JPH1173858A - 真空バルブの母材の製造方法 - Google Patents
真空バルブの母材の製造方法Info
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- JPH1173858A JPH1173858A JP14076998A JP14076998A JPH1173858A JP H1173858 A JPH1173858 A JP H1173858A JP 14076998 A JP14076998 A JP 14076998A JP 14076998 A JP14076998 A JP 14076998A JP H1173858 A JPH1173858 A JP H1173858A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電極用圧粉体3のCu及び溶浸用Cuインゴッ
ト5を溶融して導電性母材1を製作すると、高融点金属
層3AにCrとCuとが均一に分散しない。 【解決手段】電極用圧粉体3と溶浸用Cuインゴット5
との間に拡散用圧粉体4を配置し、溶融すると、それに
伴い電極用圧粉体3のCrは電極用圧粉体3及び溶浸用
Cuインゴット5に拡散するが、電極用圧粉体3で拡散
したCrに代り、拡散用圧粉体4のCrが電極用圧粉体
3で拡散するので、電極用圧粉体3のCrは不足するこ
となく、高融点金属層3AにCrとCuとが割合均一に
分散する。
ト5を溶融して導電性母材1を製作すると、高融点金属
層3AにCrとCuとが均一に分散しない。 【解決手段】電極用圧粉体3と溶浸用Cuインゴット5
との間に拡散用圧粉体4を配置し、溶融すると、それに
伴い電極用圧粉体3のCrは電極用圧粉体3及び溶浸用
Cuインゴット5に拡散するが、電極用圧粉体3で拡散
したCrに代り、拡散用圧粉体4のCrが電極用圧粉体
3で拡散するので、電極用圧粉体3のCrは不足するこ
となく、高融点金属層3AにCrとCuとが割合均一に
分散する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極及び支持部材
等に使用する真空バルブの母材の製造方法に関する。
等に使用する真空バルブの母材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器は、断路器、接地開閉器、避
雷器、変流器とともに用いられ、高層ビル、ホテル、イ
ンテリジェントビル、地下街、石油コンビナート、各種
工場、駅、病院、会館、地下鉄、上下水道等の公共設備
などの高圧受変電設備として用いられる装置である。
雷器、変流器とともに用いられ、高層ビル、ホテル、イ
ンテリジェントビル、地下街、石油コンビナート、各種
工場、駅、病院、会館、地下鉄、上下水道等の公共設備
などの高圧受変電設備として用いられる装置である。
【0003】そして、真空遮断器に設置される真空バル
ブ内には、一対の固定電極と可動電極とを対応配置し、
両電極背面に接続した支持部材が外部に延び、これらの
電極及び支持部材は導電性母材より形成されている。上
記両電極は、高融点部材より構成されている。
ブ内には、一対の固定電極と可動電極とを対応配置し、
両電極背面に接続した支持部材が外部に延び、これらの
電極及び支持部材は導電性母材より形成されている。上
記両電極は、高融点部材より構成されている。
【0004】高融点部材は、高電圧、大電流を開閉する
ために直接アークにさらされる。高融点部材に要求され
る満足すべき特性は、遮断容量が大きいこと、耐電圧値
が高いこと、接触抵抗値が小さいこと(電気伝導に優れ
ていること)、耐溶着性に優れていること、接点消耗量
が少ないこと及び裁断電流値が小さいこと等、基本的な
要条が挙げられる。
ために直接アークにさらされる。高融点部材に要求され
る満足すべき特性は、遮断容量が大きいこと、耐電圧値
が高いこと、接触抵抗値が小さいこと(電気伝導に優れ
ていること)、耐溶着性に優れていること、接点消耗量
が少ないこと及び裁断電流値が小さいこと等、基本的な
要条が挙げられる。
【0005】しかし、これらの特性をすべて満足させる
ことは困難であって、一般には用途に応じて特に重要な
特性を重視し、他の特性はある程度犠牲にした材料が使
用されている。大電流、高電圧遮断用接点材料として
は、特開昭63−96204号公報にはCr叉はCr−
CuスケルトンにCuを溶浸させる方法が開示されてい
る。また、同様の製法は特公昭50−21670号公報
にも開示されている。
ことは困難であって、一般には用途に応じて特に重要な
特性を重視し、他の特性はある程度犠牲にした材料が使
用されている。大電流、高電圧遮断用接点材料として
は、特開昭63−96204号公報にはCr叉はCr−
CuスケルトンにCuを溶浸させる方法が開示されてい
る。また、同様の製法は特公昭50−21670号公報
にも開示されている。
【0006】高融点部材の製造方法は、Cr粉末、Cu
粉末、W粉末、Co粉末、Mo粉末、V粉末、Nb粉末
あるいはこれらの混合粉を所定の組成、形状、空孔量に
成形、焼結後、焼結体のスケルトンにCuあるいはその
合金溶湯をしみこませる所謂溶浸法が、あるいは溶浸前
の焼結工程で密度を100%にする所謂粉末冶金法によ
り製造された接点部材を、更に機械加工して所定形状と
する。支持部材は、純Cu素材から所定形状にそれぞれ
切り出し加工される。
粉末、W粉末、Co粉末、Mo粉末、V粉末、Nb粉末
あるいはこれらの混合粉を所定の組成、形状、空孔量に
成形、焼結後、焼結体のスケルトンにCuあるいはその
合金溶湯をしみこませる所謂溶浸法が、あるいは溶浸前
の焼結工程で密度を100%にする所謂粉末冶金法によ
り製造された接点部材を、更に機械加工して所定形状と
する。支持部材は、純Cu素材から所定形状にそれぞれ
切り出し加工される。
【0007】このようにして、溶浸後、機械加工された
電極背面に支持部材をろう付けして一連の電極構造とな
る。しかし、ろう付け方法は高融点部材、支持部材のそ
れぞれの間に濡れ性の良好なろう材を入れ、真空中ある
いは還元雰囲気中で昇温し、ろう付け接合されるが、ろ
う付け接合を用いて構成される電極は、各部材の機械加
工とろう付けのための組立に非常な手間と時間がかか
り、併せて、ろう付け不良による電極材の破壊や脱落の
事故原因となる。
電極背面に支持部材をろう付けして一連の電極構造とな
る。しかし、ろう付け方法は高融点部材、支持部材のそ
れぞれの間に濡れ性の良好なろう材を入れ、真空中ある
いは還元雰囲気中で昇温し、ろう付け接合されるが、ろ
う付け接合を用いて構成される電極は、各部材の機械加
工とろう付けのための組立に非常な手間と時間がかか
り、併せて、ろう付け不良による電極材の破壊や脱落の
事故原因となる。
【0008】そこで、製造過程において、前述の高融点
部材、支持部材を一体化する方法として、高融点部材の
構成成分からなる混合粉末を所定の組成、形状、空孔量
に成形したスケルトン上に、支持部材を構成する高導電
性金属を載置し、これらを昇温し高融点部材に高導電性
金属を溶浸すると共に、高導電性金属の残部をもって支
持部材を形成する所謂一体溶浸法が開発された。この製
法は特開平7−29461号公報に開示されている。
部材、支持部材を一体化する方法として、高融点部材の
構成成分からなる混合粉末を所定の組成、形状、空孔量
に成形したスケルトン上に、支持部材を構成する高導電
性金属を載置し、これらを昇温し高融点部材に高導電性
金属を溶浸すると共に、高導電性金属の残部をもって支
持部材を形成する所謂一体溶浸法が開発された。この製
法は特開平7−29461号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一体溶浸法によれば、
各部材毎の機械加工やろう付けのための部品組立が不要
