JPH1171419A - スチレン系重合体の製造方法、スチレン系単量体重合用開始剤及びスチレン系重合体 - Google Patents
スチレン系重合体の製造方法、スチレン系単量体重合用開始剤及びスチレン系重合体Info
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Abstract
動反応・停止反応を起こすことなくリビング的に重合を
行うスチレン系重合体の製造方法及びそれに用いる重合
用開始剤とその方法で得た新しいスチレン系重合体を提
供する。 【解決手段】 スチレン系重合体を得る製造方法に於
て、スチレン系単量体を重合温度80℃以上250℃以
下で重合反応を行い、且つ重合成長末端と対になってい
る金属の種類がAlであることを特徴とするスチレン系
重合体の製造方法。
Description
の製造方法及び該製造方法に用いられるスチレン系単量
体重合用開始剤及び該製造方法で得られたスチレン系重
合体に関する。更に詳しくは、本発明は従来のラジカル
重合法に比べて重合時に移動反応・停止反応を起こすこ
となくリビング的に重合を進行させ得る新規スチレン系
重合体の製造方法及び該製造方法に用いられる新規スチ
レン系単量体重合用開始剤とその製造方法で得られる新
しいスチレン系重合体に関するものである。
合体は、古くからラジカル重合法により工業的に生産さ
れてきた。しかし、ラジカル重合法は周知のとうり、成
長ラジカルの再結合反応等による停止反応あるいは溶媒
やモノマーへの移動反応が起こるため、ポリマーの構造
制御、例えば分子量分布やポリマー末端構造の制御が困
難であった。また、リビング重合でないためブロックポ
リマーや星型ポリマーを製造することはできなかった。
スチレンやブタジエンに代表される単量体のリビングア
ニオン重合法がある。例えば、汎用的な開始剤であるブ
チルリチウムを使って行うスチレンのアニオン重合は、
移動反応及び停止反応のない重合系いわゆるリビング重
合が進行するので、極めて単分散なポリマーが得られ
る。また、リビングポリマーの生長末端の反応性を利用
することによりブタジエンとのブロックポリマーを始
め、本来ラジカル重合では得られない構造制御された様
々なポリマーを得ることができる。
法は、このように非常に魅力的な樹脂材料が得られるに
もかかわらず、特殊な例を除いて、これまで工業的に利
用されなかった。その理由の一つとして、リビングアニ
オン重合が溶液重合であるため、生産収率が低いこと、
及び大掛かりな溶媒回収プロセスが必要なことから製造
コストが従来のラジカル重合法に比べ高くなってしま
い、工業的利用価値がほとんど無かったことが挙げられ
る。従って、スチレンとブタジエンのブロックポリマー
の様なポリマーは、従来の溶液重合法に頼らざるを得な
かった。
重合系が見つかり、様々なリビングポリマーが得られて
いる。例えば、特開平6−199916号公報に開示さ
れている重合法では、ニトロソラジカル化合物の一種で
ある2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニト
ロキシフリーラジカル(TEMPO)と通常のラジカル
重合開始剤であるベンゾイルパーオキサイド(BPO)
を用いてスチレンの重合を行うと150℃、バルクでリ
ビングポリマーが得られる。
℃に冷却させることにより重合反応を停止する方法がと
られており、この方法だけだとポリマーの末端には常に
不安定なニトロキシフリーラジカルが存在し、得られる
ポリマーの熱安定性が悪いという問題があった。
は、フェネチルクロライド、塩化第一銅、ビピリジルの
組み合わせからなる触媒を使い130℃でスチレンを重
合するとリビングポリマーが得られることが開示されて
いる。しかし、この方法で得られるポリマーは末端がハ
ロゲンとなり、従来のラジカル重合で得られるポリスチ
レンより熱安定性が悪いという問題があり、しかも、触
媒残査を充分除去しなければ触媒残査による着色が生
じ、且つポリマーの熱分解を加速するという問題もあっ
た。以上に説明したように、従来の塊状ラジカル重合条
件下においてリビング重合系であって、しかも熱安定性
が優れたポリマーを得る製造方法はこれまでには無かっ
たのである。
ラジカル重合反応条件の系でリビング重合を可能とする
新規製造方法を提供し、且つ該製造方法によって得られ
る熱安定性の良いスチレン系重合体を提供することを目
的とする。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、スチレン系単量体の
重合を、有機アルミニウム化合物、又は有機アルミニウ
ム化合物及び特定のアルキル金属化合物もしくはアルキ
ル土類金属化合物からなる開始剤を用いると、極めて驚
くべきことに従来のラジカル重合反応とほぼ同様の重合
速度でリビング重合が進行することを見出し、この知見
に基づき本発明を完成させた。
来のリビングラジカル重合で得られる重合体に比べ触媒
残査を除去しなくても全く着色がなく、しかも重合体末
端に不安定な結合構造を持たず熱安定性が良好であるこ
とも見出した。
る製造方法において、スチレン系単量体を重合温度80
℃以上250℃以下で重合反応を行い、且つ重合成長末
端と対になっている金属の種類がAlであることを特徴
とするスチレン系重合体の製造方法に関する。
AlHn(R1は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=
3、0≦n<3)で表される有機金属化合物を用い、且
つ重合温度を80℃以上250℃以下で重合反応を行う
ことを特徴とするスチレン系重合体の製造方法に関す
る。
AlHn(R1は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=
3、0≦n<3)及びR2M1及び/又はR2OM
1(R1、R2は炭化水素系化合物残基、M1は、Li、N
a、Kから選ばれた少なくとも1種類のアルカリ金属を
表す)で表される有機金属化合物を用い、且つ重合温度
を80℃以上250℃以下で重合反応を行うことを特徴
とするスチレン系重合体の製造方法に関する。
AlHn(R1は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=
3、0≦n<3)及び(R3)2M2及び/又はR3OM2
R3及び/又は(R3O)2M2、(R1、R3は炭化水素系
化合物残基、M2は、Mg、Ca、Sr、Baから選ば
れた少なくとも1種類のアルカリ土類金属を表す)で表
される有機金属化合物を用い、且つ重合温度を80℃以
上250℃以下で重合反応を行うことを特徴とするスチ
レン系重合体の製造方法に関する。
の重合溶媒に対する濃度が100重量%であることを特
徴とする上記記載のスチレン系重合体の製造方法に関す
る。
化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<3)
からなるスチレン系単量体重合用開始剤に関する。
化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<3)
及びR2M1及び/又はR2OM1(R1、R2は炭化水素系
化合物残基、M1は、Li、Na、Kから選ばれた少な
くとも1種類のアルカリ金属を表す)で表される有機金
属化合物からなるスチレン系単量体重合用開始剤に関す
る。
化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<3)
及び(R3)2M2及び/又はR3OM2R3及び/又は(R
3O)2M2(R1、R3は炭化水素系化合物残基、M2は、
Mg、Ca、Sr、Baから選ばれた少なくとも1種類
のアルカリ土類金属を表す)で表される有機金属化合物
からなるスチレン系単量体重合用開始剤に関する。
て得られたビニル系重合体に関する。
用いられるスチレン系単量体とは、スチレン基含有の単
量体であり、好ましいスチレン系単量体としては、スチ
