JPH117103A - ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH117103A
JPH117103A JP10107840A JP10784098A JPH117103A JP H117103 A JPH117103 A JP H117103A JP 10107840 A JP10107840 A JP 10107840A JP 10784098 A JP10784098 A JP 10784098A JP H117103 A JPH117103 A JP H117103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxazoline group
polymer
treatment
layer
silver halide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10107840A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Koyama
博和 小山
Makoto Honda
本田  誠
Toshiaki Shibue
俊明 渋江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10107840A priority Critical patent/JPH117103A/ja
Publication of JPH117103A publication Critical patent/JPH117103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像前及び現像処理時及び現像処理後の支持
体との接着性及び耐傷性に優れたハロゲン化銀写真感光
材料を提供する。更に、磁気ヘッドの通過に対する耐傷
性に優れた磁気記録媒体及び磁気記録層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料を提供する。 【解決手段】 ポリエステル支持体上に少なくとも一層
の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真
感光材料において、該支持体の少なくとも一方の側の表
面に表面処理を施し、その表面処理を施した面に隣接す
る層に下記一般式(A)で表される2−オキサゾリン基
を有する水溶性又は水分散性ポリマーを含有する層を塗
設することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 (式中、R1,R2,R3,R4はそれぞれ独立に水素、ハ
ロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル又は置換フェ
ニル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料及び磁気記録媒体に関する。詳しくは、現像前
及び現像処理時及び現像処理後の支持体とその隣接層と
の接着性及び耐傷性に優れたハロゲン化銀写真感光材
料、更に、磁気ヘッドの通過に対する耐傷性に優れた磁
気記録媒体及び磁気記録層を有するハロゲン化銀写真感
光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に写真フィルムに擦り傷が入
ると、プリントされた写真画像に不必要な筋が入り商品
価値が失われる。そこで、フィルムを構成する各層の膜
強度を向上させ擦り傷を防止することが行われている。
しかしながら、各層の膜強度が強くても支持体とその隣
接層間及び各層間の接着力が不十分だと、その界面から
剥離を生じ、擦り傷状に膜はがれを起こすことがある。
特に、疎水的なポリエステル支持体とその隣接層との接
着性を達成することは難しい。
【0003】支持体と隣接層との接着性を向上させる技
術としては支持体表面に予めコロナ放電処理、グロー放
電処理などの前処理を施す技術や支持体隣接層に架橋剤
を添加する技術、或いはこれらの技術を併用することが
知られている。架橋剤の具体例としては特開昭51−1
03422号公報記載のエポキシ系化合物、特開昭51
−114120号公報記載のトリアジン系化合物などを
挙げることができる。
【0004】しかし、最近のように製造工程、現像前準
備、現像処理、プリント処理がますます高速化するなか
で、ますます擦り傷が付きやすくなり、従来技術では支
持体と隣接層との接着力が不十分となってきた。
【0005】また、磁気記録媒体においても、支持体と
その隣接層との接着力が不十分だと磁気の書き込みや読
み取りで磁気ヘッドが通過する際に擦り傷が入り、磁気
記録上致命的な欠陥となる。特に、近年は米国特許第
3,782,947号、同4,279,945号、同
4,302,523号の明細書に記載されているよう
に、感光材料の裏面に透明な磁気記録層を設けることが
提案されているが、こうしたハロゲン化銀感光層を有す
る磁気記録媒体は現像処理後にも同様の接着力を維持す
ることが必要であり従来技術では接着力が十分ではなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
よりなされたものであり、その目的は、現像前及び現像
処理時及び現像処理後の支持体とその隣接層との接着性
及び耐傷性に優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ること、更に、磁気ヘッドの通過に対する耐傷性に優れ
た磁気記録媒体及び磁気記録層を有するハロゲン化銀写
真感光材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成によって達成される。
【0008】(1)ポリエステル支持体上に少なくとも
一層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀
写真感光材料において、該支持体の少なくとも一方の側
の表面に表面処理を施し、その表面処理を施した面に隣
接する層に下記一般式(A)で表される2−オキサゾリ
ン基を有する水溶性又は水分散性ポリマーを含有する層
を塗設することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料。
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R1,R2,R3,R4はそれぞれ独
立に水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル
又は置換フェニル基を表す。) (2)前記支持体がポリエチレンテレフタレート又はポ
リエチレンナフタレートを主成分とすることを特徴とす
る前記(1)記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0011】(3)前記表面処理がコロナ放電処理又は
グロー放電処理又は紫外線照射処理又は火炎処理である
ことを特徴とする前記(1)又は(2)記載のハロゲン
化銀写真感光材料。
【0012】(4)2−オキサゾリン基を有するポリマ
ーを含有する層の5重量%以上が2−オキサゾリン基を
有する水溶性ポリマーであることを特徴とする前記
(3)記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0013】(5)2−オキサゾリン基を有するポリマ
ーを含有する層の15重量%以上が2−オキサゾリン基
を有する水分散性ポリマーであることを特徴とする前記
(3)記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0014】(6)2−オキサゾリン基を有するポリマ
ーを含有する層の60重量%以上が2−オキサゾリン基
を有する水分散性ポリマーであることを特徴とする前記
(5)記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0015】(7)2−オキサゾリン基を有するポリマ
ーを含有する層を塗設した後、90〜150℃で1分以
上熱処理をすることを特徴とする前記(1)〜(6)の
何れか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0016】(8)前記表面処理を施した支持体の表面
処理後の表層の酸素原子の原子数%(atomic%)
が表面処理前に比較して1.5〜10atomic%上
昇していることを特徴とする前記(1)〜(7)の何れ
か1項記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0017】(9)ポリエステル支持体上に少なくとも
一層の磁気記録層を有する磁気記録媒体において、該支
持体の少なくとも一方の側の表面に表面処理を施し、そ
の表面処理を施した面に隣接する層に下記一般式(A)
で表される2−オキサゾリン基を有する水溶性又は水分
散性ポリマーを含有する層を塗設することを特徴とする
磁気記録媒体。
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R1,R2,R3,R4はそれぞれ独
立に水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル
又は置換フェニル基を表す。) (10)前記支持体がポリエチレンテレフタレート又は
ポリエチレンナフタレートを主成分とすることを特徴と
する前記(9)記載の磁気記録媒体。
【0020】(11)前記表面処理がコロナ放電処理又
はグロー放電処理又は紫外線照射処理又は火炎処理であ
ることを特徴とする前記(9)又は(10)記載の磁気
記録媒体。
【0021】(12)2−オキサゾリン基を有するポリ
マーを含有する層の5重量%以上が2−オキサゾリン基
を有する水溶性ポリマーであることを特徴とする前記
(11)記載の磁気記録媒体。
【0022】(13)2−オキサゾリン基を有するポリ
マーを含有する層の15重量%以上が2−オキサゾリン
基を有する水分散性ポリマーであることを特徴とする前
記(11)記載の磁気記録媒体。
【0023】(14)2−オキサゾリン基を有するポリ
マーを含有する層の60重量%以上が2−オキサゾリン
基を有する水分散性ポリマーであることを特徴とする前
記(13)記載の磁気録媒体。
【0024】(15)2−オキサゾリン基を有するポリ
マーを含有する層を塗設した後、90〜150℃で1分
以上熱処理をすることを特徴とする前記(9)〜(1
4)の何れか1項記載の磁気記録媒体。
【0025】(16)前記表面処理を施した支持体の表
面処理後の表層の酸素原子の原子数%(atomic
%)が表面処理前に比較して1.5〜10atomic
%上昇していることを特徴とする前記(9)〜(15)
記載の磁気記録媒体。
【0026】以下に本発明について詳述する。
【0027】なお、オキサゾリン化合物を支持体隣接層
に含有する例が、特開平4−181244号公報に開示
されている。しかし、ここで開示されている技術は隣接
層バインダー中のカルボキシル基とオキサゾリンの反応
による膜強度向上を狙った技術で、また、表面処理をし
ないことが前提であることから、本発明とは異なった技
術である。この技術では上記事情を満たす支持体と隣接
層との接着力は得られなかった。
【0028】本発明ではオキサゾリン化合物と表面処理
を組み合わせることで予想以上の接着力が得られ、上記
要求を満たす接着力が得られることを見いだした。詳細
なメカニズムは不明だが、表面処理で支持体表層に生じ
た酸素を含有する基と2−オキサゾリン基との反応性が
非常に高く、支持体と直接架橋することで接着力が得ら
れているのではないかと推察している。
【0029】本発明の2−オキサゾリン基を有する水溶
性ポリマーは下記一般式(A)で表される2−オキサゾ
リン基をペンダントに有する水溶性ポリマーである。
【0030】
【化5】
【0031】式中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ独立
に水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル又
は置換フェニルを表すが、好ましくは、水素又は低級ア
ルキル基が挙げられる。具体的には、 などが挙げられる。
【0032】水溶性ポリマーとして特開平5−2952
75号記載の重合体(B)が挙げられる。具体的には、
2−オキサゾリン基を持つモノマーとして、2−ビニル
−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オ
キサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−5−エチル−2−オキサゾリン等と必要に
応じて少なくとも一種の他のモノマーを従来公知の重合
法によって水性媒体中で溶液重合を行うことで合成でき
る。
【0033】2−オキサゾリン基を持つモノマーの使用
量は特に限定されるものではないが、構成モノマーの3
重量%以上が2−オキサゾリン基を有するモノマーであ
ることが好ましく、5重量%以上100重量%以下であ
ることがより好ましい。
【0034】他のモノマーとしては例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、n−又はi−プロピルア
クリレート、n−,i−又はt−ブチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、ベンジルアクリレート、エチレングリコー
ルジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールアクリレート、α−クロロ
−メチルアクリレート、α−クロロ−エチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n
−又はi−プロピルメタクリレート、n−,i−又はt
−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメ
タクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
プロピレングリコールジメタクリレート、ポリエチレン
グリコールメタクリレート等のアクリレート、メタクリ
レート類、或いはα−クロロ−アクリレート類、メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ベンジルビニ
ルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のビニル
エーテル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香
酸ビニル等のビニルエステル類、エチルビニルケトン、
シクロヘキシルビニルケトン等のビニルケトン類、スチ
レン、メチルスチレン、クロロスチレン、ジビニルベン
ゼン等のスチレン類、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミ
ド、n−又はi−ジプロピルアクリルアミド、n−,i
−又はt−ジブチルアクリルアミド等のアクリルアミド
類、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のクロロオレフィン
類等を挙げることができる。
【0035】ただし、ポリマーに水溶性を付与するため
には構成モノマーの50%以上が親水性モノマーである
ことが必要である。親水性モノマーとしては上記2−オ
キサゾリン基を持つモノマー、および他のモノマーとし
て2−ヒドロキシエチルアクリレート、メトキシポリエ
チレングリコールアクリレート、2−アミノエチルアク
リレートおよびその塩、アクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)−ア
クリルアミド、アクリルニトリル、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールメ
タクリレート、アミノエチルメタクリレートおよびその
塩、メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ド、N−(2−ヒドロキシエチル)−メタクリルアミ
ド、メタクリルニトリル、スチレンスルホン酸ナトリウ
ム等が挙げられる。
【0036】具体例としては(数値はモル比)、 W−1:2−イソプロペニル−2−オキサゾリン(10
0) W−2:2−ビニル−2−オキサゾリン/エチルアクリ
レート(70/30) W−3:2−イソプロペニル−2−オキサゾリン/2−
ヒドロキシエチルメタクリレート/n−ブチルメタクリ
レート(60/20/20) W−4:2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン/
アクリルアミド(80/20) 等を挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。また、市販の水溶性ポリマーも使用することが
でき、例えばエポクロスWS−500、WS−300
(何れも(株)日本触媒)を挙げることができる。
【0037】本発明の2−オキサゾリン基を有する水分
散性ポリマーは上記一般式(A)で表される2−オキサ
ゾリン基を有する水分散性ポリマーであり、具体的には
特開平2−99537号記載の重合体(B)が挙げられ
る。
【0038】具体的には例えば上記のような2−オキサ
ゾリン基を持つモノマーと必要に応じて少なくとも一種
の上記のような他のモノマーを従来公知の乳化重合法や
コア/シェル構造を形成させる乳化重合法等を行うこと
で合成できる。
【0039】2−オキサゾリン基を持つモノマーの使用
量は特に限定されるものではないが、構成モノマーの3
重量%以上が2−オキサゾリン基を有するモノマーであ
ることが好ましく、5重量%以上100重量%以下であ
ることがより好ましい。
【0040】合成方法は例えばW.R.Sorenso
n,T.W.Cambell共著(星野敏雄、依田直也
共訳)「高分子合成実験法」144,152頁(東京化
学同人)に記載の方法によって合成することができる。
また、コア/シェル構造を形成させる乳化重合について
は特開平8−286301号公報に記載されているよう
な方法で合成できる。
【0041】具体例としては(数値はモル比)、 P−1:2−イソプロペニル−2−オキサゾリン/スチ
レン/エチルアクリレート(30/40/30)、 P−2:2−ビニル−2−オキサゾリン/メチルメタク
リレート/シクロヘキシルメタクリレート(40/40
/20)、 P−3:2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサ
ゾリン/n−ブチルアクリレート/スチレン(30/3
5/35)、 P−4:2−イソプロペニル−2−オキサゾリン/n−
ブチルアクリレート/スチレン/ジビニルベンゼン(3
0/30/30/10)、 等を挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。また、市販の水分散性ポリマーも使用すること
ができ、エポクロスK−1010E、K−1020E、
K−1030E、K−2010E、K−2020E、K
−2030E(何れも(株)日本触媒)を挙げることが
できる。
【0042】次に、本発明に用いられるポリエステル支
持体について説明する。本発明に用いられるポリエステ
ル支持体はジカルボン酸成分とジオール成分を主要な構
成成分とするポリエステルである。
