JPH1180794A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents

液体漂白剤組成物

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JPH1180794A
JPH1180794A JP24230897A JP24230897A JPH1180794A JP H1180794 A JPH1180794 A JP H1180794A JP 24230897 A JP24230897 A JP 24230897A JP 24230897 A JP24230897 A JP 24230897A JP H1180794 A JPH1180794 A JP H1180794A
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hydrogen peroxide
liquid bleach
acid
bleach composition
nonionic surfactant
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JP24230897A
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Nobuyuki Ogura
信之 小倉
Yukiyoshi Yamaguchi
進可 山口
Muneo Aoyanagi
宗郎 青柳
Kazuyoshi Ozaki
和義 尾崎
Masataka Maki
昌孝 牧
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製容器に充填し、自然光に長期
間暴露した場合でも、品質が変化しない液体漂白剤組成
物を得る。 【解決手段】 過酸化水素、非イオン界面活性剤及び金
属封鎖剤を含有する液体漂白剤組成物であり、前記非イ
オン界面活性剤が、非イオン界面活性剤5重量%、過酸
化水素5重量%及びバランスとしてのイオン交換水から
なるpH=3の溶液とし、それを透明ガラス製の100ccスク
リュー管に40ml入れ、自然光下で放置して積算照度計で
10,000MJ/m2の自然光に暴露させた場合においても、
(a)溶液の分離及び白濁を生じないこと及び(b)溶
液中の過酸化水素の残存率が50%以上であること、とい
う要件を満たすものである液体漂白剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適切な遮光状態で
保存した場合、自然光下に暴露した場合でも外観上の変
化がなく、優れた漂白力を維持できる液体漂白剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】漂白剤は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に
分けられるが、塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限が
あり、さらには色柄ものには使用できないことや特有の
刺激臭を有していることから、これらの欠点のない酸素
系漂白剤が最近著しく普及している。この酸素系漂白剤
のうち、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムが粉末
酸素系漂白剤として使用されており、過酸化水素が液体
酸素系漂白剤として使用されてる。また、通常液体酸素
系漂白剤には、洗浄力を付与するため、過酸化水素とと
もに非イオン界面活性剤が配合されている。
【0003】この液体系酸素漂白剤は、漂白活性種とし
て使用される過酸化水素の安定性が悪く、貯蔵中に酸素
ガスが発生する。このため液体酸素系漂白剤の容器とし
ては、特開平4−220499号公報に開示されている
ような強固な構造のものが使用されているが、最近では
省資源やプラスチックゴミの減量化の要請等の問題か
ら、薄いプラスチックフィルム製の小袋に詰めた詰め替
え用の液体漂白剤が望まれている。このような詰め替え
用のプラスチック製の袋状包装容器としては、特表平3
−505322号公報、実開平3−123847号公報
に開示されているものを挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような液体酸
素系漂白剤をプラスチック製容器に入れ、例えば、出荷
前において屋内の保管場所が確保できずに屋外で貯蔵し
たり、販売時において店外の自然光下で放置したような
場合、液体漂白剤の分離や白濁が生じたり、容器が著し
く膨れる等の問題が生じることがある。この問題は、光
により活性化された過酸化水素が非イオン界面活性剤を
酸化分解することにより引き起こされるものと推定され
ている。また、この場合には、酸化分解された非イオン
界面活性剤により、今度は過酸化水素の分解が促進され
て前記問題をより悪化させるだけでなく、漂白力も低下
させることになる。
【0005】このような問題の発生を防止するために
は、プラスチック製容器を多層構造にして、中間層にア
ルミ箔層等の金属層を形成する方法や、グレーインキ層
を形成する方法等により、遮光性を持たせる方法が考え
られる。しかし、この方法により、例えば長期間自然光
に暴露したような場合も含めて前記問題を解決しようと
すれば、容器自体の製造コストが上昇してしまい、それ
が製品価格の過度の上昇を招き、消費者に不利益を与え
ることにもなる。
【0006】そこで本発明は、従来と同様の詰替用のプ
ラスチック製容器を使用し、長期間、自然光に暴露した
ような場合でも内容物や容器に変化が生じることのな
い、液体漂白剤組成物をを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意研究の結果、所定条件下における自然
光の暴露試験においても、従来と同様のプラスチック製
容器に充填した特定の非イオン界面活性剤と漂白成分を
含む漂白剤溶液が長期間安定であることを見出し、本発
明を完成した。
【0008】即ち本発明は、過酸化水素、非イオン界面
活性剤及び金属封鎖剤を含有する液体漂白剤組成物であ
り、前記非イオン界面活性剤が、非イオン界面活性剤5
重量%、過酸化水素5重量%及びバランスとしてのイオ
ン交換水からなるpH=3の溶液とし、それを透明ガラ
ス製の100ccスクリュー管に40ml入れ、自然光下で
放置して積算照度計で10,000MJ/m2の自然光に暴
露させた場合においても、(a)溶液の分離及び白濁を
生じないこと及び(b)溶液中の過酸化水素の残存率が
50%以上であること、という要件を満たすものである
ことを特徴とする液体漂白剤組成物を提供するものであ
る。
【0009】本発明における要件(a)及び(b)の前
提条件となる自然光の暴露試験においては、上記した所
定組成の被験溶液を入れた透明スクリュー管を、陽当た
りがよく陰のない場所に45゜に傾けた状態で真南に向
けて設置し、積算照度計により所定の積算照度を測定し
たものである。なお、上記した所定組成の被験溶液のp
Hは3であるが、これは自然光の暴露試験におけるpH
であり、本発明の液体漂白剤組成物のpHがこれに限定
されるというものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる過酸化水素は漂白
活性種となるものであり、液体漂白剤組成物中における
過酸化水素の含有量は、容器の膨れを防止し、充分な漂
白効果を付与するため、好ましくは0.1〜10重量%
であり、特に好ましくは0.5〜6重量%であり、さら
に好ましくは1〜6重量%である。
【0011】本発明で用いる非イオン界面活性剤は、上
記したような所定条件の自然光の暴露試験において要件
(a)及び(b)を具備するものであるが、自然光の暴
露試験において積算照度計で20,000MJ/m2の自然
光に暴露させた場合でも要件(a)及び(b)を具備す
るものであることが好ましい。また、この要件(b)と
しては、積算照度計で10,000又は20,000MJ
/m2の自然光に暴露させた場合における溶液中の過酸化
水素の残存率が70%以上であることが好ましく、特に
90%以上であることが好ましい。
【0012】このような非イオン界面活性剤としては、
次の一般式(I): R−(AO)n(BO)m−X (I) [式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示し、Aは
エチレン基を示し、Bは分岐してもよいプロピレン基を
示し、AO及びBOはブロック状又はランダム状に配列
していてもよいものであり、n及びmはそれぞれ0〜3
0の数を示し、n+mは4〜50の数を示し、Xは水素
原子又はメチル基を示す。]で表されるものを挙げるこ
とができる。
【0013】一般式中、Rは炭素数6〜20のアルキル
基が好ましい。n及びmはそれぞれ1〜20の数を示
し、n+mは4〜20の数を示すことが好ましい。ま
た、n及びmは、n/m=10/1〜1/10の関係を
満たす数であることが好ましい。
【0014】この一般式(I)で表される非イオン界面
活性剤の例としては、 C1225(OC242(OC364−OH C1225(OC364(OC248−OH C1837(OC2410(OC3610−OCH31225(OC2415(OC363−OH 等を挙げることができる。
【0015】液体漂白剤組成物中における非イオン界面
活性剤の含有量は、光に対する安定性を保持し、充分な
洗浄力を付与するため、好ましくは1〜50重量%であ
り、特に好ましくは1〜30重量%である。
【0016】本発明で用いる金属封鎖剤としては、pK
Ca>4ののものが好ましく、pKCa>5のものが特に好
ましい。pKCaは、カルシウムイオン電極を用い、キレ
ート剤0.1重量%溶液、pH10及び25℃で、0.
1M−NH4Cl-NH4OH緩衝液を用いて測定したも
のである。
【0017】このような金属封鎖剤としては、エチレン
ジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、ヒドロキシエチル
イミノジ酢酸等のアミノ酢酸系金属封鎖剤、1-ヒドロキ
シ-1,1-ジホスホン酸、エタンヒドロキシ-1,1,2-トリホ
スホン酸、エタン-1,2-ジカルボキシ-1,2-ジホスホン
酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸系金属
封鎖剤、アクリル酸/マレイン酸コポリマー等のカルボ
ン酸系ポリマー、トリポリリン酸等のポリリン酸系金属
封鎖剤等を挙げることができ、これらの中でもホスホン
酸系金属封鎖剤が好ましい。
【0018】液体漂白剤組成物中における金属封鎖剤の
含有量は、経済性を考慮し、容器の膨れを防止するた
め、好ましくは0.01〜5重量%であり、特に好まし
くは0.05〜2重量%である。
【0019】本発明の液漂白剤組成物には、漂白力を向
上させるため、上記各成分に加えて一般式(II)又は(II
I)で表される漂白活性化剤を配合することができる。
【0020】
【化2】
【0021】〔式中、Mは水素原子、アルカリ金属原子
又はアルカリ土類金属原子を示し、R1及びR2は炭素数
7〜18のアルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数
1〜12のアルキル基で置換されていてもよいアリール
基を示す〕。
【0022】上記一般式(II)又は(III)で表される漂
白活性化剤の中でも、特にドデカノイルオキシベンゼン
スルホン酸ナトリウム、デカノイルオキシ安息香酸、オ
クタノイルオキシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香
酸、3,5,5 −トリメチルヘキサノイルオキシ安息香酸が
好ましい。
【0023】このような漂白活性化剤の液体漂白剤組成
物中における配合量は、沈澱が生じたり粘度が上昇する
こと等を防止し、漂白効果を増強させるため、好ましく
は0.01〜10重量%であり、特に好ましくは0.1
〜5重量%であり、さらに好ましくは0.1〜3重量%
である。
【0024】本発明の液体漂白剤組成物には、さらに陰
イオン界面活性剤、両性界面活性剤及び陽イオン界面活
性剤から選ばれる1種以上を配合することができる。陰
イオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン
酸塩類、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩類、ア
ルキル又はアルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホン酸
塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽和又は不飽和脂肪酸
塩類、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩
類、α−スルフォ脂肪酸塩類、α−スルフォ脂肪酸エス
テル類等を挙げることができ、両性界面活性剤として
は、アミンオキシド、スルフォベタイン、カルボベタイ
ン等を挙げることができ、陽イオン界面活性剤として
は、第4級アンモニウム塩類等を挙げることができる。
これらの中でも、特にアルキルベンゼンスルホン酸塩類
(C10 〜C20 )、アルキル又はアルケニル硫酸塩類(C
10 〜C20 )、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩
類(C10 〜C20 )、少なくとも1つが炭素数C10 〜C20
のアルキル基を有する4級アンモニウム塩類が特に好ま
しい。これらの界面活性剤の配合量は、好ましくは0.
1〜50重量%であり、特に好ましくは0.5〜30重
量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%である。
【0025】本発明の液体漂白剤組成物には、香料成分
として、アルデヒド成分及びエステル成分から選ばれる
1種又は2種以上を組み合わせて配合することができ
る。アルデヒド成分としては、リリアール(4-tert-ブ
チル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド)、フ
ロラロゾン(2-メチル-3-(p-メトキシフェニル)−プロ
パノール)、アルデヒドC-111 レン(10-ウンデセン-1
オール)、リグストラル(2,4 -ジメチル-3-シクロヘキ
セニルカルボキシアルデヒド)、ブーゲオナール(3-(p
-tert-ブチル−フェニル)−プロパノール)、ヘリオナ
ール(2-メチル-3-(3,4 -メチレン−ジオキシ−フェニ
ル)−プロパノール)、クミンアルデヒド(4-イソプロ
イルベンズアルデヒド)、シクラメンアルデヒド(2-メ
チル-3-(4-イソプロピルフェニル)−プロパノー
ル)、ベンズアルデヒド及びヘキシルシンナミックアル
デヒド(α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド)等
を挙げることができる。エステル成分としては、トリシ
クロデセニルアセテート(ヘキサヒドロ−4,7 −メタノ
インデン-5(又は6)−イルアセテート)、フルイテー
ト(エチルトリシクロ〔5,2,1,0 2.0 〕デカン-2-イル
カルボキシレート)、ベンジルサリチレート、p-t-ブチ
ルシクロヘキシルアセテート、ヘジオン(メチル(3-オ
キソ-2-ペンチルシクロペンチル)アセテート)、アリ
ルアミルグリコレート(アリル−2-ペンチルオキシグリ
コレート)、アリルシクロヘキサンプロピオネート、o-
t-ブチルシクロヘキシルアセテート、テルピニルアセテ
ート、フェニルエチルイソ−ブチレート、フェニルエチ
ルアセテート、フェニルエチルフォルメート、フェニル
エチルフェニルアセテート及びn-ボルニルアセテート等
を挙げることができる。本発明の液体漂白剤組成物にお
ける香料成分の含有量は、充分な香りを付与するために
は、好ましくは0.01〜1重量%であり、特に好まし
くは0.1〜0.5量%である。
【0026】本発明の液体漂白剤組成物には、さらに他
の金属封鎖剤を配合することができる。この金属封鎖剤
としては、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、ヘキサン
酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン
酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、グリコール酸、
乳酸、コハク酸、クエン酸、フマール酸、安息香酸、サ
リチル酸、フタール酸、テレフタール酸、トリメット酸
等の有機カルボン酸類;ドデカンジ過酸、モノ過フタノ
ール酸等の過カルボン酸類;アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸から得られたホモ
ポリマー又はコポリマー等のポリカルボン酸類;アルキ
ル硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸エステル、α−
スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、p−ヒド
ロキシスルホン酸等の有機スルホン酸や有機硫酸エステ
ル類;硫酸、リン酸、塩酸、ポリリン酸、硝酸、珪酸等
の無機酸を挙げることができる。これらの金属封鎖剤の
配合量は、好ましくは0.01〜5重量%である。
【0027】本発明の液体漂白剤組成物は、組成物の安
定性を高めるため、酸又はアルカリにより、pHが1.
5〜5になるように調整することが好ましい。
【0028】本発明の液体漂白剤組成物は、漂白成分と
なる過酸化水素が光に対して不安定であるため、製造後
に保存する場合には暗所で保存するか又は遮光性の容器
に充填して保存する。また、製品として出荷する場合に
は、遮光性の容器に充填して出荷する。このような遮光
性容器としては、例えば、200〜800nmの光透過
率が好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以
下、さらに好ましくは10%以下である、厚さ20〜5
00μmのプラスチック製容器を挙げることができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0030】試験例1(自然光の暴露試験) 上記した所定条件による自然光の暴露試験により、表1
に示す各非イオン界面活性剤が要件(a)及び(b)を
具備するかどうかについて試験した。ただし、スクリュ
ー管としてはマルエム社製スクリュー管No.8(容量1
00cc)を用い、積算照度計としてはスガ試験器株式会
社製の型式PH−11−UTを用いた。結果を表1に示
す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1〜8及び比較例1〜10 過酸化水素、表1に示すb−1〜b−4の非イオン界面
活性剤、比較例としての非イオン界面活性剤b’−1〜
b’−3、下記に示すc−1〜c−5の金属封鎖剤、d
−1〜d−3の漂白活性化剤及びe−1、e−2の界面
活性剤を用い、0.1N硫酸又は0.1N水酸化ナトリ
ウムによりpH=2.5に調整して、表2及び表3に示
す液体漂白剤組成物を得た。これらの組成物について、
下記の試験を行った。
【0033】 c−1:日本モンサント社製ディクエスト2010CS(pKCa
=7.1) c−2:エチレンジアミン四酢酸(pKCa=12.0) c−3:アクリル酸/マレイン酸コポリマー(BASF製ソ
カランCP-6、分子量70,000、モノマー比7/3、pKCa=5.0 c−4:ポリアクリル酸ソーダ(分子量8,000、pKCa=3.
2) c−5:クエン酸ソーダ(pKCa=3.2)
【0034】
【化3】
【0035】 e−1:アルキルベンゼンスルホン酸 e−2:N-エチル-N,N-ジメチル-N-テトラデシルアンモ
ニウムエチルサルフェート。
【0036】(試験方法)表2及び表3に示す液体漂白
剤組成物450mlを花王(株)製エマール ホームクリー
ニング用のスタンディングパウチ(厚さ166μm、2
00〜800nmの光透過率約40%)に入れ、開口部
をヒートシールして密封したものを、6階建てビルの屋
上(和歌山市)で1ヶ月間(97年5〜6月)貯蔵した
(積算照度約200,000MJ/m2)。その後、下記の
基準により、組成物の外観及び容器の状態を目視により
観察し、過酸化水素の安定性を評価した。結果を表2及
び表3に示す。
【0037】(組成物の分離・白濁) 5:ほとんど変化が認められない 4:やや白濁が認められる 3:白濁が認められる 2:かなりの白濁が認められる 1:組成物が分離している (容器の状態) 5:ほとんど変化が認められない 4:わずかに容器の膨れが認められる 3:容器の膨れが認められる 2:かなり容器が膨れている 1:容器の破損が認められる (過酸化水素の安定性)0.1Nの過マンガン酸カリウ
ム標準溶液を用いて、滴定法により過酸化水素の濃度を
求め、過酸化水素の残存率を次式により求めた。
【0038】
【数1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】実施例1〜8の液体漂白剤組成物は、組成
物の外観及び容器ともにほとんど変化がなく、過酸化水
素の分解も非常に少なかった。よって、本発明の液体漂
白剤組成物は、適正な遮光状態による貯蔵の場合には勿
論のこと、短期間であれば容器ごと自然光に暴露した場
合でも品質が変わらないことが明らかとなった。比較例
1〜4の金属封鎖剤を含有しないもの及び比較例5〜1
0の本発明とは異なる非イオン界面活性剤を含有するも
のは、組成物の外観及び容器が変化しており、過酸化水
素の分解も大きかった。よって、製造者による屋外での
貯蔵、販売時における店外での陳列、家庭における自然
光が当たる場所での放置等により、品質が劣化し、製品
不良となる場合があることが明らかとなった。
【0042】また、比較例1〜10は、非イオン界面活
性剤の酸化分解により過酸化水素の安定性が損なわれる
ため、試験終了後においては漂白性能が低下することが
明らかであるが、試験終了後に実施例1〜8の組成物を
使用してアクリル系、ポリエステル系、ポリアミド系等
の合成繊維衣類を市販の洗濯機により洗濯したところ、
優れた漂白洗浄効果を示した。
【0043】
【発明の効果】本発明の液体漂白剤組成物は、自然光下
で長期間暴露した場合でも組成物の外観及び容器に変化
がなく、長期間にわたって製造当初の優れた漂白洗浄力
を保持できる。また、製造者においては出荷保存が容易
となり、製造後から出荷までにおける不良品の発生を少
なくできるので、製品歩留まりを向上させることができ
る。また、消費者においても、通常の使用時においても
品質が安定しているため、長期間、購買当初の漂白洗浄
力を確保できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3:36) (72)発明者 尾崎 和義 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 牧 昌孝 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化水素、非イオン界面活性剤及び金
    属封鎖剤を含有する液体漂白剤組成物であり、前記非イ
    オン界面活性剤が、非イオン界面活性剤5重量%、過酸
    化水素5重量%及びバランスとしてのイオン交換水から
    なるpH=3の溶液とし、それを透明ガラス製の100
    ccスクリュー管に40ml入れ、自然光下で放置して積算
    照度計で10,000MJ/m2の自然光に暴露させた場合
    においても、(a)溶液の分離及び白濁を生じないこと
    及び(b)溶液中の過酸化水素の残存率が50%以上で
    あること、という要件を満たすものであることを特徴と
    する液体漂白剤組成物。
  2. 【請求項2】 非イオン界面活性剤が、次の一般式
    (I): R−(AO)n(BO)m−X (I) [式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示し、Aは
    エチレン基を示し、Bは分岐してもよいプロピレン基を
    示し、AO及びBOはブロック状又はランダム状に配列
    していてもよいものであり、n及びmはそれぞれ0〜3
    0の数を示し、n+mは4〜50の数を示し、Xは水素
    原子又はメチル基を示す。]で表されるものである請求
    項1記載の液体漂白剤組成物。
  3. 【請求項3】 金属封鎖剤がpKCa>4のものである請
    求項1記載の液体漂白剤組成物。
  4. 【請求項4】 金属封鎖剤がホスホン酸又はその塩であ
    る請求項1又は3記載の液体漂白剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらに次の一般式(II)又は(III): 【化1】 〔式中、Mは水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ
    土類金属原子を示し、R 1及びR2は炭素数7〜18のア
    ルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数1〜12のア
    ルキル基で置換されていてもよいアリール基を示す。〕
    で表される漂白活性化剤を含有する請求項1〜4項のい
    ずれか1に記載の液体漂白剤組成物。
JP24230897A 1997-09-08 1997-09-08 液体漂白剤組成物 Pending JPH1180794A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041295A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Kao Corp 2剤型漂白剤
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