JPH1167249A - 燃料電池の冷却方法 - Google Patents
燃料電池の冷却方法Info
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- JPH1167249A JPH1167249A JP9226706A JP22670697A JPH1167249A JP H1167249 A JPH1167249 A JP H1167249A JP 9226706 A JP9226706 A JP 9226706A JP 22670697 A JP22670697 A JP 22670697A JP H1167249 A JPH1167249 A JP H1167249A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カソード出入口温度とその温度差を従来と同
等に保持したまま、カソード循環ガス量を低減すること
ができ、これにより、カソード循環ブロアに必要な補機
動力を低減してプラント効率を向上させ、併せて、反応
に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向
上と長寿命化を達成できる燃料電池の冷却方法を提供す
る。 【解決手段】 カソード側流路が直列に連結された複数
のスタック22a,b,cで燃料電池22が構成され、
上流側スタックのカソード出口ガスの一部を低温T0の
カソード循環ガス33b,cと混合し、この混合ガスを
カソードガスとして下流側スタック22b,cに供給
し、これによりスタック入口温度T1を保持したまま、
みかけの入口温度を例えば(T1+T0)/2まで下
げ、カソード循環ガス量3Gを低減する。
等に保持したまま、カソード循環ガス量を低減すること
ができ、これにより、カソード循環ブロアに必要な補機
動力を低減してプラント効率を向上させ、併せて、反応
に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向
上と長寿命化を達成できる燃料電池の冷却方法を提供す
る。 【解決手段】 カソード側流路が直列に連結された複数
のスタック22a,b,cで燃料電池22が構成され、
上流側スタックのカソード出口ガスの一部を低温T0の
カソード循環ガス33b,cと混合し、この混合ガスを
カソードガスとして下流側スタック22b,cに供給
し、これによりスタック入口温度T1を保持したまま、
みかけの入口温度を例えば(T1+T0)/2まで下
げ、カソード循環ガス量3Gを低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融炭酸塩型燃料
電池の冷却方法に関する。
電池の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融炭酸塩型燃料電池は、高効率、かつ
環境への影響が少ないなど、従来の発電装置にはない特
徴を有しており、水力・火力・原子力に続く発電システ
ムとして注目を集め、現在世界各国で鋭意研究開発が行
われている。溶融炭酸塩型燃料電池は、図3(A)に模
式的に示すように、薄い平板上の電解質板1(タイル)
を燃料極2(アノード)と空気極3(カソード)の平板
上の電極で挟んだ単セル4と、導電性のバイポーラプレ
ート5(セパレータ)とからなる。タイル1は、溶融炭
酸塩を多孔質物質に浸み込ませたものであり、運転温度
で電解質として機能し、アノード/カソード間に単セル
当たり約0.8V前後の電圧を発生する。セパレータ5
は、単セル4では電圧が低いため、これを多段に積層し
た電池とするために用いられる。積層した電池をスタッ
クと呼ぶ。
環境への影響が少ないなど、従来の発電装置にはない特
徴を有しており、水力・火力・原子力に続く発電システ
ムとして注目を集め、現在世界各国で鋭意研究開発が行
われている。溶融炭酸塩型燃料電池は、図3(A)に模
式的に示すように、薄い平板上の電解質板1(タイル)
を燃料極2(アノード)と空気極3(カソード)の平板
上の電極で挟んだ単セル4と、導電性のバイポーラプレ
ート5(セパレータ)とからなる。タイル1は、溶融炭
酸塩を多孔質物質に浸み込ませたものであり、運転温度
で電解質として機能し、アノード/カソード間に単セル
当たり約0.8V前後の電圧を発生する。セパレータ5
