JPH1170826A - 車両挙動制御装置 - Google Patents

車両挙動制御装置

Info

Publication number
JPH1170826A
JPH1170826A JP32804697A JP32804697A JPH1170826A JP H1170826 A JPH1170826 A JP H1170826A JP 32804697 A JP32804697 A JP 32804697A JP 32804697 A JP32804697 A JP 32804697A JP H1170826 A JPH1170826 A JP H1170826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
target
speed
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32804697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kosaka
元 小坂
Shinji Matsumoto
真次 松本
Michiki Araki
道樹 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP32804697A priority Critical patent/JPH1170826A/ja
Publication of JPH1170826A publication Critical patent/JPH1170826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いギヤ位置で高車速から制動を行う場合な
どのようにエンジンに比較的大きなトルクが加わったと
きでも、常に最適な車両挙動制御を行う。 【解決手段】 エンジン/ATコントローラ12は、推
定車体速、変速機15のギヤ位置、並びにエンジン13
及び変速機12間のクラッチの接続状態に応じた目標駆
動トルクを演算し、エンジン13の駆動トルクをこの目
標駆動トルクに制御するようにスロットルコントローラ
20にスロットル制御指令を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両挙動制御装置
に関し、氷結路などの極めてミュー(μ)の低い路面で
の制動時に、過大なエンジンブレーキによってアンチス
キッド(ABS)制御の制御性が低下することを防止す
る車両挙動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両挙動制御装置として
は、例えば、特開平1-266051号公報に記載されたものが
知られている。この車両挙動制御装置は、ABS制御開
始後、スリップ率演算値が設定値を上回り、かつ、この
状態が設定時間以上継続する所定制動状態であると判断
された場合に、車体速度推定値並びにクラッチ接続状態
検出手段及びギヤ位置検出手段の検出値に応じた最適の
目標アイドル回転数にエンジンのアイドル回転数を制御
するものである。
【0003】また、同様な効果を得るものとして、極低
μ路でのABS制御時にはクラッチ(例えば、自動変速
機の場合にはオーバランクラッチ)を解放する装置が、
例えば特開昭62-238132 号公報に提案されている。この
ような装置では、車両の急減速時にエンジン回転数が低
下するのを防止するためにクラッチを解放している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平1-266051号公報に記載された車両挙動制御装置で
は、低いギヤ位置で高車速から制動を行う場合などのよ
うにエンジンに比較的大きなトルクが加わったとき、す
なわちエンジンブレーキが過大であるために駆動輪がロ
ックする傾向にある場合の制御が難しくなる。
【0005】また、上記特開昭62-238132 号公報に記載
された装置では、駆動輪のロック傾向(落ち込み)の回
復が遅く、初期の落ち込み量が大きくなりやすくなる。
【0006】また、これら従来の車両挙動制御装置によ
れば、ABS制御中にエンジンの駆動によって駆動輪速
度の上昇勾配が急になり、ABS制御中の増圧及び減圧
のサイクルの振幅が大きくなり、音振性能が悪化すると
いう不都合がある。
【0007】さらに、駆動トルクを制御する際に目標ス
ロットル開度を設定する場合、目標スロットル開度がよ
り適切に設定されることが好ましい。
【0008】請求項1〜7記載の車両挙動制御装置は、
エンジンに比較的大きなトルクが加わったときの制御の
難しさ、及び駆動輪のロック傾向の回復が遅くなるとと
もに初期の落ち込み量が大きくなるという課題を解決し
ようとするものである。
【0009】請求項8記載の車両挙動制御装置は、AB
S制御中に音振制御が悪化するという課題を解決しよう
とするものである。
【0010】請求項9記載の車両挙動制御装置は、目標
スロットル開度をより適切に設定する必要があるという
課題を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の車両挙動制御装置は、車両の各車輪の制動力を制御
することによって車両運動制御を行う車両挙動制御装置
において、推定車体速、変速機のギヤ位置、並びにエン
ジン及び変速機間のクラッチの接続状態に応じた目標駆
動トルクを演算し、エンジンの駆動トルクを前記目標駆
動トルクに制御するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0012】本発明のうち請求項2記載の車両挙動制御
装置は、車両の各車輪の制動力を制御することによって
モーメントを発生させる車両挙動制御手段を具える車両
挙動制御装置において、車体速を推定する車体速推定手
段と、変速機のギヤ位置を検出するギヤ位置検出手段
と、エンジン及び変速機間のクラッチが接続された状態
であるか否かを検出するクラッチ接続状態検出手段と、
前記車体速推定手段による推定車体速と前記クラッチ状
態検出手段及びギヤ位置検出手段の検出値とに応じたエ
ンジンの目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算
手段と、エンジンの駆動トルクを前記目標駆動トルクに
制御する駆動トルク制御手段とを具えることを特徴とす
