JPH117816A - 光吸収体、反射体および照明装置 - Google Patents
光吸収体、反射体および照明装置Info
- Publication number
- JPH117816A JPH117816A JP9158424A JP15842497A JPH117816A JP H117816 A JPH117816 A JP H117816A JP 9158424 A JP9158424 A JP 9158424A JP 15842497 A JP15842497 A JP 15842497A JP H117816 A JPH117816 A JP H117816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thin film
- light
- reflector
- titanium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】膜厚を小さくできるために成膜時間を短縮する
とともに、成膜設備の清掃頻度を少なくして低コストの
光吸収体、これを用いた反射体および照明装置を提供す
る。 【解決手段】主成分がチタンまたはチタン化合物からな
る第1の薄膜と、主成分がクロムまたはクロム化合物か
らなり膜厚が第1の薄膜の約2倍の第2の薄膜をと含む
吸光膜を基体の表面に形成して光吸収体を得る。さら
に、吸光膜の上に多層干渉膜からなる特定波長域光を反
射する光選択反射膜を形成することにより、反射体を得
る。第1の薄膜と第2の薄膜との光学的膜厚を約1:2
にすることにより、その理由は詳でないが、十分な光吸
収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を小さくする
ことができ、成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の
清掃頻度を少なくすることができる。
とともに、成膜設備の清掃頻度を少なくして低コストの
光吸収体、これを用いた反射体および照明装置を提供す
る。 【解決手段】主成分がチタンまたはチタン化合物からな
る第1の薄膜と、主成分がクロムまたはクロム化合物か
らなり膜厚が第1の薄膜の約2倍の第2の薄膜をと含む
吸光膜を基体の表面に形成して光吸収体を得る。さら
に、吸光膜の上に多層干渉膜からなる特定波長域光を反
射する光選択反射膜を形成することにより、反射体を得
る。第1の薄膜と第2の薄膜との光学的膜厚を約1:2
にすることにより、その理由は詳でないが、十分な光吸
収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を小さくする
ことができ、成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の
清掃頻度を少なくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光吸収体、これを用
いた反射体および照明装置に関する。
いた反射体および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイクロイックミラーと称される多層干
渉膜からなり、可視光を反射して熱線を透過する光選択
反射膜を備えた反射体は、光源たとえば電球が可視光と
ともに放射する多量の熱線をなるべく除去して可視光だ
けを反射することができるため、スポットライトなどの
照明器具の反射体として使用すると、理論上約80%の
熱線を除去することができる。
渉膜からなり、可視光を反射して熱線を透過する光選択
反射膜を備えた反射体は、光源たとえば電球が可視光と
ともに放射する多量の熱線をなるべく除去して可視光だ
けを反射することができるため、スポットライトなどの
照明器具の反射体として使用すると、理論上約80%の
熱線を除去することができる。
【0003】したがって、店舗照明において、商品を熱
線から保護して照明する場合に多用されている。
線から保護して照明する場合に多用されている。
【0004】ところで、多層干渉膜からなる光選択反射
膜を備えた反射体には、基体にガラスを用いたものと、
金属を用いたものとがある。
膜を備えた反射体には、基体にガラスを用いたものと、
金属を用いたものとがある。
【0005】金属の基体を用いた反射体は、大きな反射
体や異形の反射体に好適である。
体や異形の反射体に好適である。
【0006】しかし、金属の基体を用いる光選択反射膜
を備えた反射体においては、光選択反射膜をいったん透
過した熱線の多くが、基体の表面で反射して再び多層干
渉膜を背面側から透過して被照体側へ照射されるという
問題がある。
を備えた反射体においては、光選択反射膜をいったん透
過した熱線の多くが、基体の表面で反射して再び多層干
渉膜を背面側から透過して被照体側へ照射されるという
問題がある。
【0007】そこで、基体と多層干渉膜との間に熱線吸
収膜を形成している。熱線吸収膜として、黒色塗装層、
黒色染料層、黒色化陽極酸化膜、またはチタン系の薄膜
およびクロム系の薄膜の複合層などを用いることが知ら