【0043】主要な構成成分のジカルボン酸成分として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェニルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニル
ケトンジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸な
どを挙げることができる。また、ジオール成分として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロ
パン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、9,
9−ビス(4,4′−ジ−β−ヒドロキシエチル)フル
オレン、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ハイドロキノン、シクロヘキサンジオールなどを挙
げることができる。
【0044】これらを主要な構成成分とするポリエステ
ルの中でも透明性、機械的強度、寸法安定性などの点か
ら、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸及び/又は
2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジオール成分とし
て、エチレングリコール及び/又は1,4−シクロヘキ
サンジメタノールを主要な構成成分とするポリエステル
が好ましい。中でも、ポリエチレンテレフタレートユニ
ット、ポリエチレン−2,6−ナフタレートユニットを
含有するポリエステルが好ましい。ポリエステルに対し
てエチレンテレフタレートユニット又はエチレン−2,
6−ナフタレートユニットが70重量%以上含有されて
いると、透明性、機械的強度、寸法安定性などに高度に
優れたフィルムが得られる。
【0045】本発明に用いられるポリエステルフィルム
を構成するポリエステルは、本発明の効果を阻害しない
範囲であれば、更に他の共重合成分が共重合されていて
も良いし、他のポリエステルが混合されていても良い。
これらの例としては、先に挙げたジカルボン酸成分やジ
オール成分、又はポリエステルを挙げることができる。
【0046】本発明に用いられるポリエステルには、ラ
イトパイピング現象を防止する目的で、染料を含有させ
ることが好ましい。このような目的で配合される染料と
しては、その種類に特に限定があるわけではないが、フ
ィルムの製造上、耐熱性に優れていることが必要であ
り、アンスラキノン系やペリノン系の染料が挙げられ
る。また、色調としては、一般の写真感光材料に見られ
るようにグレー染色が好ましい。
【0047】ポリエステルフィルムの厚みは特に限定が
ある訳ではないが、20〜125μm、特に40〜90
μmであることが好ましい。
【0048】また、ポリエステルフィルムは、ヘーズが
3%以下であることが好ましい。更に好ましくは1%以
下である。ヘーズが3%より大きいとフィルムを写真感
光材料用支持体として用いた場合、写真用印画紙に焼付
けた画像がぼけてしまい不鮮明になる。上記ヘーズは、
ASTM−D1003−52に従って測定したものであ
る。
【0049】本発明に用いられるポリエステルフィルム
のガラス転移点Tgは、60℃以上が好ましく、更に7
0℃以上150℃以下が好ましい。Tgは示差走査熱量
計で測定することによって求められる。Tgがこの範囲
にあることで、現像処理機の乾燥工程でのフィルムの変
形がなく、現像処理後の巻きぐせカールの小さい感光材
料が得られる。
【0050】次に、本発明に用いられるポリエステルフ
ィルムの製造方法について説明するが、特に限定される
訳ではない。未延伸シートを得る方法及び縦方向に一軸
延伸する方法は、従来公知の方法で行うことができる。
例えば、原料のポリエステルをペレット状に成型し、熱
風乾燥又は真空乾燥した後、溶融押出し、Tダイよりシ
ート状に押出して、静電印加法などにより冷却ドラムに
密着させ、冷却固化させ、未延伸シートを得る。次い
で、得られた未延伸シートを複数のロール群及び/又は
赤外線ヒーターなどの加熱装置を介してポリエステルの
TgからTg+100℃の範囲内に加熱し、一段又は多
段縦延伸する方法である。延伸倍率は、通常2.5倍〜
6倍の範囲で、続く横延伸が可能な範囲とする必要があ
る。
【0051】上記の様にして得られた縦方向に一軸延伸
されたポリエステルフィルムを、Tg〜Tm(融点)−
20℃の温度範囲内で、横延伸し、次いで熱固定する。
横延伸倍率は通常3〜6倍であり、また、縦、横延伸倍
率の比は、得られた二軸延伸フィルムの物性を測定し、
好ましい特性を有するように適宜調整する。一般には巾
方向と長手方向の物性をバランスさせることが好ましい
が、使用目的に応じて変化させても良い。この時、2つ
以上に分割された延伸領域で温度差を1〜50℃の範囲
で順次昇温しながら横延伸すると巾方向の物性の分布が
低減でき好ましい。更に横延伸後、フィルムを、その最
終横延伸温度以下でTg−40℃以上の範囲に0.01
〜5分間保持すると巾方向の物性の分布が更に低減でき
好ましい。
【0052】熱固定は、その最終横延伸温度より高温
で、Tm−20℃以下の温度範囲内で通常0.5〜30
0秒間熱固定する。この際、2つ以上に分割された領域
で温度差を1〜100℃の範囲で順次昇温しながら熱固
定することが好ましい。
【0053】熱固定されたフィルムは通常Tg以下まで
冷却され、フィルム両端のクリップ把持部分をカットし
巻き取られる。この際、最終熱固定温度以下、Tg以上
の温度範囲内で、巾方向及び/又は長手方向に0.1〜
10%弛緩処理することが好ましい。また、冷却は、最
終熱固定温度からTgまでを、毎秒100℃以下の冷却
速度で徐冷することが好ましい。
【0054】これら熱固定条件、冷却、弛緩処理条件の
より最適な条件は、フィルムを構成するポリエステルに
より異なるので、得られた二軸延伸フィルムの物性を測
定し、好ましい特性を有するように適宜調整することに
より決定すればよい。
【0055】ポリエステルフィルムについては、巻癖を
低減するため種々の方法がとられる。例えば特開昭51
−16358号に記載されている様に、ポリエステルフ
ィルムのガラス転移点Tgを30℃乃至5℃下回る温度
で熱処理する方法がある。又、特開平1−131550
号には、逐次2軸延伸工程において、縦延伸と横延伸の
間でフィルム表裏に温度勾配をつけることで結晶性、配
向性の差を持たせて永久カールをつける方法が記載され
ている。又、製品として巻き取るときにカールと逆向き
に巻き取り製品貯蔵時につく経時カールと相殺する方法
や、延伸時に温度差を持たせて製膜したポリエステルフ
ィルムをガラス転移点以下50℃以上の温度で熱処理す
る方法も知られている。熱処理で効果的に巻癖が付きに
くくなる支持体は、ガラス転移点が90℃以上200℃
以下のポリエステルが好ましい。これは、この熱処理の
効果がガラス転移点を越える温度にさらされると消失す
るため、一般ユーザーが使用する際にさらされる最も高
温(夏季の車中の温度は、80℃を越える場合もある)
を基準として、90℃以上のガラス転移点を有すること
が好ましいからである。又、透明性を有しガラス転移点
200℃を越える汎用ポリエステルフィルムは今のとこ
ろ存在しない。
【0056】ポリエステルとして特に好ましいものはポ
リエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレー
トを主成分とする支持体である。該支持体は、ポリエチ
レンテレフタレート又はポリエチレンナフタレート若し
くはその共重合物からなるフィルム又はこれらを原料と
する組成物からなるフィルムである。該支持体は、2軸
延伸後、熱固定処理して用いるのが好ましく、必要によ
り熱弛緩させてもよい。
【0057】この場合、熱処理は、50℃以上、ガラス
転移点温度以下の温度で0.1時間以上1500時間以
下行うことが必要である。このうち特に好ましい熱処理
方法は、例えば、ポリエチレンナフタレートの場合はT
gが約120℃であり、従って119℃以下の温度で
0.2〜72時間熱処理することが好ましく、更に好ま
しいのは115℃以下で24時間程度熱処理することで
ある。特に短時間で熱処理をするために、Tg以上に一
度昇温し、Tg近辺で徐々に冷却することが非常に効率
的で好ましい。ポリエチレンナフタレートの場合、一例
として、一度130℃以上200℃の間の温度に保った
後125℃まで冷却し、その後100℃まで40分間で
徐冷することで熱処理時間を著しく短縮できる。このよ
うな熱処理を行った支持体を示差熱分析計で測定する
と、Tg近傍に吸熱ピークが出現し、この吸熱ピークが
大きいほど巻癖は付きにくい。又、100mcal/g
以上、更には200mcal/g以上となるように熱処
理するのが好ましい。
【0058】本発明の支持体の表面処理について説明す
る。本発明の表面処理としてはコロナ放電処理、グロー
放電処理、紫外線照射処理、火炎処理、高周波処理、活
性プラズマ処理、レーザー処理などを挙げることができ
るが、なかでもコロナ放電処理、グロー放電処理、紫外
線照射処理、火炎処理が好ましい。
【0059】表面処理のなかでコロナ放電処理は、最も
よく知られている方法であり、例えば特公昭48−50
43号、同47−51905号、特開昭47−2806
7号、同49−83769号、同51−41770号、
同51−131576号等に開示された方法により行う
ことができる。
【0060】放電周波数は50Hz〜5000kHz、
好ましくは5kHz〜数100kHzが適当である。放
電周波数が小さすぎると、安定な放電が得られずかつ被
処理物にピンホールが生じ、好ましくない。また周波数
が高すぎると、インピーダンスマッチングのための特別
な装置が必要となり、装置の価格が大となり、好ましく
ない。被処理物の処理強度に関しては、0.001kV
・A・分/m2〜5kV・A・分/m2、好ましくは0.
01kV・A・分/m2〜1kV・A・分/m2、が適当
である。電極と誘電体ロールのギャップクリアランスは
0.5〜2.5mm、好ましくは1.0〜2.0mmが
適当である。
【0061】多くの場合、最も効果的な表面処理である
グロー放電処理は、従来知られている何れの方法、例え
ば特公昭35−7578号、同36−10336号、同
45−22004号、同45−22005号、同45−
24040号、同46−43480号、米国特許3,0
57,792号、同3,057,795号、同3,17
9,482号、同3,288,638号、同3,30
9,299号、同3,424,735号、同3,46
2,335号、同3,475,307号、同3,76
1,299号、英国特許997,093号、特開昭53
−129262号等を用いることができる。
【0062】グロー放電処理条件は、一般に圧力は0.
005〜20Torr、好ましくは0.02〜2Tor
rが適当である。圧力が低すぎると表面処理効果が低下
し、また圧力が高すぎると過大電流が流れ、スパークが
起こりやすく、危険でもあるし、被処理物を破壊する恐
れもある。放電は、真空タンク中で1対以上の空間を置
いて配置された金属板或いは金属棒間に高電圧を印加す
ることにより生じる。この電圧は、雰囲気気体の組成、
圧力により色々な値をとり得るものであるが、通常上記
圧力範囲内では、500〜5000Vの間で安定な定常
グロー放電が起こる。接着性を向上せしめるのに特に好
適な電圧範囲は、2000〜4000Vである。また、
放電周波数として、従来技術に見られるように、直流か
ら数1000MHz、好ましくは50Hz〜20MHz
が適当である。放電処理強度に関しては、所望の接着性
能が得られることから0.01kV・A・分/m2〜5
kV・A・分/m2、好ましくは0.15kV・A・分
/m2〜1kV・A・分/m2、が適当である。
【0063】紫外線照射処理は、例えば特公昭43−2
603号、同43−2604号、同45−3828号記
載の方法により行うことができる。
【0064】紫外線照射の方法については、光源は被支
持体の表面温度が150℃前後にまで上昇することが支
持体性能上問題なければ、主波長が365nmの高圧水
銀灯ランプを使用することができる。低温処理が必要と
される場合には主波長が254nmの低圧水銀灯が好ま
しい。またオゾンレスタイプの高圧水銀ランプ、及び低
圧水銀ランプを使用する事も可能である。処理光量に関
しては処理光量が多いほど支持体とその隣接層との接着
力は向上するが、光量の増加に伴い支持体が着色し、ま
た支持体が脆くなるという問題が発生する。従って、通
常のポリエステルフィルムには、365nmを主波長と
する高圧水銀ランプで、照射光量20〜10000(m
J/cm2)がよく、より好ましくは50〜2000
(mJ/cm2)である。254nmを主波長とする低
圧水銀ランプの場合には、照射光量100〜10000
(mJ/cm2)がよく、より好ましくは300〜15
00(mJ/cm2)である。
【0065】火災処理について説明する。火災処理に用
いるガスは天然ガス、液化プロパンガス、都市ガスの何
れでも構わないが、空気との混合比が重要である。何故
なら、火災処理による表面処理の効果は活性な酸素を含
むプラズマによって、もたらされると考えられるからで
あり、火災の重要な性質であるプラズマの活性(温度)
と酸素がどれだけ多くあるかがポイントである。このふ
たつを決めているのはガス/酸素比であり、過不足なく
反応する場合がエネルギー密度が最も高くなりプラズマ
の活性が高くなる。具体的には、天然ガス/空気の好ま
しい混合比は容積比で1/6〜1/10、好ましくは1
/7〜1/9である。また、液化プロパンガス/空気の
場合は1/14〜1/22、好ましくは1/16〜/1
9、都市ガス/空気の場合は1/2〜1/8、好ましく
は1/3〜1/7である。
【0066】また、火災処理量は1〜50kcal/m
2、より好ましくは3〜20kcal/m2の範囲で行う
とよい。またバーナーの内炎の先端と支持体の距離は3
〜7cm、より好ましくは4〜6cmにするとよい。バ
ーナーのノズル形状は、フリンバーナー社(米国)のリ
ボン式、ワイズ社(米国)の多穴式、エアロジェン(英
国)のリボン式、春日電機(日本)の千鳥型多穴式、小
池酸素(日本)の千鳥型多穴式が好ましい。火災処理に
支持体を支えるバックアップロールは中空型ロールであ
り、冷却水を通して水冷し、常に20〜50℃の一定で
処理するのがよい。
【0067】表面処理前後の支持体表層の酸素原子の原
子数%(atomic%)はXPS(X線光電子分光)
表面分析装置により測定した。以下にその方法を説明す
る。
【0068】まず、XPS表面分析装置を以下の条件に
セットする。
【0069】 X線アノード :Mg X線出力 :600W 光電子取り込み角:30〜60度 分解能 :1.5〜1.7eV (分解能は清浄なAgの3d5/2ピークの半値巾で規
定する) なお、試料の固定には、いわゆる粘着テープは使用しな
い。XPS表面分析装置の機種としては特に限定はな
く、種々の装置を使用することができるが、本願におい
ては、VG社製ESCALAB−200Rを用いた。
【0070】測定は、まずワイドスキャンで元素の定性
を行い、検出された元素について更にナロースキャンを
行い各元素のスペクトルを測定した。この時、データの
取り込み間隔は0.2eVとした。次に、各元素につい
てCount Scaleのキャリブレーションを行
い、5ポイントのスムージング処理を行う。更に、各元
素についてピークエリア強度(cps*eV)を求め、
感度係数で補正し、各元素の原子数%を求めた。
【0071】なお、X線光電子分光の測定については、
例えばD.ブリックス、M.P.シーア編(合志陽一、
志水隆一監訳、表面分析研究会訳)「表面分析−基礎と
応用−」(アグネ承風社)等を参考にできる。
【0072】本発明の下引層(支持体に隣接する層)に
ついて説明する。
【0073】本発明で使用できる下引素材は造膜性の良
い素材であれば特に限定されるものではないが、例え
ば、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ビニル
系共重合体、ブタジエン系共重合体、アクリル系共重合
体、ビニリデン系共重合体、エポキシ系共重合体、ゼラ
チンなどを挙げることができ、これらを単独或いは混合
して用いても良い。
【0074】更に、上記素材に本発明の2−オキサゾリ
ン基を有する水溶性又は水分散性ポリマーを混合させ
る。添加量は水溶性オキサゾリン基含有ポリマーの場合
は5重量%以上が好ましく、水分散性オキサゾリン基含
有ポリマーは15重量%以上が好ましい。更に、水分散
性オキサゾリン含有ポリマーは60重量%以上がより好
ましく、また、上記素材とは併用せず、水分散性オキサ
ゾリン含有ポリマー単独で使用しても良い。
【0075】また、必要に応じて、上記素材に加えてマ
ット剤、界面活性剤、無機微粒子、pH調整剤等を加え
てもよく、更に、導電性素材を併用して導電性層を兼ね
ても良い。
【0076】本発明の下引層を塗設する手段について
は、特に制限はなく公知の方法を用いることができる。
また、下引層を塗設するタイミングは支持体製膜中延伸
前或いは延伸後に施されるのが一般的である。
【0077】また、本発明においては、2−オキサゾリ
ン基を有するポリマーを含有する層塗設後に90℃〜1
50℃で1分以上熱処理をすることが好ましい。熱処理
を施すタイミングに特に制限はないが、例えば、該層塗
布乾燥後連続して行うことができる。また、先に述べた
巻ぐせ低減のための熱処理と兼ねて行うこともできる。
【0078】また、本発明においては、支持体の何れか
の側に少なくとも一層の帯電防止層を有することが好ま
しい。
【0079】本発明に用いられる導電性層は一般にハロ
ゲン化銀写真感光材料に有用な帯電防止剤、帯電防止組
成物のほとんどを用いることができる。例えば、特公昭
47−28937号或いは特公昭49−23828号記
載のスチレン−マレイン酸ナトリウム共重合体、特開昭
53−82876号記載のビニルベンジルスルホン酸ナ
トリウム共重合体、特公昭48−23451号記載のス
チレンスルホン酸ナトリウムの重合体或いは共重合体等
のアニオン系帯電防止剤、特開昭51−42535号、
特開昭54−159222号、特開昭55−7763号
記載のアイオネン重合物(例えば、トリエチレンジアミ
ンとキシリデンジクロライドとの重合物)、特許米国特
許第2,882,157号記載の例えば、ポリメタクロ
イルエチルジエチルメチルアンモニウムメチルスルホネ
ート、特公昭60−51693号、特開昭61−223
736号及び特開昭62−9346号記載の第4級アン
モニウム基を側鎖に持つ架橋型共重合体粒子(例えば、
コポリマー〔N,N,N−トリメチル−N−ビニルベン
ジルアンモニウムクロライド−コ−ジビニルベンゼ
ン〕)、特開平7−28194号記載のアイオネン重合
体架橋型或いはアイオネン重合体を側鎖に持つ共重合体
粒子等のカチオン帯電防止剤(例えば、ポリビニルベン
ジルクロライドと末端N−(トリエチレンジアミンとキ
シリデンジクロライドとの重合物)との架橋反応物)、
特公昭57−12979号に記載のアルミナゾルを主成
分とするもの、特開昭57−104931号記載のZn
O、SnO2、TiO2、Al23、In23、Si
2、MgO、BaO、MoO3、ZiO2等の微粒子金
属酸化物、特公昭55−5982号記載のV25等の金
属酸化物帯電防止剤、特公昭52−32572号記載の
高級脂肪アルコールリン酸エステル帯電防止剤、特開平
2−252726号記載のポリ(イソチアナフテン)
系、特開平2−255770号或いは特開平2−308
246号記載のポリ(チオフェン)系等の共役二重結合
導電性高分子等が挙げられる。
【0080】特に、上記記載帯電防止剤のうちスチレン
スルホン酸ナトリウムの共重合体や金属酸化物を主成分
とすることが好ましい。
【0081】次に、磁気記録層について説明する。磁気
記録層に用いられる磁性体微粉末としては、金属磁性体
粉末、酸化鉄磁性体粉末、Coドープ酸化鉄磁性体粉
末、二酸化クロム磁性体粉末、バリウムフェライト磁性
体粉末などが使用できる。これらの磁性体粉末の製法は
既知であり、本発明で用いられる磁性体粉末についても
公知の方法に従って製造することができる。
【0082】磁性体粉末の形状・サイズは特に制限はな
く、広く用いることができる。形状としては針状、米粒
状、球状、立方体状、板状など何れの形状を有するもの
であってもよいが、針状、板状であることが電磁変換特
性上好ましい。結晶子サイズ、比表面積ともに特に制限
はない。磁性体粉末は表面処理されたものであってもよ
い。例えば、チタン、珪素、アルミニウムなどの元素を
含む物質で表面処理されたものでもよいし、カルボン
酸、スルホン酸、硫酸エステル、ホスホン酸、燐酸エス
テル、ベンゾトリアゾールなどの含チッ素複素環をもつ
吸着性化合物のような有機化合物で処理されていてもよ
い。磁性体粉末のpHも特に制限はないが、5〜10の
範囲にあることが好ましい。
【0083】磁性体粒子のサイズについては、そのサイ
ズと透明性との間に相関があることが「テレビジョン」
第20巻、第2号「超微粒子半透明磁気記録媒体の特性
とその応用」に記載されている。例えば、γ−Fe23
の針状粉末においては粒子サイズを小さくすると光透過
率が向上する。
【0084】米国特許第2,950,971号明細書に
は、バインダー中に分散された磁性酸化鉄からなる磁気
層が赤外線を透過させることが記載されており、米国特
許第4,279,945号明細書には、磁気層中におけ
る磁性体粒子の濃度が比較的多い場合にも粒子サイズを
小さくすると波長632.8nmのヘリウム・ネオンレ
ーザー光の透過性がよくなることが記載されている。
【0085】しかしながら、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料の画像形成領域に磁気記録層を設ける場合、赤色
領域だけでなく、緑色領域及び青色領域の光透過率も高
くなければならない。
【0086】このため磁性体粒子の粒径を小さくすると
共に、磁性体粒子の塗設量も制限される。
【0087】磁性体粒子は、ある程度以上に粒径を小さ
くすると必要な磁気特性が得られなくなる。従って、磁
性体粉末の粒径は必要な磁気特性が得られる範囲で小さ
くすることが好ましい。また、磁性体粒子の塗設量も、
ある程度以上に少なくすると必要な磁気特性が得られな
くなるので、必要な磁気特性が得られる範囲で少なくす
ることが好ましい。
【0088】実用的には、磁性体粉末の塗設量は0.0
01〜3g/m2であり、より好ましくは0.01〜1
g/m2である。
【0089】磁気記録層に用いるバインダーとしては、
従来、磁気記録媒体用として使用されている公知の熱可
塑性樹脂,放射線硬化性樹脂,熱硬化性樹脂,その他の
反応型樹脂及びこれらの混合物を使用することができ
る。
【0090】熱可塑性樹脂は、ガラス転移点Tgが−4
0℃〜150℃、好ましくは60℃〜120℃であるも
のであり、重量平均分子量は10000〜300000
であるものが好ましく、更に好ましくは、重量平均分子
量が50000〜200000のものである。
【0091】本発明における磁気記録層のバインダーは
セルロースエステルを主成分とすることが好ましく、具
体的には、セルロースジアセテート、セルロースアセテ
ートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート
等のセルロースアセテート系;硝酸セルロース系;硫酸
セルロース系、及びそれらの混合エステル系等があり、
好ましくはセルロースジアセテート、セルロースアセテ
ートブチレート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、特にはセルロースジアセテートである。
【0092】バインダーは硬膜してもよい。使用できる
硬膜剤としては、アルデヒド化合物類、ケトン化合物
類、反応性のハロゲンを有する化合物類、反応性のオレ
フィンを持つ化合物類、N−ヒドロキシメチルフタルイ
ミド、N−メチロール化合物、イソシアナート類、アジ
リジン化合物類、酸誘導体類、エポキシ化合物類、ハロ
ゲンカルボキシアルデヒド類及び無機化合物系硬膜剤を
挙げることができる。
【0093】硬膜剤は、通常、バインダーに対して0.
