JPH1167681A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JPH1167681A
JPH1167681A JP22493097A JP22493097A JPH1167681A JP H1167681 A JPH1167681 A JP H1167681A JP 22493097 A JP22493097 A JP 22493097A JP 22493097 A JP22493097 A JP 22493097A JP H1167681 A JPH1167681 A JP H1167681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
lamp
light
processing apparatus
wavelength band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22493097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiro Sasaki
清裕 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP22493097A priority Critical patent/JPH1167681A/ja
Publication of JPH1167681A publication Critical patent/JPH1167681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板にランプによる加熱を伴う処理を
施す基板処理装置であって、加熱効率がよく、正確な温
度測定もできる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 ランプからの光を照射して半導体基板に
加熱を伴う処理を施す基板処理装置において、有効波長
帯が約0.4〜0.7μmであるランプを用いる。Si
の基礎吸収端波長は約1.1μmであるので、ランプか
らの光は半導体基板に効率的に吸収され、加熱効率を高
めることができる。また、石英はこの有効波長帯の光を
透過する性質を有するので、石英チャンバなどが高温と
なることはなく効率的な加熱ができ、さらに、温度測定
においても高温の石英チャンバからの放射がノイズとな
ることもない。また、測定波長帯が約0.8〜1μmの
フォトセルを利用した放射温度計を用いて半導体基板の
温度測定を行ってもランプからの光がノイズとならず、
正確な温度測定を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置製造
用の半導体基板等の基板にランプを用いて加熱を伴う処
理を施す基板処理装置に関するものであり、例えば、活
性化アニール、酸化、窒化、CVD(Chemical Vapor De
position)などの基板を急速に昇降温する基板処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ラン
プを用いて加熱を伴う処理を施す基板処理装置では、従
来より加熱源としてハロゲンランプが用いられている。
このハロゲンランプの放射分光特性は輻射(放射)に関
するプランクの式にほぼ従った特性を示す。図9にプラ
ンプの式に従う分光照射特性を示す。なお、波長をλ、
温度をTとするとプランクの式による放射強度分布L
(λ、T)は、
【0003】
【数1】
【0004】と表される。ただし、
【0005】
【数2】
【0006】である。
【0007】一方、加熱対象が半導体基板の材料である
Si(シリコン)の場合、受ける光の波長と透過率との
関係は図10に示すようになる。この透過率はSiの温
度によっても変化するが、室温から約900Kまでは図
10に示す特性を有することが知られている。すなわ
ち、Siは約1.1〜20μmの波長の光を50%強の
割合で透過してしまう性質を有している。
【0008】図9と図10とを比較すると、半導体基板
であるSi基板をハロゲンランプを用いて加熱する場
合、Siを透過する波長の光を多く照射することとなる
ので高い加熱効率を得ることができない。具体的にハロ
ゲンランプの分光放射強度とSiの透過率との関係から
加熱効率(ランプ分光放射強度(上記「数1」により計
算されるエネルギー)に対するSi基板に吸収されるエ
ネルギーの割合)を求めると図11に示すようになり、
加熱効率は0.5程度となる。なお、図11では基板処
理装置自身に吸収されるエネルギーは考慮されていない
ため、実際にはさらに加熱効率は低いものとなる。
【0009】このようにハロゲンランプを用いる場合、
半導体基板の加熱効率が低いので今後の半導体基板の大
型化(直径300mm)に伴って基板処理装置が150
kW程度の電力が必要になると試算されている。しか
し、このような大電力を供給することは実際には不可能
である。
【0010】また、このような基板処理装置では通常、
処理環境を外部と隔離するために石英のチャンバや石英
の窓材を介してハロゲンランプからの光が半導体基板に
照射されるようになっている。石英は図10に示すよう
に約5μm以上の波長の光を吸収する性質を有してお
り、ハロゲンランプからの光を石英を介して照射しよう
とした場合、5μm以上の波長成分の光のエネルギーが
石英に吸収されることとなる。
【0011】ところが、ハロゲンランプから放射される
光にはこの5μm以上の波長の成分の光が多く含まれる
ので、光エネルギーの多くが石英の加熱に消費されてし
まうという非効率的な現象が生じてしまう。
【0012】さらに、このように石英の部材が加熱され
て高温となると、石英から放射される放射光が半導体基
板の温度測定においてノイズとして作用するという問題
も生じる。
【0013】また、放射温度計による温度測定では一般
的に半導体基板からの約5〜10μmの波長帯の放射光
が測定に利用されるが、ハロゲンランプからの光もこの
波長帯の光の成分を多く含んでいるので、ハロゲンラン
プの光がノイズ成分として作用してしまうという問題も
生じる。
【0014】そこで、この発明は上記課題に鑑みなされ
たもので、基板を効率よく加熱できるとともに石英部材
の加熱を抑え、また適切な温度測定を行うことができる
基板処理装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
に加熱を伴う処理を施す基板処理装置であって、基板の
基礎吸収端波長以下の有効波長帯を有する光を基板に照
射することにより基板を加熱するランプを備える。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載の基板処
理装置であって、前記基板がシリコン基板であり、前記
ランプが約1.1μm以下の有効波長帯を有する光を照
射する。
【0017】請求項3の発明は、基板に加熱を伴う処理
を施す基板処理装置であって、光を基板に照射すること
により基板を加熱するランプと、基板と前記ランプとを
隔離させる石英部材とを備え、前記ランプから照射され
る光は、前記石英部材の透過波長領域に含まれる有効波
長帯を有する光である。
【0018】請求項4の発明は、基板に加熱を伴う処理
を施す基板処理装置であって、基板からの放射光を受光
することにより基板の温度を非接触にて測定する温度測
定手段と、前記温度測定手段の測定波長帯外の有効波長
帯を有する光を基板に照射することにより基板を加熱す
るランプとを備える。
【0019】請求項5の発明は、請求項4記載の基板処
理装置であって、前記温度測定手段がフォトセルを利用
した放射温度計である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る第1の実施
の形態である基板処理装置1の構成を示す縦断面図であ
る。基板処理装置1は、ランプ21からの光を照射して
半導体基板9(以下、単に「基板」という。)を加熱す
る基板処理装置であり、加熱中の基板9は放射温度計3
1により温度が測定されるようになっている。
【0021】基板処理装置1では、基板9は石英で形成
された石英チャンバ41内で加熱処理されるようになっ
ている。石英チャンバ41の中では基板9は石英で形成
された支持台52上のSiC(炭化ケイ素)で形成され
た均熱リング51上に載置されて支持される。なお、均
熱リング51は基板9を爪部で支持するとともに基板9
を囲むような形状となっており、基板9の熱分布を均一
とする役割を果たしている。
【0022】支持台52はアーム53を介して蓋部54
に接続されており、蓋部54を矢印5Mにて示すように
水平方向に移動することにより、支持台52とともに基
板9が石英チャンバ41に対して搬出入されるようにな
っている。
【0023】石英チャンバ41はフランジ42を介して
支持されており、さらに石英チャンバ41には処理ガス
を供給するガス供給口411が設けられ、フランジ42
には石英チャンバ41内部のガスを排気する排気口41
2が設けられている。
【0024】石英チャンバ41の上方および下方にはラ
ンプ21が設けられており、これらのランプ21が点灯
することにより、石英チャンバ41を介してランプ21
からの光が照射されて基板9が加熱されるようになって
いる。すなわち、石英チャンバ41は基板9が存在する
空間とランプ21が存在する空間とを隔離する役割を果
たしている。また、加熱中はガス供給口411からN2
(窒素)や不活性ガスなどの雰囲気調整ガス、ならび
に、NH3(アンモニア)、O2(酸素)、N2O(一酸
化二窒素)などの処理ガスが石英チャンバ41内部に供
給され、基板9に加熱を伴う処理が施されるようになっ
ている。
【0025】ランプ21および石英チャンバ41はラン
プハウス6に覆われており、ランプハウス6の内部には
冷却水路61が設けられている。これにより、ランプ2
1からの光を受けたランプハウス6が冷却され、ランプ
ハウス6の温度の上昇が防止されている。また、ランプ
ハウス6の内壁はランプ21からの光を反射するように
鏡面加工されており、ランプ21からの光がランプハウ
ス6に吸収されることなく効率的に基板9に照射される
ようになっている。
【0026】ランプハウス6には放射温度計31が取り
付けられており、放射温度計31は基板9から放射され
る光を窓材32を介して受光して基板9の温度を非接触
にて測定するようになっている。
【0027】図2は図1に示した基板処理装置1のラン
プ21の点灯制御に関する制御系を示すブロック図であ
り、ランプ21と放射温度計31との電気的接続関係を
示している。
【0028】ランプ21には電源8からの電力が電力調
節器22を介して供給され、電力調節器22には放射温
度計31からの信号が温度調節器33を介して入力され
るようになっている。
【0029】温度調節器33は電力調節器22が各ラン
プ21に供給する電力の配分を制御しており、この制御
は放射温度計31による測定温度に基づいてPID係数
を算出するPIDフィードバック制御となっている。こ
れにより、加熱処理中の基板9の温度の昇降が適正に制
御されるようになっている。
【0030】以上が基板処理装置1の構成であるが、次
にこの基板処理装置1に用いられているランプ21の分
光特性について説明し、この発明に係る基板処理装置1
の特徴を明らかにしていく。
【0031】図3は基板処理装置1に用いられているラ
ンプ21の分光特性を分光曲線にて示す図であり、横軸
は波長、縦軸は波長に対する相対放射強度を示してい
る。このランプ21はS(イオウ)を利用したランプで
あり、図3に示すようにおよそ波長0.4〜0.7μm
の光の分光放射強度が高くなっている。なお、以下の説
明では分光放射強度が高い波長帯(例えば、最も高い分
光放射強度の1/4以上の分光放射強度となる波長帯と
定義すると、ランプ21ではおよそ波長0.4〜0.7
μmの波長帯となる。)を「有効波長帯」と呼ぶ。
【0032】これに対し、Siにより形成されている半
導体基板においては照射光の波長に対する吸収率(温度
に依存する)は図4に示すようになっており、Siは符
号Aにて示す約1.1μm以下の波長の光を効率よく吸
収する性質を有している。この符号Aにて示す位置での
波長をSiの基礎吸収端波長という。図3と図4とを比
較すると、ランプ21が放射する光の有効波長帯がSi
の基礎吸収端波長以下となっているので、ランプ21の
光が基板9に効率よく吸収されることが分かる。すなわ
ち、ランプ21を用いることにより基板9を効率的に加
熱することができる。
【0033】従来のハロゲンランプを用いて基板を加熱
する方法では、ハロゲンランプは既述の通り図9に示す
分光放射強度にほぼ従った光を放射するので、Siの基
礎吸収端波長よりも長い波長の光が基板9に多く照射さ
れることとなる。したがって、ハロゲンランプからの光
の多くはSiに吸収されることなく透過されてしまい、
ハロゲンランプに与えられた電力の多くが基板9の加熱
に利用されないこととなる(図11参照)。また、90
0K程度までの比較的低温ではハロゲンランプからはS
iの基礎吸収端波長よりも長い波長の成分がほとんどで
あることから、低温での温度制御も困難となる。
【0034】以上、対比して説明したように、ランプ2
1からの光の有効波長帯は基板9の基礎吸収端波長(図
4に示すSiの場合は約1.1μm、Ge(ゲルマニウ
ム)の場合は図10に示すように約2μm)以下となっ
ているので、ランプ21からの光はハロゲンランプに比
べて効率よく基板9に吸収される。すなわち、ランプ2
1に与えられた電力を高効率で基板9の加熱に利用する
ことができる。その結果、基板処理装置1に供給すべき
電力を低く抑えることができる。特に、近年の基板の大
型化による基板処理装置への供給電力の増大という問題
を克服することが可能となる。また、900K程度まで
の比較的低温における温度制御性も向上される。
【0035】次に、ランプ21の分光特性と石英との関
係について説明する。
【0036】図10に示すように石英は約5μm以下の
波長の光を透過する性質を有している。したがって、5
μmよりも短い波長の光を有効波長帯とするランプ21
の光は石英に吸収されることなく基板9に照射されるこ
ととなる。これにより、ランプ21は石英チャンバ41
を加熱せず、効率よく基板9を加熱することができる。
【0037】一方、従来のハロゲンランプの場合、5μ
mよりも長い波長の光の成分を多く含むため、この光の
成分が石英チャンバ41に吸収されて石英チャンバ41
が加熱されてしまう。その結果、ハロゲンランプからの
光を効果的に基板の加熱に利用することができない。そ
の上、高温となった石英チャンバ41からは放射光が放
出されるため、この放射光が放射温度計31にノイズと
して取り込まれて正確な温度測定が困難となってしま
う。
【0038】このようにハロゲンランプに代えて図3に
示す分光特性を有するランプ21を用いることにより、
石英チャンバ41を加熱することなく効率よく基板9を
加熱することができる。また、石英チャンバ41の高温
化に起因する温度測定におけるノイズの発生を低減する
ことができる。
【0039】さらに次に、ランプ21の分光特性と放射
温度計31との関係について説明する。
【0040】図1に示す基板処理装置1では放射温度計
31と基板9との間にランプ21が存在する配置となっ
ており、ランプ21の光の一部が窓材32を介して放射
温度計31に入射する。このときのランプ21からの光
とSiからの放射光との分光特性を図5に示す。ここ
で、放射温度計31に熱電対を利用したサーモパイル放
射温度計を用いる場合、基板9の温度を測定するために
従来から利用されている基板9からの放射光の波長帯は
約5〜10μm(符号B1にて示す。従来の測定方法の
一例については後述)であり、フォトセルを利用する放
射温度計を用いる場合は約0.8〜1μmの波長帯(符
号B2にて示す。)である。なお、以下の説明において
温度測定に利用されるこれらの波長帯を測定波長帯と呼
ぶ。一方、ランプ21の有効波長帯は0.4〜0.7μ
mであるので放射温度計31に対してノイズ成分として
作用することはない。
【0041】これに対し、従来のハロゲンランプの分光
特性は「数1」にて示すプランクの式にほぼ従い、また
Siからの放射光もプランクの式にほぼ従うので、図6
に示すようにハロゲンランプからの光の分光曲線がSi
からの放射光の分光曲線を包含する状態となっている。
したがって、ハロゲンランプの光が放射温度計31に入
射する状態では基板9の適正な温度測定が不可能となっ
てしまう。
【0042】以上のように、ランプ21の有効波長帯は
放射温度計の測定波長帯外となっているので温度測定に
影響を与えることはなく、熱処理中の基板9の温度測定
を正確に行うことができる。また、これにより図2に示
した構成による基板9の加熱制御も的確に行うことが実
現される。
【0043】図7はこの発明に係る第2の実施の形態で
ある基板処理装置1aの構成を示す縦断面図である。
【0044】この基板処理装置1aは図1に示す基板処
理装置1と同様、基板9にランプ21から光を照射して
加熱を伴う処理を行う装置であるが、基板9の片面(上
面)側からのみランプ21からの光が照射されるという
点で異なっている。なお、図7において図1と同様の構
成要素については同様の符号を付している。
【0045】基板処理装置1aでは、処理対象である基
板9は支持台52上の均熱リング51上に載置されて処
理されるようになっている。ただし、支持台52は基板
処理装置1aの外郭の一部を形成するチャンバ本体7に
固定されており、基板9はチャンバ本体7に形成されて
いる搬出入口73からロボットハンドにより搬送されて
均熱リング51上に載置されるようになっている。
【0046】チャンバ本体7は上部が開口しており、こ
の開口を塞ぐようにして石英窓43が配置されている。
すなわち、チャンバ本体7および石英窓43により基板
9が処理される空間であるチャンバが形成されている。
【0047】石英窓43のさらに上方には第1の実施の
形態と同様の図3に示した分光特性を有するランプ21
が配置されており、これらのランプ21を覆うようにラ
ンプハウス6が配置されている。すなわち、基板9は石
英窓43によりランプ21から隔離されている。このよ
うな構成により、ランプ21からの光が石英窓43を介
して基板9の上面に照射されて基板9の加熱が行われる
ようになっている。なお、基板9の加熱処理中にガス供
給口72から所要の処理ガスなどがチャンバ内に供給さ
れるのは第1の実施の形態と同様である。
【0048】また、ランプ21からの光がランプハウス
6に吸収されないようにランプハウス6の内面は鏡面加
工されており、さらに、ランプハウス6やチャンバ本体
7を冷却するためにこれらの内部には冷却水路62、7
1が形成されている。
【0049】この基板処理装置1aにおいてもランプハ
ウス6やチャンバ本体7には放射温度計31が配置され
ており、基板9の上面および下面の温度を窓材32を介
して非接触にて測定できるようになっている。なお、基
板処理装置1aでは基板9を上面からのみ加熱するので
チャンバ本体7には複数の放射温度計31を配置するこ
とができ(図7では2つの放射温度計のみを示す)、基
板9の温度分布が測定できるようになっている。
【0050】図8は基板処理装置1aのランプ21の点
灯制御に関する制御系を示すブロック図であり、ランプ
21および放射温度計31の電気的接続関係を示してい
る。基板処理装置1aでは、第1の実施の形態と同様、
放射温度計31からの信号を受けた温度調節器33が電
力調節器22に制御信号を送り、電力調節器22が電源
8からの電力を各ランプ21に供給する構成となってい
る。なお、既述の通り基板処理装置1aでは基板9の温
度分布を測定することができるので、測定結果に基づい
て基板9の温度分布についても制御されるようになって
いる。
【0051】基板処理装置1aでは第1の実施の形態と
同様に図3に示す分光特性を有するランプ21を利用し
ているので、基板9の効率的な加熱、石英窓43の高温
化の防止、および温度測定におけるノイズの低減を図る
ことができる。
【0052】すなわち、ランプ21の有効波長帯はSi
にて形成されている基板9の基礎吸収端波長以下の波長
帯であるので、ランプ21からの光は効率よく基板9に
吸収される。その結果、基板9の加熱に用いられる電力
の低減を図ることができる。
【0053】また、ランプ21の有効波長帯は石英の透
過波長領域(約5μm以下)に含まれるので、ランプ2
1からの光が吸収されて石英窓43が高温となることは
なく、エネルギーの浪費や石英窓43からの放射光によ
るノイズの発生を低減することができる。
【0054】ところで、ハロゲンランプを用いて基板9
を片面から加熱する場合、従来よりCaF2の窓材32を
介して基板9の他方の面から温度測定を行うという手法
が用いられている。石英は図10に示すように約5μm
よりも長い波長の光を透過しないので5μmよりも長い
波長の光を温度測定に利用することでハロゲンランプ自
身からの光の影響を防止することができる。また、Ca
2は約10μmの波長までの光を透過する性質を有す
る。この関係の概略を図6に示す。以上のことより、ハ
ロゲンランプを石英窓43にてチャンバから隔離し、C
aF2の窓材32で放射温度計31をチャンバから隔離し
た上で約5〜10μmの波長帯の基板9からの放射光を
温度測定に利用することが可能となる。図6中符号B1
にて示す波長帯が従来の温度測定に利用される波長帯で
ある。
【0055】5〜10μmの測定波長帯の放射光を利用
する場合には放射温度計31として熱電対を利用したサ
ーモパイル放射温度計が用いられる。ところが、使用前
に設定すべきこの測定波長帯の放射率は基板9の表面状
態や基板9の温度変化により大きく変化してしまうパラ
メータであり、急峻で大きな温度変化を伴う加熱処理に
おいては正確な温度測定を行うことが困難となる。
【0056】一方、図3に示す分光特性を有するランプ
21を用いる場合はランプ光の有効波長帯が約0.4〜
0.7μmであり、フォトセルを利用した放射温度計の
温度測定に利用する測定波長帯が約0.8〜1μmであ
ることから、ランプ光の有効波長帯は測定波長帯外とな
り、ランプ21の光が放射温度計31に入射してしまう
ことを全く考慮することなくこの放射温度計を用いるこ
とができる(図5、符号B2参照)。この点、第1の実
施の形態にて説明した通りである。
【0057】このフォトセルを利用した放射温度計を用
いる場合、測定波長帯が約0.8〜1μmであり、この
波長帯では設定すべき放射率が変化しにくい上に、Si
からの放射光の光量も十分な量となる。したがって、煩
雑な放射率の設定を行うことなく正確な温度測定が可能
となる。その結果、ハロゲンランプを用いる基板処理装
置において放射率の変化が問題となる場合においてもフ
ォトセルを利用した放射温度計を用いることにより、こ
の発明に係る基板処理装置1aでは容易に正確な温度測
定を行うことができる。
【0058】以上、この発明に係る実施の形態について
説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく様々な変形が可能である。
【0059】例えば、上記実施の形態ではSiにより形
成される半導体基板について主として説明してきたが、
Geにより形成される半導体基板であって同様である。
図10に示すようにGeの基礎吸収端波長は約2μmで
あるので、ランプ21の有効波長帯が2μm以下である
限りGe基板を効率的に加熱することができる。
【0060】また、図3に示したランプ21の分光曲線
は実用化されているランプの分光曲線の一例であり、他
の分光特性を有するランプであっても基板の基礎吸収端
波長以下の波長帯である限りにおいて効率的な加熱が可
能である。また、石英の透過波長領域に含まれる有効波
長帯である限り、石英の加熱防止が実現され、放射温度
計の測定波長帯外の有効波長帯である限り、ノイズの低
減を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明では、ラン
プの有効波長帯が基板の基礎吸収端波長以下であるの
で、ランプからの光を基板に効率的に吸収させることが
でき、基板の加熱効率を高めることができる。その結
果、基板処理装置に供給すべき電力の低減を図ることが
できる。
【0062】請求項3記載の発明では、ランプの有効波
長帯が石英部材の透過波長領域に含まれるので、基板に
加熱を伴う処理を施している間に石英部材が高温となる
ことはない。これにより効率的な基板の加熱が可能とな
る。また、基板の温度を測定する場合においては、高温
となった石英部材からのノイズの発生を防止することが
できる。
【0063】請求項4および5記載の発明では、ランプ
の有効波長帯が測定波長帯外であるので、ランプからの
光が基板の温度測定においてノイズとなることはない。
これにより、基板の正確な温度測定が実現される。
【0064】さらに請求項5記載の発明では、フォトセ
ルを利用した放射温度計を用いて基板の温度を測定する
ので、正確な温度測定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の実施の形態である基板処
理装置の縦断面図である。
【図2】図1に示す基板処理装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1に示す基板処理装置に用いられるランプの
分光特性を示す図である。
【図4】Siの基礎吸収端波長を示す図である。
【図5】図1に示す基板処理装置に用いられるランプと
Siとの分光曲線を示す図である。
【図6】ハロゲンランプとSiとの分光曲線を示す図で
ある。
【図7】この発明に係る第2の実施の形態である基板処
理装置の縦断面図である。
【図8】図7に示す基板処理装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図9】プランクの式に従う分光放射強度を示す図であ
る。
【図10】Si、Ge、石英、CaF2の波長に対する透過
率を示す図である。
【図11】ハロゲンランプからの光がSiの加熱に利用
される効率を示す図である。
【符号の説明】
1、1a 基板処理装置 9 基板 21 ランプ 31 放射温度計 41 石英チャンバ 43 石英窓 A 基礎吸収端波長 B1、B2 測定波長帯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に加熱を伴う処理を施す基板処理装
    置であって、 基板の基礎吸収端波長以下の有効波長帯を有する光を基
    板に照射することにより基板を加熱するランプ、を備え
    ることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置であって、 前記基板がシリコン基板であり、前記ランプが約1.1
    μm以下の有効波長帯を有する光を照射することを特徴
    とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 基板に加熱を伴う処理を施す基板処理装
    置であって、 光を基板に照射することにより基板を加熱するランプ
    と、 基板と前記ランプとを隔離させる石英部材と、を備え、
    前記ランプから照射される光は、前記石英部材の透過波
    長領域に含まれる有効波長帯を有する光であることを特
    徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 基板に加熱を伴う処理を施す基板処理装
    置であって、 基板からの放射光を受光することにより基板の温度を非
    接触にて測定する温度測定手段と、 前記温度測定手段の測定波長帯外の有効波長帯を有する
    光を基板に照射することにより基板を加熱するランプ
    と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板処理装置であって、 前記温度測定手段がフォトセルを利用した放射温度計で
    あることを特徴とする基板処理装置。
JP22493097A 1997-08-21 1997-08-21 基板処理装置 Pending JPH1167681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22493097A JPH1167681A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22493097A JPH1167681A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1167681A true JPH1167681A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16821413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22493097A Pending JPH1167681A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1167681A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001057344A (ja) * 1999-07-09 2001-02-27 Applied Materials Inc 半導体処理システム
JP2002075901A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Tokyo Electron Ltd アニール装置、メッキ処理システム、および半導体デバイスの製造方法
JP2002514008A (ja) * 1998-04-30 2002-05-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ウェーハ温度ランピング中でのウェーハの放射状温度勾配制御方法および装置
US20120160274A1 (en) * 2010-12-27 2012-06-28 Tokyo Electron Limited Liquid Processing Apparatus, Liquid Processing Method, and Recording Medium Having Program for Executing Liquid Processing Method Recorded Therein
JP2014135507A (ja) * 2014-03-17 2014-07-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 熱処理装置
CN112133656A (zh) * 2020-11-02 2020-12-25 南京原磊纳米材料有限公司 一种低压低温单片式工艺外延机台

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002514008A (ja) * 1998-04-30 2002-05-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ウェーハ温度ランピング中でのウェーハの放射状温度勾配制御方法および装置
JP2001057344A (ja) * 1999-07-09 2001-02-27 Applied Materials Inc 半導体処理システム
JP2002075901A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Tokyo Electron Ltd アニール装置、メッキ処理システム、および半導体デバイスの製造方法
US20120160274A1 (en) * 2010-12-27 2012-06-28 Tokyo Electron Limited Liquid Processing Apparatus, Liquid Processing Method, and Recording Medium Having Program for Executing Liquid Processing Method Recorded Therein
US9202731B2 (en) * 2010-12-27 2015-12-01 Tokyo Electron Limited Liquid processing apparatus, liquid processing method, and recording medium having program for executing liquid processing method recorded therein
JP2014135507A (ja) * 2014-03-17 2014-07-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 熱処理装置
CN112133656A (zh) * 2020-11-02 2020-12-25 南京原磊纳米材料有限公司 一种低压低温单片式工艺外延机台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100274753B1 (ko) 열처리 장치
Roozeboom et al. Rapid thermal processing systems: A review with emphasis on temperature control
US5452396A (en) Optical processing furnace with quartz muffle and diffuser plate
JP2961123B2 (ja) 電磁放射照射による半導体円板の急速熱処理方法
JP7657235B2 (ja) 熱処理システムにおけるワークピースの透過ベースの温度測定
CN101128716B (zh) 用于热处理硅晶圆的低温测温方法和装置
US20120288970A1 (en) Heat treatment method and heat treatment apparatus for heating substrate by irradiating substrate with light
US5271084A (en) Method and device for measuring temperature radiation using a pyrometer wherein compensation lamps are used
JP5997372B2 (ja) 基板処理装置及びその動作方法
WO2004036630A3 (en) Rapid thermal processing system for integrated circuits
KR950006955A (ko) 열 처리장치 및 열처리방법
TW200903649A (en) Controlled annealing method
US7758238B2 (en) Temperature measurement with reduced extraneous infrared in a processing chamber
JP2016001642A (ja) レーザ加熱処理装置
JP2007095889A (ja) 光照射式加熱方法
CN1187842C (zh) 恒温处理至少一种处理物体的装置和方法
JPS60131430A (ja) 半導体基板の温度測定装置
JPH1167681A (ja) 基板処理装置
JP3795788B2 (ja) 基板の熱処理方法
JPH07134069A (ja) 基板温度のモニタ方法
JP2007184625A (ja) 熱処理装置
JP2013519863A (ja) 基板を熱処理する装置
WO2005052988A3 (en) Focused photon energy heating chamber
JP2007081348A (ja) 熱処理温度の調整方法、基板熱処理方法、及び基板熱処理装置
JPH10144618A (ja) 半導体デバイス製造用加熱装置