るものである。
【0013】本発明のうち請求項3記載の車両挙動制御
装置は、前記目標駆動トルクを求める際に、前記推定車
体速から求めた駆動輪回転角速度変換値から演算した駆
動回転角加速度を用いるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】本発明のうち請求項4記載の車両挙動制御
装置は、推定車体速をVi とし、駆動輪有効半径をRと
する場合、駆動回転角速度ωを、
【数3】ω=Vi /3.6/R によって演算するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明のうち請求項5記載の車両挙動制御
装置は、前記目標駆動トルクを求める際に、アンチスキ
ッド制御における目標車輪速から求めた駆動輪角速度変
換値から演算した駆動回転角加速度を用いるようにした
ことを特徴とするものである。
【0016】本発明のうち請求項6記載の車両挙動制御
装置は、目標車輪速をVw* とし、駆動輪有効半径をR
とする場合、駆動回転角速度ωを、
【数4】ω=Vw* /3.6/R によって演算するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明のうち請求項7記載の車両挙動制御
装置は、前記変速機のギヤ位置、前記駆動回転角加速
度、及び変速機ギヤ比に応じたエンジンブレーキ回転慣
性分トルクを演算するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0018】本発明のうち請求項8記載の車両挙動制御
装置は、車両の各車輪の制動力を制御することによって
モーメントを発生させる車両挙動制御手段を具える車両
挙動制御装置において、車体速を推定する車体速推定手
段と、車輪度を検出する車輪速検出手段と、変速機のギ
ヤ位置を検出するギヤ位置検出手段と、エンジン及び変
速機間のクラッチが接続された状態であるか否かを検出
するクラッチ接続状態検出手段と、変速機のニュートラ
ル状態とギヤ状態との比較を行い、前記車体速推定手段
及び車輪速検出手段による推定車体速及び車輪速並びに
前記クラッチ状態検出手段及びギヤ位置検出手段の検出
値とに基づいて、車両が不安定な挙動に陥ることを防ぐ
ようにエンジンの目標駆動トルクを演算する目標駆動ト
ルク演算手段と、エンジンの駆動トルクを前記目標駆動
トルクに制御する駆動トルク制御手段とを具えることを
特徴とするものである。
【0019】本発明のうち請求項9記載の車両挙動制御
装置は、前記目標駆動トルクを目標スロットル開度に変
換する目標スロットル開度変換手段と、実際のエンジン
回転数を演算する実エンジン回転数演算手段と、目標エ
ンジン回転数を演算する目標エンジン回転数演算手段
と、前記実エンジン回転数と目標エンジン回転数との偏
差を用いて前記目標スロットル開度のスロットル開度補
正量を演算するスロットル開度補正量演算手段とを具え
ることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の車両挙動制御装置によれ
ば、推定車体速、変速機のギヤ位置、並びにエンジン及
び変速機間のクラッチの接続状態に応じた目標駆動トル
クを演算し、エンジンの駆動トルクを目標駆動トルクに
制御する。このようにエンジンの駆動トルクを目標駆動
トルクに制御することにより、低いギヤ位置で高車速か
ら制動を行う場合などのようにエンジンに比較的大きな
トルクが加わったときでも、常に最適な制御を行うこと
ができる。
【0021】請求項2記載の車両挙動制御装置によれ
ば、目標駆動トルク演算手段は、車体速推定手段による
推定車体速、並びにクラッチ状態検出手段及びギヤ位置
検出手段の検出値に応じたエンジンの目標駆動トルクを
演算し、駆動トルク制御手段は、エンジンの駆動トルク
を目標駆動トルクに制御する。このようにエンジンの駆
動トルクを目標駆動トルクに制御することにより、低い
ギヤ位置で高車速から制動を行う場合などのようにエン
ジンに比較的大きなトルクが加わったときでも、常に最
適な制御を行うことができる。
【0022】請求項3記載の車両挙動制御装置によれ
ば、目標駆動トルクを求める際に、推定車体速から求め
た駆動輪回転角速度変換値から演算した駆動回転角加速
度を用いる。このように駆動回転角速度を用いることに
より目標駆動トルクを適切に求めることができる。
【0023】請求項4記載の車両挙動制御装置によれ
ば、推定車体速をVi とし、駆動輪有効半径をRとする
場合、駆動回転角速度ωを、
【数5】ω=Vi /3.6/R によって演算する。これにより、駆動回転角速度を適切
に求めることができる。
【0024】請求項5記載の車両挙動制御装置によれ
ば、目標駆動トルクを求める際に、アンチスキッド制御
における目標車輪速から求めた駆動輪角速度変換値から
演算した駆動回転角加速度を用いる。これにより、アン
チスキッド制御とともに用いても、駆動回転角速度を適
切に求めることができる。
【0025】請求項6記載の車両挙動制御装置によれ
ば、目標車輪速をVw* とし、駆動輪有効半径をRとす
る場合、駆動回転角速度ωを、
【数6】ω=Vw* /3.6/R によって演算する。これにより、アンチスキッド制御と
ともに用いても、駆動回転角速度を適切に求めることが
できる。
【0026】請求項7記載の車両挙動制御装置によれ
ば、変速機のギヤ位置、駆動回転角加速度、及び変速機
ギヤ比に応じたエンジンブレーキ回転慣性分トルクを演
算する。これにより、目標駆動トルクをより適切に求め
ることができる。
【0027】請求項8記載の車両挙動制御装置によれ
ば、目標駆動トルク演算手段は、変速機のニュートラル
状態とギヤ状態との比較を行い、車体速推定手段及び車
輪速検出手段による推定車体速及び車輪速並びにクラッ
チ状態検出手段及びギヤ位置検出手段の検出値とに基づ
いて、車両が不安定な挙動に陥ることを防ぐようにエン
ジンの目標駆動トルクを演算する。このように、目標駆
動トルクの演算の際に変速機のニュートラル状態とギヤ
状態との比較を行うことにより、目標駆動トルクを必要
最小限に止め、駆動による駆動輪速度の上昇勾配を緩や
かにし、音振性能の悪化を防止する。
【0028】請求項9記載の車両挙動制御装置によれ
ば、スロットル開度補正量演算手段は、実エンジン回転
数と目標エンジン回転数との偏差を用いて目標スロット