れている。
収膜を形成している。熱線吸収膜として、黒色塗装層、
黒色染料層、黒色化陽極酸化膜、またはチタン系の薄膜
およびクロム系の薄膜の複合層などを用いることが知ら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、熱線の一部
は熱線吸収膜の表面で反射して可視光反射・熱線透過膜
を再び透過して戻るという問題がある。このため、熱線
除去率が低下する。
は熱線吸収膜の表面で反射して可視光反射・熱線透過膜
を再び透過して戻るという問題がある。このため、熱線
除去率が低下する。
【0009】上記の種々の熱線吸収膜のうち、チタン系
の薄膜およびクロム系の薄膜の複合層は、熱線および可
視光にわたる広い波長範囲の光を良好に吸収する性質を
有している光吸収体である。この光吸収体を熱線吸収体
として上記のように用いることにより、熱線吸収膜の表
面における熱線の反射の問題を実用的な範囲で解決する
ことができるようになり、熱線除去率が向上した。
の薄膜およびクロム系の薄膜の複合層は、熱線および可
視光にわたる広い波長範囲の光を良好に吸収する性質を
有している光吸収体である。この光吸収体を熱線吸収体
として上記のように用いることにより、熱線吸収膜の表
面における熱線の反射の問題を実用的な範囲で解決する
ことができるようになり、熱線除去率が向上した。
【0010】しかし、従来のチタン系の薄膜およびクロ
ム系の薄膜の複合層からなる吸光膜は、チタン系の薄膜
とクロム系の薄膜とがほぼ同一の光学的膜厚に形成され
ていた。
ム系の薄膜の複合層からなる吸光膜は、チタン系の薄膜
とクロム系の薄膜とがほぼ同一の光学的膜厚に形成され
ていた。
【0011】このため、十分な熱線吸収作用を行わせる
には、その光学的膜厚を大きくする必要があった。
には、その光学的膜厚を大きくする必要があった。
【0012】このため、成膜に数十分程度の長時間を要
していた。
していた。
【0013】このことは、成膜設備の清掃頻度を高める
ことにもなって、そのためコスト高であった。
ことにもなって、そのためコスト高であった。
【0014】本発明は、光学的膜厚を小さくできるため
に成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃頻度を
低くして、低コストの光吸収体、これを用いた反射体お
よび照明装置を提供することを目的とする。
に成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃頻度を
低くして、低コストの光吸収体、これを用いた反射体お
よび照明装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の光吸収
体は、基体と;主成分がチタンからなり基体の表面に形
成された第1の薄膜および主成分がクロムからなり第1
の薄膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜
厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜と;を具備している
ことを特徴としている。
体は、基体と;主成分がチタンからなり基体の表面に形
成された第1の薄膜および主成分がクロムからなり第1
の薄膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜
厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜と;を具備している
ことを特徴としている。
【0016】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0017】基体について説明する。
【0018】基体は、金属、合成樹脂、ガラスおよびセ
ラミックスなどの剛性のある材料を用いることができる
が、基体に吸収した熱を放散させるために、なるべく放
熱性の良好なものが効果的である。熱線を放散させるに
は、吸収した熱によって基体が温度上昇するから、輻
射、対流または伝導のいずれか一または複数の態様の組
み合わせによればよい。
ラミックスなどの剛性のある材料を用いることができる
が、基体に吸収した熱を放散させるために、なるべく放
熱性の良好なものが効果的である。熱線を放散させるに
は、吸収した熱によって基体が温度上昇するから、輻
射、対流または伝導のいずれか一または複数の態様の組
み合わせによればよい。
【0019】しかし、基体の形状および構造は自由であ
る。熱線を吸収させたい部材を基体として、本発明の複
合層を形成すれば、熱線を良好に吸収するからである。
る。熱線を吸収させたい部材を基体として、本発明の複
合層を形成すれば、熱線を良好に吸収するからである。
【0020】次に、吸光膜について説明する。
【0021】第1の薄膜において、主成分がチタンであ
るとは、チタン金属を主成分としていることであり、副
成分については自由であるという意味である。すなわ
ち、薄膜の屈折率の調整、密着性および耐久性の改善な
どのために、アルミナAl2O3、シリカSiO2などを
