JPH1176445A - クリーンルームにおける消火方法及びその装置 - Google Patents

クリーンルームにおける消火方法及びその装置

Info

Publication number
JPH1176445A
JPH1176445A JP14117598A JP14117598A JPH1176445A JP H1176445 A JPH1176445 A JP H1176445A JP 14117598 A JP14117598 A JP 14117598A JP 14117598 A JP14117598 A JP 14117598A JP H1176445 A JPH1176445 A JP H1176445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean room
fire
air
gas
ceiling chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14117598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832612B2 (ja
Inventor
Tadahiro Omi
忠弘 大見
Yasuyuki Shirai
泰雪 白井
Shoji Imai
捷二 今井
Muneharu Fukuda
宗治 福田
Youtarou Nishimura
容太郎 西村
Masataka Kasai
正隆 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO TECHNOS KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
SHINKO TECHNOS KK
Hitachi Plant Engineering and Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO TECHNOS KK, Hitachi Plant Engineering and Construction Co Ltd filed Critical SHINKO TECHNOS KK
Priority to JP14117598A priority Critical patent/JP3832612B2/ja
Publication of JPH1176445A publication Critical patent/JPH1176445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832612B2 publication Critical patent/JP3832612B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • A62C99/0009Methods of extinguishing or preventing the spread of fire by cooling down or suffocating the flames
    • A62C99/0018Methods of extinguishing or preventing the spread of fire by cooling down or suffocating the flames using gases or vapours that do not support combustion, e.g. steam, carbon dioxide

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】初期消火を迅速に行なうことができると共に、
清浄室内の人の人命の保護を図ることができ、更には清
浄室内に配設された装置等の汚染を極力防止することが
できる。 【解決手段】清浄室30を含むクリーンルーム内で火災
が発生したら、外部空調機14から天井チャンバ18内
への空調空気の給気を停止して酸素の補給系路を遮断し
た状態で天井チャンバ18と清浄室の空気循環だけを継
続する。この空気循環を継続した状態で、清浄室30内
の空気を排出しながら天井チャンバ18内に炭酸ガスと
不活性ガスとから成る消火ガスを放出する。天井チャン
バ18内に放出された消火ガスは、空気循環により天井
面26に配設されたHEPAフィルタ28通して清浄室
30内に吹き出される。これにより、清浄室30内の酸
素濃度を速やかに低下させて迅速な消火を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルームに
おける消火方法及びその装置に係り、特に半導体製造装
置や超精密機器の製造ラインを備えたクリーンルームに
おける消火方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化、微細化にともな
い半導体製造装置はクリーンルーム内に収納されてい
る。クリーンルームの一般の構成としては、空調空気を
