JPH1182321A - 液圧回転機 - Google Patents
液圧回転機Info
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- JPH1182321A JPH1182321A JP9249680A JP24968097A JPH1182321A JP H1182321 A JPH1182321 A JP H1182321A JP 9249680 A JP9249680 A JP 9249680A JP 24968097 A JP24968097 A JP 24968097A JP H1182321 A JPH1182321 A JP H1182321A
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 18
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 18
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 abstract description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 136
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダとピストンとの間をケーシング内の
ドレン油で潤滑することにより、運転効率、信頼性を向
上する。 【解決手段】 各シリンダ7の内周側にピストン9が常
に挿入されているシール区間L1 に対応して油溝15を
設けると共に、シリンダブロック6に油溝15とドレン
油室4とを常時連通する連通路16を設け、この連通路
16を、流入口が軸挿通穴6Aに開口し、流出口が外周
面6Cに開口するようにシリンダブロック6の径方向に
形成する構成としている。従って、シリンダブロック6
を回転させることにより、この回転による遠心力を利用
し、ドレン油室4内の油を連通路16から油溝15に供
給することができ、この油溝15内の油によってシリン
ダ7とピストン9との間を潤滑することができる。
ドレン油で潤滑することにより、運転効率、信頼性を向
上する。 【解決手段】 各シリンダ7の内周側にピストン9が常
に挿入されているシール区間L1 に対応して油溝15を
設けると共に、シリンダブロック6に油溝15とドレン
油室4とを常時連通する連通路16を設け、この連通路
16を、流入口が軸挿通穴6Aに開口し、流出口が外周
面6Cに開口するようにシリンダブロック6の径方向に
形成する構成としている。従って、シリンダブロック6
を回転させることにより、この回転による遠心力を利用
し、ドレン油室4内の油を連通路16から油溝15に供
給することができ、この油溝15内の油によってシリン
ダ7とピストン9との間を潤滑することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキシャルピスト
ン型またはラジアルピストン型の油圧ポンプ、油圧モー
タ等として好適に用いられる液圧回転機に関する。
ン型またはラジアルピストン型の油圧ポンプ、油圧モー
タ等として好適に用いられる液圧回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液圧回転機は、ケーシングと、
前記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、前記
ケーシング内で回転軸と一体に回転し、複数のシリンダ
が穿設されたシリンダブロックと、前記シリンダブロッ
クの各シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダ
ブロックの回転に伴って各シリンダ内を往復動する複数
のピストンと、前記ケーシングとシリンダブロックとの
間に設けられ、前記シリンダブロックの各シリンダと間
欠的に連通する一対の給排ポートが形成された弁部材と
から構成されている(例えば特公平3−47437号公
報等)。
前記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、前記
ケーシング内で回転軸と一体に回転し、複数のシリンダ
が穿設されたシリンダブロックと、前記シリンダブロッ
クの各シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダ
ブロックの回転に伴って各シリンダ内を往復動する複数
のピストンと、前記ケーシングとシリンダブロックとの
間に設けられ、前記シリンダブロックの各シリンダと間
欠的に連通する一対の給排ポートが形成された弁部材と
から構成されている(例えば特公平3−47437号公
報等)。
【0003】この従来技術による液圧回転機を、例えば
斜板型油圧ポンプとして用いる場合には、ケーシング内
にピストンとの対向面が傾斜面となった斜板を設ける。
斜板型油圧ポンプとして用いる場合には、ケーシング内
にピストンとの対向面が傾斜面となった斜板を設ける。
【0004】そして、この斜板型油圧ポンプを運転する
場合には、エンジン等の駆動源によって回転軸と共にシ
リンダブロックを回転駆動し、各ピストンを斜板の傾斜
面に沿って摺動させて各シリンダ内で往復動させる。こ
れにより、このピストンの往復動によって弁板に形成さ
れた一方の給排ポートからシリンダ内に吸込んだ作動油
を圧油として他方の給排ポートに吐出し、油圧機器に供
給する。
場合には、エンジン等の駆動源によって回転軸と共にシ
リンダブロックを回転駆動し、各ピストンを斜板の傾斜
面に沿って摺動させて各シリンダ内で往復動させる。こ
れにより、このピストンの往復動によって弁板に形成さ
れた一方の給排ポートからシリンダ内に吸込んだ作動油
を圧油として他方の給排ポートに吐出し、油圧機器に供
給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による液圧回転機では、運転時の負荷が大きくな
ると、シリンダとピストンとの間の摩擦力が増大する。
特に、シリンダの開口側での摩擦力が大きく、この摩擦
力による摩擦損失によって運転効率の低下を招くという
問題がある。
来技術による液圧回転機では、運転時の負荷が大きくな
ると、シリンダとピストンとの間の摩擦力が増大する。
特に、シリンダの開口側での摩擦力が大きく、この摩擦
力による摩擦損失によって運転効率の低下を招くという
問題がある。
【0006】しかも、長時間の運転を行なった場合に
は、シリンダ、ピストン間で焼付きを生じたり、摩耗に
よる油漏れを生じる虞れがあるという問題がある。
は、シリンダ、ピストン間で焼付きを生じたり、摩耗に
よる油漏れを生じる虞れがあるという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、シリンダとピストンと
の間をケーシング内のドレン油で潤滑することができ、
運転効率、信頼性を向上できるようにした液圧回転機を
提供することにある。
されたもので、本発明の目的は、シリンダとピストンと
の間をケーシング内のドレン油で潤滑することができ、
運転効率、信頼性を向上できるようにした液圧回転機を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の液圧回転機は、
ケーシングと、前記ケーシングに回転可能に支持された
回転軸と、前記ケーシング内に回転軸と一体的に回転す
るように設けられ、複数のシリンダが穿設されたシリン
ダブロックと、前記シリンダブロックの各シリンダ内に
摺動可能に挿嵌され、前記シリンダブロックの回転に伴
って前記各シリンダ内を往復動する複数のピストンと、
前記ケーシングとシリンダブロックとの間に設けられ、
前記シリンダブロックの各シリンダと間欠的に連通する
一対の給排ポートが形成された弁部材とからなる。
ケーシングと、前記ケーシングに回転可能に支持された
回転軸と、前記ケーシング内に回転軸と一体的に回転す
るように設けられ、複数のシリンダが穿設されたシリン
ダブロックと、前記シリンダブロックの各シリンダ内に
摺動可能に挿嵌され、前記シリンダブロックの回転に伴
って前記各シリンダ内を往復動する複数のピストンと、
前記ケーシングとシリンダブロックとの間に設けられ、
前記シリンダブロックの各シリンダと間欠的に連通する
一対の給排ポートが形成された弁部材とからなる。
【0009】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記シリンダ
の内周側には前記ピストンが常に挿入されているシール
区間に位置して油溝を設け、前記シリンダブロックには
前記油溝と前記ケーシング内のドレン油室とを常時連通
する連通路を設けたことにある。
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記シリンダ
の内周側には前記ピストンが常に挿入されているシール
区間に位置して油溝を設け、前記シリンダブロックには
前記油溝と前記ケーシング内のドレン油室とを常時連通
する連通路を設けたことにある。
【0010】このように構成したことにより、回転軸と
共にシリンダブロックが回転すると、ケーシングのドレ
ン油室内の油が連通路に流入し、この連通路を介して油
溝に供給される。これにより、シリンダとピストンとの
間を油溝内の油によって潤滑することができる。また、
油溝はピストンが常に挿入されているシール区間に設け
られているから、ピストンの往復動によってシリンダに
給排される油が連通路からドレン油室に流出することは
ない。
共にシリンダブロックが回転すると、ケーシングのドレ
ン油室内の油が連通路に流入し、この連通路を介して油
溝に供給される。これにより、シリンダとピストンとの
間を油溝内の油によって潤滑することができる。また、
油溝はピストンが常に挿入されているシール区間に設け
られているから、ピストンの往復動によってシリンダに
給排される油が連通路からドレン油室に流出することは
ない。
【0011】請求項2の発明は、連通路は、シリンダブ
ロックの径方向に設け、流入口をシリンダブロックの軸
挿通穴に開口させ、流出口をシリンダブロックの外周面
に開口させる構成としたことにある。
ロックの径方向に設け、流入口をシリンダブロックの軸
挿通穴に開口させ、流出口をシリンダブロックの外周面
に開口させる構成としたことにある。
【0012】このように構成したことにより、回転軸と
共にシリンダブロックが回転すると、ドレン油室内の油
が軸挿通穴に開口した連通路の流入口から流入し、シリ
ンダブロックの回転による遠心力によって連通路を径方
向外側に向けて流れる。これにより、油溝に強制的に油
が供給されるから、この油によってシリンダとピストン
との間を潤滑することができる。そして、シリンダとピ
ストンとの間を潤滑した油は、遠心力によってシリンダ
ブロックの外周面に開口した流出口からドレン油室に吐
出される。従って、ドレン油室の油を油溝、連通路との
間で強制的に循環することができる。
共にシリンダブロックが回転すると、ドレン油室内の油
が軸挿通穴に開口した連通路の流入口から流入し、シリ
ンダブロックの回転による遠心力によって連通路を径方
向外側に向けて流れる。これにより、油溝に強制的に油
が供給されるから、この油によってシリンダとピストン
との間を潤滑することができる。そして、シリンダとピ
ストンとの間を潤滑した油は、遠心力によってシリンダ
ブロックの外周面に開口した流出口からドレン油室に吐
出される。従って、ドレン油室の油を油溝、連通路との
間で強制的に循環することができる。
【0013】請求項3の発明は、連通路は回転軸の軸心
を中心にして放射状に配設したことにあり、これによ
り、連通路内で油を円滑に流通させることができる。
を中心にして放射状に配設したことにあり、これによ
り、連通路内で油を円滑に流通させることができる。
【0014】請求項4の発明は、連通路は周方向に傾き
をもって形成したことにあり、これにより、例えば、連
通路をシリンダブロックの回転方向と反対の方向に傾け
たときには、シリンダブロックの回転による遠心力を連
通路内の油に効果的に作用させることができる。
をもって形成したことにあり、これにより、例えば、連
通路をシリンダブロックの回転方向と反対の方向に傾け
たときには、シリンダブロックの回転による遠心力を連
通路内の油に効果的に作用させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
液圧回転機を図1ないし図4に従って詳細に説明する。
液圧回転機を図1ないし図4に従って詳細に説明する。
【0016】まず、図1および図2は本発明の第1の実
施例を示し、本実施例では、液圧回転機として斜板型油
圧ポンプを例に挙げて説明する。
施例を示し、本実施例では、液圧回転機として斜板型油
圧ポンプを例に挙げて説明する。
【0017】1は斜板型油圧ポンプの外殻をなすケーシ
ングで、ケーシング1は、軸方向の一端側に閉塞部2A
を有する筒状のケーシング本体2と、このケーシング本
体2の開口側となる他端側を閉塞するリアケーシング3
とから大略構成されている。また、ケーシング1内は、
後述するシリンダブロック6と弁板8との間、シリンダ
7とピストン9との間等から漏れ出た油が滞留するドレ
ン油室4となっている。
ングで、ケーシング1は、軸方向の一端側に閉塞部2A
を有する筒状のケーシング本体2と、このケーシング本
体2の開口側となる他端側を閉塞するリアケーシング3
とから大略構成されている。また、ケーシング1内は、
後述するシリンダブロック6と弁板8との間、シリンダ
7とピストン9との間等から漏れ出た油が滞留するドレ
ン油室4となっている。
【0018】また、ケーシング1内にはその軸方向に回
転軸5が挿通され、この回転軸5は閉塞部2A側とリア
ケーシング3側との間で回転可能に支持され、その軸方
向中間部には雄スプライン5Aが形成されている。さら
に、ケーシング本体2の閉塞部2Aには、後述する弁板
8の各給排ポート8Aを介してシリンダ7内に圧油を給
排する一対の給排通路2B,2Bが形成されている。
転軸5が挿通され、この回転軸5は閉塞部2A側とリア
ケーシング3側との間で回転可能に支持され、その軸方
向中間部には雄スプライン5Aが形成されている。さら
に、ケーシング本体2の閉塞部2Aには、後述する弁板
8の各給排ポート8Aを介してシリンダ7内に圧油を給
排する一対の給排通路2B,2Bが形成されている。
【0019】6はケーシング1内に回転軸5を介して回
転可能に設けられたシリンダブロックで、シリンダブロ
ック6は段付円筒状に形成され、その中心には回転軸5
が挿通される軸挿通穴6Aが形成され、この軸挿通穴6
Aには回転軸5の雄スプライン5Aに係合する雌スプラ
イン6Bが形成されている。また、シリンダブロック6
の軸挿通穴6Aには後述する連通路16の流入口16A
が開口し、外周面6Cには連通路16の流出口16Bが
開口している。
転可能に設けられたシリンダブロックで、シリンダブロ
ック6は段付円筒状に形成され、その中心には回転軸5
が挿通される軸挿通穴6Aが形成され、この軸挿通穴6
Aには回転軸5の雄スプライン5Aに係合する雌スプラ
イン6Bが形成されている。また、シリンダブロック6
の軸挿通穴6Aには後述する連通路16の流入口16A
が開口し、外周面6Cには連通路16の流出口16Bが
開口している。
【0020】7,7,…はシリンダブロック6に回転軸
5を中心にして周方向に等間隔で、かつ軸方向に穿設さ
れた複数のシリンダで、各シリンダ7は底部側に形成さ
れた連通ポート7Aを介して弁板8の給排ポート8Aに
間欠的に連通している。また、各シリンダ7の開口端7
B側にはピストン9が摺動可能に挿嵌されている。
5を中心にして周方向に等間隔で、かつ軸方向に穿設さ
れた複数のシリンダで、各シリンダ7は底部側に形成さ
れた連通ポート7Aを介して弁板8の給排ポート8Aに
間欠的に連通している。また、各シリンダ7の開口端7
B側にはピストン9が摺動可能に挿嵌されている。
【0021】8はケーシング本体2の閉塞部2A内側面
に固着された弁板で、この弁板8には、各ピストン9の
上死点位置(ピストン9がシリンダ7内に最も侵入した
位置)と下死点位置(ピストン9がシリンダ7から最も
突出した位置)とを挟むように眉形状の一対の給排ポー
ト8A,8Aが形成されている。そして、弁板8の各給
排ポート8Aは、シリンダブロック6が回転している間
に各シリンダ7の連通ポート7Aに間欠的に連通し、ま
た、各給排ポート8Aはケーシング1の各給排通路2B
に常時連通している。
に固着された弁板で、この弁板8には、各ピストン9の
上死点位置(ピストン9がシリンダ7内に最も侵入した
位置)と下死点位置(ピストン9がシリンダ7から最も
突出した位置)とを挟むように眉形状の一対の給排ポー
ト8A,8Aが形成されている。そして、弁板8の各給
排ポート8Aは、シリンダブロック6が回転している間
に各シリンダ7の連通ポート7Aに間欠的に連通し、ま
た、各給排ポート8Aはケーシング1の各給排通路2B
に常時連通している。
【0022】9,9,…はシリンダブロック6の各シリ
ンダ7内に摺動可能に挿嵌された複数のピストンで、各
ピストン9はシリンダブロック6が回転する間にシリン
ダ7内で往復動するもので、その突出端側にはシュー1
0が揺動自在に取付けられている。
ンダ7内に摺動可能に挿嵌された複数のピストンで、各
ピストン9はシリンダブロック6が回転する間にシリン
ダ7内で往復動するもので、その突出端側にはシュー1
0が揺動自在に取付けられている。
【0023】ここで、各ピストン9は、シリンダ7内に
最も進入した位置が上死点位置となり、シリンダ7から
最も突出した位置が下死点位置となり、この上死点位置
と下死点位置との間で往復動する。また、各ピストン9
はシリンダ7から最も突出した下死点位置でも、多くの
部分がシリンダ7内に挿入されており、シリンダ7に常
に挿入された部分が下死点位置におけるシール区間L1
となっている。
最も進入した位置が上死点位置となり、シリンダ7から
最も突出した位置が下死点位置となり、この上死点位置
と下死点位置との間で往復動する。また、各ピストン9
はシリンダ7から最も突出した下死点位置でも、多くの
部分がシリンダ7内に挿入されており、シリンダ7に常
に挿入された部分が下死点位置におけるシール区間L1
となっている。
【0024】11はリアケーシング3側に設けられた斜
板で、この斜板11は、シリンダブロック6が回転する
間に表面上で各シュー10を摺動案内することにより、
各ピストン9をシリンダ7内で往復動させるものであ
る。そして、斜板11は、傾転機構(図示せず)等で傾
転操作されることにより、その傾転角が可変に制御さ
れ、各ピストン9の往復動ストロークを一定の範囲で自
由に調整できる構成になっている。
板で、この斜板11は、シリンダブロック6が回転する
間に表面上で各シュー10を摺動案内することにより、
各ピストン9をシリンダ7内で往復動させるものであ
る。そして、斜板11は、傾転機構(図示せず)等で傾
転操作されることにより、その傾転角が可変に制御さ
れ、各ピストン9の往復動ストロークを一定の範囲で自
由に調整できる構成になっている。
【0025】12は各シュー10を斜板11に対して摺
動状態に保持するリング状のシュー押え、13はシリン
ダブロック6と共に回転軸5の雄スプライン5Aに係合
したリテーナボールをそれぞれ示し、このリテーナボー
ル13は、内周側が回転軸5の雄スプライン5Aにスプ
ライン結合され、外周側は球面状になってシュー押え1
2の内周側に嵌合している。
動状態に保持するリング状のシュー押え、13はシリン
ダブロック6と共に回転軸5の雄スプライン5Aに係合
したリテーナボールをそれぞれ示し、このリテーナボー
ル13は、内周側が回転軸5の雄スプライン5Aにスプ
ライン結合され、外周側は球面状になってシュー押え1
2の内周側に嵌合している。
【0026】そして、リテーナボール13にはシリンダ
ブロック6との間に押圧ばね14が縮装され、この押圧
ばね14はリテーナボール13、シュー押え12を介し
て各シュー10を斜板11に向けて押圧すると共に、シ
リンダブロック6を弁板8に向けて押圧している。
ブロック6との間に押圧ばね14が縮装され、この押圧
ばね14はリテーナボール13、シュー押え12を介し
て各シュー10を斜板11に向けて押圧すると共に、シ
リンダブロック6を弁板8に向けて押圧している。
【0027】15,15,…は各シリンダ7の内周側に
設けられた油溝で、各油溝15は、シリンダ7にピスト
ン9が常に挿入されているシール区間L1 に対応した位
置に配置され、ピストン9を囲む断面コ字状の環状溝と
して形成されている。これにより、シリンダ7内でピス
トン9が往復動するときに、ピストン9が油溝15に引
っ掛かったり、シリンダ7内の圧油が連通路16を介し
てドレン油室4に漏れ出るのを防止している。また、油
溝15をシール区間L1 に設けることにより、シリンダ
7、ピストン9間の摩擦力が大きくなるシリンダ7の開
口端7B側に油を供給することができる。
設けられた油溝で、各油溝15は、シリンダ7にピスト
ン9が常に挿入されているシール区間L1 に対応した位
置に配置され、ピストン9を囲む断面コ字状の環状溝と
して形成されている。これにより、シリンダ7内でピス
トン9が往復動するときに、ピストン9が油溝15に引
っ掛かったり、シリンダ7内の圧油が連通路16を介し
てドレン油室4に漏れ出るのを防止している。また、油
溝15をシール区間L1 に設けることにより、シリンダ
7、ピストン9間の摩擦力が大きくなるシリンダ7の開
口端7B側に油を供給することができる。
【0028】16,16,…はシリンダブロック6に形
成され、油溝15に常時連通した連通路で、各連通路1
6は、流入口16Aが軸挿通穴6Aに開口し、流出口1
6Bが外周面6Cに開口するようにシリンダブロック6
の径方向に伸長して形成され、全体として回転軸5の軸
心を中心とする放射状に配設されている。
成され、油溝15に常時連通した連通路で、各連通路1
6は、流入口16Aが軸挿通穴6Aに開口し、流出口1
6Bが外周面6Cに開口するようにシリンダブロック6
の径方向に伸長して形成され、全体として回転軸5の軸
心を中心とする放射状に配設されている。
【0029】そして、連通路16は、シリンダブロック
6が回転すると、ドレン油室4内の油を流入口16Aか
ら流入させ、シリンダブロック6の回転による遠心力に
よって油溝15に供給する。また、油溝15に供給され
た油を流出口16Bからドレン油室4に吐出する。この
ように、シリンダブロック6が回転するときの遠心力を
利用して、ドレン油室4と油溝15との間で油を強制的
に循環させ、油溝15内に新たな油を入れ換えるように
供給する。
6が回転すると、ドレン油室4内の油を流入口16Aか
ら流入させ、シリンダブロック6の回転による遠心力に
よって油溝15に供給する。また、油溝15に供給され
た油を流出口16Bからドレン油室4に吐出する。この
ように、シリンダブロック6が回転するときの遠心力を
利用して、ドレン油室4と油溝15との間で油を強制的
に循環させ、油溝15内に新たな油を入れ換えるように
供給する。
【0030】本実施例による斜板式油圧ポンプは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0031】まず、回転軸5をシリンダブロック6と一
緒に回転源となるエンジン、モータ(図示せず)等によ
って回転駆動すると、このシリンダブロック6の回転に
伴ってシュー10が斜板11上を摺動する。これによ
り、各シリンダ7内で各ピストン9が往復動され、この
ときに各シリンダ7は、各連通ポート7Aを介して各給
排ポート8Aに間欠的に連通し、各ポート7A,8Aか
ら各シリンダ7内に吸込んだ油液を順次圧油として外部
に吐出させる。
緒に回転源となるエンジン、モータ(図示せず)等によ
って回転駆動すると、このシリンダブロック6の回転に
伴ってシュー10が斜板11上を摺動する。これによ
り、各シリンダ7内で各ピストン9が往復動され、この
ときに各シリンダ7は、各連通ポート7Aを介して各給
排ポート8Aに間欠的に連通し、各ポート7A,8Aか
ら各シリンダ7内に吸込んだ油液を順次圧油として外部
に吐出させる。
【0032】また、上述した運転時には、シリンダブロ
ック6が回転することにより、このときの遠心力によっ
てドレン油室4内の油が各連通路16の流入口16Aに
流入し、この連通路16から油溝15に供給される。こ
れにより、油溝15に供給された油はシリンダ7とピス
トン9との間を潤滑する。
ック6が回転することにより、このときの遠心力によっ
てドレン油室4内の油が各連通路16の流入口16Aに
流入し、この連通路16から油溝15に供給される。こ
れにより、油溝15に供給された油はシリンダ7とピス
トン9との間を潤滑する。
【0033】特に、油溝15は摩擦力が大きいシリンダ
7の開口端7B側となるシール区間L1 に対応して形成
されているから、この油溝15内の油によってシリンダ
7に対するピストン9の往復動作を円滑にすることがで
きる。
7の開口端7B側となるシール区間L1 に対応して形成
されているから、この油溝15内の油によってシリンダ
7に対するピストン9の往復動作を円滑にすることがで
きる。
【0034】また、油溝15内で潤滑を行なった油は、
遠心力によって流出口16Bからドレン油室4に吐出さ
れる。これにより、油はドレン油室4、連通路16、油
溝15の順で遠心力によって強制的に循環されるから、
シリンダ7とピストン9との間に常時新たな油を供給す
ることができる。
遠心力によって流出口16Bからドレン油室4に吐出さ
れる。これにより、油はドレン油室4、連通路16、油
溝15の順で遠心力によって強制的に循環されるから、
シリンダ7とピストン9との間に常時新たな油を供給す
ることができる。
【0035】従って、本実施例によれば、斜板型油圧ポ
ンプの運転時には、ケーシング1のドレン油室4内に滞
留する油を連通路16を介して油溝15に供給すること
ができるから、この油によってシリンダ7とピストン9
との間を潤滑することができる。これにより、シリンダ
7とピストン9との間の摩擦抵抗を低減することができ
るから、運転時の摩擦損失を低減して、運転効率(ポン
プ効率)を向上することができる。
ンプの運転時には、ケーシング1のドレン油室4内に滞
留する油を連通路16を介して油溝15に供給すること
ができるから、この油によってシリンダ7とピストン9
との間を潤滑することができる。これにより、シリンダ
7とピストン9との間の摩擦抵抗を低減することができ
るから、運転時の摩擦損失を低減して、運転効率(ポン
プ効率)を向上することができる。
【0036】また、シリンダ7とピストン9との間を潤
滑することにより、シリンダ7、ピストン9等に焼付き
や摩擦による摩耗が生じたりするのを防止でき、信頼
性、耐久性を向上することができる。特に、摩擦力が大
きいシリンダ7の開口端7B側に油溝15を形成し、こ
の部位を潤滑しているから、より一層シリンダ7、ピス
トン9間を円滑に摺動させることができる。
滑することにより、シリンダ7、ピストン9等に焼付き
や摩擦による摩耗が生じたりするのを防止でき、信頼
性、耐久性を向上することができる。特に、摩擦力が大
きいシリンダ7の開口端7B側に油溝15を形成し、こ
の部位を潤滑しているから、より一層シリンダ7、ピス
トン9間を円滑に摺動させることができる。
【0037】さらに、各連通路16を放射状に配設し、
シリンダブロック6が回転するときの遠心力を利用して
油を循環させているから、別途ポンプ等を用いることな
く、構成を簡略化することができる上に、油を強制的に
循環させることにより、新たな油をシリンダ7、ピスト
ン9間に供給して、潤滑効果を持続させることができ
る。
シリンダブロック6が回転するときの遠心力を利用して
油を循環させているから、別途ポンプ等を用いることな
く、構成を簡略化することができる上に、油を強制的に
循環させることにより、新たな油をシリンダ7、ピスト
ン9間に供給して、潤滑効果を持続させることができ
る。
【0038】次に、図3は本発明の第2の実施例を示す
に、本実施例の特徴は、連通路を周方向に傾けて形成し
たことにある。なお、本実施例では、前述した第1の実
施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
に、本実施例の特徴は、連通路を周方向に傾けて形成し
たことにある。なお、本実施例では、前述した第1の実
施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0039】21,21,…は前記第1の実施例による
連通路16に代えて用いられた本実施例による連通路
で、各連通路21は、前記第1の実施例による連通路1
6とほぼ同様に、流入口21Aが軸挿通穴6Aに開口
し、流出口21Bが外周面6Cに開口するようにシリン
ダブロック6に形成されている。しかし、本実施例によ
る連通路21は、シリンダブロック6の回転方向(矢示
A方向)と反対方向となる矢示B方向に傾きをもって形
成され、軸挿通穴6Aの接線方向にほぼ沿って延びてい
る点で、第1の実施例による連通路16とは相違してい
る。
連通路16に代えて用いられた本実施例による連通路
で、各連通路21は、前記第1の実施例による連通路1
6とほぼ同様に、流入口21Aが軸挿通穴6Aに開口
し、流出口21Bが外周面6Cに開口するようにシリン
ダブロック6に形成されている。しかし、本実施例によ
る連通路21は、シリンダブロック6の回転方向(矢示
A方向)と反対方向となる矢示B方向に傾きをもって形
成され、軸挿通穴6Aの接線方向にほぼ沿って延びてい
る点で、第1の実施例による連通路16とは相違してい
る。
【0040】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に、本実施例では、各連通路2
1をシリンダブロック6の軸挿通穴6Aに対してほぼ接
線方向に延びるように一定の傾きをもって形成している
から、シリンダブロック6を矢示A方向に回転駆動した
ときの遠心力を連通路21内の油に効果的に作用させる
ことができ、シリンダ7とピストン9との間(油溝1
5)に油をより一層積極的に供給できる。
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に、本実施例では、各連通路2
1をシリンダブロック6の軸挿通穴6Aに対してほぼ接
線方向に延びるように一定の傾きをもって形成している
から、シリンダブロック6を矢示A方向に回転駆動した
ときの遠心力を連通路21内の油に効果的に作用させる
ことができ、シリンダ7とピストン9との間(油溝1
5)に油をより一層積極的に供給できる。
【0041】次に、図4は本発明の第3の実施例を示す
に、本実施例の特徴は、油溝と連通路を斜軸型油圧ポン
プに適用したことにある。
に、本実施例の特徴は、油溝と連通路を斜軸型油圧ポン
プに適用したことにある。
【0042】31は筒状のケーシングで、ケーシング3
1は、段付筒状のケーシング本体32と、このケーシン
グ本体32の一端側を閉塞したヘッドケーシング33と
から大略構成され、ケーシング31内は、後述するシリ
ンダブロック36と弁板41との間、シリンダ37とピ
ストン38との間等から漏れ出た油が滞留するドレン油
室34となっている。
1は、段付筒状のケーシング本体32と、このケーシン
グ本体32の一端側を閉塞したヘッドケーシング33と
から大略構成され、ケーシング31内は、後述するシリ
ンダブロック36と弁板41との間、シリンダ37とピ
ストン38との間等から漏れ出た油が滞留するドレン油
室34となっている。
【0043】35はケーシング本体32内に回転可能に
設けられた回転軸、36はケーシング本体32内に位置
して回転軸35と共に回転するシリンダブロックをそれ
ぞれ示し、シリンダブロック36には、その中心に後述
するセンタシャフト43が挿通される軸挿通穴としての
シャフト挿通穴36Aが穿設されている。また、シリン
ダブロック36のシャフト挿通穴36Aには後述する連
通路49の流入口49Aが開口し、外周面36Bには連
通路49の流出口49Bが開口している。
設けられた回転軸、36はケーシング本体32内に位置
して回転軸35と共に回転するシリンダブロックをそれ
ぞれ示し、シリンダブロック36には、その中心に後述
するセンタシャフト43が挿通される軸挿通穴としての
シャフト挿通穴36Aが穿設されている。また、シリン
ダブロック36のシャフト挿通穴36Aには後述する連
通路49の流入口49Aが開口し、外周面36Bには連
通路49の流出口49Bが開口している。
【0044】37,37,…はシリンダブロック36に
回転軸35を中心にして周方向に等間隔で、かつ軸方向
に穿設された複数のシリンダで、各シリンダ37の開口
端37A側にはピストン38が摺動可能に挿嵌されてい
る。
回転軸35を中心にして周方向に等間隔で、かつ軸方向
に穿設された複数のシリンダで、各シリンダ37の開口
端37A側にはピストン38が摺動可能に挿嵌されてい
る。
【0045】38,38,…はシリンダブロック36の
各シリンダ37内に摺動可能に挿嵌された複数のピスト
ンで、各ピストン38は、シリンダブロック36が回転
する間にシリンダ37内で往復動するものである。ま
た、各ピストン38の突出端側にはコネクティングロッ
ド39が設けられ、各ピストン38はコネクティングロ
ッド39を介して回転軸35の先端に形成されたドライ
ブディスク40に揺動自在に支持されている。
各シリンダ37内に摺動可能に挿嵌された複数のピスト
ンで、各ピストン38は、シリンダブロック36が回転
する間にシリンダ37内で往復動するものである。ま
た、各ピストン38の突出端側にはコネクティングロッ
ド39が設けられ、各ピストン38はコネクティングロ
ッド39を介して回転軸35の先端に形成されたドライ
ブディスク40に揺動自在に支持されている。
【0046】ここで、各ピストン38は、シリンダ37
内に最も侵入した位置が上死点位置となり、シリンダ3
7から最も突出した位置が下死点位置となり、この上死
点位置と下死点位置との間で往復動する。また、各ピス
トン38はシリンダ37から最も突出した下死点位置で
も、多くの部分がシリンダ37内に挿入されており、シ
リンダ37に常に挿入された部分が下死点位置における
シール区間L2 となっている。
内に最も侵入した位置が上死点位置となり、シリンダ3
7から最も突出した位置が下死点位置となり、この上死
点位置と下死点位置との間で往復動する。また、各ピス
トン38はシリンダ37から最も突出した下死点位置で
も、多くの部分がシリンダ37内に挿入されており、シ
リンダ37に常に挿入された部分が下死点位置における
シール区間L2 となっている。
【0047】また、各ピストン38の往復動ストローク
は、回転軸35に対するシリンダブロック36、弁板4
1の傾転角θを後述する傾転機構44によって操作する
ことにより調整することができる。
は、回転軸35に対するシリンダブロック36、弁板4
1の傾転角θを後述する傾転機構44によって操作する
ことにより調整することができる。
【0048】41は弁板で、この弁板41は、他端面が
ヘッドケーシング33に形成された凹湾曲状の傾転摺動
面42に摺動し、一端面がシリンダブロック36に摺接
している。また、弁板41の中心には貫通穴41Aが穿
設され、この貫通穴41Aにはセンタシャフト43が挿
入され、揺動ピン47が係合している。さらに、弁板4
1には、シリンダブロック36の回転時に各シリンダ3
7と間欠的に連通する一対の給排ポート(図示せず)が
穿設され、ヘッドケーシング33の傾転摺動面42に開
口する一対の給排通路(図示せず)はこれらの給排ポー
トに連通している。
ヘッドケーシング33に形成された凹湾曲状の傾転摺動
面42に摺動し、一端面がシリンダブロック36に摺接
している。また、弁板41の中心には貫通穴41Aが穿
設され、この貫通穴41Aにはセンタシャフト43が挿
入され、揺動ピン47が係合している。さらに、弁板4
1には、シリンダブロック36の回転時に各シリンダ3
7と間欠的に連通する一対の給排ポート(図示せず)が
穿設され、ヘッドケーシング33の傾転摺動面42に開
口する一対の給排通路(図示せず)はこれらの給排ポー
トに連通している。
【0049】43はドライブディスク40と弁板41と
の間でシリンダブロック36を支持したセンタシャフト
で、センタシャフト43の先端側はドライブディスク4
0の中心位置に揺動自在に支持されている。一方、セン
タシャフト43の基端側は弁板41の貫通穴41A内に
摺動可能に挿入されている。
の間でシリンダブロック36を支持したセンタシャフト
で、センタシャフト43の先端側はドライブディスク4
0の中心位置に揺動自在に支持されている。一方、セン
タシャフト43の基端側は弁板41の貫通穴41A内に
摺動可能に挿入されている。
【0050】44は傾転摺動面42に沿って弁板41を
傾転させる傾転機構で、傾転機構44はヘッドケーシン
グ33内に形成されたシリンダ室45と、このシリンダ
室45内に摺動可能に挿嵌されたサーボピストン46と
から大略構成され、このサーボピストン46の軸方向中
間部には揺動ピン47が取付けられ、揺動ピン47は弁
板41の貫通穴41Aに揺動可能に係合されている。
傾転させる傾転機構で、傾転機構44はヘッドケーシン
グ33内に形成されたシリンダ室45と、このシリンダ
室45内に摺動可能に挿嵌されたサーボピストン46と
から大略構成され、このサーボピストン46の軸方向中
間部には揺動ピン47が取付けられ、揺動ピン47は弁
板41の貫通穴41Aに揺動可能に係合されている。
【0051】48,48,…は各シリンダ37の内周側
に設けられた油溝で、各油溝48は、シリンダ37にピ
ストン38が常に挿入されているシール区間L2 に対応
した位置に配置され、ピストン38を囲む断面コ字状の
環状溝として形成されている。
に設けられた油溝で、各油溝48は、シリンダ37にピ
ストン38が常に挿入されているシール区間L2 に対応
した位置に配置され、ピストン38を囲む断面コ字状の
環状溝として形成されている。
【0052】49,49,…はシリンダブロック36に
形成され、油溝48に常時連通した連通路で、各連通路
49は、流入口49Aがシャフト挿通穴36Aに開口
し、流出口49Bが外周面36Bに開口するようにシリ
ンダブロック36の径方向に形成されている。そして、
連通路49は、シリンダブロック36が回転したとき
に、ドレン油室34内の油を流入口49Aから油溝48
に供給し、この油溝48から流出口49Bを介して油を
ドレン油室34に吐出するものである。
形成され、油溝48に常時連通した連通路で、各連通路
49は、流入口49Aがシャフト挿通穴36Aに開口
し、流出口49Bが外周面36Bに開口するようにシリ
ンダブロック36の径方向に形成されている。そして、
連通路49は、シリンダブロック36が回転したとき
に、ドレン油室34内の油を流入口49Aから油溝48
に供給し、この油溝48から流出口49Bを介して油を
ドレン油室34に吐出するものである。
【0053】本実施例による斜軸型油圧ポンプは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0054】まず、回転軸35を回転源となるエンジン
等によって回転駆動すると、この回転軸35のドライブ
ディスク40とシリンダブロック36の各シリンダ37
に挿入した各ピストン38との間はそれぞれコネクティ
ングロッド39で連結されているから、回転軸35と共
にシリンダブロック36が回転する。これにより、各シ
リンダ37内で各ピストン38が往復動され、このとき
に各シリンダ37は各給排ポートを介して給排通路に間
欠的に連通し、各シリンダ37内に吸込んだ油液を順次
圧油として外部に吐出させる。
等によって回転駆動すると、この回転軸35のドライブ
ディスク40とシリンダブロック36の各シリンダ37
に挿入した各ピストン38との間はそれぞれコネクティ
ングロッド39で連結されているから、回転軸35と共
にシリンダブロック36が回転する。これにより、各シ
リンダ37内で各ピストン38が往復動され、このとき
に各シリンダ37は各給排ポートを介して給排通路に間
欠的に連通し、各シリンダ37内に吸込んだ油液を順次
圧油として外部に吐出させる。
【0055】また、傾転機構44のシリンダ室45に圧
油を供給し、サーボピストン46を移動して回転軸35
に対するシリンダブロック36の傾転角θを調整するこ
とにより、各ピストン38の往復動ストローク(ポンプ
容量)を可変に調整することができる。
油を供給し、サーボピストン46を移動して回転軸35
に対するシリンダブロック36の傾転角θを調整するこ
とにより、各ピストン38の往復動ストローク(ポンプ
容量)を可変に調整することができる。
【0056】さらに、上述した運転時には、シリンダブ
ロック36が回転することにより、このときの遠心力に
よってドレン油室34内の油が各連通路49の流入口4
9Aから油溝48に供給される。これにより、油溝48
に供給された油によってシリンダ37とピストン38と
の間を潤滑することができる。また、油溝48内で潤滑
を行なった油は、遠心力によって流出口49Bを通って
ドレン油室34に吐出される。
ロック36が回転することにより、このときの遠心力に
よってドレン油室34内の油が各連通路49の流入口4
9Aから油溝48に供給される。これにより、油溝48
に供給された油によってシリンダ37とピストン38と
の間を潤滑することができる。また、油溝48内で潤滑
を行なった油は、遠心力によって流出口49Bを通って
ドレン油室34に吐出される。
【0057】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができる。
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができる。
【0058】なお、第1、第2の実施例では、シリンダ
ブロック6に8個のシリンダ7を設けた場合を例に挙げ
て図示したが、本発明はこれに限らず、例えば、シリン
ダ7を7個以下、または9個以上設ける構成としてもよ
い。この場合には、シリンダ7の数に合せて油溝、連通
路を設けるようにすればよい。この点は第3の実施例に
ついても同様である。
ブロック6に8個のシリンダ7を設けた場合を例に挙げ
て図示したが、本発明はこれに限らず、例えば、シリン
ダ7を7個以下、または9個以上設ける構成としてもよ
い。この場合には、シリンダ7の数に合せて油溝、連通
路を設けるようにすればよい。この点は第3の実施例に
ついても同様である。
【0059】また、第1、第2の実施例では、液圧回転
機として斜板型油圧ポンプを例に挙げ、第3の実施例で
は、斜軸型油圧ポンプを例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば、斜板型油圧モータまたは斜軸
型油圧モータ等の他の液圧回転機に適用してもよく、ラ
ジアルピストン型の液圧回転機にも適用することができ
るものである。
機として斜板型油圧ポンプを例に挙げ、第3の実施例で
は、斜軸型油圧ポンプを例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば、斜板型油圧モータまたは斜軸
型油圧モータ等の他の液圧回転機に適用してもよく、ラ
ジアルピストン型の液圧回転機にも適用することができ
るものである。
【0060】さらに、各実施例では、各連通路16,2
1,49をシリンダブロック6,36の径方向に貫通さ
せて設けた場合を例に挙げて説明したが、これらの連通
路16,21,49はドレン油室4,34と油溝15,
48とを常時連通できるものであればよく、例えば、シ
リンダブロックの外周面を油溝に連通させる連通路を形
成するだけでもよい。
1,49をシリンダブロック6,36の径方向に貫通さ
せて設けた場合を例に挙げて説明したが、これらの連通
路16,21,49はドレン油室4,34と油溝15,
48とを常時連通できるものであればよく、例えば、シ
リンダブロックの外周面を油溝に連通させる連通路を形
成するだけでもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、回転軸と共にシリンダブロックを回転させること
により、ドレン油室内の油を連通路に流入させ、この連
通路を介して油溝に供給することができる。これによ
り、シリンダとピストンとの間を油溝内の油によって潤
滑することができるから、シリンダとピストンとの間の
摩擦抵抗を低減することができ、運転時の摩擦損失を低
減して、運転効率(ポンプ効率)を向上することができ
る。
れば、回転軸と共にシリンダブロックを回転させること
により、ドレン油室内の油を連通路に流入させ、この連
通路を介して油溝に供給することができる。これによ
り、シリンダとピストンとの間を油溝内の油によって潤
滑することができるから、シリンダとピストンとの間の
摩擦抵抗を低減することができ、運転時の摩擦損失を低
減して、運転効率(ポンプ効率)を向上することができ
る。
【0062】また、油溝をピストンが常に挿入されてい
るシール区間に対応して設けているから、ピストンの往
復動時にシリンダに給排される油が連通路からドレン油
室に流出するのを防止できる上に、特に、摩擦力が大き
いシリンダの開口端側を潤滑することができ、シリン
ダ、ピストンに焼付きや摩擦による摩耗が生じたりする
のを防止でき、信頼性、耐久性を向上することができ
る。
るシール区間に対応して設けているから、ピストンの往
復動時にシリンダに給排される油が連通路からドレン油
室に流出するのを防止できる上に、特に、摩擦力が大き
いシリンダの開口端側を潤滑することができ、シリン
ダ、ピストンに焼付きや摩擦による摩耗が生じたりする
のを防止でき、信頼性、耐久性を向上することができ
る。
【0063】請求項2の発明によれば、シリンダブロッ
クの回転による遠心力を利用し、ドレン油室内の油を軸
挿通穴に開口した連通路から油溝に強制的に供給するこ
とができ、また、油溝に供給された油をシリンダブロッ
クの外周面に開口した流出口からドレン油室に吐出させ
ることができる。従って、別途ポンプ等を用いることな
く、ドレン油室の油を油溝、連通路との間で強制的に循
環させることができるから、構成を簡略化することがで
きる上に、油を強制的に循環させることによって潤滑効
果を持続することができる。
クの回転による遠心力を利用し、ドレン油室内の油を軸
挿通穴に開口した連通路から油溝に強制的に供給するこ
とができ、また、油溝に供給された油をシリンダブロッ
クの外周面に開口した流出口からドレン油室に吐出させ
ることができる。従って、別途ポンプ等を用いることな
く、ドレン油室の油を油溝、連通路との間で強制的に循
環させることができるから、構成を簡略化することがで
きる上に、油を強制的に循環させることによって潤滑効
果を持続することができる。
【0064】請求項3の発明によれば、連通路を回転軸
の軸心を中心にして放射状に配置しているから、遠心力
によって連通路内で油を円滑に流通させることができ、
ドレン油室内の油を油溝に効率よく供給することができ
る。
の軸心を中心にして放射状に配置しているから、遠心力
によって連通路内で油を円滑に流通させることができ、
ドレン油室内の油を油溝に効率よく供給することができ
る。
【0065】請求項4の発明によれば、連通路を周方向
に傾きをもって形成しているから、例えば、連通路をシ
リンダブロックの回転方向と反対の方向に傾けたときに
は、シリンダブロックの回転による遠心力を連通路内の
油に効果的に作用させることができ、シリンダとピスト
ンとの間に油をより一層積極的に供給することができ
る。
に傾きをもって形成しているから、例えば、連通路をシ
リンダブロックの回転方向と反対の方向に傾けたときに
は、シリンダブロックの回転による遠心力を連通路内の
油に効果的に作用させることができ、シリンダとピスト
ンとの間に油をより一層積極的に供給することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例による斜板型油圧ポンプ
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】油溝、連通路をシリンダブロック、シリンダと
共に示す図1中の矢示II−II方向からみた拡大横断面図
である。
共に示す図1中の矢示II−II方向からみた拡大横断面図
である。
【図3】本発明の第2の実施例による連通路を示す図2
と同様位置からみたシリンダブロックの拡大横断面図で
ある。
と同様位置からみたシリンダブロックの拡大横断面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例による斜軸型油圧ポンプ
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1,31 ケーシング 4,34 ドレン油室 5,35 回転軸 6,36 シリンダブロック 6A 軸挿通穴 6C,36B 外周面 7,37 シリンダ 8,41 弁板 8A 給排ポート 9,38 ピストン 15,48 油溝 16,21,49 連通路 16A,21A,49A 流入口 16B,21B,49B 流出口 36A シャフト挿通穴(軸挿通穴) L1 ,L2 シール区間
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシングと、前記ケーシングに回転可
能に支持された回転軸と、前記ケーシング内に回転軸と
一体的に回転するように設けられ、複数のシリンダが穿
設されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの
各シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダブロ
ックの回転に伴って前記各シリンダ内を往復動する複数
のピストンと、前記ケーシングとシリンダブロックとの
間に設けられ、前記シリンダブロックの各シリンダと間
欠的に連通する一対の給排ポートが形成された弁部材と
からなる液圧回転機において、 前記シリンダの内周側には前記ピストンが常に挿入され
ているシール区間に位置して油溝を設け、 前記シリンダブロックには前記油溝と前記ケーシング内
のドレン油室とを常時連通する連通路を設ける構成とし
たことを特徴とする液圧回転機。 - 【請求項2】 前記連通路は、前記シリンダブロックの
径方向に設け、流入口を前記シリンダブロックの軸挿通
穴に開口させ、流出口を前記シリンダブロックの外周面
に開口させる構成としてなる請求項1に記載の液圧回転
機。 - 【請求項3】 前記連通路は前記回転軸の軸心を中心に
して放射状に配設してなる請求項1または2に記載の液
圧回転機。 - 【請求項4】 前記連通路は周方向に傾きをもって形成
してなる請求項1または2に記載の液圧回転機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249680A JPH1182321A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 液圧回転機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249680A JPH1182321A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 液圧回転機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182321A true JPH1182321A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17196613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9249680A Pending JPH1182321A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 液圧回転機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1182321A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105332875A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-17 | 四川嘉泉科技有限公司 | 一种多功能水油两用电动泵 |
| CN112664386A (zh) * | 2020-12-19 | 2021-04-16 | 王建设 | 一种压斜式水动力机 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9249680A patent/JPH1182321A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105332875A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-17 | 四川嘉泉科技有限公司 | 一种多功能水油两用电动泵 |
| CN112664386A (zh) * | 2020-12-19 | 2021-04-16 | 王建设 | 一种压斜式水动力机 |
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