副成分として混合することが許容される。
るとは、チタン金属を主成分としていることであり、副
成分については自由であるという意味である。すなわ
ち、薄膜の屈折率の調整、密着性および耐久性の改善な
どのために、アルミナAl2O3、シリカSiO2などを
副成分として混合することが許容される。
【0022】第2の薄膜において、主成分がクロムであ
るとは、クロム金属を主成分としていることであり、副
成分については自由である。副成分につては、第1の薄
膜と同様である。
るとは、クロム金属を主成分としていることであり、副
成分については自由である。副成分につては、第1の薄
膜と同様である。
【0023】また、第2の薄膜は、その光学的膜厚が第
1の薄膜の光学的膜厚の約2倍であることが重要であ
る。
1の薄膜の光学的膜厚の約2倍であることが重要であ
る。
【0024】なお、光学的膜厚とは、膜の機械的膜厚に
当該膜の構成材料の屈折率を乗じた値をいう。
当該膜の構成材料の屈折率を乗じた値をいう。
【0025】また、約とは本発明の本質に影響のない範
囲で多少の誤差は許容されるのであって、その意味にお
いて、±15%までの範囲をいう。
囲で多少の誤差は許容されるのであって、その意味にお
いて、±15%までの範囲をいう。
【0026】さらに、第1の薄膜および第2の薄膜を形
成するの際して、要すれば各膜の複数層を交互に重層し
てもよい。
成するの際して、要すれば各膜の複数層を交互に重層し
てもよい。
【0027】そうして、本発明においては、吸光膜を第
1の薄膜と第2の薄膜との光学的膜厚比率を約1:2に
することにより、その理由は詳でないが、吸光膜全体の
光学的膜厚を小さくしても、熱線および可視光の吸収率
が80%以上と高くて、したがって熱線反射率を20%
以内に小さくすることができ、このため成膜時間を短縮
するとともに、成膜設備の清掃頻度を少なくすることが
できる。
1の薄膜と第2の薄膜との光学的膜厚比率を約1:2に
することにより、その理由は詳でないが、吸光膜全体の
光学的膜厚を小さくしても、熱線および可視光の吸収率
が80%以上と高くて、したがって熱線反射率を20%
以内に小さくすることができ、このため成膜時間を短縮
するとともに、成膜設備の清掃頻度を少なくすることが
できる。
【0028】また、本発明においては、熱線を良好に吸
収することが可能であるから、熱線吸収膜として利用す
ることについては、以上説明したとおりであるが、可視
光に対する吸収率も高いなるので、可視光吸収を主たる
目的とする用途に対しても、その十分期待に応えること
ができる。もちろん、熱線を吸収するとともに、なるべ
く可視光も遮光したい場合には特に効果的であることは
いうまでもない。
収することが可能であるから、熱線吸収膜として利用す
ることについては、以上説明したとおりであるが、可視
光に対する吸収率も高いなるので、可視光吸収を主たる
目的とする用途に対しても、その十分期待に応えること
ができる。もちろん、熱線を吸収するとともに、なるべ
く可視光も遮光したい場合には特に効果的であることは
いうまでもない。
【0029】請求項2の発明の光吸収体は、基体と;主
成分がチタン化合物からなり基体の表面に形成された第
1の薄膜および主成分がクロム化合物からなり第1の薄
膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を
有する第2の薄膜を含む吸光膜と;を具備していること
を特徴としている。
成分がチタン化合物からなり基体の表面に形成された第
1の薄膜および主成分がクロム化合物からなり第1の薄
膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を
有する第2の薄膜を含む吸光膜と;を具備していること
を特徴としている。
【0030】チタン化合物とは、金属チタンではなく、
チタンの酸化物、窒化物などを意味する。
チタンの酸化物、窒化物などを意味する。
【0031】同様に、クロム化合物とは、金属クロムで
はなく、クロムの酸化物を意味する。
はなく、クロムの酸化物を意味する。
【0032】副成分については、請求項1と同様であ
る。
る。
【0033】約の意味については、請求項1と同様であ
る。
る。
【0034】そうして、本発明においても、請求項1と
同様良好な光吸収作用を行う。
同様良好な光吸収作用を行う。
【0035】請求項3の発明の光吸収体は、請求項1ま
たは2記載の光吸収体において、チタン化合物は、酸化
チタンおよびまたは窒化チタンであり;クロム化合物
は、酸化クロムである;ことを特徴としている。
たは2記載の光吸収体において、チタン化合物は、酸化
チタンおよびまたは窒化チタンであり;クロム化合物
は、酸化クロムである;ことを特徴としている。
【0036】本発明は、副成分として実際的な材料を具
体的に示している。
体的に示している。
【0037】請求項4の発明の反射体は、基体と;主成
分がチタンからなり基体の表面に形成された第1の薄膜
および主成分がクロムからなり第1の薄膜の上に形成さ
れた第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を有する第2の薄
膜を含む吸光膜と;多層干渉膜からなり第2の薄膜の上
に形成されて特定波長域光を反射する光選択反射膜と;
を具備していることを特徴としている。
分がチタンからなり基体の表面に形成された第1の薄膜
および主成分がクロムからなり第1の薄膜の上に形成さ
れた第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を有する第2の薄
膜を含む吸光膜と;多層干渉膜からなり第2の薄膜の上
に形成されて特定波長域光を反射する光選択反射膜と;
を具備していることを特徴としている。
【0038】本発明は、特定波長域光たとえば可視光を
反射して、その他の波長域の光たとえば熱線を透過し、
基体にその他の波長域の光たとえば熱線を吸収させ、基
体の背面側へ吸収した熱を放散させるようにした反射体
である。
反射して、その他の波長域の光たとえば熱線を透過し、
基体にその他の波長域の光たとえば熱線を吸収させ、基
体の背面側へ吸収した熱を放散させるようにした反射体
である。
【0039】吸光膜は、チタンを主成分とする第1の層
およびクロムを主成分とする第2の層によって構成され
ている。
およびクロムを主成分とする第2の層によって構成され
ている。
【0040】光選択反射膜としては、既知の構成のもの
を用いることができる。たとえば、二酸化チタンTiO
2と二酸化ケイ素SiO2、またはフッ化マグネシウムM
gF2と二酸化ケイ素SiO2などの高低屈折率の薄膜を
交互に数ないし数十層重層して形成したものを用いるこ
とができる。
を用いることができる。たとえば、二酸化チタンTiO
2と二酸化ケイ素SiO2、またはフッ化マグネシウムM
gF2と二酸化ケイ素SiO2などの高低屈折率の薄膜を
交互に数ないし数十層重層して形成したものを用いるこ
とができる。
【0041】そうして、本発明においては、反射体に入
射した光線のうち特定波長域光たとえば可視光は、光選
択膜で反射して所望方向へ照射される。熱線は、光選択
反射膜を透過して吸光膜に入射して吸収され、さらに基
体に伝熱して基体の温度を上昇させるが、基体の熱は主
として背面側から放射および対流によって放散される。
射した光線のうち特定波長域光たとえば可視光は、光選
択膜で反射して所望方向へ照射される。熱線は、光選択
反射膜を透過して吸光膜に入射して吸収され、さらに基
体に伝熱して基体の温度を上昇させるが、基体の熱は主
として背面側から放射および対流によって放散される。
【0042】本発明において、特定波長域光とは、可視
光に限定されるものではなく、たとえば紫外線であって
もよい。また、可視光または紫外線であっても、さらに
特定の狭い波長域の色光を反射するようにすることもで
きる。
光に限定されるものではなく、たとえば紫外線であって
もよい。また、可視光または紫外線であっても、さらに
特定の狭い波長域の色光を反射するようにすることもで
きる。
【0043】請求項5の発明の反射体は、基体と;主成
分がチタン化合物からなり基体の表面に形成された第1
の薄膜および主成分がクロム化合物からなり第1の薄膜
の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を有
する第2の薄膜を含む吸光膜と;多層干渉膜からなり吸
光膜の上に形成された光選択反射膜と;を具備している
ことを特徴としている。
分がチタン化合物からなり基体の表面に形成された第1
の薄膜および主成分がクロム化合物からなり第1の薄膜
の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光学的膜厚を有
する第2の薄膜を含む吸光膜と;多層干渉膜からなり吸
光膜の上に形成された光選択反射膜と;を具備している
ことを特徴としている。
【0044】本発明においては、吸光膜は、その第1の
層がチタン化合物を主成分とし、第2の層がクロム化合
物を主成分としている以外は基本的に請求項4と同様で
ある。
層がチタン化合物を主成分とし、第2の層がクロム化合
物を主成分としている以外は基本的に請求項4と同様で
ある。
【0045】請求項6の発明の反射体は、請求項4また
は5記載の反射体において、基体の表面は、回転2次曲
面形状をなしていることを特徴としている。
は5記載の反射体において、基体の表面は、回転2次曲
面形状をなしていることを特徴としている。
【0046】本発明は、反射体が回転2次曲面形状をな
しているので、主として白熱電球などのほぼ点光源と組
み合わせて用いる照明器具その他の照明装置に好適であ
る。
しているので、主として白熱電球などのほぼ点光源と組
み合わせて用いる照明器具その他の照明装置に好適であ
る。
【0047】請求項7の発明の反射体は、請求項4ない
し6のいずれか一記載の反射体において、チタン化合物
は、酸化チタンおよびまたは窒化チタンであり;クロム
化合物は、酸化クロムである;ことを特徴としている。
し6のいずれか一記載の反射体において、チタン化合物
は、酸化チタンおよびまたは窒化チタンであり;クロム
化合物は、酸化クロムである;ことを特徴としている。
【0048】本発明は、副成分として実際的な材料を具
体的に示している。
体的に示している。
【0049】請求項8の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に装着された請求項4ないし7のい
ずれか一記載の反射体と;放射を反射体に入射するよう
に照明装置本体に配設された光源と;を具備しているこ
とを特徴としている。
体と;照明装置本体に装着された請求項4ないし7のい
ずれか一記載の反射体と;放射を反射体に入射するよう
に照明装置本体に配設された光源と;を具備しているこ
とを特徴としている。
【0050】本発明において、照明装置とは、光源の発
光を何らかの目的で利用する装置の全てに適応するもの
である。したがって、スポットライト、ダウンライトな
どの照明器具、光ファイバー照射装置、紫外線照射装
置、表示装置および標識装置などであってもよい。
光を何らかの目的で利用する装置の全てに適応するもの
である。したがって、スポットライト、ダウンライトな
どの照明器具、光ファイバー照射装置、紫外線照射装
置、表示装置および標識装置などであってもよい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0052】図1は、本発明の光吸収体の一実施形態を
示す概念的断面図である。
示す概念的断面図である。
【0053】図において、1は基体、2は吸光膜であ
る。
る。
【0054】基体1は、アルミニウム板である。
【0055】吸光層2は、第1の薄膜2aおよび第2の
薄膜2bからなる。
薄膜2bからなる。
【0056】第1の薄膜2aは、チタンを主成分として
構成されている。
構成されている。
【0057】第2の薄膜2bは、クロムを主成分として
構成されていて、その膜厚は第1の膜厚の約2倍であ
る。
構成されていて、その膜厚は第1の膜厚の約2倍であ
る。
【0058】図2は、図1に示す本発明の光吸収体の一
実施形態における吸光膜の反射率分布を基体の反射率と
比較しながら示すグラフである。
実施形態における吸光膜の反射率分布を基体の反射率と
比較しながら示すグラフである。
【0059】図において、横軸は波長(nm)を、縦軸
は反射率(%)を、それぞれ示す。
は反射率(%)を、それぞれ示す。
【0060】曲線Aは吸光膜2の第1の薄膜2aの光学
的膜厚が91nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が18
2nmの実施例の反射率分布である。
的膜厚が91nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が18
2nmの実施例の反射率分布である。
【0061】曲線Bは、同じく第1の薄膜2aの光学的
膜厚が90nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が180
nmの実施例の反射率分布である。
膜厚が90nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が180
nmの実施例の反射率分布である。
【0062】曲線Cは、同じく第1の薄膜2の光学的膜
厚が89.6nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が17
9nmの実施例の反射率分布である。
厚が89.6nm、第2の薄膜2bの光学的膜厚が17
9nmの実施例の反射率分布である。
【0063】曲線Dは、基体1のアルミニウムの反射率
分布である。
分布である。
【0064】図2から明らかなように、熱線として波長
1200〜2000nmの範囲内を除去すべき熱線とし
た場合、曲線Cの場合において200nn付近で若干2
0%を超えるが、全ての場合に良好な低反射率分布を示
した。反射率が低いということは、熱線の吸収が良好で
あることを示していることになる。
1200〜2000nmの範囲内を除去すべき熱線とし
た場合、曲線Cの場合において200nn付近で若干2
0%を超えるが、全ての場合に良好な低反射率分布を示
した。反射率が低いということは、熱線の吸収が良好で
あることを示していることになる。
【0065】これに対して、基体1のアルミニウムのみ
では、90%以上熱線を反射することが分かる。
では、90%以上熱線を反射することが分かる。
【0066】図3は、本発明の反射体の第1の実施形態
を示す概念的断面図である。
を示す概念的断面図である。
【0067】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
一符号を付して説明は省略する。
【0068】本実施形態は、図1の光吸収体の吸光膜2
の構成を変更するとともに、吸光膜2’の上に光選択反
射膜3を形成したものである。
の構成を変更するとともに、吸光膜2’の上に光選択反
射膜3を形成したものである。
【0069】吸光膜2’は、第1の薄膜2a’が二酸化
チタンTiO2を主成分とする材料からなり、また第2
の薄膜2b’が酸化クロムCr2O3を主成分とする材料
からなる。
チタンTiO2を主成分とする材料からなり、また第2
の薄膜2b’が酸化クロムCr2O3を主成分とする材料
からなる。
【0070】光選択反射膜3は、酸化チタンを主成分と
する薄膜と二酸化ケイ素を主成分とする薄膜とを交互に
約10層重層してなる。
する薄膜と二酸化ケイ素を主成分とする薄膜とを交互に
約10層重層してなる。
【0071】図中、1aは基体1の頂部に形成された光
源挿通孔である。
源挿通孔である。
【0072】図4は、本発明の反射体の第2の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0073】図において、図3と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
一符号を付して説明は省略する。
【0074】本実施形態は、反射体が回転放物面形状を
なしている点において異なる。
なしている点において異なる。
【0075】図5は、本発明の照明装置の一実施形態で
あるスポットライトを示す一部断面正面図である。
あるスポットライトを示す一部断面正面図である。
【0076】図において、4はスポットライト本体、5
は反射体、6は光源である。
は反射体、6は光源である。
【0077】スポットライト本体4は、基台4a、ヒン
ジ部4b、アーム4c、ソケット4d、反射体保護カバ
ー4eおよび前面透光カバー4fからなる。
ジ部4b、アーム4c、ソケット4d、反射体保護カバ
ー4eおよび前面透光カバー4fからなる。
【0078】基台4aは、天井などの被取付面7に取り
付ける機能を備えている。
付ける機能を備えている。
【0079】ヒンジ部4bは、基台4aに配設され、ア
ーム4cを所望の方向へ向けて設定することができる。
ーム4cを所望の方向へ向けて設定することができる。
【0080】ソケット4dは、アーム4cの先端に固着
されている。
されている。
【0081】反射体保護カバー4eは、ソケット4dの
周囲に一体に形成され、内部に反射体5を収納してい
る。
周囲に一体に形成され、内部に反射体5を収納してい
る。
【0082】透光性カバー4fは、透明ガラス板からな
り、反射体保護カバー4eの開口端に装着されている。
り、反射体保護カバー4eの開口端に装着されている。
【0083】光源6は、その口金がソケット4dにねじ
込まれることによって装着されて反射体5のほぼ焦点位
置に配設される。
込まれることによって装着されて反射体5のほぼ焦点位
置に配設される。
【0084】
【発明の効果】請求項1ないし3の各発明によれば、チ
タンまたはチタン化合物を主成分とする第1の薄膜に対
して、クロムまたはクロム化合物を主成分とする第2の
薄膜の光学的膜厚を約2倍にすることにより、十分な光
吸収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を薄くして
成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃頻度を著
しく少なくして、低コストの光吸収体を提供することが
できる。
タンまたはチタン化合物を主成分とする第1の薄膜に対
して、クロムまたはクロム化合物を主成分とする第2の
薄膜の光学的膜厚を約2倍にすることにより、十分な光
吸収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を薄くして
成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃頻度を著
しく少なくして、低コストの光吸収体を提供することが
できる。
【0085】請求項1の発明によれば、加えて第1の薄
膜がチタンを主成分とし、第2の薄膜がクロムを主成分
とする吸光膜を備えた光吸収体を提供することができ
る。
膜がチタンを主成分とし、第2の薄膜がクロムを主成分
とする吸光膜を備えた光吸収体を提供することができ
る。
【0086】請求項2の発明によれば、加えて第1の薄
膜がチタン化合物を主成分とし、第2の薄膜がクロム化
合物を主成分とする吸光膜を備えた光吸収体を提供する
ことができる。
膜がチタン化合物を主成分とし、第2の薄膜がクロム化
合物を主成分とする吸光膜を備えた光吸収体を提供する
ことができる。
【0087】請求項3の発明によれば、加えてチタン化
合物およびクロム化合物の種類を具体的に規定した光吸
収体を提供することができる。
合物およびクロム化合物の種類を具体的に規定した光吸
収体を提供することができる。
【0088】請求項4ないし7の各発明によれば、吸光
膜がチタンまたはチタン化合物を主成分とする第1の薄
膜に対して、クロムまたはクロム化合物を主成分とする
第2の薄膜の光学的膜厚を約2倍にすることにより、十
分な光吸収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を小
さくして成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃
頻度を著しく少なくして、低コストの多層干渉膜からな
る光選択反射膜を備えた反射体を提供することができ
る。
膜がチタンまたはチタン化合物を主成分とする第1の薄
膜に対して、クロムまたはクロム化合物を主成分とする
第2の薄膜の光学的膜厚を約2倍にすることにより、十
分な光吸収作用を維持しながら吸光膜の光学的膜厚を小
さくして成膜時間を短縮するとともに、成膜設備の清掃
頻度を著しく少なくして、低コストの多層干渉膜からな
る光選択反射膜を備えた反射体を提供することができ
る。
【0089】請求項4の発明によれば、加えて第1の薄
膜がチタンを主成分とし、第2の薄膜がクロムを主成分
とする吸光膜を備えた反射体を提供することができる。
膜がチタンを主成分とし、第2の薄膜がクロムを主成分
とする吸光膜を備えた反射体を提供することができる。
【0090】請求項5の発明によれば、加えて第1の薄
膜がチタン化合物を主成分とし、第2の薄膜がクロム化
合物を主成分とする吸光膜を備えた反射体を提供するこ
とができる。
膜がチタン化合物を主成分とし、第2の薄膜がクロム化
合物を主成分とする吸光膜を備えた反射体を提供するこ
とができる。
【0091】請求項6の発明によれば、加えてチタン化
合物およびクロム化合物の種類を具体的に規定した反射
体を提供することができる。
合物およびクロム化合物の種類を具体的に規定した反射
体を提供することができる。
【0092】請求項7の発明によれば、加えて回転2次
曲面形状をなし、点光源を有する照明器具などの照明装
置用として好適な反射体を提供することができる。
曲面形状をなし、点光源を有する照明器具などの照明装
置用として好適な反射体を提供することができる。
【0093】請求項8の発明によれば、加えて請求項4
ないし6の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
ないし6の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の光吸収体の一実施形態を示す概念的断
面図
面図
【図2】図1に示す本発明の光吸収体の一実施形態にお
ける吸光膜の反射率を基体の反射率と比較しながら示す
グラフ
ける吸光膜の反射率を基体の反射率と比較しながら示す
グラフ
【図3】本発明の反射体の第1の実施形態を示す概念的
断面図
断面図
【図4】本発明の反射体の第2の実施形態を示す断面図
【図5】本発明の照明装置の一実施形態におけるスポッ
トライトを示す一部断面正面図
トライトを示す一部断面正面図
1…基体 2…吸光膜 2a…第1の薄膜 2b…第2の薄膜 3…光選択反射膜
Claims (8)
- 【請求項1】基体と;主成分がチタンからなり基体の表
面に形成された第1の薄膜および主成分がクロムからな
り第1の薄膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光
学的膜厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜と;を具備し
ていることを特徴とする光吸収体。 - 【請求項2】基体と;主成分がチタン化合物からなり基
体の表面に形成された第1の薄膜および主成分がクロム
化合物からなり第1の薄膜の上に形成された第1の薄膜
の約2倍の光学的膜厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜
と;を具備していることを特徴とする光吸収体。 - 【請求項3】チタン化合物は、酸化チタンおよびまたは
窒化チタンであり;クロム化合物は、酸化クロムであ
る;ことを特徴とする請求項2記載の光吸収体。 - 【請求項4】基体と;主成分がチタンからなり基体の表
面に形成された第1の薄膜および主成分がクロムからな
り第1の薄膜の上に形成された第1の薄膜の約2倍の光
学的膜厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜と;多層干渉
膜からなり第2の薄膜の上に形成されて特定波長域光を
反射する光選択反射膜と;を具備していることを特徴と
する反射体。 - 【請求項5】基体と;主成分がチタン化合物からなり基
体の表面に形成された第1の薄膜および主成分がクロム
化合物からなり第1の薄膜の上に形成された第1の薄膜
の約2倍の光学的膜厚を有する第2の薄膜を含む吸光膜
と;多層干渉膜からなり吸光膜の上に形成された特定波
長域光を反射する光選択反射膜と;を具備していること
を特徴とする反射体。 - 【請求項6】基体の表面は、回転2次曲面形状をなして
いることを特徴とする請求項4または5記載の反射体。 - 【請求項7】チタン化合物は、酸化チタンおよびまたは
窒化チタンであり;クロム化合物は、酸化クロムであ
る;ことを特徴とする請求項5記載の反射体。 - 【請求項8】照明装置本体と;照明装置本体に装着され
た請求項4ないし7のいずれか一記載の反射体と;放射
を反射体に入射するように照明装置本体に配設された光