天井チャンバ内に給気して天井面に配設されたフィルタ
(HEPAフィルタ)を通して清浄室内に吹き出すと共
に、吹き出された空調空気は前記天井チャンバとの間で
循環使用されるのが通常である。
【0003】クリーンルーム内では、半導体製造機器と
共に、薬品、ガス等の可燃物が多く使用されており防災
対策について種々の取り組みがなされている。従来、半
導体工場のクリーンルームに火災が発生した場合の消火
対策として、ハロゲンガス消火設備や、局所に散水設備
等の消火設備を設置する等の初期消火対策がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハロゲ
ン系消火ガスによる消火では腐食性ガス(臭化水素、フ
ッ化水素等)の発生を伴うために、人命に危険なだけで
なく、装置を腐食させる等の二次災害の原因にもなると
いう欠点がある。また、炭酸ガスのクリーンルーム内全
域への放出による消火方法もあるが、ハロゲン系消火ガ
スの場合と同様の欠点があり根本的な解決とはならな
い。
【0005】また、火災の際にはクリーンルームを空調
する全ての装置の運転を停止した状態で清浄室に上記の
消火ガスが放出されるので、清浄室内の圧力が一気に上
昇する場合があり、この圧力上昇による人体や装置への
悪影響も問題となる。本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、初期消火を迅速に行なうことができる
と共に、清浄室内の人の人命の保護を図ることができ、
更には清浄室内に配設された装置等の汚染を極力防止す
ることができるクリーンルームにおける消火方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、空調空気を天井チャンバ内に給気して天井
面に配設されたフィルタを通して清浄室内に吹き出すと
共に、吹き出された空調空気を前記天井チャンバとの間
で循環使用するクリーンルームにおける消火方法に於い
て、前記クリーンルームに発生した火災を検出し、前記
天井チャンバへの外部からの空調空気の給気を停止し、
前記清浄室内と天井室内の間の空気循環を継続させたま
まで、前記天井チャンバ内に炭酸ガスと不活性ガスとか
ら成る消火ガスを放出し、放出した消火ガスを前記空気
循環により前記清浄室と天井チャンバとの間で前記フィ
ルタを介して循環する一方、前記清浄室内の空気排出に
より前記清浄室の圧力調整を行いながら前記清浄室の空
気を前記消火ガスで希釈することを特徴とする。
【0007】また、本発明は前記目的を達成するため
に、空調空気を天井チャンバ内に給気して天井面に配設
されたフィルタを通して清浄室内に吹き出すと共に、吹
き出された空調空気は前記天井チャンバとの間で循環使
用されるクリーンルームにおける消火装置に於いて、火
災を検出する火災検出器と、前記清浄室内の圧力上昇を
検出する圧力検知器と、前記空調空気の前記天井チャン
バ内への外部からの給気を停止する給気停止手段と、前
記天井チャンバ内に炭酸ガスと不活性ガスとから成る消
火ガスの放出口が設けられた消火ガス放出手段と、前記
清浄室内の空気を排気して前記清浄室内の圧力を調整す
る圧力調整手段と、前記火災検知器と前記圧力検知器の
検出結果に基づいて、前記給気停止手段と、前記消火ガ
ス放出手段と、前記圧力調整手段を制御する制御手段
と、から成ることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、清浄室で火災が発生した
ら、天井チャンバ内への外部からの空調空気の給気を停
止して酸素の補給系路を遮断した状態で天井チャンバと
清浄室の空気循環だけを継続する。この空気循環を継続
した状態で、天井チャンバ内に炭酸ガスと不活性ガスと
から成る消火ガスを放出する。天井チャンバ内に放出さ
れた消火ガスは、空気循環により天井面に配設されたフ
ィルタを通して清浄室に吹き出される。消火ガスの清浄
室への吹き出しによる清浄室の圧力は、清浄室内の空気
を排気することにより調整される。これにより、清浄室
内の酸素濃度を15%程度以下に速やかに低下させて迅
速な消火を行なう。また、天井チャンバ内に放出された
消火ガスをフィルタを介して清浄室に吹き出すことによ
り、消火ガスに同伴される塵埃を除去してから清浄室に
給気することができるだけでなく、フィルタの通気抵抗
を利用することにより消火ガスが天井チャンバから清浄
室に一度に吹き出されることを防止できる。従って、清
浄室内の圧力が一気に上昇することがないので、清浄室
内の人や装置に急激な圧力変化による悪影響を及ぼすこ
とがない。
【0009】更に、清浄室の空気を、炭酸ガスと不活性
ガスから成る消火ガスで希釈することにより、清浄室内
の酸素濃度が15%以下の低酸素状態となり、灯油など
でも可燃性が失われるので、火災が鎮火する。尚、室内
に残っている人に対しては、炭酸ガス濃度が適度に上が
ることにより自然に呼吸回数が増えるので、低酸素状態
の清浄室内においても生命に異常はなく、必要な消火活