01〜30重量%用いられ、好ましくは0.05〜20
重量%である。
【0094】磁性体粉末は、必要に応じ溶剤を用いて結
合剤中に分散され、塗布液が形成される。磁性体粉末の
分散にはボールミル、ホモミキサー、サンドミルなどを
用いることができる。この場合、磁性体粒子を破損する
ことなく、できるだけ磁性体粒子一個一個をバラバラに
して分散することが好ましい。
【0095】光学的に透明な磁気記録層を形成する場合
には、結合剤は、磁性体粉末1重量部に対して1〜20
重量部用いるのが好ましい。更に好ましくは、磁性体粉
末1重量部に対して2〜15重量部である。また、溶剤
は塗布が容易に行えるような量で用いられる。
【0096】磁気記録層の厚みは、0.1〜10μmが
好ましく、より好ましくは0.2〜5μm、更に好まし
くは0.5〜3μmである。
【0097】磁気記録層を形成する塗布液には、磁気記
録層に、潤滑性の付与,帯電防止,接着防止,摩擦・磨
粍特性向上などの機能を持たせるために、潤滑剤,帯電
防止剤など種々の添加剤を添加することができる。ま
た、塗布液には他に、例えば、磁気記録層に柔軟性を与
えるために可塑剤を、塗布液中での磁性体の分散を助け
るために分散剤を、磁気ヘッドの目づまりを防止するた
めの研磨剤を添加することができる。
【0098】必要に応じて磁気記録層に隣接する最外層
に保護層を設けて耐傷性を向上させてもよい。耐傷性の
付与のためには、一般的に滑り剤として知られる化合物
を用いることができるが、好ましくは高級脂肪酸エステ
ルが挙げられる。また、磁気記録層をストライプ状に設
ける場合、この上に磁性体を含有しない透明なポリマー
層を設けて、磁気記録層による段差をなくしてもよい。
この場合、この透明なポリマー層に上記の各種の機能を
持たせてもよい。
【0099】本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤は、
例えばリサーチ・ディスクロージャー(以下「RD」と
略記する)No.17643、22〜23頁(1978
年12月)“I.乳剤製造(Emulsion pre
para−tion andtypes)”及び同N
o.18716、648頁、グラフキデ著『写真の物理
と化学』ポールモンテル社刊(P.Glafkide
s,Chemic etPhisique Photo
graphique,Paul Montel,196
7)、ダフィン著『写真乳剤化学』フォーカルプレス社
刊(G.F.Duffin,Photographic
Emulsion Chemistry,Focal
Press 1966)、ゼリクマンら著『写真乳剤
製造と塗布』フォーカルプレス社刊(V.L.Zeli
kman et al,Making and Coa
ting Photographic Emulsio
n,Focal Press,1964)などに記載さ
れた方法を用いて調製することができる。
【0100】乳剤は米国特許3,574,628号明細
書、同3,665,394号明細書及び英国特許1,4
13,748号明細書に記載された単分散乳剤も好まし
い。
【0101】ハロゲン化銀乳剤には、物理熟成、化学熟
成及び分光増感を行うことができる。このような工程で
使用される添加剤は、RDNo.17643,同No.
18716及び同No.308119(それぞれ、以下
RD17643、RD18716及びRD308119
と略す)に記載されている。
【0102】本発明の感光材料がカラー写真感光材料で
ある場合、使用することができる写真用添加剤も上記R
Dに記載されている。また、種々のカプラーを使用する
ことができ、その具体例もRD17643及びRD30
8119に記載されている。
【0103】また、これら添加剤は、RD308119
1007頁 XIV項に記載されている分散法などによ
り、写真感光層に添加することができる。
【0104】カラー写真感光材料には、前述のRD30
8119 II−K項に記載されているフィルター層や中
間層などの補助層を設けることができる。
【0105】カラー写真感光材料を構成する場合、前述
のRD308119 VII−K項に記載されている順
層、逆層、ユニット構成などの様々な層構成をとること
ができる。
【0106】この発明のハロゲン化銀写真感光材料を現
像処理するには、例えばT.H.ジェームズ著、セオリ
イオブザホトグラフィックプロセス第4版(The T
heory of The Photografic
Process ForthEdition)第291
頁〜第334頁及びジャーナルオブザアメリカンケミカ
ルソサエティ(Journal of the Ame
rican Chemical Society)第7
3巻、第3,100頁(1951)に記載されている、
それ自体公知の現像剤を使用することができる。また、
カラー写真感光材料は前述のRD17643 28〜2
9頁,RD18716 615頁及びRD308119
XIXに記載された通常の方法によって、現像処理する
ことができる。
【0107】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0108】実施例1 〈支持体の作製〉2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チル100重量部、エチレングリコール60重量部にエ
ステル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1重量
部を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。
得られた生成物に、三酸化アンチモン0.05重量部、
リン酸トリメチルエステル0.03重量部を添加した。
次いで徐々に昇温、減圧にし、290℃、0.05mm
Hgの条件で重合を行ない固有粘度0.60のポリエチ
レン−2,6−ナフタレートを得た。
【0109】これを、150℃で8時間真空乾燥した
後、300℃でTダイから層状に溶融押出し、50℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させ、冷却固化さ
せ、未延伸シートを得た。この未延伸シートをロール式
縦延伸機を用いて、135℃で縦方向に3.3倍延伸し
た。
【0110】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン145℃で総横延伸倍
率の50%延伸し、更に第二延伸ゾーン155℃で総横
延伸倍率3.3倍となるように延伸した。次いで、10
0℃で2秒間熱処理し、更に第一熱固定ゾーン200℃
で5秒間熱固定し、第二熱固定ゾーン240℃で15秒
間熱固定した。次いで、横方向に5%弛緩処理しながら
室温まで30秒かけて徐冷して、厚さ85μmのポリエ
チレンナフタレート(PEN)フィルムを得た。
【0111】これをステンレス製のコアに巻き付け、1
10℃で48時間熱処理して支持体を作製した。
【0112】更に、厚さ90μmのポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムを用意した。
【0113】こうして得られた支持体の片面に表1記載
の強度でコロナ放電処理等の表面処理を行う。その下引
き層上に、本発明の2−オキサゾリン基含有ポリマーを
含有する下引き層として、下記下引素材、架橋剤を表1
記載の比率になるように混合し、更に化合物UL−1
(後述)を固形分の1wt%になるよう添加した液を乾
燥膜厚0.2μmになるように塗布、乾燥した。
【0114】更に、その下引き層上にコロナ放電処理
(12W/m2/min)を施し、記録材料構成層とし
て導電層塗布液A−1を乾燥膜厚0.2μmになるよう
塗布、乾燥し、引き続き表1記載の条件で熱処理を行い
試料No.101〜119を得た。なお、乾燥は何れも
90℃で10秒間行った。
【0115】次に、0.1Torr,O2分圧70%、
放電周波数20kHz、出力2500W、処理強度0.
5kV・A・分/m2で5秒間、グロー放電処理を行
い、以下は同様にして試料No.120を得た。
【0116】また、支持体から10cmの距離に平行に
備え付けられた巾50cm、アーク長30cmの365
nmを主波長とする円筒状1kWの石英製高圧水銀ラン
プを用いて2分間空気中110℃で紫外線照射処理を行
い、以下は同様にして試料No.121を得た。
【0117】更に、液化プロパンガス/空気の混合比1
/17、火炎処理量15kcal/m2で火炎処理を行
い、以下は同様にして試料No.122を得た。
【0118】〈下引素材〉 B−1:ブチルアクリレート60重量%、スチレン30
重量%、アクリル酸10重量%の共重合ラテックス液
(固形分30%) B−2:ブチルアクリレート40重量%、スチレン20
重量%、グリシジルメタクリレート40重量%の共重合
ラテックス液(固形分30%) B−3:ゼラチン B−4:水分散液A (ジカルボン酸成分としてテレフタル酸ジメチル60モ
ル%、イソフタル酸ジメチル30モル%、5−スルホイ
ソフタル酸ジメチルのナトリウム塩10モル%、グリコ
ール成分としてエチレングリコール50モル%、ジエチ
レングリコール50モル%を常法により共重合した。こ
の共重合体Aを95℃の熱水中で3時間撹拌し、15重
量%の水分散液Aとした。) 〈架橋剤〉 H−1:(下記構造を有する比較用化合物) H−2:エポクロスK2020E((株)日本触媒)
(前述本発明に係る化合物) H−3:エポクロスWS300((株)日本触媒)(前
述本発明に係る化合物) H−4:エポクロスWS500((株)日本触媒)(前
述本発明に係る化合物)
【0119】
【化6】
【0120】 〈導電層塗布液A−1〉 酸化スズ−酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.2μm) 44g 水分散液A(上記記載) 109g 上記化合物(UL−1) 0.4g 水で仕上げる 1000ml 得られたサンプルを以下の評価法で評価した。その結果
を表1に示す。
【0121】(支持体とその隣接層との接着性)サンプ
ル3枚を切り出し、1枚はそのままで23℃55%RH
で12時間放置した。もう1枚は38℃に調整した下記
の発色現像液に3分15秒間処理し、流水で3分間水洗
し、乾燥後、23℃55%RHで12時間放置した。そ
の後、各サンプルについて塗布面に先端の直径が150
μmのサファイア針を垂直にあて、連続荷重で20〜1
20gをかけて10mm/秒の速度で引っかいた。更に
もう1枚は同様に3分15秒間発色現像液で処理した後
すぐに、wetな状態で上記と同様にサファイア針で引
っかいた。引っかき後の各サンプルを100倍の光学顕
微鏡で観察し、支持体と下引層の間で剥離が始まった荷
重を支持体とその隣接層との接着性とした。数値が大き
いほど接着は良好で70以上あれば実用に耐えるが、好
ましくは100以上である。
【0122】 〈発色現像液〉 水 800ml 炭酸カリウム 30g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 3.0g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 1.2mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 塩化ナトリウム 0.6g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 4.5g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウム又は20%
硫酸を用いて発色現像液はpH10.06に、補充液は
pH10.18に調整する。
【0123】
【表1】
【0124】表1の結果から従来の架橋剤に比べ、2−
オキサゾリン基を有するポリマーを含有した層は、表面
処理により支持体との接着力が大きく向上していること
がわかった。本発明内の試料は、処理前、処理中、処理
後何れにおいても支持体とその隣接層との接着が優れて
いた。特に、2−オキサゾリン基を有する水溶性ポリマ
ーを5wt%以上含有する試料、2−オキサゾリン基を
有する水分散性ポリマーを60wt%以上有する試料、
90℃、1分以上熱処理を施された試料、表面処理後に
表層の酸素原子の原子数%(at%)が1.5at%以
上増加している試料は良好であった。
【0125】実施例2 実施例1の各試料の導電性層上に磁気記録層(塗布液M
−1、乾燥膜厚0.8μm)、滑り層(塗布液O−1、
乾燥膜厚0.2μm)をこの順に設け、試料No.20
1〜222を得た。
【0126】 〈塗布液M−1〉 磁性体(Co−被着γ−Fe23、抗磁力900 Oe、 表面積40m2/g、短軸0.03μm) 4.8重量部 結合剤 セルロースジアセテート (酢化度55%、重量平均分子量180,000) 100重量部 トリレンジイソシアネート 17.0重量部 研磨粒子A(r2/r1=1.1、Al23、中心粒径0.8μm) 1.2重量部 アセトン 1130.0重量部 シクロヘキサノン 280.0重量部 を混合し、デイゾルバーで1時間混和し、その後サンド
ミルで2時間分散して分散液とした。
【0127】 〈塗布液O−1〉 カルナウバワックス 7g トルエン 700g メチルエチルケトン 300g 得られた試料の磁気ヘッド通過に対する耐傷性(磁気ヘ
ッド耐傷性と略す)を以下の方法で評価し、結果を表2
に示す。
【0128】(磁気ヘッド耐傷性)HEIDONN−1
4DR(新東科学(株)製)を用いてヘッド荷重300
g、速度100mm/秒でフィルム上を100パスさせ
る。その後、傷の状態を下記の3段階で評価し、表2に
示す。
【0129】A:傷なし B:弱い傷 C:強い傷
【0130】
【表2】
【0131】なお、傷が生じた試料について傷跡を走査
型電子顕微鏡で観察したところ、傷は何れも支持体とそ
の隣接層との剥離により生じていた。
【0132】表2の結果から本発明内の試料は、磁気ヘ
ッド耐傷性に優れていた。特に、2−オキサゾリン基を
有する水溶性ポリマーを5wt%以上含有する試料、2
−オキサゾリン基を有する水分散性ポリマーを60wt
%以上有する試料、90℃、1分以上熱処理を施された
試料、表面処理後に表層の酸素原子の原子数%(at
%)が1.5at%以上増加している試料は良好であっ
た。
【0133】実施例3 支持体の両面に実施例1の各試料と同様の下引き層を設
ける。さらに、片方の面には記録材料構成層として実施
例1と同様に導電性層を、他方の面には記録材料構成層
として、下引き層上に12W/m2/minのコロナ放
電処理を施した後、下記加工液A−2を乾燥膜厚0.1
μmになるように塗設、その後、実施例1と同様の熱処
理を施す。更に、導電性層を設けた側に実施例2と同じ
磁性層、滑り層を設け、逆の面には市販されているコニ
カ(株)製カラーネガフィルムコニカカラーLV400
と同一の写真乳剤層を設け、試料No.301〜322
を得た。
【0134】 加工液A−2 ゼラチン 10g 前記化合物(UL−1) 0.2g 下記化合物(UL−2) 0.2g シリカ粒子(平均粒径3μm) 0.1g 下記架橋剤 H−5 1g 水で仕上げる 1000ml
【0135】
【化7】
【0136】各試料について下記の方法で現像処理を施
し、その後、実施例2と同様の方法で磁性層を設けた面
の現像処理後の磁気ヘッド耐傷性を評価した。
【0137】 〈現像処理〉 1. カラー現像 ・・・・ 3分15秒 38.0±0.1℃ 2. 漂 白 ・・・・ 6分30秒 38.0±3.0℃ 3. 水 洗 ・・・・ 3分15秒 24〜41℃ 4. 定 着 ・・・・ 6分30秒 38.0±3.0℃ 5. 水 洗 ・・・・ 3分15秒 24〜41℃ 6. 安 定 ・・・・ 3分15秒 38.0±3.0℃ 7. 乾 燥 ・・・・ 50℃以下 各工程に用いる処理液組成を以下に示す。
【0138】 〈発色現像液〉 4−アミノ・3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1リットルとする(pH=10.1) 〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
【0139】 〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0に調整する。
【0140】 〈安定液〉 ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1リットルとする。
【0141】更に、各サンプルの乳剤層側の現像前、現
像中、現像後の支持体と下引の接着性を下記の方法で評
価した。評価結果を表3に示す。
【0142】(ハロゲン化銀感光材料の支持体とその隣
接層との接着性)サンプル3枚を切り出し、1枚はその
ままで23℃55%RHで12時間放置した。もう1枚
は上記方法で現像処理を施し、その後に23℃55%R
Hで12時間放置した。その後、各サンプルについて塗
布面に先端の直径が25μmのサファイア針を垂直にあ
て、連続荷重で0〜100gをかけて10mm/秒の速
度で引っかいた。更にもう1枚は同様に3分15秒間発
色現像液で処理した後すぐに、wetな状態で上記と同
様にサファイア針で引っかいた。引っかき後の各サンプ
ルを100倍の光学顕微鏡で観察し、支持体と下引層の
間で剥離が始まった荷重を支持体とその隣接層との接着
性とした。数値が大きいほど接着は良好である。
【0143】
【表3】
【0144】表3の結果から本発明のサンプルは、処理
前、処理中、処理後何れにおいても支持体とその隣接層
との接着が優れており、また、現像処理後にも磁気ヘッ
ド耐傷性に優れていた。特に、2−オキサゾリン基を有
する水溶性ポリマーを5wt%以上含有するサンプル、
2−オキサゾリン基を有する水分散性ポリマーを60w
t%以上有するサンプル、90℃、1分以上熱処理を施
されたサンプル、表面処理後に表層の酸素原子の原子数
%(at%)が1.5at%以上増加しているサンプル
は良好であった。
【0145】
【発明の効果】本発明により、現像前及び現像処理時及
び現像処理後の支持体との接着性及び耐傷性に優れたハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することが出来る。更
に、磁気ヘッドの通過に対する耐傷性に優れた磁気記録
媒体及び磁気記録層を有するハロゲン化銀写真感光材料
を提供することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 5/704 G11B 5/704 // C08J 7/00 301 C08J 7/00 301 302 302 7/04 CFD 7/04 CFDG

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル支持体上に少なくとも一層
    の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真
    感光材料において、該支持体の少なくとも一方の側の表
    面に表面処理を施し、その表面処理を施した面に隣接す
    る層に下記一般式(A)で表される2−オキサゾリン基
    を有する水溶性又は水分散性ポリマーを含有する層を塗
    設することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 (式中、R1,R2,R3,R4はそれぞれ独立に水素、ハ
    ロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル又は置換フェ
    ニル基を表す。)
  2. 【請求項2】 前記支持体がポリエチレンテレフタレー
    ト又はポリエチレンナフタレートを主成分とすることを
    特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】 前記表面処理がコロナ放電処理又はグロ
    ー放電処理又は紫外線照射処理又は火炎処理であること
    を特徴とする請求項1又は2記載のハロゲン化銀写真感
    光材料。
  4. 【請求項4】 2−オキサゾリン基を有するポリマーを
    含有する層の5重量%以上が2−オキサゾリン基を有す
    る水溶性ポリマーであることを特徴とする請求項3記載
    のハロゲン化銀写真感光材料。
  5. 【請求項5】 2−オキサゾリン基を有するポリマーを
    含有する層の15重量%以上が2−オキサゾリン基を有
    する水分散性ポリマーであることを特徴とする請求項3
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  6. 【請求項6】 2−オキサゾリン基を有するポリマーを
    含有する層の60重量%以上が2−オキサゾリン基を有
    する水分散性ポリマーであることを特徴とする請求項5
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  7. 【請求項7】 2−オキサゾリン基を有するポリマーを
    含有する層を塗設した後、90〜150℃で1分以上熱
    処理をすることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  8. 【請求項8】 前記表面処理を施した支持体の表面処理
    後の表層の酸素原子の原子数%(atomic%)が表
    面処理前に比較して1.5〜10atomic%上昇し
    ていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載
    のハロゲン化銀写真感光材料。
  9. 【請求項9】 ポリエステル支持体上に少なくとも一層
    の磁気記録層を有する磁気記録媒体において、該支持体
    の少なくとも一方の側の表面に表面処理を施し、その表
    面処理を施した面に隣接する層に下記一般式(A)で表
    される2−オキサゾリン基を有する水溶性又は水分散性
    ポリマーを含有する層を塗設することを特徴とする磁気
    記録媒体。 【化2】 (式中、R1,R2,R3,R4はそれぞれ独立に水素、ハ
    ロゲン、アルキル、アラルキル、フェニル又は置換フェ
    ニル基を表す。)
  10. 【請求項10】 前記支持体がポリエチレンテレフタレ
    ート又はポリエチレンナフタレートを主成分とすること
    を特徴とする請求項9記載の磁気記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記表面処理がコロナ放電処理又はグ
    ロー放電処理又は紫外線照射処理又は火炎処理であるこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載の磁気記録媒体。
  12. 【請求項12】 2−オキサゾリン基を有するポリマー
    を含有する層の5重量%以上が2−オキサゾリン基を有
    する水溶性ポリマーであることを特徴とする請求項11
    記載の磁気記録媒体。
  13. 【請求項13】 2−オキサゾリン基を有するポリマー
    を含有する層の15重量%以上が2−オキサゾリン基を
    有する水分散性ポリマーであることを特徴とする請求項
    11記載の磁気記録媒体。
  14. 【請求項14】 2−オキサゾリン基を有するポリマー
    を含有する層の60重量%以上が2−オキサゾリン基を
    有する水分散性ポリマーであることを特徴とする請求項
    13記載の磁気録媒体。
  15. 【請求項15】 2−オキサゾリン基を有するポリマー
    を含有する層を塗設した後、90〜150℃で1分以上
    熱処理をすることを特徴とする請求項9〜14の何れか
    1項記載の磁気記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記表面処理を施した支持体の表面処
    理後の表層の酸素原子の原子数%(atomic%)が
    表面処理前に比較して1.5〜10atomic%上昇
    していることを特徴とする請求項9〜15の何れか1項
    記載の磁気記録媒体。
JP10107840A 1997-04-21 1998-04-17 ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体 Pending JPH117103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10107840A JPH117103A (ja) 1997-04-21 1998-04-17 ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10320497 1997-04-21
JP9-103204 1997-04-21
JP10107840A JPH117103A (ja) 1997-04-21 1998-04-17 ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH117103A true JPH117103A (ja) 1999-01-12

Family

ID=26443856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10107840A Pending JPH117103A (ja) 1997-04-21 1998-04-17 ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH117103A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5736309A (en) Photographic support and a method of manufactring the same
US5955251A (en) Method for producing information recording medium
JPH117103A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体
JP3765190B2 (ja) ポリエステル支持体の表面処理方法、ポリエステル支持体、それを用いたハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体
JP3653830B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5587278A (en) Polyester photographic support
JP2002109721A (ja) 磁気記録媒体及びハロゲン化銀写真感光材料
JP2001100365A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用支持体及びハロゲン化銀写真感光材料
JPH0980683A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2864074B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法
JPH0990552A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US6165701A (en) Base film for photographic films
JPH1073902A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体
JP2000063548A (ja) プラスティック支持体の表面処理方法、磁気記録媒体及びハロゲン化銀写真感光材料
JP3123872B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10124849A (ja) 架橋性水分散ラテックスを含有する磁気記録媒体
JPH11203656A (ja) 磁気記録媒体及びハロゲン化銀写真感光材料
JPH1083038A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料および磁気記録媒体
JP3321692B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH08194284A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2893155B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2000063547A (ja) プラスティック支持体、それを用いたハロゲン化銀写真感光材料及び磁気記録媒体
JPH06123937A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH06273888A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07281353A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108