JPH1168443A - ディジタルビームフォーミングアンテナ装置 - Google Patents

ディジタルビームフォーミングアンテナ装置

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JPH1168443A
JPH1168443A JP21672397A JP21672397A JPH1168443A JP H1168443 A JPH1168443 A JP H1168443A JP 21672397 A JP21672397 A JP 21672397A JP 21672397 A JP21672397 A JP 21672397A JP H1168443 A JPH1168443 A JP H1168443A
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antenna
digital signal
rev
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signal
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JP21672397A
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English (en)
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Rumiko Yonezawa
ルミ子 米澤
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Isamu Chiba
勇 千葉
Takashi Kataki
孝至 片木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの素子数が非常に多い場合にも、ビ
ームの形成と同時に随時、アレーアンテナ素子の振幅位
相の補正を精度よく、または簡易に、リアルタイムに行
うことが可能なディジタルビームフォーミングアンテナ
装置を得る。 【解決手段】 所望のビームを形成するM個のビームフ
ォーマ13,14,15から各素子アンテナ1の各ディ
ジタル信号に複素ウェイトの値を掛け合わせたビーム走
査位相データを取り込み、上記各ディジタル信号に与え
るべき複素ウェイトの振幅位相値の補正量を算出するR
EV演算器9を有し、これらの補正量を上記各素子アン
テナの各ディジタル信号に掛け合わせるフィードバック
ループを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルビー
ムフォーミングアンテナ装置に関し、特にビーム形成と
同時に、随時ビームの補正をリアルタイムで行うことが
可能なディジタルビームフォーミングアンテナ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のフェーズドアレーアンテナ装置の
キャリブレーション方法として、例えば、“フェイズド
アレーアンテナの素子振幅位相測定法−素子電界ベクト
ル回転法−”,電子情報通信学会論文誌(B),Vo
l.J65−B,No.5,pp.555−560,
(1982年5月)に示された素子電界ベクトル回転
(Rotating Element−electri
c field Vectorを略して以下、REVと
呼ぶ)法がある。図10は従来のフェーズドアレーアン
テナ装置のキャリブレーションの原理を説明する概念図
である。ここではフェーズドアレーアンテナを送信アン
テナとして説明する。図中、1は素子アンテナ、2は分
配器、21は移相器、22は送信器である。
【0003】以下、図10〜図12を参照して、REV
法を用いた従来のフェーズドアレーアンテナ装置につい
て説明する。図10に示すフェーズドアレーアンテナ装
置の各素子アンテナの位相を移相器21により、0°か
ら360°まで回転させる。このとき、アンテナの合成
電界ベクトルEは図11に示すように各素子アンテナの
電界ベクトルの和で示すことができる。いま、任意の素
子アンテナの位相をΔだけ変化させると、図12に示す
ように位相の変化に伴って合成電力の振幅が変化する。
この合成電力の変化を測定し、上記の合成電力の最大値
を与える位相(−Δ0)、および上記の合成電力の最大
値と最小値の比(r)を求めることにより、当該素子ア
ンテナの相対振幅k,相対位相Xは次式(1),
(2),(3)により算出することができる。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、n番目の素子アンテナの相対振幅
k,相対位相Xはそれぞれk=En/E0 ,X=φn
φ0 とする。
【0006】次に、従来のフェーズドアレーアンテナの
ビーム形成技術として、例えば、“ビームスペースCM
Aアダプティブアレーアンテナ”,電子情報通信学会論
