JPH1171008A - コンベヤ用ベルト及びベルトコンベヤ - Google Patents
コンベヤ用ベルト及びベルトコンベヤInfo
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- JPH1171008A JPH1171008A JP24951597A JP24951597A JPH1171008A JP H1171008 A JPH1171008 A JP H1171008A JP 24951597 A JP24951597 A JP 24951597A JP 24951597 A JP24951597 A JP 24951597A JP H1171008 A JPH1171008 A JP H1171008A
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- JP
- Japan
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- belt
- fluororesin
- photocatalyst
- layer
- photo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光触媒の活性作用からベルトの機械的強度や積
層状態を安定に保持しつつ無接触式によるベルトの汚れ
発生防止を容易に行い得るベルトコンベヤを提供する。 【解決手段】光触媒微粒子を樹脂結着剤で結着した光触
媒層をベルト2の片面または両面に設け、走行ベルトの
片面または両面を紫外線で照射する手段15を設けた。
層状態を安定に保持しつつ無接触式によるベルトの汚れ
発生防止を容易に行い得るベルトコンベヤを提供する。 【解決手段】光触媒微粒子を樹脂結着剤で結着した光触
媒層をベルト2の片面または両面に設け、走行ベルトの
片面または両面を紫外線で照射する手段15を設けた。
Description
【0001】本発明はコンベヤ用ベルト及びベルトコン
ベヤに関し、特に食品の搬送に有用なものである。
ベヤに関し、特に食品の搬送に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベヤにおいては、搬送物や搬
送環境(温度、湿気等)の如何によってベルトに黴び等
の汚れが発生することがある。かかる汚れの発生は不衛
生であり、従来、そのような汚れの発生を防止するため
に、ベルトを接触式クリ−ナに通過させつつ走行させる
ことが公知である。
送環境(温度、湿気等)の如何によってベルトに黴び等
の汚れが発生することがある。かかる汚れの発生は不衛
生であり、従来、そのような汚れの発生を防止するため
に、ベルトを接触式クリ−ナに通過させつつ走行させる
ことが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベルト
コンベヤを長期にわたり運休したのち、再稼働する場
合、その長期運休中に付着した黴び等の汚れの付着力が
強固であり、上記接触式クリ−ナに通しても、その黴び
等の除去が困難であり、その除去を可能とするようにベ
ルトとクリナ−との接触圧力を高くすると、過負荷とな
ってコンベヤ駆動への障害が避けられない。ところで、
酸化チタン等の半導体微粒子に、そのバンドギャツプ以
上のエネルギ−を有する波長の光を照射すると、光励起
により導電帯に電子が、価電子帯に正孔がそれぞれ生
じ、当該半導体微粒子(光触媒微粒子)に近接する物質
との間の電子授受による酸化作用でその近接物質を分解
させ得る。そこで、これを利用して、防汚、殺菌等を行
うことが公知である(例えば、特開平6−315614
号、特開平7−171408号、特開平7−26571
4号、特開平8−1010号等)。
コンベヤを長期にわたり運休したのち、再稼働する場
合、その長期運休中に付着した黴び等の汚れの付着力が
強固であり、上記接触式クリ−ナに通しても、その黴び
等の除去が困難であり、その除去を可能とするようにベ
ルトとクリナ−との接触圧力を高くすると、過負荷とな
ってコンベヤ駆動への障害が避けられない。ところで、
酸化チタン等の半導体微粒子に、そのバンドギャツプ以
上のエネルギ−を有する波長の光を照射すると、光励起
により導電帯に電子が、価電子帯に正孔がそれぞれ生
じ、当該半導体微粒子(光触媒微粒子)に近接する物質
との間の電子授受による酸化作用でその近接物質を分解
させ得る。そこで、これを利用して、防汚、殺菌等を行
うことが公知である(例えば、特開平6−315614
号、特開平7−171408号、特開平7−26571
4号、特開平8−1010号等)。
【0004】本発明の目的は、光触媒を利用して無接触
式でベルトでの汚れの発生を容易に防止できるベルトコ
ンベヤを提供することにある。本発明の更なる目的は、
光触媒の活性作用からベルトの機械的強度や積層状態を
安定に保持しつつ上記無接触式によるベルトの汚れ発生
防止を容易に行い得るコンベヤ用ベルトを提供すること
にある。
式でベルトでの汚れの発生を容易に防止できるベルトコ
ンベヤを提供することにある。本発明の更なる目的は、
光触媒の活性作用からベルトの機械的強度や積層状態を
安定に保持しつつ上記無接触式によるベルトの汚れ発生
防止を容易に行い得るコンベヤ用ベルトを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルトコン
ベヤは、光触媒微粒子を樹脂結着剤で結着した光触媒層
をベルトの片面または両面に設け、走行ベルトの片面ま
たは両面を紫外線で照射する手段を設けたことを特徴と
する構成である。本発明に係るコンベヤ用ベルトは、光
触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光触媒層を、
フッ素樹脂製のベルト本体の片面または両面に設けたこ