レン、α−アルキル置換スチレンや核アルキル置換スチ
レン、核アルコキシ置換スチレン等が挙げられる。例え
ば、α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、p−イソプロ
ピルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、1,
1−ジフェニルエチレン、t−ブチルスチレン等が挙げ
られる。
は共重合体を得る目的で2種類以上の組み合わせで使用
しても良い。好ましくは上記記載の単量体の組み合わせ
が良い。
しくは90℃以上240℃以下、更に好ましくは100
℃以上230℃以下がよい。重合温度の下限温度とは、
少なくとも目標とする重合時間内に重合が完結する速度
をある程度有していなければならない。80℃より低い
温度でも重合は進行するが、本発明の重合系においては
その重合が極めて遅く進行するため、工業生産的見知か
ら好ましくないと判断される。重合温度が250℃以上
になると移動反応や停止反応等の副反応が頻繁に起こ
り、高分子量化することが困難となるとともにポリマー
が着色する。
定である必要はなく重合反応の進行に従い任意の速度で
上昇させてもかまわない。特に、単量体の濃度が高い重
合反応の初期段階においては反応速度が速く発生熱量が
多いため低い温度から重合反応を進め、単量体の濃度が
低くなるにつれて徐々に温度を上昇させる方法でもよ
い。スチレン単量体の重合率が0〜70%の領域では、
80℃〜200℃の温度範囲で重合することが良く、単
量体が少なくなった重合率70%以上の領域で200℃
以上250℃以下の温度領域で重合する方法が良い。但
し、重合反応系の粘度が低く、重合温度を必要以上に上
げることがなければ重合率70%〜100%の領域での
重合を200℃以下で行ってもかまわない。
は、特に制限はないが、好ましくは45wt%以上10
0wt%以下、更に好ましくは50wt%以上100w
t%以下である。溶媒の回収を考えれば高濃度ほど好ま
しいが、得られる重合体の種類によっては温度と重合系
の粘性の関係からある程度の溶媒量が必要となる場合が
ある。しかし、必要以上に濃度が希薄になれば重合反応
が遅くなるばかりでなく高温時に溶媒への移動反応が起
こり易くなるため、リビング重合性から考慮して単量体
濃度は高い方が好ましい。
に対する濃度が100wt%とは、開始剤溶液由来の溶
媒以外に使用する溶媒が存在しないことを言う。重合溶
媒を使用しない単量体濃度100wt%の重合は、溶媒
への移動・停止反応が無く、開始剤の使用効率が高いこ
と、生産性が高いこと、更に重合停止後の工程での溶媒
回収プロセスが不要なことから工業的には最も理想的な
重合条件である。
与せずかつ重合体と相溶性のある溶媒を示し、特にラジ
カル連鎖移動の低い溶媒が好ましい。好ましい溶媒とし
ては移動反応、停止反応の比較的極性の低い芳香族系炭
化水素化合物または脂環式炭化水素化合物である。
ン、トルエン、イソプロピルベンゼン、ベンゼン、シク
ロヘキサン、t−ブチルベンゼン、ジフェニルエーテ
ル、キシレン、がある。また、これらの溶媒中に本発明
の目的を超えない範囲で、ペンタン、n−ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族飽和炭化
水素化合物を少量含有していてもよい。
(R1)mAlHn(R1は炭化水素系化合物残基を表し、
m+n=3、0≦n<3)、で表される有機アルミニウ
ム金属化合物とは、Alに結合している化合物の少なく
とも一つが炭化水素系の化合物の残基、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、アミル基、ヘ
キシル基等のCH3(CH2)n−で表されるアルキル基
(異性体を含む)、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、t−ブトキ
シ基、sec−ブトキシ基、アミロキシ基、ヘキシロキ
シ基等のCH3(CH2)n−O−で表されるアルコキシ
基(異性体を含む)などが好ましい。
エチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリ
イソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニ
ウム、トリ−iso−ブチルアルミニウム、トリ−n−
オクチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシ
ド、ジエチルアルミニウムエトキシド、エチルアルミニ
ウムジエトキシド、ジイソブチルアルミニウムイソブト
キシド、ジメチルアルミニウムハイドライド、ジエチル
アルミニウムハイドライド、ジプロピルアルミニウムハ
イドライド、ジイソプロピルアルミニウムハイドライ
ド、ジ−n−ブチルアルミニウムハイドライド、ジ−i
so−ブチルアルミニウムハイドライド、ジ−n−オク
チルアルミニウムハイドライド、メチルアルミニウムジ
ハイドライド、エチルアルミニウムジハイドライド、プ
ロピルアルミニウムジハイドライド、イソプロピルアル
ミニウムジハイドライド、n−ブチルアルミニウムジハ
イドライド、iso−ブチルアルミニウムジハイドライ
ド、n−オクチルアルミニウムジハイドライド等が好ま
しい。これらの化合物は1種類もしくは2種類以上の併
用系でも良い。
OM1(R1、R2は炭化水素系化合物残基、M1は、L
i、Na、Kから選ばれた少なくとも1種類のアルカリ
金属を表す)で表される有機金属化合物とは、具体的に
は、R2M1としてはR2が炭化水素系化合物の残基で、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、
アミル基、ヘキシル基等のアルキル基(異性体を含む)
を有する化合物が好ましい。
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチル
リチウム、iso−プロピルリチウム、n−プロピルリ
チウム、iso−プロピルリチウム、ベンジルリチウ
ム、フェニルリチウム、ヘキシルリチウム、メトキシリ
チウム、エトキシリチウム、ブトキシリチウム、フェノ
キシリチウム、ブチルナトリウム、ブチルカリウム、ク
ミルカリウム等がある。これらの化合物は1種類もしく
は2種類以上の併用系でも良い。
物残基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、s
ec−ブチル基、アミル基、ヘキシル基等のアルキル基
(異性体を含む)、フェニル基、アルキル置換フェニル
基が好ましい。
メトキシナトリウム、メトキシカリウム、エトキシリチ
ウム、エトキシナトリウム、エトキシカリウム、プロポ
キシリチウム、プロポキシナトリウム、プロポキシカリ
ウム、イソプロポキシリチウム、イソプロポキシナトリ
ウム、イソプロポキシカリウム、n−ブトキシリチウ
ム、n−ブトキシナトリウム、n−ブトキシカリウム、
sec−ブトキシリチウム、sec−ブトキシナトリウ
ム、sec−ブトキシカリウム、tert−ブトキシリ
チウム、tert−ブトキシナトリウム、tert−ブ
トキシカリウム、アミロキシリチウム、アミロキシナト
リウム、アミロキシカリウム、tert−アミロキシリ
チウム、tert−アミロキシナトリウム、tert−
アミロキシカリウム、ヘキシロキシリチウム、ヘキシロ
キシナトリウム、ヘキシロキシカリウム、
ム、フェノキシカリウム、2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェノキシリチウム、2,4−ジ−tert−ブチルフェノキ
シナトリウム、2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシカ
リウム、2,6−ジ−tert−ブチルフェノキシリチウ
ム、2,6−ジ−tert−ブチルフェノキシナトリウム、
2,6−ジ−tert−ブチルフェノキシカリウム、3,5
−ジ−tert−ブチルフェノキシリチウム、3,5−ジ−
tert−ブチルフェノキシナトリウム、3,5−ジ−tert
−ブチルフェノキシカリウム、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノキシリチウム、2,6−ジ−tert
−ブチル−4−メチルフェノキシナトリウム、2,6−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシカリウム等が
ある。これらの化合物は1種類もしくは2種類以上の併
用系でも良い。R1M1とR1OM1は、それぞれ単独で使
用しても良くまた併用して使用してもよい。
はR3OM2R3及び/又は(R3O)2M2(R3は炭化水
素系化合物残基、Oは酸素原子、M2は、Mg、Ca、
Sr、Baから選ばれた少なくとも1種類のアルカリ土
類金属を表す)で表される有機金属化合物とは、まずR
3M2の場合、R3が炭化水素系の化合物残基、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、アミル基、
ヘキシル基等のアルキル基(異性体を含む)が好まし
い。
あり、例えばジ−n−ブチルマグネシウム、ジ−t−ブ
チルマグネシウム、ジ−sec−ブチルマグネシウム、n−
ブチル,sec−ブチルマグネシウム,n−ブチル−エチ
ルマグネシウム、n−アミルマグネシウム等が好まし
い。これらの化合物は1種類もしくは2種類以上の併用
系でも良い。
1つの官能基がアルコキシ基である化合物であり、(R
3O)2M2とは、M2に結合している2つの官能基がアル
コキシ基である化合物である。上記中のR3は、炭化水
素系の化合物の残基であり、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−
ブチル基、sec−ブチル基、アミル基、ヘキシル基等の
アルキル基(異性体を含む)、フェニル基、もしくはア
ルキル置換フェニル基が好ましい。
ウム、メチルメトキシカルシウム、メチルメトキシスト
ロンチウム、メチルメトキシバリウム、エチルエトキシ
マグネシウム、エチルエトキシカルシウム、エチルエト
キシストロンチウム、エチルエトキシバリウム、プロピ
ルプロポキシマグネシウム、プロピルプロポキシカルシ
ウム、プロピルプロポキシストロンチウム、プロピルプ
ロポキシバリウム、ブチルブトキシマグネシウム、ブチ
ルブトキシカルシウム、ブチルブトキシストロンチウ
ム、ブチルブトキシバリウム、ジメトキシマグネシウ
ム、ジメトキシカルシウム、ジメトキシストロンチウ
ム、ジメトキシバリウム、ジエトキシマグネシウム、ジ
エトキシカルシウム、ジエトキシストロンチウム、ジエ
トキシバリウム、ジプロポキシマグネシウム、ジプロポ
キシカルシウム、ジプロポキシストロンチウム、ジプロ
ポキシバリウム、
ブトキシカルシウム、ジ−n−ブトキシストロンチウ
ム、ジ−n−ブトキシバリウム、ジ−sec−ブトキシマ
グネシウム、ジ−sec−ブトキシカルシウム、ジ−sec−
ブトキシストロンチウム、ジ−sec−ブトキシバリウ
ム、ジ−tert−ブトキシマグネシウム、ジ−tert−ブト
キシカルシウム、ジ−tert−ブトキシストロンチウム、
ジ−tert−ブトキシバリウム、ジアミロキシマグネシウ
ム、ジアミロキシカルシウム、ジアミロキシストロンチ
ウム、ジアミロキシバリウム、ジヘキシロキシマグネシ
ウム、ジヘキシロキシカルシウム、ジヘキシロキシスト
ロンチウム、ジヘキシロキシバリウム、ジフェノキシマ
グネシウム、ジフェノキシカルシウム、ジフェノキシス
トロンチウム、ジフェノキシバリウム、等がある。これ
らの化合物は1種類もしくは2種類以上の併用系でも良
い。
限はなく一般的なアニオン重合法の停止方法を用いるこ
とができる。例えば、水、アルコール、カルボン酸、等
のプロトン酸化合物や二酸化炭素などを重合溶液に添加
することで重合を停止する。
構造は、飽和型の安定構造を形成しており、そのため重
合体の熱安定性が従来のリビングラジカル重合法で得ら
れる重合体よりも優れていると考えられる。
より具体的に説明する。本発明で用いた単量体、溶媒、
は次の方法で精製して使用した。また、使用した有機金
属化合物及びその他使用した試薬は、以下のものを使用
した。
(株)社製。CaH2下でスチレンを1回減圧蒸留し脱
気処理後乾燥窒素下に封入した。 (2)p−メチルスチレン(pMSt):Aldric
h社製 CaH2下で1回減圧蒸留し脱気処理後乾燥窒
素下に封入した。 (3)エチルベンゼン(EB)、シクロヘキサン:和光
純薬工業社製、特級試薬をCaH2下で1回減圧蒸留し
脱気処理後モレキュラーシーブスを入れ乾燥窒素下に封
入した。
i):関東化学社製 1.6Mのn−ヘキサン溶液 (5)ジブチルマグネシウム(Bu2Mg):Aldr
ich社製 1.0Mのヘプタン溶液、n−ジブチルマ
グネシウムとsec−ジブチルマグネシウムの1:1混
合溶液 (6)トリエチルアルミニウム(Et3Al):関東化
学社製 0.9Mのn−ヘキサン溶液
(Et2AlOEt):関東化学社製0.9Mのn−ヘ
キサン溶液 (8)ジイソブチルアルミニウムハイドライド((iB
u)2AlH):Aldrich社製 1.5Mのトル
エン溶液 (9)重合停止剤:テトラハイドロフラン(THF)と
メタノール(MeOH)を90/10(vol比)で混
合したものを使用した。重合終了して得られたポリマー
の重合率、分子量、分子量分布は次の方法で測定した。
スクロマトグラフィー(GC)により条件1で測定し、
次式により重合率(Conv.)を求めた。 Conv.(%)=([仕込みSM濃度]−[未反応S
M濃度])/[仕込みSM濃度]×100 (11)数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(M
w)及びMw/Mnの測定は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した。
inで230℃まで昇温インジェクション及びディテク
ター温度:230℃ 内部標準試薬:EB
内蔵) カラム:東ソー TSKgel−GMHXLを2本使用 温度:38℃ 溶媒:テトラハイドロフラン(THF) サンプル濃度:0.1wt/v% サンプリングピッチ:1/0.4(回/秒) 分子量計算:東ソーTSK標準ポリスチレンの分子量と
溶出時間の関係を3次回帰曲線として検量線を作成し、
算出した。
に断りのない限りすべての重合操作法は次の手順で行っ
た。 [重合操作法]140℃に加熱乾燥したガラス容器及び
注射器とモノマー、溶媒、試薬を窒素グローブ内に入れ
た。窒素グローブは、(有)栄興商会社製のVDB−S
A−Q型を使用した。窒素グローブ内は、モレキュラー
シーブスで脱水乾燥した窒素で充分置換された環境下に
ある。50mlの耐圧ガラス瓶にモノマー、溶媒を注射
器で所定量入れ、更に所定量の重合開始剤を添加した。
ルベンゼンで希釈後モノマー溶液に添加した。重合溶液
はすべて10mlとした。仕込み終了後、耐圧瓶にニト
リルゴムで栓をし、その後窒素グローブから取り出して
金属の王冠で打栓した。耐圧瓶を所定温度のオイルバス
中に入れ、入れた時間を0時間とした。適宜耐圧瓶を振
って反応溶液を攪拌した。所定の時間が経過したら耐圧
瓶をオイルバスから取り出し、直ちに水中に入れ室温ま
で冷却した。冷却後空気が入らないよう停止剤を5ml
打ち込み、素早く耐圧瓶を振って停止剤を均一分散させ
た。重合溶液をTHFで希釈し、その溶液をGC及びG
PCの測定溶液とした。
う耐圧瓶に仕込み、その後開始剤溶液を所定量の濃度に
成るよう添加し重合溶液をよく振り混ぜた。全く同一の
重合溶液を3本作り、表1、2に示す重合時間に到達し
たら停止剤を添加し重合を止めた。各ポリマーの分析結
果を表1に示す。
のMnはConv.の上昇とともに増加する。表1、2
に示す様に実施例1〜5の重合系は、MnがConv.
の上昇とともに増加しリビング重合系である。また、1
50℃の温度下で4時間重合を行っているにもかかわら
ず、ラジカル熱重合由来の分子量ピークも観測されなか
った。得られたポリマー溶液は、無色透明であった。
3、4に示す。いずれの重合も暴走反応なく重合が進行
し、しかもMnがConv.の上昇とともに増加した。
この重合系においてもラジカル熱重合由来の分子量ピー
クも観測されなかった。得られたポリマー溶液は無色透
明であった。実施例1〜10で得られたポリマーをNM
Rで構造解析したところ、いずれのポリマー鎖末端にも
不飽和結合構造は観測されなかった。
った。重合条件はSM濃度を50vol%とした。添加
量は、4.3mMである。開始剤を入れた耐圧瓶を液体
窒素内に入れ重合が開始しないようにした。窒素グロー
ブから取り出した後、120℃のオイルバスに入れた。
数分で重合溶液が突沸し重合が完結した(暴走反応し
た)。重合停止剤を入れポリマーを完全に溶解させた。
溶液は薄い褐色を呈していた。
バスに入れ24時間後取り出した。重合は全く進行して
いなかった。
合法に比べて重合時に移動反応・停止反応を起こすこと
なくリビング的に重合を進行させることができ、且つ該
方法によって着色がなく、且つポリマー鎖末端が飽和型
のスチレン系重合体を提供することができた。
Claims (9)
- 【請求項1】 スチレン系重合体を得る製造方法におい
て、スチレン系単量体を重合温度80℃以上250℃以
下で重合反応を行い、且つ重合成長末端と対になってい
る金属の種類がAlであることを特徴とするスチレン系
重合体の製造方法。 - 【請求項2】 重合開始剤として(R1)mAlHn(R1
は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<
3)で表される有機金属化合物を用い、且つ重合温度を
80℃以上250℃以下で重合反応を行うことを特徴と
するスチレン系重合体の製造方法。 - 【請求項3】 重合開始剤として(R1)mAlHn(R1
は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<
3)及びR2M1及び/又はR2OM1(R1、R2は炭化水
素系化合物残基、M1は、Li、Na、Kから選ばれた
少なくとも1種類のアルカリ金属を表す)で表される有
機金属化合物を用い、且つ重合温度を80℃以上250
℃以下で重合反応を行うことを特徴とするスチレン系重
合体の製造方法。 - 【請求項4】 重合開始剤として(R1)mAlHn(R1
は炭化水素系化合物残基を表し、m+n=3、0≦n<
3)及び(R3)2M2及び/又はR3OM2R3及び/又は
(R3O)2M2、(R1、R3は炭化水素系化合物残基、
M2は、Mg、Ca、Sr、Baから選ばれた少なくと
も1種類のアルカリ土類金属を表す)で表される有機金
属化合物を用い、且つ重合温度を80℃以上250℃以
下で重合反応を行うことを特徴とするスチレン系重合体
の製造方法。 - 【請求項5】 実質的にスチレン系単量体の重合溶媒に
対する濃度が100重量%であることを特徴とする請求
項1〜4のいずれかに記載のスチレン系重合体の製造方
法。 - 【請求項6】 (R1)mAlHn(R1は炭化水素系化合
物残基を表し、m+n=3、0≦n<3)からなるスチ
レン系単量体重合用開始剤。 - 【請求項7】 (R1)mAlHn(R1は炭化水素系化合
物残基を表す)及びR2M1及び/又はR2OM1(R1、
R2は炭化水素系化合物残基、M1は、Li、Na、Kか
ら選ばれた少なくとも1種類のアルカリ金属)で表され
る有機金属化合物からなるスチレン系単量体重合用開始
剤。 - 【請求項8】 (R1)mAlHn(R1は炭化水素系化合
物残基を表す)及び(R3)2M2及び/又はR3OM2R3
及び/又は(R3O)2M2(R1、R3は炭化水素系化合
物残基、M2は、Mg、Ca、Sr、Baから選ばれた
少なくとも1種類のアルカリ土類金属を表す)で表され
る有機金属化合物からなるスチレン系単量体重合用開始
剤。 - 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方
法によって得られたスチレン系重合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11126598A JPH1171419A (ja) | 1997-04-25 | 1998-04-22 | スチレン系重合体の製造方法、スチレン系単量体重合用開始剤及びスチレン系重合体 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12149897 | 1997-04-25 | ||
| JP13450097 | 1997-05-09 | ||
| JP9-177823 | 1997-06-19 | ||
| JP9-134500 | 1997-06-19 | ||
| JP17782397 | 1997-06-19 | ||
| JP9-121498 | 1997-06-19 | ||
| JP11126598A JPH1171419A (ja) | 1997-04-25 | 1998-04-22 | スチレン系重合体の製造方法、スチレン系単量体重合用開始剤及びスチレン系重合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1171419A true JPH1171419A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=27469892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11126598A Pending JPH1171419A (ja) | 1997-04-25 | 1998-04-22 | スチレン系重合体の製造方法、スチレン系単量体重合用開始剤及びスチレン系重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1171419A (ja) |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP11126598A patent/JPH1171419A/ja active Pending
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