JPH1173149A - マグネット付記録紙 - Google Patents
マグネット付記録紙Info
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- JPH1173149A JPH1173149A JP24976997A JP24976997A JPH1173149A JP H1173149 A JPH1173149 A JP H1173149A JP 24976997 A JP24976997 A JP 24976997A JP 24976997 A JP24976997 A JP 24976997A JP H1173149 A JPH1173149 A JP H1173149A
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Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタ等の給紙動作に支障が生じないマグ
ネット付記録紙を提供する。 【構成】 表面側にプリンタ等で情報を記録する情報記
録層を設け、裏面側に永久磁石から成るマグネット層を
設けたマグネット付記録紙1dであり、マグネット層の
N極及びS極を所定ピッチでそれぞれ帯状に形成すると
共に、これら帯状に形成されたN極及びS極を交互に配
列し、しかも、そのN極及びS極の配列方向を装置側の
給紙方向と略同一方向となるように配列して、給紙動作
等をスムーズに行えるようにする。
ネット付記録紙を提供する。 【構成】 表面側にプリンタ等で情報を記録する情報記
録層を設け、裏面側に永久磁石から成るマグネット層を
設けたマグネット付記録紙1dであり、マグネット層の
N極及びS極を所定ピッチでそれぞれ帯状に形成すると
共に、これら帯状に形成されたN極及びS極を交互に配
列し、しかも、そのN極及びS極の配列方向を装置側の
給紙方向と略同一方向となるように配列して、給紙動作
等をスムーズに行えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種記録方式のプ
リンタ等で使用されるマグネット付記録紙に関する。
リンタ等で使用されるマグネット付記録紙に関する。
【0002】
【従来の技術】掲示板やホワイトボード等に資料等の紙
葉を吸着固定させる手段として可撓性を有するシート状
の磁石を用いられている。また、固のシート状磁石の片
面に記録層を設け筆記具で記録したり、プリンタで記録
することが可能なマグネット付記録紙も特開平9-166965
で提案されている。
葉を吸着固定させる手段として可撓性を有するシート状
の磁石を用いられている。また、固のシート状磁石の片
面に記録層を設け筆記具で記録したり、プリンタで記録
することが可能なマグネット付記録紙も特開平9-166965
で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このマグネ
ット付記録紙は文字等の2値的な情報を記録することを
前提にしているため、記録紙の紙質としては上質紙レベ
ルである。このため、近年普及してきた昇華熱転写プリ
ンタ、溶融熱転写プリンタ、インクジェットプリンタ等
フルカラー画像を記録可能なプリンタ用記録紙として用
いるには画質面で問題があった。
ット付記録紙は文字等の2値的な情報を記録することを
前提にしているため、記録紙の紙質としては上質紙レベ
ルである。このため、近年普及してきた昇華熱転写プリ
ンタ、溶融熱転写プリンタ、インクジェットプリンタ等
フルカラー画像を記録可能なプリンタ用記録紙として用
いるには画質面で問題があった。
【0004】また、このマグネット付記録紙を昇華熱転
写プリンタ、溶融熱転写プリンタ、インクジェットプリ
ンタ等で記録する場合、カット記録紙を使用するときに
は自動給紙ができないという問題があった。
写プリンタ、溶融熱転写プリンタ、インクジェットプリ
ンタ等で記録する場合、カット記録紙を使用するときに
は自動給紙ができないという問題があった。
【0005】カット紙の自動給紙ではカット紙を積層し
てトレイに蓄積し、最上位または最下位の記録紙に給紙
ローラを当接し、記録紙間の摩擦より給紙ローラと記録
紙の摩擦の方が大きい場合に分離して給紙が可能にな
る。しかし、マグネット付記録紙の場合、記録紙を積層
すると記録紙間で磁力による吸着または反発が発生す
る。可撓性のマグネットシートでは製法上N極とS極が帯
状に交互に配列されており、磁力で吸着しつつ積層した
記録紙から例えば、最上位の一枚を帯状の磁極と交差す
る方向に水平移動させようとすると、最上位の記録紙の
N極と下位の記録紙のS極間で吸着している記録紙が、下
位の記録紙のN極と反発し合って更に大きな搬送抵抗力
を発生させる。これらの搬送抵抗力に打ち勝って給紙ロ
ーラで搬送するには給紙ローラの記録紙に対する押圧
力、給紙ローラの搬送トルク、給紙ローラ表面の摩擦力
を大きくしなければならなくなり給紙機構の大型化から
プリンタの大型化、コストアップ要因となり、結果とし
て、マグネット付記録紙専用のプリンタを開発しなけれ
ばならない。
てトレイに蓄積し、最上位または最下位の記録紙に給紙
ローラを当接し、記録紙間の摩擦より給紙ローラと記録
紙の摩擦の方が大きい場合に分離して給紙が可能にな
る。しかし、マグネット付記録紙の場合、記録紙を積層
すると記録紙間で磁力による吸着または反発が発生す
る。可撓性のマグネットシートでは製法上N極とS極が帯
状に交互に配列されており、磁力で吸着しつつ積層した
記録紙から例えば、最上位の一枚を帯状の磁極と交差す
る方向に水平移動させようとすると、最上位の記録紙の
N極と下位の記録紙のS極間で吸着している記録紙が、下
位の記録紙のN極と反発し合って更に大きな搬送抵抗力
を発生させる。これらの搬送抵抗力に打ち勝って給紙ロ
ーラで搬送するには給紙ローラの記録紙に対する押圧
力、給紙ローラの搬送トルク、給紙ローラ表面の摩擦力
を大きくしなければならなくなり給紙機構の大型化から
プリンタの大型化、コストアップ要因となり、結果とし
て、マグネット付記録紙専用のプリンタを開発しなけれ
ばならない。
【0006】更に、先の、最上位記録紙のN極と下位の
記録紙のN極の反発抵抗力に打ち勝って記録紙が移動す
ると次の帯状のS極とで吸着作用が働くので、その分搬
送抵抗力は少なくなる。すなわち、帯状の磁極によって
搬送抵抗力が一定でなくなるので、給紙動作時にプリン
タから震動が発生し、給紙機構の破壊を招く可能性があ
る。
記録紙のN極の反発抵抗力に打ち勝って記録紙が移動す
ると次の帯状のS極とで吸着作用が働くので、その分搬
送抵抗力は少なくなる。すなわち、帯状の磁極によって
搬送抵抗力が一定でなくなるので、給紙動作時にプリン
タから震動が発生し、給紙機構の破壊を招く可能性があ
る。
【0007】また、帯状の磁極を有しているので記録紙
を積層した場合、記録紙の切断位置を正確に管理しない
限り、整列して積層することは難しい。例えば積層した
記録紙の1枚づつ交互にカット位置を帯状のN極とS極に
合せれば、整列して吸着するが、このように記録紙を裁
断し積層させることは、技術的、コスト的にも困難であ
る。また、プリンタの給紙トレイは斜め給紙、給紙不良
を防止するため、カット記録紙の所定寸法よりわずかに
大きなサイズに作られていることが多い。このため磁極
の帯ピッチでずれた状態で積層し、給紙トレイに装着し
ようとすると、装着できなかったり、記録紙が折れた
り、給紙不良等のトラブルが発生する。
を積層した場合、記録紙の切断位置を正確に管理しない
限り、整列して積層することは難しい。例えば積層した
記録紙の1枚づつ交互にカット位置を帯状のN極とS極に
合せれば、整列して吸着するが、このように記録紙を裁
断し積層させることは、技術的、コスト的にも困難であ
る。また、プリンタの給紙トレイは斜め給紙、給紙不良
を防止するため、カット記録紙の所定寸法よりわずかに
大きなサイズに作られていることが多い。このため磁極
の帯ピッチでずれた状態で積層し、給紙トレイに装着し
ようとすると、装着できなかったり、記録紙が折れた
り、給紙不良等のトラブルが発生する。
【0008】一方、ロール記録紙を使用するプリンタも
存在するが、この場合、自動給紙機構がないので、給紙
搬送力不足の問題は発生しない。しかし、磁極の帯が記
録紙の給紙方向と交差していると、内周とのマグネット
面と吸着と反発が無作為に発生しているので、プリンタ
による記録時に記録紙搬送力が変化してしまい、記録紙
にシワが発生したり、3色のインクを面順次でカラー記
録する場合にはレジずれが発生する。ロール紙形態に巻
く場合、外周と内周間で同極よる反発、異極による吸着
が発生するので、均一な巻きが得られなかったり、幅方
向ばらついて巻かれない問題がある。このようなロール
紙を用いプリンタで記録した場合、同様に記録紙にシワ
が発生したり、3色のインクを面順次でカラー記録する
場合にはレジずれが発生する。
存在するが、この場合、自動給紙機構がないので、給紙
搬送力不足の問題は発生しない。しかし、磁極の帯が記
録紙の給紙方向と交差していると、内周とのマグネット
面と吸着と反発が無作為に発生しているので、プリンタ
による記録時に記録紙搬送力が変化してしまい、記録紙
にシワが発生したり、3色のインクを面順次でカラー記
録する場合にはレジずれが発生する。ロール紙形態に巻
く場合、外周と内周間で同極よる反発、異極による吸着
が発生するので、均一な巻きが得られなかったり、幅方
向ばらついて巻かれない問題がある。このようなロール
紙を用いプリンタで記録した場合、同様に記録紙にシワ
が発生したり、3色のインクを面順次でカラー記録する
場合にはレジずれが発生する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネット付記
録紙は、上述の目的を達成するために、次の1)乃至
4)の手段より成る。即ち、
録紙は、上述の目的を達成するために、次の1)乃至
4)の手段より成る。即ち、
【0010】1)一面側にプリンタ装置等により情報を
記録するための情報記録層を設け、他面側に永久磁石か
ら成るマグネット層を設けたマグネット付記録紙であっ
て、前記マグネット層のN極及びS極を所定ピッチでそ
れぞれ帯状に形成すると共に、これら帯状に形成された
N極及びS極を交互に配列する一方、前記N極及びS極
の配列方向を装置側の給紙方向と略同一方向となるよう
に配列したことを特徴とするマグネット付記録紙。
記録するための情報記録層を設け、他面側に永久磁石か
ら成るマグネット層を設けたマグネット付記録紙であっ
て、前記マグネット層のN極及びS極を所定ピッチでそ
れぞれ帯状に形成すると共に、これら帯状に形成された
N極及びS極を交互に配列する一方、前記N極及びS極
の配列方向を装置側の給紙方向と略同一方向となるよう
に配列したことを特徴とするマグネット付記録紙。
【0011】請求項1記載のマグネット付記録紙におい
て、情報記録層は、昇華性染料受像層、多孔質溶融イン
ク浸透層、又は多孔質インクジェットインク浸透層から
成ることを特徴とするマグネット付記録紙。
て、情報記録層は、昇華性染料受像層、多孔質溶融イン
ク浸透層、又は多孔質インクジェットインク浸透層から
成ることを特徴とするマグネット付記録紙。
【0012】請求項1又は2記載のマグネット付記録紙
は、使用されるプリンタ装置等に対応して所定幅に裁断
されてロール状に巻回された記録紙であって、前記巻回
方向を前記装置の給紙方向にすると共に、前記所定幅に
裁断される位置をロール全長に亘って前記N極及びS極
の帯幅を変更しないような位置に設定したことを特徴と
するマグネット付記録紙。
は、使用されるプリンタ装置等に対応して所定幅に裁断
されてロール状に巻回された記録紙であって、前記巻回
方向を前記装置の給紙方向にすると共に、前記所定幅に
裁断される位置をロール全長に亘って前記N極及びS極
の帯幅を変更しないような位置に設定したことを特徴と
するマグネット付記録紙。
【0013】請求項1又は2記載のマグネット付記録紙
は、プリンタ装置等に対応した所定の寸法に裁断されて
装置内の収納部に積層されて使用される記録紙であっ
て、前記装置側の給紙方向と略直交する寸法幅を、使用
される装置等で予め指定される前記寸法幅よりも、マグ
ネット層のN極又はS極の帯幅分狭くしたことを特徴と
するマグネット付記録紙。
は、プリンタ装置等に対応した所定の寸法に裁断されて
装置内の収納部に積層されて使用される記録紙であっ
て、前記装置側の給紙方向と略直交する寸法幅を、使用
される装置等で予め指定される前記寸法幅よりも、マグ
ネット層のN極又はS極の帯幅分狭くしたことを特徴と
するマグネット付記録紙。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係るマグネット
付記録紙の実施の形態につき、この好ましい実施例によ
り図面を参照して説明する。図1は、3種類のマグネッ
ト付記録紙の断面部分拡大図、図2は所定寸法にカット
したマグネット付記録紙の平面図、図3はロール紙形態
の概略斜視図である。
付記録紙の実施の形態につき、この好ましい実施例によ
り図面を参照して説明する。図1は、3種類のマグネッ
ト付記録紙の断面部分拡大図、図2は所定寸法にカット
したマグネット付記録紙の平面図、図3はロール紙形態
の概略斜視図である。
【0015】図1(a)は、昇華転写用記録紙1aを示
し、記録面側から昇華染料受像層2、クッション層3、
芯材4、マグネット層5から構成される。昇華染料受像
層2は、例えば、アミノキノン構造を有するポリエステ
ル樹脂を樹脂成分としたものが用いられ、膜厚としては
2〜20μmの範囲で転写時の濃度、表面粗さ、製造時
の経済性等を考慮して決定される。クッション層3は昇
華転写記録時にインクリボン、サーマルヘッドとの密着
性を向上させる目的で設けられ、例えばポリプロピレン
樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)等の合成紙が用
いられる。クッション層3の厚みは一般に60〜150
μmである。
し、記録面側から昇華染料受像層2、クッション層3、
芯材4、マグネット層5から構成される。昇華染料受像
層2は、例えば、アミノキノン構造を有するポリエステ
ル樹脂を樹脂成分としたものが用いられ、膜厚としては
2〜20μmの範囲で転写時の濃度、表面粗さ、製造時
の経済性等を考慮して決定される。クッション層3は昇
華転写記録時にインクリボン、サーマルヘッドとの密着
性を向上させる目的で設けられ、例えばポリプロピレン
樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)等の合成紙が用
いられる。クッション層3の厚みは一般に60〜150
μmである。
【0016】芯材4は例えば、白色顔料を添加して不透
明化したポリエチレンテフタレートを、昇華転写用記録
紙に要求される剛性によって25〜100μmの厚みの
ものが用いられる。昇華染料受像層2、クッション層
3、芯材4の製造方法は、当該出願人に係る特開平8-26
7940号公報に記載の公知の手法である。マグネット層5
は例えば、フェライト等の磁性体粒子を可撓性を有する
合成樹脂に分散したものを磁化させ、25〜150μm
の厚みを有する。
明化したポリエチレンテフタレートを、昇華転写用記録
紙に要求される剛性によって25〜100μmの厚みの
ものが用いられる。昇華染料受像層2、クッション層
3、芯材4の製造方法は、当該出願人に係る特開平8-26
7940号公報に記載の公知の手法である。マグネット層5
は例えば、フェライト等の磁性体粒子を可撓性を有する
合成樹脂に分散したものを磁化させ、25〜150μm
の厚みを有する。
【0017】マグネット層5は例えば、可撓性を有する
合成樹脂を所定温度で溶解させて、これにフェライト等
の磁性体粒子を混合させ、所定寸法のスリットから押出
して所定厚を得る。この時、スリット近傍に押出し方向
と直交方向に電磁石列を並べられており、冷却で合成樹
脂が硬化する前に、電磁石への通電で磁性体粒子の着磁
を行う。このようにして得られたシート状のマグネット
を先の昇華染料受像層2、クッション層3、芯材4と貼
り合せ、120〜300μmの厚さを有する昇華転写記
録紙1aが構成されている。尚、可撓性を有する合成樹
脂を溶剤で溶解して、フェライト等の磁性体粒子を混合
させ、これを直接、芯材4に塗工し、溶剤の乾燥過程で
着磁する方法でも良い。
合成樹脂を所定温度で溶解させて、これにフェライト等
の磁性体粒子を混合させ、所定寸法のスリットから押出
して所定厚を得る。この時、スリット近傍に押出し方向
と直交方向に電磁石列を並べられており、冷却で合成樹
脂が硬化する前に、電磁石への通電で磁性体粒子の着磁
を行う。このようにして得られたシート状のマグネット
を先の昇華染料受像層2、クッション層3、芯材4と貼
り合せ、120〜300μmの厚さを有する昇華転写記
録紙1aが構成されている。尚、可撓性を有する合成樹
脂を溶剤で溶解して、フェライト等の磁性体粒子を混合
させ、これを直接、芯材4に塗工し、溶剤の乾燥過程で
着磁する方法でも良い。
【0018】次に、図1(b)は、溶融転写用記録紙1
bを示し、多孔層(多孔質溶融インク浸透層)6、芯材
7、マグネット層8から構成される。芯材7は例えば、
ポリプロピレン樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)
等の合成紙または白色顔料を添加して不透明化したポリ
エチレンテフタレートを用いる。芯材の厚さは溶融転写
用記録紙に要求される剛性によって60〜150μmの
厚みのものが用いられる。多孔層6は平均細孔直径が1
〜10μmでランダムに無数空いた層で膜厚が5〜40
μm形成されている。
bを示し、多孔層(多孔質溶融インク浸透層)6、芯材
7、マグネット層8から構成される。芯材7は例えば、
ポリプロピレン樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)
等の合成紙または白色顔料を添加して不透明化したポリ
エチレンテフタレートを用いる。芯材の厚さは溶融転写
用記録紙に要求される剛性によって60〜150μmの
厚みのものが用いられる。多孔層6は平均細孔直径が1
〜10μmでランダムに無数空いた層で膜厚が5〜40
μm形成されている。
【0019】この種の多孔層記録紙の製造方法は、例え
ば特開昭62-197183号公報に開示されている公知の手法
である。即ち、合成樹脂を溶媒に溶解させて芯材に塗工
し、これを溶媒は溶解するが合成樹脂は凝固する液中を
通過させて乾燥させると、溶媒が存在していた部分が細
孔となった多孔層が形成される。これに、昇華転写記録
紙と同様なマグネット層を貼り合せまたは塗工で設け
て、全厚が90〜300μmの溶融転写用記録紙が得ら
れる。
ば特開昭62-197183号公報に開示されている公知の手法
である。即ち、合成樹脂を溶媒に溶解させて芯材に塗工
し、これを溶媒は溶解するが合成樹脂は凝固する液中を
通過させて乾燥させると、溶媒が存在していた部分が細
孔となった多孔層が形成される。これに、昇華転写記録
紙と同様なマグネット層を貼り合せまたは塗工で設け
て、全厚が90〜300μmの溶融転写用記録紙が得ら
れる。
【0020】また、図1(c)は、インクジェット用記
録紙1cを示し、溶融転写用記録紙1bと同様に多孔層
(多孔質インクジェットインク浸透層)9、芯材10、
マグネット層11から構成される。芯材10は例えば、
ポリプロピレン樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)
等の合成紙またはパルプ紙を用いる。芯材の厚さはイン
クジェット用記録紙に要求される剛性によって60〜1
50μmの厚みのものが用いられる。多孔層6は平均細
孔直径が20〜100nmでランダムに無数空いた層で膜
厚が5〜40μm形成されている。
録紙1cを示し、溶融転写用記録紙1bと同様に多孔層
(多孔質インクジェットインク浸透層)9、芯材10、
マグネット層11から構成される。芯材10は例えば、
ポリプロピレン樹脂の商品名ユポ(王子油化合成紙製)
等の合成紙またはパルプ紙を用いる。芯材の厚さはイン
クジェット用記録紙に要求される剛性によって60〜1
50μmの厚みのものが用いられる。多孔層6は平均細
孔直径が20〜100nmでランダムに無数空いた層で膜
厚が5〜40μm形成されている。
【0021】この種の多孔層記録紙の製造方法は、溶融
転写用記録紙の多孔層と同様に得られる。これに、昇華
転写記録紙と同様なマグネット層を貼り合せまたは塗工
で設けて、全厚が90〜300μmのインクジェット用
記録紙が得られる。
転写用記録紙の多孔層と同様に得られる。これに、昇華
転写記録紙と同様なマグネット層を貼り合せまたは塗工
で設けて、全厚が90〜300μmのインクジェット用
記録紙が得られる。
【0022】このような昇華転写用、溶融転写用、イン
クジェット用の各記録紙1a,1b,1cは、使用され
るプリンタの用途に応じて所定寸法幅、長さに裁断され
カット紙1dにされるか、または、所定幅にスリッター
で切断しながら所定長さ巻取りロール紙1eにされる。先
に述べたようにマグネット層5,8,11は製造過程で
電磁石列で着磁されるのでマグネット層は押出し方向ま
たは塗工方向に対して直交する方向に電磁石のピッチで
N極とS極が得られ、これが連続して着磁されるので帯
状のN極とS極に交互に形成される。カット紙用として裁
断する場合は使用されるプリンタの自動給紙の給紙方向
と磁極の帯の方向を略一致させるように裁断する。例え
ば図2で示すように、プリンタの給紙方向が記録紙の長
手方向の場合は磁極の帯が記録紙の長手方向になるよう
に裁断する。プリンタの給紙方向が記録紙の短手方向の
場合は磁極の帯が記録紙の短手方向になるように裁断す
るのは言うまでもない。
クジェット用の各記録紙1a,1b,1cは、使用され
るプリンタの用途に応じて所定寸法幅、長さに裁断され
カット紙1dにされるか、または、所定幅にスリッター
で切断しながら所定長さ巻取りロール紙1eにされる。先
に述べたようにマグネット層5,8,11は製造過程で
電磁石列で着磁されるのでマグネット層は押出し方向ま
たは塗工方向に対して直交する方向に電磁石のピッチで
N極とS極が得られ、これが連続して着磁されるので帯
状のN極とS極に交互に形成される。カット紙用として裁
断する場合は使用されるプリンタの自動給紙の給紙方向
と磁極の帯の方向を略一致させるように裁断する。例え
ば図2で示すように、プリンタの給紙方向が記録紙の長
手方向の場合は磁極の帯が記録紙の長手方向になるよう
に裁断する。プリンタの給紙方向が記録紙の短手方向の
場合は磁極の帯が記録紙の短手方向になるように裁断す
るのは言うまでもない。
【0023】このように裁断されたマグネット付記録紙
を使用して自動給紙を行えば、マグネット付記録紙の相
対的な移動に伴う同極同士の反発が発生しないので、安
定した自動給紙が行える。ただし、異極での接合による
記録紙間の摩擦以外の搬送抵抗力が発生するが、給紙途
中で同極への変化がなければ、その搬送抵抗力はわずか
であり問題にはならない。
を使用して自動給紙を行えば、マグネット付記録紙の相
対的な移動に伴う同極同士の反発が発生しないので、安
定した自動給紙が行える。ただし、異極での接合による
記録紙間の摩擦以外の搬送抵抗力が発生するが、給紙途
中で同極への変化がなければ、その搬送抵抗力はわずか
であり問題にはならない。
【0024】また、プリンタで指定される記録紙寸法の
うち給紙方向に対して幅方向の裁断寸法 tは、マグネ
ット層のN極またはS極の帯幅 p/2分、小さくしてある。
例えば、プリンタで指定される記録紙寸法のうち給紙方
向に対して幅方向の裁断寸法が、100mmであり、マ
グネット層のN極、S極の着磁ピッチが4mm、すなわ
ち、N極またはS極の帯幅は各2mmとすると、このプリ
ンタ用のマグネット付記録紙の幅寸法は98mmとな
る。
うち給紙方向に対して幅方向の裁断寸法 tは、マグネ
ット層のN極またはS極の帯幅 p/2分、小さくしてある。
例えば、プリンタで指定される記録紙寸法のうち給紙方
向に対して幅方向の裁断寸法が、100mmであり、マ
グネット層のN極、S極の着磁ピッチが4mm、すなわ
ち、N極またはS極の帯幅は各2mmとすると、このプリ
ンタ用のマグネット付記録紙の幅寸法は98mmとな
る。
【0025】通常裁断されたカット記録紙は積層して供
給するが、マグネット付記録紙の場合は記録紙同士が磁
力で接合する。しかも、N極とS極で接合するので、極の
所定位置で裁断されたカット記録紙を積層すると、極の
帯幅分ずれて積層されることになる。すなわち、先の1
00mmで裁断した場合は102mm幅の束になってし
まう。一般にプリンタの自動給紙のためのトレイは記録
紙の所定寸法よりわずかに大きい寸法で作られているの
で、2mm分不揃いの記録紙束を装着すると記録紙が破
損したり、給紙エラーが発生する。また、装着時に手作
業で整合しても同極同士の反発と異極との接合が発生し
て、すぐにずれてしまう。しかし、極の幅分予め小さく
裁断した記録紙束は通常の記録紙束と同様に給紙トレイ
に装着できる。通常所定幅寸法より小さいカット記録紙
を自動給紙すると斜め給紙が発生するが、給紙方向に対
して帯状の着磁がされているので、記録紙に横方向の力
が働いても同極同士の反発力で阻止され、結果として斜
め給紙を防止できる。
給するが、マグネット付記録紙の場合は記録紙同士が磁
力で接合する。しかも、N極とS極で接合するので、極の
所定位置で裁断されたカット記録紙を積層すると、極の
帯幅分ずれて積層されることになる。すなわち、先の1
00mmで裁断した場合は102mm幅の束になってし
まう。一般にプリンタの自動給紙のためのトレイは記録
紙の所定寸法よりわずかに大きい寸法で作られているの
で、2mm分不揃いの記録紙束を装着すると記録紙が破
損したり、給紙エラーが発生する。また、装着時に手作
業で整合しても同極同士の反発と異極との接合が発生し
て、すぐにずれてしまう。しかし、極の幅分予め小さく
裁断した記録紙束は通常の記録紙束と同様に給紙トレイ
に装着できる。通常所定幅寸法より小さいカット記録紙
を自動給紙すると斜め給紙が発生するが、給紙方向に対
して帯状の着磁がされているので、記録紙に横方向の力
が働いても同極同士の反発力で阻止され、結果として斜
め給紙を防止できる。
【0026】カット記録紙をN極の所定位置とS極の所定
位置で裁断したものを別々に準備し、積層段階で交互に
積層すれば、所定幅寸法の裁断でも問題ないが、記録紙
の裁断はマグネット層のN極またはS極を検出して裁断す
ることは、裁断や積層作業の効率が悪くなったり、原反
記録紙に無駄がでるなど問題が多いが、極の幅分予め小
さく裁断しておけば、通常の記録紙と全く同じ作業で良
い。
位置で裁断したものを別々に準備し、積層段階で交互に
積層すれば、所定幅寸法の裁断でも問題ないが、記録紙
の裁断はマグネット層のN極またはS極を検出して裁断す
ることは、裁断や積層作業の効率が悪くなったり、原反
記録紙に無駄がでるなど問題が多いが、極の幅分予め小
さく裁断しておけば、通常の記録紙と全く同じ作業で良
い。
【0027】図3はプリンタ等で使用される所定幅寸法
に裁断され、ロール状に巻回されたマグネット記録紙で
ある。プリンタでの記録面をロール外側、マグネット層
を内側にした例であるが、この逆でも構わない。カット
記録紙の場合と同様に、裏面のマグネット層のN極及びS
極が所定ピッチで帯状に交互に形成されており、N極ま
たはS極が帯状に配列された方向が、ロール長尺方向に
一致している。ただし、所定幅の切断位置が1本のロー
ル全長に渡って前記N極またはS極の帯内から逸脱しない
ように設定されている。これはスリッターで所定幅に切
断する際に磁気センサーで磁極を検出しながらスリット
位置を調整すれば良い。
に裁断され、ロール状に巻回されたマグネット記録紙で
ある。プリンタでの記録面をロール外側、マグネット層
を内側にした例であるが、この逆でも構わない。カット
記録紙の場合と同様に、裏面のマグネット層のN極及びS
極が所定ピッチで帯状に交互に形成されており、N極ま
たはS極が帯状に配列された方向が、ロール長尺方向に
一致している。ただし、所定幅の切断位置が1本のロー
ル全長に渡って前記N極またはS極の帯内から逸脱しない
ように設定されている。これはスリッターで所定幅に切
断する際に磁気センサーで磁極を検出しながらスリット
位置を調整すれば良い。
【0028】このような構成のロール記録紙では重ね合
わされた記録紙のマグネット層は常に同極同士が対向す
るので、ロールの巻き締めを緩める方向で反発し合った
状態なので、プリンタによる記録時に記録紙搬送力が一
定になり、記録紙にシワが発生したり、3色のインクを
面順次でカラー記録する場合にはレジずれが防止でき
る。ただし、重ね合わされた記録紙のマグネット層は常
に同極同士が対向するので、ロール紙形態に巻き込む際
に幅方向に記録紙が移動しないようにすると共に、通常
のロール記録紙より巻き締め力を強くしなければならな
い。また、ロールの両側にフランジ部材を設けて、幅方
向への移動を規制することが望ましい。
わされた記録紙のマグネット層は常に同極同士が対向す
るので、ロールの巻き締めを緩める方向で反発し合った
状態なので、プリンタによる記録時に記録紙搬送力が一
定になり、記録紙にシワが発生したり、3色のインクを
面順次でカラー記録する場合にはレジずれが防止でき
る。ただし、重ね合わされた記録紙のマグネット層は常
に同極同士が対向するので、ロール紙形態に巻き込む際
に幅方向に記録紙が移動しないようにすると共に、通常
のロール記録紙より巻き締め力を強くしなければならな
い。また、ロールの両側にフランジ部材を設けて、幅方
向への移動を規制することが望ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明のマグネット付記録紙を用いれ
ば、近年普及してきた昇華熱転写プリンタ、溶融熱転写
プリンタ、インクジェットプリンタ等フルカラー画像を
記録可能なプリンタ用記録紙として良好な画質が得られ
る。特に、このマグネット付記録紙を所定寸法で裁断し
たカット記録紙を積層して分離自動給紙付のプリンタ等
で記録する場合、積層した記録紙間のマグネット層内の
同極による反発抵抗がないので搬送抵抗力の大幅な増大
を押さえられ、また自動給紙時の震動も押さえられるの
で、通常の記録紙の自動給紙と同様に行えると共に、マ
グネット付記録紙専用のプリンタも必要ない。また、請
求項3記載の発明によれば、ロール記録紙を使用するプ
リンタでも、記録時に記録紙搬送力が変化することがな
く、記録紙にシワが発生したり、3色のインクを面順次
でカラー記録する場合でもレジずれが発生することはな
い。また、請求項4記載の発明によれば、記録紙を通常
の記録紙を使うプリンタの給紙トレイに装着しても、装
着できなかったり、記録紙が折れたり、給紙不良等のト
ラブルが発生することはない。
ば、近年普及してきた昇華熱転写プリンタ、溶融熱転写
プリンタ、インクジェットプリンタ等フルカラー画像を
記録可能なプリンタ用記録紙として良好な画質が得られ
る。特に、このマグネット付記録紙を所定寸法で裁断し
たカット記録紙を積層して分離自動給紙付のプリンタ等
で記録する場合、積層した記録紙間のマグネット層内の
同極による反発抵抗がないので搬送抵抗力の大幅な増大
を押さえられ、また自動給紙時の震動も押さえられるの
で、通常の記録紙の自動給紙と同様に行えると共に、マ
グネット付記録紙専用のプリンタも必要ない。また、請
求項3記載の発明によれば、ロール記録紙を使用するプ
リンタでも、記録時に記録紙搬送力が変化することがな
く、記録紙にシワが発生したり、3色のインクを面順次
でカラー記録する場合でもレジずれが発生することはな
い。また、請求項4記載の発明によれば、記録紙を通常
の記録紙を使うプリンタの給紙トレイに装着しても、装
着できなかったり、記録紙が折れたり、給紙不良等のト
ラブルが発生することはない。
【図1】マグネット付記録紙の断面拡大図である。
【図2】所定寸法にカットしたマグネット付記録紙の説
明図である。
明図である。
【図3】ロール紙形態のマグネット付記録紙の説明図で
ある。
ある。
1a 昇華転写用記録紙 1b 溶融転写用記録紙 1c インクジェット用記録紙 1d カット紙 1e ロール紙 2 昇華染料受像層 3 クッション層 4 芯材 5 マグネット層 6 多孔層 7 芯材 8 マグネット層 9 多孔層 10 芯材 11 マグネット層
Claims (4)
- 【請求項1】一面側にプリンタ装置等により情報を記録
するための情報記録層を設け、他面側に永久磁石から成
るマグネット層を設けたマグネット付記録紙であって、 前記マグネット層のN極及びS極を所定ピッチでそれぞ
れ帯状に形成すると共に、これら帯状に形成されたN極
及びS極を交互に配列する一方、 前記N極及びS極の配列方向を装置側の給紙方向と略同
一方向となるように配列したことを特徴とするマグネッ
ト付記録紙。 - 【請求項2】請求項1記載のマグネット付記録紙におい
て、情報記録層は、昇華性染料受像層、多孔質溶融イン
ク浸透層、又は多孔質インクジェットインク浸透層から
成ることを特徴とするマグネット付記録紙。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のマグネット付記録紙
は、使用されるプリンタ装置等に対応して所定幅に裁断
されてロール状に巻回された記録紙であって、 前記巻回方向を前記装置の給紙方向にすると共に、前記
所定幅に裁断される位置をロール全長に亘って前記N極
及びS極の帯幅を変更しないような位置に設定したこと
を特徴とするマグネット付記録紙。 - 【請求項4】請求項1又は2記載のマグネット付記録紙
は、プリンタ装置等に対応した所定の寸法に裁断されて
装置内の収納部に積層されて使用される記録紙であっ
て、 前記装置側の給紙方向と略直交する寸法幅を、使用され
る装置等で予め指定される前記寸法幅よりも、マグネッ
ト層のN極又はS極の帯幅分狭くしたことを特徴とする
マグネット付記録紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24976997A JPH1173149A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | マグネット付記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24976997A JPH1173149A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | マグネット付記録紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1173149A true JPH1173149A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17197963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24976997A Pending JPH1173149A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | マグネット付記録紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1173149A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007212800A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Pilot Ink Co Ltd | 可逆変色性表示体及びそれを用いた可逆変色性表示体セット |
| JP2012501879A (ja) * | 2008-09-05 | 2012-01-26 | ディーツ,デイトン,ジョセフ | 磁気を用いたグラフィック壁システム |
| US8140337B2 (en) | 2006-08-03 | 2012-03-20 | Nec Corporation | Apparatus, method and program for text mining |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24976997A patent/JPH1173149A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007212800A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Pilot Ink Co Ltd | 可逆変色性表示体及びそれを用いた可逆変色性表示体セット |
| US8140337B2 (en) | 2006-08-03 | 2012-03-20 | Nec Corporation | Apparatus, method and program for text mining |
| JP2012501879A (ja) * | 2008-09-05 | 2012-01-26 | ディーツ,デイトン,ジョセフ | 磁気を用いたグラフィック壁システム |
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