JPH1174354A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH1174354A
JPH1174354A JP10177267A JP17726798A JPH1174354A JP H1174354 A JPH1174354 A JP H1174354A JP 10177267 A JP10177267 A JP 10177267A JP 17726798 A JP17726798 A JP 17726798A JP H1174354 A JPH1174354 A JP H1174354A
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forming
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semiconductor integrated
circuit device
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Takeshi Tamaru
剛 田丸
Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
Hidekazu Goshima
秀和 五嶋
Isamu Asano
勇 浅野
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Naoki Fukuda
直樹 福田
Hideo Aoki
英雄 青木
Hiroshi Sakuma
浩 佐久間
Keizo Kawakita
惠三 川北
Satoru Yamada
悟 山田
Masanari Hirasawa
賢斉 平沢
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/34Nitrides

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD−TiN膜を埋め込んだスルーホール
の上部に形成されるAl配線の腐食を防止する。 【解決手段】 スルーホール66の内部を含む酸化シリ
コン膜64の上部にCVD法でTiN膜71とW膜72
を堆積した後、酸化シリコン膜64の上部のW膜72お
よびTiN膜71をエッチバックしてスルーホール66
の内部のみに残し、プラグ73を形成する。次に、プラ
グ73の表面を含む酸化シリコン膜64の上部にスパッ
タリング法でTiN膜74、Al合金膜75、Ti膜7
6を堆積した後、Ti膜76、Al合金膜75およびT
iN膜74をパターニングして第2層配線77、78を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、ハロゲン元素を含
む金属ソースを用いたCVD法によって、半導体基板上
に形成された上下層の配線間を接続するスルーホールの
内部や容量絶縁膜の上部電極に窒化チタン(TiN)膜
を成膜した場合における上層配線の腐食防止に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化、高集積化に伴って、半
導体基板上に形成された上下層の配線間を接続するスル
ーホールのアスペクト比(スルーホールの深さ/径)が
増大すると、配線用の導電膜をスルーホール内に堆積す
ることが困難になるため、従来より、高アスペクト比の
スルーホール内にプラグを埋め込む技術が利用されてい
る。
【0003】一方、例えば特開平8−204144号公
報に記載されている通り、微細化されたコンタクトホー
ル内の金属配線層とその下地膜との反応を防止するため
に、反応バリア層として窒化チタン膜が利用されてい
る。
【0004】この窒化チタン膜は、CVD(Chemical Va
por Deposition) 法で堆積した場合には、カバレージが
良好なことから、高アスペクト比のスルーホール内に埋
め込むプラグ材料として広く利用されている。例えば、
特開平9−45770号には、層間絶縁膜に形成したス
ルーホールの内部にCVD法でTiN膜を形成し、この
TiN膜上にタングステン膜あるいはタングステン化合
物を形成する技術を開示している。
【0005】一方、容量素子の容量絶縁膜である酸化タ
ンタル膜上に上部電極としてTiN膜をCVD法で堆積
する技術が開発されている。例えば、特開平9−219
501号公報には、容量絶縁膜である酸化タンタル膜上
に、上部電極としてCVD法によりTiN膜を形成する
技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】TiN膜をCVD法で
堆積する場合には、一般に四塩化チタン(TiCl4 )
のようなハロゲン元素を含むソースガスが使用される。
これは、このソースガスを使用して成膜したTiN膜は
ステップカバレージが良好で、しかも450℃程度の低
温で成膜できるので素子の特性を劣化させない、といっ
た利点があるためである。
【0007】しかし、ハロゲン元素を含むソースガスを
使用して成膜したTiN膜中には、ソースガスの分解に
よって生じた塩素などのハロゲン元素が含まれているた
め、CVD−TiN膜を埋め込んだスルーホールの上部
にAl(アルミニウム)配線を形成すると、ハロゲン元
素とAlが反応して配線腐食を引き起こすという問題が
ある。
【0008】TiN膜をCVD法で堆積する場合には、
一般に四塩化チタン(TiCl4 )のようなハロゲン元
素を含むソースガスが使用される。これは、このソース
ガスを使用して成膜したTiN膜はステップカバレージ
が良好で、しかも450℃程度の低温で成膜できるので
素子の特性を劣化させない、といった利点があるためで
ある。
【0009】しかし、ハロゲン元素を含むソースガスを
使用して成膜したTiN膜中には、ソースガスの分解に
よって生じた塩素などのハロゲン元素が含まれているた
め、CVD−TiN膜を埋め込んだスルーホールの上部
にAl(アルミニウム)配線を形成する場合や、容量絶
縁膜の上部電極にCVD−TiN膜を形成しその上にA
l配線を形成する際に、ハロゲン元素とAlが反応して
配線腐食を引き起こすという問題がある。
【0010】また、特開平9−45770号記載のよう
に、スルーホール内に埋め込まれた窒化チタン膜上にタ
ングステン膜またはタングステン化合物膜を形成する方
法では、窒化タングステン膜のようなタングステン化合
物膜に比してタングステン膜の方が、ハロゲン元素をト
ラップする能力は大きいとはいっても、全体的にはタン
グステン膜はハロゲン元素をトラップする効果は小さ
く、タングステン膜上のアルミニウム配線層にハロゲン
元素が侵入し、ハロゲン元素によってアルミニウムが腐
食してしまう。さらに、タングステン膜は下地膜との接
着性が悪く、剥がれやすいという問題がある。
【0011】本発明の目的は、CVD−TiN膜を埋め
込んだスルーホールの上部に形成されるAl配線の腐食
を防止する技術を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、容量絶縁膜の上部電
極をCVD−TiN膜で構成した場合において、上部電
極の上部に形成されるAl配線の腐食を防止する技術を
提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】ソースガスとしてハロゲンを含むガスを用
いて形成された窒化チタン膜と、第2の導電膜との間
に、ハロゲン元素と結合する金属原子を含み、かつハロ
ゲンをトラップする能力がタングステンよりも高い膜を
設けるものである。このように、アルミニウムのような
第2の導電膜への腐食作用を有するハロゲン元素をトラ
ップする膜を、窒化チタン膜とアルミニウムのような第
2の導電膜との間に設けることによって、ハロゲン元素
の第2の導電膜への拡散を防ぐことができ、第2の導電
膜の腐食を防止することが可能となる。
【0016】このハロゲン元素と結合する金属原子を含
み、かつハロゲンをトラップする能力がタングステンよ
りも高いトラップ膜は、具体的には、スパッタ法により
形成されたチタン膜、窒化チタン膜、タンタル膜、窒化
タンタル膜や、ハロゲンを構成元素として含まないガス
を原料ガスとして用いたCVD法により形成されたチタ
ン膜や窒化チタン膜、タンタル膜や窒化タンタル膜など
が挙げられる。これらの膜は、単層で用いる他、これら
の2層以上の積層膜で用いてもよい。単層で用いられる
場合には、スパッタ法により形成されたチタン膜が、ハ
ロゲン元素をトラップする能力が最も大きい。スパッタ
法によるチタン膜とスパッタ法による窒化チタン膜の積
層で用いられる場合には、チタン膜がよりトラップ能力
に優れているため、チタン膜を窒化チタン膜の膜厚以上
とした方が、腐食防食の効果が高い。なお、上記のトラ
ップ膜は単層でも積層でも5nm以上設けられるのが好ま
しく、望ましくは20nm以上である。ただし、120nm
を超えると、抵抗が高くなるので実用上好ましくない。
このようなトラップ層を設けることで、ハロゲン元素を
含む窒化チタン膜と層間絶縁膜との接着性が向上する。
また、トラップ膜は、ハロゲンとの結合エネルギーが1
11Kcal/molを超える原子を含んだ膜で構成される。結
合エネルギーが大きいほどハロゲンをトラップする効果
が大きく、実用上は111Kcal/molを超えていればよ
い。
【0017】なお、このトラップ膜は、第2の導電膜の
直下に設けられていても、第2の導電膜とトラップ膜と
の間にさらに1層以上の別の膜が設けられていても第2
の導電膜の腐食防止の効果は同じである。窒化チタン膜
のソースガスとして、塩素は勿論のことフッ素、臭素、
ヨウ素を構成元素として含むガスを用いた場合にも、チ
タン膜などのトラップ膜は、ハロゲンをトラップする能
力に優れている。また、ハロゲンを含むソースガスとし
て、具体的には例えば四塩化チタン、四ヨウ化チタンな
どが挙げられるが、四塩化チタンを用いた場合には、最
もメタルに対する腐食性が高く、特に四塩化チタンを原
料ガスとして用いた場合にトラップ膜を設ける意義があ
る。
【0018】また、この第2の導電膜は、腐食され得る
膜であり、アルミニウム膜やアルミニウム合金膜、銅
膜、銅合金膜などからなっている。
【0019】このトラップ膜は、絶縁膜の開口部にCV
D法によりハロゲン元素含有の窒化チタン膜を形成した
後、この開口部上に形成する。具体的には、基体上の絶
縁膜の開口部からこの絶縁膜上に、ハロゲンを含むガス
をソースガスとして用いたCVD法により形成された窒
化チタン膜を含む第1の導電膜を堆積した後、この絶縁
膜上部の第1の導電膜を除去して開口部内部にプラグを
形成し、プラグ表面を含む絶縁膜上に、最下層がスパッ
タリング法で形成された第2の窒化チタン膜を含む第2
の導電膜を堆積し、この第2の導電膜をパターニングし
て配線層を形成する。上記の第1の導電膜は、上記のC
VD法によって形成された窒化チタン膜単層の他、上記
のCVD法によって形成された窒化チタン膜とタングス
テン膜との積層膜であってもよい。また、MISFET
と蓄積用容量素子が設けられた基体上の絶縁膜の開口部
からこの絶縁膜上に、ハロゲンを構成元素として含むガ