は、単セル4では電圧が低いため、これを多段に積層し
た電池とするために用いられる。積層した電池をスタッ
クと呼ぶ。
【0003】更に、スタック6内の各セルにプロセスガ
スを供給する手段として、図3(B)に示すように、ス
タックの側面から直接プロセスガスを供給する外部マニ
ホールド方式(a)と、セパレータ自体に垂直な貫通マ
ニホールド7を備え、このマニホールドを介して各セル
にプロセスガスを供給する内部マニホールド方式(b)
とがあるが、スタックの高さ変化やスタック側面の凹凸
の影響を受けない点で、内部マニホールド方式が優れて
いる。
スを供給する手段として、図3(B)に示すように、ス
タックの側面から直接プロセスガスを供給する外部マニ
ホールド方式(a)と、セパレータ自体に垂直な貫通マ
ニホールド7を備え、このマニホールドを介して各セル
にプロセスガスを供給する内部マニホールド方式(b)
とがあるが、スタックの高さ変化やスタック側面の凹凸
の影響を受けない点で、内部マニホールド方式が優れて
いる。
【0004】上述した溶融炭酸塩型燃料電池を用いた発
電設備では、図4に例示するように天然ガス等の燃料ガ
ス11を水素を含むアノードガス12に改質する改質器
20と、アノードガス12と酸素を含むカソードガス1
3とから発電する燃料電池22とを備えており、改質器
で作られたアノードガス12は燃料電池に供給され、燃
料電池内でその大部分(例えば80%)を消費した後、
アノード排ガス14として改質器20の燃焼室に供給さ
れる。改質器20ではアノード排ガス中の可燃成分(水
素、一酸化炭素、メタン等)が燃焼室で燃焼し、高温の
燃焼ガスにより改質管を加熱し改質管内を通る燃料を改
質する。改質室を出た燃焼排ガス15は圧力回収装置2
5から供給される加圧空気16と合流してカソードガス
13となり、燃料電池のカソード側に必要な二酸化炭素
を供給する。燃料電池内でその一部が反応したカソード
ガス(カソード排ガス17)は、冷却器23を介してブ
ロア24により燃料電池の上流側に一部が循環され、残
りは圧力回収装置25で圧力回収され、熱回収装置28
で熱回収されて系外に排出される。なお、この図で18
は水蒸気である。
電設備では、図4に例示するように天然ガス等の燃料ガ
ス11を水素を含むアノードガス12に改質する改質器
20と、アノードガス12と酸素を含むカソードガス1
3とから発電する燃料電池22とを備えており、改質器
で作られたアノードガス12は燃料電池に供給され、燃
料電池内でその大部分(例えば80%)を消費した後、
アノード排ガス14として改質器20の燃焼室に供給さ
れる。改質器20ではアノード排ガス中の可燃成分(水
素、一酸化炭素、メタン等)が燃焼室で燃焼し、高温の
燃焼ガスにより改質管を加熱し改質管内を通る燃料を改
質する。改質室を出た燃焼排ガス15は圧力回収装置2
5から供給される加圧空気16と合流してカソードガス
13となり、燃料電池のカソード側に必要な二酸化炭素
を供給する。燃料電池内でその一部が反応したカソード
ガス(カソード排ガス17)は、冷却器23を介してブ
ロア24により燃料電池の上流側に一部が循環され、残
りは圧力回収装置25で圧力回収され、熱回収装置28
で熱回収されて系外に排出される。なお、この図で18
は水蒸気である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように燃料電
池22は、融点の高い溶融炭酸塩を電解液として用いて
おり、平均温度が500℃以下になると電解液が部分的
に凝縮し、逆に700℃以上になると電解液の蒸発や腐
食が激しくなる問題がある。そのため、従来、燃料電池
22で発生する熱の除去は、ブロア24(カソード循環
ブロア)により大量のカソードガス(カソード排ガス1
7)を燃料電池の上流側に循環させ、出口温度と入口温
度が所定の範囲(例えば、入口温度580〜600℃、
出口温度680〜700℃)になるように循環ガス量を
制御し、カソード出入口温度差を約100℃として冷却
していた。
池22は、融点の高い溶融炭酸塩を電解液として用いて
おり、平均温度が500℃以下になると電解液が部分的
に凝縮し、逆に700℃以上になると電解液の蒸発や腐
食が激しくなる問題がある。そのため、従来、燃料電池
22で発生する熱の除去は、ブロア24(カソード循環
ブロア)により大量のカソードガス(カソード排ガス1
7)を燃料電池の上流側に循環させ、出口温度と入口温
度が所定の範囲(例えば、入口温度580〜600℃、
出口温度680〜700℃)になるように循環ガス量を
制御し、カソード出入口温度差を約100℃として冷却
していた。
【0006】しかし、この冷却のために、溶融炭酸塩型
燃料電池内に大量のカソードガスを流すため、以下のよ
うな問題点があった。 カソード循環ブロアに必要な補機動力が送電端出力
の約5%程度にもなりプラント効率(及び発電効率)を
大幅に低下させてしまう。 大量のカソード排ガス(反応に使用したガス)をカ
ソード側に循環させるため、反応に必要な酸素、炭酸ガ
スが希釈されて濃度が低くなり電池性能を低下させてし
まう。
燃料電池内に大量のカソードガスを流すため、以下のよ
うな問題点があった。 カソード循環ブロアに必要な補機動力が送電端出力
の約5%程度にもなりプラント効率(及び発電効率)を
大幅に低下させてしまう。 大量のカソード排ガス(反応に使用したガス)をカ
ソード側に循環させるため、反応に必要な酸素、炭酸ガ
スが希釈されて濃度が低くなり電池性能を低下させてし
まう。
【0007】 ガスの電池出口温度が高いため電池コ
ンポーネントにクリープ、腐食等悪影響を与え、電池寿
命を短くしている。 大量にガスを流すため圧損上配管、電池マニホール
ドが大きくしなければならない。
ンポーネントにクリープ、腐食等悪影響を与え、電池寿
命を短くしている。 大量にガスを流すため圧損上配管、電池マニホール
ドが大きくしなければならない。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、カソ
ード出入口温度とその温度差を従来と同等に保持したま
ま、カソード循環ガス量を低減することができ、これに
より、カソード循環ブロアに必要な補機動力を低減して
プラント効率を向上させ、併せて、反応に必要な酸素及
び炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向上と長寿命化を
達成できる燃料電池の冷却方法を提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、カソ
ード出入口温度とその温度差を従来と同等に保持したま
ま、カソード循環ガス量を低減することができ、これに
より、カソード循環ブロアに必要な補機動力を低減して
プラント効率を向上させ、併せて、反応に必要な酸素及
び炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向上と長寿命化を
達成できる燃料電池の冷却方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カソー
ド側流路が直列に連結された複数のスタックで燃料電池
が構成され、上流側スタックのカソード出口ガスの一部
を低温のカソード循環ガスと混合し、該混合ガスをカソ
ードガスとして下流側スタックに供給し、これによりス
タック入口温度を保持したまま、みかけの入口温度を下
げ、カソード循環ガス量を低減する、ことを特徴とする
燃料電池の冷却方法が提供される。
ド側流路が直列に連結された複数のスタックで燃料電池
が構成され、上流側スタックのカソード出口ガスの一部
を低温のカソード循環ガスと混合し、該混合ガスをカソ
ードガスとして下流側スタックに供給し、これによりス
タック入口温度を保持したまま、みかけの入口温度を下
げ、カソード循環ガス量を低減する、ことを特徴とする
燃料電池の冷却方法が提供される。
【0010】すなわち、本発明の方法によれば、燃料電
池を複数(例えば3基)のスタックで構成し、最上流の
第1スタックに所定の入口温度T1(例えば580℃)
及び所定の流量Gを供給する。これにより第1スタック
のカソード出口ガスは従来と同一の出口温度T2(例え
ば約680℃)で排出される。次にこの第1スタックの
カソード出口ガスの一部(例えば半分)を低温T0のカ
ソード循環ガスと混合して混合ガスの温度を所定の入口
温度T1(例えば580℃)まで下げ、第2スタックに
はこの混合ガスをカソードガスとして供給する。混合さ
れるガス量が1対1の場合、カソード循環ガスの温度T
0は、約480℃となる。
池を複数(例えば3基)のスタックで構成し、最上流の
第1スタックに所定の入口温度T1(例えば580℃)
及び所定の流量Gを供給する。これにより第1スタック
のカソード出口ガスは従来と同一の出口温度T2(例え
ば約680℃)で排出される。次にこの第1スタックの
カソード出口ガスの一部(例えば半分)を低温T0のカ
ソード循環ガスと混合して混合ガスの温度を所定の入口
温度T1(例えば580℃)まで下げ、第2スタックに
はこの混合ガスをカソードガスとして供給する。混合さ
れるガス量が1対1の場合、カソード循環ガスの温度T
0は、約480℃となる。
【0011】同様に、第2スタックのカソード排ガスの
一部(例えば半分)を低温の同量のカソード循環ガスと
混合して混合ガスの温度を所定の入口温度T1(例えば
580℃)まで下げ、第3スタックにはこの混合ガスを
カソードガスとして供給する。この場合も、カソード循
環ガスの温度T0は、約480℃となる。
一部(例えば半分)を低温の同量のカソード循環ガスと
混合して混合ガスの温度を所定の入口温度T1(例えば
580℃)まで下げ、第3スタックにはこの混合ガスを
カソードガスとして供給する。この場合も、カソード循
環ガスの温度T0は、約480℃となる。
【0012】上述した方法において、各スタックにおけ
るカソードガスの入口温度T1(約580℃)、出口温
度T2(約680℃)、及び流量Gは従来の燃料電池と
同一である。一方、実際に供給するガスは、第1スタッ
クには従来と同一の入口温度T1(約580℃)、流量
Gのカソードガスであるが、第2スタックと第3スタッ
クには温度T0(約480℃)、流量はそれぞれG/2
のカソード循環ガスである。従って、みかけの入口温度
に着目すると、約580℃と約480℃のガスの体積比
率から比熱をほぼ同一とすると平均の約530℃とな
り、従来よりも約50℃入口温度が低くなっている。
るカソードガスの入口温度T1(約580℃)、出口温
度T2(約680℃)、及び流量Gは従来の燃料電池と
同一である。一方、実際に供給するガスは、第1スタッ
クには従来と同一の入口温度T1(約580℃)、流量
Gのカソードガスであるが、第2スタックと第3スタッ
クには温度T0(約480℃)、流量はそれぞれG/2
のカソード循環ガスである。従って、みかけの入口温度
に着目すると、約580℃と約480℃のガスの体積比
率から比熱をほぼ同一とすると平均の約530℃とな
り、従来よりも約50℃入口温度が低くなっている。
【0013】すなわち、カソード出入口温度T2,T1
(約680℃,約580℃)とその温度差ΔT(約10
0℃)を従来と同等に保持したまま、みかけの温度差が
約150℃に増大するので、カソード循環ガス量を約2
/3に低減することができ、これにより、カソード循環
ブロアに必要な補機動力を低減してプラント効率を向上
させ、併せて、反応に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を
高め、電池性能の向上と長寿命化を達成できる。
(約680℃,約580℃)とその温度差ΔT(約10
0℃)を従来と同等に保持したまま、みかけの温度差が
約150℃に増大するので、カソード循環ガス量を約2
/3に低減することができ、これにより、カソード循環
ブロアに必要な補機動力を低減してプラント効率を向上
させ、併せて、反応に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を
高め、電池性能の向上と長寿命化を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本
発明の燃料電池の冷却方法を示す模式図(A)とその温
度分布図(B)である。また、図2は、従来の冷却方法
を示す図1と同様の模式図(A)とその温度分布図
(B)である。
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本
発明の燃料電池の冷却方法を示す模式図(A)とその温
度分布図(B)である。また、図2は、従来の冷却方法
を示す図1と同様の模式図(A)とその温度分布図
(B)である。
【0015】図1及び図2において、燃料電池全体の発
熱量は同一であり、これを冷却するために燃料電池を構
成するスタックには、所定の入口温度T1のカソードガ
スを供給し、所定の出口温度T2で排出する。上述した
ように燃料電池は、融点の高い溶融炭酸塩を電解液とし