源と;を具備していることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9158424A JPH117816A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 光吸収体、反射体および照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9158424A JPH117816A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 光吸収体、反射体および照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117816A true JPH117816A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15671465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9158424A Pending JPH117816A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 光吸収体、反射体および照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH117816A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007012777A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Ushio Inc | 光照射装置 |
| JP2010272379A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Olympia Shomei Co Ltd | 照明装置 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP9158424A patent/JPH117816A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007012777A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Ushio Inc | 光照射装置 |
| JP2010272379A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Olympia Shomei Co Ltd | 照明装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4081667A (en) | Lighting fixture having fresnel reflector with high reflection coating thereon | |
| US4112483A (en) | Lighting fixture and method using multiple reflections | |
| US20070002923A1 (en) | Metal reflector and process for producing it | |
| JPH0557935B2 (ja) | ||
| JP3864677B2 (ja) | 照明装置及び演色性改善フィルタ | |
| JPH10268129A (ja) | 赤外反射膜、管球および照明器具 | |
| JPS59219701A (ja) | 光反射器 | |
| JP2842721B2 (ja) | ネオジウム色投光多層膜反射鏡 | |
| JPH11178839A (ja) | 医療用照明装置 | |
| JP2005266211A (ja) | 多層膜反射鏡 | |
| JP2006173031A (ja) | 車両用照明装置 | |
| JPS6158922B2 (ja) | ||
| JPH0116081Y2 (ja) | ||
| WO2021157738A1 (ja) | 光学装置 | |
| JPH08306217A (ja) | 紫外線照射ランプ | |
| JPH0734322B2 (ja) | 照明器具 | |
| JP2799286B2 (ja) | 車輌用灯具 | |
| EP0435318A1 (en) | Luminaire provided with a reflector made of synthetic resin | |
| JPS63269102A (ja) | 反射体 | |
| JP2712508B2 (ja) | 照明器具 | |
| JPS62219403A (ja) | 光反射器 | |
| JPH04147510A (ja) | 反射体 | |
| JPH0588481B2 (ja) | ||
| JPS61225709A (ja) | 光反射器 | |
| JPH07296620A (ja) | フィルタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060927 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |