JPH1173482A - 情報のオリジナル性を後で証明することを可能にする媒体上に情報を書き込む方法及びシステム - Google Patents

情報のオリジナル性を後で証明することを可能にする媒体上に情報を書き込む方法及びシステム

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JPH1173482A
JPH1173482A JP10093713A JP9371398A JPH1173482A JP H1173482 A JPH1173482 A JP H1173482A JP 10093713 A JP10093713 A JP 10093713A JP 9371398 A JP9371398 A JP 9371398A JP H1173482 A JPH1173482 A JP H1173482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報のオリジナル性と、その情報が載ってい
る媒体が確かにその情報の書込み時に使用されたもので
あることとを同時に実証する。 【解決手段】 携帯式物品(1)のアクセス可能メモリ
領域Acに、少なくとも情報[I]と、情報[I]の暗
号化プログラムを実施することによって得られる、その
イメージ[I′]とを書き込む。このプログラムは、少
なくとも情報[I]と、情報を書き込む人の管理下で暗
号化回路(21)に供給される、携帯式物品の外部の第
1データ[Ks]と、各携帯式物品(1)ごとに不等化
された第2データ[Sid]とを考慮に入れる。第1と
第2のデータを使ったイメージ[I′]が得られたこと
を確認し、情報[I]がオリジナルのものであると推論
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、情報のオリジナル性を後で確認
することのできる、すなわち情報が真正なものであるこ
とと、その情報が載っている媒体が確かにその情報の書
込み時に使用されたものであることを同時に実証するこ
とのできる、媒体上に少くとも1つの情報を書込む方法
に関する。
【0002】情報は、元の内容に比べて変更または修正
されていないとき、真正なものと見なされる。
【0003】さらに、情報が載っている媒体が確かに書
込み時に使用されたものである場合に、その情報をオリ
ジナルなものと見なすことができる。
【0004】一方、真正な情報が元の媒体上にない場
合、それはコピーである。
【0005】数多くの文書が公認の機関から発行され
る。身分証明書、免状、支払証書などの公文書がそうで
ある。時には原本の提出のみがこれらの文書を検討する
際に有効となる。
【0006】これらの書類のオリジナル性を実証するた
めの様々な方法が考えられてきた。
【0007】既知の一方法は、一般に紙またはプラスチ
ックの媒体を使用し、そこに透し模様を入れるものであ
る。透し模様の有無を判定することにより、提示された
文書が原本であって有資格の当局から発行されたもので
あると想定することができる。
【0008】とはいえ、進んだ技術を用いれば、完璧に
似ている偽文書を作成することができる。完全に模造し
た偽の透しがついていたり、元の媒体に本物の透しを不
正な方法で置き換えて権限のない者によるものでない情
報が転記されたりする。偽文書の判定には、確認担当者
の特別な訓練が必要である。
【0009】したがって、本発明の主目的は、媒体に載
っている情報がオリジナルなものであると確実に判定で
きる、媒体書込みの方法及びシステムである。
【0010】本発明の方法は、マイクロプロセッサ・カ
ードのようなメモリと処理回路を備える携帯式物品を、
その実施のために非常に有利な形で利用する。このよう
な物品は、秘密データとアクセス可能データ、ならびに
論理数学関数を実施するプログラムを格納できるという
特徴を有する。これはどんな人(物品所持者)にも渡す
ことができ、原本を持っている必要があるかもしれない
すべての公文書またはすべての文書の代用とすることが
できる。
【0011】本発明によれば、情報のオリジナル性を後
で確認することのできる、媒体上に情報(I)を書込む
方法は、媒体として携帯用電子式物品を利用することを
特徴とし、かつ一方では、有資格者の要求に応じて、物
品が適切な端末に接続されているとき、記録可能で少く
とも書込み後の読取り時にアクセス可能な、物品のメモ
リの1領域に情報が書き込まれ、他方では、少くとも情
報を書き込む人の管理下で暗号化回路から供給される携
帯式物品の外部の第1のデータと、各物品ごとに不等化
され物品の秘密データを考慮した第2のデータとを用い
て、この情報の暗号化により情報のイメージが作成さ
れ、最後に、携帯式物品のアクセス可能な上記メモリ領
域にそのイメージが書き込まれる、書込み段階を含むこ
とを特徴とする。
【0012】他の特徴によれば、この方法は、携帯式物
品が適切な端末に接続され、メモリのこの領域に含まれ
る情報の暗号化の結果得られるイメージが第1と第2の
データを利用して得られたものであると判定される、物
品のメモリの上記領域に含まれる情報を確認する段階を
含む。
【0013】したがって、本発明を実施するには、処理
回路と秘密データを含むメモリ領域、ならびに情報とそ
のイメージを書き込むための書込み時にアクセス可能な
メモリ領域が必要であり、この領域は、その書込み後
に、特に情報の確認またはそのオリジナル性の最終的制
御の段階で少くとも読取り時にアクセス可能である。書
込み及び確認は、物品が接続されている適切な端末を使
って実施できる。
【0014】本発明は、特に有利であり、所期の目的を
極めて高い信頼性で達成することができる。
【0015】実際には、情報を書き込む人間の管理下で
暗号化回路から供給される、携帯式物品の外部の第1の
データは、暗号化キーである。情報を書き込む資格のな
い人はこのキーを知らず、あるいはそれにアクセスでき
ず、したがってこの情報と整合するイメージを供給する
情報を書き込むことができない。
【0016】その上、侵入者が情報を他の物品に再コピ
ーし、それに整合イメージを関連させることができな
い。
【0017】実際に、物品のアクセス可能なメモリ領域
に書き込む際に各物品ごとに不等化されたデータを使用
することにより、有資格者によって書き込まれた同じ情
報が、異なる2つの物品中で同じイメージを持つことが
なくなる。その結果、情報とそのイメージを別の物品に
コピーする場合に、確認によってこの場合も、イメージ
が整合しないと判定することができる。
【0018】最後に、物品の秘密データを利用すること
により、所持者または有資格者が暗号化の結果に影響を
及ぼすことができなくなる。
【0019】他の特徴によれば、この方法は、オリジナ
ルとコピーと偽造物を区別する手段を実施する。
【0020】本発明のその他の特徴及び利点は、添付の
図面を参照しながら以下の説明を読めば明らかになるで
あろう。
【0021】図1及び図2には、本発明の全体的または
部分的実施を可能にする装置、すなわち最終的にそのオ
リジナル性を証明しなければならない情報の書込みのみ
に、あるいは上記の確認または書込みと確認のみに利用
可能な装置の2つの変形例を概略的に示す。
【0022】最終的に実証されるように、図1及び図2
の装置の可能な利用の型式は、これらの装置に含まれる
データと関数のプロトコル(またはプログラム)の性質
によって決まる。
【0023】図1に示す装置は、マイクロカルキュレー
タ付き電子カードのような携帯式物品1と、少くとも一
時的に携帯式物品1を接続することのできる端末2とを
備える。
【0024】携帯式物品1は、既知のように、メモリ1
1と、メモリのデータまたは携帯式物品1の外部から、
たとえば端末2から供給されるデータに対して操作を行
うための処理回路12とを備える。
【0025】メモリと処理回路の間、ならびに携帯式物
品1と外部の間で対話が可能なように、携帯式物品1
は、外部とのインタフェース手段13と、携帯式物品に
含まれる要素11、12、13の間での交換手段14と
を備える。
【0026】既知のように、交換手段14は伝送線また
は「バス」である。
【0027】携帯式物品1の処理回路12はマイクロプ
ロセッサから構成し、メモリ11と共にモノリシック構
造を形成することが好ましい。既知のように、この構造
は、メモリの諸領域へのアクセスがマイクロプロセッサ
から構成される処理回路の制御下で行われるため、不可
侵のメモリを得ることが可能である。
【0028】本発明の実施に際して、携帯式物品1のメ
モリ11は例えば次のものを備える。
【0029】− 秘密の第1領域Sc、 − 携帯式物品1の耐用期間中いつでも読取り時にアク
セス可能であり、少くとも情報とそのイメージの書込み
段階中には書込み時にアクセス可能である第2領域A
c、 − 携帯式物品1の回路の機能プログラムを格納する第
3領域Pc、 − たとえば携帯式物品1の通し番号[Ns]など、物
品製造時に書き込まれる非秘密データを格納する、読取
り時にアクセス可能な第4領域Lc。
【0030】秘密領域Scは秘密メモリとも呼ばれ、携
帯式物品1の外部からはアクセス不能なデータのみを格
納する。これらのデータは、携帯式物品1の処理回路1
2によってしか利用できない。具体的には、この領域
は、同一のアプリケーション用のすべての物品に共通な
[Si]、またはそのオリジナル性を後で確認すること
のできる情報[I]を暗号化するために利用される不等
化された[Sid]秘密データを格納する。
【0031】この領域はまた、物品の所持者の「従業員
識別番号」を構成するデータ[PIN]も格納できる。
このデータは、物品の割当て時に内密に受け取った確認
データ[PIN′]と相関される。適切な端末上でその
物品を利用するときにこの確認データを時々収集しなけ
ればならない。正しく収集されると、所持者が有資格者
であると想定できる。
【0032】第2領域Acは、上記の情報[I]と暗号
化の結果であるそのイメージ[I′]が書き込まれる領
域である。
【0033】もちろん、異なる領域は互いに異なる電子
構造を有し得るが、このことは何の重要性もない。とは
いえ、第2領域Acに情報[I]とそのイメージ
[I′]を書き込むためには、携帯式物品1の使用開始
後少くとも1回はこの第2領域Acに書き込むことが可
能でなければならない。
【0034】端末2は、処理回路21と、メモリ22
と、キーボードその他適切なあらゆる装置(マウス、ラ
イト・ペン、スキャナなど)のデータ収集手段23及び
表示手段24(スクリーン、プリンタ)を含むユーザと
の対話手段とを備える。これら種々の要素は、結線25
を介して互いに接続されている。
【0035】最後に、端末2は、その回路と携帯式物品
1の回路との間で後者のインタフェース手段13を介し
て通信を行うための手段26を備える。
【0036】端末2のメモリ22は、その回路の機能プ
ログラムを格納する第1領域Ptと、その役割について
は後で説明する作業用の第2領域Atとを含む。
【0037】携帯式物品1のインタフェース手段13
は、電子カードに関するものである場合、既知のよう
に、この携帯式物品1の表面上に置かれた接点から構成
される。この場合、端末2のそれに対応する手段26は
適当なコネクタから構成される。
【0038】したがって、端末2は、メモリと処理回路
を有するどんな装置からでも実現できる。したがって、
特殊な端末2でも、相応にプログラミングされた計算機
でもよい。
【0039】第1の実施例では、この方法を実施するた
めのシステムは、携帯式物品1中に情報とそのイメージ
を書き込む段階でのみ使用できるように構成された少く
とも1つの端末2と、それに接続された携帯式物品1の
情報のオリジナル性を確認する段階でのみ使用できるよ
うに構成された少くとももう1つの端末2とを備え、物
品を異なる端末に接続することによってこれらの異なる
段階が実現される。
【0040】第2の実施例では、システムは、それに接
続された携帯式物品1の情報の書込みとそのオリジナル
性の確認とを無差別に可能にする、少くとも1つの端末
2を備える。
【0041】端末2がいくつかの段階を実行できるの
は、この端末2がマイクロプロセッサまたは計算機で実
施されている場合、それに格納されるプログラムとデー
タのみに依存する。
【0042】先に指摘したように、携帯式物品1のアク
セス可能なメモリへの情報の書込みは、とりわけ情報を
書き込む人の管理下で供給される携帯式物品1の外部の
第1のデータ[Ks]を使ったこの情報の暗号化を伴
う。したがってこの第1データが暗号化キーである。と
いうのは、暗号化キーが無資格者に利用できないように
するために、それが機密または秘密のものでなければな
らないからである。
【0043】キーは、一定数の有資格者にしか知られ
ず、したがってそれらの有資格者の1人によってシステ
ムに入力されなければならない場合に機密であるとい
う。キーは、それがメモリの秘密領域に格納され、この
メモリに関連する処理回路によってしか利用できない場
合に、秘密であるという。
【0044】したがって、図1の端末2を利用するシス
テムでは、端末2が秘密領域を含んでいないので、秘密
キーの利用が可能でない。一方、この端末2が自由に使
用できる収集手段23は、有資格者がそれを使って機密
の暗号化キーを収集することができる。
【0045】図2は、この方法の部分的または全体的実
施を可能にする装置の一変形を示す。
【0046】この変形は、図1のものと1点でのみ異な
り、したがってこの2つの図に共通の要素には同じ参照
番号を付け、改めて説明はしない。
【0047】このただ1つの違いとは、端末2のメモリ
22が秘密の、したがって端末2の処理回路によってし
かアクセスできない第3領域Stを含むことである。
【0048】この第3領域Stは、情報を書き込む人の
管理下で供給され、情報の暗号化に使用される第1のデ
ータまたはキー[Ks]、またはやはりキーを構成し、
利用するプログラムが異なるデータの利用を必要とする
場合に情報のオリジナル性の最終的確認に必要な、他の
データ[Kp]あるいはその両方を格納することができ
る。
【0049】したがって、暗号化またはオリジナル性の
最終的確認あるいはその両方が、書込みの担当者または
確認の担当者あるいはその両方がどのキーを知る必要も
なしに行える。
【0050】もちろん、端末2にこれらのキーのどちら
か一方または両方が存在するだけでは十分でない。端末
2が相応に適合され、あるいは相応に適合されたプログ
ラムPtを有することがやはり必要である。
【0051】書込み及び確認に必要なデータまたはキー
[Ks]、[Kp]が同一であることも異なることもあ
ると先に述べた。これらのデータに違いが存在するかど
うかは、書込み及び確認の段階で使用されるアルゴリズ
ムとシステムによって決まる。実際には、後で明らかに
なるように、これらの段階では、暗号化プログラム及び
非暗号化プログラムの巻戻しが必要であり、それには既
知のまたはそうでないアルゴリズムが利用され、それは
公共キーのことも秘密のこともある。
【0052】これらのキーは、情報を書き込むのと同じ
人または機関(物理的または精神的)によってしか確認
が行えない限りで同一であり得る。
【0053】一方、第三者に確認の権限が与えられてい
る場合は、これらのキーは異なっていなければならな
い。そうでなければ、確認装置が書込みプログラムをも
含む場合、書込みの資格はないが、確認を行う権限を与
えられる人が、適合するように見える偽造文書を作成で
きるようになる。
【0054】したがって、公共キーを含むアルゴリズム
の場合、これらのデータは異なっていなければならな
い。すなわち、暗号化は秘密キーまたは機密キーを使っ
て行われるが、非暗号化は、そのキーを誰が知っていて
も(公共キーの概念)システムの秘密保護には何の影響
もないキーを用いて行える。
【0055】本発明の方法は、一方では、携帯式物品1
のアクセス可能なメモリ領域Acに、少くとも情報
[I]とそのイメージ[I' ]を書き込むことからな
る。このイメージ[I′]は、情報[I]の暗号化プロ
トコルを実施することによって得られる。このプロトコ
ルは、少くとも情報[I]と第1データ[Ks]と、各
携帯式物品1ごとに不等化された第2データ[Sid]
とを考慮に入れる。
【0056】この方法は、他方では、イメージ[I′]
が第1及び第2のデータを用いて得られたものであるこ
とを確認し、それから関連する情報[I]がオリジナル
であると推論することからなる。
【0057】第1データ[Ks]は、情報を入力する資
格のある人または機関の管理下で端末2の処理回路21
によって考慮される。このデータは機密のものであって
もよく、その場合は、有資格者が端末2のキーボードを
使ってそれを再入力しなければならない。また秘密のも
のでもよく、その場合は端末2のメモリの秘密領域St
に永続的に記憶される。
【0058】第2データは、携帯式物品1の秘密メモリ
領域Scに格納された少くとも1つの秘密データ[S
i]を考慮に入れる。
【0059】この第2データは、異なる2つの携帯式物
品1に書き込まれる同じ情報[I]が各携帯式物品1中
で異なるイメージ[I′]を有することができるように
不等化されている。オリジナルをコピーと区別できるの
はこの特徴による。
【0060】実際に、不等化されていないデータを利用
すると、確認時に、携帯式物品1のメモリのアクセス可
能領域Acに書き込まれた情報が真正なものであると判
定することしかできず、オリジナルとコピーを区別する
ことはできない。
【0061】それ自体は既知の多くの方法で、第2デー
タの不等化を達成することができる。
【0062】第1の方法は、不等化された第2データ
[Sid]として、携帯式物品1を最終ユーザに引き渡
す前に、メモリの製造時または個別化時にそれを書き込
む際に特定の不等化プロトコルを利用して不等化され
た、携帯式物品1のメモリの秘密データ[Si]を直接
利用することからなる。このようなプロトコルは、たと
えば米国特許第4811393号に記載されている。
【0063】不等化の第2の方法は、物品の処理回路中
で、イメージ[I′]の計算の瞬間に、一方では物品の
メモリの秘密領域Scに記憶された不等化されていない
がすべての物品に共通の秘密キー[Si]に、他方では
物品の通し番号[Ns]など携帯式物品1の読取り時に
アクセス可能な領域Lcに格納される、体系的に不等化
されているが必ずしも秘密ではない物品のデータに適用
される、物品に記憶されたプログラムPcを実施するこ
とからなる。
【0064】先に指摘したように、図1または図2によ
る端末2を、適合されるまたは適切なプログラムを格納
するとの条件で、情報及びそのイメージの書込みに利用
することができる。さらに、これを適合されるまたは適
切なプログラムを格納するとの条件で、オリジナル性の
確認に利用できる。
【0065】どんな方法を使用しようとも、携帯式物品
1への情報の書込みならびにそのオリジナル性の確認
は、携帯式物品1が適当な端末2に接続されているとき
に行われる。
【0066】さらに、この方法を実施するためにどんな
システムを利用しようと、情報は、キーボードや端末2
に接続される他の適切なあらゆる装置(マウス、ライト
・ペン、スキャナなど)など端末2のデータの収集手段
23を介して、携帯式物品1のアクセス可能なメモリに
再入力される。
【0067】情報[I]は、その収集時に、端末2の作
業領域Atに一時的に記憶することが好ましい。この一
時記憶はその暗号化が行えるようにするために必要であ
る。というのは、後で説明するように、計算がこの情報
に基づいて端末内で行われるからである。書込み段階が
終了すると、情報及び端末2のこの作業領域Atに記憶
できる他のあらゆるデータが消去される。
【0068】この記憶によって暗号化が可能になると共
に、情報を確認し、収集に誤りがあったり未完成であっ
た場合に、携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域Ac
にそれを転送する前に修正または完成することが可能に
なる。
【0069】したがって、携帯式物品1のアクセス可能
メモリAcが書込み後にもはや修正できない(たとえば
PROMメモリを利用)場合、この確認及び場合によっ
ては端末2のアクセス可能メモリの内容の修正により、
その後に修正できないメモリへの誤ったまたは未完成の
書込みによって生じるあらゆる問題を回避することがで
きる。
【0070】他方、携帯式物品1のアクセス可能メモリ
Acが修正可能な(たとえばEEPROM)場合でも、
必要な場合に情報を携帯式物品1に転送する前に修正で
きるようにするために、端末2の作業領域Atに情報を
記憶することが好ましい。というのは、携帯式物品1に
記憶された情報は、暗号化に利用される情報とぴったり
一致しなければならないからである。暗号化は、端末2
の作業領域Atに記憶された情報に基づいて実現される
ので、携帯式物品1のアクセス可能メモリAcに格納さ
れる情報がその転送後に修正される場合、それを修正し
なければならない。
【0071】さらに、この方法を実施するためのシステ
ムがどうであれ、書込みに利用される端末2が暗号化キ
ー[Ks]を含む秘密領域Stを備える場合、それが自
動的に考慮に入れられ、情報を書き込む資格のあるオペ
レータ(人または機関)が端末2のデータ収集手段を介
してその情報を収集する必要はない。
【0072】逆に、利用される端末2が暗号化キー[K
s]を含む秘密領域Stを備えていない場合は、有資格
のオペレータが端末2のデータ収集手段を用いてそれを
収集しなければならない。
【0073】確認キー[Kp]についても、それが暗号
化キー[Ks]と異なる場合には同様である。それが確
認の端末2の秘密領域に記憶されている場合は、自動的
に考慮に入れられ、確認を行う資格のあるオペレータが
端末2のデータ収集手段を介してそれを入力する必要は
ない。それが記憶されていない場合は、有資格のオペレ
ータが端末2のデータ収集手段を用いてそれを収集しな
ければならない。
【0074】この方法を実施するための多数の変形例が
考えられるが、そのいずれにおいても、携帯式物品1が
端末2に接続されるとき、オペレータによって情報及び
そのイメージの書込み動作が初期設定される。
【0075】図3から図7に、本発明の様々な実施例に
おけるデータまたは情報の基本的流れを矢印を使って示
す。
【0076】この方法の第1の実施例を図3から図5に
示す。
【0077】情報とそのイメージの書込みを図3に示
す。
【0078】後でそのオリジナル性を確認しなければな
らない情報[I]は、一方では有資格のオペレータによ
って収集され、次いで端末2の作業メモリ領域Atに記
憶され、他方では第1ステップaでそこに書き込むため
に、携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域Acに転送
される。先に述べたように、転送は、情報[I]を構成
するデータの収集時にすぐにではなく、端末2の作業領
域化の内容が修正された後に行うことが好ましい。
【0079】端末2のアクセス可能メモリ領域Atに記
憶された情報は、次いで(ステップbで)端末2に格納
されたプログラム[Pt]を用いてこの端末2の処理回
路内で暗号化される。このプログラムは、この情報と暗
号化キー[Ks]とを考慮に入れて暗号化関数Ftを実
施するもので、キーと情報の関数である中間結果R1i
を得ることができ、これはR1i=Ft(I、Ks)と
書くことができる。
【0080】次いで、(ステップcで)この中間結果R
1iが携帯式物品1の処理回路12に送られ、この処理
回路12内でこの回路に格納されたプログラム[Pc]
によって実施される暗号化関数Fcがそれに適用され
る。この関数は、中間結果R1iの他に、前述のいずれ
かの不等化方法の実施によって得られる、携帯式物品1
の不等化された第2のデータ[Sid]をも考慮に入れ
る。
【0081】したがって、第1のデータ(キー[K
s])と、それ自体が携帯式物品1の秘密キー[Si]
の関数である、物品1の不等化された第2のデータ[S
id]とによって、情報の暗号化されたイメージである
結果[I′]が得られる。これは、次のように書くこと
ができる。
【0082】[I′]=Fc〈R1i,Sid〉;ある
いは、[I′]=Fc〈Ft〈I,Ks〉,Sid〉;
あるいは、最終的には、[I′]=Fc〈I,Ks,S
id〉。
【0083】このイメージ[I′]は(ステップdで)
転送されて携帯用物品1のアクセス可能メモリ領域Ac
に書き込まれ、この領域が情報[I]とそのイメージ
[I′]を含むようになる。最後に、この段階の始めに
端末2の作業領域Atに記憶された情報が消去される。
これで書込み段階が終了する。
【0084】この第1の実施例に従って書き込まれた情
報のオリジナル性を確認するための少くとも2つの変形
例が考えられる。
【0085】第1の変形例を図4に示す。これは5つの
ステップaからeを含む。
【0086】第1ステップaは任意選択であり、携帯式
物品1の秘密メモリScが所持者の従業員識別番号[P
IN]を含む場合にのみ存在することができる。この段
階は、所持者の資格の確認からなる。既知のように、そ
のために所持者は、たとえば端末2の収集手段23の一
部であるキーボードを使って自分の従業員識別番号の確
認データ[PIN′]を入力する。この相関されたデー
タが適切な処理を実行する携帯式物品1の処理回路に送
られる。一致しない場合は確認プロセスは中止する。
【0087】確認は次に、ステップbで携帯式物品1の
処理回路によって、そのアクセス可能メモリ領域に書き
込まれたイメージ[I′]の非暗号化プログラムを実行
させることからなる。このプログラムは、イメージ
[I′]と不等化された第2のデータ[Sid]とに、
携帯式物品1中で最初の中間結果R1iに適用された暗
号化関数Fcに対応する非暗号化関数F-1cを適用させ
る。
【0088】第2の中間結果R2i=F-1c〈I′,S
id〉が得られるが、これは、携帯式物品1が始めに情
報[I]とそのイメージ[I′]が書き込まれたもので
ある場合は、第1の中間結果[R1i]に等しくなる。
この第2の中間結果R2iは次に(ステップcで)端末
2の処理回路に送られ、そこでこの第2の中間結果R2
iと、端末2の秘密領域Stに記憶されたまたは有資格
のオペレータによって収集された適当な非暗号化キー
[Ks]または[Kp]に、端末2で情報[I]に適用
された暗号化関数Ftに対応する非暗号化関数F-1tが
適用される。
【0089】したがって、確認時に実施される非暗号化
の連続操作は書込み時に実施される暗号化操作の系なの
で、最終結果[R3i]が得られる。これは、携帯式物
品1に格納されている情報が真正なものである場合、こ
の情報[I]自体となる。
【0090】それゆえ、携帯式物品1のアクセス可能メ
モリ領域Acに格納された情報[I]が(ステップd
で)端末の処理回路に転送され、次いで(ステップe
で)その最終結果R3iと比較される。等しい場合に
は、携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域Acに格納
された情報がオリジナルであると宣言される。
【0091】確認のための第2の変形例を図5に示す。
【0092】この変形例は、任意選択の最初のステップ
aを含んでおり、それは、携帯式物品1の秘密メモリS
cが所持者の従業員識別番号[PIN]を含むとき、所
持者の資格を確認することからなる。このプロセスは、
図4に関して述べたのと同様に展開する。
【0093】第2のステップbは、情報[I]と、携帯
式物品1のアクセス可能メモリ領域Acに格納されたそ
のイメージ[I′]を端末の作業用メモリ領域Atに転
送し、これらのデータをこの領域に一時的に記憶するこ
とからなる。
【0094】こうして端末2の作業用メモリ領域Atに
記憶された情報[I]は次に(ステップcで)、その処
理回路によって、端末2に記憶された、書込み段階で最
初の中間結果R1iを得るのに使用した暗号化プログラ
ムPt、すなわちキー[Ks]を考慮に入れる暗号化関
数Ftを実施するプログラムを実施することにより暗号
化される。
【0095】もう1つの中間結果R4iが端末2で得ら
れ、それが(ステップdで)携帯式物品1の処理回路に
送られ、そこで書込み時に利用された、携帯式物品1の
回路内に格納されたプログラム[Pc]によって不等化
されたデータ[Sid]を考慮に入れて実施される暗号
化関数Fcがそれに適用される。
【0096】携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域A
cに読み戻されたような、この確認時に実施される情報
[I]の暗号化の連続操作は、書込み時に実施される操
作と同じであることが確認できる。その結果、最終結果
R5iが得られ、これは、携帯式物品1に格納された情
報が真正なものである場合、及び媒体が書込み時に利用
されたものである場合、書込み時に計算されて情報
[I]と共にアクセス可能領域Acに記憶されたイメー
ジ[I′]と一致する。この最終結果R5iは(ステッ
プeで)端末2の回路に再び送られ、そこで(ステップ
fで)、確認段階の始めにその作業用メモリ領域に記憶
されたイメージ[I′]と比較される。両者が等しい場
合、その情報はオリジナルであると宣言される。
【0097】しかし、この確認のための第1の実施例及
びその様々な変形例は、完全に満足できるものではな
い。
【0098】一方では、真正であるが元の媒体とは異な
る媒体に再コピーされた情報と、全く偽のまたは修正さ
れた情報とを区別することができない。こうしたすべて
の場合に比較結果は同一になる。すなわち情報は偽造と
宣言されることになる。
【0099】これは、単に情報がオリジナルのものであ
ると判定することしかできない。
【0100】他方では、書込みまたは確認のための変形
例は、携帯式物品の処理回路が、可変なまたは重要なも
のであり得るデータ(情報[I]またはそのイメージ
[I′]あるいはその両方)を暗号化または非暗号化す
るように意図されている可能性があることを前提とする
が、それは既知の携帯式物品1の処理回路全体によって
実現可能でない。
【0101】実際には、一般に既知の処理回路は、極め
て固定されたしばしば圧縮されたデータに対して暗号化
または非暗号化操作を行なうように設計されている。
【0102】それゆえ、本発明の第2の実施例が考案さ
れた。これは、オリジナルとコピーと偽造物を区別する
ことができ、少くとも1つの秘密データ[Si]を格納
するあらゆるタイプの物品に適用され、この秘密データ
の結果関数を得ることのできる少くとも1つの基本暗号
化関数と、物品中で非常に普通の他の少くとも1つのデ
ータとを有する。
【0103】この第2の実施例をその好ましい実施態様
について図6と図7に示す。書込みの様々なステップを
図6に示し、確認の諸ステップを図7に示す。
【0104】書込みは、図6にaからeとして示した5
つの異なるステップとしてまとめることができる。
【0105】最初のステップaで、データEtを作成
し、端末2から物品の処理回路に送る。さらに、このデ
ータを端末2の作業領域Atに一時的に記憶する。
【0106】次にこのデータEtの暗号化プログラムを
物品中で実行して、このデータEt、及び物品の秘密領
域Scに格納された、または前述のいずれかの不等化方
法を実施して得られた、不等化されたデータに暗号化関
数Fcを適用する。
【0107】中間結果R1=Fc〈Et,Sid〉が得
られ、これが第2ステップbで端末2の作業領域Atに
送られ、そこで一時的に記憶される。
【0108】さらに、情報[I]が、必要に応じて検査
され訂正された後に、一方では端末2の作業領域Atに
一時的に記憶され、他方では第3ステップcで携帯用物
品1のアクセス可能領域Acに送られてそこに記憶され
る。
【0109】この第3ステップの結果、端末2の作業領
域Atは、情報[I]とデータEtと、携帯式物品1内
で前に行なわれたこのデータEtの暗号化の結果R1と
からなるデータのブロックを含むことになる。
【0110】第4ステップdで、暗号化プログラムPt
が、このブロック及び暗号化キー[Ks]に適用される
暗号化関数Ftを実施する端末2の処理回路内で展開さ
れる。
【0111】先に指摘したように、この暗号化キー[K
s]は、端末2の秘密領域Stに格納されてその処理回
路によって生成されるか、あるいは有資格のオペレータ
によって収集される。
【0112】結局、結果が得られる。これは暗号化され
たブロックに関するもので、したがって情報[I]のイ
メージ[I′]である。実際には、とりわけこの情報
[I]を含むデータのブロックに暗号化の最終段階が適
用される。その上、このイメージ[I′]は端末の暗号
化キー[Ks]の、したがって有資格者の管理下にある
第1のデータの関数である。というのは、前記の最終段
階でブロックに適用されたのはこのキーであるからであ
る。最後に、このイメージ[I′]は携帯式物品1の不
等化されたデータ[Sid]の関数である。というの
は、最終段階で暗号化されたブロックが、不等化された
このデータ[Sid]を用いてデータEtの暗号化によ
って得られる結果R1を含むからである。
【0113】このことは、下記の関係式で表すことがで
きる。
【0114】[I′]=Ft〈I,Ks,Sid〉 最後に、第5ステップeで、情報[I]のイメージ
[I′]を構成するこの暗号化されたブロックがこれら
のステップの結果として携帯式物品1のアクセス可能領
域Acに書き込まれるとき、この領域は情報[I]とそ
のイメージ[I′]を格納する。
【0115】次いで、端末2の作業領域Atの内容が消
去される。
【0116】前記の第1のモードとは逆にマイクロカル
キュレータ付きカードなどのメモリと処理回路を含むど
んな携帯式物品1とでもこの方法が利用できるのは、第
1ステップaで送られるデータEtを利用するからであ
る。実際には、このデータのフォーマットは、通常のマ
イクロカルキュレータ付きカード・セットの暗号化の可
能性と整合性をもつことができるように選択することが
できる。
【0117】このデータEtは、それ自体既知であり生
成装置に組み込まれているランダム・データまたは乱数
あるいはその両方の生成装置など適当な手段を用いて、
端末の処理回路によりランダムに作成される。
【0118】これにより、同じ携帯式物品1に少くとも
2回書き込むことのできる同じ情報[I]が同じイメー
ジ[I′]を2回有することがないようにすることがで
きる。こうして、偽造の可能性がなくなる。この配慮
は、たとえば物品が支払いカードであるときの金額など
更新しなければならない権利に関する情報のときに役立
つ。
【0119】乱数の利用で、異なる2つの物品中で同じ
結果を得るのを回避する、不等化されたデータの利用は
完成する。
【0120】携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域A
cに格納されたデータのオリジナル性を確認するための
好ましい実施例を、図7に示す。
【0121】これは、8つのステップaからhとしてま
とめることができる。
【0122】最初のステップaは任意選択であり、携帯
式物品1の秘密メモリScが所持者の従業員識別番号
[PIN]を格納する時に所持者の資格を確認すること
からなる。これは図4に関して述べたように展開する。
【0123】第2ステップbは、端末2の作業領域At
に、携帯式物品1のアクセス可能メモリ領域Acからそ
こに格納されている情報[I]とそのイメージ[I' ]
をコピーすることからなる。
【0124】第3ステップcは、端末2の処理回路によ
り、書込み段階の第4ステップで利用された暗号化関数
Ftに対応する非暗号化関数F-1tをイメージ[I′]
と非暗号化キー[Ks]または[Kp]に適用させるこ
とからなる。この非暗号化により、互いに区別できる3
つのデータ[I″]、[E′t][R′1]からなるブ
ロックを得る(ステップd)ことができる。
【0125】その際に3つのケースが生じ得る。
【0126】第1は、カードに格納された情報[I]及
びイメージ[I′]がオリジナルである場合である。
【0127】この場合、非暗号化によって得られたブロ
ックは、暗号化の際に使われたものと同一である。その
結果 − 第1のデータ[I′]が物品から端末にしかも平文
で送られる元の情報[I]と一致する。
【0128】− 第2のデータ[E′t]が、書込み段
階で端末2から物品1の処理回路に送られ次いで暗号化
された結果[R1]を与える、データ[Et]と一致す
る。
【0129】− 第3のデータ[R′1]が、書込み段
階でこの物品の回路によって有効に計算された結果[R
1]に一致する。この結果は、物品の暗号化関数Fcを
非暗号化の結果である第2のデータ[E′t]に適用す
ることによって改めて得ることが可能である。
【0130】第2のケースは、情報[I]とそのイメー
ジ[I′]が元の媒体とは異なる媒体にコピーされた場
合である。
【0131】この場合は、携帯用物品1に読み込まれた
イメージ[I″]が正規の手順によって、すなわち正し
い暗号化キー[Ks]を利用して得られたものなので、
非暗号化されたブロックは書込み段階で元の携帯用物品
1で暗号化に使われたものと一致する。
【0132】したがって、第1のデータ[I″]は情報
[I]と一致し、第2[E′t]と第3のデータ[R′
1]は、暗号化の際に元の物品内で利用されたデータ
[Et]、[R1]とそれぞれ一致する。しかし、携帯
式物品1に格納されている暗号化関数Fcを第2のデー
タE' tに適用しても、第3のデータ[R′1]を見つ
けることはできない。
【0133】第3のケースは、情報が始めに有資格者に
よって書き込まれた情報と一致しない場合である。
【0134】この場合は、非暗号化されたデータと暗号
化に使用されたブロックのデータとの間に何の整合関係
も存在しない。何の一致も確立できない。
【0135】以上のことを考慮すると、確認段階は、以
下のステップによって延長される。
【0136】第5ステップeは、端末2の処理回路によ
って、非暗号化の結果である第1のデータ[I″]と、
確認段階の第2ステップbで携帯式物品1のアクセス可
能メモリ領域Acから端末2の作業領域Atにコピーさ
れるような情報[I]とを比較させることからなる。
【0137】第1のデータ[I″]と情報[I]が等し
くない場合、その物品は有資格者によって書き込まれな
い情報を含むと宣言され、確認は中止される。
【0138】等しい場合は、携帯式物品1が有資格者に
よって書き込まれた情報を含むことを意味し、第6ステ
ップfで第2のデータ[E′t]が端末2から物品2の
処理回路へ送られる。
【0139】携帯式物品1に格納されている暗号化プロ
グラムが次に、ステップgで実施されて、このデータ
[E′t]と不等化されたデータ[Sid]に暗号化関
数Fcを適用し、最終結果[R″1]=Fc〈E′t,
Sid〉が得られる。これは、物品が元の媒体である場
合、第4ステップdで非暗号化された第3のデータ
[R′1]に一致しなければならない。
【0140】実際には、元の物品のみが、不等化された
データを利用するために、同じ結果を与えることができ
る。
【0141】最終結果[R″1]は次に端末2の処理回
路に送られ、そこで第8ステップhで非暗号化の結果で
ある第3のデータ[R′1]と比較される。
【0142】最終結果[R′1]と第3のデータ[R′
1]が一致すると、物品が元のものであることを意味
し、一致しないと、コピーの存在を意味する。
【0143】ここで、たとえば表示手段24(画面、プ
リンタ)に作用し、確認を担当する有資格者に、提示さ
れた物品がオリジナルまたはコピーであることを示す適
当な手段(図示せず)を端末2中で実施することができ
る。
【0144】したがって、本発明は、文書のオリジナル
性を保証する必要のあるあらゆる分野で容易に実施する
ことができる。本発明は、たとえば身分証明書またはそ
の他のあらゆる識別文書(運転免許証、パスポート及び
査証、車両登録証明書など)の作成及び確認に適用でき
る。公共キーを含むアルゴリズムと図6及び図7の変形
例を利用することによって、有資格者が秘密キーまたは
機密キーを使ってこれらの文書への情報の書込みを実現
することができ、かつ適切な端末を所有し非暗号化キー
を知っている誰によっても、最終的にそのオリジナル性
の確認を実現することができる。
【0145】したがって、たとえば、最終的には誰でも
提示された身分証明書がオリジナルであると確認するこ
とができ、しかもそれを偽造しあるいはオリジナルに似
たものを作成する手段を与えることはない。したがって
このシステムは、相互接続する必要のない公共の端末の
形の多数の確認装置を含むことができる。
【0146】もちろん、最終的確認を有資格者のみに限
って与えることも可能である。
【0147】本発明のその他の利点は次のとおりであ
る。書込みならびに確認に利用される端末を互いに全く
独立にすることができる。結果としてそれらが適合さ
れ、あるいは適当なプログラムを有するだけで十分であ
る。したがって、端末は携帯式のものでも、固定したも
のでも、車両に搭載したものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体的または部分的実施を可能にする
装置の1つの変形例を示す概略図である。
【図2】本発明の全体的または部分的実施を可能にする
装置の1つの変形例を示す概略図である。
【図3】情報とそのイメージを書き込む段階を実施する
1態様を示す図である。
【図4】図3の段階を実施する際に書き込まれた情報の
オリジナル性と真正性を確認する段階の1つの変形例を
示す図である。
【図5】図3の段階を実施する際に書き込まれた情報の
オリジナル性と真正性を確認する段階の1つの変形例を
示す図である。
【図6】情報とそのイメージを書き込む段階の好ましい
実施態様を示す図である。
【図7】情報のオリジナル性と真正性の確認段階の好ま
しい実施態様を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯用電子式物品 2 端末 Ks 第1データ Sid 第2データ I 情報 I′ イメージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09C 1/00 640 G06K 19/00 N G07F 7/08 J 660 B H04L 9/10 H04L 9/00 621A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報(I)のオリジナル性を後で確認す
    ることのできる、媒体上に情報(I)を書き込む方法で
    あって、媒体として携帯用電子式物品(1)を利用する
    ことを特徴とし、かつ一方では、有資格者の要求に応じ
    て、物品が適切な端末(2)に接続されているとき、書
    込み可能で少くとも書込み後の読取り時にアクセス可能
    な、物品(1)のメモリの1領域(Ac)に情報(I)
    が書き込まれ、他方では、少くとも情報を書き込む人の
    管理下で暗号化回路(21)から供給される携帯式物品
    の外部の第1のデータ(Ks)と、各物品ごとに不等化
    され物品の秘密データ(Si)を考慮した第2のデータ
    (Sid)を用いて、この情報(I)の暗号化により情
    報(I)のイメージ(I′)が書き込まれる、書込み段
    階を含むことを特徴とする媒体上に情報を書き込む方
    法。
  2. 【請求項2】 携帯式物品が適切な端末(2)に接続さ
    れ、メモリのこの領域に含まれる情報(I)の暗号化の
    結果得られるイメージ(I′)が第1(Ks)と第2の
    (Sid)のデータを利用して得られたものであると判
    定される、物品のメモリの上記領域に含まれる情報を確
    認する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 書込み段階が、 − 情報(I)を作成し、それを携帯式物品(1)のア
    クセス可能メモリ領域(Ac)に書き込ませ、同時に端
    末(2)の作業領域(At)に一時的に記憶するステッ
    プと、 − 端末(2)に格納され、この情報と第1データ(K
    s)とを考慮に入れ暗号化関数(Ft)を実施するプロ
    グラム(Pt)を用いて、端末(2)のアクセス可能メ
    モリ領域(At)に記憶された情報を暗号化して、第1
    データ(Ks)と情報との関数である中間結果(R1
    i)を得るステップと、 − この中間結果(R1i)を携帯式物品(1)の処理
    回路(12)に送り、前記回路に格納され、この中間結
    果(R1i)と携帯式物品1の不等化された第2データ
    (Sid)とを考慮に入れるプログラム(Pc)によっ
    て実施される暗号化関数(Fc)をそれに適用して、情
    報(I)のイメージ(I' )を得るステップと、 − このイメージ(I′)を携帯式物品(1)のアクセ
    ス可能メモリ領域(Ac)に書き込むステップと、 − この段階の始めに端末(2)の作業領域(At)に
    一時的に記憶された情報を消去するステップとからなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 確認段階が、 − 端末(2)に、携帯用物品(1)のアクセス可能メ
    モリ領域Acに格納された情報(I)とそのイメージ
    (I′)の読取り、及びこれらのデータのその作業用メ
    モリ領域(At)への一時的記憶とを実行させるステッ
    プと、 − キー(Ks)とこの情報(I)を考慮に入れる暗号
    化関数(Ft)を実施するプログラム(Pt)を実行し
    て情報(I)を暗号化することにより、端末中で中間結
    果(R4i)を得るステップと、 − この中間結果(R4i)を携帯式物品(1)の処理
    回路に送り、書込み時に利用され、不等化されたデータ
    (Sid)を考慮に入れて携帯式物品(1)の回路に含
    まれるプログラム(Pc)によって実施される、暗号化
    関数Fcをそれに適用して、携帯式物品1に含まれる情
    報がオリジナルである場合は携帯式物品(1)のアクセ
    ス可能メモリ領域Acに格納されるイメージ(I' )と
    一致することになる、最終結果(R5i)を得るステッ
    プと、 − この最終結果(R5i)を端末の処理回路に送り、
    それを作業用メモリ領域Atに記憶されたイメージ
    (I′)と比較して、等しい場合には物品に含まれる情
    報(I)がオリジナルであると推論するステップとから
    なることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 確認段階が、 − 携帯式物品(1)の処理回路内で、携帯式物品
    (1)内で最初の中間結果(R1i)に適用された暗号
    化関数(Fc)に対応する非暗号化関数(F-1c)を、
    イメージ(I′)と不等化された第2のデータ(Si
    d)とに適用する、アクセス可能メモリ領域(Ac)に
    書き込まれたイメージ(I′)の非暗号化プログラムを
    実施するステップと、 − この第2の中間結果(R2i)を端末(2)の処理
    回路に送り、それおよび非暗号化キー(KsまたはK
    p)に、書込み段階で端末(2)中で元の情報(I)に
    適用された暗号化関数(Ft)に対応する非暗号化関数
    (F-1t)を適用して、携帯式物品(1)に含まれる情
    報(1)がオリジナルである場合にこの情報(I)自体
    となる、最終結果(R3i)を得るステップと、 − 端末(2)の処理回路内で、携帯式物品(1)のア
    クセス可能メモリ領域Acとこの最終結果(R3i)を
    比較するステップとからなることを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 書込み段階が、 − データ(Et)を作成して端末(2)から物品の処
    理回路に送り、かつこれを端末(2)の作業領域(A
    t)に一時的に記憶するステップと、 − このデータ(Et)ならびに物品の不等化されたデ
    ータ(Sid)に暗号化関数(Fc)を適用することに
    より、物品内でこのデータ(Et)を暗号化して、結果
    (R1)を得、この結果を端末(2)の作業領域(A
    t)に送るステップと、 − 情報(I)を携帯式物品(1)のアクセス可能領域
    Acに送って記憶し、かつこれを端末(2)の作業領域
    (At)に一時的に記憶するステップと、 − 端末の処理回路内で、一方では、情報(I)とデー
    タ(Et)とこのデータの暗号化の結果(R1)とから
    なるデータ・ブロックに、他方では第1のデータ(K
    s)に、端末のプログラム(Pt)によって実施される
    暗号化関数(Ft)を適用して、情報のイメージ(I′
    )を構成する結果を得るステップと、 − このイメージ(I′)を携帯式物品(1)に送り、
    それをそのアクセス可能メモリ領域(Ac)に書き込む
    ステップと、 − 端末(2)の作業領域(At)に一時的に記憶され
    たデータ、結果、及び情報のいずれかまたはそれらの組
    合せを消去するステップとからなることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 作成された端末(2)から物品(1)の
    処理回路に送られるデータ(Et)がランダムであるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 確認段階が、 − 端末(2)の作業領域(At)内で、携帯式物品
    (1)のアクセス可能メモリ領域(Ac)から情報
    (I)とそのイメージ(I′)をコピーするステップ
    と、 − 端末(2)の処理回路中で、イメージ(I′)と非
    暗号化キー(Ks,Kp)に、書込み段階で利用された
    暗号化関数(Ft)に対応する非暗号化関数(F-1t)
    を適用して、3つのデータ(I″)、(E′t)、
    (R′1)からなるブロックを得るステップと、 − 端末(2)の処理回路に、非暗号化から得られた第
    1のデータ(I′)と、携帯式物品(1)のアクセス可
    能メモリ領域(Ac)から端末(2)の作業領域(A
    t)にコピーされた情報(I)を比較させるステップ
    と、 − 一致する場合は情報が真正なものであると判定し、
    そうでない場合は偽造物であると判定するステップとか
    らなることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 一致する場合に、さらに、非暗号化から
    得られた第2のデータ(E′t)を端末(2)から物品
    (1)の処理回路に送るステップと、そこで、物品に含
    まれ、このデータ(E′t)と不等化されたデータ(S
    id)とに暗号化関数(Fc)を適用するプログラムを
    実施して、最終結果(R″1)を得るステップと、この
    最終結果(R″1)を端末(2)の処理回路に適用する
    ステップと、それを非暗号化から得られる第3のデータ
    (R′1)と比較して、一致した場合物品に含まれる情
    報(I)がオリジナルであると推論するステップとから
    なることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 秘密データ(Si)を記憶するための
    少くとも1つの秘密領域(Sc)と、少くとも読取り時
    にアクセス可能であり、この情報(I)とこの情報のイ
    メージ(I′)を記憶するためのメモリ領域(Ac)と
    を備え、このイメージが、少なくとも、携帯式物品の外
    部にあり、情報を書き込む人の管理下で暗号化回路(2
    1)に提供される第1のデータ(Ks)と、各物品ごと
    に不等化され、物品の秘密データ(Si)を考慮に入れ
    る第2のデータ(Sid)とを用いて、この情報(I)
    を暗号化することによって得られたものであることを特
    徴とする、請求の範囲第1項から第9項のいずれか一項
    による方法を実施するための、マイクロプロセッサ式カ
    ードなどの電子式携帯用物品(1)。
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