動を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るクリーンルームにおける消火方法及びその装置の好ま
しい実施の形態について詳説する。図1は、本発明の第
1の実施の形態を説明する図で、乱流方式(コンベンシ
ョナル型)のクリーンルームに、本発明のクリーンルー
ムの消火方法及びその装置を適用した構成図である。
【0011】図1に示すように、外気導入系路12から
導入された外気は、外部空調機14で空調され、給気ダ
クト16を介して天井チャンバ18内に給気される。給
気ダクト16には給気バルブ20が設けられ、信号ケー
ブル22を介してコントローラ24に接続される。これ
により、外部空調機14で空調した空調空気の天井チャ
ンバ18内への給気を遮断することができるようになっ
ている。天井チャンバ18内に給気された空調空気は、
天井面26に配設されたHEPAフィルタ28を通して
塵埃等が濾過され、清浄な空調空気となって清浄室30
内に吹き出される。清浄室30の側壁30A下部には吸
気口32が形成され、吸気口32と給気ダクト16とが
循環ダクト34により連通される。そして、循環ダクト
34には循環ファン36が設けられる。循環ファン36
は、信号ケーブル38を介してコントローラ24に接続
される。これにより、コントローラ24が循環ファン3
6を作動させると、清浄室30内に吹き出された空調空
気は天井チャンバ18との間で循環使用される。また、
循環ファン36の回転数を可変することにより循環量を
調整できるようになっている。循環ダクト34の途中に
は、排気バルブ40を備えた排気ダクト42が連通され
ると共に、排気バルブ40は信号ケーブル44を介して
コントローラ24に接続される。これにより、コントロ
ーラが排気バルブ40を開くと、循環空気の一部を外部
に排気することができる。そして、排気バルブの開度を
調整することにより排気量を可変できるようになってい
る。
【0012】天井チャンバ18内には、消火ガスの放出
配管46が設けられ、放出配管46は外部の消火ガス供
給装置48に接続される。消火ガス供給装置48の図示
しない作動部は信号ケーブル50を介してコントローラ
24に接続される。これにより、コントローラ24が消
火ガス供給装置48を作動させると、放出配管46から
消火ガスが天井チャンバ18内に放出される。消火ガス
は、炭酸ガスと不活性ガスとから構成され炭酸ガス濃度
が8±2%程度が良い。消化ガスの具体的な構成として
は、例えば炭酸ガス10%と窒素90%、或いは炭酸ガ
ス8%、窒素ガス52%、アルゴンガス40%の組成で
ある。
【0013】清浄室30内には、火災検知器のうち温度
により反応する温度検知器52が設けられ、循環ダクト
34の吸気口32近傍には、火災検知器のうち煙により
反応する煙検知器54が設けられ、それぞれの検知器5
2、54で検出された検出結果は、信号ケーブル56、
58によりコントローラ24に入力される。また、清浄
室30内には、圧力検知器60が設けられ、圧力検知器
60で検出された検出結果は信号ケーブル62を介して
コントローラ24に入力される。
【0014】清浄室30の側壁30Bには、圧力調整ダ
ンパ64が設けられ、その駆動部64Aは信号ケーブル
66を介してコントローラ24に接続される。コントロ
ーラ24は、圧力検知器60による検出結果に基づい
て、清浄室30の圧力上昇が例えば30mmAqを越え
ると圧力調整ダンパ64を開けて清浄室30内に空気を
清浄室30に隣接する廊下68等に逃がして清浄室30
内の圧力上昇を抑制する。
【0015】次に、上記の如く構成したクリーンルーム
の消火装置を用いてクリーンルームの清浄室で発生した
火災の消火方法について説明する。火災が発生したら、
温度検知器52及び煙検知器54が火災が発生したこと
を検出して検出結果がコントローラ24に出力される。
コントローラ24は、給気バルブ20を閉じて新たな空
調空気が天井チャンバ18内に給気されるのを停止する
一方、循環ファン36の運転を継続する。これにより、
新たな酸素の補給系路を遮断した状態で天井チャンバ1
8と清浄室30との間での空気循環が行なわれる。次
に、コントローラ24は、空気循環を継続しながら、排
気バルブ40を短時間(15〜30秒程度)開けた状態
で消火ガス供給装置48を作動して放出配管46から天
井チャンバ18内に消火ガスを放出する。消火ガスの放
出量は、清浄室30内の空気の略半分を置換する量であ
り、清浄室30の容積に応じて放出量が予めコントロー
ラ24に設定されている。
【0016】天井チャンバ18内に放出された消火ガス
は、空気循環により天井面に配設されたHEPAフィル
タ28を通して清浄室30に吹き出される。この清浄室
30内への消火ガスの吹き出しにおいて、排気バルブ4
0が短時間開いているので、清浄室30の空気の一部を
外部に押し出しながら清浄室30に流入する。そして、
排気バルブ40が閉じた後は、清浄室内の残存空気と共
に天井チャンバ18との間で循環し、均一に混合され
る。消火ガスの放出時間としては5分以内が適当であ
り、好ましくは2〜3分の範囲が良い。この理由は、清
浄室30と天井チャンバ18との間で空調空気を循環さ
せる方式のクリーンルームの場合、換気回数(1時間当
たり清浄室30内の空気が完全に循環する回数)は80
回/時間以上あるのが通常である。従って、1分当たり
の換気回数は1回強となるので、放出時間を2〜3分に
すれば、消火ガスの放出中に少なくとも2回以上の換気
回数を得ることができ、清浄室30内の空気と消火ガス
との混合を十分に行なうことができる。
【0017】このように、清浄室30内への新たな酸素
の供給系路を遮断した状態で清浄室30と天井チャンバ
18との循環を行いながら、清浄室30内の酸素濃度
を、消火ガスで下げるようにしたので、清浄室30内の
酸素濃度を速やかに低下させて迅速な消火を行なうこと
ができる。即ち、清浄室30内の酸素濃度を21%から
15%以下に希釈することにより、初期の火災ならば確
実に鎮火させることができる。尚、酸素濃度が15%以
下ではガスライターも着火することはない。
【0018】また、清浄室30内の空気を消火ガスで完
全に置換するのではなく、清浄室30の空気の約半分を
置換することにより、清浄室30内の人命保護をも行な
うことができる。この理由は、清浄室30内の酸素濃度
が低下した低酸素状態でも炭酸ガス濃度を適度(3〜4
%)に上げることにより人間の呼吸量が増えるので、短
時間であれば低酸素状態でも行動することが可能となる
からである。ちなみに、清浄室30内の空気を炭酸ガス
8%、窒素ガス52%、アルゴンガス40%の組成を有
する消火ガスで約半分置換した時の清浄室内の空気組成
は、窒素ガス67〜70%、アルゴンガス12〜16
%、酸素12〜14%、炭酸ガス3〜4%である。従っ
て、消火ガスを放出しても人命に問題がなく、清浄室3
0から人が避難する前に消火ガスの放出ができるので、
速やかな消火を行なうことが可能となる。
【0019】また、天井チャンバ18内に放出された消
火ガスは、天井面26に配設されたHEPAフィルタ2
8を介して清浄室30内に吹き出されるので、消火ガス
に同伴される塵埃を除去してから清浄室30に給気する
ことができると共に、火災により発生した塵埃等を除去
することができる。また、HEPAフィルタ28の通気
抵抗により消火ガスが天井チャンバ18から清浄室30
内に一度に吹き出されるのを防止できるので、清浄室3
0内の圧力が一気に上昇することがない。更に、コント
ローラ24は、清浄室30内に設けられた圧力検知器6
0の圧力上昇が30mmAq以上になったら圧力調整ダ
ンパ64を開いて清浄室30内の圧力調整を行なう。従
って、清浄室30内の急激な圧力変化がないので、清浄
室30内の人や半導体装置等の精密機器に対しても悪影
響がない。
【0020】図2は、本発明の第2の実施の形態を説明
する図で、垂直流方式(ビッグファン方式)のクリーン
ルームに、本発明のクリーンルームの消火方法及びその
装置を適用した構成図である。尚、第1の実施の形態と
同じ部材や装置には同符号を付すと共に、説明を省略す
る。図2に示すように、垂直流方式は、天井面26全体
にHEPAフィルタ28を配設し、天井チャンバ18か
らHEPAフィルタ28を介して清浄室30内に吹き出
された空調空気を、グレーチング床70を通って床下チ
ャンバ72内に吸い込むことにより、清浄室30内に垂
直流を発生させるものである。その他の構成は第1の実
施の形態と同様である。
【0021】このように構成された第2の実施の形態の
場合にも、第1の実施の形態で説明した手順により消火
を行なうことにより、人命保護や装置への汚染がないよ
うに清浄室30内の火災を消火することができる。図3
は、本発明の第3の実施の形態を説明する図で、ローカ
ルリターン方式(ファンフィルタユニット方式)のクリ
ーンルームに、本発明のクリーンルームの消火方法及び
その装置を適用した構成図である。尚、第1及び第2の
実施の形態と同じ部材や装置には同符号を付すと共に、
説明を省略する。
【0022】図3に示すように、ローカルリターン方式
は、清浄室30内の天井面26から例えば半導体の製造
装置やウエハーの搬送路等の高清浄度が要求される空間
周囲に垂れ壁74を垂下させて囲むことにより、垂れ壁
74内の高清浄度エリア76と垂れ壁74外の低清浄度
エリア78に区画する。即ち、高清浄度エリア76の天
井面26にはHEPAフィルタとファンから成るファン
フィルタユニット80(以下、「FFU」という)が配
設され、外部空調機14で空調された空調空気は給気ダ
クト16によりFFU80に直接接続される。また、各
FFU80は信号ケーブル84を介してコントローラ2
4に接続され、コントローラ24からの指示により個別
に作動できるようになっている。FFU80には、図示
しない吸気用開口が形成されており、FFU80が作動
すると、給気ダクト16からの空調空気の他に天井チャ
ンバ18内の空気がFFU80内に取り込まれる。
【0023】一方、低清浄度エリア78の天井面26に
はリターン用開口82が形成される。そして、FFU8
0から高清浄度エリア76に吹き出された空調空気は、
グレーチング床70に向かって吹き出される。吹き出さ
れた空調空気の大部分は、グレーチング床70を通って
床下チャンバ72内に流入する。これにより、高清浄度
エリア76に空調空気の垂直流を形成する。床下チャン
バ72内に流入した空調空気は、グレーチング床70か
ら再び清浄室30に至り、低清浄度エリア78を通って
リターン用開口82から天井チャンバ18内に循環され
る。天井チャンバ18内に循環された空気は、FFU8
0内に吸引されて給気ダクト16からの空調空気と混合
し、再び清浄室30内に吹き出される。これにより、清
浄室30と天井チャンバ18との間に循環流が形成され
る。
【0024】床下チャンバ72の側壁72Aには、排気
口83が形成され、排気バルブ40を備えた排気ダクト
42に連結される。排気バルブ40は信号ケーブル44
を介してコントローラ24に接続される。これにより、
コントローラ24が排気バルブ40を開くと、天井チャ
ンバ18、清浄室30、床下チャンバ72の間で循環す
る空気の一部を排気することができる。その他の構成
は、第1及び第2の実施の形態と同様である。
【0025】このように構成された第3の実施の形態で
は、清浄室30に火災が発生したら、温度検知器52及
び煙検知器54が火災が発生したことを検出して検出結
果がコントローラ24に出力される。コントローラ24
は、給気バルブ20を閉じて新たな空調空気が天井チャ
ンバ18内に給気されるのを停止する一方、FFUの運
転を継続する。これにより、新たな酸素の補給系路を遮
断した状態で天井チャンバ18と清浄室30との間での
空気循環が行なわれる。次に、コントローラ24は、空
気循環を継続しながら、排気バルブ40を短時間(15
〜30秒程度)だけ開けた状態で消火ガス供給装置48
を作動して放出配管46から天井チャンバ18内に消火
ガスを放出する。これにより、天井チャンバ18内に放
出された消火ガスは、FFU80に吸気されて清浄室3
0内に吹き出され、清浄室30内の空気を希釈する。こ
の場合、FFU80を作動させて循環流を形成した状態
で消火ガスを天井チャンバ18に吹き出すことにより、
消火ガスをFFU80のHEPAフィルタを介して清浄
室30に吹き出すことができる。
【0026】図4は、消火ガス吹出時間と清浄室30内
の酸素濃度の関係を示したものであり、曲線AはFFU
80を作動した状態で消火ガスを天井チャンバ18内に
吹き出した場合、曲線BはFFU80を作動しない状態
で消火ガスを天井チャンバ18内に吹き出した場合であ
る。図4から明らかなように、FFU80を作動した場
合には、酸素濃度15%以下にするまでの時間が約30
秒であるのに対し、FFU80を作動しないと80秒か
かってしまう。このように、FFU80を作動しなくて
も天井チャンバ18内に放出された消火ガスは、リター
ン用開口82から清浄室30内に吹き出すことはできる
が、FFU80を作動しないと、清浄室30の空気を希
釈して酸素濃度15%以下にするまでの時間が長くかか
る。従って、FFU80を作動させることにより迅速な
消火を行なうことができる。
【0027】第3の実施の形態のように、ローカルリタ
ーン方式のクリーンルームに本発明の消火方法を適用し
た場合にも、第1及び第2の実施の形態と同様の効果を
得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクリーン
ルームにおける消火方法及びその装置によれば、速やか
に火災を消火することができると共に、清浄室内の作業
員等の人命保護、及び清浄室内に配設された装置等の汚
染防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のクリーンルームにおける消火
方法及びその装置の第1の実施の形態を説明する構成図
である。
【図2】図2は、本発明のクリーンルームにおける消火
方法及びその装置の第2の実施の形態を説明する構成図
である。
【図3】図3は、本発明のクリーンルームにおける消火
方法及びその装置の第3の実施の形態を説明する構成図
である。
【図4】図4は、第3の実施の形態においてFFUを作
動した場合と作動しない場合における消火ガス吹出時間
と清浄室内の酸素濃度との関係を示した説明図である。
【符号の説明】
14…外部空調機 16…給気ダクト 18…天井チャンバ 20…給気バルブ 24…コントローラ 26…天井面 28…HEPAフィルタ 30…清浄室 34…循環ダクト 36…循環ファン 40…排気バルブ 46…放出配管 48…消火ガス供給装置 52…温度検知器 54…煙検知器 60…圧力検知器 64…圧力調整ダンパ 70…グレーチング床 72…床下チャンバ 74…垂れ壁 76…高清浄度エリア 78…低清浄度エリア 80…FFU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2丁目1番17─ 301 (72)発明者 白井 泰雪 宮城県仙台市太白区八木山本町2丁目2番 11号 (72)発明者 今井 捷二 東京都中央区日本橋浜町2丁目57番7号 新晃テクノス株式会社内 (72)発明者 福田 宗治 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 西村 容太郎 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 河西 正隆 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調空気を天井チャンバ内に給気して天井
