JPH1166972A - 高張力電力ケーブル - Google Patents

高張力電力ケーブル

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Publication number
JPH1166972A
JPH1166972A JP24605497A JP24605497A JPH1166972A JP H1166972 A JPH1166972 A JP H1166972A JP 24605497 A JP24605497 A JP 24605497A JP 24605497 A JP24605497 A JP 24605497A JP H1166972 A JPH1166972 A JP H1166972A
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JP
Japan
Prior art keywords
braid
protective coating
cable
tensile strength
tensile
Prior art date
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Pending
Application number
JP24605497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
孝 田中
Tetsuji Ito
哲二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの屈曲時にうねりが発生せず、500k
g 程度の許容張力を有する高張力電力ケーブルを提供す
る。 【解決手段】 絶縁体2の外側に内外2層の保護被覆層
4,5を設け、上記両保護被覆層4,5の間に、高張力
繊維をロープ状に撚合せた紐または平編組状にした紐よ
りなる抗張力体を用いて粗編組6を形成する。ここで、
次式で示される編組表面カバー率Aを40%以下とし、か
つケーブル中心線と抗張力体の粗編組とがおりなす角度
θを35°未満とする。 A=(2F−F2 )× 100(%) ただし、F=(m・n・δ/2πD)×(1/cos θ) ここで、m=編組打数,n=編組持数,δ=高張力繊維
外径(mm) D=編組下径(mm)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば架空配電線
の無停電バイパス工法等に使用される高張力電力ケーブ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空配電線の無停電バイパス工法におい
て、メッセンジャーワイヤに吊架することなく直接架設
しうる高張力電力ケーブルとして特願平7-255515号「高
張力電力ケーブル」が提案されている。
【0003】このケーブルの概略内部構成を表した斜視
図を図4に示す。このケーブルは中心から順に、導体
1、ポリエチレン,架橋ポリエチレン等のプラスチック
絶縁体2、金属遮蔽層3、ポリエチレン,塩化ビニル等
の内部保護被覆層4を具え、最外周には外部保護被覆層
5を具えている。
【0004】ここで、内部保護被覆層4と外部保護被覆
層5との間には抗張力体による粗編組6が施されてい
る。抗張力体には、表面に凹凸を有する紐、例えば複数
本の高張力繊維をロープ状により合わせた紐や、高張力
繊維を平編組状にした紐を用いる。この構成により粗編
組6を内外保護被覆層4,5に食い込ませて接着力を高
め、両保護層4,5内における粗編組6のずれを抑制し
て、ケーブルにうねりが生じることを防止し、ケーブル
の許容張力を確保している。特に、粗編組6の隙間に内
外保護被覆層4,5を食い込ませて所定の接着力を高め
るには、粗編組6がケーブルの中心線となす角度を35〜
55°とし、粗編組6が内部保護被覆層4を覆い隠す割合
(編組表面カバー率)を75%以下とすることが好まし
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近になり、
500kg 程度の許容張力を有するケーブルが求められるよ
うになった。上述した従来のケーブルでは、500kg 程度
の張力を繰り返し与えると、張力解放後の残留伸びが蓄
積してゆき、最終的には使用に支障をきたすような永久
伸びが生じるため、許容張力は300〜400kg 程度であ
る。
【0006】従って、本発明の主目的は、500kg 程度の
許容張力を有し、屈曲時にもうねりの生じない電力ケー
ブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は粗編組がケーブ
ルの中心線となす角度を35°未満とし、編組表面カバー
率を40%以下とすることで上記の目的を達成する。すな
わち、その特徴は、絶縁体の外側に内外2層の保護被覆
層を設け、上記両保護被覆層の間に、高張力繊維をロー
プ状に撚合せた紐または平編組状にした紐よりなる抗張
力体を用いて粗編組を形成し、次式で示される編組表面
カバー率Aが40%以下で、かつケーブル中心線と抗張力
体の粗編組とがおりなす角度θを35°未満としたことに
ある。 A=(2F−F2 )× 100(%) ただし、F=(m・n・δ/2πD)×(1/cos θ) ここで、m=編組打数 n=編組持数 δ=高張力繊維
外径(mm) D=編組下径(mm)
【0008】上記ケーブルにおいて、内外保護被覆層は
ともに同一のプラスチック材料で形成し、編組の隙間を
介して内外保護被覆層を接着することが好ましい。ま
た、抗張力体の外表面には撚溝または編目による凹凸が
形成されており、凸部数が上記外表面1cm2 当り10個以
上であることが望ましい。
【0009】ケーブルの許容張力は高張力繊維編組の実
効ヤング率E,高張力繊維の太さδ,本数n,およびケ
ーブル中心線と編組がおりなす角度θの関係から計算に
より算出可能である。
【0010】一方、最近になり、300kg を超える許容張
力を有するケーブルが必要となる用途が出現した。そこ
で、これを達成するためにケーブル中心線と編組がおり
なす角度θを求めたところ、計算上では、35°未満とす
れば500kg の張力を加えても高張力繊維の張力分担によ
り導体引き伸びが発生しないとの結論が得られた。
【0011】しかし、従来のケーブルではこの角度θを
35°未満とすると十分な許容張力を得ることができな
い。すなわち、ケーブルの屈曲時、曲げ内側と外側との
円周長の違いにより粗編組の1ピッチ内の曲げ内側と外
側とで高張力繊維の長さの差異が生じる。この差異を解
消しようとして高張力繊維は長手方向に移動しようとす
るので、これを抑え込むために内外保護被覆を粗編組に
食い込ませて接着させている。しかし、角度θの値が小
さく(縦添えに近く)なるに伴なって粗編組の1ピッチ
内の曲げ内側と外側との長さの差異が大きくなり、角度
θが35°未満となると内外保護被覆層の食い込みによる
接着力では高張力繊維の移動を抑えきれなくなる。そう
なると高張力繊維にずれが生じて所定の高張力効果が得
られないため、目的とする許容張力を得ることができな
くなる。
【0012】そこで、後述するように種々の編組条件で
ケーブルを試作し実験を繰り返した結果、編組表面化カ
バー率を40%以下とすれば、角度θを35°未満として
もケーブル屈曲時の1ピッチ内の曲げの内側と外側の長
さの差を解消するための移動を内外保護被覆層の食い込
みによる接着力で押さえられることを見いだした。
【0013】本発明の高張力電力ケーブルにおいては、
ポリアラミド樹脂繊維等の高張力繊維の複数本を単に引
揃えたものを用いるのではなく、高張力繊維をロープ状
に撚合せた紐または平編組状にした紐からなる抗張力体
で内部保護層上に粗編組を施す。これにより、お互いの
抗張力体が大きなフリクションをもってずれ難くなり、
粗編組の隙間が容易に確保できる。
【0014】このような状態で、さらに外部保護被覆層
を施すと、上記編組の隙間に外部保護被覆層材料が流
れ、編組に喰い込むようになる。この際、抗張力体はロ
ープ状に撚合せた紐または平編組状にした紐を用いてい
るため、その外表面には多数の凹凸が形成されている。
特に、抗張力体の外表面1cm2 当りの凸部の数を10個以
上とし、かつビカット軟化点が 150℃以下の非硬化性樹
脂を前記抗張力体に含浸することで、外部保護被覆層材
料が編組に喰い込んだときに外部保護被覆材料が前記抗
張力体外表面の凹凸にも喰い込んで含浸樹脂と接着す
る。これにより外部保護被覆層と抗張力体とが一体化さ
れるため、抗張力体がずれたりすることがなくなる。
【0015】また、内外の保護被覆層に同一のプラスチ
ック材料を用いることにより、外部保護被覆層の押出し
被覆時に内外保護被覆層が接着し、ケーブルに張力が加
わっても粗編組がずれることがない。なお、使用中に内
外の保護被覆層が剥離し抗張力体の粗編組と保護被覆層
とがずれないよう、内外層の保護被覆層は剥離力が 0.1
kg/12.4mm以上とする必要がある。
【0016】さらに、張力を分担する高張力繊維の編組
が内部保護被覆層上に施されているので、電気性能を分
担する遮蔽層、絶縁体ケーブル導体等に悪影響を及ぼす
ことがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の高張力電力
ケーブルの一部内部をあらわした斜視図、図1(B)及
び(C)は編組に用いる抗張力体の説明図である。な
お、図4と同一符号は同一部位をあらわしている。
【0018】図1に示すように、このケーブルはケーブ
ル導体1の上に絶縁体2が形成され、絶縁体2の上に遮
蔽層3を具え、さらに遮蔽層3の外周には内部保護被覆
層4および外部保護被覆層5が設けられている。そし
て、内外保護被覆層4,5の間には、ポリアラミド樹脂
繊維等の抗張力体による粗編組6が施されている。
【0019】上記抗張力体は、図1(B)のように高張
力繊維の複数本をロープ状に撚合せた紐61、または図1
(C)のように高張力繊維を平編組状にした紐62を用い
る。
【0020】また、図2に示すように、粗編組6のケー
ブル中心線Cに対する角度θを35°未満に構成する。そ
して、次の編組表面カバー率Aを40%以下となるように
粗編組を施す。 A=(2F−F2 )× 100(%) ただし、F=(m・n・δ/2πD)×(1/cos θ) ここで、m=編組打数,n=編組持数,δ=高張力繊維
外径(mm) D=編組下径(mm)
【0021】なお、内外の保護被覆層4,5としては、
塩化ビニル、ポリエチレン等のプラスチック材料が用い
られるが、前述のように内外保護被覆層を同一材料で形
成するのが好ましい。
【0022】
【実験例】表1に示す種々の条件で抗張力体の粗編組を
持つケーブルを試作し、図3に示すように、50m長のケ
ーブル試料に500kg の張力を加えたときのケーブルの残
留伸びを評価した。結果も併せて表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1において、「※1」はエステル型のビ
カット軟化点 150℃以下の非硬化ポリウレタン樹脂を含
浸した1500d×2本引揃えのアラミド繊維4本をピッチ
10mmで撚合せたものであり、撚合せにより形成される外
表面の凸部は単位面積(1cm2 )当り10個以上とした。
【0025】表1に示すように、いずれの実施例も編組
表面化バー率(A)を40%以下とすることで、角度θを
35°未満としても残留伸びが小さな値であることがわか
る。これに対して、角度θが35°未満であっても編組表
面化バー率(A)が40%を超えている各比較例は、いず
れも残留伸びが実施例に比べて1桁大きい値となってい
る。
【0026】なお、いずれの実施例もうねりの発生は見
られなかった。従って、ドラムへの巻取りも容易に実施
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高張力電
力ケーブルによれば、ケーブルに500kg という大きな張
力を加えたときでも伸びが小さく、ケーブルの屈曲時に
うねりが発生することもない。従って、架空配電線の無
停電バイパス工法に使用するとき効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の高張力電力ケーブルの一
部内部をあらわした斜視図、図1(B)及び(C)はい
ずれも編組に用いる抗張力体の説明図である。
【図2】ケーブル中心線と粗編組とのなす角度θの説明
図である。
【図3】本発明の高張力電力ケーブルの評価方法の説明
図である。
【図4】従来の高張力電力ケーブルの一例の一部内部を
あらわした斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーブル導体 2 絶縁体 3 遮蔽層 4 内部保護被覆層 5 外部保護被覆層 6 抗張力体による粗編組

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の外側に内外2層の保護被覆層を
    設け、上記両保護被覆層の間に、高張力繊維をロープ状
    に撚合せた紐または平編組状にした紐よりなる抗張力体
    を用いて粗編組を形成し、 次式で示される編組表面カバー率Aが40%以下で、かつ
    ケーブル中心線と抗張力体の粗編組とがおりなす角度θ
    が35°未満であることを特徴とする高張力電力ケーブ
    ル。 A=(2F−F2 )× 100(%) ただし、F=(m・n・δ/2πD)×(1/cos θ) ここで、m=編組打数 n=編組持数 δ=高張力繊維外径(mm) D=編組下径(mm)
  2. 【請求項2】 内外保護被覆層をともに同一のプラスチ
    ック材料で形成し、粗編組の隙間を介して内外保護被覆
    層が接着して成ることを特徴とする請求項1記載の高張
    力電力ケーブル。
  3. 【請求項3】 抗張力体の外表面には撚溝または編目に
    よる凹凸が形成されており、凸部数が上記外表面1cm2
    当り10個以上であることを特徴とする請求項1または2
    記載の高張力電力ケーブル。
JP24605497A 1997-08-26 1997-08-26 高張力電力ケーブル Pending JPH1166972A (ja)

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JP24605497A JPH1166972A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 高張力電力ケーブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066503A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社ビスキャス 海底ケーブル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066503A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社ビスキャス 海底ケーブル

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