JPH1177260A - タンディッシュ添加用フラックス - Google Patents
タンディッシュ添加用フラックスInfo
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- JPH1177260A JPH1177260A JP19570897A JP19570897A JPH1177260A JP H1177260 A JPH1177260 A JP H1177260A JP 19570897 A JP19570897 A JP 19570897A JP 19570897 A JP19570897 A JP 19570897A JP H1177260 A JPH1177260 A JP H1177260A
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- JP
- Japan
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- slag
- tundish
- flux
- cao
- sio
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タンディッシュからの排滓に際してスラグの
凝固点および粘度を効果的に低下させることのできるフ
ラックスを開発する。 【解決手段】 CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシュ
添加用フラックスであって、(i) Na2OとFとの質量%
比:Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%
含有することで凝固点を下げ、および/またはC=10〜
30質量%含有することで保温性を高め排滓時スラグ粘度
を低く保つ。
凝固点および粘度を効果的に低下させることのできるフ
ラックスを開発する。 【解決手段】 CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシュ
添加用フラックスであって、(i) Na2OとFとの質量%
比:Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%
含有することで凝固点を下げ、および/またはC=10〜
30質量%含有することで保温性を高め排滓時スラグ粘度
を低く保つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造用タンデ
ィッシュを熱間で多数回使用する操業においてタンディ
ッシュ内のスラグに添加するフラックスに関する。
ィッシュを熱間で多数回使用する操業においてタンディ
ッシュ内のスラグに添加するフラックスに関する。
【0002】
【従来の技術】タンディッシュの熱間での多数回使用操
業においては、タンディッシュの容器壁へのスラグのビ
ルドアップを抑制するために、スラグの凝固点および粘
度を低下させる添加剤であるタンディッシュ添加用フラ
ックスを添加してから、排滓を行う。スラグの凝固点あ
るいは粘度の低下には、フッ素 (F) の添加が有効であ
るので従来より、例えば特公平8−2487号公報に開示さ
れているようにホタル石(CaF2) をそのようなフラック
スに配合することが一般的である。
業においては、タンディッシュの容器壁へのスラグのビ
ルドアップを抑制するために、スラグの凝固点および粘
度を低下させる添加剤であるタンディッシュ添加用フラ
ックスを添加してから、排滓を行う。スラグの凝固点あ
るいは粘度の低下には、フッ素 (F) の添加が有効であ
るので従来より、例えば特公平8−2487号公報に開示さ
れているようにホタル石(CaF2) をそのようなフラック
スに配合することが一般的である。
【0003】また、タンディッシュを多数回使用する時
には、スラグとともに残留した地金(Fe)が、ガスバーナ
予熱の際に酸化(FeOの生成) し、次回注入溶鋼を汚染す
ることが避けられない。このFeO 生成を防止する有効な
手段は、タンディッシュを予熱せずに使用するか、ある
いはCAMP ISIJ Vol.9 (1996)-771,772に発表されたよう
に、非酸化性高温ガスを用いて予熱することである。
には、スラグとともに残留した地金(Fe)が、ガスバーナ
予熱の際に酸化(FeOの生成) し、次回注入溶鋼を汚染す
ることが避けられない。このFeO 生成を防止する有効な
手段は、タンディッシュを予熱せずに使用するか、ある
いはCAMP ISIJ Vol.9 (1996)-771,772に発表されたよう
に、非酸化性高温ガスを用いて予熱することである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここに、本発明の目的
は、タンディッシュからの排滓に際してスラグの凝固点
および粘度を効果的に低下させることのできるフラック
スを提供することである。
は、タンディッシュからの排滓に際してスラグの凝固点
および粘度を効果的に低下させることのできるフラック
スを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】スラグの流動性を向上さ
せ排滓を十分に行うには、スラグの凝固点および粘度を
低下させる必要がある。スラグの凝固点・粘度の低下剤
としてはフッ素が広く用いられる。しかしながら、フッ
素のみの添加により凝固点・粘度を低下させるためには
大量の添加が必要となり、耐火物の溶損が激しくなると
いう問題がある。
せ排滓を十分に行うには、スラグの凝固点および粘度を
低下させる必要がある。スラグの凝固点・粘度の低下剤
としてはフッ素が広く用いられる。しかしながら、フッ
素のみの添加により凝固点・粘度を低下させるためには
大量の添加が必要となり、耐火物の溶損が激しくなると
いう問題がある。
【0006】本発明者らは、かかる課題を解決すべく、
種々検討を重ね、フッ素に対し、特定の割合で化学組成
Na2Oで表わされる原料を配合するとスラグの流動性が改
善され、スラグ中のフッ素濃度を過度に高めることな
く、流動性を確保することのできるフラックスを組成す
ることができることを知り、本発明を完成するに至っ
た。
種々検討を重ね、フッ素に対し、特定の割合で化学組成
Na2Oで表わされる原料を配合するとスラグの流動性が改
善され、スラグ中のフッ素濃度を過度に高めることな
く、流動性を確保することのできるフラックスを組成す
ることができることを知り、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】さらに、スラグの流動性は温度降下ととも
に低下するので、排滓を十分に行うためには、スラグ温
度を高く保ったまま排滓することが重要である。従来
は、鋳込終了から排滓開始までの時間短縮や、タンディ
ッシュの耐火物に断熱レンガを使用することにより温度
降下を抑制してきた (例えば、CAMP ISIJ Vol.9 (1996)
770) が、タンディッシュ添加用フラックスそのものの
保温性について言及された例はない。
に低下するので、排滓を十分に行うためには、スラグ温
度を高く保ったまま排滓することが重要である。従来
は、鋳込終了から排滓開始までの時間短縮や、タンディ
ッシュの耐火物に断熱レンガを使用することにより温度
降下を抑制してきた (例えば、CAMP ISIJ Vol.9 (1996)
770) が、タンディッシュ添加用フラックスそのものの
保温性について言及された例はない。
【0008】本発明者らは、タンディッシュ内のスラグ
温度を高く保ち、排滓時の流動性を向上させるための方
策として、タンディッシュ添加用フラックスにカーボン
を比較的多量に添加するとスラグ表面の保温性が高ま
り、スラグ排出が促進されることを見い出した。
温度を高く保ち、排滓時の流動性を向上させるための方
策として、タンディッシュ添加用フラックスにカーボン
を比較的多量に添加するとスラグ表面の保温性が高ま
り、スラグ排出が促進されることを見い出した。
【0009】また、タンディッシュ添加用フラックスに
添加したカーボンは、排滓後もタンディッシュ壁面に付
着・残留するので、ガスバーナ予熱時の地金酸化をも抑
制する効果を有することも見出した。
添加したカーボンは、排滓後もタンディッシュ壁面に付
着・残留するので、ガスバーナ予熱時の地金酸化をも抑
制する効果を有することも見出した。
【0010】ここに、本発明は、次の通りである。 (1) CaO-SiO2-Na2O-F 系のタンディッシュ添加用フラッ
クスであって、(i) Na2OとFとの質量%比:Na2O/F=
1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含有することを
特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。
クスであって、(i) Na2OとFとの質量%比:Na2O/F=
1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含有することを
特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。
【0011】(2) CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシ
ュ添加用フラックスであって、C=10〜30質量%含有す
ることを特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。
ュ添加用フラックスであって、C=10〜30質量%含有す
ることを特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。
【0012】(3) CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシ
ュ添加用フラックスであって、(i)Na2O とFとの質量%
比:Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含
有し、さらに、(iii) さらに、C=10〜30質量%含有す
ることを特徴とする前記(1) 記載のタンディッシュ添加
用フラックス。
ュ添加用フラックスであって、(i)Na2O とFとの質量%
比:Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含
有し、さらに、(iii) さらに、C=10〜30質量%含有す
ることを特徴とする前記(1) 記載のタンディッシュ添加
用フラックス。
【0013】ここに、本発明にかかるフラックスはCaO-
SiO2-Na2O-F 系またはCaO-SiO2-Na2O-F-C 系であって、
上述の組成を有するものである限り、その他の成分は特
に制限されず、通常のタンディッシュ添加用フラックス
のうちの一種を使用すればよい。
SiO2-Na2O-F 系またはCaO-SiO2-Na2O-F-C 系であって、
上述の組成を有するものである限り、その他の成分は特
に制限されず、通常のタンディッシュ添加用フラックス
のうちの一種を使用すればよい。
【0014】本発明の好適態様によれば、しかしなが
ら、次のようにその全体的な組成を規定することができ
る。なお、%は「質量%」である。CaO/SiO2はスラグと
混合後 0.8〜1.5 となるように調整するのが好ましい。 Na2O: Na2O成分は主としてNa2CO3、NaF 等の形態で添加
される。
ら、次のようにその全体的な組成を規定することができ
る。なお、%は「質量%」である。CaO/SiO2はスラグと
混合後 0.8〜1.5 となるように調整するのが好ましい。 Na2O: Na2O成分は主としてNa2CO3、NaF 等の形態で添加
される。
【0015】F: Fは主としてCaF2、NaF の形態で添加
される。このときF量が5〜30%を占める。この範囲よ
り少ないと所期の効果が発揮されず、一方、多すぎると
フラックス添加時の発煙が激しくなる。好ましくは10〜
20%である。
される。このときF量が5〜30%を占める。この範囲よ
り少ないと所期の効果が発揮されず、一方、多すぎると
フラックス添加時の発煙が激しくなる。好ましくは10〜
20%である。
【0016】このように、本発明は、タンディッシュを
熱間で多数回使用する操業上の技術課題であるスラグ排
出促進と残留地金酸化抑制に対し有効であり、タンディ
ッシュの操業安定化と溶鋼の品質向上に寄与するもので
ある。
熱間で多数回使用する操業上の技術課題であるスラグ排
出促進と残留地金酸化抑制に対し有効であり、タンディ
ッシュの操業安定化と溶鋼の品質向上に寄与するもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しながら本発明に
ついてさらに具体的に説明する。タンディッシュ内に残
留するスラグ表面に様々な化学組成のCaO-SiO2-Na2O-F
系フラックスを添加した。フラックスが完全に滓化した
後、サンプリングしたタンディッシュ内スラグの粘度を
測定し、スラグ組成と粘度ならびに凝固点との関係を求
めた。それらの結果を図1〜図4にグラフで示す。な
お、フラックス添加後の他のスラグ組成は Al2O3:20
%、MgO : 7%であった。
ついてさらに具体的に説明する。タンディッシュ内に残
留するスラグ表面に様々な化学組成のCaO-SiO2-Na2O-F
系フラックスを添加した。フラックスが完全に滓化した
後、サンプリングしたタンディッシュ内スラグの粘度を
測定し、スラグ組成と粘度ならびに凝固点との関係を求
めた。それらの結果を図1〜図4にグラフで示す。な
お、フラックス添加後の他のスラグ組成は Al2O3:20
%、MgO : 7%であった。
【0018】排滓時の流動性観察結果および排出スラグ
の粘度測定結果から、スラグの凝固点1200℃以下、かつ
1300℃における粘度=10 poise以下であれば良好な流動
性を有する。
の粘度測定結果から、スラグの凝固点1200℃以下、かつ
1300℃における粘度=10 poise以下であれば良好な流動
性を有する。
【0019】図1および図2は、それぞれCaO/SiO2=1.
5 および0.9 の場合について、フラックス中のNa2OとF
量とによってタンディッシュ内スラグの凝固点を整理し
て示すグラフである。
5 および0.9 の場合について、フラックス中のNa2OとF
量とによってタンディッシュ内スラグの凝固点を整理し
て示すグラフである。
【0020】同じく、図3および図4は、それぞれスラ
グ中CaO/SiO2=1.5 および0.9 の場合について、フラッ
クス中のNa2OとF量とによってタンディッシュ内スラグ
の粘度を整理して示すグラフである。
グ中CaO/SiO2=1.5 および0.9 の場合について、フラッ
クス中のNa2OとF量とによってタンディッシュ内スラグ
の粘度を整理して示すグラフである。
【0021】図1、図2に示す結果より、スラグの凝固
点はCaO/SiO2=1.5, 0.9いずれの場合もスラグ組成がNa
2O/F=1.0 〜4.0 の間に1200℃以下の範囲で極小値を有
することが判明した。
点はCaO/SiO2=1.5, 0.9いずれの場合もスラグ組成がNa
2O/F=1.0 〜4.0 の間に1200℃以下の範囲で極小値を有
することが判明した。
【0022】また、図3、図4に示す結果より、スラグ
の粘度もスラグ組成がNa2O/F=1.0〜4.0 の間に1300℃
における粘度10 poise以下の範囲で極小値を有すること
が明らかとなった。すなわち、スラグ中のF濃度に対
し、適正な割合のNa2Oを含有する化学組成がスラグの流
動性向上に効果的であることが分かる。
の粘度もスラグ組成がNa2O/F=1.0〜4.0 の間に1300℃
における粘度10 poise以下の範囲で極小値を有すること
が明らかとなった。すなわち、スラグ中のF濃度に対
し、適正な割合のNa2Oを含有する化学組成がスラグの流
動性向上に効果的であることが分かる。
【0023】ところで、フラックス添加前のタンディッ
シュ内スラグは、通常、CaO-SiO2-Al2O3-MgOを主成分と
するので、フラックスの化学組成がNa2O/F=1.0 〜4.0
であればフラックス添加後の最終スラグ組成においても
適正なNa2O/F比が得られる。つまり、フラックスの添加
量に関わらず同じNa2O/F比がスラグ中でも実現されるの
である。
シュ内スラグは、通常、CaO-SiO2-Al2O3-MgOを主成分と
するので、フラックスの化学組成がNa2O/F=1.0 〜4.0
であればフラックス添加後の最終スラグ組成においても
適正なNa2O/F比が得られる。つまり、フラックスの添加
量に関わらず同じNa2O/F比がスラグ中でも実現されるの
である。
【0024】図1〜図4に示す結果より、上述のNa2O/F
比において、流動性が良好な物性を得るためには5%以
上のF濃度が要求されることがある。よって、タンディ
ッシュフラックス中のF濃度は最低5%必要である。ま
た、フラックスによるスラグ流動性向上効果は、フラッ
クス中F濃度の上昇に伴い増すが、F濃度が30%を超え
るとフラックス添加時の発煙が激しくなり環境上の問題
が生じる。したがって、F量は5〜30%であり、好まし
くは10〜30%である。
比において、流動性が良好な物性を得るためには5%以
上のF濃度が要求されることがある。よって、タンディ
ッシュフラックス中のF濃度は最低5%必要である。ま
た、フラックスによるスラグ流動性向上効果は、フラッ
クス中F濃度の上昇に伴い増すが、F濃度が30%を超え
るとフラックス添加時の発煙が激しくなり環境上の問題
が生じる。したがって、F量は5〜30%であり、好まし
くは10〜30%である。
【0025】以上のようにNa2O/FおよびF濃度を本発明
の範囲内に調整したCaO-SiO2-Na2O-F系のフラックスに
カーボンを添加した場合の効果を図5、図6に示す。ま
ず、図5に示すように、カーボンを10%以上添加すると
タンディッシュ内ビルドアップ速度が低下し、つまり排
滓が促進され、タンディッシュの容器壁へのビルドアッ
プ重量が減少する。これはカーボン添加による保温効果
によりスラグの流動性が高められるためである。
の範囲内に調整したCaO-SiO2-Na2O-F系のフラックスに
カーボンを添加した場合の効果を図5、図6に示す。ま
ず、図5に示すように、カーボンを10%以上添加すると
タンディッシュ内ビルドアップ速度が低下し、つまり排
滓が促進され、タンディッシュの容器壁へのビルドアッ
プ重量が減少する。これはカーボン添加による保温効果
によりスラグの流動性が高められるためである。
【0026】さらに図6は鋳造初期の[Mn]酸化ロスとフ
ラックス中のC量との関係を示すグラフであって、同図
に示すようにカーボンを10%以上添加したフラックスを
用いて排滓した後のタンディッシュをガスバーナにより
予熱し、次回の鋳造に使用すると、鋳造初期の溶鋼酸化
量 (鋼中合金成分、例えばMnの酸化ロス) がほゞ1/2か
らゼロにまで減少した。これは排滓後も残留したカーボ
ンが予熱時COガスとなり、タンディッシュ内残留地金の
酸化(FeOの生成) を抑制したためと考えられる。
ラックス中のC量との関係を示すグラフであって、同図
に示すようにカーボンを10%以上添加したフラックスを
用いて排滓した後のタンディッシュをガスバーナにより
予熱し、次回の鋳造に使用すると、鋳造初期の溶鋼酸化
量 (鋼中合金成分、例えばMnの酸化ロス) がほゞ1/2か
らゼロにまで減少した。これは排滓後も残留したカーボ
ンが予熱時COガスとなり、タンディッシュ内残留地金の
酸化(FeOの生成) を抑制したためと考えられる。
【0027】ただし、カーボン添加量が30%を超える
と、フラックス投入時発生する火炎が激しく操業に適し
ない。さらに、カーボン添加量が増大すると図7に示す
ように鋼中への浸炭が顕著となり不適である。図7は、
排滓後に次回の溶鋼を受け入れたときの炭素含有量の変
動量を示すものである。好適カーボン添加量は15〜25%
である。
と、フラックス投入時発生する火炎が激しく操業に適し
ない。さらに、カーボン添加量が増大すると図7に示す
ように鋼中への浸炭が顕著となり不適である。図7は、
排滓後に次回の溶鋼を受け入れたときの炭素含有量の変
動量を示すものである。好適カーボン添加量は15〜25%
である。
【0028】本発明にかかるフラックスは一般には、粉
状で例えば袋投入のような適宜手段で排滓時にタンディ
ッシュ内のスラグ量1に対し 0.1〜10の割合で添加され
る。
状で例えば袋投入のような適宜手段で排滓時にタンディ
ッシュ内のスラグ量1に対し 0.1〜10の割合で添加され
る。
【0029】
【実験例】表1に本発明の実験例および比較例で用いた
フラックスの組成例を示す。組成例A〜Eは本発明に基
づく実験例であり、組成例Gはカーボンが添加されてお
らず、かつフッ素のみで凝固点および粘度を低下させた
従来の代表的フラックスである。また組成例Hは、CaO-
Al2O3-MgO 系フラックスの例を示す。
フラックスの組成例を示す。組成例A〜Eは本発明に基
づく実験例であり、組成例Gはカーボンが添加されてお
らず、かつフッ素のみで凝固点および粘度を低下させた
従来の代表的フラックスである。また組成例Hは、CaO-
Al2O3-MgO 系フラックスの例を示す。
【0030】また、組成例IはF濃度が高すぎるため投
入時発煙が大きい例、組成例Jはカーボン量が多いため
操業に適しない例である。なお、組成例Fは、CaO-Al2O
3-MgO 系に少量のFを添加させた例である。
入時発煙が大きい例、組成例Jはカーボン量が多いため
操業に適しない例である。なお、組成例Fは、CaO-Al2O
3-MgO 系に少量のFを添加させた例である。
【0031】このようにして各種組成例のフラックスを
用意し、一方溶鋼温度1500〜1560℃の溶鋼をタンディッ
シュ内溶鋼量を30〜50トンに保ちつつ注入し、連続鋳造
が終了した後、上記各種フラックスをタンディッシュ内
のスラグ表面に添加し、次いで排滓を行った。そのとき
にフラックス添加量は、溶融混合後スラグ中F濃度が5
〜10質量%となるよう決定した。なお、フラックス添加
は袋投入により行った。
用意し、一方溶鋼温度1500〜1560℃の溶鋼をタンディッ
シュ内溶鋼量を30〜50トンに保ちつつ注入し、連続鋳造
が終了した後、上記各種フラックスをタンディッシュ内
のスラグ表面に添加し、次いで排滓を行った。そのとき
にフラックス添加量は、溶融混合後スラグ中F濃度が5
〜10質量%となるよう決定した。なお、フラックス添加
は袋投入により行った。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、排滓時
のスラグ流動性が良好であるので、タンディッシュ内の
スラグビルドアップが少なく、さらにバーナ予熱タンデ
ィッシュの鋳造初期に溶鋼を汚染することが少ないな
ど、実用上の効果が大きいことが分かる。
のスラグ流動性が良好であるので、タンディッシュ内の
スラグビルドアップが少なく、さらにバーナ予熱タンデ
ィッシュの鋳造初期に溶鋼を汚染することが少ないな
ど、実用上の効果が大きいことが分かる。
【図1】スラグ組成:CaO/SiO2=1.5 の場合のタンディ
ッシュ内のスラグの凝固点を示すグラフである。
ッシュ内のスラグの凝固点を示すグラフである。
【図2】スラグ組成:CaO/SiO2=0.9 の場合のタンディ
ッシュ内のスラグの凝固点を示すグラフである。
ッシュ内のスラグの凝固点を示すグラフである。
【図3】スラグ組成:CaO/SiO2=1.5 の場合のタンディ
ッシュ内のスラグの粘度を示すグラフである。
ッシュ内のスラグの粘度を示すグラフである。
【図4】スラグ組成:CaO/SiO2=0.9 の場合のタンディ
ッシュ内のスラグの粘度を示すグラフである。
ッシュ内のスラグの粘度を示すグラフである。
【図5】フラックス中カーボン添加量とタンディッシュ
内のビルドアップ速度の関係を示すグラフである。
内のビルドアップ速度の関係を示すグラフである。
【図6】フラックス中カーボン添加量と鋳造初期[Mn]酸
化ロスの関係を示すグラフである。
化ロスの関係を示すグラフである。
【図7】フラックス中カーボン添加量と [C]ピックアッ
プとの関係を示すグラフである。
プとの関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 CaO-SiO2-Na2O-F 系のタンディッシュ添
加用フラックスであって、(i) Na2OとFとの質量%比:
Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含有
することを特徴とするタンディッシュ添加用フラック
ス。 - 【請求項2】 CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシュ
添加用フラックスであって、C=10〜30質量%含有する
ことを特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。 - 【請求項3】 CaO-SiO2-Na2O-F-C 系のタンディッシュ
添加用フラックスであって、(i)Na2O とFとの質量%
比:Na2O/F=1.0 〜4.0 、かつ(ii)F=5〜30質量%含
有し、さらに、(iii) C=10〜30質量%含有することを
特徴とするタンディッシュ添加用フラックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19570897A JP3144349B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-07-22 | タンディッシュ添加用フラックス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16453597 | 1997-06-20 | ||
| JP9-164535 | 1997-06-20 | ||
| JP19570897A JP3144349B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-07-22 | タンディッシュ添加用フラックス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177260A true JPH1177260A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3144349B2 JP3144349B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=26489599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19570897A Expired - Fee Related JP3144349B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-07-22 | タンディッシュ添加用フラックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144349B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010112886A (ko) * | 2000-06-15 | 2001-12-22 | 이구택 | 중탄소강 연속주조용 프론트 플럭스 |
| KR20020052121A (ko) * | 2000-12-23 | 2002-07-02 | 이구택 | 높은 응고수축량을 갖는 연속주조용 몰드플럭스 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP19570897A patent/JP3144349B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010112886A (ko) * | 2000-06-15 | 2001-12-22 | 이구택 | 중탄소강 연속주조용 프론트 플럭스 |
| KR20020052121A (ko) * | 2000-12-23 | 2002-07-02 | 이구택 | 높은 응고수축량을 갖는 연속주조용 몰드플럭스 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3144349B2 (ja) | 2001-03-12 |
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