態の場合の、パー
ソナルコンピュータの処理機能のブロック図を示す。図
1の第1の実施の形態の場合のパーソナルコンピュータ
の処理機能のブロック図とは、再計算部19の代わり
に、背景記憶部22が設けられた点が異なる。
【0083】背景記憶部22は、ウインドウが表示され
ている領域の、当該ウインドウを非表示にした場合にそ
の領域に貼り付けるべきビットマップ情報を、各ウイン
ドウ毎に記憶している。言い換えると、任意のウインド
ウをデイスクトップ上に表示しようとしたときに、その
表示しようとしたウインドウにより隠される領域をウイ
ンドウを表示する前に切り出して、記憶しておく装置部
である。
【0084】この背景記憶部22は、記憶する情報は、
表示画面表示部14からの表示情報から切り出す。そし
て、表示・非表示制御部18の問い合わせに基づき、こ
の表示・非表示制御部18から与えられた非表示ウイン
ドウ情報より、記憶しているビットマップ情報を、この
表示・非表示制御部18に返す。
【0085】なお、記憶している背景情報から、表示・
非表示制御部18に返す情報を求める場合に、対象とな
っているウインドウが、他のウインドウとの重なり関係
上、一番上にくるように操作し、そのときの背景情報を
返すようにする。つまり、各ウインドウに対応づけて記
憶している背景情報をそのまま返すのではなく、非表示
と指定されているウインドウが、表示と指定されている
ウインドウの上に重なっている状態になるように、各ウ
インドウに対応づけられて記憶されている背景情報を入
れ替えるようにする。
【0086】この第2の実施の形態の場合の表示・非表
示制御部18は、第1の実施の形態の場合と同様に、共
有画面計算部17の問い合わせに基づき、ユーザ情報管
理部21に問い合わせを行い、各ユーザ毎に、表示しな
いウインドウを決め、表示画面制御部14に問い合わせ
を行い、表示しないウインドウの位置と大きさを求め、
共有画面計算部17に表示しないウインドウの位置と大
きさおよびその領域のビットマップ情報を返すようにす
るが、この第2の実施の形態では、ウインドウが存在し
ていた領域の画面表示のビットマップ情報は、背景記憶
部12から取得するようにする。
【0087】その他の各部の構成は、前述した第1の実
施の形態の場合とまったく同様とされる。
【0088】図13は、この第2の実施の形態の場合の
表示・非表示制御部18の処理の概略を示すフローチャ
ートである。この第2の実施の形態では、前述したよう
に、非表示ウインドウの表示領域を埋めるビットマップ
情報の作成方法として背景記憶方法を採用している。
【0089】すなわち、表示・非表示制御部18は、共
有画面計算部17からの問い合わせ要求が到来したか否
か判別し(ステップS51)、問い合わせ要求が来たと
きには、ユーザ情報管理部21に、会議参加者毎の非表
示ウインドウの問い合わせを行う(ステップS52)。
そして、ユーザ情報管理部21から送られてくる非表示
ウインドウのウインドウIDを、各会議参加者毎に記憶
する(ステップS53)。
【0090】次に、背景記憶部22に、各会議参加者毎
の表示しないウインドウIDを送り、その結果として背
景記憶部22から送られてくる、そのウインドウを表示
しない場合に、そのウインドウがあった位置のビットマ
ップ情報と、そのビットマップ情報を張り付ける位置の
情報を受け取る(ステップS54)。
【0091】次に、各会議参加者毎に、ビットマップ情
報と、ビットマップ情報を貼り付ける位置情報をまと
め、共有画面計算部17に送る(ステップS55)。そ
の後、ステップS51に戻り、以上の処理を順次に繰り
返す。
【0092】次に、図14は、背景記憶部22の処理の
概略を示すフローチャートである。まず、表示・非表示
制御部18からの問い合わせ要求があるか否か判断し
(ステップS61)、問い合わせ要求があると、次のス
テップS62に進み、ビットマップ情報が要求されてい
るウインドウIDを、要求情報から求める。
【0093】次に、ウインドウの重なりを記憶している
リストを調べ(ステップS63)、対象としているウイ
ンドウの上に、「表示」と指定されているウインドウが
あるか否か判別する(ステップS64)。そして、対象
としているウインドウの上に、「表示」と指定されてい
るウインドウがあれば、要求されているウインドウより
も1つ上にある表示ウインドウと、記憶している背景情
報のうち、重なっている部分のビットマップ情報を入れ
替え、また、ウインドウの重なりを記憶しているリスト
の順番も入れ替える(ステップS65)。
【0094】ステップS64で、対象としているウイン
ドウの上に、「表示」と指定されているウインドウがな
ければ、求めたビットマップ情報と、ビットマップを貼
り付ける位置の情報を、表示・非表示制御部18に送
る。その後、ステップS61に戻り、以上の処理を繰り
返す。
【0095】この第2の実施の形態では、以上のように
して、非表示とするウインドウの領域に貼り付けるビッ
トマップ情報は、背景記憶部22に記憶された情報から
高速に取得することができ、高速処理が可能になる。
【0096】[変形例]上述した第1および第2の実施
の形態は、1台のパーソナルコンピュータにおいて動作
しているアプリケーションの出力結果である画面イメー
ジを共有している場合である。つまり、1台のパーソナ
ルコンピュータの画面イメージを複数台のパーソナルコ
ンピュータで共有している。
【0097】したがって、会議に参加している参加者の
うち、議論に必要な参加者の画面イメージを共有すれば
よいので、共有する参加者の画面イメージを必要に応じ
て交代することができる。つまり、ある時は、参加者A
のパーソナルコンピュータ2Aのアプリケーションによ
る画面イメージを全参加者が共有し、異なる時点では参
加者Bのパーソナルコンピュータ2Bのアプリケーショ
ンによる画面イメージを全参加者が共有するようにする
ことが可能である。
【0098】ただし、上述の第1および第2の実施の形
態の場合では、参加者Aと参加者Bのそれぞれが起動可
能なアプリケーションを、同時に共有して全参加者が共
有してみることはできない。
【0099】しかし、複数のパーソナルコンピュータで
起動されたアプリケーションの演算結果を結合して、仮
想的なデイスクトップ画面を作り、各アプリケーション
へのイベント入力は、対応するアプリケーションが起動
されているパーソナルコンピュータに配信し、そのイベ
ントによる演算結果をもとに、仮想的なデイスクトップ
画面を再計算するようにすることもできる。この場合、
共有化部16は、複数のパーソナルコンピュータで分散
して起動されているアプリケーションへのイベント伝達
や、アプリケーションの演算結果である画面イメージの
整合などを行える機能を備えるものである。
【0100】なお、ユーザ毎にも非表示できるようにし
た例について述べたが、ウインドウ単位でのみ非表示に
するようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、アプリケーション共有システムを用いた共同作業
支援システムにおいて、画面を共有して打ち合わせを行
っているときに、見せたくないウインドウを相手から隠
しながら会議を行うことができる。したがって、会議の
流れを把握しながら、自分用の参照資料等を見ることが
ことができる。
【0102】また、請求項2の発明によれば、人によ
り、共有する情報と共有しない情報を決めることがで
き、例えば他部門とのうちあわせ会議など、立場で分極
化する会議においても対応可能とすることができる。
【0103】また、請求項3の発明によれば、見せたく
ないウインドウを単純に見えなくするだけでなく、見せ
たくないウインドウ領域を除去したときに表れる表示情
報を計算して、その背景情報を作成してそれを表示する
ことにより、特定のウインドウを隠したことを相手に気
づかれないというメリットがある。
【0104】また、請求項4の発明によれば、相手に見
せたくないウインドウ領域を除去したときにも表れる表
示情報を再計算する必要が無く、高速に処理が行える。
【0105】また、請求項5の発明によれば、新しいア
プリケーションを立ち上げて、非表示にするまでの間、
相手にウインドウが見えてしまい、秘密になるすること
ができない問題を解決できる。すなわち、新しいアプリ
ケーションを立ち上げて、非表示にするまでの間、画面
の更新を取りやめることにより、相手に非表示にしたウ
インドウを立ち上げたことを気づかれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の共同作業支援システムの第1の実施
の形態の要部の機能ブロック図を示す図である。
【図2】この発明による共同作業支援システムを在席会
議で利用した場合の実施の形態の構成の例を示す図であ
る。
【図3】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態におけるユーザ情報管理部が持つユーザ毎の表示・
非表示の管理テーブルのデータ構造の例を示す図であ
る。
【図4】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態における共有画面計算部の処理の概略を示すフロー
チャートを示す図である。
【図5】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態における表示・非表示制御部の処理の概略を示すフ
ローチャートを示す図である。
【図6】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態における再計算部の処理の概略を示すフローチャー
トを示す図である。
【図7】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態における再計算実行判別部の処理の概略を示すフロ
ーチャートを示す図である。
【図8】この発明による共同作業支援システムの実施の
形態における共有化部の処理の概略を示すフローチャー
トを示す図である。
【図9】この発明の共同作業支援システムの実施の形態
における共有画面の表示例を示す図である。
【図10】この発明の共同作業支援システムの実施の形
態における共有画面の表示例を示す図である。
【図11】この発明の共同作業支援システムの実施の形
態における共有画面の表示例との比較例を示す図であ
る。
【図12】この発明の共同作業支援システムの第2の実
施の形態の要部の機能ブロック図を示す図である。
【図13】第2の実施の形態における表示・非表示制御
部の処理の概略を示すフローチャートを示す図である。
【図14】第2の実施の形態における背景記憶部の処理
の概略を示すフローチャートを示す図である。
【図15】画面共有システムを説明するための図であ
る。
【図16】アプリケーション共有システムを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 11 通信部 12 ユーザ入力部 13 イベント判別振り分け部 14 表示画面制御部 15 表示部 16 共有化部 17 共有画面計算部 18 表示・非表示制御部 19 再計算部 20 再計算実行判別部 21 ユーザ情報管理部 22 背景記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/15 H04N 7/15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも他のコンピュータと通信するた
    めの通信手段と、 ユーザの入力操作を受け付け、入力操作に応じたイベン
    トを発生するためのユーザ入力手段と、 自己のコンピュータで発生した前記イベントまたは前記
    通信手段を通じた他のコンピュータからの前記イベント
    を判別するとともに、当該イベントを受け取るアプリケ
    ーションを判別し、判別されたアプリケーションにイベ
    ントを伝達するイベント判別振り分け手段と、 前記イベント判別振り分け手段によりイベントが伝達さ
    れたアプリケーションの実行結果を表示画面に表示する
    ための表示手段と、 前記表示画面の表示内容を制御する表示画面制御手段
    と、 他のコンピュータと共有する画面表示中に表示するウイ
    ンドウの、表示または非表示を制御する表示・非表示制
    御手段と、 前記アプリケーションの実行結果により画面表示情報を
    更新するときに、前記表示・非表示制御手段の制御に基
    づいて、他のコンピュータに渡す共有する画面の表示情
    報を計算する共有画面計算手段と、 前記ユーザ入力手段での入力操作に応じて発生するイベ
    ントを前記通信手段を通じて他のコンピュータに渡す機
    能と、前記ユーザ入力手段でのユーザ入力操作に応じて
    発生するイベントまたは前記通信手段を通じた他のコン
    ピュータからのイベントを前記イベント判別振り分け手
    段に渡す機能と、前記共有画面計算手段で計算された前
    記共有する画面の表示情報を前記通信手段を通じて他の
    コンピュータに渡す機能と、前記通信手段を通じて他の
    コンピュータから到来する前記共有する画面の表示情報
    を前記表示画面制御手段に渡す機能とを備える共有化手
    段と、 を備えることを特徴とする共同作業支援システム。
  2. 【請求項2】ウインドウ毎に、その表示と非表示をユー
    ザ毎に設定したユーザ情報を管理するユーザ情報管理手
    段を備え、前記表示・非表示制御手段は、前記ユーザ情
    報管理手段の前記ユーザ情報に基づいて、ユーザ毎に各
    ウインドウの表示・非表示を決定することを特徴とする
    請求項1に記載の共同作業支援システム。
  3. 【請求項3】前記表示・非表示制御手段で非表示にした
    ウインドウが抜けた状態の領域の表示情報を再計算する
    再計算手段を備えることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の共同作業支援システム。
  4. 【請求項4】新たなウインドウが画面に表示される前
    の、当該ウインドウが表示される領域の表示情報を、少
    なくとも記憶する背景記憶手段を備えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の共同作業支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】画面の変更が発生した時に、表示する共有
    画面の表示情報の再計算を実行するか、しないかを判別
    する再計算実行判別手段を備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、または請求項4に記載の共
    同作業支援システム。
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