JPH1168232A - 半導体レーザ - Google Patents
半導体レーザInfo
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- JPH1168232A JPH1168232A JP22905697A JP22905697A JPH1168232A JP H1168232 A JPH1168232 A JP H1168232A JP 22905697 A JP22905697 A JP 22905697A JP 22905697 A JP22905697 A JP 22905697A JP H1168232 A JPH1168232 A JP H1168232A
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- inp
- buried
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 pnpnブロック層を貫通して流れるリーク
電流を低減した、低歪で温度特性の良い半導体レーザを
得ることを課題とする。 【解決手段】 メサストライプ形状部30に対して所定
の間隔を隔てて配置された、メサストライプ形状部30
に向かい合う面同士の間隔が基板側に向かうにつれて広
がっており、メサストライプ形状部30に向かい合う面
の上端の基板1表面に対する高さ位置が活性層3の高さ
位置よりも0.5±0.5μm低い1対のn−InP第
2埋込層6を備えるようにした。
電流を低減した、低歪で温度特性の良い半導体レーザを
得ることを課題とする。 【解決手段】 メサストライプ形状部30に対して所定
の間隔を隔てて配置された、メサストライプ形状部30
に向かい合う面同士の間隔が基板側に向かうにつれて広
がっており、メサストライプ形状部30に向かい合う面
の上端の基板1表面に対する高さ位置が活性層3の高さ
位置よりも0.5±0.5μm低い1対のn−InP第
2埋込層6を備えるようにした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体レーザに
関し、特に光通信等の分野に用いられる半導体レーザに
関するものである。
関し、特に光通信等の分野に用いられる半導体レーザに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信などに用いられる半導体レーザの
低歪化や温度特性改善のためには、リーク電流の低減が
重要である。このため、従来から活性層を有するダブル
へテロ構造からなるメサストライプ形状部の両端に電流
ブロック層を有する、活性層が埋め込まれたBH(Buri
ed Heterostructure)構造の半導体レーザが多く用いら
れてきた。
低歪化や温度特性改善のためには、リーク電流の低減が
重要である。このため、従来から活性層を有するダブル
へテロ構造からなるメサストライプ形状部の両端に電流
ブロック層を有する、活性層が埋め込まれたBH(Buri
ed Heterostructure)構造の半導体レーザが多く用いら
れてきた。
【0003】図6は、例えば特開昭63−169088
号公報,特開平6−125131号公報,特開平6−2
91416号公報等に示されている従来のBH構造を有
する半導体レーザの共振器端面に平行な断面図であり、
p型(以下、p−と称す)InP基板1上に、p−In
P下クラッド層2、MQW(multi quantum well) 活性
層3、及びn型(以下、n−と称す)InP第1上クラ
ッド層4が順次配置されており、このp−InP下クラ
ッド層2、MQW活性層3、及びn−InP第1上クラ
ッド層4はレーザ共振器端面に対して垂直な方向に伸び
る所定幅のメサストライプ形状を有したメサストライプ
形状部30となっている。1対のp−InP第1埋込層
5、1対のn−InP第2埋込層6、及び1対のp−I
nP第3埋込層7は上記メサストライプ形状部30を埋
め込むように上記メサストライプ形状部30の両側の下
クラッド層2上に順次配置されている。n−InP第2
埋込層6はメサストライプ形状部30とは接しておら
ず、1対のn−InP第2埋込層6の,メサストライプ
形状部30に向かい合う面同士の間隔は、基板1に近づ
くにつれて広がっている。n−InP第2埋込層6の断
面形状は、メサストライプ形状部30に向かい合う面の
上端を頂点とした楔形状を有しており、半導体レーザの
幅方向の中心から離れるにつれてその基板1に対する高
さ位置が低くなるとともに、その厚さが厚くなってい
る。また、n−InP第1埋込層6のメサストライプ形
状部30に向かい合う面の上端は活性層よりも高い位置
に配置されている。n−InP第2上クラッド層8はメ
サストライプ形状部30上、及びp−InP第3埋込層
7上に配置されている。このn−InP第2上クラッド
層8,p−InP第3埋込層7,n−InP第2埋込層
6、及びp−InP第1埋込層5によりpnpnブロッ
ク層9が形成されている。n側電極21はn−InP第
2上クラッド層8上にオーミック接触するよう配置され
ており、p側電極20は基板1の裏面にオーミック接触
するよう配置されている。
号公報,特開平6−125131号公報,特開平6−2
91416号公報等に示されている従来のBH構造を有
する半導体レーザの共振器端面に平行な断面図であり、
p型(以下、p−と称す)InP基板1上に、p−In
P下クラッド層2、MQW(multi quantum well) 活性
層3、及びn型(以下、n−と称す)InP第1上クラ
ッド層4が順次配置されており、このp−InP下クラ
ッド層2、MQW活性層3、及びn−InP第1上クラ
ッド層4はレーザ共振器端面に対して垂直な方向に伸び
る所定幅のメサストライプ形状を有したメサストライプ
形状部30となっている。1対のp−InP第1埋込層
5、1対のn−InP第2埋込層6、及び1対のp−I
nP第3埋込層7は上記メサストライプ形状部30を埋
め込むように上記メサストライプ形状部30の両側の下
クラッド層2上に順次配置されている。n−InP第2
埋込層6はメサストライプ形状部30とは接しておら
ず、1対のn−InP第2埋込層6の,メサストライプ
形状部30に向かい合う面同士の間隔は、基板1に近づ
くにつれて広がっている。n−InP第2埋込層6の断
面形状は、メサストライプ形状部30に向かい合う面の
上端を頂点とした楔形状を有しており、半導体レーザの
幅方向の中心から離れるにつれてその基板1に対する高
さ位置が低くなるとともに、その厚さが厚くなってい
る。また、n−InP第1埋込層6のメサストライプ形
状部30に向かい合う面の上端は活性層よりも高い位置
に配置されている。n−InP第2上クラッド層8はメ
サストライプ形状部30上、及びp−InP第3埋込層
7上に配置されている。このn−InP第2上クラッド
層8,p−InP第3埋込層7,n−InP第2埋込層
6、及びp−InP第1埋込層5によりpnpnブロッ
ク層9が形成されている。n側電極21はn−InP第
2上クラッド層8上にオーミック接触するよう配置され
ており、p側電極20は基板1の裏面にオーミック接触
するよう配置されている。
【0004】この半導体レーザに、p−InP基板1が
正電位となるようバイアス電圧をかけると、活性層3の
両脇に形成されているp−InP第1埋込層5、n−I
nP第2埋込層6、p−InP第3埋込層7、及びn−
InP第2上クラッド層8からなるpnpnブロック層
9にはほとんど電流は流れず、電流は活性層3に集中し
て流れ、レーザ発振が起こる。
正電位となるようバイアス電圧をかけると、活性層3の
両脇に形成されているp−InP第1埋込層5、n−I
nP第2埋込層6、p−InP第3埋込層7、及びn−
InP第2上クラッド層8からなるpnpnブロック層
9にはほとんど電流は流れず、電流は活性層3に集中し
て流れ、レーザ発振が起こる。
【0005】このような半導体レーザにおいては、図6
に示すようにリーク電流12として活性層3近傍の下ク
ラッド層2及び第1上クラッド層4と、n−InP第2
埋込層6との隙間を経て流れるホール電流の存在が従来
からわかっており、このリーク電流12により、レーザ
出力に歪みが生じたり、温度特性が劣化したりするとい
う問題が生じると考えられていた。
に示すようにリーク電流12として活性層3近傍の下ク
ラッド層2及び第1上クラッド層4と、n−InP第2
埋込層6との隙間を経て流れるホール電流の存在が従来
からわかっており、このリーク電流12により、レーザ
出力に歪みが生じたり、温度特性が劣化したりするとい
う問題が生じると考えられていた。
【0006】図8は、IEEE J.Quantum. Electron., vo
l.25, pp1369-1375, 1989に示されている,従来の半導
体レーザにおけるレーザ発振時のバンド構造を示す模式
図で、図8(a) は半導体レーザの断面模式図で、図6に
示した半導体レーザと同様の構造を持つ該半導体レーザ
の共振器端面に平行な断面の右半分のみを右回りに90
゜回転して示した図である。図8(b) は図8(a) のVIII
b −VIIIb 線に示す部分のバンド図、図8(c) はVIIIc
−VIIIc 線に示す部分のバンド図である。図8におい
て、図6と同一符号は同一または相当する部分を示して
いる。φp はホールのフェルミ電位を、φn は電子のフ
ェルミ電位をそれぞれ示している。
l.25, pp1369-1375, 1989に示されている,従来の半導
体レーザにおけるレーザ発振時のバンド構造を示す模式
図で、図8(a) は半導体レーザの断面模式図で、図6に
示した半導体レーザと同様の構造を持つ該半導体レーザ
の共振器端面に平行な断面の右半分のみを右回りに90
゜回転して示した図である。図8(b) は図8(a) のVIII
b −VIIIb 線に示す部分のバンド図、図8(c) はVIIIc
−VIIIc 線に示す部分のバンド図である。図8におい
て、図6と同一符号は同一または相当する部分を示して
いる。φp はホールのフェルミ電位を、φn は電子のフ
ェルミ電位をそれぞれ示している。
【0007】活性層3付近の電位は、図8(b) のように
閾値キャリア密度で決まる電位φp B に固定され、活性
層3に隣接するp−InP第3埋込層7の電位φ
p C も、図8(c) のようにこの電位とほぼ等しくなる。
このため、pnpnブロック層9の中央のp−InP第
3埋込層7とn−InPブロック層6とは順方向にバイ
アスされ、pnpnブロック層9を貫通するリーク電流
10が流れる。以前はサイリスタ構造を有しているpn
pnブロック層9は、図7(a),(b) に示す、p型半導体
層50とn型半導体層51とを交互に配置してなるサイ
リスタ構造のようにサイリスタのターンオフの状態にあ
り、この部分には電界に依存しない逆方向飽和電流のみ
しか流れず、ほとんど電流が流れないと考えられていた
が、この部分にも電界によって流れる拡散・ドリフト電
流が流れるため、かなりの電流が流れることがわかる。
閾値キャリア密度で決まる電位φp B に固定され、活性
層3に隣接するp−InP第3埋込層7の電位φ
p C も、図8(c) のようにこの電位とほぼ等しくなる。
このため、pnpnブロック層9の中央のp−InP第
3埋込層7とn−InPブロック層6とは順方向にバイ
アスされ、pnpnブロック層9を貫通するリーク電流
10が流れる。以前はサイリスタ構造を有しているpn
pnブロック層9は、図7(a),(b) に示す、p型半導体
層50とn型半導体層51とを交互に配置してなるサイ
リスタ構造のようにサイリスタのターンオフの状態にあ
り、この部分には電界に依存しない逆方向飽和電流のみ
しか流れず、ほとんど電流が流れないと考えられていた
が、この部分にも電界によって流れる拡散・ドリフト電
流が流れるため、かなりの電流が流れることがわかる。
【0008】図9は、本願発明者が2次元シュミレータ
を用いて計算した図6に示した半導体レーザと同様の構
造の半導体レーザの電流分布を示す図であり、この図9
においては、半導体レーザの対称性を考慮して、レーザ
共振器端面に平行な断面の右半分のみについて計算した
結果を示している。また、ここでは、模式的に第2埋込
層6の断面形状を矩形とした場合について計算を行って
いる。この図9においては電流の流れを2等辺三角形を
用いて示しており、この三角形の大きさが大きい部分は
電流量が大きいことを示しており、この三角形のもっと
も角度が狭い角の指す方向が電流の流れる方向を示して
いる。また、図6と同一符号は同一または相当する部分
を示している。この図からわかるように、電流は先に述
べたように活性層3に集中して流れている。
を用いて計算した図6に示した半導体レーザと同様の構
造の半導体レーザの電流分布を示す図であり、この図9
においては、半導体レーザの対称性を考慮して、レーザ
共振器端面に平行な断面の右半分のみについて計算した
結果を示している。また、ここでは、模式的に第2埋込
層6の断面形状を矩形とした場合について計算を行って
いる。この図9においては電流の流れを2等辺三角形を
用いて示しており、この三角形の大きさが大きい部分は
電流量が大きいことを示しており、この三角形のもっと
も角度が狭い角の指す方向が電流の流れる方向を示して
いる。また、図6と同一符号は同一または相当する部分
を示している。この図からわかるように、電流は先に述
べたように活性層3に集中して流れている。
【0009】図11は第2埋込層6の断面形状を楔形状
とした場合における、図9と同様のシュミレータを用い
て計算した半導体レーザの電流分布を示す図であり、図
において図9と同一符号は同一または相当する部分を示
している。この図から埋込層6の形状を楔形状とした場
合においても電流は活性層3に集中して流れることがわ
かる。
とした場合における、図9と同様のシュミレータを用い
て計算した半導体レーザの電流分布を示す図であり、図
において図9と同一符号は同一または相当する部分を示
している。この図から埋込層6の形状を楔形状とした場
合においても電流は活性層3に集中して流れることがわ
かる。
【0010】図10は図9に示した電流分布図の中か
ら、p−InP第1埋込層5,n−InP第1埋込層
6,及びp−InP第3埋込層7の部分に流れている電
子電流のみを取り出して表示した図であり、図9と同一
符号は同一または相当する部分を示している。
ら、p−InP第1埋込層5,n−InP第1埋込層
6,及びp−InP第3埋込層7の部分に流れている電
子電流のみを取り出して表示した図であり、図9と同一
符号は同一または相当する部分を示している。
【0011】この図10より、pnpnブロック層9を
貫通して流れるリーク電流10,活性層3付近をオーバ
ーフローして流れ出すリーク電流11が存在しているこ
とがわかる。活性層3付近をオーバーフローするリーク
電流11のうち、かなりの量がn−InPブロック層6
に流入してn−InPブロック層6の活性層3と反対側
の端部でホールと再結合する。
貫通して流れるリーク電流10,活性層3付近をオーバ
ーフローして流れ出すリーク電流11が存在しているこ
とがわかる。活性層3付近をオーバーフローするリーク
電流11のうち、かなりの量がn−InPブロック層6
に流入してn−InPブロック層6の活性層3と反対側
の端部でホールと再結合する。
【0012】上述したシュミレーションの結果、従来の
半導体レーザのリーク電流全体のうち、pnpnブロッ
ク層9を貫通して流れるリーク電流10の割合が特に大
きく、これを低減することが半導体レーザの性能を向上
させるうえで重要であることがわかった。また、従来考
えられていた,図6に示すような、活性層3近傍の下ク
ラッド層2、及び上クラッド層4と、n−InP埋込層
6との間隙を流れるリーク電流12は通常はほとんど無
視できることがわかった。
半導体レーザのリーク電流全体のうち、pnpnブロッ
ク層9を貫通して流れるリーク電流10の割合が特に大
きく、これを低減することが半導体レーザの性能を向上
させるうえで重要であることがわかった。また、従来考
えられていた,図6に示すような、活性層3近傍の下ク
ラッド層2、及び上クラッド層4と、n−InP埋込層
6との間隙を流れるリーク電流12は通常はほとんど無
視できることがわかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザに
おいては、活性層3近傍の下クラッド層2、及び上クラ
ッド層4と、n−InP埋込層6との間隙を流れるリー
ク電流12を減らすことのみが重視され、この間隙の幅
を狭くすることに注力していたため、pnpnブロック
層9の形状には特に注意が払われず、pnpnブロック
層9のうちの、メサストライプ構造部を挟んで対をなす
n−InP第2埋込層6の断面形状は、それぞれが楔形
形状となっているとともに、両者の間隔が基板1側に向
かうにつれて広がっている,即ち両者が基板1側に向か
って広がっているような形状となっていた。
おいては、活性層3近傍の下クラッド層2、及び上クラ
ッド層4と、n−InP埋込層6との間隙を流れるリー
ク電流12を減らすことのみが重視され、この間隙の幅
を狭くすることに注力していたため、pnpnブロック
層9の形状には特に注意が払われず、pnpnブロック
層9のうちの、メサストライプ構造部を挟んで対をなす
n−InP第2埋込層6の断面形状は、それぞれが楔形
形状となっているとともに、両者の間隔が基板1側に向
かうにつれて広がっている,即ち両者が基板1側に向か
って広がっているような形状となっていた。
【0014】ところが、図8を用いて説明したように、
活性層3付近の電位は閾値キャリア密度で決まる電位に
固定されるが、図6に示すように、n−InPブロック
層6同士の間隔が基板1側に向かって開いている形状を
有している場合、p側電極20の影響を受けて活性層3
付近の電位が上がり、この影響を受けてp−InP第3
埋込層7の電位も上がり、p−InP第3埋込層7の電
子に対する障壁が低くなる。その結果、n−InP第2
上クラッド層8から電子がp−InP第3埋込層7へ流
入し、pnpnブロック層9を貫通して流れるリーク電
流10が増加する。このようなリーク電流10を防ぐこ
とができないため、従来の半導体レーザは、特に高温で
のリーク電流が多く、出力に歪みが生じたり、温度特性
が悪いという問題があった。
活性層3付近の電位は閾値キャリア密度で決まる電位に
固定されるが、図6に示すように、n−InPブロック
層6同士の間隔が基板1側に向かって開いている形状を
有している場合、p側電極20の影響を受けて活性層3
付近の電位が上がり、この影響を受けてp−InP第3
埋込層7の電位も上がり、p−InP第3埋込層7の電
子に対する障壁が低くなる。その結果、n−InP第2
上クラッド層8から電子がp−InP第3埋込層7へ流
入し、pnpnブロック層9を貫通して流れるリーク電
流10が増加する。このようなリーク電流10を防ぐこ
とができないため、従来の半導体レーザは、特に高温で
のリーク電流が多く、出力に歪みが生じたり、温度特性
が悪いという問題があった。
【0015】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、pnpnブロック層を貫通して流れる
リーク電流を低減した、低歪で温度特性の良い半導体レ
ーザを得ることを目的とする。
なされたもので、pnpnブロック層を貫通して流れる
リーク電流を低減した、低歪で温度特性の良い半導体レ
ーザを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体レ
ーザは、第1導電型半導体基板上に順次配置された第1
導電型下クラッド層、活性層、及び第1の第2導電型上
クラッド層からなるメサストライプ形状部と、該メサス
トライプ形状部の両側に該メサストライプ形状部に対し
て対称に配置された第1導電型半導体層からなる1対の
第1埋込層と、該1対の第1埋込層上に、上記メサスト
ライプ形状部に対して所定の間隔を隔ててそれぞれ配置
された、上記メサストライプ形状部に向かい合う面同士
の間隔が基板側に向かうにつれて広がっており、上記メ
サストライプ形状部に向かい合う面の上端が活性層の下
端よりも0.5±0.5μm基板側に位置している第2
導電型半導体層からなる1対の第2埋込層と、該1対の
第2埋込層を覆うように配置された第1導電型半導体層
からなる1対の第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び
上記メサストライプ形状部上に配置された第2の第2導
電型上クラッド層と、該第2の上クラッド層上と上記基
板の裏面上にそれぞれ形成された電極とを備えるように
したものである。
ーザは、第1導電型半導体基板上に順次配置された第1
導電型下クラッド層、活性層、及び第1の第2導電型上
クラッド層からなるメサストライプ形状部と、該メサス
トライプ形状部の両側に該メサストライプ形状部に対し
て対称に配置された第1導電型半導体層からなる1対の
第1埋込層と、該1対の第1埋込層上に、上記メサスト
ライプ形状部に対して所定の間隔を隔ててそれぞれ配置
された、上記メサストライプ形状部に向かい合う面同士
の間隔が基板側に向かうにつれて広がっており、上記メ
サストライプ形状部に向かい合う面の上端が活性層の下
端よりも0.5±0.5μm基板側に位置している第2
導電型半導体層からなる1対の第2埋込層と、該1対の
第2埋込層を覆うように配置された第1導電型半導体層
からなる1対の第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び
上記メサストライプ形状部上に配置された第2の第2導
電型上クラッド層と、該第2の上クラッド層上と上記基
板の裏面上にそれぞれ形成された電極とを備えるように
したものである。
【0017】また、この発明に係る半導体レーザは、第
1導電型半導体基板上に順次配置された第1導電型下ク
ラッド層と、活性層と、第1の第2導電型上クラッド層
とからなるメサストライプ形状部と、該メサストライプ
形状部の両側に該メサストライプ形状部に対して対称に
配置された第1導電型半導体層からなる1対の第1埋込
層と、該1対の第1埋込層上に、それぞれ上記メサスト
ライプ形状部に対して所定の間隔を隔てて配置された、
断面形状が矩形であり、その下端が活性層の下端よりも
1±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体
層からなる1対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を
覆うように配置された第1導電型半導体層からなる1対
の第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び上記メサスト
ライプ形状部上に配置された第2の第2導電型上クラッ
ド層と、該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上に
それぞれ形成された電極とを備えるようにしたものであ
る。
1導電型半導体基板上に順次配置された第1導電型下ク
ラッド層と、活性層と、第1の第2導電型上クラッド層
とからなるメサストライプ形状部と、該メサストライプ
形状部の両側に該メサストライプ形状部に対して対称に
配置された第1導電型半導体層からなる1対の第1埋込
層と、該1対の第1埋込層上に、それぞれ上記メサスト
ライプ形状部に対して所定の間隔を隔てて配置された、
断面形状が矩形であり、その下端が活性層の下端よりも
1±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体
層からなる1対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を
覆うように配置された第1導電型半導体層からなる1対
の第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び上記メサスト
ライプ形状部上に配置された第2の第2導電型上クラッ
ド層と、該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上に
それぞれ形成された電極とを備えるようにしたものであ
る。
【0018】また、上記半導体レーザにおいて、上記第
3埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層
のキャリア濃度より高くしたものである。
3埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層
のキャリア濃度より高くしたものである。
【0019】また、上記半導体レーザにおいて、上記第
1埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層
のキャリア濃度より高くしたものである。
1埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層
のキャリア濃度より高くしたものである。
【0020】
実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る半
導体レーザの構造を示すレーザ共振器端面に平行な断面
図であり、図において、p−InP基板1上に、キャリ
ア濃度が例えば1×1018cm-3であるp−InP下ク
ラッド層2、MQW活性層3、及びキャリア濃度が例え
ば1×1018cm-3であるn−InP第1上クラッド層
4が順次配置されており、このp−InP下クラッド層
2、MQW活性層3、及びn−InP第1上クラッド層
4はレーザ共振器端面に対して垂直な方向に伸びる所定
幅のメサストライプ形状を有したメサストライプ形状部
30となっている。活性層3の幅は約1.5μmであ
る。キャリア濃度が例えば1×1018cm-3である1対
のp−InP第1埋込層5、キャリア濃度が例えば5×
1018cm-3で、厚さのもっとも厚い部分の厚さが0.
8μmである1対のn−InP第2埋込層6、及びキャ
リア濃度が例えば1×1018cm-3で厚さが約1μmで
ある1対のp−InP第3埋込層7は上記メサストライ
プ形状部30を埋め込むように上記メサストライプ形状
部30の両側に順次配置されている。1対のn−InP
埋込層6はメサストライプ形状部30とは接しておら
ず、これらのメサストライプ形状部30に向かい合う面
同士の間隔は、基板1に近づくにつれ広がっている。そ
の断面形状は、メサストライプ形状部30に向かい合う
面の上端を頂点とした楔形状を有しており、メサストラ
イプ形状部30から離れるにつれてその基板1に対する
高さ位置が低くなるとともに、その厚さが厚くなってい
る。n−InP第2埋込層6のメサストライプ形状部3
0に向かい合う面は断面形状が円弧状になっており、そ
の面の基板1の表面に対する傾斜角度はもっとも基板1
から離れている部分の角度が約90度でもっとも基板1
に近い部分の角度が約55度となっており、そのあいだ
の部分の傾斜角度は基板1に近づくにつれて90度から
55度の間で漸次減少している。n−InP第2埋込層
6のメサストライプ形状部30に向かい合う面の基板1
から離れた位置にある端部、即ち上端は、活性層3の基
板1側の下端よりも基板1に近い位置に配置されてお
り、n−InP第2埋込層6と活性層3の下端との距離
13は0.5±0.5μmである。つまり、n−InP
埋込層6の頂点は活性層3よりも0.5±0.5μmの
距離だけ基板1に対する高さ位置が低くなっている。キ
ャリア濃度が例えば1×1018cm-3であるn−InP
第2上クラッド層8はメサストライプ形状部30上、及
び第2のp−InP埋込層7上に配置されている。この
n−InP第2上クラッド層8,p−InP第3埋込層
7,n−InP第2埋込層6、及びp−InP第1埋込
層5によりpnpnブロック層9が形成されている。n
側電極21はn−InP第2上クラッド層8上にオーミ
ック接触するよう配置されており、p側電極20は基板
1の裏面にオーミック接触するよう配置されている。
導体レーザの構造を示すレーザ共振器端面に平行な断面
図であり、図において、p−InP基板1上に、キャリ
ア濃度が例えば1×1018cm-3であるp−InP下ク
ラッド層2、MQW活性層3、及びキャリア濃度が例え
ば1×1018cm-3であるn−InP第1上クラッド層
4が順次配置されており、このp−InP下クラッド層
2、MQW活性層3、及びn−InP第1上クラッド層
4はレーザ共振器端面に対して垂直な方向に伸びる所定
幅のメサストライプ形状を有したメサストライプ形状部
30となっている。活性層3の幅は約1.5μmであ
る。キャリア濃度が例えば1×1018cm-3である1対
のp−InP第1埋込層5、キャリア濃度が例えば5×
1018cm-3で、厚さのもっとも厚い部分の厚さが0.
8μmである1対のn−InP第2埋込層6、及びキャ
リア濃度が例えば1×1018cm-3で厚さが約1μmで
ある1対のp−InP第3埋込層7は上記メサストライ
プ形状部30を埋め込むように上記メサストライプ形状
部30の両側に順次配置されている。1対のn−InP
埋込層6はメサストライプ形状部30とは接しておら
ず、これらのメサストライプ形状部30に向かい合う面
同士の間隔は、基板1に近づくにつれ広がっている。そ
の断面形状は、メサストライプ形状部30に向かい合う
面の上端を頂点とした楔形状を有しており、メサストラ
イプ形状部30から離れるにつれてその基板1に対する
高さ位置が低くなるとともに、その厚さが厚くなってい
る。n−InP第2埋込層6のメサストライプ形状部3
0に向かい合う面は断面形状が円弧状になっており、そ
の面の基板1の表面に対する傾斜角度はもっとも基板1
から離れている部分の角度が約90度でもっとも基板1
に近い部分の角度が約55度となっており、そのあいだ
の部分の傾斜角度は基板1に近づくにつれて90度から
55度の間で漸次減少している。n−InP第2埋込層
6のメサストライプ形状部30に向かい合う面の基板1
から離れた位置にある端部、即ち上端は、活性層3の基
板1側の下端よりも基板1に近い位置に配置されてお
り、n−InP第2埋込層6と活性層3の下端との距離
13は0.5±0.5μmである。つまり、n−InP
埋込層6の頂点は活性層3よりも0.5±0.5μmの
距離だけ基板1に対する高さ位置が低くなっている。キ
ャリア濃度が例えば1×1018cm-3であるn−InP
第2上クラッド層8はメサストライプ形状部30上、及
び第2のp−InP埋込層7上に配置されている。この
n−InP第2上クラッド層8,p−InP第3埋込層
7,n−InP第2埋込層6、及びp−InP第1埋込
層5によりpnpnブロック層9が形成されている。n
側電極21はn−InP第2上クラッド層8上にオーミ
ック接触するよう配置されており、p側電極20は基板
1の裏面にオーミック接触するよう配置されている。
【0021】図13は、本実施の形態1に係る半導体レ
ーザの製造方法を示す断面図であり、図において、図1
と同一符号は同一または相当する部分を示している。次
に製造方法を図13に基づいて説明する。まず、図13
(a) に示すように、p−InP基板1上に、p−InP
下クラッド層2、MQW活性層3、及びn−InP第1
上クラッド層4を順次エピタキシャル成長させる。つぎ
に図13(b)に示すように、この第1上クラッド層4上
にレーザ共振器長方向となる方向にストライプ状に伸び
る窒化シリコン膜等の絶縁膜40を形成し、これをマス
クとしてHBrと過酸化水素水との混合液によりp−I
nP下クラッド層2、MQW活性層3、及びn−InP
第1上クラッド層4をウエットエッチングして基板1に
近づくにつれてその幅が広がっているメサストライプ形
状部30を形成する。このメサストライプ形状部30の
側面は曲面形状となっている。また、その両側面同士の
間隔は基板1側に向かうに従って広くなっている。続い
て図13(c) に示すように、上記絶縁膜40を選択成長
用のマスクとして用いて1対のp−InP第1埋込層
5、1対のn−InP第2埋込層6、1対のp−InP
第3埋込層7をメサストライプ形状部30の両側に順次
結晶成長させる。このとき、メサストライプ形状部30
の側面が曲面形状であるため、成長されるn−InP第
2埋込層6のメサストライプ形状部30に向かい合う面
が曲面形状となる。次に絶縁膜40を除去した後、図1
3(d) に示すように、メサストライプ形状部30上及び
p−InP第3埋込層7上にn−InP第2上クラッド
層8を結晶成長させ、蒸着等によりn側電極21、p側
電極20を形成し、へき開を行ってレーザ共振器端面を
形成して図1に示す半導体レーザを得る。
ーザの製造方法を示す断面図であり、図において、図1
と同一符号は同一または相当する部分を示している。次
に製造方法を図13に基づいて説明する。まず、図13
(a) に示すように、p−InP基板1上に、p−InP
下クラッド層2、MQW活性層3、及びn−InP第1
上クラッド層4を順次エピタキシャル成長させる。つぎ
に図13(b)に示すように、この第1上クラッド層4上
にレーザ共振器長方向となる方向にストライプ状に伸び
る窒化シリコン膜等の絶縁膜40を形成し、これをマス
クとしてHBrと過酸化水素水との混合液によりp−I
nP下クラッド層2、MQW活性層3、及びn−InP
第1上クラッド層4をウエットエッチングして基板1に
近づくにつれてその幅が広がっているメサストライプ形
状部30を形成する。このメサストライプ形状部30の
側面は曲面形状となっている。また、その両側面同士の
間隔は基板1側に向かうに従って広くなっている。続い
て図13(c) に示すように、上記絶縁膜40を選択成長
用のマスクとして用いて1対のp−InP第1埋込層
5、1対のn−InP第2埋込層6、1対のp−InP
第3埋込層7をメサストライプ形状部30の両側に順次
結晶成長させる。このとき、メサストライプ形状部30
の側面が曲面形状であるため、成長されるn−InP第
2埋込層6のメサストライプ形状部30に向かい合う面
が曲面形状となる。次に絶縁膜40を除去した後、図1
3(d) に示すように、メサストライプ形状部30上及び
p−InP第3埋込層7上にn−InP第2上クラッド
層8を結晶成長させ、蒸着等によりn側電極21、p側
電極20を形成し、へき開を行ってレーザ共振器端面を
形成して図1に示す半導体レーザを得る。
【0022】この実施の形態1に係る半導体レーザにお
いては、メサストライプ形状部30に向かい合う面同士
の間隔が基板1側に向かうにつれて広がっている断面形
状が楔形のn−InP第2埋込層6を、そのメサストラ
イプ形状部30に向かい合う面の上端が、活性層3の下
端に対して基板側に配置され、かつその上端と活性層3
の下端との垂直方向の距離が0.5±0.5μmとなる
ような位置に設けている。
いては、メサストライプ形状部30に向かい合う面同士
の間隔が基板1側に向かうにつれて広がっている断面形
状が楔形のn−InP第2埋込層6を、そのメサストラ
イプ形状部30に向かい合う面の上端が、活性層3の下
端に対して基板側に配置され、かつその上端と活性層3
の下端との垂直方向の距離が0.5±0.5μmとなる
ような位置に設けている。
【0023】このような位置にn−InP第2埋込層6
を配置することにより、活性層3付近の電位はp側電極
20の影響を受けにくくなり、p−InP第3埋込層7
の電位も低く保たれて電子に対する障壁が高くなるた
め、pnpnブロック層9を貫通して流れるリーク電流
を低く押さえることが可能となる。
を配置することにより、活性層3付近の電位はp側電極
20の影響を受けにくくなり、p−InP第3埋込層7
の電位も低く保たれて電子に対する障壁が高くなるた
め、pnpnブロック層9を貫通して流れるリーク電流
を低く押さえることが可能となる。
【0024】図12はこの実施の形態1に係る半導体レ
ーザのn−InP埋込層6のメサストライプ形状部30
に向かい合う面の上端と活性層3の下端との基板1表面
に垂直な方向の距離Xと、半導体レーザ全体のリーク電
流との関係を示す図であり、距離Xについてはn−In
P埋込層6の上端が活性層3の下端よりも基板1に近づ
いた場合の値を正としている。なお、bは本実施の形態
1に係る半導体レーザの距離Xの範囲を,また,aは従
来の半導体レーザにおける距離Xの範囲をぞれぞれ示し
ている。
ーザのn−InP埋込層6のメサストライプ形状部30
に向かい合う面の上端と活性層3の下端との基板1表面
に垂直な方向の距離Xと、半導体レーザ全体のリーク電
流との関係を示す図であり、距離Xについてはn−In
P埋込層6の上端が活性層3の下端よりも基板1に近づ
いた場合の値を正としている。なお、bは本実施の形態
1に係る半導体レーザの距離Xの範囲を,また,aは従
来の半導体レーザにおける距離Xの範囲をぞれぞれ示し
ている。
【0025】この図より距離Xの値が0.5±0.5μ
mである場合のリーク電流がもっとも小さいことがわか
る。これは距離Xの値が小さいと、上述したような理由
によりpnpnブロック層9を貫通するリーク電流が増
加してリーク電流全体の値が増加し、距離Xの値が大き
いと、下クラッド層2及び第1上クラッド層4と、n−
InP埋込層6との間隙を流れるホール電流が増加する
ためと考えられる。
mである場合のリーク電流がもっとも小さいことがわか
る。これは距離Xの値が小さいと、上述したような理由
によりpnpnブロック層9を貫通するリーク電流が増
加してリーク電流全体の値が増加し、距離Xの値が大き
いと、下クラッド層2及び第1上クラッド層4と、n−
InP埋込層6との間隙を流れるホール電流が増加する
ためと考えられる。
【0026】このように、本実施の形態1に係る半導体
レーザによれば、メサストライプ形状部30に対して所
定の間隔を隔てて配置された、メサストライプ形状部3
0に向かい合う面同士の間隔が基板側に向かうにつれて
広がっており、メサストライプ形状部30に向かい合う
面の上端の基板1表面に対する高さ位置が活性層の高さ
位置よりも0.5±0.5μm低い1対のn−InP第
2埋込層6を備えるようにしたから、pnpnブロック
層9を貫通するリーク電流を低減させて、半導体レーザ
全体のリーク電流を低減させることができ、低歪化を図
れるとともに、温度特性を向上させることができる。
レーザによれば、メサストライプ形状部30に対して所
定の間隔を隔てて配置された、メサストライプ形状部3
0に向かい合う面同士の間隔が基板側に向かうにつれて
広がっており、メサストライプ形状部30に向かい合う
面の上端の基板1表面に対する高さ位置が活性層の高さ
位置よりも0.5±0.5μm低い1対のn−InP第
2埋込層6を備えるようにしたから、pnpnブロック
層9を貫通するリーク電流を低減させて、半導体レーザ
全体のリーク電流を低減させることができ、低歪化を図
れるとともに、温度特性を向上させることができる。
【0027】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2に係る半導体レーザの構造を示すレーザ共振器端面に
平行な断面図であり、図2において図1と同一符号は同
一または相当する部分を示しており、キャリア濃度が5
×1018cm-3で、厚さが約0.8μmであるn−In
P埋込層16は共振器端面に平行な断面形状が矩形形状
を有しており、その基板1側の下端は活性層3よりも基
板1側に位置しており、この基板1側の下端と活性層3
の下端との基板1表面に垂直方向の距離14は1±0.
5μmとなっている。なお、この実施の形態2では模式
的にn−InP埋込層16の断面形状を矩形形状として
いるが、n−InP埋込層16の断面形状が幾何学的に
完全な矩形形状でなくても本実施の形態2においては完
全な矩形形状である場合と同様の特性が得られるため、
本実施の形態2においては、n−InP埋込層16の断
面形状に、角の一部が曲面形状となっていたり、部分的
に微少な突起部が存在する等の、多少の部分的な変形が
生じている場合においても矩形形状であるとする。
2に係る半導体レーザの構造を示すレーザ共振器端面に
平行な断面図であり、図2において図1と同一符号は同
一または相当する部分を示しており、キャリア濃度が5
×1018cm-3で、厚さが約0.8μmであるn−In
P埋込層16は共振器端面に平行な断面形状が矩形形状
を有しており、その基板1側の下端は活性層3よりも基
板1側に位置しており、この基板1側の下端と活性層3
の下端との基板1表面に垂直方向の距離14は1±0.
5μmとなっている。なお、この実施の形態2では模式
的にn−InP埋込層16の断面形状を矩形形状として
いるが、n−InP埋込層16の断面形状が幾何学的に
完全な矩形形状でなくても本実施の形態2においては完
全な矩形形状である場合と同様の特性が得られるため、
本実施の形態2においては、n−InP埋込層16の断
面形状に、角の一部が曲面形状となっていたり、部分的
に微少な突起部が存在する等の、多少の部分的な変形が
生じている場合においても矩形形状であるとする。
【0028】図14は本実施の形態2に係る半導体レー
ザの製造方法の主要行程を示す図であり、図において、
図2と同一符号は同一または相当する部分を示してい
る。本実施の形態2に係る半導体レーザは上記実施の形
態1において説明した半導体レーザの製造方法の図13
(a) に示す工程の後、図14(a) に示すように、第1上
クラッド層4上に<110>方向にストライプ状に伸び
る窒化シリコン膜等の絶縁膜41を形成し、これをマス
クとしてp−InP下クラッド層2、MQW活性層3、
及びn−InP第1上クラッド層4をC2 H6 とO2 ガ
スを用いたドライエッチングによりエッチングして基板
1の表面に対して側面が垂直である,幅が一定のメサス
トライプ形状部30を形成し、図14(b) に示すよう
に、上記絶縁膜41を選択成長用のマスクとして用いて
1対の第1のp−InP第1埋込層5、1対のn−In
P第2埋込層16、1対のp−InP第3埋込層7をメ
サストライプ形状部30の両側に順次結晶成長させる。
このとき、メサストライプ形状部30の側面が基板1表
面に対して垂直であり、この側面には結晶成長がほとん
ど起こらず、結晶成長はドライエッチングにより露出し
た基板1表面に平行な下クラッド層2上のみに起こるた
め、この成長により、矩形形状のn−InP第2埋込層
16が形成される。その後上記実施の形態1の半導体レ
ーザの製造方法と同様にn−InP第2上クラッド層8
を結晶成長させ、n側電極21、p側電極20を形成
し、へき開を行って共振器端面を形成して図2に示す半
導体レーザを得る。
ザの製造方法の主要行程を示す図であり、図において、
図2と同一符号は同一または相当する部分を示してい
る。本実施の形態2に係る半導体レーザは上記実施の形
態1において説明した半導体レーザの製造方法の図13
(a) に示す工程の後、図14(a) に示すように、第1上
クラッド層4上に<110>方向にストライプ状に伸び
る窒化シリコン膜等の絶縁膜41を形成し、これをマス
クとしてp−InP下クラッド層2、MQW活性層3、
及びn−InP第1上クラッド層4をC2 H6 とO2 ガ
スを用いたドライエッチングによりエッチングして基板
1の表面に対して側面が垂直である,幅が一定のメサス
トライプ形状部30を形成し、図14(b) に示すよう
に、上記絶縁膜41を選択成長用のマスクとして用いて
1対の第1のp−InP第1埋込層5、1対のn−In
P第2埋込層16、1対のp−InP第3埋込層7をメ
サストライプ形状部30の両側に順次結晶成長させる。
このとき、メサストライプ形状部30の側面が基板1表
面に対して垂直であり、この側面には結晶成長がほとん
ど起こらず、結晶成長はドライエッチングにより露出し
た基板1表面に平行な下クラッド層2上のみに起こるた
め、この成長により、矩形形状のn−InP第2埋込層
16が形成される。その後上記実施の形態1の半導体レ
ーザの製造方法と同様にn−InP第2上クラッド層8
を結晶成長させ、n側電極21、p側電極20を形成
し、へき開を行って共振器端面を形成して図2に示す半
導体レーザを得る。
【0029】図3(a), (b)は本願発明者が計算した,n
−InP埋込層16の高さ位置と電位との関係を示す図
で、図において図2と同一符号は同一または相当する部
分を示している。図3(a) , (b) のそれぞれにおいて、
右側は計算に用いたサンプルの構造を示し、左側は電位
の計算結果を示している。x軸は半導体レーザの幅方向
の中心からの距離を示し、y軸は基板1表面に対して垂
直な高さ位置を示している。また、z軸は電位を示して
いる。n−InP第2埋込層16の厚さは0.8μmと
し、活性層3は井戸数7のMQWで、厚さは約0.1μ
mである。図3(a) はn−InP第2埋込層16の下端
を活性層3の下端よりも0.5μmの距離だけ基板1
側、すなわち下側に配置しており、図3(b) はn−In
P第2埋込層16の下端を活性層3の下端よりも0.1
μmの距離だけ上側に配置している。従来の技術におい
て説明したように、活性層3付近の電位は閾値キャリア
密度で決まる電位に固定されるため、図3(a), (b)とも
活性層3中央付近の電位は等しいが、図3(b) では活性
層3の側面がn−InP第2埋込層16に囲まれず保護
されないため、活性層3の中央から離れた位置では右端
が下がっている。即ち、電位が上がっている。この影響
を受けてp−InP第3埋込層7の高さも下がり、即ち
電位は上がり、n−InPクラッド層8から電子がp−
InP第3埋込層7へ流入しやすくなる。これに対し
て、図3(a) では活性層3の側面がn−InP第2埋込
層16に囲まれているため、活性層3の活性層3の中央
から離れた位置では電位が上がっておらず、p−InP
第3埋込層7の電位も上がらないため、電子がn−In
Pクラッド層8からp−InP第3埋込層7へは流入し
にくい。この結果、pnpnブロック層9を貫通するリ
ーク電流は低減される。
−InP埋込層16の高さ位置と電位との関係を示す図
で、図において図2と同一符号は同一または相当する部
分を示している。図3(a) , (b) のそれぞれにおいて、
右側は計算に用いたサンプルの構造を示し、左側は電位
の計算結果を示している。x軸は半導体レーザの幅方向
の中心からの距離を示し、y軸は基板1表面に対して垂
直な高さ位置を示している。また、z軸は電位を示して
いる。n−InP第2埋込層16の厚さは0.8μmと
し、活性層3は井戸数7のMQWで、厚さは約0.1μ
mである。図3(a) はn−InP第2埋込層16の下端
を活性層3の下端よりも0.5μmの距離だけ基板1
側、すなわち下側に配置しており、図3(b) はn−In
P第2埋込層16の下端を活性層3の下端よりも0.1
μmの距離だけ上側に配置している。従来の技術におい
て説明したように、活性層3付近の電位は閾値キャリア
密度で決まる電位に固定されるため、図3(a), (b)とも
活性層3中央付近の電位は等しいが、図3(b) では活性
層3の側面がn−InP第2埋込層16に囲まれず保護
されないため、活性層3の中央から離れた位置では右端
が下がっている。即ち、電位が上がっている。この影響
を受けてp−InP第3埋込層7の高さも下がり、即ち
電位は上がり、n−InPクラッド層8から電子がp−
InP第3埋込層7へ流入しやすくなる。これに対し
て、図3(a) では活性層3の側面がn−InP第2埋込
層16に囲まれているため、活性層3の活性層3の中央
から離れた位置では電位が上がっておらず、p−InP
第3埋込層7の電位も上がらないため、電子がn−In
Pクラッド層8からp−InP第3埋込層7へは流入し
にくい。この結果、pnpnブロック層9を貫通するリ
ーク電流は低減される。
【0030】図4は図3(a), (b)において用いたサンプ
ルについて電流と光出力との関係を計算した計算値を示
す図であり、図3(a) に示したサンプルの計算値35
と、図3(b) に示したサンプルの計算値36とを比較す
ると、pnpnブロック層9を流れるリーク電流が、図
3(a) に示したサンプルのほうが、図3(b) に示したサ
ンプルに比べて少ないため、閾値が低く、スロープ効
率、即ち電流量に対する光出力の比率が高いことがわか
る。
ルについて電流と光出力との関係を計算した計算値を示
す図であり、図3(a) に示したサンプルの計算値35
と、図3(b) に示したサンプルの計算値36とを比較す
ると、pnpnブロック層9を流れるリーク電流が、図
3(a) に示したサンプルのほうが、図3(b) に示したサ
ンプルに比べて少ないため、閾値が低く、スロープ効
率、即ち電流量に対する光出力の比率が高いことがわか
る。
【0031】図15は、n−InP埋込層16の下端と
活性層3の下端との基板1表面に垂直な方向の距離Y
と、半導体レーザ全体のリーク電流との関係を示す図で
あり、距離Yについてはn−InP埋込層6の下面が活
性層3の下面よりも基板1に近づいた場合の値を正とし
ている。なお、cは本実施の形態2に係る半導体レーザ
の距離Yの範囲を、また、aは従来の半導体レーザにお
ける距離Xの範囲をぞれぞれ示している。
活性層3の下端との基板1表面に垂直な方向の距離Y
と、半導体レーザ全体のリーク電流との関係を示す図で
あり、距離Yについてはn−InP埋込層6の下面が活
性層3の下面よりも基板1に近づいた場合の値を正とし
ている。なお、cは本実施の形態2に係る半導体レーザ
の距離Yの範囲を、また、aは従来の半導体レーザにお
ける距離Xの範囲をぞれぞれ示している。
【0032】この図より距離Yの値が1±0.5である
場合のリーク電流がもっとも小さいことがわかる。ま
た、実施の形態1と比較するとリーク電流がより低減さ
れているのがわかる。これはp−InPブロック層7の
電位が低く保持されるためである。
場合のリーク電流がもっとも小さいことがわかる。ま
た、実施の形態1と比較するとリーク電流がより低減さ
れているのがわかる。これはp−InPブロック層7の
電位が低く保持されるためである。
【0033】このように本実施の形態2においては、n
−InP第2埋込層16を矩形形状とするとともに、n
−InP第2埋込層16を、その下端が活性層3の下端
よりも基板1側に位置し、かつn−InP第2埋込層1
6下端と活性層3下端との基板1表面に対する垂直方向
距離が1±0.5μmとなるよう配置したことにより、
リーク電流を低減でき、低歪で温度特性の良い半導体レ
ーザを得ることができる。
−InP第2埋込層16を矩形形状とするとともに、n
−InP第2埋込層16を、その下端が活性層3の下端
よりも基板1側に位置し、かつn−InP第2埋込層1
6下端と活性層3下端との基板1表面に対する垂直方向
距離が1±0.5μmとなるよう配置したことにより、
リーク電流を低減でき、低歪で温度特性の良い半導体レ
ーザを得ることができる。
【0034】実施の形態3.図16は本発明の実施の形
態3に係る半導体レーザの構造を示す共振器端面に平行
な断面図であり、図において図2と同一符号は同一また
は相当する部分を示している。この実施の形態3に係る
半導体レーザは上記実施の形態2に係る半導体レーザに
おいて下クラッド層2とキャリア濃度が等しいp−In
P第3埋込層7の代わりに、下クラッド層2よりもキャ
リア濃度が高い,例えばキャリア濃度が2×1018cm
-3であるp−InP第3埋込層17を用いるようにした
ものである。
態3に係る半導体レーザの構造を示す共振器端面に平行
な断面図であり、図において図2と同一符号は同一また
は相当する部分を示している。この実施の形態3に係る
半導体レーザは上記実施の形態2に係る半導体レーザに
おいて下クラッド層2とキャリア濃度が等しいp−In
P第3埋込層7の代わりに、下クラッド層2よりもキャ
リア濃度が高い,例えばキャリア濃度が2×1018cm
-3であるp−InP第3埋込層17を用いるようにした
ものである。
【0035】図5は本発明の実施の形態3に係る半導体
レーザの電位分布を示す図であり、図において、図2と
同一符号は同一または相当する部分を示している。この
図5は図3と同様に半導体レーザの高さ方向、及び幅方
向の位置と電位との関係を示した図である。
レーザの電位分布を示す図であり、図において、図2と
同一符号は同一または相当する部分を示している。この
図5は図3と同様に半導体レーザの高さ方向、及び幅方
向の位置と電位との関係を示した図である。
【0036】この実施の形態3においては下クラッド層
2よりもキャリア濃度が高いp−InPブロック層17
を用いることにより、図5に示すようにp−InP第3
埋込層17の高さが上がる。即ち、p−InP第3埋込
層17の電位が下がり、n−InP第2上クラッド層8
からの電子の流入を減らすことができる。これによりp
npnブロック層9を貫通して流れるリーク電流を低減
することができ、より低歪で温度特性の良い半導体レー
ザを得ることができる。
2よりもキャリア濃度が高いp−InPブロック層17
を用いることにより、図5に示すようにp−InP第3
埋込層17の高さが上がる。即ち、p−InP第3埋込
層17の電位が下がり、n−InP第2上クラッド層8
からの電子の流入を減らすことができる。これによりp
npnブロック層9を貫通して流れるリーク電流を低減
することができ、より低歪で温度特性の良い半導体レー
ザを得ることができる。
【0037】実施の形態4.図17は本発明の実施の形
態4に係る半導体レーザの構造を示す共振器端面に平行
な断面図であり、図において図2と同一符号は同一また
は相当する部分を示している。この実施の形態4に係る
半導体レーザは上記実施の形態2に係る半導体レーザに
おいて下クラッド層2と同じキャリア濃度のp−InP
第1埋込層5の代わりに、下クラッド層2よりもキャリ
ア濃度が高い,例えばキャリア濃度が2×1018cm-3
であるp−InP第1埋込層15を用いるようにしたも
のである。
態4に係る半導体レーザの構造を示す共振器端面に平行
な断面図であり、図において図2と同一符号は同一また
は相当する部分を示している。この実施の形態4に係る
半導体レーザは上記実施の形態2に係る半導体レーザに
おいて下クラッド層2と同じキャリア濃度のp−InP
第1埋込層5の代わりに、下クラッド層2よりもキャリ
ア濃度が高い,例えばキャリア濃度が2×1018cm-3
であるp−InP第1埋込層15を用いるようにしたも
のである。
【0038】この実施の形態4においては下クラッド層
2よりもキャリア濃度が高いp−InP第1埋込層15
を用いることによりp−InP第1埋込層15の電位が
下がることにより、p−InP第1埋込層15から電子
が溢れだしにくくなり、電子の流出を減らすことがで
き、これによりpnpnブロック層9を貫通して流れる
リーク電流を低減することができ、より低歪で温度特性
の良い半導体レーザを得ることができる。
2よりもキャリア濃度が高いp−InP第1埋込層15
を用いることによりp−InP第1埋込層15の電位が
下がることにより、p−InP第1埋込層15から電子
が溢れだしにくくなり、電子の流出を減らすことがで
き、これによりpnpnブロック層9を貫通して流れる
リーク電流を低減することができ、より低歪で温度特性
の良い半導体レーザを得ることができる。
【0039】なお、上記実施の形態4においては、実施
の形態2に係る半導体レーザのp−InP第2埋込層の
キャリア濃度を下クラッド層のキャリア濃度よりも高い
ものとした場合について説明したが、本発明は上記実施
の形態3に係る半導体レーザにおいてp−InP第2埋
込層のキャリア濃度を下クラッド層のキャリア濃度より
も高いものとしたものであってもよく、このような場合
においても上記実施の形態4と同様の効果を奏する。
の形態2に係る半導体レーザのp−InP第2埋込層の
キャリア濃度を下クラッド層のキャリア濃度よりも高い
ものとした場合について説明したが、本発明は上記実施
の形態3に係る半導体レーザにおいてp−InP第2埋
込層のキャリア濃度を下クラッド層のキャリア濃度より
も高いものとしたものであってもよく、このような場合
においても上記実施の形態4と同様の効果を奏する。
【0040】また、上記実施の形態1ないし4において
は、ファブリペロー型半導体レーザを用いた場合につい
て説明したが、本発明は分布帰還型半導体レーザであっ
てもよく、このような場合においても上記実施の形態1
ないし4と同様の効果を奏する。
は、ファブリペロー型半導体レーザを用いた場合につい
て説明したが、本発明は分布帰還型半導体レーザであっ
てもよく、このような場合においても上記実施の形態1
ないし4と同様の効果を奏する。
【0041】また、上記実施の形態1ないし4において
は、InP系の材料からなる半導体レーザを用いた場合
について説明したが、本発明は他の材料系からなる半導
体レーザであってもよく、このような場合においても上
記実施の形態1ないし4と同様の効果を奏する。
は、InP系の材料からなる半導体レーザを用いた場合
について説明したが、本発明は他の材料系からなる半導
体レーザであってもよく、このような場合においても上
記実施の形態1ないし4と同様の効果を奏する。
【0042】また、上記実施の形態1ないし4において
は、基板の導電型をp型とした場合について説明した
が、本発明は上記実施の形態1ないし4に係る半導体レ
ーザにおいて基板をn型とし、導電型がn型の半導体層
をp型に、また導電型がp型の半導体層をn型としたも
のであってもよく、このような場合においても上記実施
の形態1ないし4と同様の効果を奏する。
は、基板の導電型をp型とした場合について説明した
が、本発明は上記実施の形態1ないし4に係る半導体レ
ーザにおいて基板をn型とし、導電型がn型の半導体層
をp型に、また導電型がp型の半導体層をn型としたも
のであってもよく、このような場合においても上記実施
の形態1ないし4と同様の効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1導
電型半導体基板上に順次配置された第1導電型下クラッ
ド層、活性層、及び第1の第2導電型上クラッド層から
なるメサストライプ形状部と、該メサストライプ形状部
の両側に該メサストライプ形状部に対して対称に配置さ
れた第1導電型半導体層からなる1対の第1埋込層と、
該1対の第1埋込層上に、上記メサストライプ形状部に
対して所定の間隔を隔ててそれぞれ配置された、上記メ
サストライプ形状部に向かい合う面同士の間隔が基板側
に向かうにつれて広がっており、上記メサストライプ形
状部に向かい合う面の上端が活性層の下端よりも0.5
±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体層
からなる1対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を覆
うように配置された第1導電型半導体層からなる1対の
第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び上記メサストラ
イプ形状部上に配置された第2の第2導電型上クラッド
層と、該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそ
れぞれ形成された電極とを備えるようにしたから、第1
埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2導電
型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリーク電
流を低減させて、半導体レーザ全体のリーク電流を低減
させることができ、低歪で、温度特性に優れた半導体レ
ーザを提供できる効果がある。
電型半導体基板上に順次配置された第1導電型下クラッ
ド層、活性層、及び第1の第2導電型上クラッド層から
なるメサストライプ形状部と、該メサストライプ形状部
の両側に該メサストライプ形状部に対して対称に配置さ
れた第1導電型半導体層からなる1対の第1埋込層と、
該1対の第1埋込層上に、上記メサストライプ形状部に
対して所定の間隔を隔ててそれぞれ配置された、上記メ
サストライプ形状部に向かい合う面同士の間隔が基板側
に向かうにつれて広がっており、上記メサストライプ形
状部に向かい合う面の上端が活性層の下端よりも0.5
±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体層
からなる1対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を覆
うように配置された第1導電型半導体層からなる1対の
第3埋込層と、該1対の第3埋込層及び上記メサストラ
イプ形状部上に配置された第2の第2導電型上クラッド
層と、該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそ
れぞれ形成された電極とを備えるようにしたから、第1
埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2導電
型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリーク電
流を低減させて、半導体レーザ全体のリーク電流を低減
させることができ、低歪で、温度特性に優れた半導体レ
ーザを提供できる効果がある。
【0044】また、この発明によれば、第1導電型半導
体基板上に順次配置された第1導電型下クラッド層と、
活性層と、第1の第2導電型上クラッド層とからなるメ
サストライプ形状部と、該メサストライプ形状部の両側
に該メサストライプ形状部に対して対称に配置された第
1導電型半導体層からなる1対の第1埋込層と、該1対
の第1埋込層上に、それぞれ上記メサストライプ形状部
に対して所定の間隔を隔てて配置された、断面形状が矩
形であり、その下端が活性層の下端よりも1±0.5μ
m基板側に位置している第2導電型半導体層からなる1
対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を覆うように配
置された第1導電型半導体層からなる1対の第3埋込層
と、該1対の第3埋込層及び上記メサストライプ形状部
上に配置された第2の第2導電型上クラッド層と、該第
2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそれぞれ形成
された電極とを備えるようにしたから、第1埋込層、第
2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2導電型上クラッ
ド層からなるブロック層を貫通するリーク電流を低減さ
せて、半導体レーザ全体のリーク電流を低減させること
ができ、低歪で、温度特性に優れた半導体レーザを提供
できる効果がある。
体基板上に順次配置された第1導電型下クラッド層と、
活性層と、第1の第2導電型上クラッド層とからなるメ
サストライプ形状部と、該メサストライプ形状部の両側
に該メサストライプ形状部に対して対称に配置された第
1導電型半導体層からなる1対の第1埋込層と、該1対
の第1埋込層上に、それぞれ上記メサストライプ形状部
に対して所定の間隔を隔てて配置された、断面形状が矩
形であり、その下端が活性層の下端よりも1±0.5μ
m基板側に位置している第2導電型半導体層からなる1
対の第2埋込層と、該1対の第2埋込層を覆うように配
置された第1導電型半導体層からなる1対の第3埋込層
と、該1対の第3埋込層及び上記メサストライプ形状部
上に配置された第2の第2導電型上クラッド層と、該第
2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそれぞれ形成
された電極とを備えるようにしたから、第1埋込層、第
2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2導電型上クラッ
ド層からなるブロック層を貫通するリーク電流を低減さ
せて、半導体レーザ全体のリーク電流を低減させること
ができ、低歪で、温度特性に優れた半導体レーザを提供
できる効果がある。
【0045】また、この発明によれば、上記第3埋込層
のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層のキャリ
ア濃度より高くしたから、第3埋込層の電位が下がり、
第1埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2
導電型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリー
ク電流を低減させることができ、低歪で、温度特性に優
れた半導体レーザを提供できる効果がある。
のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層のキャリ
ア濃度より高くしたから、第3埋込層の電位が下がり、
第1埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2
導電型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリー
ク電流を低減させることができ、低歪で、温度特性に優
れた半導体レーザを提供できる効果がある。
【0046】また、この発明によれば、上記第1埋込層
のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層のキャリ
ア濃度より高くしたから、第1埋込層の電位が下がり、
第1埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2
導電型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリー
ク電流を低減させることができ、低歪で、温度特性に優
れた半導体レーザを提供できる効果がある。
のキャリア濃度を上記第1導電型下クラッド層のキャリ
ア濃度より高くしたから、第1埋込層の電位が下がり、
第1埋込層、第2埋込層、第3埋込層、及び第2の第2
導電型上クラッド層からなるブロック層を貫通するリー
ク電流を低減させることができ、低歪で、温度特性に優
れた半導体レーザを提供できる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る半導体レーザ
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る半導体レーザ
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る半導体レーザ
の電位分布を示す図である。
の電位分布を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る半導体レーザ
のn−InP第2埋込層の位置と電流−光出力特性の関
係を示す図である。
のn−InP第2埋込層の位置と電流−光出力特性の関
係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る半導体レーザ
の電位分布を示す図である。
の電位分布を示す図である。
【図6】 従来の半導体レーザの構造を示す断面図であ
る。
る。
【図7】 従来のサイリスタ構造のバンド構造を示す図
である。
である。
【図8】 従来の半導体レーザのバンド構造を示す図で
ある。
ある。
【図9】 従来の半導体レーザの電流分布を示す図であ
る。
る。
【図10】 従来の半導体レーザの電子電流の分布を示
す図である。
す図である。
【図11】 従来の他の半導体レーザの電流分布を示す
図である。
図である。
【図12】 この発明の実施の形態1に係る半導体レー
ザのn−InP第2埋込層の位置とリーク電流との関係
を示す図である。
ザのn−InP第2埋込層の位置とリーク電流との関係
を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1に係る半導体レー
ザの製造方法を示す断面図である。
ザの製造方法を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態2に係る半導体レー
ザの製造方法の主要工程を示す断面図である。
ザの製造方法の主要工程を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態2に係る半導体レー
ザのn−InP第2埋込層の位置とリーク電流との関係
を示す図である。
ザのn−InP第2埋込層の位置とリーク電流との関係
を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態3に係る半導体レー
ザの構造を示す断面図である。
ザの構造を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態4に係る半導体レー
ザの構造を示す断面図である。
ザの構造を示す断面図である。
1 p−InP基板、2 p−InP下クラッド層、3
MQW活性層、4 n−InP第1上クラッド層、5
p−InP第1埋込層、6 n−InP第2埋込層、
7 p−InP第3埋込層、8 n−InP第2上クラ
ッド層、9 pnpnブロック層、15 p−InP第
1埋込層、16 n−InP第2埋込層、17 p−I
nP第3埋込層、20 p側電極、21 n側電極、3
0 メサストライプ形状部、40,41 絶縁膜、50
p型半導体層、51 n型半導体層。
MQW活性層、4 n−InP第1上クラッド層、5
p−InP第1埋込層、6 n−InP第2埋込層、
7 p−InP第3埋込層、8 n−InP第2上クラ
ッド層、9 pnpnブロック層、15 p−InP第
1埋込層、16 n−InP第2埋込層、17 p−I
nP第3埋込層、20 p側電極、21 n側電極、3
0 メサストライプ形状部、40,41 絶縁膜、50
p型半導体層、51 n型半導体層。
Claims (4)
- 【請求項1】 第1導電型半導体基板上に順次配置され
た第1導電型下クラッド層、活性層、及び第1の第2導
電型上クラッド層からなるメサストライプ形状部と、 該メサストライプ形状部の両側に該メサストライプ形状
部に対して対称に配置された第1導電型半導体層からな
る1対の第1埋込層と、 該1対の第1埋込層上に、上記メサストライプ形状部に
対して所定の間隔を隔ててそれぞれ配置された、上記メ
サストライプ形状部に向かい合う面同士の間隔が基板側
に向かうにつれて広がっており、上記メサストライプ形
状部に向かい合う面の上端が活性層の下端よりも0.5
±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体層
からなる1対の第2埋込層と、 該1対の第2埋込層を覆うように配置された第1導電型
半導体層からなる1対の第3埋込層と、 該1対の第3埋込層及び上記メサストライプ形状部上に
配置された第2の第2導電型上クラッド層と、 該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそれぞれ
形成された電極とを備えたことを特徴とする半導体レー
ザ。 - 【請求項2】 第1導電型半導体基板上に順次配置され
た第1導電型下クラッド層と、活性層と、第1の第2導
電型上クラッド層とからなるメサストライプ形状部と、 該メサストライプ形状部の両側に該メサストライプ形状
部に対して対称に配置された第1導電型半導体層からな
る1対の第1埋込層と、 該1対の第1埋込層上に、それぞれ上記メサストライプ
形状部に対して所定の間隔を隔てて配置された、断面形
状が矩形形状であり、その下端が活性層の下端よりも1
±0.5μm基板側に位置している第2導電型半導体層
からなる1対の第2埋込層と、 該1対の第2埋込層を覆うように配置された第1導電型
半導体層からなる1対の第3埋込層と、 該1対の第3埋込層及び上記メサストライプ形状部上に
配置された第2の第2導電型上クラッド層と、 該第2の上クラッド層上と上記基板の裏面上にそれぞれ
形成された電極とを備えたことを特徴とする半導体レー
ザ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の半導体レーザにおい
て、 上記第3埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラ
ッド層のキャリア濃度より高くしたことを特徴とする半
導体レーザ。 - 【請求項4】 請求項2に記載の半導体レーザにおい
て、 上記第1埋込層のキャリア濃度を上記第1導電型下クラ
ッド層のキャリア濃度より高くしたことを特徴とする半
導体レーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22905697A JPH1168232A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22905697A JPH1168232A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 半導体レーザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1168232A true JPH1168232A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16886059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22905697A Pending JPH1168232A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1168232A (ja) |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22905697A patent/JPH1168232A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050425 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051206 |