とを特徴とする構成、または光触媒微粒子をフッ素樹脂
結着剤で結着した光触媒層を、繊維芯材にフッ素樹脂を
含浸・塗布してなるベルト本体の片面または両面に設け
たことを特徴とする構成、または光触媒微粒子をフッ素
樹脂結着剤で結着した光触媒層をフッ素樹脂層またはフ
ッ素樹脂含浸繊維基材の片面に設けた防汚フィルムのフ
ッ素樹脂層またはフッ素樹脂含浸繊維基材をベルト本体
の片面または両面に接着したことを特徴とする構成であ
る。
ベヤは、光触媒微粒子を樹脂結着剤で結着した光触媒層
をベルトの片面または両面に設け、走行ベルトの片面ま
たは両面を紫外線で照射する手段を設けたことを特徴と
する構成である。本発明に係るコンベヤ用ベルトは、光
触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光触媒層を、
フッ素樹脂製のベルト本体の片面または両面に設けたこ
とを特徴とする構成、または光触媒微粒子をフッ素樹脂
結着剤で結着した光触媒層を、繊維芯材にフッ素樹脂を
含浸・塗布してなるベルト本体の片面または両面に設け
たことを特徴とする構成、または光触媒微粒子をフッ素
樹脂結着剤で結着した光触媒層をフッ素樹脂層またはフ
ッ素樹脂含浸繊維基材の片面に設けた防汚フィルムのフ
ッ素樹脂層またはフッ素樹脂含浸繊維基材をベルト本体
の片面または両面に接着したことを特徴とする構成であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るベ
ルトコンベヤの一例を示している。図1において、11
はドライビングベルト車、12はベルト車である。2は
エンドレスのベルトを示し、片面または両面に光触媒層
(光触媒微粒子を結着剤で結着した層)を設けてあり、
ドライビングベルト車11とベルト車12とにわたり掛
架してある。13,13はスナップベルト車を、14は
ダンサ−式緊張装置をそれぞれ示している。15は紫外
線照射装置であり、ベルト2の光触媒層を照射するよう
に配置してあり、ブラックライト、蛍光灯、ハロゲンラ
ンプ、水銀灯等を使用できる。図1において、ドライビ
ングベルト車の駆動でベルトが走行され、この走行ベル
トが紫外線照射装置の配設箇所を通過する際、光触媒層
の光触媒微粒子が活性化され、その活性光触媒微粒子に
接触する空気中浮遊菌類が殺菌され繁殖が抑えられる。
而して、ベルトでの黴びの発生を防止できる。上記コン
ベヤの長期運休中、特に、冷凍食品の搬送等の多湿雰囲
気では、ベルト上での黴びの発生が避けられないが、ベ
ルトコンベヤの再駆動により、その付着黴びに紫外線が
照射され、黴びが光触媒微粒子の活性化で殺菌されて剥
離され、ベルトの下側走行中にその剥離黴びが落下除去
される。従って、ベルトを無接触方式で防汚できるか
ら、過負荷等の異常の発生なく、コンベヤの円滑な走行
を保証しつつベルトを衛生的に保持できる。なお、ベル
トに軽く接触するスクレパ−を設けて、上記剥離黴びの
確実な排除を促することが好ましい。
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るベ
ルトコンベヤの一例を示している。図1において、11
はドライビングベルト車、12はベルト車である。2は
エンドレスのベルトを示し、片面または両面に光触媒層
(光触媒微粒子を結着剤で結着した層)を設けてあり、
ドライビングベルト車11とベルト車12とにわたり掛
架してある。13,13はスナップベルト車を、14は
ダンサ−式緊張装置をそれぞれ示している。15は紫外
線照射装置であり、ベルト2の光触媒層を照射するよう
に配置してあり、ブラックライト、蛍光灯、ハロゲンラ
ンプ、水銀灯等を使用できる。図1において、ドライビ
ングベルト車の駆動でベルトが走行され、この走行ベル
トが紫外線照射装置の配設箇所を通過する際、光触媒層
の光触媒微粒子が活性化され、その活性光触媒微粒子に
接触する空気中浮遊菌類が殺菌され繁殖が抑えられる。
而して、ベルトでの黴びの発生を防止できる。上記コン
ベヤの長期運休中、特に、冷凍食品の搬送等の多湿雰囲
気では、ベルト上での黴びの発生が避けられないが、ベ
ルトコンベヤの再駆動により、その付着黴びに紫外線が
照射され、黴びが光触媒微粒子の活性化で殺菌されて剥
離され、ベルトの下側走行中にその剥離黴びが落下除去
される。従って、ベルトを無接触方式で防汚できるか
ら、過負荷等の異常の発生なく、コンベヤの円滑な走行
を保証しつつベルトを衛生的に保持できる。なお、ベル
トに軽く接触するスクレパ−を設けて、上記剥離黴びの
確実な排除を促することが好ましい。
【0007】図2の(イ)及び(ロ)は、本発明に係る
一のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トの断面を示し、
光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光触媒層2
1をフッ素樹脂製のベルト本体22の片面または両面に
一体に設けてある。図2の(ロ)に示すシ−トは、フッ
素樹脂粉末と光触媒微粒子とのディスパ−ジョンをキャ
スティング用キャリヤに塗布し、この塗布層を乾燥、焼
成して光触媒層21を形成し、更に、無機質添加剤とフ
ッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンを光触媒層層上に複
数回にわたり塗布、乾燥、焼成してベルト本体22を形
成し、更にフッ素樹脂粉末と光触媒微粒子とのディスパ
−ジョンを塗布し、この塗布層を乾燥、焼成して光触媒
層21を形成することにより製作できる。図2の(イ)
に示すシ−トは、フッ素樹脂粉末と光触媒微粒子とのデ
ィスパ−ジョンをキャスティング用キャリヤに塗布し、
この塗布層を乾燥、焼成して光触媒層21を形成し、更
に、無機質添加剤とフッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョ
ンを光触媒層層上に複数回にわたり塗布、乾燥、焼成し
てベルト本体22を形成することにより、または、無機
質添加剤とフッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンをキャ
スティング用キャリヤに複数回にわたり塗布、乾燥、焼
成してベルト本体22を形成し、更に、光触媒微粒子と
フッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンをベルト本体上に
塗布、乾燥、焼成して光触媒層21を形成することによ
り製作できる。 上記ディスパ−ジョンの分散媒には、
水を使用することができる。上記ディスパ−ジョンの塗
布には、ディスパ−ジョン中に浸漬して引き上げる方
法、ディスパ−ジョンをスプレ−する方法、ディスパ−
ジョンを刷毛塗する方法、ディスパ−ジョンを流延する
方法、ディスパ−ジョンをロ−ルコ−タにより塗布する
方法等を使用できる。
一のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トの断面を示し、
光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光触媒層2
1をフッ素樹脂製のベルト本体22の片面または両面に
一体に設けてある。図2の(ロ)に示すシ−トは、フッ
素樹脂粉末と光触媒微粒子とのディスパ−ジョンをキャ
スティング用キャリヤに塗布し、この塗布層を乾燥、焼
成して光触媒層21を形成し、更に、無機質添加剤とフ
ッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンを光触媒層層上に複
数回にわたり塗布、乾燥、焼成してベルト本体22を形
成し、更にフッ素樹脂粉末と光触媒微粒子とのディスパ
−ジョンを塗布し、この塗布層を乾燥、焼成して光触媒
層21を形成することにより製作できる。図2の(イ)
に示すシ−トは、フッ素樹脂粉末と光触媒微粒子とのデ
ィスパ−ジョンをキャスティング用キャリヤに塗布し、
この塗布層を乾燥、焼成して光触媒層21を形成し、更
に、無機質添加剤とフッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョ
ンを光触媒層層上に複数回にわたり塗布、乾燥、焼成し
てベルト本体22を形成することにより、または、無機
質添加剤とフッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンをキャ
スティング用キャリヤに複数回にわたり塗布、乾燥、焼
成してベルト本体22を形成し、更に、光触媒微粒子と
フッ素樹脂粉末とのディスパ−ジョンをベルト本体上に
塗布、乾燥、焼成して光触媒層21を形成することによ
り製作できる。 上記ディスパ−ジョンの分散媒には、
水を使用することができる。上記ディスパ−ジョンの塗
布には、ディスパ−ジョン中に浸漬して引き上げる方
法、ディスパ−ジョンをスプレ−する方法、ディスパ−
ジョンを刷毛塗する方法、ディスパ−ジョンを流延する
方法、ディスパ−ジョンをロ−ルコ−タにより塗布する
方法等を使用できる。
【0008】図2の(イ)及び(ロ)に示すシ−トは、
ベルト本体22の成形シ−トと光触媒層21用の成形シ
−トを少なくとも一方は未焼成として積層加圧し、つい
で焼成して両者を一体化することによっても製作でき
る。この場合、成形シ−トはフッ素樹脂のモ−ルディン
グパウダ−に無機質添加剤または光触媒微粒子を配合し
た原料をブロックに圧縮成形し、焼成のうえシ−トに切
削する(圧縮成形・焼成法と称す)ことにより、また
は、フッ素樹脂粉末と潤滑油と光触媒微粒子または無機
質添加剤の配合物を熟成したのち、押出し、更にロ−ル
圧延等でシ−トに加工し、潤滑油を除去する(押出・圧
延・未焼成法と称す)ことにより、或いは、潤滑油の除
去後、焼成する(押出・圧延・焼成法と称す)ことによ
って得ることができ、例えば、圧縮成形・焼成法により
ベルト本体の成形シ−トを得、押出・圧延・未焼成法に
より光触媒層用成形シ−トを得、両シ−トを積層加圧
し、ついで焼成して両者を一体化する方法、ベルト本体
の成形シ−ト及び光触媒層用成形シ−トを共に押出・圧
延・未焼成法により得、両シ−トを積層加圧し、ついで
焼成して両者を一体化する方法等を使用できる。本発明
に係る一のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トにおいて
は、光触媒層の結着剤に化学的に安定な難分解性のフッ
素樹脂を使用しているから、光触媒微粒子の活性作用に
もかかわらず、光触媒微粒子を安定に担持でき、また、
ベルトをフッ素樹脂製としてあるから、光触媒層とベル
ト本体との融着界面も安定に保持できる。従って、光触
媒の活性作用からベルトの機械的強度や積層状態を安定
に維持できる。
ベルト本体22の成形シ−トと光触媒層21用の成形シ
−トを少なくとも一方は未焼成として積層加圧し、つい
で焼成して両者を一体化することによっても製作でき
る。この場合、成形シ−トはフッ素樹脂のモ−ルディン
グパウダ−に無機質添加剤または光触媒微粒子を配合し
た原料をブロックに圧縮成形し、焼成のうえシ−トに切
削する(圧縮成形・焼成法と称す)ことにより、また
は、フッ素樹脂粉末と潤滑油と光触媒微粒子または無機
質添加剤の配合物を熟成したのち、押出し、更にロ−ル
圧延等でシ−トに加工し、潤滑油を除去する(押出・圧
延・未焼成法と称す)ことにより、或いは、潤滑油の除
去後、焼成する(押出・圧延・焼成法と称す)ことによ
って得ることができ、例えば、圧縮成形・焼成法により
ベルト本体の成形シ−トを得、押出・圧延・未焼成法に
より光触媒層用成形シ−トを得、両シ−トを積層加圧
し、ついで焼成して両者を一体化する方法、ベルト本体
の成形シ−ト及び光触媒層用成形シ−トを共に押出・圧
延・未焼成法により得、両シ−トを積層加圧し、ついで
焼成して両者を一体化する方法等を使用できる。本発明
に係る一のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トにおいて
は、光触媒層の結着剤に化学的に安定な難分解性のフッ
素樹脂を使用しているから、光触媒微粒子の活性作用に
もかかわらず、光触媒微粒子を安定に担持でき、また、
ベルトをフッ素樹脂製としてあるから、光触媒層とベル
ト本体との融着界面も安定に保持できる。従って、光触
媒の活性作用からベルトの機械的強度や積層状態を安定
に維持できる。
【0009】図3の(イ)及び(ロ)は、本発明に係る
上記とは別のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トの断面
を示し、光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21を、繊維芯材222にフッ素樹脂221を含
浸・塗布したベルト本体220の片面または両面に設け
てあり、繊維芯材222は温度変化に対する寸法安定化
のために使用している。この繊維芯材222には、フッ
素樹脂よりも熱膨張係数の小さいものが使用され、ガラ
スクロス、金属等の無機繊維布が好適である。図3の
(イ)及び(ロ)に示すシ−トは、繊維芯材222をフ
ッ素樹脂粉末のディスパ−ジョン中に浸漬して引き上げ
る方法、同ディスパ−ジョンをスプレ−する方法、同デ
ィスパ−ジョンを刷毛塗する方法、同ディスパ−ジョン
を流延する方法、ロ−ルコ−タにより塗布する方法等に
よってフッ素樹脂を塗布含浸し、乾燥、焼成することを
数回繰り返して所定厚みのフッ素樹脂含浸繊維芯材22
0を形成し、その片面または両面にフッ素樹脂粉末と光
触媒微粒子とのディスパ−ジョンを同上の塗布方法によ
り塗布し、乾燥、焼成して所定厚みの光触媒層21を形
成することにより得ることができる。繊維芯材222と
してガラス繊維布等のようにサイジング剤が付着されて
いるものを使用する場合は、サイジング剤をフッ素樹脂
のほぼ焼成温度で揮発除去しておくことが好ましい。
上記とは別のコンベヤ用ベルトに使用するシ−トの断面
を示し、光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21を、繊維芯材222にフッ素樹脂221を含
浸・塗布したベルト本体220の片面または両面に設け
てあり、繊維芯材222は温度変化に対する寸法安定化
のために使用している。この繊維芯材222には、フッ
素樹脂よりも熱膨張係数の小さいものが使用され、ガラ
スクロス、金属等の無機繊維布が好適である。図3の
(イ)及び(ロ)に示すシ−トは、繊維芯材222をフ
ッ素樹脂粉末のディスパ−ジョン中に浸漬して引き上げ
る方法、同ディスパ−ジョンをスプレ−する方法、同デ
ィスパ−ジョンを刷毛塗する方法、同ディスパ−ジョン
を流延する方法、ロ−ルコ−タにより塗布する方法等に
よってフッ素樹脂を塗布含浸し、乾燥、焼成することを
数回繰り返して所定厚みのフッ素樹脂含浸繊維芯材22
0を形成し、その片面または両面にフッ素樹脂粉末と光
触媒微粒子とのディスパ−ジョンを同上の塗布方法によ
り塗布し、乾燥、焼成して所定厚みの光触媒層21を形
成することにより得ることができる。繊維芯材222と
してガラス繊維布等のようにサイジング剤が付着されて
いるものを使用する場合は、サイジング剤をフッ素樹脂
のほぼ焼成温度で揮発除去しておくことが好ましい。
【0010】上記本発明に係る別のコンベヤ用ベルトに
使用するシ−トにおいても、光触媒微粒子の活性作用に
もかかわらず、光触媒微粒子の安定な担持、フッ素樹脂
含浸繊維芯材220のフッ素樹脂層221と光触媒層2
1との融着界面の安定な保持を保証でき、更に、繊維芯
材222と光触媒層21との間にフッ素樹脂層221が
介在し、繊維芯材222と光触媒微粒子(光触媒層2
1)との接触が排除されているから、繊維芯材222も
安定に保持できる。従って、光触媒の活性作用からベル
トの機械的強度や積層状態を安定に維持できる。
使用するシ−トにおいても、光触媒微粒子の活性作用に
もかかわらず、光触媒微粒子の安定な担持、フッ素樹脂
含浸繊維芯材220のフッ素樹脂層221と光触媒層2
1との融着界面の安定な保持を保証でき、更に、繊維芯
材222と光触媒層21との間にフッ素樹脂層221が
介在し、繊維芯材222と光触媒微粒子(光触媒層2
1)との接触が排除されているから、繊維芯材222も
安定に保持できる。従って、光触媒の活性作用からベル
トの機械的強度や積層状態を安定に維持できる。
【0011】上記図2及び図3に示すシ−トの光触媒層
21の厚みは、通常5〜50μmとされ、フッ素樹脂層
22,221の厚みは通常50〜2000μmとされ、
繊維芯材222の厚みは通常30〜1000μmとされ
る。上記フッ素樹脂粉末には、ポリテトラフルオロエチ
レン(焼成温度はほぼ390℃。なお、融点は327
℃)、テトラフルオロエチレンパ−フルオロアルキルビ
ニルエ−テル共重合体(焼成温度はほぼ390℃。な
お、融点は310℃)、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体(焼成温度はほぼ350
℃。なお、融点は260℃)等を使用でき、それらの粒
径は通常0.2〜0.3μmである。ディスパ−ジョン
の濃度は、塗布法等の要因に応じて設定されるが、通常
40〜60重量%である。上記光触媒微粒子には、優れ
た光触媒活性を呈するアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子を
使用することが好ましい。また、光触媒微粒子の活性を
高めるために、アルカリ金属イオンを担持させることが
できる。光触媒微粒子の粒径は通常0.007〜0.2
μmである。上記光触媒層でのアナタ−ゼ型酸化チタン
微粒子/フッ素樹脂との重量比は1/9〜6/4、好ま
しくは3/7〜5/5とされる。1/9以下では光触媒
微粒子が過少となって満足な防汚効果を得ることが難し
く、6/4では結着剤としてフッ素樹脂が過少となって
光触媒微粒子の満足な担持が難しくなる。上記光触媒微
粒子を含有しないフッ素樹脂層22,221には、必要
に応じ帯電防止剤や補強材を添加することができる。例
えば、カ−ボン、グラファイト、ブロンズ、二硫化モリ
ブデン、ガラス繊維チョツプ等を添加することができ
る。
21の厚みは、通常5〜50μmとされ、フッ素樹脂層
22,221の厚みは通常50〜2000μmとされ、
繊維芯材222の厚みは通常30〜1000μmとされ
る。上記フッ素樹脂粉末には、ポリテトラフルオロエチ
レン(焼成温度はほぼ390℃。なお、融点は327
℃)、テトラフルオロエチレンパ−フルオロアルキルビ
ニルエ−テル共重合体(焼成温度はほぼ390℃。な
お、融点は310℃)、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体(焼成温度はほぼ350
℃。なお、融点は260℃)等を使用でき、それらの粒
径は通常0.2〜0.3μmである。ディスパ−ジョン
の濃度は、塗布法等の要因に応じて設定されるが、通常
40〜60重量%である。上記光触媒微粒子には、優れ
た光触媒活性を呈するアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子を
使用することが好ましい。また、光触媒微粒子の活性を
高めるために、アルカリ金属イオンを担持させることが
できる。光触媒微粒子の粒径は通常0.007〜0.2
μmである。上記光触媒層でのアナタ−ゼ型酸化チタン
微粒子/フッ素樹脂との重量比は1/9〜6/4、好ま
しくは3/7〜5/5とされる。1/9以下では光触媒
微粒子が過少となって満足な防汚効果を得ることが難し
く、6/4では結着剤としてフッ素樹脂が過少となって
光触媒微粒子の満足な担持が難しくなる。上記光触媒微
粒子を含有しないフッ素樹脂層22,221には、必要
に応じ帯電防止剤や補強材を添加することができる。例
えば、カ−ボン、グラファイト、ブロンズ、二硫化モリ
ブデン、ガラス繊維チョツプ等を添加することができ
る。
【0012】図4は、本発明に係る上記とは別のコンベ
ヤ用ベルトに使用するシ−トを示している。図4におい
て、Aは光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21をフッ素樹脂層22の片面に設けた防汚フィ
ルム、Bは通常のコンベヤ用ベルトであり、防汚フィル
ムAをフッ素樹脂層22の表面にスパッタエッチング、
ナトリウム処理等の易接着処理を施してコンベヤ用ベル
トBに接着剤3で接着してある。
ヤ用ベルトに使用するシ−トを示している。図4におい
て、Aは光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21をフッ素樹脂層22の片面に設けた防汚フィ
ルム、Bは通常のコンベヤ用ベルトであり、防汚フィル
ムAをフッ素樹脂層22の表面にスパッタエッチング、
ナトリウム処理等の易接着処理を施してコンベヤ用ベル
トBに接着剤3で接着してある。
【0013】図5は、本発明に係る上記とは別のコンベ
ヤ用ベルトに使用するシ−トを示している。図5におい
て、Aは光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21をフッ素樹脂含浸繊維芯材220(222は
繊維芯材、221は塗布・含浸フッ素樹脂)の片面に設
けた防汚フィルム、Bは通常のコンベヤ用ベルトであ
り、防汚フィルムAのフッ素樹脂層221の外面をスパ
ッタエッチング、コロナ処理等の易接着処理を施してコ
ンベヤ用ベルトBに接着剤3で接着してある。上記接着
剤3には、ホットメルト型接着剤、粘着剤等を使用でき
る。上記通常のコンベヤ用ベルトBとしては、例えば、
ステンレス、鉄等の金属ベルト、シリコ−ンゴム、ニト
リルゴム、天然ゴム等のゴムベルト、ポリ塩化ビニル、
ホリエチレン、ポリスチレン等のプラスチックベルトを
使用できる。本発明に係るコンベヤ用ベルトに使用する
図4または図5に示すシ−トにおいては、防汚フィルム
Aとコンベヤ用ベルトBとの接着界面を光触媒層21か
らフッ素樹脂層22または221で隔ててあるから、そ
の接着界面を光触媒の活性作用から安定に保護でき、接
着界面の存在にもかかわらず、上記図2及び図3に示す
シ−トと同様、ベルトの機械的強度や積層状態を安定に
維持できる。
ヤ用ベルトに使用するシ−トを示している。図5におい
て、Aは光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着した光
触媒層21をフッ素樹脂含浸繊維芯材220(222は
繊維芯材、221は塗布・含浸フッ素樹脂)の片面に設
けた防汚フィルム、Bは通常のコンベヤ用ベルトであ
り、防汚フィルムAのフッ素樹脂層221の外面をスパ
ッタエッチング、コロナ処理等の易接着処理を施してコ
ンベヤ用ベルトBに接着剤3で接着してある。上記接着
剤3には、ホットメルト型接着剤、粘着剤等を使用でき
る。上記通常のコンベヤ用ベルトBとしては、例えば、
ステンレス、鉄等の金属ベルト、シリコ−ンゴム、ニト
リルゴム、天然ゴム等のゴムベルト、ポリ塩化ビニル、
ホリエチレン、ポリスチレン等のプラスチックベルトを
使用できる。本発明に係るコンベヤ用ベルトに使用する
図4または図5に示すシ−トにおいては、防汚フィルム
Aとコンベヤ用ベルトBとの接着界面を光触媒層21か
らフッ素樹脂層22または221で隔ててあるから、そ
の接着界面を光触媒の活性作用から安定に保護でき、接
着界面の存在にもかかわらず、上記図2及び図3に示す
シ−トと同様、ベルトの機械的強度や積層状態を安定に
維持できる。
【0014】上記の各シ−トはエンドレスに接合してコ
ンベヤ用ベルトに形成され、その接合には、熱融着のオ
バ−ラップ法、突合せ法、ラミネ−ト法等を使用でき
る。熱融着は、直接融着、または、熱融着性フッ素樹脂
(テトラフルオロエチレンパ−フルオロアルキルビニル
エ−テル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体等)の接着フィルムを使用し
ての熱融着により行うができ、シ−トのフッ素樹脂がポ
リテトラフルオロエチレンの場合は、後者により、シ−
トのフッ素樹脂がテトラフルオロエチレンパ−フルオロ
アルキルビニルエ−テル共重合体、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の場合は、前
者の直接接触によることが好ましい。この熱融着の条件
(圧力、温度、時間等)は、シ−トの厚みに応じ設定す
る。例えば、全体の厚みがほぼ130μmの場合、温度
380℃、圧力1kg/cm2、時間90秒とされる。
ンベヤ用ベルトに形成され、その接合には、熱融着のオ
バ−ラップ法、突合せ法、ラミネ−ト法等を使用でき
る。熱融着は、直接融着、または、熱融着性フッ素樹脂
(テトラフルオロエチレンパ−フルオロアルキルビニル
エ−テル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体等)の接着フィルムを使用し
ての熱融着により行うができ、シ−トのフッ素樹脂がポ
リテトラフルオロエチレンの場合は、後者により、シ−
トのフッ素樹脂がテトラフルオロエチレンパ−フルオロ
アルキルビニルエ−テル共重合体、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体の場合は、前
者の直接接触によることが好ましい。この熱融着の条件
(圧力、温度、時間等)は、シ−トの厚みに応じ設定す
る。例えば、全体の厚みがほぼ130μmの場合、温度
380℃、圧力1kg/cm2、時間90秒とされる。
【0015】本発明に係るベルトコンベヤにおいては、
長期運休中に菌類が繁殖しても、再運転に伴いその繁殖
菌類を光触媒微粒子の酸化作用により殺菌して衛生を保
全できる。而して、本発明に係るベルトコンベヤは、特
に、食品製造での搬送、例えば、冷凍食品の搬送、ハン
バ−ガ−・菓子等のベ−キング用コンベヤとして有用で
ある。
長期運休中に菌類が繁殖しても、再運転に伴いその繁殖
菌類を光触媒微粒子の酸化作用により殺菌して衛生を保
全できる。而して、本発明に係るベルトコンベヤは、特
に、食品製造での搬送、例えば、冷凍食品の搬送、ハン
バ−ガ−・菓子等のベ−キング用コンベヤとして有用で
ある。
【0016】
【実施例】本発明に係るベルトコンベヤによれば、上述
した通り、長期運休中に菌類が繁殖しても、再運転に伴
いその繁殖菌類を光触媒微粒子の酸化作用により殺菌で
きる。このことは、次の実施例と比較例との対比からも
明らかである。 〔実施例1〕図2の(イ)に示すシ−トを使用した。ポ
リテトラフルオロエチレン粉末(粒子径ほぼ0.25μ
m)濃度40重量%の水性ディスパ−ジョンに厚さ50
μmのステンレス箔を浸漬し引上げ、110℃×60秒
の加熱で水を蒸発・除去し、更に390℃×90秒の加
熱で焼成して厚み7μmのフッ素樹脂層22を形成し
た。ついで、このフッ素樹脂層付きステンレス箔に対
し、ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径ほぼ0.
25μm)とアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子(粒子径
0.02μm)を重量比6:4で含有する固形分濃度5
5重量%、シリコ−ン系界面活性剤濃度1重量%の水デ
ィスパ−ジョンに浸漬・引上げ、110℃×60秒での
水の蒸発除去、390℃×90秒での焼成の一連の処理
を二回行って、厚み18μmの光触媒層21を形成し、
ステンレス箔から剥離して図2の(イ)に示す構成のシ
−トを得た。 〔実施例2〕図3の(ロ)に示すシ−トを使用した。上
記ポリテトラフルオロエチレン粉末濃度40重量%の水
性ディスパ−ジョンに厚さ100μmのガラスクロスを
浸漬し引上げ、100℃×90秒の加熱で水を蒸発・除
去し、更に370℃×2分の加熱で焼成することを繰り
返してフッ素樹脂量が200g/m2のフッ素樹脂含浸
ガラスクロス220を得た。ついで、このフッ素樹脂含
浸ガラスクロスの両面に実施例1と同様にして、付着量
230g/m2の光触媒層21を形成して、図3の
(ロ)に示す構成のシ−トを得た。 〔比較例1〕ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径
ほぼ0.25μm)濃度40重量%の水性ディスパ−ジ
ョンに厚さ50μmのステンレス箔を浸漬し引上げ、1
10℃×60秒の加熱で水を蒸発・除去し、更に390
℃×90秒の加熱で焼成することを二回繰返し、ステン
レス箔を剥離して厚さ23μmの単体フッ素樹脂層を得
た。
した通り、長期運休中に菌類が繁殖しても、再運転に伴
いその繁殖菌類を光触媒微粒子の酸化作用により殺菌で
きる。このことは、次の実施例と比較例との対比からも
明らかである。 〔実施例1〕図2の(イ)に示すシ−トを使用した。ポ
リテトラフルオロエチレン粉末(粒子径ほぼ0.25μ
m)濃度40重量%の水性ディスパ−ジョンに厚さ50
μmのステンレス箔を浸漬し引上げ、110℃×60秒
の加熱で水を蒸発・除去し、更に390℃×90秒の加
熱で焼成して厚み7μmのフッ素樹脂層22を形成し
た。ついで、このフッ素樹脂層付きステンレス箔に対
し、ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径ほぼ0.
25μm)とアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子(粒子径
0.02μm)を重量比6:4で含有する固形分濃度5
5重量%、シリコ−ン系界面活性剤濃度1重量%の水デ
ィスパ−ジョンに浸漬・引上げ、110℃×60秒での
水の蒸発除去、390℃×90秒での焼成の一連の処理
を二回行って、厚み18μmの光触媒層21を形成し、
ステンレス箔から剥離して図2の(イ)に示す構成のシ
−トを得た。 〔実施例2〕図3の(ロ)に示すシ−トを使用した。上
記ポリテトラフルオロエチレン粉末濃度40重量%の水
性ディスパ−ジョンに厚さ100μmのガラスクロスを
浸漬し引上げ、100℃×90秒の加熱で水を蒸発・除
去し、更に370℃×2分の加熱で焼成することを繰り
返してフッ素樹脂量が200g/m2のフッ素樹脂含浸
ガラスクロス220を得た。ついで、このフッ素樹脂含
浸ガラスクロスの両面に実施例1と同様にして、付着量
230g/m2の光触媒層21を形成して、図3の
(ロ)に示す構成のシ−トを得た。 〔比較例1〕ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径
ほぼ0.25μm)濃度40重量%の水性ディスパ−ジ
ョンに厚さ50μmのステンレス箔を浸漬し引上げ、1
10℃×60秒の加熱で水を蒸発・除去し、更に390
℃×90秒の加熱で焼成することを二回繰返し、ステン
レス箔を剥離して厚さ23μmの単体フッ素樹脂層を得
た。
【0017】これらの実施例及び比較例につき、大腸菌
濃度105個/ミリリットルの菌液を0.5ミリリット
ル/5×5cm2にて滴下し(実施例では光触媒層上に
滴下)、ブラックライト(紫外線強度0.1mW/cm
2)を照射し、寒天培養してコロニ−数を測定したとこ
ろ、1時間照射で実施例品では菌数10個以下に減少し
ていたが、比較例品では、菌数は殆ど減少せず、ほぼ1
05個のままであった。従って、ベルトを実施例のシ−
トで製作した本発明に係るベルトコンベヤによれば、コ
ンベヤの長期運休によりベルトに菌類が繁殖しても、再
稼働後での紫外線の照射による活性光触媒微粒子により
菌類を殺菌でき、衛生を充分に保証できる。
濃度105個/ミリリットルの菌液を0.5ミリリット
ル/5×5cm2にて滴下し(実施例では光触媒層上に
滴下)、ブラックライト(紫外線強度0.1mW/cm
2)を照射し、寒天培養してコロニ−数を測定したとこ
ろ、1時間照射で実施例品では菌数10個以下に減少し
ていたが、比較例品では、菌数は殆ど減少せず、ほぼ1
05個のままであった。従って、ベルトを実施例のシ−
トで製作した本発明に係るベルトコンベヤによれば、コ
ンベヤの長期運休によりベルトに菌類が繁殖しても、再
稼働後での紫外線の照射による活性光触媒微粒子により
菌類を殺菌でき、衛生を充分に保証できる。
【0018】〔実施例3〕実施例1のシ−トを防汚フィ
ルムとして使用し、該フィルムのフッ素樹脂層面を、雰
囲気ガスにアルゴンガスを用い、雰囲気圧0.05To
rr、放電電力30W・sec/cm2、時間20秒で
スパッタエッチング処理し、その処理面に溶剤系ホット
メルト接着剤を乾燥厚み15μmにて塗布した。この防
汚フィルムを接着剤層において、表面接着処理済の鋼板
にラミネ−タロ−ルを用い加圧接着した。 〔実施例4〕実施例3に対し、接着剤層として、乾燥厚
み40μmのシリコ−ン系粘着剤塗布層を使用した以
外、実施例3に同じとした。 〔比較例2〕ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径
ほぼ0.25μm)とアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子
(粒子径0.02μm)を重量比6:4で含有する固形
分濃度55重量%、シリコ−ン系界面活性剤濃度1重量
%の水ディスパ−ジョンに厚さ50μmのステンレス箔
を浸漬・引上げ、110℃×60秒での水の蒸発除去、
390℃×90秒での焼成の一連の処理を二回行って、
厚み18μmの光触媒層を形成し、この光触媒層の片面
を実施例3と同様にしてスパッタエッチングし、溶剤系
ホットメルト接着剤を塗布し、接着剤層において、表面
接着処理済の鋼板にラミネ−タロ−ルを用い加圧接着し
た。
ルムとして使用し、該フィルムのフッ素樹脂層面を、雰
囲気ガスにアルゴンガスを用い、雰囲気圧0.05To
rr、放電電力30W・sec/cm2、時間20秒で
スパッタエッチング処理し、その処理面に溶剤系ホット
メルト接着剤を乾燥厚み15μmにて塗布した。この防
汚フィルムを接着剤層において、表面接着処理済の鋼板
にラミネ−タロ−ルを用い加圧接着した。 〔実施例4〕実施例3に対し、接着剤層として、乾燥厚
み40μmのシリコ−ン系粘着剤塗布層を使用した以
外、実施例3に同じとした。 〔比較例2〕ポリテトラフルオロエチレン粉末(粒子径
ほぼ0.25μm)とアナタ−ゼ型酸化チタン微粒子
(粒子径0.02μm)を重量比6:4で含有する固形
分濃度55重量%、シリコ−ン系界面活性剤濃度1重量
%の水ディスパ−ジョンに厚さ50μmのステンレス箔
を浸漬・引上げ、110℃×60秒での水の蒸発除去、
390℃×90秒での焼成の一連の処理を二回行って、
厚み18μmの光触媒層を形成し、この光触媒層の片面
を実施例3と同様にしてスパッタエッチングし、溶剤系
ホットメルト接着剤を塗布し、接着剤層において、表面
接着処理済の鋼板にラミネ−タロ−ルを用い加圧接着し
た。
【0019】これらの実施例品及び比較例品につき、屋
外に6ヵ月放置して太陽光線に曝したところ、比較例品
では接着界面の大部分が剥離して防汚フィルムに浮きが
観られたが、実施例3及び実施例4においては、接着界
面に何らの異常も生じなかった。
外に6ヵ月放置して太陽光線に曝したところ、比較例品
では接着界面の大部分が剥離して防汚フィルムに浮きが
観られたが、実施例3及び実施例4においては、接着界
面に何らの異常も生じなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るベルトコンベヤにおいて
は、長期の運休によりベルト面に菌類が繁殖しても、再
駆動によるベルト走行で繁殖菌類を紫外線照射で殺菌で
き、しかも、無接触方式で防汚できるから、コンベヤの
良好な駆動特性を維持しつつ衛生を保証できる。また、
長期の紫外線照射のもとでも、光触媒微粒子の担持状
態、ベルトの積層界面を安定に維持でき、上記駆動特性
の維持及び衛生保証を長期にわたって確保できる。
は、長期の運休によりベルト面に菌類が繁殖しても、再
駆動によるベルト走行で繁殖菌類を紫外線照射で殺菌で
き、しかも、無接触方式で防汚できるから、コンベヤの
良好な駆動特性を維持しつつ衛生を保証できる。また、
長期の紫外線照射のもとでも、光触媒微粒子の担持状
態、ベルトの積層界面を安定に維持でき、上記駆動特性
の維持及び衛生保証を長期にわたって確保できる。
【図1】本発明に係るベルトコンベヤを示す図面であ
る。
る。
【図2】本発明に係るコンベヤ用ベルトの一例を示す図
面である。
面である。
【図3】本発明に係るコンベヤ用ベルトの上記とは別の
例を示す図面である。
例を示す図面である。
【図4】本発明に係るコンベヤ用ベルトの上記とは別の
例を示す図面である。
例を示す図面である。
【図5】本発明に係るコンベヤ用ベルトの上記とは別の
例を示す図面である。
例を示す図面である。
11 ドライビングベルト車 12 ベルト車 15 紫外線照射装置 2 コンベヤベルト 21 光触媒層 22 フッ素樹脂製のベルト本体 220 フッ素樹脂含浸繊維基材 A 防汚フィルム B ベルト本体 3 接着剤
Claims (5)
- 【請求項1】光触媒微粒子を樹脂結着剤で結着した光触
媒層をベルトの片面または両面に設け、走行ベルトの片
面または両面を紫外線で照射する手段を設けたことを特
徴とするベルトコンベヤ。 - 【請求項2】光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着し
た光触媒層を、フッ素樹脂製のベルト本体の片面または
両面に設けたことを特徴とするコンベヤ用ベルト。 - 【請求項3】光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着し
た光触媒層を、繊維芯材にフッ素樹脂を含浸・塗布して
なるベルト本体の片面または両面に設けたことを特徴と
するコンベヤ用ベルト。 - 【請求項4】光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着し
た光触媒層をフッ素樹脂層の片面に設けた防汚フィルム
のフッ素樹脂層をベルト本体の片面または両面に接着し
たことを特徴とするコンベヤ用ベルト。 - 【請求項5】光触媒微粒子をフッ素樹脂結着剤で結着し
た光触媒層をフッ素樹脂含浸繊維芯材の片面に設けた防
汚フィルムのフッ素樹脂含浸繊維芯材をベルト本体の片
面または両面に接着したことを特徴とするコンベヤ用ベ
ルト
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24951597A JPH1171008A (ja) | 1997-08-30 | 1997-08-30 | コンベヤ用ベルト及びベルトコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24951597A JPH1171008A (ja) | 1997-08-30 | 1997-08-30 | コンベヤ用ベルト及びベルトコンベヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1171008A true JPH1171008A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17194128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24951597A Pending JPH1171008A (ja) | 1997-08-30 | 1997-08-30 | コンベヤ用ベルト及びベルトコンベヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1171008A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007168943A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Okura Yusoki Co Ltd | ベルトコンベヤ |
| CN102578442A (zh) * | 2011-12-21 | 2012-07-18 | 常州浩瀚新材料科技有限公司 | 一种uv-光催氧化对粮食安全提供保障的技术及装置 |
| JP2019210112A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社フジコー | 抗菌性ベルト及びその製造方法 |
| KR20230121305A (ko) * | 2022-02-11 | 2023-08-18 | 충청대학교 산학협력단 | 금속 부품 및 공구 세척장치 |
-
1997
- 1997-08-30 JP JP24951597A patent/JPH1171008A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007168943A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Okura Yusoki Co Ltd | ベルトコンベヤ |
| CN102578442A (zh) * | 2011-12-21 | 2012-07-18 | 常州浩瀚新材料科技有限公司 | 一种uv-光催氧化对粮食安全提供保障的技术及装置 |
| JP2019210112A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社フジコー | 抗菌性ベルト及びその製造方法 |
| KR20230121305A (ko) * | 2022-02-11 | 2023-08-18 | 충청대학교 산학협력단 | 금속 부품 및 공구 세척장치 |
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