JPH1173752A - 磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置 - Google Patents
磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置Info
- Publication number
- JPH1173752A JPH1173752A JP9232274A JP23227497A JPH1173752A JP H1173752 A JPH1173752 A JP H1173752A JP 9232274 A JP9232274 A JP 9232274A JP 23227497 A JP23227497 A JP 23227497A JP H1173752 A JPH1173752 A JP H1173752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- recording
- tape
- barrel
- guide roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気テープの幅方向の位置を一定に制御し、
磁気テープの走行安定性を良好にすることの可能な磁気
テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置の提
供。 【解決手段】 一方のリール4から他方のリール5へと
テープアクセス開口6を介して走行する磁気テープ8を
収容するための磁気テープカートリッジ1であって、磁
気テープ走行経路に沿ってテープアクセス開口6の両端
の少なくとも一方、好ましくは両方に、磁気テープ8を
案内するための樽状のガイドロール9、10を有すること
を特徴とする。樽状のガイドロールの曲率半径Rは好ま
しくは磁気テープ幅≦R≦100mmの範囲内にある。
磁気テープの走行安定性を良好にすることの可能な磁気
テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置の提
供。 【解決手段】 一方のリール4から他方のリール5へと
テープアクセス開口6を介して走行する磁気テープ8を
収容するための磁気テープカートリッジ1であって、磁
気テープ走行経路に沿ってテープアクセス開口6の両端
の少なくとも一方、好ましくは両方に、磁気テープ8を
案内するための樽状のガイドロール9、10を有すること
を特徴とする。樽状のガイドロールの曲率半径Rは好ま
しくは磁気テープ幅≦R≦100mmの範囲内にある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジ及びその記録再生装置に関し、詳しくは磁気テー
プの走行を安定化させ、ドロップアウトやジッターを少
なくさせることのできる磁気テープカートリッジ及びそ
の記録再生装置に関する。
リッジ及びその記録再生装置に関し、詳しくは磁気テー
プの走行を安定化させ、ドロップアウトやジッターを少
なくさせることのできる磁気テープカートリッジ及びそ
の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープ等の磁気テープに対する信
号の記録/再生は、一般には磁気ヘッドを回転ドラムに
取り付けてなるロータリーヘッドを有する磁気記録再生
装置を用いて行われている。そして磁気テープに信号を
記録し、また記録された信号を適切に再生するために
は、磁気ヘッドが磁気テープと接触する際に、正確に磁
気テープをトラッキングすることが必要である。従っ
て、磁気テープの走行に際しては、ロータリーヘッドに
対して磁気テープが位置ずれしないように、何らかの制
御を行うことが要求される。この場合、余り強制的にテ
ープの位置を制御すると、テープに損傷が生じたり、デ
ィンプルと呼ばれるテープ幅方向に向かって起こる波打
ち現象を生じたりするため、必要以上の力を加えずに安
定したテープ走行性を得ることも必要とされる。
号の記録/再生は、一般には磁気ヘッドを回転ドラムに
取り付けてなるロータリーヘッドを有する磁気記録再生
装置を用いて行われている。そして磁気テープに信号を
記録し、また記録された信号を適切に再生するために
は、磁気ヘッドが磁気テープと接触する際に、正確に磁
気テープをトラッキングすることが必要である。従っ
て、磁気テープの走行に際しては、ロータリーヘッドに
対して磁気テープが位置ずれしないように、何らかの制
御を行うことが要求される。この場合、余り強制的にテ
ープの位置を制御すると、テープに損傷が生じたり、デ
ィンプルと呼ばれるテープ幅方向に向かって起こる波打
ち現象を生じたりするため、必要以上の力を加えずに安