文誌(B2),Vol.J77−B2,No.3,p
p.130−138(1994年3月)に示されたディ
ジタルビームフォーミング装置を用いた方法がある。図
13は従来のディジタルビームフォーミング装置の概念
図である。
【0007】次に、図13を参照して受信時における従
来のディジタルビームフォーミング(以下、適宜、DB
Fと呼ぶ)装置を説明する。従来のDBF装置において
は、各素子アンテナ1が受信したアナログ信号をダウン
コンバータ4によって上記のアナログ信号ののったキャ
リア周波数を周波数変換した後に、A/D変換器5によ
って上記アナログ信号をディジタル信号に変換する。さ
らに、上記ディジタル信号に空間的な高速フーリエ変換
(以下、FFTと適宜呼ぶ)により所望のビームを形成
するためM個(Mは1〜M)の複素ウェイトの値を各々
掛け合わせた後に合成を行い、受信ビームを形成してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーズドアレ
ーアンテナ装置のキャリブレーションは、以上のように
各素子アンテナの位相を位相器により変化させて素子ア
ンテナの振幅位相の補正量を順次求めて行くので、アン
テナの素子数が非常に多くなる場合には、処理時間が大
きく、速度が遅くなるので、ビーム形成と同時に、随時
リアルタイムにビームの補正処理が行えない、従って、
常に周囲環境が変動する場合や、非静止衛星搭載の場合
には、適用が困難であるという課題があった。
【0009】また、従来のディジタルビームフォーミン
グ装置では、各入力のA/D変換後において初期振幅位
相を検出することはできるが、S/Nが悪く精度のよい
キャリブレーションができないという課題があった。
【0010】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、アンテナの素子数が非常に多い場合
にも、ビームの形成と同時に、随時ビームの補正をリア
ルタイムで精度よく、高速に、または簡易に、リアルタ
イムに行うことが可能なディジタルビームフォーミング
アンテナ装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、複数の素子アンテナを有し、
各素子アンテナが受信した信号をディジタル信号に変換
し、この各ディジタル信号に空間的な高速フーリエ変換
により得られる複素ウェイトの値を各々掛け合わせた後
に合成を行い、M個の受信ビームを形成する受信部と、
空間的な高速フーリエ変換により得られる複素ウェイト
の値を各素子アンテナに入力すべき各送信ディジタル信
号に掛け合わせ、この各ディジタル信号をアナログ信号
に変換して各素子アンテナに入力し、これを各素子アン
テナから放射させることで、M個の送信ビームを形成す
る送信部の、少なくとも一方を備えたディジタルビーム
フォーミングアンテナ装置において、所望のビームを形
成するM個のビームフォーマから上記の各素子アンテナ
の各ディジタル信号に複素ウェイトの値を掛け合わせた
ビーム走査位相データを取り込み、上記各ディジタル信
号に与えるべき補正位相データを算出するREV演算手
段を有し、これらの補正位相データを上記各素子アンテ
ナの各ディジタル信号に与えるフィードバックループを
設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、複数の素子アン
テナを有し、各素子アンテナが受信した信号をディジタ
ル信号に変換し、この各ディジタル信号に空間的な高速
フーリエ変換により得られる複素ウェイトの値を各々掛
け合わせた後に合成を行い、M個の受信ビームを形成す
る受信部と、空間的な高速フーリエ変換により得られる
複素ウェイトの値を各素子アンテナに入力すべき各送信
ディジタル信号に掛け合わせ、この各ディジタル信号を
アナログ信号に変換して各素子アンテナに入力し、これ
を各素子アンテナから放射させることで、M個の送信ビ
ームを形成する送信部の、少なくとも一方を備えたディ
ジタルビームフォーミングアンテナ装置において、上記
の各素子アンテナの各ディジタル信号を複数の周波数帯
域に分割して処理を行うフィルタバンクを各素子アンテ
ナ毎に設け、所望のビームを形成するM個のビームフォ
ーマから上記の分割した周波数帯域毎の各ディジタル信
号に複素ウェイトの値を掛け合わせたビーム走査位相デ
ータを取り込み、上記各ディジタル信号に与えるべき補
正位相データを算出するREV演算手段を有し、これら
の補正位相データを各素子アンテナの各ディジタル信号
に与えるフィードバックループを設けたことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3の発明は、複数の素子アン
テナを有し、各素子アンテナが受信した信号をディジタ
ル信号に変換し、この各ディジタル信号に空間的な高速
フーリエ変換により得られる複素ウェイトの値を各々掛
け合わせた後に合成を行い、M個の受信ビームを形成す
