JPH1179077A - タンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理方法およ び処理具 - Google Patents

タンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理方法およ び処理具

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JPH1179077A
JPH1179077A JP26276097A JP26276097A JPH1179077A JP H1179077 A JPH1179077 A JP H1179077A JP 26276097 A JP26276097 A JP 26276097A JP 26276097 A JP26276097 A JP 26276097A JP H1179077 A JPH1179077 A JP H1179077A
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JP
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hull
covering material
waterproof covering
opening
crack
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JP26276097A
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Toyoshi Kasamatsu
豊志 笠松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンカー等の船舶の船体の突然の亀裂や開口
の発生に、緊急に対処することにある。 【解決手段】 タンカー等の船舶2の船体3に亀裂や開
口が生じた場合に、その亀裂等の開口部4に所定の大き
さのシート状等の防水被覆材の緊急処理具1を被覆し、
上記防水被覆材の両端部をロープ10、12で船体3の
胴体まわりに引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部4
を閉塞するものである。特に、防水被覆材を表面材と裏
面材を重ねて形成するとともに、表面材と裏面材との間
に弾力性のある所定の厚さのクッション材6を内装して
船体3の亀裂等の開口部4に弾性的に密接して閉塞でき
るようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶分野における
タンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理方法および
処理具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、日本海でロシアのタンカーが破損
して原油が大量に流出し、日本海岸まで流れてきて海岸
付近を大汚損したり、東京湾でタンカーが座礁して原油
が東京湾に流出して東京湾を汚損した。
【0003】従来、このようなタンカーの原油流出事故
に対しては、オイルフェンスを張りめぐらして油の流出
の拡大を防いだり、原油を硬化させる硬化剤を撒き散ら
すことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、周知のように
このような手段では、タンカーの油の流出に緊急に対応
して油の流出を止めることができず、大量の油の流出を
緊急に防止して環境汚損を最小限にとどめることが要望
されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、タン
カー等の船舶の船体に亀裂や開口が生じた場合に、その
亀裂等の開口部に所定の大きさのシート状等の防水被覆
材を被覆し、上記防水被覆材の両端部をロープで船体の
胴体まわりに引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を
閉塞することを特徴とするタンカー等の船舶の亀裂等発
生時の緊急処理方法および処理具を提供するにある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のタンカー等の船舶の亀裂
等発生時の緊急処理方法および処理具は、タンカー等の
船舶の船体に亀裂や開口が生じた場合に、その亀裂等の
開口部に所定の大きさのシート状等の防水被覆材を被覆
し、上記防水被覆材の両端部をロープで船体の胴体まわ
りに引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を閉塞する
ことを特徴としている。
【0007】船舶用の緊急処理具1は、図1、図2のよ
うにタンカー等の船舶2の船体3の亀裂等の開口部4を
閉塞できるように所定の大きさの防水被覆材として、開
口部4に被覆できるようにしている。
【0008】上記緊急処理具1は、図3(a) 、(b) のよ
うに2〜5m角の防水加工したキャンバスの丈夫な帆布
等の防水シート材5を表面側と裏面側に重ね合わせるよ
うにして防水被覆材とし、その内側に40〜50mm厚さ
の油こし用のフィルター材等のクッション材6を内装し
て、緊急処理具1を船体3の表面に弾性的に密着できる
ようにするのが好ましい。
【0009】そして、図3(a) 、(b) のように表面側と
裏面側の防水シート材5の適当な位置に結合具7で表裏
側を結合し、さらにポリエチレン等の丈夫なロープ8を
防水シート材5の周辺に縫い付けてしっかりと取り付
け、4隅のコーナ部にリング状のコース9をそれぞれ取
り付け、所要長さの丈夫なロープ10を結合し、緊急処
理具1を船体3に張り付けるようにするものである。
【0010】また、上記矩形状の緊急処理具1の周辺に
は、0.5〜1m間隔ごとにアイレットリング11を取
り付け、ロープ12で船体3に緊急処理具1の周部を密
着して引っ張れるようにするのが好ましい。
【0011】そしてまた、上記緊急処理具1の表面側に
は、図3(a) のように40〜50cm間隔でロープ13を
ネット状に取り付けて、防水シート材5の強度を補強す
るようにできる。
【0012】なお、上記クッション材6に代えて、また
併用して、緊急処理具1の周辺に水ホースまたはエアホ
ースの一端部を水密的または気密的に取着し、水または
エアを表裏の防水シート材5の間に注入して膨出し、船
体3の亀裂等の開口部4を水密的に閉塞できるように船
体3に押圧して密接するようにもできる。
【0013】
【実施例】図3(a) 、(b) は、本発明の一実施例で、緊
急処理具1を4m×4mの大きさの帆布の防水シート材
5を積ね合わせるようにして、その間に40mm厚さのク
ッション材6を挿入して形成したものである。
【0014】緊急処理具1は船舶3に備えておいて、使
用にあたって図1のように防水被覆材の両端側に所定の
長さのロープ10、12を取り付け、上記防水被覆材を
船首側または船尾側から船底側に沈めて、図1、図2の
ように船体3の亀裂等の開口部4に位置させて被覆し、
各ロープ10、12を船体3のまわりに巻き付けるよう
に引っ張って縛るものである。なお、ロープ10、12
は、船側部の固定部に縛りつけたり、ウィンチで引っ張
るなど適宜に行える。
【0015】これによって、タンカーであれば原油が流
出するのを一時的に防止することができ、また客船等で
あっても海水が浸入するのを一時的に防止することがで
き、大事故になるのを防ぐことができる。なお、開口部
の大きさに対応して、上記緊急処理具を上下、左右に適
宜数を並べたり、連結したりして使用することができ
る。
【0016】特に、緊急処理具にクッション材を内装す
ることによって、裏面側の防水シート材を船体の外面に
密接してシール効果をあげるようにできる。
【0017】また、表面側の防水シート材にネット状に
ロープを張りめぐらすことによって、緊急処理具の強度
を高められ、船体により密着するようにロープで引っ張
って縛りつけることができる。
【0018】図4は、本発明の他の実施例で、緊急処理
具1の船体3側となる裏面側にパック状にシール14を
貼着して、油硬化剤15を多孔質体16等を介して配設
するようにしたものである。
【0019】本実施例では、シールをはがして上記のよ
うにタンカーの開口部に被覆すると、油硬化剤によって
船体の開口部で原油が硬化していって、原油の流出をよ
り効果的に防止することができる。
【0020】図5は、本発明のさらに他の実施例で、緊
急処理具1の周辺に水ホース17またはエアホースの一
端部を水密的または気密的に取着し、水またはエアを表
裏の防水シート材5の間に注入して膨出し、船体3の亀
裂等の開口部4を水密的に閉塞するようにしたものであ
る。
【0021】本実施例では、船舶に備えている洗浄水や
エアを利用して緊急処理具を膨らませて船体に密接する
ようにでき、開口部を閉塞することができる。なお、エ
アボンベやガスボンベを取着して膨出することもでき
る。
【0022】上記のようにタンカーや客船等の船舶が衝
突したりして船体に亀裂や開口が生じた場合に、緊急に
対処できて開口部からの原油の流出や海水、湖水の浸水
を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、タンカ
ー等の船舶の船体に亀裂や開口が生じた場合に、その亀
裂等の開口部に所定の大きさのシート状等の防水被覆材
を被覆して亀裂等の開口部を閉塞することができ、油の
流出の防止や海水の浸水の防止に緊急的に対処できる。
【0024】また、防水被覆材を表面材と裏面材を重ね
て形成するとともに、表面材と裏面材との間に弾力性の
ある所定の厚さのクッション材を内装することによっ
て、船体の亀裂等の開口部に弾性的に密接して閉塞でき
る。
【0025】また、防水被覆材の船体に対向する裏面側
に油硬化剤をシールを介して配設することによって、タ
ンカーの油の流出部を硬化状態として、有効に油の流出
防止をはかるようにすることができる。
【0026】さらに、防水被覆材を表面材と裏面材を重
ねて形成するとともに、表面材と裏面材との間に水ホー
スまたはエアホースの一端等を取着することによって、
水またはエアを送給したりして膨出し、船体の亀裂等の
開口部に弾性的に密接して閉塞するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した使用説明用側
面図、
【図2】同上の一部省略した使用説明用正面図、
【図3】同上の緊急処理具の一実施例の正面図(a) 、と
側断面図(b) 、
【図4】同上の他の実施例の側断面図、
【図5】同上のさらに他の実施例の側断面図。
【符号の説明】
1…緊急処理具 2…船舶 3
…船体 4…開口部 5…防水シート材防水 6
…クッション材 10、12…ロープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンカー等の船舶の船体に亀裂や開口が
    生じた場合に、その亀裂等の開口部に所定の大きさのシ
    ート状等の防水被覆材を被覆し、 上記防水被覆材の両端部をロープで船体の胴体まわりに
    引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を閉塞すること
    を特徴とするタンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処
    理方法。
  2. 【請求項2】 シート状等の防水被覆材の両端側に所定
    の長さのロープを取り付け、上記防水被覆材を船首側ま
    たは船尾側から船底側に沈めて、船体の亀裂等の開口部
    に防水被覆材を位置してロープを船体の胴体まわりに引
    っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を閉塞する請求項
    1に記載のタンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理
    方法。
  3. 【請求項3】 タンカー等の船舶の船体に生じる亀裂等
    の開口部を被覆するために所定の大きさの防水被覆材を
    形成するとともに、 上記防水被覆材の両端部をロープで船体の胴体まわりに
    引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を閉塞するよう
    に所定長さのロープを取り付け、 さらに防水被覆材を表面材と裏面材を重ねて形成すると
    ともに、表面材と裏面材との間に弾力性のある所定の厚
    さのクッション材を内装して船体の亀裂等の開口部に弾
    性的に密接して閉塞できるようにしたことを特徴とする
    タンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理具。
  4. 【請求項4】 防水被覆材の船体に対向する裏面側に油
    硬化剤をシールを介して配設した請求項3に記載のタン
    カー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理具。
  5. 【請求項5】 タンカー等の船舶の船体に生じる亀裂等
    の開口部を被覆するために所定の大きさの防水被覆材を
    形成するとともに、 上記防水被覆材の両端部をロープで船体の胴体まわりに
    引っ張って防水被覆材で亀裂等の開口部を閉塞するよう
    に所定長さのロープを取り付け、 さらに防水被覆材を表面材と裏面材を重ねて形成すると
    ともに、表面材と裏面材との間に水ホースまたはエアホ
    ースの一端等を取着して水またはエアを送給したりして
    膨出して船体の亀裂等の開口部に弾性的に密接して閉塞
    できるように形成したことを特徴とするタンカー等の船
    舶の亀裂等発生時の緊急処理具。
JP26276097A 1997-09-09 1997-09-09 タンカー等の船舶の亀裂等発生時の緊急処理方法およ び処理具 Pending JPH1179077A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5704377B1 (ja) * 2014-05-19 2015-04-22 岡本 應守 浸水防御ネット

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