定したテープ走行性を得ることも必要とされる。
【0003】従来から、幅方向の磁気テープの位置を一
定に制御するために、テープエッジ規制手段としてフラ
ンジを上下に有する円筒状のガイドロールを用いること
が行われている。上下のフランジ間の間隔は磁気テープ
の幅とほぼ等しくされており、従って磁気テープはこれ
らのフランジにエッジが当接した状態で走行する。この
方式は磁気テープの幅方向の位置ずれを物理的な力によ
って押さえ込むものであるが、簡便でありながら効果的
であるため、これまで広く用いられている。
定に制御するために、テープエッジ規制手段としてフラ
ンジを上下に有する円筒状のガイドロールを用いること
が行われている。上下のフランジ間の間隔は磁気テープ
の幅とほぼ等しくされており、従って磁気テープはこれ
らのフランジにエッジが当接した状態で走行する。この
方式は磁気テープの幅方向の位置ずれを物理的な力によ
って押さえ込むものであるが、簡便でありながら効果的
であるため、これまで広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うにフランジを上下に有する円柱状のガイドロールを用
いた場合は、磁気テープがエッジにダメージを受け易い
という欠点がある。特に何度も繰り返して使用するよう
な場合には、エッジからの脱落物がヘッドに付着して再
生に不具合をきたす懸念もある。また何らかの原因によ
って磁気テープの幅方向の片寄りが強くなった場合に
は、磁気テープにディンプルが生ずる場合もある。
うにフランジを上下に有する円柱状のガイドロールを用
いた場合は、磁気テープがエッジにダメージを受け易い
という欠点がある。特に何度も繰り返して使用するよう
な場合には、エッジからの脱落物がヘッドに付着して再
生に不具合をきたす懸念もある。また何らかの原因によ
って磁気テープの幅方向の片寄りが強くなった場合に
は、磁気テープにディンプルが生ずる場合もある。
【0005】こうした不具合に対処するために、本出願
人は先に、磁気テープの位置ずれを検出し、これに応じ
て幅方向の磁気テープ走行位置を制御することを提案し
てきた。しかしながら、そうした検出機構によらずに位
置ずれをより簡便に修正可能であるならば、それが望ま
しいことは言うまでもない。また検出を簡易に行うこと
ができたとしても、それは磁気テープ記録再生装置に備
えられる特性であって、磁気テープカートリッジに備え
られる特性ではない。しかし磁気テープカートリッジそ
れ自体に走行安定に資する機構を設けることができれ
ば、記録再生装置の種類を問わずに走行位置を一定に保
つことができる。本発明の課題は、こうした要請に応え
ることのできる磁気テープカートリッジを提供するこ
と、またより簡便で効率的な位置制御手段を備えた磁気
テープ記録再生装置を提供することである。
人は先に、磁気テープの位置ずれを検出し、これに応じ
て幅方向の磁気テープ走行位置を制御することを提案し
てきた。しかしながら、そうした検出機構によらずに位
置ずれをより簡便に修正可能であるならば、それが望ま
しいことは言うまでもない。また検出を簡易に行うこと
ができたとしても、それは磁気テープ記録再生装置に備
えられる特性であって、磁気テープカートリッジに備え
られる特性ではない。しかし磁気テープカートリッジそ
れ自体に走行安定に資する機構を設けることができれ
ば、記録再生装置の種類を問わずに走行位置を一定に保
つことができる。本発明の課題は、こうした要請に応え
ることのできる磁気テープカートリッジを提供するこ
と、またより簡便で効率的な位置制御手段を備えた磁気
テープ記録再生装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に関して検討を重ねた結果、従来の円筒状のガイドロ
ールの形状を樽状とすることにより、磁気テープの幅方
向の位置ずれを有効に抑制できることを見出し、本発明
に到達した。本発明の要点は、こうした樽状のガイドロ
ールを磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生
装置の両者に適用することにある。
題に関して検討を重ねた結果、従来の円筒状のガイドロ
ールの形状を樽状とすることにより、磁気テープの幅方
向の位置ずれを有効に抑制できることを見出し、本発明
に到達した。本発明の要点は、こうした樽状のガイドロ
ールを磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生
装置の両者に適用することにある。
【0007】本発明の第一の側面は、こうして得られる
磁気テープカートリッジにある。即ちこれによれば、一
方のリールから他方のリールへとテープアクセス開口を