スをソースガスとして用いたCVD法により形成された
窒化チタン膜を含む第1の導電膜を堆積した後、この絶
縁膜上部の第1の導電膜を除去して開口部内部にプラグ
を形成し、プラグ表面を含む絶縁膜上に、最下層がスパ
ッタリング法で形成された第2の窒化チタン膜を含む第
2の導電膜を堆積し、この第2の導電膜をパターニング
して配線層を形成する。この場合も、第1の導電膜は、
上記のCVD法によって形成された窒化チタン膜単層の
他、上記のCVD法によって形成された窒化チタン膜と
タングステン膜との積層膜であってもよい。
【0020】また、特に腐食しやすい銅配線層を用いた
半導体装置では、ハロゲン元素含有窒化チタン膜と銅配
線層との間に、タンタルまたは窒化タンタルなどのトラ
ップ膜を設けることで、銅の腐食を低減することが可能
となる。
【0021】また、蓄積容量部の一方の電極に、CVD
法により形成された窒化チタン膜を用いる場合には、こ
の窒化チタン膜上に、例えばスパッタリング法により形
成されたチタン膜のような前記のトラップ膜を形成す
る。従来、蓄積容量部の電極には、多結晶シリコンが主
に用いられていたが、多結晶シリコンの成膜温度は約6
50℃と、温度を高くする必要があった。しかし、ハロ
ゲンを構成元素として含むソースガスを利用したCVD
法による窒化チタン膜を用いることで、成膜温度をより
低くすることが可能となる。前記のCVD法による窒化
チタン膜の成膜温度は、400℃〜600℃である。
【0022】ここで、ソースガスとして四塩化チタンを
用いた場合の窒化チタン膜中の塩素濃度と成膜温度との
関係を図56に示す。同図に示す通り、成膜温度を低く
するほど窒化チタン膜中の塩素濃度は高くなり、特に5
00℃以下で成膜した場合は、蓄積容量部周辺の配線層
の腐食の度合いが高くなる。従って、特に500℃以下
で窒化チタン膜を形成した場合に、本発明のトラップ膜
を設けると、より配線層の腐食防止の効果が顕著とな
る。なお、このように蓄積電極としてハロゲン含有の窒
化チタン膜を形成する場合の他、アルミニウム配線層を
形成した後、窒化チタン膜を形成する場合も500℃以
下で行うことが好ましく、低温で形成することにより窒
化チタン膜中のハロゲンの含有率が高くなる。
【0023】また、ハロゲンを構成元素として含むソー
スガスを用いて窒化チタン膜を形成した後、窒素ガスや
希ガスの不活性ガス中でアニールすることによっても、
導電膜の腐食を防止することができる。すなわち、アニ
ールすることで、ハロゲンを窒化チタン膜中から除去す
ることができる。このアニールは、400℃から800
℃以上、好ましくはCVD法によりTiN膜を形成する
プロセスの温度以上の温度でアニールを行う。窒化チタ
ン膜の成膜直後に、大気に晒さずにアニールを成膜装置
と同一の装置で行うと、大気に晒されることがないた
め、窒化チタン膜の表面酸化を防ぐことができる。洗浄
工程はなくても構わないが、洗浄を行う場合は、アニー
ルの前後どちらで行ってもよいが、アニールの後に洗浄
を行うことが好ましい。また、洗浄は40℃以上の温水
を用いると、塩素除去に最も効果的である。
【0024】さらに、窒化チタン膜中の塩素に何らかの
処理工程で水が侵入すると、塩素はデバイス中を移動し
やすくなり、従って配線層に向かって移動する塩素が増
加し、配線層が腐食しやすくなる。これは、窒化チタン
膜中の塩素が水と接触することによりイオン化し、イオ
ン化した塩素は結合種を求めてより移動し易くなるため
と考えられる。そこで、ハロゲンを構成元素とするソー
スガスにより窒化チタン膜を形成し、その後水のブロッ
キング効果の高い高密度プラズマCVD絶縁膜を形成す
ることで、窒化チタン膜中への水の侵入を防ぐことがで
きる。この絶縁膜は、屈折率が1.46以上のシリコンリ
ッチな絶縁膜である。水が侵入する工程として、ドライ
エッチング後の洗浄工程や無機SOG膜を形成する工程
が挙げられる。この無機SOG膜形成工程では、無機S
OG膜を塗布した後、水蒸気中でベークするスチームベ
ークを行う。従って、無機SOG膜の下に高密度プラズ
マCVD絶縁膜を形成しておくことで、配線層の腐食を
低減することが可能となる。なお、高密度プラズマCV
D絶縁膜の他、高密度プラズマCVD絶縁膜程ではない
が、有機SOG膜も水に対するブロッキング効果がある
ため、上記の高密度プラズマCVD膜に代えて有機SO
G膜を形成してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0026】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態
を説明するための全図において、同一の機能を有する部
材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0027】図1は、本実施の形態のDRAMを形成し
た半導体チップの全体平面図である。図示のように、単
結晶シリコンからなる半導体チップ1Aの主面には、X
方向(半導体チップ1Aの長辺方向)およびY方向(半
導体チップ1Aの短辺方向)に沿って多数のメモリアレ
イMARYがマトリクス状に配置されている。X方向に
沿って互いに隣接するメモリアレイMARYの間にはセ
ンスアンプSAが配置されている。半導体チップ1Aの
主面の中央部には、ワードドライバWD、データ線選択
回路などの制御回路や、入出力回路、ボンディングパッ
ドなどが配置されている。
【0028】図2は、上記DRAMのなど価回路図であ
る。図示のように、このDRAMのメモリアレイ(MA
RY)は、マトリクス状に配置された複数のワード線W
L(WLn-1 、WLn 、WLn+1 …)と複数のビット線
BLおよびそれらの交点に配置された複数のメモリセル
(MC)により構成されている。1ビットの情報を記憶
する1個のメモリセルは、1個の情報蓄積用容量素子C
とこれに直列に接続された1個のメモリセル選択用MI
SFETQsとで構成されている。メモリセル選択用M
ISFETQsのソース、ドレインの一方は、情報蓄積
用容量素子Cと電気的に接続され、他方はビット線BL
と電気的に接続されている。ワード線WLの一端は、ワ
ードドライバWDに接続され、ビット線BLの一端は、
センスアンプSAに接続されている。
【0029】次に、本実施の形態のDRAMの製造方法
を図3〜図45を用いて工程順に説明する。
【0030】まず、図3に示すように、p型で比抵抗が
10Ωcm程度の半導体基板1を850℃程度でウェット
酸化してその表面に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン
膜2を形成した後、この酸化シリコン膜2の上部にCV
D(Chemical Vapor Deposition )法で膜厚140nm程
度の窒化シリコン膜3を堆積する。酸化シリコン膜2
は、後の工程で素子分離溝の内部に埋め込まれる酸化シ
リコン膜をシンタリング(焼き締め)するときなどに基
板に加わるストレスを緩和するために形成される。窒化
シリコン膜3は酸化されにくい性質を持つので、その下
部(活性領域)の基板表面の酸化を防止するマスクとし
て利用される。
【0031】次に、図4に示すように、フォトレジスト
膜4をマスクにして窒化シリコン膜3、酸化シリコン膜
2および半導体基板1をドライエッチングすることによ
り、素子分離領域の半導体基板1に深さ300〜400
nm程度の溝5aを形成する。溝5aを形成するには、フ
ォトレジスト膜4をマスクにして窒化シリコン膜3をド
ライエッチングし、次いでフォトレジスト膜4を除去し
た後、窒化シリコン膜3をマスクにして酸化シリコン膜
2および半導体基板1をドライエッチングしてもよい。
【0032】次に、フォトレジスト膜4を除去した後、
図5に示すように、前記のエッチングによって溝5aの
内壁に生じたダメージ層を除去するために、半導体基板
1を850〜900℃程度でウェット酸化して溝5aの
内壁に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜6を形成す
る。
【0033】次に、図6に示すように、半導体基板1上
に膜厚300〜400nm程度の酸化シリコン膜7を堆積
した後、半導体基板1を1000℃程度でドライ酸化す
ることにより、溝5aに埋め込まれた酸化シリコン膜7
の膜質を改善するためのシンタリング(焼き締め)を行
う。酸化シリコン膜7は、例えばオゾン(O3 )とテト
ラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いた
熱CVD法で堆積する。
【0034】次に、図7に示すように、酸化シリコン膜
7の上部にCVD法で膜厚140nm程度の窒化シリコン
膜8を堆積した後、図8に示すように、フォトレジスト
膜9をマスクにして窒化シリコン膜8をドライエッチン
グすることにより、メモリアレイと周辺回路領域との境
界部のような相対的に広い面積の溝5aの上部のみに窒
化シリコン膜8を残す。溝5aの上部に残った窒化シリ
コン膜8は、次の工程で酸化シリコン膜7をCMP法で
研磨して平坦化する際に、相対的に広い面積の溝5aの
内部の酸化シリコン膜7が相対的に狭い面積の溝5aの
内部の酸化シリコン膜7に比べて深く研磨される現象
(ディッシング;dishing )を防止するために形成され
る。
【0035】次に、フォトレジスト膜9を除去した後、
図9に示すように、窒化シリコン膜3、8をストッパに
用いたCMP法で酸化シリコン膜7を研磨して溝5aの
内部に残すことにより、素子分離溝5を形成する。
【0036】次に、熱リン酸を用いたウェットエッチン
グで窒化シリコン膜3、8を除去した後、図10に示す
ように、メモリセルを形成する領域(メモリアレイ)の
半導体基板1にn型不純物、例えばP(リン)をイオン
打ち込みしてn型半導体領域10を形成し、メモリアレ
イと周辺回路領域の一部(nチャネル型MISFETを
形成する領域)にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイ
オン打ち込みしてp型ウエル11を形成し、周辺回路領
域の他の一部(pチャネル型MISFETを形成する領
域)にn型不純物、例えばP(リン)をイオン打ち込み
してn型ウエル12を形成する。また、このイオン打ち
込みに続いて、MISFETのしきい値電圧を調整する
ための不純物、例えばBF2 (フッ化ホウ素) をp型ウ
エル11およびn型ウエル12にイオン打ち込みする。
n型半導体領域10は、入出力回路などから半導体基板
1を通じてメモリアレイのp型ウエル11にノイズが侵
入するのを防止するために形成される。
【0037】次に、p型ウエル11およびn型ウエル1
2の各表面の酸化シリコン膜2をHF(フッ酸)系の洗
浄液を使って除去した後、半導体基板1を850℃程度
でウェット酸化してp型ウエル11およびn型ウエル1
2の各表面に膜厚7nm程度の清浄なゲート酸化膜13を
形成する。
【0038】特に限定はされないが、上記ゲート酸化膜
13を形成した後、半導体基板1をNO(酸化窒素)雰
囲気中またはN2 O(亜酸化窒素)雰囲気中で熱処理す
ることによって、ゲート酸化膜13と半導体基板1との
界面に窒素を偏析させてもよい(酸窒化処理)。ゲート
酸化膜13が7nm程度まで薄くなると、半導体基板1と
の熱膨張係数差に起因して両者の界面に生じる歪みが顕
在化し、ホットキャリアの発生を誘発する。半導体基板
1との界面に偏析した窒素はこの歪みを緩和するので、
上記の酸窒化処理は、極薄ゲート酸化膜13の信頼性を
向上できる。
【0039】次に、図11に示すように、ゲート酸化膜
13の上部にゲート電極14A、14B、14Cを形成
する。ゲート電極14Aは、メモリセル選択用MISF
ETの一部を構成し、活性領域以外の領域ではワード線
WLとして使用される。このゲート電極14A(ワード
線WL)の幅、すなわちゲート長は、メモリセル選択用
MISFETの短チャネル効果を抑制して、しきい値電
圧を一定値以上に確保できる許容範囲内の最小寸法(例
えば0.24μm程度)で構成される。また、隣接するゲ
ート電極14A(ワード線WL)同士の間隔は、フォト
リソグラフィの解像限界で決まる最小寸法(例えば0.2
2μm)で構成される。ゲート電極14Bおよびゲート
電極14Cは、周辺回路のnチャネル型MISFETお
よびpチャネル型MISFETの各一部を構成する。
【0040】ゲート電極14A(ワード線WL)および
ゲート電極14B、14Cは、例えばP(リン)などの
n型不純物をドープした膜厚70nm程度の多結晶シリコ
ン膜を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いでその
上部に膜厚50nm程度のWN(タングステンナイトライ
ド)膜と膜厚100nm程度のW膜とをスパッタリング法
で堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度の窒化シ
リコン膜15をCVD法で堆積した後、フォトレジスト
膜16をマスクにしてこれらの膜をパターニングするこ
とにより形成する。WN膜は、高温熱処理時にW膜と多
結晶シリコン膜とが反応して両者の界面に高抵抗のシリ
サイド層が形成されるのを防止するバリア層として機能
する。バリア層は、WN膜の他、TiN膜などを使用す
ることもできる。
【0041】ゲート電極14A(ワード線WL)の一部
を低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート
抵抗を2〜2.5Ω/□程度にまで低減できるので、ワー
ド線遅延を低減することができる。また、ゲート電極1
4(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくとも
ワード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形
成される配線層の数を1層減らすことができる。
【0042】次に、フォトレジスト膜16を除去した
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。このウェットエッチングを行う
と、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電
極14B、14Cの下部以外の領域のゲート酸化膜13
が削られると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜1
3もなど方的にエッチングされてアンダーカットが生じ
るため、そのままではゲート酸化膜13の耐圧が低下す
る。そこで、半導体基板1を900℃程度でウェット酸
化することによって、削れたゲート酸化膜13の膜質を
改善する。
【0043】次に、図12に示すように、n型ウエル1
2にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してゲート電極14Cの両側のn型ウエル12にp-
半導体領域17を形成する。また、p型ウエル11にn
型不純物、例えばP(リン)をイオン打ち込みしてゲー
ト電極14Bの両側のp型ウエル11にn- 型半導体領
域18を形成し、ゲート電極14Aの両側のp型ウエル
11にn型半導体領域19を形成する。これにより、メ
モリアレイにメモリセル選択用MISFETQsが形成
される。
【0044】次に、図13に示すように、半導体基板1
上にCVD法で膜厚50〜100nm程度の窒化シリコン
膜20を堆積した後、図14に示すように、メモリアレ
イの窒化シリコン膜20をフォトレジスト膜21で覆
い、周辺回路領域の窒化シリコン膜20を異方性エッチ
ングすることにより、ゲート電極14B、14Cの側壁
にサイドウォールスペーサ20aを形成する。このエッ
チングは、ゲート酸化膜13や素子分離溝5に埋め込ま
れた酸化シリコン膜7の削れ量を最少とするために、酸
化シリコン膜に対する窒化シリコン膜20のエッチング
レートが大きくなるようなエッチングガスを使用して行
う。また、ゲート電極14B、14C上の窒化シリコン
膜15の削れ量を最少とするために、オーバーエッチン
グ量を必要最小限にとどめるようにする。
【0045】次に、フォトレジスト膜21を除去した
後、図15に示すように、周辺回路領域のn型ウエル1
2にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込み
してpチャネル型MISFETのp+ 型半導体領域22
(ソース、ドレイン)を形成し、周辺回路領域のp型ウ
エル11にn型不純物、例えばAs(ヒ素)をイオン打
ち込みしてnチャネル型MISFETのn+ 型半導体領
域23(ソース、ドレイン)を形成する。これにより、
周辺回路領域にLDD(Lightly Doped Drain) 構造を備
えたpチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型
MISFETQnが形成される。
【0046】次に、図16に示すように、半導体基板1
上に膜厚300nm程度のSOG(スピンオングラス)膜
24をスピン塗布した後、半導体基板1を800℃、1
分程度熱処理してSOG膜24をシンタリング(焼き締
め)する。
【0047】次に、図17に示すように、SOG膜24
の上部に膜厚600nm程度の酸化シリコン膜25を堆積
した後、この酸化シリコン膜25をCMP法で研磨して
その表面を平坦化する。酸化シリコン膜25は、例えば
オゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)と
をソースガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。こ
のように、本実施の形態では、ゲート電極14A(ワー
ド線WL)およびゲート電極14B、14Cの上部に成
膜直後でも平坦性が良好なSOG膜24を塗布し、さら
にその上部に堆積した酸化シリコン膜25をCMP法で
平坦化する。これにより、ゲート電極14A(ワード線
WL)同士の微細な隙間のギャップフィル性が向上する
と共に、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲー
ト電極14B、14Cの上部の絶縁膜の平坦化を実現す
ることができる。
【0048】次に、図18に示すように、酸化シリコン
膜25の上部に膜厚100nm程度の酸化シリコン膜26
を堆積する。この酸化シリコン膜26は、CMP法で研
磨されたときに生じた前記酸化シリコン膜25の表面の
微細な傷を補修するために堆積する。酸化シリコン膜2
6は、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン
(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法
で堆積する。酸化シリコン膜25の上部には、上記酸化
シリコン膜26に代えてPSG(Phospho Silicate Glas
s)膜などを堆積してもよい。
【0049】次に、図19に示すように、フォトレジス
ト膜27をマスクにしたドライエッチングでメモリセル
選択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソー
ス、ドレイン)の上部の酸化シリコン膜26、25およ
びSOG膜24を除去する。このエッチングは、窒化シ
リコン膜20に対する酸化シリコン膜26、25および
SOG膜24のエッチングレートが大きくなるような条
件で行い、n型半導体領域19や素子分離溝5の上部を
覆っている窒化シリコン膜20が完全には除去されない
ようにする。
【0050】続いて、図20に示すように、上記フォト
レジスト膜27をマスクにしたドライエッチングでメモ
リセル選択用MISFETQsのn型半導体領域19
(ソース、ドレイン)の上部の窒化シリコン膜15とゲ
ート酸化膜13とを除去することにより、n型半導体領
域19(ソース、ドレイン)の一方の上部にコンタクト
ホール28を形成し、他方の上部にコンタクトホール2
9を形成する。
【0051】このエッチングは、酸化シリコン膜(ゲー
ト酸化膜13および素子分離溝5内の酸化シリコン膜
7)に対する窒化シリコン膜20のエッチングレートが
大きくなるような条件で行い、n型半導体領域19や素
子分離溝5が深く削れないようにする。また、このエッ
チングは、窒化シリコン膜20が異方的にエッチングさ
れるような条件で行い、ゲート電極14A(ワード線W
L)の側壁に窒化シリコン膜20が残るようにする。こ
れにより、フォトリソグラフィの解像限界以下の微細な
径を有するコンタクトホール28、29がゲート電極1
4A(ワード線WL)に対して自己整合で形成される。
コンタクトホール28、29をゲート電極14A(ワー
ド線WL)に対して自己整合で形成するには、あらかじ
め窒化シリコン膜20を異方性エッチングしてゲート電
極14A(ワード線WL)の側壁にサイドウォールスペ
ーサを形成しておいてもよい。
【0052】次に、フォトレジスト膜27を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、コンタクトホール28、29の底部に露出
した基板表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。その際、コンタクトホール28、
29の側壁に露出したSOG膜24もエッチング液に曝
されるが、SOG膜24は、前述した800℃程度のシ
ンタリングによってフッ酸系のエッチング液に対するエ
ッチングレートが低減されているので、このウェットエ
ッチング処理によってコンタクトホール28、29の側
壁が大きくアンダーカットされることはない。これによ
り、次の工程でコンタクトホール28、29の内部に埋
め込まれるプラグ同士のショートを確実に防止すること
ができる。
【0053】次に、図21に示すように、コンタクトホ
ール28、29の内部にプラグ30を形成する。プラグ
30は、酸化シリコン膜26の上部にn型不純物(例え
ばP(リン))をドープした多結晶シリコン膜をCVD
法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をCMP法で研
磨してコンタクトホール28、29の内部に残すことに
より形成する。
【0054】次に、図22に示すように、酸化シリコン
膜26の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜31
を堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理す
る。酸化シリコン膜31は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。この熱処理によって、
プラグ30を構成する多結晶シリコン膜中のn型不純物
がコンタクトホール28、29の底部からメモリセル選
択用MISFETQsのn型半導体領域19(ソース、
ドレイン)に拡散し、n型半導体領域19が低抵抗化さ
れる。
【0055】次に、図23に示すように、フォトレジス
ト膜32をマスクにしたドライエッチングで前記コンタ
クトホール28の上部の酸化シリコン膜31を除去して
プラグ30の表面を露出させる。次に、フォトレジスト
膜32を除去した後、図24に示すように、フォトレジ
スト膜33をマスクにしたドライエッチングで周辺回路
領域の酸化シリコン膜31、26、25、SOG膜24
およびゲート酸化膜13を除去することにより、nチャ
ネル型MISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソー
ス、ドレイン)の上部にコンタクトホール34、35を
形成し、pチャネル型MISFETQpのp+ 型半導体
領域22(ソース、ドレイン)の上部にコンタクトホー
ル36、37を形成する。
【0056】次に、フォトレジスト膜33を除去した
後、図25に示すように、酸化シリコン膜31の上部に
ビット線BLおよび周辺回路の第1層配線38、39を
形成する。ビット線BLおよび第1層配線38、39を
形成するには、まず酸化シリコン膜31の上部に膜厚5
0nm程度のTi膜をスパッタリング法で堆積し、半導体
基板1を800℃程度で熱処理する。次いで、Ti膜の
上部に膜厚50nm程度のTiN膜をスパッタリング法で
堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度のW膜と膜
厚200nm程度の窒化シリコン膜40とをCVD法で堆
積した後、フォトレジスト膜41をマスクにしてこれら
の膜をパターニングする。
【0057】酸化シリコン膜31の上部にTi膜を堆積
した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理すること
により、Ti膜とSi基板とが反応し、nチャネル型M
ISFETQnのn+ 型半導体領域23(ソース、ドレ
イン)の表面とpチャネル型MISFETQpのp+
半導体領域22(ソース、ドレイン)の表面とに低抵抗
のTiSi2 (チタンシリサイド)層42が形成され
る。図示は省略するが、このとき、メモリセル選択用M
ISFETQsのn型半導体領域19の上部のコンタク
トホール28に埋め込まれたプラグ30の表面にもTi
Si2 (チタンシリサイド)層42が形成される。これ
により、n+ 型半導体領域23およびp+型半導体領域
22に接続される配線(ビット線BL、第1層配線3
8、39)のコンタクト抵抗を低減することができる。
また、ビット線BLをW膜/TiN膜/Ti膜で構成す
ることにより、そのシート抵抗を2Ω/□以下にまで低
減できるので、情報の読み出し速度および書き込み速度
を向上させることができると共に、ビット線BLと周辺
回路の第1層配線38、39とを一つの工程で同時に形
成することができるので、DRAMの製造工程を短縮す
ることができる。さらに、周辺回路の第1層配線(3
8、39)をビット線BLと同層の配線で構成した場合
には、第1層配線をメモリセルの上層のAl配線で構成
する場合に比べて周辺回路のMISFET(nチャネル
型MISFETQn、pチャネル型MISFETQp)
と第1層配線とを接続するコンタクトホール(34〜3
7)のアスペクト比が低減されるため、第1層配線の接
続信頼性が向上する。
【0058】ビット線BLは、隣接するビット線BLと
の間に形成される寄生容量をできるだけ低減して情報の
読み出し速度および書き込み速度を向上させるために、
その間隔がその幅よりも長くなるように形成する。ビッ
ト線BLの間隔は例えば0.24μm程度とし、その幅は
例えば0.22μm程度とする。
【0059】次に、フォトレジスト膜41を除去した
後、図26に示すように、ビット線BLの側壁と第1層
配線38、39の側壁とにサイドウォールスペーサ43
を形成する。サイドウォールスペーサ43は、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部にCVD法で窒
化シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜を異方
性エッチングして形成する。
【0060】次に、図27に示すように、ビット線BL
および第1層配線38、39の上部に膜厚300nm程度
のSOG膜44をスピン塗布する。次いで、半導体基板
1を800℃、1分程度熱処理してSOG膜44をシン
タリング(焼き締め)する。SOG膜44は、BPSG
膜に比べてリフロー性が高く、微細な配線間のギャップ
フィル性に優れているので、フォトリソグラフィの解像
限界程度まで微細化されたビット線BL同士の隙間を良
好に埋め込むことができる。また、SOG膜44は、B
PSG膜で必要とされる高温、長時間の熱処理を行わな
くとも高いリフロー性が得られるため、ビット線BLの
下層に形成されたメモリセル選択用MISFETQsの
ソース、ドレインや周辺回路のMISFET(nチャネ
ル型MISFETQn、pチャネル型MISFETQ
p)のソース、ドレインに含まれる不純物の熱拡散を抑
制して浅接合化を図ることができる。さらに、ゲート電
極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、1
4Cを構成するメタル(W膜)の劣化を抑制できるの
で、DRAMのメモリセルおよび周辺回路を構成するM
ISFETの高性能化を実現することができる。また、
ビット線BLおよび第1層配線38、39を構成するT
i膜、TiN膜、W膜の劣化を抑制して配線抵抗の低減
を図ることができる。
【0061】次に、図28に示すように、SOG膜44
の上部に膜厚600nm程度の酸化シリコン膜45を堆積
した後、この酸化シリコン膜45をCMP法で研磨して
その表面を平坦化する。酸化シリコン膜45は、例えば
オゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)と
をソースガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0062】このように、本実施の形態では、ビット線
BLおよび第1層配線38、39の上部に成膜直後でも
平坦性が良好なSOG膜44を塗布し、さらにその上部
に堆積した酸化シリコン膜45をCMP法で平坦化す
る。これにより、ビット線BL同士の微細な隙間のギャ
ップフィル性が向上すると共に、ビット線BLおよび第
1層配線38、39の上部の絶縁膜の平坦化を実現する
ことができる。また、高温・長時間の熱処理を行わない
ため、メモリセルおよび周辺回路を構成するMISFE
Tの特性劣化を防止して高性能化を実現することができ
ると共に、ビット線BLおよび第1層配線38、39の
低抵抗化を図ることができる。
【0063】次に、図29に示すように、酸化シリコン
膜45の上部に膜厚100nm程度の酸化シリコン膜46
を堆積する。この酸化シリコン膜46は、CMP法で研
磨されたときに生じた前記酸化シリコン膜45の表面の
微細な傷を補修するために堆積する。酸化シリコン膜4
6は、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン
(TEOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法
で堆積する。
【0064】次に、図30に示すように、フォトレジス
ト膜47をマスクにしたドライエッチングでコンタクト
ホール29の上部の酸化シリコン膜46、45、SOG
膜44および酸化シリコン膜31を除去してプラグ30
の表面に達するスルーホール48を形成する。このエッ
チングは、酸化シリコン膜46、45、31およびSO
G膜44に対する窒化シリコン膜のエッチングレートが
小さくなるような条件で行い、スルーホール48とビッ
ト線BLの合わせずれが生じた場合でも、ビット線BL
の上部の窒化シリコン膜40やサイドウォールスペーサ
43が深く削れないようにする。これにより、スルーホ
ール48がビット線BLに対して自己整合で形成され
る。
【0065】次に、フォトレジスト膜47を除去した
後、フッ酸+フッ化アンモニウム混液などのエッチング
液を使って、スルーホール48の底部に露出したプラグ
30の表面のドライエッチング残渣やフォトレジスト残
渣などを除去する。その際、スルーホール48の側壁に
露出したSOG膜44もエッチング液に曝されるが、S
OG膜44は、前記800℃程度のシンタリングによっ
てフッ酸系のエッチング液に対するエッチングレートが
低減されているので、このウェットエッチング処理によ
ってスルーホール48の側壁が大きくアンダーカットさ
れることはない。これにより、次の工程でスルーホール
48の内部に埋め込まれるプラグとビット線BLとのシ
ョートを確実に防止することができる。また、プラグと
ビット線BLとを十分に離間させることができるので、
ビット線BLの寄生容量の増加を抑制することができ
る。
【0066】次に、図31に示すように、スルーホール
48の内部にプラグ49を形成する。プラグ49は、酸
化シリコン膜46の上部にn型不純物(例えばP(リ
ン))をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積
した後、この多結晶シリコン膜をエッチバックしてスル
ーホール48の内部に残すことにより形成する。
【0067】次に、図32に示すように、酸化シリコン
膜46の上部に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜51
をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜52をマス
クにしたドライエッチングで周辺回路領域の窒化シリコ
ン膜51を除去する。メモリアレイに残った窒化シリコ
ン膜51は、後述する情報蓄積用容量素子の下部電極を
形成する工程で下部電極の間の酸化シリコン膜をエッチ
ングする際のエッチングストッパとして使用される。
【0068】次に、フォトレジスト膜52を除去した
後、図33に示すように、窒化シリコン膜51の上部
に、例えばオゾン(O3 )とテトラエトキシシラン(T
EOS)とをソースガスに用いたプラズマCVD法で膜
厚1.3μm程度の酸化シリコン膜53を堆積し、フォト
レジスト膜54をマスクにしたドライエッチングで酸化
シリコン膜53および窒化シリコン膜51を除去するこ
とにより、プラグ49を埋め込んだスルーホール48の
上部に溝55を形成する。このとき同時に、メモリアレ
イの周囲にメモリアレイを取り囲む帯状の長溝59を形
成する。図34は、溝55のパターンと長溝59のパタ
ーンとを示す半導体基板1の要部平面図である。
【0069】次に、フォトレジスト膜54を除去した
後、図35に示すように、酸化シリコン膜53の上部に
n型不純物(例えばP(リン))をドープした膜厚60
nm程度の多結晶シリコン膜56をCVD法で堆積する。
この多結晶シリコン膜56は、情報蓄積用容量素子の下
部電極材料として使用される。
【0070】次に、図36に示すように、多結晶シリコ
ン膜56の上部に溝55および長溝59を埋め込むのに
十分な膜厚(例えば300〜400nm程度)のSOG膜
57を堆積し、次いで400℃程度の熱処理でSOG膜
57をベークした後、図37に示すように、SOG膜5
7をエッチバックして酸化シリコン膜53の上部の多結
晶シリコン膜56を露出させ、続いてこの多結晶シリコ
ン膜56をエッチバックすることにより、溝55および
長溝59の内側(内壁および底部)に多結晶シリコン膜
56を残す。このとき、溝55および長溝59の内側に
はエッチバックされなかったSOG膜57も残ってい
る。
【0071】次に、図38に示すように、周辺回路領域
の酸化シリコン膜53をフォトレジスト膜58で覆い、
フッ酸系のエッチング液を用いて溝55の内部のSOG
膜57と溝55の隙間の酸化シリコン膜53とをウェッ
トエッチングすることにより、情報蓄積用容量素子の下
部電極60を形成する。このとき、溝55の隙間の底部
には窒化シリコン膜51が形成されているので、この隙
間の酸化シリコン膜53が全部除去されてもその下部の
酸化シリコン膜46がエッチング液によって削られるこ
とはない。
【0072】周辺回路領域の酸化シリコン膜53を覆う
上記フォトレジスト膜58の一端部は、メモリアレイと
周辺回路領域との境界部、すなわち長溝59の上部に配
置される。従って、上記のウェットエッチングを行う
と、この長溝59の内部のSOG膜57も除去される
が、長溝59の内壁の下部電極材料(多結晶シリコン膜
56)がエッチングストッパとなるので、SOG膜57
の側壁が削られることはない。また、周辺回路領域の酸
化シリコン膜53の表面はフォトレジスト膜58によっ
て覆われているので、その表面が削られることもない。
これにより、メモリアレイと周辺回路領域との段差が解
消され、併せて周辺回路領域の平坦化が実現される。
【0073】次に、周辺回路領域を覆うフォトレジスト
膜58を除去し、次いで下部電極60を構成する多結晶
シリコン膜(56)の酸化を防止するために、半導体基
板1をアンモニア雰囲気中、800℃程度で熱処理して
多結晶シリコン膜(56)の表面を窒化した後、図39
に示すように、下部電極60の上部に膜厚20nm程度の
Ta2 5 (酸化タンタル) 膜61をCVD法で堆積
し、次いで半導体基板1を800℃程度で熱処理してT
2 5 膜61の欠陥を修復する。このTa2 5 膜6
1は、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜材料として使用
される。
【0074】次に、図40に示すように、Ta2 5
61の上部にまずCVD法でTiN膜を50〜100nm
形成する。CVD−TiN膜は、四塩化チタン(TiC
4)とアンモニア(NH3 )との混合ガス(TiCl
4 /NH3 =1/2〜1/50)をソースガスに用い、
温度400℃〜650℃、好ましくは400〜500
℃、圧力5〜3000Pa程度の熱CVD法で堆積する。
このCVD−TiNの成膜条件によりステップカバレジ
が良好でかつ良好な容量絶縁膜の耐圧特性を得ることが
可能であるが、膜中に5%程度の塩素原子または塩素イ
オンを含む。
【0075】CVD−TiN成膜後、さらにスパッタリ
ング法によりTiN膜を50〜100nm形成する。スパ
ッタTiN/CVD−TiNの積層構造は、CVD−T
iN膜中に含有される5%程度の塩素または塩素イオン
を上部のスパッタTiN膜でトラップする事が可能であ
り、CVD−TiN膜中の塩素起因による、この後の工
程で形成される際に用いられるAl配線の腐食を防止す
ることができる。
【0076】TiN膜62を堆積した後、フォトレジス
ト膜63をマスクにしたドライエッチングでTiN膜6
2およびTa2 5 膜61をパターニングすることによ
り、TiN膜62からなる上部電極と、Ta2 5 膜6
1からなる容量絶縁膜と、多結晶シリコン膜56からな
る下部電極60とで構成される情報蓄積用容量素子Cを
形成する。これにより、メモリセル選択用MISFET
Qsとこれに直列に接続された情報蓄積用容量素子Cと
で構成されるDRAMのメモリセルが略完成する。
【0077】次に、フォトレジスト膜63を除去した
後、図41に示すように、例えばオゾン(O3 )とテト
ラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いた
プラズマCVD法で情報蓄積用容量素子Cの上部に膜厚
100nm程度の酸化シリコン膜64を堆積し、フォトレ
ジスト膜65をマスクにしたドライエッチングで周辺回
路領域の酸化シリコン膜64、酸化シリコン膜53、酸
化シリコン膜46、45、SOG膜44および窒化シリ
コン膜40を除去することにより、第1層配線38の上
部に高アスペクト比のスルーホール66を形成する。
【0078】次に、フォトレジスト膜65を除去した
後、図42に示すように、スルーホール66の内部を含
む酸化シリコン膜64の上部に膜厚5〜50nm、好まし
くは50nm程度のTiN膜71を堆積する。このTiN
膜71は、四塩化チタン(TiCl4 )とアンモニア
(NH3 )との混合ガス(TiCl4 /NH3 =1/2
〜1/50)をソースガスに用い、温度400℃〜65
0℃、好ましくは600℃以上、圧力5〜3000Pa程
度の熱CVD法で堆積する。このTiN膜71はステッ
プカバレージが良好なため、スルーホール66の底部と
開口部とで膜厚がほぼ均一となる。また、このTiN膜
71は、四塩化チタンをソースガスに用いたため、膜中
に5%程度の塩素が取り込まれる。
【0079】次に、図43に示すように、TiN膜71
の上部にCVD法で膜厚500nm程度のW膜72を堆積
した後、酸化シリコン膜64の上部のW膜72およびT
iN膜71をエッチバックしてスルーホール66の内部
のみに残すことにより、TiN膜71とW膜72との積
層膜からなるプラグ73を形成する。酸化シリコン膜6
4の上部のW膜72およびTiN膜71を除去するに
は、化学的機械研磨(CMP)法を用いてもよい。
【0080】次に、図44に示すように、プラグ73の
表面を含む酸化シリコン膜64の上部にスパッタリング
法で膜厚50nm程度のTiN膜74を堆積する。続い
て、図45に示すように、TiN膜74の上部にスパッ
タリング法で膜厚500nm程度のAl合金膜75と膜厚
50nm程度のTi膜76とを堆積した後、フォトレジス
ト膜をマスクにしたドライエッチングでTi膜76、A
l合金膜75およびTiN膜74をパターニングして、
酸化シリコン膜64の上部に第2層配線77、78を形
成する。
【0081】このようにして形成された第2層配線7
7、78は、プラグ73の一部を構成する(CVD法で
堆積した)TiN膜71と、第2層配線77、78の一
部を構成するAl合金膜75とがスパッタリング法で堆
積したTiN膜74によって隔てられているので、CV
D法で堆積したTiN膜71中に含まれる塩素による第
2層配線77、78の腐食を防止することができる。
【0082】上記のスパッタTiN膜74の代わりにス
パッタTi膜を30nm程度成膜した後、スパッタTiN
膜を30nm程度成膜した場合でも、CVD法で堆積した
TiN膜71中に含まれる塩素による第2層配線77、
78の腐食を防止することができる。スパッタTi膜は
塩素をトラップする効果がスパッタTiNよりも優れて
いる。
【0083】また、本実施の形態ではスパッタ窒化チタ
ン膜74を用いたが、スパッタチタン膜、タンタル膜、
窒化タンタル膜などを用いてもよい。
【0084】本発明は、CVD−TiN膜を含むプラグ
を埋め込んだスルーホールの上部にAl膜を含む導電膜
で配線を形成するプロセスに適用することができる。
【0085】(実施の形態2)本実施の形態は、蓄積容
量部の一方の電極にハロゲン元素を含有する窒化チタン
膜を用いたデバイスの実施の形態である。
【0086】図46に蓄積容量部の断面図を示す。キャ
パシタの一方の多結晶シリコン膜からなる下部電極10
1と酸化タンタル膜からなる容量絶縁膜102とを前記
実施の形態1と同様の方法により形成する。なお、容量
絶縁膜102は、本実施の形態では酸化タンタル膜を用
いたが、BSTやPZTのような強誘電体膜を用いても
よい。その後、原料ガスとして四塩化チタンとアンモニ
アとの混合ガスをソースガスとして用い、CVD法によ
り膜厚50nmから100nmのTiN膜を堆積して上部電
極103を形成する。このTiN膜は約500℃で形成
され、約4%の塩素を含んでいる。上部電極103にT
iN膜を用いると、従来の多結晶シリコン膜に比べてよ
り低温度で成膜できる利点がある。続いて、塩素含有T
iN膜からなる上部電極103上に、例えばスパッタ法
により膜厚約30nmのTi膜104を堆積して塩素のト
ラップ層を形成する。
【0087】このように、上部電極103を構成するT
iN膜は多くの塩素を含有しているにも関わらず、その
上部に塩素のトラップ層としてTi膜104を形成する
ことにより、情報蓄積用容量素子Cの周辺の配線層の腐
食を効果的に防止することが可能となる。
【0088】(実施の形態3)前記実施の形態2のスパ
ッタTi膜104の上に、さらにスパッタ法によりTi
N膜105を堆積してトラップ層を形成した例を図47
を用いて説明する。酸化タンタル膜からなる容量絶縁膜
102を形成する工程までは、前記実施の形態1、2と
同様である。その後、スパッタ法により膜厚40nmのT
i膜104を形成し、その上部に窒素ガスを流した反応
性スパッタにより膜厚60nmのTiN膜105を形成す
る。
【0089】このように、スパッタ法によるTi膜10
4とスパッタ法によるTiN膜105との積層膜で塩素
のトラップ層を形成することで、塩素をほぼ完全にトラ
ップすることができ、情報蓄積用容量素子Cの周辺の配
線層の腐食をさらに効果的に防止することが可能とな
る。
【0090】また、本実施の形態では、スパッタ法によ
るTi膜104を40nm、TiN膜105を60nmの膜
厚で形成したが、Ti膜104を30〜50nm、TiN
膜105を50〜100nm形成してトラップ層としても
よい。
【0091】なお、本実施の形態では、Ti膜104と
TiN膜105とを積層してトラップ層を形成したが、
例えばタンタル膜と窒化タンタル膜(TaN)とを積層
してトラップ層としてもよい。この場合もタンタル膜を
形成し、途中から窒素ガスを流して成膜を続け、窒化タ
ンタル膜を形成する。このように、トラップ層を積層膜
として用いる場合は、TiN膜(上層)/Ti膜(下
層)の積層膜、あるいは窒化タンタル膜(上層)/タン
タル膜(下層)の積層膜のような、主要な構成元素を共
通とする膜を用いると、成膜やエッチングなどのパター
ン形成を容易に行うことができる。
【0092】(実施の形態4)情報蓄積用容量素子Cの
上部電極103としてハロゲン元素含有のTiN膜を用
い、その上部と側壁部とをトラップ膜で被覆した例を図
48を用いて説明する。
【0093】まず、前記実施の形態2と同様に、多結晶
シリコン膜からなる下部電極101と、酸化タンタル膜
からなる容量絶縁膜102と、ハロゲン元素含有のTi
N膜からなる上部電極103とで情報蓄積用容量素子C
を形成する。その後、上部電極103の上部から側部に
かけて、ハロゲンのトラップ層106を選択CVD法を
用いて形成した。このように選択CVD法を用いること
により、ハロゲン元素含有TiN膜の上部のみならず、
側壁部にもトラップ層106を形成することができる。
【0094】なお、上記の選択CVD法による他、以下
に示す方法によって、窒化チタン膜(上部電極103)
を覆うトラップ膜106を設けてもよい。まず、図49
に示すように、上部電極103の上にTDMAT(テト
ラキシジメチルアミノチタン)を原料ガスとしたCVD
法により、TiN膜106aを形成する。続いて、図5
0に示すように、上部電極103の上面および側壁を覆
うフォトレジスト膜111ををマスクとしてTiN膜1
06aをパターニングすることにより、トラップ層10
6を形成する。なお、有機ソースとして、TDMATの
他にTDEAT(テトラキシジエチルアミノチタン)の
ような原料ガスを用いてもよい。
【0095】このように、上部電極103の上面だけで
なく、側壁にもトラップ層106を形成することによ
り、TiN膜(上部電極103)側部からのハロゲンの
拡散を防止することができ、情報蓄積用容量素子Cの周
辺の配線層の腐食をより効果的に防止することが可能と
なる。
【0096】また、上記トラップ層106として、スパ
ッタ法によるTi膜またはTiN膜、タンタルまたは窒
化タンタル膜、ハロゲンを構成元素として含まない原料
ガスを用いたCVD法によるTi膜またはTiN膜、タ
ンタルまたは窒化タンタル膜のいずれか、またはこれら
の積層膜を用いてもよい。
【0097】(実施の形態5)情報蓄積用容量素子の上
部電極を構成するハロゲン含有CVD−TiN膜中のハ
ロゲン元素を除去する方法を図51のプロセスフロー図
を用いて説明する。
【0098】まず、下部電極上に酸化タンタル膜からな
る容量絶縁膜を成膜し、この容量絶縁膜上にTiCl4
およびNH3 をソースガスとしてCVD法により450
℃でTiN膜を形成する。このTiN膜中には、約5%
の塩素が含まれている。
【0099】次に、約500℃で、窒素雰囲気中で15
秒以上、好ましくは約10分間加熱処理を行う。この加
熱処理は、TiN膜の成膜に使った装置内で行い、Ti
N膜を大気に晒すことなく連続して行う。なお、この加
熱処理は、上記CVD−TiN膜の成膜温度より高いア
ニール温度(400〜800℃、好ましくは500℃以
上、650℃以下)で行うと、TiN膜中または表面の
塩素をより有効に除去することができる。なお、加熱処
理はRTA(Rapid Thermal Anneal)方式などにより行
ってもよい。また、加熱処理は、TiN膜の成膜に使っ
た装置とは別の装置を使って行ってもよい。同一の装置
で行えば、成膜後大気に晒すことなくアニールできるた
め、表面酸化を防げる効果が有り、一方、異なった装置
またチャンバで行えば、生産性(処理能力)が向上す
る。
【0100】また、アニールは、上記N2 の他、Ar、
Heなどの不活性ガス雰囲気で行うことができる。ただ
し、不活性ガスの他にH2 、NH3 などの還元性を有す
るガスを使用することも可能であるが、還元性ガスはC
VD−TiN膜中の塩素除去効果が大きい反面、容量絶
縁膜の耐圧性を劣化させるので注意が必要である。
【0101】その後、膜表面に堆積したNH4 Clなど
の塩化物を、純水にて洗浄除去する。純水洗浄方法とし
ては、回転するウエハ表面に純水を供給する。場合によ
っては、純水に超音波振動を印加したり、ナイロンなど
のブラシを併用したりしてもよい。
【0102】洗浄後、100〜150℃のホットプレー
トにてウエハを乾燥させる。なお、この純水洗浄の他
に、1〜10%のNH3 を含む水溶液を用いてもよい。
また、アニール処理だけでも膜中の塩素を飛ばす効果が
有るため、洗浄工程は必ずしも必須ではないが、洗浄を
行った方が表面に付着した塩化物を除去できるため、腐
食防止効果が高い。この後、酸化タンタル膜およびTi
N膜をパターニングして情報蓄積用容量素子を形成す
る。
【0103】これらの工程により、TiN膜中の塩素を
効果的に除去することができ、この工程を用いれば、前
述のトラップ層を設ける必要がない。ただし、本実施の
形態のように塩素除去を行う工程に、さらに前述のトラ
ップ層を設ける手段を併用すると、ほぼ完全に塩素の拡
散を防止することができる。
【0104】(実施の形態6)高密度プラズマCVD法
で堆積した酸化シリコン膜を層間絶縁膜に使用すること
によって、Al配線腐食を防止する方法を図52および
図53を用いて説明する。
【0105】前述の実施の形態2と同様の方法で、多結
晶シリコン膜からなる下部電極101の上部に酸化タン
タル膜からなる容量絶縁膜102を形成し、さらにその
上部に上部電極103の材料としてTiCl4 を用いた
CVD−TiN膜を100nm程度を成膜した後、これら
の膜をパターニングして情報蓄積用容量素子を形成す
る。
【0106】次に、上部電極103の上部に塩素のトラ
ップ層として、スパッタ法により膜厚30nmのTiN膜
105を形成する。続いて、ECRプラズマCVD装置
を用い、SiH4 /O2 /Arの混合ガスを導入してプ
ラズマ化し、さらに基板を設置する試料台に13.56M
Hzの高周波を印加し、プラズマ中のArイオンを引き
込んで、高密度プラズマCVD法により酸化シリコン膜
107を形成する。このようにして、水に対するブロッ
キング性のある酸化シリコン膜107を400nm程度成
膜する(図52)。なお、プラズマCVD装置は、EC
R型の他、ヘリカル方式またはヘリコン方式などを用い
てもよい。なお、本明細書で高密度とは、プラズマ中の
イオンの数が1×1010(個/cm3 )以上であること
をいう。ただし、1×1012(個/cm3 )以上の高密
度プラズマCVD法を用いることが好ましい。
【0107】その後、CMP法により酸化シリコン膜1
07を300nm程度除去し、情報蓄積用容量素子の上に
膜厚100nm程度の酸化シリコン膜107を残す(図5
3)。この膜は、前記図41に示す酸化シリコン膜64
に相当する。
【0108】TiN膜中の塩素は、何らかの工程で侵入
する水と接触すると、周囲の配線層を腐食しやすくなる
が、水をブロッキングする効果の高い高密度プラズマ絶
縁膜(酸化シリコン膜107)を塩素含有TiN膜上に
形成することによって、TiN膜中への水の侵入を防止
して、周囲の配線層の腐食を防止することができる。こ
の水は、塩素含有TiN膜の上層に、例えば無機のスピ
ンオングラス(SOG)膜を塗布した後のスチームベー
クやエッチング後の洗浄などによって生じる。従って、
無機SOG膜と塩素含有TiN膜との間に高密度プラズ
マ酸化シリコン膜があれば、TiN膜への水の侵入を防
ぎ、腐食防食の効果が得られる。
【0109】また、高密度プラズマ酸化シリコン膜は、
無機SOG膜とハロゲン含有TiN膜との間に存在すれ
ばよく、本実施の形態の高密度プラズマCVD−酸化シ
リコン膜107上に直接無機SOG膜108を形成する
場合(図54)や、高密度プラズマCVD−酸化シリコ
ン膜107上に配線層109を形成し、その後無機SO
G膜110を形成する場合(図55)の何れでもよい。
なお、本実施の形態では、情報蓄積用容量素子の上部電
極にTiN膜を適用した例を示したが、情報蓄積用容量
素子に限らず配線層の一部に適用した場合は、ハロゲン
元素含有TiN膜上に高密度プラズマ絶縁膜を形成する
ことで、前記同様の水に対するブロッキング効果が得ら
れる。
【0110】また、本実施の形態では、水に対するブロ
ッキング効果の高い膜として高密度プラズマCVD絶縁
膜を用いたが、これに限らず有機SOG膜を利用するこ
とも可能である。ただし、有機SOG膜は高密度プラズ
マCVD絶縁膜に比べれば水へのブロッキング効果は高
くない。
【0111】また、上記実施の形態では、TiN膜中の
ハロゲンがその上の配線層に拡散する例を示したが、そ
の下の配線層の腐食を防止する場合にも、TiN膜の下
にトラップ膜を形成することで、その目的が達成され
る。例えば、腐食性が高い銅膜上にトラップ膜としてタ
ンタルまたは窒化タンタル膜を形成し、その上に絶縁
膜、さらにその上にハロゲン含有TiN膜が設けられた
構造では、上方からのハロゲンをタンタルまたは窒化タ
ンタル膜でトラップすることができ、下層の銅膜の腐食
防食を達成できる。
【0112】さらに、上記実施の形態では、酸化タンタ
ルを容量絶縁膜として用いたが、これ以外にも、例えば
BaSrTiO3 、SrTiO3 、BaTiO3 、PZ
T、B(ホウ素)あるいはF(フッ素)をドープしたZ
nOなどを適用することができ、また、DRAMの他、
不揮発性メモリなどに適用することもできる。
【0113】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0114】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0115】本発明によれば、CVD−TiN膜を含む
プラグを埋め込んだスルーホールの上部に形成されるA
l配線の腐食を確実に防止することができるので、特に
高アスペクト比のスルーホールを有するLSIの信頼
性、製造歩留まりを向上させることができる。
【0116】また、本発明によれば、CVD−TiN膜
からなる電極を有する容量素子の上層にAl配線を形成
する場合の配線腐食を防止することが可能となるので、
容量絶縁膜の耐圧を劣化することなく、かつAl配線の
信頼性、製造歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるDRAMを形成し
た半導体チップの全体平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるDRAMのなど価
回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図18】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図23】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図25】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図26】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図27】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図28】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図29】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図30】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図31】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図32】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図33】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図34】溝のパターンと長溝のパターンとを示す半導
体基板の要部平面図である。
【図35】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図36】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図37】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図38】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図39】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図40】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図41】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図42】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図43】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図44】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図45】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図46】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部の断面を示す図である。
【図47】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部の断面を示す図である。
【図48】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部の断面を示す図である。
【図49】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図50】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図51】窒化チタン膜中の塩素を除去するプロセスを
示すフロー図である。
【図52】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図53】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図54】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図55】本発明の他の実施の形態であるDRAMの蓄
積容量部を示す断面図である。
【図56】CVD法による窒化チタン膜の成膜温度と窒
化チタン膜中の塩素濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A 半導体チップ 2 酸化シリコン膜 3 窒化シリコン膜 4 フォトレジスト膜 5 素子分離溝 5a 溝 6 酸化シリコン膜 7 酸化シリコン膜 8 窒化シリコン膜 9 フォトレジスト膜 10 n型半導体領域 11 p型ウエル 12 n型ウエル 13 ゲート酸化膜 14A〜14C ゲート電極 15 窒化シリコン膜 16 フォトレジスト膜 17 p- 型半導体領域 18 n- 型半導体領域 19 n型半導体領域 20 窒化シリコン膜 20a サイドウォールスペーサ 21 フォトレジスト膜 22 p+ 型半導体領域 23 n+ 型半導体領域 24 SOG膜 24a、24b SOG膜 25 酸化シリコン膜 26 酸化シリコン膜 27 フォトレジスト膜 28 コンタクトホール 29 コンタクトホール 30 プラグ 31 酸化シリコン膜 32 フォトレジスト膜 33 フォトレジスト膜 34〜37 コンタクトホール 38、39 第1層配線 40 窒化シリコン膜 41 フォトレジスト膜 42 TiSi2 層 43 サイドウォールスペーサ 44 SOG膜 45 酸化シリコン膜 46 酸化シリコン膜 47 フォトレジスト膜 48 スルーホール 49 プラグ 51 窒化シリコン膜 52 フォトレジスト膜 53 酸化シリコン膜 54 フォトレジスト膜 55 溝 56 多結晶シリコン膜 57 SOG膜 58 フォトレジスト膜 59 長溝 60 下部電極 61 Ta2 5 ( 酸化タンタル) 膜 62 TiN膜(上部電極) 63 フォトレジスト膜 64 酸化シリコン膜 65 フォトレジスト膜 66 スルーホール 67 プラグ 71 TiN膜 72 W膜 73 プラグ 74 TiN膜 75 Al合金膜 76 Ti膜 77、78 第2層配線 101 下部電極 102 容量絶縁膜 103 上部電極 104 Ti膜 105 TiN膜 106 トラップ層 106a TiN膜 107 酸化シリコン膜 108 無機SOG膜 110 無機SOG膜 111 フォトレジスト膜 BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子 MARY メモリアレイ Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qs メモリセル選択用MISFET SA センスアンプ WD ワードドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 勇 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田中 克彦 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 福田 直樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 青木 英雄 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 佐久間 浩 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 川北 惠三 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山田 悟 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 平沢 賢斉 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、前記基体上に形成された、ハロ
    ゲン元素を含有する窒化チタン膜と、前記基体上に形成
    された第1の導電膜と、前記窒化チタン膜と前記第1の
    導電膜との間に形成された、ハロゲン元素と結合する金
    属原子を含み、かつ前記ハロゲン元素をトラップする能
    力がタングステンよりも高い第2の膜とを有することを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記第2の膜は、チタン膜またはタンタル膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記第2の膜は、チタン膜を含む積層膜またはタ
    ンタル膜を含む積層膜であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置であって、前記第2の膜の膜厚は、5nm以上で
    あることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置であって、前記第1の導電膜は、アルミニ
    ウム膜、アルミニウム合金膜、銅膜または銅合金膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 基体と、前記基体上に形成された、開孔
    部を有する絶縁膜と、前記開孔部内に形成された、ハロ
    ゲン元素を含む原料ガスを用いて成膜された窒化チタン
    膜と、前記窒化チタン膜上に形成された、前記ハロゲン
    元素と結合する金属原子を含み、かつ前記ハロゲン元素
    をトラップする能力がタングステンよりも高い第3の膜
    と、前記第3の膜上に形成された第2の導電膜とを有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記第3の膜は、前記窒化チタン膜上から前記絶
    縁膜上にわたって形成されていることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の半導体集積回路
    装置であって、前記第3の膜は、チタン膜または前記チ
    タン膜を含む積層膜であることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8記載の半導体集積
    回路装置であって、前記開孔部内に形成された前記窒化
    チタン膜上には、タングステン膜が形成されていること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 MISFETが形成された基体と、前
    記基体上に形成された第1の電極、容量絶縁膜、ハロゲ
    ン元素が含まれた窒化チタン膜を含む第2の電極からな
    る蓄積容量部と、前記窒化チタン膜上に形成された、前
    記ハロゲン元素との結合エネルギーが111Kcal/molを
    超える元素を含む第4の膜と、前記第4の膜上に形成さ
    れた導電膜とを有することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体集積回路装置
    であって、前記第4の膜は、前記窒化チタン膜を覆って
    形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 基体上に形成された銅配線層と、前記
    銅配線層上に形成された、絶縁膜およびハロゲン元素と
    の結合エネルギーが111Kcal/molを超える元素を含む
    膜と、前記絶縁膜および前記元素を含む膜上に形成され
    た、ハロゲン元素が含まれた窒化チタン膜とを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 基体上に、開孔部を有する絶縁膜を形
    成する工程と、ハロゲン元素を構成元素とする化合物を
    原料ガスとして用い、CVD法により、前記開孔部内に
    窒化チタン膜を形成する工程と、前記窒化チタン膜上
    に、前記ハロゲン元素と結合する金属原子を含み、かつ
    前記ハロゲン元素をトラップする能力がタングステンよ
    りも高い第3の膜を形成する工程と、前記第3の膜上に
    配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記ハロゲン元素を構成元素とす
    る化合物は、四塩化チタンまたは四ヨウ化チタンである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    スパッタリング法によってチタン膜、窒化チタン膜、タ
    ンタル膜または窒化タンタル膜を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    前記ハロゲン元素を構成元素として含まない原料ガスを
    用いたCVD法により、チタン膜、窒化チタン膜、タン
    タル膜または窒化タンタル膜を形成する工程を含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項13、14、15または16記
    載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記窒化
    チタン膜を500℃以下で形成することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体素子が形成された基体上に第1
    の電極を形成する工程と、前記第1の電極上に容量絶縁
    膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上に第2の電極と
    して、ハロゲン元素を含む原料ガスを用いたCVD法に
    よって窒化チタン膜を形成し、蓄積容量部を形成する工
    程と、前記窒化チタン膜上に、前記ハロゲン元素と結合
    する金属原子を含み、かつ前記ハロゲン元素をトラップ
    する能力がタングステンよりも高い第3の膜を形成する
    工程と、前記第3の膜上に絶縁膜を形成する工程とを含
    むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を選択CVD法によ
    って形成することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    前記蓄積容量部を覆って前記第3の膜を形成し、前記蓄
    積容量部の上面および側面上の前記第3の膜上に第4の
    膜を形成し、前記第4の膜をマスクとして前記蓄積容量
    部の上面および側面上の前記第3の膜を残すように前記
    第3の膜をエッチング除去する工程を含むことを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    スパッタリング法によってチタン膜、窒化チタン膜、タ
    ンタル膜または窒化タンタル膜を形成する工程を含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    前記ハロゲン元素を構成元素として含まない原料ガスを
    用いたCVD法により、チタン膜、窒化チタン膜、タン
    タル膜または窒化タンタル膜を形成する工程を含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    スパッタリング法によりチタン膜を形成する工程と、前
    記チタン膜上に、スパッタリング法により窒化チタン膜
    を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第3の膜を形成する工程は、
    スパッタリング法によりタンタル膜を形成する工程と、
    前記タンタル膜上に、スパッタリング法により窒化タン
    タル膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 基体上に、原料ガスとしてハロゲン元
    素を構成元素として含む化合物を用いたCVD法によ
    り、第1の温度で窒化チタン膜を形成する工程と、前記
    第1の温度以上の温度の不活性ガス中で前記窒化チタン
    膜を加熱することにより、前記窒化チタン膜中の前記ハ
    ロゲン元素を除去する工程とを含むことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記ハロゲン元素を除去する工程
    の後、前記基体を洗浄し、前記窒化チタン膜の表面の前
    記ハロゲン元素またはハロゲン化合物を除去する工程を
    さらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  27. 【請求項27】 基体上に、原料ガスとしてハロゲン元
    素を構成元素として含む化合物を用いたCVD法によ
    り、窒化チタン膜を形成する工程と、前記窒化チタン膜
    上に、高密度プラズマCVD法により、絶縁膜を形成す
    る工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  28. 【請求項28】 絶縁膜上に無機スピンオングラス膜を
    塗布する工程と、前記無機スピンオングラス膜をスチー
    ムベークする工程とを含むことを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 絶縁膜上に金属配線を形成する工程
    と、前記金属配線上に無機スピンオングラス膜を塗布す
    る工程と、前記無機スピンオングラス膜をスチームベー
    クする工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  30. 【請求項30】 基体上に、原料ガスとしてハロゲン元
    素を構成元素として含む化合物を用いたCVD法により
    窒化チタン膜を形成する工程と、前記窒化チタン膜上に
    プラズマCVD法または熱CVD法により、屈折率が1.
    46以上の絶縁膜を形成する工程とを含むことを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 請求項30記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記絶縁膜上に無機スピンオング
    ラス膜を塗布する工程と、前記無機スピンオングラス膜
    をスチームベークする工程とを含むことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 請求項30記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記絶縁膜上に金属配線を形成す
    る工程と、前記金属配線上に無機スピンオングラス膜を
    塗布する工程と、前記無機スピンオングラス膜をスチー
    ムベークする工程とを含むことを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 以下の工程(a)〜(c)を含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法; (a)半導体基板の主面上に形成した絶縁膜を開孔して
    接続孔を形成する工程、(b)前記接続孔の内部を含む
    前記絶縁膜上に、ハロゲン元素を含むソースガスを用い
    たCVD法により成膜された第1の窒化チタン膜を含む
    第1導電膜を形成した後、前記絶縁膜の上部の前記第1
    の窒化チタン膜を含む第1導電膜を除去して前記接続孔
    の内部に残すことにより、前記接続孔の内部にプラグを
    形成する工程、(c)前記プラグの表面を含む前記絶縁
    膜上に、少なくとも最下層がスパッタリング法により成
    膜された第2の窒化チタン膜を含む第2導電膜を堆積し
    た後、前記第2の窒化チタン膜を含む前記第2導電膜を
    パターニングして配線を形成する工程。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第2導電膜は、Alを含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 請求項33記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記第1導電膜は、さらにCVD
    法により成膜されたタングステン膜を含むことを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 メモリセル選択用MISFETとこれ
    に直列に接続された情報蓄積用容量素子とでメモリセル
    を構成し、前記情報蓄積用容量素子を前記メモリセル選
    択用MISFETの上部に配置したDRAMを有する半
    導体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基
    板の主面のメモリアレイにメモリセル選択用MISFE
    Tを形成し、周辺回路領域に周辺回路のMISFETを
    形成する工程、(b)前記メモリセル選択用MISFE
    Tの上部に第1絶縁膜を介してビット線を形成し、前記
    周辺回路のMISFETの上部に前記第1絶縁膜を介し
    て第1層配線を形成する工程、(c)前記ビット線の上
    部に第2絶縁膜を介して情報蓄積用容量素子を形成する
    工程、(d)前記情報蓄積用容量素子の上部に第3絶縁
    膜を堆積した後、周辺回路領域の前記第3絶縁膜、前記
    第2絶縁膜および前記第1絶縁膜をエッチングして、前
    記第1層配線の上部に接続孔を形成する工程、(e)前
    記接続孔の内部を含む前記第3絶縁膜上に、ハロゲン元
    素を含むソースガスを用いたCVD法により成膜された
    第1の窒化チタンを含む第1導電膜を形成した後、前記
    第3絶縁膜の上部の前記第1の窒化チタン膜を含む第1
    導電膜を除去して前記接続孔の内部のみに残すことによ
    り、前記接続孔の内部にプラグを形成する工程、(f)
    前記プラグの表面を含む前記第3絶縁膜上に、少なくと
    も最下層がスパッタリング法により成膜された第2の窒
    化チタン膜を含む第2導電膜を堆積した後、前記第2の
    窒化チタン膜を含む第2導電膜をパターニングして第2
    層配線を形成する工程、を含むことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
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