JPH1179985A - 喘息治療用の粉末吸入剤 - Google Patents
喘息治療用の粉末吸入剤Info
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- JPH1179985A JPH1179985A JP25128097A JP25128097A JPH1179985A JP H1179985 A JPH1179985 A JP H1179985A JP 25128097 A JP25128097 A JP 25128097A JP 25128097 A JP25128097 A JP 25128097A JP H1179985 A JPH1179985 A JP H1179985A
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- Japan
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- powder
- lubricant
- acetyl
- polymer
- dispersion
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 微細化されても、付着凝集性が小さく、吸入
時粉末分散装置への付着量を減じ、なおかつ気相中での
分散性が良好な粉末吸入剤及びその製造方法を提供する
ことを課題とするものである。 【解決手段】 有効成分として4−[6−アセチル−3
−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピ
ルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキ
シ]酪酸を有効成分とし、粒子径を6ミクロン以下とし
た粉末吸入剤。
時粉末分散装置への付着量を減じ、なおかつ気相中での
分散性が良好な粉末吸入剤及びその製造方法を提供する
ことを課題とするものである。 【解決手段】 有効成分として4−[6−アセチル−3
−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピ
ルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキ
シ]酪酸を有効成分とし、粒子径を6ミクロン以下とし
た粉末吸入剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下記式(I) で表される4−[6−アセチル−3−[3−(4−アセ
チル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プ
ロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸(以下KC
A−757と称す)を有効成分とする喘息治療用粉末吸
入剤に関するものである。
チル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プ
ロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸(以下KC
A−757と称す)を有効成分とする喘息治療用粉末吸
入剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】KCA−757は、ロイコトリエン拮抗
作用、気道過敏症抑制作用を有し、喘息治療薬として有
用であることが知られている(特開平2−1459号公
報、特公平7−116125号公報、欧州特許公告EP
−B−0332109、米国特許US4,985,58
5)。KCA−757の製剤としては錠剤及びカプセル
剤等の経口投与製剤が本出願人によって検討されてきた
が、臨床効果を高めるため、更なる製剤開発が望まれて
いた。
作用、気道過敏症抑制作用を有し、喘息治療薬として有
用であることが知られている(特開平2−1459号公
報、特公平7−116125号公報、欧州特許公告EP
−B−0332109、米国特許US4,985,58
5)。KCA−757の製剤としては錠剤及びカプセル
剤等の経口投与製剤が本出願人によって検討されてきた
が、臨床効果を高めるため、更なる製剤開発が望まれて
いた。
【0003】一般的に吸入製剤は微細化した薬物を直接
肺に投与するため、即効的であり、なおかつ経口より投
与量が少なくて済む。その結果として副作用の軽減など
のメリットが大きい。吸入用製剤には、粉末製剤と溶液
製剤があるが、難溶性薬物であるKCA−757を溶液
製剤とすることは困難であり、粉末吸入剤として製剤化
が可能か検討された。
肺に投与するため、即効的であり、なおかつ経口より投
与量が少なくて済む。その結果として副作用の軽減など
のメリットが大きい。吸入用製剤には、粉末製剤と溶液
製剤があるが、難溶性薬物であるKCA−757を溶液
製剤とすることは困難であり、粉末吸入剤として製剤化
が可能か検討された。
【0004】ところで吸入に適した粉末吸入剤の物性で
重要なことは、薬物を細気管支まで到達させるため、薬
物の大きさを2〜6ミクロンまで微細化することが必要
である(筏義人監修,基礎生体工学講座,生体内薬物送
達学,橋田充,高倉喜信著)。また吸入時に使用する粉
末分散装置に、微細化した粒子が付着残留せず、気相中
で均一に分散することも同時に必要である。(ファーマ
テックジャパン,第11巻,6月号(1995年),吸
入剤の設計開発の動向,芹ケ野孝則)。
重要なことは、薬物を細気管支まで到達させるため、薬
物の大きさを2〜6ミクロンまで微細化することが必要
である(筏義人監修,基礎生体工学講座,生体内薬物送
達学,橋田充,高倉喜信著)。また吸入時に使用する粉
末分散装置に、微細化した粒子が付着残留せず、気相中
で均一に分散することも同時に必要である。(ファーマ
テックジャパン,第11巻,6月号(1995年),吸
入剤の設計開発の動向,芹ケ野孝則)。
【0005】通常の製造方法によって得られるKCA−
757の原末粒子は10〜20ミクロンの粒子が付着凝
集した100〜200ミクロンの塊状物質であり、これ
を種々の粉砕装置を用いて微細化した。しかしかかる微
細化方法では、微細化した粒子同士の付着・凝集性が著
しく増大し、吸入に適した粒子を得ることができなかっ
た。
757の原末粒子は10〜20ミクロンの粒子が付着凝
集した100〜200ミクロンの塊状物質であり、これ
を種々の粉砕装置を用いて微細化した。しかしかかる微
細化方法では、微細化した粒子同士の付着・凝集性が著
しく増大し、吸入に適した粒子を得ることができなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、KCA−7
57の細気管支への到達率を高めるべく、微細化されて
も、付着凝集性が小さく、吸入時粉末分散装置への付着
量を減じ、なおかつ気相中での分散性が良好な粉末吸入
剤及びその製造方法を提供することを課題とするもので
ある。
57の細気管支への到達率を高めるべく、微細化されて
も、付着凝集性が小さく、吸入時粉末分散装置への付着
量を減じ、なおかつ気相中での分散性が良好な粉末吸入
剤及びその製造方法を提供することを課題とするもので
ある。
【0007】本発明は、種々の検討の結果、高分子水溶
液に滑沢剤を溶解又は分散させ、更にKCA−757を
分散した後、この分散液を粉砕機で微細化し、この微細
化した分散液を噴霧乾燥することにより得た、付着凝集
性が小さく、微粉末化されたKCA−757の粉末吸入
剤に関するものである。
液に滑沢剤を溶解又は分散させ、更にKCA−757を
分散した後、この分散液を粉砕機で微細化し、この微細
化した分散液を噴霧乾燥することにより得た、付着凝集
性が小さく、微粉末化されたKCA−757の粉末吸入
剤に関するものである。
【0008】本発明において用いる水溶性高分子は、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール等から選択され、1種又は2
種以上を適宜用いることができる。これらの水溶性高分
子の中で特にヒドロキシプロピルメチルセルロースが好
ましい。これらの水溶性高分子は、水に対して0.5〜
2%重量で、また薬物に対して5〜10%重量で添加す
るのが望ましい。
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール等から選択され、1種又は2
種以上を適宜用いることができる。これらの水溶性高分
子の中で特にヒドロキシプロピルメチルセルロースが好
ましい。これらの水溶性高分子は、水に対して0.5〜
2%重量で、また薬物に対して5〜10%重量で添加す
るのが望ましい。
【0009】本発明において用いる滑沢剤は、ショ糖脂
肪酸エステル(リョートーシュガーエステル:三菱化成
(株))、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、ポリエチレングリコール等から選択
され、1種又は2種以上を適宜用いることができる。こ
れらの滑沢剤の中で特にショ糖脂肪酸エステルが望まし
い。これらの滑沢剤の添加量は、薬物に対して1〜3%
重量で添加するのが望ましい。
肪酸エステル(リョートーシュガーエステル:三菱化成
(株))、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、ポリエチレングリコール等から選択
され、1種又は2種以上を適宜用いることができる。こ
れらの滑沢剤の中で特にショ糖脂肪酸エステルが望まし
い。これらの滑沢剤の添加量は、薬物に対して1〜3%
重量で添加するのが望ましい。
【0010】本発明で用いる粉砕機としては、高圧ホモ
ジナイザー(例えばゴウリンホモジナイザー;APV社
製、マイクロフルイダイザー;マイクロティスク社
製)、石臼(マスコロイダー;増幸産業社製)、媒体ミ
ル(ボールミル、振動ミル、アトライター)等分散液中
の粒子を微細化できる装置であり、特に高圧ホモジナイ
ザーが望ましい。
ジナイザー(例えばゴウリンホモジナイザー;APV社
製、マイクロフルイダイザー;マイクロティスク社
製)、石臼(マスコロイダー;増幸産業社製)、媒体ミ
ル(ボールミル、振動ミル、アトライター)等分散液中
の粒子を微細化できる装置であり、特に高圧ホモジナイ
ザーが望ましい。
【0011】本発明で用いる噴霧乾燥装置は、液体又は
分散液を圧力ノズル又は高速遠心装置で微細な霧状と
し、この噴霧液を加熱空気と接触させることにより、水
分を蒸発させ、粉末粒子を得るものである。
分散液を圧力ノズル又は高速遠心装置で微細な霧状と
し、この噴霧液を加熱空気と接触させることにより、水
分を蒸発させ、粉末粒子を得るものである。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0013】(実施例1)精製水380gにヒドロキシ
プロピルメチルセルロースを1.5g加えて撹拌溶解し
た。この水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.5g加えて
分散させた後、KCA−757を18g加えて、撹拌混
合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを
用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA
−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を
約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7
kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
プロピルメチルセルロースを1.5g加えて撹拌溶解し
た。この水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.5g加えて
分散させた後、KCA−757を18g加えて、撹拌混
合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを
用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA
−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を
約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7
kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
【0014】(実施例2)精製水375.8gにヒドロ
キシプロピルセルロースを4g加えて撹拌溶解した。こ
の水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.2g加えて分散さ
せた後、KCA−757を20g加えて、撹拌混合し分
散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを用いて
420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA−75
7とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を約12
0℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7kgf/cm
2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
キシプロピルセルロースを4g加えて撹拌溶解した。こ
の水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.2g加えて分散さ
せた後、KCA−757を20g加えて、撹拌混合し分
散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを用いて
420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA−75
7とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を約12
0℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7kgf/cm
2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
【0015】(実施例3)精製水570gにヒドロキシ
プロピルセルロースを2.25g加えて撹拌溶解した。
この水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.75gを加えて
分散させた後、KCA−757を27g加えて、撹拌混
合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを
用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA
−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を
約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7
kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
プロピルセルロースを2.25g加えて撹拌溶解した。
この水溶液にショ糖脂肪酸エステル0.75gを加えて
分散させた後、KCA−757を27g加えて、撹拌混
合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザーを
用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したKCA
−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散液を
約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧圧7
kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
【0016】(実施例4)精製水380gにヒドロキシ
プロピルメチルセルロースを1.7g加えて撹拌溶解し
た。この水溶液にポリエチレングリコールを0.3g加
えて分散させた後、KCA−757を18g加えて、撹
拌混合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザ
ーを用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したK
CA−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散
液を約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧
圧7kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
プロピルメチルセルロースを1.7g加えて撹拌溶解し
た。この水溶液にポリエチレングリコールを0.3g加
えて分散させた後、KCA−757を18g加えて、撹
拌混合し分散液を得た。この分散液を高圧ホモジナイザ
ーを用いて420kgf/cm2 で粉砕処理し、微細化したK
CA−757とショ糖脂肪酸の分散液を得た。この分散
液を約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴霧
圧7kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末吸入剤を得た。
【0017】(実施例5)実施例1で製した微粉末1.
11gに、乳糖(平均粒子径が約60ミクロンの乳糖:
微粉末を乳糖に付着保持させるために用いる吸入製剤の
添加剤)8.89gを加え良く混合し、KCA−757
を10%有する粉末吸入剤を得た。
11gに、乳糖(平均粒子径が約60ミクロンの乳糖:
微粉末を乳糖に付着保持させるために用いる吸入製剤の
添加剤)8.89gを加え良く混合し、KCA−757
を10%有する粉末吸入剤を得た。
【0018】(対照製剤I)KCA−757原末粒子を
そのまま用いた。
そのまま用いた。
【0019】(対照製剤II)滑沢剤を使用しなかった例 精製水282gにヒドロキシプロピルセルロースを3g
加えて撹拌溶解した。この水溶液にKCA−757を1
5g加えて、撹拌混合し分散液を得た。この分散液を高
圧ホモジナイザーを用いて420kgf/cm2 で粉砕処理
し、微細化したKCA−757の分散液を得た。この分
散液を約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴
霧圧7kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末粒子を得た。
加えて撹拌溶解した。この水溶液にKCA−757を1
5g加えて、撹拌混合し分散液を得た。この分散液を高
圧ホモジナイザーを用いて420kgf/cm2 で粉砕処理
し、微細化したKCA−757の分散液を得た。この分
散液を約120℃に加熱した噴霧乾燥装置の層内に、噴
霧圧7kgf/cm2 の条件で噴霧し、粉末粒子を得た。
【0020】(対照製剤III)市販乳糖(HMS社製)2
00メッシュを用いた。
00メッシュを用いた。
【0021】(微粒子の分散性試験)微粉末試料約25
mgを充填したゼラチンカプセル(日本薬局方2号カプセ
ル;日本エランコ社製)を、市販吸入装置(スピンヘラ
ー)に常法により装着した。吸入装置後部から150L
/分の圧縮空気を送風し、カプセル内の微粉末を分散さ
せた。分散した粒子の粒度をレーザー散乱式粒度分布測
定装置(LDSA−2300A型;東日コンピュータア
プリケーションズ社製)で測定し、50%及び90%粒
子径を求めた。ここで言う50%及び90%粒子径と
は、体積を基準とした粒子径表示における積算粒子径で
ある。
mgを充填したゼラチンカプセル(日本薬局方2号カプセ
ル;日本エランコ社製)を、市販吸入装置(スピンヘラ
ー)に常法により装着した。吸入装置後部から150L
/分の圧縮空気を送風し、カプセル内の微粉末を分散さ
せた。分散した粒子の粒度をレーザー散乱式粒度分布測
定装置(LDSA−2300A型;東日コンピュータア
プリケーションズ社製)で測定し、50%及び90%粒
子径を求めた。ここで言う50%及び90%粒子径と
は、体積を基準とした粒子径表示における積算粒子径で
ある。
【0022】別に微粉末を走査型電子顕微鏡(明石製作
所ALPHA−25Aで観察し、上記結果と比較し、以
下の基準で分散状態を判定した。 ○:走査型電子顕微鏡で観察された粒子の大きさ及び分
布が、分散性試験のレーザー散乱式粒度分布測定装置で
得られた結果と良く一致している。 ×:走査型電子顕微鏡で観察された粒子の大きさ及び粒
度と、分散性試験のレーザー散乱式粒度分布測定装置で
得られた粒度の結果とが異なる。
所ALPHA−25Aで観察し、上記結果と比較し、以
下の基準で分散状態を判定した。 ○:走査型電子顕微鏡で観察された粒子の大きさ及び分
布が、分散性試験のレーザー散乱式粒度分布測定装置で
得られた結果と良く一致している。 ×:走査型電子顕微鏡で観察された粒子の大きさ及び粒
度と、分散性試験のレーザー散乱式粒度分布測定装置で
得られた粒度の結果とが異なる。
【0023】(微粒子の付着性試験)分散試験前後の吸
入装置とカプセルとの重量変化から、吸入装置とカプセ
ルに付着する微粒子の割合を求めた。 (分散性及び付着性の効果)
入装置とカプセルとの重量変化から、吸入装置とカプセ
ルに付着する微粒子の割合を求めた。 (分散性及び付着性の効果)
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】走査型電子顕微鏡による観察結果では、K
CA−757の原末粒子からなる対照製剤Iの単一粒子
の粒子径は10〜20ミクロンであった。一方、分散試
験で得られた粒子径は50%粒子径で112ミクロン、
90%粒子径で202ミクロンであり、個々の粒子が付
着凝集状態で気流中に放出されていることが確認され
た。
CA−757の原末粒子からなる対照製剤Iの単一粒子
の粒子径は10〜20ミクロンであった。一方、分散試
験で得られた粒子径は50%粒子径で112ミクロン、
90%粒子径で202ミクロンであり、個々の粒子が付
着凝集状態で気流中に放出されていることが確認され
た。
【0027】実施例で得られた微粉末は、走査型電子顕
微鏡により、2〜6ミクロンの微細な粒子であることが
観察され、対照製剤IであるKCA−757の原末粒子
が、製剤化工程により微細化されていることが確認され
た。
微鏡により、2〜6ミクロンの微細な粒子であることが
観察され、対照製剤IであるKCA−757の原末粒子
が、製剤化工程により微細化されていることが確認され
た。
【0028】分散性試験の結果、実施例1で得られた微
粉末の粒子径は50%粒子径で3ミクロン、90%粒子
径で3〜4ミクロンであったことから、気流中に放出さ
れた微粉末は、個々の粒子が良好に分散した状態で存在
していることが確認された。また実施例で得られた微粉
末の付着率は30〜40%であり、対照製剤IIより良好
であった。
粉末の粒子径は50%粒子径で3ミクロン、90%粒子
径で3〜4ミクロンであったことから、気流中に放出さ
れた微粉末は、個々の粒子が良好に分散した状態で存在
していることが確認された。また実施例で得られた微粉
末の付着率は30〜40%であり、対照製剤IIより良好
であった。
【0029】
(実験例1)ロイコトリエンD4による気道収縮に対す
る抑制作用 雄性ハートレー系モルモットをペントバルビタールで麻
酔し、気道吸入圧の変化を、圧力トランスジューサーを
装着したカニューレを気管に挿入して測定した。気道収
縮反応は、ロイコトリエンD4(30μg/kg)を左外頚
静脈に挿入したカニューレより投与することにより惹起
した。なお、ロイコトリエンD4投与30分前にインド
メタシンを静脈内投与した。
る抑制作用 雄性ハートレー系モルモットをペントバルビタールで麻
酔し、気道吸入圧の変化を、圧力トランスジューサーを
装着したカニューレを気管に挿入して測定した。気道収
縮反応は、ロイコトリエンD4(30μg/kg)を左外頚
静脈に挿入したカニューレより投与することにより惹起
した。なお、ロイコトリエンD4投与30分前にインド
メタシンを静脈内投与した。
【0030】被験製剤は実施例1及び対照製剤 IIIを用
い、スピーカーの振動を利用した分散装置でチャンバー
内に試料を分散し、モルモットの自発呼吸下で、ロイコ
トリエンD4静脈内投与5〜480分前に1分間吸入さ
せた。一方、吸入と経口投与における効果を比較するた
めに、対照製剤Iを25mg/kg 及び70 mg/kgをロイコ
トリエンD4静脈内投与30〜480分前に経口投与し
た。実験結果を図1及び図2に示した。なお、チャンバ
ー内濃度は、チャンバー内に分散させた粉末を一定量採
取し、アセトニトリル及び蒸留水の混液で抽出し、吸光
度法によりKCA−757の濃度を求めた。
い、スピーカーの振動を利用した分散装置でチャンバー
内に試料を分散し、モルモットの自発呼吸下で、ロイコ
トリエンD4静脈内投与5〜480分前に1分間吸入さ
せた。一方、吸入と経口投与における効果を比較するた
めに、対照製剤Iを25mg/kg 及び70 mg/kgをロイコ
トリエンD4静脈内投与30〜480分前に経口投与し
た。実験結果を図1及び図2に示した。なお、チャンバ
ー内濃度は、チャンバー内に分散させた粉末を一定量採
取し、アセトニトリル及び蒸留水の混液で抽出し、吸光
度法によりKCA−757の濃度を求めた。
【0031】(実験例2)アセチルコリンによる気道収
縮に対する抑制効果 被験製剤は実施例1及び対照製剤 IIIを用い、実験例1
と同様にモルモットに吸入させた。次にガラミン(5 m
g/kg)を静脈内投与して不動化し、更に被験製剤投与後
5分後から10分毎に125分までアセチルコリン(2
0μg/kg)を静脈内投与した。一方、吸入と経口投与に
おける効果を比較するために、対照製剤Iを70mg/kg
を経口投与し、吸入と同様にアセチルコリンを投与し
た。実験結果を図3及び図4に示した。
縮に対する抑制効果 被験製剤は実施例1及び対照製剤 IIIを用い、実験例1
と同様にモルモットに吸入させた。次にガラミン(5 m
g/kg)を静脈内投与して不動化し、更に被験製剤投与後
5分後から10分毎に125分までアセチルコリン(2
0μg/kg)を静脈内投与した。一方、吸入と経口投与に
おける効果を比較するために、対照製剤Iを70mg/kg
を経口投与し、吸入と同様にアセチルコリンを投与し
た。実験結果を図3及び図4に示した。
【0032】(実験例3)ヒスタミンによる気道収縮に
対する抑制効果 実験例2のアセチルコリンのかわりに、ヒスタミン(8
μg/kg)を用いて同様に操作した。結果を図5及び図6
に示した。
対する抑制効果 実験例2のアセチルコリンのかわりに、ヒスタミン(8
μg/kg)を用いて同様に操作した。結果を図5及び図6
に示した。
【0033】本発明は、ロイコトリエンD4、アセチル
コリン、ヒスタミンなどによる気管支収縮に対して抑制
作用を示した。特にアセチルコリンやヒスタミンに対し
ては経口投与と比較して、より強い効果が認められた。
コリン、ヒスタミンなどによる気管支収縮に対して抑制
作用を示した。特にアセチルコリンやヒスタミンに対し
ては経口投与と比較して、より強い効果が認められた。
【0034】以上より、付着凝集性が強い原末粒子を、
90%粒子径を6ミクロン以下に微細化し、なおかつ付
着性が小さく分散性の粉末吸入剤とすることで、即効的
であり、なおかつ経口より少ない投与量で済むため、気
管支拡張効果の発現、副作用の軽減などの大きなメリッ
トをもたらす。
90%粒子径を6ミクロン以下に微細化し、なおかつ付
着性が小さく分散性の粉末吸入剤とすることで、即効的
であり、なおかつ経口より少ない投与量で済むため、気
管支拡張効果の発現、副作用の軽減などの大きなメリッ
トをもたらす。
【図1】ロイコトリエンD4による気道収縮に対する抑
制効果を示す実験例1の結果のグラフである。
制効果を示す実験例1の結果のグラフである。
【図2】同上の他のグラフである。
【図3】アセチルコリンによる気道収縮に対する抑制効
果を示す実験例2の結果のグラフである。
果を示す実験例2の結果のグラフである。
【図4】同上の他のグラフである。
【図5】ヒスタミンによる気道収縮に対する抑制効果を
示す実験例3の結果のグラフである。
示す実験例3の結果のグラフである。
【図6】同上の他のグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 有効成分として4−[6−アセチル−3
−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピ
ルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキ
シ]酪酸を有効成分とし、粒子径を6ミクロン以下とし
た粉末吸入剤。 - 【請求項2】 4−[6−アセチル−3−[3−(4−
アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチ
オ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸を滑
沢剤とともに高分子水溶液中に懸濁させた状態で微細化
し、続いて噴霧乾燥し、高分子及び滑沢剤とともに微粉
末化することによって得られる請求項1記載の粉末吸入
剤。 - 【請求項3】 請求項2に記載の高分子が、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコールより選ばれる1種以上であることを特
徴とする粉末吸入剤。 - 【請求項4】 請求項2に記載の滑沢剤が、ショ糖脂肪
酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、タルク、ポリエチレングリコールより選ば
れる1種以上であることを特徴とする粉末吸入剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25128097A JPH1179985A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 喘息治療用の粉末吸入剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25128097A JPH1179985A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 喘息治療用の粉末吸入剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1179985A true JPH1179985A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17220460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25128097A Pending JPH1179985A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 喘息治療用の粉末吸入剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1179985A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007524624A (ja) | 2003-06-24 | 2007-08-30 | メディシノバ,インコーポレーテッド | 4−[6−アセチル−3−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸の多形形態a |
| US8623405B2 (en) | 2005-01-28 | 2014-01-07 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Finely divided composition containing poorly water soluble substance |
| US9763965B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-09-19 | Glaxosmithkline Intellectual Property Development Limited | Aggregate particles |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP25128097A patent/JPH1179985A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007524624A (ja) | 2003-06-24 | 2007-08-30 | メディシノバ,インコーポレーテッド | 4−[6−アセチル−3−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸の多形形態a |
| US8623405B2 (en) | 2005-01-28 | 2014-01-07 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Finely divided composition containing poorly water soluble substance |
| US9763965B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-09-19 | Glaxosmithkline Intellectual Property Development Limited | Aggregate particles |
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