となり、生産性が飛躍的に向上すると共に、ろう付け不
良による電極の破壊や脱落がなく、信頼性及び安全性に
優れた電極が得られる。また、溶浸の際、支持部材を構
成する高導電性金属を溶解するための高温加熱により、
高融点部材を構成する成分の一部が溶融し、溶湯化した
高導電性金属に対して拡散、固溶し、支持部材の強度が
向上するという利点を併せ持つ。
各部材毎の機械加工やろう付けのための部品組立が不要
となり、生産性が飛躍的に向上すると共に、ろう付け不
良による電極の破壊や脱落がなく、信頼性及び安全性に
優れた電極が得られる。また、溶浸の際、支持部材を構
成する高導電性金属を溶解するための高温加熱により、
高融点部材を構成する成分の一部が溶融し、溶湯化した
高導電性金属に対して拡散、固溶し、支持部材の強度が
向上するという利点を併せ持つ。
【0010】しかしながら、その一方、得られる電極の
高融点部材が拡散、固溶により支持部材側に侵食された
状態となり、高融点部材として所望の厚さ、形状が得ら
れないという問題がある。この対策として、高融点部材
の支持部材側への拡散、固溶による減少量を予測し、あ
らかじめ高融点部材のスケルトンを減少量分だけ厚く作
製することで、溶浸後の高融点部材の厚さ、形状を確保
している。
高融点部材が拡散、固溶により支持部材側に侵食された
状態となり、高融点部材として所望の厚さ、形状が得ら
れないという問題がある。この対策として、高融点部材
の支持部材側への拡散、固溶による減少量を予測し、あ
らかじめ高融点部材のスケルトンを減少量分だけ厚く作
製することで、溶浸後の高融点部材の厚さ、形状を確保
している。
【0011】この対策によれば、高融点部材に相当する
原材料が拡散、固溶による減少分だけ多く必要となり、
製造コストが大きくなる。また、高融点部材の減少量は
スケルトン内における組成や空孔量のばらつきにより顕
著に変化するため、従来技術として図5で示しているよ
うに、高融点金属としてCr,高導電性金属としてCu
を使用した場合、高融点部材との界面位置が不規則な粗
の金属組織となり、製造歩留まりが低下するばかりか、
また電極接触面にCu塊が多くなり、遮断時のアークに
より溶融しやすくなり、電極としての寿命が短い。また
粗の金属組織の電極及び支持部を使用した真空バルブを
長年運転していると、CuとCuとの境界より亀裂が生
じ、外部からの空気が支持部及び電極の亀裂より真空バ
ルブ内に侵入し、絶縁劣化を生じ真空バルブの寿命が短
くなる。
原材料が拡散、固溶による減少分だけ多く必要となり、
製造コストが大きくなる。また、高融点部材の減少量は
スケルトン内における組成や空孔量のばらつきにより顕
著に変化するため、従来技術として図5で示しているよ
うに、高融点金属としてCr,高導電性金属としてCu
を使用した場合、高融点部材との界面位置が不規則な粗
の金属組織となり、製造歩留まりが低下するばかりか、
また電極接触面にCu塊が多くなり、遮断時のアークに
より溶融しやすくなり、電極としての寿命が短い。また
粗の金属組織の電極及び支持部を使用した真空バルブを
長年運転していると、CuとCuとの境界より亀裂が生
じ、外部からの空気が支持部及び電極の亀裂より真空バ
ルブ内に侵入し、絶縁劣化を生じ真空バルブの寿命が短
くなる。
【0012】本発明の目的は、遮断時のアークにより溶
融しにくい電極の寿命及び真空バルブの寿命を長くした
真空バルブの母材の製造法を提供することにある。
融しにくい電極の寿命及び真空バルブの寿命を長くした
真空バルブの母材の製造法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の真空バルブの母材の製造方法
は、真空バルブ内に配置した少なくとも一対の電極と、
電極より延びる支持部材とより成る真空バルブの母材の
製造方法において、母材は高導電性金属粉末と高融点金
属粉末との混合粉を圧粉した電極用圧粉体と、高融点金
属粉末とこの高融点金属粉末より少量の高導電性金属粉
末との混合粉を圧粉した拡散用圧粉体と、高導電性金属
を用いた支持部材とを加熱炉内に積層配置して加熱し、
電極用圧粉体を含む電極と高融点金属を分散させた支持
部材とを形成することにある。
に、本発明の請求項1の真空バルブの母材の製造方法
は、真空バルブ内に配置した少なくとも一対の電極と、
電極より延びる支持部材とより成る真空バルブの母材の
製造方法において、母材は高導電性金属粉末と高融点金
属粉末との混合粉を圧粉した電極用圧粉体と、高融点金
属粉末とこの高融点金属粉末より少量の高導電性金属粉
末との混合粉を圧粉した拡散用圧粉体と、高導電性金属
を用いた支持部材とを加熱炉内に積層配置して加熱し、
電極用圧粉体を含む電極と高融点金属を分散させた支持
部材とを形成することにある。
【0014】また、本発明の請求項2の真空バルブの母
材の製造方法は、電極用圧粉体、拡散用圧粉体および支
持部材を加熱した後は、拡散用圧粉体の成分が前記電極
用圧粉体および支持部材に拡散し、拡散用圧粉体が消滅
することにある。
材の製造方法は、電極用圧粉体、拡散用圧粉体および支
持部材を加熱した後は、拡散用圧粉体の成分が前記電極
用圧粉体および支持部材に拡散し、拡散用圧粉体が消滅
することにある。
【0015】本発明の請求項3真空バルブの母材の製造
方法は、電極用圧粉体、拡散用圧粉体および支持部材を
加熱炉内に配置し、その後に真空状態にして加熱するこ
とにある。
方法は、電極用圧粉体、拡散用圧粉体および支持部材を
加熱炉内に配置し、その後に真空状態にして加熱するこ
とにある。
【0016】本発明の請求項4の真空バルブの母材の製
造方法は、加熱炉内を真空状態にした後に、電極用圧粉
体、拡散用圧粉体および支持部材を加熱炉内に配置し
て、加熱することにある。
造方法は、加熱炉内を真空状態にした後に、電極用圧粉
体、拡散用圧粉体および支持部材を加熱炉内に配置し
て、加熱することにある。
【0017】本発明の請求項5の真空バルブの母材の製
造方法は、母材は65〜35重量(%)の高融点金属粉
末と35〜65重量(%)の高導電性金属粉末とを混合
した混合粉を圧粉した電極用圧粉体と、97〜80重量
(%)の高融点金属粉末と3〜20重量(%)の高導電
性金属粉末とを混合した混合粉を圧粉した拡散用圧粉体
とを使用することにある。
造方法は、母材は65〜35重量(%)の高融点金属粉
末と35〜65重量(%)の高導電性金属粉末とを混合
した混合粉を圧粉した電極用圧粉体と、97〜80重量
(%)の高融点金属粉末と3〜20重量(%)の高導電
性金属粉末とを混合した混合粉を圧粉した拡散用圧粉体
とを使用することにある。
【0018】本発明の請求項6の真空バルブの母材の製
造方法は、導電性母材は65〜35重量(%)のCr粉
末と35〜65重量(%)のCu粉末とを混合した混合
粉を圧粉した電極圧粉体と、97〜80重量(%)のC
r粉末と3〜20重量(%)のCu粉末とを混合した混
合粉を圧粉した拡散圧粉体とを使用することにある。
造方法は、導電性母材は65〜35重量(%)のCr粉
末と35〜65重量(%)のCu粉末とを混合した混合
粉を圧粉した電極圧粉体と、97〜80重量(%)のC
r粉末と3〜20重量(%)のCu粉末とを混合した混
合粉を圧粉した拡散圧粉体とを使用することにある。
【0019】本発明の請求項7の真空バルブの母材の製
造方法は、電極用圧粉体及び拡散用圧粉体は高融点金属
としてCr,W,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,I
r,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh及びRuの1
種叉は2種以上の混合物あるいはこれらの化合物と、C
u,AgまたはAuからなる高導電性金属叉はこれらを
主にした高導電性金属との合金からなり、支持部材は高
導電性金属叉は高導電性金属を含む合金を使用すること
にある。
造方法は、電極用圧粉体及び拡散用圧粉体は高融点金属
としてCr,W,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,I
r,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh及びRuの1
種叉は2種以上の混合物あるいはこれらの化合物と、C
u,AgまたはAuからなる高導電性金属叉はこれらを
主にした高導電性金属との合金からなり、支持部材は高
導電性金属叉は高導電性金属を含む合金を使用すること
にある。
【0020】本発明の請求項8の真空バルブの母材の製
造方法は、電極用圧粉体は高融点金属としてCr,W,
Mo,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の合
計量35〜65重量%と高導電性金属としてCu35〜
65重量%とを含む複合金属からなり、拡散用圧粉体は
高融点金属としてCr,W,Mo及びTaの1種叉は2
種以上の合計量80〜97重量%と高導電性金属として
Cu3〜20重量%とを含む複合金属からなり、支持部
材はCr,Ag,W,V,Nb,Mo,Ta,Zr,S
i,Be,Co及びFeの1種叉は2種以上の合計量が
4重量%以下とCu,AgまたはAuとの合金を使用す
ることにある。
造方法は、電極用圧粉体は高融点金属としてCr,W,
Mo,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の合
計量35〜65重量%と高導電性金属としてCu35〜
65重量%とを含む複合金属からなり、拡散用圧粉体は
高融点金属としてCr,W,Mo及びTaの1種叉は2
種以上の合計量80〜97重量%と高導電性金属として
Cu3〜20重量%とを含む複合金属からなり、支持部
材はCr,Ag,W,V,Nb,Mo,Ta,Zr,S
i,Be,Co及びFeの1種叉は2種以上の合計量が
4重量%以下とCu,AgまたはAuとの合金を使用す
ることにある。
【0021】本発明の請求項9の真空バルブの母材の製
造方法では、この製造方法により作製された母材の0.
2%耐力が10kg/mm2以上で比抵抗が2.8μΩcm以下
であることを特徴とする。
造方法では、この製造方法により作製された母材の0.
2%耐力が10kg/mm2以上で比抵抗が2.8μΩcm以下
であることを特徴とする。
【0022】即ち、本発明の真空バルブの母材の製造方
法によれば、真空バルブの電極に使用する高融点部材と
して、耐火性金属と高導電性金属との複合金属からな
り、前者にはCr,W,Mo,Ta等の融点約1800
℃以上の高融点金属が用いられ、高導電性金属としての
Cu,Ag,Auに対して一体化製造工程での溶浸温度
における固溶量が4%以下のものが好ましい。支持部材
には特に純Cuが好ましいが、強度が弱いことから前述
の耐火性金属を4%以下含有せしめた高導電性金属が用
いられる。拡散用部材は耐火性金属を主成分としている
ため、拡散用部材の耐火性金属が支持部材側へ固溶して
も寸法の減少が少なく、高融点部材の成分が支持部材側
へ拡散、固溶するのを効率良く防止することができる。
法によれば、真空バルブの電極に使用する高融点部材と
して、耐火性金属と高導電性金属との複合金属からな
り、前者にはCr,W,Mo,Ta等の融点約1800
℃以上の高融点金属が用いられ、高導電性金属としての
Cu,Ag,Auに対して一体化製造工程での溶浸温度
における固溶量が4%以下のものが好ましい。支持部材
には特に純Cuが好ましいが、強度が弱いことから前述
の耐火性金属を4%以下含有せしめた高導電性金属が用
いられる。拡散用部材は耐火性金属を主成分としている
ため、拡散用部材の耐火性金属が支持部材側へ固溶して
も寸法の減少が少なく、高融点部材の成分が支持部材側
へ拡散、固溶するのを効率良く防止することができる。
【0023】また、高融点部材としてはCr,W,M
o,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の合
計量35〜65重量%、特に40〜60重量%とCu3
5〜65重量%とを含む複合金属とし、Cr,W,M
o,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の多
孔質圧粉体又は成形体或いはそれに40重量%以下のC
uを含む多孔質成形体にCuを溶融含浸させた複合材と
するのが好ましい。
o,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の合
計量35〜65重量%、特に40〜60重量%とCu3
5〜65重量%とを含む複合金属とし、Cr,W,M
o,Ta,Nb,Be,Hf,Ir,Pt,Zr,T
i,Te,Si,Rh及びRuの1種叉は2種以上の多
孔質圧粉体又は成形体或いはそれに40重量%以下のC
uを含む多孔質成形体にCuを溶融含浸させた複合材と
するのが好ましい。
【0024】また、拡散用部材としてはCr,W,Mo
及びTaの1種叉は2種以上の合計量が80〜97重量
%とCu3〜20重量%とを含む複合金属とし、Cr,
W,Mo及びTaの1種叉は2種以上の多孔質成形体
(圧粉体)あるいはそれに10重量%以下のCuを含む
多孔質成形体にCuを溶融含浸させた複合材とするのが
好ましい。拡散部材層から支持部材層側へCr等の耐火
性金属が拡散、固溶することにより、支持部材層は固溶
限界に至り、高融点部材における耐火性金属を固溶しな
くなり、高融点部材の所望の寸法、形状を確保すること
ができる。
及びTaの1種叉は2種以上の合計量が80〜97重量
%とCu3〜20重量%とを含む複合金属とし、Cr,
W,Mo及びTaの1種叉は2種以上の多孔質成形体
(圧粉体)あるいはそれに10重量%以下のCuを含む
多孔質成形体にCuを溶融含浸させた複合材とするのが
好ましい。拡散部材層から支持部材層側へCr等の耐火
性金属が拡散、固溶することにより、支持部材層は固溶
限界に至り、高融点部材における耐火性金属を固溶しな
くなり、高融点部材の所望の寸法、形状を確保すること
ができる。
【0025】また、支持部材としてCr,Ag,W,
V,Nb,Mo,Ta,Zr,Si,Be,Co及びF
eの1種叉は2種以上の合計量が4重量%以下とCu,
AgまたはAuとの合金とすることで、高融点部材を補
強するに充分な強度を得ることができる。
V,Nb,Mo,Ta,Zr,Si,Be,Co及びF
eの1種叉は2種以上の合計量が4重量%以下とCu,
AgまたはAuとの合金とすることで、高融点部材を補
強するに充分な強度を得ることができる。
【0026】また本発明によれば、支持部材は同一工程
内で形成され、Cr,Ag,W,V,Nb,Mo,T
a,Zr,Si,Be,Co及びFeの1種叉は2種以
上の合計量4重量%以下をCu,AgまたはAu中に含
有せしめることができる。従って、導電率をあまり低下
させずに機械的強度、特に耐力を大幅に高めることがで
き、その結果、電極間の接触抵抗の増大、電極開閉時の
衝撃力にも充分対応でき、経時的な変形も解決できる。
内で形成され、Cr,Ag,W,V,Nb,Mo,T
a,Zr,Si,Be,Co及びFeの1種叉は2種以
上の合計量4重量%以下をCu,AgまたはAu中に含
有せしめることができる。従って、導電率をあまり低下
させずに機械的強度、特に耐力を大幅に高めることがで
き、その結果、電極間の接触抵抗の増大、電極開閉時の
衝撃力にも充分対応でき、経時的な変形も解決できる。
【0027】このように、高融点部材、支持部材は金相
学的に連続した一体化構造にしたことと、高融点部材と
支持部材の間に拡散部材を設け高融点部材寸法の拡散、
固溶による減少をなくしたことにより、信頼性及び安全
性の高い真空バルブを提供できる。
学的に連続した一体化構造にしたことと、高融点部材と
支持部材の間に拡散部材を設け高融点部材寸法の拡散、
固溶による減少をなくしたことにより、信頼性及び安全
性の高い真空バルブを提供できる。
【0028】本発明の真空バルブの母材の製造方法によ
れば、Cr,W,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,I
r,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh,Ruの1種
叉は2種以上の粉末叉はこれにCu,Ag,Au粉末を
所定組成に混合し、その混合粉を所定の空隙含有率に成
形して多孔質の電極用圧粉体をつくる。更にCr,W,
Mo,Taの1種叉は2種以上の粉末叉はこれに少量の
Cu,Ag,Au粉末を所定組成に混合し、その混合粉
を所定の空隙含有率に成形して多孔質の拡散用圧粉体を
つくる。
れば、Cr,W,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,I
r,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh,Ruの1種
叉は2種以上の粉末叉はこれにCu,Ag,Au粉末を
所定組成に混合し、その混合粉を所定の空隙含有率に成
形して多孔質の電極用圧粉体をつくる。更にCr,W,
Mo,Taの1種叉は2種以上の粉末叉はこれに少量の
Cu,Ag,Au粉末を所定組成に混合し、その混合粉
を所定の空隙含有率に成形して多孔質の拡散用圧粉体を
つくる。
【0029】前者の電極用圧粉体の上に後者の拡散用圧
粉体を重ねて載置し、更にその上にCu,Ag,Au叉
はこれらの溶浸合金からなるブロックを載置し、溶融さ
せて多孔質成形体の空隙にCu叉はCu合金等の金属を
含浸させる。これにより、溶浸後の組成が前述の含有量
となる導電性母材を製作する。溶浸完了後の鋳塊を所定
形状の電極に加工する。
粉体を重ねて載置し、更にその上にCu,Ag,Au叉
はこれらの溶浸合金からなるブロックを載置し、溶融さ
せて多孔質成形体の空隙にCu叉はCu合金等の金属を
含浸させる。これにより、溶浸後の組成が前述の含有量
となる導電性母材を製作する。溶浸完了後の鋳塊を所定
形状の電極に加工する。
【0030】また、加熱する環境としては加熱炉の中に
電極用圧粉体の上に拡散用圧粉体を重ねて載置し、更に
その上に支持部材となる金属塊を載置した後に、加熱炉
内部を真空状態にして加熱する方法が採用できる、ま
た、本発明の母材を大量に製作する場合は常に真空状態
を保つ加熱炉に、気圧を減圧および加圧するチャンバー
を設けることにより、流れ作業で母材を製作することも
可能である。
電極用圧粉体の上に拡散用圧粉体を重ねて載置し、更に
その上に支持部材となる金属塊を載置した後に、加熱炉
内部を真空状態にして加熱する方法が採用できる、ま
た、本発明の母材を大量に製作する場合は常に真空状態
を保つ加熱炉に、気圧を減圧および加圧するチャンバー
を設けることにより、流れ作業で母材を製作することも
可能である。
【0031】高導電性金属の溶浸に際しては、溶融させ
る高導電性金属の融点、多孔質圧粉体又は成形体に対す
る濡れ性、多孔質成形体の空隙率などを考慮して溶浸が
充分になされるよう、溶浸温度と保持時間が設定され
る。その結果、前述の強度が高く、比抵抗が小さい溶浸
材料が得られ、高性能の電極を得ることができる。
る高導電性金属の融点、多孔質圧粉体又は成形体に対す
る濡れ性、多孔質成形体の空隙率などを考慮して溶浸が
充分になされるよう、溶浸温度と保持時間が設定され
る。その結果、前述の強度が高く、比抵抗が小さい溶浸
材料が得られ、高性能の電極を得ることができる。
【0032】さらに、本発明の真空バルブの導電性母材
の製造方法では、支持部材となる金属部材としては、金
属のインゴット、または、粉体等の隙間のある部材も使
用することが出来る。
の製造方法では、支持部材となる金属部材としては、金
属のインゴット、または、粉体等の隙間のある部材も使
用することが出来る。
【0033】本発明における電極は、前述の如く所望の
形状で溶浸と鋳造技術との組み合わせにより求め得る
が、前述した最終形状として切削加工により得られる。
形状で溶浸と鋳造技術との組み合わせにより求め得る
が、前述した最終形状として切削加工により得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0035】実施例1 図1は、本発明の製造方法で製作した導電性母材1の鋳
塊断面を示すものである。黒鉛製坩堝2に順次電極用圧
粉体3、拡散用圧粉体4、溶浸用Cuインゴット5を重
ねてセットする。電極用圧粉体3、拡散用圧粉体4は次
のように製作する。
塊断面を示すものである。黒鉛製坩堝2に順次電極用圧
粉体3、拡散用圧粉体4、溶浸用Cuインゴット5を重
ねてセットする。電極用圧粉体3、拡散用圧粉体4は次
のように製作する。
【0036】(1).60重量%のCr粉末と40重量
%のCu粉末とをVミキサーにより混合後、直径80mm
の金型を用いて、成形圧力1.5ton/cm2で直径80m
m、厚さ9mmの電極用圧粉体3を作製した。
%のCu粉末とをVミキサーにより混合後、直径80mm
の金型を用いて、成形圧力1.5ton/cm2で直径80m
m、厚さ9mmの電極用圧粉体3を作製した。
【0037】(2).また、95重量%のCr粉末と5
重量%のCu粉末とをVミキサーにより混合後、直径8
0mmの金型を用いて、成形圧力1.5ton/cm2で直径80
mm、厚さ2mmの拡散用圧粉体4を作製した。
重量%のCu粉末とをVミキサーにより混合後、直径8
0mmの金型を用いて、成形圧力1.5ton/cm2で直径80
mm、厚さ2mmの拡散用圧粉体4を作製した。
【0038】(3).黒鉛製坩堝2の底に置いた電極用
圧粉体3上に拡散用圧粉体4を重ね、更にその上に直径
80mm,長さ75mmの溶浸用Cuインゴット5より
成る支持部材5を重ねてセットする。
圧粉体3上に拡散用圧粉体4を重ね、更にその上に直径
80mm,長さ75mmの溶浸用Cuインゴット5より
成る支持部材5を重ねてセットする。
【0039】(4).黒鉛製坩堝2に蓋をして真空引き
した後に、溶浸条件は、6.7×10 ̄3 Pa以下の真
空中で1200℃×90分間加熱する。この時、図2に
示すように電極用圧粉体3のCu、拡散用圧粉体4のC
u及び溶浸用Cuインゴット5は溶融し、それに伴い拡
散用圧粉体4のCr及び電極用圧粉体3のCrは電極用
圧粉体3及び溶浸用Cuインゴット5に拡散する。電極
用圧粉体3で拡散したCrに代り拡散用圧粉体4のCr
が電極用圧粉体3に拡散し、溶浸用Cuインゴット5に
拡散固溶すべきCrはほとんど拡散用圧粉体4から供給
されるので、電極用圧粉体3のCrは不足することな
く、CrとCuとが割合均一に分散している。
した後に、溶浸条件は、6.7×10 ̄3 Pa以下の真
空中で1200℃×90分間加熱する。この時、図2に
示すように電極用圧粉体3のCu、拡散用圧粉体4のC
u及び溶浸用Cuインゴット5は溶融し、それに伴い拡
散用圧粉体4のCr及び電極用圧粉体3のCrは電極用
圧粉体3及び溶浸用Cuインゴット5に拡散する。電極
用圧粉体3で拡散したCrに代り拡散用圧粉体4のCr
が電極用圧粉体3に拡散し、溶浸用Cuインゴット5に
拡散固溶すべきCrはほとんど拡散用圧粉体4から供給
されるので、電極用圧粉体3のCrは不足することな
く、CrとCuとが割合均一に分散している。
【0040】(5).これらを凝固後に黒鉛製坩堝2か
ら取り出すと、導電性母材1が形成され、その鋳塊を断
面視した外観模式図が図3である。図4は図3における
高融点金属層3Aの組織を光学顕微鏡により観察した結
果の模式図である。高融点金属層3AにはCrとCuと
が従来技術により製作されたものと比較して、割合均一
に分散している。また、支持部材層5Aには融解中であ
れば、この融解Cu中には5%程度のCrが含まれるこ
とになるが、冷却後には支持部材のCu内にはCrが約
(0.6〜0.7%)ぐらいにランダムに分散すること
になり、溶けきらないCrはCuとの比重違いからCu
表面に固まる。
ら取り出すと、導電性母材1が形成され、その鋳塊を断
面視した外観模式図が図3である。図4は図3における
高融点金属層3Aの組織を光学顕微鏡により観察した結
果の模式図である。高融点金属層3AにはCrとCuと
が従来技術により製作されたものと比較して、割合均一
に分散している。また、支持部材層5Aには融解中であ
れば、この融解Cu中には5%程度のCrが含まれるこ
とになるが、冷却後には支持部材のCu内にはCrが約
(0.6〜0.7%)ぐらいにランダムに分散すること
になり、溶けきらないCrはCuとの比重違いからCu
表面に固まる。
【0041】そして、図5は従来技術を示したものであ
り、図5の従来例では真空加熱時にCrの拡散用圧粉体
4を使用しない時には、溶浸用Cuインゴット5に拡散
固溶すべきCrが全て電極用圧粉体3から供給され、拡
散したCrを補うCrが無いので、Cuの塊による面積
が本発明のCuの面積より広くなり、遮断時のアークに
よりCuの塊が溶融しやすい。またCuとCuとの境界
面の亀裂より外部空気が真空バルブ内に侵入し、絶縁劣
化を生じ、真空バルブの寿命が短くなる。
り、図5の従来例では真空加熱時にCrの拡散用圧粉体
4を使用しない時には、溶浸用Cuインゴット5に拡散
固溶すべきCrが全て電極用圧粉体3から供給され、拡
散したCrを補うCrが無いので、Cuの塊による面積
が本発明のCuの面積より広くなり、遮断時のアークに
よりCuの塊が溶融しやすい。またCuとCuとの境界
面の亀裂より外部空気が真空バルブ内に侵入し、絶縁劣
化を生じ、真空バルブの寿命が短くなる。
【0042】このように本発明によれば、図3からもわ
かるように高融点金属層3Aと支持部材層5Aとが一体
で構成される電極が充分製作可能であることがわかる。
高融点金属層3Aと支持部材層5Aとのそれぞれの界面
は金相学的に完全に一体化がなされており、ろう付け等
による接合が不必要であることがわかる。このようにし
て得られた溶浸材料を所望形状に機械加工することで、
本発明の目的に即した電極を作製することができる。ま
たCuとCuとの境界面に溶融したCrにより、強度が
増し、亀裂が生じにくくなり、図5に比べて真空バルブ
の寿命を長くできる。
かるように高融点金属層3Aと支持部材層5Aとが一体
で構成される電極が充分製作可能であることがわかる。
高融点金属層3Aと支持部材層5Aとのそれぞれの界面
は金相学的に完全に一体化がなされており、ろう付け等
による接合が不必要であることがわかる。このようにし
て得られた溶浸材料を所望形状に機械加工することで、
本発明の目的に即した電極を作製することができる。ま
たCuとCuとの境界面に溶融したCrにより、強度が
増し、亀裂が生じにくくなり、図5に比べて真空バルブ
の寿命を長くできる。
【0043】実施例2 本発明による導電性母材1の性能を表1及び表2により
説明する。
説明する。
【0044】
【表1】
【0045】表1は、実施例1で示した方法により溶浸
電極を作製した場合の、拡散用圧粉体4の厚さを変化さ
せたときの、溶浸後の高融点金属層3Aの厚さを測定し
た結果、及び支持部材層5AのCr含有量の測定結果で
ある。溶浸材の直径は80mmで、拡散用圧粉体4の組成
はCr−5重量%Cu、電極用圧粉体3の組成はCr−
38重量%Cu−2重量%Nbで、成形圧力1.5ton/c
m2で成形した。これは、溶浸後の接点部材の組成がCr
−59Cu−1Nbとなるものである。なお、支持部材
層に相当する溶浸用供給材には純Cuを用いた。
電極を作製した場合の、拡散用圧粉体4の厚さを変化さ
せたときの、溶浸後の高融点金属層3Aの厚さを測定し
た結果、及び支持部材層5AのCr含有量の測定結果で
ある。溶浸材の直径は80mmで、拡散用圧粉体4の組成
はCr−5重量%Cu、電極用圧粉体3の組成はCr−
38重量%Cu−2重量%Nbで、成形圧力1.5ton/c
m2で成形した。これは、溶浸後の接点部材の組成がCr
−59Cu−1Nbとなるものである。なお、支持部材
層に相当する溶浸用供給材には純Cuを用いた。
【0046】表1の結果から、拡散用圧粉体4の厚さを
大きく設定することによって、溶浸後の高融点金属層3
Aの厚さが確保できることがわかる(NO7,8)。こ
の場合、拡散用圧粉体4の厚さを3mm以上にすれば、高
融点金属層3Aの厚さ減少がなくなる。表1に示すよう
に支持部材層5Aへ耐火性金属であるCrが固溶するた
め、拡散用圧粉体4あるいは電極用圧粉体3Aの厚さが
減少するのであるが、拡散用圧粉体4は耐火性金属を主
成分としているため、厚さの薄い圧粉体で効率よく高融
点金属層3Aの固溶による減少を防止することができ
る。
大きく設定することによって、溶浸後の高融点金属層3
Aの厚さが確保できることがわかる(NO7,8)。こ
の場合、拡散用圧粉体4の厚さを3mm以上にすれば、高
融点金属層3Aの厚さ減少がなくなる。表1に示すよう
に支持部材層5Aへ耐火性金属であるCrが固溶するた
め、拡散用圧粉体4あるいは電極用圧粉体3Aの厚さが
減少するのであるが、拡散用圧粉体4は耐火性金属を主
成分としているため、厚さの薄い圧粉体で効率よく高融
点金属層3Aの固溶による減少を防止することができ
る。
【0047】同様の方法で、溶浸材の直径に対して、高
融点部材の拡散、固溶による減少を防止するに必要な拡
散用圧粉体4の厚さは、直径が大きくなるほど支持部材
層5A側の高融点金属層3AのCrが多くなり、Cr拡
散層の厚さが大きくなることがわかる(No.7とN
o.8)。これは、直径が大きいほど溶浸用Cuの絶対
固溶量が大きくなるためで、固溶量は溶浸温度、時間に
よっても変化する。従って、高融点金属層3Aの圧粉体
の厚さは、溶浸温度、保持時間、溶浸材の寸法などを考
慮して設定するのが望ましい。
融点部材の拡散、固溶による減少を防止するに必要な拡
散用圧粉体4の厚さは、直径が大きくなるほど支持部材
層5A側の高融点金属層3AのCrが多くなり、Cr拡
散層の厚さが大きくなることがわかる(No.7とN
o.8)。これは、直径が大きいほど溶浸用Cuの絶対
固溶量が大きくなるためで、固溶量は溶浸温度、時間に
よっても変化する。従って、高融点金属層3Aの圧粉体
の厚さは、溶浸温度、保持時間、溶浸材の寸法などを考
慮して設定するのが望ましい。
【0048】
【表2】
【0049】表2は、高融点金属層3A(組成:40重
量%Cr−60重量%Cu)と純Cu材を従来方法のろ
う付け接合(条件:温度800℃、真空中、Ni系ろう
材)した場合の接合部(厚さ:約3μm)の電気抵抗及
び強度の測定結果(比較例1)、高融点金属層3A(組
成:40重量%Cr−60重量%Cu)と純Cu材とを
800℃で焼鈍した純Cuの電気抵抗及び強度の測定結
果(比較例2)、及び上述した本発明のNo.7とN
o.8で得た溶浸材の電気抵抗及び強度の測定結果を示
したものである。電気抵抗測定は4点式抵抗測定法で、
強度測定はアームスラ引っ張り試験機を用いて実施し
た。
量%Cr−60重量%Cu)と純Cu材を従来方法のろ
う付け接合(条件:温度800℃、真空中、Ni系ろう
材)した場合の接合部(厚さ:約3μm)の電気抵抗及
び強度の測定結果(比較例1)、高融点金属層3A(組
成:40重量%Cr−60重量%Cu)と純Cu材とを
800℃で焼鈍した純Cuの電気抵抗及び強度の測定結
果(比較例2)、及び上述した本発明のNo.7とN
o.8で得た溶浸材の電気抵抗及び強度の測定結果を示
したものである。電気抵抗測定は4点式抵抗測定法で、
強度測定はアームスラ引っ張り試験機を用いて実施し
た。
【0050】従来方法でろう付け接合した(比較例1)
界面の強度は弱く、また強度12kg/mm2の試験片にはろ
う付け不良部が確認された。また、界面部を含む電気抵
抗値は4.82μΩ・cmと純Cu材(比較例2)に比べ
約3〜4倍の高い抵抗値である。それに対しNo.7と
No.8の強度は24〜22kg/mm2と安定しており、試
験片の欠陥は観察されなかった。
界面の強度は弱く、また強度12kg/mm2の試験片にはろ
う付け不良部が確認された。また、界面部を含む電気抵
抗値は4.82μΩ・cmと純Cu材(比較例2)に比べ
約3〜4倍の高い抵抗値である。それに対しNo.7と
No.8の強度は24〜22kg/mm2と安定しており、試
験片の欠陥は観察されなかった。
【0051】また、比較例1の高融点金属部材の相手材
が純Cuであるのに対し、No.7とNo.8の相手材
はCrを約1%含むCu合金であるにも関わらず、界面
がないので、比抵抗は比較例1よりも小さい値となる。
これは、従来技術のろう付けによる接合部界面の抵抗値
が非常に大きいことを示すものである。
が純Cuであるのに対し、No.7とNo.8の相手材
はCrを約1%含むCu合金であるにも関わらず、界面
がないので、比抵抗は比較例1よりも小さい値となる。
これは、従来技術のろう付けによる接合部界面の抵抗値
が非常に大きいことを示すものである。
【0052】一方、比較例2の純Cuの強度は最大値2
2〜23kg/mm2であるのに対し、0.2%耐力は4〜5k
g/mm2と非常に軟弱であり、支持部材層5Aに使用した
場合は衝撃的な荷重に耐えきれず経時的に変形してしま
うことがわかる。
2〜23kg/mm2であるのに対し、0.2%耐力は4〜5k
g/mm2と非常に軟弱であり、支持部材層5Aに使用した
場合は衝撃的な荷重に耐えきれず経時的に変形してしま
うことがわかる。
【0053】これに対し、Crを含有したCu合金であ
るNo.7とNo.8の電気抵抗値は比較例2に比べれ
ば1.3〜1.6倍の抵抗値を示したが、従来技術のろう
付け接合界面抵抗値と比較すると約半分以下であり、充
分に真空遮断器用電極材に使用可能である。
るNo.7とNo.8の電気抵抗値は比較例2に比べれ
ば1.3〜1.6倍の抵抗値を示したが、従来技術のろう
付け接合界面抵抗値と比較すると約半分以下であり、充
分に真空遮断器用電極材に使用可能である。
【0054】またNo.7とNo.8の強度は、いずれ
も最大強度24〜22kg/mm2と純Cuとあまり変わって
いないが、0.2%耐力は12〜13kg/mm2と2倍に向
上が図られている。なお、Cr以外にもV,Ag,N
b,Zr,Si,W,Be等を含有する場合にも、あま
り電気抵抗を増大することなく強度に優れた支持部材と
なる。
も最大強度24〜22kg/mm2と純Cuとあまり変わって
いないが、0.2%耐力は12〜13kg/mm2と2倍に向
上が図られている。なお、Cr以外にもV,Ag,N
b,Zr,Si,W,Be等を含有する場合にも、あま
り電気抵抗を増大することなく強度に優れた支持部材と
なる。
【0055】このように、本発明によるCrあるいは
V,Ag,Nb,Zr,Si,W及びBe等をそれぞれ
含有する導電性母材1は、高融点金属層5Aとこれより
直径を細く削った支持部材層5Aとより成る断面形状が
所謂T型電極、或るはカップ形状の縦磁界型電極、主電
極及びコイル電極を有する縦磁界型電極等の電極に使用
し、この電極を開閉した時の衝撃的荷重の繰り返しによ
る変形が生じないため、変形に伴う溶着障害を防止して
信頼性及び安全性の向上が図られる。
V,Ag,Nb,Zr,Si,W及びBe等をそれぞれ
含有する導電性母材1は、高融点金属層5Aとこれより
直径を細く削った支持部材層5Aとより成る断面形状が
所謂T型電極、或るはカップ形状の縦磁界型電極、主電
極及びコイル電極を有する縦磁界型電極等の電極に使用
し、この電極を開閉した時の衝撃的荷重の繰り返しによ
る変形が生じないため、変形に伴う溶着障害を防止して
信頼性及び安全性の向上が図られる。
【0056】図6は上述した本発明の真空バルブの母材
の製造方法により製作された母材を用いて作製された電
極部を示したものである。
の製造方法により製作された母材を用いて作製された電
極部を示したものである。
【0057】ここで、図6(a)は電極部の断面図、図
6(b)は電極部602を電極面から見た平面図であ
る。
6(b)は電極部602を電極面から見た平面図であ
る。
【0058】この電極部602は直線の溝を備えた電極
であり、120°の角度で直線形状のアークラインナー
604を備え、各アークラインナー604間には溝60
6が設けられている。この直線形状の溝606は機械加
工によって形成することができる。
であり、120°の角度で直線形状のアークラインナー
604を備え、各アークラインナー604間には溝60
6が設けられている。この直線形状の溝606は機械加
工によって形成することができる。
【0059】また、電極部である主電極には高融点金属
層3Aとコイル電極である支持部材層5Aとの界面が構
成され、この高融点金属層3Aと支持部材層5Aによっ
て平たい円盤が構成されるように電極部は機械加工によ
って形成される。そして、支持部材層5Aには高融点金
属層3Aより直径を細く削った支持部が形成され、その
後、第二の円盤608が形成される。
層3Aとコイル電極である支持部材層5Aとの界面が構
成され、この高融点金属層3Aと支持部材層5Aによっ
て平たい円盤が構成されるように電極部は機械加工によ
って形成される。そして、支持部材層5Aには高融点金
属層3Aより直径を細く削った支持部が形成され、その
後、第二の円盤608が形成される。
【0060】このような電極部の構成において、本発明
の製造方法により製作された母材を用いれば、図5の従
来技術による母材と比較して、高融点金属層3Aと支持
部材層5Aによる界面が安定に形成されるので、支持部
材層5Aと高融点金属層3Aの厚さが均一になり、電極
接触面が遮断時にアークが発生しても溶融しなくなり、
電極部の高寿命化がはかれるようになる。また、高融点
金属層3Aの厚さを均一に構成できるので、支持部材層
5Aと高融点金属層3Aによる円盤の強度を高めること
が可能になり、電極部全体を強化できる。
の製造方法により製作された母材を用いれば、図5の従
来技術による母材と比較して、高融点金属層3Aと支持
部材層5Aによる界面が安定に形成されるので、支持部
材層5Aと高融点金属層3Aの厚さが均一になり、電極
接触面が遮断時にアークが発生しても溶融しなくなり、
電極部の高寿命化がはかれるようになる。また、高融点
金属層3Aの厚さを均一に構成できるので、支持部材層
5Aと高融点金属層3Aによる円盤の強度を高めること
が可能になり、電極部全体を強化できる。
【0061】そして、材質として高価な高融点金属の使
用を極力少なくすることが出来ると共に、高融点金属層
を薄くすることが可能なことから、従来技術により作製
された電極部と比較して導電性を高めることが可能であ
る。
用を極力少なくすることが出来ると共に、高融点金属層
を薄くすることが可能なことから、従来技術により作製
された電極部と比較して導電性を高めることが可能であ
る。
【0062】また、図示しないが、短絡電流が少ないタ
イプの真空遮断器の電極には直線形の溝606の無い単
純な、いわゆる平板形構造が用いられるが、これらの平
板形構造電極部においても、本発明により作製された電
極部を用いることも可能である。
イプの真空遮断器の電極には直線形の溝606の無い単
純な、いわゆる平板形構造が用いられるが、これらの平
板形構造電極部においても、本発明により作製された電
極部を用いることも可能である。
【0063】図7は図6にて説明した本発明の製造方法
により製作された母材を電極に使用した真空バルブの断
面図を示したものである。
により製作された母材を電極に使用した真空バルブの断
面図を示したものである。
【0064】この真空バルブの基本的な構成は特開平7
−29461号公報に示された構成と同様であり、絶縁
材で形成された絶縁部材より成るシリンダ702の上側
開口部には固定側電極シールリング704、下側開口部
には可動側電極シールリング706を設けて真空室を形
成する真空容器を構成し、上記固定側電極シールリング
704の中程に固定側電極710を設け、上記固定側電
極710の直下に位置する上記可動側電極シールリング
706の中程にガイド707に支持された可動ホルダー
708を昇降自在に設け、この可動ホルダー708に可
動側電極712を固定させることにより、上記固定側電
極710の高融点金属層720に対して上記可動側電極
706の高融点金属層722を接触可能にする。上記可
動側電極シールリング706の内側と可動ホルダー70
8及び支持部材752の一部との間に金属製ベローズ7
30を伸縮自在に設け、さらに、上記両高融点金属層の
周りには円筒状をなす金属板の中間シールド部材740
を設置し、このシールド部材740は上記シリンダ70
2の突起部に設け、また、支持部材752の一部には可
動側シールド742が設置されている。
−29461号公報に示された構成と同様であり、絶縁
材で形成された絶縁部材より成るシリンダ702の上側
開口部には固定側電極シールリング704、下側開口部
には可動側電極シールリング706を設けて真空室を形
成する真空容器を構成し、上記固定側電極シールリング
704の中程に固定側電極710を設け、上記固定側電
極710の直下に位置する上記可動側電極シールリング
706の中程にガイド707に支持された可動ホルダー
708を昇降自在に設け、この可動ホルダー708に可
動側電極712を固定させることにより、上記固定側電
極710の高融点金属層720に対して上記可動側電極
706の高融点金属層722を接触可能にする。上記可
動側電極シールリング706の内側と可動ホルダー70
8及び支持部材752の一部との間に金属製ベローズ7
30を伸縮自在に設け、さらに、上記両高融点金属層の
周りには円筒状をなす金属板の中間シールド部材740
を設置し、このシールド部材740は上記シリンダ70
2の突起部に設け、また、支持部材752の一部には可
動側シールド742が設置されている。
【0065】さらに、上記高融点金属層720、722
は前述した本発明の製法によって得られた支持部材75
0、752に接合されている。
は前述した本発明の製法によって得られた支持部材75
0、752に接合されている。
【0066】支持部材750及び可動ホルダー708は
端子に接続され、電流の通路となる。前記の部品は接合
部にろう材を載置して組み立てられた後、真空雰囲気中
で加熱され、ろう付けされることにより、図7に示す真
空バルブ内を真空封止することができる。
端子に接続され、電流の通路となる。前記の部品は接合
部にろう材を載置して組み立てられた後、真空雰囲気中
で加熱され、ろう付けされることにより、図7に示す真
空バルブ内を真空封止することができる。
【0067】この実施例による真空バルブによれば、本
発明により製作された母材を使用しているので、遮断時
のアークに対して溶融しにくくなり、従来の電極に比べ
て寿命を長くすることが可能になる。
発明により製作された母材を使用しているので、遮断時
のアークに対して溶融しにくくなり、従来の電極に比べ
て寿命を長くすることが可能になる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の導電性母材1で
は、加熱時に電極用圧粉体3のCu及び溶浸用Cuイン
ゴット5は溶融し、それに伴い拡散用圧粉体4のCr及
び電極用圧粉体3のCrは電極用圧粉体3及び溶浸用C
uインゴット5に拡散する。電極用圧粉体3で拡散した
Crに代り拡散用圧粉体4のCrが電極用圧粉体3に拡
散し、溶浸用Cuインゴット5に拡散固溶すべきCrは
ほとんど拡散用圧粉体4から供給されるので、電極用圧
粉体3のCrは不足することなく、高融点金属層3Aに
はCrとCuとが割合均一に分散する。
は、加熱時に電極用圧粉体3のCu及び溶浸用Cuイン
ゴット5は溶融し、それに伴い拡散用圧粉体4のCr及
び電極用圧粉体3のCrは電極用圧粉体3及び溶浸用C
uインゴット5に拡散する。電極用圧粉体3で拡散した
Crに代り拡散用圧粉体4のCrが電極用圧粉体3に拡
散し、溶浸用Cuインゴット5に拡散固溶すべきCrは
ほとんど拡散用圧粉体4から供給されるので、電極用圧
粉体3のCrは不足することなく、高融点金属層3Aに
はCrとCuとが割合均一に分散する。
【0069】この結果、本発明の導電性母材1により製
作した電極は、遮断時のアークに対して溶融しにくくな
り、従来の電極に比べて寿命を長くすることが出来るば
かりか、又高融点金属層3Aと支持部材層5Aとの境界
面でも充分な機械的強度を得ることが出来るようになっ
た。
作した電極は、遮断時のアークに対して溶融しにくくな
り、従来の電極に比べて寿命を長くすることが出来るば
かりか、又高融点金属層3Aと支持部材層5Aとの境界
面でも充分な機械的強度を得ることが出来るようになっ
た。
【0070】更に本発明の導電性母材1により製作した
真空バルブの内部に互いに対応する一対の電極と電極の
背面より真空バルブ外に伸びる支持部の構成部材は、C
uとCuとの境界がCrの核により、Cu結晶だけの粗
の金属組織に比べて、密の金属組織となり、真空バルブ
を長年運転中に空気が支持部を介して電極より真空バル
ブ内に入りにくくなり、従来の真空バルブより真空劣化
が生じにくくなり、真空バルブの寿命を従来の真空バル
ブに比べて大幅に長くすることが出来る。又支持部もC
u単属に比べて、Crが拡散している分だけ機械的強度
が増すので、従来のように補強を必要としない。
真空バルブの内部に互いに対応する一対の電極と電極の
背面より真空バルブ外に伸びる支持部の構成部材は、C
uとCuとの境界がCrの核により、Cu結晶だけの粗
の金属組織に比べて、密の金属組織となり、真空バルブ
を長年運転中に空気が支持部を介して電極より真空バル
ブ内に入りにくくなり、従来の真空バルブより真空劣化
が生じにくくなり、真空バルブの寿命を従来の真空バル
ブに比べて大幅に長くすることが出来る。又支持部もC
u単属に比べて、Crが拡散している分だけ機械的強度
が増すので、従来のように補強を必要としない。
【図1】本発明の実施例である導電性母材を坩堝に収納
した時の概略断面図。
した時の概略断面図。
【図2】図1の導電性母材1を坩堝で溶融した時の溶浸
導電性母材の概略断面図。
導電性母材の概略断面図。
【図3】図2の溶浸導電性母材1の概略断面図。
【図4】図3の溶浸導電性母材1の部分を拡大した詳細
概略断面図。
概略断面図。
【図5】従来の導電性母材1の概略断面図。
【図6】(a)及び(b)は本発明の母材を使用した電
極部の側断面図及び同図(a)の平面図。
極部の側断面図及び同図(a)の平面図。
【図7】図6の電極部を使用した真空バルブの側断面
図。
図。
1…導電性母材、2…黒鉛製坩堝、3…電極用圧粉体、
3A…高融点金属層、4…拡散用圧粉体、5…溶浸用C
uインゴット、5A…支持部材層。
3A…高融点金属層、4…拡散用圧粉体、5…溶浸用C
uインゴット、5A…支持部材層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷水 徹 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 袴田 好美 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 黒田 勝三 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 岡部 均 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 馬場 昇 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 真空バルブ内に配置した少なくとも一対
の電極と、該電極より延びる支持部材とを備えた真空バ
ルブの母材の製造方法において、上記母材は高導電性金
属粉末と高融点金属粉末との混合粉を圧粉した電極用圧
粉体と、高融点金属粉末と該高融点金属粉末より少量の
高導電性金属粉末との混合粉を圧粉した拡散用圧粉体
と、高導電性金属を用いた支持部材とを加熱炉内に積層
配置して加熱し、前記電極用圧粉体を含む電極と高融点
金属を分散させた前記支持部材とを形成することを特徴
とする真空バルブの母材の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の真空バルブの母材の製
造法において、前記電極用圧粉体、前記拡散用圧粉体お
よび前記支持部材を加熱した後は、前記拡散用圧粉体の
成分が前記電極用圧粉体および支持部材に拡散し、前記
拡散用圧粉体の成分が消滅することを特徴とする真空バ
ルブの母材の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の真空バルブの母材の製
造方法において、前記電極用圧粉体、前記拡散用圧粉体
および前記支持部材を前記加熱炉内に配置し、その後に
真空状態にして加熱することを特徴とする真空バルブの
母材の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の真空バルブの母材の製
造方法において、前記加熱炉内を真空状態にした後に、
前記電極用圧粉体、前記拡散用圧粉体および前記支持部
材を前記加熱炉内に配置して、加熱することを特徴とす
る真空バルブの母材の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の真空バルブの母材の製
造方法において、上記母材は65〜35重量(%)の高
融点金属粉末と35〜65重量(%)の高導電性金属粉
末とを混合した混合粉を圧粉した電極用圧粉体と、97
〜80重量(%)の高融点金属粉末と3〜20重量
(%)の高導電性金属粉末とを混合した混合粉を圧粉し
た拡散用圧粉体とを使用することを特徴とする真空バル
ブの母材の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の真空バルブの母材の製
造方法において、上記母材は65〜35重量(%)のC
r粉末と35〜65重量(%)のCu粉末とを混合した
混合粉を圧粉した電極圧粉体と、97〜80重量(%)
のCr粉末と3〜20重量(%)のCu粉末とを混合し
た混合粉を圧粉した拡散圧粉体とを使用することを特徴
とする真空バルブの母材の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の真空バルブの母材の製
造方法において、前記電極用圧粉体及び拡散用圧粉体は
高融点金属としてCr,W,Mo,Ta,Nb,Be,
Hf,Ir,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh及び
Ruの1種叉は2種以上の混合物あるいはこれらの化合
物と、Cu,AgまたはAuからなる高導電性金属叉は
これらを主にした高導電性金属との合金からなり、前記
支持部材層は高導電性金属叉は高導電性金属を含む合金
からなる真空バルブの母材の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1又は7に記載の真空バルブの母
材の製造方法において、前記電極用圧粉体は高融点金属
としてCr,W,Mo,Ta,Nb,Be,Hf,I
r,Pt,Zr,Ti,Te,Si,Rh及びRuの1
種叉は2種以上の合計量35〜65重量%と高導電性金
属としてCu35〜65重量%とを含む複合金属からな
り、前記拡散用圧粉体は高融点金属としてCr,W,M
o及びTaの1種叉は2種以上の合計量80〜97重量
%と高導電性金属としてCu3〜20重量%とを含む複
合金属からなり、前記支持部材層はCr,Ag,W,
V,Nb,Mo,Ta,Zr,Si,Be,Co及びF
eの1種叉は2種以上の合計量が4重量%以下とCu,
AgまたはAuとの合金からなる真空バルブの母材の製
造方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の真空
バルブの母材の製造方法において、前記製造方法による
母材は0.2%耐力が10kg/mm2以上で比抵抗が2.8μ
Ωcm以下であることを特徴とする真空バルブの母材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14076998A JP3273018B2 (ja) | 1997-05-22 | 1998-05-22 | 真空バルブの母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13194197 | 1997-05-22 | ||
| JP9-131941 | 1997-05-22 | ||
| JP14076998A JP3273018B2 (ja) | 1997-05-22 | 1998-05-22 | 真空バルブの母材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1173858A true JPH1173858A (ja) | 1999-03-16 |
| JP3273018B2 JP3273018B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=26466635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14076998A Expired - Fee Related JP3273018B2 (ja) | 1997-05-22 | 1998-05-22 | 真空バルブの母材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3273018B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104625065A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-05-20 | 浙江立泰复合材料有限公司 | 一种Cu-Cr合金材料表面覆铜的方法 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14076998A patent/JP3273018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104625065A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-05-20 | 浙江立泰复合材料有限公司 | 一种Cu-Cr合金材料表面覆铜的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3273018B2 (ja) | 2002-04-08 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |