JPH118129A - 油入直流機器 - Google Patents
油入直流機器Info
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- JPH118129A JPH118129A JP15853697A JP15853697A JPH118129A JP H118129 A JPH118129 A JP H118129A JP 15853697 A JP15853697 A JP 15853697A JP 15853697 A JP15853697 A JP 15853697A JP H118129 A JPH118129 A JP H118129A
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- insulating
- coil
- oil
- lead conductor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイル端部絶縁手段若しくはリード導体絶縁
部、又はその双方の温度を低く保つことでその直流耐電
圧の過酷度が上昇するのを防止し、信頼性の高い絶縁特
性を有する油入直流機器を得る。 【解決手段】 コイル1の内周側に設けた内周絶縁筒3
とコイル1の外周側に設けた外周絶縁バリア4との間
に、コイル1を冷却して温度の上昇した絶縁油がコイル
端部絶縁部101に流入するのを阻止する手段であるせ
き止め栓28a、28bを設ける。
部、又はその双方の温度を低く保つことでその直流耐電
圧の過酷度が上昇するのを防止し、信頼性の高い絶縁特
性を有する油入直流機器を得る。 【解決手段】 コイル1の内周側に設けた内周絶縁筒3
とコイル1の外周側に設けた外周絶縁バリア4との間
に、コイル1を冷却して温度の上昇した絶縁油がコイル
端部絶縁部101に流入するのを阻止する手段であるせ
き止め栓28a、28bを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流送電等に用
いる油入変換用変圧器若しくは油入直流リアクトル等
の、油入直流機器に関するものである。
いる油入変換用変圧器若しくは油入直流リアクトル等
の、油入直流機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開昭55−71011
号公報に示された従来の直流リアクトル装置の主要部を
示す断面図である。図において、1は円板状に形成され
た複数のコイル単体を間隔を介して積み重ねて構成した
コイル、2は上記コイル1の軸方向の端部に配置され、
コイル1の端部電界を緩和する静電シールド、3はコイ
ル1の内周部に設けられた内周絶縁筒、3a、3b、3cは
内周絶縁筒3からコイル1の端部に対向して外側に延び
る内周絶縁フランジである。
号公報に示された従来の直流リアクトル装置の主要部を
示す断面図である。図において、1は円板状に形成され
た複数のコイル単体を間隔を介して積み重ねて構成した
コイル、2は上記コイル1の軸方向の端部に配置され、
コイル1の端部電界を緩和する静電シールド、3はコイ
ル1の内周部に設けられた内周絶縁筒、3a、3b、3cは
内周絶縁筒3からコイル1の端部に対向して外側に延び
る内周絶縁フランジである。
【0003】4は同心状に設けられた複数の絶縁バリア
からなる外側絶縁バリア、4a、4bは外側絶縁バリア
4から内側に延びる外側絶縁フランジ、5はコイル固定
用のコイル締付板、6はコイルの外部への漏洩磁界を低
減するための磁気シールド、7はコイル1の周方向に均
等に絶縁油を分配する為の導油ボックス、8は冷却器
(図示せず)からの絶縁油を導油ボックス7に導く導油
パイプ、9は油栓で、絶縁油がコイル1の内周部、外周
部およびコイル単体間をジグザグに流れるよう設けられ
ている。矢印は絶縁油の流れを示している。
からなる外側絶縁バリア、4a、4bは外側絶縁バリア
4から内側に延びる外側絶縁フランジ、5はコイル固定
用のコイル締付板、6はコイルの外部への漏洩磁界を低
減するための磁気シールド、7はコイル1の周方向に均
等に絶縁油を分配する為の導油ボックス、8は冷却器
(図示せず)からの絶縁油を導油ボックス7に導く導油
パイプ、9は油栓で、絶縁油がコイル1の内周部、外周
部およびコイル単体間をジグザグに流れるよう設けられ
ている。矢印は絶縁油の流れを示している。
【0004】このように構成された従来の直流リアクト
ルにおいて、コイル1はリード導体(図示せず)を介し
て直流線路に直列に接続されるが、コイル1及びそのリ
ード導体等の通電部分は全て直流線路電圧、例えば25
0〜500(kv)もの直流高電圧となる。従って、これらの
通電部と大地間の絶縁を確保するために、プレスボード
等からなる内周絶縁フランジ3a、3b、3c、及び外側
絶縁フランジ4a、4bとそれらの対向間隙内に流入する
絶縁油とが交互に配置されて構成された油浸複合絶縁構
成が採用されている。
ルにおいて、コイル1はリード導体(図示せず)を介し
て直流線路に直列に接続されるが、コイル1及びそのリ
ード導体等の通電部分は全て直流線路電圧、例えば25
0〜500(kv)もの直流高電圧となる。従って、これらの
通電部と大地間の絶縁を確保するために、プレスボード
等からなる内周絶縁フランジ3a、3b、3c、及び外側
絶縁フランジ4a、4bとそれらの対向間隙内に流入する
絶縁油とが交互に配置されて構成された油浸複合絶縁構
成が採用されている。
【0005】通電部に印加される電圧の、上記油浸複合
絶縁構成内での絶縁油とプレスボードとの電圧分担は、
交流電圧の場合それぞれの誘電率の逆比(約1:0.7)と
なるが、直流電圧の場合はそれぞれの固有抵抗比による
分担となる。そして、この固有抵抗比は、例えば、平成
6年電気学会電力・エネルギー部門大会NO.594「油
中直流絶縁の基礎特性」に示されているように、絶縁物
の置かれる温度及び電界強度等の条件により変化する。
即ち、図5にその絶縁油の体積抵抗率の温度・電界特性
を、図6にプレスボードの体積抵抗率の温度・電界特性
をそれぞれ示すが、温度によりそれぞれの固有抵抗比が
大幅に変化することがわかる。つまり、温度の変化に伴
い、絶縁油とプレスボードの電圧分担比は、1:10から1:
100の如く変化することとなるが、傾向としてはプレス
ボードに電界が集中することとなる。
絶縁構成内での絶縁油とプレスボードとの電圧分担は、
交流電圧の場合それぞれの誘電率の逆比(約1:0.7)と
なるが、直流電圧の場合はそれぞれの固有抵抗比による
分担となる。そして、この固有抵抗比は、例えば、平成
6年電気学会電力・エネルギー部門大会NO.594「油
中直流絶縁の基礎特性」に示されているように、絶縁物
の置かれる温度及び電界強度等の条件により変化する。
即ち、図5にその絶縁油の体積抵抗率の温度・電界特性
を、図6にプレスボードの体積抵抗率の温度・電界特性
をそれぞれ示すが、温度によりそれぞれの固有抵抗比が
大幅に変化することがわかる。つまり、温度の変化に伴
い、絶縁油とプレスボードの電圧分担比は、1:10から1:
100の如く変化することとなるが、傾向としてはプレス
ボードに電界が集中することとなる。
【0006】図4に示す従来の直流リアクトルの場合、
上記のようにプレスボードに電界が集中することから、
コイル1の両端部に、内周絶縁筒3から外周側に延びる
内周絶縁フランジ3a、3b、3cと、外側絶縁バリア4
から内周側に延びる外側絶縁フランジ4a、4bを間隙を
介して交互に配置し、その間隙内に絶縁油を流入させ、
フランジ部に等電位線が集中した電圧分担となるように
し、プレスボードからなるフランジ部の沿面方向の電界
を下げ、直流絶縁耐力の向上を図っている。
上記のようにプレスボードに電界が集中することから、
コイル1の両端部に、内周絶縁筒3から外周側に延びる
内周絶縁フランジ3a、3b、3cと、外側絶縁バリア4
から内周側に延びる外側絶縁フランジ4a、4bを間隙を
介して交互に配置し、その間隙内に絶縁油を流入させ、
フランジ部に等電位線が集中した電圧分担となるように
し、プレスボードからなるフランジ部の沿面方向の電界
を下げ、直流絶縁耐力の向上を図っている。
【0007】ところで、電圧が直流250(KV)〜500(KV)、
通電電流が1000(A)〜3000(A)、インダクタンスが0.1(H)
〜1(H)にも及ぶ高電圧、大容量の直流リアクトルでは、
コイル1の発熱損失も1000(KW)〜2000(KW)もの大きな値
となる。このような発熱損失に対しては適切な冷却を行
う必要があるが、図4に示す従来の直流リアクトルで
は、矢印で示す如く、絶縁油を導油パイプ8及び導油ボ
ックス7を介してコイル1の周面に流入させてこれを冷
却し、そして温度の上昇した絶縁油を放熱器等の冷却器
(図示せず)により冷却し再びコイル1の周面に流入さ
せるよう、送油ポンプ(図示せず)により絶縁油を循環
させる構成としている。また、コイル1内では、油栓9
により、絶縁油がコイル1の内周及び外周をそのまま上
昇することなくコイル面を内外交互に流れ、コイル面を
効率よく冷却できる構造となっている。
通電電流が1000(A)〜3000(A)、インダクタンスが0.1(H)
〜1(H)にも及ぶ高電圧、大容量の直流リアクトルでは、
コイル1の発熱損失も1000(KW)〜2000(KW)もの大きな値
となる。このような発熱損失に対しては適切な冷却を行
う必要があるが、図4に示す従来の直流リアクトルで
は、矢印で示す如く、絶縁油を導油パイプ8及び導油ボ
ックス7を介してコイル1の周面に流入させてこれを冷
却し、そして温度の上昇した絶縁油を放熱器等の冷却器
(図示せず)により冷却し再びコイル1の周面に流入さ
せるよう、送油ポンプ(図示せず)により絶縁油を循環
させる構成としている。また、コイル1内では、油栓9
により、絶縁油がコイル1の内周及び外周をそのまま上
昇することなくコイル面を内外交互に流れ、コイル面を
効率よく冷却できる構造となっている。
【0008】図4に示すように、コイル1はその軸心を
ほぼ垂直にして設置されるが、コイル1を冷却するため
に絶縁油はコイル1の下部に設けられた導油ボックス7
からコイル1の下部に流入し、そしてコイル1の上部に
向かって流れるにしたがってコイル1からの放熱を吸収
し徐々に温度が高くなる。
ほぼ垂直にして設置されるが、コイル1を冷却するため
に絶縁油はコイル1の下部に設けられた導油ボックス7
からコイル1の下部に流入し、そしてコイル1の上部に
向かって流れるにしたがってコイル1からの放熱を吸収
し徐々に温度が高くなる。
【0009】例えば、標準的な発熱量と循環油量を想定
して、コイル1の発熱量が2000(KW)、絶縁油のコイル1
内に於ける循環油量が10000(l/min)の場合を想定する
と、絶縁油の比重は0.9、絶縁油の比熱は1.9(kj/kg・de
g)から、コイル1の下部と上部における絶縁油の温度差
Δθは下記の通り、約7degと計算される。 Δθ = 2000(kw)×1(sec)/1.9(kj/kg・deg)×10000(l)/
60(sec)×0.9 = 7deg 尚、以上は標準的なコイルの発熱量と循環油量を条件と
して計算したが、例えば循環油量の全てがコイル面に供
給されず一部が他の流路に漏れて循環することも容易に
想定され、このような場合、コイル面の油流量に反比例
してコイルの下面と上面の温度差が大きくなる。従っ
て、コイル1の下面を通過してきた絶縁油にさらされる
内周絶縁フランジ3a、3b、外側絶縁フランジ4aもそ
の絶縁油の温度に等しくなり、コイル1の下側にある内
周絶縁フランジ3c、外側絶縁フランジ4bとは温度が異
なることになる。
して、コイル1の発熱量が2000(KW)、絶縁油のコイル1
内に於ける循環油量が10000(l/min)の場合を想定する
と、絶縁油の比重は0.9、絶縁油の比熱は1.9(kj/kg・de
g)から、コイル1の下部と上部における絶縁油の温度差
Δθは下記の通り、約7degと計算される。 Δθ = 2000(kw)×1(sec)/1.9(kj/kg・deg)×10000(l)/
60(sec)×0.9 = 7deg 尚、以上は標準的なコイルの発熱量と循環油量を条件と
して計算したが、例えば循環油量の全てがコイル面に供
給されず一部が他の流路に漏れて循環することも容易に
想定され、このような場合、コイル面の油流量に反比例
してコイルの下面と上面の温度差が大きくなる。従っ
て、コイル1の下面を通過してきた絶縁油にさらされる
内周絶縁フランジ3a、3b、外側絶縁フランジ4aもそ
の絶縁油の温度に等しくなり、コイル1の下側にある内
周絶縁フランジ3c、外側絶縁フランジ4bとは温度が異
なることになる。
【0010】一方、前述したように、絶縁油とプレスボ
ードの体積抵抗率(固有抵抗率)の温度特性は、それぞ
れ図5、図6に示す通りであり、温度が高くなるに従っ
て絶縁油とプレスボードとの固有抵抗率の差が小さくな
る。直流電圧に対する絶縁油とプレスボードとの電圧分
担はそれらの固有抵抗比率となることから、それらの固
有抵抗率の差が小さくなることにより、プレスボードで
形成された内周絶縁フランジ3a、3b、外側絶縁フラン
ジ4aの電圧分担比率が下がり、絶縁油の電圧分担比率
が上昇する。
ードの体積抵抗率(固有抵抗率)の温度特性は、それぞ
れ図5、図6に示す通りであり、温度が高くなるに従っ
て絶縁油とプレスボードとの固有抵抗率の差が小さくな
る。直流電圧に対する絶縁油とプレスボードとの電圧分
担はそれらの固有抵抗比率となることから、それらの固
有抵抗率の差が小さくなることにより、プレスボードで
形成された内周絶縁フランジ3a、3b、外側絶縁フラン
ジ4aの電圧分担比率が下がり、絶縁油の電圧分担比率
が上昇する。
【0011】ところで、直流電圧に対する耐電圧は、同
一絶縁寸法では、絶縁油がプレスボードに対して1/10と
低い。このため、温度上昇に伴って、プレスボードであ
る各絶縁フランジ3a、3b、4aの電圧分担が低下しそ
の絶縁の過酷度が低下する割合に比較して、絶縁油の電
圧分担が高くなりその絶縁の過酷度が上昇する比率は10
倍以上と高くなる。この結果、温度上昇に伴って急激に
絶縁油の直流耐電圧過酷度が上昇し、例えば通常の油浸
複合絶縁一般に採用されるプレスボード比率20〜40%の
絶縁に於ける過酷度の温度特性は図7に示す如くとな
る。
一絶縁寸法では、絶縁油がプレスボードに対して1/10と
低い。このため、温度上昇に伴って、プレスボードであ
る各絶縁フランジ3a、3b、4aの電圧分担が低下しそ
の絶縁の過酷度が低下する割合に比較して、絶縁油の電
圧分担が高くなりその絶縁の過酷度が上昇する比率は10
倍以上と高くなる。この結果、温度上昇に伴って急激に
絶縁油の直流耐電圧過酷度が上昇し、例えば通常の油浸
複合絶縁一般に採用されるプレスボード比率20〜40%の
絶縁に於ける過酷度の温度特性は図7に示す如くとな
る。
【0012】夏期の周囲温度の高い条件では、図7の50
℃以上の温度領域で運転されることになるため、絶縁油
の過酷度で装置の耐圧が決まることになる。特にコイル
1の上面部の絶縁油流出部付近、つまり内周絶縁フラン
ジ3a、3b、外側絶縁フランジ4a付近は、コイル1と
大地電位となる磁気シールド2との間の寸法が小さく元
来高電界となる上に最も温度が高くなるため、最も直流
耐電圧の過酷度が高くなり絶縁の最弱点部となる。
℃以上の温度領域で運転されることになるため、絶縁油
の過酷度で装置の耐圧が決まることになる。特にコイル
1の上面部の絶縁油流出部付近、つまり内周絶縁フラン
ジ3a、3b、外側絶縁フランジ4a付近は、コイル1と
大地電位となる磁気シールド2との間の寸法が小さく元
来高電界となる上に最も温度が高くなるため、最も直流
耐電圧の過酷度が高くなり絶縁の最弱点部となる。
【0013】図8は、例えば特開昭61−120411
号公報に示された別の従来の直流リアクトル装置を示
し、コイル1の上端部からリード導体14を導出した構
成を有している。このリード導体14の絶縁構成は、被
覆絶縁物15の周面に設けた波打ちプレスボード16の
内部にコイル1の周面を経た絶縁油を流入するようにし
た油浸複合絶縁構成となっている。尚、図4と同一符号
はそれと同一又は相当部分を示している。この従来の装
置にあっては、コイル1の上部の絶縁ばかりではなくリ
ード導体14の絶縁も、絶縁油の温度が高くなることに
より直流耐電圧の過酷度が上がることとなり、絶縁の弱
点部となる。
号公報に示された別の従来の直流リアクトル装置を示
し、コイル1の上端部からリード導体14を導出した構
成を有している。このリード導体14の絶縁構成は、被
覆絶縁物15の周面に設けた波打ちプレスボード16の
内部にコイル1の周面を経た絶縁油を流入するようにし
た油浸複合絶縁構成となっている。尚、図4と同一符号
はそれと同一又は相当部分を示している。この従来の装
置にあっては、コイル1の上部の絶縁ばかりではなくリ
ード導体14の絶縁も、絶縁油の温度が高くなることに
より直流耐電圧の過酷度が上がることとなり、絶縁の弱
点部となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流リアクトル
等の油入直流機器は以上のように構成されているので、
コイルを冷却して温度の上昇した絶縁油にさらされる部
分、特にコイル端部絶縁部又はリード導体の絶縁部にお
いて、直流耐電圧の過酷度が上昇し、絶縁の弱点部にな
るという問題点があった。
等の油入直流機器は以上のように構成されているので、
コイルを冷却して温度の上昇した絶縁油にさらされる部
分、特にコイル端部絶縁部又はリード導体の絶縁部にお
いて、直流耐電圧の過酷度が上昇し、絶縁の弱点部にな
るという問題点があった。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解決す
るために成されたもので、第1の目的は、コイル端部絶
縁手段の温度上昇を抑制してその直流耐電圧の過酷度が
上昇するのを防止した直流リアクトル等の油入直流機器
を得ることにある。
るために成されたもので、第1の目的は、コイル端部絶
縁手段の温度上昇を抑制してその直流耐電圧の過酷度が
上昇するのを防止した直流リアクトル等の油入直流機器
を得ることにある。
【0016】この発明の第2の目的は、リード導体絶縁
部の温度上昇を抑制してその直流耐電圧の過酷度が上昇
するのを防止した直流リアクトル等の油入直流機器を得
ることにある。
部の温度上昇を抑制してその直流耐電圧の過酷度が上昇
するのを防止した直流リアクトル等の油入直流機器を得
ることにある。
【0017】この発明の第3の目的は、コイル端部絶縁
手段若しくはリード導体絶縁部、又はその双方に流入す
る絶縁油をより効果的に冷却してそれらの部位の温度上
昇を抑制し、その直流耐電圧の過酷度が上昇するのを防
止した直流リアクトル等の油入直流機器を得ることにあ
る。
手段若しくはリード導体絶縁部、又はその双方に流入す
る絶縁油をより効果的に冷却してそれらの部位の温度上
昇を抑制し、その直流耐電圧の過酷度が上昇するのを防
止した直流リアクトル等の油入直流機器を得ることにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油入直流
機器においては、コイルを冷却した絶縁油がコイル端部
絶縁手段に流入するのを阻止する手段を設けたものであ
る。
機器においては、コイルを冷却した絶縁油がコイル端部
絶縁手段に流入するのを阻止する手段を設けたものであ
る。
【0019】また、コイルの内周部に設けられた内周絶
縁筒に、コイルを冷却する前の絶縁油をコイル端部絶縁
手段へ導く導油路を設けたものである。
縁筒に、コイルを冷却する前の絶縁油をコイル端部絶縁
手段へ導く導油路を設けたものである。
【0020】さらに、コイルを冷却した絶縁油がリード
導体絶縁部に流入するのを阻止する手段を設けたもので
ある。
導体絶縁部に流入するのを阻止する手段を設けたもので
ある。
【0021】また、コイルの外周部に設けられた外側絶
縁バリアに、コイルを冷却する前の絶縁油をリード導体
絶縁部へ導く導油路を設けたものである。
縁バリアに、コイルを冷却する前の絶縁油をリード導体
絶縁部へ導く導油路を設けたものである。
【0022】また、コイルの内周絶縁筒に設けられコイ
ル端部絶縁手段へコイルを冷却する前の絶縁油を導く導
油路と、外側絶縁バリアに設けられリード導体絶縁部へ
コイルを冷却する前の絶縁油を導く導油路と、上記内周
絶縁筒と外側絶縁バリアとの間に設けられ上記コイル端
部絶縁手段へ上記コイルを冷却した絶縁油が流入するの
を阻止する栓体と、上記外側絶縁バリアに設けられ上記
リード導体絶縁部へ上記コイルを冷却した絶縁油が流入
するのを阻止する栓体とを備えたものである。
ル端部絶縁手段へコイルを冷却する前の絶縁油を導く導
油路と、外側絶縁バリアに設けられリード導体絶縁部へ
コイルを冷却する前の絶縁油を導く導油路と、上記内周
絶縁筒と外側絶縁バリアとの間に設けられ上記コイル端
部絶縁手段へ上記コイルを冷却した絶縁油が流入するの
を阻止する栓体と、上記外側絶縁バリアに設けられ上記
リード導体絶縁部へ上記コイルを冷却した絶縁油が流入
するのを阻止する栓体とを備えたものである。
【0023】さらに、コイルを冷却する絶縁油を循環さ
せる第1の油循環路と、この第1の油循環路とは分離さ
れ上記コイル端部絶縁手段と上記リード導体絶縁部のう
ちの少なくとも一方に流入する絶縁油を循環させる第2
の油循環路とを設け、上記第1の油循環路および第2の
油循環路のそれぞれに絶縁油を冷却する冷却手段を備え
たものである。
せる第1の油循環路と、この第1の油循環路とは分離さ
れ上記コイル端部絶縁手段と上記リード導体絶縁部のう
ちの少なくとも一方に流入する絶縁油を循環させる第2
の油循環路とを設け、上記第1の油循環路および第2の
油循環路のそれぞれに絶縁油を冷却する冷却手段を備え
たものである。
【0024】さらにまた、間隙を介して同心状に配置さ
れた複数の絶縁バリアにより外側絶縁バリアを構成し、
リード導体絶縁部へコイルを冷却する前の絶縁油を導く
導油路を上記複数の絶縁バリア間の間隙に設けたもので
ある。
れた複数の絶縁バリアにより外側絶縁バリアを構成し、
リード導体絶縁部へコイルを冷却する前の絶縁油を導く
導油路を上記複数の絶縁バリア間の間隙に設けたもので
ある。
【0025】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1である
油入直流リアクトル装置を示し、1は直流リアクトルの
コイルで、円板状に形成された複数のコイル単体1aを
所定の間隔を介して垂直方向に積み重ねて構成されてい
る。2はコイル1の上端部及び下端部にそれぞれ設けら
れた静電シールド、3はコイル1の内周部に設けられた
プレスボードからなる内周絶縁筒、3a、3b、3cは上
記内周絶縁筒からその半径方向外側に延びるよう設けら
れたプレスボードからなる内周絶縁フランジで、3a、
3bはコイル1の上端部に位置し、3cはコイル1の下端
部に位置している。
油入直流リアクトル装置を示し、1は直流リアクトルの
コイルで、円板状に形成された複数のコイル単体1aを
所定の間隔を介して垂直方向に積み重ねて構成されてい
る。2はコイル1の上端部及び下端部にそれぞれ設けら
れた静電シールド、3はコイル1の内周部に設けられた
プレスボードからなる内周絶縁筒、3a、3b、3cは上
記内周絶縁筒からその半径方向外側に延びるよう設けら
れたプレスボードからなる内周絶縁フランジで、3a、
3bはコイル1の上端部に位置し、3cはコイル1の下端
部に位置している。
【0026】4はコイル1の外周側に設けられたプレス
ボードからなる外側絶縁バリアで、円筒状の3個の絶縁
バリアをそれぞれ間隙を介して同心状に重ねて構成して
いる。4a、4bはプレスボードからなる外側絶縁フラン
ジで、それぞれ外側絶縁バリア4からその半径方向内側
に延びるよう構成されている。この外側絶縁フランジ4
aはコイル1の上端部に位置して前記内周絶縁フランジ
3a、3bと所定の間隙を介して対向し、外側絶縁フラン
ジ4bはコイル1の下端部に位置して内周絶縁フランジ
3cと所定の間隙を介して対向している。
ボードからなる外側絶縁バリアで、円筒状の3個の絶縁
バリアをそれぞれ間隙を介して同心状に重ねて構成して
いる。4a、4bはプレスボードからなる外側絶縁フラン
ジで、それぞれ外側絶縁バリア4からその半径方向内側
に延びるよう構成されている。この外側絶縁フランジ4
aはコイル1の上端部に位置して前記内周絶縁フランジ
3a、3bと所定の間隙を介して対向し、外側絶縁フラン
ジ4bはコイル1の下端部に位置して内周絶縁フランジ
3cと所定の間隙を介して対向している。
【0027】101および102は、それぞれコイル1
の上端部及び下端部にあって例えば直流250(KV)〜5
00(KV)が印加されるコイル1と大地との間の絶縁を確
保するためのコイル端部絶縁手段である。そしてコイル
端部絶縁手段101は、上記内周絶縁フランジ3a、3b
と、外側絶縁フランジ4a、及びそれらの間の間隙に流
入される絶縁油とが交互に配置された油浸複合絶縁構成
となっており、またコイル端部絶縁手段102は、上記
内周絶縁フランジ3cと、外側絶縁フランジ4b、及びそ
れらの間の間隙内に流入される絶縁油とが交互に配置さ
れた油浸複合絶縁構成となっている。
の上端部及び下端部にあって例えば直流250(KV)〜5
00(KV)が印加されるコイル1と大地との間の絶縁を確
保するためのコイル端部絶縁手段である。そしてコイル
端部絶縁手段101は、上記内周絶縁フランジ3a、3b
と、外側絶縁フランジ4a、及びそれらの間の間隙に流
入される絶縁油とが交互に配置された油浸複合絶縁構成
となっており、またコイル端部絶縁手段102は、上記
内周絶縁フランジ3cと、外側絶縁フランジ4b、及びそ
れらの間の間隙内に流入される絶縁油とが交互に配置さ
れた油浸複合絶縁構成となっている。
【0028】5a、5bはコイル1の上方及び下方にあっ
てコイル1を締め付けて固定するコイル締付板、6a、
6bはコイル1の外部への漏洩磁界を低減するための磁
気シールド、7はコイル締付板5bの下部に設けられた
導油ボックスで、コイル締付板5bに設けられた複数の
導油孔50からコイル端部絶縁手段102を経由してコ
イル1の周面に絶縁油を周方向に均等に配分するよう構
成されている。8は導油ボックス7に冷却器(図示せ
ず)からの絶縁油を導く導油パイプである。9a、9b、
9cはそれぞれコイル単体1aの外周部と外部絶縁バリア
4の内周面との間、及びコイル単体1aの内周部と内周
絶縁筒3の外周部との間に設けられた油栓で、絶縁油を
コイル1の内外周をそのまま上昇させることなくコイル
単体1aの表面に内外交互に流してコイル1を効率よく
冷却させるものである。
てコイル1を締め付けて固定するコイル締付板、6a、
6bはコイル1の外部への漏洩磁界を低減するための磁
気シールド、7はコイル締付板5bの下部に設けられた
導油ボックスで、コイル締付板5bに設けられた複数の
導油孔50からコイル端部絶縁手段102を経由してコ
イル1の周面に絶縁油を周方向に均等に配分するよう構
成されている。8は導油ボックス7に冷却器(図示せ
ず)からの絶縁油を導く導油パイプである。9a、9b、
9cはそれぞれコイル単体1aの外周部と外部絶縁バリア
4の内周面との間、及びコイル単体1aの内周部と内周
絶縁筒3の外周部との間に設けられた油栓で、絶縁油を
コイル1の内外周をそのまま上昇させることなくコイル
単体1aの表面に内外交互に流してコイル1を効率よく
冷却させるものである。
【0029】26a及び26bは内周絶縁筒3の上方及び
下方にそれぞれ設けられた導油孔で、内周絶縁筒3の内
周空間とともに導油路を形成しており、この導油路は、
導油ボックス7から導油孔50を介してコイル端部絶縁
手段102に流入したコイル1を冷却する前の絶縁油
を、一部分流させてコイル端部絶縁手段101へ直接流
入させる。27a、27bは、外側絶縁バリア4の下部に
設けられた導油孔で、導油ボックス7から導油孔5を介
して流入した絶縁油を一部分流させて外側絶縁バリア4
相互間の間隙内に流入させる。上記導油孔27a、27b
は外側絶縁筒4相互間の間隙とともに後述するリード導
体14a、14bの絶縁部にコイル1を冷却する前の絶縁
油を直接導く導油路を形成している。
下方にそれぞれ設けられた導油孔で、内周絶縁筒3の内
周空間とともに導油路を形成しており、この導油路は、
導油ボックス7から導油孔50を介してコイル端部絶縁
手段102に流入したコイル1を冷却する前の絶縁油
を、一部分流させてコイル端部絶縁手段101へ直接流
入させる。27a、27bは、外側絶縁バリア4の下部に
設けられた導油孔で、導油ボックス7から導油孔5を介
して流入した絶縁油を一部分流させて外側絶縁バリア4
相互間の間隙内に流入させる。上記導油孔27a、27b
は外側絶縁筒4相互間の間隙とともに後述するリード導
体14a、14bの絶縁部にコイル1を冷却する前の絶縁
油を直接導く導油路を形成している。
【0030】28aは内周絶縁筒3の外面と静電シール
ド2の内面との間に設けられたせき止め栓、28bは、
外側絶縁バリア4の内面と静電シールド2に固定された
絶縁バリア28cの外周面との間に設けられたせき止め
栓である。上記せき止め栓28a、28b、及び絶縁バリ
ア28cは、コイル1の周面を経由してこれを冷却する
ことによって温度が上昇した絶縁油がコイル端部絶縁手
段101へ流入するのを阻止する手段を構成している。
ド2の内面との間に設けられたせき止め栓、28bは、
外側絶縁バリア4の内面と静電シールド2に固定された
絶縁バリア28cの外周面との間に設けられたせき止め
栓である。上記せき止め栓28a、28b、及び絶縁バリ
ア28cは、コイル1の周面を経由してこれを冷却する
ことによって温度が上昇した絶縁油がコイル端部絶縁手
段101へ流入するのを阻止する手段を構成している。
【0031】29a、29bは外側絶縁バリア4相互間に
設けられたせき止め栓で、コイル1の周面を経由してこ
れを冷却して温度上昇した絶縁油が外側絶縁バリア4の
相互間の間隙内に流入するのを阻止している。60は外
側絶縁バリア4の上部に設けられた油排出孔で、コイル
1の周面を経由した絶縁油を外側絶縁バリア4の外部へ
排出する。
設けられたせき止め栓で、コイル1の周面を経由してこ
れを冷却して温度上昇した絶縁油が外側絶縁バリア4の
相互間の間隙内に流入するのを阻止している。60は外
側絶縁バリア4の上部に設けられた油排出孔で、コイル
1の周面を経由した絶縁油を外側絶縁バリア4の外部へ
排出する。
【0032】14aはコイル1の上部から引き出された
リード導体、17aはこのリード導体14aの周面に設け
られたリードテーピング、15aはリードテーピング1
7aの外周部を油隙19aを介して包囲するプレスボード
からなる内側リード絶縁バリア、16aはこの内側リー
ド絶縁バリア15の周面を油隙18aを介して包囲する外
側リード絶縁バリアである。上記リード導体14a、1
4bは直流高電圧が印加されるが、上記のように内側及
び外側リード絶縁バリア15a、16a、15b、16b、
及び油隙18a、19a内に流入される絶縁油、リードテ
ーピング17a、17bが交互に配置された油浸複合絶縁
により大地から絶縁されている。
リード導体、17aはこのリード導体14aの周面に設け
られたリードテーピング、15aはリードテーピング1
7aの外周部を油隙19aを介して包囲するプレスボード
からなる内側リード絶縁バリア、16aはこの内側リー
ド絶縁バリア15の周面を油隙18aを介して包囲する外
側リード絶縁バリアである。上記リード導体14a、1
4bは直流高電圧が印加されるが、上記のように内側及
び外側リード絶縁バリア15a、16a、15b、16b、
及び油隙18a、19a内に流入される絶縁油、リードテ
ーピング17a、17bが交互に配置された油浸複合絶縁
により大地から絶縁されている。
【0033】図2は、上記リード導体14bが外側絶縁
バリア4の内部からこれを貫通して外部に導出される部
分の構成の詳細を示し、リード導体14bは外側絶縁バ
リア4に設けられた貫通穴41を貫通している。この貫
通穴41は、外側絶縁バリア4の内部の絶縁油が外側絶
縁バリア4相互間の間隙に流入しないように封止絶縁板
30により封止されている。内側リード絶縁バリア15
bは、その基部において外側絶縁バリア4の貫通穴42
の周囲に固定され、また外側リード絶縁バリア16b
は、その基部において外側絶縁バリア4の貫通穴43の
周囲に固定されている。
バリア4の内部からこれを貫通して外部に導出される部
分の構成の詳細を示し、リード導体14bは外側絶縁バ
リア4に設けられた貫通穴41を貫通している。この貫
通穴41は、外側絶縁バリア4の内部の絶縁油が外側絶
縁バリア4相互間の間隙に流入しないように封止絶縁板
30により封止されている。内側リード絶縁バリア15
bは、その基部において外側絶縁バリア4の貫通穴42
の周囲に固定され、また外側リード絶縁バリア16b
は、その基部において外側絶縁バリア4の貫通穴43の
周囲に固定されている。
【0034】上記内側及び外側リード絶縁バリア15
b、16bの間の油隙18b、及びリードテーピング17b
と内側リード絶縁バリア15bの間の油隙19bにはハニ
カム状の充填支持材(図示せず)が充填されて両者を支
持している。絶縁油は外側絶縁バリア4の貫通穴42,
43から上記油隙内に流入され、リード導体14bを絶
縁及び冷却する。尚、リード導体14a及びその油浸複
合絶縁構成は図2と同様に形成されているが、リード導
体14bが引き出されている部位とは円周方向に異なる
部位にて外側絶縁バリア4から引き出されている。
b、16bの間の油隙18b、及びリードテーピング17b
と内側リード絶縁バリア15bの間の油隙19bにはハニ
カム状の充填支持材(図示せず)が充填されて両者を支
持している。絶縁油は外側絶縁バリア4の貫通穴42,
43から上記油隙内に流入され、リード導体14bを絶
縁及び冷却する。尚、リード導体14a及びその油浸複
合絶縁構成は図2と同様に形成されているが、リード導
体14bが引き出されている部位とは円周方向に異なる
部位にて外側絶縁バリア4から引き出されている。
【0035】図1において、20は直流リアクトルの本
体収納タンク、21a、21bはそれぞれリード導体14
a、14bに接続され直流リアクトルの引き出し端子とな
るブッシング、22はこのブッシング21a、21bの一
部、及びリード導体14a、14bとそれらの絶縁部の端
部を収納する端子収納ダクト、23は放熱器からなる絶
縁油冷却用の冷却器(図示せず)からの絶縁油を導油パ
イプ8に導く流入側配管、24は本体タンク20の内部
から絶縁油を上記冷却器へ絶縁油を導く返送主配管、2
5は端子収納ダクト22の内部から絶縁油を上記返送主
配管25を介して上記冷却器へ導く返送枝配管である。
体収納タンク、21a、21bはそれぞれリード導体14
a、14bに接続され直流リアクトルの引き出し端子とな
るブッシング、22はこのブッシング21a、21bの一
部、及びリード導体14a、14bとそれらの絶縁部の端
部を収納する端子収納ダクト、23は放熱器からなる絶
縁油冷却用の冷却器(図示せず)からの絶縁油を導油パ
イプ8に導く流入側配管、24は本体タンク20の内部
から絶縁油を上記冷却器へ絶縁油を導く返送主配管、2
5は端子収納ダクト22の内部から絶縁油を上記返送主
配管25を介して上記冷却器へ導く返送枝配管である。
【0036】このように構成された油入直流リアクトル
装置は、ブッシング21a、21bを介して例えば直流2
50(KV)〜500(KV)の直流線路に接続されて運転され
るが、通電電流が1000(A)、インダクタンスが1(H)
にも及ぶ高電圧、大電流の直流リアクトルでは、コイル
1の発熱損失も1000(KW)〜2000(KW)もの大きな
値となる。このコイル1の絶縁と冷却を行うため絶縁油
を循環させるが、図示していない放熱器等からなる冷却
器により冷却された絶縁油は、送油ポンプ(図示せず)
により、流入側配管23、導油パイプ8、導油ボックス
7から導油孔50を介してコイル1の下端部のコイル端
部絶縁手段102に流入し、さらにコイル1の下部周面
に流入する。
装置は、ブッシング21a、21bを介して例えば直流2
50(KV)〜500(KV)の直流線路に接続されて運転され
るが、通電電流が1000(A)、インダクタンスが1(H)
にも及ぶ高電圧、大電流の直流リアクトルでは、コイル
1の発熱損失も1000(KW)〜2000(KW)もの大きな
値となる。このコイル1の絶縁と冷却を行うため絶縁油
を循環させるが、図示していない放熱器等からなる冷却
器により冷却された絶縁油は、送油ポンプ(図示せず)
により、流入側配管23、導油パイプ8、導油ボックス
7から導油孔50を介してコイル1の下端部のコイル端
部絶縁手段102に流入し、さらにコイル1の下部周面
に流入する。
【0037】そしてコイル単体1aの表面に沿って実線
矢印のように流れ、上記の如く発熱したコイル1を冷却
しつつ上方へ流れてゆく。その後、絶縁油は、油排出孔
60から外側絶縁バリア4の外部へ流れ、さらに本体収
納タンク20から返送主配管24により図示していない
冷却器へ導かれ、この冷却器により冷却される。そし
て、再び冷却器から流入側配管23へと導かれるもので
ある。
矢印のように流れ、上記の如く発熱したコイル1を冷却
しつつ上方へ流れてゆく。その後、絶縁油は、油排出孔
60から外側絶縁バリア4の外部へ流れ、さらに本体収
納タンク20から返送主配管24により図示していない
冷却器へ導かれ、この冷却器により冷却される。そし
て、再び冷却器から流入側配管23へと導かれるもので
ある。
【0038】コイル1を冷却して温度の上昇した絶縁油
は、せき止め栓28a、28b及び絶縁バリア28cによ
りせき止められ、コイル端部絶縁手段101への流入が
阻止される。一方、冷却器により冷却された絶縁油は、
導油ボックス7からコイル1の下端部のコイル端部絶縁
手段102に流入したのち、波線矢印に示すように、内
周絶縁筒3の導油孔26bから内周絶縁筒3の内周空間
に分流し、そして導油孔26aからコイル端部絶縁手段
101内へ流入する。
は、せき止め栓28a、28b及び絶縁バリア28cによ
りせき止められ、コイル端部絶縁手段101への流入が
阻止される。一方、冷却器により冷却された絶縁油は、
導油ボックス7からコイル1の下端部のコイル端部絶縁
手段102に流入したのち、波線矢印に示すように、内
周絶縁筒3の導油孔26bから内周絶縁筒3の内周空間
に分流し、そして導油孔26aからコイル端部絶縁手段
101内へ流入する。
【0039】その結果、コイル端部絶縁手段101は、
常にコイル1を冷却する前の温度の低い絶縁油で満たさ
れ、コイル1の発熱に関わらず温度が上昇することはな
い。従って、基本的に絶縁耐力の低い絶縁油の電圧分担
割合が増加することがなくなるので、コイル端部絶縁手
段101の直流耐電圧の過酷度を低く抑えることができ
る。コイル下部のコイル端部絶縁手段102は、導油ボ
ックス7から常に冷却器により冷却された絶縁油が流入
しており、コイル上部の上記コイル端部絶縁手段101
と同様に低い温度に保たれ、その絶縁の過酷度は低く抑
えられる。
常にコイル1を冷却する前の温度の低い絶縁油で満たさ
れ、コイル1の発熱に関わらず温度が上昇することはな
い。従って、基本的に絶縁耐力の低い絶縁油の電圧分担
割合が増加することがなくなるので、コイル端部絶縁手
段101の直流耐電圧の過酷度を低く抑えることができ
る。コイル下部のコイル端部絶縁手段102は、導油ボ
ックス7から常に冷却器により冷却された絶縁油が流入
しており、コイル上部の上記コイル端部絶縁手段101
と同様に低い温度に保たれ、その絶縁の過酷度は低く抑
えられる。
【0040】一方、導油ボックス7からコイル下部のコ
イル端部絶縁手段102に流入した冷却器からの絶縁油
は、外側絶縁バリア4の下端部に設けられた導油孔27
a、27bから、波線矢印に示すように外側絶縁バリア4
相互間のそれぞれの間隙内に流入し、そして図2によく
示されているように、リード導体14bの油浸複合絶縁
を構成する油隙18b、19bに流入してリード導体14
bを絶縁及び冷却する。油隙18b、19bに流入した絶
縁油は、端子収納ダクト22内へ流出し、返送枝配管2
5により返送主配管24に導かれ、図示しない返送主配
管24により冷却器へ戻されて冷却される。リード導体
14aにおいても上記リード導体14bと同様にして絶縁
油により絶縁及び冷却されるものである。
イル端部絶縁手段102に流入した冷却器からの絶縁油
は、外側絶縁バリア4の下端部に設けられた導油孔27
a、27bから、波線矢印に示すように外側絶縁バリア4
相互間のそれぞれの間隙内に流入し、そして図2によく
示されているように、リード導体14bの油浸複合絶縁
を構成する油隙18b、19bに流入してリード導体14
bを絶縁及び冷却する。油隙18b、19bに流入した絶
縁油は、端子収納ダクト22内へ流出し、返送枝配管2
5により返送主配管24に導かれ、図示しない返送主配
管24により冷却器へ戻されて冷却される。リード導体
14aにおいても上記リード導体14bと同様にして絶縁
油により絶縁及び冷却されるものである。
【0041】コイル1を冷却した絶縁油は、外側絶縁バ
リア4に設けたせき止め栓29a、29b、及び封示絶縁
版30により外側絶縁バリア4の相互間の間隙内に流入
することを阻止されており、従って、リード導体14
a、14bの油浸複合絶縁の油隙18a、18b、19a、
19bに流入することはない。従って、リード導体の油
浸複合絶縁部位の温度はコイル1の発熱にかかわらず常
に低く保たれ、基本的に絶縁耐力の低い絶縁油の電圧分
担割合が増加することがなくなるので、その直流耐電圧
の過酷度を低く抑えることができる。
リア4に設けたせき止め栓29a、29b、及び封示絶縁
版30により外側絶縁バリア4の相互間の間隙内に流入
することを阻止されており、従って、リード導体14
a、14bの油浸複合絶縁の油隙18a、18b、19a、
19bに流入することはない。従って、リード導体の油
浸複合絶縁部位の温度はコイル1の発熱にかかわらず常
に低く保たれ、基本的に絶縁耐力の低い絶縁油の電圧分
担割合が増加することがなくなるので、その直流耐電圧
の過酷度を低く抑えることができる。
【0042】以上述べた実施の形態1によれば、コイル
端部絶縁手段及びリード導体絶縁部に、コイルを冷却し
て温度の上昇した絶縁油が流入することがないので、そ
れらの温度が低く保たれ、その結果、その絶縁部の直流
耐電圧の過酷度が低く抑えられ、信頼性の高い油浸直流
リアクトル装置を得ることができる。また、絶縁部の直
流耐電圧の過酷度が低く抑えられるので、絶縁寸法を小
さくすることができ装置を小型かつ安価とすることが可
能となる。
端部絶縁手段及びリード導体絶縁部に、コイルを冷却し
て温度の上昇した絶縁油が流入することがないので、そ
れらの温度が低く保たれ、その結果、その絶縁部の直流
耐電圧の過酷度が低く抑えられ、信頼性の高い油浸直流
リアクトル装置を得ることができる。また、絶縁部の直
流耐電圧の過酷度が低く抑えられるので、絶縁寸法を小
さくすることができ装置を小型かつ安価とすることが可
能となる。
【0043】実施の形態2.実施の形態1では、コイル
端部絶縁手段及びリード導体絶縁部には、冷却器からの
絶縁油をコイルの周面に流入する前に一部分流して流入
させ、その後、再びその分流した絶縁油をコイルを冷却
した絶縁油と合流して冷却器へ環流させるようにした
が、コイルを冷却するコイル冷却用の絶縁油の循環路と
コイル端部絶縁手段及びリード導体絶縁部に流入する絶
縁部位冷却用の絶縁油の循環路とを分離独立し、それぞ
れの循環路に絶縁油を冷却する冷却器をそれぞれ別個に
設けても良い。
端部絶縁手段及びリード導体絶縁部には、冷却器からの
絶縁油をコイルの周面に流入する前に一部分流して流入
させ、その後、再びその分流した絶縁油をコイルを冷却
した絶縁油と合流して冷却器へ環流させるようにした
が、コイルを冷却するコイル冷却用の絶縁油の循環路と
コイル端部絶縁手段及びリード導体絶縁部に流入する絶
縁部位冷却用の絶縁油の循環路とを分離独立し、それぞ
れの循環路に絶縁油を冷却する冷却器をそれぞれ別個に
設けても良い。
【0044】図3は、その実施の形態を示すもので、3
1はコイル1の周面に流入してこれを冷却する絶縁油を
冷却する冷却器(図示せず)とは別個に設けられた絶縁
部位冷却用の絶縁油を冷却する冷却器で、複数の冷却フ
アン310を有する。32は絶縁部位冷却用の絶縁油を
循環させる送油ポンプ、33aは絶縁部位冷却用の絶縁
油を導く流入側配管、34aは本体収納タンク20内に
設けられた絶縁部位冷却用の絶縁油を導く導油パイプ
で、外側絶縁バリア4に設けられた導油孔27a、27b
に連通し、さらに内周絶縁等3に設けた導油孔26bに
連通している。34bはコイル端部絶縁手段101の間
隙に連通し、その絶縁油を本体収納タンク20の外部へ
導く導油パイプ、33bは、上記導油パイプ34bと端子
収納ダクト22とに連結され、絶縁部位冷却用の絶縁油
を冷却器31へ返送する返送用配管である。
1はコイル1の周面に流入してこれを冷却する絶縁油を
冷却する冷却器(図示せず)とは別個に設けられた絶縁
部位冷却用の絶縁油を冷却する冷却器で、複数の冷却フ
アン310を有する。32は絶縁部位冷却用の絶縁油を
循環させる送油ポンプ、33aは絶縁部位冷却用の絶縁
油を導く流入側配管、34aは本体収納タンク20内に
設けられた絶縁部位冷却用の絶縁油を導く導油パイプ
で、外側絶縁バリア4に設けられた導油孔27a、27b
に連通し、さらに内周絶縁等3に設けた導油孔26bに
連通している。34bはコイル端部絶縁手段101の間
隙に連通し、その絶縁油を本体収納タンク20の外部へ
導く導油パイプ、33bは、上記導油パイプ34bと端子
収納ダクト22とに連結され、絶縁部位冷却用の絶縁油
を冷却器31へ返送する返送用配管である。
【0045】コイル1を冷却する絶縁油の循環路は、流
入側配管23、導油ボックス7、コイル締付板5bに設
けた導油孔50、コイル端部絶縁部102、コイル1の
周面空間、外側絶縁バリア4に設けた油排出口60、本
体収納タンク20の内部空間、返送主配管24、及びコ
イル冷却用の絶縁油を冷却する冷却器(図示せず)によ
り構成されている。そしてこのコイル1を冷却する絶縁
油の循環路は、上記絶縁部位冷却用の絶縁油の循環路と
は完全に分離独立しているものである。なお、その他の
構成については図1の実施の形態1と同様であり、それ
と同一又は相当する部分には図1と同一の符号を付して
ある。
入側配管23、導油ボックス7、コイル締付板5bに設
けた導油孔50、コイル端部絶縁部102、コイル1の
周面空間、外側絶縁バリア4に設けた油排出口60、本
体収納タンク20の内部空間、返送主配管24、及びコ
イル冷却用の絶縁油を冷却する冷却器(図示せず)によ
り構成されている。そしてこのコイル1を冷却する絶縁
油の循環路は、上記絶縁部位冷却用の絶縁油の循環路と
は完全に分離独立しているものである。なお、その他の
構成については図1の実施の形態1と同様であり、それ
と同一又は相当する部分には図1と同一の符号を付して
ある。
【0046】この実施の形態2によれば、コイル端部絶
縁手段101及びリード導体14a、14bの絶縁部に流
入する絶縁油の循環路は、コイル1を冷却する絶縁油の
循環路とは分離独立しているため、その循環路にはコイ
ル等の発熱部が含まれない。このため、上記コイル端部
絶縁部101及びリード導体14a、14bの絶縁部に伝
達進入する熱量のみを冷却すればよく、例えば数10(K
W)程度の小さな冷却容量の冷却器31でコイル冷却用の
絶縁油よりさらに低い温度にすることができる。その結
果、コイル端部絶縁部およびリード導体絶縁部の絶縁の
過酷度をより低く抑えることができ、実施の形態1の場
合よりさらに直流絶縁耐力を向上させることが可能とな
る。
縁手段101及びリード導体14a、14bの絶縁部に流
入する絶縁油の循環路は、コイル1を冷却する絶縁油の
循環路とは分離独立しているため、その循環路にはコイ
ル等の発熱部が含まれない。このため、上記コイル端部
絶縁部101及びリード導体14a、14bの絶縁部に伝
達進入する熱量のみを冷却すればよく、例えば数10(K
W)程度の小さな冷却容量の冷却器31でコイル冷却用の
絶縁油よりさらに低い温度にすることができる。その結
果、コイル端部絶縁部およびリード導体絶縁部の絶縁の
過酷度をより低く抑えることができ、実施の形態1の場
合よりさらに直流絶縁耐力を向上させることが可能とな
る。
【0047】尚、図3の実施の形態2では、冷却フアン
310を備えた冷却器31と送油ポンプ32により絶縁
部冷却用の絶縁油を強制冷却する強制冷却方式とした
が、上記の通り小さな冷却容量でよいので、冷却器の冷
却フアン310や送油ポンプ32を省略して放熱フイン
のみからなる冷却器による自然冷却方式としても良い。
310を備えた冷却器31と送油ポンプ32により絶縁
部冷却用の絶縁油を強制冷却する強制冷却方式とした
が、上記の通り小さな冷却容量でよいので、冷却器の冷
却フアン310や送油ポンプ32を省略して放熱フイン
のみからなる冷却器による自然冷却方式としても良い。
【0048】実施の形態3.前記の実施の形態1及び実
施の形態2では、油浸直流機器として油浸直流リアクト
ル装置について述べたが、変換器用変圧器の変換器側
(直流側)コイルの場合も直流課電にて運転されるの
で、その変換器用変圧器の変換器側コイルの絶縁構成に
対しても図1乃至図3の実施の形態と同様に構成できる
ことは勿論である。
施の形態2では、油浸直流機器として油浸直流リアクト
ル装置について述べたが、変換器用変圧器の変換器側
(直流側)コイルの場合も直流課電にて運転されるの
で、その変換器用変圧器の変換器側コイルの絶縁構成に
対しても図1乃至図3の実施の形態と同様に構成できる
ことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、以下に示すような効果を奏することができる。
ので、以下に示すような効果を奏することができる。
【0050】コイルを冷却した絶縁油が上記コイル端部
絶縁手段に流入するのを阻止する手段を設けたので、コ
イル端部絶縁手段にコイルを冷却して温度の上昇した絶
縁油が流入することはなく、従ってその絶縁部の温度が
低く保たれ直流耐電圧の過酷度を低く抑えることがで
き、信頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機器を得る
ことができる。また、絶縁部の直流耐電圧の過酷度を低
く抑えることができることにより絶縁寸法を縮小して小
型かつ安価な装置を得ることができる。
絶縁手段に流入するのを阻止する手段を設けたので、コ
イル端部絶縁手段にコイルを冷却して温度の上昇した絶
縁油が流入することはなく、従ってその絶縁部の温度が
低く保たれ直流耐電圧の過酷度を低く抑えることがで
き、信頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機器を得る
ことができる。また、絶縁部の直流耐電圧の過酷度を低
く抑えることができることにより絶縁寸法を縮小して小
型かつ安価な装置を得ることができる。
【0051】内周絶縁筒にコイルを冷却する前の絶縁油
をコイルの周面を経ることなくコイル端部絶縁手段へ導
く導油路を設けたので、コイル端部絶縁手段へ常に温度
の低い絶縁油を流入させることができ、コイル端部絶縁
手段の温度をより低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより
低く抑えて、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する油入
直流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電
圧の過酷度を低く抑えることができることにより絶縁寸
法を縮小してより小型かつ安価な装置を得ることができ
る。
をコイルの周面を経ることなくコイル端部絶縁手段へ導
く導油路を設けたので、コイル端部絶縁手段へ常に温度
の低い絶縁油を流入させることができ、コイル端部絶縁
手段の温度をより低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより
低く抑えて、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する油入
直流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電
圧の過酷度を低く抑えることができることにより絶縁寸
法を縮小してより小型かつ安価な装置を得ることができ
る。
【0052】コイルを冷却した絶縁油が上記リード導体
絶縁部に流入するのを阻止する手段を設けたので、リー
ド導体絶縁部にコイルを冷却して温度の上昇した絶縁油
が流入することはなく、従ってその絶縁部の温度が低く
保たれ直流耐電圧の過酷度を低く抑えることができ、信
頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機器を得ることが
できる。また、絶縁部の直流耐電圧の過酷度を低く抑え
ることができることにより絶縁寸法を縮小して小型かつ
安価な装置を得ることができる。
絶縁部に流入するのを阻止する手段を設けたので、リー
ド導体絶縁部にコイルを冷却して温度の上昇した絶縁油
が流入することはなく、従ってその絶縁部の温度が低く
保たれ直流耐電圧の過酷度を低く抑えることができ、信
頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機器を得ることが
できる。また、絶縁部の直流耐電圧の過酷度を低く抑え
ることができることにより絶縁寸法を縮小して小型かつ
安価な装置を得ることができる。
【0053】外側絶縁バリアにコイルを冷却する前の絶
縁油をコイルの周面を経ることなくリード導体絶縁部へ
導く導油路を設けたので、リード導体絶縁部へ常に温度
の低い絶縁油を流入させることができ、リード導体絶縁
部の温度をより低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより低
く抑えて、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する油入直
流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電圧
の過酷度を低く抑えることができることにより絶縁寸法
を縮小してより小型かつ安価な装置を得ることができ
る。
縁油をコイルの周面を経ることなくリード導体絶縁部へ
導く導油路を設けたので、リード導体絶縁部へ常に温度
の低い絶縁油を流入させることができ、リード導体絶縁
部の温度をより低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより低
く抑えて、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する油入直
流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電圧
の過酷度を低く抑えることができることにより絶縁寸法
を縮小してより小型かつ安価な装置を得ることができ
る。
【0054】内周絶縁筒に設けられコイル端部絶縁手段
へコイルを冷却する前の絶縁油を上記コイルの周面を経
ることなく導く導油路と、外側絶縁バリアに設けられリ
ード導体絶縁部へコイルを冷却する前の絶縁油をコイル
の周面を経ることなく導く導油路と、内周絶縁筒と外側
絶縁バリアとの間に設けられコイル端部絶縁手段へコイ
ルを冷却した絶縁油が流入するのを阻止する栓体と、外
側絶縁バリアに設けられ上記リード導体絶縁部へコイル
を冷却した絶縁油が流入するのを阻止する栓体とを設け
たので、コイル端部絶縁手段およびリード導体絶縁部へ
常に温度の低い絶縁油を流入させることができ、しかも
コイルを冷却して温度の上昇した絶縁油がコイル端部絶
縁手段及びリード導体絶縁部に流入することがないの
で、コイル端部絶縁手段とリード導体絶縁部の温度をさ
らに低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより低く抑えるこ
とが可能となり、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する
油入直流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流
耐電圧の過酷度を低く抑えることができることにより絶
縁寸法を縮小してさらに小型かつ安価な装置を得ること
ができる。
へコイルを冷却する前の絶縁油を上記コイルの周面を経
ることなく導く導油路と、外側絶縁バリアに設けられリ
ード導体絶縁部へコイルを冷却する前の絶縁油をコイル
の周面を経ることなく導く導油路と、内周絶縁筒と外側
絶縁バリアとの間に設けられコイル端部絶縁手段へコイ
ルを冷却した絶縁油が流入するのを阻止する栓体と、外
側絶縁バリアに設けられ上記リード導体絶縁部へコイル
を冷却した絶縁油が流入するのを阻止する栓体とを設け
たので、コイル端部絶縁手段およびリード導体絶縁部へ
常に温度の低い絶縁油を流入させることができ、しかも
コイルを冷却して温度の上昇した絶縁油がコイル端部絶
縁手段及びリード導体絶縁部に流入することがないの
で、コイル端部絶縁手段とリード導体絶縁部の温度をさ
らに低く保ち、直流耐電圧の過酷度をより低く抑えるこ
とが可能となり、さらに信頼性の高い絶縁特性を有する
油入直流機器を得ることができる。また、絶縁部の直流
耐電圧の過酷度を低く抑えることができることにより絶
縁寸法を縮小してさらに小型かつ安価な装置を得ること
ができる。
【0055】コイルを冷却する絶縁油を循環させる第1
の油循環路と、この第1の油循環路とは分離され上記コ
イル端部絶縁手段と上記リード導体絶縁手段のうちの少
なくとも一方に流入する絶縁油を循環させる第2の油循
環路とを設け、上記第1の油循環路および第2の油循環
路のそれぞれに絶縁油を冷却する冷却手段を備えたの
で、第2の油循環路にはコイル等の発熱部がなく、コイ
ル端部絶縁手段若しくはリード導体絶縁部、又はその双
方の直流耐電圧の過酷度をより一層低く抑えることがで
き、より一層信頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機
器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電圧の過
酷度をより一層低く抑えることができることにより絶縁
寸法を縮小してより一層小型かつ安価な装置を得ること
ができる。
の油循環路と、この第1の油循環路とは分離され上記コ
イル端部絶縁手段と上記リード導体絶縁手段のうちの少
なくとも一方に流入する絶縁油を循環させる第2の油循
環路とを設け、上記第1の油循環路および第2の油循環
路のそれぞれに絶縁油を冷却する冷却手段を備えたの
で、第2の油循環路にはコイル等の発熱部がなく、コイ
ル端部絶縁手段若しくはリード導体絶縁部、又はその双
方の直流耐電圧の過酷度をより一層低く抑えることがで
き、より一層信頼性の高い絶縁特性を有する油入直流機
器を得ることができる。また、絶縁部の直流耐電圧の過
酷度をより一層低く抑えることができることにより絶縁
寸法を縮小してより一層小型かつ安価な装置を得ること
ができる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す油入直流リア
クトル装置の部分断面図である。
クトル装置の部分断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に於けるリード導体
及びその絶縁部の一部分を拡大して示す拡大断面図であ
る。
及びその絶縁部の一部分を拡大して示す拡大断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す油入直流リア
クトル装置の部分断面図である。
クトル装置の部分断面図である。
【図4】 従来の油入直流リアクトル装置の部分断面図
である。
である。
【図5】 絶縁油の体積抵抗率の温度・電界特性を示す
グラフである。
グラフである。
【図6】 プレスボードの体積抵抗率の温度・電界特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図7】 プレスボードと絶縁油の電界の厳しさの温度
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
【図8】 従来の油入直流リアクトル装置の部分断面図
である。
である。
1 コイル、1a コイル単体、2 静電シールド、3
内周絶縁筒、3a 内周絶縁フランジ、3b 内周絶縁
フランジ、3c 内周絶縁フランジ、4 外側絶縁バリ
ア、4a 外側絶縁フランジ、4b 外側絶縁フランジ、
5a コイル締付板、5b コイル締付板、6a 磁気シ
ールド、6b 磁気シールド、7 導油ボックス、8
導油パイプ、9a 油栓、9b 油栓、9c 油栓、14a
リード導体、14b リード導体、15a リード絶縁
バリア、15b リード絶縁バリア、16a リード絶縁
バリア、16b リード絶縁バリア、17a リードテー
ピング、17b リードテーピング、18a 油隙、18
b 油隙、19a 油隙、19b 油隙、20 本体収納
タンク、21a ブッシング、21b ブッシング、22
端子収納ダクト、23 流入側配管、24 返送主配
管、25 返送枝配管、26a 導油孔、26b 導油
孔、27a 導油孔、27b 導油孔、28a せき止め
栓、28b せき止め栓、28c 絶縁バリア、29a
せき止め栓、29b せき止め栓、30 封止絶縁板、
31 冷却器、310 冷却フアン、32 送油ポン
プ、33a 流入側配管、33b 返送用配管、34a
導油パイプ、34b 導油パイプ、41 貫通穴、42
貫通穴、43 貫通穴、50 導油孔、101 コイ
ル端部絶縁手段、102 コイル端部絶縁手段。
内周絶縁筒、3a 内周絶縁フランジ、3b 内周絶縁
フランジ、3c 内周絶縁フランジ、4 外側絶縁バリ
ア、4a 外側絶縁フランジ、4b 外側絶縁フランジ、
5a コイル締付板、5b コイル締付板、6a 磁気シ
ールド、6b 磁気シールド、7 導油ボックス、8
導油パイプ、9a 油栓、9b 油栓、9c 油栓、14a
リード導体、14b リード導体、15a リード絶縁
バリア、15b リード絶縁バリア、16a リード絶縁
バリア、16b リード絶縁バリア、17a リードテー
ピング、17b リードテーピング、18a 油隙、18
b 油隙、19a 油隙、19b 油隙、20 本体収納
タンク、21a ブッシング、21b ブッシング、22
端子収納ダクト、23 流入側配管、24 返送主配
管、25 返送枝配管、26a 導油孔、26b 導油
孔、27a 導油孔、27b 導油孔、28a せき止め
栓、28b せき止め栓、28c 絶縁バリア、29a
せき止め栓、29b せき止め栓、30 封止絶縁板、
31 冷却器、310 冷却フアン、32 送油ポン
プ、33a 流入側配管、33b 返送用配管、34a
導油パイプ、34b 導油パイプ、41 貫通穴、42
貫通穴、43 貫通穴、50 導油孔、101 コイ
ル端部絶縁手段、102 コイル端部絶縁手段。
Claims (7)
- 【請求項1】 直流電圧が印加されるコイルと、このコ
イルの端部に位置してこれを絶縁するコイル端部絶縁手
段を備え、上記コイルの周面及び上記コイル端部絶縁手
段に絶縁油を流入して上記コイルの冷却及び絶縁を行う
ようにしたものにおいて、上記コイルを冷却した絶縁油
が上記コイル端部絶縁手段に流入するのを阻止する手段
を設けたことを特徴とする油入直流機器。 - 【請求項2】 コイルの内周部および外周部にそれぞれ
内周絶縁筒および外側絶縁バリアを備え、上記内周絶縁
筒にコイルを冷却する前の絶縁油をコイルの周面を経る
ことなくコイル端部絶縁手段へ導く導油路を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の油入直流機器。 - 【請求項3】 コイルと、このコイルに直流電圧を印加
するリード導体と、このリード導体を絶縁するリード導
体絶縁部を備え、上記コイルの周面及び上記リード導体
絶縁部に絶縁油を流入して上記コイルとリード導体の冷
却及び絶縁を行うようにしたものにおいて、上記コイル
を冷却した絶縁油が上記リード導体絶縁部に流入するの
を阻止する手段を設けたことを特徴とする油入直流機
器。 - 【請求項4】 コイルの内周部および外周部にそれぞれ
内周絶縁筒および外側絶縁バリアを備え、上記外側絶縁
バリアにコイルを冷却する前の絶縁油をコイルの周面を
経ることなくリード導体絶縁部へ導く導油路を設けたこ
とを特徴とする請求項3に記載の油入直流機器。 - 【請求項5】 コイルと、上記コイルの端部に位置して
これを絶縁するコイル端部絶縁手段と、上記コイルに直
流電圧を印加するリード導体と、このリード導体を絶縁
するリード導体絶縁部を備え、上記コイルの周面とコイ
ル端部絶縁手段およびリード導体絶縁部に絶縁油を流入
してコイルとリード導体の冷却及び絶縁を行うようにし
たものにおいて、上記コイルの内周部および外周部にそ
れぞれ設けられた内周絶縁筒および外側絶縁バリアと、
上記内周絶縁筒に設けられ上記コイル端部絶縁手段へコ
イルを冷却する前の絶縁油を上記コイルの周面を経るこ
となく導く導油路と、上記外側絶縁バリアに設けられ上
記リード導体絶縁手段へコイルを冷却する前の絶縁油を
上記コイルの周面を経ることなく導く導油路と、上記内
周絶縁筒と外側絶縁バリアとの間に設けられ上記コイル
端部絶縁手段へ上記コイルを冷却した絶縁油が流入する
のを阻止する栓体と、上記外側絶縁バリアに設けられ上
記リード導体絶縁手段へ上記コイルを冷却した絶縁油が
流入するのを阻止する栓体とを設けたことを特徴とする
油入直流機器。 - 【請求項6】 コイルを冷却する絶縁油を循環させる第
1の油循環路と、この第1の油循環路とは分離され上記
コイル端部絶縁手段と上記リード導体絶縁手段のうちの
少なくとも一方に流入する絶縁油を循環させる第2の油
循環路とを設け、上記第1の油循環路および第2の油循
環路のそれぞれに絶縁油を冷却する冷却手段を備えたこ
とを特徴とする請求項5記載の油入直流機器。 - 【請求項7】 外側絶縁バリアは、間隙を介して同心状
に配置された複数の絶縁バリアにより構成され、リード
導体絶縁部へコイルを冷却する前の絶縁油を導く導油路
は上記複数の絶縁バリア間の間隙に設けられていること
を特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の油
入直流機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15853697A JPH118129A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 油入直流機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15853697A JPH118129A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 油入直流機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH118129A true JPH118129A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15673869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15853697A Pending JPH118129A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 油入直流機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH118129A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114068146A (zh) * | 2020-07-31 | 2022-02-18 | 特变电工沈阳变压器集团有限公司 | 一种线圈的导油结构 |
| CN114937559A (zh) * | 2022-04-16 | 2022-08-23 | 国网河南省电力公司电力科学研究院 | 一种防漏油的油浸式电力电容器及报警方法 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15853697A patent/JPH118129A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114068146A (zh) * | 2020-07-31 | 2022-02-18 | 特变电工沈阳变压器集团有限公司 | 一种线圈的导油结构 |
| CN114068146B (zh) * | 2020-07-31 | 2023-09-22 | 特变电工沈阳变压器集团有限公司 | 一种线圈的导油结构 |
| CN114937559A (zh) * | 2022-04-16 | 2022-08-23 | 国网河南省电力公司电力科学研究院 | 一种防漏油的油浸式电力电容器及报警方法 |
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