JPH117637A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH117637A
JPH117637A JP9171214A JP17121497A JPH117637A JP H117637 A JPH117637 A JP H117637A JP 9171214 A JP9171214 A JP 9171214A JP 17121497 A JP17121497 A JP 17121497A JP H117637 A JPH117637 A JP H117637A
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dropout
capacitor
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Katsuya Miyanishi
克也 宮西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクからの反射光量が増大するドロップ
アウトが発生した時に、ドロップアウト検出信号が長時
間に亘り誤検出するのを防止すること。 【解決手段】光ディスクからの反射光量に対応した全反
射光量信号のピーク値を保持する第1のコンデンサ7の
充電電圧が第1の基準電圧11を超えたときに第1のス
イッチ手段10をオフにして、所定の時定数を有する第
1のコンデンサと直列に第1の抵抗9を挿入し、第1の
コンデンサの充電時間を遅らせるよう時定数を変更する
ことにより、反射光量が増大するドロップアウトが発生
した場合もしくは装置の起動時及び設定切換の過渡状態
において反射光量が一時的に増大した場合にも、ドロッ
プアウト検出信号の長時間に亘る誤検出を防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生情報のドロッ
プアウトを検出するドロップアウト検出手段を有する光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスク(以下、CD
と略記する)やミニディスク(以下、MDと略記する)
のようにディスク形状の光記録媒体に情報の記録および
/もしくはそのような光記録媒体に記録された情報の再
生を行う光ディスク装置が広く普及しつつある。光ディ
スク装置では、一般に、ディスク表面にゴミや汚れなど
の異物が付着することによる再生情報の欠落またはドロ
ップアウト(以下、単にドロップアウトという)とか、
ディスクの製造工程やディスクの使用中に生ずる傷等に
よるドロップアウト等が発生する場合がある。ドロップ
アウトが発生すると、光ピックアップのトラッキング制
御やフォーカス制御が外れる恐れがあるため、ドロップ
アウトに対する対策が必要となる。
【0003】CDには再生専用の光ディスクシステムが
あり、再生専用の光ディスクシステムにおいては、常に
情報信号が記録されていることが保証されているので、
再生された情報信号の欠落に基づき、再生情報のドロッ
プアウトを検出する方法を採るのが一般的である。(特
開平1―92972号公報を参照)。
【0004】しかし、例えば、MDのように記録および
再生が可能なディスク装置においては、記録可能領域に
対し未だ記録されていない状態の領域もあり得るため、
このような場合には、再生情報信号の欠落を監視する方
法ではドロップアウトを検出することができない。その
ため、記録可能領域を含むディスク装置においては、光
ディスクからの全反射光量の低下を監視する方法により
ドロップアウトの検出を行うようにしている。
【0005】以下、図6及び図7を参照して、上記従来
のドロップアウトを検出するドロップアウト検出手段を
有する光ディスク装置の一例について説明する。図6は
従来の光ディスク装置の一例の構成を示すブロック図、
図7は図6に示す光ディスク装置のドロップアウト検出
手段の各部の動作による電圧の値(波形)を示すタイミ
ング図である。図6において、39は光ディスクによる
全反射光量に比例した直流電圧信号である全反射光量信
号を検出する全反射光量検出手段であり、光ディスクに
よる全反射光量が増大したときにこの全反射光量信号の
電圧は上昇する。40はドロップアウト検出信号qを生
成するドロップアウト検出手段である。
【0006】また、41はダイオード44と、コンデン
サ45と、コンデンサ45の充電電圧を放電させる電流
源46と、アンプ47と、分圧手段48とにより構成さ
れ、入力した全反射光量信号のピーク電圧値を検波しそ
れを大きな時定数で保持する低周波成分検出手段であ
る。ここで、ダイオード44及びコンデンサ45は全反
射光量信号のピーク電圧値を保持するよう作用する。
尚、ダイオード44の順方向電圧による電圧ロスは全反
射光量検出手段39内部において電気的に補償が行われ
る。
【0007】また、46はコンデンサ45の電荷を徐々
に放電させてコンデンサ45の充電電圧の電圧値nを徐
々に低下させる電流源、48は抵抗48aと抵抗48b
とで構成され、アンプ47を通してコンデンサ45の充
電電圧の電圧値nを抵抗48a及び抵抗48bによる所
定の分圧比で分圧してその出力信号の電圧値pを比較器
43の+側入力に入力する分圧手段、42はダイオード
49と電流源50とアンプ51とにより構成され、全反
射光量信号をバッファしてその出力信号の電圧値qを比
較器43の−側入力に入力するバッファである。尚、バ
ッファ42の構成要素であるダイオード49と電流源5
0とアンプ51とは、それぞれ、ダイオード44と電流
源46とアンプ47と電気的な特性バランスを保つため
に設けられる。
【0008】尚、ダイオード44の場合と同様に、ダイ
オード49の順方向電圧による電圧ロスは全反射光量検
出手段39の内部で電気的に補償が行われる。また、4
3は+側入力電圧と−側入力電圧との比較を行い、+側
入力電圧、すなわち分圧手段48の出力信号の電圧値p
が、−側入力電圧すなわちバッファ42の出力信号の電
圧値mよりも高い場合に、Hレベルのドロップアウト検
出信号qを出力し、+側入力電圧が−側入力電圧より低
い場合はLレベルのドロップアウト検出信号qを出力す
る比較器である。
【0009】また、52は光ピックアップのフォーカス
制御またはトラッキング制御を行う制御手段であり、ド
ロップアウト検出手段40がドロップアウト検出信号q
をHレベルとして出力している間は、制御手段52はフ
ォーカス制御またはトラッキング制御に対し制御のホー
ルド(現在状態の維持)を行うなどの保護処理動作を実
行し、ドロップアウト発生によるサーボ外れを防止す
る。通常、光ディスク表面のゴミなどに起因するドロッ
プアウトの発生は、例えば約1ms程度と短時間である
ため、サーボ制御のホールドを行うなど、保護処理動作
を行ってもサーボ系に破綻をきたすようなことはない。
【0010】以下、図6及び図7を参照して、上記従来
のドロップアウト検出手段を有する光ディスク装置の動
作について説明する。図7において、横軸は時間、縦軸
は電圧値である。電圧値(波形)として、mはバッファ
42の出力信号の電圧値、nはコンデンサコンデンサ4
5の充電電圧の電圧値、pは分圧手段48の出力信号の
電圧値であり、これらの各符号は、図6に示すものと同
一の符号で示す部分の動作を表すものであり、0Vを基
準に重ね合わせて表示している。また、矩形波信号qは
比較器43の出力であるドロップアウト検出信号を示す
H及びLレベルからなるディジタル信号である。
【0011】まず、図7において、区間t15に見られ
るように、ドロップアウトが発生しない場合の動作を説
明する。すなわち、このときは、全反射光量信号の電圧
はほとんど変動しないため、分圧手段48の出力信号の
電圧値pは、バッファ42の出力信号の電圧値mより低
い。従って、比較器43は、ドロップアウト検出信号q
をLレベルとして出力する。それは、ドロップアウト発
生なしを示す。従って、制御手段52はフォーカス制御
またはトラッキング制御に対して通常の動作を行う。
【0012】次に、図7において、区間t16に示すよ
うに、光ディスク表面のゴミや汚れなど、異物の付着に
起因するドロップアウトの発生によって、全反射光量信
号が一時的に急激に低下した場合について説明する。全
反射光量信号が一時的に低下すると、バッファ42の出
力信号の電圧値mは全反射光量信号の電圧低下に従って
急激に低下する。
【0013】一方、分圧手段48の出力信号の電圧値p
はコンデンサ45により保持されているため、区間t1
6においても、区間t15における電圧値からほとんど
変化せず、コンデンサ45と電流源46とにより決定さ
れる時定数に従って徐々に電圧が低下するのみである。
したがって、分圧手段48の出力信号の電圧値pは、ゴ
ミや汚れなどの異物付着に起因するドロップアウトが発
生した区間t16では、バッファ42の出力信号の電圧
値mより高くなる。従って、比較器43はドロップアウ
ト検出信号qとしてドロップアウトの発生を示すHレベ
ルを出力する。そのため、制御手段52はフォーカス制
御またはトラッキング制御に対し、サーボ制御のホール
ドなど保護処理動作を行ってサーボ外れを防止する。
【0014】次に、区間t17に示すように、ドロップ
アウト通過後の各部の動作によるそれぞれの信号の電圧
値を説明する。バッファ42の出力信号の電圧値mは全
反射光量信号の電圧回復に従って、区間t15における
ときと同じ電圧に戻るため、比較器43の出力信号であ
るドロップアウト検出信号qはドロップアウト発生なし
を示すLレベルとなる。従って、制御手段52はフォー
カス制御またはトラッキング制御に対し、再び通常の動
作を実行する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなドロップ
アウト検出手段を有する従来の光ディスク装置において
は、サーボ動作の安定性向上を図るため、本来、ドロッ
プアウト検出信号の信頼性が要求される。
【0016】ところで、MD等の光磁気ディスク(以
下、光ディスクで総称する)では、光磁気材料の記録層
の裏側にアルミニウムなどの好光反射率材料からなる反
射層が設けられる。アルミニウムなどからなる反射層の
光の反射率は、光磁気記録を行うための誘電体や磁器材
料等の記録層の光の反射率より大きい。光ディスクの製
造上の欠陥などにより記録層にピンホールが生じアルミ
の反射層が露出すると、一時的に光ディスクからの反射
光量信号が増大する。この現象は上記で説明した光ディ
スク表面のゴミや汚れなどの異物付着に起因するドロッ
プアウト発生時とは異なる。このような、一時的に反射
光量信号が増大する現象は、光ディスク装置の記録再生
動作切換時の過渡期などにおける装置の起動時及び設定
切換時にも発生することがある。
【0017】しかしながら、上記従来のドロップアウト
検出手段を有する光ディスク装置においては、記録層の
ピンホール等光ディスクの傷により反射光量が増大する
ドロップアウトが発生した場合とか、または装置の起動
時及び設定切換の過渡状態において反射光量が一時的に
増大した場合等においては、長時間に亘りドロップアウ
トを誤検出してしまう場合があるという問題があった。
【0018】以下、図6及び図7を参照して、上記従来
のドロップアウト検出手段を有する光ディスク装置にお
ける誤検出について説明する。例えば、図7の区間t1
8における各信号の電圧値は、区間t17に比べ、光デ
ィスクの傷等により反射光量が急激に増大した場合の各
部の動作により変化したそれぞれの信号の電圧値を示
す。バッファ42の出力信号の電圧値mは反射光量の増
大に伴って急激に高くなりピークに達する。分圧手段4
8の出力信号の電圧値pもまた、コンデンサ45が保持
する全反射光量信号のピーク電圧値が急激に高くなるた
め、それに従って急激に高くなる。
【0019】区間t19は、区間t18における光ディ
スクの傷等により、反射光量が急激に増大した状態から
反射光量が元の正常値に戻った場合の各部の動作により
変化した信号の電圧値を示す。区間t19において、バ
ッファ42の出力信号の電圧値mは元の正常値に戻る
が、一旦コンデンサ45に充電された電圧は、コンデン
サ45と電流源46とによって決まる大きな時定数に従
い、徐々にしか低下しないため、分圧手段48の出力信
号の電圧値pが元の値まで降下するには長い時間を必要
とする。従って、比較器43はドロップアウト検出信号
qをドロップアウトの発生を示すHレベルとして長時間
出力したままとなる。この間、制御手段52はフォーカ
ス制御またはトラッキング制御に対しサーボ制御のホー
ルドなど保護処理動作を長時間行うこととなるため、そ
の結果、サーボが追従できなくなり、サーボ外れが発生
するという問題があった。
【0020】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、反射光量が一時的に増大する場合
に、ドロップアウト検出信号の長時間に亘る誤検出を防
止する光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置は、光ディスクからの反射光量に対応した全反射光
量信号のピーク値もしくは光ディスクに記録された情報
を再生した再生信号の波高値のエンベロープ波形のピー
ク値が基準電圧を超えたことを検知して、所定の時定数
を有し全反射光量信号のピーク値もしくは再生信号の波
高値のエンベロープ波形のピーク値を保持するようにし
たコンデンサに直列抵抗を接続して、その充電時間を遅
らせるよう時定数を変更し、前記ピーク値の基準電圧を
超える上昇を抑えるようにしたものである。
【0022】ドロップアウトが発生して反射光量が増大
した場合、または装置の起動時及び設定切換の過渡状態
