JPH1175228A - ネットワーク装置、パソコン電話交換機、ネットワーク電話機および構内電話網システム - Google Patents

ネットワーク装置、パソコン電話交換機、ネットワーク電話機および構内電話網システム

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JPH1175228A
JPH1175228A JP23586497A JP23586497A JPH1175228A JP H1175228 A JPH1175228 A JP H1175228A JP 23586497 A JP23586497 A JP 23586497A JP 23586497 A JP23586497 A JP 23586497A JP H1175228 A JPH1175228 A JP H1175228A
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data
network
ethernet
personal computer
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JP23586497A
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Yasushi Uejima
靖 上嶌
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SHINSESAIZU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音量の低下や音質の劣化を防止でき、電話を
自由に制御できて様々な電話サービスを提供できるパソ
コン電話交換機を提供すること。 【解決手段】 パソコン電話交換機2は、通信網21〜
24に対する複数の入出力インターフェースを備えるマ
ルチ通信ボード11と、マルチ通信ボード11に接続さ
れかつ構内のイーサネットケーブル3側に対する複数の
入出力ポートを備え、通信網からマルチ通信ボード11
への入力データや、イーサネット側から通信網への出力
データを各データ毎に異なる入出力ポートに振り分ける
機能を有する音声チャンネルイーサネットカード12と
を備える。音声データを各電話機に伝送する経路が個別
に確保され、音声データ同士の衝突を防止でき、音声の
劣化や音量の低下が無くなり、電話として十分に利用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンを用いて
構成される電話交換機(PBX)、その電話交換機に用
いられるネットワーク装置、ネットワーク電話機および
構内電話網システムに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、企業等では、内線電話網を構成
するために、構内電話交換機(PBX)が用いられてい
る。このPBXには、従来、専用の機器が用いられてい
たが、近年、パーソナルコンピュータ(パソコン)の性
能の向上に伴い、パソコンにPBX機能を組み込んだパ
ソコン電話交換機も用いられるようになった。
【0003】このパソコン電話交換機は、公衆回線網の
アナログ回線やISDN回線が接続される入力ボード
と、この入力ボードに入力された音声情報を内線電話網
に出力する内線転送ボードとを備えて構成されていた。
【0004】ところで、近年は、交換処理を行うスイッ
チをLSIで実現することで、小型化、低コスト化、高
信頼性化を実現しており、このため、音声などのアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して処理するデジタル方式
のPBXが広く用いられており、パソコン電話交換機に
おいても、信号をデジタル処理するため、入力ボードで
アナログ信号をデジタル信号に変換して処理していた。
【0005】このようなパソコン電話交換機は、音声を
デジタル処理できることに加えて、PBX専用装置のよ
うに各メーカーの独自仕様ではないため、システムイン
テグレータやエンドユーザーが電話制御を行うことがで
き、電話の着信、配信等の制御だけではなく、音声デー
タをデジタル化してハードディスク等に保存すること
で、ボイスメール機能や音声応答機能を提供できたり、
FAXデータの送受信サービスを行うことができ、コン
ピュータと電話とを連携させるコンピュータ・テレフォ
ニ・インテグレーション(CTI)を安価に実現できる
というメリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パソコン電話交換機では、内線電話にアナログの一般的
な電話機を用いていたため、デジタルデータに変換した
音声情報を、再度アナログデータに変換しなければなら
ず、音量が低下したり、音質が劣化するという問題があ
った。
【0007】特に、近年、ISDN(サービス統合デジ
タル通信網)が普及し、パソコン電話交換器にデジタル
データを直接入出力でき、電話交換機内でもデジタルデ
ータを直接処理できるのにも関わらず、内線出力用にア
ナログデータに変換しなければならず、処理が複雑にな
るとともに、音量、音質が低下し、実用的ではないとい
う問題があった。
【0008】さらに、汎用の電話機を用いることができ
ることは、コスト的なメリットはあるが、一方で、内線
電話に送出できる信号は、DTMF(プッシュ信号)と
瞬断信号のみであり、専用のPBXに用いられる内線専
用多機能電話が持つような、ワンタッチボタンに自由に
アプリケーションによる操作を割り付ける等の機能提供
ができないという問題もあった。
【0009】一方、パソコンを用いた電話交換機であれ
ば、そのパソコンにイーサネットカード(LANカー
ド)を取り付けることができるため、前記デジタルデー
タを音声パケットにしてイーサネットに流し、このデー
タをパソコンに送って処理し、そのパソコンの拡張ボー
ドに接続された電話機で会話をすることも行われてい
た。
【0010】しかしながら、イーサネットは、伝送路を
流れるパケットが衝突すると、そのパケットを破棄して
再度送信し直す形式であるため、音声のようにリアルタ
イムであり、かつ情報の順番が決まっている場合には、
一部の音声パケットが破棄されることで、音声が劣化し
たり、途切れたりしてしまうという問題があった。この
ため、従来のイーサネットを利用した電話機は、音声パ
ケットの衝突が生じにくいように2〜3回線に制限され
ており、4回線以上の回線を必要とする場合には利用で
きないという問題があった。
【0011】本発明の第1の目的は、音声パケットの衝
突を防止できるネットワーク装置を提供することにあ
る。また、本発明の第2の目的は、音量の低下や音質の
劣化を防止できるとともに、回線数も多くでき、かつ電
話制御を自由に行うことができ、様々な電話サービスを
提供できるパソコン電話交換機を提供することにある。
【0012】また、本発明の第3の目的は、前記パソコ
ン電話交換機に接続でき、かつパソコンのデータ通信用
のケーブルと内線電話用の配線とを統一できるネットワ
ーク電話機を提供することにある。さらに、本発明の第
4の目的は、前記パソコン電話交換器およびネットワー
ク電話機を用い、音量の低下や音質の劣化を防止できる
とともに、電話制御を自由に行うことができ、様々な電
話サービスを提供できる構内電話網システムを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワーク装
置は、通信網に対する複数の入出力インターフェースを
備える通信装置に接続されかつ構内に設けられたイーサ
ネット側に対する複数の入出力ポートを備えるととも
に、前記通信網から前記通信装置に入力されたデータ
や、イーサネット側から通信網に出力されるデータを各
データ毎に異なる入出力ポートに振り分ける機能を有す
ることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明のパソコン電話交換機は、通
信網に対する複数の入出力インターフェースを備える通
信装置と、この通信装置に接続されかつ構内に設けられ
たイーサネット側に対する複数の入出力ポートを備える
とともに、前記通信網から前記通信装置に入力されたデ
ータや、イーサネット側から通信網に出力されるデータ
を各データ毎に異なる入出力ポートに振り分ける機能を
有するネットワーク装置と、を備えることを特徴とする
ものである。
【0015】このような本発明においては、通信網、例
えばアナログおよびデジタルの公衆回線網やデジタル専
用線、ATM網等の各種通信網から入力された音声デー
タは、ネットワーク装置に送られる。ネットワーク装置
では、入力されたデータを各入出力インターフェースの
データ毎に独立した入出力ポートに振り分け、イーサネ
ット側に出力する。このため、音声データ(デジタルデ
ータ)を音声情報(アナログデータ)に変換可能なネッ
トワーク電話機を、各入出力ポートに直接あるいはスイ
ッチングハブを介して接続すれば、音声データを各電話
機に伝送する経路が個別に確保され、音声データ(音声
パケット)が他の音声データに衝突して破棄されること
を防止できる。このため、音声の劣化や音量の低下を防
止でき、電話として十分に利用できる。
【0016】さらに、音声情報をデジタルデータのまま
でイーサネットに出力できるので、パソコン電話交換機
においてはアナログ内線出力用の装置(内線転送ボー
ド)を設ける必要が無く、変換時の音声劣化や音量低下
を防止でき、電話として十分に実用となる。
【0017】また、電話交換機から電話機までは、デジ
タルデータをやり取りすることになるため、そのデータ
を利用して様々なサービスを提供することができ、ま
た、これらのサービスは、汎用の各種機能を有する拡張
ボードを利用したり、ソフトウェアを利用することで実
現でき、専用のPBXに比べて安価でかつ高機能な構内
電話網システムを構築できる。
【0018】さらに、内線回線をイーサネットを用いて
構築できるため、従来のように、多くの企業で導入され
ているパソコン用のLAN(イーサネット)と、内線回
線とで別々の配線を行う必要が無く、イーサネットのみ
を設けることで内線回線も構築でき、配線の種類や数を
少なくできる。
【0019】本発明のネットワーク電話機は、イーサネ
ットケーブルが接続されるポートを複数備えてハブ機能
を有するとともに、前記イーサネットケーブルを介して
入力されるデジタルデータを音声情報(アナログデー
タ)に変換し、かつ音声情報をデジタルデータに変換し
てイーサネットケーブルに出力する音声データ変換機能
を有することを特徴とするものである。
【0020】このようなネットワーク電話機では、イー
サネットを介して送られたデジタル音声データをスピー
カーから出力可能な音声情報に変換でき、また、電話機
で話された音声情報をデジタルデータに変換してイーサ
ネットに出力することができる。このため、パソコン電
話交換機から利用者に最も近い電話機までは音声をデジ
タルデータのまま扱えるため、伝送路における情報の劣
化等を無くすことができる。さらに、ネットワーク用の
ポートを複数備えたハブ機能を有するため、ネットワー
ク電話機にパソコンを接続することができ、CTIを容
易に実現することができる。
【0021】本発明の構内電話網システムは、前記パソ
コン電話交換機と、前記ネットワーク装置の各入出力ポ
ートに接続されたイーサネットケーブルが接続されたス
イッチングハブと、このスイッチングハブにイーサネッ
トケーブルを介して接続される前記ネットワーク電話機
とを備えることを特徴とするものである。
【0022】この際、前記スイッチングハブは、接続さ
れたイーサネットケーブルに電力を供給する電力供給手
段を備えることが好ましい。
【0023】構内電話交換機のネットワーク装置をスイ
ッチングハブを介して接続すれば、前記パソコン電話交
換機のネットワーク装置側で、イーサネットに接続され
た各機器のアドレスを管理する必要が無く、ネットワー
ク装置の構成を簡略化できる。また、スイッチングハブ
が電力供給手段を備えていれば、ネットワーク電話機に
イーサネットケーブルを介して電力を供給することがで
き、各電話機用に電源を確保する必要が無くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態の構内電
話網システム1が示されている。構内電話網システム1
は、パソコン10と、このパソコン10の拡張スロット
に取り付けられる通信装置であるマルチ通信ボード11
と、このマルチ通信ボード11に専用のボード間通信機
能により接続されるネットワーク装置である音声チャン
ネルイーサネットカード12とを有するパソコン電話交
換機2を備えている。
【0025】パソコン電話交換機2の音声チャンネルイ
ーサネットカード12には、イーサネットケーブル3を
介してスイッチングハブ4が接続されている。また、ス
イッチングハブ4には、イーサネットケーブル3を介し
てイーサネット電話機(ネットワーク電話機)5や、ク
ライアントのパソコン6が接続されている。
【0026】マルチ通信ボード11は、ボード上にDS
P(デジタル信号処理専用のマイクロプロセッサ)、C
PU、RAM、FlashROM、モデムICなどを搭
載して構成されるものであり、FlashROMの書き
換えにより、ISDNを用いたデジタル公衆回線網(I
NS64〜INS1500)21、デジタル専用線22
へのルータ接続(64Kbps〜1.5Mbps)、A
TM(非同期転送モード)網23、アナログ公衆回線網
24への接続が可能に構成されている。
【0027】なお、マルチ通信ボード11は、各回線2
1〜24との入出力インターフェースを複数備えてい
る。例えば、INS1500では、1回線で24本の伝
送系を備えており、INS1500接続用のマルチ通信
ボード11は、これらの24本の伝送系に対応して24
本の入出力インターフェースを備えている。
【0028】また、このマルチ通信ボード11には、音
声・FAX・データ等の処理ボードのインターフェース
として広く用いられているSCSA(シグナル・コンピ
ューティング・システム・アーキテクチャ)およびMV
IP(マルチ・ベンダ・インテグレーション・プロトコ
ル)と互換性を有するバスを備えており、パソコン10
のCPUを介さずに他の処理ボードとの間でデータ通信
を高速に行うことができるようにされている。
【0029】このため、前記デジタル公衆回線網21、
デジタル専用線22、ATM網23、アナログ公衆回線
網24用に設定された各マルチ通信ボード11をボード
間通信で接続することにより、1つのパソコン10上で
各回線との接続を同時に可能にすることができる。
【0030】なお、このアナログ回線24用の通信ボー
ド11には、アナログ音声データおよびデジタルデータ
間で変換処理を行う処理ボードを前記ボード間通信で接
続しておくことが好ましい。また、FAX処理、音声認
識処理、テレビ会議処理等の各処理機能を実現する場合
には、各処理機能を有する処理ボードを設けておけばよ
い。
【0031】音声チャンネルイーサネットカード12
は、前記ボード間通信でマルチ通信ボード11や処理ボ
ードに接続されており、これらの各ボードから受け取っ
た音声等のデジタルデータをイーサネット出力する複数
のポートを備えている。例えば、本実施形態では、IN
S1500用のマルチ通信ボード11を用いているた
め、25個のポートを備えたイーサネットカード12が
用いられている。但し、これらの25個のポートのう
ち、音声デジタルデータ用のポートは24個であり、残
りの1個のポートは、パソコン10のデータ用に用いら
れている。
【0032】スイッチングハブ4は、前記イーサネット
カード12の各ポートがイーサネットケーブル3を介し
て接続されているとともに、構内に設けられたイーサネ
ット電話機5や、クライアント用のパソコン6が接続さ
れている。そして、スイッチングハブ4は、前記イーサ
ネットカード12の各ポートや、イーサネット電話機
5、パソコン6に付与されるMACアドレスを記憶し、
スイッチングハブ4に送信されたパケット(イーサネッ
トフレーム)に含まれている宛先MACアドレスを参照
し、そのMACアドレスが接続されているポートに前記
パケットを送信して、パケットの衝突(コリジョン)の
発生を防止している。
【0033】なお、接続される機器が多くなった場合に
は、複数のイーサネットカード12をボード間通信で接
続し、それぞれのイーサネットカード12にスイッチン
グハブ4を接続すればよい。また、データ送信用のため
に、複数のスイッチングハブ4同士をカスケード接続し
ておけばよい。この場合、各スイッチングハブ4に接続
された電話機5同士で内線電話を掛ける場合でも、各ス
イッチングハブ4同士をカスケード接続する線路での接
続ではなく、スイッチングハブ4−イーサネットカード
12−イーサネットカード12−スイッチングハブ4の
ようにイーサネットカード12間のボード間通信によっ
て通路を確保するため、音声パケットの衝突は発生しな
い。
【0034】一方で、パソコン6同士のデータ送信等の
衝突を起こしてもよいデータを送信する場合には、各ス
イッチングハブ4間のカスケード接続される経路を介し
て直接データをやり取りすることもできる。なお、複数
のイーサネットカード12を用意した際に、1台のパソ
コン10ではイーサネットカード12を挿入するスロッ
トが足りない場合には、複数のパソコン10を用意し、
これらのパソコン10間を専用の通信装置によってつな
ぐことで、各イーサネットカード12同士のボード間通
信を異なるパソコン10間でも実現すればよい。
【0035】また、スイッチングハブ4は、イーサネッ
トケーブル3を介してイーサネット電話機5等に電源を
供給できるように構成されている。すなわち、イーサネ
ットケーブル3は4線あり、このうちの2線を利用して
データの送受信を行っており、残りの2線は利用されて
いない。このため、この2線を利用してイーサネットケ
ーブル3に接続される機器に電源を供給しながら、デー
タ通信も行えるように構成されている。なお、スイッチ
ングハブ4には、現在、10Mbpsと100Mbps
の各通信速度に対応したものがあるが、本実施形態では
100Mbps用のものが用いられている。さらに、ギ
ガビット用等の高速のスイッチングハブを用いても良
く、スイッチングハブ4の種類は実施にあたって適宜選
択すればよい。
【0036】イーサネット電話機5は、スイッチングハ
ブ4からのイーサネットケーブル3が接続されるポート
のほかに、他のパソコン6が接続されるポートを備えて
おり、イーサネットカード機能とハブ機能とを備えてい
る。すなわち、イーサネット電話機5は、DSP、MP
U(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、RAM、
ROM等が内蔵され、独立したMACアドレスを備えて
いる。これにより、イーサネット電話機5は直接スイッ
チングハブ4に接続でき、このスイッチングハブ4を介
してパソコン電話交換機2との間でデータを送受信する
ことで、公衆回線側から電話がかかってきた際に、各イ
ーサネット電話機5を鳴らしたり、各イーサネット電話
機5から外線に電話を掛けることができるようになって
いる。
【0037】また、イーサネット電話機5は、前記イー
サネットケーブル3を介して入力されるデジタルデータ
を音声情報(アナログデータ)に変換し、かつ音声情報
をデジタルデータに変換してイーサネットケーブル3に
出力する音声データ変換機能を有する。この音声データ
の変換(デコード、エンコード)方式は、複数の方式に
対応できるように設定されている。また、圧縮率も数種
類に対応し、通常の公衆回線網と、インターネット網、
ATM網からのデータの圧縮率が違っていても対応でき
るようにされている。
【0038】さらに、イーサネット電話機5には、一般
の電話と同様な、0〜9,*,#のボタンに加えて、そ
の他のボタンも設けられており、ソフトウェアの設定に
よって、各ボタンに内線の短縮呼び出しや、様々な機能
を自由に割り付けることができるように構成されてい
る。また、イーサネット電話機5への電源供給は、スイ
ッチングハブ4からイーサネットケーブル3を介しての
供給と、ACアダプターによる供給の2系統設けられて
いる。ACアダプターを用いた場合には、スイッチング
ハブ4は電源供給機能を備えていないものを利用でき
る。
【0039】このような本実施形態では、各回線網21
〜24から電話が掛けられると、その音声情報はマルチ
通信ボード11の各入出力ポートに入力される。なお、
回線網21〜23はいずれもデジタル回線のため、入力
される音声情報もデジタルな音声データであるが、アナ
ログ回線24はアナログ音声データのため、マルチ通信
ボード11に接続された処理ボードでデジタルデータに
変換される。マルチ通信ボード11に入力された音声デ
ータは、ボード間通信により前記イーサネットカード1
2に送られる。
【0040】イーサネットカード12では、音声データ
を分析し、適切なイーサネット電話機5のMACアドレ
スを付けて、そのデータをスイッチングハブ4に送信す
る。例えば、各電話機5に個別の電話番号を付与できる
ダイヤルイン・サービス等を導入している場合には、そ
の番号情報を参照して特定のイーサネット電話機5のM
ACアドレスを付けて音声データをスイッチングハブ4
に送信する。また、代表番号宛に掛かってきた場合に
は、各電話機5に着信信号を送出し、それに応対した電
話機5のMACアドレスを付けて音声データをスイッチ
ングハブ4に送信する。
【0041】スイッチングハブ4は、送信されたデータ
のMACアドレスに基づき、そのアドレスが設定されて
いるポートに前記音声データのパケットを送信する。こ
れにより、公衆回線網21〜24からの各電話に対して
個別のチャンネルが確保されて各電話機5に接続される
ため、音声データが欠落したり、遅れたりすることがな
くなり、各電話機5によって音声通話をすることができ
る。
【0042】また、これらのイーサネットケーブル3、
スイッチングハブ4を介したデータ通信は、音声データ
とは別に帯域予約をしているため、イーサネット電話機
5で音声会話をしている最中でも、その電話機5に接続
されたパソコン6のデータ通信を並行して行うことがで
きる。
【0043】一方、イーサネット電話機5側から外線を
掛ける場合には、発信ボタン等を押すことによってイー
サネットカード12のポートのうちの利用されていない
ポートと、前記電話機5とのチャンネルがスイッチング
ハブ4により確保されて、外部との音声会話を行うこと
ができる。また、各電話機5間で内線電話を掛ける場合
には、スイッチングハブ4およびイーサネットカード1
2を介して各電話機5間でチャンネルを確保し、音声会
話を行う。なお、それらの電話機5が同じスイッチング
ハブ4に接続されている場合には、スイッチングハブ4
によって各電話機5間のチャンネルを確保して会話して
もよい。
【0044】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、パソコン電話交換機2におい
て、イーサネットカード12に、公衆回線21,24や
専用線22、ATM網23等の各種通信網からマルチ通
信ボード11に入力される回線数に応じた入出力ポート
を設け、各回線からのデータを別々のポートから出力す
ることができるので、イーサネットカード12にスイッ
チングハブ4等を介して各イーサネット電話機5を接続
することで、各入力回線毎に独立したチャンネルを確保
することができる。これにより、従来の1本のLANに
音声パケットを流す場合に比べて、各音声データ同士が
衝突することを無くすことができ、データの衝突によっ
て音声情報が欠落したり、遅延することを無くすことが
でき、専用のPBXを用いた場合と同様の会話品質を確
保できて音声会話を十分に実用化することができる。
【0045】また、パソコン電話交換機2からの構内出
力を、イーサネットを用いた音声パケットのデジタルデ
ータで行っているので、従来のアナログ内線回線のよう
にアナログ変換をしてから出力する必要が無く、アナロ
グ変換用の装置を不要にできてコストを低減できかつデ
ジタルデータで扱えるため、制御も容易にできる。さら
に、複雑な変換処理を無くすことができて音声情報の劣
化も防止できる。
【0046】さらに、イーサネットカード12やスイッ
チングハブ4を増設することで、パソコン電話交換機2
に接続できる電話機5を容易に増加することができ、複
数の回線を必要とする企業などでも容易に利用できる。
【0047】さらに、汎用のパソコン電話交換機2を用
いており、各種の処理ボードも汎用のものを用いること
ができるので、システムインテグレータやエンドユーザ
ーが自由に電話を制御することができ、様々なサービス
を安価に実現することができる。
【0048】また、イーサネットを介して電話5の音声
データを送っているので、パソコン6のデータ用のLA
Nと同じイーサネットケーブル3を用いて構内の電話網
を形成することができる。このため、従来のように、電
話用の配線とLAN用のイーサネットケーブル3との2
種類の配線を構内に引き回す必要がなく、配線を統一す
ることができ、配線作業を軽減できかつ配線コストを低
減できる。
【0049】さらに、イーサネット電話機5は、ネット
ワーク用の複数のポートを備えてハブ機能を有するた
め、イーサネット電話機5にパソコン6を接続すること
ができ、CTI等のパソコン6と電話とを組み合わせた
サービス等を容易に実現することができる。
【0050】スイッチングハブ4に電源供給機能を設け
たので、イーサネット電話機5への電源供給をスイッチ
ングハブ4から行うことができ、電話機5用の電源を別
途用意する必要が無く、電話機5の扱いを容易にするこ
とができる。
【0051】さらに、マルチ通信ボード11、イーサネ
ットカード12間は、ボード間通信によってデータを送
受信しているので、CPUを経由しない高速な通信を実
現でき、速度が高くかつマルチ通信ボード11に大量の
回線を接続した場合でも十分に処理することができる。
【0052】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変
形等は本発明に含まれるものである。
【0053】すなわち、前記実施形態では、マルチ通信
ボード11にはデジタルの回線網21〜23と、アナロ
グ公衆回線網24が接続されていたが、デジタル回線網
21〜23のみを接続しても良いし、アナログ公衆回線
網24のみを接続しても良い。なお、アナログ公衆回線
網24を接続する場合には、マルチ通信ボード11に入
出力される音声情報がアナログデータであるため、アナ
ログデータとデジタルデータとを変換する処理ボードを
マルチ通信ボード11にボード間通信を用いて接続する
などすればよい。
【0054】さらに、パソコン電話交換機2から各電話
機5までをデジタルデータで扱えるため、電話回線を利
用した様々なサービスを付加してもよい。例えば、図2
に示すように、構内電話網システム1に、各種のデータ
ベースが記憶されたデータベースサーバー31を設けた
り、インターネットにおけるホームページの情報や、各
種のメールデータが蓄積されるWEB・メールサーバー
32を設けたり、ファイルサーバー33を設けておき、
さらにダイヤルインサービスなどを利用することで、各
種通信網21〜24に対して、音声通話を行うPBX機
能のほかに、ボイスメール機能(音声によるメッセージ
をデータ化してファイルに保存し、データ呼び出しを指
示された電話36や予め指定された電話36に音声情報
として出力する)、音声応答機能、ポケットベル34の
呼び出し機能、FAX機能(受信したFAXのデータを
ファイルとして保管したり、予め保管されているデータ
を外部のFAX35に出力する)、ダイヤルアップ機能
(外部のパソコン37から各種サーバー31,32,3
3に接続する)等の多彩なサービスを、各機能に個別に
電話番号を割り当てることなどによって自動識別して提
供することができる。なお、構内に設けられた各パソコ
ン6からもダイヤルアップやFAX送受信サービスを受
けることができる。
【0055】さらに、パソコン電話交換機2にインター
ネット網への接続機能を追加することで、図3に示すよ
うに、各パソコン6からインターネット網を通じて他の
構内電話網システム1へのデータ通信、FAX、音声の
データ通信が行えるとともに、各電話機5からインター
ネット網を通じた音声会話も可能になる。その上、パソ
コン電話交換機2を各種通信網21〜24に接続してお
くことで、外部のパソコン37からパソコン電話交換機
2を介してインターネット網にダイヤルアップすること
ができたり、一般の電話機36からインターネット電話
を利用することもできる。
【0056】また、図4に示すように、パソコン電話交
換機2をATM網23に接続することで、ATM網23
を通じた音声会話、データ通信、FAX・音声・画像の
データ通信を実現することができる。
【0057】さらに、前記実施形態では、電源供給機能
を有するスイッチングハブ4を用いていたが、各電話機
5にACアダプタから電源を供給する場合には、電源供
給機能を有さないスイッチングハブを用いても良い。ま
た、パソコン電話交換機2に接続される電話機5の数が
少なく、かつイーサネットカード12にスイッチ機能を
設けた場合には、スイッチングハブ4を用いずに各電話
機5をイーサネットカード12にイーサネットケーブル
3を介して直接接続してもよい。
【0058】また、前記イーサネット電話機5は、パソ
コン6を接続可能なポートを備えていたが、電話用の1
つのポートのみを備えた電話機5を利用してもよい。さ
らに、パソコン電話交換機2に接続される電話機として
は、イーサネットケーブル3にイーサネットカード(L
ANカード)を介して接続されるパソコンの拡張ボード
に接続されたものでもよい。この場合でも、イーサネッ
トにおける音声データのチャンネルが個別に確保される
ため、品質の高い音声会話を行うことができる。但し、
前記実施形態のように、イーサネット電話機5を用いれ
ば、パソコンが無くても電話を利用でき、設置の汎用性
を高くできるという利点がある。
【0059】
【発明の効果】前述のように本発明のパソコン電話交換
機によれば、音量の低下や音質の劣化を防止できるとと
もに、電話制御を自由に行うことができ、様々な電話サ
ービスを自由にかつ安価に提供できる。
【0060】また、本発明のネットワーク装置によれ
ば、音声パケットの衝突を確実に防止できる。さらに、
本発明のネットワーク電話機によれば、前記パソコン電
話交換機に接続でき、かつパソコンのデータ通信用のケ
ーブルと内線電話用の配線とを統一できる。その上、本
発明の構内電話網システムによれば、前記パソコン電話
交換器およびネットワーク電話機を用いることで、十分
な品質の会話音声を実現でき、かつ電話制御を自由に行
うことができ、様々な電話サービスを自由にかつ安価に
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る構内電話網システム
の構成を示す図である。
【図2】本発明の変形例に係る構内電話網システムの構
成を示す図である。
【図3】本発明の他の変形例に係る構内電話網システム
の構成を示す図である。
【図4】本発明の他の変形例に係る構内電話網システム
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 構内電話網システム 2 パソコン電話交換機 3 イーサネットケーブル 4 スイッチングハブ 5 イーサネット電話機 6 パソコン 10 パソコン 11 マルチ通信ボード 12 音声チャンネルイーサネットカード 21 デジタル公衆回線網 22 デジタル専用線 23 ATM網 24 アナログ公衆回線網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に対する複数の入出力インターフ
    ェースを備える通信装置に接続されかつ構内に設けられ
    たイーサネット側に対する複数の入出力ポートを備える
    とともに、前記通信網から前記通信装置に入力されたデ
    ータや、イーサネット側から通信網に出力されるデータ
    を各データ毎に異なる入出力ポートに振り分ける機能を
    有することを特徴とするネットワーク装置。
  2. 【請求項2】 通信網に対する複数の入出力インターフ
    ェースを備える通信装置と、この通信装置に接続されか
    つ構内に設けられたイーサネット側に対する複数の入出
    力ポートを備えるとともに、前記通信網から前記通信装
    置に入力されたデータや、イーサネット側から通信網に
    出力されるデータを各データ毎に異なる入出力ポートに
    振り分ける機能を有するネットワーク装置と、を備える
    ことを特徴とするパソコン電話交換機。
  3. 【請求項3】 イーサネットケーブルが接続されるポー
    トを複数備えてハブ機能を有するとともに、前記イーサ
    ネットケーブルを介して入力されるデジタルデータを音
    声情報に変換し、かつ音声情報をデジタルデータに変換
    してイーサネットケーブルに出力する音声データ変換機
    能を有することを特徴とするネットワーク電話機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のパソコン電話交換機
    と、前記ネットワーク装置の各入出力ポートに接続され
    たイーサネットケーブルが接続されたスイッチングハブ
    と、このスイッチングハブにイーサネットケーブルを介
    して接続される請求項3に記載のネットワーク電話機と
    を備えることを特徴とする構内電話網システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の構内電話網システムに
    おいて、前記スイッチングハブは、接続されたイーサネ
    ットケーブルに電力を供給する電力供給手段を備えるこ
    とを特徴とする構内電話網システム。
JP23586497A 1997-09-01 1997-09-01 ネットワーク装置、パソコン電話交換機、ネットワーク電話機および構内電話網システム Pending JPH1175228A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20020618