JPH1167464A - ヘッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制御装置及び方法 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制御装置及び方法

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JPH1167464A
JPH1167464A JP9226283A JP22628397A JPH1167464A JP H1167464 A JPH1167464 A JP H1167464A JP 9226283 A JP9226283 A JP 9226283A JP 22628397 A JP22628397 A JP 22628397A JP H1167464 A JPH1167464 A JP H1167464A
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luminance
brightness
external light
head
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JP9226283A
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Hiromi Yamazaki
博美 山崎
Mitsutoshi Tanaka
光俊 田中
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外光照度に対する運転者にとっての好ましい
表示輝度を自動的に調整するとともに、1度運転者の好
みに応じた表示輝度を調光手段により設定することで、
外光照度に対する運転者の好みに応じた表示輝度を自動
的に調整することができるヘッドアップディスプレイ用
表示輝度調整制御装置及び方法を提供する。 【解決手段】 外光の照度を検出する第一の検出手段
と、運転者が設定した輝度調整レベルを検出する第二の
検出手段と、前記第一の検出手段の検出値と、前記第二
の検出手段の検出値とに基づいて、表示輝度の修正値を
決定する表示輝度調整手段とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示輝度を制御す
る車両等の表示装置に関し、より詳細には、車両等のヘ
ッドアップディスプレイの表示輝度を制御する表示装置
に好適なヘッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制
御装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等の移動体における計器の配置の考
え方としては、計器の表示及びウォーニング等を読み取
り、読み取った情報により操作レバー類を動かすという
一連の動作が短時間に的確に行われるような配置が望ま
れている。このような観点から発明されたのがヘッドア
ップディスプレイ(以下「HUD」ともいう)である。
【0003】HUD採用の主なねらいは、速度計及びウ
ォーニング等の重要な情報を運転者の視野内へ重畳表示
することである。この表示には、目線を移さずに車両の
移動状態、及び車両に備えられたエンジン・バッテリー
等の機能部品の状態の判断ができるとともに、提供され
た情報の見落としが少ないという利点がある。
【0004】図7はHUDの概要図である。図7におい
て、1はプロジェクタを示し、プロジェクタ1は車速等
の表示情報を生成し投射を行う。また、表示素子として
は高輝度であることが必要で、蛍光表示管がバックライ
トを併用した液晶が使用されている。2はコンバイナを
示し、コンバイナ2はガラス等に酸化金属膜を蒸着して
つくられる半透明ミラーで、図7のように計器板3上に
する場合と、フロントウインドガラス4の内面に一体化
してつくられる場合がある。
【0005】また、表示像5の位置をより車両の前方へ
表示させるためには、プロジェクタ1とコンバイナ2の
間にミラー若しくはレンズ等の光学系が必要となる。一
方、コンバイナ2による前方視界への障害は、表示の視
認性確保との兼ね合いもあるが、日本工業規格(JI
S)及び連邦自動車安全基準(FMVSS)などで定め
られている車両用フロントガラスの可視光線透過率70
%の確保が前提となる。
【0006】図8は表示像の対象が速度計の場合のHU
D用の輝度調整制御装置のシステム構成図であり、10
は表示輝度調整手段を示し、表示輝度調整手段10はC
PUを用いて構成される。11はROMを示し、CPU
を制御する制御プログラムが格納される。12はRAM
を示し、処理に必要な情報及び作業領域が格納されてい
る。20は光センサを示し、周囲の光の明るさの検知を
行う。21は表示輝度調光用ボリューム(以下「調光用
ボリューム」ともいう)を示し、運転者が表示素子の輝
度レベルの設定を行うのに使用される。
【0007】30は車速演算回路を示し、図示はしてい
ないが、トランスミッション回転がスピードメータケー
ブルによりメータ部に伝えられ、スピードセンサにより
電気的回路信号(パルス信号)に変換され、このパルス
信号を波形整形し車速演算回路30で演算処理すること
で表示対象データを算出する。また、表示像5の対象が
替われば演算回路も替わり、例えば、回転計の場合は回
転演算回路となる。40はHUD表示装置を示し、図7
のようにプロジェクタを用いていれば、表示情報を生成
し投射を行う。また、HUD表示装置40の他の構成と
して、LCD及び光源等を用いて構成されることが知ら
れている。
【0008】上記システム構成においる表示輝度調整手
段について説明する。表示輝度調整手段10は、ROM
11に格納されている制御プログラムによって制御さ
れ、光センサ20によって検知された外光照度と、調光
用ボリューム21で検知されたボリューム値とに基づい
て、外光照度と輝度レベルとに応じた表示輝度が決定さ
れる。
【0009】次に、前述の構造における従来の表示輝度
調整手段10について図9のグラフに基づいて説明す
る。図9は従来のHUDにおける外光照度と表示輝度の
関係を示した図である。グラフの横軸は外光輝度(l
x)を示し、縦軸は表示輝度(cd/m2)を示す。x
1は外光照度に対する最大表示輝度を示し、x2は外光
照度に対する最小表示輝度を示す。最大表示輝度x1と
最小表示輝度x2の差を変位Hで示し、この変位Hは調
光用ボリューム21の変化範囲と等しくなるように設定
される。したがって、最大表示輝度x1と最小表示輝度
x2との間の範囲が、表示輝度調整手段10によって決
定される表示輝度有効範囲となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の表示
輝度調整手段10によって決定される表示輝度は、図9
のグラフに示すような2階調の表示輝度のいずれかであ
った。このような表示輝度調整手段10において、Lを
外光照度に対する運転者にとっての好ましい輝度とした
場合、範囲A及びBで外光照度に対する表示輝度がその
運転者にとって明るくなりすぎてしまうという不具合が
生じる。
【0011】特に、図9のグラフの外光輝度の変化から
2階調の表示輝度の境界直後が、表示輝度と外光照度に
対する標準輝度との誤差が大きくなる。このような場合
は、運転者が運転者にとっての好ましい輝度となるまで
調光用ボリューム21により調整する作業が必要となっ
ていた。つまり、明るい場所から暗い場所、若しくは暗
い場所から明るい場所への移動時に、調光作業が必要と
なっていた。また、運転者にとっての好ましい表示輝度
についても、運転者によってばらつきがあるために一概
に決定することができないという不具合もある。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、外光照度に対する運転者にとっての好ましい
表示輝度を自動的に調整するとともに、1度運転者の好
みに応じた表示輝度を調光手段により設定することで、
外光照度に対する運転者の好みに応じた表示輝度を自動
的に調整することができるヘッドアップディスプレイ用
の表示輝度調整制御装置及び方法を提供することを課題
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、表示体の表示像を運転者前
方の投影部材に投影するヘッドアップディスプレイにお
けるヘッドアップディスプレイの表示輝度の調整を制御
する装置であって、外光の照度を検出する第一の検出手
段と、運転者が設定した輝度調整レベルを検出する第二
の検出手段と、前記第一の検出手段の検出値と、前記第
二の検出手段の検出値とに基づいて、表示輝度の修正値
を決定する表示輝度調整手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の発明において、前記表示輝度調整手段が、あらかじめ
設定された基準の外光照度に対する前記第一の検出手段
の検出値の変化率と、あらかじめ設定された基準の輝度
レベルに対応する前記第二の検出手段の検出値の変化率
との積により合成変化率を算出し、前記基準の外光照度
に対応する基準の表示輝度と前記合成変化率とに基づい
て表示輝度の修正値を決定することを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の発明において、前記表示輝度調整手段が、あらかじめ
外光照度に対する標準の表示輝度レベルを規定する標準
輝度特性を設定し、該標準輝度特性を前記第二の検出手
段によって検出された検出値に対応して平行移動するよ
うに修正し、該修正された標準輝度特性と前記第一の検
出手段によって検出された検出値とから、外光照度に応
じた表示の制御をすることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、前記請求項1、2
または3記載の発明において、前記表示輝度調整手段
が、ヘッドアップディスプレイに設けられた温度検出手
段により検出された検出値に基づいて、表示輝度の値を
補正することを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、表示体の表示像を
運転者前方の投影部材に投影するヘッドアップディスプ
レイにおけるヘッドアップディスプレイの表示輝度の調
整を制御する方法であって、外光の照度を検出する工
程、運転者が設定した輝度調整レベルを検出する工程、
外光の照度と運転者が設定した輝度調整レベルとに基づ
いて表示輝度の修正値を決定する工程を含むことを特徴
とする。
【0018】請求項6記載の発明は、前記請求項5記載
の発明において、前記表示輝度調整手段が、あらかじめ
設定された基準の外光照度に対する前記第一の検出手段
の検出値の変化率と、あらかじめ設定された基準の輝度
レベルに対応する前記第二の検出手段の検出値の変化率
との積により合成変化率を算出する工程、前記基準の外
光照度に対応する基準の表示輝度と前記合成変化率とに
基づいて表示輝度の修正値を決定する工程を含むことを
特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、前記請求項6記載
の発明において、前記表示輝度調整手段が、あらかじめ
外光照度に対する標準の表示輝度レベルを規定する標準
輝度特性を設定し、該標準輝度特性を前記第二の検出手
段によって検出された検出値に対応して平行移動するよ
うに修正する工程、該修正された標準輝度特性と前記第
一の検出手段によって検出された検出値とから、表示輝
度の修正値を決定する工程を含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るHUD用の表
示輝度調整制御装置及び方法の実施形態の一例を、図面
に基づいて説明する。図1は本発明による第一の実施形
態における外光照度と表示輝度の関係を示した図であ
り、図2は本発明による第二の実施形態における外光照
度と表示輝度の関係を示した図であり、図3は第一の実
施形態の表示輝度調整手段におけるCPUが行う処理の
フローチャートを示した図であり、図4は図3の外光照
度変化率算出処理のフローチャートを示した図であり、
図5は図3の調光用ボリューム変化率算出処理のフロー
チャートを示した図であり、図6は図3の表示輝度算出
処理のフローチャートを示した図である。なお、システ
ム構成については、従来のシステム構成を変更せずに使
用できるため、図7に示されたシステム構成と同様にな
る。
【0021】以下に、第一の実施形態について説明す
る。図1の横軸は外光照度[lx]を示し、縦軸は表示
輝度[cd/m2]を示す。直線Lは、あらかじめ設定
する調光用ボリューム21の輝度調整レベルを最大とし
た場合の、外光照度に対する運転者にとっての好ましい
表示輝度を示す標準輝度特性である。また、直線Sは、
あらかじめ設定する調光用ボリューム21の輝度調整レ
ベルを最小とした場合の、外光照度に対する運転者にと
っての好ましい表示輝度を示す標準輝度特性である。こ
のように調光用ボリューム21の変化に応じて標準輝度
特性は、直線Lと直線Sとの間を変位することとなり、
この変位範囲がHUD表示装置40の表示可能範囲とな
る。
【0022】基準の表示輝度は、HUD表示装置40の
任意に決定された表示輝度を意味する。以下に、HUD
表示装置40の最大表示輝度を基準の表示輝度とした場
合について説明する。図1のグラフからHUD表示装置
40の最大表示輝度3000[cd/m2]に対応する
外光照度は、直線Lから103.5[lx]ということに
なるとともに、基準の外光照度ということにもなる。ま
た、HUD表示装置40の基準の表示輝度が最大表示輝
度となっているため、調光用ボリューム21の基準の輝
度レベルも最大値とする。このようにHUD表示装置4
0の基準の表示輝度及び調光用ボリューム21の基準の
輝度レベルをそれぞれ任意に決定することで、基準の外
光照度を得ることができる。
【0023】上述のように決定された基準の表示輝度、
調光用ボリューム21の基準の輝度レベル、及び基準の
外光照度のそれぞれの値をあらかじめROM11に格納
しておく。このROM11にあらかじめ格納されたそれ
ぞれの基準の値と検出値に基づいて各データの変化率を
算出する。そして、外光照度の変化率と調光用ボリュー
ム21の変化率との積を算出すると、この算出された値
が外光照度の変化率と調光用ボリューム21の変化率と
の合成変化率ということになる。この合成変化率とあら
かじめ設定された基準の表示輝度との積を算出すること
で、外光照度と調光用ボリューム21の輝度レベルに応
じた表示輝度を得ることができる。
【0024】HUD表示装置40の最大表示輝度300
0[cd/m2]を基準の表示輝度とし、調光用ボリュ
ーム21の輝度レベルの最大値を基準とした場合の表示
輝度調整手段10について説明する。光センサ20によ
って検出された検出値とROM11にあらかじめ格納さ
れている基準の外光照度との変化率が70%、調光用ボ
リューム21によって検出された検出値とROM11に
あらかじめ格納されている基準の輝度レベルとの変化率
が80%の時、合成変化率である調光用ボリューム21
の変化率と外光照度の変化率との積を算出すると56%
となる。この合成変化率とROM11にあらかじめ格納
されている基準の表示輝度との積を算出することで、調
光用ボリューム21と外光照度とに応じた表示輝度を得
ることができる。したがって、表示輝度は3000[c
d/m2]×0.56=1680[cd/m2]となる。
【0025】次に、HUD表示装置40の表示対象を速
度計とした場合の表示輝度調整手段10について、図3
から6のフローチャートによって行われる処理について
説明する。また、基準の表示輝度はHUD表示装置40
の最大表示輝度とし、調光用ボリューム21の基準の輝
度レベルも最大値としていることを前提とする。
【0026】表示輝度調整手段10は、図3の処理S1
0から処理S50の処理によって構成されている。処理
S10によって、ROM11にあらかじめ格納されてい
る基準の外光照度と、光センサ20で検出された外光照
度の検出値とに基づいて外光照度の変化率が算出され
る。処理S20によって、ROM11にあらかじめ格納
されている調光用ボリューム21の基準の輝度レベル
と、調光用ボリューム21で検出された検出値とに基づ
いて変化率が算出される。
【0027】処理S30によって、表示像の対象となる
情報を取得する処理であり、本実施形態は速度計が表示
像の対象となっているので、車速演算回路30からのデ
ータが取得されRAM12に格納される。処理S40に
よって、RAM12に格納されている処理S10で求め
られた外光照度の変化率と、RAM12に格納されてい
る処理S20で求められた調光用ボリューム21の変化
率と、あらかじめROM11に格納されている基準の表
示輝度とに基づいて外光照度に対応する表示輝度が算出
される。処理S50によって、RAM12に格納されて
いる処理S40で算出された表示輝度に基づいて、RA
M12に格納されている処理S30で取得したデータが
HUD表示装置40により表示される。
【0028】図4は、外光照度変化率算出処理のフロー
チャートである。処理S11によって、光センサ20で
検出された検出値がA/Dコンバータを介して電圧レベ
ル情報として取得される。処理S12によって、ROM
11にあらかじめ格納されている基準の外光照度が取得
される。処理S13によって、外光照度の検出値を基準
の外光照度で除算することにより外光照度の変化率が算
出され、この外光照度の変化率はRAM12に格納され
る。なお、この外光照度変化率算出処理は、表示輝度調
整手段10から呼び出され、前述の処理が終了すると表
示輝度調整手段10に復帰する。
【0029】図5は、調光用ボリューム変化率算出処理
のフローチャートである。処理S21によって、調光用
ボリューム21で検出された検出値がA/Dコンバータ
を介して電圧レベル情報として取得される。処理S22
によって、ROM11にあらかじめ格納されている調光
用ボリューム21の基準の輝度レベルが取得される。処
理S23によって、調光用ボリューム21によって検出
された検出値を調光用ボリューム21の基準の輝度レベ
ルで除算することにより調光用ボリューム21の変化率
が算出され、この調光用ボリューム21の変化率はRA
M12に格納される。なお、この調光用ボリューム変化
率算出処理は、表示輝度調整手段10から呼び出され、
前述の処理が終了すると表示輝度調整手段10に復帰す
る。
【0030】図6は、表示輝度算出処理のフローチャー
トである。処理S41によって、ROM11に格納され
ているHUD表示装置40の基準の表示輝度が取得され
る。処理S42によって、RAM12に格納されている
外光照度の変化率と、調光用ボリューム21の変化率が
取得される。処理S43によって、外光照度の変化率と
調光用ボリューム21の変化率との積が算出され、合成
変化率が得られる。処理S44によって、基準の表示輝
度と合成変化率とから表示輝度が算出される。
【0031】処理S45によって、処理S44で得られ
た表示輝度とHUD表示装置40の最大表示輝度である
基準の表示輝度を比較する。これは算出された表示輝度
がHUD表示装置40の最大表示輝度と等しい、若しく
は最大表示輝度より大きい場合は、この表示輝度を最大
表示輝度に補正するためである。また、基準の表示輝度
をHUD表示装置40の最大表示輝度としている場合
は、基準の表示輝度を最大表示輝度としても使用できる
ため、ROM11にあらかじめ格納しておく情報を削減
することができる。
【0032】処理S45で小さいと判定された場合は、
処理S46によって、算出された表示輝度がRAM12
に格納される。また、処理S45で等しい若しくは大き
いと判定された場合は、処理S47によって、表示輝度
としてROM11にあらかじめ格納されているHUD表
示装置40の最大表示輝度がRAM12に格納される。
【0033】以上説明したS10からS50の一連の処
理は、任意の一定周期単位に実行されることにより、外
光照度と調光用ボリューム21とに応じた表示輝度によ
る表示を実現させることができる。以上、説明したよう
に、少ない情報と簡単な計算とによって、表示輝度調光
用ボリューム21で1度運転者にとっての好ましい表示
輝度に設定すると、外光照度に対する運転者の好みに応
じた表示輝度を自動的に調整することができるHUD用
の表示輝度調整制御装置及び方法を実現することができ
る。なお、図1の標準輝度特性の傾斜は、調光用ボリュ
ーム21の変化に応じて変化することになる。
【0034】次に、第二の実施形態について説明する。
図2は図1同様、横軸は外光照度[lx]を示し、縦軸
は表示輝度[cd/m2]を示す。Mは外光照度に対す
る運転者にとっての好ましい表示輝度を示す標準輝度特
性Mであり、外光照度に対するHUD表示装置40の標
準的な表示輝度を算出することができる。また、Hは調
光用ボリューム21の変位範囲を示す。この変位Hに対
応するように標準輝度特性Mが変位する。つまり、調光
用ボリューム21が最大に設定されているときは、Lが
HUD表示装置40に対する最大標準輝度特性Lという
ことになる。また、調光用ボリューム21が最小に設定
されているときは、SがHUD表示装置40に対する最
小標準輝度特性Sということになる。
【0035】第二の実施形態では、調光用ボリューム2
1の基準の輝度レベルと標準輝度特性Mの数式を演算す
るプログラムとをあらかじめROM11に格納してお
く。調光用ボリューム21によって検出された検出値
と、あらかじめROM11に格納されている調光用ボリ
ューム21の基準の輝度レベルとの変化率が算出され
る。標準輝度特性Mの数式を演算するプログラムは、表
示輝度調整手段10から調光用ボリューム21の変化率
と光センサ20によって検出された検出値をパラメータ
として呼び出される。
【0036】まず、調光用ボリューム21の変化率に基
づいて標準輝度特性Mを変位させる。そして、光センサ
20によって検出された検出値と変位済みの標準輝度特
性Mとに基づいて表示輝度を算出し、この表示輝度を復
帰値として復帰する。この表示輝度に基づいて、車速演
算回路30によって取得されたデータがHUD表示装置
40により表示される。
【0037】以上説明したように、上述の一連の処理が
任意の一定周期単位に実行されることにより、外光照度
と調光用ボリューム21とに応じた表示輝度による表示
制御を実現することができる。以上、説明したように、
第二の実施形態を用いても少ない情報と簡単な計算によ
って、表示輝度調光用ボリューム21で1度運転者にと
っての好ましい表示輝度に設定すると、外光照度に対す
る運転者の好みに応じた表示輝度を自動的に調整するこ
とができるHUD用の表示輝度調整制御装置及び方法を
実現することができる。したがって、従来のHUDのよ
うに運転者が外光照度の変化に応じて、HUD表示装置
の輝度レベルを調光用ボリューム21によって頻繁に調
整する必要がなくなる。
【0038】上述した第一の実施形態は、外光照度と表
示輝度との関係が直線的に表現できるHUDに適してお
り、第二の実施形態は、外光照度と表示輝度の関係が直
線的若しくは曲線で表現することができるHUDに適し
ている。このように本発明を用いると、種々異なる手段
で外光照度と調光手段の輝度レベルとに応じた表示輝度
を算出する制御に対応することができる。
【0039】なお、本発明は上述した第一の発明及び第
二の実施形態の他に、二次元マップを用いても実現する
ことができる。このような場合は、あらかじめX軸に外
光照度、Y軸に調光用ボリューム21の変化をとり、
X、Yの各交点にその外光照度及び調光用ボリューム2
1の輝度レベルの変化における実験的に決定された最適
な表示輝度を記録した二次元マップを作成しておくこと
で対処することができる。
【0040】この二次元マップをあらかじめHUD用の
表示輝度調整制御装置のROM11に格納する。制御プ
ログラムは、まず、光センサ20によって検出された検
出値から外光照度を算出し、調光用ボリューム21によ
って検出された検出値から調光用ボリュームの輝度レベ
ルを算出する。次に、算出された外光照度と調光用ボリ
ュームの輝度レベルとを用いてROM11の二次元マッ
プを参照し、表示輝度を決定する。この表示輝度に基づ
いて、車速演算回路30によって取得されたデータがH
UD表示装置40により表示される。
【0041】このように二次元マップを用いて表示輝度
を調整する実施形態でも、表示輝度調光用ボリューム2
1で1度運転者にとっての好ましい表示輝度に設定する
と、外光照度に対する運転者の好みに応じた表示輝度を
自動的に調整することができるHUD用の表示輝度調整
制御装置及び方法を実現することができる。
【0042】さらに、図示はしていないが、HUD表示
装置40の温度変化を表示輝度調整手段10に反映させ
る場合の実施形態について説明する。HUD表示装置4
0がLCD、光源及びミラーとによって構成されている
場合、温度の変化に対して著しく抵抗が変化する特性を
持つサーミスタ等の部材をLCDと光源との間に配置す
ることで、HUD表示装置40の温度変化を監視するこ
とができる。表示輝度調整手段10によって、サーミス
タによって検出された検出値を、A/Dコンバータを介
して電圧レベル情報として取得され、温度情報に基づい
て表示輝度の調整を行う。この処理を、例えば、図3の
フローチャート処理S40よりも前の処理として追加す
ることで実現することができる。
【0043】上述の実施形態の説明から明らかなよう
に、CPU10が外光照度に応じた最適な表示輝度を調
整し表示の制御を行う表示輝度調整手段10を構成して
いる。そして、ROM11がHUD用表示輝度調整制御
プログラムを記録した記録媒体を構成している。
【0044】なお、本実施形態は速度計について説明し
たが、本発明は表示像の対象を速度計に限ったものでは
なく、車両等の移動体に用いられているHUD用表示装
置が表示像の対象とする全ての計器に対応するものであ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
光照度に対する標準的な表示輝度を自動的に調整すると
ともに、調光手段で1度運転者にとっての好ましい表示
輝度に設定すると、外光照度に対する運転者の好みに応
じた表示輝度を自動的に調整することができるHUD用
の表示輝度調整制御装置及び方法を実現することができ
る。
【0046】さらに、HUD表示装置に温度の変化を検
知することができるサーミスタ等の部材を用いて表示装
置の温度の変化を検出し、HUD表示装置の温度変化に
対応して表示輝度を補正させることで、HUD表示装置
を保護することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施形態における外光照度
と表示輝度の関係を示した図である。
【図2】本発明による第二の実施形態における外光照度
と表示輝度の関係を示した図である。
【図3】第一の実施形態の表示最度調整手段におけるC
PUが行う処理のフローチャートを示した図である。
【図4】図3の外光照度変化率算出処理のフローチャー
トを示した図である。
【図5】図3の調光用ボリューム変化率算出処理のフロ
ーチャートを示した図である。
【図6】図3の表示輝度算出処理のフローチャートを示
した図である。
【図7】ヘッドアップディスプレイの概要図である。
【図8】表示像の対象が速度計の場合のヘッドアップデ
ィスプレイ用輝度調整制御装置のシステム構成図であ
る。
【図9】従来のヘッドアップディスプレイ用の表示装置
における外光照度と表示輝度の関係を示した図である。
【符号の説明】
10 表示輝度調整手段(CPU) 20 光センサ(第一の検出手段) 21 表示輝度調光用ボリューム(第二の検出
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 3/00 G09G 3/00 C 3/04 3/04 K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示体の表示像を運転者前方の投影部材
    に投影するヘッドアップディスプレイにおけるヘッドア
    ップディスプレイの表示輝度の調整を制御する装置であ
    って、外光の照度を検出する第一の検出手段と、運転者
    が設定した輝度調整レベルを検出する第二の検出手段
    と、前記第一の検出手段の検出値と、前記第二の検出手
    段の検出値とに基づいて、表示輝度の修正値を決定する
    表示輝度調整手段とを備えたことを特徴とするヘッドア
    ップディスプレイ用の表示輝度調整制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示輝度調整手段が、あらかじめ設
    定された基準の外光照度に対する前記第一の検出手段の
    検出値の変化率と、あらかじめ設定された基準の輝度レ
    ベルに対応する前記第二の検出手段の検出値の変化率と
    の積により合成変化率を算出し、前記基準の外光照度に
    対応する基準の表示輝度と前記合成変化率とに基づいて
    表示輝度の修正値を決定することを特徴とする請求項1
    記載のヘッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示輝度調整手段が、あらかじめ外
    光照度に対する標準の表示輝度レベルを規定する標準輝
    度特性を設定し、該標準輝度特性を前記第二の検出手段
    によって検出された検出値に対応して平行移動するよう
    に修正し、該修正された標準輝度特性と前記第一の検出
    手段によって検出された検出値とから、外光照度に応じ
    た表示の制御をすることを特徴とする請求項1記載のヘ
    ッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示輝度調整手段が、ヘッドアップ
    ディスプレイに設けられた温度検出手段により検出され
    た検出値に基づいて、表示輝度の値を補正することを特
    徴とする請求項1、2または3記載のヘッドアップディ
    スプレイ用の表示輝度調整制御装置。
  5. 【請求項5】 表示体の表示像を運転者前方の投影部材
    に投影するヘッドアップディスプレイにおけるヘッドア
    ップディスプレイの表示輝度の調整を制御する方法であ
    って、外光の照度を検出する工程、運転者が設定した輝
    度調整レベルを検出する工程、外光の照度と運転者が設
    定した輝度調整レベルとに基づいて表示輝度の修正値を
    決定する工程を含むことを特徴とするヘッドアップディ
    スプレイ用の表示輝度調整制御方法。
  6. 【請求項6】 前記表示輝度調整方法が、あらかじめ設
    定された基準の外光照度に対する前記第一の検出手段の
    検出値の変化率と、あらかじめ設定された基準の輝度レ
    ベルに対応する前記第二の検出手段の検出値の変化率と
    の積により合成変化率を算出する工程、前記基準の外光
    照度に対応する基準の表示輝度と前記合成変化率とに基
    づいて表示輝度の修正値を決定する工程を含むことを特
    徴とする請求項5記載のヘッドアップディスプレイ用の
    表示輝度調整制御方法。
  7. 【請求項7】 前記表示輝度調整方法が、あらかじめ外
    光照度に対する標準の表示輝度レベルを規定する標準輝
    度特性を設定し、該標準輝度特性を前記第二の検出手段
    によって検出された検出値に対応して平行移動するよう
    に修正する工程、該修正された標準輝度特性と前記第一
    の検出手段によって検出された検出値とから、表示輝度
    の修正値を決定する工程を含むことを特徴とする請求項
    5記載のヘッドアップディスプレイ用の表示輝度調整制
    御方法。
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