において反射光量が一時的に増大した場合でも、ドロッ
プアウト終了後、前記ピーク値は速やかに下降して、ド
ロップアウト検出信号の長時間に亘る誤検出を防止する
ことができる光ディスク装置が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明に
おける光ディスク装置は、ディスク形状の光記録媒体か
らの全反射光量のピーク電圧値を検出する第1の波形ピ
ーク検出手段と、該第1の波形ピーク検出手段の出力電
圧を第1の時定数で保持する第1のコンデンサと、前記
第1のコンデンサの充電電圧を分圧して出力する第1の
分圧手段と、全反射光量信号が前記第1の分圧手段の出
力電圧を下回ったことを検出して全反射光量信号のドロ
ップアウトを示すドロップアウト検出信号を出力する第
2の比較器とを具備した、前記ドロップアウト検出信号
をサーボを制御する制御手段に出力する第1のドロップ
アウト検出手段を有し、光記録媒体に対する情報の記録
および/もしくは光記録媒体からの記録情報の再生を行
う光ディスク装置であって、前記第1のドロップアウト
検出手段は、更に前記第1のコンデンサに接続してその
充電時間を遅らせる第1の抵抗と、開放時に前記第1の
抵抗を前記第1のコンデンサに接続し閉路時に前記第1
の抵抗を短絡して無効にする第1のスイッチ手段と、前
記第1のコンデンサの充電電圧と第1の基準電圧とを比
較して該第1のコンデンサの充電電圧が第1の基準電圧
を超えたときは前記第1のスイッチ手段を開放しそれ以
外ときは該第1のスイッチ手段を閉じる第1の比較器と
を備え、前記第1のスイッチ手段が開放されたとき前記
第1の抵抗を前記第1のコンデンサに接続して第1の増
加時定数を形成し、前記第1のコンデンサの充電を遅ら
せるようにしたものであり、情報の記録および/もしく
は再生動作時にドロップアウトが発生して全反射光量が
増大し全反射光量信号の電圧が基準電圧を超えたときに
コンデンサの充電時間を遅らせてドロップアウト検出信
号の長時間に亘る誤検出を防止するという作用を有す
る。
【0024】本発明の請求項2に記載の発明における光
ディスク装置は、ディスク形状の光記録媒体から情報を
再生した再生信号のピーク電圧値を検出する第2の波形
ピーク検出手段と、該第2の波形ピーク検出手段から出
力した再生信号のピーク値を第2の時定数で保持する第
2のコンデンサと、前記第2のコンデンサの充電電圧を
分圧して出力する第2の分圧手段と、前記再生信号が前
記第2の分圧手段の出力電圧を下回ったことを検出して
再生信号のドロップアウトを示すドロップアウト検出信
号を出力する第4の比較器とを具備した、前記ドロップ
アウト検出信号をサーボを制御する制御手段に出力する
第2のドロップアウト検出手段を有し、光記録媒体に対
する情報の記録および/もしくは光記録媒体からの記録
情報の再生を行う光ディスク装置であって、前記第2の
ドロップアウト検出手段は、更に前記第2のコンデンサ
に接続してその充電時間を遅らせる第2の抵抗と、開放
時に前記第2の抵抗を前記第2のコンデンサに接続し閉
路時に前記第2の抵抗を短絡して無効にする第2のスイ
ッチ手段と、前記第2のコンデンサの充電電圧と第2の
基準電圧とを比較して該第2のコンデンサの充電電圧が
第2の基準電圧を超えたときは前記第2のスイッチ手段
を開放しそれ以外ときは該第2のスイッチ手段を閉じる
第3の比較器と、前記光記録媒体から情報を再生した再
生信号の波高値のエンベロープ波形のピーク電圧値を検
出する第3の波形ピーク検出手段と、該第3の波形ピー
ク検出手段から出力した再生信号を前記第2の時定数よ
り短い第3の時定数で保持する第3のコンデンサとを備
え、前記第2のスイッチ手段が開放されたとき前記第2
の抵抗を前記第2のコンデンサに接続して第2の増加時
定数を形成し、前記第2のコンデンサの充電を遅らせる
ようにしたものであり、情報の再生動作時にドロップア
ウトが発生して再生信号の電圧が基準電圧を超えたとき
にコンデンサの充電時間を遅らせてドロップアウト検出
信号の長時間に亘る誤検出を防止することができるとと
もに、ドロップアウト検出信号の生成のために全反射光
量信号よりドロップアウトによる信号レベル変化の感度
がも高い情報の再生信号を用いることにより、ドロップ
アウト検出信号の検出の応答をより早くするという作用
を有する。
【0025】本発明の請求項3に記載の発明における光
ディスク装置は、ディスク形状の光記録媒体に対する情
報の記録および/もしくは光記録媒体からの記録情報の
再生を行う光ディスク装置であって、光記録媒体上の記
録可能領域と再生専用領域とを判別して領域判定信号を
出力する領域判定手段と、前記領域判定信号により前記
記録可能領域においては請求項1に記載の第1のドロッ
プアウト検出手段を選択し、前記再生専用領域において
は請求項2に記載の第2のドロップアウト検出手段を選
択して、その何れかから得られたドロップアウト信号を
サーボを制御する制御手段に出力する選択手段とを具備
するようにしたものであり、ピットまたはグルーブ等の
記録可能領域と再生専用領域とを兼ね備えた光ディスク
の記録および/もしくは再生のときや、必要とするドロ
ップアウト検出信号の検出応答時間の差によってサーボ
動作の応答を選択的に切り替えることにより、ドロップ
アウトの検出精度を最適に向上するという作用を有す
る。
【0026】以下、添付図面、図1乃至図5に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における光ディスク装置の構成を示す
ブロック図、図2は図1に示す光ディスク装置の各部の
信号の電圧値によりドロップアウト検出の動作を示すタ
イミング図、図3は本発明の第2の実施の形態における
光ディスク装置の構成を示すブロック図、図4は図3に
示す光ディスク装置の各部の信号の電圧値によりドロッ
プアウト検出の動作を示すタイミング図、図5は本発明
の第3の実施の形態における光ディスク装置の構成を示
すブロック図である。
【0027】(第1の実施の形態)まず、図1を参照し
て、本発明の第1の実施の形態における光ディスク装置
の構成について説明する。本実施の形態における光ディ
スク装置の構成は、大きく分けて全反射光量検出手段1
と、第1の低周波成分検出手段3と、バッファ4と、第
2の比較器5と、制御手段18とに大別される。全反射
光量検出手段1は、光ディスク(光記録媒体)による全
反射光量に比例した直流電圧信号である全反射光量信号
を検出して、その出力信号を第1の低周波成分検出手段
3及びバッファ4の双方に出力する。この全反射光量信
号の電圧は光ディスクからの全反射光量が増大したとき
に上昇する。
【0028】第1の低周波成分検出手段3は、第1の波
形ピーク検出手段6と、第1のコンデンサ7と、第1の
放電手段(電流源)8と、第1の抵抗9と、第1のスイ
ッチ手段10と、第1の基準電圧11と、第1の比較器
12と、バッファ用の第1のアンプ13と、第1の分圧
手段14とにより構成され、全反射光量検出手段1の出
力信号のピーク電圧値を検波して大きな第1の時定数で
保持し、第1の分圧手段14の出力信号の電圧値cとし
て出力する。
【0029】第1の波形ピーク検出手段6としては、例
えばNPNトランジスタやダイオード等を使用すること
ができる。尚、第1の波形ピーク検出手段6の順方向電
圧による電圧ロスは全反射光量検出手段1の内部で電気
的に補償が行われる。第1のコンデンサ7としては、例
えば積層セラミックコンデンサ等を使用することができ
る。また、第1の放電手段8は第1のコンデンサ7の充
電電圧(電圧値b)を第1の時定数で放電させるもの
で、例えばカレントミラー電流源回路等を使用すること
ができる。
【0030】上記第1の時定数は、第1のコンデンサ7
の容量と第1の放電手段8の電流値とによって決まり、
ドロップアウトの発生により全反射光量検出手段1の出
力電圧が、例えば1msに亘り急激に減少した場合で
も、第1のコンデンサ7の充電電圧が大きく影響されな
い値に設定される。第1のスイッチ手段10は、例えば
NPNトランジスタ等を使用することができ、オフ時
(開放時)に第1の抵抗9の抵抗値を第1の時定数に挿
入して第1のコンデンサ7の充電時間を遅らせるように
する。
【0031】第1の比較器12は、第1のコンデンサ7
の充電電圧の電圧値bと第1の基準電圧11の電圧値e
とを比較して、第1のコンデンサ7の充電電圧の電圧値
bが第1の基準電圧11の電圧値eを超えたときに、第
1のスイッチ手段10をオフにし(開放し)、それ以外
のときは第1のスイッチ手段10をオンにする(閉じ
る)。第1の基準電圧11の電圧値eは、全反射光量信
号が通常の全光量和信号のときの第1のコンデンサ7の
充電電圧より高く設定される。第1の比較器12として
は、コンパレータ、ヒステリシスコンパレータ等を使用
することができ、特にヒステリシスコンパレータはノイ
ズによるチャタリング防止の点から好ましい。
【0032】第1の分圧手段14は、分圧抵抗14aと
分圧抵抗14bとにより構成され、第1のコンデンサ7
の充電電圧を第1のアンプ13を通して所定の比により
分圧して出力する抵抗である。分圧抵抗14aおよび分
圧抵抗14bとしては、例えば抵抗器などを使用するこ
とができる。第1の分圧手段14の出力は第2の比較器
5のプラス側入力に入力される。一方、バッファ4の構
成要素であるダイオード15と電流源16とアンプ17
は、それぞれ、第1の波形ピーク検出手段6と第1の放
電手段8と第1のアンプ13と電気的な特性バランスを
保つために設けられる。
【0033】ダイオード15の順方向電圧による電圧ロ
スは、第1の波形ピーク検出手段6の場合と同様に、全
反射光量検出手段1の内部で電気的に補償が行われる。
バッファ4の出力は第2の比較器5のマイナス側入力に
入力される。第2の比較器5は、+側入力電圧(第1の
分圧手段14の出力信号の電圧値c)と−側入力電圧
(バッファ4の出力信号の電圧値a)との比較を行い、
+側入力電圧が−側入力電圧よりも高い場合に、ドロッ
プアウト検出信号dとしてHレベルを出力する。+側入
力電圧が−側入力電圧より低い場合はLレベルを出力す
る。
【0034】制御手段18は、光ピックアップのフォー
カス制御またはトラッキング制御を行う。第1のドロッ
プアウト検出手段2がドロップアウト検出信号dとして
Hレベルを出力している間、制御手段18はフォーカス
制御またはトラッキング制御に対し制御のホールド(現
在状態の維持)を行うなどの保護処理動作を実行し、ド
ロップアウトの発生によるサーボ外れを防止する。通
常、光ディスク表面に付着したゴミなどに起因するドロ
ップアウトの発生は、例えば約1ms程度と短時間であ
るため、サーボ制御のホールドを行うなどの保護処理動
作を行ってもサーボ系に破綻をきたすようなことはな
い。
【0035】次に、図1及び図2を参照して、上記のよ
うに構成された本実施の形態における光ディスク装置の
動作について説明する。図2は図1に示す光ディスク装
置のドロップアウトの検出動作を各部信号の波形で示し
たタイミング図であり、横軸は時間、縦軸は電圧値を示
す。図2において、波形a、b、c、eは、図1におい
て同一符号で示した部分の動作を示す波形であり、0V
基準で重ね合わせて表示した電圧値である。すなわち、
波形aはバッファ4の出力信号の電圧値、波形bは第1
のコンデンサ7の充電電圧の電圧値、波形cは第1の分
圧手段14の出力信号の電圧値、波形eは第1の基準電
圧11の電圧値、波形dはドロップアウト検出信号を示
すディジタル信号である。
【0036】まず、図2に示す区間t1の各部信号波形
で示すような、ドロップアウトが発生しない状態の光デ
ィスク装置各部の動作を説明する。このとき、全反射光
量信号電圧はほとんど変動しないため、第1の分圧手段
14の出力信号の電圧値cはバッファ4の出力信号の電
圧値aより低い。従って、第2の比較器5はドロップア
ウト検出信号dとして、ドロップアウト発生なしを示す
Lレベルを出力する。そのため、制御手段18はフォー
カス制御またはトラッキング制御に対する通常の制御動
作を実行する。
【0037】上記のように、第1の基準電圧11の電圧
値eは、通常の全光量の和信号の場合における第1のコ
ンデンサ7の充電電圧の電圧値bより高く設定されてい
るので、区間t1においては、第1のコンデンサ7の充
電電圧の電圧値bは第1の基準電圧11の電圧値eを下
回るため、第1の比較器12は第1のスイッチ手段10
をオンにした(閉じた)ままである。そのため、第1の
時定数に対し第1の抵抗9の抵抗値は加えられない。
【0038】次に、図2に示す区間t2の各部信号波形
で示すような、光ディスク表面のゴミや汚れなど異物の
付着に起因するドロップアウトの発生によって、全反射
光量信号が一時的に急激に低下した状態の光ディスク装
置各部の動作を説明する。このとき、バッファ4の出力
信号の電圧値aは、全反射光量信号の電圧低下に従って
急激に低下する。一方、第1の分圧手段14の出力信号
の電圧値cは、第1のコンデンサ7により保持されてい
るため、区間t1における電圧値からほとんど変化せ
ず、第1のコンデンサ7の容量と第1の放電手段8の電
流値とによって決まる第1の時定数によって、図2に示
すように、徐々に電圧が低下するのみである。
【0039】従って、ゴミや汚れなど異物の付着に起因
するドロップアウトが発生した区間t2においては、第
1の分圧手段14の出力信号の電圧値cは、バッファ4
の出力信号の電圧値aより高くなる。そのため、第2の
比較器5は、ドロップアウト検出信号dをHレベルにし
て、ドロップアウトの発生を知らせる。そのため、制御
手段18はフォーカス制御またはトラッキング制御に対
するサーボの制御動作をホールド(現在状態の維持)す
るなどの保護処理動作を実行し、ドロップアウトの発生
によるサーボ外れを防止する。また、区間t2において
も、第1のコンデンサ7の充電電圧の電圧値bは第1の
基準電圧11の電圧値eを下回るため、第1の比較器1
2は第1のスイッチ手段10をオンにしたままである。
【0040】次に、図2に示す区間t3の各部信号波形
で示すような、区間t2におけるドロップアウトを通過
した後の光ディスク装置各部の動作について説明する。
バッファ4の出力信号の電圧値aは全反射光量信号の電
圧の回復に伴って区間t1の時と同じ電圧に戻るため、
第2の比較器5は、ドロップアウト検出信号dをLレベ
ルにして、ドロップアウト発生なしを知らせる。従っ
て、制御手段18はフォーカス制御またはトラッキング
制御に対し、再び通常の制御動作を実行する。
【0041】次に、図2に示す区間t4の各部信号波形
で示すような、光ディスクの製造上の欠陥などにより一
時的に全反射光量信号が増大する場合における光ディス
ク装置の動作を説明する。このような全反射光量信号が
増大するドロップアウト区間においては、全反射光量の
増大に伴ってバッファ4の出力信号の電圧値aが急激に
上昇してピークに達する。第1のコンデンサ7の充電電
圧の電圧値bも同時に急増し始めるが、第1の基準電圧
11の電圧値eに達すると、第1の比較器12は第1の
スイッチ手段10をオフにする(開放する)。
【0042】第1のスイッチ手段10がオフになると、
第1のコンデンサ7と直列に第1の抵抗9が挿入され
る。そのため、充電する時定数(以下、第1の増加時定
数という)が大きくなるので充電時間が遅れ、第1のコ
ンデンサ7の充電電圧の電圧値bおよび第1の分圧手段
14の出力電圧の電圧値cは、バッファ4の出力信号の
電圧値aが急増するのに対し、非常に緩やかな電圧上昇
となる。その結果、ドロップアウト区間t4における第
1のコンデンサ7の充電電圧の電圧値bの上昇は大変低
く抑えられ、第1の分圧手段14の出力信号の電圧値c
の上昇も大変低く抑えられる。
【0043】次に、図2に示す区間t5の各部信号波形
で示すような、全反射光量信号が増大するドロップアウ
ト通過後の状態における光ディスク装置の動作を説明す
る。この状態では、バッファ4の出力信号の電圧値aは
ピークから元の正常値に戻る。それと同時に、第1のコ
ンデンサ7の充電電圧の電圧値bは、第1のコンデンサ
7の容量と、第1の放電手段8の電流値と、第1の抵抗
9の抵抗値とによって決まる第1の増加時定数に基づき
区間t4で僅かに上昇した値から非常にゆっくり低下し
てゆく。
【0044】従って、バッファ4の出力信号の電圧値a
が元の正常値に戻っても、第1のコンデンサ7の充電電
圧の電圧値bが第1の基準電圧11の電圧値eを上回る
区間t6の間は、第1のスイッチ手段10はオフした
(開放した)ままである。このため、区間t5の初期に
おいて、バッファ4の出力信号の電圧値aより第1の分
圧手段14の出力信号の電圧値cの方が上回る期間が生
じ、第2の比較器5は、その期間、ドロップアウト検出
信号dとしてドロップアウトの発生を示すHレベルを出
力する。
【0045】しかし、区間t4で第1の分圧手段14の
出力電圧の上昇は大変低く抑えられているため、このド
ロップアウトの誤検出は図2のt7で示すように、非常
に短い区間に抑えられる。このように、区間t7が区間
t2と比較して同等もしくは短ければ、区間t7におけ
るドロップアウトの誤検出により、サーボ外れなどによ
る影響が出ることはない。
【0046】(第2の実施の形態)以下、図3及び図4
を参照して、本発明の第2の実施の形態における光ディ
スク装置について説明する。本発明の第1の実施の形態
における光ディスク装置においては、光ディスクによる
全反射光量に比例した信号として全反射光量信号を用い
てドロップアウトを検出したが、本実施の形態において
は、光ディスクに記録された情報を再生した再生信号
(以下RF信号と略記)の波高値のエンベロープ波形の
ピーク値を用いてドロップアウトの検出を行う。
【0047】まず、図3を参照して、本実施の形態にお
ける光ディスク装置の構成を説明する。本実施の形態に
おける光ディスク装置の構成は大きく分けて情報再生信
号検出手段19と第2の低周波成分検出手段21とエン
ベロープ検出手段22と第4の比較器23と制御手段1
8とに大別される。情報再生信号検出手段19は、光デ
ィスクの情報信号を再生し増幅して、RF信号として出
力するものである。光ディスクによる反射光量が増大し
たときにこの情報再生信号検出手段19の出力電圧であ
るRF信号のピーク電圧は上昇し、減少したときにピー
ク電圧は下降する。
【0048】情報再生信号検出手段19の出力は、第2
の低周波成分検出手段21とエンベロープ検出手段22
との双方に入力される。第2の低周波成分検出手段21
は、第2の波形ピーク検出手段24と、第2のコンデン
サ25と、第2の放電手段26と、第2の抵抗27と、
第2のスイッチ手段28と、第2の基準電圧29と、第
3の比較器30と、バッファ用の第2のアンプ31と、
第2の分圧手段32とにより構成され、情報再生信号検
出手段19から出力されたRF信号の波高値を検波して
第2の時定数で保持し、それを第2の分圧手段32の出
力信号の電圧値iとして出力する。
【0049】第2の波形ピーク検出手段24としては、
例えばNPNトランジスタやダイオード等を使用するこ
とができる。尚、第2の波形ピーク検出手段24の順方
向電圧による電圧ロスは情報再生信号検出手段19の内
部で電気的に補償が行われる。第2のコンデンサ25と
しては、例えば積層セラミックコンデンサ等を使用する
ことができる。また、第2の放電手段26は第2のコン
デンサ25の充電電圧(電圧値h)を第2の時定数で放
電させるもので、例えばカレントミラー電流源回路等を
使用することができる。
【0050】上記第2の時定数は、第2のコンデンサ2
5の容量と第2の放電手段26の電流値とによって決ま
り、ドロップアウトの発生により情報再生信号検出手段
19の出力電圧が、例えば1msに亘り急激に減少した
場合でも、第2のコンデンサ25の充電電圧が大きく影
響されない値に設定される。第2のスイッチ手段28
は、例えばNPNトランジスタ等を使用することがで
き、オフ時(開放時)に第2の抵抗27の抵抗値を第2
の時定数に挿入して第2のコンデンサ25の充電時間を
遅らせるようにする。
【0051】第3の比較器30は、第2のコンデンサ2
5の充電電圧の電圧値hと第2の基準電圧29の電圧値
kとを比較して、第2のコンデンサ25の充電電圧の電
圧値hが第2の基準電圧29の電圧値kを超えたとき
に、第2のスイッチ手段28をオフにし、それ以外のと
きは第2のスイッチ手段28をオンにする(閉じる)。
第2の基準電圧29の電圧値kは、通常のRF信号の時
の第2のコンデンサ25の充電電圧より高く設定され
る。第3の比較器30としては、コンパレータ、ヒステ
リシスコンパレータ等を使用することができ、特にヒス
テリシスコンパレータはノイズによるチャタリング防止
の点から好ましい。
【0052】第2の分圧手段32は、分圧抵抗32aと
分圧抵抗32b とにより構成され、第2のコンデンサ2
5の充電電圧を第2のアンプ31を通して所定の比によ
り分圧して出力する抵抗である。分圧抵抗32aおよび
分圧抵抗32bとしては、例えば抵抗器などを使用する
ことができる。第2の分圧手段32の出力は第4の比較
器23のプラス側入力に入力される。
【0053】一方、エンベロープ検出手段22は、第3
の波形ピーク検出手段33と電流源34とアンプ35と
第3のコンデンサ36とにより構成される。第3の波形
ピーク検出手段33と第3のコンデンサ36は、光ディ
スクに記録された情報を再生した再生信号の波高値のエ
ンベロープ波形のピーク電圧値を検出する。第3の波形
ピーク検出手段33と電流源34とアンプ35は、それ
ぞれ、第2の波形ピーク検出手段24と第2の放電手段
26と第2のアンプ31と電気的な特性バランスを保つ
ために設けられる。
【0054】第3のコンデンサ36の容量は、第2のコ
ンデンサ25の容量に比べて極めて小さな値に設定され
る。従って、第3のコンデンサ36は、第3の波形ピー
ク検出手段33の出力電圧を第2の時定数より短い第3
の時定数で保持することになり、後述するように、エン
ベロープ検出手段22の出力信号の電圧値gはドロップ
アウトに急速に反応した波形となる。また、第3の波形
ピーク検出手段33の順方向電圧による電圧ロスは、第
2の波形ピーク検出手段24と同様に、情報再生信号検
出手段19の内部で電気的に補償が行われる。
【0055】エンベロープ検出手段22の出力は第4の
比較器23のマイナス側入力に入力される。第4の比較
器23は+側入力電圧(第2の分圧手段32の出力信号
の電圧値i)と−側入力電圧(エンベロープ検出手段2
2の出力信号の電圧値g)との比較を行い、+側入力電
圧が−側入力電圧よりも高い場合に、ドロップアウト検
出信号jとしてHレベルを出力する。+側入力電圧が−
側入力電圧より低い場合はLレベルを出力する。制御手
段18は、図1に示した制御手段18と同一であり、光
ピックアップのフォーカス制御またはトラッキング制御
の制御動作を実行する。
【0056】第2のドロップアウト検出手段20がドロ
ップアウト検出信号jとしてHレベルを検出している
間、制御手段18はフォーカス制御またはトラッキング
制御に対し制御のホールド(現在状態の維持)を行うな
どの保護処理動作を実行し、ドロップアウトの発生によ
るサーボ外れを防止する。通常、光ディスク表面に付着
したゴミなどに起因するドロップアウトの発生は、例え
ば約1ms程度と短時間であるため、サーボ制御のホー
ルドを行うなどの保護処理動作を行ってもサーボ系に破
綻をきたすようなことはない。
【0057】次に、図3及び図4を参照して、上記のよ
うに構成された本実施の形態における光ディスク装置の
動作について説明する。図4は図3に示す光ディスク装
置のドロップアウトの検出動作を各部信号の波形で示し
たタイミング図であり、横軸は時間、縦軸は電圧値を示
す。図4において、波形f、g、h、iは、図3におい
て同一符号で示した部分の動作を示す波形であり、0V
基準で重ね合わせて表示した電圧値である。
【0058】すなわち、波形fは情報再生信号検出手段
19の出力信号であるRF信号の波形、波形gはエンベ
ロープ検出手段22の出力信号の電圧値、波形hは第2
のコンデンサ25の充電電圧の電圧値、波形iは第2の
分圧手段32の出力信号の電圧値、波形kは第2の基準
電圧29の電圧値、波形jはドロップアウト検出信号を
示すディジタル信号である。
【0059】まず、図4に示す区間t8の各部信号波形
で示すような、ドロップアウトが発生しない状態の光デ
ィスク装置各部の動作を説明する。このとき、RF信号
のレベルはほとんど変動しないため、第2の分圧手段3
2の出力信号の電圧値iはエンベロープ検出手段22の
出力信号の電圧値gより低い。従って、第4の比較器2
3はドロップアウト検出信号jとして、ドロップアウト
発生なしを示すLレベルを出力する。そのため、制御手
段18はフォーカス制御またはトラッキング制御に対す
る通常の制御動作を実行する。
【0060】上記のように、第2の基準電圧29の電圧
値kは、通常のRF信号の場合における第2のコンデン
サ25の充電電圧の電圧値hより高く設定されているの
で、区間t8においては、第2のコンデンサ25の充電
電圧の電圧値hは第2の基準電圧29の電圧値kを下回
るため、第3の比較器30は第2のスイッチ手段28を
オンにした(閉じた)ままである。そのため、第2の時
定数に対し第2の抵抗27の抵抗値は加えられない。
【0061】次に、図4に示す区間t9の各部信号波形
で示すような、光ディスク表面のゴミや汚れなど異物の
付着に起因するドロップアウトの発生によって、全反射
光量信号が一時的に急激に低下した状態の光ディスク装
置各部の動作を説明する。このとき、エンベロープ検出
手段22の出力信号の電圧値gは、RF信号レベルの低
下に従って急激に低下する。一方、第2の分圧手段32
の出力信号の電圧値iは第2のコンデンサ25により保
持されているため、区間t8における電圧値からほとん
ど変化せず、第2のコンデンサ25の容量と第2の放電
手段26の電流値とによって決まる第2の時定数によっ
て、図4に示すように徐々に電圧が低下するのみであ
る。
【0062】従って、ゴミや汚れなど異物の付着に起因
するドロップアウトが発生した区間t9においては、第
2の分圧手段23の出力信号の電圧値iは、エンベロー
プ検出手段22の出力信号の電圧値gより高くなる。そ
のため、第4の比較器23は、ドロップアウト検出信号
jをHレベルにして、ドロップアウトの発生を知らせ
る。そのため、制御手段18はフォーカス制御またはト
ラッキング制御に対するサーボの制御動作をホールド
(現在状態の維持)するなどの保護処理動作を実行し、
ドロップアウトの発生によるサーボ外れを防止する。ま
た、区間t9においても、第2のコンデンサ25の充電
電圧の電圧値hは第2の基準電圧29の電圧値kを下回
るため、第3の比較器30は第2のスイッチ手段28を
オンのままに維持する。
【0063】次に、図4に示す区間t10の各部信号波
形で示すような、区間t9におけるドロップアウトを通
過した後の光ディスク装置各部の動作について説明す
る。エンベロープ検出手段22の出力信号の電圧値gは
RF信号のレベル回復に従って区間t8の時と同じ電圧
に戻るため、第4の比較器23は、ドロップアウト検出
信号jをLレベルにして、ドロップアウト発生なしを知
らせる。従って、制御手段18はフォーカス制御または
トラッキング制御に対し、再び通常の制御動作を実行す
る。
【0064】次に、図4に示す区間t11の各部信号波
形で示すような、光ディスクの製造上の欠陥などにより
一時的にRF信号レベルが増大する場合における光ディ
スク装置の動作を説明する。このような、RF信号レベ
ルが増大するドロップアウト区間においては、RF信号
レベルの増大に伴ってエンベロープ検出手段22の出力
信号の電圧値gが急激に上昇してピークに達する。第2
のコンデンサ25の充電電圧の電圧値hも同時に急増し
始めるが、第2の基準電圧29の電圧値kに達すると、
第3の比較器30は第2のスイッチ手段28をオフにす
る(開放する)。
【0065】第2のスイッチ手段28がオフになると、
第2のコンデンサ25と直列に第2の抵抗27が挿入さ
れる。そのため、充電する時定数(以下、第2の増加時
定数という)が大きくなるので充電時間が遅れ、第2の
コンデンサ25の充電電圧の電圧値hおよび第2の分圧
手段32の出力電圧の電圧値iは、エンベロープ検出手
段22の出力信号の電圧値gが急増するのに対し、非常
に緩やかな電圧上昇となる。その結果、ドロップアウト
区間t11における第2のコンデンサ25の充電電圧の
電圧値hの上昇は大変低く抑えられ、第2の分圧手段3
2の出力信号の電圧値iの上昇も大変低く抑えられる。
【0066】次に、図4に示す区間t12の各部信号波
形で示すような、RF信号レベルが増大するドロップア
ウト通過後の状態における光ディスク装置の動作を説明
する。この状態では、エンベロープ検出手段22の出力
信号の電圧値gはピークから元の正常値に戻る。それと
同時に、第2のコンデンサ25の充電電圧の電圧値h
は、第2のコンデンサ25の容量と、第2の放電手段2
6の電流値と、第2の抵抗27の抵抗値とによって決ま
る第2の増加時定数に基づき区間t11において僅かに
上昇した値から非常にゆっくり低下してゆく。
【0067】従って、エンベロープ検出手段22の出力
信号の電圧値gが元の正常値に戻っても、第2のコンデ
ンサ25の充電電圧の電圧値hが第2の基準電圧29の
電圧値kを上回る区間t13の間は、第2のスイッチ手
段28はオフしたままである。このため、区間t12の
初期において、エンベロープ検出手段22の出力信号の
電圧値gより第2の分圧手段32の出力信号の電圧値i
の方が上回る期間が生じ、第4の比較器23は、その期
間、ドロップアウト検出信号jとしてドロップアウトの
発生を示すHレベルを出力する。
【0068】しかし、区間t11で第2の分圧手段32
の出力信号の電圧値iの上昇は大変低く抑えられている
ため、このドロップアウトの誤検出は図4のt14で示
すように、非常に短い区間に抑えられる。このように、
区間t14が区間t9と比較して同等もしくは短けれ
ば、区間t14におけるドロップアウトの誤検出によ
り、サーボ外れなどの影響が出ることはない。
【0069】本発明の第2の実施の形態における光ディ
スク装置では、ドロップアウトによる信号レベル変化の
感度が全反射光量信号よりも高いRF信号を用いるた
め、ドロップアウト検出信号の検出の応答感度が高い。
【0070】しかし、光磁気ディスク等の記録可能なデ
ィスクにおいて、光ディスクの記録可能領域に記録経歴
がない場合には、そこにRF信号が存在しないため、本
実施の形態における光ディスク装置ではドロップアウト
の検出はできない。従って、本実施の形態は、再生専用
ディスクおよび/もしくは記録可能ディスクの再生領域
において実施することができる。
【0071】(第3の実施の形態)以下、図5を参照し
て、本発明の第3の実施の形態における光ディスク装置
について説明する。本実施の形態における光ディスク装
置の構成は図5に示されるが、図5において、図1及び
図3に示す符号と同一の符号を有する構成要素は同様の
機能を有するものであるため、更に詳細な説明は省略す
る。
【0072】また、図5において、37は光ディスク上
の記録可能領域と再生専用領域とを判別して領域判定信
号を出力する領域判定手段、38は領域判定手段37か
らの領域判定信号によって記録および/もしくは情報再
生を行うか、再生専用領域において情報再生を行うかを
知り、記録および/もしくは情報再生を行う場合は第1
のドロップアウト検出手段2を選択し、再生専用領域に
おいて情報再生を行う場合は第2のドロップアウト検出
手段20を選択するよう切り替える選択手段である。
【0073】次に、本実施の形態における光ディスク装
置の動作を説明する。第1のドロップアウト検出手段2
は、未だ情報が記録されていない記録可能領域において
も適用することができ、第2のドロップアウト検出手段
20は検出の応答感度は良いが再生専用領域にのみ適用
可能であるため、領域判定手段37により両領域を判定
し、選択手段38により第1または第2のドロップアウ
ト検出手段2または20を適宜選択して、それぞれ、第
1または第2のドロップアウト検出手段2または20に
おいて生成されたドロップアウト検出信号を制御手段1
8に送出する。そして、フォーカス制御またはトラッキ
ング制御等の制御動作を行わせる。
【0074】本実施の形態においては、光ディスクの記
録可能領域および/もしくは再生専用領域によってドロ
ップアウトの検出手段を選択できるため、ドロップアウ
トの検出精度を最適に向上することができる。尚、本実
施の形態において、光ディスクの記録可能領域および再
生専用領域は、同一の光ディスク上にあっても、別個の
光ディスクであってもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明は上記のように構成し、特に、光
ディスクからの反射光量に対応した全反射光量信号のピ
ーク値もしくは光ディスクに記録された情報を再生した
再生信号の波高値のエンベロープ波形のピーク値が基準
電圧を超えたことを検知して、所定の時定数を有し全反
射光量信号のピーク値もしくは再生信号の波高値のエン
ベロープ波形のピーク値を保持するようにしたコンデン
サの充電時間を遅らせるよう時定数を変更するようにし
たことにより、反射光量が増大するドロップアウトが発
生した場合もしくは装置の起動時及び設定切換の過渡状
態において反射光量が一時的に増大した場合にも、ドロ
ップアウト検出信号の長時間に亘る誤検出を防止するこ
とができ、サーボが外れたり不安定になるような不具合
を防止することができる。
【0076】また、光ディスクからの反射光量に対応し
た信号として、光ディスクに記録されている情報を再生
した再生信号の波高値のエンベロープ波形を用いること
により、ドロップアウト検出信号の検出の応答感度をよ
り向上することができる。
【0077】その上、光ディスクの記録領域および/も
しくは再生専用領域等領域の違いによりドロップアウト
の検出手段を選択するようにしたことにより、ドロップ
アウトの検出精度を最適に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す光ディスク装置の各部の信号の電圧
値によりドロップアウト検出の動作を示すタイミング図
【図3】本発明の第2の実施の形態における光ディスク
装置の構成を示すブロック図
【図4】図3に示す光ディスク装置の各部の信号の電圧
値によりドロップアウト検出の動作を示すタイミング図
【図5】本発明の第3の実施の形態における光ディスク
装置の構成を示すブロック図
【図6】従来の光ディスク装置の一例の構成を示すブロ
ック図
【図7】図6に示す光ディスク装置のドロップアウト検
出手段の各部の動作による電圧の値(波形)を示すタイ
ミング図
【符号の説明】
1、39 全反射光量検出手段 2 第1のドロップアウト検出手段 3 第1の低周波成分検出手段 4、42 バッファ 5 第2の比較器 6 第1の波形ピーク検出手段 7 第1のコンデンサ 8 第1の放電手段 9 第1の抵抗 10 第1のスイッチ手段 11 第1の基準電圧 12 第1の比較器 13 第1のアンプ 14 第1の分圧手段 15、44、49 ダイオード 16、34、46、50 電流源 17、35、47、51 アンプ 18、52 制御手段 19 情報再生信号検出手段 20 第2のドロップアウト検出手段 21 第2の低周波成分検出手段 22 エンベロープ検出手段 23 第4の比較器 24 第2の波形ピーク検出手段 25 第2のコンデンサ 27 第2の抵抗 28 第2のスイッチ手段 29 第2の基準電圧 30 第3の比較器 31 第2のアンプ 32 第2の分圧手段 33 第3の波形ピーク検出手段 36 第3のコンデンサ 37 領域判定手段 38 選択手段 40 ドロップアウト検出手段 41 低周波成分検出手段 43 比較器 45 コンデンサ 48 分圧手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク形状の光記録媒体からの全反射光
    量のピーク電圧値を検出する第1の波形ピーク検出手段
    と、該第1の波形ピーク検出手段の出力電圧を第1の時
    定数で保持する第1のコンデンサと、前記第1のコンデ
    ンサの充電電圧を分圧して出力する第1の分圧手段と、
    全反射光量信号が前記第1の分圧手段の出力電圧を下回
    ったことを検出して全反射光量信号のドロップアウトを
    示すドロップアウト検出信号を出力する第2の比較器と
    を具備した、前記ドロップアウト検出信号をサーボを制
    御する制御手段に出力する第1のドロップアウト検出手
    段を有し、光記録媒体に対する情報の記録および/もし
    くは光記録媒体からの記録情報の再生を行う光ディスク
    装置であって、前記第1のドロップアウト検出手段は、
    更に前記第1のコンデンサに接続してその充電時間を遅
    らせる第1の抵抗と、開放時に前記第1の抵抗を前記第
    1のコンデンサに接続し閉路時に前記第1の抵抗を短絡
    する第1のスイッチ手段と、前記第1のコンデンサの充
    電電圧と第1の基準電圧とを比較して該第1のコンデン
    サの充電電圧が第1の基準電圧を超えたときは前記第1
    のスイッチ手段を開放しそれ以外ときは該第1のスイッ
    チ手段を閉じる第1の比較器とを備え、前記第1のスイ
    ッチ手段が開放されたとき前記第1の抵抗を前記第1の
    コンデンサに接続して第1の増加時定数を形成し、前記
    第1のコンデンサの充電を遅らせるようにしたことを特
    徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】ディスク形状の光記録媒体から情報を再生
    した再生信号のピーク電圧値を検出する第2の波形ピー
    ク検出手段と、該第2の波形ピーク検出手段から出力し
    た再生信号のピーク値を第2の時定数で保持する第2の
    コンデンサと、前記第2のコンデンサの充電電圧を分圧
    して出力する第2の分圧手段と、前記再生信号が前記第
    2の分圧手段の出力電圧を下回ったことを検出して再生
    信号のドロップアウトを示すドロップアウト検出信号を
    出力する第4の比較器とを具備した、前記ドロップアウ
    ト検出信号をサーボを制御する制御手段に出力する第2
    のドロップアウト検出手段を有し、光記録媒体に対する
    情報の記録および/もしくは光記録媒体からの記録情報
    の再生を行う光ディスク装置であって、前記第2のドロ
    ップアウト検出手段は、更に前記第2のコンデンサに接
    続してその充電時間を遅らせる第2の抵抗と、開放時に
    前記第2の抵抗を前記第2のコンデンサに接続し閉路時
    に前記第2の抵抗を短絡する第2のスイッチ手段と、前
    記第2のコンデンサの充電電圧と第2の基準電圧とを比
    較して該第2のコンデンサの充電電圧が第2の基準電圧
    を超えたときは前記第2のスイッチ手段を開放しそれ以
    外ときは該第2のスイッチ手段を閉じる第3の比較器
    と、前記光記録媒体から情報を再生した再生信号の波高
    値のエンベロープ波形のピーク電圧値を検出する第3の
    波形ピーク検出手段と、該第3の波形ピーク検出手段か
    ら出力した再生信号を前記第2の時定数より短い第3の
    時定数で保持する第3のコンデンサとを備え、前記第2
    のスイッチ手段が開放されたとき前記第2の抵抗を前記
    第2のコンデンサに接続して第2の増加時定数を形成
    し、前記第2のコンデンサの充電を遅らせるようにした
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】ディスク形状の光記録媒体に対する情報の
    記録および/もしくは光記録媒体からの記録情報の再生
    を行う光ディスク装置であって、光記録媒体上の記録可
    能領域と再生専用領域とを判別して領域判定信号を出力
    する領域判定手段と、前記領域判定信号により前記記録
    可能領域においては請求項1に記載の第1のドロップア
    ウト検出手段を選択し、前記再生専用領域においては請
    求項2に記載の第2のドロップアウト検出手段を選択し
    て、その何れかから得られたドロップアウト信号をサー
    ボを制御する制御手段に出力する選択手段とを具備する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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US4811468A (en) * 1986-11-26 1989-03-14 Yoshida Kogyo K. K. Hook element for surface fasteners

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