介して走行する磁気テープを収容するための磁気テープ
カートリッジであって、磁気テープ走行経路に沿ってテ
ープアクセス開口の両端のそれぞれに磁気テープを案内
するためのガイドロールを有するものにおいて、これら
のガイドロールの少なくとも一方が樽状に形成される。
磁気テープカートリッジにある。即ちこれによれば、一
方のリールから他方のリールへとテープアクセス開口を
介して走行する磁気テープを収容するための磁気テープ
カートリッジであって、磁気テープ走行経路に沿ってテ
ープアクセス開口の両端のそれぞれに磁気テープを案内
するためのガイドロールを有するものにおいて、これら
のガイドロールの少なくとも一方が樽状に形成される。
【0008】本発明の対象となる磁気テープカートリッ
ジには何ら限定はない。即ちこれはマイクロカセットや
音楽用のカセットなどから、家庭用、業務用のVTRに
至るまで、リールからリールへとテープアクセス開口を
介して磁気テープが走行する種類の、ありとあらゆる磁
気テープカートリッジを含むものである。例えばVTR
の分野では、本発明はベータやVHSカートリッジ、8
ミリビデオカートリッジ、DVCなどの全てにとって有
用である。なおテープアクセス開口とは、テープが磁気
ヘッドと相互作用するための窓口を意味しており、カー
トリッジに設けられた開口の場合もあれば、これがバネ
式のリッドによって閉じられている場合もある。また磁
気ヘッドが開口に向けて動かされてくる場合もあれば、
例えばVTRにおけるMローディングやUローディング
のように磁気テープが磁気ヘッドとの接触のために開口
から取り出されていく場合もある。要は磁気テープに対
して外界からアクセスを行うために設けられた開口であ
るならば、その大きさや形状は問われない。
ジには何ら限定はない。即ちこれはマイクロカセットや
音楽用のカセットなどから、家庭用、業務用のVTRに
至るまで、リールからリールへとテープアクセス開口を
介して磁気テープが走行する種類の、ありとあらゆる磁
気テープカートリッジを含むものである。例えばVTR
の分野では、本発明はベータやVHSカートリッジ、8
ミリビデオカートリッジ、DVCなどの全てにとって有
用である。なおテープアクセス開口とは、テープが磁気
ヘッドと相互作用するための窓口を意味しており、カー
トリッジに設けられた開口の場合もあれば、これがバネ
式のリッドによって閉じられている場合もある。また磁
気ヘッドが開口に向けて動かされてくる場合もあれば、
例えばVTRにおけるMローディングやUローディング
のように磁気テープが磁気ヘッドとの接触のために開口
から取り出されていく場合もある。要は磁気テープに対
して外界からアクセスを行うために設けられた開口であ
るならば、その大きさや形状は問われない。
【0009】磁気テープカートリッジ内において、磁気
テープは一方のリールから他方のリールへと走行可能で
ある。リールはハブなどとも呼ばれ、外部から駆動力を
加えることによって回転し、磁気テープの巻き取り/巻
き出しを行う。
テープは一方のリールから他方のリールへと走行可能で
ある。リールはハブなどとも呼ばれ、外部から駆動力を
加えることによって回転し、磁気テープの巻き取り/巻
き出しを行う。
【0010】磁気テープの走行経路に沿って、テープア
クセス開口の両端にはガイドロールが設けられる。一般
にこれは、テープアクセス開口を有するカートリッジ端
面の両端に配置されるが、これに限定されるものではな
い。またガイドロールに加えて他に案内ピン等を設ける
ことも任意である。ガイドロールは例えばカートリッジ
のロアーハーフに組み付けて配置することができるが、
アッパーハーフに取り付けることも勿論可能であり、ま
た完全に独立して構成し、両ハーフの間に挟み込むよう
にして組み込むなど、他の仕方で配置することもでき
る。
クセス開口の両端にはガイドロールが設けられる。一般
にこれは、テープアクセス開口を有するカートリッジ端
面の両端に配置されるが、これに限定されるものではな
い。またガイドロールに加えて他に案内ピン等を設ける
ことも任意である。ガイドロールは例えばカートリッジ
のロアーハーフに組み付けて配置することができるが、
アッパーハーフに取り付けることも勿論可能であり、ま
た完全に独立して構成し、両ハーフの間に挟み込むよう
にして組み込むなど、他の仕方で配置することもでき
る。
【0011】本発明によれば、ガイドロールは少なくと
も一方、好ましくは双方が樽状に形成される。樽状と
は、円筒形が端部から中央部分にかけてなだらかに膨出
した形状であり、従ってガイドロールの直径は端部から
中央部分にかけて漸次増大することになる。ガイドロー
ルの軸方向断面で見た場合、樽状をなす曲線は円の一部
であることが好ましく、その曲率半径Rはテープ幅≦R
≦100mmなる範囲内にあることがより好ましい。樽状の
ガイドロールを用いると、これによって案内される磁気
テープに対して加えられる張力は、エッジ部分で小さ
く、中央部分で大きくなり、エッジ部分の張力と中央部
分の張力が適切にバランスすることによって安定した走
行が得られる。このテープ幅≦R≦100mmなる範囲は、
こうした見地から最も適切な範囲である。
も一方、好ましくは双方が樽状に形成される。樽状と
は、円筒形が端部から中央部分にかけてなだらかに膨出
した形状であり、従ってガイドロールの直径は端部から
中央部分にかけて漸次増大することになる。ガイドロー
ルの軸方向断面で見た場合、樽状をなす曲線は円の一部
であることが好ましく、その曲率半径Rはテープ幅≦R
≦100mmなる範囲内にあることがより好ましい。樽状の
ガイドロールを用いると、これによって案内される磁気
テープに対して加えられる張力は、エッジ部分で小さ
く、中央部分で大きくなり、エッジ部分の張力と中央部
分の張力が適切にバランスすることによって安定した走
行が得られる。このテープ幅≦R≦100mmなる範囲は、
こうした見地から最も適切な範囲である。
【0012】本発明の第二の側面は、樽状のガイドロー
ルを備えた磁気記録再生装置にある。即ちこれによれ
ば、磁気テープに対して信号を記録/再生するためのヘ
ッドを有する磁気テープ記録再生装置であって、磁気テ
ープ走行経路に沿ってヘッドの上流側及び下流側のそれ
ぞれに磁気テープを案内するためのガイドロールを有す
るものにおいて、これらのガイドロールの少なくとも一
方が樽状に形成される。
ルを備えた磁気記録再生装置にある。即ちこれによれ
ば、磁気テープに対して信号を記録/再生するためのヘ
ッドを有する磁気テープ記録再生装置であって、磁気テ
ープ走行経路に沿ってヘッドの上流側及び下流側のそれ
ぞれに磁気テープを案内するためのガイドロールを有す
るものにおいて、これらのガイドロールの少なくとも一
方が樽状に形成される。
【0013】ここで言う磁気テープ記録再生装置は、磁
気ヘッドにより磁気テープに対して信号の読み書きを行
うものであれば、特に限定されるものではない。例えば
オーディオカセットレコーダやVTR即ちビデオテープ
レコーダーなど、磁気ヘッドの形状や記録再生方式の如
何は問わない。VTRの分野では例えばベータやVH
S、8ミリやDVCなどが対象に含まれ、従ってこれら
の場合には磁気ヘッドはロータリーヘッドとして構成さ
れていることになる。
気ヘッドにより磁気テープに対して信号の読み書きを行
うものであれば、特に限定されるものではない。例えば
オーディオカセットレコーダやVTR即ちビデオテープ
レコーダーなど、磁気ヘッドの形状や記録再生方式の如
何は問わない。VTRの分野では例えばベータやVH
S、8ミリやDVCなどが対象に含まれ、従ってこれら
の場合には磁気ヘッドはロータリーヘッドとして構成さ
れていることになる。
【0014】磁気テープの走行経路に沿って、磁気ヘッ
ドの上流側と下流側にはガイドロールが備えられる。こ
れらは上流側及び下流側のガイドロールの間に磁気ヘッ
ドのみが配置される場合もあれば、上流側及び下流側の
ガイドロールの間に磁気ヘッド以外のもの、例えばガイ
ドピンなども配置される場合もある。ロータリーヘッド
の場合は、ロータリーヘッドの周面に沿った所要の巻き
付け長さの始点と終点にガイドピンが設けられ、ガイド
ロールはこれらのガイドピンの上流側及び下流側に設け
られる。また周知のように、磁気テープ記録再生装置に
は駆動ローラやピンチローラなどを含めて、他に幾つも
のピンやローラなどが設けられるが、磁気ヘッドの上流
側、下流側に設けられ、磁気ヘッドに対する磁気テープ
の位置に影響を及ぼすものであれば、本発明におけるガ
イドロールとして考慮されうる。
ドの上流側と下流側にはガイドロールが備えられる。こ
れらは上流側及び下流側のガイドロールの間に磁気ヘッ
ドのみが配置される場合もあれば、上流側及び下流側の
ガイドロールの間に磁気ヘッド以外のもの、例えばガイ
ドピンなども配置される場合もある。ロータリーヘッド
の場合は、ロータリーヘッドの周面に沿った所要の巻き
付け長さの始点と終点にガイドピンが設けられ、ガイド
ロールはこれらのガイドピンの上流側及び下流側に設け
られる。また周知のように、磁気テープ記録再生装置に
は駆動ローラやピンチローラなどを含めて、他に幾つも
のピンやローラなどが設けられるが、磁気ヘッドの上流
側、下流側に設けられ、磁気ヘッドに対する磁気テープ
の位置に影響を及ぼすものであれば、本発明におけるガ
イドロールとして考慮されうる。
【0015】本発明によれば、磁気ヘッドの上流側又は
下流側、好ましくは双方のガイドロールが樽状に形成さ
れる。樽状という用語の意味するところについては前述
と同様であり、またその曲率半径Rは、やはりテープ幅
≦R≦100mmなる範囲内にあることが好ましい。
下流側、好ましくは双方のガイドロールが樽状に形成さ
れる。樽状という用語の意味するところについては前述
と同様であり、またその曲率半径Rは、やはりテープ幅
≦R≦100mmなる範囲内にあることが好ましい。
【0016】なお磁気テープカートリッジ及び磁気記録
再生装置の何れにおいても、樽状のガイドロールは上下
にフランジを備えることができる。磁気テープの走行時
にはこれらのフランジに当接するような磁気テープの変
位は生じないが、停止時などにおいて位置ずれが生じな
いようにするため、こうしたフランジを補助的に使用す
ることが好ましい。しかし例えばガイドロールが磁気テ
ープカートリッジのロアーハーフに設けられ、ロアーハ
ーフの面自体がフランジ的な作用を果たす場合には、勿
論こうしたフランジは省略して構わない。さらに樽状の
ガイドロールの材質や表面性などは、従来のガイドロー
ルと同様のものとすることができる。
再生装置の何れにおいても、樽状のガイドロールは上下
にフランジを備えることができる。磁気テープの走行時
にはこれらのフランジに当接するような磁気テープの変
位は生じないが、停止時などにおいて位置ずれが生じな
いようにするため、こうしたフランジを補助的に使用す
ることが好ましい。しかし例えばガイドロールが磁気テ
ープカートリッジのロアーハーフに設けられ、ロアーハ
ーフの面自体がフランジ的な作用を果たす場合には、勿
論こうしたフランジは省略して構わない。さらに樽状の
ガイドロールの材質や表面性などは、従来のガイドロー
ルと同様のものとすることができる。
【0017】本発明により提供される磁気テープカート
リッジ及び磁気テープ記録再生装置は、樽状のガイドロ
ールを用いて磁気テープの幅方向の位置制御を行うもの
であるため、従来のエッジ規制方式と異なり磁気テープ
のエッジに対する損傷を回避することができ、またディ
ンプルなどの現象も生じない。かくして磁気テープの良
好な走行安定性が達成される。なお本発明により用いら
れる樽状のガイドロールは、固定式のものであっても回
転式のものであってもよい。
リッジ及び磁気テープ記録再生装置は、樽状のガイドロ
ールを用いて磁気テープの幅方向の位置制御を行うもの
であるため、従来のエッジ規制方式と異なり磁気テープ
のエッジに対する損傷を回避することができ、またディ
ンプルなどの現象も生じない。かくして磁気テープの良
好な走行安定性が達成される。なお本発明により用いら
れる樽状のガイドロールは、固定式のものであっても回
転式のものであってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるの磁気テー
プカートリッジの一例を極めて概略的に示す展開斜視図
である。カートリッジ1はアッパーハーフ2とロアーハ
ーフ3からなり、内部には一対のリール4及び5が収容
されている。6はテープアクセス開口であり、磁気テー
プ記録再生装置内にロードされていない場合はバネ式の
リッド7によって閉じられる。磁気テープ8はこのテー
プアクセス開口6を介して、一方のリールから他方のリ
ールへと巻き出され、また巻き戻される。
プカートリッジの一例を極めて概略的に示す展開斜視図
である。カートリッジ1はアッパーハーフ2とロアーハ
ーフ3からなり、内部には一対のリール4及び5が収容
されている。6はテープアクセス開口であり、磁気テー
プ記録再生装置内にロードされていない場合はバネ式の
リッド7によって閉じられる。磁気テープ8はこのテー
プアクセス開口6を介して、一方のリールから他方のリ
ールへと巻き出され、また巻き戻される。
【0019】磁気テープ8の走行経路に沿ってテープア
クセス開口の両端のそれぞれには、ガイドロール9及び
10が設けられている。これらのガイドロールは樽状に形
成され、また図示の例ではロアーハーフ3と一体に形成
されている。なお図示のようにガイドロール9及び10の
双方を樽状とすることが好ましいものではあるが、場合
によっては一方のみを樽状とすることもできる。磁気テ
ープの記録/再生のための走行が一方向のみにおいて行
われる場合、一方のみを樽状とするときは、それをテー
プ走行方向に沿って上流側のガイドロールとすることが
好ましい。
クセス開口の両端のそれぞれには、ガイドロール9及び
10が設けられている。これらのガイドロールは樽状に形
成され、また図示の例ではロアーハーフ3と一体に形成
されている。なお図示のようにガイドロール9及び10の
双方を樽状とすることが好ましいものではあるが、場合
によっては一方のみを樽状とすることもできる。磁気テ
ープの記録/再生のための走行が一方向のみにおいて行
われる場合、一方のみを樽状とするときは、それをテー
プ走行方向に沿って上流側のガイドロールとすることが
好ましい。
【0020】図2は、本発明の磁気テープ記録再生装置
の磁気ヘッドの近傍の配置構成を例示的に示している。
磁気ヘッド11はシリンダ12に取り付けられ、ロータリー
ヘッド13を構成している。なお磁気ヘッド11は通例一対
で設けられるが、他方は図示していない。ロータリーヘ
ッド13は磁気テープ14の走行経路に対して傾斜して配置
され、ヘリカルスキャンを行う構成になっているが、こ
うした構成に限定されるものでないことは前述の通りで
ある。磁気テープ14は巻き出し側から巻き取り側へと、
矢印の方向に沿って走行する。ロータリーヘッド13の直
近の上流及び下流にはガイドポスト15、16が傾斜して設
けられており、これらのガイドポストのそれぞれのさら
に上流側及び下流側に樽状のガイドロール17及び18が配
置されている。
の磁気ヘッドの近傍の配置構成を例示的に示している。
磁気ヘッド11はシリンダ12に取り付けられ、ロータリー
ヘッド13を構成している。なお磁気ヘッド11は通例一対
で設けられるが、他方は図示していない。ロータリーヘ
ッド13は磁気テープ14の走行経路に対して傾斜して配置
され、ヘリカルスキャンを行う構成になっているが、こ
うした構成に限定されるものでないことは前述の通りで
ある。磁気テープ14は巻き出し側から巻き取り側へと、
矢印の方向に沿って走行する。ロータリーヘッド13の直
近の上流及び下流にはガイドポスト15、16が傾斜して設
けられており、これらのガイドポストのそれぞれのさら
に上流側及び下流側に樽状のガイドロール17及び18が配
置されている。
【0021】図3は、本発明による典型的な樽状のガイ
ドロールを拡大して示している。このガイドロール20は
磁気テープが接触走行する面21が軸方向断面で見て円の
一部をなしており、その曲率半径Rは磁気テープ幅≦R
≦100mmで規定されている。より好ましくは、曲率半径
Rは10mm≦R≦30mmの範囲内とされる。ガイドロールは
上下にフランジ22、23を備えており、これらは磁気テー
プが停止している状態や、走行中に何らかの原因によっ
て磁気テープの幅方向に物理的な力が加わったりした場
合に、磁気テープがガイドロールから脱離するのを防止
する役目を果たす。しかし通常の走行時には、磁気テー
プがこれらのフランジと当接することはない。
ドロールを拡大して示している。このガイドロール20は
磁気テープが接触走行する面21が軸方向断面で見て円の
一部をなしており、その曲率半径Rは磁気テープ幅≦R
≦100mmで規定されている。より好ましくは、曲率半径
Rは10mm≦R≦30mmの範囲内とされる。ガイドロールは
上下にフランジ22、23を備えており、これらは磁気テー
プが停止している状態や、走行中に何らかの原因によっ
て磁気テープの幅方向に物理的な力が加わったりした場
合に、磁気テープがガイドロールから脱離するのを防止
する役目を果たす。しかし通常の走行時には、磁気テー
プがこれらのフランジと当接することはない。
【0022】
実施例1 Hi-8カートリッジにおいて、リッドで閉鎖されたテー
プアクセス開口の両端に配置されたガイドロールを、曲
率半径が30mmの樽状のガイドロールとした。市販のHi-
8デッキを用いてこのテープで録画を行い、ドロップア
ウト及びジッターを測定した。ドロップアウトの測定
は、ドロップアウトカウンターを用いて行い、デジタル
オシロスコープで測定される出力信号(即ち再生波形)
において、深さ15dB、長さ8μsの落ち込みのものをド
ロップアウトとして認定し、1分間のドロップアウト数
を測定した。また、ジッターはジッターメーターにより
測定した。
プアクセス開口の両端に配置されたガイドロールを、曲
率半径が30mmの樽状のガイドロールとした。市販のHi-
8デッキを用いてこのテープで録画を行い、ドロップア
ウト及びジッターを測定した。ドロップアウトの測定
は、ドロップアウトカウンターを用いて行い、デジタル
オシロスコープで測定される出力信号(即ち再生波形)
において、深さ15dB、長さ8μsの落ち込みのものをド
ロップアウトとして認定し、1分間のドロップアウト数
を測定した。また、ジッターはジッターメーターにより
測定した。
【0023】実施例2 市販のHi-8デッキにおいて、ロータリーヘッドの上流
側及び下流側のそれぞれに曲率半径20mmの樽状のガイド
ロールを設置した。この装置を用いて、通常のHi-8カ
ートリッジを使用して録画を行い、実施例1と同様にし
てドロップアウト及びジッターの測定を行った。
側及び下流側のそれぞれに曲率半径20mmの樽状のガイド
ロールを設置した。この装置を用いて、通常のHi-8カ
ートリッジを使用して録画を行い、実施例1と同様にし
てドロップアウト及びジッターの測定を行った。
【0024】実施例3 実施例2のHi-8デッキを用い、実施例1のHi-8カート
リッジを使用して録画を行い、実施例1と同様にしてド
ロップアウト及びジッターの測定を行った。
リッジを使用して録画を行い、実施例1と同様にしてド
ロップアウト及びジッターの測定を行った。
【0025】比較例 Hi-8カートリッジのガイドロールとHi-8デッキの二つ
のガイドロールが全て在来の円柱型ガイドロールである
ものを使用して録画を行い、実施例1と同様にしてドロ
ップアウト及びジッターの測定を行った。以上の結果を
表1に示す。
のガイドロールが全て在来の円柱型ガイドロールである
ものを使用して録画を行い、実施例1と同様にしてドロ
ップアウト及びジッターの測定を行った。以上の結果を
表1に示す。
【0026】
【0027】
【発明の効果】以上の結果からも明らかなように、本発
明の磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装
置は、何れも樽状のガイドロールという簡便な機構によ
って磁気テープの走行安定性を向上させることができ、
それによってドロップアウトやジッターなどの減少を図
ることができる。また本発明の磁気テープカートリッジ
と磁気テープ記録再生装置は、それぞれ従来の磁気記録
再生装置や磁気テープカートリッジと組み合わせて用い
ても優れた効果を発揮するが、両者を組み合わせること
によって最良の結果がもたらされる。
明の磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装
置は、何れも樽状のガイドロールという簡便な機構によ
って磁気テープの走行安定性を向上させることができ、
それによってドロップアウトやジッターなどの減少を図
ることができる。また本発明の磁気テープカートリッジ
と磁気テープ記録再生装置は、それぞれ従来の磁気記録
再生装置や磁気テープカートリッジと組み合わせて用い
ても優れた効果を発揮するが、両者を組み合わせること
によって最良の結果がもたらされる。
【図1】本発明による樽状のガイドロールを備えた磁気
テープカートリッジの一例を示す概略的な展開図であ
る。
テープカートリッジの一例を示す概略的な展開図であ
る。
【図2】本発明による樽状のガイドロールを有する磁気
テープ記録再生装置の磁気ヘッド近傍における構成を例
示的に示した概略図である。
テープ記録再生装置の磁気ヘッド近傍における構成を例
示的に示した概略図である。
【図3】本発明の磁気テープカートリッジ及び磁気テー
プ記録再生装置に用いることのできる樽状のガイドロー
ルの例示的な概略図である。
プ記録再生装置に用いることのできる樽状のガイドロー
ルの例示的な概略図である。
1 磁気テープカートリッジ 4,5 リール 6 テープアクセス開口 8,14 磁気テープ 9,10,17,18,20 ガイドロール 11 磁気ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 水野谷 博英 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 一方のリールから他方のリールへとテー
プアクセス開口を介して走行する磁気テープを収容する
ための磁気テープカートリッジであって、磁気テープ走
行経路に沿って前記テープアクセス開口の両端のそれぞ
れに前記磁気テープを案内するためのガイドロールを有
するものにおいて、前記ガイドロールの少なくとも一方
が樽状に形成されていることを特徴とする磁気テープカ
ートリッジ。 - 【請求項2】 前記テープアクセス開口の両端のガイド
ロールが樽状に形成されている、請求項1の磁気テープ
カートリッジ。 - 【請求項3】 前記樽状のガイドロールの曲率半径Rが
磁気テープ幅≦R≦100mmの範囲内にある、請求項1又
は2の磁気テープカートリッジ。 - 【請求項4】 磁気テープに対して信号を記録/再生す
るためのヘッドを有する磁気テープ記録再生装置であっ
て、磁気テープ走行経路に沿って前記ヘッドの上流側及
び下流側のそれぞれに前記磁気テープを案内するための
ガイドロールを有するものにおいて、前記ガイドロール
の少なくとも一方が樽状に形成されていることを特徴と
する磁気テープ記録再生装置。 - 【請求項5】 前記ヘッドの上流側及び下流側の双方の
ガイドロールが樽状に形成されている、請求項4の磁気
テープ記録再生装置。 - 【請求項6】 前記樽状のガイドロールの曲率半径Rが
磁気テープ幅≦R≦100mmの範囲内にある、請求項4又
は5の磁気テープ記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9232274A JPH1173752A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9232274A JPH1173752A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1173752A true JPH1173752A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16936678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9232274A Pending JPH1173752A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1173752A (ja) |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP9232274A patent/JPH1173752A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0588219B1 (en) | Single reel cartridge with narrow width, windowed flange | |
| US5074486A (en) | Magnetic-tape cassette | |
| US7407127B2 (en) | Single reel tape cartridge having guide surface | |
| EP1746592A2 (en) | Tape drive having improved tape path and associated methods | |
| US4564157A (en) | Magnetic recording tape cassette | |
| JPH1173752A (ja) | 磁気テープカートリッジ及び磁気テープ記録再生装置 | |
| EP0767459A1 (en) | Recording/reproducing apparatus, magnetic head and tape cartridge | |
| JP2904666B2 (ja) | 磁気記録/再生装置 | |
| US4012792A (en) | Magnetic head drum configuration having a friction reducing helical step | |
| GB2096572A (en) | Tape cassettes and cassette type tape recorders | |
| HK54788A (en) | Magnetic-tape cassette | |
| JP2531056B2 (ja) | 磁気テ−プに対するデ−タ記録方法 | |
| EP0605056B1 (en) | Magnetic-tape apparatus and magnetic-head unit suitable for use in the magnetic-tape apparatus | |
| JP3094457U (ja) | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド組立体並びにテープ媒体記録再生装置 | |
| JPH09288881A (ja) | テープカートリッジ | |
| JP2570193B2 (ja) | テープレコーダー | |
| JP3239394B2 (ja) | テープカセット | |
| JPH08147824A (ja) | テープガイド | |
| JPH08297952A (ja) | テープリール | |
| JP2677680B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JP3094652U (ja) | 磁気ヘッド組立体及びテープ媒体記録再生装置 | |
| JPH11306714A (ja) | 磁気テ―プカ―トリッジ | |
| JP3794155B2 (ja) | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 | |
| JP2004164790A (ja) | 回転ヘッドドラム装置及びそれを用いた記録再生装置 | |
| JP2805782B2 (ja) | テープガイド装置 |