る受信部と、空間的な高速フーリエ変換により得られる
複素ウェイトの値を各素子アンテナに入力すべき各送信
ディジタル信号に掛け合わせ、この各ディジタル信号を
アナログ信号に変換して各素子アンテナに入力し、これ
を各素子アンテナから放射させることで、M個の送信ビ
ームを形成する送信部の、少なくとも一方を備えたディ
ジタルビームフォーミングアンテナ装置において、所望
のビームを形成するM個のビームフォーマの特定の1つ
で、ビーム走査位相データの他に各素子アンテナについ
て3個以上の位相データを新たに発生させ、これらの位
相データを取り込み、各素子アンテナに対応する各信号
に与えるべき補正位相データを算出するREV演算手段
を有し、これらの補正位相データを各素子アンテナの信
号に与えるフィードバックループを設けたことを特徴と
する。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
ディジタルビームフォーミングアンテナ装置において、
各素子アンテナの各ディジタル信号に与えるべきREV
演算手段の算出した補正位相データを変調信号に与え、
所望のビームを形成するM個のビームフォーマからビー
ム走査位相データを取り込み補正位相データを算出する
REV演算手段では、初期値データ及び上記ビーム走査
位相データをデモジュレータを介して取り込む構成を有
することを特徴とする。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項1記載の
ディジタルビームフォーミングアンテナ装置において、
素子アンテナをまとめて複数個の子アンテナとし、子ア
ンテナ毎に補正位相データを算出し、同じ子アンテナ内
の素子アンテナについては同じ振幅位相の補正を行うよ
う構成したことを特徴とする。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1記載の
ディジタルビームフォーミングアンテナ装置において、
複数の素子アンテナ毎のディジタル信号に与えるべきR
EV演算手段の算出した補正位相データを受けるREV
専用メモリを併設したキャリブレーションデータメモリ
を各素子アンテナ毎に設け、且つ上記REV専用メモリ
と上記REV演算手段との間にREV専用回線を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のディジタルビームフォ
ーミングアンテナ装置。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成ブロック図である。REV(素子電界ベクトル回転)
演算器9を組み込んだディジタルビームフォーミングア
ンテナ装置の例を示すもので、複数の各ポート(素子ア
ンテナ)の信号(xn :n=1〜N)それぞれに複素ウ
ェイトを与えて合成を行い所望のビームを形成する際
に、同時に随時フィードバックループによって、上記ビ
ームを形成する時に既に求めた各素子アンテナの振幅位
相と合成電力のデータを用いて補正位相データを算出し
各ポート(素子アンテナ)の信号に与えるよう構成した
ものである。図中、1は素子アンテナ、2は分配器、3
はローカルシグナル発振器、4はダウンコンバータまた
はアップコンバータ、5はA/D変換器またはD/A変
換器、6はキャリブレーションデータメモリ、7はFF
TまたはDFT演算部、9はREV演算器、10a,1
0bはREV演算ループ、12はビーム出力ポート、1
3,14,15はビームフォーマ、19は初期値データ
設定回路である。
【0018】以下、受信時の動作を対象に説明する。複
数の素子アンテナ1で受信された信号はダウンコンバー
タ4において適切な周波数変換を行った後、それぞれA
/D変換器5によってディジタル信号に変換される。デ
ィジタル信号に変換された信号はFFT演算部7の中で
M個のビームフォーマによって適切なビーム走査位相デ
ータが与えられ、合成されて所望のM個のマルチビーム
がビームフォーマの出力ポートより出力される。このと
き、M個の各ビームフォーマからREV演算ループ10
aを介して、上記REV演算器9は、上記ビーム走査位
相データを取り込み、それぞれの素子アンテナの補正位
相データを算出し、REV演算ループ10bを介して各
素子アンテナのキャリブレーションデータメモリ6にこ
れを与えてビームを補正する。
【0019】図2はこの実施の形態1の受信時の動作を
説明するフローチャートである。先ず、ステップ1で
は、各素子アンテナ1からの受信信号x1 〜xN を取り
込み、キャリブレーションデータメモリ6を介して、そ
れぞれを初期値データとして初期値データ設定回路19
を経てREV演算器9に与えるとともに、M個のビーム
フォーマに与える。
【0020】次いで、ステップ2では、各ビームフォー
マにおいて各ポート(素子アンテナ)からの入力に各ビ
ーム走査位相データを与え、合成する。
【0021】次いで、ステップ3では、各ビームフォー
マのビーム出力ポート12からマルチビームを出力す
る。ここで、出力されたマルチビーム出力のビーム形状
に問題がないかを判断し、問題がなければ終了する。問
題があれば、ステップ4に進み、キャリブレーション工
程に進む。
【0022】ステップ4では、ビーム走査位相データを
加えた各素子アンテナの電界ベクトルのデータをREV
演算器9に取り込む。
【0023】次いで、ステップ5では、ステップ4で取
り込んだ各素子アンテナの電界ベクトルのデータを用い
てREV演算を行い、補正位相データを算出する。
【0024】最後に、ステップ6では、ステップ5で算
出した補正位相データを各素子アンテナのキャリブレー
ションデータメモリ6に与え、受信信号x1 〜xN に与
える。
【0025】上記のREV演算器9におけるREV演算
について説明する。既に説明したように、ディジタル信
号に変換された信号はFFT演算部7の中でM個のビー
ムフォーマによって適切なビーム走査位相データが与え
られ、合成されて所望のM個のマルチビームがビームフ
ォーマの出力ポートより出力される。このとき、REV
演算ループ10aを介して、ビーム走査位相データがR
EV演算器9にフィードバックし、以下に示すREV演
算が行われる。複数の素子アンテナの任意の素子アンテ
ナの位相をφだけ変化させたときの合成電力の値E1 は
式(4)のように示される。この位相φと合成電力値E
1 の関係はFFT演算部7によって得られるデータによ
り算出することができる。
【0026】
【数2】
【0027】図3は、このn番目の素子アンテナの位相
φの変動に対する合成電力|E12 の変動特性を示し
たものである。この関係を用いて従来例に示したと同様
の計算により、任意の素子アンテナの振幅位相を決定す
る。さらにここで決定された振幅位相を用いて、ビーム
を所望の方向に走査するのに最適な位相データを算出
し、REV演算ループ10bを介して各素子アンテナに
対応するキャリブレーションデータメモリ6に、これを
与えることによりビームを補正する。
【0028】このように、複数の素子アンテナ毎のディ
ジタル信号に、高速フーリエ変換により各信号にウェイ
トを与えて合成を行いビームを形成する際に、所望のビ
ームを形成するM個のビームフォーマからのフィードバ
ックループによって、ビームの形成に用いた素子アンテ
ナの振幅位相データを用いて補正位相データを高速に算
出することができるので、ビームの形成と同時に、随時
ビームの補正をリアルタイムで、精度よく、高速に行う
ことができる。
【0029】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2を示す構成ブロック図である。REV(素子電界ベ
クトル回転)演算器9を組み込んだディジタルビームフ
ォーミングアンテナ装置の例を示すもので、各ポート
(素子アンテナ)からの入力(xn :n=1〜N)にそ
れぞれのビーム走査位相データを加えて合成し、所望の
M個のマルチビームを形成するものである。図中、16
はフィルタバンクであり、各ポート(素子アンテナ)か
らの入力をそれぞれ複数の周波数帯域に分割して処理を
行うために、f1,f2,‥,fnのそれぞれの周波数
に対応したフィルタを有している。
【0030】実施の形態1では、信号が狭帯域の場合を
対象として、1つの周波数帯域について受信または送信
を行うものであったが、本実施の形態2では、信号が広
帯域の場合を対象として、上記のフィルタバンク16を
設けることにより、複数の周波数帯域に分けて受信また
は送信を行うもので、それぞれについてキャリブレーシ
ョンを行う構成としたのものである。
【0031】このように、複数の素子アンテナ毎の信号
をディジタル信号に変換し、各信号にウェイトを与えて
合成を行いビームを形成する際に、上記各素子の信号を
ディジタル変換した後に、複数の周波数帯域に分割して
処理を行うフィルタバンクを設け、REV演算を行うた
めのフィードバックループにおいて検出される合成電力
の変化を用いて、上記フィルタバンクの各フィルタの帯
域毎に補正位相データを算出し、各フィルタに接続され
たキャリブレーションデータメモリ6(図示していな
い)に上記の補正位相データを与えて、ある帯域をもつ
信号のそれぞれの周波数に対してアンテナビームの補正
を行うことができる。それによって、広帯域をもつ信号
に対して、ビームの形成と同時に、随時ビームの補正を
リアルタイムで、精度よく、高速に行うことが可能なデ
ィジタルビームフォーミングアンテナ装置を得ることが
できる。
【0032】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す構成ブロック図である。これまでの実施の形
態では、所望のビームを形成するM個のビームフォーマ
の全てから、ビーム形成に用いるビーム走査位相データ
をREV演算器9に取り込み、REV演算を行っていた
が、本実施の形態では、所望のビームを形成するM個の
ビームフォーマの特定の1つ(m番目)のみで、ビーム
形成に用いるビーム走査位相データの他にREV演算に
用いる各素子アンテナについて3個以上の位相データを
発生させ、これらをREV演算器9に取り込みREV演
算を行うものである。
【0033】このように、複数の素子アンテナ毎の信号
にウェイトを与えて合成を行いビームを形成する際に、
フィードバックループによって、任意の1つのビームフ
ォーマにおいてのみ発生させたREV演算に用いる各素
子アンテナについて3個以上の位相データをREV演算
器9に取り込み、各素子アンテナの補正位相データを算
出し、これらを複数の素子アンテナ毎の信号にに与える
ことにより、アンテナビームの補正をリアルタイムに行
うことができる。この場合、所望のビームを形成するM
個のビームフォーマの全てからビーム走査用位相データ
をREV演算器9に取り込んでREV演算を行うのに比
べ、フィードバックループが簡素化できる。
【0034】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4を示す構成ブロック図である。本実施の形態は、信
号が変調信号である場合も、実施の形態1と同様の効果
を得るものである。以下信号が変調信号でありその受信
時の構成と動作について説明する。図中、18はデモジ
ュレータである。その他の構成は実施の形態1と同様で
ある。複数の素子アンテナ1で受信された変調信号はダ
ウンコンバータ4において適切な周波数変換を行った
後、それぞれA/D変換器5によってディジタル信号に
変換される。ディジタル信号に変換された変調信号はF
FT演算部7でM個のビームフォーマによって適切なビ
ーム走査位相データを得て合成され所望のM個のビーム
がビームフォーマの出力ポートより出力される。一方、
上記M個の各ビームフォーマからREV演算ループ10
aを介して、上記ビーム走査位相データを上記REV演
算器9に取り込む際に、デモジュレータ18bを経由さ
せている。また、上記REV演算器9に初期値データを
設定する際にも、デモジュレータ18aを経由させてい
る。REV演算器9は実施の形態1と同様に、それぞれ
の素子アンテナの補正位相データを算出し、これらをR
EV演算ループ10b,各素子アンテナのキャリブレー
ションデータメモリ6を介して各素子アンテナの変調信
号のディジタル信号に与えてビームを補正する。
【0035】このように、信号が変調信号の場合も、フ
ィードバックループを構成するREV演算器に初期値デ
ータを設定する際に、及びM個の各ビームフォーマから
REV演算ループ10aを介して上記ビーム走査位相デ
ータを上記REV演算器9に取り込む際に、デモジュレ
ータを経由させてREV演算を行い、REV演算器9の
出力である補正位相データを各素子アンテナに対応した
キャリブレーションデータメモリ6を介して変調信号の
ディジタル信号に与えることにより、実施の形態1と同
様に、ビームの形成と同時に、随時ビームの補正をリア
ルタイムで行うことができる。
【0036】なお、以上は受信の場合の構成と動作につ
いて説明したが、送信の場合は、キャリア信号への変調
をビームの形成と同時に行うよう構成することにより、
同様の効果を得ることができる。
【0037】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5を示す構成ブロック図である。図中、20はサブア
レーキャリブレーションデータメモリである。その他の
構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1では、
複数の素子アンテナを有し、所望のビームを形成すると
同時に、複数の素子アンテナに対応してそれぞれ補正位
相データを算出し、複数の素子アンテナ対応して設けた
キャリブレーションデータメモリ6に随時、補正位相デ
ータを与えて、ビームの補正を行うものであったが、本
実施の形態では、素子アンテナをまとめて複数の子アン
テナとし、子アンテナ毎に一定の補正位相データを算出
し、子アンテナを構成する各素子アンテナには同一の補
正位相を与えてビームの補正を行うものである。
【0038】このように、素子アンテナをまとめて子ア
ンテナとし、子アンテナ毎に補正位相データを算出する
ことで、アンテナの素子数が非常に多い場合も、ビーム
の形成と同時に、随時ビームの補正をリアルタイムで、
簡易に行うことができる。
【0039】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6を示す構成ブロック図である。図中、17はREV
専用メモリ、6aはREV専用メモリ17を併設したキ
ャリブレーションデータメモリ、11a,11bはRE
V専用メモリ17とREV演算器9との間に設けたRE
V専用回線である。その他の構成は実施の形態1と同様
である。実施の形態1では、複数の素子アンテナ毎のデ
ィジタル信号に、高速フーリエ変換により各信号にウェ
イトを与えて合成しビームを形成すると同時に、随時、
所望のビームを形成するM個のビームフォーマを取り込
み、補正位相を算出し、これを複数の素子アンテナ毎の
ディジタル信号に与えることにより、ビームの補正をリ
アルタイムに行うものであるが、本実施の形態も、ビー
ムを形成すると同時に、所望のビームを形成と、キャリ
ブレーションとの干渉を無くすよう回路を分離して設計
自由度を大きくしたものである。即ち、所望のビームを
形成する構成と動作は凡そ実施の形態1と同様であり、
キャリブレーションデータメモリ6の代わりに、REV
専用メモリ17を併設したキャリブレーションデータメ
モリ6aを用いている点が異なる。
【0040】次に、主としてキャリブレーション関連に
ついて説明する。先ず、各素子アンテナに対応する信号
(xn :n=1〜N)をキャリブレーションデータメモ
リ6aに取り込み、ビームフォーマにおいて所望のビー
ムを形成する。一方、同じく信号(xn :n=1〜N)
をREV専用メモリ17に取り込み、REV専用回線1
1aを介して初期値データをREV演算器9に設定す
る。さらに、このREV演算器9はM個の各ビームフォ
ーマからのフィードバックによりREV演算ループ10
aを介してビーム走査用位相データを取り込み、REV
演算を行い、その結果の補正位相データをREV専用回
線11bを介してREV専用メモリ17に取り込み、キ
ャリブレーションデータメモリ6aに受け渡す。従っ
て、キャリブレーションデータメモリ6aは、ビーム形
成のため各素子アンテナに対応する信号と、キャリブレ
ーションのためフィードバックループによりREV演算
器9の出力の補正位相データが与えられ、結果としてビ
ーム形成と同時に、随時リアルタイムにビームの補正が
行われる。また、REV専用メモリ17は、REV専用
回線11aを介して、REV演算器9に各素子アンテナ
に対応する信号の初期値データを設定し、REV演算結
果をREV専用回線11bを介して取り込み、キャリブ
レーションデータメモリ6aに受け渡しというREV演
算器を専任に受け持つ。
【0041】このように、REV専用メモリ17を併設
したキャリブレーションデータメモリ11を設け、RE
V専用メモリ17はREV演算器との間にREV演算専
用回線をもうけることにより、ビームの形成と同時に、
随時ビームの補正をリアルタイムで、精度よく、高速に
行うことができ、且つビームの形成とキャリブレーショ
ンとの干渉を避け、ビーム形成とキャリブレーションと
の干渉対策について設計自由度が大きくなるという効用
がある。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
複数の素子アンテナ毎のディジタル信号に、高速フーリ
エ変換により各信号にウェイトを与えて合成を行いビー
ムを形成する際に、所望のビームを形成するM個のビー
ムフォーマからのフィードバックループによって、ビー
ムの形成に用いた素子アンテナの振幅位相データを用い
て補正位相データを高速に算出することができるので、
ビームの形成と同時に、随時ビームの補正をリアルタイ
ムで、精度よく、高速に行うことが可能なディジタルビ
ームフォーミングアンテナ装置を得ることができる。
【0043】また、請求項2の発明によれば、複数の素
子アンテナ毎のディジタル信号に、高速フーリエ変換に
より各信号にウェイトを与えて合成を行いビームを形成
する際に、上記の各素子アンテナの各ディジタル信号を
複数の周波数帯域に分割して処理を行うフィルタバンク
を各素子アンテナ毎に設け、所望のビームを形成するM
個のビームフォーマからのフィードバックループによっ
て、上記フィルタバンクの各フィルタに対応する周波数
帯域毎にビームの形成に用いた素子アンテナの振幅位相
データを用いて補正位相データを高速に算出することが
できるので、信号が広帯域の場合も、ビームの形成と同
時に、随時ビームの補正をリアルタイムで、精度よく、
高速に行うことが可能なディジタルビームフォーミング
アンテナ装置を得ることができる。
【0044】また、請求項3の発明によれば、複数の素
子アンテナ毎のディジタル信号に、高速フーリエ変換に
より各信号にウェイトを与えて合成を行いビームを形成
する際に、所望のビームを形成するM個のビームフォー
マの特定の1個のビームフォーマのみからのフィードバ
ックループによって、上記特定の1個で新たに発生させ
た各素子アンテナについて3個以上の振幅位相データを
用いて補正位相データを簡易に算出することができるの
で、ビームの形成と同時に、随時ビームの補正をリアル
タイムで、簡易に行うことが可能なディジタルビームフ
ォーミングアンテナ装置を得ることができる。
【0045】また、請求項4の発明によれば、請求項1
記載のディジタルビームフォーミングアンテナ装置にお
いて、各素子アンテナの各ディジタル信号に与えるべき
REV演算手段の算出した補正位相データを変調信号に
与え、所望のビームを形成するM個のビームフォーマか
らビーム走査位相データを取り込み補正位相データを算
出するREV演算手段では、初期値データ及び上記ビー
ム走査位相データをデモジュレータを介して取り込む構
成としたので、信号が変調信号の場合も、ビームの形成
と同時に、随時ビームの補正をリアルタイムで、高速に
行うことが可能なディジタルビームフォーミングアンテ
ナ装置を得ることができる。
【0046】また、請求項5の発明によれば、請求項1
記載のディジタルビームフォーミングアンテナ装置にお
いて、素子アンテナをまとめて複数個の子アンテナと
し、子アンテナ毎に補正位相データを算出し、同じ子ア
ンテナ内の素子アンテナについては同様の振幅位相の補
正を行うよう構成したので、アンテナの素子数が非常に
多い場合も、ビームの形成と同時に、随時ビームの補正
をリアルタイムで、簡易に、行うことが可能なディジタ
ルビームフォーミングアンテナ装置を得ることができ
る。
【0047】また、請求項6の発明によれば、請求項1
記載のディジタルビームフォーミングアンテナ装置にお
いて、複数の素子アンテナ毎のディジタル信号に与える
べきREV演算手段の算出した補正位相データを受ける
REV専用メモリを併設したキャリブレーションデータ
メモリを各素子アンテナ毎に設け、かつ上記REV専用
メモリとREV演算手段との間にREV専用回線を備え
たことにより、ビームの形成と同時に、随時ビームの補
正をリアルタイムで、精度よく、高速に行うことがで
き、且つビームの形成とキャリブレーションとの干渉を
避けたディジタルビームフォーミングアンテナ装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成ブロック
図である。
【図2】 図1の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】 実施の形態1の素子アンテナの位相と合成電
力の振幅変動の関係を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す構成ブロック
図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す構成ブロック
図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す構成ブロック
図である。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す構成ブロック
図である。
【図8】 この発明の実施の形態6を示す構成ブロック
図である。
【図9】 従来のフェーズドアレーアンテナ装置を示す
概念図である。
【図10】 従来のフェーズドアレーアンテナ装置の移
相器の設定量と合成電力の振幅変動の関係を説明する図
である。
【図11】 フェーズドアレーアンテナ装置の素子電界
ベクトルと合成電界ベクトルの関係を説明する図であ
る。
【図12】 従来のディジタルビームフォーミングアン
テナ装置を示す概念図である。
【符号の説明】
1 素子アンテナ、2 分配器、3 ローカルシグナル
発振器、4 ダウンコンバータまたはアップコンバー
タ、5 A/D変換器またはD/A変換器、6キャリブ
レーションデータメモリ、6a REV専用メモリ17
を併設したキャリブレーションデータメモリ、7 FF
TまたはDFT演算部、9 REV演算器、9a RE
V演算器、9b REV演算器、10a,10b RE
V演算ループ、11a,11b REV専用回線、12
ビーム出力ポート、13 ビームフォーマ1、14
ビームフォーマm、14a ビームフォーマm、14b
ビームフォーマm、15 ビームフォーマM、16 フ
ィルタバンク、17 REV専用メモリ、18a,18
b デモジュレータ、19 初期値データ設定回路、2
0 サブアレーキャリブレーションデータメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片木 孝至 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素子アンテナを有し、 各素子アンテナが受信した信号をディジタル信号に変換
    し、この各ディジタル信号に空間的な高速フーリエ変換
    により得られる複素ウェイトの値を各々掛け合わせた後
    に合成を行い、M個の受信ビームを形成する受信部と、 空間的な高速フーリエ変換により得られる複素ウェイト
    の値を各素子アンテナに入力すべき各送信ディジタル信
    号に掛け合わせ、この各ディジタル信号をアナログ信号
    に変換して各素子アンテナに入力し、これを各素子アン
    テナから放射させることで、M個の送信ビームを形成す
    る送信部の、少なくとも一方を備えたディジタルビーム
    フォーミングアンテナ装置において、 所望のビームを形成するM個のビームフォーマから上記
    の各素子アンテナの各ディジタル信号に複素ウェイトの
    値を掛け合わせたビーム走査位相データを取り込み、上
    記各ディジタル信号に与えるべき補正位相データを算出
    するREV演算手段を有し、 これらの補正位相データを上記各素子アンテナの各ディ
    ジタル信号に与えるフィードバックループを設けたこと
    を特徴とするディジタルビームフォーミングアンテナ装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の素子アンテナを有し、 各素子アンテナが受信した信号をディジタル信号に変換
    し、この各ディジタル信号に空間的な高速フーリエ変換
    により得られる複素ウェイトの値を各々掛け合わせた後
    に合成を行い、M個の受信ビームを形成する受信部と、 空間的な高速フーリエ変換により得られる複素ウェイト
    の値を各素子アンテナに入力すべき各送信ディジタル信
    号に掛け合わせ、この各ディジタル信号をアナログ信号
    に変換して各素子アンテナに入力し、これを各素子アン
    テナから放射させることで、M個の送信ビームを形成す
    る送信部の、少なくとも一方を備えたディジタルビーム
    フォーミングアンテナ装置において、 上記の各素子アンテナの各ディジタル信号を複数の周波
    数帯域に分割して処理を行うフィルタバンクを各素子ア
    ンテナ毎に設け、 所望のビームを形成するM個のビームフォーマから上記
    の分割した周波数帯域毎の各ディジタル信号に複素ウェ
    イトの値を掛け合わせたビーム走査位相データを取り込
    み、上記各ディジタル信号に与えるべき補正位相データ
    を算出するREV演算手段を有し、 これらの補正位相データを各素子アンテナの各ディジタ
    ル信号に与えるフィードバックループを設けたことを特
    徴とするディジタルビームフォーミングアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 複数の素子アンテナを有し、 各素子アンテナが受信した信号をディジタル信号に変換
    し、この各ディジタル信号に空間的な高速フーリエ変換
    により得られる複素ウェイトの値を各々掛け合わせた後
    に合成を行い、M個の受信ビームを形成する受信部と、 空間的な高速フーリエ変換により得られる複素ウェイト
    の値を各素子アンテナに入力すべき各送信ディジタル信
    号に掛け合わせ、この各ディジタル信号をアナログ信号
    に変換して各素子アンテナに入力し、これを各素子アン
    テナから放射させることで、M個の送信ビームを形成す
    る送信部の、少なくとも一方を備えたディジタルビーム
    フォーミングアンテナ装置において、 所望のビームを形成するM個のビームフォーマの特定の
    1つで、ビーム走査位相データの他に各素子アンテナに
    ついて3個以上の位相データを新たに発生させ、これら
    の位相データを取り込み、各素子アンテナに対応する各
    信号に与えるべき補正位相データを算出するREV演算
    手段を有し、 これらの補正位相データを各素子アンテナの信号に与え
    るフィードバックループを設けたことを特徴とするディ
    ジタルビームフォーミングアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 各素子アンテナの各ディジタル信号に与
    えるべきREV演算手段の算出した補正位相データを変
    調信号に与え、 所望のビームを形成するM個のビームフォーマからビー
    ム走査位相データを取り込み補正位相データを算出する
    REV演算手段では、初期値データ及び上記ビーム走査
    位相データをデモジュレータを介して取り込む構成を有
    することを特徴とする請求項1記載のディジタルビーム
    フォーミングアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 素子アンテナをまとめて複数個の子アン
    テナとし、子アンテナ毎に補正位相データを算出し、同
    じ子アンテナ内の素子アンテナについては同じ振幅位相
    の補正を行うよう構成したことを特徴とする請求項1記
    載のディジタルビームフォーミングアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 複数の素子アンテナ毎のディジタル信号
    に与えるべきREV演算手段の算出した補正位相データ
    を受けるREV専用メモリを併設したキャリブレーショ
    ンデータメモリを各素子アンテナ毎に設け、且つ上記R
    EV専用メモリと上記REV演算手段との間にREV専
    用回線を備えたことを特徴とする請求項1記載のディジ
    タルビームフォーミングアンテナ装置。
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