ル開度のスロットル開度補正量を演算する。これによ
り、目標スロットル開度をスロットル開度補正量を用い
て適切に制御することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明による車両挙動制御装置の
実施の形態を説明する前に、制動時における駆動輪の運
動を説明する。図1Aにおいて、駆動輪のホイール1を
示し、図1Bにおいて、ホイール1、ドライブシャフト
2、ファイナルドライブ3、プロペラシャフト4、トラ
ンスミッション5、クランクシャフト6、コンロッド
7、ピストン8、燃焼室9、及びフライホイール10を
示す。
【0030】駆動輪1輪(この場合、ホイール1)につ
いてのホイール軸換算での運動方程式は次の式(1)に
よって表される。
【数7】 Iw・(dω/dt)=B・R−TB −TEB+TET (1) ここで、 Iw:ファイナルドライブ3のホイール側ギヤからホイ
ール1までの駆動輪慣性〔kgf・m・s2 〕 dω/dt:ホイール1の駆動輪回転角速度〔rad/
2 〕 B:ホイール1に設けられたタイヤ(図示せず)と路面
との間で生じる制動力〔kgf〕 R:ホイール1の駆動輪有効半径〔m〕 TB :ブレーキパッドがブレーキディスクに押しつけら
れることによって生じる制動トルク〔kgf・m〕 TEB:エンジンブレーキ時に車輪がエンジンを回すトル
クのうちのエンジンブレーキ回転慣性分トルク〔kgf
・m〕 TET:エンジン出力トルクホイール軸換算値〔kgf・
m〕 エンジン出力トルクホイール軸換算値TETは、例えば運
転者が制動中にアクセルペダルを操作した場合や、本発
明による車両挙動制御装置のようにエンジンブレーキ時
にスロットルを開弁制御した場合等には正の値となる。
それに対して、通常のエンジンブレーキ時には、ホイー
ル1がエンジンを回すトルクのうちのエンジンのポンピ
ングロス分トルクとなり、エンジン出力トルクホイール
軸換算値T ETは負の値となる。
【0031】制動中にスロットルを開弁制御し、式
(1)の右辺の第3項(エンジンブレーキ回転慣性分ト
ルクTEB)及び第4項(エンジン出力トルクホイール軸
換算値T ET)を相殺させるように、すなわち
【数8】 TET=TEB (2) となるようにエンジントルクを発生させると、エンジン
ブレーキトルクをほぼ零にすることができる。
【0032】実際にエンジン出力トルクホイール軸換算
値TETをエンジンブレーキ回転慣性分トルクTEBに等し
くなるように制御するには、ホイール軸よりもエンジン
軸でこれらを取り扱った方が便利である。その理由は、
これらをホイール側で検出するのは実際上困難であるの
に対して、エンジン側では、コントローラに既に記憶さ
れているスロットル開度、エンジン回転数等から演算に
よって求めることができるからである。
【0033】したがって、エンジン出力トルクホイール
軸換算値TET及びエンジンブレーキ回転慣性分トルクT
EBの代わりに、エンジンの駆動トルクとしてのエンジン
出力トルクエンジン軸換算値Tet及びエンジンブレーキ
回転慣性分トルクエンジン軸換算値Tebをそれぞれ考慮
し、エンジンブレーキ回転慣性分トルクエンジン軸換算
値Tebがエンジン出力トルクエンジン軸換算値Tetに等
しくなるようにする。
【0034】エンジンブレーキ回転慣性分トルクエンジ
ン軸換算値Tebは、
【数9】 Teb= (1/ηD ) ×{IE +(1/ni 2 ) ×ID +〔 2/(ni ・nf )2〕・Iw } ×ni ・nf ・(dω/dt) (2) で表される。式(2)において、ηD は伝達効率であ
り、IE はエンジン回転慣性〔kgf・m・s2 〕であ
り、ID は駆動系回転慣性〔kgf・m・s2 〕であ
り、ni はトラッスミッションギヤ比であり、nf はフ
ァイナルドライブギヤ比である。
【0035】エンジンブレーキをなくすためにエンジン
が出力すべき目標駆動トルクとしてのトルクTet * は、
【数10】 Tet * =Teb (3) となる。したがって、
【数11】 Tet * =(1/ηD ) ×{IE +〔 (1/ni 2 ) 〕×ID +〔 2/(ni ・nf )2〕 ・Iw }×ni ・nf ・(dω/dt) (4) となる。式(4)において、ni ・nf ・(dω/d
t)は、車輪角速度エンジン軸換算値である。
【0036】図2は、本発明による車両挙動制御装置の
エンジン側システム構成を示す図である。図2におい
て、車両挙動制御手段としての車両挙動制御コントロー
ラ11は、エンジン/自動変速機(AT)コントローラ
12からの各種信号を受信し、これら信号に対応する制
御指令をエンジン/ATコントローラ12に送る。
【0037】エンジン/ATコントローラ12には、エ
ンジン13からの各種信号、クラッチ14の接続状態に
ついての情報信号、自動変速機15のギヤ位置について
の情報信号、スロットル開度についての情報信号及びア
クセル開度についての情報信号がそれぞれ入力される。
スロットル開度は、スロットルチャンバ16付近に設け
られたスロットル開度センサ17によって検出される。
アクセル開度は、アクセルペダル18付近に設けられた
アクセル開度センサ19によって検出される。
【0038】また、エンジン/ATコントローラ12
は、エンジン13の点火制御についての情報信号及び燃
料制御についての情報信号をエンジン13に送信すると
ともに、シフト指令を自動変速機15に対して送る。さ
らに、エンジン/ATコントローラ12は、スロットル
制御指令をスロットルコントローラ20に送る。このス
ロットルコントローラ20は、スロットルチャンバ16
付近に設けられたスロットル制御モータ21にスロット
ル信号を送信する。
【0039】図3は、本発明による車両挙動制御装置の
ブレーキ側システム構成を示す図である。図3におい
て、左右前輪22及び23並びに左右後輪24及び25
は、ホイールシリンダ26〜29をそれぞれ具える。ま
た、30はブレーキペダルを、31はブースタを、32
はリザーバを、33はマスターシリンダをそれぞれ示
す。
【0040】また、圧力源としてマスターシリンダ33
に並列してアキュムレータ34、アキュムレータ蓄積用
ポンプ35及びモータ36が存在し、切替弁37〜40
によって蒸留圧をマスターシリンダ33とアキュムレー
タ34とで切り替える。またこの場合には、マスターシ
リンダ33と各ホイールシリンダとの間には図示しない
車両挙動制御用アンチスキッド装置が設けられている。
【0041】また、インレットバルブ41〜44は、上
流側と下流側の差圧により駆動され、絞りによる緩増圧
をつくる。アウトレットバルブ45〜48は電磁弁であ
る。また、減圧によってリザーバ49及び50に溜まっ
たブレーキ液は、モータ51によって駆動されるポンプ
52及び53によってインレットバルブ41〜44の上
流に戻される。
【0042】アウトレットバルブ45〜48は、バルブ
コントローラ54の出力信号によって制御される。この
バルブコントローラ54には、左右前輪22及び23並
びに左右後輪24及び25付近にそれぞれ配置した車輪
速センサ55〜58から、車輪速についての情報信号が
それぞれ入力される。さらに、バルブコントローラ54
には、車両に生じる加速度を検出する車両加速センサ5
9、車両に生じるヨーレイトを検出するヨーレートセン
サ60、操舵輪の舵角を検出する舵角センサ61、ブレ
ーキのオンオフを検出するブレーキスイッチ62、及び
マスターシリンダ液圧を検出するマスターシリンダセン
サ63からの信号も入力される。なお、本実施の形態で
は、推定車体速Vi を、車両加速度センサ59の出力信
号を積分することによって演算している。
【0043】本実施の形態の動作を説明する。図4は、
本発明による車両挙動制御装置の第1の実施の形態の制
御フローチャートである。本ルーチンは、エンジン13
(図1)の駆動トルクを目標駆動トルクに制御するため
に目標駆動トルクに制御するために目標スロットル開度
θ* を求めるものである。
【0044】先ず、ステップS10において、エンジン
ブレーキ回転慣性分トルクエンジン軸換算値Tebを、式
(2)に基づいて演算する。この演算については後に詳
細に説明する。
【0045】本実施の形態では、駆動回転角加速度dω
/dt〔rad/s2 〕を、推定車体速Vi から求めた
駆動輪回転角速度変換値から演算する。すなわち、駆動
回転角速度ω〔rad/s〕を、
【数12】 ω=Vi /3.6/R R:駆動輪有効半径 (5) によって演算し、駆動回転角加速度dω/dtを、
【数13】 dω/dt=Δω/Δt (6) によって演算する。ここで、Vi は推定車体速〔km/
h〕であり、Δtは差分時間〔ms〕である。本実施の
形態では、Δtは40msを用いる。
【0046】次いで、目標駆動トルク演算手段としての
ステップS11において、トルクT et * を、式(3)に
基づいて演算する。次いで、目標スロットル開度変換手
段としてのステップS12において、関数
【数14】θ* =f(Tet * ,N) を用いてトルクTet * を目標スロットル開度θ* に変換
する。この関数は、エンジン13(図2)の特性から図
5に示す形で与えられる。なお、曲線a,b,c,d,
e,f,g,h,i,j,k,l,mは、トルクTet *
が0kgf・m,2kgf・m,4kgf・m,6kg
f・m,8kgf・m,10kgf・m,12kgf・
m,14kgf・m,16kgf・m,18kgf・
m,20kgf・m,22kgf・m,24kgf・
m,26kgf・m,28kgf・m,30kgf・m
の場合にそれぞれ対応する。
【0047】次いで、ステップS13において、制御条
件の判定を行う。この判定については後に詳細に説明す
る。制御条件フラグの値が1に設定されている場合、ス
テップS14において、エンジン/ATコントローラ1
2(図2)によるエンジン13(図2)の燃料カット制
御を禁止し、その後、ステップS15において、スロッ
トル制御に割り込みをかけ、その後、駆動トルク制御手
段としてのステップS16において、スロットルコント
ローラ19(図2)は、スロットル開度が目標スロット
ル開度θ* となるようにスロットル制御モータ20(図
2)にスロットル信号を出力して、本ルーチンを終了す
る。それに対して、ステップS13で制御条件フラグが
1に設定されていない、すなわち0に設定されている場
合、ステップS14〜S16をスキップして、本ルーチ
ンを終了する。
【0048】図6は、図4の制御フローチャートのステ
ップS10で実行される制御フローチャートである。本
ルーチンは、変速機14(図1)のギヤ位置、駆動回転
角加速度dω/dt、及び変速機ギヤ比niに応じて、
エンジンブレーキ回転慣性分トルクエンジン軸換算値T
ebを演算するものである。先ず、ギヤ位置検出手段とし
てのステップS101において、エンジン/ATコント
ローラ12(図2)は、自動変速機14(図2)のギヤ
位置を検出する。次いで、ステップS102において、
トランスミッションギヤ比を演算する。次いで、ステッ
プS103において、駆動回転角加速度dω/dtを式
(6)に基づいて演算する。次いで、ステップS104
において、エンジンブレーキ回転慣性分トルクエンジン
軸換算値Tebを式(2)に基づいて演算し、本ルーチン
を終了する。
【0049】図7は、図4の制御フローチャートのステ
ップS13で用いる制御条件フラグの設定する制御フロ
ーチャートである。本ルーチンは、ABS作動の有無、
自動変速機14(図2)のギヤ位置、クラッチの接続の
有無、推定車体速Vi 、及びエンジンブレーキ回転慣性
分トルクエンジン軸換算値Tebに基づいて制御条件を判
断するものである。
【0050】先ず、ステップS131において、ABS
作動しているか否か判断する。本実施の形態では、左右
いずれかの駆動輪がABS制御中であればYesと判断
する。
【0051】ABS作動中であると判断すると、ギヤ位
置検出手段としてのステップS132において、エンジ
ン/ATコントローラ12(図1)は、自動変速機14
(図2)のギヤ位置がニュートラル(N)であるか否か
判断する。
【0052】Nでないと判断すると、クラッチ接続状態
検出手段としてのステップS133において、クラッチ
が接続しているか否かの判定を行う。本実施の形態では
変速機として自動変速機14(図1)を用いているの
で、ワンウェイクラッチ、オーバランクラッチ等につい
ての判定となる。
【0053】クラッチが接続されていると判断される
と、車体速を推定する車体速推定手段としてのステップ
S134において、推定車体速Vi が予め設定されたし
きい値Vi0以上であるか否か判断する。本実施の形態で
は、しきい値Vi0を、例えば20kmとする。
【0054】しきい値Vi0以上であると判断すると、ス
テップS135において、エンジンブレーキ回転慣性分
トルクエンジン軸換算値Tebが予め設定されたしきい値
eb 0 以上であるか否か判断する。本実施の形態では、
しきい値Teb0 を、例えば0.5kgf・mとする。
【0055】しきい値Teb0 以上であると判断すると、
ステップS136で設定条件フラグを1にセットし、本
ルーチンを終了する。
【0056】それに対して、ステップS131でABS
作動中でないと判断された場合、ステップS132でN
でないと判断された場合、S133でクラッチが接続し
ていないと判断された場合、ステップS134でしきい
値Vi0未満であると判断された場合、又はステップS1
35でしきい値Teb0 未満であると判断された場合に
は、ステップS137で設定条件フラグを0にリセット
し、本ルーチンを終了する。
【0057】図8は、本発明による車両挙動制御装置の
特性を説明するための図である。これは、氷結路におい
て2速のギヤ位置で制動レーンチェンジを行ったときの
車両の挙動を表すものであり、A及びBは本発明による
車両挙動制御装置の制御を適用しなかった場合について
のものであり、C及びDは本発明による車両挙動制御装
置の制御を適用した場合についてのものである。A及び
Cは、時間に対する車体速及び駆動輪速を表し、B及び
Dは、時間に対する操舵角及びヨーレートを示す。ま
た、A及びCにおいて、車体速を実線で示すとともに、
駆動輪速を破線で示し、B及びDにおいて操舵角を実線
で示すとともに、ヨーレートを破線で示す。
【0058】Aのグラフに示すように、本発明による車
両挙動制御装置の制御を適用しなかった場合には、エン
ジンブレーキのためにABS制御中であるにもかかわら
ず、駆動輪のロック傾向は改善されない。また、Cのグ
ラフに示すように、操舵角に応じたヨーレートが発生せ
ず、車両の挙動を制御するためには運転者に高度な運転
能力が要求され、車両の姿勢を修正するためには大きな
修正舵が必要となる。
【0059】Bのグラフに示すように、本発明による車
両挙動制御装置の制御を適用した場合には、駆動輪のロ
ック傾向が改善される。また、Dのグラフに示すよう
に、操舵角に応じたヨーレートが発生することがわか
る。
【0060】本実施の形態によれば、エンジン13(図
2)の駆動トルクを目標駆動トルクに制御するためにス
ロットル開度を目標スロットル開度θ* に制御するの
で、低いギヤ位置(例えば、2速)で高車速から制動を
行う場合などのようにエンジン13(図2)に比較的大
きなトルクが加わったときでも、常に最適な制御を行う
ことができる。また、従来の装置に比べて、駆動輪のロ
ック傾向(落ち込み)を早く回復させることができ、初
期の落ち込み量も小さくすることができる。
【0061】また、駆動回転角加速度dω/dtを、推
定車体速から求めた駆動輪回転角速度変換値から演算す
ることにより、目標スロットル開度θ* を適切に求める
ことができる。また、駆動回転角速度ωを推定車体速V
i 及び駆動輪有効半径Rを用いて求めるために、駆動回
転角速度ωを適切に求めることができる。
【0062】さらに、変速機15(図2)のギヤ位置、
駆動回転角加速度dω/dt、及び変速機ギヤ比に応じ
たエンジンブレーキ回転慣性分トルクTebを演算するの
で、目標スロットル開度θ* をより適切に求めることが
できる。
【0063】次に、本発明による車両挙動制御装置の第
2の実施の形態を説明する。本実施の形態では、駆動回
転角加速度dω/dt〔rad/s2 〕を、アンチスキ
ッド制御における目標車輪速から求めた駆動輪回転角速
度変換値から演算する。すなわち、駆動回転角速度ω
〔rad/s〕を、
【数15】 ω=Vw* /3.6/R (8) によって演算する。ここで、Vw* は目標車輪速〔km
/h〕である。この場合も、駆動回転角速度ωを適切に
求めることができる。
【0064】次に、本発明による車両挙動制御装置の第
3の実施の形態を説明する前に、エンジンブレーキ作用
時の駆動輪の運動を説明する。図1Aにおいて、駆動輪
のホイール1を示し、図1Bにおいて、ホイール1、ド
ライブシャフト2、ファイナルドライブ3、プロペラシ
ャフト4、トランスミッション5、クランクシャフト
6、コンロッド7、ピストン8、燃焼室9、及びフライ
ホイール10を示す。
【0065】駆動輪1輪(この場合、図1のホイール
1)についてのホイール軸換算での運動方程式は次の式
(9)によって表される。
【数16】 (I1 +I2 )・(dω/dt)=B・R+TE (9) ここで、 I1 :クラッチから駆動輪までの一輪分等価慣性〔kg
f・m・s2 〕 I2 :エンジンからクラッチまでの一輪分等価慣性〔k
gf・m・s2 〕 TE :一輪分エンジントルク〔kgf・m〕 一輪分エンジントルクTE は、通常のエンジンブレーキ
時には、エンジンのポンピングロス分トルクとフリクシ
ョントルクとの和(すなわち、エンジンブレーキトル
ク)で、負の値となり、例えば、運転者がアクセルペダ
ルを操作した場合や、エンジンブレーキ時にスロットル
を開弁制御した場合には正の値(すなわち、エンジン出
力トルク)となる。
【0066】一方、車両がギヤ抜き状態(ニュートラ
ル)にてコースティングしているときの駆動輪1輪(こ
の場合、図1のホイール1)についてのホイール軸換算
での運動方程式は次の式(10)によって表される。
【数17】 I1 ・(dω/dt)=B・R (10) ここで、車両がエンジンブレーキによって減速している
状態(すなわち、式(9)で表される状態)中にスロッ
トルを開弁制御し、見かけ上式(9)が式(10)と同一
になるように式(9)の右辺の一輪分エンジントルクT
E を制御すると、エンジンブレーキトルクをほぼ零にす
ることができる。
【0067】見かけ上式(9)が式(10)と同一になる
ような一輪分エンジントルクTE は、式(9)及び(1
0)から、
【数18】 TE =I2 ・(dω/dt) (11) となる。式(11)を満たすような一輪分エンジントルク
E (>0)を実現するようにエンジン出力トルクを制
御する場合を考える。ここで、エンジン軸でのエンジン
出力トルクをTe 〔kgf・m〕とすると、一輪分エン
ジントルクTE は、次の式(12)によって表される。
【数19】 TE =(1/2)・ni・nf・Te (12) ここで、 ni:変速機ギヤ比 nf:最終減速比
【0068】一方、エンジン軸でのエンジンからクラッ
チまでの慣性モーメントをIE 〔kgf・m・s2 〕と
すると、エンジンからクラッチまでの一輪分等価慣性I
2 は、次の式(13)によって表される。
【数20】 I2 =(1/2)・(ni・nf)2 ・IE (13)
【0069】式(11)〜(13)から、次の式(14)のよ
うな目標エンジン出力トルクTe *〔kgf・m〕を用
いて制御すればよい。
【数21】 Te * =IE ・ni・nf・(dω/dt) (14)
【0070】図9は、本発明による車両挙動制御装置の
第3の実施の形態の制御フローチャートである。本ルー
チンは、上記第1の実施の形態と同様に目標スロットル
開度θ* を求めるものであるが、トルクTet * の代わり
に式(14)で求められる目標エンジン出力トルクTe *
を用いるものである。
【0071】先ず、ステップけS17において、目標エ
ンジン出力トルクTe * を、式(14)に基づいて演算す
る。この演算は、図6のフローチャートのステップS1
04において、エンジンブレーキ回転慣性分トルクエン
ジン軸換算値Tebの代わりに目標エンジン出力トルクT
e * を求めることによって行う。
【0072】本実施の形態では、駆動回転角速度dω/
dt〔rad/s2 〕を、ホイール軸換算値として与え
る。すなわち、
【数22】 dω/dt={1/(ni・nf)}・Ne/dt (15) によって与える。ここで、Ne/dtをエンジン回転角
速度〔rad/s〕とする。
【0073】次いで、ステップS18において、目標エ
ンジン出力トルクTe * を目標スロットル開度θ* に変
換する。この場合、関数
【数23】θ* =f(Te * ,N) 用いる。この関数も、エンジン13(図2)の特性か
ら、図5に示すような形で与えられる。以下のステップ
S13〜S16は、図4のステップS13〜S16と同
様である。また、図9のステップS13で用いる制御条
件フラグの設定は、ステップS135でエンジン軸での
エンジン出力トルクTe が予め設定されたしきい値Te0
より大きいか否かを判断する点以外は図7の制御ルーチ
ンと同様である。
【0074】図10は、本発明による車両挙動制御装置
の第3の実施の形態の効果を説明するための図である。
これらは、氷結路において、ギヤ位置を2速として制動
レーンチェンジを行ったときの車両の挙動を表す。図に
おいて、破線は第3の実施の形態を適用しなかった場合
を示し、実線は第3の実施の形態を適用した場合を示
す。図から明らかなように、第3の実施の形態を適用し
た場合には、制動時のスロットル開度が小さくなるため
に、ABS制御時の車輪速度の上昇勾配が緩やかにな
り、制御圧の増圧及び減圧のサイクルの振幅を小さくす
ることができ、音振性能の向上を図ることができる。
【0075】図11は、本発明による車両挙動制御装置
の第4の実施の形態を示す図である。本実施の形態は、
上記第1〜3の実施の形態で行った制御にエンジン回転
数のフィードバックを加えたものである。図10におい
て、目標エンジン出力トルク演算部64と、目標スロッ
トル開度演算部65と、目標エンジン回転数演算手段と
しての目標エンジン回転数演算部66と、スロットル開
度補正量演算手段としてのスロットル開度補正量演算部
67と、比較器68及び69とを示す。
【0076】目標エンジン出力トルク演算部64は、図
4のステップS10又は図9のステップS17のように
して目標エンジン出力トルクTet * 又はTe * を演算
し、目標スロットル開度演算部65は、図4のステップ
S12又は図9のステップS18のようにして目標スロ
ットル開度θ* を演算する。
【0077】本実施の形態の動作を説明する。目標エン
ジン回転数演算部66は、目標エンジン回転数N* 〔r
mp〕を、
【数24】 N* =K・ni・nf・ω (16) に基づいて演算する。ここで、Kは、換算係数〔rpm
/(rad/s)〕である。
【0078】この目標エンジン回転数N* は比較器68
の非反転入力部に入力され、その反転入力部には、実エ
ンジン回転数演算手段としてのエンジン回転センサ(図
示せず)によって検出された実エンジン回転数Nが入力
される。比較器68は、実エンジン回転数Nと目標エン
ジン回転数N* との偏差e〔rmp〕を、
【数25】 e=N−N* (17) に基づいて演算する。
【0079】この偏差eはスロットル開度補正量演算部
67に供給される。このスロットル開度補正量演算部6
7は、スロットル開度補正量Δθ* 〔%〕を、
【数26】 Δθ* =kp ・e+kd ・(de/dt)+ki ∫edt (18) に基づいて演算する。ここで、右辺の第1項、第2項及
び第3項はPID(proportional plus integral plus d
erivative)制御におけるフィードバック項であり、
p 、kd 及びki はそれぞれ、比例ゲイン、微分ゲイ
ン及び積分ゲインである。
【0080】このスロットル開度補正量Δθ* は比較器
69の非反転入力部に入力され、その反転入力部には、
目標スロットル開度演算部65で演算された目標スロッ
トル開度θ* が入力される。比較器69は、目標スロッ
トル開度最終出力値θ* last〔%〕を、
【数27】 θ* last=θ* −Δθ* (19) に基づいて演算し、目標スロットル開度最終出力値θ*
lastを出力する。
【0081】本実施の形態によれば、目標スロットル開
度θ* をスロットル開度補正量Δθ * を用いて適切に制
御することができる。
【0082】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、
上記実施の形態では、本発明による制御をABS制御と
ともに用いたが、ABS制御を行うことなく本発明によ
る制御を行うことができる。
【0083】また、上記実施の形態では、変速機として
自動変速機を用いたが、手動変速機又は無段変速機を用
いることもできる。さらに、上記実施の形態では、しき
い値Vio及びTeb0 をそれぞれ20km/h及び0.5
kg・mとしたが、他の任意の値とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制動時における駆動輪の運動を説明するための
図である。
【図2】本発明による車両挙動制御装置のエンジン側シ
ステム構成を示す図である。
【図3】本発明による車両挙動制御装置のブレーキ側シ
ステム構成を示す図である。
【図4】本発明による車両挙動制御装置の第1の実施の
形態の制御フローチャートである。
【図5】目標スロットル開度を定める関数を示す図であ
る。
【図6】図4の制御フローチャートのステップS10で
実行される制御フローチャートである。
【図7】図4の制御フローチャートのステップS13で
用いる制御条件フラグの設定する制御フローチャートで
ある。
【図8】本発明による車両挙動制御装置の特性を説明す
るための図である。
【図9】本発明による車両挙動制御装置の第3の実施の
形態の制御フローチャートである。
【図10】本発明による車両挙動制御装置の第3の実施
の形態の効果を説明するための図である。
【図11】本発明による車両挙動制御装置の第4の実施
の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ホイール 2 ドライブシャフト 3 ファイナルドライブ 4 プロペラシャフト 5 トランスミッション 6 クランクシャフト 7 コンロッド 8 ピストン 9 燃焼室 10 フライホイール 11 車両挙動制御コントローラ 12 エンジン/ATコントローラ 13 エンジン 14 クラッチ 15 自動変速機 16 スロットルチャンバ 17 スロットル開度センサ 18 アクセルペダル 19 アクセル開度センサ 20 スロットルコントローラ 21 スロットル制御モータ 22 左前輪 23 右前輪 24 左後輪 25 右後輪 26,27,28,29 ホイールシリンダ 30 ブレーキペダル 31 ブースタ 32 リザーバ 33 マスターシリンダ 34 アキュムレータ 35 アキュムレータ蓄積用ポンプ 36 モータ 37,38,39,40 切替弁 41,42,43,44 インレットバルブ 45,46,47,48 アウトレットバルブ 49,50 リザーバ 51 モータ 52,53 ポンプ 54 バルブコントローラ 55,56,57,58 車輪速センサ 59 車両加速センサ 60 ヨーレートセンサ 61 舵角センサ 62 ブレーキスイッチ 63 マスターシリンダセンサ 64 目標エンジン出力トルク算出部 65 目標スロットル開度算出部 66 目標エンジン回転数算出部 67 スロットル開度補正量算出部 68,69 比較器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各車輪の制動力を制御することに
    よって車両運動制御を行う車両挙動制御装置において、 推定車体速、変速機のギヤ位置、並びにエンジン及び変
    速機間のクラッチの接続状態に応じた目標駆動トルクを
    演算し、エンジンの駆動トルクを前記目標駆動トルクに
    制御するように構成したことを特徴とする車両挙動制御
    装置。
  2. 【請求項2】 車両の各車輪の制動力を制御することに
    よってモーメントを発生させる車両挙動制御手段を具え
    る車両挙動制御装置において、 車体速を推定する車体速推定手段と、 変速機のギヤ位置を検出するギヤ位置検出手段と、 エンジン及び変速機間のクラッチが接続された状態であ
    るか否かを検出するクラッチ接続状態検出手段と、 前記車体速推定手段による推定車体速と前記クラッチ状
    態検出手段及びギヤ位置検出手段の検出値とに応じたエ
    ンジンの目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算
    手段と、 エンジンの駆動トルクを前記目標駆動トルクに制御する
    駆動トルク制御手段とを具えることを特徴とする車両挙
    動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記目標駆動トルクを求める際に、前記
    推定車体速から求めた駆動輪回転角速度変換値から演算
    した駆動回転角加速度を用いるようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の車両挙動制御装置。
  4. 【請求項4】 推定車体速をVi とし、駆動輪有効半径
    をRとする場合、駆動回転角速度ωを、 【数1】ω=Vi /3.6/R によって演算するようにしたことを特徴とする請求項3
    記載の車両挙動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記目標駆動トルクを求める際に、アン
    チスキッド制御における目標車輪速から求めた駆動輪角
    速度変換値から演算した駆動回転角加速度を用いるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の車両挙動制御装
    置。
  6. 【請求項6】 目標車輪速をVw* とし、駆動輪有効半
    径をRとする場合、駆動回転角速度ωを、 【数2】ω=Vw* /3.6/R によって演算するようにしたことを特徴とする請求項5
    記載の車両挙動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記変速機のギヤ位置、前記駆動回転角
    加速度、及び変速機ギヤ比に応じたエンジンブレーキ回
    転慣性分トルクを演算するようにしたことを特徴とする
    請求項3から6のうちのいずれかに記載の車両挙動制御
    装置。
  8. 【請求項8】 車両の各車輪の制動力を制御することに
    よってモーメントを発生させる車両挙動制御手段を具え
    る車両挙動制御装置において、 車体速を推定する車体速推定手段と、 車輪度を検出する車輪速検出手段と、 変速機のギヤ位置を検出するギヤ位置検出手段と、 エンジン及び変速機間のクラッチが接続された状態であ
    るか否かを検出するクラッチ接続状態検出手段と、 変速機のニュートラル状態とギヤ状態との比較を行い、
    前記車体速推定手段及び車輪速検出手段による推定車体
    速及び車輪速並びに前記クラッチ状態検出手段及びギヤ
    位置検出手段の検出値とに基づいて、車両が不安定な挙
    動に陥ることを防ぐようにエンジンの目標駆動トルクを
    演算する目標駆動トルク演算手段と、 エンジンの駆動トルクを前記目標駆動トルクに制御する
    駆動トルク制御手段とを具えることを特徴とする車両挙
    動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記目標駆動トルクを目標スロットル開
    度に変換する目標スロットル開度変換手段と、実際のエ
    ンジン回転数を演算する実エンジン回転数演算手段と、
    目標エンジン回転数を演算する目標エンジン回転数演算
    手段と、前記実エンジン回転数と目標エンジン回転数と
    の偏差を用いて前記目標スロットル開度のスロットル開
    度補正量を演算するスロットル開度補正量演算手段とを
    具えることを特徴とする請求項2から8のうちのいずれ
    かに記載の車両挙動制御装置。
JP32804697A 1997-06-26 1997-11-28 車両挙動制御装置 Pending JPH1170826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32804697A JPH1170826A (ja) 1997-06-26 1997-11-28 車両挙動制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17023597 1997-06-26
JP9-170235 1997-06-26
JP32804697A JPH1170826A (ja) 1997-06-26 1997-11-28 車両挙動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170826A true JPH1170826A (ja) 1999-03-16

Family

ID=26493286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32804697A Pending JPH1170826A (ja) 1997-06-26 1997-11-28 車両挙動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1170826A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207672A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の制動力制御装置
JP2010018147A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両用制駆動力制御装置
JP2013172574A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Honda Motor Co Ltd 制御システム
CN104276165A (zh) * 2013-07-01 2015-01-14 现代自动车株式会社 控制换档的系统和方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207672A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の制動力制御装置
JP2010018147A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両用制駆動力制御装置
JP2013172574A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Honda Motor Co Ltd 制御システム
CN104276165A (zh) * 2013-07-01 2015-01-14 现代自动车株式会社 控制换档的系统和方法
CN104276165B (zh) * 2013-07-01 2018-12-11 现代自动车株式会社 控制换档的系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1090300C (zh) 自动离合器打滑状态控制的方法和设备
JP3915699B2 (ja) ハイブリッド車輌の制御装置
US20150210261A1 (en) Running control system for vehicle
JPH106818A (ja) トルク伝達系の制御装置及び方法
JP3921218B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN101234602A (zh) 用于车辆的行驶控制设备和行驶控制方法
JP5278134B2 (ja) 惰行制御装置
EP1125783B1 (en) Method for controlling an automatic transmission
JP3189355B2 (ja) 自動変速機付車両の加速スリップ制御装置
JP2006348854A (ja) トラクション制御装置
US11897472B2 (en) Method for controlling a drive motor in a motor vehicle
JPH1170826A (ja) 車両挙動制御装置
JP3724423B2 (ja) 車両の制御装置
JP2020145805A (ja) 駆動制御装置
JPH09210093A (ja) 発進クラッチの制御装置
JPH07144624A (ja) 制動装置制御装置
JP3622257B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH03103660A (ja) 車両用無段変速機の変速比制御装置
JP2502140B2 (ja) 車両の推進力制御方法
JP2730720B2 (ja) 車両用無段変速機の変速制御方法
JP4665485B2 (ja) 車両の路面摩擦係数判別装置
JPH05202951A (ja) 自動クラッチの制御装置
JP2002142302A (ja) 車両のモータトルク制御装置
JP2006266315A (ja) 発進摩擦要素の制御装置
JP2004138105A (ja) 駆動系部品保護制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031202