て用いており、平均温度が500℃以下になると電解液
が部分的に凝縮し、逆に700℃以上になると電解液の
蒸発や腐食が激しくなる。このため、入口温度T1と出
口温度T2は、従来と同様に、出口温度と入口温度を所
定の範囲(例えば、入口温度580〜600℃、出口温
度680〜700℃)に設定し、循環ガス量を制御して
カソード出入口温度差ΔTを約100℃以下にする必要
がある。
熱量は同一であり、これを冷却するために燃料電池を構
成するスタックには、所定の入口温度T1のカソードガ
スを供給し、所定の出口温度T2で排出する。上述した
ように燃料電池は、融点の高い溶融炭酸塩を電解液とし
て用いており、平均温度が500℃以下になると電解液
が部分的に凝縮し、逆に700℃以上になると電解液の
蒸発や腐食が激しくなる。このため、入口温度T1と出
口温度T2は、従来と同様に、出口温度と入口温度を所
定の範囲(例えば、入口温度580〜600℃、出口温
度680〜700℃)に設定し、循環ガス量を制御して
カソード出入口温度差ΔTを約100℃以下にする必要
がある。
【0016】以下、説明の便宜上、入口温度T1を58
0℃、出口温度T2を680℃、出入口温度差ΔTを1
00℃として説明する。図1において、本発明の方法で
は、燃料電池22は複数(この図では3基)のスタック
22a、22b、22cで構成されており、そのカソー
ド側流路(ライン)が直列に連結されている。この各ス
タックに流れるカソードガス量をそれぞれGとする。
0℃、出口温度T2を680℃、出入口温度差ΔTを1
00℃として説明する。図1において、本発明の方法で
は、燃料電池22は複数(この図では3基)のスタック
22a、22b、22cで構成されており、そのカソー
ド側流路(ライン)が直列に連結されている。この各ス
タックに流れるカソードガス量をそれぞれGとする。
【0017】スタック22a、22b、22cの間を直
列に連結する連結ライン31、32は、それぞれ分岐ラ
イン31a、32bを有し、この分岐ライン31a、3
2bは、最下流のスタックのカソード出口ガスと合流し
て燃料電池外に排出される。また、排ガス循環ライン3
3を流れる低温のカソード循環ガスが合流ライン33
a、33b、33cからそれぞれスタック22aのカソ
ード入口ライン34、及び連結ライン31、32に合流
するようになっている。
列に連結する連結ライン31、32は、それぞれ分岐ラ
イン31a、32bを有し、この分岐ライン31a、3
2bは、最下流のスタックのカソード出口ガスと合流し
て燃料電池外に排出される。また、排ガス循環ライン3
3を流れる低温のカソード循環ガスが合流ライン33
a、33b、33cからそれぞれスタック22aのカソ
ード入口ライン34、及び連結ライン31、32に合流
するようになっている。
【0018】すなわち、図1の構成により、本発明の方
法によれば、最上流の第1スタック22aに所定の入口
温度T1(580℃)及び所定の流量Gを供給する。こ
れにより第1スタック22aのカソード出口ガスは従来
と同一の出口温度T2(680℃)で排出される。次に
この第1スタック22aのカソード出口ガスの一部(例
えば半分)を低温T0のカソード循環ガスと混合して混
合ガスの温度を所定の入口温度T1(580℃)まで下
げ、第2スタック22bにはこの混合ガスをカソードガ
スとして供給する。混合されるガス量が1対1の場合、
カソード循環ガスの温度T0は約480℃となる。
法によれば、最上流の第1スタック22aに所定の入口
温度T1(580℃)及び所定の流量Gを供給する。こ
れにより第1スタック22aのカソード出口ガスは従来
と同一の出口温度T2(680℃)で排出される。次に
この第1スタック22aのカソード出口ガスの一部(例
えば半分)を低温T0のカソード循環ガスと混合して混
合ガスの温度を所定の入口温度T1(580℃)まで下
げ、第2スタック22bにはこの混合ガスをカソードガ
スとして供給する。混合されるガス量が1対1の場合、
カソード循環ガスの温度T0は約480℃となる。
【0019】同様に、第2スタック22bのカソード排
ガスの一部(例えば半分)を低温の同量のカソード循環
ガスと混合して混合ガスの温度を所定の入口温度T1
(580℃)まで下げ、第3スタック22cにはこの混
合ガスをカソードガスとして供給する。この場合も、カ
ソード循環ガスの温度T0は約480℃となる。
ガスの一部(例えば半分)を低温の同量のカソード循環
ガスと混合して混合ガスの温度を所定の入口温度T1
(580℃)まで下げ、第3スタック22cにはこの混
合ガスをカソードガスとして供給する。この場合も、カ
ソード循環ガスの温度T0は約480℃となる。
【0020】上述した方法において、各スタックにおけ
るカソードガスの入口温度T1(約580℃)、出口温
度T2(約680℃)、及び流量Gは従来の燃料電池と
同一である。一方、実際に供給するガスは、図に破線で
囲む領域を1つの燃料電池22として考えると、第1ス
タック22aには従来と同一の入口温度T1(580
℃)、流量Gのカソードガスであるが、第2スタック2
2bと第3スタック22cには温度T0(約480
℃)、流量はそれぞれG/2のカソード循環ガスであ
る。従って、みかけの入口温度に着目すると、約580
℃と約480℃のガスの体積比率から比熱をほぼ同一と
すると平均の約530℃となり、従来よりも約50℃入
口温度が低くなっている。
るカソードガスの入口温度T1(約580℃)、出口温
度T2(約680℃)、及び流量Gは従来の燃料電池と
同一である。一方、実際に供給するガスは、図に破線で
囲む領域を1つの燃料電池22として考えると、第1ス
タック22aには従来と同一の入口温度T1(580
℃)、流量Gのカソードガスであるが、第2スタック2
2bと第3スタック22cには温度T0(約480
℃)、流量はそれぞれG/2のカソード循環ガスであ
る。従って、みかけの入口温度に着目すると、約580
℃と約480℃のガスの体積比率から比熱をほぼ同一と
すると平均の約530℃となり、従来よりも約50℃入
口温度が低くなっている。
【0021】従って、3つのスタックで発生する発熱量
をそれぞれQ(合計で3Q)とすると、3Q=3G・C
p・(ΔT+50)..(式)が成り立つ。ここで、
Cpはガスの平均比熱、ΔTは従来のカソード出入口温
度差(約100℃)である。一方、図2の従来例におい
て、単一のスタックにおける発熱量は図1の3基分の3
Qであり、ガス量を3G′とすると3Q=3G′・Cp
・ΔT(式)の関係が成り立つ。
をそれぞれQ(合計で3Q)とすると、3Q=3G・C
p・(ΔT+50)..(式)が成り立つ。ここで、
Cpはガスの平均比熱、ΔTは従来のカソード出入口温
度差(約100℃)である。一方、図2の従来例におい
て、単一のスタックにおける発熱量は図1の3基分の3
Qであり、ガス量を3G′とすると3Q=3G′・Cp
・ΔT(式)の関係が成り立つ。
【0022】式から、それぞれに必要な全体ガス量
3G,3G′は、 3G=3Q/Cp/(ΔT+50)..(式) 3G′=3Q/Cp/ΔT..(式)となる。 すなわち、カソード出入口温度T2,T1(約680
℃,約580℃)とその温度差ΔT(約100℃)を従
来と同等に保持したまま、みかけの温度差がΔT+50
(約150℃)に増大するので、カソード循環ガス量を
約2/3に低減することができる。従って、これによ
り、カソード循環ブロアに必要な補機動力を低減してプ
ラント効率を向上させ、併せて、反応に必要な酸素及び
炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向上と長寿命化を達
成できる。
3G,3G′は、 3G=3Q/Cp/(ΔT+50)..(式) 3G′=3Q/Cp/ΔT..(式)となる。 すなわち、カソード出入口温度T2,T1(約680
℃,約580℃)とその温度差ΔT(約100℃)を従
来と同等に保持したまま、みかけの温度差がΔT+50
(約150℃)に増大するので、カソード循環ガス量を
約2/3に低減することができる。従って、これによ
り、カソード循環ブロアに必要な補機動力を低減してプ
ラント効率を向上させ、併せて、反応に必要な酸素及び
炭酸ガスの濃度を高め、電池性能の向上と長寿命化を達
成できる。
【0023】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。例えば、上述の例では、燃料電池を
構成するスタックを3基とし、混合ガスの比率を1対1
にしたが、本発明はこれらの例に限定されず、自由に設
定することができる。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。例えば、上述の例では、燃料電池を
構成するスタックを3基とし、混合ガスの比率を1対1
にしたが、本発明はこれらの例に限定されず、自由に設
定することができる。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明の燃料電池の冷
却方法によれば、カソード出入口温度とその温度差を従
来と同等に保持したまま、カソード循環ガス量を低減す
ることができ、これにより、カソード循環ブロアに必要
な補機動力を低減してプラント効率を向上させ、併せ
て、反応に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を高め、電池
性能の向上と長寿命化を達成できる、等の優れた効果を
有する。
却方法によれば、カソード出入口温度とその温度差を従
来と同等に保持したまま、カソード循環ガス量を低減す
ることができ、これにより、カソード循環ブロアに必要
な補機動力を低減してプラント効率を向上させ、併せ
て、反応に必要な酸素及び炭酸ガスの濃度を高め、電池
性能の向上と長寿命化を達成できる、等の優れた効果を
有する。
【図1】本発明の燃料電池の冷却方法を示す模式図とそ
の温度分布図である。
の温度分布図である。
【図2】従来の冷却方法を示す図1と同様の模式図とそ
の温度分布図である。
の温度分布図である。
【図3】従来の溶融炭酸塩型燃料電池の説明図である。
【図4】溶融炭酸塩型燃料電池を用いた従来の発電設備
の全体構成図である。
の全体構成図である。
1 電解質板(タイル) 2 燃料極(アノード) 3 空気極(カソード) 4 単セル 5 バイポーラプレート(セパレータ) 6 スタック 7 内部マニホールド 11 燃料ガス 12 アノードガス 13 カソードガス 14 アノード排ガス 15 燃焼排ガス 16 空気 17 カソード排ガス 18 蒸気 19 冷却水 20 改質器 22 燃料電池 22a、22b、22c スタック 23 冷却器 24 ブロア 25 圧力回収装置 26 タービン 27 コンプレッサ 28 熱回収装置 31、32 連結ライン 31a、32b 分岐ライン 33 排ガス循環ライン 33a、33b、33c 合流ライン
Claims (1)
- 【請求項1】 カソード側流路が直列に連結された複数
のスタックで燃料電池が構成され、上流側スタックのカ
ソード出口ガスの一部を低温のカソード循環ガスと混合
し、該混合ガスをカソードガスとして下流側スタックに
供給し、これによりスタック入口温度を保持したまま、
みかけの入口温度を下げ、カソード循環ガス量を低減す
る、ことを特徴とする燃料電池の冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226706A JPH1167249A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 燃料電池の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226706A JPH1167249A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 燃料電池の冷却方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1167249A true JPH1167249A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16849373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9226706A Pending JPH1167249A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 燃料電池の冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1167249A (ja) |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9226706A patent/JPH1167249A/ja active Pending
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