    面に配設されたフィルタを通して清浄室内に吹き出すと
    共に、吹き出された空調空気を前記天井チャンバとの間
    で循環使用するクリーンルームにおける消火方法に於い
    て、 前記クリーンルームに発生した火災を検出し、前記天井
    チャンバへの外部からの空調空気の給気を停止し、 前記清浄室内と天井室内の間の空気循環を継続させたま
    まで、前記天井チャンバ内に炭酸ガスと不活性ガスとか
    ら成る消火ガスを放出し、 放出した消火ガスを前記空気循環により前記清浄室と天
    井チャンバとの間で前記フィルタを介して循環する一
    方、前記清浄室内の空気排出により前記清浄室の圧力調
    整を行いながら前記清浄室の空気を前記消火ガスで希釈
    することを特徴とするクリーンルームにおける消火方
    法。
  2. 【請求項2】前記消火ガスは窒素ガスと炭酸ガスの組成
    から成り、炭酸ガスの濃度が8±2%であることを特徴
    とする請求項1のクリーンルームにおける消火方法。
  3. 【請求項3】前記希釈により清浄室の空気の約半分を前
    記消火ガスで置換することを特徴とする請求項1のクリ
    ーンルームにおける消火方法。
  4. 【請求項4】前記消火ガスの前記天井チャンバ内への放
    出時間は5分以内が適当であり、好ましくは2〜3分の
    範囲にすると共に、前記放出時間内に前記空気循環が少
    なくとも2回以上行われるように循環量を調整すること
    を特徴とする請求項1のクリーンルームにおける消火方
    法。
  5. 【請求項5】前記消火ガスの放出による前記清浄室の圧
    力上昇が50mmAq以下になるように、前記清浄室か
    らの空気の排気量を調整することを特徴とする請求項1
    のクリーンルームにおける消火方法。
  6. 【請求項6】空調空気を天井チャンバ内に給気して天井
    面に配設されたフィルタを通して清浄室内に吹き出すと
    共に、吹き出された空調空気は前記天井チャンバとの間
    で循環使用されるクリーンルームにおける消火装置に於
    いて、 火災を検出する火災検出器と、 前記清浄室内の圧力上昇を検出する圧力検知器と、 前記空調空気の前記天井チャンバ内への外部からの給気
    を停止する給気停止手段と、 前記天井チャンバ内に炭酸ガスと不活性ガスとから成る
    消火ガスの放出口が設けられた消火ガス放出手段と、 前記清浄室内の空気を排気して前記清浄室内の圧力を調
    整する圧力調整手段と、 前記火災検知器と前記圧力検知器の検出結果に基づい
    て、前記給気停止手段と、前記消火ガス放出手段と、前
    記圧力調整手段を制御する制御手段と、 から成ることを特徴とするクリーンルームおける消火装
    置。
JP14117598A 1997-07-16 1998-05-22 クリーンルームにおける消火方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3832612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14117598A JP3832612B2 (ja) 1997-07-16 1998-05-22 クリーンルームにおける消火方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-191608 1997-07-16
JP19160897 1997-07-16
JP14117598A JP3832612B2 (ja) 1997-07-16 1998-05-22 クリーンルームにおける消火方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1176445A true JPH1176445A (ja) 1999-03-23
JP3832612B2 JP3832612B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=26473463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14117598A Expired - Fee Related JP3832612B2 (ja) 1997-07-16 1998-05-22 クリーンルームにおける消火方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832612B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172127A3 (de) * 2000-07-11 2002-06-12 Messer Griesheim Gmbh Anlage und Verfahren zum Lagern und/oder Verarbeiten von Gegenständen unter inerten Bedingungen
JP2002191714A (ja) * 2000-10-18 2002-07-10 Eads Airbus Gmbh 閉鎖空間内で突発した火災を消火する方法および装置
WO2004080540A1 (de) * 2003-03-11 2004-09-23 Basf Coatings Ag Verfahren zum brand- und explosionsschutz in einem hochregallager für chemische gefahrstoffe und brand- und explosionsgeschütztes hochregallager
JP2006512181A (ja) * 2002-09-28 2006-04-13 エヌ2 タワーズ インク 火災抑制のためのシステム及び方法
JP2006212205A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Hochiki Corp ガス機器及びその消火システム
JP2006236086A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Takenaka Komuten Co Ltd 酸素濃度可変空間における火災検出システム
JP2007185518A (ja) * 2002-08-09 2007-07-26 Daido:Kk 消火ガス供給システム
CN102270371A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 基德科技公司 烟雾侦测系统
US8517116B2 (en) 2005-01-21 2013-08-27 Amrona Ag Inertization method for preventing fires
JP2018057576A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 日本ドライケミカル株式会社 空気調整装置
KR20210021880A (ko) * 2019-08-19 2021-03-02 주식회사 경동나비엔 주방용 후드와 환기장치 및 그 제어방법
JP2021090586A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 ホーチキ株式会社 制御盤消火システム
CN114341559A (zh) * 2019-12-04 2022-04-12 日立环球生活方案株式会社 空气调节系统
JP2024007662A (ja) * 2022-07-06 2024-01-19 エア・ウォーター防災株式会社 酸素低減システム
KR102670116B1 (ko) * 2023-05-17 2024-05-29 주식회사 서광이에프 화재 대피 유도용 소방용 표시기구
KR102736570B1 (ko) * 2024-08-30 2024-12-03 립스 주식회사 주차장 화재 관리 시스템

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172127A3 (de) * 2000-07-11 2002-06-12 Messer Griesheim Gmbh Anlage und Verfahren zum Lagern und/oder Verarbeiten von Gegenständen unter inerten Bedingungen
JP2002191714A (ja) * 2000-10-18 2002-07-10 Eads Airbus Gmbh 閉鎖空間内で突発した火災を消火する方法および装置
JP2007185518A (ja) * 2002-08-09 2007-07-26 Daido:Kk 消火ガス供給システム
JP2006512181A (ja) * 2002-09-28 2006-04-13 エヌ2 タワーズ インク 火災抑制のためのシステム及び方法
WO2004080540A1 (de) * 2003-03-11 2004-09-23 Basf Coatings Ag Verfahren zum brand- und explosionsschutz in einem hochregallager für chemische gefahrstoffe und brand- und explosionsgeschütztes hochregallager
US8517116B2 (en) 2005-01-21 2013-08-27 Amrona Ag Inertization method for preventing fires
JP2006212205A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Hochiki Corp ガス機器及びその消火システム
JP2006236086A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Takenaka Komuten Co Ltd 酸素濃度可変空間における火災検出システム
JP2011253537A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Kidde Technologies Inc 煙検出器システム
CN102270371A (zh) * 2010-06-03 2011-12-07 基德科技公司 烟雾侦测系统
JP2018057576A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 日本ドライケミカル株式会社 空気調整装置
KR20210021880A (ko) * 2019-08-19 2021-03-02 주식회사 경동나비엔 주방용 후드와 환기장치 및 그 제어방법
CN114341559A (zh) * 2019-12-04 2022-04-12 日立环球生活方案株式会社 空气调节系统
JP2021090586A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 ホーチキ株式会社 制御盤消火システム
JP2024007662A (ja) * 2022-07-06 2024-01-19 エア・ウォーター防災株式会社 酸素低減システム
KR102670116B1 (ko) * 2023-05-17 2024-05-29 주식회사 서광이에프 화재 대피 유도용 소방용 표시기구
KR102736570B1 (ko) * 2024-08-30 2024-12-03 립스 주식회사 주차장 화재 관리 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832612B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6978809B2 (ja) 火災避難室
JPH1176445A (ja) クリーンルームにおける消火方法及びその装置
KR101747360B1 (ko) 공동주택의 제연기를 구비한 소방방재장치
KR102113241B1 (ko) 제연설비 및 그 제연설비의 제어방법
KR101610281B1 (ko) 연기제어를 위한 이중모드 급기댐퍼 및 제어방법
KR101638152B1 (ko) 스마트 화재예방 및 대응 시스템
KR20070001065U (ko) 에어커튼기기를 이용한 제연방법 및 그 장치
KR20120109873A (ko) 옥내의 환기시스템 및 그 제연 방법
JP2018057576A (ja) 空気調整装置
KR101929696B1 (ko) 통합형 환기 시스템을 포함하는 이온 주입기
JP2008517193A (ja) ガスの制御換気のためのトンネル用トンネルカバー
JP3224733B2 (ja) 横長筒状空間の火災時換気システム
KR102073356B1 (ko) 화재시 급기와 배기 조절 기능을 구비한 비상 대피 안전 시스템
JP2003260148A (ja) 消火設備
JPH0736667Y2 (ja) 建物の防排煙装置
CN110087742A (zh) 用于封闭体的防火系统以及用于封闭体的防火方法
KR20160057799A (ko) 이너젠 또는 이산화탄소 소화시스템 및 그를 이용한 화재 진압방법
JPH06269511A (ja) フリーアクセスフロア用の消火設備と消火方法
KR101912050B1 (ko) 공동주택의 엘리베이터룸을 이용한 소형 배풍시스템
KR20230124488A (ko) 제연 시스템
JP2000145176A (ja) 集合住宅建物
JP4025933B2 (ja) 多層階建物の空調・排煙方法およびその装置
KR102146228B1 (ko) 출입문에 설치되는 화재 대피 쿨러
JP2017217192A (ja) 建物の火災時煙制御システム
JP2010088567A (ja) 床吹き出し空調兼用排煙システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040402

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060413

A521 Written amendment

Effective date: 20060605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060712

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees