JPH1177924A - 捻り包装用積層フィルム - Google Patents

捻り包装用積層フィルム

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JPH1177924A
JPH1177924A JP24886097A JP24886097A JPH1177924A JP H1177924 A JPH1177924 A JP H1177924A JP 24886097 A JP24886097 A JP 24886097A JP 24886097 A JP24886097 A JP 24886097A JP H1177924 A JPH1177924 A JP H1177924A
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JP
Japan
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film
laminated film
resin
cyclic olefin
twist
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JP24886097A
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English (en)
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Kenji Mitsuharu
春 憲 治 三
Masaru Kokuryo
領 勝 国
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TOUSERO KK
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TOUSERO KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、環状オレフィン系樹脂40〜
90重量%とポリエチレン系樹脂10〜60重量%とが
配合された組成物からなる基材層(A)の両面に、エチ
レン系(共)重合体からなる表面層(B)が積層され、
基材層(A)の厚さ(TA)が総厚さ(T0)の30〜8
0%の範囲内にある、捻り包装用積層フィルムである。 【効果】 本発明の積層フィルムは、従来から捻り包装
に使用されているセロハンと同等もしくはそれ以上の捻
り包装特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、捻り包装に好適な捻り性
を有すると共に、フィルム強度、カット性、滑り性、静
防性に優れた捻り包装用の積層フィルムに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】食品等を個包装する捻り包装は、
親しみやすく、美しい包装形態であるとともに、ボリュ
ーム感があり、古くから利用されている包装形態であ
る。このような捻り包装には、両捻り、横型捻り、縦型
捻りなど様々な形態がある。このような捻り包装には、
従来からセロハンが使用されている。こうした捻り包装
に使用されるセロハンは、透明で、かつ包装体を捻った
後、その維持できるという捻り特性に優れており、捻り
包装には極めて適した素材である。しかしながら、この
セロハンは、再生セルロースを主体としるフィルムであ
り、それ自体では防湿性が劣ることから、通常は塩化ビ
ニリデンのような防湿性のよい塩素化樹脂フィルムを積
層して使用されている。このためセロハンからなる捻り
包装フィルムを焼却処理する際に有害物質が発生する場
合があると指摘されており、新たな捻り包装用素材を開
発する必要がある。また、セロハンは再生セルロースを
主体とするフィルムであり、その製造工程に過大なエネ
ルギーを要することから環境保全上および製造コストア
ップを考慮して新たな捻り包装用材料の開発が必要にな
ってきている。
【0003】こうした要請下に、捻り包装材料として無
可塑塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、一軸
延伸高密度ポリエチレンなどを使用することが検討され
ているが、こうした樹脂からなるフィルムは、セロハン
と比較すると、その捻り包装適性が著しく劣る。すなわ
ち、捻り包装では、食品等を包み端部を捻った後、この
捻って包装した状態が保たれなければならない。こうし
た捻った包装状態を維持するためには、ある程度堅いフ
ィルムを使用する必要があるが、堅いフィルムを用いて
例えば角張ったチョコレート等を捻り包装すると、食品
の角部でフィルムが裂けてしまい効率よく捻り包装を行
うことができない。
【0004】こうした事情から、上記のように捻り包装
材料として種々の素材フィルムを使用することが提案さ
れているにも拘わらず、現在でも捻り包装材料としては
依然としてセロハンが使用されているのである。
【0005】
【発明の目的】本発明は、捻り包装材料としてセロハン
に代わり得る包装材料を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の概要】本発明は、環状オレフィン系樹脂40〜
90重量%と、ポリエチレン系樹脂10〜60重量%と
が配合された組成物からなる基材層(A)の両面に、エ
チレン系(共)重合体からなる表面層(B)が積層さ
れ、基材層(A)の厚さ(TA)が総厚さ(T0)の30
〜80%の範囲内にある、捻り包装用積層フィルムにあ
る。
【0007】本発明の捻り包装用積層フィルムは、所定
量のポリエチレン系樹脂を含有する環状オレフィン系樹
脂を基材層(A)とし、この基材層(A)表面にエチレ
ン系(共)重合体からなる表面層(B)が積層された3
層構造を有している。環状オレフィン系樹脂フィルム
は、腰が強く捻り性の良い樹脂フィルムであるが、堅く
脆いためにこの樹脂だけでは捻り包装には使用すること
ができない。本発明の積層体は、この環状オレフィン系
樹脂に所定量のポリエチレン系樹脂を配合した樹脂組成
物を基材層としてこの基材層の両面にエチレン系(共)
重合体フィルムを積層した積層体であり、このような構
成を有する本発明の積層フィルムは、捻り包装特性、外
観および触感ともにセロハンに酷似している。しかも、
本発明の積層体は塩素を含有していないので、焼却して
も有害成分が発生することもない。
【0008】
【発明の具体的な説明】次に本発明の捻り包装用積層体
について具体的に説明する。本発明の捻り包装用の積層
フィルムは、図1に示すように、基材層(A)とこの基
材層(A)の両面に積層された表面層(B)とからな
る。
【0009】本発明の積層フィルムにおいて基材層
(A)は、環状オレフィン系樹脂とポリエチレン系樹脂
とからなる。本発明の積層フィルムの基材層(A)を形
成する環状オレフィン系樹脂は、エチレンと式[I]また
は[II]で表される環状オレフィンとのランダム共重合体
(環状オレフィンランダム共重合体)、式[I]または[I
I]で表される環状オレフィンの開環重合体または共重合
体は、上記式[I]または[II]で表される環状オレフィン
の開環(共)重合体の水素化物、または、上記(共)重
合体のグラフト変性物等である。
【0010】本発明で使用される環状オレフィン系樹脂
のうち、エチレン・環状オレフィンランダム共重合体
は、エチレンと、下記式[I]または[II]で表され
る環状オレフィンとを、好ましくはエチレン/環状オレ
フィン(モル比)で20〜95/80〜5で共重合させ
て得られる共重合体である。
【0011】
【化1】
【0012】上記式[I]中、nは0または1であり、
mは0または正の整数であり、qは0または1であり、
1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子またはハロゲンで置換されていて
もよい炭化水素基であり、R 15〜R18は互いに結合して
単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環また
は多環は二重結合を有していてもよく、またR15とR16
とで、またはR17とR 18とでアルキリデン基を形成して
いてもよい。
【0013】
【化2】
【0014】上記式[II]中、pおよびqは0または正
の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R
1〜R19はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ハ
ロゲンで置換されていてもよい炭化水素基またはアルコ
キシ基であり、R9またはR1 0が結合している炭素原子
と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合して
いる炭素原子とは直接あるいは炭素数1〜3のアルキレ
ン基を介して結合していてもよく、またn=m=0のと
きR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環
または多環の芳香族環を形成していてもよい。
【0015】本発明で使用することができる環状オレフ
ィン系樹脂を形成する環状オレフィンの例としては、ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン誘導体、テトラシクロ[4.
4.0.1 2,5.17,10]-3-ドデセン誘導体、ヘキサシクロ[6.
6.1.13,6.110,13.22,7.09,14]-3-ヘプタデセン誘導体、
オクタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,18.113,16.03,8.01
2,17]-5-ドコセン誘導体などを挙げることができる。こ
のような環状オレフィンは単独であるいは組み合わせて
使用することができる。
【0016】上記のような環状オレフィンはエチレンと
ランダムに共重合することにより環状オレフィン系ラン
ダム共重合体を形成する。このような環状オレフィン系
ランダム共重合体には、環状オレフィンおよびエチレン
の他に、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテ
ン、1-ヘキセン、1-オクダデセンおよび1-エイコセン等
の炭素数3〜20のα-オレフィン;シクロペンテン、
シクロヘキセン、3a,5,6,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-
1H-インデン等のシクロオレフィン、1,4-ヘキサジエ
ン、4-メチル-4-ヘキサジエン、5-ビニル-2-ノルボルネ
ン等の非共役ジエン;ノルボルネン-2、5-クロロノルボ
ルネン等のノルボルネン等が共重合していてもよい。
【0017】また、本発明において、環状オレフィン系
樹脂としては、上記のような環状オレフィンの開環
(共)重合体を使用することもできる。また、環状オレ
フィン系樹脂としては、上記の環状オレフィン開環
(共)重合体の水添物を使用することもできる。さら
に、本発明において、環状オレフィン系樹脂としては、
上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体、環状
オレフィン開環(共)重合体あるいは環状オレフィン開
環(共)重合体の水添物を、例えば無水マレイン酸、マ
レイン酸、無水イタコン酸、イタコン酸、(メタ)アク
リル酸等の不飽和カルボン酸あるいはその無水物等の変
性剤で変性したグラフト物をも使用することができる。
これらの変性剤は単独であるいは組み合わせて使用する
ことができる。
【0018】これらの環状オレフィン系樹脂は、単独で
あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。な
おこのような環状オレフィン系樹脂は、特開昭60-16870
8号、同61-120816号、同61-115912号、同61-115916号、
同61-271308号、同61-272216号、同62-252406号および
同62-252407号などの公報に記載の方法に準じて製造す
ることができる。
【0019】また環状オレフィン系樹脂層には、本発明
の目的を損なわない範囲で、紫外線吸収剤、耐熱安定
剤、耐候安定剤、耐光安定剤、帯電防止剤、スリップ
剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、核剤、滑剤、特定
波長の光だけを吸収する染料、顔料、天然油、合成油、
ワックスまたは可透光性の充填剤などの添加剤が含有さ
れていてもよい。
【0020】このような環状オレフィン系樹脂につい
て、135℃のデカリン中で測定した極限粘度[μ]は、
通常は0.01〜20dl/gの範囲内、好ましくは0.05
〜10dl/gの範囲内にある。また、これらの環状オレフ
ィン系樹脂についてX線を用いて測定した結晶化度は、
通常は5%以下、多くの場合0%である。
【0021】また、上記のような環状オレフィン系樹脂
についてサーマル・メカニカルアナライザーで測定した
軟化温度(TMA)は通常は60℃以上、好ましくは7
0℃以上であり、ガラス転移点(Tg)は、通常は30
℃以上、好ましくは60℃以上、さらに好ましくは70
〜230℃である。
【0022】また、この環状オレフィン系樹脂について
260℃で測定したメルトフローレート(MFR:AS
TM D 1238)は、通常は1〜100g/10分、
好ましくは5〜50g/10分である。
【0023】本発明の積層フィルムを形成する基材層
(A)は、上記のような環状オレフィン系樹脂と、ポリ
エチレン系樹脂とからなる樹脂組成物から形成されてい
る。本発明において基材層(A)を形成するポリエチレ
ン系樹脂としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレンのいずれをも使用すること
ができる。本発明において環状オレフィン系樹脂と混合
されて基材層(A)を形成するポリエチレン系樹脂とし
ては、高密度ポリエチレンまたは線状低密度ポリエチレ
ンが好ましく使用される。ここで使用されるポリエチレ
ン系樹脂は、エチレンの単独重合体であってもよく、あ
るいは、エチレンと炭素数3以上のα-オレフィンとの
共重合体であってもよい。このポリエチレン系樹脂が、
共重合体である場合には、α-オレフィンの共重合量
は、通常は5モル%以下、好ましくは3モル%以下であ
る。
【0024】さらに、本発明において、基材層を形成す
る高密度ポリエチレンとしては、密度が通常は0.94
0〜0.970g/cm3、好ましくは0.950〜0.960
g/cm3の範囲内にあり、190℃におけるメルトインデ
ックスが通常は0.02〜20g/10分、好ましくは0.1
〜10g/10分の範囲内にあるものが使用される。また、
線状低密度ポリエチレンとしては、密度が通常は0.8
70〜0.945g/cm3、好ましくは0.920〜0.94
0g/cm3の範囲内にあり、190℃におけるメルトイン
デックスが通常は0.1〜30g/10分、好ましくは0.5
〜10g/10分)の範囲内にあるものが使用される。
【0025】このように基材層(A)を形成する樹脂組
成物が、環状オレフィン系樹脂の他にポリエチレン系樹
脂を含有することにより、捻り包装時に基材層(A)に
層の裂け、割れ等が発生しにくくなる。
【0026】このようなポリエチレン系樹脂は、基材層
(A)を形成する樹脂組成物は、上記環状オレフィン系
樹脂40〜90重量%とポリエチレン系樹脂10〜60
重量%、好ましくは環状オレフィン系樹脂60〜80重
量%とポリエチレン系樹脂20〜40重量%の量比で混
合されている。
【0027】このような環状オレフィン系樹脂とポリエ
チレン系樹脂とからなる基材層(A)の厚さ(TA)は、通
常は10〜50μm、好ましくは15〜30μmであ
る。本発明の捻り包装用積層フィルムは、上記のような
基材層(A)の両面にエチレン系(共)重合体からなる
表面層(B)が積層されている。上記のような環状オレ
フィン系樹脂とポリエチレン系樹脂とからなる層だけで
は捻り包装性、即ち捻り包装した時に捻った形態がその
まま維持されるという特性は発現するが、この層単独で
なる包装材料は、剛性が充分ではなく、例えば角張った
食品等を捻り包装すると、角部でフィルムが裂けること
がある。さらに、環状オレフィン系樹脂を主成分とする
フィルムは、耐溶剤性がそれほど高くないので包装材料
表面への印刷が制限をうける。また、環状オレフィン系
樹脂を主成分とするフィルムには、スリップ剤、帯電防
止剤を安定に配合してもその発現効果が低い傾向がある
ので、こうした環状オレフィン系樹脂を主成分とするフ
ィルムを用いて環状オレフィン系樹脂を主成分とするフ
ィルムを用いて実際に捻り包装を行おうとしても、こう
したフィルムは包装装置内を流れにくくなる。
【0028】本発明では、上記のような環状オレフィン
系樹脂を主成分とするフィルムを捻り包装に使用するに
際して、この環状オレフィン系樹脂を主成分とする基材
層(A)の両面にエチレン系(共)重合体からなる表面
層(B)を積層することにより、捻り包装用フィルムと
してセロハンに匹敵する特性を得ているのである。
【0029】ここで、表面層(B)を形成する樹脂は、
エチレン系(共)重合体であり、エチレンの単独重合
体、エチレンと炭素数3以上のα-オレフィンとの共重
合体を使用することができるが、特に本発明においては
密度が通常は0.870〜0.945g/cm3、好ましくは
0.900〜0.940g/cm3の範囲内にあり、190℃
におけるメルトインデックスが通常は0.1〜30g/10
分、好ましくは0.5〜10g/10分の範囲内にあるエチ
レン系(共)重合体が好適に使用される。さらに、こう
したエチレン系(共)重合体の中でも、密度が0.87
0〜0.945g/cm3、好ましくは0.920〜0.940
g/cm3の範囲内にあり、190℃におけるメルトインデ
ックスが0.1〜30g/10分、好ましくは0.5〜10g/
10分の範囲内にある線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)を使用することが特に好ましい。このようなエチレ
ン系(共)重合体で形成される表面層(B)は、基材層
(A)の両面に形成されるが、両面に形成される表面層
(B)は同一の樹脂で形成することを特に必要とするも
のではないが、表面層を形成する樹脂が異なる場合、フ
ィルムがカールすることが多く、従って、本発明におい
ては、表面層(B)は同一の樹脂で形成することが好ま
しい。
【0030】この表面層(B)を形成するエチレン系
(共)重合体中には、スリップ剤および帯電防止剤、さ
らに必要によりアンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、
耐熱安定剤、耐候安定剤、耐光安定剤、防曇剤、核剤、
滑剤、特定波長の光だけを吸収する染料、顔料、天然
油、合成油、ワックスまたは可透光性の充填剤などの添
加剤等を配合することが好ましい。このような添加剤
は、エチレン系(共)重合体からなる表面層(B)には
均一に、かつ安定に配合することができる。このような
添加剤は、エチレン系(共)重合体中に通常は10重量
%以下、好ましく7重量%以下の量で配合される。本発
明の包装フィルムを用いて食品等を捻り包装する際に上
記のような添加剤を表面層(B)を形成するエチレン系
(共)重合体中に配合することにより、本発明のフィル
ムを安定して包装装置に供給し続けることができる。
【0031】本発明で使用することができるスリップ剤
の例としては、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド等の
高級脂肪酸アミドやエチレンビスオレイン酸アミド、エ
チレンビスエルカ酸アミド等の高級脂肪酸ビスアミド等
を挙げることができる。また、帯電防止剤の例として
は、グリセリン高級脂肪酸モノまたはジエステル、ジグ
リセリン高級脂肪酸モノまたはジエステル等を挙げるこ
とができる。
【0032】また、こうしたエチレン系(共)重合体へ
の添加剤として、スリップ剤、帯電防止剤、アンチブロ
ッキング剤等が混合されて市販されており、本発明で
は、こうした混合物を単独であるいは組み合わせて使用
することもできる。このよううな混合物の例として、ウ
ルトゼックス用マスターバッチAZ−20M(三井石油
化学工業(株)製)、帯電防止剤マスターバッチリケマ
スターMPE−6(理研ビタミン(株)製)等を挙げる
ことができる。
【0033】本発明の捻り包装用積層フィルムにおい
て、上記表面層(B)のそれぞれの厚さ(TB,TB) は、通
常は1〜30μm、好ましくは5〜15μmの範囲内に
ある。そして、表面層(B)/基材層(A)/表面層
(B)の3層構造を有する本発明の捻り包装用積層フィ
ルムの全体の厚さ(T0)は通常は20〜60μm、好まし
くは25〜40μmの範囲内にある。こうした本発明の
捻り包装用積層フィルムの全厚さ(T0)中(100%)
で、基材層(A)の占める厚さ(TA)は、通常は30〜8
0%、好ましくは50〜70%であり、さらに好ましく
は50〜60%であり、従って、それぞれの表面層
(B)の占める厚さ(TB,TB)は、通常は20〜70%、
好ましくは30〜50%、さらに好ましくは40〜50
%である。本発明の積層フィルム中における基材層
(A)の占める厚さ(TA) の割合が上記範囲を逸脱して
大きいと、必然的に表面層(B)の占める厚さ(TB,TB)
の割合が小さくなり、セロハンに匹敵する強度が得られ
ないことがある。また、積層フィルム中における基材層
(A)の占める厚さ(TA) の割合が上記範囲を逸脱して
小さいと、必然的に表面層(B)の占める厚さ(TB,TB)
の割合が大きくなり、捻り包装性が低くなり、捻り包装
したときの捻った状態が維持されないことがある。
【0034】また、本発明における基材層(A)の表裏
面にそれぞれ形成される2層の表面層(B)の厚さ(TB,
TB)は、実質的に同一であることが好ましい。表面層
(B)の厚さが異なると、積層フィルムがカールしやす
くなる。
【0035】さらに本発明の積層フィルムは、JIS−
K−6782に規定される方法に従って測定したフィル
ムの縦方向および横方向の破断点応力が20MPa以上
であり、且つ破断点伸度が10%以上であることが好ま
しく、破断点応力が25MPa以上であり、且つ破断点
伸度が40%以上であることが特に好ましい。
【0036】このような破断点応力を有する積層フィル
ムは、捻り包装に際にフィルムの裂けおよびフィルム切
れなどが発生しにくい。また、本発明の積層フィルム
は、捻り包装用であることから、次のようにして測定さ
れた曲げ角度が所定値よりも小さいことが好ましい。即
ち、積層フィルムから5cm×5cmの試験片を切り出し、
このフィルムを二つ折りにまげて、このフィルム全面に
4kgの荷重を載せ30秒間放置した後、この荷重を取り
除いて60秒間放置する。60秒の間に折り曲げたフィ
ルムは元に戻ろうとするが、本発明の積層フィルムは、
捻り包装用であることから、一旦賦形された形が保持さ
れるという特性を有することが必要であり、上記のよう
にして60秒経過したときのフィルムの曲げ角度が60
度未満であることが好ましく、さらに50度以下、特に
40度以下であることが望ましい。
【0037】このように一旦荷重をかけて折り曲げたフ
ィルムの角度が60度未満、好ましくは50度以下、特
に好ましくは40度以下になるように本発明のフィルム
の層を構成することにより、セロハンと同等の捻り包装
性能が発現する。ちなみに、通常捻り包装に使用されて
いるセロハンについて同様に角度を測定してみると60
度未満であり、捻り包装に特に適しているセロハンの角
度は50度以下、好適な物は40度以下である。
【0038】上記のような構成を有する本発明の積層フ
ィルムは、外観、触感、捻り包装性、機械的特性等の点
において、セロハンと酷似しており、従来捻り包装用材
料として広く使用されていたセロハンと同様に使用する
ことができる。しかも、防湿性は、セロハン単独の場合
よりも格段に高いので、従来の捻り包装用セロハンのよ
うに表面にポリ塩化ビニリデンコーティングなどを施す
必要がなく、従って、焼却してもハロゲン化物等が発生
することがない。また、本発明の積層フィルムは、従来
から使用されている捻り包装用セロハンよりも安価に供
給することができる。
【0039】本発明の捻り包装用積層フィルムは、種々
の方法で製造することができる。例えば、表面層(B)
/基材層(A)/表面層(B)の層構成を有するように
共押出Tダイ法、共押出インフレーション法、フィルム
ラミネート法等の方法を採用して製造することができ
る。ここでフィルムラミネーションにより製造する場合
には、表面層(B)を形成するフィルムと基材層(A)
を形成するフィルムとを接着剤を介して積層することが
できる。また、サンドイッチ押出コーティングにより製
造する場合には、表面層(B)を形成するフィルムを予
め製造し、基材層(A)を押出ながら表面層(B)を形
成するフィルムを積層することにより製造することがで
きる。こうした方法の中でも共押出Tダイ法、共押出イ
ンフレーション法が好ましい。
【0040】上記のような本発明の捻り包装用積層フィ
ルムは、従来セロハンを用いて捻り包装されていた、キ
ャンディー、チョコレート等の菓子類の縦捻り包装材
料、横捻り包装材料として使用することができる。さら
に、機械的特性にも優れているので、包装速度300〜
1200個/分というような高速捻り包装にも対応する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によりセロハンと同等あるいはそ
れ以上の捻り包装特性を備えた捻り包装用積層フィルム
が供給される。
【0042】すなわち、本発明の捻り包装用積層フィル
ムは、環状オレフィン系樹脂を用いた基材層(A)と、
この基材層(A)の両面に積層されたエチレン系(共)
重合体からなる表面層(B)とからなるので、捻り後の
戻りが小さく一旦捻られて賦形されればその形態がその
まま保持される。また、本発明の積層フィルムは強度が
高く、捻り包装時にフィルムの破れあるいは穴あきなど
が発生しにくい。さらに、このフィルムは、腰が強く、
滑り性、静防性が良いので、このフィルムを用いて自動
包装の際にスムーズに装置に送り込むことができる。
【0043】さらに、本発明の積層フィルムの最外層は
エチレン系(共)重合体からなるので、印刷に用いるイ
ンクに含まれる溶剤に対する耐溶剤性が良好である。ま
た、透明性もよく、セロハンと同様に印刷性も良好であ
る。
【0044】この捻り包装用積層フィルムは、それ自体
で優れた防湿性があることから、セロハンのように防湿
のためのポリ塩化ビニリデンコート層等を形成する必要
がなく、従って、本発明の積層フィルムには、実質的に
塩素等のハロゲンが含有されていない。このため、この
積層フィルムを焼却処分したとしても、ハロゲン化物、
ダイオキシン等が発生することがない。さらに、本発明
のフィルムは安価に供給することができる。
【0045】このように本発明の積層フィルムは、種々
の提案にも拘わらず代用することが出来なかった捻り包
装用包装材料であるセロハンに代わって、セロハンと同
様に捻り包装をすることができるフィルムである。
【0046】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例により何等限定され
るものではない。
【0047】本発明の実施例および比較例で用いたフィ
ルムの成形方法及び物性等の測定、評価法は以下の通り
である。 フィルム成形方法 合流方式が、マルチマニホールド3種3層型T−ダイ
(ダイ開口幅1450mm)と押出機(スクリュー直径7
5mm、75mm、75mm)からなるT−ダイキャスト成形
機を用い、T−ダイ部における樹脂温度を230℃に設
定して各押出樹脂を溶融積層化しながら、表面層(B)
/基材層(A)/表面層(B)の層構成を有する3層構
成のフィルムを押出し、直ちに30℃の冷却ロールに巻
き付けて冷却固化せしめ、引き取り速度40m/分で引
き取り、評価用のフィルムとしてロール状に捲き取っ
た。尚、捲き取る直前には、フィルム片面側にコロナ処
理を施し、印刷加工ができるようにした。
【0048】フィルム評価方法と加工条件 (1)捻り加工適性 捻り包装機(テンチ機械(株)製、縦捻り包装機)を使
用して、製造した積層フィルムの捻り包装加工性を評価
した。評価基準及び加工条件は下記のとおりである。 <評価基準> (1−1)捻り性 「○」:捻りが完全で、捻り部分の戻りが少なく、被包
装物の包装フィルムからの飛び出しが無く且つ捻り加工
時にフィルムの破れ、穴開き等が無い。 「△」:捻り後の戻りが大きく、不完全な状態。 「×」:捻り性が悪く、被包装物が包装フィルムから飛
び出したり、加工時にフィルムが破れて、捻り包装不
能。 (1−2)フィルムフィード性 「○」:フィルム自動搬送行程でのフィルム詰まりやズ
レが無い状態。 「×」:フィルム自動搬送行程でのフィルム詰まりやズ
レが発生する状態。 <加工条件> フィルム幅:96mm、捻り角度:900°(2.5回
転)、 包装速度:180個/分。 (2)折り曲げ角度 一辺が5cmの正方形に裁断した評価フィルムを二つ折り
にし、直ちに4kgの荷重をその二つ折りのフィルムの上
に30秒間載せる。その後、荷重を取り除き、60秒後
の折り曲げ部分の角度を分度器によって測定する。 (3)破断点応力/破断点伸度 JIS K6782法に準拠して測定した。 (4)耐衝撃性 フィルムインパクトテスター(東洋精機(株)製、先端
半径1インチ球)を使用して、フィルム突き破り強度を
以て耐衝撃性を評価した。 (5)滑り性 フィルム外面同志の滑り傾斜角法による滑り始めの角度
(tanθ)の大小で以て、フィルムの滑り性とした。 (6)静防性 表面抵抗測定機(アドバンテスト(株)社製 RE34
0A)を用い、フィルムの表面抵抗値を以て静防性の評
価を行った。測定雰囲気は、23℃、50%Rhであ
る。 (7)引裂き強度 エルメンドルフ法(JIS P8116)による引き裂
き強度を測定した。 (8)透明性 JIS K6714法に準じて、ヘイズ値を測定した。
【0049】
【実施例1】上記のフィルム成形方法及びフィルム物性
評価方法に従い、積層フィルムの成形と各評価を行っ
た。
【0050】結果を表1に示す。以下に本発明の実施例
での樹脂の種類及びフィルム構成を示す。 基材層(A)形成樹脂: 環状オレフィン系樹脂(Ac) (Ac−1)市販のエチレン−環状オレフィンランダム
共重合体、 MFR(at260℃):40g/10分、ガラス転移温
度:80℃ ポリエチレン系樹脂(Ap) (Ap−1)市販の線状低密度ポリエチレン樹脂、 MFR(at190℃):2.1g/10分、密度:0.94
0g/cm3 配合比率: (Ac−1)80重量% (Ap−1)20重量% 表面層(B)形成樹脂: 線状低密度ポリエチレン樹脂(Bp) (Bp−1)市販の線状低密度ポリエチレン樹脂、 MFR(at190℃):2.1g/10分、密度:0.94
0g/cm3 表面層形成樹脂への添加剤(Ba) (Ba−1)市販のスリップ、アンチブロッキングマス
ターバッチ (Ba−2)市販の静防剤マスターバッチ 配合比率: (Bp−1)95重量%、 (Ba−1)2重量%、 (Ba−2)3重量%フィルム構成:
【0051】
【実施例2】フィルム構成比率を下記のとおり変更した
他は全て実施例1と同一の方法及び条件で評価を行っ
た。
【0052】結果を表1に示す。 フィルム構成:
【0053】
【実施例3】基材層(A)を形成するポリエチレン系樹
脂(Ap−1)の配合量を30重量%に変更した他は全
て実施例1と同地の方法及び条件で評価を行った。
【0054】結果を表1に示す。
【0055】
【実施例4】基材層(A)を形成するポリエチレン系樹
脂(Ap−1)の配合量を30重量%に変更した他は全
て実施例2と同一の方法及び条件で評価を行った。
【0056】結果を表1に示す。
【0057】
【実施例5】表面層(B)を形成する線状低密度ポリエ
チレン樹脂(Bp)を下記の銘柄(Bp−2)に変更
し、基材層(A)を形成するポリエチレン系樹脂(A
p)を下記銘柄(Ap−2)に変更した他は全て実施例
1と同一の方法及び条件で評価を行った。 線状低密度ポリエチレン樹脂(Bp) (Bp−2) 市販の線状低密度ポリエチレン樹脂、MFR(at190
℃):2.1g/10分、密度:0.920g/cm3 ポリエチレン系樹脂(Ap) (Ap−2) 市販の線状低密度ポリエチレン樹脂、MFR(at190
℃):2.1g/10分、密度:0.920g/cm3 結果を表1に示す。
【0058】
【実施例6】フィルム構成比率を下記のとおり変更した
他は全て実施例5と同一の方法及び条件で評価を行っ
た。
【0059】結果を表1に示す。 フィルム構成:
【0060】
【比較例1】基材層(A)を形成するポリエチレン系樹
脂(Ap)の配合量を0重量%に変更した他は全て実施
例1と同一の方法及び条件で評価を行った。
【0061】結果を表1に示す。
【0062】
【比較例2】基材層(A)を形成するポリエチレン系樹
脂(Ap)の配合量を0重量%に変更した他は全て実施
例2と同一の方法及び条件で評価を行った。結果を表1
に示す。
【0063】
【比較例3】フィルム構成比率を下記のとおり変更した
他は全て比較例1と同一の方法及び条件で評価を行っ
た。
【0064】結果を表1に示す。 フィルム構成:
【0065】
【参考例1】表面(B)層樹脂の添加剤(Ba)の(B
a−1)及び(Ba−2)添加量を0重量%にした他は
全て実施例1と同一の方法及び条件で評価を行った。
【0066】
【比較例4】表面(B)層樹脂種類及びフィルム構成を
下記に変更した他は実施例1と同様の条件で評価を行っ
た。 表面層(B)形成樹脂: (Bp−3) 市販のMFR(at230℃):5.5kg/10分、密度:
0.910g/cm3 添加剤(Ba) (Ba−2) 市販のスリップ、アンチブロッキングマスターバッチ 配合比率: (Bp−3)95重量%、(Ba−2)5重量% フィルム構成: 結果を表1に示す。
【0067】
【比較例5】フィルムとして、一軸延伸ポリエチレンフ
ィルム(25μm厚み)を用い、実施例1と同様にして
フィルム物性評価を行った。
【0068】結果を表1に示す。
【0069】結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の捻り包装用積層フィルムの
断面を模式的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/04 C08L 23/04 65/00 65/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状オレフィン系樹脂40〜90重量%
    とポリエチレン系樹脂10〜60重量%とが配合された
    組成物からなる基材層(A)の両面に、エチレン系
    (共)重合体からなる表面層(B)が積層され、基材層
    (A)の厚さ(T A)が総厚さ(T0)の30〜80%の
    範囲内にある、捻り包装用積層フィルム。
  2. 【請求項2】 基材層(A)を構成する環状オレフィン
    系樹脂が、エチレンと環状オレフィンとのランダム共重
    合体、環状オレフィン開環(共)重合体、環状オレフィ
    ン開環(共)重合体の水素化物、およびこれらの(共)
    重合体のグラフト変性物よりなる群から選ばれる少なく
    とも一種類の樹脂であり、ポリエチレン系樹脂が、密度
    が0.940〜0.970g/cm3、190℃におけるメ
    ルトインデックスが0.02〜20g/10分の範囲にあ
    る高密度ポリエチレンまたは密度が0.87〜0.945
    g/cm3、190℃におけるメルトインデックスが0.1
    〜30g/分の範囲にある線状低密度ポリエチレンであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の捻り包装用積層フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 表面層(B)を構成するポリエチレン系
    (共)重合体の密度が0.87〜0.945g/cm3の範
    囲内にあり、190℃におけるメルトインデックスが
    0.1〜20g/10分の範囲内にあることを特徴とする
    請求項1に記載の捻り包装用積層フィルム。
  4. 【請求項4】 表面層(B)を形成するポリエチレン系
    (共)重合体に、スリップ剤および帯電防止剤が配合さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の捻り包装用
    積層フィルム。
  5. 【請求項5】 前記基材層(A)と該基材層(A)の両
    面に積層された表面層(B)とからなる捻り包装用積層
    フィルムの厚さ(T0)が、20〜60μmの範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の捻り包装用積層フィ
    ルム。
  6. 【請求項6】 上記積層フィルムについて、JIS−K
    −6782に規定される方法にしたがって測定したフィ
    ルムの縦方向および横両方向の破断点応力が20MPa
    以上であり、かつ破断点伸び率が10%以上であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の捻り包装用積層
    フィルム。
  7. 【請求項7】 上記積層フィルムについて、5cm×5cm
    のフィルムを二つ折りに曲げて、4kgの荷重を該フィル
    ム上に30秒間載せ、該荷重を取り除いて60秒間放置
    した後、該フィルムの折り曲げ部分の折り曲げ角度が6
    0°未満であることを特徴とする請求項1、2または6
    のいずれかに記載の捻り包装用積層フィルム。
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